【草津市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【草津市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

滋賀

滋賀県草津市 専門 エリアガイド

草津市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

3,600万円の物件なら 125万4,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている草津市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

草津市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
草津市の人口
142,144人66,868世帯/令和8年9月30日現在(草津市「学区別・地区別年齢別男女別人口一覧表」)
住宅地 公示価格
13.96万円/㎡前年比 +4.4%/14地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
262件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/中古マンション等147件・戸建115件
買主様の仲介手数料
0円3,600万円なら125万4,000円の削減

大路・西大路町・渋川・西渋川・野村・若竹町・西草津/南草津・野路・野路町・矢橋町・南草津プリムタウン/草津・東草津・矢倉・東矢倉・追分・青地町/平井・川原・駒井沢町・木川町・上笠・下笠町/追分南・桜ケ丘・野路東・若草・笠山・南笠東/北山田町・山田町・志那町・下物町ほか/JR東海道本線 草津・南草津/JR草津線 草津

草津市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている草津市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です(売主が仲介手数料を支払わない取引など、対象外になる場合があります)。国土交通省の成約価格情報で、草津市の直近4四半期の成約は262件。そのうち中古マンション等が147件で成約中央値3,600万円、戸建が115件で3,200万円です(国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。3,600万円にかかる仲介手数料の上限額は125万4,000円、3,200万円なら112万2,000円。町丁目別・最寄駅別の中央値は1,300万円〜4,400万円に散らばっていて、この帯の上限額は49万5,000円〜151万8,000円です。草津市は住宅地の平均価格が滋賀県内で最も高い市で、物件価格が高いぶん、仲介手数料の金額も大きくなります。家タダならどの価格帯でも買主様は0円です。

  • 草津市で実際に成約しているのは、マンションが過半です。直近4四半期の成約262件のうち中古マンション等が147件(成約中央値3,600万円・中央の専有面積76㎡・中央の築年2005年)、戸建が115件(3,200万円・中央の土地面積150㎡・中央の築年2009年)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。築20年前後のマンションと、築15年前後の戸建が3,000万円台で動いている、というのが公的データに出ている草津市の姿です。
  • 3,600万円の物件にかかる仲介手数料の上限額は125万4,000円、3,200万円なら112万2,000円。町丁目別で中央値が最も高い南草津(25件・4,400万円)なら151万8,000円、最も低い笠山(17件・1,300万円)でも49万5,000円です。家タダを通して買えばこの金額が0円になります。
  • 草津市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均139,642円(14地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+4.4%。住宅地の標準地が3地点以上ある滋賀県内17市町のなかで平均価格・変動率ともに1位です(当方集計)。最高は南草津1丁目の369,000円/㎡(+9.5%)、最安は北山田町の30,600円/㎡(+0.7%)で、12.1倍の開きがあります。前年と比べられる13地点は、すべて上昇しました。
  • 成約のほぼ全部が、JRの2駅に集まっています。最寄駅別では草津(滋賀)が140件・中央値3,400万円・平均徒歩11分、南草津が103件・3,600万円・平均徒歩11分。この2駅で262件中243件です。残りは瀬田(滋賀)の18件・1,600万円・平均徒歩25分で、瀬田駅は大津市にある駅です(JR西日本の駅情報)。
  • 草津市の市街化区域は、琵琶湖を除いた市域の約41%です。市の都市計画マスタープランによると、琵琶湖を除く市域4,865haのうち市街化区域は約1,984ha(令和2年度末)。残りの約59%は市街化調整区域です。固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%で、都市計画税がかかるのは市街化区域の土地・家屋だけです。
  • いま、まちの線引きと用途地域が動いています。令和8年2月27日に市内3地区が市街化調整区域から市街化区域に編入され、令和8年3月31日には草津駅西地区(近隣商業→商業・容積率400%)、警察署跡地周辺地区(同)、野路国道沿道地区(容積率400%→500%、高さ制限31m→45m)、木川地区(工業→第一種住居)の4地区で用途地域などが変更されました(草津市公式)。
  • 令和8年度から、草津市立の小学校・中学校の給食費は保護者負担がありません。中学校は令和6年度から、小学校は令和8年4月から無償化(草津市公式)。子ども医療費の助成は18歳になる年度の末までで、入院は自己負担なし、通院は1か月につき医療機関ごとに500円。就学前の乳幼児は所得制限なしで保険診療の自己負担分が助成されます。市立小学校は14校、市立中学校は6校です。
  • 災害は「琵琶湖・川・丘陵」の3つを見てください。市の建築物の浸水対策に関する条例(平成18年9月1日施行)は、浸水のおそれのある区域を琵琶湖・野洲川・草津川の浸水予測区域としています。滋賀県指定の土砂災害警戒区域は49箇所、うち特別警戒区域31箇所で、山寺町・岡本町・馬場町・青地町のほか、桜ケ丘・追分南・若草・野路東・笠山といった住宅地にも指定があります。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

草津市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、草津市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税滋賀県(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(草津市内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(草津市内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03草津市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

草津市の価格帯で、いくら得になるか

草津市の住宅地は1㎡あたり平均139,642円(14地点の単純平均)。市内の標準地は最高369,000円/㎡(南草津1丁目3番3外)から最低30,600円/㎡(北山田町字西ノ内20番)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が12.1倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,300万円49万5,000円0円▲49万5,000円
2,500万円89万1,000円0円▲89万1,000円
3,200万円112万2,000円0円▲112万2,000円
3,600万円125万4,000円0円▲125万4,000円
4,400万円151万8,000円0円▲151万8,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。

草津市の成約価格帯だと、いくら変わるか

草津市の直近4四半期の成約は262件。中古マンション等147件の成約中央値は3,600万円(中央の専有面積76㎡・中央の築年2005年)、戸建115件は3,200万円(中央の土地面積150㎡・中央の築年2009年)です。3,600万円なら仲介手数料の上限額は125万4,000円、3,200万円なら112万2,000円で、これがまるごと0円になります。

最寄駅別では草津(滋賀)が140件・中央値3,400万円(118万8,000円)で最多。南草津103件・3,600万円(125万4,000円)、瀬田(滋賀)18件・1,600万円(59万4,000円)。町丁目別では大路36件・3,800万円(132万円)、南草津25件・4,400万円(151万8,000円)、野路21件・3,300万円(115万5,000円)、笠山17件・1,300万円(49万5,000円)、西大路町15件・2,500万円(89万1,000円)、平井12件・3,200万円(112万2,000円)、草津11件・4,300万円(148万5,000円)、西渋川11件・4,200万円(145万2,000円)です。

草津市で知っておいていただきたいのは、仲介手数料が「100万円を超えるのがふつう」の市だということです。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1ですから、価格が上がれば上限額もそのまま上がります。集計した8つの町丁目のうち、中央値で上限額が100万円を下回るのは笠山(49万5,000円)と西大路町(89万1,000円)の2つだけで、残る6つはすべて110万円を超えます。4,400万円の物件なら151万8,000円。諸費用のなかで、登記費用やローンの事務手数料よりも大きくなりやすい項目が仲介手数料で、これが0円になるかどうかは、自己資金の計画そのものを変えます。

なお400万円以下の物件は別区分で、200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円(いずれも×1.1)。400万円ちょうどなら上限額は19万8,000円です。草津市の公表データでは、この価格帯が中央値になっている町丁目・駅はありません。

※「中央の面積」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄の中央値で、戸建は土地面積、マンションは専有面積です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。町丁目別は成約が多かった8つの町丁目(計148件)の集計で、市内のすべての町を網羅したものではありません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW草津市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、草津市の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は28件。成約価格の中央値は3,400万円、真ん中の半数は3,000万円〜3,900万円に収まっています。延床面積の中央値は100㎡。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
平井5件3,400万円
青地町3件3,000万円
上笠2件3,100万円
南笠東2件3,600万円
南笠町2件3,500万円

最寄駅で多いのは草津(滋賀)駅(18件)、南草津駅(8件)、瀬田(滋賀)駅(2件)。

中央値の3,400万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は118万8,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。

草津市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED草津市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、草津市の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は87件。成約価格の中央値は3,000万円、真ん中の半数は2,500万円〜3,800万円に収まっています。延床面積の中央値は110㎡。建築年の中央値は2003年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
笠山7件2,300万円
追分南7件3,500万円
平井6件2,950万円
南草津プリムタウン5件5,500万円
木川町4件1,400万円

最寄駅で多いのは南草津駅(40件)、草津(滋賀)駅(38件)、瀬田(滋賀)駅(8件)。

中央値の3,000万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は105万6,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

建築年が分かる87件のうち、1981年以前に建てられたものは6件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。

草津市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION草津市の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、草津市の中古マンションは147件。成約価格の中央値は3,600万円、真ん中の半数は2,600万円〜4,300万円に収まっています。専有面積の中央値は75㎡。建築年の中央値は2004年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
大路35件3,800万円
南草津24件4,350万円
野路17件3,200万円
西大路町15件2,500万円
笠山10件1,150万円

最寄駅で多いのは草津(滋賀)駅(84件)、南草津駅(55件)、瀬田(滋賀)駅(8件)。

中央値の3,600万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は125万4,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 草津市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る草津市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて草津市・滋賀県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 国勢調査で148,731人。5年間で4,818人増えた市

令和7年国勢調査(令和7年10月1日現在・確定値)で、草津市の人口は148,731人、世帯数は70,495世帯です。令和2年国勢調査の143,913人・66,944世帯から、人口は4,818人増(+3.3%)、世帯数は3,551世帯増(+5.3%)(草津市公式。男性74,787人・女性73,944人)。人口が減る市が多いなかで、草津市は5年間で人口も世帯も増えています。市の年表によると、人口は昭和29年の市制施行時に32,152人、昭和46年8月に5万人、平成7年6月に10万人、平成27年9月に13万人を超え、令和6年4月に14万人に到達しました。

一方、住民基本台帳の人口は142,144人(男71,211人/女70,933人)、世帯数は66,868世帯です(令和8年9月30日現在・草津市「学区別・地区別年齢別男女別人口一覧表」)。国勢調査のほうが6,587人多い(当方算出。基準日が約1年ちがう点にご注意ください)。市は国勢調査について「住民基本台帳人口とは異なり、住民票の届け出に関係なく令和7年10月1日現在、市内に住んでいた人口および世帯数」と説明しています。住民票を移さずに草津市に住んでいる人が数千人の規模でいる、ということです。市公式は、JR南草津駅の周辺について「立命館大学びわこ・くさつキャンパスの最寄り駅」「ファミリー世帯や学生の転入が多く」と紹介しています。

人口が増えている市で家を買うことの意味は、両面あります。買う側にとっては、価格が上がりやすく、競争相手も多いという不利があります。実際、令和8年地価公示の住宅地は平均+4.4%で、前年と比べられる13地点はすべて上昇しました。一方で、将来売る・貸すときに買い手や借り手がつきやすい立地が多い、という利点があります。草津市では「安いかどうか」よりも「その価格に見合う立地・建物か」を見ることが大切です。

市は人口を14の学区(小学校の校区)で集計しています。多いのは志津学区14,480人(10.2%)、老上学区13,524人(9.5%)、玉川学区12,566人(8.8%)、大路区12,091人(8.5%)、草津学区11,906人(8.4%)。最も少ないのは常盤学区4,840人(3.4%)で、最多の志津学区の3分の1です(構成比は当方算出)。1世帯あたりの人数にも差があります。玉川学区は12,566人・7,014世帯で約1.79人、南笠東学区は7,845人・4,442世帯で約1.77人と、単身の世帯が多いことをうかがわせる数字です。志津南学区は7,032人・2,714世帯で約2.59人(いずれも当方算出)。同じ草津市でも、学生や単身者の多い学区と、家族世帯の多い学区があります。

市の位置について、市公式は「滋賀県の南部に位置し、南北約13.2キロメートル・東西約10.9キロメートルとやや南北に広がった地域」と説明しています。総面積は67.82km²。都市計画マスタープランによると、このうち琵琶湖を除いた面積は4,865ha(48.65km²)で、市域の3割近くは琵琶湖の湖面です。人が住める陸地で人口密度を計算すると約2,922人/km²(142,144人÷48.65km²・当方算出)になります。

項目値備考
令和7年国勢調査148,731人・70,495世帯(男74,787/女73,944)令和7年10月1日現在・人口等基本集計(確定値)
令和2年国勢調査143,913人・66,944世帯令和2年10月1日現在
2020→2025の増減人口+4,818人(+3.3%)/世帯+3,551世帯(+5.3%)草津市公表
住民基本台帳人口142,144人(男71,211/女70,933)令和8年9月30日現在・草津市「学区別・地区別年齢別男女別人口一覧表」
世帯数(住基)66,868世帯同上
1世帯当たり人員(住基)約2.13人142,144÷66,868で当方が算出
国勢調査と住基の差国勢調査のほうが6,587人多い当方算出。基準日は国勢調査が令和7年10月1日、住基が令和8年9月30日
総面積67.82km²(南北約13.2km・東西約10.9km)草津市「草津市の概要・位置」
琵琶湖を除く面積4,865ha(48.65km²)草津市都市計画マスタープラン。総面積6,782haのうち
人口密度(住基・総面積)約2,096人/km²142,144人÷67.82km²で当方が算出
人口密度(住基・琵琶湖を除く)約2,922人/km²142,144人÷48.65km²で当方が算出
志津学区14,480人(6,527世帯)令和8年9月30日現在。市全体の10.2%(当方算出)
老上学区13,524人(6,044世帯)同。9.5%
玉川学区12,566人(7,014世帯)同。8.8%
大路区12,091人(5,900世帯)同。8.5%
草津学区11,906人(5,855世帯)同。8.4%
笠縫学区11,107人(4,995世帯)同。7.8%
笠縫東学区11,034人(5,023世帯)同。7.8%
矢倉学区9,565人(4,573世帯)同。6.7%
渋川学区9,470人(4,639世帯)同。6.7%
老上西学区8,955人(3,656世帯)同。6.3%
南笠東学区7,845人(4,442世帯)同。5.5%
山田学区7,729人(3,529世帯)同。5.4%
志津南学区7,032人(2,714世帯)同。4.9%
常盤学区4,840人(1,957世帯)同。3.4%
市制施行昭和29年10月(草津町と志津・老上・山田・笠縫・常盤の5か村が合併)草津市「草津市のあゆみ」。市章の制定は昭和29年10月15日
市の木/市の花キンモクセイ/アオバナ昭和56年1月制定(草津市「草津市のあゆみ」)
市役所所在地滋賀県草津市草津三丁目13番30号草津市公式

土地の使われ方

草津市の土地を理解するうえで、最初に押さえておきたいのは「市域の3割近くが琵琶湖」ということです。市の都市計画マスタープランによると、草津市の面積は6,782haで、うち琵琶湖を除く面積は4,865ha。差し引き1,917ha(当方算出)が湖面です。そして琵琶湖を除く4,865haのうち、市街化区域は約1,984ha(約41%)です(令和2年度末時点・同プラン)。

市街化区域1,984.4haを用途地域で分けると、住居系が1,128.4ha、商業系が251.6ha、工業系が604.4ha(滋賀県「滋賀の都市計画2025」の用途地域別面積を当方が系統別に合計)。工業系が市街化区域の30.5%を占めます。草津市は住宅都市の印象が強い市ですが、準工業地域が285.1ha、工業地域が226.2haあり、住宅と工場・倉庫・流通施設が隣り合う区域が少なくありません。

土地利用の中身について、マスタープランは市街化区域では都市的土地利用が約86%・自然的土地利用が約14%、市街化調整区域では都市的土地利用が約34%・自然的土地利用が約66%と整理しています。市公式の紹介でも、市の西部は「琵琶湖のほとりに豊かな農地が広がり」とされています。JRの駅から琵琶湖側へ向かうと、市街地から農地へと景色が変わるのが草津市の土地のつくりです。

区分面積構成比
市街化区域のうち住居系の用途地域(5種)1,128.4 ha16.6%
市街化区域のうち商業系(近隣商業・商業)251.6 ha3.7%
市街化区域のうち工業系(準工業・工業・工業専用)604.4 ha8.9%
市街化調整区域2,881 ha42.5%
琵琶湖(湖面)1,917 ha28.3%
合計(市域)6,782 ha100.0%

※草津市都市計画マスタープラン(面積6,782ha・琵琶湖を除く4,865ha・市街化区域約1,984ha)と、滋賀県「滋賀の都市計画2025」の用途地域別面積による。市街化調整区域(4,865ha−1,984ha)、琵琶湖(6,782ha−4,865ha)、系統別の合計と構成比は当方の算出。令和8年2月27日の市街化区域への編入(3地区)は反映していません。

市街化区域と市街化調整区域

草津市は「大津湖南都市計画区域」に属し、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。市の都市計画マスタープランは「令和2(2020)年度末時点で琵琶湖を除く市域面積4,865haのうち約1,984ha(約41%)」が市街化区域だとしています。裏返すと、琵琶湖を除いた市域の約59%(約2,881ha・当方算出)は市街化調整区域です。

「草津市は便利な住宅都市」という印象だけで探すと、ここでつまずきます。市街化区域はJR草津駅・南草津駅を中心にまとまっていて、琵琶湖側の農地や集落、東部の丘陵の一部は市街化調整区域です。市街化調整区域は、原則として建築を目的とした開発ができない区域で、建て替えの可否・住宅ローンの取扱いが論点になります。

そして、この線引きは令和8年に動きました。市公式によると、令和8年2月27日から、新たに市内3地区が市街化調整区域から市街化区域に編入され、あわせて用途地域が指定されています(区域区分は滋賀県決定、用途地域は草津市決定)。下の表の面積は、この編入を反映する前の数字です。編入後の市街化区域・市街化調整区域の面積は、市・県の公表資料から確認できていません(未取得)。

区分面積構成比
市街化区域1,984 ha40.8%
市街化調整区域2,881 ha59.2%
合計(都市計画区域)4,865 ha100.0%

市街化区域1,984.4haの用途地域の内訳は次のとおりです。面積が最大なのは第1種中高層住居専用地域(513.7ha・25.9%)、2番目が第1種住居地域(300.2ha・15.1%)、3番目が準工業地域(285.1ha・14.4%)、4番目が工業地域(226.2ha・11.4%)です。住居系5種類の合計は1,128.4ha(56.9%)、商業系2種類は251.6ha(12.7%)、工業系3種類は604.4ha(30.5%)になります(合計と割合は当方算出)。第1種低層住居専用地域は47.5ha(2.4%)しかありません。低層の戸建だけが並ぶ区域は、草津市では少数派です。

用途地域面積市街化区域に占める割合
第1種低層住居専用地域47.5 ha2.4%
第1種中高層住居専用地域513.7 ha25.9%
第2種中高層住居専用地域188.4 ha9.5%
第1種住居地域300.2 ha15.1%
第2種住居地域78.6 ha4.0%
近隣商業地域158.6 ha8.0%
商業地域93.0 ha4.7%
準工業地域285.1 ha14.4%
工業地域226.2 ha11.4%
工業専用地域93.1 ha4.7%

※滋賀県「滋賀の都市計画2025」第1章の用途地域別面積(草津市)による。割合は当方の算出です。第2種低層住居専用地域・準住居地域・田園住居地域は、同資料で面積の計上がありません。令和8年2月27日の市街化区域への編入(3地区)と、令和8年3月31日の用途地域の変更(4地区・計12.3ha)は反映していません。区域区分の当初決定日・最終変更日は、資料の読み取りが確実でなかったため掲載していません(未取得)。

地価公示 ― 14地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、草津市の住宅地の標準地は14地点。 単純平均は1㎡あたり139,642円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+4.4%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
草津-7南草津1丁目3番3外369,000+9.5%
草津-1野村1丁目字上羽高10番13217,000+4.8%
草津-15南草津プリムタウン1丁目11番8外175,000+0.6%
草津-9平井1丁目字十町田18番5162,000+5.2%
草津-4若竹町字渕ヶ上264番40148,000+4.2%
…(中略・全14地点)
草津-13北山田町字西ノ内20番30,600+0.7%
草津-2木川町字上林1241番2170,000—
草津-14追分6丁目字上尾629番4290,400+3.1%
草津-8若草3丁目5番5100,000+3.7%
草津-10草津4丁目字宮町861番101,000+6.3%

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ草津市内で、住宅地の地価は12.1倍ちがいます

最も高いのは南草津1丁目3番3外の1㎡あたり369,000円(+9.5%)。最も安いのは北山田町字西ノ内20番の30,600円(+0.7%)。その差は12.1倍です。「草津市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

草津市は滋賀県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある滋賀県内の17市町のうち、 草津市の住宅地の平均価格は1位。 町を除いた「市」だけで見ると、13市のなかで第1位です。

区分草津市の位置母数
住宅地の平均価格(県内・町を含む)1位17市町
住宅地の平均価格(市のみ)1位13市
前年比の変動率(県内・町を含む)1位17市町
前年比の変動率(市のみ)1位13市

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

草津市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地14地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で12.1倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

公園・緑地

草津市公式の「公園・みどり」のページが紹介している主な公園は、草津川跡地公園(区間2「ai彩ひろば」・区間5「de愛ひろば」)、ロクハ公園、弾正公園、水生植物公園みずの森です。市の年表によると、野村運動公園は昭和46年6月、志津運動公園は昭和54年6月、ロクハ公園は昭和63年7月、水生植物公園みずの森は平成8年7月に開園。草津川跡地公園は、平成14年に廃川となった旧草津川の跡地を整備したもので、平成29年4月に2つの区間が供用を開始しました。令和6年8月にはインフロニア草津アクアティクスセンター(草津市立プール)が供用を開始しています。市は「第3次草津市みどりの基本計画」を公開し、平成18年3月には「草津市桜憲章」を制定しています。都市公園の箇所数・面積・人口1人当たりの公園面積は、本ページでは確認できていません(未取得)。

※草津市「公園・みどり」および「草津市のあゆみ」。数量の統計は未取得。

05草津市の特徴 ― 滋賀県でいちばん地価が高い市。成約は2つの駅とマンションに集まる

草津市を一言で表すと、「滋賀県でいちばん土地が高く、いちばん上がっている市」です。 令和8年地価公示で、住宅地の標準地が3地点以上ある県内17市町のなかで、平均価格も変動率も1位(当方集計)。 そして公的データに出てくる成約は、262件のうち147件がマンション、243件がJR草津駅か南草津駅を最寄りとする物件です。 この章では、この2つの事実から草津市を読んでいきます。

地価公示24地点 ― 前年と比べられる23地点が、すべて上昇

令和8年地価公示で、草津市の標準地は住宅地14地点・商業地9地点・工業地1地点の計24地点です。

用途地点数平均価格(円/㎡) 平均変動率上昇・横ばい・下落
住宅地14139,642 +4.4%上昇13/横ばい0/下落0/前年比なし1
商業地9241,222 +6.8%上昇9/横ばい0/下落0
工業地165,500 +4.8%上昇1

下がった地点も、横ばいの地点も、ひとつもありません。 住宅地は前年と比べられる13地点がすべて上昇で、うち6地点が+5%以上。 商業地は9地点すべてが上昇で、うち3地点が+8%以上です。 草津市で家を買うということは、「上がっている市場に入っていく」ということです。

住宅地14地点をすべて、価格の高い順に並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
草津-7南草津1丁目3番3外369,000 +9.5%1,188㎡
― ここに1.7倍の段差があります ―
草津-1野村1丁目字上羽高10番13217,000 +4.8%156㎡
草津-15南草津プリムタウン1丁目11番8外175,000 +0.6%166㎡
草津-9平井1丁目字十町田18番5162,000 +5.2%149㎡
草津-4若竹町字渕ヶ上264番40148,000 +4.2%137㎡
草津-5野路町字下北池2429番7147,000 +5.0%150㎡
草津-11東草津2丁目字上野田623番10123,000 +5.1%154㎡
草津-3西草津2丁目字南ソブ田1630番51118,000 +5.4%172㎡
草津-6追分3丁目字中尾490番1104,000 +4.0%159㎡
草津-10草津4丁目字宮町861番101,000 +6.3%267㎡
草津-8若草3丁目5番5100,000 +3.7%215㎡
草津-14追分6丁目字上尾629番4290,400 +3.1%152㎡
草津-2木川町字上林1241番2170,000 —163㎡
― ここに2.3倍の段差があります ―
草津-13北山田町字西ノ内20番30,600 +0.7%419㎡

読み取れることが4つあります。

  • 最高の南草津1丁目(369,000円)は、別格です。2番目の野村1丁目(217,000円)の1.7倍(当方算出)。 地積が1,188㎡ある大きな敷地の標準地で、戸建1軒分の土地の相場を表す地点ではありません。 「草津市の住宅地は平均139,642円/㎡」という数字は、この1地点に引き上げられています。 この地点を除いた13地点の平均は約122,000円/㎡(当方算出)です。
  • 戸建の敷地に近い10地点(地積137〜172㎡)は、70,000〜217,000円/㎡。 150㎡の土地なら、約1,050万円から約3,260万円(当方算出)。 草津市で土地つきの戸建を買うと、土地だけでこの金額になるということです。 戸建115件の成約中央値が3,200万円・中央の土地面積150㎡であることと、つじつまが合います。
  • 最安の北山田町(30,600円)だけが飛び抜けて安い。 13番目の木川町(70,000円)との差は2.3倍(当方算出)。 「市内格差12.1倍」という数字は、最高と最安の2地点によるもので、 この2地点を除いた12地点の最高と最低の差は3.1倍(217,000円÷70,000円・当方算出)です。
  • 上昇率が小さいのは、最安の北山田町(+0.7%)と、南草津プリムタウン(+0.6%)。 琵琶湖側の調整区域に近い地点と、すでに価格が高い計画的な住宅地です。 市内どこでも同じように上がっているわけではありません。

商業地9地点と工業地1地点は次のとおりです。

用途所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
商業地大路1丁目字西北ノ端726番1外510,000 +11.8%265㎡
商業地野路1丁目字池之尻16番5外441,000 +10.0%841㎡
商業地西大路町字宿屋755番1420,000 +8.0%375㎡
商業地野路町字片原688番2179,000 +7.2%1,963㎡
商業地野村4丁目字八ノ坪562番1175,000 +4.8%1,982㎡
商業地東矢倉2丁目字金池233番5136,000 +4.6%1,905㎡
商業地木川町字上兵庫64番外115,000 +4.5%2,826㎡
商業地草津3丁目字四町目1028番110,000 +6.8%175㎡
商業地青地町字柳692番10外85,000 +3.8%692㎡
工業地野路東7丁目字砂池2257番33外65,500 +4.8%5,620㎡

商業地の上位3地点(大路1丁目・野路1丁目・西大路町)は、40万円台〜50万円台で、上昇率も+8.0%〜+11.8%。 4番目の野路町(179,000円)とは2倍以上の差があります。 大路・西大路町は草津駅、野路は南草津駅の名のつくエリアで、 2つの駅の駅前だけが、ほかとは別の値段・別の速さで動いていることが分かります。 令和8年3月31日に用途地域が変更された3地区(草津駅西・警察署跡地周辺・野路国道沿道)も、この2つの駅のまわりです。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。 「—」は前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)です。

実際の成約262件 ― 147件がマンション、中央値3,600万円

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 草津市の成約は262件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 中央の面積中央の築年 仲介手数料の上限額
中古マンション等147件 3,600万円76㎡(専有面積) 2005年125万4,000円
戸建(土地と建物)115件3,200万円 150㎡(土地面積)2009年112万2,000円

草津市は、マンションのほうが多く、しかもマンションのほうが高い市です。 262件のうち147件、56%(当方算出)がマンション。 中央値はマンション3,600万円、戸建3,200万円で、マンションのほうが400万円高い。 戸建のほうが新しい(中央の築年2009年と2005年)にもかかわらず、です。 駅に近い76㎡のマンションに、駅から離れた土地150㎡つきの戸建より高い値段がついている。 草津市では、広さよりも駅への近さに値段がついている、と読めます。

だからこそ、買う側の判断が問われます。

  • マンションは、築20年前後が中心。中央の築年は2005年です。 修繕積立金の残高と今後の値上げ予定、大規模修繕の実施履歴、管理費の滞納の有無を、契約前に必ず確認してください。 草津市は「草津市マンション管理適正化推進計画」を住生活基本計画のなかに位置づけており、 固定資産税にもマンション長寿命化工事の減額措置のページがあります。
  • 戸建は、価格の大半が土地。住宅地の平均価格139,642円/㎡に150㎡を掛けると約2,095万円(当方算出)。 戸建の中央値3,200万円のうち、3分の2ほどが土地の値段という計算になります。 建物の新しさだけでなく、土地の条件(接道・形・用途地域・ハザード)で選ぶことが大切です。
  • 仲介手数料が100万円を超える。3,600万円で125万4,000円、3,200万円で112万2,000円。 登記費用・ローンの事務手数料・火災保険料と並ぶ諸費用のなかで、最も大きくなりやすい項目です。 家タダではこれが0円です。
  • 上がっている市場では、急がされやすい。 「すぐ決めないと売れてしまう」と言われても、区域区分・用途地域・ハザード・管理状況の確認を省かないでください。

最寄駅別の成約(262件中261件)

最寄駅路線・所在件数成約中央値 平均徒歩仲介手数料の上限額
草津(滋賀)JR東海道本線・草津線/草津市渋川1丁目140件3,400万円 11分118万8,000円
南草津JR東海道本線/草津市103件3,600万円 11分125万4,000円
瀬田(滋賀)JR東海道本線/大津市大萱1丁目18件1,600万円 25分59万4,000円

草津と南草津の2駅で243件、全体の93%(当方算出)。 どちらも平均徒歩11分で、中央値は3,400万円と3,600万円。 2つの駅のあいだに、価格の大きな差はありません。 件数は草津駅のほうが多く、中央値は南草津駅のほうが200万円高い、という関係です。 南草津駅は平成6年の開業で、平成23年から新快速が停車しています。 新しい駅のほうが高いのは、まわりのマンションが新しいことの表れと考えられます (成約個票の南草津のマンションは2021年築、大路・西大路町は2004年築・1998年築でした)。

瀬田(滋賀)の18件は、別の市場です。 中央値1,600万円・平均徒歩25分。草津・南草津の半額以下で、駅からは2倍以上遠い。 瀬田駅は大津市の駅ですので、草津市の南部の物件を検討するときは、 通勤・通学で使う駅が市外の駅になること、バス路線や自転車での経路を確認してください。

町丁目別の成約(成約が多かった8町丁目・計148件)

町丁目件数成約中央値 中央の面積仲介手数料の上限額
大路36件3,800万円 83㎡132万円
南草津25件4,400万円 82㎡151万8,000円
野路21件3,300万円 94㎡115万5,000円
笠山17件1,300万円 114㎡49万5,000円
西大路町15件2,500万円 73㎡89万1,000円
平井12件3,200万円 123㎡112万2,000円
草津11件4,300万円 82㎡148万5,000円
西渋川11件4,200万円 107㎡145万2,000円

最高の南草津4,400万円と最安の笠山1,300万円で約3.4倍(当方算出)。 8つの町丁目のうち4つ(南草津・草津・西渋川・大路)が3,800万円以上で、 この4つだけで83件あります。 中央の面積は73〜123㎡で、100㎡を超えるのは平井(123㎡)・笠山(114㎡)・西渋川(107㎡)の3つ。 残る5つは70〜90㎡台で、マンションの専有面積の水準です (町丁目別の集計は種別を分けていないため、マンションと戸建の内訳は公表データからは分かりません)。

草津市には、3つの価格帯があるということです。 ひとつは3,800万〜4,400万円(南草津・草津・西渋川・大路)。2つの駅のまわりの帯。 ふたつめは2,500万〜3,300万円(野路・平井・西大路町)。 みっつめは1,000万円台(笠山、そして最寄駅が瀬田の物件)。 ご自身がどの帯を探しているのかを最初に決めておくと、物件探しが進めやすくなります。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格面積 間取築年構造最寄駅・徒歩時期 仲介手数料の上限額
マンション大路3,600万円 95㎡4LDK2004年 RC草津(滋賀) 8分2025Q3125万4,000円
マンション西大路町3,600万円 80㎡3LDK+S1998年 SRC草津(滋賀) 4分2025Q2125万4,000円
マンション南草津3,600万円 60㎡2LDK2021年 RC南草津 6分2026Q1125万4,000円
マンション西渋川3,700万円 65㎡2LDK2015年 RC草津(滋賀)(分数の記載なし)2026Q1128万7,000円
戸建追分南3,200万円 土地155㎡/建物105㎡—2024年 木造南草津 25分2025Q3112万2,000円
戸建桜ケ丘3,200万円 土地245㎡/建物160㎡—1983年 軽量鉄骨造南草津(分数の記載なし)2025Q4112万2,000円
戸建南笠町3,200万円 土地120㎡/建物100㎡—2025年 木造南草津(分数の記載なし)2026Q1112万2,000円
戸建木川町3,300万円 土地110㎡/建物100㎡—2025年 木造草津(滋賀)(分数の記載なし)2025Q2115万5,000円

8件とも3,200万〜3,700万円。同じ値段で、中身はこれだけ違います。 マンション4件は、3,600万円で「1998年築・80㎡・駅徒歩4分」から「2021年築・60㎡・駅徒歩6分」まで。 築年が23年ちがっても、値段は同じです。新しい物件は、そのぶん狭くなります。 戸建4件は、3,200万円で「2025年築・土地120㎡・建物100㎡」から「1983年築・土地245㎡・建物160㎡」まで。 新築の戸建は、土地110〜120㎡・建物100㎡で3,200万〜3,300万円というのが、公的データに出ている実例です。

築年には、制度上の境目があります。昭和56年(1981年)5月31日です。 これ以前に着工された木造住宅は、市の無料耐震診断と耐震改修の補助(令和8年度から補助限度額115万円)の対象になりえます。 上の表の桜ケ丘の戸建は1983年築・軽量鉄骨造で、この制度の対象の年代・構造には当たりません。 古い戸建を買う場合は、着工の時期と構造を確認し、制度の対象になるかを契約の前に市の建築政策課(077-561-2378)で確かめることをおすすめします。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・草津市262件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。戸建の間取りは公表データに記載がありません。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。

国勢調査148,731人、住民基本台帳142,144人 ― 住民票のない住民が多い市

草津市の人口には、2つの数字があります。

統計人口世帯数基準日
国勢調査(実際に住んでいる人)148,731人70,495世帯令和7年10月1日
住民基本台帳(住民票のある人)142,144人66,868世帯令和8年9月30日

国勢調査のほうが6,587人多い(当方算出)。 住民票を移さずに住んでいる人が、それだけいるということです。 市公式は南草津駅の周辺について「立命館大学びわこ・くさつキャンパスの最寄り駅」「ファミリー世帯や学生の転入が多く、若い力がまちにあふれ」と紹介しています。 学区別の住民基本台帳でも、玉川学区は1世帯あたり約1.79人、南笠東学区は約1.77人で、単身の世帯が多いことをうかがわせます。

買う側にとっての意味は2つあります。

  • 賃貸の需要が厚いエリアがある。将来、転勤などで貸す可能性を考える方には利点です。 一方で、単身者向けの賃貸住宅が多いエリアでは、ファミリー向けの物件を探すときに選択肢の質が分かれます。 市は「草津市ワンルーム形式集合住宅に関する指導要綱」を定めています(令和7年4月1日に一部改正)。
  • 学区によって、住んでいる世帯の姿がちがう。 志津南学区は1世帯あたり約2.59人で、家族世帯が中心だと読めます。 同じ「草津市」でも、学区単位で街の性格を見ておくと、暮らしのイメージがつかみやすくなります。

まとめ:草津市は「駅・区域区分・用途地域・ハザード・校区」の5つで選ぶ市

草津市の住宅地の平均価格は、滋賀県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 17市町のうち1位、町を除いた13市のなかでも1位。 変動率(+4.4%)で見ても17市町中1位、13市中1位です(当方集計)。 価格も値動きも県内で最も高い、という位置になります。

確認すべきことは、次の5点です。

  • どの駅の物件か、駅まで何分か。草津・南草津の2駅で成約の93%。瀬田駅(大津市)が最寄りの物件は価格帯がまったく違います。
  • 市街化区域か市街化調整区域か。琵琶湖を除く市域の約59%は調整区域。令和8年2月27日に3地区が市街化区域に編入されています。
  • 市街化区域なら、どの用途地域か。準工業・工業地域が市街化区域の4分の1。駅前では令和8年3月31日に容積率が引き上げられた区域があります。
  • ハザード。琵琶湖・野洲川・草津川の浸水、内水、そして丘陵の住宅地の土砂災害警戒区域(49箇所・うち特別警戒区域31箇所)。
  • 校区。野村・若竹町・追分・南笠町・矢橋町・木川町などは、同じ町名のなかで学校が分かれます。

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。

空から見た、この50年の草津市

草津市が誕生したのは昭和29年(1954年)10月。草津町と志津・老上・山田・笠縫・常盤の5か村が合併して市制を施行し、昭和31年9月に大字渋川が栗東町から分かれて編入されました。当時の人口は32,152人です。
左が1974〜78年、右が現在の、市役所(草津三丁目)を含む同じ範囲です。左の写真が撮られた昭和50年前後は、市の年表でいうと、人口が5万人を超え(昭和46年8月)、東海道本線の草津-京都間の複々線工事が完成し(昭和45年3月)、近江大橋が開通した(昭和49年9月)ころにあたります。このあと人口は平成7年に10万人、令和6年に14万人へと増えました。草津駅前の再開発(平成元年「エルティ932」、平成16年「TOWER・111」)も、平成14年の旧草津川の廃川と、その跡地の公園化も、左の写真よりあとのできごとです。2枚を見比べるときは、駅のまわりの建物の密度と、市街地を横切っていた川の跡に注目してください。草津市の市街地が、この50年でどれだけ変わったかが読み取れます。(写真の範囲は、国土地理院の住所検索で得た草津三丁目の座標から算出したタイルによるものです。)

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28758〜28760・y12977〜12978)で切り出しています。

06草津市を6に分けて考える(エリアガイド)

草津市は、昭和29年に草津町と5つの村(志津・老上・山田・笠縫・常盤)が合併してできた市です。この旧町村の名前は、いまも小学校と学区の名前として残っており、市の人口統計は14の学区で集計されています。市の都市計画マスタープランは、市域を西部湖岸地域・北部中心核地域・南部中心核地域・東部丘陵地域の4つに分けています。

ここでは、令和8年地価公示の全24地点(住宅地14・商業地9・工業地1)と、国土交通省の成約価格情報262件の駅別・町丁目別を、町名を手がかりに6つのまとまりに整理します。

先にお断りしておきます。この6つのまとまりは、市の都市計画図の図郭(どの町が同じ図面に載っているか)と通学区域をもとにした当方の整理であり、マスタープランの4地域や14学区と完全に一致するものではありません(4地域にどの町が属するかは、計画書の本文を確認できていないため、ここでは使っていません)。また、成約の町丁目別は成約が多かった8つの町丁目(計148件)だけの集計です。件数を必ずあわせてご覧ください。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

大路・西大路町・渋川・西渋川・野村・若竹町・西草津(JR草津駅のまわり)(最寄駅:草津(滋賀))

草津市で成約が最も多いのがここです。町丁目別で大路が36件・中央値3,800万円・中央の面積83㎡(8町丁目で最多)、西大路町が15件・2,500万円・73㎡、西渋川が11件・4,200万円・107㎡。最寄駅別では草津(滋賀)が140件・3,400万円・平均徒歩11分です。中央の面積が70〜80㎡台ということは、マンションの取引が中心だと読めます。成約個票でも、大路のマンション(3,600万円・95㎡・4LDK・2004年築・RC・徒歩8分)、西大路町のマンション(3,600万円・80㎡・3LDK+S・1998年築・SRC・徒歩4分)、西渋川のマンション(3,700万円・65㎡・2LDK・2015年築・RC)が載っています。同じ3,600万〜3,700万円で、1998年築の80㎡から2015年築の65㎡まで。築年と広さのどちらを取るかが、このまとまりでの選び方になります。西大路町の中央値2,500万円は、大路(3,800万円)より1,300万円低い数字です。中央の面積も73㎡と8町丁目で最も小さく、築年の古い物件や小さめの住戸が多く取引されていると考えられます(町丁目ごとの築年は公表データにないため、断定はできません)。
土地の値段は、市内で最も高い水準です。商業地の「大路1丁目字西北ノ端726番1外」が510,000円/㎡(+11.8%)で市内全24地点の最高、「西大路町字宿屋755番1」が420,000円/㎡(+8.0%)。住宅地は「野村1丁目字上羽高10番13」が217,000円/㎡(+4.8%・市内2番目)、「若竹町字渕ヶ上264番40」が148,000円/㎡(+4.2%)、「西草津2丁目字南ソブ田1630番51」が118,000円/㎡(+5.4%)。商業地の「野村4丁目字八ノ坪562番1」は175,000円/㎡(+4.8%・地積1,982㎡)です。令和8年3月31日、西大路町の一部(草津駅西地区・1.7ha)と、大路二丁目・若竹町の各一部(警察署跡地周辺地区・5.8ha)が商業地域・容積率400%に変更されました。草津駅西地区の地区計画は55.3ha。駅前の景色は、これからも変わっていく可能性があります。マンションを買うときは、眺望や日当たりが将来も続くかを、周辺の用途地域と地区計画で確認してください。人口は大路区が12,091人、渋川学区が9,470人。校区は細かく分かれます。野村一丁目と若竹町は、草津第二小学校と渋川小学校に番で分かれます。

南草津・野路・野路町・矢橋町・南草津プリムタウン(JR南草津駅のまわり)(最寄駅:南草津)

成約の中央値が最も高いまとまりです。町丁目別で南草津が25件・中央値4,400万円・中央の面積82㎡(8町丁目で最高)、野路が21件・3,300万円・94㎡。最寄駅別では南草津が103件・3,600万円・平均徒歩11分です。4,400万円にかかる仲介手数料の上限額は151万8,000円。成約個票の南草津のマンションは3,600万円・60㎡・2LDK・2021年築・RC・徒歩6分で、築浅のマンションが60㎡で3,600万円という水準です。
住宅地の最高地点がここにあります。「南草津1丁目3番3外」が369,000円/㎡(+9.5%)で、住宅地14地点のなかで価格も上昇率も最大。2番目の野村1丁目(217,000円)の1.7倍(当方算出)と、飛び抜けています。この標準地は地積が1,188㎡ある大きな敷地で、戸建1軒分の土地の値段を表す地点ではありません。商業地は「野路1丁目字池之尻16番5外」441,000円/㎡(+10.0%)、「野路町字片原688番2」179,000円/㎡(+7.2%・地積1,963㎡)。住宅地の「野路町字下北池2429番7」は147,000円/㎡(+5.0%・地積150㎡)です。野路五丁目の一部(野路国道沿道地区・4.0ha)は、令和8年3月31日に容積率が400%から500%に、地区計画の高さ制限が31mから45mに変更されました。
戸建なら、南草津プリムタウンを知っておいてください。矢橋町・南笠町・野路町の各一部にまたがる約30.1haの地区で、地区計画により敷地面積の最低限度が165㎡、高さの最高限度が10m(住宅B地区は11m)、壁面の位置は敷地境界線から1.0m以上と定められています。標準地「南草津プリムタウン1丁目11番8外」は175,000円/㎡(+0.6%・地積166㎡)。市内3番目の価格ですが、上昇率は前年と比べられる13地点のなかで最も小さい地点です。成約個票には南笠町の戸建(3,200万円・土地120㎡/建物100㎡・2025年築・木造)もあります。人口は老上学区が13,524人、老上西学区が8,955人。「野路町」と「野路◯丁目」は校区がちがいます(野路町の東海道本線以西は老上小・老上中、野路一〜九丁目は玉川小・玉川中)。市のビジョンはこのエリアの現状として「交通渋滞の慢性化」を挙げています。

草津・東草津・矢倉・東矢倉・追分一〜六丁目・青地町(市役所と旧東海道のあるまとまり)(最寄駅:草津(滋賀))

市役所(草津三丁目13番30号)と、史跡 草津宿本陣のあるまとまりです。町丁目別の成約は草津が11件・中央値4,300万円・中央の面積82㎡。4,300万円は南草津(4,400万円)に次ぐ2番目で、仲介手数料の上限額は148万5,000円です。一方、土地の値段は駅前ほど高くありません。住宅地の標準地は「東草津2丁目字上野田623番10」123,000円/㎡(+5.1%)、「追分3丁目字中尾490番1」104,000円/㎡(+4.0%)、「草津4丁目字宮町861番」101,000円/㎡(+6.3%・地積267㎡)、「追分6丁目字上尾629番42」90,400円/㎡(+3.1%)。草津4丁目の+6.3%は、住宅地14地点のなかで南草津1丁目(+9.5%)に次ぐ2番目の上昇率です。商業地は「草津3丁目字四町目1028番」110,000円/㎡(+6.8%・地積175㎡)、「東矢倉2丁目字金池233番5」136,000円/㎡(+4.6%・地積1,905㎡)、「青地町字柳692番10外」85,000円/㎡(+3.8%)。土地が10万円/㎡前後なのに成約の中央値が4,300万円ということは、中央の面積82㎡とあわせて考えると、比較的新しいマンションが取引されていると読めます(町丁目ごとの築年・種別は公表データにないため、断定はできません。11件という件数にもご注意ください)。
旧東海道沿いには「東海道草津宿本陣地区計画」があります。市公式は草津を「東海道と中山道が分岐・合流する地」と紹介しており、草津宿本陣は国指定の史跡です。旧街道沿いの物件は、地区計画と景観計画の届出の対象になるかを確認してください。平成14年に旧草津川が廃川となり、その跡地は草津川跡地公園として整備が進んでいます(平成29年4月に区間2「ai彩ひろば」・区間5「de愛ひろば」が供用開始)。
青地町は、令和8年2月27日に市街化区域へ編入された地区のひとつとして、市の地区別変更図に名前が載っています。同じ青地町には土砂災害警戒区域(急傾斜地の崩壊)の指定もあります。青地町の物件は、市街化区域か調整区域か、警戒区域にかかるかを必ず個別に確認してください。人口は志津学区が14,480人(14学区で最多)、草津学区が11,906人、矢倉学区が9,565人です。

平井・川原・駒井沢町・木川町・上笠・下笠町(駅の徒歩圏の外に広がる住宅地)(最寄駅:草津(滋賀))

戸建の取引が見えてくるまとまりです。町丁目別で平井が12件・中央値3,200万円・中央の面積123㎡。中央の面積123㎡は、集計した8つの町丁目のなかで最も広い数字で、戸建が多く取引されていると読めます。3,200万円は、市全体の戸建の中央値(115件・3,200万円)と同じです。住宅地の標準地「平井1丁目字十町田18番5」は162,000円/㎡(+5.2%・地積149㎡)で、市内4番目。149㎡の土地だけで約2,400万円(162,000円×149㎡・当方算出)になります。中央値3,200万円の戸建は、価格の大半が土地の値段だと考えられます。
「木川町字上林1241番21」は70,000円/㎡(地積163㎡)。令和8年に新しく選ばれた地点で、前年との比較はできません。同じ木川町の商業地「木川町字上兵庫64番外」は115,000円/㎡(+4.5%・地積2,826㎡)。成約個票には木川町の戸建(3,300万円・土地110㎡/建物100㎡・2025年築・木造)があります。土地110㎡・建物100㎡の新築が3,300万円というのが、このまとまりでの新築戸建のひとつの実例です。木川町の一部(木川地区・0.8ha)は、令和8年3月31日に工業地域から第一種住居地域に変更されました。市には「木川地区地区計画」もあります。木川町は、校区が草津小学校(草津中学校)と山田小学校(松原中学校)に分かれる町でもあります。
駒井沢町は、令和8年2月27日に市街化区域へ編入された地区のひとつとして、市の地区別変更図に名前が載っています。編入された区域の境界と面積は未取得です。このまとまりは、市街化区域と市街化調整区域の境目が近い地域ですので、物件ごとに区域区分を確認してください。平井・川原・駒井沢町は笠縫東小学校(新堂中学校)、上笠・下笠町は笠縫小学校(松原中学校)の区域で、人口は笠縫学区11,107人、笠縫東学区11,034人。市のまめバスには「笠縫東常盤線」「草津駅下笠線」「近江鉄道上笠平井循環線」があります。駅までの手段がバスか自転車になる物件が多いまとまりです。

追分七・八丁目・追分南・桜ケ丘・野路東・若草・笠山・南笠東(丘陵の住宅地)(最寄駅:南草津/瀬田(滋賀))

草津市のなかで、価格帯が大きく下がるのがここです。町丁目別で笠山が17件・中央値1,300万円・中央の面積114㎡。1,300万円は、集計した8つの町丁目のなかで飛び抜けて低く、最も高い南草津(4,400万円)の約3分の1です。1,300万円にかかる仲介手数料の上限額は49万5,000円。最寄駅別で瀬田(滋賀)が18件・1,600万円・平均徒歩25分という数字が出ているのも、市の南側のこの方面の物件と考えられます(町丁目と最寄駅の対応は公表データでは確認できないため、断定はできません)。瀬田駅は大津市の駅で、平均徒歩25分。価格が安い理由のひとつは、駅からの距離です。
住宅地の標準地は「若草3丁目5番5」100,000円/㎡(+3.7%・地積215㎡)。工業地の標準地「野路東7丁目字砂池2257番33外」は65,500円/㎡(+4.8%・地積5,620㎡)です。成約個票では、追分南の戸建(3,200万円・土地155㎡/建物105㎡・2024年築・木造)が南草津駅徒歩25分、桜ケ丘の戸建(3,200万円・土地245㎡/建物160㎡・1983年築・軽量鉄骨造)。同じ3,200万円で、「2024年築・土地155㎡」と「1983年築・土地245㎡」。新しさを取るか、広さを取るかの選択になります。
このまとまりで必ず確認していただきたいのが、土砂災害警戒区域です。滋賀県の指定区域一覧によると、急傾斜地の崩壊の警戒区域が、桜ケ丘一丁目・二丁目・三丁目・五丁目、追分南五丁目・六丁目・七丁目、若草二丁目・三丁目・四丁目、野路東一丁目・二丁目・三丁目、笠山五丁目・七丁目・八丁目に指定されています(各町の一部)。造成された丘陵の住宅地でも、がけに近い区画は警戒区域にかかることがあります。市の立地適正化計画は、土砂災害警戒区域・特別警戒区域を居住誘導区域に含めていません。契約の前に、滋賀県防災情報マップで区画単位の確認を。市公式は市の東部について「びわこ文化公園都市区域には、立命館大学びわこ・くさつキャンパスや県立長寿社会福祉センターなどの教育・福祉・医療・文化等の施設が集積」と紹介しています。人口は玉川学区12,566人(7,014世帯)、南笠東学区7,845人(4,442世帯)、志津南学区7,032人(2,714世帯)。玉川・南笠東は1世帯あたり約1.8人、志津南は約2.6人(当方算出)で、同じ丘陵でも住んでいる世帯の姿がちがいます。

北山田町・山田町・志那町・下物町・烏丸半島ほか(琵琶湖側の農地と集落)(最寄駅:草津(滋賀)(バス))

住宅地の最安地点がここにあります。「北山田町字西ノ内20番」が30,600円/㎡(+0.7%・地積419㎡)。南草津1丁目(369,000円/㎡)の12分の1です。草津市の「地価12.1倍の差」は、駅前と琵琶湖側の差だということになります。地積419㎡は住宅地14地点のなかで南草津1丁目(1,188㎡)に次いで広く、30,600円×419㎡で約1,280万円(当方算出)。土地は広く、単価は安い。ただし安いのには理由があります。
市公式は市の西部を「琵琶湖のほとりに豊かな農地が広がり、烏丸半島には、県立琵琶湖博物館や市立水生植物公園みずの森などの環境分野の施設が集積」と紹介しています。このまとまりは市街化調整区域が広く、鉄道の駅はありません。市街化調整区域の地区計画が下物町地区、北山田五条・山田地区、烏丸半島中央部地区の3地区に定められており、烏丸半島中央部(9.0ha)は令和8年3月31日に決定されたばかりです。町丁目別の成約の集計(上位8町丁目)には、このまとまりの町名は入っていませんので、相場の数字は標準地1地点だけです。参考値としてお読みください。
確認していただきたいのは4点です。(1)市街化区域か市街化調整区域か。調整区域なら、建て替えができるか・誰が建てられるか・住宅ローンが使えるか。(2)浸水。市の浸水対策の条例は、浸水のおそれのある区域を「琵琶湖・野洲川・草津川における浸水予測区域」としています。市街化調整区域で都市計画法第34条第11号の区域から除外されるのは、想定浸水深3.0m以上の浸水想定区域です。(3)風致地区・景観。滋賀県の資料には草津守山湖岸の風致地区の記載があり、風致地区内では建築物の新築や色彩の変更、木竹の伐採などに市長の許可が必要です。(4)交通。まめバスの「山田線」「笠縫東常盤線」がありますが、市の交通計画は「郊外地域のバス路線廃止・減便が相次ぐ」ことを課題に挙げています。人口は山田学区7,729人、常盤学区4,840人(14学区で最少)。常盤小学校は志那中町、山田小学校と学校給食センターは北山田町にあります。広い土地と琵琶湖に近い暮らしを求める方には候補になりますが、車が必須であること、建築の制限が多いことを前提に検討してください。

※エリア区分と各エリアの記述は、草津市・滋賀県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07草津市の交通

鉄道

草津市にはJRの駅が2つあります。草津駅(JR東海道本線・草津線)と、南草津駅(JR東海道本線)です。南北約13.2km・東西約10.9kmの市域に2駅で、どちらも東海道本線の駅ですから、市内の鉄道の駅はこの2つだけで、琵琶湖側の集落や丘陵の住宅地からは、バス・自転車・車で駅に出ることになります。市の人口14万人が2つの駅を使う、という構造です。

草津駅は東海道本線と草津線の接続駅、南草津駅は平成6年に開業した新しい駅で、平成23年3月から新快速が停車しています(市の年表)。成約データでは、草津(滋賀)が140件・中央値3,400万円、南草津が103件・3,600万円。件数は草津駅、中央値は南草津駅が上という結果です。

もうひとつ知っておきたいのが、大津市の瀬田駅です。草津市内の成約でも、最寄駅が瀬田(滋賀)になっているものが18件あり、中央値1,600万円・平均徒歩25分と、草津・南草津の2駅とは価格帯も駅からの距離もまったく違います。所要時間や本数は鉄道事業者の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません)。

駅路線1日平均乗降人員特徴
草津JR東海道本線・草津線—成約データの最寄駅として市内で最も件数が多い駅(140件・中央値3,400万円・平均徒歩11分)。262件の53%がこの駅です(割合は当方算出)。JR西日本の駅情報による所在地は草津市渋川1丁目1-16。市公式は「JR東海道本線とJR草津線が接続する駅であり、乗降客数が多い駅」「駅周辺では大型商業施設や高層住宅等が整備され」と紹介しています。市の立地適正化計画の都市機能誘導区域は、JR草津駅周辺地区が約173haで、市役所もこの区域の誘導施設に挙げられています。商業地の最高地点「大路1丁目字西北ノ端726番1外」(510,000円/㎡・+11.8%)は市内全24地点で最も高く、上昇率も最大。「西大路町字宿屋755番1」も420,000円/㎡(+8.0%)です。町丁目別の成約は大路36件・3,800万円・83㎡、西大路町15件・2,500万円・73㎡、西渋川11件・4,200万円・107㎡、草津11件・4,300万円・82㎡。成約個票では、大路のマンション(3,600万円・95㎡・4LDK・2004年築・RC)が徒歩8分、西大路町のマンション(3,600万円・80㎡・3LDK+S・1998年築・SRC)が徒歩4分。市の年表によると、昭和42年4月に県内初の橋上駅として新築、昭和43年4月に西口を開設、平成元年4月に「エルティ932」、平成16年12月に大路地区再開発事業「TOWER・111」がオープンしています。令和8年3月31日には駅の西側(西大路町の一部)と警察署跡地周辺で用途地域が商業地域・容積率400%に変更されました
南草津JR東海道本線—成約は103件・中央値3,600万円・平均徒歩11分。中央値は草津駅より200万円高い駅です。市の年表によると平成6年(1994年)9月に開業し、平成23年(2011年)3月から新快速が停車しています。同じ平成6年の4月に、立命館大学びわこ・くさつキャンパスが開設されました。市公式は「京都・大阪へのアクセスがよく、立命館大学びわこ・くさつキャンパスの最寄り駅」「駅周辺では、マンション等の住宅基盤が整備され、ファミリー世帯や学生の転入が多く」と紹介しています。住宅地の最高地点「南草津1丁目3番3外」(369,000円/㎡・+9.5%)はこの駅の名を持つ町にあり、上昇率も住宅地14地点で最大です(地積1,188㎡)。商業地の「野路1丁目字池之尻16番5外」も441,000円/㎡(+10.0%)。町丁目別の成約は南草津25件・4,400万円・82㎡(集計した8町丁目で最高)、野路21件・3,300万円・94㎡。成約個票では、南草津のマンション(3,600万円・60㎡・2LDK・2021年築・RC)が徒歩6分、追分南の戸建(3,200万円・土地155㎡/建物105㎡・2024年築・木造)が徒歩25分。都市機能誘導区域はJR南草津駅周辺地区が約55ha。平成19年7月に西口広場が完成、平成28年3月に連節バス「ジョイントライナー」の運行が始まっています。市のビジョンは、このエリアの課題として「交通渋滞の慢性化」を挙げています。駅の所在地(住所)は、鉄道事業者の公式ページで確認できていません(未取得)

※草津市にある鉄道の駅は、JR草津駅とJR南草津駅の2つです。市公式の「草津市の概要・位置」は「市の中心市街地は、JR草津駅とJR南草津駅の両駅を中心に形成しています」としています。草津駅の所在地はJR西日本の駅情報で確認しました。

表の「1日平均乗降人員」欄が「—」なのは、駅ごとの公表値を確認できていないためです(未取得)。草津市地域公共交通計画(令和6年6月策定)の概要版には、JR草津駅・南草津駅の合計で48.3千人/日(2022年実績)という数値が載っており、2033年度の目標は60.0千人/日以上とされています(駅ごとの内訳と、乗車人員か乗降人員かの別は、概要版から確認できていません)。

成約データの駅名表記について。国土交通省の成約価格情報では、同名の駅と区別するために「草津(滋賀)」「瀬田(滋賀)」と表記されています。「瀬田(滋賀)」は草津市の駅ではありません。JR西日本の駅情報による瀬田駅の所在地は大津市大萱1丁目です。草津市内の物件でも、市の南部では大津市の瀬田駅が最寄りになることがあり、成約データでは瀬田(滋賀)が18件・中央値1,600万円・平均徒歩25分でした。駅別の集計は3駅の合計で261件(262件中)になります。

平均徒歩の読み方。草津(滋賀)11分、南草津11分、瀬田(滋賀)25分。草津・南草津の2駅は、平均で徒歩11分という駅に近い物件が成約の中心です。成約の56%がマンションであることと合わせて考えると、草津市の取引の中心は「駅の徒歩圏のマンション」だと言えます。一方で、成約個票には追分南の戸建のように南草津駅から徒歩25分の物件もあり、駅までの距離の記載がない戸建(桜ケ丘・南笠町・木川町)もあります。戸建を探す場合は、駅から離れた住宅地が中心になり、バス・自家用車・自転車が前提になります。

道路

市公式の資料で名称を確認できる高速道路は、名神高速道路と新名神高速道路です。市の年表によると、平成17年(2005年)3月に名神高速道路の草津田上インターチェンジがオープンし、平成20年(2008年)2月に新名神高速道路が開通しました。名神高速道路は、通学区域一覧のなかで青地町の校区の境(「名神高速道路以南」)としても名前が出てきます。琵琶湖の対岸へは、昭和49年(1974年)9月に近江大橋が開通しています。市の南草津エリアまちづくり推進ビジョンは、草津田上インターチェンジや草津パーキングエリアの「地理的優位性も活かしきれていない」ことを課題に挙げています。

草津市の道路で、買う前に知っておくべきことは「渋滞」です。草津市地域公共交通計画は、課題として「主要道路等で慢性的な交通渋滞が発生し、バスの定時性や速達性が損なわれる」と書いています。南草津エリアのビジョンも「交通渋滞の慢性化」を現状として挙げています。市が自分で「慢性的」と書いているわけですから、車通勤の方、駅までバスや車で出る物件を検討する方は、平日の朝夕に実際の所要時間を確かめることをおすすめします。地図上の距離と、実際にかかる時間が大きく違うことがあります。

バスは3つの事業者が運行しています。地域公共交通計画の概要版によると、バス事業者は帝産湖南交通、滋賀バス、近江鉄道。路線バスの利用者は822.5万人/年(2022年)で、市のコミュニティバス「まめバス」等は13.5万人/年、予約型の「まめタク」は0.1万人/年です。まめバスは6路線(商店街循環線、草津駅医大線、山田線、笠縫東常盤線、草津駅下笠線、近江鉄道上笠平井循環線)。平成28年3月からは連節バス「ジョイントライナー」が運行されています(市の年表)。路線バスの利用者が年間800万人を超えるというのは、鉄道駅が2つしかない市で、バスが日常の足になっていることを示しています。

ただし、バスが将来も同じ便数で走るとは限りません。同計画は策定の背景として、「運転者不足の深刻化」「燃料高騰による運行コスト増大」とともに、「郊外地域のバス路線廃止・減便が相次ぐ」ことを挙げています。市が補助している路線の収支差は108,552千円/年(概要版)。バス便の物件は、現在の時刻表だけでなく、その路線が市の補助路線かどうか、廃止・減便になった場合の代わりの手段(自転車・自家用車・まめタク)まで含めて検討してください。計画期間は令和6年度から令和15年度までです。

※駅別の1日平均乗降人員、南草津駅の所在地、国道・県道の路線名の一覧、バスの路線ごとの経路・運賃・便数は、本ページでは確認できていません(未取得)。出典:草津市「草津市の概要・位置」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/gaiyo.html /草津市「草津市のあゆみ」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/ayumi/index.html /JR西日本 駅情報(草津駅) https://eki.jr-odekake.net/top?id=0610110 /同(瀬田駅) https://eki.jr-odekake.net/top?id=0610111 /草津市「草津市地域公共交通計画」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/keikaku/sangyotoshisuido/kotsu20240620.html /同 概要版 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/keikaku/sangyotoshisuido/kotsu20240620.files/gaiyou.pdf /草津市「南草津エリアまちづくり推進ビジョン」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/keikaku/miryoku/minamikusatsuvision.html

08草津市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

滋賀県で家を探すとき、駅の近くの市街地しか見ていなかった方が最初につまずくのがこれです。 同じ市の中でも、駅周辺の市街地と、郊外の農地や山あいとで市街化区域と市街化調整区域が分かれています。 草津市は「大津湖南都市計画区域」に属し、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。市の都市計画マスタープランは「令和2(2020)年度末時点で琵琶湖を除く市域面積4,865haのうち約1,984ha(約41%)」が市街化区域だとしています。裏返すと、琵琶湖を除いた市域の約59%(約2,881ha・当方算出)は市街化調整区域です。

「草津市は便利な住宅都市」という印象だけで探すと、ここでつまずきます。市街化区域はJR草津駅・南草津駅を中心にまとまっていて、琵琶湖側の農地や集落、東部の丘陵の一部は市街化調整区域です。市街化調整区域は、原則として建築を目的とした開発ができない区域で、建て替えの可否・住宅ローンの取扱いが論点になります。

そして、この線引きは令和8年に動きました。市公式によると、令和8年2月27日から、新たに市内3地区が市街化調整区域から市街化区域に編入され、あわせて用途地域が指定されています(区域区分は滋賀県決定、用途地域は草津市決定)。下の表の面積は、この編入を反映する前の数字です。編入後の市街化区域・市街化調整区域の面積は、市・県の公表資料から確認できていません(未取得)。

区分面積構成比
市街化区域1,984 ha40.8%
市街化調整区域2,881 ha59.2%
合計(都市計画区域)4,865 ha100.0%

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、草津市の税率は0.3%です。市公式は都市計画税を「毎年1月1日(賦課期日)現在で、市街化区域内に所在する土地及び家屋が課税対象」と説明しており、市街化調整区域の土地・家屋にはかかりません。固定資産税(1.4%)とあわせて、市街化区域なら合計1.7%、市街化調整区域なら1.4%のみです。令和8年2月27日に市街化区域へ編入された3地区の土地・家屋は、今後、都市計画税の課税対象になります(いつの年度から課税されるかは市の税務課にご確認ください)。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

令和8年、草津市の線引きと用途地域が動きました

草津市の都市計画は、令和8年2月から3月にかけて大きく変わっています。市公式のページから、変更の中身を整理します。

日付内容(草津市公式)買う側にとっての意味
令和8年2月27日市内3地区が市街化調整区域から市街化区域に編入。あわせて用途地域を指定(区域区分は滋賀県決定、用途地域は草津市決定)建築の自由度が上がる一方、都市計画税(0.3%)の課税対象になる
令和8年3月31日草津駅西地区(西大路町の一部・1.7ha):近隣商業地域(容積率300%・建ぺい率80%)→商業地域(400%・80%)駅の西側で、より大きな建物が建てられるようになった
同警察署跡地周辺地区(大路二丁目の一部、若竹町の一部・5.8ha):近隣商業地域(200%・80%)→商業地域(400%・80%)容積率が2倍に。周辺の眺望・日照が変わる可能性
同野路国道沿道地区(野路五丁目の一部・4.0ha):商業地域(400%・80%)→商業地域(500%・80%)。地区計画の高さ制限も31m→45mに変更国道沿いに、より高い建物が建つ可能性
同木川地区(木川町の一部・0.8ha):工業地域(200%・60%)→第一種住居地域(200%・60%)工業から住居へ。住宅地としての位置づけが明確になった
同地区計画の決定:烏丸半島中央部(9.0ha)/変更:草津駅西地区(55.3ha・新たにD地区1.7haに地区整備計画)琵琶湖岸の烏丸半島でも土地利用の計画が動いている

買う側が注意すべきことは3つあります。

  • 古い資料の「用途地域」「市街化調整区域」は、いまと違う可能性があります。物件広告や過去の重要事項説明書の記載が令和8年2月より前のものなら、現在の指定を市の都市計画課(077-561-2375)で確認してください。
  • 駅前で容積率が上がった区域の近くでは、将来、隣に高い建物が建つ可能性があります。草津駅の西側と、野路の国道沿いです。マンションの中層階・低層階を検討するときは、周辺の用途地域と地区計画まで見ておくと安心です。
  • 市街化区域に編入された土地は、都市計画税の課税対象になります。市公式の地区別変更図の表題によると、編入されたのは駒井沢町・青地町・追分南の各地区です(各地区の面積・区域の境界・指定された用途地域の内訳は、図面PDFのため本ページでは確認できていません。未取得)。

出典:草津市「大津湖南都市計画区域区分の変更にかかる用途地域の指定」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/toshikeikaku/yotochiikihenko.html /草津市「大津湖南都市計画用途地域の変更」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/tokei12026030410.html /草津市「大津湖南都市計画地区計画の決定および変更」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/toshikeikaku/tokei1202603040.html

草津市の市街化区域は「駅のまわり」と「工場のまわり」でできています

市街化区域1,984.4haを、住宅を建てる立場から分け直します。

区分面積市街化区域に占める割合住宅を建てる立場から
住居系の用途地域(5種類)1,128.4 ha56.9%住宅を建てることを主に想定した区域
商業系(近隣商業・商業)251.6 ha12.7%住宅も建てられる。駅前・幹線道路沿い。マンションが建ちやすい
準工業地域・工業地域511.3 ha25.8%住宅は建てられるが、工場・倉庫と隣り合う可能性がある。工業地域内の住居系の開発は、市の指針で原則禁止
工業専用地域93.1 ha4.7%住宅は建てられない
合計(市街化区域)1,984.4 ha100.0%—

※滋賀県「滋賀の都市計画2025」の用途地域別面積(草津市)を当方が系統別に合計したものです。割合は当方算出。令和8年の編入・用途地域変更は反映していません。

市街化区域の4分の1が、準工業地域と工業地域です。これは草津市の物件探しで見落とされがちな点です。準工業地域には住宅もマンションも建てられますので、物件広告に「準工業地域」と書かれていること自体は珍しくありません。ただし、隣に工場や倉庫、物流施設が建つ可能性があり、大型車の通行や稼働音は現地で確かめる必要があります。

工業地域については、草津市に独自の運用があります。市公式は「草津市開発事業の手続および基準等に関する指針」にもとづき、工業地域内における住宅などの開発を原則禁止とし、市長が特に必要と判断する場合に例外を認める、と説明しています。開発事業の事前審査の申請前に、都市計画課へ様式と位置図を提出して可否の通知を受ける手続きです。(令和7年4月から、準工業地域内の住居系開発についてはこの伺書の提出が不要になりました。)工業地域に建っている既存の住宅を買う場合は、周囲が今後も工場・倉庫の区域でありつづける前提で検討してください。

出典:草津市「工業地域内の住居系開発」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/toshikeikaku/jukyokeokaihatsu.html

立地適正化計画 ― 都市機能誘導区域は草津駅周辺173haと南草津駅周辺55ha

草津市は平成30年度(2018年度)に「草津市立地適正化計画」を策定し、令和5年度に一部を見直しています。計画期間は2018年度から2039年度(令和21年度)まで。基本理念は「誰もが歩いて快適に暮らせるずっと続くやさしく健幸なまち・草津」です。

区域計画の内容(概要版)
都市機能誘導区域JR草津駅周辺地区 約173ha/JR南草津駅周辺地区 約55ha
誘導施設(草津駅周辺)子育て支援拠点施設、文化ホール、スポーツ施設、大規模商業施設、市役所、地域交流センター、都市公園
誘導施設(南草津駅周辺)子育て支援拠点施設、図書館、スポーツ施設、大規模商業施設、地域交流センター、都市公園
居住誘導区域市街化区域内に設定。ただし次の区域は含めない:(1)用途地域の工業地域・工業専用地域、(2)大学キャンパス、(3)エリアの大部分が商業施設である区域、(4)びわこ文化公園都市区域内の公共施設エリア、および土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域
目標(2040年)居住誘導区域の人口密度 80.2人/ha

草津駅周辺と南草津駅周辺の2か所を合わせて約228ha。市街化区域の約11%(当方算出)に、市は商業・文化・子育ての施設を集めようとしています。成約データでも、この2駅を最寄りとする成約が262件中243件です。市の計画と、実際の取引が同じ場所を指しているということになります。

  • 居住誘導区域の外で、3戸以上の住宅の建築を目的とする開発行為、または1戸・2戸でも1,000㎡以上の規模の開発行為を行う場合は届出が必要(工事着手の30日前まで)
  • 都市機能誘導区域の外で誘導施設の開発・建築を行う場合、区域内で誘導施設を休廃止する場合も届出が必要

戸建を1軒買う・建てるだけなら、この届出の対象にはなりません。ただし、検討中の物件が居住誘導区域の内か外かは、市がその場所に今後も人に住んでもらいたいと考えているかどうかの目安になります。工業地域と、土砂災害警戒区域は、市街化区域のなかにあっても居住誘導区域から外されています。市は、土砂災害警戒区域等について「青地町、笠山五丁目など20地域の一部が指定されています」と説明しています。居住誘導区域の面積と、市街化区域に占める割合は、概要版から数値として確認できませんでした(未取得)。

出典:草津市「草津市立地適正化計画」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/keikaku/miryoku/tokeiritti.html /同 概要版 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/keikaku/miryoku/tokeiritti.files/R5ritteki.gaiyou.pdf

地区計画は14地区。戸建に効くのは「南草津プリムタウン」の敷地165㎡

草津市公式は「現在14地域において地区計画が定められており」としています(2026年3月31日更新)。

区分地区計画の名称
市街化区域(11地区)草津駅東口地区再開発/野路東部地区/木川地区/追分丸尾地区/野路国道沿道地区/野路西部地区/草津駅西地区/若草地区/西渋川地区/南草津プリムタウン地区/東海道草津宿本陣地区
市街化調整区域(3地区)下物町地区/北山田五条・山田地区/烏丸半島中央部地区

南草津プリムタウン地区は、矢橋町・南笠町・野路町の各一部にまたがる約30.1haの地区で、平成30年12月25日に決定されています。目標は「生活利便性と安全性が高くゆとりと潤いのある良好な住宅地を形成し、将来にわたり良好な住環境の維持、増進を図ること」。

項目南草津プリムタウン地区地区計画の内容
地区の区分住宅A地区21.6ha/住宅B地区1.9ha/住宅C地区3.4ha/生活サービス施設地区2.2ha
敷地面積の最低限度165㎡以上(道路の隅切り部は150㎡以上)
高さの最高限度住宅A地区10m/住宅B地区11m/住宅C地区10m
壁面の位置敷地境界線までの距離1.0m以上
かき・さく高さ1.2m以下。生垣または透過率25%以上の透過性のあるフェンス

敷地面積の最低限度が165㎡ということは、土地を2つに割って2棟建てることができない、ということです。街並みが保たれる利点と、将来の分割売却ができない制約の両方があります。令和8年地価公示の住宅地の標準地「南草津プリムタウン1丁目11番8外」は地積166㎡・175,000円/㎡(+0.6%)で、土地だけで約2,900万円(175,000円×166㎡・当方算出)になります。市内14地点のなかで3番目に高い地点ですが、上昇率は14地点のなかで最も小さい(前年と比べられる13地点中)点も、あわせて知っておいてください。

※ほかの13地区の制限内容は、計画書PDFを個別に確認しておらず未取得です(野路国道沿道地区の高さ制限45m、草津駅西地区の面積55.3ha、烏丸半島中央部地区の面積9.0haは市公式ページの本文による)。出典:草津市「草津市の地区計画の概要」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/toshikeikaku/chikukeikakugaiyo.html /南草津プリムタウン地区地区計画 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/toshikeikaku/chikukeikakugaiyo.files/minamikusatsupurimutaun.pdf

市街化調整区域で家を買うときに知っておくこと

草津市は、琵琶湖を除いた市域の約59%が市街化調整区域です。市公式のページから確認できた、調整区域に関する制度は次の3つです。

  • 都市計画法第34条第11号・第12号にもとづく区域:草津市には「草津市開発行為の手続および基準等に関する条例」があり、市街化調整区域でも一定の区域・条件で開発や建築が認められる仕組みがあります。ただし令和4年4月1日から、土砂災害警戒区域と、想定浸水深3.0m以上の浸水想定区域などは、この区域から除外されました(市公式)。
  • 市街化調整区域の地区計画:下物町、北山田五条・山田、烏丸半島中央部の3地区。市は「市街化調整区域における地区計画制度運用基準」を定めており、令和8年4月1日の改正で「市街化区域隣接型」の類型が新設されました。
  • 災害レッドゾーン:令和4年4月1日以降、災害レッドゾーンでの開発は原則として認められず、自己の居住用の住宅に限られる、と市は説明しています。

つまり、「調整区域だから建てられない」とも「家が建っているから建て替えられる」とも限りません。第34条第11号の区域に入っているか、浸水想定区域(想定浸水深3.0m以上)や土砂災害警戒区域にかかっていないか、誰が建てられる土地なのか(許可の条件)は、物件ごとに違います。区域の具体的な範囲と許可の要件の詳細は、本ページでは確認できていません(未取得)ので、市の開発調整課(077-561-2376)でご確認ください。家タダでは、この確認を契約前に無料で行います。

出典:草津市「都市計画法および草津市開発行為の手続および基準等に関する条例の改正について(令和4年4月1日)」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/sangyobusiness/kaihatsu/kyoka/kaihatsu202201071.html /草津市「市街化調整区域における地区計画制度運用基準」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/toshikeikaku/unyokijun.html

09草津市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

草津市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です。市公式は、固定資産税を「全ての固定資産の課税標準額の合計(千円未満切捨て)×税率(1.4%)」、都市計画税を「全ての固定資産の課税標準額の合計(千円未満切捨て)×税率(0.3%)」と説明しています。市街化区域の物件なら合計1.7%、市街化調整区域の物件なら固定資産税の1.4%のみになります。

都市計画税について、市は「都市計画事業や土地区画整理事業に必要な費用にあてるために設けられた目的税」で、「毎年1月1日(賦課期日)現在で、市街化区域内に所在する土地及び家屋が課税対象」と説明しています。草津市は琵琶湖を除いた市域の約59%が市街化調整区域ですから、同じ草津市内でも、都市計画税がかかる物件とかからない物件があります。課税標準額1,000万円なら年3万円の差です(当方算出)。

納税義務者は「毎年1月1日(賦課期日)に、土地や家屋、償却資産を所有している人」です。市のQ&Aは、年の途中の売買について、固定資産税は賦課期日にもとづく年税であり、売主と買主のあいだの按分は当事者間の協議で決めるもので、納税義務者は変わらない、という趣旨の説明をしています。市が日割りで課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

納税通知書は毎年5月初旬に郵送されます(市のQ&A)。評価額は原則3年ごとに見直され、直近の評価替えは令和6年度、次は令和9年度です。草津市は地価が上がっている市です。住宅用地には負担調整措置がありますが、評価替えのたびに土地の評価額が上がれば、税額も上がる方向に動きます。「いまの税額がずっと続く」とは考えないほうが安全です。

免税点は、市内に所有する土地・家屋・償却資産それぞれの課税標準額の合計が土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円に満たない場合です。令和8年度の各期の納期限(日付)は、市の一覧がPDFの表で、本ページでは正確に読み取れなかったため掲載していません(未取得)。

住宅用地の特例は、草津市も地方税法どおりです。小規模住宅用地(200㎡以下の住宅用地。200㎡を超える場合は住宅1戸あたり200㎡までの部分)は、固定資産税が評価額の6分の1、都市計画税が評価額の3分の1。一般住宅用地(小規模住宅用地を除く住宅用地)は、固定資産税が評価額の3分の1、都市計画税が評価額の3分の2です。住宅用地として扱われる範囲は、家屋の床面積の10倍までとされています。

草津市の成約データでは、戸建115件の中央の土地面積は150㎡です。草津市で流通している戸建の多くは、200㎡以下=土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだということになります。町丁目別でも、最も広い平井で中央の面積123㎡です(平井12件。マンションを含む町丁目別の集計値)。

新築住宅には固定資産税の減額措置があります。市公式によると、対象は令和13年3月31日までに新築された専用住宅や併用住宅(居住部分が2分の1以上)で、居住部分の床面積が40㎡以上240㎡以下であることが基本の要件です(令和8年3月31日までに新築された一戸建ては50㎡以上280㎡以下)。減額の対象は床面積120㎡までの部分で、期間は一般の住宅が新築後3年度分、3階以上の中高層耐火建築物が5年度分。長期優良住宅はそれぞれ5年度分・7年度分に延びます。減額の割合は地方税法の定めで2分の1です。市は「都市計画税は対象外です」と明記しています。

草津市は成約の過半がマンションです。マンションは「3階以上の中高層耐火建築物」にあたることが多く、新築なら減額期間は5年度分になりますが、成約データの中古マンション等は中央の築年が2005年で、ほとんどは減額期間を過ぎた物件です。中古マンションの税額は、売主の納税通知書(課税明細書)で実額を確認するのが確実です。このほか市には、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修、マンション長寿命化工事の各減額措置のページがあります。

免税点

同一人が草津市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:年4期。各期の納期限は草津市「令和8年度市税・国民健康保険税納期限一覧」でご確認ください(本ページでは日付を掲載していません)/賦課期日は毎年1月1日。納税通知書は毎年5月初旬に郵送

※税率・免税点は草津市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10草津市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

草津市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。市公式の「学区外就学」のページは、草津市教育委員会が「各市立小中学校の通学区域を定め、児童生徒の就学の際に住民登録の住所により、就学すべき学校を指定」していると説明しています。「学校選択制」という名前の制度についての記載は、市公式にありません。運用としては指定校制ですが、「実施していない」と市が明記しているわけではないため、本ページでは断定を避けています。特別な事情がある場合に指定校を変更できる「学区外就学」の制度があり、申請の前に教育委員会 学校教育課(077-561-2421)への相談が必須とされています。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
小学6年生・中学3年生が年度途中に転出・転居卒業まで、いま通っている学校に通い続けられます。
小学1〜5年生・中学1〜2年生が年度途中に転出・転居学期末まで、いま通っている学校に通い続けられます。学年末ではなく学期末である点にご注意ください。引越しの時期を決めるときの材料になります。
新築などによる転居予定家を買う方に最も直接関係する事由です。転居する予定の学区の学校に、転入・転居までの期間、あらかじめ通うことが認められます。申請時に事由を証明する書類が必要となる場合があります。
新築・改築の期間、または転居予定での一時的な校区外からの通学住宅の新築・改築のあいだ一時的に校区の外に住む場合など。事由が解消するまで。建て替えを伴う購入を考えている方に関係します。
その他、教育的配慮が必要な特別な事情事由が解消するまで。個別の事情は教育委員会 学校教育課にご相談ください。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は草津市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ滋賀県内でも、市が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象0歳から18歳になる年度の末まで(就学前は「乳幼児」の福祉医療費助成、小学生から高校生世代は「子ども医療費助成」)
所得制限乳幼児(就学前)は所得制限なし(市公式)。小中学生・高校生世代の子ども医療費助成のページには所得制限の記載がありません
一部自己負担入院は自己負担なし。通院は1か月につき医療機関ごとに500円(院外の調剤薬局は自己負担なし)。就学前の乳幼児は通院の500円もかかりません。保険適用外(予防接種、入院時の食事代等)は対象外

市立小学校14校・中学校6校。町名と学校の対応を先に見ておく

草津市教育委員会の「草津市立小学校・中学校通学区域一覧」(令和5年5月20日改正)による、中学校・小学校・主な町名の対応です。

中学校小学校通学区域の主な町名
高穂中学校志津小学校馬場町、山寺町、青地町(一部を除く)、岡本町(一部を除く)、追分一〜八丁目(一部を除く)
志津南小学校若草一〜八丁目、青地町(名神高速道路以南)、岡本町の一部、追分南一〜九丁目(一部を除く)
矢倉小学校矢倉一・二丁目、東矢倉一〜四丁目、西矢倉一丁目・三丁目、西矢倉二丁目(一部を除く)、追分三丁目・四丁目・八丁目・追分南二丁目の各一部
草津中学校草津小学校草津一〜四丁目、東草津一〜四丁目、西草津一・二丁目、草津町(一部を除く)、木川町の一部、西矢倉二丁目(草津川北岸)
草津第二小学校大路一〜三丁目、西大路町、野村一丁目の一部、野村二丁目の一部、若竹町の一部
渋川小学校渋川一・二丁目、西渋川一・二丁目、野村一丁目の一部、若竹町の一部
老上中学校老上小学校野路町(東海道本線以西)、南草津一〜五丁目、南笠町(一部を除く)、南草津プリムタウン一〜四丁目、矢橋町の一部、橋岡町の一部
老上西小学校南笠町の一部、新浜町、矢橋町(老上小学校の区域を除く)、橋岡町(老上小学校の区域を除く)
玉川中学校玉川小学校野路一〜九丁目、野路東一〜七丁目、桜ケ丘一〜五丁目
南笠東小学校笠山一〜八丁目、南笠東一〜四丁目
松原中学校山田小学校北山田町、山田町、南山田町、御倉町、木川町(一部を除く)、草津町の一部
笠縫小学校上笠町、上笠一〜五丁目、下笠町、野村二丁目の一部、野村三・四丁目、野村五丁目の一部
新堂中学校笠縫東小学校野村五丁目の一部、野村六〜八丁目、平井町、平井一〜六丁目、川原町、川原一〜四丁目、駒井沢町、新堂町、集町
常盤小学校片岡町、下寺町、下物町、芦浦町、長束町、上寺町、穴村町、北大萱町、志那町、志那中町

※草津市「草津市立小学校・中学校通学区域一覧」(令和5年5月20日改正)をもとに当方が町名単位で整理したものです。「一部」の区域は番・番地・号で細かく定められており、この表では省略しています。必ず市の一覧と教育委員会 学校教育課(077-561-2421)で、検討中の物件の番地の指定校を確認してください。

注意していただきたいのは、同じ町名のなかで学校が分かれる町が多いことです。

  • 野村:一丁目は草津第二小学校と渋川小学校に分かれ(境は「伊佐々1-1号雨水幹線」)、二丁目は草津第二小学校と笠縫小学校、五丁目は笠縫小学校と笠縫東小学校に分かれます。野村の一〜八丁目で、小学校が4校・中学校が3校(草津中・松原中・新堂中)に分かれるということです。野村1丁目は住宅地の標準地が217,000円/㎡で市内2番目に高い町ですので、検討される方は番まで確認してください。
  • 若竹町:草津第二小学校と渋川小学校に分かれます。
  • 追分・追分南:志津小学校・志津南小学校・矢倉小学校に分かれます(進学先はいずれも高穂中学校)。
  • 南笠町・矢橋町・橋岡町:老上小学校と老上西小学校に分かれます(進学先はどちらも老上中学校)。
  • 木川町:草津小学校(草津中学校)と山田小学校(松原中学校)に分かれます。小学校だけでなく中学校も変わります。
  • 青地町・岡本町:志津小学校と志津南小学校に分かれます。青地町は名神高速道路が境です。

成約の多い町について言えば、大路・西大路町は草津第二小学校、西渋川は渋川小学校、南草津一〜五丁目と南草津プリムタウンは老上小学校、野路一〜九丁目は玉川小学校、平井は笠縫東小学校、笠山は南笠東小学校の区域です。「野路町」と「野路◯丁目」は別の町名で、小学校も中学校もちがいます(野路町の東海道本線以西は老上小学校・老上中学校、野路一〜九丁目は玉川小学校・玉川中学校)。物件広告の住所が「野路町」なのか「野路◯丁目」なのかを確認してください。

家を買う人に効く学区外就学 ― 「転居予定」と「学期末まで」

草津市の学区外就学の事由は、市公式のページに5つ挙げられています。住宅の購入に直接関係するのは次の4つです。

事由承認される期間買う側にとっての意味
新築などによる転居予定転入・転居までの期間引渡しが新学期に間に合わなくても、転居先の学校に先に通わせられる
新築・改築期間または転居予定での一時的な校区外通学事由解消まで建て替え中の仮住まいから、元の学校に通い続けられる
小学6年・中学3年の年度途中の転出・転居卒業まで最終学年なら、引っ越しても卒業まで元の学校に通える
小学1〜5年・中学1・2年の年度途中の転出・転居学期末まで元の学校に通えるのは学期の終わりまで。学年末までではありません

草津市の基準で特徴的なのは、最終学年以外は「学期末まで」という点です。学年の途中で引っ越す場合、元の学校に通い続けられるのは、その学期が終わるまでです。お子さんを転校させたくない方は、引渡しの時期を学期の切れ目や学年の切れ目に合わせることを検討してください。市は、申請の前に教育委員会 学校教育課への相談が必須で、申請から許可まで通常1週間程度としています。なお、このページの市公式の更新日は2013年10月1日です。現在の運用は必ず学校教育課にご確認ください。

給食費 ― 令和8年度から、小学校も中学校も保護者負担なし

区分無償化の開始令和8年度の給食費(食材費)保護者の負担
小学校令和8年4月から月額5,200円なし
中学校令和6年度から継続月額6,100円なし

市公式の「草津市立小中学校の給食費の無償化について」によると、食材価格の高騰に対応するため令和8年度から給食費を小学校月額5,200円・中学校月額6,100円に引き上げたうえで、無償化により保護者からの徴収は行っていません。対象は草津市立小中学校の児童生徒です。月額で見ると、小学生1人あたり年6万円前後、中学生1人あたり年7万円前後の負担がなくなる計算です(月額×12か月で当方が概算。実際の徴収月数は確認していません)。この内容は令和8年度のものです。翌年度以降も同じとは限りませんので、長期の家計を考えるときは「令和8年度時点では」という前提でお読みください。市には学校給食センター(北山田町)と、令和4年1月に開所した第二学校給食センターがあります。

子ども医療費 ― 18歳の年度末まで。通院は月500円

区分対象所得制限自己負担
乳幼児(福祉医療費助成)就学前までの乳幼児なし保険診療の一部負担金分を助成(通院の500円もなし)
子ども医療費助成小中学生および高校生等(年度内に満18歳になる方まで)市のページに記載なし入院は自己負担なし。通院は1か月につき医療機関ごとに500円。院外の調剤薬局は自己負担なし

令和5年10月から、助成の対象が中学生・高校生世代まで広がりました。助成の対象外は、保険適用外のもの(予防接種、入院時の食事代等)、高額療養費および付加給付金に相当する分などです。県外の医療機関では受給券が使えず、いったん支払ってから申請して払い戻しを受ける形になります。草津市から京都・大阪方面の医療機関にかかる可能性がある方は、この点を知っておいてください。こうした制度は市町村ごとに違います。隣の市から草津市に移る方は、転居前後の条件を見比べてください。

なお待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。市の年表には、令和2年4月に老上・玉川・常盤こども園、令和3年4月に笠縫こども園、令和4年4月に矢倉こども園の開園が記録されています。人口が増えている市ですので、保育の入りやすさを重視される方は、市の担当課に直接お問い合わせください。

出典:草津市「草津市立小中学校一覧」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kosodate/hoikukyoiku/shochugakkou/shochuichiran.html /草津市「小・中学校の転校手続き」(通学区域一覧PDFを掲載)https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kosodate/hoikukyoiku/shochugakkou/shinsei/tenkotetsuzuki.html /草津市「学区外就学」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kosodate/hoikukyoiku/shochugakkou/shinsei/gkkugai.html /草津市「草津市立小中学校の給食費の無償化について」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kosodate/hoikukyoiku/kyushoku/musyouka.html /草津市「子ども医療費助成について」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/fukushikenko/fukushiiryo/honen2201700801.html /草津市「福祉医療費助成制度」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/fukushikenko/fukushiiryo/joseiseido.html

11草津市で家を買う前に必ず確認したい点

1|琵琶湖・川・内水 ― 浸水は「市のマップ」と「県のマップ」の両方で見る

草津市で家を買う前に、最初に確認していただきたいのが浸水です。 草津市は琵琶湖に面し、市内を草津川が流れ、北には野洲川があります。 市には「草津市建築物の浸水対策に関する条例」(平成18年9月1日施行)という独自の条例があり、 目的は「集中豪雨等による水害から建物と生活を守るため、浸水対策の実施を促進すること」。 この条例の概要は、浸水のおそれのある区域を「琵琶湖・野洲川・草津川における浸水予測区域」としています。

確認する資料内容公表している機関
草津市洪水・内水ハザードマップ令和3年6月に更新。浸水対策の条例の対象区域もこのマップで確認する、と市は案内しています草津市
雨水出水浸水想定区域市の防災のページに掲載(内水による浸水の想定)草津市
各学区防災マップ14学区ごとの避難場所・避難経路。令和5年度から令和9年度にかけて順次更新中草津市
地先の安全度マップ大きな川だけでなく中小河川や農業用排水路など身近な水路のはん濫も考慮した、 降雨規模別(10年・100年・200年確率)の浸水深などの水害リスク情報滋賀県
滋賀県防災情報マップ土砂災害警戒区域、浸水想定区域の位置滋賀県

滋賀県の「地先の安全度マップ」は、ほかの都道府県にはあまり例のない資料です。 県の説明によると、「流域内の各地点における降雨規模別の浸水深などの水害リスク情報を県内のほぼ全域で表」したもので、 大河川のはん濫だけを想定する洪水浸水想定区域図とちがい、身近な水路があふれる場合も計算に入っています。 想定している雨は、10年確率が時間最大50mm(24時間雨量170mm)、100年確率が時間最大109mm(同529mm)、 200年確率が時間最大131mm(同634mm)。 「洪水ハザードマップでは色がついていないのに、地先の安全度マップでは浸水する」という場所がありえます。 県はあわせて「シミュレーション上の水害リスクであり、実際の浸水深や範囲と異なる場合があります」と注意書きをしています。

滋賀県には「流域治水の推進に関する条例」にもとづく浸水警戒区域という制度があります。 200年に1回の割合で発生すると予想される降雨で、想定浸水深がおおむね3mを超える土地の区域が指定され、 区域内で住居を建築するには知事の許可が必要になります。 県が公表している浸水警戒区域の一覧(近江八幡市・甲賀市・大津市・米原市・東近江市・長浜市の各一部地域)に、草津市の地区は載っていません (県のページの更新日は2026年4月3日)。 ただし、これは「草津市に浸水のリスクがない」という意味ではありません。 市の都市計画マスタープランは「草津川上流部等で5.0m以上の浸水深が想定されます」と書いています。

浸水の想定は、市街化調整区域の建築にも直接関わります。 草津市では令和4年4月1日から、想定浸水深3.0m以上の浸水想定区域が、 都市計画法第34条第11号・第12号の区域(調整区域でも一定の条件で建築が認められる区域)から除外されています。 調整区域の物件で「以前は建て替えができた」土地でも、いまは扱いが変わっている可能性があります。

※浸水深・浸水継続時間の町ごとの具体値、ハザードマップの対象河川の一覧、想定している降雨の規模は、 本ページでは数値として取得できていません(未取得。市のハザードマップのページは作成時にアクセスできませんでした)。 出典:草津市「草津市建築物の浸水対策に関する条例」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/sumai/sumai/shinsuijorei.html / 草津市「防災」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/bosai/index.html / 草津市「各学区防災マップ」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/bosai/bousaimap/bousaimap.html / 滋賀県「地先の安全度マップの更新について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/973.html / 滋賀県「滋賀県流域治水の推進に関する条例に基づく浸水警戒区域の指定について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/947.html / 滋賀県「浸水警戒区域」 https://www.pref.shiga.lg.jp/menu/25841.html

2|土砂災害警戒区域49箇所・特別警戒区域31箇所 ― 丘陵の住宅地にあります

滋賀県が公表している草津市の指定区域一覧で、 土砂災害警戒区域は49箇所、うち特別警戒区域は31箇所です(合計は当方算出)。

現象の種類警戒区域(イエローゾーン) うち特別警戒区域(レッドゾーン)
急傾斜地の崩壊4730
土石流21
合計4931

草津市は平らな市という印象がありますが、49箇所のうち47箇所が「急傾斜地の崩壊」です。 県の告示資料の一覧に出てくる町名は次のとおりです。

町名(急傾斜地の崩壊)買う側が知っておくこと
山寺町、馬場町、岡本町、青地町市の東部。山寺町・岡本町は告示の件数が多い町です
桜ケ丘一丁目・二丁目・三丁目・五丁目成約個票に桜ケ丘の戸建(3,200万円・1983年築)があります
追分南五丁目・六丁目・七丁目成約個票に追分南の戸建(3,200万円・2024年築)があります
若草二丁目・三丁目・四丁目若草3丁目に住宅地の標準地(100,000円/㎡)があります
野路東一丁目・二丁目・三丁目、野路町野路東7丁目に工業地の標準地があります
笠山五丁目・七丁目・八丁目笠山は成約17件・中央値1,300万円の町です

土石流の2箇所は、馬場町(栗東市荒張・大津市桐生三丁目にまたがる区域)です。 注意していただきたいのは、桜ケ丘・追分南・若草・笠山といった「◯丁目」のつく造成された住宅地にも指定があることです。 警戒区域は町の全体ではなく、がけに近い一部の区画にかかります。 同じ丁目のなかで、警戒区域にかかる区画とかからない区画があるということです。 成約個票に載っている物件そのものが警戒区域にあるかどうかは、公表データからは分かりません。

特別警戒区域(レッドゾーン)31箇所は、実務上たいへん重い意味を持ちます。 レッドゾーンに指定されると、居室を有する建築物には構造規制がかかり、 住宅分譲などの開発行為には許可が必要になります。 担保評価が下がり、住宅ローンの条件が厳しくなることもあります。 警戒区域49箇所のうち31箇所、6割以上がレッドゾーン(当方算出で63%)です。 草津市の立地適正化計画は、土砂災害警戒区域・特別警戒区域を居住誘導区域から外しています。 丘陵の物件は、イエローかレッドかまで、滋賀県防災情報マップで必ず確認してください。

出典:滋賀県「草津市の土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域(急傾斜地の崩壊)」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/1291.html / 滋賀県「草津市の土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域(土石流)」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/1292.html (いずれも更新日2024年4月23日)。 町ごとの箇所数の内訳と、地すべりの指定の有無は未取得です。

3|市街化区域か調整区域か。令和8年に動いた線引きを確認する

草津市は、琵琶湖を除く市域4,865haのうち約1,984ha(約41%)が市街化区域、約2,881ha(約59%)が市街化調整区域です (令和2年度末・都市計画マスタープラン。調整区域の面積は当方算出)。 令和8年2月27日には、3地区が市街化調整区域から市街化区域に編入されました。

物件の場所確認すべきこと
市街化区域・住居系の用途地域(1,128.4ha) 建ぺい率・容積率、地区計画の有無。都市計画税0.3%がかかります。 第1種低層住居専用地域は47.5haしかありません
市街化区域・商業系(251.6ha) 隣に高い建物が建つ可能性。令和8年3月31日に草津駅西・警察署跡地周辺で容積率400%、野路国道沿道で500%に変更
市街化区域・準工業地域/工業地域(511.3ha) 住宅は建てられますが、隣に工場・倉庫が建つ可能性があります。 工業地域内の住居系の開発は、市の指針で原則禁止です
市街化調整区域(約2,881ha) 建て替えができるか、誰が建てられるか、住宅ローンが使えるか。 都市計画法第34条第11号の区域か、浸水想定区域(3.0m以上)・土砂災害警戒区域で除外されていないか。都市計画税はかかりません
令和8年2月27日に編入された区域 現在の用途地域と、都市計画税の課税がいつから始まるか

市は都市計画図を27の図郭に分けてPDFで公開しており、くさつマップ(公開型GIS)でも確認できます。 区域区分・用途地域の証明は都市計画課の窓口(077-561-2375)で受けられます。 このほか、滋賀県の「滋賀の都市計画2025」には、草津市の地域地区として高度利用地区、防火地域、駐車場整備地区、 そして風致地区(草津守山湖岸)の記載があります。 滋賀県の風致地区のページは、草津市の受付窓口を都市計画課、許可権者を市長としており、 風致地区内では建築物の新築・改築・増築、宅地の造成、木竹の伐採、建築物等の色彩の変更などに許可が必要です。 風致地区の区域と、草津市内の面積は、本ページでは確認できていません(未取得)。 琵琶湖岸に近い物件を検討される方は、風致地区にかかるかどうかを都市計画課でご確認ください。

4|マンションを買うなら、管理と修繕、そして周りに何が建つか

草津市の成約は262件のうち147件がマンションで、中央の築年は2005年です。 築20年前後は、1回目か2回目の大規模修繕の時期にあたります。

  • 修繕積立金の残高と、長期修繕計画。今後の値上げ予定や一時金の予定があるかを、重要事項調査報告書で確認してください。
  • 管理の状況。草津市は住生活基本計画のなかに「草津市マンション管理適正化推進計画」を位置づけており、 市の防災のページには「マンション防災計画くさつガイドライン」もあります。
  • 浸水への備え。市の浸水対策の条例は、電気設備を想定水位を考慮して設置すること、 地下室は可能な限り浸水が生じない構造とすることなどを求めています(特定建築物は義務、既存の建物は努力規定)。 機械式駐車場の地下部分や、1階の電気室の位置は、マンションごとに確認する価値があります。
  • 周りの用途地域。駅前の商業地域・近隣商業地域では、隣に同じ高さ以上の建物が建つ可能性があります。 令和8年3月31日に容積率が引き上げられた区域(草津駅西1.7ha、警察署跡地周辺5.8ha、野路国道沿道4.0ha)の近くは特に確認を。
  • 固定資産税の実額。新築時の減額期間(中高層耐火建築物は5年度分)を過ぎた物件がほとんどです。売主の課税明細書で確認してください。

5|築年の古い戸建を買うなら、耐震の補助制度を先に確認する

草津市の戸建の成約は中央の築年が2009年で、比較的新しい物件が中心です。 ただし成約個票には1983年築の戸建もあり、価格の低い帯では古い木造住宅も流通しています。 昭和56年(1981年)5月31日以前に着工された木造住宅を買う場合は、市の支援事業を知っておいてください。

支援事業内容(草津市公式・2026年6月10日更新)
無料耐震診断(予算の範囲内)昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅。延べ面積の過半が住宅用途、階数2以下、延べ面積300㎡以下
耐震補強概算費用算出(予算の範囲内)診断で「倒壊する可能性が高い」と判定された住宅について、補強工事の案と大まかな費用を市が作成
耐震改修事業補助(先着順)令和8年度から補助限度額115万円。 割増:高齢者世帯5万円/戸、子育て世帯5万円/戸、避難経路のバリアフリー化は対象工事費の23%(最大10万円/戸)
危険木造建築物解体費補助金(予算の範囲内)幅員4m未満の道路に面する、昭和56年5月31日以前着工の木造建築物の解体
ブロック塀等改修促進補助金(予算の範囲内)道路に面する高さ60cm以上のブロック塀の撤去・改修

大事なのは順番です。市は申込方法について「まず建築政策課へご連絡ください」としています。 古い戸建を買ってすぐリフォームの契約をしてしまうと、補助の対象から外れるおそれがあります。 購入 → 市への相談 → 耐震診断 → 補助の申請 → 工事の契約、という順番を守ってください。 耐震改修の補助は先着順、ほかは予算の範囲内ですので、受付が続いているかは市の建築政策課(077-561-2378)にご確認ください。 補助率と、補助金の交付決定前の契約の扱いは、市のページの本文からは確認できていません(未取得)。

「幅員4m未満の道路に面する」古い木造建築物の解体に補助があるという点は、土地を探す方にも関係します。 草津は東海道と中山道が分かれる宿場町で、旧街道沿いなどには古い町割りが残っています。 前面道路の幅が4mに満たない土地は、建て替えのときに道路後退(セットバック)が必要になることがあります。 接道の条件を必ず確認してください。

出典:草津市「無料耐震診断、危険木造・ブロック塀解体等に対しての支援事業について」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/sumai/sumai/sumaianzen/kenchiku_taishin.html

6|駅までの距離と、渋滞と、バス

草津市の鉄道の駅は、JR草津駅とJR南草津駅の2つだけです。 成約データの平均徒歩は、草津(滋賀)11分・南草津11分・瀬田(滋賀)25分。 マンションは駅の徒歩圏、戸建は駅から離れた住宅地、というのが草津市の基本的な姿です。

  • 物件広告の「駅徒歩◯分」「バス◯分」を、平日の朝に自分で確かめる。 市の地域公共交通計画は「主要道路等で慢性的な交通渋滞が発生し、バスの定時性や速達性が損なわれる」と書いています。
  • 最寄駅が瀬田駅の物件は、大津市の駅を使うことになる。成約は18件・中央値1,600万円・平均徒歩25分です。
  • バス路線が続くかどうか。同計画は「郊外地域のバス路線廃止・減便が相次ぐ」ことを背景に挙げています。 路線バスは帝産湖南交通・滋賀バス・近江鉄道の3社、市のまめバスは6路線、予約型のまめタクもあります。
  • 駐車場は何台分あるか。前面道路の幅と、車の出し入れのしやすさ。駅前のマンションは駐車場の空きと料金も確認してください。
  • 高速道路・幹線道路・鉄道からの距離。市内を名神高速道路・新名神高速道路・JR東海道本線が通っています。 音と振動は時間帯を変えて現地で確認してください。

7|景観計画・地区計画・都市計画道路の届出と許可

草津市景観計画(平成24年10月1日施行)の計画区域は、市全域です。 市のページによると、「一定規模以上の建築物または工作物の新築・増改築や色の塗り替え等により外観の変更を行う場合」に届出が必要で、 ゾーンと軸ごとに景観形成基準が定められ、「景観形成重点地区」も設定されています。 平成25年11月には「びわこ大津草津景観宣言」が行われています(市の年表)。 届出の対象になる規模と、景観形成重点地区の範囲は、本ページでは確認できていません(未取得)。 外壁の塗り替えや建て替えを予定している方は、都市計画課にご確認ください。

地区計画は14地区 (市街化区域11地区、市街化調整区域3地区)。 区域内で建築などを行う場合は「地区計画の区域内における行為の届出」が必要です。 南草津プリムタウン地区には敷地面積の最低限度165㎡などの制限があります。 旧東海道沿いの「東海道草津宿本陣地区計画」、草津駅のまわりの「草津駅西地区」「草津駅東口地区再開発」「西渋川地区」、 南草津駅の側の「野路国道沿道地区」「野路西部地区」「野路東部地区」など、成約の多いエリアに地区計画が重なっています。

また市のページには「都市計画法第53条第1項の規定に基づく建築の許可」の案内があります。 都市計画道路などの都市計画施設の区域にかかる土地では、建築に許可が必要です。 検討中の土地が都市計画道路の区域にかかるかどうかは、市の都市計画課で「都市計画施設区域の明示」を受けて確認できます。

8|上がっている市で買う、ということ

これは正直に書いておくべき点です。 草津市は、人口が5年間で4,818人(3.3%)増え、住宅地の地価が前年比+4.4%で上がっている市です。

  • 買うときの不利:価格が高い。戸建の中央値は3,200万円、マンションは3,600万円。 仲介手数料の上限額も100万円を超えます。「去年の相場」で考えると、予算が足りなくなることがあります。
  • 持っているあいだの注意点:固定資産税の評価額は3年ごとに見直されます(次は令和9年度)。 地価が上がれば、税額も上がる方向に動きます。
  • 売る・貸すときの利点:駅の徒歩圏は需要が厚い。成約の93%が草津・南草津の2駅です。
  • 注意したいこと:市の都市計画マスタープランは、令和12(2030)年に人口のピークを迎え、 令和22(2040)年には高齢化率が28.4%になると見込んでいます。 いまの上昇がいつまでも続く前提で、無理な資金計画を組まないでください。

上がっている市では、「駅から遠い」「調整区域」「警戒区域にかかる」といった条件の物件が、 割安に見えて目に入りやすくなります。 安いのには理由があります。その理由が、ご自身の暮らしにとって許容できるものかどうかを、契約の前に確かめてください。

9|草津市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

#確認することなぜ効くか
1市街化区域か、市街化調整区域か 琵琶湖を除く市域の約59%は調整区域。令和8年2月27日に3地区が編入されています。建て替えの可否、住宅ローン、都市計画税(0.3%)の有無が変わります
2用途地域 準工業285.1ha・工業226.2haで市街化区域の4分の1。工業地域内の住居系開発は原則禁止。駅前は令和8年3月31日に容積率が変わった区域があります
3市の洪水・内水ハザードマップと、県の地先の安全度マップ 市の条例が挙げるのは琵琶湖・野洲川・草津川の浸水予測区域。県のマップは身近な水路のはん濫も考慮しています
4土砂災害警戒区域(49箇所)・特別警戒区域(31箇所) 山寺町・岡本町・馬場町・青地町のほか、桜ケ丘・追分南・若草・野路東・笠山の住宅地にも指定があります
5最寄駅と、駅までの実際の所要時間 市内の駅は草津・南草津の2つ。瀬田駅は大津市。市は主要道路の渋滞を「慢性的」と書いています
6指定校 野村は小学校4校・中学校3校に分かれます。「野路町」と「野路◯丁目」は別の校区です。年度途中の転居は学期末まで(小6・中3は卒業まで)
7マンションの管理と修繕 マンションの中央の築年は2005年。修繕積立金、長期修繕計画、電気設備の浸水対策を確認
8築年と耐震 昭和56年5月31日以前に着工の木造住宅は無料耐震診断・耐震改修補助(限度額115万円)の対象になりえます。まず建築政策課へ
9地区計画・景観計画・風致地区 南草津プリムタウンは敷地面積の最低限度165㎡。景観計画の区域は市全域。琵琶湖岸には風致地区があります
10都市計画道路の区域 区域にかかると建築に都市計画法第53条の許可が必要です

家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・用途地域・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12草津市の成り立ち ― 東海道と中山道が分かれる宿場町から、人口14万人の市へ

草津市は、昭和29年(1954年)10月に市制を施行しました。 市の年表は「草津町と志津・老上・山田・笠縫・常盤の5か村が合併、草津市が誕生。人口32,152人。市章の制定」と記しています。 昭和31年9月には、大字渋川が栗東町から分かれて草津市に編入されました。 市章は一般公募によって昭和29年10月15日に制定されたもので、 「く、さ、つ」を図案化し、「線の太いものは市勢の力強さを示し、全体を横にすれば本市が日本の中央に位置するということを表しています」と 市は説明しています。

東海道と中山道が分かれ、合わさる場所

市公式の「草津市の概要・位置」は、草津を次のように紹介しています。

「東海道と中山道の分岐・合流の地であった草津は、天下を手中に収めようとした時の権力者たちにとっても、 歴史上重要な場所でした。」

古代の官道が通り、江戸時代には東海道と中山道が分岐・合流する地として草津宿が発展しました。 多くの大名や姫君が泊まった草津宿本陣は、往時の姿を伝えるものとして国指定の史跡になっています。 市内には縄文・弥生時代の遺跡、南笠古墳群、史跡 野路小野山製鉄遺跡もあり、 平成30年5月には榊差遺跡で国内最古級の鋳造遺構が見つかっています(市の年表)。

陸の道だけではありません。 市公式は、草津が「琵琶湖の湖上交通の要衝」でもあったと書いています。 豊臣秀吉ら歴代の天下人のもとで芦浦観音寺が湖上の船を掌握する役割を担い、 矢橋・山田・志那の湊が舟運でにぎわった、と。 矢橋町・山田町・志那町という町名は、いまも草津市の住所として残っています。 「芦浦観音寺」と「草津のサンヤレ踊り」は平成30年5月に日本遺産に追加認定され、 サンヤレ踊りは令和2年3月に「近江湖南のサンヤレ踊り」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。

ただし、正確を期して書いておきます。 「草津」という地名そのものの語源・由来を説明した記述は、市公式のページでは確認できませんでした(未取得)。 このページでは、推測による地名の由来は載せていません。 なお、市は平成9年9月に群馬県吾妻郡草津町と友好交流協定を結んでいます。同じ「草津」の名を持つ自治体どうしの交流です。

1町5村が、いまも学校と学区の名前に残っている

合併前の町村いまの学区・学校の名前
草津町草津学区/草津小学校・草津第二小学校・草津中学校
志津村志津学区・志津南学区/志津小学校・志津南小学校
老上村老上学区・老上西学区/老上小学校・老上西小学校・老上中学校
山田村山田学区/山田小学校
笠縫村笠縫学区・笠縫東学区/笠縫小学校・笠縫東小学校
常盤村常盤学区/常盤小学校

※旧町村の名前と、いまの学区・学校の名前が同じものを並べた表です。 旧町村の区域と現在の学区の区域が一致するかどうかは確認していません (大路区・渋川学区・矢倉学区・玉川学区・南笠東学区のように、旧町村の名前を持たない学区もあります)。

草津市で物件を探すときは、「草津市のどこか」ではなく「どの学区か」で考えると、整理がつきやすくなります。 人口の統計も、防災マップも、まちづくり協議会も、学区の単位でまとまっているからです。 市の年表には、学校が次々に開校していく様子が記録されています。

年月開校した学校
昭和48年4月草津第二小学校
昭和52年4月玉川小学校
昭和53年4月笠縫東小学校・矢倉小学校
昭和54年4月老上中学校
昭和55年4月新堂中学校
昭和59年4月高穂中学校
昭和62年4月志津南小学校
平成元年4月南笠東小学校
平成4年4月玉川中学校
平成15年4月渋川小学校
平成28年4月老上西小学校

昭和48年から平成28年まで、43年のあいだに小学校が8校、中学校が4校増えました。 人口が増えるたびに学校を分けてきた市だということです。 いちばん新しいのは平成28年4月に開校した老上西小学校(矢橋町)で、老上小学校と同じ老上中学校の校区にあります。 学校が分かれるということは、校区の線が引き直されるということでもあります。 通学区域一覧は令和5年5月20日に改正されています。古い情報で校区を判断しないでください。

駅と大学と再開発 ― 平成6年がひとつの転機

年月できごと(草津市「草津市のあゆみ」)
昭和31年11月国鉄東海道本線、京都-米原間の電化完成
昭和42年4月国鉄草津駅が県内初の橋上駅として新築完成
昭和43年4月国鉄草津駅西口開設
昭和45年3月国鉄東海道本線、草津-京都間の複々線工事完成
昭和55年1月国鉄草津線電化工事完成
平成元年4月「エルティ932」オープン
平成6年4月立命館大学びわこ・くさつキャンパス開設
平成6年9月JR南草津駅開業
平成16年12月大路地区再開発事業TOWER・111オープン
平成19年7月JR南草津駅西口広場完成
平成23年3月JR南草津駅新快速電車停車
平成28年3月連節バス「ジョイントライナー」運行開始

平成6年(1994年)に、大学と駅が同じ年にできました。 翌平成7年6月に、市の人口は10万人を超えています。 いま住宅地の最高地点になっている南草津1丁目(369,000円/㎡)も、成約の中央値が最も高い南草津(4,400万円)も、 30年あまり前には駅のなかった場所です。 成約個票の南草津のマンションが2021年築であるように、南草津駅のまわりは、いまも新しい建物が建ち続けているエリアです。

川が市街地から消えた ― 平成14年の草津川

市の年表には、平成14年(2002年)の欄に「3月 新草津川桜の木植樹開始」「7月 新草津川の通水開始」とあります。 市公式の草津川跡地整備事業のページは、「平成14年に旧草津川が廃川となり、生まれた広大な空間」と書いています。 市街地を流れていた川が、新しい川に付け替えられ、もとの川は跡地になったということです。

跡地については、平成22年から23年にかけて基本構想が検討され、 「緑」「歴史」「防災」「交通」の4つの機能を基本として活用する方針が立てられました。 平成29年4月に草津川跡地公園の区間2「ai彩ひろば」と区間5「de愛ひろば」が供用を開始し、 同年3月には矢倉隧道、平成31年3月には東海道の「草津宿橋」が完成しています。 草津駅の近くで物件を探すと、この跡地公園に近いことが売り文句になっている物件に出会います。 公園に近いことは利点ですが、旧い川の跡と、その両側の土地の高さの関係は現地で確かめてください。 浸水の想定は、市の洪水・内水ハザードマップと県の地先の安全度マップで確認できます。 (旧草津川の構造や延長・面積は、市のページの本文では確認できていません。未取得。)

市のシンボルと、市域の地理

項目内容
市制施行昭和29年(1954年)10月(草津町と志津・老上・山田・笠縫・常盤の5か村)
市章昭和29年10月15日制定(一般公募)。「く、さ、つ」を図案化
市の木/市の花キンモクセイ/アオバナ(昭和56年1月制定)
市民憲章・市民歌草津市民歌は昭和39年10月(市制10周年)、草津市民憲章は昭和42年5月に制定
都市宣言など「ゆたかな草津人権と平和を守る都市」宣言(昭和63年10月)/草津市桜憲章(平成18年3月・「市では全国初」)/ 健幸都市宣言(平成28年8月)/草津市気候非常事態(ゼロカーボンシティ)宣言(令和3年12月)
位置滋賀県の南部。南北約13.2km・東西約10.9km
面積67.82km²(うち琵琶湖を除く面積は4,865ha)
地勢琵琶湖の湖辺一帯に田園風景が広がり、対岸に比良・比叡の山並みを望む(市公式)
市役所所在地滋賀県草津市草津三丁目13番30号(平成4年5月に新庁舎完成)
姉妹都市・友好都市アメリカ合衆国ミシガン州ポンティアック市(昭和53年8月)/香川県観音寺市(昭和57年10月)/ 中国上海市徐匯区(平成3年5月)/群馬県吾妻郡草津町(平成9年9月)

年表

年できごと
昭和29年(1954年)10月市制施行(草津町と志津・老上・山田・笠縫・常盤の5か村)。人口32,152人。市章の制定
昭和31年(1956年)9月大字渋川が栗東町から分町して草津市に編入
昭和33年(1958年)7月草津市役所庁舎新築移転
昭和41年(1966年)7月上水道が市内全域に給水開始
昭和46年(1971年)8月人口が5万人突破
昭和49年(1974年)公共下水道事業開始(3月)/近江大橋開通(9月)
昭和50〜51年山寺工業団地(昭和50年1月)・馬場工業団地(昭和51年3月)の造成完了
昭和57年(1982年)4月下水道供用開始
平成4年(1992年)5月市役所新庁舎完成
平成6年(1994年)立命館大学びわこ・くさつキャンパス開設(4月)/JR南草津駅開業(9月)
平成7年(1995年)6月人口10万人突破
平成8年(1996年)草津宿本陣の保存整備工事完了(4月)/水生植物公園みずの森開園(7月)/県立琵琶湖博物館開館(10月)
平成14年(2002年)7月新草津川の通水開始。旧草津川は廃川に
平成17年(2005年)3月名神高速道路 草津田上インターチェンジがオープン
平成18年(2006年)9月草津市建築物の浸水対策に関する条例を施行(9月1日)
平成20年(2008年)2月新名神高速道路開通
平成23年(2011年)3月JR南草津駅に新快速電車が停車
平成24年(2012年)10月草津市景観計画を施行(10月1日)
平成25年(2013年)10月まめバス本格運行、草津・栗東くるっとバス運行開始
平成27年(2015年)9月人口が13万人に
平成28年(2016年)連節バス「ジョイントライナー」運行開始(3月)/老上西小学校開校(4月)
平成29年(2017年)4月草津川跡地公園 ai彩ひろば(区間2)、de愛ひろば(区間5)供用開始
平成30年(2018年)芦浦観音寺と草津のサンヤレ踊りが日本遺産に追加認定(5月)/立地適正化計画を策定(平成30年度)/ 南草津プリムタウン地区地区計画を決定(12月25日)
令和2年(2020年)国勢調査 143,913人・66,944世帯(10月1日)
令和4年(2022年)都市計画マスタープランを策定(1月)/開発許可の災害ハザードエリアの扱いを厳格化(4月1日)
令和5年(2023年)10月子ども医療費助成の対象を中学生・高校生世代まで拡大
令和6年(2024年)人口が14万人に到達(4月)/中学校の給食費を無償化(令和6年度から)/地域公共交通計画を策定(6月20日)/ インフロニア草津アクアティクスセンター(草津市立プール)供用開始(8月)/市制施行70周年記念式典(10月)
令和7年(2025年)盛土規制法の規制区域を滋賀県が指定(4月1日)/史跡草津宿本陣の耐震補強工事が終了・一般公開を再開(4月)/ 国勢調査 148,731人・70,495世帯(10月1日)
令和8年(2026年)3地区を市街化調整区域から市街化区域に編入(2月27日)/ 用途地域の変更(4地区)、烏丸半島中央部地区計画の決定(3月31日)/ 小学校の給食費を無償化(4月)/耐震改修事業補助の限度額を115万円に(令和8年度)/住民基本台帳人口142,144人(9月30日)

※地名「草津」の語源・由来、市制施行の日付(年表の記載は「昭和29年10月」)、 旧町村の区域と現在の学区の対応、旧草津川の構造・延長は確認できていません(未取得)。 出典:草津市「草津市の概要・位置」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/gaiyo.html / 草津市「草津市のあゆみ(1954年から1974年)」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/ayumi/kusatsu1954-1974.html / 同(1975年から1994年) https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/ayumi/kusatsu1975-1994.html / 同(1995年から2014年) https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/ayumi/kusatsu1995-2014.html / 同(2015年以降) https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/ayumi/2015.html / 草津市「市章」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/shisei/shokai/shisho/shisho.html / 草津市「草津川跡地整備事業」 https://www.city.kusatsu.shiga.jp/kurashi/toshikeikaku/kusatsugawaatochi/index.html

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草津市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、草津市の成約は262件です。中古マンション等が147件で成約中央値3,600万円(中央の専有面積76㎡・中央の築年2005年)、戸建が115件で3,200万円(中央の土地面積150㎡・中央の築年2009年)。最寄駅別では草津(滋賀)140件(3,400万円・平均徒歩11分)、南草津103件(3,600万円・11分)、瀬田(滋賀)18件(1,600万円・25分)。町丁目別では大路36件(3,800万円)、南草津25件(4,400万円)、野路21件(3,300万円)、笠山17件(1,300万円)、西大路町15件(2,500万円)、平井12件(3,200万円)、草津11件(4,300万円)、西渋川11件(4,200万円)です。3,800万〜4,400万円の帯(2つの駅のまわり)、2,500万〜3,300万円の帯、1,000万円台の帯の3つがあると見ていただくと分かりやすいと思います。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地14地点の平均が1㎡あたり139,642円、前年比+4.4%。商業地は9地点平均241,222円(+6.8%)、工業地は1地点65,500円(+4.8%)です。前年と比べられる23地点は、すべて上昇しました。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

草津市に市街化調整区域はありますか?

あります。琵琶湖を除いた市域の約59%が市街化調整区域です。市の都市計画マスタープランによると、琵琶湖を除く市域4,865haのうち市街化区域は約1,984ha(約41%・令和2年度末)。差し引き約2,881ha(当方算出)が市街化調整区域です。市街化調整区域は、原則として建築を目的とした開発ができない区域で、建て替えに許可が必要だったり、住宅ローンの取扱いが金融機関によって分かれたりします。一方で、都市計画税(0.3%)はかかりません。草津市の場合、注意点が2つあります。ひとつは、令和8年2月27日に市内3地区が市街化調整区域から市街化区域に編入されたこと。古い資料の区域区分は、いまと違う可能性があります。もうひとつは、草津市には都市計画法第34条第11号・第12号にもとづく条例があり、調整区域でも一定の区域・条件で建築が認められる仕組みがある一方、令和4年4月1日から、土砂災害警戒区域と想定浸水深3.0m以上の浸水想定区域などがその区域から除外されたことです。市街化調整区域の地区計画は、下物町、北山田五条・山田、烏丸半島中央部の3地区にあります。検討中の物件がどの区域かは、都市計画課(077-561-2375)または重要事項説明書でご確認ください。

草津駅と南草津駅、どちらの物件が高いですか?

成約の中央値は、南草津駅のほうが200万円高いという結果です。国土交通省の成約価格情報で、草津(滋賀)が140件・中央値3,400万円・平均徒歩11分、南草津が103件・3,600万円・平均徒歩11分。件数は草津駅のほうが多くなっています。町丁目別では、南草津が25件・4,400万円で集計した8町丁目の最高、草津駅の側は大路36件・3,800万円、西渋川11件・4,200万円、西大路町15件・2,500万円です。地価公示では、商業地の最高が大路1丁目の510,000円/㎡(+11.8%)、次が野路1丁目の441,000円/㎡(+10.0%)。住宅地の最高は南草津1丁目の369,000円/㎡(+9.5%)です。草津駅はJR東海道本線と草津線が接続する駅、南草津駅は平成6年9月に開業した駅で、平成23年3月から新快速が停車しています(草津市の年表)。成約個票では、南草津のマンションが2021年築・60㎡・3,600万円、大路のマンションが2004年築・95㎡・3,600万円、西大路町が1998年築・80㎡・3,600万円。同じ3,600万円で、南草津は新しくて狭く、草津駅の側は築年が古くて広い、という違いが出ています。どちらが良いかは、広さと新しさのどちらを優先するかで変わります。なお、令和8年3月31日に草津駅西・警察署跡地周辺・野路国道沿道の3地区で容積率が引き上げられており、どちらの駅のまわりも、今後建物が変わっていく可能性があります。

成約データに出てくる「瀬田(滋賀)」は草津市の駅ですか?

いいえ。瀬田駅は大津市の駅です。JR西日本の駅情報による所在地は大津市大萱1丁目です。草津市にある鉄道の駅は、JR草津駅(草津市渋川1丁目)とJR南草津駅の2つで、市公式も「市の中心市街地は、JR草津駅とJR南草津駅の両駅を中心に形成しています」としています。草津市内の物件でも、市の南部では瀬田駅が最寄りになることがあり、国土交通省の成約価格情報では瀬田(滋賀)を最寄りとする草津市内の成約が18件・中央値1,600万円・平均徒歩25分でした。草津・南草津の2駅(3,400万円・3,600万円、平均徒歩11分)と比べて、価格は半分以下、駅からの距離は2倍以上です。町丁目別で中央値が最も低い笠山(17件・1,300万円)も、この方面の物件と考えられます(町丁目と最寄駅の対応は公表データでは確認できません)。価格が低い理由のひとつは駅からの距離ですので、バス路線・自転車での経路・駐車場を確認してください。また、笠山五丁目・七丁目・八丁目には土砂災害警戒区域(急傾斜地の崩壊)の指定がありますので、区画ごとに滋賀県防災情報マップで確認することをおすすめします。

草津市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。市公式は「全ての固定資産の課税標準額の合計(千円未満切捨て)×税率」として、固定資産税1.4%、都市計画税0.3%と説明しています。都市計画税は市街化区域内に所在する土地・家屋が課税対象ですので、市街化区域の物件は合計1.7%、市街化調整区域の物件は1.4%のみになります。納税義務者は毎年1月1日(賦課期日)の所有者で、納税通知書は毎年5月初旬に郵送されます。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。住宅用地の特例は、200㎡以下の小規模住宅用地で固定資産税が評価額の6分の1・都市計画税が3分の1、それを超える一般住宅用地で固定資産税3分の1・都市計画税3分の2。草津市の戸建の成約は中央の土地面積が150㎡ですから、多くの物件は土地の全部が小規模住宅用地に収まります。新築住宅の減額措置は、床面積120㎡までの部分の固定資産税が減額されるもので、一般の住宅は新築後3年度分、3階以上の中高層耐火建築物は5年度分(長期優良住宅は5年度分・7年度分)。市は「都市計画税は対象外です」と明記しています。草津市は地価が上がっている市です。評価額は3年ごとに見直され、次の評価替えは令和9年度です。令和8年度の各期の納期限の日付は、本ページでは確認できていません(未取得)ので、市の納期限一覧でご確認ください。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、市の税務課または納税通知書でご確認ください。

草津市の給食費やこどもの医療費はどうなっていますか?

令和8年度、草津市立の小学校・中学校の給食費は保護者負担がありません。市公式によると、中学校は令和6年度から無償化を継続し、小学校は令和8年4月から無償化しています。令和8年度の給食費(食材費)は小学校が月額5,200円、中学校が月額6,100円に引き上げられましたが、無償化により保護者からの徴収はありません。これは令和8年度の内容です。翌年度以降も同じとは限りません。こどもの医療費は、就学前の乳幼児が所得制限なしで保険診療の一部負担金分の助成、小中学生と高校生世代(年度内に満18歳になる方まで)が「子ども医療費助成」の対象です。入院は自己負担なし、通院は1か月につき医療機関ごとに500円(院外の調剤薬局は自己負担なし)。中学生・高校生世代は令和5年10月から対象になりました。保険適用外のもの(予防接種、入院時の食事代等)は対象外で、県外の医療機関では受給券が使えず払い戻しの手続きになります。市立小学校は14校、市立中学校は6校。なお待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。

引っ越す前から、新居の校区の学校に通わせることはできますか?

できる場合があります。草津市の学区外就学の事由に「新築などによる転居予定」があり、転入・転居までの期間、転居する予定の学区の学校に通うことが認められます。逆に、引っ越したあとも元の学校に通い続けたい場合は、小学6年生・中学3年生は卒業まで、小学1〜5年生・中学1〜2年生は学期末までです。最終学年以外は「学年末」ではなく「学期末」までという点にご注意ください。このほか、新築・改築の期間に一時的に校区の外から通う場合、教育的配慮が必要な特別な事情がある場合が挙げられています。申請の前に教育委員会 学校教育課(077-561-2421)への相談が必須で、申請から許可まで通常1週間程度とされています。草津市は、同じ町名のなかで学校が分かれる町が多い市です。野村は一〜八丁目で小学校4校・中学校3校に分かれ、若竹町、追分、追分南、南笠町、矢橋町、橋岡町、木川町、青地町、岡本町も番・番地で学校が分かれます。「野路町」と「野路◯丁目」は別の校区です。番地まで決まった段階で、必ず学校教育課に指定校を確認してください。「学校選択制」という名前の制度についての記載は、市公式にはありません。

草津市で家を買うとき、災害リスクは何を確認すればよいですか?

草津市は「琵琶湖・川・丘陵」の3つを確認してください。市には「草津市建築物の浸水対策に関する条例」(平成18年9月1日施行)があり、その概要は浸水のおそれのある区域を「琵琶湖・野洲川・草津川における浸水予測区域」としています。市は「草津市洪水・内水ハザードマップ」(令和3年6月更新)と、14学区ごとの防災マップを公開しています。あわせて見ていただきたいのが、滋賀県の「地先の安全度マップ」です。大きな川だけでなく中小河川や農業用排水路など身近な水路のはん濫も考慮して、10年・100年・200年確率の雨での浸水深などを示したものです。滋賀県の流域治水の条例にもとづく浸水警戒区域(200年確率の雨で想定浸水深がおおむね3mを超える区域)は、県が公表している一覧に草津市の地区は載っていませんが、市のマスタープランは「草津川上流部等で5.0m以上の浸水深が想定されます」としています。土砂災害については、滋賀県の指定区域一覧で警戒区域49箇所、うち特別警戒区域31箇所(急傾斜地の崩壊47/30、土石流2/1)。山寺町・馬場町・岡本町・青地町のほか、桜ケ丘・追分南・若草・野路東・笠山の住宅地の一部に指定があります。琵琶湖や川に近い物件は浸水、丘陵の住宅地は土砂災害と、住所によって見るべき資料が変わります。浸水深などの具体値は、本ページでは取得できていません(未取得)ので、市のハザードマップと県のマップで必ずご確認ください。家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。

草津市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。草津市は成約の過半が中古マンションです。中古マンションは取引の形が物件ごとに違うため、対象になるかどうかは物件ごとの確認が必要です。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料・マンションの管理費や修繕積立金の精算金などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では当事者間で按分するのが商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、草津市固有の事情を正直に書いておきます。草津市は、滋賀県でいちばん土地が高く、いちばん上がっている市です。仲介手数料が0円になっても、物件価格そのものが高く、住宅地の地価は前年比+4.4%で上がっています。固定資産税の評価額も3年ごとに見直されます。成約しているマンションは中央の築年が2005年で、修繕積立金の値上げや大規模修繕の負担が、買ったあとにかかってきます。琵琶湖を除く市域の約59%は市街化調整区域で、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いが論点になります。市街化区域の4分の1は準工業地域・工業地域です。丘陵の住宅地には土砂災害警戒区域が、琵琶湖や川の近くには浸水の想定があります。市自身が主要道路の渋滞を「慢性的」と書いており、駅から離れた物件は移動の時間も考える必要があります。家タダは、近畿エリア圏内であれば即日対応します。草津市の物件も、内覧には担当者がご同行します。家タダは区域区分・用途地域・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

草津市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

草津市は、滋賀県でいちばん地価が高く、いちばん上がっている市です。住宅地の平均は139,642円/㎡・前年比+4.4%で、前年と比べられる標準地は住宅地も商業地もすべて上昇しました。だからまず、その物件の値段が、立地と建物に見合っているかを確かめる必要があります。次に、どの駅の物件か。成約の93%はJR草津駅か南草津駅で、平均徒歩11分。瀬田駅(大津市)が最寄りの物件は、価格帯も距離もまったく違います。そして区域と用途。琵琶湖を除く市域の約59%は市街化調整区域、市街化区域の4分の1は準工業・工業地域。令和8年2月27日には3地区が市街化区域に編入され、3月31日には駅前で容積率が引き上げられました。ハザードは、琵琶湖・野洲川・草津川の浸水と、丘陵の住宅地の土砂災害警戒区域49箇所・特別警戒区域31箇所。公的データに出ている草津市の成約は262件、うち147件が中古マンション等で中央値3,600万円、戸建は115件で3,200万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。3,600万円の物件なら125万4,000円、4,400万円なら151万8,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月8日

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