【橿原市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【橿原市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

奈良

奈良県橿原市 専門 エリアガイド

橿原市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

1,600万円の物件なら 59万4,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている橿原市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

橿原市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
橿原市の人口
117,435人56,726世帯/令和8年7月1日現在(橿原市「人口・世帯数」・住民基本台帳)
住宅地 公示価格
9.68万円/㎡前年比 +0.7%/21地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
169件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建107件・中古マンション62件
買主様の仲介手数料
0円1,600万円なら59万4,000円の削減

内膳町・八木町・今井町・醍醐町・縄手町/久米町・見瀬町・西池尻町・石川町・菖蒲町/白橿町・曽我町・中曽司町・土橋町・上品寺町・新賀町/曲川町・雲梯町・古川町ほか/大和八木・橿原神宮前・畝傍御陵前・真菅・耳成・岡寺・坊城・新ノ口・畝傍・金橋・香久山ほか(市内13駅)

橿原市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。家タダは、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てることで、買主様の仲介手数料を0円にしています。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。国土交通省の成約価格情報で、橿原市の直近4四半期の成約は169件(戸建107件・中古マンション62件。国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。新築戸建て12件は2,900万円〜3,600万円(下位25%〜上位10%・中央値3,150万円)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は102万3,000円〜125万4,000円。中古戸建て90件は650万円〜2,900万円(中央値1,400万円)で28万500円〜102万3,000円。中古マンション62件は400万円〜3,200万円(中央値1,100万円)で19万8,000円〜112万2,000円です。対象になる物件なら、この金額が0円になります。気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、対象かどうかをその場で無料でお答えします。

  • 橿原市は、戸建も中古マンションも動いている市です。直近4四半期の成約169件のうち戸建が107件(成約中央値1,600万円)、中古マンションが62件(1,100万円・専有面積の中央値75㎡)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。戸建を建築年で分けると、新築戸建て(2025年以降の建築)が12件・中央値3,150万円、中古戸建てが90件・1,400万円(建築年が分からない戸建が5件あります)。実際に動いている価格帯は、新築が2,900万〜3,600万円、中古戸建てが650万〜2,900万円、中古マンションが400万〜3,200万円(いずれも下位25%〜上位10%)です。
  • この価格帯にかかる仲介手数料の上限額は、新築戸建ての2,900万〜3,600万円で102万3,000円〜125万4,000円、中古戸建ての650万〜2,900万円で28万500円〜102万3,000円、中古マンションの400万〜3,200万円で19万8,000円〜112万2,000円。戸建全体の中央値1,600万円なら59万4,000円です。家タダで対象になる物件なら、この金額が0円になります(対象外になる取引もあります)。
  • 橿原市で土地を買って建てる・古家を建て替える方は、着工までの日数を先に確かめてください。市公式によると、埋蔵文化財包蔵地(遺跡)の中での工事は着工の60日前までに届出が必要です。さらに藤原宮跡内の「橿原市世界遺産条例」の区域では、その届出の前に事業事前相談書の提出が必要で、期限は事業開始の90日前まで(遺構保護同意書を添えない場合は120日前まで)。引渡しの時期と住宅ローンの実行日に直接ひびきます。
  • 大和三山(畝傍山・耳成山・香久山)と藤原宮跡のまわりは、建て方のルールが重なります。古都保存法の歴史的風土特別保存地区は許可制、風致地区は種別ごとに基準があり第1種は高さ8m以下・建ぺい率20%以下・緑地率40%以上。景観計画の「周辺景観保全エリア」と「神宮・飛鳥沿道景観保全エリア」は建築面積10㎡以上で届出が必要で、届出から30日間は着工できません。
  • 市域3,956haのうち、市街化調整区域が2,204.3ha(55.7%)です。市街化区域は1,751.7ha(令和5年6月16日告示)。特急が停まるターミナル駅を2つ持つ市ですが、市域の半分以上は開発が抑制される区域です。開発許可を出すのは橿原市ではなく奈良県で、市街化調整区域内は奈良県知事の許可になります。
  • 橿原市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均96,761円(21地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+0.7%で、21地点のうち9地点が上昇、8地点が横ばい、4地点が下落です。奈良県内28市町村で3位、町村を除いた12市のなかでも3位。最高は内膳町5丁目の286,000円/㎡(+8.3%)、最安は曲川町1丁目の61,600円/㎡(−0.3%)で、4.6倍の開きがあります。
  • 古い建物の成約が多い市です。1981年以前の建築は、中古戸建て90件のうち27件、中古マンション62件のうち20件。ところが市の既存住宅耐震改修補助は、令和8年度は5月7日〜5月29日の募集・6件の枠で、すでに終了しています。古い戸建を検討する方は、耐震の費用を自分で見込んでおく必要があります。
  • 固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%で、市街化区域の物件は合計1.7%。都市計画税がかかるのは市街化区域内の土地・家屋だけです。子ども医療費は18歳の年度末まで窓口負担なし、市立小中学校の給食費は令和8年度は無償、0〜2歳の第2子以降の保育料は無償。市立小学校は15校、市立中学校は6校です。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

橿原市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、橿原市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税奈良県(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(橿原市内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(橿原市内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03橿原市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

橿原市の価格帯で、いくら得になるか

橿原市の住宅地は1㎡あたり平均96,761円(21地点の単純平均)。市内の標準地は最高286,000円/㎡(内膳町5丁目77番2)から最低61,600円/㎡(曲川町1丁目789番20)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が4.6倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
400万円19万8,000円0円▲19万8,000円
650万円28万500円0円▲28万500円
1,100万円42万9,000円0円▲42万9,000円
1,400万円52万8,000円0円▲52万8,000円
1,600万円59万4,000円0円▲59万4,000円
2,400万円85万8,000円0円▲85万8,000円
3,150万円110万5,500円0円▲110万5,500円
3,600万円125万4,000円0円▲125万4,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。

橿原市の成約価格帯だと、いくら変わるか

橿原市の直近4四半期の成約は169件。新築戸建て12件の成約中央値は3,150万円(下位25%〜上位25%は2,900万〜3,500万円・上位10%は3,600万円)、中古戸建て90件は1,400万円(650万〜2,400万円・上位10%は2,900万円)、中古マンション62件は1,100万円(400万〜2,200万円・上位10%は3,200万円)です。3,150万円なら仲介手数料の上限額は110万5,500円、1,400万円なら52万8,000円、1,100万円なら42万9,000円で、対象になる物件ならこれがまるごと0円になります。

最寄駅別では大和八木が37件・中央値2,200万円(79万2,000円)で最多。橿原神宮前31件・1,100万円(42万9,000円)、岡寺18件・650万円(28万500円)、真菅17件・1,600万円(59万4,000円)、耳成12件・830万円(33万9,900円)、畝傍御陵前9件・1,200万円(46万2,000円)、橿原神宮西口9件・650万円(28万500円)、畝傍8件・2,200万円(79万2,000円)、新ノ口7件・2,400万円(85万8,000円)、坊城7件・2,000万円(72万6,000円)、八木西口6件・800万円(33万円)、金橋5件・1,900万円(69万3,000円)。町別では白橿町19件・330万円(16万7,200円)、内膳町10件・2,850万円(100万6,500円)、西池尻町10件・650万円(28万500円)、上品寺町7件・2,200万円(79万2,000円)、新賀町7件・2,200万円(79万2,000円)、見瀬町7件・1,700万円(62万7,000円)、中曽司町7件・1,300万円(49万5,000円)です。

橿原市は、同じ市内で価格の幅がとても広い市です。中古戸建て90件の最小は150万円、最大は5,000万円。中古マンション62件は最小130万円、最大4,200万円。150万円の上限額は8万2,500円、5,000万円なら171万6,000円です。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1で、400万円以下の物件は別区分(200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円、いずれも×1.1)になります。上限額に頭打ちはありませんので、価格が上がるほど手数料も上がります。

どの種別が0円の対象になりやすいか。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。橿原市の成約は中古戸建てと中古マンションで169件中152件を占めますので、「この物件は対象か」を1件ずつ確かめることが、橿原市では特に大事になります。

※新築戸建て・中古戸建ての区分は、国土交通省の成約価格情報の建築年で当方が分けたものです(2025年以降を新築としています)。戸建107件のうち5件は建築年が分からないため、新築12件・中古90件のどちらにも入れていません。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。駅別・町別の中央値は新築戸建て・中古戸建て・中古マンションが混ざった値です。金橋駅は5件、八木西口駅は6件しかありませんので、件数の少ない駅・町の中央値は参考値としてお読みください。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW橿原市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、橿原市の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は12件。成約価格の中央値は3,150万円、真ん中の半数は2,900万円〜3,500万円に収まっています。延床面積の中央値は105㎡。

中央値の3,150万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は110万5,500円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。

橿原市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED橿原市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、橿原市の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は90件。成約価格の中央値は1,400万円、真ん中の半数は650万円〜2,400万円に収まっています。延床面積の中央値は105㎡。建築年の中央値は1999年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
西池尻町8件610万円
中曽司町6件1,140万円
白橿町5件1,500万円
内膳町4件2,100万円
土橋町4件325万円

最寄駅で多いのは真菅駅(14件)、大和八木駅(12件)、耳成駅(11件)。

中央値の1,400万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は52万8,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

建築年が分かる90件のうち、1981年以前に建てられたものは27件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。

橿原市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION橿原市の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、橿原市の中古マンションは62件。成約価格の中央値は1,100万円、真ん中の半数は400万円〜2,200万円に収まっています。専有面積の中央値は75㎡。建築年の中央値は1993年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
白橿町12件210万円
久米町6件930万円
内膳町6件3,050万円
新賀町6件2,250万円
上品寺町5件2,200万円

最寄駅で多いのは大和八木駅(23件)、橿原神宮前駅(20件)、岡寺駅(12件)。

中央値の1,100万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は42万9,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 橿原市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る橿原市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて橿原市・奈良県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 11万7千人。平成12年の約12万5千人をピークに、ゆるやかに減っている市

橿原市の人口は117,435人(男55,503人/女61,932人)、世帯数は56,726世帯です(令和8年7月1日現在・橿原市「人口・世帯数」)。これは住民基本台帳の数字で、内訳は日本人115,610人・外国人1,825人。1世帯当たりの人員は約2.07人(当方算出)です。面積は39.56km²で、東西7.5km・南北8.3km。人口密度は約2,969人/km²(当方算出)になります。

まず正直に書いておきます。国勢調査の橿原市の人口(令和2年・令和7年)は、本ページでは確認できていません(未取得)。市公式の「人口・世帯数」のページに載っているのは住民基本台帳の数字で、このページの人口はすべて住民基本台帳人口です。国勢調査の人口とは数え方が違いますので、ほかの市のページの国勢調査人口とそのまま比べることはできません。

人口のピークは2000年(平成12年)の約12.5万人。市公式の概要は、人口が2000年に約12.5万人でピークを迎え、2023年(令和5年)1月に12万人を下回ったと書いています。ピークからおよそ四半世紀で約8千人、率にして6%ほどの減少です(当方算出)。急に減っている市ではありませんが、増えている市でもありません。

市ができたときの人口は38,560人でした。橿原市は昭和31年(1956年)2月11日に6つの町村が合併して生まれ、奈良県下で5番目の市になりました。いまの人口117,435人は、そのときの約3.0倍です(当方算出)。成約データに出てくる中古戸建て90件の建築年の中央値は1999年、中古マンション62件は1993年。人口が増えていった時期に建った住宅が、いま中古として流通していると読めます。

人口が減っている市で家を買うことの意味は、正直に考えておく必要があります。橿原市の令和8年地価公示の住宅地は、21地点のうち上昇9・横ばい8・下落4(平均+0.7%)。上がっている場所と、動かない場所と、下がっている場所が、同じ市のなかに並んでいます。最も上がったのは内膳町5丁目(+8.3%)、下がったのは曲川町1丁目(−0.3%)、古川町(−0.2%)、菖蒲町1丁目・四分町(どちらも−0.1%)です。「橿原市だから上がる・下がる」ではなく、どの町のどの場所かで見ることが大切です。

市の位置について、市公式は「奈良県のほぼ中央」と説明しています。東は桜井市、西は大和高田市、南は高取町・明日香村、北は田原本町に接しています。地勢は「全体的に起伏が少ない」とされ、市内の中央部を飛鳥川、西を曽我川が流れています。その平らな土地のなかに、畝傍山(199m)・耳成山(139m)・香久山(152m)の大和三山があり、三山の中央に藤原宮跡があります。この「平らな盆地に、三つの山と宮跡」という地形が、橿原市の建築のルールの多くを決めています(「橿原市の特徴」の章で扱います)。

項目値備考
人口(住民基本台帳)117,435人(男55,503/女61,932)令和8年7月1日現在・橿原市「人口・世帯数」
世帯数56,726世帯同上
内訳日本人115,610人/外国人1,825人同上
1世帯当たり人員約2.07人117,435÷56,726で当方が算出
国勢調査の人口(令和2年・令和7年)未取得市公式のページから取得できていない
人口のピーク約12.5万人(2000年・平成12年)橿原市「橿原市の概要」
12万人を下回った時期2023年(令和5年)1月同上
市制施行時の人口38,560人(昭和31年2月11日)同上
市域面積39.56km²(東西7.5km・南北8.3km)橿原市「橿原市の概要」
人口密度約2,969人/km²117,435人÷39.56km²で当方が算出
大和三山畝傍山199m/耳成山139m/香久山152m橿原市「橿原市の概要」
主な河川飛鳥川(市内中央部)/曽我川(西)同上
隣接する市町村桜井市(東)/大和高田市(西)/高取町・明日香村(南)/田原本町(北)同上
市制施行昭和31年2月11日(6町村が合併・奈良県下5番目の市)同上
市役所の位置本庁舎:八木町1-1-18/分庁舎:内膳町1-1-60橿原市公式(庁舎の所在地)
都市計画区域大和都市計画区域(線引きあり・当初線引き 昭和45年12月28日)橿原市「橿原市の都市計画」
市街化区域/市街化調整区域1,751.7ha/2,204.3ha第6回見直し・令和5年6月16日告示

市街化区域と市街化調整区域

橿原市は市域の全部が都市計画区域(大和都市計画区域)で、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。市公式「橿原市の都市計画」によると、第6回見直し(令和5年6月16日告示)の時点で、市街化区域は1,751.7ha、市街化調整区域は2,204.3ha。合計3,956.0haは市域の面積39.56km²と一致します。市域の44.3%が市街化区域、55.7%が市街化調整区域(構成比は当方算出)です。

「橿原市」という住所の半分以上は、市街化調整区域です。市の移住サイトは近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅を「2大ターミナル駅」と紹介していますが、駅の多い便利な市であることと、建てられる土地が多いこととは別の話です。大和三山と藤原宮跡のまわり、東部と西部の田園地帯が、広く市街化調整区域になっています。

地域によって割合がまったく違います。市の都市計画マスタープラン(第3次)は市域を5つの地域に分け、それぞれ次のように書いています。中部地域(大和八木駅・八木西口駅・畝傍駅)は約90%が市街化区域。南部地域(畝傍御陵前駅・橿原神宮前駅・岡寺駅)は約60%が市街化区域。北部地域(新ノ口駅・真菅駅・耳成駅・金橋駅)は市街化区域と市街化調整区域が約50%ずつ。東部地域(香久山駅)は約80%が市街化調整区域。西部地域(坊城駅・橿原神宮西口駅)は「大部分が市街化調整区域」で、市街化区域は約20%です。

線引きは昭和45年から6回見直されています。当初(昭和45年12月28日)の市街化区域は1,412ha。昭和60年に1,630ha、平成4年に1,676.6ha、平成13年に1,725.7ha、平成23年に1,750.6ha、令和5年に1,751.7haです。最初の15年で約220ha増え、昭和60年からの40年近くでは約120haしか増えていません。直近の見直し(平成23年→令和5年)では1.1haの増加です。橿原市で住宅を建てられる土地は、これから大きくは増えないと考えておくのが現実的です。

区分面積構成比
市街化区域1,751.7 ha44.3%
市街化調整区域2,204.3 ha55.7%
合計(都市計画区域)3,956.0 ha100.0%

地価公示 ― 21地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、橿原市の住宅地の標準地は21地点。 単純平均は1㎡あたり96,761円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+0.7%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
橿原-21内膳町5丁目77番2286,000+8.3%
橿原-11白橿町1丁目1115番5133,000+0.0%
橿原-7久米町720番4130,000+1.6%
橿原-1地黄町290番34111,000+1.8%
橿原-9小綱町371番9111,000+0.0%
…(中略・全21地点)
橿原-8曲川町1丁目789番2061,600−0.3%
橿原-13古川町353番1062,000−0.2%
橿原-2曲川町7丁目542番1668,000+0.3%
橿原-18中町200番8568,300+0.0%
橿原-3田中町69番669,200+0.0%

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ橿原市内で、住宅地の地価は4.6倍ちがいます

最も高いのは内膳町5丁目77番2の1㎡あたり286,000円(+8.3%)。最も安いのは曲川町1丁目789番20の61,600円(−0.3%)。その差は4.6倍です。「橿原市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

橿原市は奈良県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある奈良県内の28市町村のうち、 橿原市の住宅地の平均価格は3位。 町村を除いた「市」だけで見ると、12市のなかで第3位です。

区分橿原市の位置母数
住宅地の平均価格(県内の市町村)3位28市町村
住宅地の平均価格(市のみ)3位12市
前年比の変動率(県内の市町村)3位28市町村
前年比の変動率(市のみ)3位12市

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

橿原市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地21地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で4.6倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

公園・緑地

橿原市の公園の数と面積は、本ページでは確認できていません(未取得)。都市計画マスタープラン(第3次)の地域別構想に名前が出てくる公園・緑地は、西部地域の橿原運動公園(計画は「広域避難場所として防災機能のさらなる充実を図る」としています)と、北部地域の曽我川緑地です。大和三山(畝傍山・耳成山・香久山)と藤原宮跡のまわりは、古都保存法の特別保存地区や風致地区として緑が守られている場所で、公園ではありませんが、将来も建物が建て込みにくい緑地だと言えます。家の近くの小さな公園は、現地と市の地図でご確認ください。

※橿原市都市計画マスタープラン(第3次)第4章 地域別構想。公園の箇所数・面積・1人当たり面積は未取得。

05橿原市の特徴 ― 藤原宮跡と大和三山。「建てる前の日数」と「建て方のルール」を先に確かめる市

橿原市を一言で表すと、「駅は多く、土地のルールも多い市」です。 市域39.56km²に13の駅があり、市の移住サイトは近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅を2大ターミナル駅と紹介しています。 その同じ市域の真ん中に、藤原宮跡と大和三山(畝傍山・耳成山・香久山)があります。 家を買う立場から見ると、橿原市には、ほかの市ではあまり出てこない確認事項が4つあります。 (1)埋蔵文化財と世界遺産条例による「着工までの日数」。(2)大和三山のまわりに重なる3つの規制。 (3)市域の55.7%を占める市街化調整区域。(4)今井町の保存地区。 この章では、この4つと、地価・成約の実データを順に見ていきます。

藤原宮跡の中には「90日前まで」の事前相談が要る区域があります

橿原市で土地を買って家を建てる方、古家を買って建て替える方に、最初に知っていただきたい話です。 市公式と、市の手続き案内に載っている手続きを、期限の早い順に並べます。

場所必要な手続き期限窓口
藤原宮跡内の、市長が定める区域
(橿原市世界遺産条例に定める区域)
事業事前相談書の提出。文化財保護法の届出の前に必要 事業開始の90日前まで(遺構保護同意書を添付する場合)。添付が無い場合は120日前まで 文化財保存活用課
国の史跡・名勝にあたる場所 現状変更等の許可申請(建築、擁壁・盛土・切土などの宅地造成ほか) 工事着工の60日前まで文化財保存活用課
埋蔵文化財包蔵地(遺跡)の中 文化財保護法にもとづく届出書の提出 工事着工の60日前まで文化財保存活用課

「橿原市世界遺産条例」は令和7年8月1日に施行された、新しい条例です。 市の手続き案内によると、着工日が令和7年12月27日以降の工事については、事業事前相談書の提出が必要とされています。 提出するのは事業事前相談書、事業内容が分かる図面等、そして提出できる場合は遺構保護同意書です。 条例に関係する市内の構成資産として、手続き案内は藤原宮跡・菖蒲池古墳・本薬師寺跡・大官大寺跡の4つを挙げています。 市の移住サイト(2026年7月26日更新)は、「飛鳥・藤原の宮都」が令和8年7月に世界遺産に登録されたと書いています。

買う側にとっての意味は、日程です。

  • 契約から着工まで、少なくとも2か月。条例の区域なら3か月から4か月は、工事を始められない期間があるということです。 土地の決済(引渡し)のあと、すぐに着工できる前提で資金計画を組まないでください。
  • 土地を先に買って建物をあとで建てる場合、土地の代金の支払いと、建物の住宅ローンの実行のあいだが空きます。 そのあいだのつなぎ融資の利息や、いまの住まいの家賃が、想定より長くかかることがあります。
  • 古家を壊して建て替える場合は、解体の時期に注意。 1月1日の時点で更地だと、その年の土地の固定資産税は住宅用地の特例が外れた額になります(「固定資産税・都市計画税」の章)。
  • 届出のあと、試掘や発掘調査が必要になることがあります。 その期間と、調査の費用をだれが負担するのか、個人の住宅の場合の扱いは、市のページに記載がなく、本ページでは確認できていません(未取得)。 契約の前に、文化財保存活用課(川西町858-1 歴史に憩う橿原市博物館内・電話0744-47-1315)で、 その土地が包蔵地かどうかと、過去の調査の有無を確認してください。

その土地が遺跡の中かどうかは、自分で調べられます。 市公式は、奈良県の遺跡地図と、特別史跡藤原宮跡・史跡藤原京跡の指定範囲図で確認するよう案内しており、 境界の近くは文化財保存活用課に問い合わせるよう求めています。「遺跡有無確認踏査願」という様式もあります。 藤原宮跡の中の「市長が定める区域」の範囲は、区域図を確認できておらず、本ページでは町名・番地で示していません(未取得)。 家タダでは、検討中の土地が包蔵地・史跡・条例の区域にあたるかどうかを、契約前に無料で確認します。

出典:橿原市 手続き案内「橿原市世界遺産条例に定める区域(藤原宮跡)における事業事前相談書の提出」 https://www.gaas-port.jp/29_kashihara/procedure/868?category_id=127 / 橿原市 手続き案内(史跡・名勝の現状変更) https://www.gaas-port.jp/29_kashihara/procedure/145?category_id=127 / 橿原市「文化財保護法の手続き」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1058/gyomu/2/2671.html / 橿原市「遺跡地図」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1058/gyomu/2/3886.html / 橿原市 移住サイト「橿原市について」 https://www.city.kashihara.nara.jp/iju/about/12165.html

大和三山のまわりには、3つの規制が重なっています

畝傍山・耳成山・香久山と藤原宮跡のまわりでは、「古都保存法」「風致地区」「景観計画」の3つが、同じ場所に重なってかかることがあります。 それぞれ手続きの種類(許可か届出か)も、基準も違います。

制度橿原市での区域手続き主な内容
古都保存法
歴史的風土特別保存地区
香久山地区・畝傍山地区・耳成山地区・藤原宮跡地区(国土交通省の資料。市の指定日は昭和43年9月12日) 許可が必要 建築物などの新築・改築・増築、宅地の造成、木竹の伐採、土石の採取、建築物の色彩の変更、屋外広告物の表示など
古都保存法
歴史的風土保存区域
天理市・橿原市・桜井市で昭和42年に4地区2,712ha(3市の合計) 届出が必要色彩の変更を除く、上と同じ種類の行為
風致地区
(橿原市風致地区条例)
藤原宮跡・耳成山・香久山・畝傍山・菖蒲池古墳の各風致地区 許可が必要種別(第1種〜第5種)ごとに高さ・建ぺい率・壁面後退・緑地率の基準
景観計画
(市全域が景観計画区域)
大和三山眺望景観保全地区(周辺景観保全エリア・遠望景観保全エリア)、沿道景観保全地区(神宮・飛鳥沿道景観保全エリア)、一般地区 届出。届出の日から30日間は着工できない 屋根の形と色、外壁の色など

古都保存法について。 国土交通省の資料によると、天理市・橿原市・桜井市の3市では、昭和42年に4地区2,712haが歴史的風土保存区域に指定され、 そのうち石上神宮・崇神景行天皇陵・三輪山・香久山・畝傍山・耳成山・藤原宮跡の各地区、合計598.2haが特別保存地区です。 7地区のうち4地区が橿原市の山と宮跡の名前です(橿原市の分だけの面積は、資料に内訳がなく未取得です)。 特別保存地区は「届け出れば建てられる」区域ではなく、許可が要る区域です。 申請書は2部、工事が終わったら5日以内に報告が必要で、窓口は都市計画課(東竹田町1-1・電話0744-47-3549)。 許可の基準の数値は、市のページからは確認できていません(未取得)。

風致地区は、種別ごとに数字が決まっています。市の風致地区のページにある基準は次のとおりです。

種別建築物の高さ建ぺい率 壁面後退(道路側)壁面後退(隣地側)緑地率
第1種風致地区8m以下20%以下 3m以上1.5m以上40%以上
第2種風致地区10m以下30%以下 2m以上1m以上30%以上
第3種風致地区10m以下40%以下 2m以上1m以上20%以上
第4種風致地区12m以下40%以下 2m以上1m以上20%以上
第5種風致地区15m以下40%以下 2m以上1m以上20%以上

第1種風致地区の建ぺい率20%は、たとえば200㎡の土地に、建築面積40㎡までという意味です(当方算出)。 しかも敷地の40%以上を緑地にし、道路から3m、隣地から1.5m、壁を下げる必要があります。 同じ広さの土地でも、風致地区の種別によって、建てられる家の大きさがまったく変わります。 古い家を買って建て替えるとき、いまの家と同じ大きさが建つとは限りません。 市のページは、藤原宮跡・耳成山・香久山・畝傍山・菖蒲池古墳の5つの風致地区の保全方針を載せています。 どの場所が第何種にあたるかは、市のページの文章からは読み取れませんでした(未取得)。 ゾーン図と、都市計画課の窓口で確認してください。 (市の都市計画の沿革には、風致地区の指定は昭和41年10月11日に3地区、昭和43年9月12日に1地区とあります。 5つめの菖蒲池古墳風致地区の指定日は確認できていません。)

景観計画は、戸建て1軒でも届出が必要になるエリアがあります。

エリア建築物の届出が必要になる規模
一般地区(自然風致保全・専用住宅地・田園住宅地・沿道市街地・商業業務地の5エリア) 建築面積500㎡以上、または高さ10m以上
大和三山眺望景観保全地区の「周辺景観保全エリア」建築面積10㎡以上
沿道景観保全地区の「神宮・飛鳥沿道景観保全エリア」建築面積10㎡以上

建築面積10㎡以上ということは、ふつうの戸建て住宅はすべて届出の対象です。 一般地区なら500㎡以上か高さ10m以上の大きな建物だけが対象ですから、エリアの内か外かで扱いが大きく変わります。 周辺景観保全エリアの基準として、景観計画は勾配屋根とすること、屋根の色は低彩度・低明度 (マンセル値の彩度で、R系2以下・YR系3以下・Y系3以下)、外壁の基調色は明度8以下とすることなどを定めています。 真っ白な外壁や、明るい色の屋根、平らな屋根の家は、このエリアでは基準に合わない可能性があります。 手続きは、事前協議をしたうえで届出(正副2部)。届出の日から30日間は着工が制限され、標準の処理期間は約2週間です。 景観計画は平成19年4月1日に施行され、平成24年1月1日と令和4年4月1日に変更が施行されています。 遠望景観保全エリアの届出の規模と、眺望を守るための高さの基準の数値は、本ページでは確定できていません(未取得)。

この3つは、どれかひとつではなく、重なります。 たとえば山のふもとの土地が、特別保存地区であり、風致地区であり、周辺景観保全エリアでもある、ということが起こりえます。 さらに埋蔵文化財の届出(60日前まで)が加わることもあります。 大和三山と藤原宮跡のまわりで土地や古家を検討するときは、「いくらで買えるか」の前に、「何が建てられるか」「いつ着工できるか」を確かめてください。 ハウスメーカーの標準プランが、色や屋根の形の基準に合わないこともあります。

出典:国土交通省「古都保存」(天理市・橿原市・桜井市) https://www.mlit.go.jp/toshi/rekimachi/toshi_history_tk_000008.html / 橿原市「歴史的風土保存区域・特別保存地区内の行為」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2_1/2983.html / 橿原市「風致地区内の行為」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2_1/3299.html / 橿原市「景観計画・景観条例」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2_1/3296.html / 橿原市景観計画 https://www.city.kashihara.nara.jp/material/files/group/25/624e7a5865909e45989d601c.pdf / 橿原市「橿原市の都市計画」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/2624.html

市域の55.7%が市街化調整区域。開発許可は奈良県、都市計画税は0.3%

区域面積市域に占める割合備考
市域(=都市計画区域)3,956.0 ha100.0%大和都市計画区域の一部
市街化調整区域2,204.3 ha55.7%開発行為などは奈良県知事の許可
市街化区域1,751.7 ha44.3%都市計画税0.3%がかかる

買う側にとっての意味は、3つあります。

  • 「橿原市の物件」のなかに、市街化調整区域の物件が混ざる。 都市計画マスタープランによると、中部地域は約90%が市街化区域ですが、東部地域は約80%、西部地域も大部分が市街化調整区域です。 価格が周辺より目立って安い物件、敷地が広い物件は、まず区域区分を確認してください。
  • 建て替えの相談先が、市ではなく県になる。 橿原市内の開発許可は奈良県知事が行い、3,000㎡未満の市街化区域内の開発は中和土木事務所の扱いです。 市街化調整区域で住宅を建てられる条件は、市のページには書かれていません。
  • 市街化区域の物件には、上限の税率(0.3%)で都市計画税がかかる。 固定資産税1.4%と合わせて1.7%。市街化調整区域の物件は1.4%のみですが、そのぶん建築の確認事項が増えます。

線引きの推移と、地域ごとの割合は「市街化調整区域」の章にまとめています。

今井町 ― 約17.4haの伝統的建造物群保存地区

今井町は、約17.4haが伝統的建造物群保存地区として都市計画決定(平成5年3月22日)されており、 文化庁の一覧では平成5年12月8日に重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。種別は「寺内町・在郷町」。 重要伝統的建造物群保存地区は全国に130地区あります(令和8年9月1日現在)。

今井町の物件には、ほかの町にない条件がつきます。

  • 外観に関わる工事の自由度。伝統的建造物群保存地区は、町並みを保存するための区域です。 外観を変える工事には手続きが必要になるのが制度の一般的な仕組みで、ふつうのリフォームや建て替えと同じようには進みません。
  • 道路の幅。住宅地の標準地「今井町4丁目428番」の前面道路は3m市道で、鑑定評価書情報は「古い街並みが残る住宅地域」としています。 車の出し入れ、工事車両、引越しのトラックが入れるかを、現地で確認してください。
  • 地価は横ばい。同じ標準地は74,100円/㎡で前年比0.0%。大和八木駅の南西方1,200mです。

今井町の保存地区の中で家を直す・建てるときの手続き、許可の基準、修理・修景への補助については、 市のページから該当するページに行き着けず、本ページでは確認できていません(未取得)。 町家を買って住みたいという方は、買う前に都市計画課(0744-47-3549)に相談し、 「どこまで直せるか」「補助はあるか」「どのくらいの期間がかかるか」を確かめてから、資金計画を立ててください。

出典:橿原市「今井町伝統的建造物群保存地区」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/1403.html / 文化庁「重要伝統的建造物群保存地区一覧」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/judenken_ichiran.html

地価公示32地点 ― 住宅地は上昇9・横ばい8・下落4

令和8年地価公示で、橿原市の標準地は住宅地21地点・商業地10地点・工業地1地点の計32地点です。

用途地点数平均価格(円/㎡) 平均変動率上昇・横ばい・下落
住宅地2196,761 +0.7%上昇9/横ばい8/下落4
商業地10132,340 +0.7%上昇7/横ばい1/下落2
工業地141,300 +0.5%上昇1

住宅地の平均は+0.7%ですが、中身を見ると「上がっている市」とは言いにくい数字です。 21地点のうち、上がったのは9地点。12地点は横ばいか下落です。 そして上昇9地点のうち、内膳町5丁目の+8.3%だけが飛び抜けていて、残りの20地点の変動率は−0.3%から+1.8%のあいだに収まっています。 住宅地21地点をすべて、価格の高い順に並べます。最寄駅と距離は、国土交通省の鑑定評価書情報の記載です。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積最寄駅と方角・距離
橿原-21内膳町5丁目77番2286,000 +8.3%1,308㎡大和八木駅 北方150m
― ここから下の20地点は、地積114〜249㎡の住宅地です ―
橿原-11白橿町1丁目1115番5133,000 0.0%249㎡橿原神宮前駅 西方650m
橿原-7久米町720番4130,000 +1.6%198㎡橿原神宮前駅 北方600m
橿原-1地黄町290番34111,000 +1.8%124㎡大和八木駅 北西方750m
橿原-9小綱町371番9111,000 0.0%153㎡大和八木駅 西方600m
橿原-19新賀町275番12109,000 +0.9%142㎡大和八木駅 東方750m
橿原-16石川町450番10108,000 +0.9%174㎡橿原神宮前駅 南東方600m
橿原-14新口町73番2591,200 +0.4%212㎡新ノ口駅 南西方500m
橿原-10木原町21番783,900 +0.2%165㎡大和八木駅 東方1,200m
橿原-5曽我町920番4281,900 0.0%127㎡真菅駅 南東方350m
橿原-12山之坊町81番2680,900 +0.2%114㎡耳成駅 北西方800m
橿原-4菖蒲町1丁目623番12580,200 −0.1%164㎡橿原神宮前駅 南東方1,500m
橿原-17土橋町146番1279,400 0.0%118㎡真菅駅 北方800m
橿原-15今井町4丁目428番74,100 0.0%191㎡大和八木駅 南西方1,200m
橿原-20四分町138番674,000 −0.1%132㎡畝傍御陵前駅 北東方1,000m
橿原-6縄手町12番1769,300 0.0%140㎡畝傍駅 南東方800m
橿原-3田中町69番669,200 0.0%165㎡橿原神宮前駅 北東方1,500m
橿原-18中町200番8568,300 0.0%210㎡新ノ口駅 北東方1,600m
橿原-2曲川町7丁目542番1668,000 +0.3%156㎡金橋駅 南方500m
橿原-13古川町353番1062,000 −0.2%165㎡坊城駅 南東方770m
橿原-8曲川町1丁目789番2061,600 −0.3%247㎡真菅駅 南西方1,200m

読み取れることが4つあります。

  • 最高の内膳町5丁目だけが、別の種類の土地です。 地積1,308㎡で、鑑定評価書情報は「高層の共同住宅等が建ち並ぶ駅に近い住宅地域」。大和八木駅から150mの、マンションが建つ土地です。 「市内格差4.6倍」という数字は、この1地点によるもので、 残りの20地点の最高(白橿町1丁目・133,000円)と最安(曲川町1丁目・61,600円)の差は2.2倍(当方算出)です。
  • 戸建の住宅地の値段は、1㎡あたり6万〜13万円台。坪に直すと約20万〜44万円(当方算出)。 11万円前後が大和八木駅・橿原神宮前駅から600〜750mの地点、8万円前後が駅から少し離れた地点、6万円台が市の西側と北東側です。
  • 上がった9地点のうち7地点は、最寄駅から750m以内。下がった4地点は、すべて770m以上。 駅に近い場所は上がり、離れた場所は動かないか下がる、という傾向がはっきり出ています (ただし白橿町1丁目・小綱町・曽我町のように、駅から650m以内でも横ばいの地点はあります)。
  • 大和八木駅か、橿原神宮前駅か。上位7地点は、すべてこの2駅のどちらかを最寄りとしています。

商業地10地点と工業地1地点です。

用途所在地番価格(円/㎡) 前年比地積最寄駅と方角・距離
商業地内膳町1丁目178番8384,000 +4.6%107㎡大和八木駅 南方80m
商業地久米町664番1176,000 +1.1%285㎡橿原神宮前駅 北東方80m
商業地白橿町2丁目2128番1118,000 0.0%502㎡橿原神宮前駅 南西方1,300m
商業地城殿町254番7109,000 +0.9%198㎡畝傍御陵前駅 南東方250m
商業地中曽司町194番15104,000 +1.0%152㎡真菅駅 北西方140m
商業地石原田町232番392,100 +0.2%233㎡耳成駅 北方350m
商業地土橋町197番188,300 +0.2%1,247㎡真菅駅 北東方800m
商業地大久保町435番3外85,500 −0.6%759㎡畝傍御陵前駅 西方150m
商業地五井町187番583,700 −0.8%1,143㎡金橋駅 東方1,400m
商業地醍醐町360番3外82,800 +0.5%1,096㎡耳成駅 南西方880m
工業地曲川町4丁目162番141,300 +0.5%3,341㎡金橋駅 西方600m

商業地も、大和八木駅前が飛び抜けています。 内膳町1丁目の384,000円は、2番目の久米町(橿原神宮前駅前・176,000円)の2.2倍(当方算出)。 「2大ターミナル」と呼ばれる2つの駅でも、駅前の土地の評価には2倍以上の差があります。 3番目から10番目までの8地点は82,800〜118,000円で、住宅地の上位と変わらない水準です。 畝傍御陵前駅から150mの大久保町が−0.6%、金橋駅から1,400mの五井町が−0.8%と、商業地にも下がっている地点があります。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。 最寄駅と方角・距離は鑑定評価書情報の記載によるもので、徒歩での所要時間ではありません。

実際の成約169件 ― 新築戸建て12件、中古戸建て90件、中古マンション62件

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 橿原市の成約は169件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 下位25%〜上位25%上位10% 面積の中央値建築年の中央値 中央値の仲介手数料の上限額
新築戸建て(建築年2025年以降)12件 3,150万円2,900万〜3,500万円3,600万円 延床105㎡2025年110万5,500円
中古戸建て(建築年2024年以前)90件 1,400万円650万〜2,400万円2,900万円 延床105㎡1999年52万8,000円
中古マンション62件 1,100万円400万〜2,200万円3,200万円 専有75㎡1993年42万9,000円

※戸建は全部で107件(成約中央値1,600万円)。このうち5件は建築年が分からないため、新築・中古のどちらにも入れていません。

橿原市は、中古マンションがしっかり動いている市です。169件のうち62件、37%(当方算出)が中古マンション。 62件という数は、相場として参考にできる件数です。 最小は130万円、最大は4,200万円。下位25%が400万円で、4件に1件は400万円以下の成約です。 建築年の中央値は1993年、62件のうち20件(当方算出で32%)が1981年以前の建築。 専有面積の中央値は75㎡です。

中古マンションの400万〜2,200万円という幅は、建物の年代の幅でもあります。 成約個票では、1980年築・専有105㎡の4LDKが1,100万円、1996年築・専有70㎡の3LDKが950万円、1988年築・専有60㎡の3LDKが930万円でした。 1,000万円前後で、70㎡前後の3LDKが買えているということです。 一方で、価格の低いマンションほど、管理費・修繕積立金の負担と、買ったあとのリフォーム費用が、総額のなかで大きな割合を占めます。 「物件価格が安い」ことと「住むための総額が安い」ことは、別です。

中古戸建ては90件。全体の半分強(当方算出で53%)です。 最小150万円から最大5,000万円まであり、下位25%は650万円、上位10%は2,900万円。 建築年の中央値は1999年で、90件のうち27件(当方算出で30%)が1981年以前の建築です。 延床面積の中央値は105㎡。戸建107件全体の土地面積の中央値は135㎡です。 住宅地の平均価格96,761円/㎡に135㎡を掛けると約1,306万円(当方算出)ですから、 中古戸建ての中央値(1,400万円)は、ほぼ土地の値段にあたると考えられます。 下位25%(650万円)あたりの物件は、建物の値段がほとんどついておらず、土地も平均より安い場所か小さい区画だと読めます。

新築戸建ては12件。戸建107件のうち1割ほど(当方算出で11%)です。 中央値3,150万円、価格の幅は2,500万〜3,700万円、延床面積の中央値は105㎡。 中古戸建ての中央値(1,400万円)との差は1,750万円あります。 仲介手数料の上限額で言えば、3,150万円は110万5,500円、1,400万円は52万8,000円です。 橿原市で新築の建売を探すと、公的データに出てくる成約は1年で12件。選べる数は多くありません。

買う側の確認事項は、種別ごとに違います。

  • 新築戸建て:土地の面積と形、駐車場の台数、前面道路の幅と公道・私道の別。 景観計画の周辺景観保全エリアや風致地区にあたる土地かどうかも確認してください。 新築戸建て(建売)は仲介手数料0円の対象になりやすい種別ですが、対象外の物件もあります。
  • 中古戸建て:まず建築年。1981年以前の建築なら耐震診断を。 市の耐震改修補助は、令和8年度は6件の枠で募集が終わっています。 建て替えを考えるなら、区域区分・風致地区・埋蔵文化財の3つを契約前に。 中古戸建ては、仲介手数料0円の対象になる物件とならない物件があります。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は対象になりやすい物件です。
  • 中古マンション:管理費・修繕積立金の額と滞納の有無、長期修繕計画、大規模修繕の履歴、1981年以前の建築なら耐震診断の有無。 中古マンションも、0円の対象になる物件とならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。

最寄駅別の成約(169件中166件)

最寄駅マスタープランの地域件数成約中央値 駅からの平均仲介手数料の上限額
大和八木中部37件2,200万円 10分79万2,000円
橿原神宮前南部31件1,100万円 10分42万9,000円
岡寺南部18件650万円 10分28万500円
真菅北部17件1,600万円 12分59万4,000円
耳成北部12件830万円 11分33万9,900円
畝傍御陵前南部9件1,200万円 11分46万2,000円
橿原神宮西口西部9件650万円 10分28万500円
畝傍中部8件2,200万円 15分79万2,000円
新ノ口北部7件2,400万円 12分85万8,000円
坊城西部7件2,000万円 11分72万6,000円
八木西口中部6件800万円 16分33万円
金橋北部5件1,900万円 9分69万3,000円

大和八木と橿原神宮前の2駅で68件。ただし中央値は2,200万円と1,100万円で、ちょうど2倍の差があります。 同じ「ターミナル駅の物件」でも、成約している価格帯が違うということです。 岡寺と橿原神宮西口の650万円、八木西口の800万円、耳成の830万円は、いずれも中古マンションの中央値(1,100万円)より低い数字です。 駅別の中央値は新築戸建て・中古戸建て・中古マンションが混ざった値ですので、どの種別が多いかで数字は動きます。 物件を見比べるときは、同じ駅の、同じ種別の成約と比べることをおすすめします。

町別の成約(3件以上あった23町・計133件)

町件数成約中央値 仲介手数料の上限額中学校区
白橿町19件330万円 16万7,200円白橿中(1丁目の一部は畝傍中)
内膳町10件2,850万円 100万6,500円八木中
西池尻町10件650万円 28万500円畝傍中
上品寺町7件2,200万円 79万2,000円橿原中
新賀町7件2,200万円 79万2,000円国道24号以東は八木中/以西は橿原中
見瀬町7件1,700万円 62万7,000円畝傍中
中曽司町7件1,300万円 49万5,000円近鉄大阪線以南は大成中/以北は橿原中
醍醐町6件1,300万円 49万5,000円八木中
久米町6件930万円 37万2,900円畝傍中
菖蒲町5件2,900万円 102万3,000円畝傍中
栄和町5件1,100万円 42万9,000円畝傍中
土橋町5件490万円 22万7,700円橿原中
石川町4件3,450万円 120万4,500円畝傍中
縄手町4件2,450万円 87万4,500円八木中
雲梯町4件1,950万円 70万9,500円光陽中
曲川町4件1,850万円 67万6,500円光陽中
石原田町4件1,115万円 43万3,950円八木中
小綱町4件700万円 29万7,000円大成中
葛本町3件2,400万円 85万8,000円国道24号以東は八木中/以西は橿原中
常盤町3件1,800万円 66万円八木中
北妙法寺町3件1,600万円 59万4,000円大成中
曽我町3件1,600万円 59万4,000円大成中
木原町3件1,300万円 49万5,000円八木中

橿原市の成約は、ひとつの町に集中していません。 いちばん多い白橿町でも19件、169件の11%(当方算出)。10件以上の町は3つだけで、23町の合計は133件。 残りの36件は、成約が1件か2件しかない町に散らばっています。 「橿原市の相場」をひとつの数字で言うのは難しい市です。

最も高い石川町3,450万円と、最も低い白橿町330万円で、10倍以上の差があります。 ただし石川町は4件です。3件・4件の町は、新築が1件入るか、古い物件が1件入るかで中央値が大きく動きます。 町ごとの建築年・種別の内訳は公表集計にありませんので、「石川町は高い町」「土橋町は安い町」と決めつけず、参考値としてお読みください。 件数が10件以上ある3つの町で見ると、白橿町330万円・西池尻町650万円・内膳町2,850万円。 大和八木駅前の内膳町と、ほかの2町とで、成約している物件の種類がはっきり違うことが分かります。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格面積 間取建築年構造最寄駅・分時期 仲介手数料の上限額
マンション栄和町1,100万円 専有70㎡3LDK1995年 RC橿原神宮前 10分2025Q242万9,000円
マンション白橿町1,100万円 専有105㎡4LDK1980年 RC橿原神宮前 15分2025Q242万9,000円
マンション上品寺町950万円 専有70㎡3LDK1996年 RC大和八木 15分2025Q437万9,500円
マンション久米町930万円 専有60㎡3LDK1988年 RC橿原神宮前 3分2026Q137万2,900円
戸建白橿町1,600万円 土地220㎡/延床120㎡—1985年 木造岡寺 10分2025Q259万4,000円
戸建北妙法寺町1,600万円 土地85㎡/延床85㎡—2010年 軽量鉄骨造真菅 15分2025Q359万4,000円
戸建曽我町1,600万円 土地80㎡/延床80㎡—2017年 木造真菅 10分2026Q159万4,000円
戸建上品寺町1,500万円 土地110㎡/延床115㎡—1998年 木造大和八木 20分2025Q256万1,000円

戸建4件は、1,500万〜1,600万円。戸建全体の中央値(1,600万円)のあたりです。 ところが中身はまったく違います。 白橿町は1985年築で、敷地は200㎡を超えます。曽我町は2017年築で、敷地は80㎡。 同じ1,600万円で、「築40年の広い家」も「築浅のコンパクトな家」も買えていることになります。 橿原市では、どの町で探すかによって、同じ予算で買える家の広さと新しさが大きく変わります。

マンション4件は、930万〜1,100万円。 1980年築から1996年築まで、専有面積は60㎡から105㎡まで。 駅から3分の久米町(930万円)と、駅から15分の白橿町(1,100万円)が、ほぼ同じ価格帯です。 駅からの近さ、広さ、築年のどれを優先するかで、選ぶ物件が変わります。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・橿原市169件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。 新築戸建て・中古戸建ての「面積の中央値」は延床面積、中古マンションは専有面積です。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。

補助と支援 ― 使えるものと、もう受付が終わったもの

正直に書きます。橿原市の住宅まわりの補助は、枠が小さいか、対象が限られています。 市のページで確認できた制度は次のとおりです(基準日は各ページの更新日)。

制度内容令和8年度の状況
既存住宅耐震改修補助
(総合耐震改修工事)
市内の木造一戸建て・長屋で、平成12年5月31日以前の建築、耐震診断の総合評点1.0未満のもの。 補助額は、改修費(1㎡あたり上限32,600円)の5分の4と、60万円の、低いほう。 所有者または3親等以内の親族、年間所得1,200万円以下、市税の滞納がないこと 募集は5月7日〜5月29日・6件。終了(2026年8月12日更新)
既存木造住宅省エネルギー改修工事等補助 木造・2階建て以下の一戸建てまたは長屋。窓の断熱改修が必須で、床・天井や屋根・壁の断熱、脱衣所やトイレの暖房の設置など。 上限50万円。所有者または居住者、年間所得1,200万円以下 受付期間・件数は市のページに記載なし(2026年3月10日更新)
空家等利活用再生事業 空家を地域の福祉施設・文化施設などに転用する改修に、工事費の3分の2以内・上限400万円。改修後10年間の継続使用が条件 令和8年8月31日17時まで(2026年4月1日更新)。自分が住むための改修は対象ではない
移住支援金 単身60万円・世帯100万円。東京23区に住んでいた方、または東京圏から23区に通勤していた方が対象 世帯(100万円)は予算の上限に達し受付終了(2026年4月1日更新)

古い戸建を買う方に効くのは、耐震改修補助の「6件」という数字です。 成約データでは、中古戸建て90件のうち27件が1981年以前の建築。 補助の対象は平成12年5月31日以前の建築ですから、対象になりうる家はもっと多いはずです。 それに対して、令和8年度の枠は6件で、募集は5月の約3週間で終わっています。 「買ってから補助を申請する」という計画は、買う時期と募集の時期が合わなければ成り立ちません。 来年度の募集があるかどうか、時期と件数は、建築安全推進課(0744-47-3517)にご確認ください。

大阪や奈良県内から橿原市に移る方は、移住支援金の対象ではありません。 対象は東京23区に関係する方に限られており、しかも世帯の枠は令和8年度の受付が終わっています。 住宅の取得そのものへの補助、三世代の同居・近居への補助、市が売主の分譲地については、市のページに記載を確認できませんでした (「無い」と断定するものではありません。未取得です)。

一方で、子育ての支援は手厚い内容が確認できました。 子ども医療費は18歳の年度末まで窓口での負担なし(小学生〜18歳は令和6年8月1日の受診分から)。 市立小中学校の給食費は令和8年度は無償。0〜2歳の第2子以降の保育料は令和5年4月から無償です。 住宅の補助は薄く、子育ての支援は厚い。これが、市のページから読み取れる橿原市の姿です(「学区・子育て支援」の章で詳しく扱います)。

出典:橿原市「既存住宅耐震改修補助」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1010/gyomu/2/1/2/1/3293.html / 橿原市「既存木造住宅省エネルギー改修工事等補助」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1009/gyomu/3/2/2192.html / 橿原市「空家等利活用再生事業」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1009/gyomu/3/1/3044.html / 橿原市「移住支援金」 https://www.city.kashihara.nara.jp/iju/shien/10582.html

まとめ:橿原市は「区域・文化財・駅・建築年」の4つで選ぶ市

橿原市の住宅地の平均価格は、奈良県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 28市町村のうち3位、町村を除いた12市のなかでも3位。 変動率(+0.7%)で見ても28市町村中3位、12市のなかで3位です。 県内では地価の高い側の市ですが、21地点のうち12地点は横ばいか下落で、上がっているのは駅に近い地点が中心です。

確認すべきことは、次の6点です。

  • 市街化区域か市街化調整区域か。市域の55.7%は調整区域です。東部・西部は約8割が調整区域。建て替えの許可は奈良県です。
  • 埋蔵文化財包蔵地・史跡・世界遺産条例の区域にあたるか。着工の60日前まで(条例の区域は事業開始の90日前または120日前まで)の手続きがあります。
  • 古都保存法・風致地区・景観計画のどれにあたるか。第1種風致地区は高さ8m以下・建ぺい率20%以下。 周辺景観保全エリアは建築面積10㎡以上で届出、届出から30日は着工できません。
  • どの駅の物件か。13駅あり、成約は大和八木37件・橿原神宮前31件。駅別の中央値は650万円から2,400万円まで開きがあります。
  • 建築年。1981年以前の建築は、中古戸建て90件のうち27件、中古マンション62件のうち20件。令和8年度の耐震改修補助は6件で終了しています。
  • 校区。十市町・葛本町・新賀町・中曽司町・四条町・大軽町・白橿町1丁目は、町のなかで校区が分かれます。

この6点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 対象になる物件は買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。

空から見た、この50年の橿原市

橿原市が生まれたのは昭和31年(1956年)2月11日。そのときの人口は38,560人でした。市街化区域と市街化調整区域の線が最初に引かれたのは、昭和45年12月28日です。
左が1974〜78年、右が現在の、市役所の本庁舎(八木町1-1-18)のある八木町1丁目を含む同じ範囲です。左の写真は、線引きから数年後、人口が増えていく途中の時期にあたります。市の人口は2000年(平成12年)に約12.5万人でピークになりました。いま成約データに出てくる中古戸建て90件のうち27件、中古マンション62件のうち20件は1981年以前の建築で、左の写真の時代に建った建物が、いまも取引されています。2枚を見比べるときは、田や畑だった場所がどこで住宅地に変わったか、駅と線路のまわりにどう建物が建て込んでいったかに注目してください。市の都市計画マスタープランは、大和八木駅のある中部地域を「約90%が市街化区域」としています。右の写真で建物に埋まっている区画のなかにも、左の写真では農地のままのところがあるはずです。そうした場所は、市街地になってからの年数が浅く、道路や区画の形が整っていることが多い一方、もともと田やため池だった低い土地の可能性もあります。ハザードマップとあわせて見てください。(写真の範囲は、国土地理院の住所検索で得た「奈良県橿原市八木町一丁目」の座標から算出したタイルによるものです。写真の中身を当方が読み取って書いたものではありません。)

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28743〜28745・y13032〜13033)で切り出しています。

06橿原市を6に分けて考える(エリアガイド)

橿原市の住所は「橿原市◯◯町」の形で、町の数がとても多い市です。そこでこのページでは、市立中学校6校の通学区域をエリアの単位にしました。市の「小・中学校の通学区域」のページが、どの町がどの小学校・中学校の区域かを町名で示しているため、令和8年地価公示の全32地点(住宅地21・商業地10・工業地1)と、成約価格情報の町別23町を、あいまいさなく整理できるからです。

ものさしはもうひとつあります。市の都市計画マスタープラン(第3次)は、市域を中部・東部・北部・南部・西部の5つの地域に分け、地域ごとに駅を示しています。中部(大和八木・八木西口・畝傍)は約90%が市街化区域、南部(畝傍御陵前・橿原神宮前・岡寺)は約60%、北部(新ノ口・真菅・耳成・金橋)は約50%、東部(香久山)と西部(坊城・橿原神宮西口)は約20%です。この5地域と中学校区6つの対応は、公式の資料では確認できていません。そのため、下の各エリアでは、マスタープランの記述を「駅」を手がかりに引用しています。

先にお断りしておきます。見出しの「最寄駅」は、国土交通省の地価公示 鑑定評価書情報が各標準地の最寄駅としている駅と、成約個票の最寄駅です。その校区のすべての町の最寄駅という意味ではありません。どの駅が最寄りになるかは物件ごとに違います。成約の町別は3件以上あった23町(計133件)だけの集計で、新築戸建て・中古戸建て・中古マンションが混ざった中央値です。3件・4件の町も多くあります。件数を必ずあわせてご覧ください。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

八木中学校区(鴨公小・晩成小・耳成小・香久山小・耳成南小)― 八木・内膳から耳成、香久山まで(最寄駅:大和八木/耳成/畝傍/新ノ口)

市役所と大和八木駅のある中心部から、東の香久山のふもとまでを含む、市内でいちばん広がりのある中学校区です。小学校5校の区域にあたり、町は、内膳町・八木町・北八木町・南八木町・小房町(晩成小)、醍醐町・縄手町・高殿町・飛騨町・別所町など(鴨公小)、常盤町・石原田町・山之坊町・木原町(耳成南小)、東竹田町・中町・太田市町と、十市町・葛本町・新賀町の国道24号以東(耳成小)、南山町・木之本町・膳夫町・出合町など(香久山小)です。市役所の本庁舎は八木町1-1-18、分庁舎は内膳町1-1-60にあります。
市内の地価の最高地点が、住宅地も商業地もここにあります。商業地「内膳町1丁目178番8」が384,000円/㎡(+4.6%)で市内32地点の最高。住宅地「内膳町5丁目77番2」が286,000円/㎡(+8.3%)で、住宅地21地点の最高であり、上昇率も最大です。鑑定評価書情報によると、前者は大和八木駅の南方80m、後者は北方150m。内膳町5丁目の標準地は地積1,308㎡で、「高層の共同住宅等が建ち並ぶ駅に近い住宅地域」とされています。ふつうの戸建の区画ではなく、マンションが建つような土地の値段だと読んでください。
そのほかの住宅地の標準地は、「新賀町275番12」109,000円/㎡(+0.9%・大和八木駅の東方750m)、「木原町21番7」83,900円/㎡(+0.2%・同1,200m)、「山之坊町81番26」80,900円/㎡(+0.2%・耳成駅の北西方800m)、「縄手町12番17」69,300円/㎡(0.0%・畝傍駅の南東方800m)、「中町200番85」68,300円/㎡(0.0%・新ノ口駅の北東方1,600m)。商業地は「石原田町232番3」92,100円/㎡(+0.2%)と「醍醐町360番3外」82,800円/㎡(+0.5%)です。同じ中学校区のなかで、286,000円と68,300円。4.2倍の差があります(当方算出)。内膳町5丁目を除いても、109,000円と68,300円で1.6倍です。
成約は町別で内膳町が10件・中央値2,850万円(仲介手数料の上限額は100万6,500円)。醍醐町6件・1,300万円、縄手町4件・2,450万円、石原田町4件・1,115万円、常盤町3件・1,800万円、木原町3件・1,300万円。新賀町(7件・2,200万円)と葛本町(3件・2,400万円)は、国道24号の東側ならこの校区、西側なら橿原中学校区です。最寄駅別では大和八木が37件・2,200万円、耳成が12件・830万円、畝傍が8件・2,200万円。
このエリアで確認していただきたいことは、場所によってまったく違います。駅に近い内膳町・八木町のあたりは、マスタープランの中部地域(約90%が市街化区域)で、計画は「防火・準防火地域を運用し、市街地における延焼拡大の防止を推進」としています。建て替えのとき、建物の構造に防火上の条件がつく場所があります。地区計画にも「近鉄八木駅南」「八木グリーンタウン」「常盤町」という名前の地区があります。一方、香久山小学校・鴨公小学校の区域のある市の東側は、マスタープランの東部地域で、約80%が市街化調整区域です。東部地域には藤原宮跡と香久山があり、古都保存法の特別保存地区、風致地区、景観計画の大和三山眺望景観保全地区、そして橿原市世界遺産条例の区域が関係してきます(どの町・どの番地がそれぞれの区域にあたるかは区域図で決まるため、本ページでは町名で示していません)。東側で土地や古家を検討する方は、「橿原市の特徴」の章と「買う前に必ず確認したい点」の章を必ずお読みください。

畝傍中学校区(畝傍南小・畝傍北小・畝傍東小)― 久米町・見瀬町・石川町・菖蒲町など(最寄駅:橿原神宮前/畝傍御陵前)

橿原神宮前駅・畝傍御陵前駅を最寄りとする標準地が集まる中学校区です。町は、西池尻町・畝傍町・吉田町・見瀬町・久米町など(畝傍南小)、大久保町・四分町・城殿町・御坊町・栄和町・田中町・山本町と四条町の橿原神宮参道以東(畝傍北小)、石川町・五条野町・和田町・菖蒲町1〜4丁目など(畝傍東小)。
住宅地の標準地は5地点。「久米町720番4」130,000円/㎡(+1.6%・橿原神宮前駅の北方600m)が住宅地21地点の3番目。「石川町450番10」108,000円/㎡(+0.9%・同駅の南東方600m)、「菖蒲町1丁目623番125」80,200円/㎡(−0.1%・同1,500m)、「四分町138番6」74,000円/㎡(−0.1%・畝傍御陵前駅の北東方1,000m)、「田中町69番6」69,200円/㎡(0.0%・橿原神宮前駅の北東方1,500m)。駅から600mの2地点は上がり、1,000m以上の3地点は横ばいか下落です。商業地は「久米町664番1」176,000円/㎡(+1.1%・橿原神宮前駅の北東方80m)、「城殿町254番7」109,000円/㎡(+0.9%)、「大久保町435番3外」85,500円/㎡(−0.6%)。
成約は町別で西池尻町が10件・中央値650万円、見瀬町7件・1,700万円、久米町6件・930万円、菖蒲町5件・2,900万円、栄和町5件・1,100万円、石川町4件・3,450万円。石川町の3,450万円は、集計した23町のなかで最も高い中央値で、仲介手数料の上限額は120万4,500円になります(4件なので参考値)。同じ中学校区のなかに、650万円の町と3,450万円の町があるということです。最寄駅別では橿原神宮前が31件・1,100万円、畝傍御陵前が9件・1,200万円。成約個票では、久米町の中古マンション(930万円・専有60㎡・3LDK・1988年築・RC)が橿原神宮前駅から3分、栄和町の中古マンション(1,100万円・専有70㎡・3LDK・1995年築・RC)が10分でした。駅から3分の3LDKが930万円。その上限額は37万2,900円です。
この数字の並びから読めることがあります。菖蒲町の標準地は80,200円/㎡で前年より下がっているのに、成約の中央値は2,900万円。鑑定評価書情報は菖蒲町1丁目を「中規模一般住宅が多い区画整然とした住宅地域」としています。土地の単価だけでは、その町で売れている家の値段は分かりません(町ごとの建築年・種別の内訳は公表集計にないため、理由は断定できません)。
規制の面では、畝傍山と橿原神宮のまわりです。マスタープランは南部地域(畝傍御陵前駅・橿原神宮前駅・岡寺駅)について、畝傍山・神武天皇陵・橿原神宮・古墳群を挙げ、「大和三山眺望景観保全計画に基づき、建築物の高さ制限等による眺望の保全に努め」るとしています。景観計画には「神宮・飛鳥沿道景観保全エリア」があり、建築面積10㎡以上の建築で届出が必要です。世界遺産の構成資産である本薬師寺跡・菖蒲池古墳も、マスタープランでは南部地域に挙がっています。地区計画には「五条野」「城殿町・栄和町」という名前の地区があります。南部地域の約40%は市街化調整区域ですので、区域区分の確認も欠かせません。

白橿中学校区(白橿小)― 白橿町・鳥屋町・南妙法寺町(最寄駅:橿原神宮前/岡寺)

小学校1校・中学校1校の、まとまった校区です。町は鳥屋町・南妙法寺町・白橿町1〜8丁目(白橿町1丁目の一部は畝傍南小学校の区域です)。
成約データで、市内でいちばん件数が多い町がここにあります。白橿町は19件。そして中央値は330万円で、集計した23町のなかで最も低い数字です。330万円にかかる仲介手数料の上限額は16万7,200円。
ところが、土地の値段は市内で2番目に高いのです。住宅地の標準地「白橿町1丁目1115番5」は133,000円/㎡(0.0%)で、21地点のうち内膳町5丁目に次ぐ2番目。鑑定評価書情報は「中規模一般住宅が建ち並ぶ閑静な住宅地域」とし、橿原神宮前駅の西方650m、地積は249㎡です。商業地の標準地「白橿町2丁目2128番1」も118,000円/㎡(0.0%)で、「小売店舗、金融機関等が建ち並ぶ近隣商業地域」。
土地は高いのに、成約の中央値は低い。成約個票を見ると手がかりがあります。白橿町の中古マンションは1,100万円・専有105㎡・4LDK・1980年築・RC(橿原神宮前駅から15分)。白橿町の戸建は1,600万円・土地220㎡/延床120㎡・1985年築・木造(岡寺駅から10分)。どちらも築40年以上で、面積は広めです。19件の種別の内訳は公表集計にありませんが、中央値が330万円ということは、19件の半分以上が330万円以下の成約だということになります。橿原市の中古マンション62件のうち20件は1981年以前の建築で、下位25%は400万円。古い年代の、価格の低い物件が多く動いている町だと読めます。
買う側の確認事項ははっきりしています。(1)マンションなら、管理費・修繕積立金の額と滞納の有無、長期修繕計画、大規模修繕の履歴。価格が低い物件ほど、毎月の管理費・修繕積立金と、買ったあとのリフォーム費用が総額に占める割合が大きくなります。(2)1981年以前の建築かどうか。(3)戸建なら、土地が200㎡を超えるかどうか(固定資産税の小規模住宅用地の特例は200㎡までです)。(4)仲介手数料0円の対象になるかどうか。中古マンション・中古戸建ては対象になる物件とならない物件があり、価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、1件ずつの確認が必要です。

大成中学校区(今井小・真菅小)― 今井町・小綱町・曽我町・地黄町・北妙法寺町など(最寄駅:大和八木/真菅)

重要伝統的建造物群保存地区の今井町と、真菅駅のまわりの住宅地を含む中学校区です。町は、兵部町・今井町1〜4丁目・小綱町と四条町の橿原神宮参道以西(今井小)、大谷町・慈明寺町・寺田町・五井町・北妙法寺町・曽我町・地黄町と、中曽司町の近鉄大阪線以南(真菅小)。
住宅地の標準地は4地点。「地黄町290番34」111,000円/㎡(+1.8%・大和八木駅の北西方750m)は、内膳町5丁目を除けば住宅地で最も大きい上昇率です。「小綱町371番9」111,000円/㎡(0.0%・大和八木駅の西方600m)、「曽我町920番42」81,900円/㎡(0.0%・真菅駅の南東方350m)、「今井町4丁目428番」74,100円/㎡(0.0%・大和八木駅の南西方1,200m)。商業地は「中曽司町194番15」104,000円/㎡(+1.0%・真菅駅の北西方140m)と、「五井町187番5」83,700円/㎡(−0.8%)。五井町の−0.8%は、市内32地点で最も大きい下落です。
成約は町別で、小綱町4件・700万円、北妙法寺町3件・1,600万円、曽我町3件・1,600万円。中曽司町(7件・1,300万円)は、近鉄大阪線の南側ならこの校区、北側なら橿原中学校区です。最寄駅別では真菅が17件・1,600万円・駅からの平均12分。成約個票では、曽我町の戸建(1,600万円・土地80㎡/延床80㎡・2017年築・木造)が真菅駅から10分。もう1件、北妙法寺町の戸建(1,600万円・土地85㎡/延床85㎡・2010年築・軽量鉄骨造)は15分でした。どちらも土地が80㎡台の、コンパクトな築浅の戸建で、戸建全体の中央値(1,600万円)と同じ価格です。地区計画に「北妙法寺」という名前の地区があります。
今井町について。今井町は約17.4haが伝統的建造物群保存地区(都市計画決定 平成5年3月22日)で、文化庁の一覧では平成5年12月8日に重要伝統的建造物群保存地区に選定、種別は「寺内町・在郷町」です。今井町4丁目の標準地について、鑑定評価書情報は「中規模一般住宅が多く古い街並みが残る住宅地域」とし、前面道路は3m市道。住宅地21地点のなかで最も狭い道路です。今井町の物件は、ふつうの中古戸建てと同じ感覚では買えません。保存地区の中では、建物の外観を変える工事に手続きが必要になるのが伝統的建造物群保存地区の一般的な仕組みで、道路が狭ければ工事車両や駐車場の問題も出てきます。今井町の中での手続き・許可の基準・修理や修景への補助の内容は、市のページから確認できていません(未取得)ので、検討される方は都市計画課(0744-47-3549)に必ずご確認ください(標準地が保存地区の中かどうかも、本ページでは確認していません)。

橿原中学校区(真菅北小・耳成西小)― 土橋町・上品寺町・新口町・小槻町・豊田町など(最寄駅:真菅/新ノ口/大和八木)

市の北側、真菅駅の北と新ノ口駅のまわりの中学校区です。町は、土橋町・小槻町・飛高町・大垣町・豊田町と中曽司町の近鉄大阪線以北(真菅北小)、上品寺町・新口町・西新堂町と、十市町・葛本町・新賀町の国道24号以西(耳成西小)。
住宅地の標準地は2地点。「新口町73番25」91,200円/㎡(+0.4%・新ノ口駅の南西方500m)と、「土橋町146番12」79,400円/㎡(0.0%・真菅駅の北方800m)。商業地は「土橋町197番1」88,300円/㎡(+0.2%)で、鑑定評価書情報は「店舗、営業所等が見られる路線商業地域」、前面は22m県道です。
成約は町別で上品寺町が7件・中央値2,200万円、土橋町が5件・490万円。最寄駅別では新ノ口が7件・2,400万円(12駅で最も高い中央値・参考値)。成約個票の上品寺町は2件あります。中古マンションが950万円・専有70㎡・3LDK・1996年築・RCで大和八木駅から15分。戸建が1,500万円・土地110㎡/延床115㎡・1998年築・木造で大和八木駅から20分。上品寺町の物件は、成約データでは新ノ口駅ではなく大和八木駅が最寄りとされているものがあります。徒歩15分・20分という距離を、毎日の通勤でどう使うか(自転車・バス・車)まで考えて選ぶ場所です。
土橋町の490万円と上品寺町の2,200万円で、4.5倍の差があります(当方算出。どちらも件数が少ないので参考値)。490万円にかかる仲介手数料の上限額は22万7,700円です。
マスタープランは北部地域(新ノ口駅・真菅駅・耳成駅・金橋駅)について、市街化区域と市街化調整区域が約50%ずつとし、京奈和自動車道と中和幹線、曽我川緑地を挙げています。住宅地のすぐ隣が市街化調整区域の農地、あるいは幹線道路沿いの店舗・営業所という場所が出てきます。地区計画には「小槻町」「小槻町第2」「豊田町」「近鉄新ノ口保線基地」という名前の地区があります。市が令和7年11月から令和8年1月まで行ったAIデマンドタクシーの実証実験は、真菅地区のJR桜井線以北のエリアなどが対象でした(終了しています)。

光陽中学校区(金橋小・新沢小)― 曲川町・雲梯町・古川町・東坊城町・川西町など(最寄駅:金橋/坊城/真菅)

市の西側の中学校区です。町は、東坊城町・曲川町・雲梯町・新堂町・古川町・忌部町(金橋小)、川西町・一町・北越智町・観音寺町・光陽町(新沢小)。
住宅地21地点のうち、価格の低いほうから3地点がここにあります。「曲川町1丁目789番20」61,600円/㎡(−0.3%・21地点の最安)は真菅駅の南西方1,200m、「古川町353番10」62,000円/㎡(−0.2%)は坊城駅の南東方770m、「曲川町7丁目542番16」68,000円/㎡(+0.3%)は金橋駅の南方500m。下落した4地点のうち2地点(−0.3%・−0.2%)がこの校区です。坪に直すと約20万〜22万円(当方算出)。市内でただ1つの工業地の標準地「曲川町4丁目162番1」(41,300円/㎡・+0.5%・地積3,341㎡)もここにあり、鑑定評価書情報は「中小規模工場、住宅等が混在する工業地域」としています。
成約は町別で、雲梯町4件・1,950万円、曲川町4件・1,850万円。最寄駅別では坊城7件・2,000万円、金橋5件・1,900万円。土地の単価は市内で最も低い側なのに、成約の中央値は戸建全体(1,600万円)より高いという並びです。件数が4件・5件・7件ですので断定はできませんが、土地が安いぶん、比較的新しい戸建が取引に含まれていることをうかがわせます。1,950万円にかかる仲介手数料の上限額は70万9,500円です。
このエリアで最初に確認していただきたいのは、区域区分です。マスタープランは西部地域(坊城駅・橿原神宮西口駅)を「大部分が市街化調整区域」(市街化区域は約20%)とし、優良な農地の保全と、風致地区の保全方針の尊重を挙げています。地域には新沢千塚古墳群・貝吹山・橿原運動公園があり、京奈和自動車道が通っています。「広い土地が安い」物件は、まず市街化調整区域かどうか。調整区域なら、建て替えの可否は奈良県の許可の話になります(「市街化調整区域」の章)。古墳群のまわりでは、埋蔵文化財包蔵地にあたるかどうかも確認してください。埋蔵文化財の窓口である文化財保存活用課は、この校区の川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)にあります。地区計画には「東坊城町」「新堂町」「忌部町・雲梯町」という名前の地区があります。橿原運動公園について、マスタープランは「広域避難場所として防災機能のさらなる充実を図る」としています。

※エリア区分と各エリアの記述は、橿原市・奈良県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07橿原市の交通

鉄道

橿原市には駅が13あります。市の地域公共交通計画(令和5年3月)は「近鉄4路線10駅・JR1路線3駅」としています。東西7.5km・南北8.3kmの市域に13駅ですから、駅の密度は高い市です。市の移住サイトは、近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅を「2大ターミナル駅」と紹介しています。

市公式の概要は、所要時間を大阪から30〜40分、京都から約1時間、関西国際空港から約1時間、名古屋から約2時間としています(起点の駅・列車の種別は書かれていません)。これは市の代表的な駅からの目安で、13駅のどれでも同じという意味ではありません。

橿原市で最初に決めていただきたいのは「どの駅か」です。成約は大和八木37件・橿原神宮前31件の2駅で68件。166件の4割(当方算出)がこの2駅です。残りの10駅は5〜18件。都市計画マスタープランは市域を5つの地域に分けており、駅ごとに、まわりの土地のルールが違います。中部(大和八木・八木西口・畝傍)は約90%が市街化区域。東部(香久山)と西部(坊城・橿原神宮西口)は約8割が市街化調整区域です。駅から歩ける場所でも、市街化調整区域のことがあります。

駅ごとの路線名は、下の注記のとおり、近鉄公式で確認できた9駅だけを載せています(八木西口・畝傍・金橋・香久山の4駅は未確認)。所要時間・本数・乗換は各社の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません)。

駅路線1日平均乗降人員特徴
大和八木近鉄大阪線(ほかに乗り入れる路線は未確認)34,056人成約データの最寄駅として市内で最も件数が多い駅(37件・中央値2,200万円・駅からの平均10分)。市の移住サイトは「近鉄大和八木駅」を、橿原神宮前駅とならぶ2大ターミナル駅と紹介しています。市内の地価の最高地点は、住宅地も商業地もこの駅のそばです。国土交通省の鑑定評価書情報によると、商業地「内膳町1丁目178番8」(384,000円/㎡・+4.6%)は駅の南方80m、住宅地「内膳町5丁目77番2」(286,000円/㎡・+8.3%)は駅の北方150mで、後者は「高層の共同住宅等が建ち並ぶ駅に近い住宅地域」。小綱町(西方600m・111,000円)、地黄町(北西方750m・111,000円)、新賀町(東方750m・109,000円)、木原町(東方1,200m・83,900円)、今井町4丁目(南西方1,200m・74,100円)の標準地も、この駅を最寄りとしています。都市計画マスタープランでは中部地域(約90%が市街化区域)の駅です
八木西口未確認—成約は6件・中央値800万円・駅からの平均16分。件数が少ないので参考値です。駅からの平均16分は、集計した12駅のなかで最も長い数字です。マスタープランでは中部地域の駅。同じ中部地域には、国の重要伝統的建造物群保存地区である今井町があります
畝傍未確認—成約は8件・中央値2,200万円・駅からの平均15分。件数が少ないので参考値です。住宅地の標準地「縄手町12番17」(69,300円/㎡・0.0%)は、鑑定評価書情報で畝傍駅の南東方800m。マスタープランでは中部地域の駅です
橿原神宮前近鉄橿原線・近鉄南大阪線・近鉄吉野線16,300人成約は31件・中央値1,100万円・駅からの平均10分。件数は大和八木に次いで2番目です。近鉄公式の駅別乗降人員では、橿原線・南大阪線・吉野線の3つの表に載っている駅で、1日乗降人員は16,300人(令和7年11月11日調査)。市の移住サイトは「近鉄橿原神宮前駅」を2大ターミナル駅のひとつとしています。商業地「久米町664番1」(176,000円/㎡・+1.1%)は駅の北東方80m。住宅地は久米町(北方600m・130,000円・+1.6%)、白橿町1丁目(西方650m・133,000円・0.0%)、石川町(南東方600m・108,000円・+0.9%)、菖蒲町1丁目(南東方1,500m・80,200円・−0.1%)、田中町(北東方1,500m・69,200円・0.0%)がこの駅を最寄りとしています。成約個票では、久米町の中古マンション(930万円・専有60㎡・1988年築)が駅から3分、栄和町の中古マンション(1,100万円・専有70㎡・1995年築)が10分、白橿町の中古マンション(1,100万円・専有105㎡・1980年築)が15分。中央値1,100万円は、中古マンションの成約が多く含まれていることをうかがわせます(駅別の種別の内訳は集計にありません)。マスタープランでは南部地域(約60%が市街化区域)の駅です
畝傍御陵前近鉄橿原線3,642人成約は9件・中央値1,200万円・駅からの平均11分。商業地「大久保町435番3外」(85,500円/㎡・−0.6%)は駅の西方150m、「城殿町254番7」(109,000円/㎡・+0.9%)は南東方250m。住宅地「四分町138番6」(74,000円/㎡・−0.1%)は北東方1,000mです。駅前の商業地が下がっている(−0.6%)一方、国道沿いの商業地は上がっている(+0.9%)という、同じ駅のなかでの差があります。マスタープランでは南部地域の駅
岡寺近鉄吉野線1,325人成約は18件・中央値650万円・駅からの平均10分。近鉄公式の1日乗降人員は1,325人で、橿原神宮前駅(16,300人)の12分の1ほどです。件数は市内で3番目に多く、中央値は橿原神宮西口とならんで12駅のなかで最も低い駅です。650万円にかかる仲介手数料の上限額は28万500円。成約個票では、白橿町の戸建(1,600万円・土地220㎡/延床120㎡・1985年築・木造)が岡寺駅から10分でした。マスタープランでは南部地域の駅です
橿原神宮西口近鉄南大阪線1,863人成約は9件・中央値650万円・駅からの平均10分。近鉄公式の1日乗降人員は1,863人。マスタープランでは西部地域の駅で、西部地域は「大部分が市街化調整区域」(市街化区域は約20%)とされています。この駅の物件は、区域区分の確認を最初に行ってください
坊城近鉄南大阪線2,394人成約は7件・中央値2,000万円・駅からの平均11分。件数が少ないので参考値です。近鉄公式の1日乗降人員は2,394人。住宅地の標準地「古川町353番10」(62,000円/㎡・−0.2%)は、鑑定評価書情報で坊城駅の南東方770m。マスタープランでは西部地域の駅で、地域には新沢千塚古墳群・橿原運動公園があります
真菅近鉄大阪線4,472人成約は17件・中央値1,600万円・駅からの平均12分。商業地「中曽司町194番15」(104,000円/㎡・+1.0%)は駅の北西方140m。住宅地は曽我町(南東方350m・81,900円・0.0%)、土橋町(北方800m・79,400円・0.0%)、曲川町1丁目(南西方1,200m・61,600円・−0.3%・住宅地21地点の最安)がこの駅を最寄りとしています。成約個票では、曽我町の戸建(1,600万円・土地80㎡/延床80㎡・2017年築・木造)が駅から10分。北妙法寺町の戸建(1,600万円・2010年築・軽量鉄骨造)は15分でした。市は令和7年11月から令和8年1月まで、真菅地区でAIデマンドタクシーの実証実験を行いました。マスタープランでは北部地域(市街化区域と調整区域が約50%ずつ)の駅
新ノ口近鉄橿原線4,335人成約は7件・中央値2,400万円・駅からの平均12分。中央値2,400万円は12駅のなかで最も高い数字ですが、7件ですので参考値です。住宅地の標準地「新口町73番25」(91,200円/㎡・+0.4%)は駅の南西方500m、「中町200番85」(68,300円/㎡・0.0%)は北東方1,600m。市の地区計画に「近鉄新ノ口保線基地」という名前の地区があります。マスタープランでは北部地域の駅
耳成近鉄大阪線3,589人成約は12件・中央値830万円・駅からの平均11分。商業地「石原田町232番3」(92,100円/㎡・+0.2%)は駅の北方350m、「醍醐町360番3外」(82,800円/㎡・+0.5%)は南西方880m。住宅地「山之坊町81番26」(80,900円/㎡・+0.2%)は北西方800mです。マスタープランでは北部地域の駅で、計画は「耳成山の東側は、低密度住宅ゾーン」としています。耳成山は古都保存法の特別保存地区・風致地区のある山です
金橋未確認—成約は5件・中央値1,900万円・駅からの平均9分。件数が少ないので参考値です。住宅地の標準地「曲川町7丁目542番16」(68,000円/㎡・+0.3%)は駅の南方500m。工業地の標準地「曲川町4丁目162番1」(41,300円/㎡・+0.5%)は駅の西方600mで、鑑定評価書情報は「中小規模工場、住宅等が混在する工業地域」としています。マスタープランでは北部地域の駅
香久山未確認—成約データの駅別集計(3件以上)に出てこない駅です。マスタープランでは東部地域の駅で、東部地域は約80%が市街化調整区域。藤原宮跡と香久山があり、計画は「建築物の意匠制限等による藤原宮跡からの良好な大和三山の眺望保全」を挙げています。この駅のまわりで土地や古家を検討する方は、区域区分・埋蔵文化財・景観の3つを最初に確認してください

※市内の駅が13あることは、市の計画で確認しています。橿原市地域公共交通計画(令和5年3月)は「近鉄4路線10駅・JR1路線3駅、計13駅」としており、駅名は同計画の概要版の図と、都市計画マスタープランの地域別構想(地域ごとの駅名)によります。

表の「路線」の欄は、13駅のうち9駅を近鉄の公式の表で確認し、4駅(八木西口・畝傍・金橋・香久山)が「未確認」です。市の資料は「近鉄4路線」「JR1路線」と書くだけで、どの駅が何線の駅かを示していません。そこで、近畿日本鉄道の「駅別乗降人員」の表で、どの路線の表に載っているかを確認しました。大阪線の表に大和八木・耳成・真菅、橿原線の表に新ノ口・畝傍御陵前・橿原神宮前、南大阪線の表に坊城・橿原神宮西口・橿原神宮前、吉野線の表に橿原神宮前・岡寺が載っています。大和八木駅は、大阪線の駅であることだけを確認しています(橿原線の表の読み取りでは駅名を確認できず、ほかに乗り入れる路線は未確認です)。八木西口駅は近鉄の表に駅名が見当たらず、畝傍・金橋・香久山の3駅は鉄道事業者の公式ページで確認できていません。記憶や他サイトで路線名を埋めることはしていません。このほかに市の資料から分かるのは、次の範囲です。(1)市の移住サイトが「近鉄大和八木駅」「近鉄橿原神宮前駅」と表記していること。(2)市の通学区域の表に「中曽司町(近鉄大阪線以南/以北)」とあり、近鉄大阪線が中曽司町を通っていること。(3)市のAIデマンドタクシーの実証実験の案内に「真菅地区のJR桜井線以北エリア」とあり、市内のJRの路線がJR桜井線であること。通勤・通学先への経路、乗換の要否、停車する列車の種別は、各社の公式の路線図・時刻表で必ずご確認ください。

「1日平均乗降人員」の欄は、近鉄公式の駅別乗降人員で確認できた9駅だけを載せています。近鉄の駅の乗降人員は、近畿日本鉄道の公表する令和7年11月11日(火)の1日の調査値で、年間の平均ではありません。大和八木34,056人、橿原神宮前16,300人、真菅4,472人、新ノ口4,335人、畝傍御陵前3,642人、耳成3,589人、坊城2,394人、橿原神宮西口1,863人、岡寺1,325人。数字を確認できた近鉄の9駅のなかでは、大和八木が最も多く、橿原神宮前の約2倍です(当方算出)。同じ「ターミナル」の橿原神宮前駅と、となりの駅とで、利用者の数が1けた違うことも分かります。ほかの4駅(八木西口・畝傍・金橋・香久山)が「—」なのは、数値を確認できていないためです。この4駅を含めた市内全体の順位は、本ページでは分かりません。

成約データの駅別について。駅別の集計は成約が3件以上あった12駅のもので、合計は166件(169件中)です。香久山駅は集計に出てきません。駅別の中央値は新築戸建て・中古戸建て・中古マンションが混ざった値ですので、どの種別が多いかで数字は動きます。大和八木2,200万円と岡寺650万円で3.4倍の差がありますが、「大和八木は高い、岡寺は安い」と単純には言えません。物件を見比べるときは、同じ駅の、同じ種別の成約と比べてください。

駅からの平均の読み方。12駅とも9〜16分。駅前の物件より、駅から少し離れた住宅地の物件が多く成約しているということです。成約個票には大和八木駅から20分の戸建もあります。標準地と駅の位置関係(方角・距離)は、国土交通省の地価公示 鑑定評価書情報の記載によります。

道路

市の移住サイトは、市内を通る道路として京奈和自動車道と南阪奈道路を挙げています。都市計画マスタープランは、北部地域について京奈和自動車道と中和幹線、中部地域について国道24号・国道165号・国道169号などを挙げています。国道24号と国道169号は、小学校の通学区域の境界にもなっています(十市町・葛本町・新賀町は国道24号、大軽町は国道169号線で校区が分かれます)。幹線道路の近くの物件は、音と振動、大型車の通行を、時間帯を変えて現地で確認してください。商業地の標準地のうち、土橋町(22m県道)・五井町(12.7m国道)・醍醐町(13m国道)は、鑑定評価書情報で「路線商業地域」とされている幹線道路沿いの地点です。

標準地の前面道路の幅を見ると、橿原市の住宅地の姿が分かります。国土交通省の鑑定評価書情報によると、住宅地21地点の前面道路は、今井町4丁目が3m市道、曽我町が3.6m市道、地黄町・中町・新賀町が4m、土橋町・新口町が4.5m。5m以上の道路に面しているのは21地点のうち12地点です(当方集計)。新賀町・木原町・古川町・土橋町の標準地は「私道」に面しています。前面道路が4m未満の場合や私道の場合は、建て替えのときの後退(セットバック)、私道の持分と通行・掘削の承諾が論点になります。物件の前面道路が公道か私道か、幅は何mかは、契約前に必ず確認してください。家タダでも調査します。

バスは奈良交通が13路線、市のコミュニティバスが1路線の計14路線(橿原市地域公共交通計画・令和5年3月)。一般タクシーは5社です。コミュニティバスのルート・運賃・本数は、本ページでは確認できていません(未取得)。バス便の物件は、現在の時刻表と、車での代替手段をあわせて確認してください。

市はAIデマンドタクシー「のるーと橿原ますが号」の実証実験を、令和7年11月1日から令和8年1月31日まで行いました。対象は真菅地区のJR桜井線以北のエリアなどで、運賃は300円、延べ651人が利用しています(市のページの更新日は2026年2月1日)。これは期間を区切った実験で、すでに終了しています。本格運行ではありません。「デマンドタクシーがあるから車がなくても大丈夫」という前提で物件を選ぶのは、現時点では早計です。駅から離れた住宅地と、東部・西部の田園地帯では、自家用車を前提にした暮らしになると考えておくのが現実的です。駐車場の有無と台数は、橿原市では物件選びの基本条件になります。

※4駅(八木西口・畝傍・金橋・香久山)の路線名と乗降人員、大和八木駅に大阪線のほか何線が乗り入れるか、各駅の所在地(町名)、所要時間の内訳、コミュニティバスのルート・運賃は、本ページでは確認できていません(未取得)。出典:橿原市「橿原市地域公共交通計画」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/3/3/14147.html /同 概要版 https://www.city.kashihara.nara.jp/material/files/group/17/gaiyou2023.pdf /橿原市都市計画マスタープラン(第3次)第4章 https://www.city.kashihara.nara.jp/material/files/group/17/yonnsyou.pdf /橿原市「橿原市の概要」 https://www.city.kashihara.nara.jp/shiseijoho/kashiharashinogaiyo/10554.html /橿原市 移住サイト「橿原市について」 https://www.city.kashihara.nara.jp/iju/about/12165.html /近畿日本鉄道「駅別乗降人員 難波線 大阪線」 https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/a.html /近畿日本鉄道「駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線」 https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/c.html /近畿日本鉄道「駅別乗降人員 南大阪線 吉野線」 https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/e.html /橿原市「AIデマンドタクシー のるーと橿原ますが号」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/3/3/19143.html /国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年) https://www.reinfolib.mlit.go.jp/landPrices/realEstateAppraisalReport/csv/

08橿原市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

奈良県で家を探すとき、最初につまずきやすいのがこの区分です。 同じ市の中に市街化区域と市街化調整区域の両方があるところでは、どちらに入るかで建て替えや住宅ローンの条件が変わります。 橿原市は市域の全部が都市計画区域(大和都市計画区域)で、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。市公式「橿原市の都市計画」によると、第6回見直し(令和5年6月16日告示)の時点で、市街化区域は1,751.7ha、市街化調整区域は2,204.3ha。合計3,956.0haは市域の面積39.56km²と一致します。市域の44.3%が市街化区域、55.7%が市街化調整区域(構成比は当方算出)です。

「橿原市」という住所の半分以上は、市街化調整区域です。市の移住サイトは近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅を「2大ターミナル駅」と紹介していますが、駅の多い便利な市であることと、建てられる土地が多いこととは別の話です。大和三山と藤原宮跡のまわり、東部と西部の田園地帯が、広く市街化調整区域になっています。

地域によって割合がまったく違います。市の都市計画マスタープラン(第3次)は市域を5つの地域に分け、それぞれ次のように書いています。中部地域(大和八木駅・八木西口駅・畝傍駅)は約90%が市街化区域。南部地域(畝傍御陵前駅・橿原神宮前駅・岡寺駅)は約60%が市街化区域。北部地域(新ノ口駅・真菅駅・耳成駅・金橋駅)は市街化区域と市街化調整区域が約50%ずつ。東部地域(香久山駅)は約80%が市街化調整区域。西部地域(坊城駅・橿原神宮西口駅)は「大部分が市街化調整区域」で、市街化区域は約20%です。

線引きは昭和45年から6回見直されています。当初(昭和45年12月28日)の市街化区域は1,412ha。昭和60年に1,630ha、平成4年に1,676.6ha、平成13年に1,725.7ha、平成23年に1,750.6ha、令和5年に1,751.7haです。最初の15年で約220ha増え、昭和60年からの40年近くでは約120haしか増えていません。直近の見直し(平成23年→令和5年)では1.1haの増加です。橿原市で住宅を建てられる土地は、これから大きくは増えないと考えておくのが現実的です。

区分面積構成比
市街化区域1,751.7 ha44.3%
市街化調整区域2,204.3 ha55.7%
合計(都市計画区域)3,956.0 ha100.0%

※区域区分の決定・変更:当初線引き 昭和45年12月28日/第6回見直し 令和5年6月16日告示(橿原市「橿原市の都市計画」)

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、橿原市の税率は0.3%です。市公式は都市計画税を「市街化区域内の土地・家屋」に課税すると説明しています。市街化調整区域の土地・家屋にはかかりません。市街化区域なら固定資産税1.4%と合わせて1.7%、市街化調整区域なら1.4%のみです。市域の55.7%は市街化調整区域ですから、検討中の物件がどちらにあるかで、毎年の税額が変わります。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

線引きの推移 ― 市街化区域は昭和60年からの40年近くで約120haしか増えていません

市公式「橿原市の都市計画」に載っている、区域区分(線引き)の当初決定と6回の見直しです。

時点市街化区域市街化調整区域合計
当初(昭和45年12月28日)1,412 ha2,631 ha4,043 ha
昭和53年1,414 ha2,629 ha4,043 ha
昭和60年1,630 ha2,413 ha4,043 ha
平成4年1,676.6 ha2,275.4 ha3,952.0 ha
平成13年1,725.7 ha2,226.3 ha3,952.0 ha
平成23年1,750.6 ha2,201.4 ha3,952.0 ha
令和5年(6月16日告示)1,751.7 ha2,204.3 ha3,956.0 ha

※合計は当方が足し合わせたものです。時点によって合計が違う(4,043ha→3,952.0ha→3,956.0ha)理由は、市のページに記載がありません(未確認)。令和5年の合計3,956.0haは、市の面積39.56km²と一致します。出典:橿原市「橿原市の都市計画」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/2624.html

5つの地域で、市街化区域の割合がここまで違います

地域(都市計画マスタープラン)地域内の駅市街化区域と市街化調整区域住宅を買う立場から
中部地域大和八木・八木西口・畝傍約90%が市街化区域市役所・今井町・県立医科大学のある中心部。防火・準防火地域や今井町の保存地区など、別のルールがかかる場所がある
南部地域畝傍御陵前・橿原神宮前・岡寺約60%が市街化区域畝傍山・橿原神宮・古墳群のある地域。計画は「建築物の高さ制限等による眺望の保全」を挙げている
北部地域新ノ口・真菅・耳成・金橋約50%ずつ京奈和自動車道と中和幹線が通る。住宅地と農地・工業流通の土地が隣り合う
東部地域香久山約80%が市街化調整区域藤原宮跡と香久山のある地域。区域区分に加えて、文化財と景観のルールを確認する
西部地域坊城・橿原神宮西口大部分が市街化調整区域(市街化区域は約20%)新沢千塚古墳群・橿原運動公園のある地域。計画は優良な農地の保全を挙げている

「駅から歩ける」ことと「市街化区域である」ことは、橿原市では一致しません。東部地域と西部地域は、駅があっても地域の約8割が市街化調整区域です。価格が周辺よりかなり安い物件、敷地が広い物件は、市街化調整区域かどうかを最初に確認してください。(5つの地域がそれぞれどの町を含むか、地域ごとの面積・人口は、計画書から読み取れていません。未取得です。)

出典:橿原市都市計画マスタープラン(第3次)第4章 地域別構想 https://www.city.kashihara.nara.jp/material/files/group/17/yonnsyou.pdf

開発許可を出すのは橿原市ではなく奈良県です

市公式「開発行為について」(2026年9月18日更新)によると、橿原市内の開発行為の許可は奈良県知事が行います。

場所・規模許可
市街化区域内・500㎡以上の土地の開発行為奈良県知事の許可。開発区域の面積が3,000㎡未満の場合は中和土木事務所での許可
市街化調整区域内の開発行為など奈良県知事の許可
市の窓口建築安全推進課(東竹田町1-1 リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」・電話0744-47-3517)

市街化調整区域の物件で「建て替えられるか」を確かめる相手は、最終的には奈良県だということです。市の窓口で案内は受けられますが、許可の判断は県になります。橿原市の市街化調整区域で、どんな条件なら住宅を建てられるのか(県の条例による区域の指定など)は、市のページには書かれておらず、本ページでは確認できていません(未取得)。「いま家が建っているから建て替えもできる」とは限りません。その土地で建て替えができるか、誰が建てられるのか、住宅ローンが使えるかを、契約前に必ず個別に確認してください。家タダでは、この確認を契約前に無料で行います。

出典:橿原市「開発行為について」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1010/gyomu/1/2/575.html

都市計画課の窓口は、市役所の本庁舎ではありません

地味ですが、実際に調べに行くときに効く話です。橿原市の都市計画課(電話0744-47-3549)と建築安全推進課(0744-47-3517)の窓口は、東竹田町1-1のリサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」にあります。市役所の本庁舎(八木町1-1-18)ではありません。埋蔵文化財の窓口である文化財保存活用課(0744-47-1315)は、川西町858-1の「歴史に憩う橿原市博物館」内です。用途地域・風致地区・景観・埋蔵文化財を1日で確認しようとすると、2か所を回ることになります。市は用途地域図(令和7年9月時点)を公開していますが、「証明するものではない」とし、最終確認は都市計画課で行うよう求めています。

地区計画は14地区。届出は工事着工予定日の30日前まで

市公式によると、橿原市では14の地区で地区計画が定められています。

#地区計画の名称#地区計画の名称
1北妙法寺8東坊城町
2小槻町9新堂町
3近鉄新ノ口保線基地10豊田町
4近鉄八木駅南11城殿町・栄和町
5五条野12小槻町第2
6八木グリーンタウン13奈良県立医科大学
7常盤町14忌部町・雲梯町

地区計画の区域内で建築などを行う場合は、工事着工予定日の30日前までに届出が必要です(窓口は都市計画課)。地区計画では、敷地を分けて2棟建てることや、建物の用途・高さ・壁の位置に制限がかかっていることがあります。成約データに出てくる町では、北妙法寺町(3件)、常盤町(3件)、栄和町(5件)、雲梯町(4件)が、地区計画の名称と重なります(成約のあった物件が地区計画の区域内かどうかは分かりません)。14地区それぞれの面積・決定年月日・制限内容は、計画書を確認しておらず未取得です。該当する町の物件を検討される場合は、計画書の内容を契約前に必ず確認してください。

出典:橿原市「地区計画」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/1401.html /橿原市「用途地域」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/2625.html

用途地域・高度地区・防火地域 ― 数字は窓口で確認を

橿原市の用途地域の面積の合計は1,751.7haで、市街化区域の面積と一致します(計画書・令和6年8月)。用途地域の種類ごとの面積は、計画書PDFの表から種類と数値の対応を確実に読み取れなかったため、本ページには載せていません(未取得)。推測で内訳を埋めることはしていません。

  • 高度地区:平成15年1月6日に当初指定。市公式は建築物の高さの最高限度を定めていると説明しています。どの場所に何mの制限がかかるかは、本ページでは確認できていません(未取得)。
  • 防火地域・準防火地域:平成15年1月6日に指定。市街化区域の全域(防火地域・準防火地域を除く)は、建築基準法第22条の区域です。
  • 生産緑地地区:平成4年12月25日に当初指定。住宅地のなかに田や畑が残っている場所は、生産緑地の可能性があります。
  • 盛土規制法:橿原市は全域が「宅地造成等工事規制区域」で、令和7年5月7日から規制が始まっています(「買う前に必ず確認したい点」の章で扱います)。

古い家を買って建て替えるとき、いまと同じ大きさの家が建つとは限りません。検討中の物件の用途地域・建ぺい率・容積率・高度地区は、都市計画課(0744-47-3549)または重要事項説明書でご確認ください。家タダでも契約前に確認します。

出典:橿原市「橿原市の都市計画」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/2624.html /橿原市「高度地区、防火・準防火地域」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/2626.html /用途地域の計画書(令和6年8月) https://www.city.kashihara.nara.jp/material/files/group/17/R6keikakusyo_youto.pdf

09橿原市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

橿原市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です。市公式「固定資産税・都市計画税の概要」によります。市街化区域の物件なら合計1.7%、市街化調整区域の物件なら固定資産税の1.4%のみになります。

都市計画税の0.3%は、地方税法が定める上限(制限税率)と同じ税率です。0.2%や0.25%にしている市もありますので、橿原市の都市計画税は、低く抑えられているとは言えません。課税標準額1,000万円なら、0.2%の市より年1万円多い計算になります(当方算出)。正直に書いておくべき点です。

課税されるのは市街化区域内の土地・家屋だけです。橿原市は市域の55.7%が市街化調整区域ですから、同じ橿原市内でも、都市計画税がかかる物件とかからない物件があります。課税標準額1,000万円なら年3万円の差です(当方算出)。ただし、都市計画税がかからない=市街化調整区域ということですので、税が安いことと引き換えに、建て替えや住宅ローンの確認事項が増えます(「市街化調整区域」の章)。

年の途中で売買した場合の精算について。固定資産税・都市計画税は、その年の1月1日現在の所有者に1年分が課税されるのが地方税法の仕組みです。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

免税点は、土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。納期限(各期の日付)は、本ページでは確認できていません(未取得)。納税通知書または市の資産税の担当課でご確認ください。

住宅用地の特例は、地方税法にもとづく全国共通の制度です。固定資産税は、小規模住宅用地(200㎡以下の部分)が価格の6分の1、一般住宅用地(200㎡を超える部分)が価格の3分の1。都市計画税は、小規模住宅用地が価格の3分の1、一般住宅用地が価格の3分の2です。

橿原市の成約データでは、戸建107件の土地面積の中央値は135㎡です。橿原市で流通している戸建の多くは、200㎡以下=土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだということになります。ただし成約個票には、白橿町の戸建のように土地が200㎡を超えるものもあります。200㎡を超えた部分は軽減の割合が小さくなります。

住宅を取り壊すと、この特例が外れます。古家つきの土地を買って建て替える方は、1月1日をまたいで更地の期間ができると、その年の土地の税額が上がることを知っておいてください。橿原市では、この点がほかの市より重くなることがあります。埋蔵文化財の届出(着工の60日前まで)や、藤原宮跡内の条例区域の事前相談(90日前または120日前まで)で、解体から着工までの期間が延びやすいためです。解体の時期は、届出の日程とあわせて決めてください。

新築住宅などの減額制度について、市は新築住宅・認定長期優良住宅、耐震・バリアフリー・省エネ改修の減額の案内ページを設けています。減額の割合・期間・面積の要件は、制度ごとのページを確認しておらず、本ページには数値を載せていません(未取得)。築浅の中古戸建てを買う方は、いまの税額が減額中のものかどうかを売主側に確認しておくと、買ったあとの負担を読み違えずに済みます。

免税点

同一人が橿原市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※税率・免税点は橿原市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10橿原市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

橿原市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。市公式の「小・中学校の通学区域」のページは、小学校15校・中学校6校の通学区域を町名で示しており、中学校の通学区域は小学校区の組み合わせで決められています。指定された学校以外に通う場合の手続きは「指定学校変更許可・区域外就学承諾の申請」として案内されています。「学校選択制」という名前の制度についての記載は、市公式のこれらのページにありません。運用としては住所で学校が決まる仕組みですが、「実施していない」と市が明記しているわけではないため、本ページでは断定を避けています。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
学期途中の転出学期の途中にほかの通学区域へ転出するが、引き続きいまの学校に通いたい場合。認められる期間(学期末までか学年末までか)は、市の手続き案内からは読み取れませんでした。
最終学年途中の転出最終学年の途中で転出するが、いまの学校に通い続けたい場合。小学6年生・中学3年生で引っ越す方に関係します。
転入予定家を買う方に最も直接関係する事由です。転入する予定があり、事前に転入先の校区の学校へ通いたい場合。必要な書類(売買契約書・建築請負契約書など)と、入居までの期間の条件は、市の手続き案内からは読み取れませんでした。
一時転居住宅の新築・改築のあいだ、または風水害・火災・地震で避難しているあいだ、一時的にほかの校区に住む場合。建て替えを伴う購入を考えている方に関係します。
住宅融資関係住所を変更したあとも、転居前の校区の学校に通いたい場合(市の手続き案内の表記は「住宅融資関係」)。住宅ローンの手続きの都合で、実際の入居より先に住民票を移す場合などが考えられますが、具体的な条件は学校教育課にご確認ください。
昼間留守家庭(小学生のみ)保護者が昼間不在のため、祖父母の家や保護者の勤務先に帰宅する場合。
教育的配慮「いじめや不登校など在学校において、児童生徒の心身に多大な負担を与えている可能性がある場合」。
住民票を登録できない事情DV被害などで住民票の登録ができない場合。
その他上のいずれにも当たらない事情がある場合。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は橿原市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ奈良県内でも、市町村が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象18歳に達する日以後の最初の3月31日まで(子ども医療費助成)
所得制限市のページに所得制限についての記載は確認できず(未取得)
一部自己負担窓口での一部負担金なし。未就学児は令和5年8月から、小学生〜18歳は令和6年8月1日の受診分から無償。奈良県内の医療機関は受給資格証の提示で窓口の支払いなし(県外での受診は現物給付の対象外)

市立小学校15校・中学校6校。中学校区は小学校区の組み合わせ

橿原市の中学校区は、小学校区の組み合わせで決まっています。どの小学校に入るかが決まれば、進む中学校も決まる形です。八木中学校は小学校5校、白橿中学校は小学校1校と、中学校によって組み合わせの数が違います。

中学校小学校小学校の通学区域(市の一覧にある町名)
畝傍中学校畝傍南小学校西池尻町、畝傍町、吉田町、見瀬町、久米町、白橿町1丁目の一部、大軽町(国道169号線以西)
畝傍北小学校四条町(橿原神宮参道以東)、大久保町、四分町、城殿町、御坊町、栄和町、田中町、山本町
畝傍東小学校石川町、大軽町(国道169号線以東)、五条野町、和田町、菖蒲町1〜4丁目
八木中学校鴨公小学校醍醐町、縄手町、飛騨町、上飛騨町、法花寺町、別所町、高殿町
晩成小学校小房町、八木町1〜3丁目、北八木町1〜3丁目、南八木町1〜3丁目、内膳町1〜5丁目
耳成小学校十市町・葛本町・新賀町の国道24号以東、東竹田町、中町、太田市町
香久山小学校東池尻町、南山町、戒外町、南浦町、木之本町、下八釣町、膳夫町、出合町、出垣内町
耳成南小学校常盤町、石原田町、山之坊町、木原町
大成中学校今井小学校兵部町、今井町1〜4丁目、小綱町、四条町(橿原神宮参道以西)
真菅小学校大谷町、慈明寺町、寺田町、五井町、北妙法寺町、中曽司町(近鉄大阪線以南)、曽我町、地黄町
光陽中学校金橋小学校東坊城町、曲川町、雲梯町、新堂町、古川町、忌部町
新沢小学校川西町、一町、北越智町、観音寺町、光陽町
白橿中学校白橿小学校鳥屋町、南妙法寺町、白橿町1〜8丁目(畝傍南小学校区の白橿町1丁目の一部を除く)
橿原中学校真菅北小学校土橋町、小槻町、中曽司町(近鉄大阪線以北)、飛高町、大垣町、豊田町
耳成西小学校十市町・葛本町・新賀町の国道24号以西、上品寺町、新口町、西新堂町

注意していただきたいのは、ひとつの町が2つの校区に分かれるところです。

  • 十市町・葛本町・新賀町:国道24号の東が耳成小学校(八木中学校)、西が耳成西小学校(橿原中学校)。成約データで新賀町は7件、葛本町は3件あります。小学校だけでなく中学校も変わります。
  • 中曽司町:近鉄大阪線の南が真菅小学校(大成中学校)、北が真菅北小学校(橿原中学校)。成約は7件。
  • 四条町:橿原神宮参道の東が畝傍北小学校(畝傍中学校)、西が今井小学校(大成中学校)。
  • 大軽町:国道169号線の西が畝傍南小学校、東が畝傍東小学校(どちらも畝傍中学校)。
  • 白橿町1丁目:一部が畝傍南小学校(畝傍中学校)、残りが白橿小学校(白橿中学校)。住宅地の標準地「白橿町1丁目1115番5」がどちらの校区かは、本ページでは確認していません。

物件広告の町名だけでは、指定校が決まらない町があります。契約前に、番地まで含めた住所で、学校教育課(小房町11-5 かしはら万葉ホール・電話0744-29-5912)に指定校を確認してください。(通学区域のページの更新日は2024年4月1日です。)

家を買う人に効く事由 ― 「転入予定」「一時転居」「住宅融資関係」

市の手続き案内「指定学校変更許可・区域外就学承諾の申請」には、9つの事由が挙がっています。そのうち、住宅の購入に直接関係するのは次の5つです。

事由内容(市の手続き案内)こんな場合に
転入予定事前に、転入する校区の学校への通学を希望する場合引渡しが新学期に間に合わないが、最初から新居の校区の学校に通わせたい
一時転居新築・改築のとき、または風水害・火災・地震で避難するとき建て替えのあいだ、仮住まいから元の学校に通い続けたい
住宅融資関係住所の変更後も、転居前の校区の学校への通学を希望する場合(例)住宅ローンの手続きの都合で、実際の入居より先に住民票を移す場合など。具体的な条件は要確認
学期途中の転出在学している学校への継続通学を希望する場合学期の途中で引っ越す
最終学年途中の転出在学している学校への継続通学を希望する場合小学6年生・中学3年生で引っ越す

橿原市の事由に「住宅融資関係」が独立して挙がっている点は、家を買う方にとって実務的です。一方で、市の手続き案内から読み取れたのは事由の名前と概要までで、それぞれの期間(いつまで通えるか)、必要書類、中古住宅の売買契約書で申請できるかどうかは、確認できていません(未取得)。手続きは「該当校に直接お申し出ください」とされています。購入のタイミングとお子さんの学年が重なる方は、契約の前に学校教育課にご確認ください。

子ども医療費 ― 18歳の年度末まで、窓口での負担なし

区分内容
対象18歳に達する日以後の最初の3月31日まで
未就学児令和5年8月から一部負担金なし
小学生〜18歳令和6年8月1日の受診分から、窓口での一部負担金なし
奈良県内の医療機関受給資格証を提示すれば、窓口での支払いなし(現物給付)
奈良県外の医療機関現物給付の対象外(一部負担金は無償の扱い)

大阪方面に通勤・通院する家庭は、県外での受診の扱いを確認しておいてください。市のページ(更新日2024年11月13日)は、県外で受診した場合は現物給付の対象外としています。県外で受診したときの手続きは、市の担当課にご確認ください。所得制限についての記載は、市のページに確認できませんでした(未取得)。奈良県内でも、対象年齢や負担の有無は市町村ごとに違います。隣の市町村から橿原市に移る方は、転居前後の条件を見比べてください。

給食費と保育料 ― 令和8年度の給食費は無償、第2子以降の保育料は無償

  • 給食費:橿原市立小中学校の給食費は令和8年度は無償(市のページの更新日は2026年7月15日)。給食を受けない児童生徒の保護者には給付金があり、給食を全部停止している場合は小学生1食360円・中学生1食430円です。令和9年度以降の扱いは、市のページからは確認できていません。
  • 保育料:0〜2歳の第2子以降の保育料を完全無償化(令和5年4月から)。市のページ(更新日2023年3月28日)は、17歳・2歳・1歳のきょうだいがいる世帯で、2歳と1歳の保育料が無料になる例を挙げています。所得制限や、上の子の年齢の制限についての記載は確認できませんでした。

毎月の家計で見ると、この3つ(医療費・給食費・第2子以降の保育料)は、住宅ローンの返済額と同じ重みを持ちます。ただし、給食費の無償は「令和8年度」と年度を区切った書き方です。制度は年度ごとに変わることがありますので、35年の返済計画の前提にはしないでください。なお待機児童数・保育料の表は市公式で確認できませんでした(未取得)。保育の入りやすさを重視される方は、市の担当課に直接お問い合わせください。

出典:橿原市「小・中学校の通学区域」 https://www.city.kashihara.nara.jp/kosodate_kyoiku/sho_chugakko/8942.html /橿原市 手続き案内「指定学校変更許可・区域外就学承諾の申請」 https://www.gaas-port.jp/29_kashihara/procedure/683 /橿原市「子ども医療費助成」 https://www.city.kashihara.nara.jp/kosodate/mokuteki/7/16402.html /橿原市「第2子以降の保育料無償化」 https://www.city.kashihara.nara.jp/kosodate/nenrei/3/2/12732.html /橿原市「学校給食の無償化」 https://www.city.kashihara.nara.jp/kosodate_kyoiku/sho_chugakko/5/14418.html

11橿原市で家を買う前に必ず確認したい点

1|洪水 ― 対象の河川は19本。内水のハザードマップは作成されていません

橿原市で家を買う前に、最初に確認していただきたいのがハザードマップです。 市公式の概要は橿原市の地勢を「全体的に起伏が少ない」と説明しています。 平らな盆地のなかを、多くの川が流れている市です。 市が公開しているハザードマップの内容は次のとおりです。

種類市のページに書かれている内容確認のポイント
洪水(主な7河川)葛城川、曽我川、高取川、飛鳥川、米川、寺川、大和川 検討中の物件の近くを、どの川が流れているか
洪水(追加の12河川)住吉川、小金打川、坊城川、桜川、本馬川、中の橋川、屋就川、かがり川、銭川、中の川、戒外川、粟原川。 令和7年3月に作成され、同じ月に全戸配布 以前のマップでは色がついていなかった場所に、新しく浸水の想定が加わっている可能性
家屋倒壊等氾濫想定区域洪水ハザードマップに表示あり 区域の中は、2階に逃げるのではなく、早めに区域の外へ避難する前提
内水内水ハザードマップは作成されていない(市の作成状況の表による) マップが無い=内水の心配が無い、という意味ではない
ため池ため池ハザードマップ 32箇所近くにため池がある物件
土砂災害ハザードマップあり大和三山や丘陵のふもとの物件
地震想定している地震は、奈良盆地東縁断層帯地震、中央構造線断層帯地震、東南海・南海地震の3つ 1981年以前の建物は耐震診断を

洪水の対象河川が、合わせて19本あります。 このうち12本の川のマップは令和7年3月につくられたばかりです。 数年前に見たハザードマップの記憶や、古い重要事項説明書の記載で判断しないでください。 検討中の物件の住所で、いまのマップを確認することが大切です。 成約データに出てくる町や駅と同じ名前の「曽我川」「坊城川」が対象河川に入っていることも、目安になります (川と町の位置関係は、マップで確認してください)。

内水のマップが無いことは、買う側が自分で補う必要があります。 内水氾濫は、川があふれるのではなく、降った雨が排水しきれずにたまる浸水です。 平らな土地、周囲より低い土地、昔の田やため池を埋めた土地で起こりやすいとされます。 市は過去の浸水履歴の資料を公開していますが、その内容は本ページでは確認できていません(未取得)。 現地では、道路より敷地が低くないか、近くに水路やため池がないか、基礎の高さや外壁に水の跡がないかを見てください。 売主側に、過去の浸水の有無を書面で確認することもおすすめします。

※想定最大規模の雨の条件、町ごとの浸水深、家屋倒壊等氾濫想定区域の範囲、土砂災害警戒区域の箇所数、 地震の震度や被害の想定は、本ページでは数値として取得できていません(未取得)。 出典:橿原市「ハザードマップ」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1026/gyomu/2/4/1/2439.html / 橿原市「洪水ハザードマップ」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1026/gyomu/2/4/1/2440.html / 橿原市「橿原市の概要」 https://www.city.kashihara.nara.jp/shiseijoho/kashiharashinogaiyo/10554.html

2|埋蔵文化財 ― 着工の60日前。藤原宮跡の条例の区域は90日前または120日前

土地を買って建てる方、建て替える方は、契約の前に、その土地が遺跡の中かどうかを確かめてください。

確認すること期限・内容
埋蔵文化財包蔵地(遺跡)の中か中なら、工事着工の60日前までに届出書を提出
国の史跡・名勝にあたるかあたるなら、現状変更等の許可申請を工事着工の60日前までに
藤原宮跡内の、橿原市世界遺産条例の区域か 区域内なら、文化財保護法の届出の前に事業事前相談書。事業開始の90日前まで(遺構保護同意書を添えない場合は120日前まで)
  • 調べ方:奈良県の遺跡地図と、特別史跡藤原宮跡・史跡藤原京跡の指定範囲図。境界の近くは文化財保存活用課に問い合わせ。
  • 窓口:文化財保存活用課(川西町858-1 歴史に憩う橿原市博物館内・電話0744-47-1315)。市役所の本庁舎ではありません。
  • 契約書で確認すること:届出や調査で着工が遅れた場合の扱い、建物が計画どおり建てられなかった場合に契約をどうするか。 建築条件付きの土地や、土地の決済を先に行う取引では、とくに大切です。

届出のあとに試掘・発掘調査が必要になるかどうか、その期間と費用の負担は、土地ごとに違います。 発掘調査の費用の負担や個人の住宅の扱いについて、市のページに記載はありませんでした(未取得)。 「遺跡の中だが、過去にこの敷地で調査が済んでいるか」も、文化財保存活用課で確認できることがあります。 家タダでは、契約前にこの確認を行います。

出典:橿原市「文化財保護法の手続き」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1058/gyomu/2/2671.html / 橿原市「遺跡地図」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1058/gyomu/2/3886.html / 橿原市 手続き案内(世界遺産条例の事業事前相談) https://www.gaas-port.jp/29_kashihara/procedure/868?category_id=127 / 橿原市 手続き案内(史跡・名勝の現状変更) https://www.gaas-port.jp/29_kashihara/procedure/145?category_id=127

3|大和三山と藤原宮跡のまわり ― 許可が要るのか、届出で済むのか

「橿原市の特徴」の章で見たとおり、畝傍山・耳成山・香久山と藤原宮跡のまわりには、3つの制度が重なります。 契約前に、次の順番で確認してください。

#確認することあたる場合
1歴史的風土特別保存地区(古都保存法)か 許可が必要。新築・改築・増築、宅地の造成、木竹の伐採、色彩の変更など
2歴史的風土保存区域か届出が必要
3風致地区か。第何種か 許可が必要。第1種なら高さ8m以下・建ぺい率20%以下・壁面後退 道路側3m/隣地側1.5m・緑地率40%以上
4景観計画のどのエリアか 周辺景観保全エリア、神宮・飛鳥沿道景観保全エリアは建築面積10㎡以上で届出。届出から30日間は着工できない

「許可」と「届出」は重みが違います。 届出は、基準に合っていれば期間が過ぎたあとに着工できます。許可は、認められなければ建てられません。 特別保存地区や第1種風致地区の土地は、価格が安く見えても、建てられる家が大きく制限されます。 3つの窓口はいずれも都市計画課(東竹田町1-1 リサイクル館かしはら・電話0744-47-3549)です。 どの町・どの番地がそれぞれの区域にあたるかは図面で決まり、本ページでは町名で示していません。 家タダでは、検討中の物件について、契約前に無料で確認します。

4|市街化区域か調整区域か。建て替えの相談先は奈良県

橿原市は市域の44.3%(1,751.7ha)が市街化区域、55.7%(2,204.3ha)が市街化調整区域です。

物件の場所確認すべきこと
市街化区域 用途地域、建ぺい率・容積率、高度地区、防火・準防火地域、地区計画の有無。都市計画税0.3%がかかります
市街化調整区域(2,204.3ha) 建て替えができるか、誰が建てられるか、住宅ローンが使えるか。 開発行為などは奈良県知事の許可。都市計画税はかかりません

市街化調整区域の物件については、とくに慎重に。 橿原市の開発許可は奈良県が行っており、市のページには、調整区域で住宅を建てられる条件が書かれていません(未取得)。 「いま家が建っているから建て替えもできる」とは限りません。 マスタープランによると、東部地域(香久山駅)は約80%、西部地域(坊城駅・橿原神宮西口駅)も大部分が市街化調整区域です。 家タダでは、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いを契約前に無料で調査します。

5|盛土規制法 ― 橿原市は全域が規制区域です

市公式によると、橿原市は全域が「宅地造成等工事規制区域」で、令和7年5月7日から規制が始まっています。 盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)にもとづくもので、一定の規模を超える盛土・切土などの工事には許可が必要になります。

  • 許可を出すのは奈良県。申請は橿原市を経由し、窓口は建築安全推進課(リサイクル館かしはら2階)です。
  • 土地を買って造成してから建てる場合、高低差のある土地で擁壁をつくり直す場合は、許可が必要な規模かどうかを先に確認してください。
  • 許可が必要になる工事の規模は、奈良県のページに示されており、本ページでは確認していません(未取得)。

規制が始まったのは令和7年5月です。 それより前に造成された土地、古い擁壁のある土地については、 擁壁の状態(ひび・ふくらみ・水抜き穴)と、つくり直す場合の費用を、契約前に確認しておくと安心です。

出典:橿原市「盛土規制法について」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1010/gyomu/1/2/18507.html

6|1981年以前の建物 ― 令和8年度の耐震改修補助は6件で終了

橿原市の成約データでは、中古戸建て90件のうち27件、中古マンション62件のうち20件が1981年以前の建築です。 古い戸建を買う場合、ふつうは市の耐震改修の補助を調べるところから始めます。 橿原市にも補助はありますが、令和8年度の募集は5月7日〜5月29日・6件で、すでに終わっています。

項目既存住宅耐震改修補助(総合耐震改修工事)
対象の建物市内の木造一戸建て・長屋。平成12年5月31日以前の建築。耐震診断の総合評点が1.0未満
補助額改修費(1㎡あたり上限32,600円)の5分の4と、60万円の、低いほう
対象者所有者または3親等以内の親族。年間所得1,200万円以下。市税の滞納がないこと
令和8年度の募集5月7日〜5月29日・6件(終了)

買う側がとるべき順番は、次のとおりです。

  • 契約の前に、建築年(建築確認の時期)を確かめる。1981年5月以前に建築確認を受けた建物かどうかで、耐震の前提が変わります。
  • 補助をあてにしない資金計画を立てる。枠は6件、募集は年に一度の約3週間でした。 買う時期と募集の時期が合わなければ使えません。
  • 改修が必要になった場合の費用を、物件価格に足して考える。 650万円の戸建(中古戸建ての下位25%)に数百万円の改修費がかかるなら、1,400万円(中央値)の物件と比べ直す価値があります。
  • 来年度の募集の有無・時期・件数は、建築安全推進課(0744-47-3517)に確認する。

マンションの場合は、建物全体の話になります。 1981年以前のマンションは、耐震診断を受けているか、耐震改修が済んでいるかを、管理組合の資料で確認してください。 市の補助(上の表)は木造の一戸建て・長屋が対象で、マンションは対象に入っていません。 このほか市には、木造住宅の省エネルギー改修への補助(上限50万円・窓の断熱改修が必須)があります。

出典:橿原市「既存住宅耐震改修補助」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1010/gyomu/2/1/2/1/3293.html / 橿原市「既存木造住宅省エネルギー改修工事等補助」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1009/gyomu/3/2/2192.html

7|前面道路 ― 3mの市道、4mの私道

橿原市の住宅地は、古くからの町と、新しい分譲地が入り混じっています。 国土交通省の鑑定評価書情報で、住宅地21地点の前面道路を見ると、次のようになります(当方集計)。

前面道路標準地
4m未満今井町4丁目(3m市道)、曽我町(3.6m市道)
4m〜5m未満地黄町・中町(4m市道)、新賀町(4m私道)、新口町(4.5m市道)、土橋町(4.5m私道)、田中町(4.6m市道)、曲川町7丁目(4.8m市道)
5m以上内膳町5丁目・小綱町・縄手町・菖蒲町1丁目・石川町・山之坊町・曲川町1丁目(6m市道)、木原町・古川町(6m私道)、久米町(5m市道)、白橿町1丁目・四分町(5.1m市道)
  • 前面道路が4m未満の場合:建て替えのときに、道路の中心から2mの線まで敷地を下げる(セットバック)必要が出ることがあります。 使える敷地が減り、建てられる家が小さくなります。
  • 前面道路が私道の場合:私道の持分があるか、通行と、水道・ガス管の掘削についての承諾があるかを確認してください。 住宅ローンの審査で確認されることがあります。標準地21地点のうち4地点が私道に面しています。
  • 駐車場:道路が狭いと、車の出し入れと、車の大きさに制限が出ます。

※前面道路の種類と幅は、国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年)の各標準地の記載によります。 標準地そのものの話であり、その町のすべての道路が同じという意味ではありません。

8|地区計画・防火地域・今井町

  • 地区計画(14地区):区域内で建築などを行う場合は、工事着工予定日の30日前までに届出が必要です。 敷地の分割や建物の用途・高さに制限があることがあります(「市街化調整区域」の章に一覧)。
  • 防火地域・準防火地域:平成15年1月6日に指定。区域内では、建物の構造や窓・ドアに防火上の基準がかかり、建築費に影響します。 市街化区域のそのほかの区域は、建築基準法第22条の区域です。
  • 高度地区:平成15年1月6日に当初指定。どの場所に何mの制限がかかるかは、本ページでは確認できていません(未取得)。
  • 今井町伝統的建造物群保存地区(約17.4ha):保存地区の中の物件は、外観に関わる工事に手続きが必要です。 手続きと補助の内容は未取得ですので、都市計画課にご確認ください。
  • 隣が農地の場合:生産緑地(平成4年12月25日に当初指定)かどうかを確認してください。

9|人口が減っている市で買う、ということ

これは正直に書いておくべき点です。 橿原市の人口は、2000年(平成12年)の約12.5万人をピークに減り、2023年1月に12万人を下回りました。 令和8年7月1日の住民基本台帳人口は117,435人です。

  • 地価は、場所によって分かれています。令和8年地価公示の住宅地は、21地点のうち上昇9・横ばい8・下落4。 上がった9地点のうち7地点は、最寄駅から750m以内です。
  • 駅から離れた場所、市の西側・北東側の地点は、横ばいか下落です。 曲川町1丁目(−0.3%)、古川町(−0.2%)、菖蒲町1丁目・四分町(−0.1%)。
  • 将来手放すときの買い手のつきやすさは、駅からの距離、区域区分、建て替えのしやすさ(風致地区・文化財・前面道路)で差が出る可能性があります。

「長く住むための家」として買うなら、橿原市は、駅の多さと、戸建・マンションの価格の面で現実的な選択肢です。 一方、「数年で買い替える前提」の方は、立地の条件を厳しめに見ておくことをおすすめします。

10|橿原市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

#確認することなぜ効くか
1市街化区域か、市街化調整区域か 市域の55.7%は調整区域。建て替えの可否(許可は奈良県)、住宅ローン、都市計画税(0.3%)の有無が変わります
2埋蔵文化財包蔵地・史跡・世界遺産条例の区域 着工の60日前までの届出。藤原宮跡内の条例の区域は、事業開始の90日前または120日前までに事前相談
3歴史的風土特別保存地区・保存区域 特別保存地区は許可制。香久山・畝傍山・耳成山・藤原宮跡の各地区
4風致地区と種別 第1種は高さ8m以下・建ぺい率20%以下・緑地率40%以上。建て替えで同じ大きさが建つとは限りません
5景観計画のエリア 周辺景観保全エリア、神宮・飛鳥沿道景観保全エリアは建築面積10㎡以上で届出。届出から30日間は着工できません
6洪水・ため池・土砂災害のハザードマップ 洪水の対象は19河川(12河川は令和7年3月に追加)。内水のマップは作成されていません。ため池は32箇所
7建築年と耐震 1981年以前は戸建27件・マンション20件。令和8年度の耐震改修補助は6件で終了
8前面道路 幅が4m未満ならセットバック。私道なら持分と通行・掘削の承諾
9最寄駅と路線、駅からの距離 13駅。駅からの平均は9〜16分。路線・乗換は各社の公式で確認
10指定校 小学校15校・中学校6校。国道24号・近鉄大阪線・橿原神宮参道などで校区が分かれる町があります
11地区計画・防火地域・今井町の保存地区・盛土規制法 地区計画は14地区。市の全域が宅地造成等工事規制区域(令和7年5月7日から)

家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・文化財・風致地区・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12橿原市の成り立ち ― 藤原宮と大和三山、今井町、そして昭和31年の合併

橿原市は、昭和31年(1956年)2月11日に市制を施行しました。 市公式の概要によると、6つの町村が合併して生まれ、奈良県下で5番目の市。そのときの人口は38,560人でした。 合併した6町村の名前は、市公式の年表が画像で掲載されているため読み取れず、本ページでは確認できていません(未取得)。 記憶で名前を補うことはしていません。

大和三山と藤原宮跡 ― 市の真ん中にある「建てられない場所」

市公式の概要は、橿原市の地形を次のように説明しています。

項目市公式の記述
位置奈良県のほぼ中央
地勢全体的に起伏が少ない。市内中央部に飛鳥川、西に曽我川
大和三山畝傍山(199m)・耳成山(139m)・香久山(152m)
藤原宮跡大和三山の中央にある
広がり東西7.5km・南北8.3km/面積39.56km²

市の移住サイトは、橿原市を「1300年前に初めて『日本』という名称が使用された場所」と紹介し、 「飛鳥・藤原の宮都」が令和8年7月に世界遺産に登録されたと書いています。 市の手続き案内が挙げる市内の構成資産は、藤原宮跡・菖蒲池古墳・本薬師寺跡・大官大寺跡の4つです。

この歴史は、いま家を買う人にそのまま関係します。 平らな盆地の真ん中に、三つの山と宮跡がある。 だから橿原市では、昭和40年代のはじめに、山と宮跡を守るための区域が次々に決められました。

年月日できごといまの買主への影響
昭和41年10月11日風致地区を3地区指定種別ごとに高さ・建ぺい率・緑地率の基準
昭和42年天理市・橿原市・桜井市で歴史的風土保存区域(4地区2,712ha)を指定区域内の行為は届出
昭和43年9月12日歴史的風土特別保存地区を指定/風致地区を1地区追加特別保存地区内の行為は許可
昭和45年12月28日当初の線引き(市街化区域1,412ha・市街化調整区域2,631ha)市街化調整区域では開発を抑制

順番に注目してください。山と宮跡を守る区域が先に決まり、そのあとで市街化区域と市街化調整区域の線が引かれています。 橿原市の住宅地は、守る場所を先に除いた残りの土地に広がってきた、と読むことができます。 市の人口は、市制施行のときの38,560人から、2000年の約12.5万人まで増えました。 成約データに出てくる中古戸建ての建築年の中央値は1999年、中古マンションは1993年です。

今井町 ― 寺内町・在郷町として選ばれた町並み

今井町は、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区の一覧に、種別「寺内町・在郷町」として載っています。 選定は平成5年12月8日、面積は17.4ha。市の都市計画決定は平成5年3月22日です。 都市計画マスタープランは中部地域の方針として「歴史的町並み景観の保存整備の取組みを推進」を挙げています。 住所としての今井町は1丁目から4丁目まであり、今井小学校の校区です。

今井町は「見に行く場所」であると同時に、人が住んでいる町です。 住宅地の標準地が今井町4丁目にあり、鑑定評価書情報は「中規模一般住宅が多く古い街並みが残る住宅地域」、前面道路は3mの市道としています。 買う立場では、保存地区の中かどうか、外観に関わる工事にどんな手続きが要るかを、最初に確かめることになります。

年表

年できごと
昭和31年(1956年)2月11日6町村が合併し、橿原市が発足(奈良県下5番目の市・人口38,560人)
昭和41年(1966年)10月11日風致地区を指定(3地区)
昭和42年(1967年)歴史的風土保存区域の指定(天理市・橿原市・桜井市で4地区2,712ha)
昭和43年(1968年)9月12日歴史的風土特別保存地区の指定/風致地区を指定(1地区)
昭和45年(1970年)12月28日当初線引き(市街化区域1,412ha・市街化調整区域2,631ha)
平成4年(1992年)12月25日生産緑地地区を当初指定
平成5年(1993年)今井町伝統的建造物群保存地区を都市計画決定(3月22日)/重要伝統的建造物群保存地区に選定(12月8日)
平成12年(2000年)人口がピーク(約12.5万人)
平成15年(2003年)1月6日高度地区、防火地域・準防火地域を指定
平成19年(2007年)4月1日景観計画を施行(平成24年1月1日・令和4年4月1日に変更を施行)
令和5年(2023年)人口が12万人を下回る(1月)/地域公共交通計画を策定(3月)/0〜2歳の第2子以降の保育料を無償化(4月)/ 区域区分の第6回見直しを告示(6月16日・市街化区域1,751.7ha)
令和6年(2024年)8月1日小学生〜18歳の子ども医療費の窓口負担を無償化
令和7年(2025年)12河川の洪水ハザードマップを作成・全戸配布(3月)/市の全域が宅地造成等工事規制区域に(5月7日)/ 橿原市世界遺産条例を施行(8月1日)/AIデマンドタクシーの実証実験(11月1日〜令和8年1月31日)
令和8年(2026年)耐震改修補助の募集(5月7日〜29日・6件)/住民基本台帳人口117,435人(7月1日)/ 市の移住サイトが「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録(令和8年7月)を掲載/市立小中学校の給食費を無償化(令和8年度)

※合併した6町村の名前、「橿原」という市名の由来、昭和31年から平成までの年表の詳細、国勢調査の人口の推移、 世界遺産の登録日と正式な登録名は、本ページでは確認できていません(未取得)。 世界遺産についての記述は、市の移住サイトと市の手続き案内の記載によるものです。 出典:橿原市「橿原市の概要」 https://www.city.kashihara.nara.jp/shiseijoho/kashiharashinogaiyo/10554.html / 橿原市「橿原市の都市計画」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/2624.html / 橿原市 移住サイト「橿原市について」 https://www.city.kashihara.nara.jp/iju/about/12165.html / 国土交通省「古都保存」 https://www.mlit.go.jp/toshi/rekimachi/toshi_history_tk_000008.html / 橿原市「今井町伝統的建造物群保存地区」 https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1016/gyomu/1/2/1403.html / 文化庁「重要伝統的建造物群保存地区一覧」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/hozonchiku/judenken_ichiran.html

13橿原市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた橿原市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧橿原市内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

14橿原市の不動産購入に関する記事

15橿原市の不動産購入 よくある質問

橿原市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

対象になる物件なら、0円になります。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。橿原市の成約データで計算すると、新築戸建ての中央値3,150万円なら仲介手数料の上限額は110万5,500円、中古戸建ての中央値1,400万円なら52万8,000円、中古マンションの中央値1,100万円なら42万9,000円です。売主が仲介手数料を支払わない取引など、物件や取引条件によっては0円の対象外になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

橿原市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、橿原市の成約は169件です。新築戸建て(建築年2025年以降)が12件で成約中央値3,150万円(下位25%2,900万円・上位25%3,500万円・上位10%3,600万円、延床面積の中央値105㎡)。中古戸建てが90件で1,400万円(650万円・2,400万円・2,900万円、延床105㎡、建築年の中央値1999年)。中古マンションが62件で1,100万円(400万円・2,200万円・3,200万円、専有面積の中央値75㎡、建築年の中央値1993年)。戸建は全部で107件・中央値1,600万円で、5件は建築年が分からないため新築・中古のどちらにも入れていません。最寄駅別では大和八木37件(2,200万円)、橿原神宮前31件(1,100万円)、岡寺18件(650万円)、真菅17件(1,600万円)、耳成12件(830万円)など。町別では白橿町19件(330万円)、内膳町10件(2,850万円)、西池尻町10件(650万円)などです。駅や町によって、中央値が650万円から2,000万円台まで大きく違います。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地21地点の平均が1㎡あたり96,761円、前年比+0.7%。21地点のうち9地点が上昇、8地点が横ばい、4地点が下落です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

橿原市に市街化調整区域はありますか?

あります。市域の55.7%が市街化調整区域です。市公式「橿原市の都市計画」によると、第6回見直し(令和5年6月16日告示)の時点で、市街化区域が1,751.7ha、市街化調整区域が2,204.3haで、合計3,956.0haは市域の面積39.56km²と一致します(割合は当方算出)。都市計画マスタープランは、中部地域(大和八木駅・八木西口駅・畝傍駅)を約90%が市街化区域、東部地域(香久山駅)を約80%が市街化調整区域、西部地域(坊城駅・橿原神宮西口駅)を「大部分が市街化調整区域」としています。駅から歩ける場所でも、市街化調整区域のことがあります。市街化調整区域では、建て替えに許可が必要だったり、住宅ローンの取扱いが金融機関によって分かれたりします。一方で、都市計画税(0.3%)はかかりません。橿原市の開発許可は奈良県知事が行います(市の窓口は建築安全推進課 0744-47-3517)。市街化調整区域のなかで、どんな条件なら住宅を建てられるのかは、市のページには書かれておらず、確認できていません(未取得)。検討中の物件がどの区域かは、都市計画課(0744-47-3549)または重要事項説明書でご確認ください。家タダでも契約前に無料で調査します。

橿原市で土地を買って家を建てる場合、埋蔵文化財の手続きにどのくらいかかりますか?

埋蔵文化財包蔵地(遺跡)の中なら、工事着工の60日前までに届出が必要です。市公式「文化財保護法の手続き」によります。さらに、藤原宮跡内の「橿原市世界遺産条例」(令和7年8月1日施行)に定める区域では、文化財保護法の届出の前に「事業事前相談書」の提出が必要で、期限は遺構保護同意書を添付する場合は事業開始の90日前まで、添付が無い場合は120日前までです(着工日が令和7年12月27日以降の工事が対象)。国の史跡・名勝にあたる場所での建築や宅地造成は、現状変更等の許可申請を工事着工の60日前までに行います。つまり、契約から着工まで少なくとも2か月、条例の区域なら3か月から4か月は、工事を始められない期間があります。届出のあとに試掘や発掘調査が必要になるかどうか、その期間、費用の負担は土地ごとに違い、費用の負担や個人の住宅の扱いは市のページに記載がなく、確認できていません(未取得)。その土地が遺跡の中かどうかは、奈良県の遺跡地図と、特別史跡藤原宮跡・史跡藤原京跡の指定範囲図で確認できます。窓口は文化財保存活用課(川西町858-1 歴史に憩う橿原市博物館内・電話0744-47-1315)です。土地の決済を先に行う取引や、建築条件付きの土地では、着工が遅れた場合の扱いを契約書で確認してください。

大和三山や藤原宮跡の近くで家を建てるとき、どんな制限がありますか?

古都保存法、風致地区、景観計画の3つが重なってかかることがあります。(1)古都保存法の歴史的風土特別保存地区(香久山・畝傍山・耳成山・藤原宮跡の各地区)では、建築物の新築・改築・増築、宅地の造成、木竹の伐採、色彩の変更などに許可が必要です。保存区域では届出が必要です。(2)風致地区(藤原宮跡・耳成山・香久山・畝傍山・菖蒲池古墳)では、種別ごとに基準があり、第1種は高さ8m以下・建ぺい率20%以下・壁面後退は道路側3m以上と隣地側1.5m以上・緑地率40%以上。第2種は高さ10m以下・建ぺい率30%以下、第3種は10m以下・40%以下、第4種は12m以下・40%以下、第5種は15m以下・40%以下です。(3)景観計画は市の全域が対象で、大和三山眺望景観保全地区の「周辺景観保全エリア」と、沿道景観保全地区の「神宮・飛鳥沿道景観保全エリア」では、建築面積10㎡以上の建築で届出が必要です。届出の日から30日間は着工できません。周辺景観保全エリアでは、勾配屋根、低彩度・低明度の屋根、明度8以下の外壁の基調色などが基準になっています。どの場所が第何種の風致地区か、特別保存地区の許可の基準の数値は、市のページの文章からは確認できていません(未取得)。窓口は都市計画課(東竹田町1-1 リサイクル館かしはら・電話0744-47-3549)です。家タダでは、検討中の物件がどの区域にあたるかを契約前に無料で確認します。

橿原市で古い戸建を買う場合、耐震の補助は使えますか?

制度はありますが、令和8年度の募集はすでに終わっています。橿原市の「既存住宅耐震改修補助」(総合耐震改修工事)は、市内の木造一戸建て・長屋で、平成12年5月31日以前に建築され、耐震診断の総合評点が1.0未満のものが対象。補助額は、改修費(1㎡あたり上限32,600円)の5分の4と60万円の、低いほうです。所有者または3親等以内の親族で、年間所得1,200万円以下、市税の滞納がないことが条件です。令和8年度の募集は5月7日〜5月29日・6件で、終了しています(市のページの更新日は2026年8月12日)。橿原市の成約データでは、中古戸建て90件のうち27件が1981年以前の建築で、建築年の中央値は1999年です。古い戸建を検討する場合は、次の順番で確認してください。(1)建築年(建築確認を受けた時期)を記録で確かめる。(2)補助をあてにしない資金計画を立てる。(3)改修が必要になった場合の費用を、物件価格に足して考える。(4)来年度の募集の有無・時期・件数を、建築安全推進課(0744-47-3517)に確認する。このほか、木造住宅の省エネルギー改修への補助(上限50万円・窓の断熱改修が必須)があります。住宅の取得そのものへの補助は、市のページに記載を確認できませんでした(未取得)。

橿原市の中古マンションは、なぜ数百万円台の物件があるのですか。買っても大丈夫ですか?

理由を断定できるデータはありませんが、建築年の古い物件が多く流通していることは確認できます。橿原市の中古マンションの成約は62件。中央値は1,100万円、下位25%は400万円、最小は130万円、最大は4,200万円です。建築年の中央値は1993年で、62件のうち20件が1981年以前の建築。町別では、白橿町が19件で中央値330万円(戸建・マンションを合わせた値)と、件数が最も多く、中央値が最も低くなっています。成約個票には、白橿町の1980年築・専有105㎡・4LDKが1,100万円、久米町の1988年築・専有60㎡・3LDK(橿原神宮前駅から3分)が930万円、という例があります。「買っても大丈夫か」は、価格ではなく、次の点で判断してください。(1)管理費・修繕積立金の月額と、滞納の有無。(2)長期修繕計画と、大規模修繕の履歴・予定。修繕積立金が足りないマンションは、将来、一時金の負担が出ることがあります。(3)1981年以前の建築なら、耐震診断・耐震改修の有無。(4)室内のリフォーム費用。(5)住宅ローンが使えるか(築年数や面積で条件がつく金融機関があります)。物件価格が400万円でも、リフォームと毎月の管理費・修繕積立金を足した総額は別の数字になります。400万円の物件の仲介手数料の上限額は19万8,000円です。価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、家タダで0円の対象になるかどうかは、物件ごとの確認が必要です。

橿原市の駅はいくつありますか。どの駅が便利ですか?

駅は13あります。市の地域公共交通計画(令和5年3月)は「近鉄4路線10駅・JR1路線3駅」としています。駅名は、大和八木・八木西口・畝傍御陵前・橿原神宮前・橿原神宮西口・坊城・岡寺・新ノ口・真菅・耳成・金橋・畝傍・香久山です。市の移住サイトは、近鉄大和八木駅と近鉄橿原神宮前駅を「2大ターミナル駅」と紹介し、市公式の概要は、大阪から30〜40分、京都から約1時間としています。どの駅が便利かは、通勤・通学先によりますので、本ページでは優劣をつけていません。成約データで見ると、大和八木が37件(中央値2,200万円)、橿原神宮前が31件(1,100万円)で、この2駅で166件の4割を占めます。続いて岡寺18件(650万円)、真菅17件(1,600万円)、耳成12件(830万円)。駅からの平均は9〜16分で、駅から少し離れた住宅地の成約が中心です。路線名を鉄道事業者の公式で確認できたのは9駅です。近鉄公式の駅別乗降人員(令和7年11月11日の1日の調査値。年間の平均ではありません)で、大和八木駅(34,056人)・耳成駅(3,589人)・真菅駅(4,472人)が大阪線、新ノ口駅(4,335人)・畝傍御陵前駅(3,642人)・橿原神宮前駅(16,300人)が橿原線、坊城駅(2,394人)・橿原神宮西口駅(1,863人)・橿原神宮前駅が南大阪線、橿原神宮前駅・岡寺駅(1,325人)が吉野線の表に載っています。八木西口・畝傍・金橋・香久山の4駅の路線名と、大和八木駅に大阪線のほか何線が乗り入れるかは、公式で確認できていないため、本ページには載せていません(未確認)。市の資料からは、市内のJRの路線がJR桜井線であることが分かります。経路・乗換・列車の種別は、各社の公式の路線図・時刻表でご確認ください。バスは奈良交通13路線と市のコミュニティバス1路線。市が真菅地区などで行ったAIデマンドタクシーの実証実験は、令和8年1月31日で終了しています。

橿原市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。市公式「固定資産税・都市計画税の概要」によります。都市計画税は市街化区域内の土地・家屋にかかる税金ですので、市街化区域の物件は合計1.7%、市街化調整区域の物件は1.4%のみになります。都市計画税の0.3%は、地方税法が定める上限と同じ税率です。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。住宅用地の特例は、200㎡以下の小規模住宅用地で固定資産税が価格の6分の1・都市計画税が価格の3分の1、200㎡を超える部分(一般住宅用地)で固定資産税3分の1・都市計画税3分の2(地方税法による全国共通の制度)。橿原市の戸建の成約は土地面積の中央値が135㎡ですから、多くの物件は土地の全部が小規模住宅用地に収まります。納期限の日付と、新築住宅などの減額制度の割合・期間は、本ページでは確認していません(未取得)。古家を壊して建て替える方は、1月1日に更地だと住宅用地の特例が外れる点にご注意ください。橿原市では埋蔵文化財の届出などで着工までの期間が延びやすいため、解体の時期は届出の日程とあわせて決めてください。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、市の資産税の担当課または納税通知書でご確認ください。

引っ越す前から、新居の校区の学校に通わせることはできますか?

できる場合があります。橿原市の手続き案内「指定学校変更許可・区域外就学承諾の申請」には9つの事由が挙がっており、そのなかに「転入予定」(事前に転入する校区の学校への通学を希望する場合)があります。このほか、住宅の購入に関係するものとして、「一時転居」(新築・改築のとき、災害で避難するとき)、「住宅融資関係」(住所の変更後も転居前の校区の学校への通学を希望する場合)、「学期途中の転出」「最終学年途中の転出」(在学している学校への継続通学)があります。それぞれの期間、必要書類、中古住宅の売買契約書で申請できるかどうかは、手続き案内からは読み取れませんでした(未取得)。手続きは「該当校に直接お申し出ください」とされており、担当は学校教育課(小房町11-5 かしはら万葉ホール・電話0744-29-5912)です。橿原市の校区は町名で決まりますが、町のなかで分かれるところがあります。十市町・葛本町・新賀町は国道24号の東西、中曽司町は近鉄大阪線の南北、四条町は橿原神宮参道の東西、大軽町は国道169号線の東西で校区が分かれ、白橿町1丁目の一部は畝傍南小学校の区域です。市立小学校は15校、市立中学校は6校。番地まで含めた住所で指定校をご確認ください。「学校選択制」という名前の制度についての記載は、市公式のこれらのページにはありません。

橿原市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。橿原市の成約は169件のうち152件が中古戸建てと中古マンションです。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別ですが、橿原市の成約では12件で、対象外の物件もあります。中古マンションの下位25%は400万円、中古戸建ての下位25%は650万円で、価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、対象になるかどうかは物件ごとの確認が必要です。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は1月1日現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、橿原市固有の事情を正直に書いておきます。仲介手数料が0円になっても、橿原市では「建てるまでの時間」と「建て方の制限」がコストになります。埋蔵文化財包蔵地では着工の60日前までの届出、藤原宮跡内の条例の区域では事業開始の90日前または120日前までの事前相談が必要で、そのあいだの家賃やつなぎ融資の利息、場合によっては調査に関わる負担が出ます。風致地区や景観計画のエリアでは、屋根の形・色、建ぺい率、緑地の基準に合わせるための設計と工事の費用がかかることがあります。1981年以前の建築は中古戸建て27件・中古マンション20件で、耐震診断・耐震改修・リフォームの費用がかかりますが、令和8年度の市の耐震改修補助は6件の枠で募集が終わっています。都市計画税は上限の0.3%で、市街化区域の物件は毎年1.7%。市域の55.7%は市街化調整区域で、建て替えの可否(許可は奈良県)と住宅ローンの取扱いが論点になります。洪水の対象河川は19本あり、内水のハザードマップは作成されていません。浸水の想定がある場所では、火災保険の水災補償の保険料も見込んでおく必要があります。駅から離れた物件では、車の維持費も暮らしのコストに入ってきます。人口は2000年の約12.5万人をピークに減っており、地価も21地点のうち12地点は横ばいか下落です。家タダは区域区分・文化財・風致地区・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

橿原市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

橿原市は、13の駅と、藤原宮跡・大和三山が同じ市域にある市です。だからまず、その物件が市街化区域か調整区域か(市域の55.7%は調整区域)を確かめ、次に、埋蔵文化財・風致地区・景観計画のどれにあたるかを確かめる必要があります。遺跡の中なら着工の60日前までの届出、藤原宮跡内の条例の区域なら事業開始の90日前または120日前までの事前相談。第1種風致地区なら高さ8m以下・建ぺい率20%以下です。公的データに出ている橿原市の成約は169件。中古戸建て90件の中央値は1,400万円、中古マンション62件は1,100万円、新築戸建て12件は3,150万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。1981年以前の建築が戸建27件・マンション20件あり、令和8年度の市の耐震改修補助は6件で募集が終わっています。建物の状態と、買ったあとにかかる費用、着工までの時間まで含めた総額で判断することが大切です。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、対象になる物件は買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。1,400万円の物件なら52万8,000円、3,150万円なら110万5,500円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月7日

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