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【岸和田市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説

大阪

大阪府岸和田市 専門 エリアガイド

岸和田市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

1,600万円の物件なら 59万4,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている岸和田市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

岸和田市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
岸和田市の人口
184,57391,798世帯/令和8年9月1日現在(岸和田市 住民基本台帳人口)
住宅地 公示価格
9.07万円/㎡前年比 +0.9%/41地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
243国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建175件・マンション68件
買主様の仲介手数料
01,600万円なら59万4,000円の削減

岸和田・春木・和泉大宮・蛸地蔵・東岸和田・久米田・下松/野田町・土生町・上松町・池尻町・東ケ丘町・下野町・大町・加守町・上野町東・春木旭町・宮前町・南上町・西之内町・下池田町・吉井町・小松里町・並松町・磯上町・畑町・尾生町・岡山町・岸の丘町・八田町・三田町 ほか

岸和田市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている岸和田市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。岸和田市の戸建の成約中央値は1,600万円、マンションは1,200万円(直近4四半期・国土交通省 成約価格情報)。この価格帯なら、仲介手数料の上限額との差は1件あたり46万〜59万円になります。岸和田駅の成約中央値2,350万円なら84万1,500円の差です。

  • 岸和田市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均90,678円(41地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+0.9%
  • 市内で最も高い標準地(野田町一丁目・145,000円/㎡)と最も安い標準地(尾生町・30,000円/㎡)の差は4.8倍「岸和田市の相場」という一つの数字では物件を判断できない市です。
  • 市域7,272haのうち市街化区域は2,996ha(約41%)残る約4,276ha(約59%)が市街化調整区域です。都市計画税(0.3%)がかかるのは市街化区域だけです。
  • さらに市の立地適正化計画(令和7年4月1日策定)は、市街化区域2,996haのうち居住誘導区域を1,854ha(61.9%)に絞っています。市街化区域のなかにも、市が今後の居住を誘導しない区域が約4割あるということです。
  • 土砂災害警戒区域177箇所・土砂災害特別警戒区域159箇所(大阪府)。風致地区は4地区・計552.3ha。山側は規制が重なります。

01岸和田市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

岸和田市の価格帯で、いくら得になるか

岸和田市の住宅地は1㎡あたり平均90,678円(41地点の単純平均)。市内の標準地は最高145,000円/㎡(野田町1丁目295番2)から最低30,000円/㎡(尾生町2339番1)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が4.8倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,000万円39万6,000円0円▲39万6,000円
1,500万円56万1,000円0円▲56万1,000円
2,000万円72万6,000円0円▲72万6,000円
2,500万円89万1,000円0円▲89万1,000円
3,000万円105万6,000円0円▲105万6,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。

岸和田市の成約価格帯だと、いくら変わるか

直近4四半期の成約中央値は、戸建が1,600万円(175件・平均134㎡・平均築1996年)、マンションが1,200万円(68件・平均68㎡・平均築1993年)。戸建1,600万円なら仲介手数料の上限額は59万4,000円、マンション1,200万円なら46万2,000円。これがまるごと0円になります。駅別に見ると岸和田駅の中央値は2,350万円で、この価格帯だと84万1,500円の差。東岸和田駅の1,800万円なら66万円の差になります。

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

02数字で見る岸和田市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて岸和田市・大阪府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 令和7年国勢調査で見る

はじめにお断りしておきます。令和7年国勢調査の岸和田市の人口は、本ページ作成時点で市の公表値を確認できていません(未取得)。推測で数字を置くことはしませんので、ここでは住民基本台帳の人口と、市が立地適正化計画で公表している人口密度の実績・目標・推計を掲載します。岸和田市の住民基本台帳人口は184,573人・91,798世帯(令和8年9月1日現在)。市が令和3年4月1日時点で公表していた192,160人・88,561世帯と比べると、人口は約7,600人減り、世帯数は約3,200世帯増えています(差は当方算出)。人口が減りながら世帯が増えるのは世帯規模の縮小=単身・二人世帯の増加を意味し、中古戸建の平均面積が134㎡と大きい岸和田市では、「広い家が余り、小さな世帯が増える」という方向の需給になります。さらに市自身が、市街化区域の人口密度を令和2年国勢調査の77.5人/haから2035年に67.4人/ha2060年頃には40人/haを下回ると見通したうえで立地適正化計画を組み立てている点は、物件を買う側も知っておくべき前提です。

項目備考
住民基本台帳人口184,573人令和8年9月1日現在(岸和田市 市民健康部市民課)
うち男性/女性88,207人/96,366人男女別は公開データの列対応から整合させた値(確度中)
世帯数91,798世帯同上
令和3年4月1日時点の公表値192,160人/88,561世帯男92,212人・女99,948人(市公表PDF)
令和7年国勢調査—(未取得)市公表値を確認できていないため掲載していません
市域面積72.72km²(7,272ha)岸和田市プロフィール。標高0.0m〜866.9m
人口密度約2,538人/km²184,573÷72.72で当方が算出(市の公表値ではない)
市街化区域の人口密度77.5人/ha令和2年国勢調査ベース。立地適正化計画の基準値
 同 2026年目標/2035年推計73.7人/ha / 67.4人/ha2060年頃には40人/haを下回る見込み
居住誘導区域内に住む人の割合75.3%令和2年国勢調査ベース(立地適正化計画の基準値)
公共交通人口カバー率約84%鉄道・路線バス・ローズバス(立地適正化計画)
市制施行大正11年(1922年)11月全国で87番目の市。大阪市・堺市に次ぐ大阪府で3番目の市

市街化区域と市街化調整区域

岸和田市は大阪府南部(泉南地域)にあり、市域は大阪湾から和泉山脈まで細長く伸びています。標高は0.0mから866.9mまで。この地形の落差が、そのまま都市計画に反映されています。市全域が南部大阪都市計画区域に含まれますが、市街化区域は2,996ha(市域の約41%)にすぎず、残る約4,276ha(約59%)が市街化調整区域です。門真市のように市域の97.5%が市街化区域という市とは、まったく前提が違います。岸和田市では「その物件が市街化区域か調整区域か」が、購入検討の最初の分岐点になります。なお市街化調整区域のうち594ha(市域の約8%)は既存集落として市が把握しています。

区分面積構成比
市街化区域2,996 ha41.2%
市街化調整区域4,276 ha58.8%
合計(都市計画区域)7,272 ha100.0%

地価公示 ― 41地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、岸和田市の住宅地の標準地は41地点。 単純平均は1㎡あたり90,678円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+0.9%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
岸和田-1野田町1丁目295番2145,000+3.6%
岸和田-36野田町2丁目110番2135,000+3.8%
岸和田-13春木旭町234番71120,000+1.7%
岸和田-8上野町東8番11117,000+1.7%
岸和田-27宮前町8番13117,000+1.7%
(中略・全41地点)
岸和田-28尾生町2339番130,000−1.0%
岸和田-20八田町294番1外32,500−0.6%
岸和田-34三田町1721番356,900
岸和田-24東ケ丘町808番61058,800−2.0%
岸和田-38岡山町810番9559,400+0.3%

※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ岸和田市内で、住宅地の地価は4.8倍ちがいます

最も高いのは野田町1丁目295番2の1㎡あたり145,000円(+3.6%)。最も安いのは尾生町2339番1の30,000円(−1.0%)。その差は4.8倍です。「岸和田市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

岸和田市は大阪府内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある大阪府内の69市区町村のうち、 岸和田市の住宅地の平均価格は52位大阪市24区と堺市7区を除いた「市」だけで見ると、38市のなかで第24位です。

区分岸和田市の位置母数
住宅地の平均価格(府内・区を含む)52位69市区町村
住宅地の平均価格(市のみ)24位38市
前年比の変動率(府内・区を含む)48位69市区町村
前年比の変動率(市のみ)19位38市

※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

岸和田市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地41地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で4.8倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

03岸和田市で、実際はいくらで成約しているか

ここまでの地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点で評価した「土地の価格」です。 実際に人が家を買ったときの値段ではありません。
この章では、公益社団法人 近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)が公表している「実際に成約報告された取引」の集計を掲載します。 不動産会社が売買を成立させたときにレインズへ報告した実績で、「このエリアで、実際にいくらで売れたか」を示す数字です。

中古マンションの成約(大阪府南部・2026年8月度)

項目大阪府南部前年同月比近畿圏
成約件数64件+48.8%1,374件
成約価格1,402万円+24.8%3,087万円
成約㎡単価18.99万円/㎡+15.6%45.33万円/㎡
専有面積73.82㎡+8.0%68.10㎡
築年数32年4か月29年10か月

大阪府南部の範囲:高石市・河内長野市・松原市・羽曳野市・藤井寺市・富田林市・大阪狭山市・南河内郡・岸和田市・泉大津市・貝塚市・泉佐野市・和泉市・泉南市・阪南市・泉北郡・泉南郡

出典:公益社団法人近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)/マンスリーレポート No.165 2026年9月号。2026年8月度の集計

岸和田市で、実際に成約した物件(町丁目まで公表されています)

国土交通省「不動産情報ライブラリ」が公表する成約価格情報。宅地建物取引業者が指定流通機構(レインズ)へ成約報告した実際の取引価格を、個人が特定されないよう町丁目までの表示・価格と面積を丸めた形で公表しているものです。
下の数字は2025年第2四半期〜2026年第1四半期(直近4四半期)に岸和田市内で成約した243件を集計したものです。 レインズの地域別平均と違い、町丁目まで分かるのがこのデータの強みです。

種別件数成約価格の中央値平均面積平均築年
戸建(土地と建物)175件1,600万円134㎡1996年
中古マンション等68件1,200万円68㎡1993年

出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API(2026年9月21日時点)。中央値は当社で算出。

成約事例と、そのとき本来かかっていた仲介手数料

下表は岸和田市で実際に成約した物件のうち、価格が中央値に近い=そのエリアの典型例を抜き出したものです。 いちばん右の2列が要点で、同じ物件を家タダで買っていれば、仲介手数料の欄の金額がまるごと手元に残ります。

種別所在(町丁目)最寄駅成約価格面積間取り築年成約時期仲介手数料の上限家タダなら
中古マンション藤井町和泉大宮 徒歩4分1,200万円60㎡3LDK1998年2025年4〜6月46万2,000円0円
中古マンション上野町東和泉大宮 徒歩5分1,200万円85㎡4LDK1995年2025年10〜12月46万2,000円0円
中古マンション下野町和泉大宮 徒歩13分1,200万円90㎡4LDK1982年2025年10〜12月46万2,000円0円
中古マンション港緑町岸和田 徒歩13分1,200万円85㎡3LDK2003年2026年1〜3月46万2,000円0円
戸建磯上町忠岡 徒歩15分1,600万円土地100/建物95㎡4LDK2001年2025年4〜6月59万4,000円0円
戸建門前町東岸和田 徒歩0分1,600万円土地105/建物105㎡4LDK2010年2025年7〜9月59万4,000円0円
戸建春木泉町春木 徒歩20分1,600万円土地125/建物125㎡4LDK+S1997年2025年4〜6月59万4,000円0円
戸建並松町岸和田 徒歩15分1,600万円土地105/建物100㎡4LDK+S2004年2025年7〜9月59万4,000円0円

※仲介手数料は宅地建物取引業法の報酬額上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。※価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。※戸建の面積は「土地面積/建物面積」です。

岸和田市の町丁目別 成約価格(中央値)

同じ岸和田市内でも、町丁目が変わると成約価格は大きく変わります。件数が3件以上あった町丁目を、件数の多い順に並べました。

町丁目件数成約価格の中央値平均面積
土生町17件2,100万円96㎡
下野町15件750万円91㎡
上松町11件2,000万円161㎡
池尻町10件1,790万円140㎡
大町9件850万円79㎡
加守町8件695万円98㎡
上野町東8件415万円42㎡
東ケ丘町7件2,200万円254㎡

同じ岸和田市内で、町丁目が変わると成約価格は5.3倍ちがいます

上表で最も高いのは東ケ丘町(7件・中央値2,200万円)、最も低いのは上野町東(8件・中央値415万円)その差は5.3倍です。
「岸和田市の相場」というひとつの数字で物件を判断すると、この差が見えません。検討中の物件がどの町丁目にあるのか、その町丁目の成約水準はいくらなのか——ここまで見て初めて「この価格は妥当か」が判断できます。家タダでは、物件URLをお送りいただければその物件の町丁目の成約事例と照らして妥当性を無料で診断します。

岸和田市は「どの駅か」で価格が変わる

同じ岸和田市内でも、最寄駅が変わると成約価格の中央値は大きく動きます。成約が3件以上あった駅を、件数の多い順に並べました。

最寄駅成約件数成約価格の中央値平均徒歩
東岸和田駅50件1,800万円徒歩12分
久米田駅44件1,550万円徒歩15分
和泉大宮駅35件750万円徒歩10分
岸和田駅34件2,350万円徒歩10分
春木駅32件900万円徒歩14分
下松(大阪)駅17件1,400万円徒歩16分

※国土交通省の成約価格情報に記録された最寄駅名・徒歩分にもとづく集計です。徒歩分は各駅の平均値。件数が3件未満の駅は除いています。

最も高い駅と最も安い駅で3.1倍の差

岸和田駅が中央値2,350万円で最も高く、和泉大宮駅が750万円で最も低い。その差は3.1倍です。「岸和田市の相場」とひとくくりにせず、どの駅を使う物件かで見る必要があります。

岸和田市の買主が、この1年で払った仲介手数料の試算

岸和田市では直近4四半期に243件が成約しています。種別ごとの成約価格の中央値に宅建業法の報酬額上限をあてはめると、買主側が支払った仲介手数料の合計は、およそ1.4億円という計算になります。
この全部が、家タダで買えば0円だった金額です。

※あくまで試算です。中央値=全件の代表値とみなし、全件が報酬額の上限で取引されたと仮定しています。実際には上限より低い手数料の取引や、売主が宅建業者で買主側に手数料が発生しない取引も含まれます。金額の大きさより「1件あたり100万円前後が動いている」という規模感の目安としてご覧ください。

※件数の少ない町丁目は、中央値が1〜2件の特殊な取引に引っ張られます。必ず件数の列と併せてご覧ください。

この成約価格なら、仲介手数料はいくらかかるか

大阪府南部の中古マンションの平均成約価格は1,402万円。 この価格で買うと、仲介手数料は上限で52万8,660円かかります。家タダならこれが0円です。
下表は、実際の成約価格帯に宅建業法の報酬額上限(税込)をあてはめたものです。

成約価格仲介手数料の上限(税込)家タダの場合差額
800万円33万円0円33万円 の削減
1,100万円42万9,000円0円42万9,000円 の削減
1,400万円52万8,000円0円52万8,000円 の削減
1,700万円62万7,000円0円62万7,000円 の削減
2,100万円75万9,000円0円75万9,000円 の削減

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。実際の手数料額は物件・媒介形態により異なります。

いまの市況(2026年8月度・近畿圏)

  • 中古マンション:成約件数は7ヶ月連続で減少。成約㎡単価は7ヶ月ぶりに下落
  • 中古戸建住宅:成約件数は2ヶ月連続で増加。在庫件数は50ヶ月連続で増加

買う側から見ると、いまは交渉余地が出てきている局面です

近畿圏の中古マンションは成約件数が7か月連続で減少し、成約㎡単価も7か月ぶりに下落しました。 件数が落ちて単価も下がるのは、売り手が強気の価格を維持できなくなってきているサインです。
一方で中古戸建は成約件数が2か月連続で増加しており、マンションと戸建で需給の向きが逆になっています。
買う人にとっての意味:売り出し価格がそのまま通る局面ではないということです。 成約データを根拠に指値を入れる余地があります。家タダでは、レインズの成約事例をお見せしたうえで、 価格交渉まで無料で代行します。仲介手数料0円と価格交渉は別の話で、両方やって初めて手取りの差が出ます。

この数字の読み方(必ずお読みください)

・これは近畿レインズが公表している地域全体の集計値であり、家タダ(株式会社MILLIONS)自身の成約実績ではありません。

・レインズの定義では「成約物件 = 当月に成約報告されたもの」です。成約報告があったものの集計であり、市場のすべての取引を網羅したものではありません。

・平均値なので、同じ地域でも駅距離・築年数・面積・階数によって実際の成約価格は大きく上下します。 ご検討中の物件が相場に対して妥当かどうかは、物件URLをお送りいただければ個別にお調べします(無料)。

04岸和田市の特徴 ― 市が「住んでください」と言っているのは、市街化区域の61.9%だけ

岸和田市で家を買うとき、いちばん最初に知っておくべき数字はこれです。

区分面積市域7,272haに占める割合意味
市域(都市計画区域)7,272 ha100% 全域が南部大阪都市計画区域
市街化区域2,996 ha約41% 都市計画税0.3%がかかる。開発は500㎡以上が許可対象
市街化調整区域約4,276 ha約59% 都市計画税なし。規模を問わず全ての開発行為が許可対象
 うち既存集落594 ha約8% 市が既存集落として把握している区域
居住誘導区域1,854 ha 市街化区域の61.9%市が今後も居住を誘導する区域
都市機能誘導区域396.6 ha市街化区域の13.3% 医療・福祉・商業を集約する区域

出典:岸和田市立地適正化計画(令和7年4月1日策定)本編・資料編 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/129-ritteki.html / 市街化調整区域の面積は市域7,272haから市街化区域2,996haを差し引いた当方算出値です。

理由1:市街化区域のなかにも「線」が引かれている

市街化区域かどうかは、多くの人が見る項目です。 しかし岸和田市にはその内側にもう一本の線があります。

市は令和7年4月1日に立地適正化計画(計画期間2025〜2034年度)を策定し、 市街化区域2,996haのうち居住誘導区域を1,854ha=61.9%に設定しました。 言いかえると、市街化区域のなかの約4割(1,142ha)は、市が今後の居住を誘導しない区域です。 都市機能誘導区域はさらに絞られていて396.6ha(市街化区域の13.3%)しかありません。

これは「そこに住んではいけない」という意味ではありません。 市街化区域である以上、建築も再建築もできます。 ただし医療・福祉・商業といった生活利便施設を将来どこに集めるかという市の方針が、 すでに地図の上で決まっているということです。 30年ローンで家を買うなら、30年後にその住所が誘導区域の内側にあるかどうかは、 駅からの距離と同じくらい重要な情報になります。

理由2:市自身が、人口密度の低下を前提に計画を立てている

なぜ市は誘導区域を絞ったのか。計画に書かれている数字がその理由です。

指標数値時点
市街化区域の人口密度(基準値)77.5人/ha 令和2年国勢調査
同(目標値)73.7人/ha2026年
同(推計値)67.4人/ha2035年
同(将来見通し)40人/haを下回る 2060年頃
居住誘導区域内に住む人の割合(基準値)75.3% 令和2年国勢調査
公共交通人口カバー率約84%計画策定時

市は2050年までは市街化区域の人口密度40人/ha以上を維持できる見込みだが、 2060年頃には40人/haを下回ると見通しています。 人口密度が下がれば、まず撤退するのはスーパー・診療所・路線バスです。 市が誘導区域を61.9%に絞ったのは、限られた人口を集めてこれらを維持するためです。

住民基本台帳でも同じ方向が出ています。 令和3年4月1日の市公表値192,160人・88,561世帯に対し、 令和8年9月1日は184,573人・91,798世帯人が約7,600人減り、世帯が約3,200増えた(差は当方算出)。 これは世帯あたりの人数が小さくなっているということで、 平均134㎡という岸和田市の中古戸建の大きさとは、方向が逆です。

理由3:市内の地価が4.8倍開くのは、地形が4つに分かれているから

岸和田市の住宅地の標準地41地点は、 最高が野田町一丁目の145,000円/㎡、最安が尾生町の30,000円/㎡。 その差は4.8倍です。市の平均は90,678円/㎡(前年比+0.9%)で、 大阪府内では69市区町村中52位、市だけで見ると38市中24位です。

この4.8倍は、市自身の説明でそのまま説明がつきます。 岸和田市の標高は0.0mから866.9m。市は都市計画マスタープランで 「地形によって特徴づけられた、臨海区域・都市区域・田園区域・山間区域の4つの区域ごとに、 区域の特性を活かした土地利用を誘導してきました」と明記しています。

位置代表的な標準地円/㎡ 前年比区域の性格
海側・市の中心野田町一丁目295番2145,000 +3.6%都市区域/都市中核地域。都市機能誘導区域
野田町二丁目110番2135,000+3.8%
春木旭町234番71120,000+1.7%
中間・山側の市街地土生町九丁目1361番18112,000 +2.8%都市区域。東岸和田駅・久米田駅の圏内
池尻町846番481,500+0.6%
丘陵部東ケ丘町808番61058,800 −2.0%地積223㎡。区画が大きく単価は低い
山側・田園八田町294番1外32,500 −0.6%田園区域・山間区域。市街化調整区域が中心
尾生町2339番130,000−1.0%

上昇の勢いという点で目立つのが土生町です。 住宅地の標準地は九丁目1361番18が112,000円/㎡(+2.8%)、二丁目3347番が110,000円/㎡(+2.8%)、 六丁目1530番21が103,000円/㎡(+3.0%)と、いずれも前年比3%前後の上昇。 商業地の土生町三丁目4064番外は161,000円/㎡で+6.6%と、 令和8年地価公示における岸和田市の全用途で最も高い上昇率です。 成約でも土生町は17件・中央値2,100万円(平均96㎡)と件数・価格の両方で上位に入っています。

上がっている地点と下がっている地点が、地形ではっきり分かれています。 海側の中心部は+3%台、中間の市街地は+1〜3%、 丘陵部と山側はマイナス。市全体の+0.9%という平均値は、 この正反対の動きを足して割った数字にすぎません。

理由4:山側は、規制が三重・四重にかかっている

山側の地価が上がらないのは「不便だから」だけではありません。 公的な規制が重なっていることが、はっきりした理由として挙げられます。

規制規模内容
市街化調整区域約4,276ha(市域の約59%) 規模を問わず全ての開発行為が許可対象。都市計画法34条により新築・建替えが制限され、 認められるのは日常生活用品の店舗、ドライブイン、分家住宅等
土砂災害警戒区域177箇所 いわゆるイエローゾーン。立地適正化計画資料編は「市街化調整区域に多く指定」と記載
土砂災害特別警戒区域159箇所 いわゆるレッドゾーン。建築物の構造規制がかかり、住宅の新築・増改築に制限
風致地区4地区・計552.3ha 久米田/焼ノ山/中島池/海岸寺山。建築・宅地造成・木竹の伐採など8区分が許可制

土砂災害警戒区域177箇所・特別警戒区域159箇所という数字は、 大阪府全体(警戒8,383箇所・特別7,773箇所)の約2%にあたります (大阪府、令和8年9月14日までの指定を反映/岸和田市の最新告示日は平成28年9月13日)。 河内長野市の1,671箇所・1,642箇所のような突出した数ではありませんが、 市街化調整区域に集中しているという分布が、山側の物件を見るうえで重要です。

風致地区は面積が552.3haと大きく、 市域7,272haの7.6%(当方算出)にあたります。 久米田・焼ノ山・中島池の3地区は岸和田市の条例(令和7年4月1日施行)、 海岸寺山地区は貝塚市域にまたがるため大阪府の条例が適用されます。 施行要領には壁面後退として 「道路境界線から1.8m、その他の境界線から1m以上」という数値が記載されています。

※風致地区の種別ごとの建ぺい率・高さの最高限度は、 施行要領PDFの別表が分離掲載されており確認できていません(未取得)。 建築計画がある場合は市の公園緑地課にご確認ください。 出典:大阪府「大阪府内の土砂災害防止法の指定状況」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130110/damusabo/dosyahou/d_sitei.html / 岸和田市「岸和田市の風致地区について」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/132-huchi.html

理由5:最低敷地面積150㎡が、岸和田市の区画の大きさを決めている

もうひとつ、岸和田市の価格構造を決めている規制があります。 岸和田市開発行為等に関する技術基準(令和7年4月1日)が定める 1戸建住宅の最低敷地面積です。

区域1戸建住宅の敷地面積の最低限度
第一種低層住居専用地域150㎡以上(約45坪)
商業地域100㎡以上
その他の地域100㎡以上
(参考)岸和田丘陵地区 地区計画 住宅地区180㎡以上

大阪市内では20坪台の狭小戸建てが当たり前に流通します。 しかし岸和田市の第一種低層住居専用地域では、150㎡を下回る区画での戸建分譲が成立しません。 岸和田丘陵地区(岸の丘町一〜三丁目)に至っては180㎡です。

この規制は、成約データにそのまま出ています。

町丁目件数成約中央値 平均面積
東ケ丘町7件2,200万円 254㎡
土生町17件2,100万円96㎡
上松町11件2,000万円161㎡
池尻町10件1,790万円140㎡
大町9件850万円79㎡
下野町15件750万円91㎡
加守町8件695万円98㎡
上野町東8件415万円 42㎡

面積と価格がきれいに並んでいます。 上位4町(東ケ丘町・土生町・上松町・池尻町)の平均面積は96〜254㎡、 下位4町(大町・下野町・加守町・上野町東)は42〜98㎡。 岸和田市の中古戸建全体の平均面積も134㎡(175件)で、 マンションの平均68㎡(68件)と大きく離れています。

買い手にとっての意味は、はっきりしています。 岸和田市では「狭くて安い戸建」という選択肢が、制度的に作りにくい。 そのぶん街区の水準は保たれますが、土地の総額は上がりやすい。 低い価格帯(415万〜900万円)で流通しているものの多くは、 成約個票を見るかぎり築30年前後のマンションです (下野町 90㎡・4LDK・1982年築・SRC造 1,200万円、 上野町東 85㎡・4LDK・1995年築・RC造 1,200万円 など)。

出典:岸和田市開発行為等に関する技術基準(令和7年4月1日) //www.city.kishiwada.lg.jp/uploaded/attachment/150621.pdf / 岸和田市「岸和田丘陵地区地区計画」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/44-kyuuryouchiku.html / 成約データは国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・243件)。 これは家タダ自身の成約実績ではなく、国土交通省が公表している取引データです。

理由6:海側は海側で、津波と高潮の想定がある

では海側が無条件に良いかというと、そうではありません。

  • 津波:想定地震は南海トラフ巨大地震(最大震度6弱)。大阪府の公表は平成25年8月。 地震発生後 約93分で最大高4.4mの津波が到達し、浸水面積は398ha。 市は南海本線より山側(東側)への避難を推奨しています。
  • 高潮:大阪府の公表は令和2年8月。想定条件は室戸台風級(中心気圧910hPa)で、 大阪湾の潮位偏差が最大となる台風経路、堤防等の決壊を考慮したものです。
  • 立地適正化計画の資料編は、高潮・津波の浸水深3m以上は「臨海町や木材町周辺のみ」と 評価しています。

市の評価は「臨海部に限定される」です。 臨海区域はもともと都市計画マスタープランで 「港湾機能、工業・流通業務を担う」区域とされており、 景観計画でも「臨海景観区(工業・港湾)」。住宅地としては別枠のゾーンです。 とはいえ約93分で4.4mという数字と浸水面積398haという規模は、 海側の物件を見るときに必ず自分の住所で確認すべきものです。

まとめ ― 岸和田市は「区域を読む市」

岸和田市で物件を見るときに確認すべき区分は、少なくとも4つあります。

  • 市街化区域か、市街化調整区域か(約41% 対 約59%)
  • 市街化区域なら、居住誘導区域の内か外か(61.9% 対 38.1%)
  • 山側なら、土砂災害警戒区域・特別警戒区域・風致地区にかかっていないか
  • 海側なら、津波・高潮の浸水想定がどうなっているか

価格が4.8倍開くのは、この4つの区分の組み合わせが場所によって違うからです。 「岸和田市の相場」という一つの数字は、実務ではほとんど使えません。 家タダでは、ご検討中の物件についてこれらの区域をすべて契約前に無料で調査します。

空から見た、この50年の岸和田市

岸和田市は17世紀初頭の城下町から始まり、市のプロフィールによれば紡績工業都市を経て、現在は金属・機械・光学レンズ製造へと多角化しています。臨海部には木材コンビナートと鉄鋼があり、農業(米・たまねぎ・みかん)と漁業(大阪府内で屈指の漁獲量)も市の産業です。左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲(岸和田港から岸和田城・岸和田駅周辺)です。埋立てが進んだ臨海部と、城を中心に残る旧市街の街割りの対比が見えます。

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28703〜28705・y13038〜13039)で切り出しています。

05岸和田市を6に分けて考える(エリアガイド)

岸和田市には公的なエリア区分が2層あります。ひとつは都市計画マスタープランの地形による4区域(臨海区域・都市区域・田園区域・山間区域)。もうひとつは同じ計画の地域別構想の6地域(都市中核地域・岸和田北部地域・葛城の谷地域・岸和田中部地域・久米田地域・牛滝の谷地域)です。さらに景観計画は市全域を6つの基本景観区(臨海/旧市街・歴史/沿道型市街地/新市街地住宅/里/自然緑地)に分けています。ここでは、これら公式の区分に令和8年地価公示の41地点と国土交通省の成約価格情報243件を重ねて整理します。なお地域別構想のうち岸和田中部地域・久米田地域・牛滝の谷地域については、計画PDFから含まれる地区名を読み取れなかったため(未取得)、駅と町丁目を軸に記述しています。

都市中核地域(岸和田駅・蛸地蔵駅周辺)(最寄駅:岸和田・蛸地蔵)

中央・城内・浜・朝陽・東光・大宮の各地区。都市計画マスタープランが「高度に集積された商業・業務及び集住機能を特徴とするまちづくり」と位置づけた市の中心です。計画は「岸和田駅を中心に商業・業務系土地利用が広がり、近年は医療系サービス業務や住宅利用が増加」と記しています。住宅地の最高価格地点は野田町一丁目の145,000円/㎡(前年比+3.6%)、2番目も野田町二丁目の135,000円/㎡(+3.8%)。商業地でも野田町一丁目が261,000円/㎡(+4.4%)で市内最高です。成約中央値は岸和田駅2,350万円(34件・平均徒歩10分)で市内トップ。景観計画では「旧市街・歴史景観区」にあたり、岸和田城周辺は景観配慮地区の「歴史・伝統保全地区」に設定されています。なお市の立地適正化計画は都市機能誘導区域396.6ha(市街化区域の13.3%)を定めており、医療・福祉・商業をこうした拠点に集約していく方針です。

岸和田北部地域(春木駅・和泉大宮駅周辺)(最寄駅:春木・和泉大宮)

春木・大芝・城北・新条の各地区。計画は「出会い、ふれあい、賑わいのある市の玄関口としてのまちづくり」とし、「春木駅周辺に商店街・大規模商業施設」「臨海部は工業・流通業務系で、漁村集落と公営住宅が混在」と記しています。成約中央値は春木駅900万円(32件)、和泉大宮駅750万円(35件)で市内最安水準。国土交通省の成約個票で最寄駅が和泉大宮駅となっている町丁目を見ると、下野町(町丁目別 15件・中央値750万円・平均91㎡)、上野町東(8件・中央値415万円・平均42㎡)、藤井町が並び、この価格帯の多くは築30年前後のマンションです(下野町 90㎡・4LDK・1982年築・SRC造 1,200万円、上野町東 85㎡・4LDK・1995年築・RC造 1,200万円、藤井町 60㎡・3LDK・1998年築・RC造 1,200万円 など)。いっぽう標準地の単価は春木旭町234番71が120,000円/㎡(+1.7%)で市内3位、春木本町113番3も98,200円/㎡と、土地としての評価は決して低くありません。単価が高いのに成約総額が安い=流通の主役が土地ではなく中古マンション、という読み方が必要な場所です。

葛城の谷地域(東岸和田駅周辺)(最寄駅:東岸和田)

旭・太田・天神山・修斉・東葛城の各地区。計画は「豊かな自然環境と魅力あふれる都市機能が共存する暮らしやすいまちづくり」とし、「山間部・丘陵部・平地部が変化に富み、東岸和田駅周辺は駅前再開発が進行中」と記しています。成約件数は50件で市内最多、中央値1,800万円(平均徒歩12分)。成約個票では門前町の105㎡・4LDK・2010年築・木造(土地105㎡)が東岸和田駅 徒歩0分で1,600万円という例が出ています。地域内の天神山町二丁目73番199の標準地は66,500円/㎡(+0.5%)で、岸和田駅周辺(145,000円/㎡)の半分以下。駅からの距離より、海側か山側かで単価が決まるという岸和田市の構造がそのまま出ているエリアです。ただし地域名のとおり山側に向かって谷が延びる地形で、東へ行くほど市街化調整区域と土砂災害警戒区域に近づきます。旭・太田・天神山・修斉・東葛城のうち、どこまでが市街化区域かは必ず個別に確認してください。

久米田駅・下松駅周辺(市の中部)(最寄駅:久米田・下松)

市の中部。成約は久米田駅44件・中央値1,550万円(平均徒歩15分)、下松駅17件・中央値1,400万円(平均徒歩16分)。町丁目別では上松町が11件・2,000万円(平均161㎡)池尻町が10件・1,790万円(平均140㎡)と、敷地が広く総額も高いという、岸和田市らしい組み合わせが出ています。いっぽう標準地の単価は上松町641番11外が79,000円/㎡、池尻町846番4が81,500円/㎡で、岸和田駅周辺(145,000円/㎡)の半分強。単価は安いが面積が広いので総額は高いという構造です。久米田駅北側の下池田町三丁目は令和3年10月1日告示で用途地域が見直された区域。また久米田風致地区があり、丘陵部の住宅では建築・宅地造成・木竹の伐採が許可制になります。景観計画の「自然調和地区」にも久米田池周辺が挙げられています。

丘陵部の計画的開発地(岸和田丘陵地区ほか)(最寄駅:—(市公表資料に最寄駅の記載なし))

岸和田丘陵地区(岸の丘町一丁目・二丁目・三丁目/約46.8ha)は、地区計画によって街区の水準が定められたエリアです。住宅地区 約9.6ha/生活利便関連施設地区 約12.6ha/工業系業務地区 約12.2ha/商・工業系業務地区 約12.4haの4地区に分かれ、敷地面積の最低限度は住宅地区180㎡・生活利便関連施設地区180㎡・工業系1,000㎡、生活利便関連施設地区の高さ最高限度は30m。緑化率の最低限度と壁面後退距離の定めもあります(令和7年7月18日変更告示)。市の立地適正化計画には「ゆめみヶ丘岸和田」の名称で複数回登場します。成約データで丘陵部の性格がよく出ているのが東ケ丘町で、7件・中央値2,200万円・平均面積254㎡町丁目別で最も総額が高い一方、標準地の単価は58,800円/㎡(前年比−2.0%)と市内でも低いほうです。広い区画を安い単価で買うという、海側の旧市街とは正反対の買い方になります。

田園区域・山間区域(市街化調整区域が中心)(最寄駅:—(区域内に鉄道駅なし))

市域の約59%・およそ4,276haを占める市街化調整区域の中心です。都市計画マスタープランは田園区域を「農地が主体で農業振興機能を担う」、山間区域を「森林が主体で自然環境・景観を保全」と位置づけています。標準地で見ると尾生町2339番1が30,000円/㎡(−1.0%)で市内最安、八田町294番1外が32,500円/㎡(−0.6%)、三田町1721番3が56,900円/㎡。岸和田駅周辺の145,000円/㎡に対して約5分の1です。ただし安さの理由ははっきりしています。規模を問わず全ての開発行為が許可の対象になり、都市計画法第34条で新築・建て替えが制限されること。土砂災害警戒区域177箇所・特別警戒区域159箇所が「市街化調整区域に多く指定」されていること。風致地区4地区552.3haの規制がかかる区域があること。一方で都市計画税0.3%は課されません。近年は山直東地区(令和6年12月27日告示)・摩湯地区(令和7年10月31日告示)が市街化区域に編入されており、境界は固定されていません

※エリア区分と各エリアの記述は、岸和田市・大阪府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

06岸和田市の交通

鉄道

岸和田市交通まちづくりアクションプラン(令和5年3月)は、市内の鉄道駅として7駅を挙げています。南海本線春木・和泉大宮・岸和田・蛸地蔵の4駅と、JR阪和線久米田・下松・東岸和田の3駅です。南海本線が海側(西)を、JR阪和線が山側(東)を、それぞれ南北に走る形で、この2本の間に岸和田市の市街地が挟まれています南海高師浜線は高石市内の路線で、岸和田市内に駅はありません。市内の南海本線の駅と混同されやすいので、物件広告の最寄駅表記にはご注意ください。

路線1日平均乗降人員特徴
岸和田南海本線19,488人市内で最も乗降人員が多い駅。市役所(岸城町7-1)と岸和田城の最寄駅で、都市計画マスタープランが「都市中核地域」と位置づけた市の中心。住宅地の最高価格地点野田町一丁目(145,000円/㎡)もこの駅の圏内です。成約中央値は2,350万円(34件・平均徒歩10分)で市内最高
春木南海本線13,303人市の北部。都市計画マスタープランは春木・大芝・城北・新条を「岸和田北部地域」とし、「出会い、ふれあい、賑わいのある市の玄関口」と記しています。駅周辺に商店街・大規模商業施設。成約中央値900万円(32件・平均徒歩14分)
和泉大宮南海本線4,441人岸和田駅と春木駅の間にある駅。成約件数35件に対し中央値は750万円と市内で最も低く、成約個票を見るとマンションの比率が高いエリアです(平均徒歩10分)
蛸地蔵南海本線4,388人岸和田駅の南隣。南海蛸地蔵駅西駅舎は国の登録有形文化財です。成約価格情報では独立した集計が出ていません
東岸和田JR阪和線成約件数が市内で最も多い駅(50件)。成約中央値は1,800万円(平均徒歩12分)。都市計画マスタープランの「葛城の谷地域」(旭・太田・天神山・修斉・東葛城)の玄関口で、計画は駅周辺で駅前再開発が進行中と記しています。市の計画書による令和元年度の1日あたり乗車人員は約11,000人
久米田JR阪和線市の中部。成約件数44件・中央値1,550万円(平均徒歩15分)。駅北側の下池田町三丁目は令和3年10月1日告示で用途地域が見直された区域です。久米田風致地区があり、丘陵部の住宅地は建築に制約がかかる場合があります。市の計画書による令和元年度の1日あたり乗車人員は約7,000人
下松(大阪)JR阪和線久米田駅と東岸和田駅の間。成約件数17件・中央値1,400万円(平均徒歩16分)。乗車人員はJR西日本・市の公表資料のいずれからも確認できていません(未取得)

※南海電鉄4駅の数値は「2025 HAND BOOK NANKAI」(2024年度データ)にもとづく1日平均乗降人員で、南海グループのアド南海が公表しているものです。JR阪和線3駅(東岸和田・久米田・下松)の乗降人員は取得できていません。JR西日本が公表している駅別乗車人員は上位50駅のみで、この3駅は掲載がありません。参考として、岸和田市交通まちづくりアクションプラン(令和5年3月)が示す令和元年度の1日あたり乗車人員は、南海岸和田 約13,000人/JR東岸和田 約11,000人/南海春木 約8,000人/JR久米田 約7,000人です(和泉大宮・蛸地蔵・下松は計画書に記載なし)。なお南海高師浜線は高石市内の路線であり、岸和田市内に駅はありません。岸和田市内の鉄道駅は南海本線4駅とJR阪和線3駅の計7駅です。

道路

広域幹線道路として、阪和自動車道阪神高速4号湾岸線国道26号国道170号、府道大阪臨海線、府道岸和田牛滝山貝塚線が市内を通っています(岸和田市交通まちづくりアクションプラン)。海側を阪神高速4号湾岸線と国道26号が、内陸側を国道170号と阪和自動車道が走る構造です。

山側の鍵になるのが都市計画道路 泉州山手線で、市の計画書は整備率を59.7%としています。都市計画マスタープランは山間区域について「泉州山手線の延伸に応じ、交通結節点を中心に広域交流拠点の形成と産業創出を推進」と記しており、この道路の進み方が山側の土地利用を左右します

バスは南海岸和田駅を起点に放射状に4路線が運行し、山地部まで到達します。令和4年11月からは山直線(道の駅・愛彩ランド〜和泉中央駅)の実証運行が始まりました。地域巡回バスローズバスは北ループ・南ループの2路線。鉄道・路線バス・ローズバスを合わせた公共交通人口カバー率は約84%です(岸和田市立地適正化計画)。

※阪和自動車道の岸和田和泉インターチェンジについては、NEXCO西日本の公式ページでも市の計画書でも所在市名の明記を確認できていません(未取得)。本ページでは市内のICとして断定していません。関西国際空港へは「車で約15分」と市のプロフィールに記載があります。

07岸和田市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

大阪市内の物件を探していた方が、府下の市に範囲を広げたときに最初につまずくのがこれです。 大阪市はほぼ全域が市街化区域ですが、府下の市には市街化調整区域が広く残っています。 岸和田市は大阪府南部(泉南地域)にあり、市域は大阪湾から和泉山脈まで細長く伸びています。標高は0.0mから866.9mまで。この地形の落差が、そのまま都市計画に反映されています。市全域が南部大阪都市計画区域に含まれますが、市街化区域は2,996ha(市域の約41%)にすぎず、残る約4,276ha(約59%)が市街化調整区域です。門真市のように市域の97.5%が市街化区域という市とは、まったく前提が違います。岸和田市では「その物件が市街化区域か調整区域か」が、購入検討の最初の分岐点になります。なお市街化調整区域のうち594ha(市域の約8%)は既存集落として市が把握しています。

区分面積構成比
市街化区域2,996 ha41.2%
市街化調整区域4,276 ha58.8%
合計(都市計画区域)7,272 ha100.0%

※区域区分の決定・変更:直近の一斉見直しに伴う区域区分変更は令和2年10月30日告示。その後も個別の変更が続いており、山直東地区が令和6年12月27日告示摩湯地区が令和7年10月31日告示で市街化区域に編入されています。大阪府は昭和45年に当初線引きを行い、以降おおむね5年ごとに一斉見直しを実施しています。岸和田市固有の当初決定年月日は確認できていません(未取得)

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税(税率0.3%)が課されるのは、市の公式表現で「市街化区域内に所在する土地、家屋を所有している人」です。市街化調整区域内の不動産には都市計画税は課されません。市域の約6割が市街化調整区域である岸和田市では、これは実額のある差になります。固定資産税1.4%と合わせると、市街化区域は1.7%、市街化調整区域は1.4%。ただし調整区域は開発・建て替えが厳しく制限されるという表裏の関係にあります。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

岸和田市の市街化調整区域は、どこに広がっているか

市の都市計画マスタープランは、岸和田市が「地形によって特徴づけられた、臨海区域・都市区域・田園区域・山間区域の4つの区域ごとに、区域の特性を活かした土地利用を誘導してきました」と明記しています。

区域市の土地利用方針(計画の記述に沿う)
臨海区域港湾機能、工業・流通業務を担う。港緑地区周辺は都市区域と連携した集客・文化・生活利便施設等を集積
都市区域住宅・商業・工業を計画的に配置。鉄道駅周辺や幹線道路沿道は商業・流通機能を担う
田園区域農地が主体で農業振興機能を担う。丘陵地区では地域資源を活かした拠点形成を推進
山間区域森林が主体で自然環境・景観を保全。泉州山手線の延伸に応じ、交通結節点を中心に広域交流拠点の形成と産業創出を推進

つまり田園区域・山間区域にあたる市の中部から東部(山側)が、市街化調整区域の中心ということになります。市の立地適正化計画の資料編は「土砂災害警戒区域は市街化調整区域に多く指定」とも記しています。

岸和田市の調整区域は、開発許可のハードルが市街化区域より高い

一般に市街化区域では一定規模以上の開発行為が許可の対象ですが、岸和田市の市街化調整区域では「規模を問わず、すべての開発行為が許可の対象」です(市街化区域は500㎡以上が対象)。さらに都市計画法第34条により新築・建て替えが制限され、認められるのは「日常生活用品の店舗、ドライブイン、分家住宅」等に限定されると市は説明しています。

用途地域の内訳(種類別の面積)は公表資料を確認できていません

なお岸和田市の用途地域の種類別面積(ha・構成比)は、本ページ作成時点で公表資料を確認できていません(未取得)。市の都市計画マスタープラン本編・資料編、立地適正化計画の本編/概要版/施策編/資料編、用途地域のページをいずれも確認しましたが、該当する表を見つけられませんでした。推測で数字を置くことはしないため、本ページでは掲載していません。個別の物件の用途地域は、市の地図情報配信サービス「祭都Naviきしわだ」で確認できます。

「安いから」という理由だけで調整区域の物件を選ぶと、建て替えができない・住宅ローンが通らない、という事態が現実に起こります。個別の物件がどちらの区域かは、市の地図情報配信サービス「祭都Naviきしわだ」、または重要事項説明書でご確認ください。

出典:岸和田市「開発許可等及び市街化調整区域に関すること」//www.city.kishiwada.lg.jp/page/45-tyousei20240105.html /岸和田市都市計画マスタープラン 第1章 全体像//www.city.kishiwada.lg.jp/uploaded/attachment/127817.pdf /岸和田市立地適正化計画 資料編//www.city.kishiwada.lg.jp/uploaded/attachment/150469.pdf

08岸和田市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

都市計画税の課税対象は、市の公式表現で「市街化区域内に所在する土地、家屋を所有している人に課税される」です。岸和田市は市域の約59%が市街化調整区域なので、「調整区域なら都市計画税がかからない」という選択肢が実際に存在する市です。門真市(市域の97.5%が市街化区域)のような市では、この選択肢は事実上ありません。ただし調整区域は建て替え・開発が厳しく制限されるため、年0.3%のランニングコストと、将来の再建築の自由度を引き換えにしていると理解するのが正確です。

課税標準は原則として固定資産課税台帳に登録された価格(評価額)です。住宅用地には課税標準の特例(小規模住宅用地は固定資産税で評価額の1/6、都市計画税で1/3)が適用されます。

免税点

同一人が岸和田市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:年4期。第1期 5月31日/第2期 7月31日/第3期 11月30日/第4期 翌年2月末日(納期限が休日の場合は翌開庁日)/賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に課税

※税率・免税点は岸和田市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

09岸和田市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

岸和田市は学校選択制を実施していません(指定校制)。住所地によって通う小学校・中学校が決まります。大阪市24区は学校選択制があるため「同じ区の中で学校を選ぶ」ことができますが、岸和田市では住所そのものが学校を決めるため、物件選びの段階で通学区域を確認しておく重要度が上がります。岸和田市教育委員会は「本市における市立の小・中学校については、地域コミュニティを基本にした通学区域の設定をしています」と明記しており、住所(実際に居住している場所)によって通学区が指定される仕組みです。地区市民協議会などの地域活動を重視し、子どもが地域社会にかかわりをもちながら育てられるという教育方針が示されています。なお「学校選択制」という語そのものを本文で否定した記述までは確認できていませんが、「通学区域の設定+住所により指定」という制度記述から、選択制でないことは明らかです。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
留守家庭保護者の勤務等により、放課後を祖父母宅等で過ごす必要がある場合。岸和田市教育委員会が示す判断基準のひとつです。
転居予定入学後に転居する予定がある場合。購入と入学のタイミングが重なる方はここに該当します。引き渡し時期が年度をまたぐ場合は、契約前に教育委員会へ確認しておくと安全です。
最終学年時の転居小学校6年生・中学校3年生の学年で転居した場合、卒業まで従前の学校に就学できます。最終学年のお子様がいるご家庭には実務上いちばん大きい規定です。
その他教育的配慮いじめ、身体的理由、親族の監護 等。
申請に必要なもの誓約書と関連する証明書の提出が必要です。なお上記は市が公表している主な事由で、条項レベルの完全な一覧までは確認できていません(未取得)。最終判断は岸和田市教育委員会です。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は岸和田市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。大阪市内での区選びには無かった比較軸です。

項目内容
こども医療費助成の対象18歳に達した日以後における最初の3月31日までの児童(令和5年10月1日から対象を拡大)
所得制限所得制限なし(市が公式に明記)
一部自己負担1医療機関あたり1日最大500円。1人の子どもの一部自己負担額の合計が月2,500円を超えた場合は超過分を払い戻し。対象は通院・入院の保険診療一部負担金(保険薬局での調剤を含む)、入院時食事療養費、訪問看護ステーションの訪問看護基本料金(医療保険分)
保育所等の待機児童数1人(令和8年4月1日現在(大阪府 保育所等利用待機児童数等の状況))

岸和田市で学区を見るときの注意点

岸和田市は市立小学校24校・市立中学校11校という、大阪府下でも学校数の多い市です(ほかに岸城中学校の夜間学級があります)。市域が海から和泉山脈まで細長く伸びているため、同じ「岸和田市」でも通学距離や通学環境は大きく違います。市は「地域コミュニティを基本にした通学区域の設定」という方針を明示しており、住所が決まれば学校も決まります。

給食費については、令和8年度は無償ですが、市自身が「令和9年度以降は調整中につき未定」と書いています。毎年の家計に効く金額(小学校で年58,000円程度、中学校で年69,000円程度)ですので、「給食費が無償だから」を購入の理由に据えるのは避けたほうが安全です。

※市立小・中学校の校数は一覧ページの読み取りで揺れがあったため、確定値は市の一覧ページでご確認ください(未確定・確度中)。出典:岸和田市「通学区域制度について」//www.city.kishiwada.lg.jp/page/63-tugakukuikiseido-chugakkou.html /岸和田市「市立小・中学校通学区本来校一覧表」//www.city.kishiwada.lg.jp/page/63-primaryschool-district.html /岸和田市「学校給食費のお知らせ」//www.city.kishiwada.lg.jp/page/151-kyushokuhi-koukaikei.html

10岸和田市で家を買う前に必ず確認したい点

1|まず「市街化区域か、市街化調整区域か」。次に「居住誘導区域の内か外か」

岸和田市で家を買うとき、最初に確認すべき順番はこれです。

確認の順番確認すること効いてくること
1市街化区域か、市街化調整区域か 再建築の可否・住宅ローンの取扱い・都市計画税0.3%の有無
2(市街化区域なら)居住誘導区域の内か外か 将来の生活利便施設の維持見通し
3用途地域と最低敷地面積建てられる建物・分割の可否
4土砂災害警戒区域・特別警戒区域構造規制・重要事項説明の内容
5風致地区建築・宅地造成・木竹伐採の許可
6津波・高潮・洪水・内水・ため池の浸水想定災害リスクと保険料

市街化調整区域の物件は、規模を問わず全ての開発行為が許可の対象になります (市街化区域は500㎡以上が対象)。 都市計画法第34条で新築・建て替えが制限され、市の説明では認められるのは 「日常生活用品の店舗、ドライブイン、分家住宅」等に限られます。 市域の約59%がこの区域です。

市街化区域であっても、立地適正化計画の居住誘導区域は1,854ha=市街化区域の61.9%約4割は誘導区域の外です。都市機能誘導区域はさらに狭く396.6ha(13.3%)。 区域の具体的な範囲は市の地図情報配信サービス「祭都Naviきしわだ」または 都市計画課でご確認ください。

※居住誘導区域・都市機能誘導区域の町丁目単位の範囲、および区域外で生じる手続の内容は、 本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。 出典:岸和田市立地適正化計画 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/129-ritteki.html / 岸和田市「開発許可等及び市街化調整区域に関すること」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/45-tyousei20240105.html

2|土砂災害警戒区域177箇所・特別警戒区域159箇所

大阪府の公表によると、岸和田市の指定状況は次のとおりです。

区分岸和田市大阪府全体 意味
土砂災害警戒区域(イエロー)177箇所 8,383箇所警戒避難体制の整備が必要な区域。重要事項説明の対象
土砂災害特別警戒区域(レッド)159箇所 7,773箇所建築物の構造規制がかかり、住宅の新築・増改築に制限

基準日は令和8年9月14日までの指定を反映したもので、 岸和田市の最新告示日は平成28年9月13日です。 注目すべきは箇所数そのものより分布で、 市の立地適正化計画資料編は「土砂災害警戒区域は市街化調整区域に多く指定」と記しています。 つまり山側の安い土地に集中しているということです。

特別警戒区域(レッド)は、建物の構造に規制がかかります。 土砂の力に耐える構造にする必要があり、建築コストが上がります。 安く買えたつもりが建築費で逆転することがあるため、 山側の土地を検討する場合は購入前に必ず区域を確認してください。

※土石流/急傾斜地の崩壊/地すべりの種別内訳は、 大阪府のページが市町村別合計のみのため取得できていません(未取得)。 出典:大阪府「大阪府内の土砂災害防止法の指定状況」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130110/damusabo/dosyahou/d_sitei.html

3|津波・高潮 ― 約93分、最大4.4m、浸水面積398ha

岸和田市は大阪湾に面しており、津波と高潮の浸水想定が公表されています。

項目内容
想定地震南海トラフ巨大地震(最大震度6弱)
公表大阪府 平成25年(2013年)8月
到達時間地震発生後 約93分
最大津波水位4.4m
浸水面積398ha
市の避難方針南海本線より山側(東側)への避難を推奨
高潮の想定条件室戸台風級(中心気圧910hPa)、大阪湾の潮位偏差が最大となる台風経路、 堤防等の決壊を考慮(大阪府 令和2年8月公表)

市の立地適正化計画資料編は、 高潮・津波の浸水深3m以上は「臨海町や木材町周辺のみ」と評価しています。 臨海区域は都市計画マスタープランで「港湾機能、工業・流通業務」の区域とされ、 景観計画でも「臨海景観区(工業・港湾)」。住宅地としては別枠のゾーンです。

ただし「約93分」という到達時間は、覚えておく価値があります。 市が南海本線より東側への避難を推奨していることからも分かるとおり、 南海本線がひとつの目安になります。

出典:岸和田市「津波ハザードマップ」 //www.city.kishiwada.lg.jp/site/bousai/tsunami-hazardmap.html / 岸和田市「高潮ハザードマップ」 //www.city.kishiwada.lg.jp/site/bousai/kishiwada-takashio-hm.html / 岸和田市立地適正化計画 資料編

4|洪水・内水・ため池 ― ハザードマップは1枚ではありません

岸和田市は種類ごとに別々のハザードマップを公開しています。 物件の住所で、これらをすべて確認してください。

種類内容
総合防災マップ岸和田市総合防災マップ
洪水・土砂災害対象河川は牛滝川・春木川・津田川(いずれも大阪府管理の二級河川)。 想定規模は想定最大規模の降雨(1/1000年程度)。ページ更新日 2025年7月18日
内水氾濫洪水とは別に公表されています
津波/津波(校区別・町別)南海トラフ巨大地震の想定
高潮室戸台風級の想定
地震地震のハザードマップ
土砂災害(地区別)地区ごとのマップ
ため池「ため池が決壊した場合の浸水区域や水深、避難に役立つ情報」を掲載。 祭都Naviきしわだで閲覧可(所管:環境農林部 農林水産課)

立地適正化計画の資料編は、洪水浸水想定(浸水深3m以上)は 「河川周辺のごく一部のみ」、家屋倒壊等氾濫想定区域は「河川沿川に指定」と評価しています。 市全体として洪水の広域的な浸水リスクは限定的という読み方になりますが、 河川沿いの物件は個別に確認が必要です。

見落とされやすいのがため池です。 岸和田市は久米田池をはじめため池のある市で、市はため池ハザードマップを公表しています。 山側・中間部の物件では、洪水マップに何も表示されていなくても ため池の浸水区域に入っていることがあります。

※ため池ハザードマップの対象ため池の数・名称・作成年度は確認できていません(未取得)。 出典:岸和田市「ハザードマップ」 //www.city.kishiwada.lg.jp/life/1/7/31/ / 岸和田市「ため池ハザードマップ」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/42-tameike-hazard-map.html

5|最低敷地面積150㎡ ― 土地を分割して安くする、ができない

岸和田市開発行為等に関する技術基準(令和7年4月1日)は、 1戸建住宅の敷地面積の最低限度を次のように定めています。

区域最低敷地面積備考
第一種低層住居専用地域150㎡以上 約45坪。狭小分譲が成立しない
商業地域100㎡以上約30坪
その他の地域100㎡以上約30坪
岸和田丘陵地区 地区計画 住宅地区180㎡以上 岸の丘町一〜三丁目。生活利便関連施設地区も180㎡、工業系は1,000㎡

同じ技術基準には、ほかにも次の規定があります。

項目基準
区画道路の幅員0.3ha未満=4m以上/0.3〜2ha未満=6m以上。 補助幹線=6〜9m以上、幹線=12m以上
公園・緑地開発区域面積の3%以上かつ建設戸数×3㎡以上。 3,000㎡以上の開発で最小100㎡
ごみ集積所分譲住宅3〜15戸で1箇所、以降15戸ごとに1箇所追加。最低有効面積1㎡
下水道汚水管 最小200mm/雨水管 最小250mm/土被り1.0m以上

買い手にとっての意味を一言でいうと、「安く狭い戸建が作りにくい市」です。 土地の総額は上がりやすくなりますが、 隣の敷地が細かく分割されて建て込む、という事態は起きにくい。 成約データで上位の町(東ケ丘町254㎡・上松町161㎡・池尻町140㎡)の平均面積が 大阪市内の感覚からすると非常に大きいのは、この規制の帰結でもあります。

※技術基準の数値は要約レベルでの取得です(確度中)。正確な適用は市の都市計画課にご確認ください。 出典:岸和田市開発行為等に関する技術基準(令和7年4月1日) //www.city.kishiwada.lg.jp/uploaded/attachment/150621.pdf / 岸和田市開発許可運用基準(令和8年6月1日) //www.city.kishiwada.lg.jp/uploaded/attachment/163808.pdf

6|風致地区4地区552.3ha ― 木を切るのにも許可が要る

岸和田市には風致地区が4地区、総面積552.3haあります。

風致地区適用条例
久米田風致地区岸和田市 風致地区内における建築等の規制に関する条例 (令和7年4月1日施行
焼ノ山風致地区
中島池風致地区
海岸寺山風致地区貝塚市域にまたがるため大阪府条例

風致地区では建築、宅地造成、木竹の伐採など8区分が許可制です。 施行要領には壁面後退として 「道路境界線から1.8m、その他の境界線から1m以上」という数値が記載されています。

552.3haは市域7,272haの7.6%(当方算出)にあたります。 とくに久米田駅周辺の久米田池北側など、丘陵部の住宅地が風致地区にかかるケースがあり、 建築計画に制約が出ます。 「庭の木を切る」「カーポートを建てる」といった日常的な行為にも許可が要る場合があるため、 購入前の確認が必要です。

※種別(第1種〜)ごとの建ぺい率・高さの最高限度の別表は、 施行要領PDFに分離掲載されており確認できていません(未取得)。 出典:岸和田市「岸和田市の風致地区について」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/132-huchi.html

7|景観計画の区域は「岸和田市全域」

岸和田市は平成22年(2010年)に景観計画を策定し、平成22年10月1日に施行しました。 計画は「景観計画の区域を【岸和田市全域】とします」と明記しており、 市全域を6つの基本景観区に分けています。

基本景観区主な性格
①臨海景観区工業・港湾
②旧市街・歴史景観区住宅・商業
③沿道型市街地景観区幹線道路の沿道
④新市街地住宅景観区新しい住宅地
⑤里の景観区農地・樹林地
⑥自然緑地景観区樹林地

この6区分は「海側の旧市街/中間の新市街地住宅/山側の里・自然緑地」という 岸和田市の構造をそのまま表しています。

景観形成重点地区の指定は現在ありません。 ただし景観配慮地区として、 歴史・伝統保全地区(岸和田城周辺、阿間河滝)と 自然調和地区(春木川周辺、久米田池周辺、神於山周辺 等)が設定されています。

※岸和田城周辺に固有の高さ制限条例・地区計画があるかどうかは確認できていません(未取得)。 出典:岸和田市「岸和田市景観計画を策定しました」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/44-keikankeikaku2.html

8|開発条例の事前協議 ― 3戸以上・共同住宅・高さ10m超・500㎡以上

岸和田市開発行為等の手続等に関する条例は、 次のいずれかに当たる場合、建築確認申請の前に市との事前協議1を求めています。

  • 都市計画法の開発許可を要するもの
  • 市街化調整区域での建築許可
  • 3戸以上の宅地開発
  • 共同住宅
  • 高さ10mを超える建築物(自己用住宅を除く)
  • 延べ面積500㎡以上の建築物

さらに事前協議2は、事前協議1に該当しない建築行為が対象です。 つまり実質的に、ほぼすべての建築行為が何らかの協議の対象になります。 中古戸建を買って建て替える場合も、この手続がかかることを前提に スケジュールを組む必要があります。

出典:岸和田市「岸和田市開発行為等の手続等に関する条例」(最終更新 2025年4月1日) //www.city.kishiwada.lg.jp/page/45-kaihatujourei20240229.html

9|市域全域が宅地造成等工事規制区域(盛土規制法)

盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)は令和5年5月26日に施行され、 大阪府の運用開始は令和6年4月1日です。 大阪府内(政令市・中核市を除く)は、泉南郡岬町孝子の一部(特定盛土等規制区域)を除き 全域が宅地造成等工事規制区域に指定されています。 したがって岸和田市は市域全域が宅地造成等工事規制区域にあたります。

岸和田市は標高0.0mから866.9mまでの高低差がある市です。 丘陵部・山側で造成を伴う購入をする場合は、この手続の確認が欠かせません。

※「岸和田市=市域全域が規制区域」は大阪府ページの記述からの帰結で、 岸和田市の区域図PDFの直接確認までは至っていません(確度中)。 出典:大阪府「宅地造成等工事規制区域及び特定盛土等規制区域図」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130180/kenshi_shinsa2/morido/morido-kuiki.html

10|区域区分は今も動いている

最後に、岸和田市の区域区分は固定されたものではありません

告示日内容
令和2年10月30日一斉見直しに伴う区域区分の変更
令和3年8月2日用途地域等の見直し A地区(岸和田港福田線沿道)・C地区(磯之上山直線沿道) 市告示第312〜314号
令和3年10月1日用途地域等の見直し B地区(久米田駅北側・下池田町三丁目) 市告示第367・368号
令和5年4月1日準防火地域の指定区域を拡大(施行)
令和6年12月27日山直東地区の区域区分・用途地域・高度地区・防火準防火・地区計画
令和7年7月18日岸和田丘陵地区 地区計画の変更
令和7年10月31日摩湯地区の区域区分・用途地域・高度地区・防火準防火・地区計画
令和7年12月19日生産緑地地区の変更(毎年12月に変更告示)

大阪府は昭和45年(1970年)に当初線引きを行い、 以降おおむね5年ごとに一斉見直しを実施しています。 岸和田市ではそれに加えて、山直東地区・摩湯地区の市街化区域への編入が ここ2年で相次いで告示されました。

つまり岸和田市は、いまも市街化区域が広がっている市です。 重要事項説明書に書かれた区域区分が最新かどうか、 そして隣接地の区域が変わる予定がないかは、 市の都市計画課または地図情報配信サービス「祭都Naviきしわだ」で確認する価値があります。

このほか、市は岸和田市特別業務地区の区域内における建築物の制限に関する条例特定防災街区整備地区計画があると案内していますが、 対象区域と制限内容の詳細は確認できていません(未取得)。 本ページでは推測による記載をしていません。

家タダでは、ご検討中の物件について区域区分・用途地域・最低敷地面積・地区計画の有無・ 土砂災害警戒区域・風致地区・浸水想定を、契約前に無料で調査します。 物件URLをLINEでお送りください。

出典:岸和田市「都市計画決定(変更)」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/44-toshikeikaku-kettei.html / 岸和田市「用途地域等の見直しについて」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/44-youtolec.html / 岸和田市「用途地域等の確認について」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/44-youtochiiki.html / 大阪府「第8回区域区分の変更」 //www.pref.osaka.lg.jp/sokei/kihonhousin_8/index.html

11岸和田市の成り立ち ― 「岸の和田氏」から、府内3番目の市へ

岸和田という地名の由来は、市の観光課が公式に説明しています。

楠木正成の一族である和田(にぎた)氏が、 建武元年(1334年)に当時「」と呼ばれていた地に城を築いて本拠としたことから 「岸の和田氏」と呼ばれ、これが地名「岸和田」の起こりとされる。

城の別名は「千亀利城(ちきりじょう)」。 「ちきり」は機織りの道具を指し、本丸と二の丸を重ねた形がこの道具に似ていることに由来します。

岸和田城の歴史

できごと
建武年間(1334年)楠木正成の一族・和田高家が築城したと伝わる
天正13年(1585年) 羽柴秀吉が紀州根来寺討滅後、叔父の小出秀政を城主に配置。 秀政の代に城郭が整備され、天守閣もこの時に築かれた
以後小出秀政・吉政・吉英 → 松平(松井)康重・康映
寛永17年(1640年) 岡部宣勝が入城。以後岡部氏13代が岸和田藩を統治し明治維新まで続く
文政10年(1827年)天守閣が落雷で焼失
昭和18年(1943年)城跡が大阪府指定史跡
昭和28年(1953年)重森三玲により庭園「八陣の庭」を作庭
昭和29年(1954年) 現天守閣(3層3階・鉄筋コンクリート造)を建造。絵図から本来は5層天守であったことが確認されている
平成26年10月6日岸和田城庭園(八陣の庭)が国の名勝に指定

岸和田城周辺は、市の景観計画で景観配慮地区の「歴史・伝統保全地区」に設定されています。 住宅地としての岸和田駅周辺(都市中核地域)が市内で最も地価が高いこと (野田町一丁目145,000円/㎡)は、この城下町としての成り立ちと無関係ではありません。

城下町から、紡績工業都市、そして多角化へ

市のプロフィールは、岸和田市の産業の変遷を 城下町(17世紀初頭)→ 紡績工業都市 → 金属・機械・光学レンズ製造への多角化と説明しています。

  • 農業:米、たまねぎ、みかん
  • 漁業大阪府内で屈指の漁獲量
  • 臨海部:木材コンビナート、鉄鋼

臨海区域が都市計画マスタープランで 「港湾機能、工業・流通業務を担う」区域とされ、景観計画でも 「臨海景観区(工業・港湾)」とされているのは、この産業構造の反映です。 臨海町・木材町といった町名そのものが、市の成り立ちを示しています。

市制施行 ― 全国で87番目、大阪府で3番目

岸和田市は大正11年(1922年)11月に市制を施行しました。 市のプロフィールによれば全国で87番目の市で、 大阪市・堺市に次ぐ大阪府で3番目の市です。 大阪府下の他の市と比べると、門真市の市制施行が昭和38年(1963年)であることからも分かるとおり、 岸和田市はきわめて早い時期に市になった、歴史の古い市です。

※市制施行の正確な月日については、市の年表PDFの表題行に「1922 大正11 11月」とある一方、 機械読み取りで別の日付が出た箇所もあり、日付レベルでは確定できていません(未取得)。 本ページでは「大正11年(1922年)11月」までの記載にとどめています。

だんじり祭 ― 市が公式に書いていること

岸和田市のだんじり祭について、市が公式サイトで記しているのは次の内容です。

「江戸時代中期、岸和田藩主が五穀豊穣祈願のため、稲荷祭を行なったことから始まり、 300年以上の歴史と伝統を誇る」(岸和田市公式サイト)

市制100周年記念誌は、元禄16年(1703年)、第三代藩主・岡部長泰が、 城内に建つ三の丸神社に京都の伏見稲荷を勧請した際に始まったと伝わる、と記し、 「約300年の歴史と伝統を受け継ぎ」「日本を代表する神賑わいの一つ」と表現しています。

住まい選びの実務として知っておくべきなのは、祭礼が年2回に分かれていることです。 令和8年度の曳行日程は、9月祭礼=9月19日(宵宮)・9月20日(本宮)10月祭礼=10月10日(宵宮)・10月11日(本宮)市内に9月祭礼の地区と10月祭礼の地区があり、この区分はおおむね 旧市街と中間・山側という地域の区分に対応しています。 検討している物件がどちらの祭礼地区にあたるかは、 町会との関わり方や、祭礼期間の交通規制の時期に直結します。

市内の指定文化財一覧(岸和田市 生涯学習部郷土文化課)に、 だんじり祭・地車に関する指定文化財の掲載はありません。 市内の無形民俗文化財として一覧に掲載されているのは、 国指定の葛城踊り(平成5年11月24日指定・塔原町)と 市指定の土生鼓踊り(昭和64年1月1日指定・土生町)の2件です。 本ページでは、市が公式に記している範囲を超えた記述をしていません。 出典:岸和田市「岸和田市内の指定文化財」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/70-sitei-bunkazai.html / 岸和田市「だんじり祭」 //www.city.kishiwada.lg.jp/site/danjiri/ / 岸和田市制100周年記念誌 //www.city.kishiwada.lg.jp/kinenshi/m100th_p34-35.html

市のシンボル

項目内容
市の木くすのき(1968年制定)
市の花バラ「だんじり囃子'02」(2002年、市制80周年を記念して制定)
市章「岸」の字をデザイン化したもの
市役所の位置岸城町7-1(東経135°22′15″・北緯34°27′38″)
関西国際空港へ車で約15分(市プロフィール)

岸和田市に接する市町については、市の公式サイトで明示的な記述を確認できませんでした(未取得)。 本ページでは隣接市町の記載をしていません。 出典:岸和田市「プロフィール」 //www.city.kishiwada.lg.jp/site/sigaiyou/ / 岸和田市「岸和田城いまむかし」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/36-kishiwadajyo-imamukashi.html / 岸和田市「岸和田城」 //www.city.kishiwada.lg.jp/page/36-kishiwadajyo.html

12岸和田市の物件を探す・相談する

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項目内容
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所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
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※掲載の数値は令和8年地価公示、令和7年国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

13岸和田市の不動産購入に関する記事

14岸和田市の不動産購入 よくある質問

岸和田市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている岸和田市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てています。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

岸和田市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期・243件)では、戸建の成約中央値が1,600万円(175件・平均134㎡・平均築1996年)、マンションが1,200万円(68件・平均68㎡・平均築1993年)です。駅別では岸和田駅2,350万円、東岸和田駅1,800万円、久米田駅1,550万円、下松駅1,400万円、春木駅900万円、和泉大宮駅750万円。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均90,678円(41地点)、前年比+0.9%です。これは家タダの成約実績ではなく、国土交通省が公表している取引データです。

岸和田市で地価がいちばん高いエリアと安いエリアはどこですか?

令和8年地価公示の住宅地41地点で見ると、最も高い標準地は野田町一丁目の145,000円/㎡(前年比+3.6%)、最も安い標準地は尾生町の30,000円/㎡(−1.0%)です。差は4.8倍。野田町は岸和田駅至近で、都市計画マスタープランの「都市中核地域」にあたります。成約ベースの町丁目別では東ケ丘町2,200万円(平均254㎡)、土生町2,100万円(平均96㎡)、上松町2,000万円(平均161㎡)が高く、上野町東415万円(平均42㎡)が最も安くなっています。面積が大きく違うので、総額だけで比べると判断を誤ります。

岸和田市は市街化調整区域が多いと聞きました。本当ですか?

はい。岸和田市は市域7,272haのうち市街化区域が2,996ha(約41%)で、残る約4,276ha(約59%)が市街化調整区域です(調整区域の面積は当方算出)。市街化調整区域では規模を問わず全ての開発行為が許可の対象になり(市街化区域は500㎡以上)、都市計画法第34条により新築・建て替えが制限されます。市が認められる例として挙げているのは「日常生活用品の店舗、ドライブイン、分家住宅」等です。一方で都市計画税0.3%は課されません。安さには理由がある、という前提で個別に確認してください。

「居住誘導区域」とは何ですか。物件選びに関係ありますか?

大いに関係します。岸和田市は令和7年4月1日に立地適正化計画を策定し、市街化区域2,996haのうち居住誘導区域を1,854ha(61.9%)に設定しました。つまり市街化区域のなかにも、市が今後の居住を誘導しない区域が約4割あります。都市機能誘導区域(医療・福祉・商業を集約する区域)はさらに狭く396.6ha(13.3%)です。市は市街化区域の人口密度が令和2年の77.5人/haから2035年に67.4人/ha、2060年頃には40人/haを下回ると見通しています。誘導区域外でも建築も再建築もできますが、30年ローンで買うなら、将来の生活利便施設の維持見通しは駅距離と同じくらい重要です。なお区域の町丁目単位の範囲は本ページ作成時点で確認できていないため、市の都市計画課または地図情報配信サービスでご確認ください。

岸和田市の土砂災害・津波のリスクはどうですか?

土砂災害警戒区域は177箇所、土砂災害特別警戒区域は159箇所です(大阪府、令和8年9月14日までの指定を反映)。市の立地適正化計画資料編は「土砂災害警戒区域は市街化調整区域に多く指定」と記しており、山側に集中しています。特別警戒区域では建築物の構造規制がかかります。津波は南海トラフ巨大地震で地震発生後約93分、最大津波水位4.4m浸水面積398haの想定で、市は南海本線より山側(東側)への避難を推奨しています。高潮は室戸台風級(910hPa)・堤防決壊を考慮した想定です。市は総合防災・洪水土砂災害・内水・津波・高潮・地震・ため池と、種類別にマップを公開していますので、物件の住所ですべて確認してください。

岸和田市で土地が150㎡以上必要というのは本当ですか?

新たに宅地開発をする場合の話ですが、本当です。岸和田市開発行為等に関する技術基準(令和7年4月1日)は、1戸建住宅の敷地面積の最低限度を第一種低層住居専用地域で150㎡以上、商業地域・その他の地域で100㎡以上と定めています。さらに岸和田丘陵地区(岸の丘町一〜三丁目)の地区計画では住宅地区180㎡です。大阪市内で普通に流通する20坪台の狭小戸建ては、岸和田市の低層住専では制度的に成立しません。街区の水準は保たれますが、土地の総額は上がりやすいということです。このほか山側では風致地区4地区552.3haで建築・宅地造成・木竹の伐採が許可制になります。

岸和田市に学校選択制はありますか。給食費はどうですか?

学校選択制はありません(指定校制)。市は「本市における市立の小・中学校については、地域コミュニティを基本にした通学区域の設定をしています」と明記しており、住所によって通学区が指定されます。指定校変更は留守家庭・転居予定・最終学年時の転居・その他教育的配慮(いじめ、身体的理由、親族の監護 等)といった事由で認められる場合があります。給食費は令和8年度(2026年4月〜)は無償ですが、市は「令和9年度以降は調整中につき未定」と明記しています。こども医療費助成は18歳到達後最初の3月31日まで・所得制限なし、待機児童数は令和8年4月1日現在で1人(大阪府公表)です。

南海高師浜線は岸和田市を通っていますか?

通っていません。南海高師浜線は高石市内の路線で、岸和田市内に駅はありません。岸和田市交通まちづくりアクションプランが市内の鉄道駅として挙げているのは、南海本線の春木・和泉大宮・岸和田・蛸地蔵JR阪和線の久米田・下松・東岸和田計7駅です。南海本線が海側(西)を、JR阪和線が山側(東)を南北に走り、この2本の間に市街地が挟まれています。なお南海4駅の1日平均乗降人員は岸和田19,488人・春木13,303人・和泉大宮4,441人・蛸地蔵4,388人(2024年度)。JR3駅の乗降人員は公表資料を確認できていません。

岸和田市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。また、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。岸和田市の場合、市街化区域の物件は毎年の固定資産税・都市計画税が合計1.7%(市街化調整区域なら都市計画税がかからず1.4%)。山側では土砂災害特別警戒区域の構造規制や風致地区の許可が建築コストに効きますし、給食費の無償化は令和9年度以降が未定です。こうした「買ったあとにかかるもの」も含めて、対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

岸和田市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

岸和田市は、市域7,272haのうち市街化区域が2,996ha(約41%)、その市街化区域のうち市が居住を誘導するのは1,854ha(61.9%)だけ、という市です。住宅地の地価は市内で最高145,000円/㎡・最低30,000円/㎡と4.8倍の開きがあり、「岸和田市の相場」という一つの数字では物件を判断できません。市街化区域か調整区域か、居住誘導区域の内か外か、土砂災害警戒区域・特別警戒区域・風致地区にかかっていないか、第一種低層住居専用地域なら最低敷地面積150㎡を満たしているか。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

15本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年9月18日

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