
【大東市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説
大阪府大東市 専門 エリアガイド
大東市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。
1,700万円の物件なら 62万7,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差
ネットに掲載されている大東市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。
大東市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?
できます。ネットに掲載されている大東市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。大東市の戸建の成約中央値は1,700万円、マンションは2,250万円(直近4四半期・国土交通省 成約価格情報/全195件)。この価格帯なら、仲介手数料の上限額との差は1件あたり62万7,000円〜80万8,500円になります。
- 大東市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均139,800円(17地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+1.7%。
- 市内で最も高い標準地(北楠の里町・203,000円/㎡)と最も安い標準地(北条六丁目・71,000円/㎡)の差は2.9倍。成約ベースの町丁目別で見ると大野3,300万円に対して北条770万円で4.3倍の開きがあります。
- JR四条畷駅は大東市北条にあります。隣の四條畷市ではありません。市が国に提出した都市再生整備計画の名称は「北条(四条畷駅周辺)地区」で、区域の所在地は大東市北条三丁目・四丁目、学園町、錦町、北新町です。
- 大東市の土砂災害警戒区域は120箇所、特別警戒区域は102箇所(令和6年10月18日告示・大阪府)。分布は龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の生駒山系東部山麓です。
- 市立小中学校の給食費は恒久的に無償(0円)。保育所等の待機児童は平成30年度から年度当初0人を達成しています。
01大東市で仲介手数料が0円になる仕組み
売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」
不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。
大東市の価格帯で、いくら得になるか
大東市の住宅地は1㎡あたり平均139,800円(17地点の単純平均)。市内の標準地は最高203,000円/㎡(北楠の里町136番43)から最低71,000円/㎡(北条6丁目2328番91)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が2.9倍変わります。
| 物件価格(税抜) | 仲介手数料の上限額(税込) | 家タダの場合 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 800万円 | 33万円 | 0円 | ▲33万円 |
| 1,200万円 | 46万2,000円 | 0円 | ▲46万2,000円 |
| 1,700万円 | 62万7,000円 | 0円 | ▲62万7,000円 |
| 2,300万円 | 82万5,000円 | 0円 | ▲82万5,000円 |
| 3,300万円 | 115万5,000円 | 0円 | ▲115万5,000円 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。
大東市の成約価格帯だと、いくら変わるか
直近4四半期の成約中央値は、戸建が1,700万円(151件・平均77㎡・平均築1997年)、マンションが2,250万円(44件・平均73㎡・平均築1998年)。戸建1,700万円なら仲介手数料の上限額は62万7,000円、マンション2,250万円なら80万8,500円。これがまるごと0円になります。駅別に見ると住道駅の中央値は2,400万円で85万8,000円の差、町丁目別で最も高い大野の3,300万円なら115万5,000円の差になります。逆に北条の中央値770万円でも32万100円は変わります。
仲介手数料以外に0円にできる費用
- ローン事務手数料
- 引越し代金
- 購入時の申込金
※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。
02数字で見る大東市 ― 公的統計でわかる街の実力
掲載している数値はすべて大東市・大阪府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。
人口 ― 令和7年国勢調査で見る
大東市の人口は114,702人・59,028世帯(令和8年7月末現在・住民基本台帳/男55,769人・女58,933人)。市域は18.27km²(東西7.5km・南北4.1km)で、人口密度は約6,278人/km²になります(市の公表値ではなく当方の算出値)。市公式は市の地勢を「東部は急峻な生駒山系の山間地。中部から西部にかけては沖積による低湿地平野」と記し、その比率をおおよそ1:2としています。つまり市域の3分の1は山で、住宅が建ち並ぶ平野部は残りの3分の2です。この地形が、あとで見る市内の地価格差2.9倍の出発点になっています。なお令和7年国勢調査の速報値は113,642人で、住民基本台帳の114,702人とは1,060人ほどのずれがありますが、これは調査ベースの違い(住民基本台帳>国勢調査)です。
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 住民基本台帳人口 | 114,702人(男55,769/女58,933) | 令和8年7月末現在 |
| 世帯数 | 59,028世帯 | 同上 |
| 令和7年国勢調査(速報値) | 113,642人 | 令和7年10月1日現在。前回比は確認できていません |
| 市域面積 | 18.27km²(1,827ha) | 東西7.5km・南北4.1km |
| 人口密度 | 約6,278人/km² | 114,702人÷18.27km²で当方が算出(市の公表値ではない) |
| 位置 | 大阪府の東部、河内地方のほぼ中央 | 大東市「位置・地勢・すがた」 |
| 接する自治体 | 東=奈良県(金剛生駒紀泉国定公園を境)/西=大阪市/北=門真市・寝屋川市・四條畷市/南=東大阪市 | 同上 |
| 地勢 | 東部=急峻な生駒山系の山間地/中部〜西部=沖積による低湿地平野 | 比率はおおよそ1:2 |
土地の使われ方
大東市の統計書は、市域1,827.4haの土地がどう使われているかを区分ごとに公表しています。市街地が1,098.9ha(60.1%)を占める一方で、山林341.8ha+普通緑地159.1ha=500.9ha(27.4%)が緑地です。農地は37.6ha(2.1%)しかありません。「市街地が6割・山と緑が3割」という構成は、市街化区域1,187ha・市街化調整区域640haという区域区分とおおむね対応しています。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街地 | 1,099 ha | 60.1% |
| 山林 | 342 ha | 18.7% |
| その他 | 190 ha | 10.4% |
| 普通緑地 | 159 ha | 8.7% |
| 農地 | 38 ha | 2.1% |
※令和5年3月31日現在。大東市統計書 第1章「土地利用の現況」。原数値は市街地1,098.9ha/普通緑地159.1ha/農地37.6ha/山林341.8ha/その他190.0ha、総面積1,827.4ha。表では小数を四捨五入して掲載しています。
市街化区域と市街化調整区域
大東市は市域約1,827haのうち約1,187ha(約65%)が市街化区域で、市街化調整区域は約640ha(約35%)あります。都市計画マスタープランは、調整区域について「市域東側の山地部及びその周辺に土砂災害(特別)警戒区域や災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域)が指定されている」と記しており、調整区域のおよそ全部が生駒山系の東部山麓(龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の山側)に集まっています。門真市のように市域の97.5%が市街化区域という市とは対照的で、大東市では「その物件が市街化区域か調整区域か」で建築・ローン・毎年の税金がはっきり変わります。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 1,187 ha | 65.0% |
| 市街化調整区域 | 640 ha | 35.0% |
| 合計(都市計画区域) | 1,827 ha | 100.0% |
大東市の用途地域は中高層住居専用地域が突出しています。第二種中高層住居専用地域274ha(23.1%)と第一種中高層住居専用地域250ha(21.0%)を合わせると約524ha・市街化区域の44.1%。一方で第一種低層住居専用地域はわずか28ha(2.4%)しかなく、準工業地域209ha+工業地域145ha=約354ha(約30%)が西部の工業集積に充てられています。つまり大東市には「戸建だけの低層住宅街」という用途規制が市街化区域の2.4%分しか存在せず、多くの住宅地では隣地に中高層のマンションが建ちうるのが制度上の前提です。上位5種のほかは、第二種住居地域45ha(3.8%)・近隣商業地域41ha(3.4%)・第一種低層住居専用地域28ha(2.4%)・準住居地域10ha(0.8%)・商業地域5.4ha(0.5%)で、市公式は市内の用途地域を10種類としています。
| 用途地域 | 面積 | 市街化区域に占める割合 |
|---|---|---|
| 第二種中高層住居専用地域 | 274.0 ha | 23.1% |
| 第一種中高層住居専用地域 | 250.0 ha | 21.0% |
| 準工業地域 | 209.0 ha | 17.6% |
| 第一種住居地域 | 180.0 ha | 15.2% |
| 工業地域 | 145.0 ha | 12.2% |
※大東市都市計画に関する基本的な方針(都市計画マスタープラン・令和4年12月改訂)本編より読み取った面積・構成比です。合計は市街化区域約1,187haに対応します。用途地域の都市計画決定・最終変更年月日は市の公表資料から確認できていません(未取得)。
地価公示 ― 17地点の実データ
令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、大東市の住宅地の標準地は17地点。 単純平均は1㎡あたり139,800円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+1.7%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 大東-1 | 北楠の里町136番43 | 203,000 | +3.6% |
| 大東-15 | 緑が丘2丁目518番19 | 185,000 | +3.4% |
| 大東-16 | 錦町424番5 | 176,000 | +1.7% |
| 大東-3 | 幸町450番9 | 169,000 | +3.0% |
| 大東-14 | 諸福5丁目308番20 | 154,000 | +0.7% |
| … | (中略・全17地点) | ||
| 大東-17 | 北条6丁目2328番91 | 71,000 | −1.4% |
| 大東-12 | 中垣内3丁目816番19 | 78,200 | −0.4% |
| 大東-5 | 野崎3丁目341番2 | 96,400 | −0.6% |
| 大東-2 | 三箇5丁目62番51 | 111,000 | +2.8% |
| 大東-13 | 御供田3丁目183番6外 | 132,000 | +1.5% |
※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。
同じ大東市内で、住宅地の地価は2.9倍ちがいます
最も高いのは北楠の里町136番43の1㎡あたり203,000円(+3.6%)。最も安いのは北条6丁目2328番91の71,000円(−1.4%)。その差は2.9倍です。「大東市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。
大東市は大阪府内で何番目に地価が高いか
令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある大阪府内の69市区町村のうち、 大東市の住宅地の平均価格は37位。 大阪市24区と堺市7区を除いた「市」だけで見ると、38市のなかで第12位です。
| 区分 | 大東市の位置 | 母数 |
|---|---|---|
| 住宅地の平均価格(府内・区を含む) | 37位 | 69市区町村 |
| 住宅地の平均価格(市のみ) | 12位 | 38市 |
| 前年比の変動率(府内・区を含む) | 44位 | 69市区町村 |
| 前年比の変動率(市のみ) | 15位 | 38市 |
※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。
大東市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地17地点)
標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で2.9倍の開きがあります。
※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。
公園・緑地
大東市の統計書によれば、市域1,827.4haのうち普通緑地が159.1ha、山林が341.8haで、合わせて500.9ha(市域の27.4%)が緑地です。市域の東3分の1が生駒山系の山間地という地形が、そのまま数字に出ています。なかでも深北緑地は、都市計画マスタープランが「寝屋川は、感潮河川で河道のみの流水処理は困難であるため、大雨時の雨水を一時的に貯留する深北緑地が大阪府により整備されている」と記すとおり、公園であると同時に大阪府が整備した治水施設でもあります。また大東市開発指導要綱 第19条は、「開発区域の面積が0.3ヘクタール以上の開発行為について、開発者は、開発区域の面積の3パーセント(それが100平方メートルに満たない場合にあっては100平方メートル)以上の面積の公園を設置しなければならない」と定めています。一定規模以上の分譲地には、市のルールとして公園がつくられる仕組みです。
※土地利用は令和5年3月31日現在(大東市統計書 第1章)。深北緑地の記述は大東市都市計画に関する基本的な方針(令和4年12月改訂)、公園設置義務は大東市開発指導要綱(令和3年4月1日改正)第19条による。
03大東市で、実際はいくらで成約しているか
ここまでの地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点で評価した「土地の価格」です。
実際に人が家を買ったときの値段ではありません。
この章では、公益社団法人 近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)が公表している「実際に成約報告された取引」の集計を掲載します。
不動産会社が売買を成立させたときにレインズへ報告した実績で、「このエリアで、実際にいくらで売れたか」を示す数字です。
中古マンションの成約(大阪府東部・2026年8月度)
| 項目 | 大阪府東部 | 前年同月比 | 近畿圏 |
|---|---|---|---|
| 成約件数 | 84件 | △9.7% | 1,374件 |
| 成約価格 | 2,283万円 | +14.3% | 3,087万円 |
| 成約㎡単価 | 31.64万円/㎡ | +7.1% | 45.33万円/㎡ |
| 専有面積 | 72.15㎡ | +6.7% | 68.10㎡ |
| 築年数 | 30年5か月 | — | 29年10か月 |
※大阪府東部の範囲:門真市・守口市・枚方市・寝屋川市・交野市・大東市・四條畷市・東大阪市・八尾市・柏原市
出典:公益社団法人近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)/マンスリーレポート No.165 2026年9月号。2026年8月度の集計
中古戸建住宅の成約(大阪府東部・2026年8月度)
| 項目 | 大阪府東部 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 成約件数 | 106件 | △10.9% |
| 成約価格 | 1,994万円 | △1.6% |
| 土地面積 | 93.72㎡ | △2.8% |
| 建物面積 | 104.07㎡ | +5.3% |
| 築年数 | 30年6か月 | — |
大東市で、実際に成約した物件(町丁目まで公表されています)
国土交通省「不動産情報ライブラリ」が公表する成約価格情報。宅地建物取引業者が指定流通機構(レインズ)へ成約報告した実際の取引価格を、個人が特定されないよう町丁目までの表示・価格と面積を丸めた形で公表しているものです。
下の数字は2025年第2四半期〜2026年第1四半期(直近4四半期)に大東市内で成約した195件を集計したものです。
レインズの地域別平均と違い、町丁目まで分かるのがこのデータの強みです。
| 種別 | 件数 | 成約価格の中央値 | 平均面積 | 平均築年 |
|---|---|---|---|---|
| 戸建(土地と建物) | 151件 | 1,700万円 | 77㎡ | 1997年 |
| 中古マンション等 | 44件 | 2,250万円 | 73㎡ | 1998年 |
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API(2026年9月21日時点)。中央値は当社で算出。
成約事例と、そのとき本来かかっていた仲介手数料
下表は大東市で実際に成約した物件のうち、価格が中央値に近い=そのエリアの典型例を抜き出したものです。 いちばん右の2列が要点で、同じ物件を家タダで買っていれば、仲介手数料の欄の金額がまるごと手元に残ります。
| 種別 | 所在(町丁目) | 最寄駅 | 成約価格 | 面積 | 間取り | 築年 | 成約時期 | 仲介手数料の上限 | 家タダなら |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中古マンション | 氷野 | 住道 徒歩18分 | 2,200万円 | 75㎡ | 3LDK | 2003年 | 2025年7〜9月 | 79万2,000円 | 0円 |
| 中古マンション | 新町 | 住道 徒歩5分 | 2,200万円 | 65㎡ | 3LDK | 1996年 | 2025年4〜6月 | 79万2,000円 | 0円 |
| 中古マンション | 北条 | 野崎(大阪) 徒歩6分 | 2,200万円 | 65㎡ | 3LDK | 1996年 | 2026年1〜3月 | 79万2,000円 | 0円 |
| 中古マンション | 新田北町 | 住道 徒歩22分 | 2,300万円 | 80㎡ | 4LDK | 2007年 | 2026年1〜3月 | 82万5,000円 | 0円 |
| 戸建 | 灰塚 | 鴻池新田 徒歩15分 | 1,700万円 | 土地75/建物110㎡ | 5DK | 2001年 | 2025年7〜9月 | 62万7,000円 | 0円 |
| 戸建 | 北条 | 四条畷 徒歩10分 | 1,700万円 | 土地60/建物100㎡ | 2LDK | 1987年 | 2025年7〜9月 | 62万7,000円 | 0円 |
| 戸建 | 野崎 | 野崎(大阪) 徒歩10分 | 1,700万円 | 土地75/建物100㎡ | 3LDK+S | 2006年 | 2025年4〜6月 | 62万7,000円 | 0円 |
| 戸建 | 南楠の里町 | 四条畷 徒歩10分 | 1,700万円 | 土地70/建物115㎡ | 4LDK | 2000年 | 2025年7〜9月 | 62万7,000円 | 0円 |
※仲介手数料は宅地建物取引業法の報酬額上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。※価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。※戸建の面積は「土地面積/建物面積」です。
大東市の町丁目別 成約価格(中央値)
同じ大東市内でも、町丁目が変わると成約価格は大きく変わります。件数が3件以上あった町丁目を、件数の多い順に並べました。
| 町丁目 | 件数 | 成約価格の中央値 | 平均面積 |
|---|---|---|---|
| 北条 | 30件 | 770万円 | 69㎡ |
| 三箇 | 17件 | 2,000万円 | 75㎡ |
| 氷野 | 13件 | 2,600万円 | 77㎡ |
| 大野 | 12件 | 3,300万円 | 66㎡ |
| 諸福 | 12件 | 2,350万円 | 71㎡ |
| 灰塚 | 10件 | 1,750万円 | 78㎡ |
| 寺川 | 9件 | 780万円 | 97㎡ |
| 川中新町 | 7件 | 1,200万円 | 76㎡ |
同じ大東市内で、町丁目が変わると成約価格は4.3倍ちがいます
上表で最も高いのは大野(12件・中央値3,300万円)、最も低いのは北条(30件・中央値770万円)。その差は4.3倍です。
「大東市の相場」というひとつの数字で物件を判断すると、この差が見えません。検討中の物件がどの町丁目にあるのか、その町丁目の成約水準はいくらなのか——ここまで見て初めて「この価格は妥当か」が判断できます。家タダでは、物件URLをお送りいただければその物件の町丁目の成約事例と照らして妥当性を無料で診断します。
大東市は「どの駅か」で価格が変わる
同じ大東市内でも、最寄駅が変わると成約価格の中央値は大きく動きます。成約が3件以上あった駅を、件数の多い順に並べました。
| 最寄駅 | 成約件数 | 成約価格の中央値 | 平均徒歩 |
|---|---|---|---|
| 住道駅 | 77件 | 2,400万円 | 徒歩13分 |
| 野崎(大阪)駅 | 64件 | 1,650万円 | 徒歩14分 |
| 四条畷駅 | 26件 | 890万円 | 徒歩11分 |
| 鴻池新田駅 | 24件 | 2,200万円 | 徒歩14分 |
| 門真南駅 | 4件 | 1,250万円 | 徒歩24分 |
※国土交通省の成約価格情報に記録された最寄駅名・徒歩分にもとづく集計です。徒歩分は各駅の平均値。件数が3件未満の駅は除いています。
最も高い駅と最も安い駅で2.7倍の差
住道駅が中央値2,400万円で最も高く、四条畷駅が890万円で最も低い。その差は2.7倍です。「大東市の相場」とひとくくりにせず、どの駅を使う物件かで見る必要があります。
大東市の買主が、この1年で払った仲介手数料の試算
大東市では直近4四半期に195件が成約しています。種別ごとの成約価格の中央値に宅建業法の報酬額上限をあてはめると、買主側が支払った仲介手数料の合計は、およそ1.3億円という計算になります。
この全部が、家タダで買えば0円だった金額です。
※あくまで試算です。中央値=全件の代表値とみなし、全件が報酬額の上限で取引されたと仮定しています。実際には上限より低い手数料の取引や、売主が宅建業者で買主側に手数料が発生しない取引も含まれます。金額の大きさより「1件あたり100万円前後が動いている」という規模感の目安としてご覧ください。
※件数の少ない町丁目は、中央値が1〜2件の特殊な取引に引っ張られます。必ず件数の列と併せてご覧ください。
この成約価格なら、仲介手数料はいくらかかるか
大阪府東部の中古マンションの平均成約価格は2,283万円。
この価格で買うと、仲介手数料は上限で81万9,390円かかります。家タダならこれが0円です。
下表は、実際の成約価格帯に宅建業法の報酬額上限(税込)をあてはめたものです。
| 成約価格 | 仲介手数料の上限(税込) | 家タダの場合 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 1,400万円 | 52万8,000円 | 0円 | 52万8,000円 の削減 |
| 1,800万円 | 66万円 | 0円 | 66万円 の削減 |
| 2,300万円 | 82万5,000円 | 0円 | 82万5,000円 の削減 |
| 2,700万円 | 95万7,000円 | 0円 | 95万7,000円 の削減 |
| 3,400万円 | 118万8,000円 | 0円 | 118万8,000円 の削減 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。実際の手数料額は物件・媒介形態により異なります。
いまの市況(2026年8月度・近畿圏)
- 中古マンション:成約件数は7ヶ月連続で減少。成約㎡単価は7ヶ月ぶりに下落
- 中古戸建住宅:成約件数は2ヶ月連続で増加。在庫件数は50ヶ月連続で増加
買う側から見ると、いまは交渉余地が出てきている局面です
近畿圏の中古マンションは成約件数が7か月連続で減少し、成約㎡単価も7か月ぶりに下落しました。
件数が落ちて単価も下がるのは、売り手が強気の価格を維持できなくなってきているサインです。
一方で中古戸建は成約件数が2か月連続で増加しており、マンションと戸建で需給の向きが逆になっています。
買う人にとっての意味:売り出し価格がそのまま通る局面ではないということです。
成約データを根拠に指値を入れる余地があります。家タダでは、レインズの成約事例をお見せしたうえで、
価格交渉まで無料で代行します。仲介手数料0円と価格交渉は別の話で、両方やって初めて手取りの差が出ます。
この数字の読み方(必ずお読みください)
・これは近畿レインズが公表している地域全体の集計値であり、家タダ(株式会社MILLIONS)自身の成約実績ではありません。
・レインズの定義では「成約物件 = 当月に成約報告されたもの」です。成約報告があったものの集計であり、市場のすべての取引を網羅したものではありません。
・平均値なので、同じ地域でも駅距離・築年数・面積・階数によって実際の成約価格は大きく上下します。 ご検討中の物件が相場に対して妥当かどうかは、物件URLをお送りいただければ個別にお調べします(無料)。
04大東市の特徴 ― 大野3,300万円と北条770万円。4.3倍の差を、市の公的資料はこう説明している
大東市のデータで最初に目につくのは、市内の価格差です。 国土交通省の成約価格情報(直近4四半期・195件)を町丁目別に見ると、 中央値が最も高いのは大野の3,300万円(12件・平均66㎡)、 最も安いのは北条の770万円(30件・平均69㎡)。 その差は約4.3倍です。面積はほぼ同じ。同じ市内、同じくらいの広さの家で、4.3倍。
令和8年地価公示の住宅地17地点で見ても、 最高が北楠の里町の203,000円/㎡(+3.6%)、 最安が北条六丁目の71,000円/㎡(−1.4%)で2.9倍の差があります。 門真市(1.7倍)のような平坦な市とは、土地のつくりが根本的に違います。
この差は、感覚や評判の問題ではありません。' 市と大阪府の公的資料に、線引きがそのまま書かれています。 順に見ていきます。
理由1:市域の3分の1が生駒山系の山。地形そのものが違う
大東市の公式ページは、市の地勢をこう記しています。
「東部は急峻な生駒山系の山間地。中部から西部にかけては沖積による低湿地平野」 (その比率はおおよそ1:2)
東西7.5km・南北4.1km、面積18.27km²という市域のうち、 東の3分の1が山です。統計書の土地利用でも、 市街地1,098.9haに対して山林341.8ha+普通緑地159.1ha=500.9haが緑地です。 市街化区域約1,187haに対して市街化調整区域が約640ha(市域の約35%)あり、 都市計画マスタープランはその位置を 「市域東側の山地部及びその周辺」と記しています。
平地に造成した宅地と、山麓の傾斜地に擁壁を積んで造成した宅地。 造成コストも、擁壁の維持コストも、同じにはなりません。 市はわざわざ「擁壁の適切な維持管理について」という独立したページを設けています。 これは傾斜地の擁壁が市の課題であることの裏付けです。
理由2:土砂災害警戒区域120箇所・特別警戒区域102箇所
大阪府の「土砂災害防止法に基づく区域指定」で、 大東市(枚方土木事務所管轄)の指定状況は次のとおりです。
| 区分 | 箇所数 | 最新告示日 | 主な現象 |
|---|---|---|---|
| 土砂災害警戒区域(イエローゾーン) | 120箇所 | 令和6年10月18日 | 急傾斜地の崩壊が大多数。土石流が一部(鍋田川・谷田川ほか) |
| 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン) | 102箇所 |
警戒区域120箇所に対して特別警戒区域が102箇所。 イエローゾーンの大半がレッドゾーンでもあるということです。 指定が分布しているのは龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の各地区で、 いずれも生駒山系の東部山麓。指定は平成18年から令和6年10月18日にわたって重ねられてきました。
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)は、建築規制と開発許可がかかります。 居室を有する建築物には構造規制があり、開発には許可が要ります。 これは購入時の担保評価にも、将来の建替え可能性にも直接影響します。 都市計画マスタープランも「市域東側の山地部及びその周辺に土砂災害(特別)警戒区域や 災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域)が指定されている」と記しています。
出典:大阪府「土砂災害防止法に基づく区域指定」 //www.pref.osaka.lg.jp/damusabo/dosyahou/d_sitei.html / 大東市の指定一覧 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/2844/14_daitou.pdf / 大東市「土砂災害防止法」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/69/3043.html
理由3:市が「居住を誘導しない区域」を明示している
ここが大東市のいちばん重要な論点です。 大東市は立地適正化計画を平成30年1月31日に公表(運用開始)し、令和5年3月に改訂しています。 キャッチフレーズは「職住楽超近接のまち」。 この計画では市街化区域内に居住誘導区域が設定されるのですが、 誘導区域図の凡例に、除外されるものが一貫して書かれています。
居住誘導区域から除外されるのは 「土砂災害特別警戒区域界 または 災害危険区域界」。 (市街化調整区域は、そもそも居住誘導区域の対象外)
つまり土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)は、 市が「ここには居住を誘導しません」と公的に線を引いた区域だということです。 大野のような市街化区域内の平地部が居住誘導区域内であるのに対し、 山麓に接する一部の区域は誘導区域の外にあります。 この「誘導する/しない」の公的な線引きが、そのまま価格差の裏付けになります。
立地適正化計画は都市機能誘導区域も3拠点定めています。
| 拠点 | 誘導する都市機能 | 成約中央値 |
|---|---|---|
| JR住道駅周辺 | 中・大規模商業施設、市役所、保育施設など行政・商業機能 | 2,400万円(77件) |
| JR野崎駅周辺 | 中規模商業施設 | 1,650万円(64件) |
| JR四条畷駅周辺 | 教育文化施設(幼稚園〜大学)、中規模商業施設 | 890万円(26件) |
加えて寺川周辺に学術・研究エリア(私立中高・大学)が位置づけられています。 なお居住誘導区域外で①3戸以上の住宅建築、②1〜2戸でも1,000㎡以上の開発行為を行う場合は、 着手30日前までの届出が必要で、未届出・虚偽には30万円以下の罰金があります。
出典:大東市「立地適正化計画」 //www.city.daito.lg.jp/site/iju/1654.html / 届出 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1655.html / 誘導区域図 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/28260.pdf
理由4:市街化調整区域は都市計画税ゼロ。でも建てられない
市街化調整区域(約640ha)には都市計画税がかかりません。 市の公式本文が、都市計画税の課税対象を 「都市計画法で定める市街化区域内に所在する土地または家屋の所有者」と明記しているからです。 市街化区域なら固定資産税1.4%+都市計画税0.3%=1.7%、調整区域なら1.4%だけ。
ただし調整区域は原則として建築を目的とした開発ができません。 住宅ローンの審査で取扱不可・融資比率を下げるといった扱いになる金融機関もあります。 毎年の税金が安いことと、資産として成立することは別の話です。 なお市街化調整区域の開発許可事務は、市ではなく大阪府が担当しています (市街化区域の500㎡以上は平成25年11月1日から大東市が担当)。
では北条は「安いだけの街」なのか ― morinekiという反証
ここまでの話だけだと、北条は「安い理由がある街」で終わります。 ところが公的資料を読むと、まったく逆の事実が出てきます。 大東市が最も再生投資を集中させているのが、この北条なのです。
大東市の北条まちづくりプロジェクト(morineki)は、 市の公式本文が「全国初の官民連携による市営住宅の建替え・再開発プロジェクト」と記す事業です。 「地域に点在する公的資産を活用して、一体的・段階的にエリア開発を進める」という考え方で、 所在地は大阪府大東市北条三丁目1番1号 他。
| 時点 | できごと |
|---|---|
| 平成30年度〜令和3年度 | 国の都市再生整備計画「北条(四条畷駅周辺)地区」(区域6.5ha)。 目標は「ココロもカラダも幸せに暮らせるまちの創出」。令和3年2月に第4回変更 |
| 令和3年3月13日(土曜日) | 借上公営住宅棟、公園、生活利便施設等のまちびらき |
| — | morinekiが日本建築学会賞を受賞。市は視察受入のページも設けている |
| — | 都市再生整備計画の事後評価を市が公表 |
| 令和7年9月議会 | 「大東市公民連携事業の実施に関する方針(北条地域まちづくり第2期事業)」を可決。 特定公民連携事業に決定。推進法人は株式会社コーミン |
つまり北条は「市内で最も安く、かつ市内で最も公的な再生投資が入っているエリア」です。 しかも第1期が完了して終わりではなく、第2期事業が令和7年9月議会で可決された直後という段階にあります。
地価公示のデータも、この二面性をそのまま映しています。
| 標準地 | 区分 | 価格(円/㎡) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 北条一丁目13番10外 | 商業地 | 205,000 | +1.5% |
| 北条一丁目29番21 | 住宅地 | 149,000 | +1.4% |
| 北条六丁目2328番91 | 住宅地 | 71,000 | −1.4% |
同じ「北条」のなかで、一丁目と六丁目の住宅地が2.1倍違います。 一丁目は市内平均139,800円/㎡を上回って上昇(+1.4%)、 六丁目は市内で唯一の大きな下落(−1.4%)で市内最安。 「北条だから安い」のではなく、北条のどこなのかで正反対の評価になっているのが実態です。
そして忘れてはいけないのが、この北条にJR四条畷駅があるということ。 大東市が国に提出した都市再生整備計画の名称が「北条(四条畷駅周辺)地区」で、 区域の所在地は大東市北条三丁目・四丁目、学園町、錦町、北新町。 計画本文は「大阪都心部から電車で約20分という交通至便地」と記しています。 四条畷駅は四條畷市ではなく大東市の駅です(市名は「四條畷市」、駅名は「四条畷駅」で漢字も違います)。
出典:大東市「morinekiプロジェクトまちびらき」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/23726.html / 「北条(四条畷駅周辺)地区 都市再生整備計画 事後評価」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/67485.html /計画PDF //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/41398.pdf / 「北条地域まちづくり第2期事業」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/65457.html
西部では工業地が+8.4%。住宅地の5倍の勢いで上がっている
価格差の話をもう一つ。令和8年地価公示で、大東市の区分別の平均はこうなっています。
| 区分 | 地点数 | 平均価格 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 住宅地 | 17地点 | 139,800円/㎡ | +1.7% |
| 商業地 | 6地点 | 227,333円/㎡ | +2.9% |
| 工業地 | 4地点 | 135,250円/㎡ | +8.4% |
工業地の+8.4%は、住宅地の+1.7%のおよそ5倍です。 個別に見ると新田北町131番1が+9.0%、新田中町87番外が+8.9%、 氷野三丁目305番3が+7.3%。 大東市の用途地域は準工業地域209ha+工業地域145ha=約354ha(市街化区域の約30%)で、 西部にまとまった工業集積があります。
これは住宅の買い手にとって、両面の意味があります。 産業が元気なら雇用と税収は安定します。 一方で住宅地のすぐ隣が準工業・工業地域という場所が、市内に相当あるということでもあります。 大東市の第一種低層住居専用地域は28ha(市街化区域の2.4%)しかありません。 「用途地域が住居系だから静かなはず」という読み方は、大東市では通用しません。 現地で隣地・向かい・裏の現況を確認してください。
「公民連携」を条例にしている市だ、という補助線
morinekiが単発の事業ではないことは、市の制度からも読めます。 大東市には大東市公民連携に関する条例があり、公民連携基本計画も公表されています。 北条地域まちづくり第2期事業は、この枠組みのなかで 「大東市公民連携事業の実施に関する方針」として令和7年9月議会で可決され、 特定公民連携事業に決定しました。推進法人は株式会社コーミンです。 公民連携の事例はほかにもあり、市は深野北小学校の跡地を活用した 「アクティブ・スクウェア・大東」を紹介しています。
公民連携基本計画のなかで、市は自らの強みをこう書いています。
「大阪市都心部に近いのに、飯盛山や市内を複数流れる河川など自然が身近にあります」 (ほかにJR住道駅の利便性、子育て環境の充実、健康寿命の延伸を強みとして明記)
住宅の買い手にとっての意味はシンプルです。 「公的資産を使ってエリアを再生する」という手法を条例と計画で制度化している市なので、 学校跡地・市営住宅・公共施設の周辺は、将来なにかが起きる可能性がほかの市より高い ということになります。 北条がその筆頭で、morinekiは第2期に入ったところです。
出典:大東市「公民連携基本計画」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/1720.html / 「大東市公民連携に関する条例」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/1713.html / 「アクティブ・スクウェア・大東」 //www.city.daito.lg.jp/site/iju/1723.html / 「北条地域まちづくり第2期事業」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/65457.html
実際の成約は、こんな中身です
数字の話が続いたので、実際の成約事例も挙げておきます。 いずれも国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報で、 家タダ自身の取引実績ではありません。
| 種別 | 所在 | 成約価格 | 専有・延床 | 間取 | 築年 | 構造 | 最寄駅・徒歩 | 時期 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マンション | 新田北町 | 2,300万円 | 80㎡ | 4LDK | 2007年 | RC | 住道 22分 | 2026Q1 |
| マンション | 氷野 | 2,200万円 | 75㎡ | 3LDK | 2003年 | SRC | 住道 18分 | 2025Q3 |
| マンション | 新町 | 2,200万円 | 65㎡ | 3LDK | 1996年 | SRC | 住道 5分 | 2025Q2 |
| マンション | 北条 | 2,200万円 | 65㎡ | 3LDK | 1996年 | RC | 野崎 6分 | 2026Q1 |
| 戸建 | 灰塚 | 1,700万円 | 75㎡(土地110㎡) | 5DK | 2001年 | 鉄骨造 | 鴻池新田 15分 | 2025Q3 |
| 戸建 | 野崎 | 1,700万円 | 75㎡(土地100㎡) | 3LDK+S | 2006年 | 木造 | 野崎 10分 | 2025Q2 |
| 戸建 | 南楠の里町 | 1,700万円 | 70㎡(土地115㎡) | 4LDK | 2000年 | 木造 | 四条畷 10分 | 2025Q3 |
| 戸建 | 北条 | 1,700万円 | 60㎡(土地100㎡) | 2LDK | 1987年 | 木造 | 四条畷 10分 | 2025Q3 |
気づいていただきたいのは、北条のマンション(野崎駅徒歩6分・RC・1996年築・65㎡)が 2,200万円で成約している一方で、北条の町丁目別中央値は770万円だということ。 同じ「北条」という町名のなかに、2,200万円の物件と、 中央値を770万円まで押し下げる価格帯の物件が同居しています。 町名や市名で相場を語ると、いちばん間違えるのが大東市です。 地価公示でも北条一丁目149,000円/㎡と北条六丁目71,000円/㎡で2.1倍の差がありました。 丁目・番地・接道・区域指定まで下りて初めて、その物件の価格が妥当かどうか判断できます。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・大東市195件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 延床・土地面積は公表値を四捨五入した区分値です。
まとめ:大東市は「市内のどこか」で結論が変わる市
大東市の住宅地の平均価格は、大阪府内で住宅地の標準地が3地点以上ある 69市区町村のうち37位、大阪市24区と堺市7区を除いた38市のなかでは12位です。 平均で見ればちょうど真ん中あたり。 ところがその平均の内側に、2.9倍(公示)・4.3倍(成約)の開きが入っています。
確認すべきことは、市の資料からはっきり決まります。
- その物件は市街化区域か、市街化調整区域か(調整区域は約640ha・市域の約35%)
- 土砂災害警戒区域(120箇所)・特別警戒区域(102箇所)にかかっていないか
- 立地適正化計画の居住誘導区域の内か外か(区域外は届出義務と罰則あり)
- 山麓なら擁壁の状態、西部なら隣地の用途地域と現況
この4点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。
空から見た、この50年の大東市
大東市は昭和31年(1956年)に住道町・四条町・南郷村の2町1村が合併して誕生しました。そこからの20年は、府下でも屈指の急変でした。市の公式資料は「昭和31年(1956年)〜昭和50年(1975年)に人口約3万人→約111,000人」「20年前に比べるとそれぞれ3.7倍、3.9倍という驚異的な値」と記しています。土地区画整理事業が行われたのは昭和37〜41年/昭和46〜54年/平成5〜13年、住宅市街地総合整備事業が平成8〜24年。つまりいまの大東市の市街地の骨格は、高度経済成長期に一気に形づくられたものです。左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲(住道・野崎の周辺)です。江戸時代に深野池を干拓してできた平野が、どこまで埋まり、山麓のどこで市街地が止まっているかが見えます。












出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28728〜28730・y13010〜13011)で切り出しています。
05大東市を6に分けて考える(エリアガイド)
大東市の都市計画マスタープラン(令和4年12月改訂)は、市域を西北部・西南部・中央北部・中央南部・東北部・東南部・山地部の7地域に区分し、将来都市像を「地域がつながる 魅力を伝える 未来へ届ける 幸せのまち大東」としています。ただし各地域にどの町丁目が含まれるかは、マスタープラン本編・概要版のいずれにも記載がありません(未取得)。そこで本ページでは、公式に位置づけが確定している3つの駅(住道=中心商業・業務拠点/野崎・四条畷=地域商業・業務拠点)と、立地適正化計画の都市機能誘導区域3拠点を軸に、地価公示17地点と成約データ195件を重ねて6エリアに整理します。
住道駅周辺(中心商業・業務拠点)(最寄駅:住道)
都市計画マスタープランが「中心商業・業務拠点」と位置づけた市の中心。立地適正化計画の都市機能誘導区域でも筆頭に挙げられ、「中・大規模商業施設、市役所、保育施設など行政・商業機能」を誘導する区域とされています。成約中央値は2,400万円(77件・平均徒歩13分)で市内の駅別トップ。成約195件のうち約4割がこの駅を最寄りとしており、大東市でいちばん取引が動いているエリアです。地価公示の商業地では住道一丁目が202,000円/㎡(+0.5%)、同じ駅勢圏の浜町が350,000円/㎡(+4.5%)で市内の商業地最高、赤井二丁目が230,000円/㎡(+3.1%)。市役所もこのエリアにあり、行政・商業・交通の3つが重なる唯一の場所です。
大野・氷野・三箇・深野(住道駅の北〜東)(最寄駅:住道・野崎)
成約ベースの町丁目別で市内最高値が並ぶエリアです。大野3,300万円(12件・平均66㎡)、氷野2,600万円(13件・平均77㎡)、三箇2,000万円(17件・平均75㎡)。地価公示の住宅地でも氷野二丁目153,000円/㎡(+4.1%)、深野北一丁目145,000円/㎡(+2.1%)、三箇三丁目139,000円/㎡(+3.0%)と市内平均139,800円/㎡を上回る水準です。商業地では大野一丁目が218,000円/㎡(+3.8%)。三箇は戦国時代に深野池に浮かぶ島にあった三箇城(「幻の城」)の地で、城主はキリシタンとなり教会を建てたと市の歴史ページが記しています。同じ三箇でも三箇五丁目は111,000円/㎡(+2.8%)と丁目による差があり、町名だけで判断せず丁目単位で見るべきエリアです。
野崎駅周辺(地域商業・業務拠点)(最寄駅:野崎)
マスタープランの「地域商業・業務拠点」で、立地適正化計画の都市機能誘導区域では「中規模商業施設」が誘導施設です。成約中央値は1,650万円(64件・平均徒歩14分)で、成約件数は住道駅に次ぐ2位。市の歴史ページは「野崎参りなど都市部との行き来も盛んになっていき」と記しており、古くからの参詣地として人の流れがあった場所です。注意したいのは駅の東西で条件が大きく変わること。地価公示では野崎三丁目が96,400円/㎡(−0.6%)と市内で数少ない下落地点で、大阪府の土砂災害警戒区域の指定一覧でも野崎地区に区域があります。平地側と山側で、同じ「野崎」でも評価が分かれます。
北条・四条畷駅周辺(morinekiの地区)(最寄駅:四条畷)
JR四条畷駅があるのはこのエリアです。四條畷市ではなく大東市北条です。成約中央値は町丁目別で北条770万円(30件・平均69㎡)と市内最安、駅別でも四条畷駅890万円(26件)で市内最安。地価公示でも北条六丁目が71,000円/㎡(−1.4%)で市内の住宅地最安値です。ところが同じ北条でも北条一丁目は149,000円/㎡(+1.4%)で市内平均を上回り、商業地の北条一丁目は205,000円/㎡(+1.5%)。同じ町名のなかで2.1倍の差がついています。そして大東市が最も再生投資を集中させているのがこのエリアです。市は「全国初の官民連携による市営住宅の建替え・再開発プロジェクト」として北条まちづくりプロジェクト(morineki)を進め、令和3年3月13日に借上公営住宅棟・公園・生活利便施設等のまちびらきを行いました。日本建築学会賞も受賞しています。詳しくは04章で扱います。
諸福・新田・灰塚・御領・川中新町(西部)(最寄駅:住道・鴻池新田・門真南)
大阪市・東大阪市・門真市に接する市の西側。用途地域では準工業地域209ha+工業地域145haという市の工業集積がこの方面にあります。成約は諸福2,350万円(12件・平均71㎡)、灰塚1,750万円(10件・平均78㎡)、川中新町1,200万円(7件・平均76㎡)。地価公示の住宅地では諸福五丁目154,000円/㎡(+0.7%)、灰塚四丁目133,000円/㎡(+0.8%)、御供田三丁目132,000円/㎡(+1.5%)。注目したいのは工業地の伸びで、令和8年地価公示の工業地4地点の平均は135,250円/㎡・前年比+8.4%。新田北町131番1が+9.0%、新田中町87番外が+8.9%、氷野三丁目305番3が+7.3%と、住宅地(+1.7%)を大きく上回って上がっています。住宅を買うときは、隣地・向かいの現況(工場・倉庫・物流施設)を必ず現地で確認してください。
中垣内・寺川・龍間(東部山麓・山地部地域)(最寄駅:野崎・四条畷)
生駒山系の山麓にあたるエリア。マスタープランの山地部地域は「生駒山系の地域資源と生活が調和する緑豊かな地域」と位置づけられ、飯盛城跡の活用が重点施策に掲げられています。寺川周辺には私立中高・大学が集まる学術・研究エリアがあり、東南部地域の方針は「学園都市としての顔と郊外型居住環境」です。成約では寺川780万円(9件・平均97㎡と市内で最も広い)。地価公示では中垣内三丁目が78,200円/㎡(−0.4%)。一方で商業地の中垣内五丁目は159,000円/㎡(+3.9%)と上昇しています。このエリアは市街化調整区域と土砂災害(特別)警戒区域が重なる範囲を含みます。大字龍間地内の約7.0haには龍間地区地区計画(令和2年10月1日決定)がかかり、敷地150㎡以上・高さ10m以下・壁面後退1.0m以上・緑化率20%以上・勾配屋根というルールのもとで住宅を建てられるようになっています。
※エリア区分と各エリアの記述は、大東市・大阪府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。
06大東市の交通
鉄道
大東市内の鉄道駅はJR片町線(学研都市線)の住道・四条畷・野崎の3駅です。市の都市計画マスタープランは、住道駅を「中心商業・業務拠点」、野崎駅と四条畷駅を「地域商業・業務拠点」と位置づけています。立地適正化計画の都市機能誘導区域も、この3駅の周辺に設定されています。3駅とも同じ路線の1本の線上に並んでいるため、大東市の住宅地は「JR学研都市線からの距離」でほぼ整理できるのが特徴です。なお四条畷駅は大東市北条にあります。四條畷市ではありません。市名は「四條畷市」、駅名は「四条畷駅」で漢字も異なります。
| 駅 | 路線 | 1日平均乗降人員 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 住道 | JR片町線(学研都市線) | 27,112人 | 大東市の中心商業・業務拠点(都市計画マスタープラン)。立地適正化計画でも都市機能誘導区域の筆頭で、「中・大規模商業施設、市役所、保育施設など行政・商業機能」を誘導する拠点とされています。成約中央値は2,400万円(77件・平均徒歩13分)で市内最高。成約件数195件のうち77件(約4割)がこの駅を最寄りとしています |
| 四条畷 | JR片町線(学研都市線) | 16,178人 | 駅の所在地は大東市北条です。四條畷市ではありません。市が国に提出・公表した都市再生整備計画の名称が「北条(四条畷駅周辺)地区」で、区域の所在地は大阪府大東市北条三丁目・四丁目、学園町、錦町、北新町(面積6.5ha)。計画本文は本地区内に「JR四条畷駅」が位置し「大阪都心部から電車で約20分という交通至便地」と記しています。都市計画マスタープランの位置づけは地域商業・業務拠点、立地適正化計画の都市機能誘導区域では「教育文化施設(幼稚園〜大学)、中規模商業施設」。成約中央値は890万円(26件・平均徒歩11分)で市内で最も安い |
| 野崎 | JR片町線(学研都市線) | 9,562人 | 都市計画マスタープランの位置づけは地域商業・業務拠点、立地適正化計画の都市機能誘導区域では「中規模商業施設」。市の歴史ページは「野崎参りなど都市部との行き来も盛んになっていき」と記しており、古くからの参詣地です。成約中央値は1,650万円(64件・平均徒歩14分)で、成約件数は住道駅に次ぐ2番目 |
※大東市内のJRの駅は住道・四条畷・野崎の3駅です(すべてJR片町線/学研都市線)。このうち四条畷駅は大東市北条にあります。隣の四條畷市ではありません。市名は「四條畷市」、駅名は「四条畷駅」と漢字の表記も異なります。大東市が国に提出した都市再生整備計画「北条(四条畷駅周辺)地区」(区域6.5ha)の所在地が大東市北条三丁目・四丁目、学園町、錦町、北新町であることで確定しています。物件広告で「四条畷駅徒歩○分」と書かれていても、住所は大東市というケースが普通にありますのでご注意ください。
数値は大東市統計書 令和4年版 第7章「JR各駅乗客数」(出典:西日本旅客鉄道株式会社調べ)の令和4年度の年間乗客数(住道9,896千人/四条畷5,905千人/野崎3,490千人)を365日で割った1日平均を当方が算出したものです。乗車人員であって、乗降の合計ではありません。参考までに平成31(令和元)年度は住道11,346千人/四条畷6,767千人/野崎4,053千人、令和2年度は住道8,974千人/四条畷5,369千人/野崎2,914千人で、いずれの駅もコロナ禍前の水準には戻っていません。JR西日本の公式サイトの駅別乗降人員ページは取得できなかったため、市の統計書が「西日本旅客鉄道株式会社調べ」として掲載した数値を採用しています。令和5年度以降の数値は、市統計書が令和4年版までのため確認できていません(未取得)。
道路
市内を通る幹線道路については、大東市の公式サイトに道路名をまとめたページを見つけられませんでした(未取得)。本ページでは、推測にもとづく道路名・インターチェンジ名の記述は載せていません。幹線道路へのアクセスを重視される方は、現地と地図で必ずご確認ください。
道路の代わりに押さえておきたいのが地形です。市公式は「東部は急峻な生駒山系の山間地。中部から西部にかけては沖積による低湿地平野」で、その比率をおおよそ1:2としています。東西7.5km・南北4.1kmという市域のうち、東の3分の1は山です。平野部は自転車で市内をほぼ横断できる平坦さですが、山麓(龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の山側)に入ると勾配が一気に変わります。市は「擁壁の適切な維持管理について」という独立したページを設けており(//www.city.daito.lg.jp/soshiki/69/67871.html )、傾斜地の擁壁が市の課題であることがうかがえます。山麓の物件では、擁壁の状態・築年・高さ・検査済証の有無を必ず確認してください。
市外の駅が最寄りになる物件もあります
大東市の成約データ(直近4四半期・195件)を最寄駅ごとに見ると、市内3駅のほかに鴻池新田駅(24件・中央値2,200万円・平均徒歩14分)と門真南駅(4件・中央値1,250万円・平均徒歩24分)が出てきます。これらは大東市内の駅ではありません。大東市公式が市内の駅として挙げているのは住道・四条畷・野崎の3駅のみです。住所は大東市でも最寄駅が市外、というケースはあります。広告の「最寄駅」と「住所」は別物として確認してください。
| 最寄駅 | 成約件数 | 成約中央値 | 平均徒歩 | 市内/市外 |
|---|---|---|---|---|
| 住道 | 77件 | 2,400万円 | 13分 | 大東市内 |
| 野崎 | 64件 | 1,650万円 | 14分 | 大東市内 |
| 四条畷 | 26件 | 890万円 | 11分 | 大東市内(北条) |
| 鴻池新田 | 24件 | 2,200万円 | 14分 | 市外の駅 |
| 門真南 | 4件 | 1,250万円 | 24分 | 市外の駅 |
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・大東市195件)。市内の駅の一覧は大東市都市計画に関する基本的な方針(令和4年12月改訂)および大東市統計書 令和4年版 第7章によります。
07大東市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」
大阪市内の物件を探していた方が、府下の市に範囲を広げたときに最初につまずくのがこれです。 大阪市はほぼ全域が市街化区域ですが、府下の市には市街化調整区域が広く残っています。 大東市は市域約1,827haのうち約1,187ha(約65%)が市街化区域で、市街化調整区域は約640ha(約35%)あります。都市計画マスタープランは、調整区域について「市域東側の山地部及びその周辺に土砂災害(特別)警戒区域や災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域)が指定されている」と記しており、調整区域のおよそ全部が生駒山系の東部山麓(龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の山側)に集まっています。門真市のように市域の97.5%が市街化区域という市とは対照的で、大東市では「その物件が市街化区域か調整区域か」で建築・ローン・毎年の税金がはっきり変わります。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 1,187 ha | 65.0% |
| 市街化調整区域 | 640 ha | 35.0% |
| 合計(都市計画区域) | 1,827 ha | 100.0% |
※区域区分の決定・変更:決定・変更年月日は市・府いずれの公表資料からも確認できていません(未取得)
市街化調整区域だと何が起きるか
- 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
- 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
- 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
- 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い
都市計画税(税率0.3%)が課されるのは、市の公式表現で「都市計画法で定める市街化区域内に所在する土地または家屋の所有者」です。つまり東部山麓の市街化調整区域(約640ha)の物件には都市計画税がかかりません。市街化区域の物件は固定資産税1.4%と合わせて1.7%になります(大東市「固定資産税・都市計画税とは」)。ただし調整区域は原則として建築を目的とした開発ができず、「税が安い」ことと「買ってよい」ことは別の話です。
調べ方(ご自身でも確認できます)
- 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
- 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
- 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する
※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。
大東市の市街化調整区域(約640ha)はどこにあるか
大東市の都市計画マスタープランは、市域東側の山地部およびその周辺に土砂災害(特別)警戒区域や災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域)が指定されていると記しています。大阪府の土砂災害警戒区域の指定一覧で大東市の区域が分布しているのは龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の各地区で、いずれも生駒山系の東部山麓です。市街化調整区域約640haは、おおむねこの範囲と重なります。
個別の物件がどちらの区域かは、必ず一次情報で確認してください。市は用途地域検索・都市計画図閲覧のページを設けています(//www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1645.html )。重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄でも確認できます。
龍間地区は「調整区域だけど建てられる」例外です
大東市大字龍間地内の約7.0haには、令和2年10月1日決定の「龍間地区地区計画」(大東市告示第112号)がかかっています。これは市街化調整区域の山麓で、ルールに合う建物なら住宅を建てられるようにした地区計画です。市の公式説明は次のとおりです。
「人口減少と高齢化が進行していることから、平成27年より、地元の皆さんとまちづくりの手法について検討を進めてきました。」
「良好な住環境や景観を守るため、建物を建てる際のきめ細かなルールを地域の皆さんと定め、ルールに合った建物であれば地域の方も地域以外の方も住宅などを建てることができるよう」
| 項目 | 龍間地区地区計画の制限 |
|---|---|
| 用途の制限 | 住宅、住宅兼用の事務所・店舗、150㎡以下の店舗・飲食店(3階以上を除く)に限定 |
| 敷地面積の最低限度 | 150㎡以上(既存不適合の土地には例外措置) |
| 建築物の高さの最高限度 | 10m以下 |
| 壁面の位置の制限 | 敷地境界線までの距離 1.0m以上(軒高2.3m以下かつ床面積5㎡以内の物置等は除く) |
| 形態・意匠 | 「勾配屋根を基本とし周囲の集落や自然環境と調和する形態意匠」 |
| 容積率/建蔽率/緑化率 | 150%/60%/緑化率20%以上 |
敷地150㎡(約45坪)以上・高さ10m以下・壁面後退1.0m・緑化率20%以上・勾配屋根。平地部の分譲地の感覚で土地を買うと、建てられる家の形が変わります。そのぶん、街並みが崩れにくいという意味でもあります。
市内の地区計画はこの龍間地区と、深野三丁目地区地区計画(約1.5ha・平成28年3月30日決定/大東市告示第274号)の2地区だけです。深野三丁目地区については、市公式で計画書・計画図が公開されていますが、建築制限の具体的な内容は本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。該当区域の物件を検討される場合は、市の都市政策担当か重要事項説明書でご確認ください。
調整区域かどうかは、この3つで確認できます
大東市は市域の約35%が市街化調整区域なので、「調整区域かどうか」を最初に確認する習慣をつけておくと物件選びが速くなります。
- 市の用途地域検索・都市計画図閲覧(//www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1645.html )で住所から区域を確認する
- 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い(大東市は都市計画税の課税対象を「市街化区域内に所在する土地または家屋の所有者」と明記しています)
- 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する。あわせて土砂災害防止法にもとづく制限の欄も必ず読む
大東市の場合、調整区域は生駒山系の東部山麓に集まっており、土砂災害(特別)警戒区域や災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域)と重なります(都市計画マスタープラン)。「調整区域だから安い」ではなく、「調整区域であり、かつ土砂災害区域であり、かつ居住誘導区域の外である」から安い、という重なりで価格がついている点を理解しておいてください。
出典:大東市「地区計画」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1637.html /龍間地区地区計画 計画書 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/12021.pdf /大東市都市計画に関する基本的な方針(令和4年12月改訂)
08大東市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)
購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。
| 税目 | 税率 | 課税対象 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% | 市街化区域・市街化調整区域を問わず課税 |
| 都市計画税 | 0.3% | 市街化区域内の土地・家屋のみ |
| 合計(市街化区域) | 1.7% | 課税標準額に対して |
市の公式本文は、固定資産税を「固定資産税課税標準額×税率(1.4/100)」、都市計画税を「都市計画税課税標準額×税率(0.3/100)」と定めています。都市計画税の課税対象は「都市計画法で定める市街化区域内に所在する土地または家屋の所有者」。つまり市街化調整区域(約640ha・市域の約35%)の物件には都市計画税がかかりません。大東市は府下でも調整区域の比率が高い市なので、「都市計画税がゼロになる選択肢が現実に存在する」市だと言えます。ただしその区域は生駒山系の東部山麓で、土砂災害警戒区域と重なり、原則として建築を目的とした開発ができません。ランニングコストの安さだけで判断しないでください。
課税標準は原則として固定資産課税台帳に登録された価格(評価額)です。住宅用地には課税標準の特例(小規模住宅用地は固定資産税で評価額の1/6、都市計画税で1/3)が適用されます。なお免税点は、同一人が市内に所有する資産ごとの課税標準額の合計で判定されます。
免税点
同一人が大東市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。
| 区分 | 免税点 |
|---|---|
| 土地 | 300,000円 |
| 家屋 | 200,000円 |
| 償却資産 | 1,500,000円 |
※納期:年4期。第1期 5月31日まで/第2期 7月31日まで/第3期 9月30日まで/第4期 12月25日まで(納期限が土日祝の場合は翌平日)/賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に課税
※税率・免税点は大東市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。
09大東市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)
大東市は学校選択制を実施していません(指定校制)。住所地によって通う小学校・中学校が決まります。大阪市24区は学校選択制があるため「同じ区の中で学校を選ぶ」ことができますが、大東市では住所そのものが学校を決めるため、物件選びの段階で通学区域を確認しておく重要度が上がります。大東市は通学区域(校区)を居住地で決めており、市公式の本文は「児童の居住地(実際の生活実態が認められるところ)と住民票の登録地が異なる場合は、居住地に基づき学校区が決まります」「万が一、異なる方は、住民基本台帳法に基づき、早くに居住地と住民票の登録を一致させてください」と明記しています。さらに指定校変更のページは、認められない理由として「特定の小中学校・高等学校への指向」「学校の施設・設備などへの不満」「転校先への不安、在籍校・友人への愛着」「教育方針に対する不満」を挙げており、「行きたい学校を選ぶ」という申し出は制度上できません。大東市の市立小学校は12校、市立中学校は8校です。
指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)
指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。
| 許可される事由 | 内容 |
|---|---|
| 最終学年の住所移転 | 小学6年生・中学3年生が転居・転出した場合。最終学年終了まで、それまで通っていた学校に通うことが認められます。 |
| 学期内の住所移転 | 学期の途中で転居した場合。各学期末まで、それまでの学校に通えます。 |
| 転居予定の事前就学 | 学期末までに新しい校区への転入が確定している場合に、先に転居先の校区の学校へ通うことが認められます。購入と入学のタイミングが重なる方に直接関係する事由です。 |
| 家屋新改築に伴う仮住まいからの通学 | 建替え等で一時的に校区外へ仮住まいする場合。概ね6か月以内が目安です。 |
| 保護者の入院等による一時的な住所移転 | 必要な期間について認められます。 |
| 住民票のみ異動させた場合など | 実際の生活実態が別の場所にある場合の取扱いです。大東市は「居住地に基づき学校区が決まる」ことを明記しているため、住民票と生活実態のずれは早期に解消するよう求められます。 |
| 公共事業に伴う住所移転 | 道路等の公共事業で住所を移した場合に認められます。 |
| 特に教育的配慮を要する場合 | 「特に教育的配慮を要するものでやむを得ないと認められる場合」。ただし市は「上記の内容は許可可能な事由であり、必ず許可出来るものではありません」と明記しています。 |
※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は大東市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。
子育て支援は「市町村ごとに」違う
こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。大阪市内での区選びには無かった比較軸です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| こども医療費助成の対象 | 18歳に到達した年度末日まで |
| 所得制限 | 市の公式ページに所得制限の記載はありません(「所得制限なし」と市が明記しているわけではないため、必ず市にご確認ください) |
| 一部自己負担 | 1日につき最大500円の自己負担。月2日限度で、1か月2,500円が上限 |
| 保育所等の待機児童数 | 0人(令和6年度4月1日時点(年度当初)。平成30年度から年度当初0人を継続) |
大東市で学区を見るときの注意点
大東市に学校選択制はありません。通学校は居住地(実際の生活実態が認められるところ)で決まります。市の指定校変更のページは、認められない理由として「特定の小中学校・高等学校への指向」をはっきり挙げています。つまり「この中学校に通わせたい」という理由だけでは変更は通りません。学校を選びたいなら、物件のほうで選ぶことになります。
一方で、「学期末までに新しい校区への転入が確定している場合」の事前就学と、「家屋新改築に伴う仮住まいからの通学(概ね6か月以内)」は事由として明示されています。購入・建築のタイミングが入学や進級と重なる方は、早めに市教育委員会へ相談しておくと選択肢が広がります。
給食費が小中とも0円、というのは大きい
大東市は市立小中学校の給食費を恒久的に無償化しています。年額換算相当額は市の資料で小学生 約52,000円/中学生 約57,000円。小学校6年間と中学校3年間を単純に足すと約46万円です。住宅ローンの返済額に換算して考えると、月あたり4,000円強の固定費が9年間ずっと不要になる計算になります。市のアンケートでも「経済的負担が軽減した」が93.39%、「今後も無償化の継続を望む」が98.24%でした。
保育については、市が「平成30年度から年度当初における待機児童0人を達成している」と明記しています。ただし公表されている令和6年度の数値は4月0人・3月17人で、年度途中の入所は0人ではありません。年度途中の転入・育休復帰を予定している方は、物件を決める前に保育幼稚園課へ空き状況を確認しておくことをおすすめします。
出典:大東市「令和7年度の学校給食費」//www.city.daito.lg.jp/site/kosodate/62765.html /「子ども医療費助成制度」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/62/56317.html /「待機児童ゼロのまちの取り組み」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/62/1134.html /「市立小学校・中学校区一覧表」 //www.city.daito.lg.jp/site/kosodate/3088.html /「指定校変更・区域外就学について」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/45/1212.html
10大東市で家を買う前に必ず確認したい点
1|まず住所を確認してください。四条畷駅は大東市です
大東市の物件を探すときに、最初につまずくのがここです。 JR片町線(学研都市線)の四条畷駅は、大東市北条にあります。隣の四條畷市ではありません。 市名は「四條畷市」、駅名は「四条畷駅」と、漢字の表記まで異なります。
これは推測ではありません。大東市が国に提出・公表した都市再生整備計画の名称が 「北条(四条畷駅周辺)地区」で、その計画区域の所在地は 大阪府大東市北条三丁目、四丁目、学園町、錦町、北新町(面積6.5ha)と明記されています。 計画本文には、本地区内に「JR四条畷駅」が位置し 「大阪都心部から電車で約20分という交通至便地」であることも書かれています。
実務上、何が変わるか。 固定資産税・都市計画税の課税団体、学区、子ども医療費助成、給食費、ハザードマップ、 立地適正化計画の届出先 ―― これらはすべて「四條畷市」ではなく「大東市」のルールが適用されます。 広告の「四条畷駅徒歩○分」だけを見て市を取り違えると、前提が丸ごと変わります。 必ず物件の住所(市名・町名・丁目)で確認してください。
出典:大東市「北条(四条畷駅周辺)地区 都市再生整備計画」 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/41398.pdf /事後評価 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/6/67485.html
2|土砂災害警戒区域120箇所・特別警戒区域102箇所
大阪府の指定で、大東市は土砂災害警戒区域120箇所・土砂災害特別警戒区域102箇所 (最新告示日令和6年10月18日・枚方土木事務所管轄)。 現象は急傾斜地の崩壊が大多数で、土石流が一部(鍋田川・谷田川ほか)。地すべりは確認されていません。 指定が分布しているのは龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の各地区で、 指定の時期は平成18年から令和6年10月18日にわたります。
警戒区域120に対して特別警戒区域が102。 大東市の場合、イエローゾーンに入っていれば レッドゾーンでもある可能性が高いという構成になっています。 特別警戒区域では居室を有する建築物の構造規制と開発許可がかかり、 金融機関の担保評価や将来の建替え可能性に直接影響します。
確認は次の3つでできます。
- 大阪府の大東市の指定一覧(Excel/PDF)で地区・箇所を確認する
- 大阪府土砂災害防災情報ポータル(//www.osaka-dosya-portal.net/Map/Index?lang=ja )で地図から確認する
- 重要事項説明書の「宅地造成等規制法・土砂災害防止法にもとづく制限」欄を確認する
出典:大阪府「土砂災害防止法に基づく区域指定」 //www.pref.osaka.lg.jp/damusabo/dosyahou/d_sitei.html / 大東市分一覧 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/2844/14_daitou.pdf / 大東市「土砂災害防止法」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/69/3043.html
3|居住誘導区域の外だと、着工30日前の届出が要る
大東市は立地適正化計画を平成30年1月31日に公表(運用開始)し、令和5年3月に改訂しています。 居住誘導区域は市街化区域内の大部分ですが、 「土砂災害特別警戒区域界 または 災害危険区域界」が除外されています (誘導区域図の凡例に全図共通で記載)。市街化調整区域は当然に対象外です。
居住誘導区域の外で次の行為を行う場合、着手の30日前までに市への届出が必要です。
- 3戸以上の住宅の建築
- 1〜2戸でも、1,000㎡以上の開発行為
未届出・虚偽の届出には30万円以下の罰金があります。 建売の購入であれば届出義務を負うのは事業者側ですが、 「その土地が居住誘導区域の外である」という事実自体が、 市の将来の投資方針を示すシグナルです。購入判断の材料として必ず確認してください。
出典:大東市「立地適正化計画」 //www.city.daito.lg.jp/site/iju/1654.html / 「立地適正化計画に基づく届出」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1655.html
4|大東市の最低敷地面積は「100㎡/70㎡」です
大東市開発指導要綱(令和3年4月1日改正)の別表第2は、 敷地面積等の最低限度を次のように定めています。これは市独自のルールです。
| 区分 | 最低限度 |
|---|---|
| 第一種低層住居専用地域の1戸建住宅 | 100㎡以上 |
| その他の地域の1戸建住宅・長屋住宅 | 70㎡以上 |
| 共同住宅(世帯向け)1住戸の床面積 | 55㎡以上 |
| 共同住宅(単身向け)1住戸の床面積 | 25㎡以上 |
| 龍間地区地区計画の区域内(参考) | 150㎡以上 |
ただし要綱には適用除外があります。 「1戸建住宅及び長屋住宅を目的とした開発行為で、当該住宅の計画戸数が3戸未満のもの」は対象外です (国・地方公共団体の開発、敷地増加を伴わない建替え・増築も同様)。 届出対象は住宅10戸未満または開発面積500㎡未満です。
要綱のその他の主な基準も挙げておきます。
- 第19条(公園):「開発区域の面積が0.3ヘクタール以上の開発行為について、 開発者は、開発区域の面積の3パーセント (開発区域の面積の3パーセントが100平方メートルに満たない場合にあっては、100平方メートル) 以上の面積の公園を設置しなければならない」
- 別表第3(駐車場・駐輪場):共同住宅(単身向け)は自動車0.3台/戸以上・自転車1台/戸以上、 共同住宅(世帯向け)は自動車0.5台/戸以上・自転車1人1台以上。1戸建住宅は敷地内に保管場所。 自動車1台当たり「11.50平方メートル(2.30メートル×5.0メートルを基準とする。)以上」
- 緑化:大東市緑化指導の基準を定める要綱(令和3年要綱第10号)による
- ごみ集積場:大東市ごみ集積場設置に関する要綱(平成14年要綱第83号)による
※施行基準PDFは画像PDFのため本文を抽出できず、 施行基準の詳細数値は確認できていません(未取得)。 出典:大東市「開発指導要綱」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/69/1666.html / 要綱本文 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/28989.pdf
5|開発許可の窓口は、市街化区域と調整区域で違う
大東市の公式ページは、市街化区域について 「土地の区域の面積が500平方メートル以上の開発行為を行う場合は、許可が必要です」と明記し、 500㎡以上は事前協議も必要としています。 平成25年11月1日から、市街化区域の都市計画法29条許可は大東市が担当しています。
いっぽう市街化調整区域の開発許可事務は、引き続き大阪府です (2市以上にまたがる区域も府)。 東部山麓の調整区域の物件を検討する場合、窓口が市ではなく府になる点にご注意ください。
出典:大東市「開発行為の許可等について」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/69/3159.html
6|市域全域が宅地造成等工事規制区域(盛土規制法)
大東市は市域全域が「宅地造成等工事規制区域」に指定されています。 大阪府(政令市・中核市を除く)は 「令和6年4月1日に盛土規制法に基づく規制区域の指定を行いました」と公表しています。 府の本文は「土地の用途にかかわらず、盛土等により人家等に危害を及ぼしうる区域を規制区域として指定」 としています。
日付の混同にご注意ください。 盛土規制法の施行日は令和5年5月26日ですが、 大阪府の区域指定日は令和6年4月1日です。別の日付です。
さらに令和6年4月1日より、宅地造成許可申請の窓口は大東市から 大阪府審査指導課 開発許可グループに変更されています。 市域の3分の1が生駒山系の山という地形なので、 山麓で造成を伴う購入を検討する場合は、必ず手続の確認が必要です。
出典:大阪府「宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)」 //www.pref.osaka.lg.jp/kenshi_shinsa/takuzoukyoka/moridokiseihou.html / 大東市の区域図 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/63072/12_daito.pdf / 大東市「盛土規制法」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/69/3070.html
7|景観計画区域は大東市全域。届出は着手30日前まで
大東市の景観計画区域は市全域(1,827ha)です。 届出が必要になるのは次の場合で、着手する日の30日前までに提出します。
- 建築物・工作物:建築面積1,000㎡超、または高さ15m超
- 開発行為:開発面積1,500㎡超
外壁の基本色にはJISマンセル値の彩度基準があり、 R・YR系は彩度6以下/Y系は彩度4以下/その他は彩度2以下です。 一般的な戸建の新築・建替えは届出規模に達しないことが多いものの、 分譲地の開発やマンションの建築では対象になります。
※風致地区の指定の有無は確認できていません(未取得)。 市の景観計画・景観条例のページには風致地区の記載がなく、「指定なし」とも断定できません。 出典:大東市「景観条例・景観計画」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1651.html / 計画PDF //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/19990.pdf
8|ハザードマップは4種類。全部を住所で見てください
大東市は総合防災マップ(令和7年9月更新)を全戸配布しており、 危機管理室・図書館など8か所にも配架しています。 市公式は「大阪府洪水リスク表示図の想定最大規模降雨(1000年に1度以下)の浸水想定を反映した 水害ハザードマップを掲載しました」(更新 令和7年9月22日)と記しています。
| 種類 | 掲載箇所・内容 |
|---|---|
| 洪水・内水/土砂災害 | 全15区分(P40-69)。索引図P36-37、凡例P38-39。 内水の浸水深区分は1.0m以上/1.0m未満/0.5m未満 |
| ため池 | 決壊時浸水想定(P70-71) |
| 地震 | P16-23。別途「大東市地震ハザードマップ」(令和7年3月作成)あり |
| 浸水継続時間 | 寝屋川・淀川(P34-35) |
索引図から確認できた河川は寝屋川・恩智川、 浸水継続時間図の対象は寝屋川・淀川です。 地震は生駒断層帯・上町断層帯の直下型地震と南海トラフ巨大地震を想定し、 「想定される震度」と「想定される建物被害」の2種類が作られています。 都市計画マスタープランは、南海トラフ地震で市域は震度5強〜6弱が想定されると記しています。
ため池ハザードマップがある市だという点は、意外に見落とされます。 洪水だけでなく、ため池の決壊時浸水想定も物件の住所で確認してください。 なお大東市は内陸市で、総合防災マップに高潮ハザードマップの掲載はありません (目次P1〜P72を確認)。ただし「高潮は非該当」と明記した公式文までは確認できていません。
治水についてもうひとつ。都市計画マスタープランは 「寝屋川は、感潮河川で河道のみの流水処理は困難であるため、 大雨時の雨水を一時的に貯留する深北緑地が大阪府により整備されている」と記しています。 深北緑地は公園であると同時に、治水施設でもあります。
※洪水浸水想定区域の河川管理者の公式明記、および 想定最大規模降雨の具体的数値(mm等)は確認できていません(未取得)。 総合防災マップのPDFが画像PDFで本文を抽出できないためです。 市公式が根拠を「大阪府洪水リスク表示図」と明記している点までが確認済みの事実です。 出典:大東市「総合防災マップ」 //www.city.daito.lg.jp/site/bousai/1498.html / 索引図 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/39908.pdf / ため池 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/39943.pdf / 地震ハザードマップ //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1625.html
9|特定都市河川流域の雨水浸透阻害行為(知事許可)
大東市開発指導要綱第18条第6項は、次のように定めています(逐語)。
「開発者は、特定都市河川浸水被害対策法(平成15年法律第77号)第2条第2項に規定する 特定都市河川流域において、同法第9条に規定する雨水浸透阻害行為を行う場合は、 同条の規定により知事の許可を受けなければならないことに留意し、 雨水の流出を抑制するための対策に努めなければならない。」
市の要綱が自ら、市域が特定都市河川流域に該当し得ることを前提に 「知事の許可」を明記しています。 宅地化や土地の舗装など、雨水が地面にしみこまなくなる行為が対象です。
※特定都市河川「寝屋川流域」の指定年月日、および許可対象となる面積要件(1,000㎡以上等)は 確認できていません(未取得)。大阪府・国土交通省の該当ページが、試行した全URLで取得できませんでした。 制度の適用が要綱で確認できている、というところまでが本ページの記述範囲です。 なお同要綱第18条第3項は、市長が放流先の排水能力等に支障があると認めたときは、 開発区域内に遊水池を設置するか、排水施設管理者と協議のうえ開発者負担で改修すると定めています。 出典:大東市開発指導要綱 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/28989.pdf
10|地区計画は2地区だけ。ただし当たると影響が大きい
大東市の地区計画は2地区だけです。
| 地区計画 | 面積 | 決定 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 深野三丁目地区地区計画 | 約1.5ha | 平成28年3月30日(大東市告示第274号) | 計画書・計画図が市公式で公開されています |
| 龍間地区地区計画 | 約7.0ha | 令和2年10月1日(大東市告示第112号) | 敷地150㎡以上・高さ10m以下・壁面後退1.0m以上・容積率150%・建蔽率60%・緑化率20%以上・勾配屋根 |
数は少ないものの、当たったときの制限は強いです。 とくに龍間地区は敷地150㎡(約45坪)以上・高さ10m以下という制限があり、 建てられる家の形が変わります。 逆に言えば市街化調整区域である龍間で「地域外の方も住宅を建てられる」ようにしたのがこの地区計画で、 市は策定の背景を「人口減少と高齢化が進行していることから、平成27年より、 地元の皆さんとまちづくりの手法について検討を進めてきました」と説明しています。
出典:大東市「地区計画」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1637.html / 龍間地区計画書 //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/12021.pdf
11|用途地域は「中高層が44%・低層専用は2.4%」で読む
大東市の用途地域は、 第二種中高層住居専用地域274ha(23.1%)+第一種中高層住居専用地域250ha(21.0%)= 約524ha・市街化区域の44.1%が中高層住居専用地域です。 いっぽう第一種低層住居専用地域はわずか28ha(2.4%)、 準工業地域209ha+工業地域145ha=約354ha(約30%)。
「静かな戸建だけの住宅街」を制度として守っている区域が、市街化区域の2.4%しかありません。 多くの住宅地では、隣地に中高層の建物が建ちうるのが前提です。 日照・眺望・プライバシーを重視される方は、 用途地域の名前ではなく、隣地の現況と用途地域を面で確認してください。 市は用途地域検索・都市計画図閲覧のページを設けています (//www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/1645.html )。
家タダでは、ご検討中の物件について 用途地域・接道・再建築の可否・区域区分・土砂災害区域・地区計画の有無を契約前に無料で調査します。 気になる物件のURLをLINEでお送りください。
出典:大東市「用途地域を調べてみませんか」 //www.city.daito.lg.jp/soshiki/66/17889.html / 大東市都市計画に関する基本的な方針(令和4年12月改訂) //www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/26659.pdf
11大東市の成り立ち ― 市名の由来は「光は東方より」。北河内の東部だから、ではありません
大東市の市名の由来は、しばしば誤解されています。 「北河内の東部にあるから大東」という説明を見かけますが、 大東市の公式資料にその記載はありません。 市公式「大東市のシンボル」に書かれている由来は、次のとおりです。
「過去の栄光と将来への明確な展望を『光は東方より』のことわざに託して 『大東市』と命名されました」
「Ex Oriente Lux ― 光は東方より」。 このことわざに、過去の栄光と将来への展望を託した名前です。 地理的な位置の説明ではなく、理念から付けられた市名だということになります。 本ページでは、公式に確認できたこの由来のみを記載しています。
昭和31年、2町1村の合併で誕生した
市公式「大東市のおいたち」は 「昭和31年(1956年)2町1村の合併で大東市が誕生します」と記しています。 合併したのは住道町・四条町・南郷村。 「大東市のシンボル」のページでは「大東市は1956年4月、住道・四条町・南郷村が合併して誕生しました」 と書かれています。
※市公式の2ページで粒度が異なるため、 市制施行の正確な年月日(日まで)は本ページでは断定していません。 令和8年時点で市は市制70周年記念ロゴを掲出しており、1956年起算と整合します。
市章は公募により決定し、1956年8月に制定。 市の木はサンゴジュ(防火樹。実が赤く熟し珊瑚のように見えることから命名)、 市の花は菊。いずれも1971年10月の制定です。
大和川のつけかえと、深野池の新田開発
いまの大東市の平野部は、もともと池でした。 1704年の大和川つけかえにともなって、深野池・新開池の干拓が可能になります。 市公式は「深野池の新田開発は本願寺難波別院が中心となり、 各地からの開拓民の参加によって進められ」と記しています。
「深野」「深野北」「三箇」「川中新町」「新田本町」といった町名は、 この干拓と新田開発の記憶をそのまま残しているものです。 そして市域を流れる寝屋川は感潮河川で、河道のみでは流水処理が難しいため、 大雨時の雨水を一時的に貯留する深北緑地が大阪府によって整備されています (都市計画マスタープラン)。池を干拓した土地の治水は、いまも続いている課題です。
飯盛城と三箇城 ― 三好長慶と「幻の城」
戦国時代、大東市の生駒山麓には三好長慶の居城となった飯盛城がありました。 その支城が、深野池に浮かぶ島にあった三箇城です。 市公式は、三箇城の城主が「キリシタンとなりこの地に教会を建設」したと記し、 三箇城を「幻の城」と呼んでいます。
現在の都市計画マスタープランでも、 山地部地域の重点施策として飯盛城跡の活用が位置づけられています。 山地部地域のまちづくり方針は 「生駒山系の地域資源と生活が調和する緑豊かな地域」で、 「自然資源等、周辺環境と調和を図りながら、地域の活性化や観光・交流の拠点となるような土地利用の誘導」 が掲げられています。
野崎参り
市公式「大東市のおいたち」は 「野崎参りなど都市部との行き来も盛んになっていき」と記しています。 JR野崎駅の名も、この参詣地に由来します。
※野崎観音の寺号「慈眼寺」の公式記載は、大東市のサイトでは確認できませんでした(未取得)。 本ページでは市公式が用いている「野崎観音/野崎参り」の表記に統一しています。
20年で人口3.7倍。市街地の骨格は高度経済成長期にできた
大東市の人口は、昭和31年(1956年)〜昭和50年(1975年)の20年間で 約3万人から約111,000人になりました。 市公式は「20年前に比べるとそれぞれ3.7倍、3.9倍という驚異的な値」と記しています。
この時期に行われたのが土地区画整理事業で、 実施期間は都市計画マスタープランによると昭和37〜41年/昭和46〜54年/平成5〜13年。 住宅市街地総合整備事業は平成8〜24年です。 いまの大東市の市街地の骨格は高度経済成長期に一気に形づくられ、 現在はその更新期にあたるということになります。 北条まちづくりプロジェクト(morineki)は、その更新のいちばん先端にある事業です。
年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 戦国時代 | 三好長慶の居城となった飯盛城。支城の三箇城は深野池に浮かぶ島にあり、 城主はキリシタンとなり教会を建設した(「幻の城」) |
| 1704年 | 大和川つけかえにともない、深野池・新開池の干拓が可能になる。 深野池の新田開発は本願寺難波別院が中心となって進められた |
| 昭和31年(1956年) | 住道町・四条町・南郷村の2町1村が合併し、大東市が誕生(人口 約3万人) |
| 1956年8月 | 市章を制定(公募により決定) |
| 昭和37〜41年/昭和46〜54年 | 土地区画整理事業(都市計画マスタープラン記載) |
| 1971年10月 | 市の木=サンゴジュ、市の花=菊を制定 |
| 昭和50年(1975年) | 人口が約111,000人に(20年前比3.7倍・3.9倍) |
| 平成5〜13年 | 土地区画整理事業 |
| 平成8〜24年 | 住宅市街地総合整備事業 |
| 平成18年〜 | 土砂災害警戒区域・特別警戒区域の指定が始まる(大阪府) |
| 平成25年11月1日 | 市街化区域の都市計画法29条許可を大東市が担当するようになる |
| 平成28年3月30日 | 深野三丁目地区地区計画を決定(約1.5ha/大東市告示第274号) |
| 平成30年1月31日 | 立地適正化計画を公表(運用開始) |
| 平成30年度〜令和3年度 | 都市再生整備計画「北条(四条畷駅周辺)地区」(区域6.5ha)。令和3年2月に第4回変更 |
| 平成30年度〜 | 保育所等の待機児童が年度当初0人に(以後継続) |
| 令和2年10月1日 | 龍間地区地区計画を決定(約7.0ha/大東市告示第112号) |
| 令和3年3月13日 | 北条まちづくりプロジェクト(morineki)まちびらき。 借上公営住宅棟、公園、生活利便施設等。のちに日本建築学会賞を受賞 |
| 令和3年4月1日 | 大東市開発指導要綱を改正 |
| 令和4年12月 | 都市計画に関する基本的な方針(都市計画マスタープラン)を改訂 |
| 令和5年3月 | 立地適正化計画を改訂 |
| 令和6年4月1日 | 市域全域が宅地造成等工事規制区域に指定(大阪府)。宅地造成許可の窓口が府に変更 |
| 令和6年10月〜 | 市立小中学校の給食費が全学年0円に(恒久的な無償化) |
| 令和6年10月18日 | 土砂災害警戒区域120箇所・特別警戒区域102箇所の最新告示(大阪府) |
| 令和7年3月 | 大東市地震ハザードマップを作成(生駒断層帯・上町断層帯/南海トラフ) |
| 令和7年9月22日 | 大東市総合防災マップを更新(大阪府洪水リスク表示図の想定最大規模降雨を反映) |
| 令和7年9月議会 | 北条地域まちづくり第2期事業の方針を可決。特定公民連携事業に決定(推進法人=株式会社コーミン) |
| 令和8年 | 市制70周年記念ロゴを掲出中 |
※市制施行の正確な年月日(日まで)は確認できていません(未取得)。 市公式の2ページで「昭和31年(1956年)」「1956年4月」と粒度が異なるためです。 また「北河内の東部だから大東」という由来説は、市公式には確認できませんでした。 公式の由来は「光は東方より」です。 出典:大東市「大東市のおいたち」 //www.city.daito.lg.jp/site/iju/1018.html / 「大東市のシンボル」 //www.city.daito.lg.jp/site/iju/1020.html / 「位置・地勢・すがた」 //www.city.daito.lg.jp/site/iju/1017.html / 大東市都市計画に関する基本的な方針(令和4年12月改訂)
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14大東市の不動産購入 よくある質問
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四条畷駅は四條畷市ではなく、大東市にあるのですか?
はい。JR四条畷駅は大東市北条にあります。四條畷市ではありません。市名は「四條畷市」、駅名は「四条畷駅」と漢字の表記も異なります。根拠は大東市が国に提出・公表した都市再生整備計画で、名称が「北条(四条畷駅周辺)地区」、計画区域の所在地が大阪府大東市北条三丁目、四丁目、学園町、錦町、北新町(面積6.5ha)と明記されています。計画本文にも、本地区内に「JR四条畷駅」が位置し「大阪都心部から電車で約20分という交通至便地」と書かれています。固定資産税・学区・子ども医療費・給食費・ハザードマップ・立地適正化計画の届出先は、すべて大東市のルールが適用されます。広告の「四条畷駅徒歩○分」ではなく、物件の住所で市を判断してください。
大東市で地価がいちばん高いエリアと安いエリアはどこですか?
令和8年地価公示の住宅地17地点で見ると、最も高い標準地は北楠の里町の203,000円/㎡(+3.6%)、最も安い標準地は北条六丁目の71,000円/㎡(−1.4%)です。差は2.9倍。成約ベースの町丁目別では、大野3,300万円(12件・平均66㎡)に対して北条770万円(30件・平均69㎡)で約4.3倍の開きがあります。この差は感覚ではなく、市域の3分の1が生駒山系の山であること、土砂災害警戒区域120箇所・特別警戒区域102箇所が龍間・北条・中垣内・寺川・野崎に分布すること、立地適正化計画が居住誘導区域から土砂災害特別警戒区域界・災害危険区域界を除外していること、という公的な線引きで説明できます。
北条は安いですが、買って大丈夫でしょうか?
「北条だから安い」のではなく、北条のどこなのかで正反対の評価になっているというのが実態です。地価公示では北条六丁目が71,000円/㎡(−1.4%)で市内最安ですが、北条一丁目は149,000円/㎡(+1.4%)で市内平均139,800円/㎡を上回って上昇しており、同じ町名のなかで2.1倍の差があります。商業地の北条一丁目は205,000円/㎡(+1.5%)です。さらに重要なのは、大東市が最も再生投資を集中させているのがこの北条だということ。市は「全国初の官民連携による市営住宅の建替え・再開発プロジェクト」として北条まちづくりプロジェクト(morineki)を進め、令和3年3月13日に借上公営住宅棟・公園・生活利便施設等のまちびらきを行い、日本建築学会賞も受賞しています。第2期事業は令和7年9月議会で可決され、特定公民連携事業に決定しました(推進法人=株式会社コーミン)。ただし北条地区には土砂災害警戒区域の指定もあります。丁目・番地の単位で、土砂災害区域と居住誘導区域を必ず確認してください。
大東市の土砂災害・洪水のリスクはどうですか?
大東市の土砂災害警戒区域は120箇所、特別警戒区域は102箇所(最新告示日 令和6年10月18日・大阪府/枚方土木事務所管轄)。現象は急傾斜地の崩壊が大多数で、土石流が一部(鍋田川・谷田川ほか)。分布は龍間・北条・中垣内・寺川・野崎の生駒山系東部山麓です。特別警戒区域(レッドゾーン)では居室を有する建築物の構造規制と開発許可がかかります。水害については、市が総合防災マップ(令和7年9月更新)を全戸配布しており、洪水・内水/土砂災害(全15区分)、ため池、地震、浸水継続時間(寝屋川・淀川)の各図が収録されています。索引図から確認できる河川は寝屋川・恩智川です。大東市は内陸市で、総合防災マップに高潮ハザードマップの掲載はありません。※河川管理者の公式明記と想定降雨の具体的数値は、ハザードマップPDFが画像形式のため確認できていません。
大東市の市街化調整区域でも家は建てられますか?
大東市の市街化調整区域は約640ha(市域の約35%)で、おもに生駒山系の東部山麓に分布しています。原則として建築を目的とした開発はできず、住宅ローンの審査でも取扱不可・融資比率を下げるといった扱いになる金融機関があります。開発許可事務の窓口も市ではなく大阪府です。ただし例外があります。大字龍間地内の約7.0haには「龍間地区地区計画」(令和2年10月1日決定)がかかっており、市は「ルールに合った建物であれば地域の方も地域以外の方も住宅などを建てることができるよう」にしたと説明しています。ルールは敷地150㎡以上・高さ10m以下・壁面後退1.0m以上・容積率150%・建蔽率60%・緑化率20%以上・勾配屋根など。なお調整区域には都市計画税(0.3%)がかかりませんが、「税が安いこと」と「資産として成立すること」は別の話です。
大東市に学校選択制はありますか?子育て支援はどうなっていますか?
大東市に学校選択制はありません。通学校は居住地で決まります。市公式は「児童の居住地(実際の生活実態が認められるところ)と住民票の登録地が異なる場合は、居住地に基づき学校区が決まります」と明記しています。さらに指定校変更のページは、認められない理由として「特定の小中学校・高等学校への指向」をはっきり挙げており、「行きたい学校を選ぶ」という申し出は制度上できません。市立小学校は12校(南郷・住道北・住道南・四条・四条北・深野・北条・氷野・泉・諸福・灰塚・三箇)、市立中学校は8校(南郷・住道・四条・深野・北条・谷川・諸福・大東)。通学区域の一覧はオープンデータ(CSV/CC BY 2.1)でも公開されています。一方で「学期末までに新校区への転入が確定している場合の事前就学」と「家屋新改築に伴う仮住まいからの通学(概ね6か月以内)」は指定校変更の事由として明示されていますので、購入と入学が重なる方は早めに市教育委員会へご相談ください。
子育て支援では、市立小中学校の給食費が恒久的に無償(0円)です。市公式は「給食費を恒久的に無償化しています」と明記しており、令和6年10月以降、小学校は低学年・中学年・高学年とも0円、中学校も全学年0円。市の資料では年額換算相当額を小学生 約52,000円/中学生 約57,000円としており、小中9年間で約46万円の差になります。市のアンケート(令和7年2月14日〜3月14日・回答2,163件)では「経済的負担が軽減した」93.39%、「今後も無償化の継続を望む」98.24%でした。子ども医療費助成は18歳に到達した年度末日までで、自己負担は1日につき最大500円・月2日限度・1か月2,500円が上限です(※所得制限については市の公式ページに記載がないため、「なし」とは断定できません。市にご確認ください)。待機児童は「平成30年度から年度当初における待機児童0人を達成している」と市が明記しています。ただし公表されている令和6年度は4月0人・3月17人で、年度途中は0人ではありません。
大東市という市名は「北河内の東部だから」ですか?
いいえ。市公式の由来は「光は東方より」です。大東市「大東市のシンボル」に「過去の栄光と将来への明確な展望を『光は東方より』のことわざに託して『大東市』と命名されました」と明記されています。「北河内の東部にあるから大東」という説明は、大東市の公式資料では確認できませんでした。大東市は昭和31年(1956年)に住道町・四条町・南郷村の2町1村が合併して誕生した市です。市章は1956年8月に公募で決定し、市の木はサンゴジュ(防火樹)、市の花は菊でいずれも1971年10月の制定です。※市制施行の正確な年月日(日まで)は、市公式の2ページで粒度が異なるため断定していません。
大東市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?
正直にお伝えすると、あります。売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。また、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。大東市に固有のコストもあります。市街化区域の物件は毎年固定資産税1.4%+都市計画税0.3%=合計1.7%がかかります(市街化調整区域なら都市計画税はかかりませんが、そのぶん建築・ローンの制約が大きくなります)。さらに山麓の物件では擁壁の維持管理コストが、土砂災害特別警戒区域にかかる物件では構造規制と担保評価が、長期のコストとして効いてきます。家タダは「買わないほうがいい」と判断した物件は、正直にそうお伝えします。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。
大東市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?
大東市は、市域の3分の1が生駒山系の山という地形の市です。住宅地の地価は市内で最高203,000円/㎡・最低71,000円/㎡で2.9倍、成約の町丁目別では大野3,300万円に対して北条770万円で約4.3倍。「大東市の相場」という一つの数字では、実際の物件価格を説明できません。その物件は市街化区域か調整区域か、土砂災害警戒区域(120箇所)・特別警戒区域(102箇所)にかかっていないか、立地適正化計画の居住誘導区域の内か外か、山麓なら擁壁は、西部なら隣地の用途地域と現況は。そして忘れてはいけないのが、JR四条畷駅は四條畷市ではなく大東市北条にあるということ。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。気になる物件のURLをLINEでお送りください。
15本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)
当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。
- 大東市「人口・世帯数(住民基本台帳)」(令和8年7月末現在)
- 大東市「位置・地勢・すがた」(市域18.27km²/東西7.5km・南北4.1km)
- 大東市「大東市のおいたち」(昭和31年 2町1村の合併)
- 大東市「大東市のシンボル」(市名の由来「光は東方より」)
- 大東市統計書 令和4年版 第1章(土地利用の現況)(令和5年3月31日現在/総面積1,827.4ha)
- 大東市統計書 令和4年版 第7章 交通・通信(JR各駅乗客数)(出典:西日本旅客鉄道株式会社調べ/令和4年度)
- 大東市「市街化区域・市街化調整区域」(市街化区域 約1,187ha/調整区域 約640ha)
- 大東市「都市計画に関する基本的な方針(都市計画マスタープラン)」(令和4年12月改訂)
- 大東市都市計画に関する基本的な方針 本編(用途地域の面積・構成比、7地域区分)
- 大東市「用途地域を調べてみませんか」(市内の用途地域は10種類)
- 大東市「用途地域検索・都市計画図閲覧」
- 大東市「立地適正化計画」(平成30年1月31日公表/令和5年3月改訂)
- 大東市「立地適正化計画に基づく届出」(区域外は着手30日前までに届出/30万円以下の罰金)
- 大東市 立地適正化計画 誘導区域図(居住誘導区域から土砂災害特別警戒区域界・災害危険区域界を除外)
- 大東市「地区計画」(深野三丁目地区/龍間地区の2地区)
- 大東市 龍間地区地区計画 計画書(令和2年10月1日決定/約7.0ha)
- 大東市「開発指導要綱」
- 大東市開発指導要綱 本文PDF(令和3年4月1日改正/最低敷地面積 一低層100㎡・その他70㎡)
- 大東市「開発行為の許可等について」(市街化区域500㎡以上は市/調整区域は大阪府)
- 大東市「盛土規制法(宅地造成等工事規制区域)」(令和6年4月1日から窓口が大阪府に変更)
- 大東市「景観条例・景観計画」(景観計画区域=市全域1,827ha)
- 大東市 景観計画PDF(届出は着手30日前まで)
- 大東市「固定資産税・都市計画税とは」(固定資産税1.4%/都市計画税0.3%)
- 大東市「市税の納期」(第1期5月31日/第2期7月31日/第3期9月30日/第4期12月25日)
- 大東市「市立小学校・中学校区一覧表」(通学区域のオープンデータCSVあり(CC BY 2.1))
- 大東市「指定校変更・区域外就学について」(2024年12月9日更新)
- 大東市「令和7年度の学校給食費」(給食費を恒久的に無償化/小中とも0円)
- 大東市「子ども医療費助成制度」(18歳到達年度末まで/月2日限度・2,500円上限)
- 大東市「待機児童ゼロのまちの取り組み」(平成30年度から年度当初0人/令和6年度は4月0人・3月17人)
- 大東市「総合防災マップ」(令和7年9月22日更新・全戸配布)
- 大東市 総合防災マップ 索引図
- 大東市 ため池ハザードマップ
- 大東市「地震ハザードマップ」(令和7年3月作成/生駒断層帯・上町断層帯・南海トラフ)
- 大東市「土砂災害防止法について」(2025年6月2日更新)
- 大東市「擁壁の適切な維持管理について」
- 大東市「北条まちづくりプロジェクト(morineki)まちびらき」(令和3年3月13日まちびらき/全国初の官民連携)
- 大東市「morinekiの日本建築学会賞 受賞」
- 大東市「北条(四条畷駅周辺)地区 都市再生整備計画 事後評価」(区域6.5ha/平成30〜令和3年度)
- 大東市 北条(四条畷駅周辺)地区 都市再生整備計画PDF(所在地=大東市北条3・4丁目、学園町、錦町、北新町)
- 大東市「北条地域まちづくり第2期事業」(令和7年9月議会で可決/推進法人=株式会社コーミン)
- 大東市「公民連携基本計画」
- 大阪府「土砂災害防止法に基づく区域指定」(大東市:警戒120箇所・特別102箇所/令和6年10月18日告示)
- 大阪府 土砂災害警戒区域等 大東市一覧(PDF)(枚方土木事務所管轄)
- 大阪府 土砂災害防災情報ポータル
- 大阪府「宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)」(令和6年4月1日に区域指定)
- 大阪府 盛土規制法 大東市区域図(市域全域が宅地造成等工事規制区域)
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ(成約価格情報・不動産取引価格情報)(直近4四半期・大東市195件)
- 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)(価格時点 令和8年1月1日/住宅地17地点・商業地6地点・工業地4地点)
- 国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)
- 近畿レインズ マンスリーレポート一覧
- マンスリーレポート No.165(2026年9月号)集計表〈中古マンションの地域別成約データ・地域区分の凡例・成約の定義〉(PDF)
- マンスリーレポート No.165(2026年9月号)ダイジェスト〈中古戸建住宅の地域別成約データ・市況コメント・発行日〉(PDF)
- 公益社団法人近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)
- 不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API(XIT001)操作説明
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