
【大和高田市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て
奈良県大和高田市 専門 エリアガイド
大和高田市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。
2,600万円の物件なら 92万4,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差
ネットに掲載されている大和高田市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。
大和高田市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?
できます。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。家タダは、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てることで、買主様の仲介手数料を0円にしています。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。国土交通省の成約価格情報で、大和高田市の直近4四半期の成約は88件(戸建49件・中古マンション39件。国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。新築戸建て8件は2,400万円〜3,400万円(下位25%〜上位10%・中央値2,600万円)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は85万8,000円〜118万8,000円。中古戸建て40件は390万円〜2,300万円(中央値740万円)で19万3,600円〜82万5,000円。中古マンション39件は650万円〜2,300万円(中央値900万円)で28万500円〜82万5,000円です。対象になる物件なら、この金額が0円になります。気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、対象かどうかをその場で無料でお答えします。
- 大和高田市の成約は、戸建とマンションがほぼ半々です。直近4四半期の成約88件のうち戸建が49件(成約中央値950万円・土地面積の中央値130㎡)、中古マンションが39件(900万円・専有面積の中央値70㎡)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。戸建を建築年で分けると、新築戸建て(2025年以降の建築)が8件・中央値2,600万円、中古戸建てが40件・740万円。実際に動いている価格帯は、新築が2,400万〜3,400万円、中古戸建てが390万〜2,300万円、中古マンションが650万〜2,300万円(いずれも下位25%〜上位10%)です。
- この価格帯にかかる仲介手数料の上限額は、新築戸建ての2,400万〜3,400万円で85万8,000円〜118万8,000円、中古戸建ての390万〜2,300万円で19万3,600円〜82万5,000円、中古マンションの650万〜2,300万円で28万500円〜82万5,000円。新築戸建ての中央値2,600万円なら92万4,000円です。家タダで対象になる物件なら、この金額が0円になります(対象外になる取引もあります)。
- 中古戸建ての中央値は740万円、中古マンションは900万円。1,000万円を下回る成約が多い市です。800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています(740万円の原則の上限額は31万200円)。価格の低い物件ほど、仲介手数料が物件価格に占める割合は大きくなります。一方で、価格の低い中古物件は0円の対象外になることもありますので、1件ずつ確認が必要です。
- 大和高田市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均68,820円(10地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+0.2%で、10地点のうち上昇3・横ばい2・下落5です。奈良県内28市町村で9位、12市のなかでは6位。最高は幸町の108,000円/㎡(+1.9%)、最安は大字池田の54,300円/㎡(−0.4%)で、2.0倍の開きがあります。
- 市の地域防災計画は「市域の94.6%のエリアが浸水の恐れがある区域」と書いています。葛城川・高田川・葛下川の3本の一級河川が市域を南北に流れ、東の端を曽我川が流れる平らな市です。立地適正化計画は浸水深が2m以上の地区を居住誘導区域から外しており、高田川沿いの大字築山・大字有井、葛城川沿いの大字今里川合方では水深2.0m〜5.0m未満の地域があるとしています。
- 市立小学校は8校。市はこれを「令和14年度以降」に3校にする計画を、令和8年3月に定めました(大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画)。小学校の児童数は2000年の5,043人から2025年には2,261人。いまの校区で学校を選んで家を買っても、通う学校が変わる可能性があります。
- 大和高田市には、仲介手数料が補助の対象に入っている制度があります。隣地取得事業補助金は、狭小地・未接道地と隣の土地を一体で使うために隣地を取得する場合に、「不動産取得に係る仲介手数料、測量及び境界明示費用、登記費用」の2分の1(狭小地は10万円、未接道地は15万円が上限)を補助します。令和8年度は2件・先着順で、契約の前に交付申請が必要です。
- 固定資産税は1.4%、都市計画税は0.25%で、市街化区域の物件は合計1.65%。市域の48.3%が市街化区域、51.7%が市街化調整区域です。駅は近鉄大阪線の大和高田・築山・松塚、近鉄南大阪線の高田市・浮孔、JRの高田の6つ。子ども医療費助成は18歳の年度末まで。下水道の普及率は60.7%(2022年3月末)です。
01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します
大和高田市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。
疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?
結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。
不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。
| 売買価格 | 法律が定める報酬の上限(税抜) | 法律が定める下限 |
|---|---|---|
| 400万円超の部分 | 代金額 × 3% | 定めなし |
| 200万円超400万円以下の部分 | 代金額 × 4% | |
| 200万円以下の部分 | 代金額 × 5% |
※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。
つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。
疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?
不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。
※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。
家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。
だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。
疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?
ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。
国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。
下表は、大和高田市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。
| 費用 | 支払先 | 目安 | 家タダの取り分 |
|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産会社 | 通常は(価格×3%+6万円)×1.1 | 0円 |
| 印紙税 | 国(契約書に貼付) | 1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時) | 0円 |
| 登録免許税 | 国(法務局) | 所有権移転・抵当権設定にかかる | 0円 |
| 司法書士報酬 | 司法書士 | 5万〜10万円程度 | 0円 |
| 固定資産税・都市計画税の精算金 | 売主様 | 引渡日で日割り | 0円 |
| 住宅ローン事務手数料・保証料 | 金融機関 | 借入額により変動 | 0円 |
| 火災保険・地震保険料 | 保険会社 | 建物・期間により変動 | 0円 |
| 不動産取得税 | 奈良県(都道府県税) | 取得後に納税通知。軽減措置あり | 0円 |
仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。
※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。
疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?
業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。
- 現地内覧への同行(大和高田市内の物件)
- 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
- 法務局調査(登記・権利関係・越境)
- 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
- 宅地建物取引士による重要事項説明
- 契約書・重要事項説明書の作成
- 引渡し・決済の立会い
むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。
02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか
「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。
| 段階 | 内容 | この時点で支払うもの |
|---|---|---|
| 1. ご相談 | LINE・電話・メールで物件URLを送っていただく | なし |
| 2. 無料診断 | 仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答 | なし |
| 3. 内覧 | 担当者が現地まで同行(大和高田市内) | なし |
| 4. 調査 | 役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認 | なし |
| 5. 価格交渉 | 成約事例を根拠に売主様と交渉 | なし |
| 6. 購入申込 | 買付証明書の提出 | なし(申込金は原則不要) |
| 7. 売買契約 | 重要事項説明・契約書への署名押印 | 手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税 |
| 8. 住宅ローン本申込 | 金融機関の審査 | なし(事務手数料は実行時) |
| 9. 決済・引渡し | 残代金の支払いと所有権移転登記 | 残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金 |
| ― | 家タダへの仲介手数料 | 0円(全段階を通じて) |
1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。
※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。
03大和高田市で仲介手数料が0円になる仕組み
売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」
不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。
大和高田市の価格帯で、いくら得になるか
大和高田市の住宅地は1㎡あたり平均68,820円(10地点の単純平均)。市内の標準地は最高108,000円/㎡(幸町10番17)から最低54,300円/㎡(大字池田541番)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が2.0倍変わります。
| 物件価格(税抜) | 仲介手数料の上限額(税込) | 家タダの場合 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 390万円 | 19万3,600円 | 0円 | ▲19万3,600円 |
| 740万円 | 31万200円 | 0円 | ▲31万200円 |
| 900万円 | 36万3,000円 | 0円 | ▲36万3,000円 |
| 950万円 | 37万9,500円 | 0円 | ▲37万9,500円 |
| 1,500万円 | 56万1,000円 | 0円 | ▲56万1,000円 |
| 2,600万円 | 92万4,000円 | 0円 | ▲92万4,000円 |
| 3,400万円 | 118万8,000円 | 0円 | ▲118万8,000円 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。
大和高田市の成約価格帯だと、いくら変わるか
大和高田市の直近4四半期の成約は88件。新築戸建て8件の成約中央値は2,600万円(下位25%〜上位25%は2,400万〜3,100万円・上位10%は3,400万円)、中古戸建て40件は740万円(390万〜1,500万円・上位10%は2,300万円)、中古マンション39件は900万円(650万〜1,800万円・上位10%は2,300万円)です。2,600万円なら仲介手数料の上限額は92万4,000円、740万円なら31万200円、900万円なら36万3,000円で、対象になる物件ならこれがまるごと0円になります。
最寄駅別では大和高田が26件・中央値940万円(37万6,200円)で最多。高田市19件・1,100万円(42万9,000円)、高田(JR)15件・950万円(37万9,500円)、浮孔9件・690万円(29万3,700円)、築山7件・400万円(19万8,000円)。町別では幸町10件・945万円(37万7,850円)、大字市場8件・775万円(32万1,750円)、三和町5件・2,000万円(72万6,000円)、大字根成柿5件・650万円(28万500円)、大字築山5件・300万円(15万4,000円)、曽大根4件・2,200万円(79万2,000円)です。
大和高田市は、800万円以下の成約が多い市です。中古戸建て40件の最小は130万円、最大は3,000万円。中古マンション39件の最小は260万円、最大は4,700万円。130万円の上限額は7万1,500円、4,700万円なら161万7,000円です。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1で、400万円以下の物件は別区分(200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円、いずれも×1.1)になります。上限額に頭打ちはありませんので、価格が上がるほど手数料も上がります。そのうえで、800万円以下の物件には令和6年7月からの特例があり、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社は33万円(税込)まで受け取れます。300万円の物件でも、特例が使われれば仲介手数料は33万円になりえます(原則の上限額は15万4,000円)。大和高田市の中古戸建ての中央値(740万円)・中古マンションの下位25%(650万円)は、ちょうどこの特例の価格帯です。
どの種別が0円の対象になりやすいか。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。大和高田市の成約は中古戸建てと中古マンションで88件中79件を占めますので、「この物件は対象か」を1件ずつ確かめることが、大和高田市では特に大事になります。
※新築戸建て・中古戸建ての区分は、国土交通省の成約価格情報の建築年で当方が分けたものです(2025年以降を新築としています)。戸建49件のうち1件は建築年が分からないため、どちらの区分にも入れていません。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。新築戸建ては8件、三和町・大字根成柿・大字築山は5件、曽大根は4件しかありませんので、これらの中央値は参考値としてお読みください。)
仲介手数料以外に0円にできる費用
- ローン事務手数料
- 引越し代金
- 購入時の申込金
※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。
NEW大和高田市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う
新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和高田市の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は8件。成約価格の中央値は2,600万円、真ん中の半数は2,400万円〜3,100万円に収まっています。延床面積の中央値は105㎡。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 曽大根 | 3件 | 2,300万円 |
最寄駅で多いのは高田市駅(3件)、浮孔駅(3件)、高田(奈良)駅(1件)。
中央値の2,600万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は92万4,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。
大和高田市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。
USED大和高田市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う
中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和高田市の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は40件。成約価格の中央値は740万円、真ん中の半数は390万円〜1,500万円に収まっています。延床面積の中央値は95㎡。建築年の中央値は1990年です。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 大字市場 | 7件 | 600万円 |
| 大字築山 | 4件 | 250万円 |
| 蔵之宮町 | 4件 | 495万円 |
| 大字有井 | 3件 | 1,500万円 |
最寄駅で多いのは高田市駅(12件)、築山駅(6件)、浮孔駅(6件)。
中央値の740万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は31万200円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。
建築年が分かる40件のうち、1981年以前に建てられたものは10件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。
大和高田市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。
MANSION大和高田市の中古マンションを仲介手数料無料で買う
中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和高田市の中古マンションは39件。成約価格の中央値は900万円、真ん中の半数は650万円〜1,800万円に収まっています。専有面積の中央値は70㎡。建築年の中央値は1994年です。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 幸町 | 10件 | 945万円 |
| 大字根成柿 | 5件 | 650万円 |
| 三和町 | 4件 | 2,100万円 |
| 北本町 | 4件 | 890万円 |
| 本郷町 | 3件 | 700万円 |
最寄駅で多いのは大和高田駅(19件)、高田(奈良)駅(10件)、坊城駅(5件)。
中央値の900万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は36万3,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。
中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 大和高田市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。
04数字で見る大和高田市 ― 公的統計でわかる街の実力
掲載している数値はすべて大和高田市・奈良県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。
人口 ― 6万人。16.48km²に、1km²あたり約3,700人が住む市
大和高田市の人口は60,854人(男28,525人/女32,329人)、世帯数は31,613世帯です(令和8年10月1日現在・市公式トップページの「人口と世帯数」)。面積は16.48km²で、市公式は東西4.8km・南北5.1kmと紹介しています。人口密度は約3,693人/km²(当方算出)。市の地域防災計画は、この面積を「県下12市の中で最も狭い」と書いています。
まず正直に書いておきます。令和7年国勢調査の大和高田市の人口は確認できていません(未取得)。このページの国勢調査の数字は、市の地域公共交通計画に載っている平成7年(1995年)の73,806人(ピーク)と、令和2年(2020年)の61,744人の2つです。25年間で12,062人、16.3%減りました(当方算出)。国勢調査と、冒頭の住民基本台帳の人口(60,854人)は数え方が違うため、単純に引き算はできません。
人口が減っている市で家を買うことの意味は、正直に考えておく必要があります。大和高田市の令和8年地価公示の住宅地は、10地点のうち上昇が3地点、横ばいが2地点、下落が5地点。平均は+0.2%ですが、上がっているのは駅に近い幸町(+1.9%)・日之出東本町(+0.8%)・南本町(+0.3%)で、市の北西部の大字大谷・大字市場・大字池田はそろって下がっています。「市全体が上がっている」のでも「市全体が下がっている」のでもなく、場所で分かれているというのが実際です。
市は都市計画マスタープランで、市域を5つの地域に分けています。令和2年(2020年)の人口は、市北西部が15,778人(25.6%)で最も多く、市中央部14,135人(22.9%)、市北東部11,243人(18.2%)、都市中核部10,593人(17.2%)、市南部9,995人(16.2%)(構成比は当方算出。5地域の合計は61,744人で、令和2年国勢調査の人口と一致します)。3つの主要な駅(近鉄大和高田駅・近鉄高田市駅・JR高田駅)がある都市中核部に住んでいるのは、市の人口の6分の1ほどです。
子どもの数は、人口よりずっと速く減っています。市の学校園施設再配置基本方針・基本計画(令和8年3月)によると、市立小学校の児童数は2000年5,043人→2025年2,261人。25年で55%減りました(当方算出)。2045年の推計は1,230人です。市が小学校を8校から3校に再編しようとしている背景には、この数字があります(学区の章で扱います)。
市の位置について、市公式は大阪方面への近さを紹介しています。近鉄大阪線で大阪上本町駅から大和高田駅まで約30分、近鉄南大阪線で大阪阿部野橋駅から高田市駅まで約31分。都市計画マスタープランは「大阪都市圏に近く交通の要衝、公共交通が至便である」としつつ、「人口流動は、特に大阪府に対する通勤通学の流出が多い」と書いています。地形は、地域防災計画によると「市北部に位置する標高70〜80mの馬見丘陵のほかはほぼ平坦」です。
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 人口(住民基本台帳) | 60,854人(男28,525/女32,329) | 令和8年10月1日現在・市公式トップページ「人口と世帯数」 |
| 世帯数 | 31,613世帯 | 同上 |
| 1世帯当たり人員 | 約1.9人 | 60,854÷31,613で当方が算出 |
| 令和2年国勢調査 | 61,744人 | 大和高田市地域公共交通計画/都市計画マスタープランの5地域の合計と一致 |
| 人口のピーク | 73,806人(平成7年・1995年) | 大和高田市地域公共交通計画・立地適正化計画 |
| 1995→2020の増減 | −12,062人(−16.3%) | 当方が算出 |
| 令和7年国勢調査 | 未取得 | 市公式で公表値を確認できていない |
| 市域面積 | 16.48km²(東西4.8km・南北5.1km) | 大和高田市「市の輪郭」。地域防災計画は「県下12市の中で最も狭い」 |
| 人口密度 | 約3,693人/km² | 60,854人÷16.48km²で当方が算出 |
| 地形 | 市北部の馬見丘陵(標高70〜80m)のほかはほぼ平坦 | 大和高田市地域防災計画 |
| 都市中核部 | 10,593人(17.2%) | 令和2年・都市計画マスタープラン。構成比は当方算出 |
| 市北西部 | 15,778人(25.6%) | 同 |
| 市北東部 | 11,243人(18.2%) | 同 |
| 市中央部 | 14,135人(22.9%) | 同 |
| 市南部 | 9,995人(16.2%) | 同 |
| 小学校の児童数 | 2000年5,043人→2025年2,261人→2045年推計1,230人 | 大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画 概要版(令和8年3月) |
| 中学校の生徒数 | 2000年2,298人→2025年1,161人→2045年推計649人 | 同 |
| 市制施行 | 昭和23年(1948年)1月1日(奈良県内で奈良市に次ぐ2番目) | 大和高田市「市の輪郭」 |
| 市役所の所在地 | 大和高田市大字大中98番地4 | 大和高田市公式 |
| 都市計画区域 | 大和都市計画区域(市の全域) | 大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」 |
| 市の木/市の花 | さざんか/コスモス | 大和高田市「市の輪郭」 |
土地の使われ方
大和高田市の土地を理解するうえで、いちばん効く数字は「市街化区域48.3%・居住誘導区域760ha」です。市域1,649haは全域が大和都市計画区域で、市街化区域が796.4ha、市街化調整区域が852.6ha(平成23年5月10日の第5回見直し・市公式「大和高田市の都市計画(土地利用)」)。半分弱が市街化区域、半分強が市街化調整区域です。
市は令和元年6月に立地適正化計画をつくり、市街化区域のなかに居住誘導区域760haを定めました(都市計画区域の46.1%、市街化区域の95.5%)。市街化区域のうち約36ha(当方算出)は、居住誘導区域の外です。計画は、居住誘導区域に含めない区域として「浸水深が2m以上の地区」と「工業地域や地区計画の指定に基づき、主に非住居系の土地利用の誘導を図る地域」を挙げています。
下の表は、立地適正化計画の面積(1ha単位に丸めた値)を、居住誘導区域の内・外と市街化調整区域の3つに分けたものです。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域のうち居住誘導区域 | 760 ha | 46.1% |
| 市街化区域のうち居住誘導区域の外(当方算出) | 36 ha | 2.2% |
| 市街化調整区域 | 853 ha | 51.7% |
| 合計(市域=都市計画区域) | 1,649 ha | 100.0% |
※大和高田市立地適正化計画 概要版(令和元年6月)。市街化区域796ha・市街化調整区域853ha・居住誘導区域760ha。居住誘導区域の外の36haと構成比は当方の算出。
市街化区域と市街化調整区域
大和高田市は市域の全部が都市計画区域(大和都市計画区域)で、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。市公式「大和高田市の都市計画(土地利用)」によると、市街化区域は796.4ha、市街化調整区域は852.6ha(第5回見直し・平成23年5月10日告示)。都市計画マスタープランは「市街化区域が48.3%(796.4ha)、市街化調整区域が51.7%(852.6ha)」と書いています。
「大和高田市」という住所の半分強は、市街化調整区域です。面積が県内の市で最も小さく、駅が6つあり、人口密度が1km²あたり約3,700人という数字だけを見ると、市域のほとんどが市街地のように思えますが、実際には市の南部を中心に農地が広がっています。
市街化区域は、50年あまりかけて少しずつ広がってきました。昭和45年12月28日の当初の線引きでは市街化区域669ha・市街化調整区域974ha。その後5回の見直しを経て、平成23年5月10日に796.4ha・852.6haになっています。平成23年より後の見直しの有無は、市のページ(更新日2022年1月21日)からは確認できません。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 796 ha | 48.3% |
| 市街化調整区域 | 853 ha | 51.7% |
| 合計(都市計画区域) | 1,649 ha | 100.0% |
地価公示 ― 10地点の実データ
令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、大和高田市の住宅地の標準地は10地点。 単純平均は1㎡あたり68,820円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+0.2%です。 全10地点を、価格の高い順に所在地つきで掲載します。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 大和高田-3 | 幸町10番17 | 108,000 | +1.9% |
| 大和高田-4 | 日之出東本町1278番1 | 78,400 | +0.8% |
| 大和高田-10 | 春日町1丁目516番4外 | 66,800 | +0.0% |
| 大和高田-9 | 礒野北町136番15 | 66,600 | −0.1% |
| 大和高田-2 | 南本町1883番2外 | 66,200 | +0.3% |
| 大和高田-7 | 旭北町528番9 | 63,700 | −0.3% |
| 大和高田-5 | 蔵之宮町207番10 | 63,300 | +0.0% |
| 大和高田-1 | 大字大谷503番15 | 62,100 | −0.2% |
| 大和高田-8 | 大字市場111番45 | 58,800 | −0.3% |
| 大和高田-6 | 大字池田541番 | 54,300 | −0.4% |
※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。
同じ大和高田市内で、住宅地の地価は2.0倍ちがいます
最も高いのは幸町10番17の1㎡あたり108,000円(+1.9%)。最も安いのは大字池田541番の54,300円(−0.4%)。その差は2.0倍です。「大和高田市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。
大和高田市は奈良県内で何番目に地価が高いか
令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある奈良県内の28市町村のうち、 大和高田市の住宅地の平均価格は9位。 町村を除いた「市」だけで見ると、12市のなかで第6位です。
| 区分 | 大和高田市の位置 | 母数 |
|---|---|---|
| 住宅地の平均価格(県内の市町村) | 9位 | 28市町村 |
| 住宅地の平均価格(市のみ) | 6位 | 12市 |
| 前年比の変動率(県内の市町村) | 5位 | 28市町村 |
| 前年比の変動率(市のみ) | 4位 | 12市 |
※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。
大和高田市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地10地点)
標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で2.0倍の開きがあります。
※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。
公園・緑地
都市計画マスタープラン(令和5年3月)によると、大和高田市の都市計画公園は全20箇所。内訳は総合公園1箇所(一部供用)、地区公園1箇所(一部供用)、近隣公園7箇所(6箇所が供用済・1箇所が未供用)、街区公園11箇所(すべて供用済)です。主な公園として、大和高田市総合公園、大中公園、大谷山自然公園、常光寺池公園の名前が挙がっています。都市中核部には、高田川沿いの高田千本桜と大中公園があります。市北西部の大谷山自然公園は、馬見丘陵の南端にあたります。公園の面積、1人当たりの面積、個々の公園の所在地は、本ページでは確定できていません(未取得)。
※大和高田市都市計画マスタープラン 本編(令和5年3月)の記載による。箇所数の内訳(1+1+7+11)の合計は20箇所と一致。
05大和高田市の特徴 ― 奈良県の市でいちばん小さな16.48km²。平らな市を「水・街なか・学校」で読む
大和高田市を一言で表すと、「小さくて、平らで、古くからの街なかを持つ市」です。 面積は16.48km²。市の地域防災計画は「県下12市の中で最も狭い」と書いています。 そこに駅が6つあり、近鉄で大阪上本町・大阪阿部野橋まで約30分。 公的データに出てくる成約は88件で、中古戸建ての中央値は740万円、中古マンションは900万円です。 大阪まで30分の市で、1,000万円を下回る住宅が多く取引されている。 この章では、その理由と、買う前に見ておくべき点を、公的な資料から読んでいきます。
16.48km²のうち、市街化区域は48.3%、居住誘導区域は760ha
| 区域 | 面積 | 市域に占める割合 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 市域(=大和都市計画区域) | 1,649 ha | 100.0% | 16.48km²。東西4.8km・南北5.1km |
| 市街化調整区域 | 852.6 ha | 51.7% | 都市計画法第34条第11号の指定区域が13地区 |
| 市街化区域 | 796.4 ha | 48.3% | 昭和45年の669haから5回の見直しで拡大 |
| うち居住誘導区域 | 760 ha | 46.1% | 市街化区域の95.5%。浸水深2m以上の地区を除外 |
| うち都市機能誘導区域 | 147 ha | 8.9% | 主要3駅(大和高田・高田市・高田)の周辺 |
買う側にとっての意味は、3つあります。
- 小さな市なのに、半分強は市街化調整区域。市の南部を中心に農地が広がっています。 価格が周辺より目立って安い物件、敷地が広い物件は、まず区域区分を確認してください。
- 調整区域でも戸建を建てられる指定区域が13地区ある。 指定区域の内か外かで、建て替えの可否がまったく変わります。浸水深3.0m以上の区域などは指定区域から除かれています。
- 市街化区域のなかにも、市が住宅を誘導しない場所がある。 居住誘導区域は760haで、市街化区域の約36ha(当方算出)は区域の外。浸水深が2m以上の地区が外されています。
出典:大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2066.html / 大和高田市立地適正化計画 概要版 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/gaiyoo.pdf / 大和高田市都市計画マスタープラン 本編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/toshikeikaku_honpen.pdf ※市域に占める割合は、市街化区域・市街化調整区域がマスタープランの記載、居住誘導区域・都市機能誘導区域が立地適正化計画の記載です。
★「市域の94.6%」― 市の防災計画が書いている数字
大和高田市で家を買うなら、最初に知っておいていただきたい一文があります。 市の地域防災計画(第1編)は、こう書いています。
「市域の94.6%のエリアが浸水の恐れがある区域となっている」
地域防災計画によると、この数字は「総量195mm、ピーク時降雨量69mmを想定したシミュレーション結果」によるものです (想定最大規模の降雨か計画規模の降雨かは、計画の文章からは確認できませんでした)。 背景にあるのは地形です。
| 項目 | 市の計画に書かれている内容 |
|---|---|
| 地形 | 「市北部に位置する標高70〜80mの馬見丘陵のほかはほぼ平坦」。南から北に向かって緩やかに傾斜 |
| 河川 | 「東部に葛城川、中央に高田川そして西に葛下川の3本の一級河川が市域を南北に貫流し、東端には曽我川が橿原市との境界を流れている」 |
| 浸水の深い地区 | 「高田川沿いの大字築山、大字有井の地区や葛城川沿いの大字今里川合方の地区では、水深が2.0m〜5.0m未満と高くなる地域が見られます」(立地適正化計画) |
| 過去28年間の浸水 | 築山・有井地内 4回・494戸/東三倉堂町地内 5回・113戸 など |
| 内水・対策 | 栄町地区の「高田土木事務所駐車場甘田川地下貯留施設」(計画では令和8年3月末完成予定)、ため池治水など |
| 地震 | 内陸型(想定震度7):奈良盆地東縁断層帯で死者207人・全壊4,649棟、中央構造線断層帯で死者258人・全壊5,841棟、生駒断層帯で死者206人・全壊4,620棟。 南海トラフ地震の最大震度は6強 |
「94.6%」をどう読むか。 ほぼ全域ということは、「浸水の想定がない場所を選ぶ」という探し方が、大和高田市ではほとんど成り立たないということです。 大事なのは「色がついているかどうか」ではなく、「何mの想定か」「過去に実際に浸かった場所か」「居住誘導区域の内か外か」の3点になります。
- 浸水深2m以上かどうか。市は、浸水深が2m以上の地区を居住誘導区域から外しています。 2mは、1階の天井近くまで水が来る深さです。検討中の物件が居住誘導区域の外にあるなら、その理由を確かめてください。
- 浸水の実績。築山・有井地内は28年間で4回、東三倉堂町地内は5回。 5〜7年に1度の頻度で水がついてきた場所だということです(当方算出)。
- 4つの川のどれに近いか。葛城川・高田川・葛下川・曽我川。 市の「洪水・地震ハザードマップ」(2023年3月更新)で、物件の住所の浸水深を確認してください。
- 火災保険の水災補償。浸水の想定がある場所では、水災補償をつけるかどうかで保険料が変わります。購入の総額に入れて考えてください。
※町ごとの浸水深、土砂災害警戒区域の箇所数、内水のハザードマップ、ため池の数は、本ページでは取得できていません(未取得)。 出典:大和高田市地域防災計画 第1編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/18/R71hen.pdf / 大和高田市立地適正化計画 概要版 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/gaiyoo.pdf / 大和高田市「大和高田市洪水・地震ハザードマップ」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/kikikanrika/kikikanri/2/1364.html
地価公示14地点 ― 住宅地は上昇3・横ばい2・下落5
令和8年地価公示で、大和高田市の標準地は住宅地10地点・商業地4地点の計14地点です。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 | 地積 | マスタープランの地域 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大和高田-3 | 幸町10番17 | 108,000 | +1.9% | 135㎡ | 都市中核部 |
| 大和高田-4 | 日之出東本町1278番1 | 78,400 | +0.8% | 131㎡ | 市北東部 |
| 大和高田-10 | 春日町1丁目516番4外 | 66,800 | 0.0% | 122㎡ | 市中央部 |
| 大和高田-9 | 礒野北町136番15 | 66,600 | −0.1% | 162㎡ | 市中央部 |
| 大和高田-2 | 南本町1883番2外 | 66,200 | +0.3% | 128㎡ | 都市中核部 |
| 大和高田-7 | 旭北町528番9 | 63,700 | −0.3% | 136㎡ | 市北東部 |
| 大和高田-5 | 蔵之宮町207番10 | 63,300 | 0.0% | 100㎡ | 市中央部 |
| 大和高田-1 | 大字大谷503番15 | 62,100 | −0.2% | 134㎡ | 市北西部 |
| 大和高田-8 | 大字市場111番45 | 58,800 | −0.3% | 166㎡ | 市北西部 |
| 大和高田-6 | 大字池田541番 | 54,300 | −0.4% | 401㎡ | 市北西部 |
読み取れることが3つあります。
- 幸町だけが飛び抜けています。108,000円は、2番目の日之出東本町(78,400円)の1.4倍。 坪に直すと約35万7千円(当方算出)です。幸町を除いた9地点は54,300〜78,400円の幅に収まります。
- 大和高田市の住宅地の「ふつうの値段」は、1㎡あたり6万円台。 10地点のうち6地点が62,100〜66,800円です。坪に直すと約20万5千〜22万1千円(当方算出)。
- 上がったのは駅に近い側の3地点、下がったのは5地点。 市北西部の3地点(大谷・市場・池田)はすべて下落、市中央部の3地点は横ばいか−0.1%。 平均の+0.2%は、幸町の+1.9%に引き上げられた数字です。
商業地は4地点です。
| 用途 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 | 地積 |
|---|---|---|---|---|
| 商業地 | 片塩町303番16 | 117,000 | −0.8% | 115㎡ |
| 商業地 | 神楽2丁目220番1 | 115,000 | +0.9% | 683㎡ |
| 商業地 | 西町267番2外 | 111,000 | +1.8% | 2,001㎡ |
| 商業地 | 北本町73番14 | 75,000 | 0.0% | 58㎡ |
商業地の平均は104,500円/㎡(+0.5%)で、住宅地の最高地点(幸町・108,000円)とほぼ同じ水準です。 最も高い片塩町(117,000円)は−0.8%と、14地点のなかで最も大きく下がりました。 一方、地積の大きい西町(2,001㎡)は+1.8%、神楽2丁目(683㎡)は+0.9%。 昔からの商店街の小さな区画が下がり、大きな区画が上がっているという並びです(4地点だけですので、傾向として言い切ることはできません)。 北本町の標準地は地積58㎡。街なかの区画の小ささが、ここにも表れています。
出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。
実際の成約88件 ― 新築戸建て8件、中古戸建て40件、中古マンション39件
国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 大和高田市の成約は88件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
| 種別 | 件数 | 成約中央値 | 下位25%〜上位25% | 上位10% | 面積の中央値 | 建築年の中央値 | 中央値の仲介手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 新築戸建て(建築年2025年以降) | 8件 | 2,600万円 | 2,400万〜3,100万円 | 3,400万円 | 延床105㎡ | 2025年 | 92万4,000円 |
| 中古戸建て(建築年2024年以前) | 40件 | 740万円 | 390万〜1,500万円 | 2,300万円 | 延床95㎡ | 1990年 | 31万200円 |
| 中古マンション | 39件 | 900万円 | 650万〜1,800万円 | 2,300万円 | 専有70㎡ | 1994年 | 36万3,000円 |
戸建が49件、中古マンションが39件。ほぼ半々です。 (戸建49件のうち1件は建築年が分からないため、上の表の新築・中古のどちらにも入れていません。) 「戸建の市」でも「マンションの市」でもなく、両方が同じくらい取引されている市です。 マスタープランは、主要3駅のある都市中核部に商業系の用途地域が集中していると書いています。
中古戸建ては40件、中央値740万円。 最小130万円から最大3,000万円まであり、下位25%は390万円、上位10%は2,300万円。 建築年の中央値は1990年で、40件のうち10件(4件に1件)が1981年以前の建築です。 戸建49件全体の土地面積の中央値は130㎡。 住宅地の平均価格68,820円/㎡に130㎡を掛けると約895万円(当方算出)ですから、 中古戸建ての中央値(740万円)は、平均的な土地の値段を下回っています。 土地の単価が平均より低い場所の物件、敷地が小さい物件、建物の解体費用を見込んだ値付けの物件が多く含まれていると考えられます (個々の成約の事情は公表データからは分かりません)。
中古マンションは39件、中央値900万円。 最小260万円から最大4,700万円。建築年の中央値は1994年、専有面積の中央値は70㎡で、1981年以前の建築は1件です。 70㎡前後・築30年前後の3LDKが、900万円前後で取引されているというのが中心の姿で、 成約個票の4件(880万円・880万円・900万円・990万円)もすべてこの形でした。 一方で上位10%は2,300万円、最大は4,700万円。新しいマンションは、新築戸建ての中央値(2,600万円)を超える価格でも成約しています。
新築戸建ては8件だけです。 中央値2,600万円、価格の幅は2,100万〜3,400万円、延床面積の中央値は105㎡。 中古戸建ての中央値(740万円)との差は1,860万円あります。 仲介手数料の上限額で言えば、2,600万円は92万4,000円、740万円は31万200円です。 8件ですので、「大和高田市の新築の相場」としては参考値にとどめてください。
買う側の確認事項は、種別ごとに違います。
- 新築戸建て:浸水の想定と居住誘導区域の内外、前面道路の幅、下水道か浄化槽か。 新築戸建て(建売)は仲介手数料0円の対象になりやすい種別ですが、対象外の物件もあります。
- 中古戸建て:まず建築年。次に前面道路の幅と接道、敷地の広さ。 1981年以前の建築なら耐震診断を。市の無料の耐震診断は令和8年度の募集が2件で、すでに受付を終了しています。 中古戸建ては、仲介手数料0円の対象になる物件とならない物件があります。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は対象になりやすい物件です。
- 中古マンション:管理費・修繕積立金の額と長期修繕計画、積立金の残高。 築30年前後の物件が中心ですので、大規模修繕の履歴と次の予定を確認してください。 中古マンションも、0円の対象になる物件とならない物件があります。
最寄駅別の成約(88件)
| 最寄駅 | 路線・所在 | 件数 | 成約中央値 | 駅からの平均 | 仲介手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大和高田 | 近鉄大阪線 | 26件 | 940万円 | 9分 | 37万6,200円 |
| 高田市 | 近鉄南大阪線 | 19件 | 1,100万円 | 13分 | 42万9,000円 |
| 高田(奈良) | JR | 15件 | 950万円 | 7分 | 37万9,500円 |
| 浮孔 | 近鉄南大阪線 | 9件 | 690万円 | 14分 | 29万3,700円 |
| 尺土 | 市外(葛城市)の駅 | 7件 | 950万円 | 16分 | 37万9,500円 |
| 築山 | 近鉄大阪線 | 7件 | 400万円 | 9分 | 19万8,000円 |
| 坊城 | 市外(橿原市)の駅 | 5件 | 650万円 | 11分 | 28万500円 |
主要3駅(大和高田・高田市・高田)で60件。88件の3分の2です。 3駅の中央値は940万〜1,100万円で、大きな差はありません。 差が出るのは、その外側です。築山は400万円、浮孔は690万円、坊城は650万円。 駅別の中央値は新築戸建て・中古戸建て・中古マンションが混ざった値ですので、どの種別が多いかで数字は動きます。 物件を見比べるときは、同じ駅の、同じ種別の成約と比べることをおすすめします。
町別の成約(3件以上あった13町・計60件)
| 町 | 件数 | 成約中央値 | 仲介手数料の上限額 | マスタープランの地域 |
|---|---|---|---|---|
| 幸町 | 10件 | 945万円 | 37万7,850円 | 都市中核部 |
| 大字市場 | 8件 | 775万円 | 32万1,750円 | 市北西部 |
| 三和町 | 5件 | 2,000万円 | 72万6,000円 | 都市中核部 |
| 大字根成柿 | 5件 | 650万円 | 28万500円 | 市南部 |
| 大字築山 | 5件 | 300万円 | 15万4,000円 | 市北西部 |
| 曽大根 | 4件 | 2,200万円 | 79万2,000円 | 市南部 |
| 北本町 | 4件 | 890万円 | 35万9,700円 | 都市中核部 |
| 蔵之宮町 | 4件 | 495万円 | 22万9,350円 | 市中央部 |
| 大字大中 | 3件 | 2,100万円 | 75万9,000円 | 都市中核部 |
| 大字有井 | 3件 | 1,500万円 | 56万1,000円 | 市北西部 |
| 東中 | 3件 | 1,500万円 | 56万1,000円 | 市中央部 |
| 日之出町 | 3件 | 990万円 | 39万2,700円 | 市北東部 |
| 本郷町 | 3件 | 700万円 | 29万7,000円 | 都市中核部 |
成約は、特定の町に集中していません。 最多の幸町でも10件、3件以上あった13町を合わせても60件で、残りの28件は1〜2件ずつの町に散らばっています。 大和高田市の「相場」をひとつの数字で言うのが難しい理由は、ここにあります。
最も高い曽大根2,200万円と、最も低い大字築山300万円で7倍あまり。 ただし曽大根は4件、大字築山は5件です。 この件数では、新築が1件入るか、古い戸建が1件入るかで中央値が大きく動きます。 町ごとの建築年や種別は公表データにありませんので、「曽大根は高い町」「築山は安い町」と決めつけず、参考値としてお読みください。
実際の成約は、こんな中身です
| 種別 | 所在 | 成約価格 | 面積 | 間取 | 建築年 | 構造 | 最寄駅・分 | 時期 | 仲介手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マンション | 大字根成柿 | 900万円 | 専有65㎡ | 3LDK | 1994年 | RC | 坊城 10分 | 2025Q2 | 36万3,000円 |
| マンション | 幸町 | 880万円 | 専有65㎡ | 3LDK | 1984年 | RC | 大和高田 7分 | 2025Q2 | 35万6,400円 |
| マンション | 礒野町 | 880万円 | 専有75㎡ | 3LDK | 1996年 | RC | 大和高田 0分 | 2025Q4 | 35万6,400円 |
| マンション | 日之出町 | 990万円 | 専有70㎡ | 3LDK | 1989年 | RC | 大和高田 12分 | 2026Q1 | 39万2,700円 |
| 戸建 | 旭北町 | 950万円 | 土地100㎡/延床90㎡ | — | 1999年 | 木造 | 高田(奈良) 20分 | 2025Q2 | 37万9,500円 |
| 戸建 | 大字市場 | 950万円 | 土地145㎡/延床140㎡ | — | 1996年 | 木造 | 尺土 15分 | 2025Q2 | 37万9,500円 |
| 戸建 | 南本町 | 940万円 | 土地50㎡/延床90㎡ | — | 1999年 | 木造 | 高田市 10分 | 2025Q2 | 37万6,200円 |
| 戸建 | 今里町 | 1,100万円 | 土地130㎡/延床110㎡ | — | 2009年 | 木造 | 高田市 15分 | 2025Q4 | 42万9,000円 |
8件とも、880万〜1,100万円。戸建もマンションも、ほぼ同じ値段です。 築25年ほどの戸建と、築30〜40年ほどの3LDKのマンションが、同じ900万円台で並んでいます。 大和高田市では「戸建かマンションか」を、予算ではなく暮らし方で選べるということです。
戸建3件(旭北町・大字市場・南本町)は、ほぼ同じ値段・同じ頃の建築ですが、土地の広さが違います。 南本町は土地50㎡、旭北町は100㎡、大字市場は145㎡。 高田市駅から10分の街なかは土地50㎡、尺土駅から15分の市の西側は145㎡。 同じ予算で、駅からの近さをとるか、土地の広さをとるか、という選び方になります。 土地50㎡に延床90㎡という建物は、敷地いっぱいに3階建て、または2階建てで建てている形です。 こうした物件は、建て替えのときにいまと同じ大きさが建てられるか(建ぺい率・容積率・前面道路の幅)を必ず確認してください。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・大和高田市88件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。 新築戸建て・中古戸建ての「面積の中央値」は延床面積、中古マンションは専有面積です。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算で、800万円以下の物件の特例は反映していません。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。
★隣の土地を買うときの仲介手数料に、市の補助が出る ― 隣地取得事業補助金
大和高田市には、仲介手数料そのものが補助の対象に入っている制度があります。 市公式の「隣地取得事業補助金」(更新日2026年5月29日)の内容は次のとおりです。
| 項目 | 市のページに書かれている内容 |
|---|---|
| 補助対象経費 | 「不動産取得に係る仲介手数料、測量及び境界明示費用、登記費用」 |
| 補助率・上限 | 2分の1。狭小地は100,000円、未接道地は150,000円が上限 |
| 主な要件 | 「狭小地等又は隣地に建築されている住宅等を少なくとも1つ除却し、一体で利用すること」/ 「隣地取得後、管理及び処分を行うことができること」/「市税の滞納がないこと」ほか |
| 受付 | 令和8年6月15日(月曜日)から。募集2件・先着順 |
| 申請の時期 | 「契約を締結する前に、必ず交付申請手続きを行ってください」 |
| 窓口 | 環境建設部 住宅課(0745-22-1101) |
この制度が何のためにあるのかは、市のほかの計画を読むと分かります。 都市計画マスタープランは「依然として市街地中心部に低層建物の密集地が存在する」 「空き家率は全国や県と比較して特に高く」と書いています。 敷地が小さすぎる土地(狭小地)や、道路に接していない土地(未接道地)は、単独では建て替えが難しく、買い手もつきにくい。 隣の土地と一体にすれば、建て替えができる普通の宅地になる。 その取得にかかる費用を市が半分持つ、という制度です。
家を買う立場からは、2つの使い方が考えられます。
- すでに市内に狭小地・未接道地を持っている方(または親族が持っている方)が、隣を買い足す場合。 隣の家が売りに出たときは、この制度を思い出してください。
- 街なかの安い狭小地・未接道地を買い、将来、隣地と一体にすることを考える場合。 ただし、隣が売ってくれる保証はありません。「いつか隣を買えば建て替えられる」という前提での購入は、慎重に判断してください。
正直に書いておくべきことが4つあります。
- 上限は10万円・15万円です。仲介手数料・測量・登記の費用の合計の半分で、頭打ちがあります。 たとえば500万円の隣地を買うと、仲介手数料の原則の上限額は23万1,000円。その半分(11万5,500円)だけで、狭小地の上限(10万円)を超えます。
- 募集は年2件、先着順です。誰でも使える制度ではなく、年度の予算の範囲で動いている制度です。来年度も続くかどうかは、市に確認が必要です。
- 契約の前に申請が必要です。売買契約を結んでからでは間に合いません。隣地の話が出た段階で、まず住宅課に相談してください。
- 建物を少なくとも1つ除却することが要件です。取り壊した年に1月1日をまたぐと、住宅用地の特例が外れて土地の固定資産税が上がります。
家タダとの関係も、正直に書きます。 隣地の取得が家タダで仲介手数料0円の対象になる取引なら、補助対象経費のうち仲介手数料の分はそもそも発生しません (測量・境界明示・登記の費用は補助の対象として残ります)。 個人どうしの隣地の売買は、0円の対象外になることがあります。 その場合は、支払う仲介手数料がこの補助の対象になりうるということです。 どちらになるかは物件ごとに違いますので、隣地の話があるときは、URLや所在地をお送りください。 「狭小地」「未接道地」の面積などの定義は、市のページの本文には数値で書かれておらず、参考図で示されています(未取得)。
あわせて、市には次の2つの制度があります。
| 制度 | 内容(市のページ) | 令和8年度の受付 |
|---|---|---|
| 既存木造住宅耐震診断事業 | 「耐震診断」(無料)。昭和56年5月31日以前に着工、在来軸組工法、延べ面積250㎡以下、地階を除く階数が2以下 | 募集2件・先着順。「令和8年度は募集件数に達したため、受付を終了しました。」 |
| 老朽空家等除却工事補助金 | 1年以上使用されていない不良住宅の除却。補助対象費用の2分の1・上限30万円。 「工事に係る契約を締結する前に、必ず承認決定を受けてください」。原則12月末までに完了報告 | 令和8年6月15日から・募集7件・先着順 |
中古戸建て40件のうち10件が1981年以前の建築という市で、無料の耐震診断は年2件です。 古い戸建を買う方は、診断と改修の費用を自分で見込んでおく必要があります。 耐震改修工事への補助は、市のページに記載を確認できませんでした(未取得。「無い」と確認したわけではありません)。 住宅取得・移住定住・三世代同居・リフォームへの補助、空き家バンクも、市公式の住まい・移住定住のページからは掲載を確認できていません(未取得)。
出典:大和高田市「隣地取得事業補助金」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kurashi/zumai/akiyataisaku/10214.html / 大和高田市「既存木造住宅耐震診断事業」(更新日2026年9月28日) https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kurashi/zumai/zumainikansurujigyo/3401.html / 大和高田市「大和高田市老朽空家等除却工事補助金」(更新日2026年5月29日) https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kurashi/zumai/akiyataisaku/7868.html / 大和高田市都市計画マスタープラン 本編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/toshikeikaku_honpen.pdf ※制度の募集状況は各ページの更新日時点のものです。現在の状況は市の住宅課にご確認ください。
小学校を8校から3校へ ― 「校区で選ぶ」の前提が変わる
市は令和8年3月に、学校園施設の再配置の方針と計画を定めました。 いまの「8小3中」を、令和14年度以降に「3小3中」にすることを目指すというものです。 小学校の児童数は2000年の5,043人から2025年には2,261人、2045年の推計は1,230人。 再編後は「現在の中学校区を基本とした1つの小学校から1つの中学校へ進学する校区分け」を目指すとしています。
買う側にとっての意味ははっきりしています。 「◯◯小学校に通わせたいからこの町」という選び方をしても、その小学校が統合の対象になる可能性があります。 大和高田市で学校を理由に場所を選ぶなら、小学校区ではなく、中学校区(高田・片塩・高田西)で考えるほうが、計画に沿った見方になります。 統合後の校舎の位置と時期は、概要版には書かれていません(未取得)。くわしくは学区の章で扱います。
下水道の普及率は60.7% ― 物件ごとに確認が要る
都市計画マスタープランは、下水道について「普及率は60.7%となっています。(2022年3月末時点)」と書いています。 4割近くは、下水道が使えない区域ということです。
- 下水道か、浄化槽か、くみ取りか。物件の排水の方式を確認してください。浄化槽には、保守点検・清掃・法定検査の費用が毎年かかります。
- 下水道が来ている道路に面しているか。来ていても接続していない家があります。接続工事の費用は買主の負担になることがあります。
- 古い浄化槽(トイレの排水だけを処理する単独処理浄化槽)の場合、建て替えやリフォームのときに入れ替えが必要になることがあります。
町ごとの整備状況、今後の整備予定は本ページでは確認できていません(未取得)。 市街化調整区域の物件、市の縁辺部の物件では、とくに確認してください。家タダでも契約前に調査します。
まとめ:大和高田市は「浸水の深さ・道路と敷地・区域・中学校区」の4つで選ぶ市
大和高田市の住宅地の平均価格は、奈良県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 28市町村のうち9位、町村を除いた12市のなかでは6位。 変動率(+0.2%)で見ると28市町村中5位、12市のなかでは4位です。 価格は県内の市のちょうど真ん中、値動きは上位、という位置になります。
確認すべきことは、次の6点です。
- 浸水の想定は何mか、過去に浸かった場所か。市域の94.6%が浸水のおそれのある区域。 築山・有井・今里川合方は2.0m〜5.0m未満、築山・有井地内は28年間で4回、東三倉堂町地内は5回の浸水。
- 市街化区域か市街化調整区域か。調整区域なら、13の指定区域の内か外か。市街化区域なら、居住誘導区域の内か外か。
- 前面道路の幅と接道、敷地の広さ。街なかには土地50㎡の戸建もあります。建て替えで同じ大きさが建つか。
- 建築年。中古戸建て40件のうち10件が1981年以前。市の無料の耐震診断は年2件です。
- 中学校区。小学校は8校から3校へ再編する計画。番地で指定校を確認し、中学校区で考える。
- 下水道。普及率は60.7%(2022年3月末)。浄化槽なら毎年の維持費がかかります。
この6点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 対象になる物件は買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。
空から見た、この50年の大和高田市
大和高田市が市になったのは昭和23年(1948年)1月1日。奈良県内で奈良市に次ぐ2番目の市です。
左が1974〜78年、右が現在の、市役所(大字大中)を含む同じ範囲です。左の写真は、市街化区域と市街化調整区域の線引き(昭和45年12月28日)が行われて数年後にあたります。当初の市街化区域は669ha。その後5回の見直しで、平成23年には796.4haになりました。人口は平成7年(1995年)の国勢調査の73,806人がピークで、令和2年は61,744人です。2枚を見比べるときは、田や畑だった場所がどこで住宅地に変わったか、昔から家が建て込んでいた範囲がどこまでだったかに注目してください。左の写真の時点ですでに家が密集している場所は、古くからの街なかです。道路が細く、敷地が小さく、建物が古い可能性があります。逆に、左の写真で田だった場所は、市街地になってからの年数が浅く、区画が整っていることが多い一方、もともと水を張る低い土地だった可能性があります。浸水の想定とあわせて見てください。(写真の範囲は、国土地理院の住所検索で得た「奈良県大和高田市大中98番地」の座標から算出したタイルによるものです。写真の中身を当方が読み取って書いたものではありません。)












出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28738〜28740・y13032〜13033)で切り出しています。
06大和高田市を5に分けて考える(エリアガイド)
大和高田市は、都市計画マスタープラン(令和5年3月)の地域別構想で、市域を5つの地域に分けています。主要3駅のある都市中核部、築山駅のある市北西部、市北東部、市中央部、市南部。令和2年の人口の合計は61,744人で、国勢調査の人口と一致します。
ここでは、令和8年地価公示の全14地点(住宅地10・商業地4)と、国土交通省の成約価格情報88件の駅別・町別を、この5つの地域にあてはめて整理します。
先にお断りしておきます。各地域に含まれる町名は、マスタープランの地域別構想に載っている一覧によります(一覧はPDFから1回読み取ったもので、町の境目まで確かめたものではありません)。どの駅が最寄りになるかは物件ごとに違いますので、見出しの駅名は目安としてお読みください。また、成約の町別は3件以上あった13の町(計60件)だけの集計で、ほとんどの町は3〜5件です。件数を必ずあわせてご覧ください。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
都市中核部(幸町・三和町・北本町・本郷町・大中・片塩町・西町ほか)(最寄駅:大和高田/高田市/高田(JR))
3つの主要な駅が集まる、市の中心です。マスタープランによる令和2年の人口は10,593人(市全体の17.2%)。近鉄大和高田駅・近鉄高田市駅・JR高田駅があり、商業系の用途地域が集中し、市役所(大字大中)もここにあります。立地適正化計画の都市機能誘導区域(147ha)は、この主要3駅の周辺です。
住宅地の最高地点と、商業地の4地点がすべてここにあります。住宅地は「幸町10番17」が108,000円/㎡(+1.9%・10地点で最大の上昇)、「南本町1883番2外」が66,200円/㎡(+0.3%)。商業地は「片塩町303番16」117,000円/㎡(−0.8%)、「神楽2丁目220番1」115,000円/㎡(+0.9%)、「西町267番2外」111,000円/㎡(+1.8%)、「北本町73番14」75,000円/㎡(0.0%)。同じ中核部の住宅地でも、幸町108,000円と南本町66,200円で1.6倍の差があります(当方算出)。
成約は町別で幸町が10件・中央値945万円(市内最多)、三和町5件・2,000万円、北本町4件・890万円、大字大中3件・2,100万円、本郷町3件・700万円。3件以上の町だけで25件あります。幸町は、土地の単価が市内で最も高いのに、成約の中央値は945万円です。成約個票の幸町の物件は、880万円・専有65㎡・1984年築の中古マンション(大和高田駅から7分)。築年の経ったマンションが多く取引されていることがうかがえます(町ごとの種別の内訳は公表データにないため、断定はできません)。
このまとまりで必ず確認していただきたいのは、道路と建物の古さです。マスタープランは「依然として市街地中心部に低層建物の密集地が存在する」「空き家率は全国や県と比較して特に高く、内本町、三和町などの中心部(中略)で空き家が多い」と書いています。本町・市町は寺内町の面影を残す「歴史地区」で、飛鳥時代からの横大路が通っています。古い街なかの戸建は、前面道路の幅・接道の長さ・敷地の広さで、建て替えの可否と費用が大きく変わります。成約個票には、南本町の戸建で土地50㎡に延床90㎡が建っている例(940万円・1999年築)があります。校区は高田小学校区と片塩小学校区にまたがり、「一部」のつく町が多い地域です。番地で確認してください。
市北西部(築山・有井・市場・大谷・池田・野口・岡崎)(最寄駅:築山/尺土(葛城市))
5つの地域で人口が最も多い地域です。令和2年の人口は15,778人(25.6%)。マスタープランは、馬見丘陵の南端部、築山古墳、大谷山自然公園、大規模商業施設、計画的な住宅開発地がある地域としています。近鉄大阪線の築山駅があり、西の端の大字市場などでは葛城市の尺土駅が最寄りになる物件があります。
住宅地の標準地は3地点。3つとも下がっています。「大字大谷503番15」62,100円/㎡(−0.2%)、「大字市場111番45」58,800円/㎡(−0.3%)、「大字池田541番」54,300円/㎡(−0.4%・10地点の最安)。大字池田の標準地は地積401㎡で、ほかの9地点(100〜166㎡)より広い区画です。
成約は町別で大字市場が8件・中央値775万円、大字築山が5件・300万円、大字有井が3件・1,500万円。最寄駅別では築山が7件・400万円・駅からの平均9分、尺土が7件・950万円・平均16分。大字築山の300万円、築山駅の400万円は、どちらも市内で最も低い中央値です(5件・7件なので参考値)。300万円にかかる仲介手数料の上限額は15万4,000円ですが、800万円以下の物件は、特例で33万円(税込)まで受け取れることになっています。物件価格300万円に対して33万円なら、手数料は価格の1割を超えます。成約個票の大字市場の戸建は、950万円・土地145㎡/延床140㎡・1996年築・木造で、尺土駅から15分でした。
この地域で最初に確認していただきたいのは水害です。立地適正化計画は「高田川沿いの大字築山、大字有井の地区」で水深が2.0m〜5.0m未満になる地域があるとし、浸水深2m以上の地区を居住誘導区域から外しています。地域防災計画には、築山・有井地内で過去28年間に4回・494戸の浸水が記録されています。想定ではなく、実際に水がついた記録です。マスタープランは、大字市場・大字池田・大字野口・大字築山などの「市街地縁辺部の住宅地」でも空き家が多いと書いています。市街化調整区域の指定区域(北大谷地区・大谷地区)もこの地域にあります。校区は磐園小学校区(築山・有井など)と陵西小学校区(市場・野口・岡崎・池田・大谷)で、中学校はどちらも高田西中学校区です。
市北東部(日之出町・日之出東本町・旭北町・土庫・松塚・神楽・池尻・藤森ほか)(最寄駅:大和高田/高田(JR)/松塚)
マスタープランによる令和2年の人口は11,243人(18.2%)。市街化区域の住宅地に、産業系の施設が混ざる地域です。近鉄大阪線の松塚駅の名前がついた大字松塚もここに含まれます。
住宅地の標準地は「日之出東本町1278番1」78,400円/㎡(+0.8%・10地点で2番目に高い)と、「旭北町528番9」63,700円/㎡(−0.3%)。同じ地域のなかで、上がった地点と下がった地点が並んでいます。
成約は町別で日之出町が3件・中央値990万円。3件以上あった町はここだけです。成約個票では、日之出町の中古マンション(990万円・専有70㎡・3LDK・1989年築・RC)が大和高田駅から12分、旭北町の戸建(950万円・土地100㎡/延床90㎡・1999年築・木造)がJR高田駅から20分。どちらも1,000万円を少し下回る価格で、仲介手数料の上限額は39万2,700円と37万9,500円です。
市街化調整区域の指定区域(藤森地区・池尻地区)がこの地域にあります。大字藤森・大字池尻で戸建を検討するときは、市街化区域か調整区域か、調整区域なら指定区域の図の内側かを確認してください。校区は高田小学校区(日之出東本町・日之出町の大部分など)と土庫小学校区(土庫・藤森・松塚・東雲町など)で、どちらも高田中学校区。旭北町・曙町・昭和町は片塩小学校区です(片塩小学校区は、進む中学校が高田中と片塩中に分かれます)。日之出町は高田小と土庫小に分かれますので、番地で確認してください。
市中央部(礒野・春日町・蔵之宮町・東中・三倉堂・今里・田井ほか)(最寄駅:高田市/浮孔(物件ごとに確認))
マスタープランによる令和2年の人口は14,135人(22.9%)で、5地域で2番目に多い地域です。住宅地が中心で、河川沿いの土地を含みます。
住宅地の標準地は3地点。動きの小さい地域です。「春日町1丁目516番4外」66,800円/㎡(0.0%)、「礒野北町136番15」66,600円/㎡(−0.1%)、「蔵之宮町207番10」63,300円/㎡(0.0%)。3地点とも63,000〜67,000円の幅に収まり、変動率は0.0%か−0.1%。市の平均(68,820円)に近い、大和高田市の「ふつうの住宅地の値段」が出ている地域です。
成約は町別で蔵之宮町が4件・中央値495万円、東中が3件・1,500万円。成約個票では、礒野町の中古マンション(880万円・専有75㎡・3LDK・1996年築・RC)が大和高田駅から0分、今里町の戸建(1,100万円・土地130㎡/延床110㎡・2009年築・木造)が高田市駅から15分でした。蔵之宮町の495万円にかかる仲介手数料の上限額は22万9,350円です(4件なので参考値)。
この地域でも、水害の確認が欠かせません。立地適正化計画は「葛城川沿いの大字今里川合方の地区」で水深が2.0m〜5.0m未満になる地域があるとしています。地域防災計画には、東三倉堂町地内で過去28年間に5回・113戸の浸水が記録されています。地域防災計画は、栄町地区の「高田土木事務所駐車場甘田川地下貯留施設」が建設中(令和8年3月末完成予定)と書いています。「何度も水がついた場所」と「対策が進められている場所」が、この地域に重なっています。市街化調整区域の指定区域(田井地区)もあります。校区は浮孔小学校区(田井・蔵之宮町・三倉堂・南今里町など)、浮孔西小学校区(東中・栄町・春日町・甘田町など)、片塩小学校区(今里町・今里川合方など)、高田小学校区(礒野町・礒野北町など)に分かれます。
市南部(曽大根・根成柿・勝目・出・西坊城・秋吉・奥田・吉井・南陽町)(最寄駅:浮孔/坊城(橿原市)(物件ごとに確認))
マスタープランによる令和2年の人口は9,995人(16.2%)。5地域で最も少ない地域で、農地が主です。令和8年地価公示の標準地は、住宅地・商業地とも、この地域には1地点もありません。
成約は町別で大字根成柿が5件・中央値650万円、曽大根が4件・2,200万円。最寄駅別では、橿原市の坊城駅が5件・650万円・駅からの平均11分です。成約個票では、大字根成柿の中古マンション(900万円・専有65㎡・3LDK・1994年築・RC)が坊城駅から10分。市の南の端では、最寄駅が隣の橿原市の駅になります。曽大根の2,200万円は13の町のなかで最も高い中央値ですが、4件ですので、新築が1件入るか、古い戸建が1件入るかで大きく動く数字です。参考値としてお読みください。
この地域の物件は、まず「市街化区域か市街化調整区域か」です。市街化調整区域の指定区域(都市計画法第34条第11号)13地区のうち、勝目・出・西坊城・吉井・曽大根・秋吉・奥田・根成柿の8地区が、この地域の大字の名前です。指定区域のなかなら一戸建住宅(地階を除く階数3以下)の立地が認められますが、想定最大規模の降雨で浸水深が3.0m以上になる区域や、甲種農地・第一種農地などは除かれます。都市計画税(0.25%)がかからない代わりに、建て替え・住宅ローン・下水道の有無を物件ごとに確かめる必要がある地域です。市の下水道普及率は60.7%(2022年3月末)。下水道が来ていない物件は浄化槽になります。校区は菅原小学校区(吉井・出・秋吉・西坊城・奥田・根成柿)、浮孔西小学校区(曽大根・南陽町)、浮孔小学校区(勝目)で、中学校はいずれも片塩中学校区です。
※エリア区分と各エリアの記述は、大和高田市・奈良県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。
07大和高田市の交通
鉄道
大和高田市には鉄道が4路線、駅が6つあります(都市計画マスタープラン)。近鉄大阪線(大和高田駅・築山駅・松塚駅)、近鉄南大阪線(高田市駅・浮孔駅)、そしてJRの高田駅です。16.48km²の市域に6駅。市が設定した都市機能誘導区域(147ha)は、大和高田駅・高田市駅・高田駅の「主要3駅」の周辺です。
大和高田市で最初に決めていただきたいのは「大阪のどこへ出るか」です。市公式の紹介では、近鉄大阪線は大阪上本町駅まで約30分、近鉄南大阪線は大阪阿部野橋駅まで約31分。行き先が上本町・難波方面か、天王寺・阿部野橋方面かで、使う路線と駅が変わります。「大和高田駅」と「高田市駅」と「高田駅」は名前が似ていますが、3つとも別の路線の、別の駅です。物件広告の駅名は、路線名とあわせて確認してください。
成約は、近鉄大阪線の大和高田駅・築山駅で33件、近鉄南大阪線の高田市駅・浮孔駅で28件、JR高田駅で15件。残りの12件は、市外の尺土駅(葛城市)・坊城駅(橿原市)が最寄りです。所要時間や本数は、各社の時刻表でご確認ください(本ページには、市公式に書かれている所要時間だけを載せています)。京都方面への所要時間は、市公式に記述を確認できませんでした(未取得)。
| 駅 | 路線 | 1日平均乗降人員 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 大和高田 | 近鉄大阪線 | 13,667人 | 成約データの最寄駅として市内で最も件数が多い駅(26件・中央値940万円・駅からの平均9分)。市公式は「近鉄大阪線 大阪上本町駅〜大和高田駅 約30分」と紹介しています。立地適正化計画が都市機能誘導区域(147ha)を設定している「主要3駅」のひとつで、都市計画マスタープランの「都市中核部」にあります。成約個票では、幸町の中古マンション(880万円・専有65㎡・3LDK・1984年築・RC)が駅から7分、礒野町の中古マンション(880万円・専有75㎡・3LDK・1996年築・RC)が駅から0分、日之出町の中古マンション(990万円・専有70㎡・3LDK・1989年築・RC)が駅から12分。個票に出てくるこの駅の物件は、3件とも1,000万円未満の中古マンションです。住宅地の最高地点「幸町10番17」(108,000円/㎡・+1.9%)は、成約が10件と最も多い幸町にあります |
| 築山 | 近鉄大阪線 | 2,553人 | 成約は7件・中央値400万円・駅からの平均9分。市内の駅で最も低い中央値です(7件なので参考値)。400万円にかかる仲介手数料の上限額は19万8,000円。都市計画マスタープランの「市北西部」にあり、町別では大字築山が5件・300万円、大字有井が3件・1,500万円。立地適正化計画は「高田川沿いの大字築山、大字有井の地区」で水深2.0m〜5.0m未満の地域があるとし、地域防災計画は築山・有井地内で過去28年間に4回・494戸の浸水を記録しています。この駅の物件は、ハザードマップと居住誘導区域の確認が最優先です |
| 松塚 | 近鉄大阪線 | 1,170人 | 市の自転車駐車場・放置禁止区域のページと地域公共交通計画で、近鉄大阪線の市内の駅として確認できる駅です。成約データでは、この駅を最寄りとする成約は3件に届かず、駅別の集計に出てきません。大字松塚は都市計画マスタープランの「市北東部」に含まれます。物件の選択肢が少ない駅だということは、探す前に知っておいてください |
| 高田市 | 近鉄南大阪線 | — | 成約は19件・中央値1,100万円・駅からの平均13分。市内の駅で最も高い中央値で、1,100万円にかかる仲介手数料の上限額は42万9,000円です。市公式は「近鉄南大阪線 大阪阿部野橋駅〜高田市駅 約31分」と紹介しています。主要3駅のひとつ。成約個票では、南本町の戸建(940万円・土地50㎡/延床90㎡・1999年築・木造)が駅から10分、今里町の戸建(1,100万円・土地130㎡/延床110㎡・2009年築・木造)が駅から15分。駅からの平均13分は、駅前より少し離れた住宅地の成約が多いことを示しています |
| 浮孔 | 近鉄南大阪線 | — | 成約は9件・中央値690万円・駅からの平均14分(9件なので参考値)。690万円にかかる仲介手数料の上限額は29万3,700円です。市の自転車駐車場のページで市内の駅として確認でき、路線名は地域公共交通計画によります。駅からの平均14分は、市内の駅で最も長い数字です。市の中央部から南部にかけては市街化調整区域が広がりますので、この駅が最寄りの物件は、市街化区域か調整区域か(調整区域なら指定区域の内か外か)を最初に確認してください |
| 高田 | JR和歌山線 | — | 成約は15件・中央値950万円・駅からの平均7分(成約データでは「高田(奈良)」と表記されています)。駅からの平均7分は、市内の駅で最も短い数字です。主要3駅のひとつで、駅の西側に市の駐車場があります。成約個票では、旭北町の戸建(950万円・土地100㎡/延床90㎡・1999年築・木造)が駅から20分。市公式は「JR大和路線 天王寺駅から約35分」と紹介しています。市の計画はJR和歌山線とJR桜井線の2つを市内を通る路線に数えていますが、JR桜井線の市内の駅名は、市の計画の文章からは確認できませんでした(未取得) |
※市内の駅が6つであることは、市の計画で確認しています。都市計画マスタープランは「鉄道は4路線6駅が立地し、路線バス、コミュニティバス『きぼう号』が運行している」と書いており、路線は近鉄大阪線・近鉄南大阪線・JR和歌山線・JR桜井線の4つです。駅名は、市の「自転車駐車場と放置禁止区域」のページ(近鉄大和高田駅・JR高田駅・高田市駅・築山駅・松塚駅・浮孔駅)と、地域公共交通計画(近鉄大阪線:築山・大和高田・松塚/近鉄南大阪線:高田市・浮孔)で確認しました。各駅の所在地(どの町にあるか)は、鉄道事業者の駅情報のページを取得しておらず、本ページには載せていません(未取得)。
近鉄大阪線の3駅の乗降人員は、近畿日本鉄道が公表している「駅別乗降人員」の値で、令和7年11月11日(火)の1日の調査値です。年間の平均ではありません。表の見出しは「1日平均乗降人員」となっていますが、この3駅はこの1日だけの数字としてお読みください。大和高田駅13,667人、築山駅2,553人、松塚駅1,170人です。近鉄南大阪線の高田市駅・浮孔駅と、JRの高田駅が「—」なのは、数値を確定できていないためです(未取得)。市の地域公共交通計画には主要3駅の乗降客数が載っていますが、PDFを2回読み取った結果が食い違ったため、本ページには載せていません。3駅の数字が無いので、市内の6駅を通した順位は本ページでは書いていません。
成約データには、市外の駅が2つ出てきます。尺土駅が7件(中央値950万円・駅からの平均16分)、坊城駅が5件(650万円・平均11分)です。国土地理院の地名検索によると、尺土駅の市区町村コードは29211(葛城市)、坊城駅は29205(橿原市)。どちらも大和高田市の駅ではありませんが、市の西の端・南の端の物件では、こちらが最寄駅になります。成約個票では、大字市場の戸建(950万円・土地145㎡/延床140㎡・1996年築・木造)が尺土駅から15分、大字根成柿の中古マンション(900万円・専有65㎡・3LDK・1994年築・RC)が坊城駅から10分でした。地域公共交通計画の路線別の並びには、尺土(近鉄南大阪線)のほかJR五位堂駅・大和新庄駅も出てきますが、市内の駅であるという記述はなく、本ページでは市内の駅に数えていません。
駅別の件数を足すと、88件ちょうどになります。近鉄大阪線の2駅(大和高田・築山)で33件、近鉄南大阪線の2駅(高田市・浮孔)で28件、JR高田駅で15件、市外の2駅で12件。松塚駅は3件に届かないため、集計に出てきません。
駅からの平均の読み方。高田(JR)7分、大和高田9分、築山9分、高田市13分、浮孔14分。市域は東西4.8km・南北5.1kmと小さく、平らな市ですので、自転車で駅に出る暮らしが成り立ちやすい地形です。市は駅の周辺に自転車駐車場を7か所設けています。成約個票には、JR高田駅から20分の戸建もあります。駅までの手段(徒歩・自転車・バス・車)は、物件ごとに確認してください。
道路
車での移動について、市公式「市の輪郭」は「西名阪自動車道で約30分、南阪奈道路で約10分」と大阪方面への近さを紹介しています(どこからどこまでの時間かは、市のページの表現に従ってください)。都市計画マスタープランは、広域幹線道路として京奈和自動車道・中和幹線・国道24号大和高田バイパス、地域交流軸として国道24号・国道165号・県道大和高田斑鳩線などを位置づけています。インターチェンジの名称・位置、各道路の整備状況は、本ページでは確認していません(未取得)。
街なかの細い道について。都市計画マスタープランは「依然として市街地中心部に低層建物の密集地が存在する」と書き、方針として「密集市街地では、防災性の向上を図るため、建築物の中心線後退による拡幅の働きかけ、隅切りの設置等により狭隘道路の改善を図ります」を挙げています。「中心線後退」とは、道路の中心から2mの線まで敷地を下げて建てること(いわゆるセットバック)です。前面道路の幅が4mに満たない物件は、建て替えのときに敷地の一部を道路として提供することになり、建てられる面積が減ります。道路に2m以上接していない土地(未接道地)は、原則として建て替えができません。中心部の古い戸建を検討するときは、前面道路の幅と、道路に接している長さを最初に確認してください。市の隣地取得事業補助金は、こうした狭小地・未接道地を隣の土地と一体にする取得を後押しする制度です(特徴の章で扱います)。
都市計画道路については、市の都市計画課のページに「西大路線の廃止」「都市計画道路見直し方針」という項目があります(内容は本ページでは確認していません)。都市計画道路の区域にかかる敷地は、建築に制限がかかります(都市計画法第53条の許可)。見直しで廃止された路線もあるということですので、古い資料の情報をうのみにせず、その土地が現在の計画の区域にかかるかどうかを、市の都市計画課(0745-22-1101)でご確認ください。
市のコミュニティバスは「きぼう号」です。地域公共交通計画(計画期間は令和4〜8年度)によると、3路線・6系統、運賃は片道100円。令和2年度の利用者は1日平均176.2人でした。1日176人という数字は、通勤・通学の主な足というより、通院や買い物の足として使われている規模です。計画は公共交通の課題として、運行本数の少なさ、路線の分かりにくさ、運転手不足などを挙げています。バス便を前提に物件を選ぶ方は、現在の時刻表と、自転車・車での代替手段をあわせて確認してください。
駅の周辺には、市の自転車駐車場が7か所あります(近鉄大和高田駅・JR高田駅の周辺、高田市駅、築山駅、松塚駅、浮孔駅の周辺)。JR高田駅の西側には市の駐車場もあります。駅の周辺は自転車の放置禁止区域に指定されていますので、駅まで自転車を使う方は、駐車場の空きと料金を、契約の前に市のページでご確認ください。
※高田市駅・浮孔駅・JR高田駅の乗降人員、各駅の所在地、JR桜井線の市内の駅名、京都方面への所要時間、路線バスの系統・便数、きぼう号の時刻表は、本ページでは確認できていません(未取得)。近鉄大阪線の3駅の乗降人員は令和7年11月11日(火)の1日の調査値です。出典:近畿日本鉄道「駅別乗降人員 難波線 大阪線」 https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/a.html /大和高田市「市の輪郭」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/shisei/gaiyo/3253.html /大和高田市地域公共交通計画 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/20/tiiki_koukyoukoutuu_keikaku.pdf /大和高田市都市計画マスタープラン 本編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/toshikeikaku_honpen.pdf /大和高田市「自転車駐車場と放置禁止区域」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kurashi/doro_kotsu/chusha_churinjo/8852.html /国土地理院 地名検索(尺土駅・坊城駅)
08大和高田市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」
奈良県で家を探すとき、最初につまずきやすいのがこの区分です。
同じ市の中に市街化区域と市街化調整区域の両方があるところでは、どちらに入るかで建て替えや住宅ローンの条件が変わります。
大和高田市は市域の全部が都市計画区域(大和都市計画区域)で、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。市公式「大和高田市の都市計画(土地利用)」によると、市街化区域は796.4ha、市街化調整区域は852.6ha(第5回見直し・平成23年5月10日告示)。都市計画マスタープランは「市街化区域が48.3%(796.4ha)、市街化調整区域が51.7%(852.6ha)」と書いています。
「大和高田市」という住所の半分強は、市街化調整区域です。面積が県内の市で最も小さく、駅が6つあり、人口密度が1km²あたり約3,700人という数字だけを見ると、市域のほとんどが市街地のように思えますが、実際には市の南部を中心に農地が広がっています。
市街化区域は、50年あまりかけて少しずつ広がってきました。昭和45年12月28日の当初の線引きでは市街化区域669ha・市街化調整区域974ha。その後5回の見直しを経て、平成23年5月10日に796.4ha・852.6haになっています。平成23年より後の見直しの有無は、市のページ(更新日2022年1月21日)からは確認できません。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 796 ha | 48.3% |
| 市街化調整区域 | 853 ha | 51.7% |
| 合計(都市計画区域) | 1,649 ha | 100.0% |
※区域区分の決定・変更:当初の線引きは昭和45年12月28日(市街化区域669ha・市街化調整区域974ha)。直近は第5回見直し・平成23年5月10日(796.4ha・852.6ha)。表の面積は立地適正化計画が1ha単位で示す値です
市街化調整区域だと何が起きるか
- 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
- 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
- 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
- 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い
都市計画税について、大和高田市の税率は0.25%です。課税されるのは市街化区域内の土地・家屋で、市街化調整区域の土地・家屋にはかかりません。市街化区域なら固定資産税1.4%と合わせて1.65%、市街化調整区域なら1.4%のみです。市域の51.7%は市街化調整区域ですから、検討中の物件がどちらにあるかで、毎年の税額が変わります。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。
調べ方(ご自身でも確認できます)
- 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
- 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
- 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する
※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。
市街化調整区域でも戸建を建てられる「指定区域」が13地区あります
大和高田市の市街化調整区域には、都市計画法第34条第11号の規定にもとづく指定区域が13地区あります(令和6年3月1日現在・市公式「都市計画法第34条第11号の規定に基づく指定区域一覧」)。奈良県の「都市計画法に基づく開発許可の基準に関する条例」による区域で、市のページは、この区域では「一戸建住宅及び一戸建兼用住宅の立地が認められます。地階を除く階数が3以下のものに限ります」と説明しています。
| 地区 | 指定年月日 | 地区 | 指定年月日 |
|---|---|---|---|
| 藤森地区 | 平成18年4月11日 | 吉井地区 | 平成19年4月17日 |
| 池尻地区 | 平成23年5月10日 | 曽大根地区 | 平成19年4月17日 |
| 田井地区 | 平成18年10月31日 | 秋吉地区 | 平成19年4月17日 |
| 勝目地区 | 平成18年10月31日 | 奥田地区 | 平成19年12月11日 |
| 出地区 | 平成18年10月31日 | 根成柿地区 | 平成22年10月12日 |
| 北大谷地区 | 平成22年10月12日 | 大谷地区 | 平成26年10月7日 |
| 西坊城地区 | 平成19年4月17日 | — | — |
13地区のうち8地区(勝目・出・西坊城・吉井・曽大根・秋吉・奥田・根成柿)は、都市計画マスタープランが「市南部」としている大字の名前です。市の南部で戸建を探すと、この指定区域の物件に出会う可能性があります。ただし「地区の名前がついた大字の全部」が指定区域というわけではありません。市のページは、次の土地を指定区域から除くとしています。
- 建築基準法第39条第1項の災害危険区域、地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域、土砂災害警戒区域、浸水被害防止区域
- 「想定最大規模降雨における想定浸水深が3.0m以上または浸水想定時間が72時間以上となる区域」
- 市街化編入抑制区域、甲種農地・第一種農地
買う側が確かめることは3つです。(1)その土地が指定区域の図の内側にあるか。(2)浸水の想定などで除外される土地にあたらないか。(3)建てたい建物が「一戸建住宅・地階を除く階数3以下」の範囲に入るか。区域総括図と指定区域図は奈良県のサイトで公開されており、関係書類は奈良県の建築安全推進課、高田土木事務所、大和高田市都市計画課で縦覧できます。指定区域の外の市街化調整区域では、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いを、物件ごとに確認する必要があります。
出典:大和高田市「都市計画法第34条第11号の規定に基づく指定区域一覧」(更新日2024年3月21日)https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2065.html ※各地区の面積・区域の境界は、区域図(奈良県のサイト)を確認しておらず未取得です。
立地適正化計画(令和元年6月)― 市が住宅を誘導する区域は760ha
大和高田市は令和元年6月に立地適正化計画を策定しています。目標年次は「おおむね20年後の2035年(令和17年)」です。
| 区域 | 面積 | 内容 |
|---|---|---|
| 居住誘導区域 | 760 ha | 都市計画区域の46.1%、市街化区域の95.5% |
| 都市機能誘導区域 | 147 ha | 都市計画区域の8.9%、市街化区域の18.5%。主要3駅(大和高田駅・高田市駅・高田駅)の周辺 |
大事なのは、居住誘導区域に「含めなかった区域」です。計画は次の区域を居住誘導区域に含めないとしています。
- 浸水深が2m以上の地区
- 工業地域や地区計画の指定にもとづき、主に非住居系の土地利用の誘導を図る地域
計画は、浸水深が大きい場所を地名で示しています。「高田川沿いの大字築山、大字有井の地区や葛城川沿いの大字今里川合方の地区では、水深が2.0m〜5.0m未満と高くなる地域が見られます」。市街化区域のうち約36ha(当方算出・市街化区域の4.5%)が居住誘導区域の外です。そこは住んではいけない場所ではありませんし、戸建を1軒買う・建てるだけなら届出も要りません。ただ、市が「ここに住宅を集めていく」と決めた区域から、浸水の深さを理由に外された土地があることは、物件を選ぶ前に知っておく価値があります。届出が必要になるのは次の場合です。
- 居住誘導区域の外で、3戸以上の住宅、または1,000㎡以上の規模の開発・建築を行う場合
- 行為に着手する30日前までに届出
居住誘導区域の境界線がどこを通っているかは、計画書の図でしか示されておらず、本ページでは町名として取得できていません(未取得)。検討中の物件が区域の内か外かは、市の都市計画課でご確認ください。家タダでも契約前に確認します。
出典:大和高田市「立地適正化計画」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/shisei/seisaku_keikaku/3658.html /同 概要版 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/gaiyoo.pdf
用途地域・高度地区・準防火地域・生産緑地地区
市公式のページに載っている地域地区は4つです。
| 種類 | 決定・指定の年月日 | 住宅を買う立場から |
|---|---|---|
| 準防火地域 | 昭和33年12月28日指定 | 建物の構造・窓などに防火の基準がかかり、建築費に影響することがある |
| 用途地域 | 昭和47年12月8日決定 | 建てられる建物の種類、建ぺい率・容積率が決まる |
| 高度地区 | 昭和48年2月24日指定 | 建物の高さに制限がかかる |
| 生産緑地地区 | 平成4年12月25日指定 | 住宅地のなかに残る農地。隣が生産緑地なら当面は建物が建ちにくい |
用途地域の種類ごとの面積、建ぺい率・容積率、高度地区の高さの数値、準防火地域の範囲は、市のページに記載がなく、本ページでは取得できていません(未取得)。古い戸建を買って建て替える場合、いまの基準で同じ大きさの家が建つとは限りません。検討中の物件の数値は、市の都市計画課(0745-22-1101)または重要事項説明書でご確認ください。
出典:大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」(更新日2022年1月21日)https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2066.html
09大和高田市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)
購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。
| 税目 | 税率 | 課税対象 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% | 市街化区域・市街化調整区域を問わず課税 |
| 都市計画税 | 0.25% | 市街化区域内の土地・家屋のみ |
| 合計(市街化区域) | 1.65% | 課税標準額に対して |
大和高田市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.25%です(市公式「固定資産税・都市計画税」)。市街化区域の物件なら合計1.65%、市街化調整区域の物件なら固定資産税の1.4%のみになります。
都市計画税の0.25%は、地方税法が定める上限(0.3%)より低い税率です。課税標準額1,000万円なら、0.3%の場合より年5,000円少ない計算になります(当方算出)。課税されるのは市街化区域内の土地・家屋です。大和高田市は市域の51.7%が市街化調整区域ですから、同じ大和高田市内でも、都市計画税がかかる物件とかからない物件があります。課税標準額1,000万円なら年2万5,000円の差です(当方算出)。
年の途中で売買した場合の精算にも触れておきます。固定資産税・都市計画税は、その年の1月1日現在の所有者に1年分が課税される税です。年の途中の売買では、日割りの精算を売主・買主の合意で行うのが商慣習で、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。
納期は4月末・7月末・9月末・11月末の4期。4期目が11月末で、年内に納め終わる日程です。12月や翌年2月に納期がある市から引っ越してくる方は、後半の間隔が短い点にご注意ください。
免税点は、土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。
住宅用地の特例は、地方税法で全国共通に決まっています。固定資産税は、小規模住宅用地(200㎡以下の部分)が価格の6分の1、一般住宅用地(200㎡を超える部分)が価格の3分の1。都市計画税は、小規模住宅用地が価格の3分の1、一般住宅用地が価格の3分の2です(大和高田市のページでこの数値そのものは確認しておらず、法律の定めを書いています)。
大和高田市の成約データでは、戸建49件の土地面積の中央値は130㎡です。流通している戸建の多くは、土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだということになります。
住宅を取り壊すと、この特例が外れます。古家つきの土地を買って建て替える方、狭小地と隣地を一体にするために建物を除却する方は、1月1日をまたいで更地の期間ができると、その年の土地の税額が上がることを知っておいてください。
市には「住宅の改修に伴う減額措置」「わがまち特例」のページがあります。新築住宅の減額や市独自の軽減の割合・期間は、本ページでは内容を確認しておらず、数値を載せていません(未取得)。築浅の中古戸建てを買う方は、いまの税額が減額中のものかどうかを売主側に確認しておくと、買ったあとの負担を読み違えずに済みます。
免税点
同一人が大和高田市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。
| 区分 | 免税点 |
|---|---|
| 土地 | 300,000円 |
| 家屋 | 200,000円 |
| 償却資産 | 1,500,000円 |
※納期:第1期 4月末/第2期 7月末/第3期 9月末/第4期 11月末/納期は市公式「固定資産税・都市計画税」のページによる。各年度の日付は納税通知書でご確認ください
※税率・免税点は大和高田市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。
10大和高田市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)
大和高田市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。市公式の「指定校の変更・区域外就学について」は、「大和高田市教育委員会では、住所(住民票登録地)により学校を指定しております。原則として教育委員会が指定した学校以外へ就学することはできません」と説明しています。運用としては住所で学校が決まる仕組みです。「学校選択制」という語は、市公式の学校区・指定校変更のページにありません。一方、令和8年3月の学校園施設再配置基本方針・基本計画の概要版には、再編にあたって「隣接する学区での選択制やスクールバスの運行を検討する」という記述があります。将来の扱いが変わる可能性があるため、本ページでは断定を避けています。
指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)
指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。
- 市公式は、「大和高田市教育委員会が別に定める指定校の変更及び区域外就学審査基準に該当し、教育上適当と認められた場合に限り、指定された学校以外への就学が可能」と説明しています
- 審査基準の中身(どんな事由なら認められるか)はPDFで公開されていますが、本ページでは内容を確認できていません(未取得)。このページでは推測で事由を並べることはしていません
- 申請の窓口は市役所2階の学校教育課(0745-22-1101)です。市公式は「詳しくは学校教育課までお問合せください」としています
- 「引渡しが4月を過ぎるが、学年の始めから新居の校区の学校に通わせたい」「引っ越したあとも卒業までいまの学校に通わせたい」といった希望がある方は、売買契約の前に、認められるかどうかを学校教育課にご確認ください
※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は大和高田市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。
子育て支援は「市町村ごとに」違う
こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ奈良県内でも、市町村が変われば条件が変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| こども医療費助成の対象 | 0歳から18歳の年度末まで(子ども医療費助成制度。令和6年8月から) |
| 所得制限 | 市のページに所得制限についての記述はありません |
| 一部自己負担 | 通院:未就学児は1医療機関につき月500円、就学児以上は月1,000円(調剤薬局は負担なし)。入院:1医療機関につき月1,000円(14日未満は500円) |
| 保育所等の待機児童数 | 22人(令和6年4月1日現在・第3期大和高田市子ども・子育て支援事業計画。令和2年度0人・3年度5人・4年度13人・5年度25人。令和7年度以降は未取得) |
市立小学校8校・中学校3校。校区は町名で決まります
市公式の「学校区」のページ(更新日2026年7月3日)に、小学校区ごとの町名が載っています。
| 中学校区 | 小学校区 | 校区に出てくる主な町名(市の一覧から抜粋) |
|---|---|---|
| 高田中学校区 | 片塩小学校区(片塩中学校区に属する一部を除く) | 永和町、旭北町、旭南町、北片塩町、片塩町、曙町、今里町、大字今里、中今里町、今里川合方、昭和町、礒野東町 ほか |
| 高田小学校区 | 西町、北本町、内本町、幸町、大中東町、大中南町、大字大中、大字高田、大字礒野、日之出西本町、日之出東本町、南本町、本郷町、三和町、礒野町、礒野北町 ほか | |
| 土庫小学校区 | 大字土庫、土庫一丁目〜三丁目、大字藤森、大字松塚、東雲町 ほか | |
| 片塩中学校区 | 片塩小学校区の一部 | (どの町が片塩中学校区になるかは、市の一覧では町名で示されていません) |
| 浮孔小学校区 | 大字田井、田井新町、大字勝目、蔵之宮町、西三倉堂一丁目・二丁目、中三倉堂一丁目・二丁目、東三倉堂町、南今里町 ほか | |
| 菅原小学校区 | 大字吉井、大字出、大字秋吉、大字西坊城、大字奥田、大字根成柿 | |
| 浮孔西小学校区 | 東中一丁目・二丁目、栄町、曽大根一丁目・二丁目、南陽町、大字東中、大字曽大根、春日町一丁目・二丁目、甘田町、礒野新町 ほか | |
| 高田西中学校区 | 磐園小学校区 | 大字築山、大字有井、大字池尻、大字神楽、神楽一丁目〜三丁目 ほか |
| 陵西小学校区 | 大字市場、大字野口、大字岡崎、大字池田、大字大谷 |
注意していただきたいのは「一部」のつく町です。市の一覧では、本郷町・南本町・三和町・大東町・材木町などが、高田小学校区と片塩小学校区の両方に出てきます(片塩小学校区のほうに「◯◯の一部」と書かれています)。日之出町は高田小と土庫小、礒野南町は片塩小と浮孔西小、大字池田・大字大谷は磐園小と陵西小に分かれます。さらに片塩小学校区は、進む中学校が高田中と片塩中に分かれます。成約の多い三和町(5件)・本郷町(3件)は、まさにこの「一部」がつく町です。契約前に、番地まで含めた住所で、学校教育課(0745-22-1101)に指定校を確認してください。
★「8小3中」を「3小3中」へ ― 令和8年3月の再配置計画
大和高田市で学区を理由に家を選ぶ方に、必ず知っておいていただきたい計画があります。市は令和8年(2026年)3月に「大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画」を定めました。概要版の内容は次のとおりです。
| 項目 | 計画(概要版)の記載 |
|---|---|
| いま | 「8小3中」(小学校8校・中学校3校) |
| めざす姿 | 「令和14年度以降(2032年度以降)」に「3小3中」 |
| 校区の考え方 | 「再編後は現在の中学校区を基本とした1つの小学校から1つの中学校へ進学する校区分けを目指します」 |
| 新しい学校 | 「小中一貫教育の推進を図るための義務教育学校など、新たな学校の設置を検討します」 |
| 通学 | 「小学校4km以内(おおむね1時間以内)、中学校6km以内(おおむね1時間以内)」。「隣接する学区での選択制やスクールバスの運行を検討する」 |
| 幼稚園・保育所 | 「令和7〜8年度にかけて、市立保育所、市立こども園とあわせた一体的な検討を進めていく」 |
| 年 | 小学校の児童数 | 中学校の生徒数 |
|---|---|---|
| 2000年 | 5,043人 | 2,298人 |
| 2025年 | 2,261人 | 1,161人 |
| 2045年(推計) | 1,230人 | 649人 |
2025年の2,261人を8校で割ると、1校あたり約283人。2045年の推計1,230人を8校で割ると約154人です(当方算出)。市が再編に動く理由は、この数字から読み取れます。
家を買う立場からは、次の3点が実務上の確認事項です。
- 「この小学校に通わせたいから、この町で買う」という選び方は、前提が変わる可能性があります。いま小学校に入るお子さんは、卒業までのあいだに再編の時期(令和14年度以降)がかかるかもしれません。
- 再編後は「中学校区」が単位になります。いまの中学校区は、高田中(片塩小の一部を除く・高田小・土庫小)、片塩中(片塩小の一部・浮孔小・菅原小・浮孔西小)、高田西中(磐園小・陵西小)。検討中の物件がどの中学校区かを、小学校区とあわせて確認してください。
- 統合後の校舎がどこに置かれるか、どの学校からいつ再編されるかは、概要版には書かれていません。概要版にあるのは「隣接する学校との再編の取組に着手します」という方針までです。校舎の位置・時期は本ページでは確認できていません(未取得)ので、最新の状況は学校教育課にご確認ください。
子ども医療費 ― 18歳の年度末まで。県内の医療機関は窓口で精算
| 区分 | 対象 | 一部負担金(1医療機関につき・1か月) |
|---|---|---|
| 通院 | 未就学児 | 500円 |
| 通院 | 就学児以上(18歳の年度末まで) | 1,000円 |
| 入院 | 0歳〜18歳の年度末 | 1,000円(14日未満の入院は500円) |
| 調剤薬局 | — | 負担なし |
市公式の「子ども医療費助成制度」(更新日2026年4月1日)によると、令和6年8月から対象が「0歳から18歳年度末の子ども」になり、県内の医療機関では現物給付(窓口での支払いが一部負担金だけで済む方式)になりました。県外の医療機関で受診した場合は、申請による払い戻しです。入院時の食事療養費、保険適用外の費用などは対象外です。所得制限についての記述は、市のページにありません。大阪府から移ってくる方は、県外(大阪府内)の医療機関にかかったときは払い戻しの手続きになる点にご注意ください。
保育 ― 待機児童は令和6年4月1日現在で22人
| 年度(各年4月1日現在) | 待機児童数 |
|---|---|
| 令和2年度 | 0人 |
| 令和3年度 | 5人 |
| 令和4年度 | 13人 |
| 令和5年度 | 25人 |
| 令和6年度 | 22人 |
令和2年度は0人でしたが、令和5年度に25人、令和6年度に22人。子どもの数が減っている市でも、保育所に入れない子どもは出ています。第3期大和高田市子ども・子育て支援事業計画(令和7年3月・計画期間は令和7〜11年度)によると、認可保育所は14か所(公立8・私立6、定員1,508人)、認定こども園は4か所(定員655人)(令和6年4月1日現在)、幼稚園は8か所(公立6・私立2)(令和6年5月1日現在)。児童ホーム(学童保育)は13か所で、利用児童は668人(令和6年9月1日現在)です。令和7年度以降の待機児童数、年齢別の内訳は本ページでは確認できていません(未取得)。共働きで0〜2歳のお子さんがいる方は、購入を決める前に、こども施策課で直近の入所状況をご確認ください。市立の保育所・こども園・幼稚園も、学校とあわせて再配置の検討対象になっています。
出典:大和高田市「学校区」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kosodate/gakkokyoiku/shochugakko/2692.html /大和高田市「指定校の変更・区域外就学について」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kosodate/gakkokyoiku/shochugakko/4383.html /大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画 概要版 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/45/gaiyoukakutei.pdf /大和高田市「子ども医療費助成制度」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kosodate/ikuji_shochugakusei/support/3748.html /第3期大和高田市子ども・子育て支援事業計画 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/28/kodomokosodate3syousaiban.pdf
11大和高田市で家を買う前に必ず確認したい点
1|浸水 ― 「色がついているか」ではなく「何mか・実績があるか」を見る
大和高田市で家を買う前に、最初に確認していただきたいのがハザードマップです。 市は「大和高田市洪水・地震ハザードマップ」(初版2020年3月・2023年3月更新)を公開しています。 市の地域防災計画が「市域の94.6%のエリアが浸水の恐れがある区域」と書いている市ですので、 ほとんどの物件は、浸水の想定区域のなかにあります。見るべきは次の点です。
| 確認すること | 市の計画に書かれている内容 | とくに確認が必要な物件 |
|---|---|---|
| 浸水深 | 高田川沿いの大字築山・大字有井、葛城川沿いの大字今里川合方で、水深2.0m〜5.0m未満の地域(立地適正化計画) | 築山駅の周辺、高田川・葛城川に近い物件 |
| 居住誘導区域の内か外か | 浸水深が2m以上の地区は、居住誘導区域(760ha)に含めない | 市街化区域にあるのに居住誘導区域の外になっている物件 |
| 浸水の実績 | 過去28年間で、築山・有井地内4回・494戸、東三倉堂町地内5回・113戸など(地域防災計画) | 大字築山・大字有井・東三倉堂町と、その周辺の物件 |
| 河川 | 葛城川(東部)・高田川(中央)・葛下川(西)が南北に貫流。曽我川が東端の橿原市との境界 | 川沿いの物件すべて |
| 調整区域の指定区域 | 想定最大規模の降雨で想定浸水深3.0m以上、または浸水想定時間72時間以上の区域は、指定区域から除外 | 市街化調整区域で建て替えを考えている物件 |
浸水深2mは、ひとつの目安になります。 市が居住誘導区域から外す基準にしている深さで、1階の天井近くまで水が来る想定です。 2階建ての家なら2階に逃げられる深さですが、平屋や、1階に寝室のある暮らし方では逃げ場がなくなります。 ご家族の構成(高齢の方、小さなお子さん)とあわせて考えてください。
「想定」と「実績」は別のものです。 想定は計算上の最大級の雨、実績は実際に水がついた記録。 築山・有井地内の4回、東三倉堂町地内の5回は、28年のあいだに現実に起きた回数です。 重要事項説明を待たずに、売主側に過去の浸水の有無をこちらから先に尋ねてください。
※町ごとの浸水深の分布、浸水が起きた年、内水のハザードマップの有無、土砂災害警戒区域の箇所数、ため池の数は、本ページでは取得できていません(未取得)。 出典:大和高田市「大和高田市洪水・地震ハザードマップ」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/kikikanrika/kikikanri/2/1364.html / 大和高田市地域防災計画 第1編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/18/R71hen.pdf / 大和高田市立地適正化計画 概要版 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/gaiyoo.pdf
2|市街化区域か調整区域か。調整区域なら「13の指定区域」の内か外か
大和高田市は市域の48.3%(796.4ha)が市街化区域、51.7%(852.6ha)が市街化調整区域です。
| 物件の場所 | 確認すべきこと |
|---|---|
| 市街化区域・居住誘導区域の内(760ha) | 用途地域、建ぺい率・容積率、高度地区、準防火地域。都市計画税0.25%がかかります |
| 市街化区域・居住誘導区域の外(約36ha・当方算出) | なぜ外なのか。浸水深2m以上の地区、または工業地域など非住居系の土地利用を誘導する地域にあたる可能性があります |
| 市街化調整区域・指定区域の内(13地区) | 一戸建住宅・一戸建兼用住宅(地階を除く階数3以下)の立地が認められます。浸水深3.0m以上の区域、農地の区分などで除外されていないか |
| 市街化調整区域・指定区域の外 | 建て替えができるか、誰が建てられるか、住宅ローンが使えるか。都市計画税はかかりません |
指定区域の名前は、藤森・池尻・田井・勝目・出・北大谷・西坊城・吉井・曽大根・秋吉・奥田・根成柿・大谷の13地区です。 成約データで5件あった大字根成柿、4件あった曽大根は、指定区域の名前と同じ大字です (成約した物件が指定区域の内か、市街化区域かは、公表データからは分かりません)。 「いま家が建っているから建て替えもできる」とは限りません。 区域総括図と指定区域図は奈良県のサイトで公開されています。 家タダでは、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いを契約前に無料で調査します。
出典:大和高田市「都市計画法第34条第11号の規定に基づく指定区域一覧」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2065.html / 大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2066.html
3|街なかの古い戸建 ― 前面道路・接道・敷地の広さ
都市計画マスタープランは、大和高田市の中心部について次のように書いています。
- 「依然として市街地中心部に低層建物の密集地が存在する。」
- 「空き家率は全国や県と比較して特に高く、内本町、三和町などの中心部や、大字市場、大字池田、大字野口、大字築山などの市街地縁辺部の住宅地で空き家が多い。」
- 「密集市街地では、防災性の向上を図るため、建築物の中心線後退による拡幅の働きかけ、隅切りの設置等により狭隘道路の改善を図ります。」
街なかの安い戸建を見つけたら、価格の前に、次の4つを確認してください。
| 確認すること | なぜ効くか |
|---|---|
| 前面道路の幅 | 4mに満たない道路に面した土地は、建て替えのときに道路の中心から2mまで敷地を下げる必要があります(中心線後退)。建てられる面積が減ります |
| 接道の長さ | 建築基準法の道路に2m以上接していない土地(未接道地)は、原則として建て替えができません。住宅ローンも通りにくくなります |
| 敷地の広さ | 成約個票には土地50㎡の戸建があります。建ぺい率・容積率によっては、建て替えでいまと同じ床面積が取れません |
| 準防火地域かどうか | 市は昭和33年12月28日に準防火地域を指定しています。区域内では建物の構造や窓に防火の基準がかかり、建築費・リフォーム費に影響します(範囲は未取得) |
狭小地・未接道地は、価格が安い代わりに、出口が限られる土地です。 隣の土地と一体にできれば普通の宅地になります。市の隣地取得事業補助金(仲介手数料・測量・登記費用の2分の1、上限10万円または15万円、年2件)は、そのための制度です。 ただし、隣が売ってくれるとは限りません。 「再建築不可」「セットバック要」と書かれた物件は、建て替えができない・小さくなる前提で、リフォームして住み続けられるかを判断してください。
4|1981年以前の戸建 ― 市の無料の耐震診断は年2件
大和高田市の中古戸建ての成約40件のうち、10件が1981年以前の建築です。建築年の中央値は1990年。
市の既存木造住宅耐震診断事業:募集件数2件(先着順)。 「令和8年度は募集件数に達したため、受付を終了しました。」(市公式・更新日2026年9月28日)
- 対象:昭和56年5月31日以前に着工、在来軸組工法、延べ面積250㎡以下、地階を除く階数が2以下の木造住宅。診断は無料です。
- 令和8年度は、すでに受付が終わっています。いまから古い戸建を買う方は、耐震診断を自費で受ける前提で、費用と日程を見込んでください。
- 耐震改修工事への補助は、市のページに記載を確認できませんでした(未取得)。改修が必要になった場合の費用は、物件価格に足して考えてください。
- 中古戸建ての下位25%は390万円です。安い物件ほど、買ったあとにかかる費用(耐震・屋根・給排水・解体)の割合が大きくなります。 390万円の戸建に数百万円の改修費がかかるなら、740万円(中央値)や1,500万円(上位25%)の物件と比べ直す価値があります。
出典:大和高田市「既存木造住宅耐震診断事業」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/kurashi/zumai/zumainikansurujigyo/3401.html
5|下水道 ― 普及率60.7%
都市計画マスタープランによると、大和高田市の下水道の普及率は60.7%(2022年3月末時点)です。 物件の排水が下水道・合併処理浄化槽・単独処理浄化槽・くみ取りのどれかを、契約前に確認してください。 浄化槽なら、保守点検・清掃・法定検査の費用が毎年かかります。 下水道の区域内でまだ接続していない物件は、接続工事の費用を誰が負担するかを売主側と決めておく必要があります。 町ごとの整備状況は本ページでは取得できていません(未取得)ので、市の担当課でご確認ください。
6|古都保存法・風致地区は対象外。景観・埋蔵文化財・盛土は未確認
奈良県で家を買うときに気になる、歴史・景観にかかわる規制について、確認できたことと、できなかったことを分けて書きます。
| 規制 | 確認できた内容 |
|---|---|
| 古都保存法(歴史的風土保存区域・特別保存地区) | 奈良県「奈良県の歴史的風土の保存」は、対象を奈良市・天理市・橿原市・桜井市・斑鳩町・明日香村としています。大和高田市は含まれていません |
| 風致地区 | 奈良県「奈良県の風致地区」が挙げる風致地区のある市町村は奈良市・大和郡山市・天理市・橿原市・桜井市・生駒市・斑鳩町・明日香村の8つ。大和高田市は含まれていません。 市公式の地域地区の一覧にも、風致地区はありません |
| 景観計画・景観条例 | 未取得。奈良県・市の景観の届出制度が大和高田市域にどうかかるかは、確認できていません |
| 埋蔵文化財包蔵地 | 未取得。市公式には築山古墳・池田遺跡などの記載がありますが、包蔵地の範囲と届出の案内は確認できていません |
| 盛土規制法の規制区域 | 未取得 |
古都保存法と風致地区については、県の一覧に大和高田市の名前がありません。 隣の橿原市には両方がありますので、市境に近い物件を橿原市側でも探している方は、市が変わると規制が変わる点にご注意ください。
埋蔵文化財は、確認をおすすめします。 周知の埋蔵文化財包蔵地で土木工事を行う場合は、文化財保護法により、工事の60日前までの届出が必要です。 試掘や発掘調査が入ると、着工が遅れることがあります。 大和高田市には古墳や遺跡があり、本町・市町には寺内町の面影を残す歴史地区、飛鳥時代からの横大路があります。 土地を買って新築する方、建て替える方は、市の生涯学習課 文化財係(市役所代表 0745-22-1101)に、その土地が包蔵地にあたるかをご確認ください。
出典:奈良県「奈良県の歴史的風土の保存」(更新日2026年3月17日) https://www.pref.nara.lg.jp/n094/12757.html / 奈良県「奈良県の風致地区」(更新日2026年6月30日) https://www.pref.nara.lg.jp/n094/12754.html / 大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2066.html
7|学校の再編 ― 小学校区ではなく中学校区で考える
市は令和8年3月に、「8小3中」を令和14年度以降に「3小3中」とすることを目指す計画を定めました。
- いまの指定校を、番地まで含めた住所で確認する(「一部」のつく町が多い市です)。
- その住所がどの中学校区か(高田・片塩・高田西)を確認する。再編後の校区分けは、いまの中学校区が基本になります。
- 統合後の校舎の位置・時期は、概要版には書かれていません。お子さんの年齢と重なる方は、学校教育課(0745-22-1101)に最新の状況をご確認ください。
- 通学について計画は「小学校4km以内(おおむね1時間以内)」とし、「隣接する学区での選択制やスクールバスの運行を検討する」としています。
8|800万円以下の物件 ― 仲介手数料の特例と、買ったあとの費用
大和高田市は、800万円以下の成約が多い市です。 中古戸建て40件の中央値は740万円、下位25%は390万円。中古マンション39件の下位25%は650万円。
| 物件価格 | 原則の上限額(税込) | 特例の上限(税込) | 成約データでの位置 |
|---|---|---|---|
| 130万円 | 7万1,500円 | 33万円 | 中古戸建ての最小 |
| 300万円 | 15万4,000円 | 33万円 | 大字築山の中央値(5件) |
| 390万円 | 19万3,600円 | 33万円 | 中古戸建ての下位25% |
| 650万円 | 28万500円 | 33万円 | 中古マンションの下位25% |
| 740万円 | 31万200円 | 33万円 | 中古戸建ての中央値 |
800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。 130万円の戸建でも、特例が使われれば仲介手数料は33万円。物件価格の4分の1にあたります(当方算出)。 安い物件を買う方ほど、仲介手数料が0円になるかどうかの意味は大きくなります。
ただし、ここは正直に書きます。 価格の低い中古物件は、売主様側の報酬も小さくなるため、家タダでも0円の対象外になることがあります。 また、安い物件は、買ったあとにかかる費用が大きくなりがちです。 耐震、屋根・外壁、給排水、浄化槽、残置物の片づけ、場合によっては解体。 「物件価格+仲介手数料」ではなく、「物件価格+諸費用+直す費用」の総額で比べてください。
9|人口が減っている市で買う、ということ
これも正直に書いておくべき点です。 大和高田市の人口は、国勢調査で平成7年(1995年)の73,806人をピークに減り、令和2年(2020年)は61,744人。 25年で16.3%減りました。住民基本台帳の人口は令和8年10月1日現在で60,854人です。 小学校の児童数は2000年の5,043人から2025年には2,261人と、半分以下になっています。
- 地価は、場所で分かれています。令和8年地価公示の住宅地は、上昇3地点・横ばい2地点・下落5地点。 上がったのは幸町・日之出東本町・南本町、下がったのは市北西部の3地点と旭北町・礒野北町です。
- 市は、住宅を誘導する区域を決めています。居住誘導区域760ha、都市機能誘導区域は主要3駅の周辺147ha。
- 空き家が多い市です。マスタープランは「空き家率は全国や県と比較して特に高く」と書いています。 隣が空き家の物件は、その管理の状態も見てください。
- 将来手放すときの買い手のつきやすさは、駅からの距離、浸水の想定、接道と敷地の条件、居住誘導区域の内外で差が出る可能性があります。
「長く住むための家」として買うなら、大和高田市は、大阪まで約30分という位置と、価格の面で現実的な選択肢です。 一方、「数年で買い替える前提」の方は、立地の条件を厳しめに見ておくことをおすすめします。
10|大和高田市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)
| # | 確認すること | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 1 | 浸水深と浸水の実績 | 市域の94.6%が浸水のおそれのある区域。築山・有井・今里川合方は2.0m〜5.0m未満。築山・有井地内4回、東三倉堂町地内5回の浸水(過去28年間) |
| 2 | 居住誘導区域の内か外か | 浸水深2m以上の地区は区域の外。市街化区域の約36haが区域外 |
| 3 | 市街化区域か、市街化調整区域か | 市域の51.7%は調整区域。建て替えの可否、住宅ローン、都市計画税(0.25%)の有無が変わります |
| 4 | 調整区域なら、13の指定区域の内か外か | 指定区域の内なら一戸建住宅(階数3以下)が可。浸水深3.0m以上の区域などは除外 |
| 5 | 前面道路の幅・接道・敷地の広さ | 中心部に低層建物の密集地。中心線後退、未接道、土地50㎡の戸建 |
| 6 | 建築年と耐震 | 中古戸建て40件のうち10件が1981年以前。市の無料の耐震診断は年2件で、令和8年度は受付終了 |
| 7 | 下水道か浄化槽か | 下水道の普及率は60.7%(2022年3月末) |
| 8 | 最寄駅はどの路線のどの駅か | 大和高田(近鉄大阪線)・高田市(近鉄南大阪線)・高田(JR)は別の駅。市の端では尺土・坊城(市外)が最寄り |
| 9 | 指定校と中学校区 | 小学校8校を令和14年度以降に3校へ再編する計画。「一部」のつく町は番地で確認 |
| 10 | 埋蔵文化財・準防火地域・高度地区 | 新築・建て替えの工期と建築費に影響。範囲は市の窓口で確認 |
| 11 | 隣地の話があるか | 狭小地・未接道地と隣地を一体にする取得は、仲介手数料・測量・登記費用の2分の1(上限10万円・15万円)の補助。契約前に申請 |
家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・ハザード・接道の確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。
12大和高田市の成り立ち ― 昭和23年、奈良県で2番目の市。寺内町と横大路のまち
大和高田市は、昭和23年(1948年)1月1日に市制を施行しました。 市公式「市の輪郭」によると、奈良県内では奈良市に次いで2番目の市です。 平成30年(2018年)1月1日には、市制施行70周年を迎えています。
市制施行より前の合併の経緯、どの町や村が合わさって市になったかは、市公式のページから確認できませんでした(未取得)。 このページでは、確認できた範囲のことだけを書きます。
寺内町と横大路 ― マスタープランが「歴史地区」と呼ぶ場所
市の都市計画マスタープランは、市の中心部にある本町・市町を「歴史地区」と呼び、次のように書いています。
「本町、市町の『歴史地区』は本市の歴史を留める地区として、住民合意のもと、地区のまちなみの保全再生、建物や蔵などの保全、修景について継続して検討します。」
「歴史地区は、飛鳥時代からの横大路が貫通しているため、古代大和の歴史を伝える地区として、横大路、竹内街道で結ばれる周辺市町とも連携し、地区の活性化を図ります。」
大和高田の街なかは、寺内町の面影を残すまちなみと、古代からの東西の道(横大路)が重なる場所です。 都市中核部には、高田川沿いの高田千本桜や大中公園もあります。 寺内町がいつ成立したかなど、くわしい歴史は市公式のページから確認できていません(未取得)ので、本ページでは年代を書いていません。
この歴史は、いま家を買う人にそのまま関係します。 古くからの街なかは、道が細く、敷地が小さく、建物が隣と接して建っていることが多い場所です。 マスタープランが「市街地中心部に低層建物の密集地が存在する」と書き、 市が狭小地・未接道地と隣地の一体化に補助を出しているのは、その裏返しです。 街なかの古い戸建には、駅に近いという良さと、建て替えの難しさの両方があります。 歴史地区のまちなみの保全について、建物の建て方を縛る制度(景観の届出、地区計画など)がいま定められているかどうかは、確認できていません(未取得)。
都市計画の歩み ― 昭和33年の準防火地域から
| 年月日 | できごと |
|---|---|
| 昭和33年12月28日 | 準防火地域を指定 |
| 昭和45年12月28日 | 当初の線引き(市街化区域669ha・市街化調整区域974ha) |
| 昭和47年12月8日 | 用途地域を決定 |
| 昭和48年2月24日 | 高度地区を指定 |
| 平成4年12月25日 | 生産緑地地区を指定 |
| 平成18年4月11日 | 市街化調整区域の指定区域(都市計画法第34条第11号)で最初の地区(藤森地区)を指定。平成26年10月7日の大谷地区まで13地区 |
| 平成23年5月10日 | 線引きの第5回見直し(市街化区域796.4ha・市街化調整区域852.6ha) |
| 令和元年6月 | 立地適正化計画を策定(居住誘導区域760ha・都市機能誘導区域147ha) |
| 令和5年3月 | 都市計画マスタープランを策定(計画期間 令和4〜13年度) |
| 令和8年3月 | 学校園施設再配置基本方針・基本計画を策定(「8小3中」を令和14年度以降に「3小3中」へ) |
準防火地域の指定が昭和33年と、線引き(昭和45年)や用途地域(昭和47年)より10年以上早いことは、 その頃すでに、火事への備えが必要なほど建物が建て込んだ街なかがあったことを示しています。 市街化区域は、昭和45年の669haから平成23年の796.4haへ、約40年で127ha広がりました(当方算出)。 広がった分は、昭和45年より後に市街地になった場所です。 航空写真の今昔比較とあわせて見ると、検討中の物件が「昔からの街なか」なのか「あとから開かれた住宅地」なのかの見当がつきます。
人口の山 ― 平成7年の7万3,806人
市の地域公共交通計画・立地適正化計画によると、国勢調査の人口は平成7年(1995年)の73,806人がピークで、令和2年(2020年)は61,744人。 小学校の児童数は2000年に5,043人でしたが、2025年には2,261人です。 市がいま進めている計画(立地適正化計画、学校園施設の再配置、空き家対策)は、どれも「人口が減ること」を前提にしたものです。 住宅を買う側も、その前提を共有しておく必要があります。
市のシンボルと、市域の地理
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 市制施行 | 昭和23年(1948年)1月1日(奈良県内で奈良市に次ぐ2番目) |
| 市章 | 「タカダ」を図案化したもの(昭和7年・1932年制定) |
| 市の木 | さざんか(昭和52年・1977年4月、市民投票で決定) |
| 市の花 | コスモス(平成12年・2000年4月、市民投票で決定) |
| 姉妹都市 | オーストラリア ニューサウスウェールズ州 リズモー市 |
| 広がり | 東西4.8km・南北5.1km/面積16.48km²(地域防災計画は「県下12市の中で最も狭い」) |
| 地形 | 市北部の馬見丘陵(標高70〜80m)のほかはほぼ平坦。南から北に向かって緩やかに傾斜 |
| 河川 | 葛城川・高田川・葛下川(一級河川・南北に貫流)、曽我川(東端・橿原市との境界) |
| 市役所所在地 | 奈良県大和高田市大字大中98番地4 |
| 都市計画区域 | 大和都市計画区域(市の全域) |
市章が制定されたのは昭和7年で、市制施行(昭和23年)の16年前です。 市の木のさざんか、市の花のコスモスは、どちらも市民投票で決まりました。 市の文化施設の名前(さざんかホール)にも、市の木が使われています。
年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 昭和7年(1932年) | 市章(「タカダ」の図案化)を制定 |
| 昭和23年(1948年)1月1日 | 市制施行(県内2番目) |
| 昭和33年(1958年)12月28日 | 準防火地域を指定 |
| 昭和45年(1970年)12月28日 | 市街化区域と市街化調整区域の当初の線引き |
| 昭和47〜48年 | 用途地域を決定(昭和47年12月8日)/高度地区を指定(昭和48年2月24日) |
| 昭和52年(1977年)4月 | 市の木「さざんか」を市民投票で決定 |
| 平成4年(1992年)12月25日 | 生産緑地地区を指定 |
| 平成7年(1995年) | 国勢調査 73,806人(ピーク) |
| 平成12年(2000年)4月 | 市の花「コスモス」を市民投票で決定/小学校の児童数5,043人(2000年) |
| 平成18〜26年 | 市街化調整区域の指定区域(都市計画法第34条第11号)を13地区指定 |
| 平成23年(2011年)5月10日 | 線引きの第5回見直し(市街化区域796.4ha) |
| 平成30年(2018年)1月1日 | 市制施行70周年 |
| 令和元年(2019年)6月 | 立地適正化計画を策定 |
| 令和2年(2020年) | 国勢調査 61,744人 |
| 令和5年(2023年)3月 | 都市計画マスタープランを策定/洪水・地震ハザードマップを更新 |
| 令和6年(2024年)8月 | 子ども医療費助成の対象を0歳から18歳の年度末までに。県内の医療機関は現物給付に |
| 令和8年(2026年) | 学校園施設再配置基本方針・基本計画を策定(3月)/隣地取得事業補助金・老朽空家等除却工事補助金の受付開始(6月15日)/ 住民基本台帳人口60,854人(10月1日) |
※令和7年国勢調査の人口、市制施行より前の合併の経緯、寺内町の成立年代、埋蔵文化財包蔵地の範囲は確認できていません(未取得)。 出典:大和高田市「市の輪郭」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/shisei/gaiyo/3253.html / 大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/soshikikarasagasu/toshikeikakuka/kaihatsu_toshikeikaku/2066.html / 大和高田市都市計画マスタープラン 本編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/36/toshikeikaku_honpen.pdf / 大和高田市地域公共交通計画 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/20/tiiki_koukyoukoutuu_keikaku.pdf / 大和高田市地域防災計画 第1編 https://www.city.yamatotakada.nara.jp/material/files/group/18/R71hen.pdf
13大和高田市の物件を探す・相談する
ネットで見つけた大和高田市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。
ご相談から引渡しまでの流れ
| ステップ | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1. ご相談 | LINE・電話・メールで物件URLをお送りください | 無料 |
| 2. 無料診断 | 仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答 | 無料 |
| 3. 内覧 | 大和高田市内の物件は担当者が現地までご同行します | 無料 |
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※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。
お問い合わせ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社MILLIONS(家タダ) |
| 所在地 | 大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702 |
| 免許番号 | 大阪府知事(1)第66296号 |
| 電話 | 06-4256-4106 |
| LINE | LINEで相談する |
※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。
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区ごとの地価・人口・制度を横並びで比較したい方は【大阪市24区】エリア比較ハブ/【神戸市】9区の比較ページをご覧ください。
15大和高田市の不動産購入 よくある質問
大和高田市で本当に仲介手数料は0円になりますか?
対象になる物件なら、0円になります。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。大和高田市の成約データで計算すると、新築戸建ての中央値2,600万円なら仲介手数料の上限額は92万4,000円、中古マンションの中央値900万円なら36万3,000円、中古戸建ての中央値740万円なら31万200円です。売主が仲介手数料を支払わない取引など、物件や取引条件によっては0円の対象外になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。
大和高田市の住宅の相場はいくらくらいですか?
国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和高田市の成約は88件です。新築戸建て(建築年2025年以降)が8件で成約中央値2,600万円(下位25%2,400万円・上位25%3,100万円・上位10%3,400万円、延床面積の中央値105㎡)。中古戸建てが40件で740万円(390万円・1,500万円・2,300万円、延床95㎡、建築年の中央値1990年)。中古マンションが39件で900万円(650万円・1,800万円・2,300万円、専有面積の中央値70㎡、建築年の中央値1994年)。新築戸建ては8件しかありませんので、相場としては参考値です。最寄駅別では大和高田26件(940万円)、高田市19件(1,100万円)、高田(JR)15件(950万円)、浮孔9件(690万円)、築山7件(400万円)。市外の尺土駅が7件(950万円)、坊城駅が5件(650万円)。町別では幸町10件(945万円)、大字市場8件(775万円)、三和町5件(2,000万円)、大字根成柿5件(650万円)、大字築山5件(300万円)、曽大根4件(2,200万円)です。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地10地点の平均が1㎡あたり68,820円、前年比+0.2%。10地点のうち上昇が3地点、横ばいが2地点、下落が5地点です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
大和高田市で家を買うとき、水害のリスクは何を確認すればよいですか?
浸水深が何mか、過去に浸水した場所か、居住誘導区域の内か外か。この3つを、物件の住所で確認してください。市の地域防災計画は「市域の94.6%のエリアが浸水の恐れがある区域となっている」と書いています。葛城川・高田川・葛下川の3本の一級河川が市域を南北に流れ、東の端を曽我川が流れる、ほぼ平らな市だからです。ほとんどの物件が想定区域のなかにありますので、「色がついていない場所を探す」のではなく「深さと実績を見る」ことになります。立地適正化計画は、高田川沿いの大字築山・大字有井、葛城川沿いの大字今里川合方で水深が2.0m〜5.0m未満になる地域があるとし、浸水深が2m以上の地区を居住誘導区域(760ha)から外しています。地域防災計画には、過去28年間に築山・有井地内で4回・494戸、東三倉堂町地内で5回・113戸の浸水があったと記録されています。市街化調整区域の指定区域からも、想定最大規模の降雨で想定浸水深が3.0m以上になる区域は除かれています。町ごとの浸水深は本ページでは取得できていません(未取得)ので、市の「洪水・地震ハザードマップ」(2023年3月更新)で必ずご確認ください。浸水の想定がある場所では、火災保険の水災補償の保険料も見込んでおく必要があります。家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。
大和高田市に市街化調整区域はありますか?調整区域でも家は建てられますか?
あります。市域の51.7%(852.6ha)が市街化調整区域です。市街化区域は48.3%(796.4ha)で、平成23年5月10日の第5回見直しによる面積です。大和高田市の市街化調整区域には、都市計画法第34条第11号の規定にもとづく指定区域が13地区あります(藤森・池尻・田井・勝目・出・北大谷・西坊城・吉井・曽大根・秋吉・奥田・根成柿・大谷)。市のページは、指定区域では「一戸建住宅及び一戸建兼用住宅の立地が認められます。地階を除く階数が3以下のものに限ります」と説明しています。ただし、土砂災害警戒区域、想定最大規模の降雨で想定浸水深が3.0m以上または浸水想定時間が72時間以上となる区域、甲種農地・第一種農地などは指定区域から除かれます。指定区域の外の市街化調整区域では、建て替えに許可が必要だったり、住宅ローンの取扱いが金融機関によって分かれたりします。一方で、都市計画税(0.25%)はかかりません。検討中の物件がどの区域か、指定区域の図の内側かどうかは、市の都市計画課(0745-22-1101)または重要事項説明書でご確認ください。
大和高田市の小学校が統合されると聞きました。校区で家を選んでも大丈夫ですか?
いまの小学校区だけで選ぶのは、おすすめしません。中学校区とあわせて考えてください。市は令和8年(2026年)3月に「大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画」を定めました。概要版によると、いまの「8小3中」(小学校8校・中学校3校)を、「令和14年度以降(2032年度以降)」に「3小3中」にすることを目指しています。再編後は「現在の中学校区を基本とした1つの小学校から1つの中学校へ進学する校区分け」を目指し、「義務教育学校など、新たな学校の設置を検討」するとしています。背景は児童数の減少で、小学校の児童数は2000年の5,043人から2025年には2,261人、2045年の推計は1,230人です。いまの中学校区は、高田中学校区(片塩小の一部を除く区域・高田小・土庫小)、片塩中学校区(片塩小の一部・浮孔小・菅原小・浮孔西小)、高田西中学校区(磐園小・陵西小)。統合後の校舎がどこに置かれるか、どの学校からいつ再編されるかは、概要版には書かれておらず、本ページでは確認できていません(未取得)。通学については「小学校4km以内(おおむね1時間以内)」とし、「隣接する学区での選択制やスクールバスの運行を検討する」としています。お子さんの年齢と再編の時期が重なりそうな方は、契約の前に、学校教育課(0745-22-1101)に最新の状況をご確認ください。
隣の土地を買うときに仲介手数料の補助が出ると聞きました。どんな制度ですか?
大和高田市の「隣地取得事業補助金」です。狭小地・未接道地と隣の土地を一体で使うために隣地を取得する場合に、「不動産取得に係る仲介手数料、測量及び境界明示費用、登記費用」の2分の1を補助する制度で、上限は狭小地が100,000円、未接道地が150,000円です(市公式・更新日2026年5月29日)。要件には「狭小地等又は隣地に建築されている住宅等を少なくとも1つ除却し、一体で利用すること」「市税の滞納がないこと」などがあります。令和8年度は6月15日から受付、募集は2件・先着順。「契約を締結する前に、必ず交付申請手続きを行ってください」と市は書いています。売買契約を結んでからでは間に合いませんので、隣地の話が出たら、まず環境建設部 住宅課(0745-22-1101)にご相談ください。注意点は3つあります。(1)上限が10万円・15万円で、費用の全部が戻るわけではないこと。(2)年2件の募集で、来年度も続くかは市に確認が必要なこと。(3)建物を取り壊して1月1日をまたぐと、住宅用地の特例が外れて土地の固定資産税が上がること。家タダで仲介手数料0円の対象になる取引なら、仲介手数料はそもそも発生しません(測量・登記の費用は補助の対象として残ります)。個人どうしの隣地の売買は0円の対象外になることがあり、その場合は支払う仲介手数料がこの補助の対象になりえます。「狭小地」「未接道地」の面積などの定義は、市のページの本文には数値で書かれていません(未取得)。
数百万円の安い中古物件でも、仲介手数料は安くならないのですか?
原則の式では安くなりますが、800万円以下の物件には特例があります。仲介手数料の上限額は、原則として(価格×3%+6万円)×1.1で、400万円以下の物件は別区分(200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円、いずれも×1.1)です。この式では、300万円の物件は15万4,000円、740万円の物件は31万200円になります。一方、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。大和高田市は、この価格帯の成約が多い市です。中古戸建て40件の中央値は740万円、下位25%は390万円、最小は130万円。中古マンション39件の下位25%は650万円です。物件価格が安いほど、仲介手数料が物件価格に占める割合は大きくなります。家タダで対象になる物件なら買主様の仲介手数料は0円ですが、価格の低い中古物件は売主様側の報酬も小さいため、対象外になることがあります。また、安い物件は、耐震・屋根・給排水・浄化槽など、買ったあとに直す費用が大きくなりがちです。物件URLをお送りいただければ、対象かどうかと、確認しておくべき点をあわせてお答えします。
大和高田駅・高田市駅・高田駅は、どう違うのですか?
3つとも別の路線の、別の駅です。大和高田駅は近鉄大阪線、高田市駅は近鉄南大阪線、高田駅はJRの駅です。市公式は、近鉄大阪線で大阪上本町駅から大和高田駅まで約30分、近鉄南大阪線で大阪阿部野橋駅から高田市駅まで約31分、JR大和路線で天王寺駅から約35分と紹介しています。大阪のどこへ通うかで、使う駅が変わります。市の立地適正化計画は、この3駅を「主要3駅」として、その周辺に都市機能誘導区域(147ha)を設定しています。成約データでは、大和高田駅が26件(中央値940万円・駅からの平均9分)、高田市駅が19件(1,100万円・13分)、JR高田駅が15件(950万円・7分)。3駅で88件のうち60件を占めます。市内にはこのほか、近鉄大阪線の築山駅(7件・400万円)と松塚駅、近鉄南大阪線の浮孔駅(9件・690万円)があり、都市計画マスタープランは「鉄道は4路線6駅が立地」と書いています。市の西の端・南の端では、市外の尺土駅(葛城市)・坊城駅(橿原市)が最寄りになる物件があります(国土地理院の地名検索による)。乗降人員は、近畿日本鉄道の公表値(令和7年11月11日(火)の1日の調査値。年間の平均ではありません)で、大和高田駅13,667人、築山駅2,553人、松塚駅1,170人です。高田市駅・浮孔駅・JR高田駅の乗降人員は確定できておらず、本ページには載せていません(未取得)。
大和高田市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?
固定資産税が1.4%、都市計画税が0.25%です(市公式「固定資産税・都市計画税」)。都市計画税は市街化区域内の土地・家屋にかかる税金ですので、市街化区域の物件は合計1.65%、市街化調整区域の物件は1.4%のみになります。大和高田市は市域の51.7%が市街化調整区域です。納期は4月末・7月末・9月末・11月末の4期。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。住宅用地の特例は地方税法で決まっており、200㎡以下の小規模住宅用地で固定資産税が価格の6分の1・都市計画税が価格の3分の1、200㎡を超える部分(一般住宅用地)で固定資産税3分の1・都市計画税3分の2です。大和高田市の戸建の成約は土地面積の中央値が130㎡ですから、多くの物件は土地の全部が小規模住宅用地に収まります。新築住宅の減額や「わがまち特例」など、市のページがある軽減制度の割合・期間は、本ページでは確認していません(未取得)。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、市の税務担当課(市役所代表 0745-22-1101)または納税通知書でご確認ください。
大和高田市で古い戸建を買う場合、何に気をつければよいですか?
建築年・前面道路と接道・下水道の3つです。大和高田市の成約データでは、中古戸建て40件のうち10件が1981年以前の建築で、建築年の中央値は1990年です。(1)建築年と耐震。市には無料の「既存木造住宅耐震診断事業」がありますが、募集は年2件・先着順で、市のページ(更新日2026年9月28日)は「令和8年度は募集件数に達したため、受付を終了しました」としています。耐震改修工事への補助は、市のページに記載を確認できませんでした(未取得)。診断と改修の費用は、自分で見込んでおく必要があります。(2)前面道路と接道。都市計画マスタープランは「市街地中心部に低層建物の密集地が存在する」と書き、中心線後退による道路の拡幅を方針に挙げています。前面道路が4m未満なら建て替えのときに敷地を下げる必要があり、道路に2m以上接していない土地は原則として建て替えができません。成約個票には、土地50㎡に延床90㎡が建つ戸建もあります。(3)下水道。市の下水道の普及率は60.7%(2022年3月末)。浄化槽なら毎年の維持費がかかります。このほか、1年以上使われていない不良住宅を取り壊す場合には、老朽空家等除却工事補助金(補助対象費用の2分の1・上限30万円・令和8年度は7件・先着順・工事の契約前に承認決定が必要)があります。買ってから取り壊す場合に対象になるかどうかは、市の住宅課にご確認ください。
大和高田市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?
正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。大和高田市の成約は88件のうち79件が中古戸建て・中古マンションです。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別ですが、大和高田市の成約では8件だけで、対象外の物件もあります。とくに大和高田市は、価格の低い物件が多い市です。中古戸建ての中央値は740万円、下位25%は390万円、最小は130万円。価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、対象になるかどうかは物件ごとの確認が必要です。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は1月1日現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、大和高田市固有の事情を正直に書いておきます。市域の94.6%が浸水のおそれのある区域で、築山・有井地内や東三倉堂町地内には過去28年間に4〜5回の浸水の記録があります。火災保険の水災補償の保険料を見込んでおく必要があります。中古戸建て40件のうち10件が1981年以前の建築で、市の無料の耐震診断は年2件(令和8年度は受付終了)。仲介手数料が0円になっても、古い建物には耐震・リフォームの費用がかかります。街なかには前面道路が細い土地・敷地の小さい土地があり、建て替えで同じ大きさが建たないことがあります。下水道の普及率は60.7%で、浄化槽の物件には毎年の維持費がかかります。市域の51.7%は市街化調整区域で、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いが論点になります。小学校は8校から3校への再編が計画されており、通う学校が変わる可能性があります。人口は平成7年をピークに減っており、地価公示の住宅地は10地点のうち5地点が下落しています。家タダは区域区分・ハザード・接道の調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。
大和高田市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?
大和高田市は、奈良県の市でいちばん小さな16.48km²に、駅が6つある市です。大阪上本町・大阪阿部野橋まで近鉄で約30分。公的データに出ている成約は88件、中古戸建ての中央値は740万円、中古マンションは900万円、新築戸建ては2,600万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。買う前に確かめることは、はっきりしています。浸水の想定は何mか、過去に浸かった場所か(市域の94.6%が浸水のおそれのある区域です)。市街化区域か調整区域か、居住誘導区域や指定区域の内か外か。前面道路の幅と接道、建築年、下水道。そして中学校区(小学校は8校から3校へ再編する計画です)。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、対象になる物件は買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。900万円の物件なら36万3,000円、2,600万円なら92万4,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。
16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)
当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。
- 大和高田市公式ホームページ(トップページ「人口と世帯数」)(令和8年10月1日現在 60,854人(男28,525・女32,329)・31,613世帯)
- 大和高田市「市の輪郭」(面積16.48km²/東西4.8km・南北5.1km/昭和23年1月1日市制施行(県内2番目)/市章・市の木(さざんか)・市の花(コスモス)/姉妹都市/大阪方面への所要時間(近鉄大阪線 約30分・近鉄南大阪線 約31分・JR大和路線 約35分・西名阪自動車道・南阪奈道路))
- 大和高田市「大和高田市の都市計画(土地利用)」(大和都市計画区域/当初線引き 昭和45年12月28日(669ha・974ha)/第5回見直し 平成23年5月10日(796.4ha・852.6ha)/用途地域・高度地区・準防火地域・生産緑地地区の決定・指定年月日(更新日2022年1月21日))
- 大和高田市「都市計画法第34条第11号の規定に基づく指定区域一覧」(指定区域13地区(令和6年3月1日現在)と指定年月日/一戸建住宅・地階を除く階数3以下/除外される区域(更新日2024年3月21日))
- 大和高田市 都市計画課「開発・都市計画」(一覧)(「西大路線の廃止」「都市計画道路見直し方針」などの項目(内容は未確認))
- 大和高田市「立地適正化計画」(令和元年6月策定)
- 大和高田市立地適正化計画 概要版(行政区域1,649ha・市街化区域796ha・市街化調整区域853ha/居住誘導区域760ha(46.1%・95.5%)/都市機能誘導区域147ha(8.9%・18.5%)・主要3駅周辺/浸水深2m以上の地区を居住誘導区域に含めない/大字築山・大字有井・大字今里川合方で水深2.0m〜5.0m未満/届出制度/目標年次2035年)
- 大和高田市「都市計画マスタープラン」(令和5年3月策定・計画期間 令和4〜13年度)
- 大和高田市都市計画マスタープラン 本編(4路線6駅/地域別構想の5地域と令和2年の人口/市街化区域48.3%・市街化調整区域51.7%/下水道普及率60.7%(2022年3月末)/歴史地区(本町・市町)・横大路/低層建物の密集地・空き家・狭隘道路/広域幹線道路・地域交流軸/都市計画公園20箇所)
- 大和高田市「固定資産税・都市計画税」(固定資産税1.4%/都市計画税0.25%(市街化区域内の土地・家屋)/免税点 土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円/納期 4月末・7月末・9月末・11月末)
- 大和高田市「市税について」(一覧)(「住宅の改修に伴う減額措置」「わがまち特例」のページの存在(内容は未確認))
- 大和高田市「学校区」(小学校区8・中学校区3と町名(更新日2026年7月3日))
- 大和高田市「小学校」(市立小学校8校)
- 大和高田市「指定校の変更・区域外就学について」(住所(住民票登録地)により学校を指定/審査基準に該当し教育上適当と認められた場合に限り変更可(更新日2022年5月10日)。審査基準のPDFは未確認)
- 大和高田市「学校園施設再配置」のページ(大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画(令和8年3月))
- 大和高田市学校園施設再配置基本方針・基本計画 概要版(「8小3中」→令和14年度以降「3小3中」/現在の中学校区を基本とした校区分け/義務教育学校などの検討/児童数 2000年5,043人・2025年2,261人・2045年推計1,230人/生徒数 2,298人・1,161人・649人/通学距離・選択制・スクールバスの検討)
- 大和高田市「子ども医療費助成制度」(0歳から18歳年度末/通院 未就学児500円・就学児以上1,000円/入院1,000円(14日未満500円)/県内は現物給付(更新日2026年4月1日))
- 大和高田市「子ども・子育て支援事業計画」のページ
- 第3期大和高田市子ども・子育て支援事業計画(令和7年3月)(待機児童数(各年4月1日現在)令和2年度0人・3年度5人・4年度13人・5年度25人・6年度22人/認可保育所14か所・認定こども園4か所・幼稚園8か所/児童ホーム13か所・668人)
- 大和高田市「大和高田市洪水・地震ハザードマップ」(初版2020年3月・2023年3月更新)
- 大和高田市「地域防災計画」のページ
- 大和高田市地域防災計画 第1編(面積16.48km²は県下12市の中で最も狭い/馬見丘陵のほかはほぼ平坦/葛城川・高田川・葛下川・曽我川/市域の94.6%が浸水の恐れがある区域/過去28年間の浸水(築山・有井地内4回494戸、東三倉堂町地内5回113戸)/甘田川地下貯留施設/地震の被害想定)
- 大和高田市「隣地取得事業補助金」(補助対象経費(仲介手数料、測量及び境界明示費用、登記費用)の2分の1/上限 狭小地10万円・未接道地15万円/令和8年6月15日から・2件・先着順/契約前に交付申請(更新日2026年5月29日))
- 大和高田市「大和高田市老朽空家等除却工事補助金」(補助対象費用の2分の1・上限30万円/令和8年6月15日から・7件・先着順/契約前に承認決定(更新日2026年5月29日))
- 大和高田市「既存木造住宅耐震診断事業」(無料の耐震診断/昭和56年5月31日以前着工・在来軸組工法・延べ面積250㎡以下・階数2以下/募集2件・先着順/令和8年度は受付終了(更新日2026年9月28日))
- 大和高田市「空き家対策」(一覧)
- 大和高田市「公共交通」/地域公共交通計画のページ
- 大和高田市地域公共交通計画(計画期間 令和4〜8年度)(近鉄大阪線・近鉄南大阪線・JR和歌山線・JR桜井線/国勢調査人口 平成7年73,806人(ピーク)・令和2年61,744人/きぼう号 3路線6系統・片道100円・令和2年度176.2人/日)
- 大和高田市「自転車駐車場と放置禁止区域」(近鉄大和高田駅・JR高田駅・高田市駅・築山駅・松塚駅・浮孔駅の周辺/自転車駐車場7か所/JR高田駅西側駐車場)
- 奈良県「古都保存法・風致地区等」(一覧)
- 奈良県「奈良県の歴史的風土の保存」(古都保存法の対象:奈良市・天理市・橿原市・桜井市・斑鳩町・明日香村(更新日2026年3月17日))
- 奈良県「奈良県の風致地区」(風致地区のある市町村:奈良市・大和郡山市・天理市・橿原市・桜井市・生駒市・斑鳩町・明日香村(更新日2026年6月30日))
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ(成約価格情報・不動産取引価格情報)(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・大和高田市88件(戸建49件・中古マンション39件))
- 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)(価格時点 令和8年1月1日/住宅地10地点・商業地4地点)
- 国土交通省「令和8年地価公示 標準地の単位面積当たりの価格等」(奈良県)(各標準地の公示価格・価格時点 令和8年1月1日)
- 国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)
- 国土地理院 住所検索(アドレスサーチ)(奈良県大和高田市大中98番地 経度135.737167・緯度34.51506(航空写真の範囲の算出に使用))
- 国土地理院 地名検索(尺土駅)(尺土駅 市区町村コード29211(葛城市))
- 国土地理院 地名検索(坊城駅)(坊城駅 市区町村コード29205(橿原市))
- 近畿日本鉄道「駅別乗降人員 難波線 大阪線」(令和7年11月11日(火)の1日の乗降人員(年間の平均ではない)/大阪線:大和高田13,667人・築山2,553人・松塚1,170人)