【京都市上京区】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【京都市上京区】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

京都

京都市上京区 専門 エリアガイド

京都市上京区で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

2,850万円の物件なら 100万6,500円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている京都市上京区の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

京都市上京区の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
京都市上京区の人口
82,590人50,682世帯/2026年9月1日現在(京都市上京区役所「区の基本情報」)
住宅地 公示価格
45.89万円/㎡前年比 +5.4%/13地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
225件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/中古マンション144件・戸建81件
買主様の仲介手数料
0円2,850万円なら100万6,500円の削減

室町・小川・中立・滋野(烏丸通〜堀川通の側)/京極(京都御苑の東・鴨川の側)・春日/成逸・乾隆・西陣・桃薗・嘉楽(西陣)/聚楽・正親・出水・待賢(一条通〜丸太町通の側)/翔鸞・仁和(千本通〜紙屋川の側)/地下鉄烏丸線 今出川・鞍馬口/区の外の最寄駅:二条・北野白梅町・丸太町・出町柳 ほか

京都市上京区で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。家タダは、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てることで、買主様の仲介手数料を0円にしています。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。国土交通省の成約価格情報で、京都市上京区の直近4四半期の成約は225件(中古マンション144件・戸建81件。国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。中古マンション144件は1,500万円〜7,100万円(下位25%〜上位10%・中央値2,850万円)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は56万1,000円〜240万9,000円。新築戸建て10件は5,000万円〜8,800万円(中央値5,750万円)で171万6,000円〜297万円、中古戸建て44件は2,000万円〜7,300万円(中央値3,350万円)で72万6,000円〜247万5,000円です。対象になる物件なら、この金額が0円になります。気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、対象かどうかをその場で無料でお答えします。

  • 上京区で実際に成約しているのは、およそ3件に2件が中古マンションです。直近4四半期の成約225件のうち中古マンションが144件(64%・当方算出。成約中央値2,850万円・専有面積の中央値60㎡・建築年の中央値1992年)、戸建が81件(3,400万円・土地面積の中央値70㎡)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。戸建を建築年で分けると、新築戸建て(2025年以降の建築)が10件・中央値5,750万円、中古戸建てが44件・3,350万円(残る27件は建築年が公表データにありません)。実際に動いている価格帯は、中古マンションが1,500万〜7,100万円、新築戸建てが5,000万〜8,800万円、中古戸建てが2,000万〜7,300万円(いずれも下位25%〜上位10%)です。
  • この価格帯にかかる仲介手数料の上限額は、中古マンションの1,500万〜7,100万円で56万1,000円〜240万9,000円、新築戸建ての5,000万〜8,800万円で171万6,000円〜297万円、中古戸建ての2,000万〜7,300万円で72万6,000円〜247万5,000円。中古マンションの中央値2,850万円なら100万6,500円です。価格が上がるほど上限額も上がります(上限額に頭打ちはありません)。家タダで対象になる物件なら、この金額が0円になります(対象外になる取引もあります)。
  • 住宅地の平均価格は、京都府内で1位です。令和8年地価公示の住宅地は1㎡あたり平均458,923円(13地点の単純平均)、前年比+5.4%で、13地点すべてが上昇。京都府内29市区町村で1位、京都市11区のなかでも1位です(当方の集計。変動率はどちらで見ても4位)。最高は室町通下立売上るの800,000円/㎡(+6.7%)、最安は下長者町通七本松西入の266,000円/㎡(+5.6%)で、差は3.0倍。同じ上京区のなかで、土地の値段が3倍ちがいます。
  • 商業地の標準地は5地点。住宅地の最高地点は、商業地の最高地点とほぼ同じ値段です。商業地の平均は584,600円/㎡(+10.1%)で、5地点すべてが上昇。最高は今出川通出町西入上るの825,000円/㎡(+10.0%)です。住宅地の最高地点(800,000円/㎡)は、商業地5地点のうち4地点より高い価格です。「住宅地のほうが商業地より高い場所がある」というのが、上京区の土地の特徴です。
  • 区内にある駅は、地下鉄烏丸線の今出川と鞍馬口です(国土地理院の地名検索が返す市区町村コード。区役所の学区紹介も、室町学区に「地下鉄烏丸線の鞍馬口駅と今出川駅があり」と書いています)。成約225件のうち96件が今出川を最寄駅としていて、駅からの平均は13分。最寄駅別の平均は8〜15分です。駅から10分以上歩く物件が成約の中心で、二条・北野白梅町・丸太町・出町柳といった区の外の駅が最寄りになる物件も多くあります。
  • 細い道・路地と、古い木造の家が多い区です。区の基本計画は「区内の7学区が木造密集市街地に指定」「風情のある京町家や路地が数多く存在」「空き家が約1割存在」と書いています。京都市が「優先的に防災まちづくりを進める地区」として町名を公表している6学区のうち、4学区(翔鸞・仁和・正親・出水)が上京区です。成約データでも、中古戸建て44件のうち17件が1981年以前の建築でした。前面道路の幅と種別、建て替えの条件、耐震を、契約の前に確かめてください。
  • 京都市は建物の高さとデザインに上限・基準がある市です。高さの上限は高度地区で10・12・15・20・25・31mの6段階(高度地区は市街化区域の95.3%)。京町家は解体に着手する1年前までの届出が求められます(指定されたものは義務、それ以外は努力義務)。上京区にかかる地区計画は3地区(府庁地区官庁街、京都御苑東地区、京都第二赤十字病院・梅屋小学校跡地地区)で、建築協定の区域もあります。
  • 固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%(市街化区域内の土地・家屋)。令和8年度の納期は4月30日・7月31日・12月28日・翌年3月1日の4期。京都市の公立小中学校は学校選択制を実施しておらず、住所の町と地番で学校が決まります。京都市通学区町名一覧(上京区)に出てくる小学校区は10、中学校区は7。区の17学区(元学区)の名前と、通う小学校の名前は一致しません。
  • 人口はほぼ横ばい、世帯は増えています。令和7年国勢調査の速報で上京区は83,091人・50,397世帯。令和2年から人口は−741人(−0.9%)、世帯は+2,393世帯(+5.0%)。京都市全体が−2.2%のなかで、人口が減った8区のうち減り方が最も小さい区です。土砂災害警戒区域等は京都府の一覧で「指定予定の箇所なし」。区の東の境は鴨川、西の境は紙屋川(天神川)ですので、浸水の想定は住所ごとに防災情報マップで確認してください。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

京都市上京区で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、京都市上京区で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税京都府(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(京都市上京区内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(京都市上京区内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03京都市上京区で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

京都市上京区の価格帯で、いくら得になるか

京都市上京区の住宅地は1㎡あたり平均458,923円(13地点の単純平均)。区内の標準地は最高800,000円/㎡(室町通下立売上る勘解由小路町156番)から最低266,000円/㎡(下長者町通七本松西入鳳瑞町233番10)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が3.0倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,500万円56万1,000円0円▲56万1,000円
2,850万円100万6,500円0円▲100万6,500円
3,350万円117万1,500円0円▲117万1,500円
5,750万円196万3,500円0円▲196万3,500円
7,100万円240万9,000円0円▲240万9,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。

上京区の成約価格帯だと、いくら変わるか

上京区の直近4四半期の成約は225件。中古マンション144件の成約中央値は2,850万円(専有面積の中央値60㎡・建築年の中央値1992年)、戸建81件は3,400万円(土地面積の中央値70㎡)です。2,850万円なら仲介手数料の上限額は100万6,500円、3,400万円なら118万8,000円。対象になる物件なら、これがまるごと0円になります。

種別ごとに「実際に動いている帯」で見ると、次のとおりです(下位25%〜上位10%)。中古マンションは1,500万〜7,100万円で、上限額は56万1,000円〜240万9,000円。新築戸建て(10件)は5,000万〜8,800万円で171万6,000円〜297万円。中古戸建て(44件)は2,000万〜7,300万円で72万6,000円〜247万5,000円。中古マンションは最小470万円(上限額22万1,100円)から、上位25%の4,400万円(151万8,000円)、上位10%の7,100万円まで、幅がとても広いのが上京区の特徴です(公表データ上の最大は10億円ですが、ほかの成約とかけ離れた値ですので、帯には入れていません)。

最寄駅別では今出川が96件・中央値2,950万円(103万9,500円)で最多。二条30件・3,000万円(105万6,000円)、北野白梅町26件・1,950万円(70万9,500円)、鞍馬口21件・3,200万円(112万2,000円)、丸太町16件・3,350万円(117万1,500円)、出町柳10件・5,950万円(202万9,500円)です。

仲介手数料の上限額には頭打ちがありません。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1で、価格が上がればそのまま上がります。新築戸建ての中央値5,750万円なら196万3,500円、上位10%の8,800万円なら297万円。新築戸建ての成約の半分が5,750万円以上という上京区では、0円になるかどうかで動く金額が大きくなります。一方で、価格の高い物件ほど「0円の対象になるかどうか」を先に確かめる意味も大きくなります。

※戸建の「土地面積の中央値70㎡」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄(戸建は土地面積)の中央値、マンションの60㎡は専有面積の中央値です。新築戸建て・中古戸建ての区分は建築年(2025年以降/2024年以前)で当方が分けたもので、戸建81件のうち建築年が分かるのは54件です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW京都市上京区の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市上京区の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は10件。成約価格の中央値は5,750万円、真ん中の半数は5,000万円〜6,900万円に収まっています。延床面積の中央値は95㎡。

中央値の5,750万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は196万3,500円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。

京都市上京区で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED京都市上京区の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市上京区の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は44件。成約価格の中央値は3,350万円、真ん中の半数は2,000万円〜4,800万円に収まっています。延床面積の中央値は90㎡。建築年の中央値は1992年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
翔鸞学区8件1,750万円
仁和学区7件3,700万円
出水学区6件4,250万円
成逸学区5件3,300万円

最寄駅で多いのは今出川駅(12件)、北野白梅町駅(8件)、鞍馬口駅(7件)。

中央値の3,350万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は117万1,500円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

建築年が分かる44件のうち、1981年以前に建てられたものは17件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。

京都市上京区の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION京都市上京区の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市上京区の中古マンションは144件。成約価格の中央値は2,850万円、真ん中の半数は1,500万円〜4,400万円に収まっています。専有面積の中央値は60㎡。建築年の中央値は1992年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
嘉楽学区18件1,600万円
仁和学区16件3,150万円
桃薗学区16件2,100万円
中立学区15件3,200万円
室町学区12件5,950万円

最寄駅で多いのは今出川駅(75件)、二条駅(17件)、北野白梅町駅(11件)。

中央値の2,850万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は100万6,500円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 京都市上京区で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る京都市上京区 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて京都市上京区・京都府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 7.03km²に8万2千人。人口はほぼ横ばい、世帯は増えている区

上京区の人口は82,590人(男37,970人/女44,620人)、世帯数は50,682世帯です(2026年9月1日現在・上京区役所「区の基本情報」)。面積は7.03km²で、京都市11区のなかでは下京区(6.78km²)に次いで2番目に小さい区です。人口密度は約11,748人/km²(当方算出)。1世帯あたりの人数は約1.63人(当方算出)で、2人を下回っています。

令和7年国勢調査の速報(京都市の独自集計)では、上京区は83,091人・50,397世帯。令和2年国勢調査の83,832人・48,004世帯から、人口は−741人(−0.9%)、世帯は+2,393世帯(+5.0%)です。同じ5年間に京都市全体は1,463,723人から1,431,713人へ−32,010人(−2.2%)でした。11区のうち人口が増えたのは中京区・下京区・南区の3区で、上京区の−0.9%は、人口が減った8区のなかで減り方が最も小さい数字です。世帯数の伸び(+5.0%)は、南区(+8.4%)・下京区(+6.7%)・中京区(+6.3%)に次いで4番目。人口はほぼ横ばいで、世帯だけが増えている。1世帯あたりの人数が小さくなっている、ということです。なお、この数字は京都市が公表した速報で、市は「総務省統計局が後日公表する速報値とは異なる場合があります」と注記しています。確報は本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。

区の基本計画は、若い世代の多さを区の特徴に挙げています。「上京区基本計画2025」(令和3年度〜7年度の計画)は、「上京区では、区内の人口の約1割を若者(20~24歳)が占めているほか、多くの大学生が上京区で学び、生活しています」と書いています。同じ計画には、「空き家が約1割存在し、高齢化の進展等により増加が見込まれ」る、「区内の7学区が木造密集市街地に指定」されている、「風情のある京町家や路地が数多く存在」する、という記述もあります。若い単身の世帯と、古くからの木造の住宅地が、同じ区のなかに重なっているというのが、区の計画から読める上京区の姿です(高齢化率・単独世帯の割合・京町家の軒数といった区ごとの数字は、本ページでは確認できていません)。

買う側にとっての意味は2つあります。第一に、流通している住戸に、単身・2人向けの小さなものが多いということ。成約した中古マンション144件の専有面積の中央値は60㎡、建築年の中央値は1992年です。家族で住む広さの住戸を探す方は、広さを条件に入れた時点で選択肢と価格帯が変わると考えておいてください。第二に、古い建物が多いということ。中古戸建て44件のうち17件、中古マンション144件のうち20件が1981年以前の建築でした。建物の状態・耐震・前面道路の確認が、ほかの区以上に大切になります。

上京区は、京都市でいちばん古い2つの区のひとつです。区役所の説明によると、明治12年に「郡区町村編成法」によって京都を2区に分けて上京区・下京区が編成され、昭和4年に上京・下京の2区から左京・中京・東山が分区、昭和30年に上京区から北区が分区して、「現在の上京区(17学区)が構成されました」。区の範囲は「東は鴨川(賀茂川)、西は紙屋川(天神川)」「北は鞍馬口通、南は丸太町通」の「横長の長方形」と説明されています。17の学区は、成約データにも地域の単位としてそのまま出てきます(「特徴」と「エリアガイド」の章で扱います)。

項目値備考
人口82,590人(男37,970/女44,620)2026年9月1日現在・上京区役所「区の基本情報」
世帯数50,682世帯同上
1世帯当たり人員約1.63人82,590÷50,682で当方が算出
令和7年国勢調査(速報)83,091人・50,397世帯令和7年10月1日現在・京都市独自集計の速報値(確報は未取得)
令和2年国勢調査83,832人・48,004世帯令和2年10月1日現在
2020→2025の増減人口−741人(−0.9%)/世帯+2,393世帯(+5.0%)京都市の報道発表資料
京都市全体(同じ期間)1,463,723人→1,431,713人(−32,010人・−2.2%)同上。11区のうち増加は中京・下京・南の3区
区の面積7.03km²京都市情報館「京都市の地理」。京都市全体は827.83km²
人口密度約11,748人/km²82,590人÷7.03km²で当方が算出
20〜24歳の割合区内の人口の約1割上京区基本計画2025
空き家約1割存在同上
木造密集市街地区内の7学区が指定同上(学区名は本ページでは未取得)
区の範囲東は鴨川(賀茂川)/西は紙屋川(天神川)/北は鞍馬口通/南は丸太町通上京区役所「上京区について」
接する区左京区・北区・中京区同上
区の編成明治12年(郡区町村編成法により上京区・下京区を編成)同上
分区昭和4年 左京・中京・東山が分区/昭和30年 北区が分区同上/京都市統計書(昭和4年4月1日・昭和30年9月1日)
学区17学区上京区役所「上京区について」「学区案内」
京都御苑面積約65ha(京都御所・京都仙洞御所を囲む公園)環境省 京都御苑。所在地は上京区京都御苑3
区役所の所在地京都市上京区今出川通室町西入堀出シ町285番地上京区役所「区役所へのアクセス」

市街化区域と市街化調整区域

京都市は、市街化区域と市街化調整区域を分けている市です(線引きあり)。京都市「都市計画総括表」(令和8年4月23日現在)によると、市域82,783haのうち都市計画区域は48,051ha、そのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)。都市計画区域の外は左京区と右京区の一部だけで、上京区は都市計画区域の中にあります。

ただし、上京区の中の内訳(区ごとの市街化区域・市街化調整区域の面積)は、公表資料で確認できませんでした。京都市統計書の「都市計画区域面積」の表は市全体の値だけで、行政区別の内訳が載っておらず、都市計画の冊子にも行政区別の表がありません。このページでは「上京区は全域が市街化区域」とは書いていません。推測で書かない方針のためです。検討中の物件がどちらの区域にあるかは、京都市地図情報提供サービス(下の「調べ方」)で住所ごとに確認できます。

上京区の物件で実際に効いてくるのは、区域区分よりも、その先の制限です。建物の高さの上限(高度地区)、外観のデザインや色の基準(景観地区・風致地区など)、地区計画(3地区)、建築協定、そして前面道路の幅と種別。これらは下の表と「買う前に確認したい点」の章で整理します。

地価公示 ― 13地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、京都市上京区の住宅地の標準地は13地点。 単純平均は1㎡あたり458,923円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+5.4%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
京都上京-3室町通下立売上る勘解由小路町156番800,000+6.7%
京都上京-13小川通一条下る小川町206番1773,000+5.7%
京都上京-5新烏丸通下切通シ上る新烏丸頭町191番3657,000+6.0%
京都上京-4上長者町通西洞院西入有春町175番2554,000+6.5%
京都上京-7西三本木通丸太町上る真町471番1外535,000+5.9%
…(中略・全13地点)
京都上京-12下長者町通七本松西入鳳瑞町233番10266,000+5.6%
京都上京-8寺之内通浄福寺2丁目西入下る姥ケ北町807番269,000+4.7%
京都上京-10元誓願寺通智恵光院西入元中之町505番276,000+5.3%
京都上京-9大宮通下長者町下る清元町740番6292,000+5.4%
京都上京-11上立売通小川東入上る挽木町526番2320,000+6.3%

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ京都市上京区内で、住宅地の地価は3.0倍ちがいます

最も高いのは室町通下立売上る勘解由小路町156番の1㎡あたり800,000円(+6.7%)。最も安いのは下長者町通七本松西入鳳瑞町233番10の266,000円(+5.6%)。その差は3.0倍です。「京都市上京区の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

京都市上京区は京都府内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある京都府内の29市区町村のうち、 京都市上京区の住宅地の平均価格は1位。 京都市の11区のなかで見ると第1位です。

区分京都市上京区の位置母数
住宅地の平均価格(府内・区を含む)1位29市区町村
住宅地の平均価格(京都市の区のみ)1位11区
前年比の変動率(府内・区を含む)4位29市区町村
前年比の変動率(京都市の区のみ)4位11区

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

京都市上京区の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地13地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ区内で3.0倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

05京都市上京区の特徴 ― 住宅地の地価は府内1位。ただし区内で3倍の差があり、駅は東に2つ

上京区を一言で表すと、「住宅地の値段が京都府でいちばん高い区。ただし、通りによって3倍ちがう区」です。 令和8年地価公示で、住宅地の標準地は13地点。平均は1㎡あたり458,923円で、府内29市区町村の1位、京都市11区でも1位です。 一方で、成約225件の中央値は、中古マンションが2,850万円、戸建が3,400万円。となりの中京区(中古マンション5,100万円)より低い水準です。 土地は高いのに、成約価格は中京区ほど高くない。この章では、その理由をデータから読んでいきます。

住宅地の標準地は13地点。すべて上昇、最高と最安で3.0倍

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
京都上京-3室町通下立売上る勘解由小路町156番800,000 +6.7%213㎡
京都上京-13小川通一条下る小川町206番1773,000 +5.7%850㎡
京都上京-5新烏丸通下切通シ上る新烏丸頭町191番3657,000 +6.0%180㎡
京都上京-4上長者町通西洞院西入有春町175番2554,000 +6.5%271㎡
京都上京-7西三本木通丸太町上る真町471番1外535,000 +5.9%156㎡
京都上京-2千本通二条下る東入主税町1082番444,000 +4.5%137㎡
京都上京-1寺町通今出川上る4丁目西入桜木町403番13408,000 +3.6%138㎡
京都上京-6新町通御霊前上る下清蔵口町38番11372,000 +3.9%224㎡
京都上京-11上立売通小川東入上る挽木町526番2320,000 +6.3%231㎡
京都上京-9大宮通下長者町下る清元町740番6292,000 +5.4%93㎡
京都上京-10元誓願寺通智恵光院西入元中之町505番276,000 +5.3%208㎡
京都上京-8寺之内通浄福寺2丁目西入下る姥ケ北町807番269,000 +4.7%178㎡
京都上京-12下長者町通七本松西入鳳瑞町233番10266,000 +5.6%115㎡

読み取れることが4つあります。

  • 13地点すべてが上昇。上昇率は+3.6%〜+6.7%で、+6%以上が4地点、+5%台が5地点、+4%台が2地点、+3%台が2地点。 平均+5.4%は、府内29市区町村・京都市11区のどちらでも4位です。価格は1位、上がり方は4位という位置になります。
  • 価格の幅が広い。50万円以上が5地点、40万円台が2地点、30万円台が2地点、20万円台が4地点。 最高の800,000円/㎡は坪に直すと約264万円、最安の266,000円/㎡は約88万円です(当方算出)。 平均の458,923円/㎡(坪約152万円)という数字は、高い5地点が引き上げた平均で、13地点のうち8地点は平均より下にあります。
  • 高い地点も低い地点も、同じように上がっている。最高地点が+6.7%で13地点の最大ですが、最安地点も+5.6%で平均を上回っています。 +3%台にとどまったのは、寺町通今出川上る(+3.6%)と新町通御霊前上る(+3.9%)の2地点でした。
  • 標準地の地積に幅がある。小川通一条下るの850㎡から、大宮通下長者町下るの93㎡まで。 100〜200㎡台の地点が中心で、中京区の住宅地の標準地(71〜285㎡)と比べると、やや大きめの区画が選ばれています。

住所の読み方をひとつ。上京区の住宅地の標準地は、13地点すべてが「◯◯通◯◯上る(下る・東入・西入)◯◯町」という通り名の住所です。 高い側の5地点の住所には、室町通・小川通・新烏丸通・西洞院通・西三本木通の名前が、 20万円台の4地点の住所には、大宮通・智恵光院通・浄福寺通・七本松通の名前が入っています。 区役所の学区紹介は、烏丸通から堀川通までを小川・中立・滋野の各学区(その北に、烏丸通寺之内を中心とする室町学区)、 堀川通から千本通までを西陣・桃薗・嘉楽・聚楽・正親・出水の各学区、 千本通から紙屋川までを翔鸞・仁和の各学区の範囲として説明しています。 物件の住所に出てくる通りの名前を見れば、土地の値段のおおよその水準が分かる、というのが上京区の特徴です (個々の標準地がどの学区にあるかは、公表資料で確認していません)。

商業地は5地点。住宅地の最高地点は、商業地とほぼ同じ値段

所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
今出川通出町西入上る三芳町157番外825,000+10.0%137㎡
烏丸通鞍馬口下る東入上御霊中町457番7外594,000+7.8%60㎡
堀川通上立売上る竹屋町586番560,000+12.0%144㎡
千本通中立売上る玉屋町41番1555,000+12.1%98㎡
下立売通黒門西入橋西二町目616番2389,000+8.4%73㎡

商業地の平均は584,600円/㎡、前年比+10.1%。5地点すべてが上昇し、3地点が+10%以上です。 住宅地の平均(458,923円/㎡・+5.4%)と比べると、価格は約1.3倍、上がり方は約2倍(当方算出)。

  • 住宅地と商業地の差が小さい。となりの中京区は、商業地の平均(2,034,772円/㎡)が住宅地の平均(387,200円/㎡)の約5.3倍でした。 上京区は約1.3倍。住宅地の最高地点(800,000円/㎡)は、商業地5地点のうち4地点より高い価格です。
  • 商業地の標準地は、今出川通・烏丸通・堀川通・千本通・下立売通という、区を通る大きな通りの地点。 上昇率が大きいのは千本通中立売上る(+12.1%)と堀川通上立売上る(+12.0%)で、価格の最も高い今出川通出町(+10.0%)を上回っています。
  • 商業地の区画は小さい。地積は60〜144㎡。5地点とも、住宅地の標準地の多くより小さな区画です。

買う方にとっての意味を、正直に書きます。 上京区は、繁華街の地価が全体を引っ張っている区ではありません。「住む場所」としての土地そのものに高い値段がついている区です。 住宅地が年に5%前後、商業地が10%前後上がっている局面では、売り出し価格も強気になりやすいと考えられます。 だからこそ、その価格が周辺の成約事例に照らして妥当かを、契約の前に確かめる意味があります。

出典:国土交通省 地価公示(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位・倍率は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。 所在地番の丁目・番地の数字は算用数字に直しています。中京区の数字は、同じ地価公示から当方が集計した中京区のページの値です。

実際の成約225件 ― 中古マンション144件、戸建81件

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 京都市上京区の成約は225件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 動いている帯(下位25%〜上位10%)最小 面積の中央値帯にかかる仲介手数料の上限額
中古マンション144件2,850万円 1,500万〜7,100万円470万円 専有60㎡56万1,000円〜240万9,000円
新築戸建て(建築年2025年以降)10件5,750万円 5,000万〜8,800万円3,800万円 延床95㎡171万6,000円〜297万円
中古戸建て(建築年2024年以前)44件3,350万円 2,000万〜7,300万円350万円 延床90㎡72万6,000円〜247万5,000円
(戸建全体)81件3,400万円 1,800万〜7,600万円200万円 土地70㎡66万円〜257万4,000円

※新築戸建て・中古戸建ての面積は延床面積の中央値、戸建全体の面積は土地面積の中央値です。 戸建81件のうち建築年が分かるのは54件(新築10件+中古44件)で、残る27件は建築年が公表データにありません。 上位25%は、中古マンションが4,400万円、新築戸建てが6,900万円、中古戸建てが4,800万円、戸建全体が5,300万円。 最大は、新築戸建て・中古戸建てがともに8,800万円、戸建全体が2億円、中古マンションが10億円です (中古マンションの最大はほかの成約とかけ離れた値で、どのような取引かは公表データからは分かりません)。

上京区の成約は、およそ3件に2件が中古マンションです。225件のうち144件(64%・当方算出)。 中央値は2,850万円ですが、下位25%が1,500万円、上位25%が4,400万円、上位10%が7,100万円と、帯がとても広い。 「上京区の中古マンションは2,850万円」と覚えるより、「1,500万円から7,000万円台まで、どの価格帯にも成約がある」と理解するほうが実態に合います。 専有面積の中央値は60㎡、建築年の中央値は1992年。築30年あまり・60㎡前後が、成約のまんなかです。 144件のうち20件は1981年以前の建築でした。

冒頭の問い ― 土地は府内でいちばん高いのに、なぜ成約価格は中京区ほど高くないのか。 データから言えるのは、次の2点です。

  • 建物が古い。中古マンションの建築年の中央値は、上京区が1992年、中京区が2003年。11年の差があります。 中古戸建ても、上京区は44件のうち17件(約39%・当方算出)が1981年以前の建築でした。
  • 住戸が小さい。中古マンションの専有面積の中央値は、上京区が60㎡、中京区が65㎡。 区の基本計画は、区内の人口の約1割が20〜24歳で、多くの大学生が区内で生活していると書いています。 1世帯あたりの人数は約1.63人。単身・2人向けの住戸が多く流通していると考えられます (住戸の広さ別の件数は集計していませんので、断定はできません)。

戸建は81件。新築は10件だけです。 新築戸建ての帯は5,000万〜8,800万円で、中央値は5,750万円。中京区の新築戸建て(中央値4,600万円)より1,000万円以上高い水準です。 延床面積の中央値は95㎡。 中古戸建ては2,000万〜7,300万円と帯が広く、建築年の中央値は1992年。 戸建全体の土地面積の中央値は70㎡です。 住宅地の平均価格458,923円/㎡に70㎡を掛けると約3,212万円(当方算出)。 20万円台後半の標準地の水準(266,000円/㎡)なら約1,862万円、最高地点の水準(800,000円/㎡)なら5,600万円です。 戸建の中央値3,400万円は、その大半が土地の値段だと考えられます。 同じ70㎡の土地でも、通りが変われば土地代だけで3,000万円以上ちがう計算になります。

0円仲介の対象という面から見ると、次のように整理できます。

  • 新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。上京区では10件・5,000万〜8,800万円。 この帯の上限額は171万6,000円〜297万円です。件数は少ないものの、1件あたりの金額が大きい種別です。
  • 中古マンション・中古戸建ては、対象になる物件とならない物件があります。 売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。 上京区は築年の古い住戸の成約が多い区ですので、不動産会社が買い取って改装した住戸が売りに出ることもあります。 気になる住戸が対象かどうか、まず物件ごとに確かめる価値があります。
  • 売主が個人の方で、売主側から仲介会社に報酬が支払われない形の取引などは、対象外になる場合があります。

最寄駅別の成約(3件以上の9駅・計221件)

最寄駅(成約データの表記)駅の所在件数成約中央値 駅からの平均仲介手数料の上限額
今出川上京区96件2,950万円13分103万9,500円
二条中京区30件3,000万円15分105万6,000円
北野白梅町北区26件1,950万円13分70万9,500円
鞍馬口上京区21件3,200万円13分112万2,000円
丸太町(京都市営)中京区16件3,350万円11分117万1,500円
出町柳未確定(本文参照)10件5,950万円10分202万9,500円
二条城前中京区9件—14分—
神宮丸太町左京区8件—8分—
円町中京区5件—14分—

※駅の所在は、今出川・鞍馬口・北野白梅町・丸太町・二条城前・神宮丸太町・円町が国土地理院の地名検索(住所検索API)の返す市区町村コード、 二条がJR西日本の駅情報によります。出町柳は地名検索の結果が上京区と左京区の2件に分かれたため、未確定としています。 10件未満の駅は、中央値を載せていません。

成約の43%が今出川、その今出川から平均13分。 221件のうち、上京区にある駅(今出川・鞍馬口)を最寄りにする成約は117件、区の外の駅を最寄りにする成約は94件(出町柳の10件を除く・当方合計)。 上京区の物件の4割あまりは、区の外の駅が最寄りです。 駅からの平均は、最も短い神宮丸太町で8分、長い二条で15分。 予算が決まっている方は、「上京区」で探すのではなく、「どの駅から何分まで歩けるか」「バスを使うか」を先に決めると、現実的な候補が早く見つかります。

学区別の成約(12件以上の10学区・計179件)

学区(成約データの表記)件数成約中央値 仲介手数料の上限額
仁和学区29件3,300万円115万5,000円
出水学区24件3,000万円105万6,000円
桃薗学区22件2,300万円82万5,000円
中立学区18件3,250万円113万8,500円
嘉楽学区18件1,600万円59万4,000円
室町学区16件6,350万円216万1,500円
滋野学区14件3,650万円127万500円
成逸学区14件3,150万円110万5,500円
京極学区12件5,500万円188万1,000円
小川学区12件3,150万円110万5,500円

※件数の多い順。残る7学区(翔鸞10件・春日8件・西陣7件・乾隆6件・聚楽6件・正親5件・待賢4件/計46件)は、 件数が少なく1〜2件の入れ替わりで中央値が大きく動くため、中央値を載せていません。

10学区のうち6学区が、中央値3,000万〜3,650万円の幅に収まっています(仁和・出水・中立・滋野・成逸・小川)。 件数が多いのは仁和(29件)、出水(24件)、桃薗(22件)。 この表は、マンションと戸建を分けていない中央値です。 同じ学区のなかに、専有55㎡の1LDKのマンションも、土地90㎡の戸建も含まれています。 学区ごとの中央値のちがいには、「マンションが多いか戸建が多いか」「広い住戸が多いか小さい住戸が多いか」「建物が新しいか古いか」が混ざっています (学区ごとの種別・広さ・築年の内訳は公表データにないため、どれが理由かは断定できません)。 学区の中央値は「その学区の物件はこの値段」という意味ではありません。検討中の物件は、種別・広さ・築年の近い成約事例と比べてください。

「学区」という言葉について。 ここでいう学区は、小学校の通学区域ではなく、元学区と呼ばれる地域の単位です。 区役所の学区案内も、成約データも、この17の単位で書かれています。 物件広告に「◯◯学区」と書いてあっても、通う小学校の名前ではありませんので、指定校は別に確認してください。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格面積 間取築年構造最寄駅・徒歩時期 仲介手数料の上限額
中古マンション中立学区2,900万円 専有70㎡2LDK1975年 RC今出川 13分2025Q3102万3,000円
中古マンション嘉楽学区2,800万円 専有55㎡1LDK1984年 SRC今出川(分数の記載なし)2025Q399万円
中古マンション京極学区2,800万円 専有60㎡2LDK1985年 RC出町柳 7分2025Q399万円
中古マンション小川学区2,800万円 専有85㎡3LDK1982年 SRC今出川 10分2026Q199万円
戸建桃薗学区3,400万円 土地60㎡/延床90㎡—2006年 木造今出川 15分2026Q1118万8,000円
戸建成逸学区3,300万円 土地90㎡/延床95㎡—1992年 木造鞍馬口 15分2025Q3115万5,000円
戸建中立学区3,300万円 土地70㎡/延床95㎡—1983年 木造今出川 20分2025Q2115万5,000円
戸建出水学区3,300万円 土地55㎡/延床80㎡—2004年 木造二条 10分2025Q2115万5,000円

中古マンション4件は、2,800万〜2,900万円。すべて1975〜1985年の建築です。 専有55〜85㎡、駅から7〜13分。 同じ2,800万円で、55㎡の1LDKも、85㎡の3LDKも成約しているということです。 築40年を超えるマンションが中央値の近くで成約しているのが、上京区の中古マンションの実像です。 築年の古いマンションは、耐震診断・耐震改修の有無、修繕積立金の額と残高、大規模修繕の履歴を、管理組合の資料で確認してください。 嘉楽学区の1件は、公表データの「駅からの分」が0になっていたため、分数の記載なしとしています。

戸建4件は、すべて3,300万〜3,400万円。 土地は55〜90㎡、延床は80〜95㎡。4件とも、延床面積が土地面積より大きい (土地60㎡に延床90㎡、土地90㎡に延床95㎡、土地70㎡に延床95㎡、土地55㎡に延床80㎡)。 小さな敷地に2階建・3階建で床面積を確保した家だと読めます。 こうした家は、建て替えのときに同じ床面積が取れるか(建ぺい率・容積率・高さ・道路後退)を確認しておくことが大切です。 駅からは10〜20分。戸建は、駅から15分前後歩く場所が成約の中心だと分かります。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・京都市上京区225件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。 戸建の間取りは公表データに入っていないため「—」としています。 中京区の数字は、同じ成約価格情報から当方が集計した中京区のページの値です。

路地・京町家・空き家 ― 区の基本計画が書いている上京区

「上京区基本計画2025」(令和3年度〜7年度)には、上京区の住まいについて、次の記述があります。

項目区の基本計画の記述買う立場からの意味
路地・京町家「風情のある京町家や路地が数多く存在」 前面道路の幅と種別、建物が京町家にあたるかの確認が欠かせない
木造密集市街地「区内の7学区が木造密集市街地に指定」「密集市街地・細街路が多い上京区の特性」 建て替えの条件、火災・地震への備え。市の補助の上限が高くなる制度がある
空き家「空き家が約1割存在し、高齢化の進展等により増加が見込まれ」る。「学区単位での空き家流通に関する仕組みの構築」を掲げる 古い家が売りに出る機会がある一方、建物の状態の差が大きい
若い世代「区内の人口の約1割を若者(20~24歳)が占めているほか、多くの大学生が上京区で学び、生活しています」 単身向けの小さな住戸が多く流通している
西陣「西陣織の出荷額が24年間で約9割減少」。平成31年1月に「西陣を中心とした地域活性化ビジョン」を策定 仕事場を兼ねていた家・路地奥の家が、住宅として流通することがあると考えられる
地域のつながり「自治会・町内会単位で自治・福祉・防災活動が行われ」ている 町内会・学区の行事、防災訓練への参加を前提にした地域

古い木造の家と路地、学生や単身の方が住む集合住宅、そして新しく建つ戸建が、同じ学区のなかに並んでいる。 これが上京区の住宅の姿です。買う側にとっては、次の3点が実務上の意味を持ちます。

  • 「安い戸建」には理由があります。戸建全体の最小は200万円、中古戸建ての最小は350万円でした。 相場より大きく安い物件は、前面道路・再建築の条件・建物の状態のいずれかに理由があることが少なくありません。 まず接道を確認してください(「買う前に確認したい点」の章で扱います)。
  • 直して住むなら、補助の順番を守る。京都市には、京町家・木造住宅の耐震改修の補助(京町家は最大300万円、木造住宅は最大200万円)があり、 感震ブレーカーの補助は密集市街地で上限が高くなっています。どれも、工事の着工前に申請が必要です。
  • 地域の活動が続いている区です。17の学区それぞれに、区役所が学区紹介の資料を作っており、防災訓練・福祉の活動が書かれています。 マンションを買う方は、そのマンションと町内会の関係(加入しているか、会費、行事)を管理組合に確認しておくと、住み始めてからの行き違いを減らせます。

出典:上京区役所「上京区基本計画2025」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000288395.html / 同(概要版)【音声読上げ版】 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000288726.html / 同 第4章コラム(西陣を中心とした地域活性化ビジョン) https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/cmsfiles/contents/0000288/288395/09_nishijin_web_210830.pdf / 京都市「まちの匠・ぷらす」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000235294.html ※木造密集市街地に指定されている7学区の名前、区内の京町家の軒数、空き家の戸数は、本ページでは確認できていません(未取得)。

まとめ:上京区は「通り・駅までの距離・築年・道路」の4つで選ぶ区

上京区の住宅地の平均価格は、京都府内で住宅地の標準地が3地点以上ある29市区町村のうち1位、 京都市の11区のなかでも1位。変動率(+5.4%)はどちらで見ても4位です。 確認すべきことは、次の5点です。

  • どの通りの物件か。住宅地の標準地は266,000円〜800,000円/㎡。同じ区内で3.0倍の差があります。
  • 駅まで何分歩くか、どの駅か。区内の駅は今出川・鞍馬口の2つ。成約の駅からの平均は8〜15分。区の外の駅が最寄りになる物件が4割あまり。
  • 中古マンションか、新築戸建てか、中古戸建てか。成約の64%は中古マンション。新築戸建ては10件で5,000万〜8,800万円。
  • 建築年と耐震。中古マンションの建築年の中央値は1992年。中古戸建て44件のうち17件、中古マンション144件のうち20件が1981年以前。
  • 前面道路と建物の扱い。細い道・路地に面していないか、京町家にあたらないか、建て替えで同じ大きさが建てられるか。

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 対象になる物件については買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。

空から見た、この50年の京都市上京区

上京区は明治12年(1879年)に下京区とともに編成され、昭和30年(1955年)に北区を分けて現在の範囲になりました(上京区役所「上京区について」)。
左が1974〜78年、右が現在の、上京区役所(今出川通室町西入堀出シ町)を含む同じ範囲です。区役所は、地下鉄烏丸線の今出川駅から徒歩5分の場所にあります。京都市のあゆみによると、市電が全線廃止されたのが1978年、地下鉄烏丸線の開通が1981年。左の写真は、地下鉄がまだ通っていなかった時期にあたります。国土地理院の地名検索による今出川駅の位置(東経135.7594度・北緯35.0300度)も、この範囲に入ります。2枚を見比べるときは、大きな緑のかたまり(京都御苑)と、そのまわりの屋根の細かい街並みに注目してください。環境省によると、京都御苑は京都御所・京都仙洞御所を囲む面積約65haの公園です。50年のあいだに、屋根の細かい木造の街並みのなかに大きな建物が増えた場所と、ほとんど変わっていない場所の両方が見つかるはずです。区の基本計画が「風情のある京町家や路地が数多く存在」と書く上京区の街並みを、空から確かめられます。(写真の範囲は、国土地理院の住所検索で得た「京都府京都市上京区堀出シ町」の座標から算出したタイルによるものです。京都御苑が実際に写っているかどうかは、タイルの画像で確認していません。)

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28739〜28741・y12975〜12976)で切り出しています。

06京都市上京区を5に分けて考える(エリアガイド)

上京区は、明治12年に下京区とともに編成された区で、いまは17の学区があります(上京区役所「上京区について」)。区役所は学区を「明治の番組小学校の開設以来150年を超える学区単位の住民自治の歴史」のある単位と説明しています。国土交通省の成約価格情報も、上京区の成約を17の学区の名前(仁和学区・出水学区など)で公表しています。地価公示の標準地は、13地点すべてが「◯◯通◯◯上る(下る・東入・西入)◯◯町」という通り名の住所です。

ここでは、区役所の学区紹介に書かれている「学区の範囲(どの通りに囲まれているか)」を手がかりに、上京区を5つのまとまりに整理します。

先にお断りしておきます。この5つのまとまりは、学区紹介の範囲の説明と学校の所在地をもとにした当方の整理であり、京都市や上京区が定めた区分ではありません。学区紹介から範囲を読み取れなかった学区のうち、乾隆・待賢は小学校・幼稚園の所在地を手がかりに置き、春日は手がかりがないまま京極とならべています(該当するまとまりの説明に明記しました)。地価公示の標準地をどのまとまりに入れるかも、住所の通り名から見た当方の整理で、学区との対応を公表資料で確かめたものではありません。学区別の成約中央値は、成約が12件以上ある10学区だけを載せています。12件に満たない7学区は、1〜2件の入れ替わりで中央値が大きく動くため、件数だけを載せました。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。学区の名前は地域の単位の名前で、通う小学校の名前ではない点にもご注意ください。

室町・小川・中立・滋野(烏丸通〜堀川通の側の4学区)(最寄駅:今出川/鞍馬口/丸太町)

区内の2つの駅と区役所があり、住宅地の最高地点もこの側の通り名の住所にあります。成約は中立学区18件・中央値3,250万円、室町学区16件・6,350万円、滋野学区14件・3,650万円、小川学区12件・3,150万円。4学区で60件です(当方合計)。3,250万円にかかる仲介手数料の上限額は113万8,500円、6,350万円で216万1,500円、3,650万円で127万500円、3,150万円で110万5,500円。室町学区だけが6,000万円台で、ほかの3学区は3,000万円台です。
区役所の学区紹介による各学区の範囲は次のとおりです。室町学区は「地下鉄烏丸線の鞍馬口駅と今出川駅があり,室町小学校(烏丸通寺之内)がほぼ中心で,東西及び南北約1キロの範囲」。小川学区は「北は上立売通のやや北,南は一条通,東は新町通(今出川以北)・烏丸通(今出川以南),西は堀川通に囲まれた地域」。中立学区は「東は烏丸通,西は堀川通,南は下長者町通,北は一条通に囲まれ,上京区のほぼ中央に位置」。滋野学区は下長者町通・烏丸通・丸太町通・堀川通に囲まれた地域です。北から室町・小川・中立・滋野の順に、烏丸通と堀川通のあいだを区の北の端から南の端まで並んでいると読めます。
学区紹介は、室町学区に冷泉家住宅・相国寺・上御霊神社・表千家と裏千家があること、中立学区が明治以降に官庁や教育機関のできた「文化の香り高い静かな住宅地」であること、滋野学区に京都府庁に隣接する官公庁の施設があることを書いています。区役所(今出川通室町西入)、上京中学校(一条通室町西入)、新町小学校(中立売通室町西入)、室町小学校(室町通上立売上る)もこの側です。
住所の通り名から見てこの側にあると考えられる住宅地の標準地は、「室町通下立売上る勘解由小路町」800,000円/㎡(+6.7%・地積213㎡・区内最高)、「小川通一条下る小川町」773,000円/㎡(+5.7%・地積850㎡)、「上長者町通西洞院西入有春町」554,000円/㎡(+6.5%・地積271㎡)、「新町通御霊前上る下清蔵口町」372,000円/㎡(+3.9%・地積224㎡)、「上立売通小川東入上る挽木町」320,000円/㎡(+6.3%・地積231㎡)。同じ側のなかでも、32万円から80万円まで2.5倍の幅があります。商業地の標準地は「烏丸通鞍馬口下る東入上御霊中町」594,000円/㎡(+7.8%)。行政区が上京区の府庁地区官庁街地区計画(6.6ha)があり、区域に入る土地は届出が必要です。
成約個票では、中立学区の中古マンション(2,900万円・専有70㎡・2LDK・1975年築・RC)が今出川駅徒歩13分、小川学区の中古マンション(2,800万円・専有85㎡・3LDK・1982年築・SRC)が今出川駅徒歩10分、中立学区の戸建(3,300万円・土地70㎡/延床95㎡・1983年築・木造)が今出川駅徒歩20分。3件とも1975〜1983年の建築です。築40年を超える建物が3,000万円前後で成約している、ということになります。駅に近く土地の値段が高い側ですから、価格が手ごろに見える物件ほど、築年・耐震・管理の状態を先に確認してください。指定校は学区の名前では決まりませんので、通り名つきの住所で教育委員会にご確認ください。

京極・春日(京都御苑の東、鴨川までの側。春日学区の範囲は未確認)(最寄駅:出町柳/神宮丸太町/今出川)

京都御苑と鴨川にはさまれた、南北に細長い側です。成約は京極学区12件・中央値5,500万円(上限額188万1,000円)、春日学区8件。2学区で20件です(当方合計)。春日学区は12件に満たないため、中央値は載せていません。最寄駅別では出町柳が10件・中央値5,950万円(駅からの平均10分)、神宮丸太町が8件。成約の件数は少ないものの、区のなかで価格帯の高い成約が出ている側です。
区役所の学区紹介によると、京極学区は「北はほぼ上御霊前通,南は広小路通,東は鴨川を限り,西は相国寺東通を境界とする南北に細長い地域」。平安期から貴族の邸宅が営まれ、江戸期には寺町通の東側に多くの寺院が集まり、「かつて北の方は,学者が多く住んでいたため,学者の町と呼ばれていた」と紹介されています。廬山寺・梨木神社・京都御苑の名前も出てきます。春日学区の範囲は、学区紹介に記載がなく、公的な資料で確認できていません。学区紹介は、福祉防災マップづくりなど「お隣り同士のふれあいを大切に」した活動を紹介しています。本ページでは、当方の整理で仮にここに置いています(春日学区の成約8件が実際にこの側のものかどうかは、確かめられていません)。京極小学校は寺町通石薬師下る、御所東小学校は新烏丸通丸太町上るにあります。
京都御苑は、環境省によると「京都御所、京都仙洞御所を囲む面積約65haの公園」で、所在地は上京区京都御苑3。上京区の面積7.03km²(703ha)の約9%(当方算出)を占めます。京都市統計書の年表には、昭和35年1月1日に「上京区と中京区のそれぞれ一部をもって京都御苑(上京区)を設置」とあります。行政区が上京区の京都御苑東地区地区計画(約2.9ha・平成26年11月26日決定)があり、用途の制限・その他土地利用の制限・高さの最低限度と最高限度が定められています(届出が必要)。名前から御苑の東側の地区と読めますが、区域の町名は本ページでは確認していません。
住所の通り名から見てこの側にあると考えられる住宅地の標準地は、「新烏丸通下切通シ上る新烏丸頭町」657,000円/㎡(+6.0%・地積180㎡)、「西三本木通丸太町上る真町」535,000円/㎡(+5.9%・地積156㎡)、「寺町通今出川上る4丁目西入桜木町」408,000円/㎡(+3.6%・地積138㎡)。商業地は「今出川通出町西入上る三芳町」825,000円/㎡(+10.0%・商業地5地点の最高)です。桜木町の+3.6%は、住宅地13地点のなかで最も小さい上昇率でした。成約個票では、京極学区の中古マンション(2,800万円・専有60㎡・2LDK・1985年築・RC)が出町柳駅徒歩7分。
区の東の境は鴨川です。京都府は鴨川・高野川を洪水予報河川にしています。川に近い物件は、京都市防災情報マップで浸水深・家屋倒壊(氾濫流・河岸浸食)の想定を住所ごとに確認してください。京都市の風致地区には「鴨川」(約217ha)という地区があります(どの範囲が上京区にかかるかは未確認)。川と御苑に近い環境と引き換えに、景観・高さ・防災の確認事項が増える側だと考えてください。

成逸・乾隆・西陣・桃薗・嘉楽(西陣の5学区)(最寄駅:今出川/鞍馬口/北野白梅町)

成約の件数が最も多いまとまりです。成約は桃薗学区22件・中央値2,300万円、嘉楽学区18件・1,600万円、成逸学区14件・3,150万円、西陣学区7件、乾隆学区6件。5学区で67件です(当方合計)。西陣学区・乾隆学区は12件に満たないため、中央値は載せていません。2,300万円にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円、1,600万円で59万4,000円、3,150万円で110万5,500円。この中央値は、マンションと戸建、広い住戸と小さな住戸を分けていない数字です。学区ごとの種別・広さ・築年の内訳は公表データにありませんので、中央値のちがいを「その学区の土地が高い・安い」と読むことはできません。
区役所の学区紹介による各学区の範囲は次のとおりです。西陣学区は「堀川通以西・浄福寺通以東・五辻通以北・寺之内通以南」。桃薗学区は「東は堀川通,西は智恵光院通,南は一条通,北は五辻通に囲まれた」区域。嘉楽学区は「東は智恵光院通,西は千本通,南は一条通,北は五辻通を境界とする面積0.209平方キロメートルの地域」。成逸学区は「上京区の北端に位置し,北区と接しています」。乾隆学区の範囲は学区紹介から読み取れませんでしたが、乾隆小学校は寺之内通千本東入にあります。堀川通から千本通まで、一条通から北の側、と読めます。
「西陣」という名前について。西陣学区の紹介は、応仁元年(1467年)の応仁の乱で山名宗全の邸宅が「東方の細川方に対する西の陣」という意味で呼ばれ、「室町時代の終わり頃『西陣』が地名として使われ定着した」と説明しています。歴史的な西陣の範囲は「南北は中立売通から鞍馬口通まで、東西は室町通から千本通まで」の「一辺が約1キロメートルのほぼ正方形」。「西陣」は行政上の町名ではなく、5学区よりも広い範囲を指す地域の呼び名です(区の基本計画も、西陣地域を「上京区域と重なる部分が多い」と書き、範囲を限定していません)。学区紹介は、桃薗学区が江戸時代に「糸屋八町」と呼ばれた糸問屋の町で、「近年はマンション建設と都心回帰により人口が増加傾向」にあること、成逸学区が西陣の機業と結びついた「準商工業地帯として今日に至」ること、嘉楽学区に千本閻魔堂・般舟院・浄福寺があることを書いています。
住所の通り名から見てこの側にあると考えられる住宅地の標準地は、「元誓願寺通智恵光院西入元中之町」276,000円/㎡(+5.3%・地積208㎡)、「寺之内通浄福寺2丁目西入下る姥ケ北町」269,000円/㎡(+4.7%・地積178㎡)。商業地は「堀川通上立売上る竹屋町」560,000円/㎡(+12.0%)。住宅地は1㎡あたり27万円前後で、区の平均(458,923円)の約6割(当方算出)です。成約個票では、桃薗学区の戸建(3,400万円・土地60㎡/延床90㎡・2006年築・木造)が今出川駅徒歩15分、成逸学区の戸建(3,300万円・土地90㎡/延床95㎡・1992年築・木造)が鞍馬口駅徒歩15分、嘉楽学区の中古マンション(2,800万円・専有55㎡・1LDK・1984年築・SRC)の最寄駅が今出川。
区の基本計画は、「西陣織の出荷額が24年間で約9割減少」したと書き、平成31年1月に「西陣を中心とした地域活性化ビジョン」が策定されたこと、路地奥の空き家を工房として活用する取組などが進んでいることを紹介しています。家内工業の仕事場を兼ねていた家や、路地の奥の家が、住宅として売りに出ることがあると考えられる側です。戸建を探す方は、前面道路の幅と種別、建物が京町家にあたるか、建て替えのときの条件を必ず確認してください。駅までは歩いて15分前後が目安になりますので、今出川通・堀川通・千本通のバスの便もあわせて確かめておくと安心です。

聚楽・正親・出水・待賢(堀川通〜千本通、一条通〜丸太町通の側の4学区)(最寄駅:二条/今出川/丸太町/二条城前)

区の南西寄り、二条駅を最寄りにする物件が出てくる側です。成約は出水学区24件・中央値3,000万円(上限額105万6,000円)、聚楽学区6件、正親学区5件、待賢学区4件。4学区で39件です(当方合計)。聚楽・正親・待賢の3学区は12件に満たないため、中央値は載せていません。出水学区は、17学区のなかで仁和学区(29件)に次いで2番目に成約の多い学区です。
区役所の学区紹介による範囲は、聚楽学区が「堀川通以西,松屋町通以東」、正親学区が「おおよそ北は一条通,南は下長者町通,東は松屋町通,西は千本通」、出水学区が「北は下長者町通,南は丸太町通,東は松屋町通,西は千本通に囲まれた地区」。待賢学区の範囲は学区紹介を取得していませんが、待賢幼稚園は丸太町通黒門東入にあります。下長者町通を境に、北が正親学区、南が出水学区という並びです。正親小学校は浄福寺通中立売下る、二条城北小学校は浄福寺通下立売下る、二条中学校は竹屋町通千本東入主税町にあります。
この側は、平安京の宮殿と、豊臣秀吉の聚楽第があった場所です。学区紹介によると、出水学区は平安京で「大内裏の中心に位置」し、内裏や中務省など多くの官庁があった場所。火災のあと再建されず「内野」と呼ばれ、近世の後期まで畑の広がる景観が続き、「聚楽ごぼうや聚楽かぶらの名品を産出」したと書かれています。正親学区は「聚楽第がこの地にあり,周辺には諸侯の邸宅が建ち並びました」、1900年と1912年に電車が通って中立売のあたりに商店が発展し、千本座が「日本映画発祥の地」になった、と紹介されています。町名に「主税町」「中務町」といった役所の名前が残っているのは、こうした成り立ちによるものだと読めます(個々の町名の由来は、公的な資料で1つずつ確認していません)。
住所の通り名から見てこの側にあると考えられる住宅地の標準地は、「千本通二条下る東入主税町」444,000円/㎡(+4.5%・地積137㎡)、「大宮通下長者町下る清元町」292,000円/㎡(+5.4%・地積93㎡)。商業地は「千本通中立売上る玉屋町」555,000円/㎡(+12.1%・商業地5地点で上昇率が最大)、「下立売通黒門西入橋西二町目」389,000円/㎡(+8.4%)。標準地の地積が93㎡・137㎡という点にも注目してください。区画の小さい住宅地だということです。成約個票では、出水学区の戸建(3,300万円・土地55㎡/延床80㎡・2004年築・木造)が二条駅徒歩10分。土地55㎡に延床80㎡。小さな敷地に、2階建・3階建で床面積を確保した家だと読めます。
出水学区と正親学区は、京都市が「優先的に防災まちづくりを進める地区」として町名を公表している学区です(市内で6学区。上京区は翔鸞・仁和・正親・出水の4学区)。地域と市が、細い道や古い木造の建物が集まる場所の防災に重点的に取り組んでいる、という意味です。出水学区の紹介にも、総合防災訓練などの地域活動が書かれています。買う側は、前面道路の幅と種別(建て替えのときのセットバック・再建築の可否)、建物の築年と耐震を、契約の前に確認してください。耐震改修の補助や感震ブレーカーの補助(密集市街地は上限が高い)は、「買う前に確認したい点」の章で扱います。

翔鸞・仁和(千本通〜紙屋川の側の2学区)(最寄駅:北野白梅町/円町/二条)

成約が最も多い仁和学区と、北野天満宮・上七軒のある翔鸞学区です。成約は仁和学区29件・中央値3,300万円(17学区で最多・上限額115万5,000円)、翔鸞学区10件。2学区で39件です(当方合計)。翔鸞学区は12件に満たないため、中央値は載せていません。最寄駅別では、北野白梅町が26件(中央値1,950万円・駅からの平均13分)、円町が5件。どちらも区の外の駅です(北野白梅町は北区、円町は中京区。国土地理院の地名検索による)。
区役所の学区紹介によると、翔鸞学区は「北は芦山寺通,南は一条通,東は千本通,西は天神川にわたる区域」。北野天満宮(天暦元年=947年創建)、大報恩寺(千本釈迦堂)、上七軒があり、上七軒通は北野天満宮の参道と紹介されています。仁和学区は「最北部は今出川通,南は丸太町通の一部,東は千本通の一部,西は紙屋川」に囲まれた地域で、約10,000人が住み、65歳以上が3,300人を超える(高齢化率約34%)と書かれています(基準日の記載は読み取れませんでした)。平安京の役所があった場所で、明治33年(1900年)に京都電気鉄道が開通。小学校の児童数は約2,000人から約370人に減ったとも書かれています。翔鸞小学校は御前通今出川上る、仁和小学校は御前通一条下るにあります。
学校について。通学区町名一覧では、翔鸞小学校区の中学校区は衣笠、仁和小学校区は北野。どちらの中学校も、区役所の「上京区内の市立学校」の一覧には載っていません。令和7年4月には、北区の柏野小学校が翔鸞小学校に統合されました。小学校は区内、中学校は区の境の向こう側、という通い方になる住所がある側です。
住所の通り名から見てこの側にあると考えられる住宅地の標準地は、「下長者町通七本松西入鳳瑞町」266,000円/㎡(+5.6%・地積115㎡)。13地点のなかで最も低い価格ですが、上昇率は平均(+5.4%)を上回っています。この側の住宅地の標準地は1地点だけですので、土地の値段の目安は、北区・中京区の近くの標準地もあわせて見る必要があります。
区の西の境は紙屋川(天神川)です。京都府は天神川を水位周知河川にしています。川に近い物件は、京都市防災情報マップで浸水の想定を住所ごとに確認してください。京都市の風致地区には「北野」(約12ha)という地区があります(どの範囲が上京区にかかるかは未確認)。翔鸞学区と仁和学区は、どちらも京都市が「優先的に防災まちづくりを進める地区」として町名を公表している学区で、仁和学区の紹介にも「災害に強いまちづくり」を目指す取組が書かれています。鉄道の駅まで距離があり、古い木造の家と細い道が多い側ですから、価格だけで決めず、道路・築年・耐震・通勤通学の足の4点を必ず確認してください。そのうえで、成約の件数が多く、3,000万円前後で戸建・マンションの選択肢がある側でもあります。

※エリア区分と各エリアの記述は、京都市上京区・京都府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07京都市上京区の交通

鉄道

上京区の成約データに最寄駅として出てくる駅は9あります(3件以上の駅)。このうち上京区にあると確認できた駅は、地下鉄烏丸線の今出川と鞍馬口の2駅。二条・北野白梅町・丸太町・二条城前・神宮丸太町・円町は、国土地理院の地名検索などで区の外にある駅でした(出町柳は検索結果が2件に分かれ、所在区を確定できていません)。7.03km²の横長の区に、区内の鉄道駅は東寄りの2つ。これが上京区の交通のいちばんの特徴です。

成約の4割あまりが今出川に集まっています。225件のうち今出川が96件(中央値2,950万円・駅からの平均13分)。次いで二条30件(3,000万円・15分)、北野白梅町26件(1,950万円・13分)、鞍馬口21件(3,200万円・13分)、丸太町16件(3,350万円・11分)、出町柳10件(5,950万円・10分)。今出川・二条・鞍馬口・丸太町の4駅は、中央値が2,950万〜3,350万円の狭い幅に収まっています。中央値が離れているのは出町柳(5,950万円)と北野白梅町(1,950万円)です。ただし、この中央値はマンションと戸建、広い住戸と小さな住戸を分けていない数字です(駅ごとの種別・広さの内訳は集計していません)。

駅からの平均は、どの駅も10分以上(件数の多い6駅)。となりの中京区の成約では駅からの平均が4〜10分でしたから、上京区は歩く距離がひと回り長い区です。物件情報の「徒歩◯分」は、かならず実際に歩いて確かめてください。同じ「今出川駅 徒歩15分」でも、駅の東と西では、使うバス停も買い物の場所も変わります。

京都市のあゆみによると、地下鉄烏丸線の開通は1981年、市電の全線廃止は1978年です。所要時間や本数は各事業者の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません)。

駅路線1日平均乗降人員特徴
今出川京都市営地下鉄 烏丸線—上京区にある駅です(国土地理院の地名検索が返す市区町村コードが上京区の26102。区役所の学区紹介も室町学区に「今出川駅があり」と書いています)。成約データの最寄駅として区内で最も件数が多い駅(96件・中央値2,950万円・駅からの平均13分)。225件のうち約43%(当方算出)がこの駅です。2,950万円にかかる仲介手数料の上限額は103万9,500円。上京区役所の最寄駅で、区役所は「地下鉄『今出川』駅下車 徒歩5分」と案内しています(所在地は今出川通室町西入堀出シ町285番地)。成約個票では、中立学区の中古マンション(2,900万円・専有70㎡・2LDK・1975年築・RC)が徒歩13分、小川学区の中古マンション(2,800万円・専有85㎡・3LDK・1982年築・SRC)が徒歩10分、桃薗学区の戸建(3,400万円・土地60㎡/延床90㎡・2006年築・木造)が徒歩15分、中立学区の戸建(3,300万円・土地70㎡/延床95㎡・1983年築・木造)が徒歩20分。「今出川が最寄り」でも、歩く距離は10〜20分と幅があります
鞍馬口京都市営地下鉄 烏丸線—上京区にある駅です(国土地理院の地名検索が返す市区町村コードが26102。区役所の学区紹介も室町学区に「鞍馬口駅…があり」と書いています)。成約は21件・中央値3,200万円・駅からの平均13分(上限額112万2,000円)。区役所は区の北の境を鞍馬口通と説明しており、北区の物件の最寄駅にもなっている駅です。成約個票では、成逸学区の戸建(3,300万円・土地90㎡/延床95㎡・1992年築・木造)が徒歩15分。商業地の標準地「烏丸通鞍馬口下る東入上御霊中町」は594,000円/㎡(+7.8%)
二条JR西日本/京都市営地下鉄 東西線—区の外(中京区)にある駅です。JR西日本の駅情報による二条駅の所在地は京都市中京区西ノ京東栂尾町3番地。成約は30件・中央値3,000万円・駅からの平均15分で、件数は今出川に次いで2番目(上限額105万6,000円)。成約データは地下鉄とJRを分けていません。駅からの平均15分は、件数の多い6駅のなかで最も長い数字です。成約個票では、出水学区の戸建(3,300万円・土地55㎡/延床80㎡・2004年築・木造)が徒歩10分。住宅地の標準地「千本通二条下る東入主税町」は444,000円/㎡(+4.5%)。JRの路線名・列車の種別、所要時間・本数は、本ページでは事業者の公式ページで確認していません(時刻表でご確認ください)
北野白梅町嵐電(京福電気鉄道)—区の外(北区)にある駅です(国土地理院の地名検索が返す市区町村コードが北区の26101)。成約は26件・中央値1,950万円・駅からの平均13分(上限額70万9,500円)。区役所は区の西の境を紙屋川(天神川)と説明しており、区の西側の物件の最寄駅になっています。学区紹介によると、翔鸞学区(北は芦山寺通、南は一条通、東は千本通、西は天神川)に北野天満宮と上七軒があります。京福電気鉄道の公式サイト「嵐電 ご利用方法」に、嵐電の駅として名前が出てくる駅です。路線の正式名称・行き先・本数は、本ページでは確認していません(未取得)
丸太町京都市営地下鉄 烏丸線—区の外(中京区)にある駅です(国土地理院の地名検索が返す市区町村コードが中京区の26104)。区役所は区の南の境を丸太町通と説明しています。成約は16件・中央値3,350万円・駅からの平均11分(上限額117万1,500円)。成約データでは「丸太町(京都市営)」と表記されています。住宅地の最高地点「室町通下立売上る勘解由小路町」(800,000円/㎡・+6.7%)、「上長者町通西洞院西入有春町」(554,000円/㎡・+6.5%)は、住所に室町通・西洞院通と下立売通・上長者町通の名前が入る地点です。行政区が上京区の府庁地区官庁街地区計画(6.6ha)があります
出町柳(路線・事業者は公式情報で未確認)—国土地理院の地名検索では「出町柳駅」が2件返り、市区町村コードは上京区(26102)と左京区(26103)が1件ずつでした。どちらがどの鉄道の駅かは検索結果からは分からず、鉄道事業者の公式ページでも確認していませんので、本ページでは「上京区の駅」とは書いていません(区役所は区の東の境を鴨川と説明しています)。成約は10件・中央値5,950万円・駅からの平均10分(上限額202万9,500円)。件数が10件以上ある駅のなかで、中央値が最も高い駅です。成約個票では、京極学区の中古マンション(2,800万円・専有60㎡・2LDK・1985年築・RC)が徒歩7分。商業地の最高地点「今出川通出町西入上る三芳町」(825,000円/㎡・+10.0%)、住宅地の「寺町通今出川上る4丁目西入桜木町」(408,000円/㎡・+3.6%)は、住所に出町・寺町通今出川の名前が入る地点です

※この表は「上京区の成約で最寄駅として出てくる駅」のうち、成約が10件以上ある6駅です。上京区にあると確認できた駅は、地下鉄烏丸線の今出川駅と鞍馬口駅の2つ(国土地理院の地名検索(住所検索API)が返す市区町村コードが26102。あわせて、上京区役所の学区紹介(室町学区)に「地下鉄烏丸線の鞍馬口駅と今出川駅があり」と書かれています)。二条(JR西日本の駅情報で中京区)、北野白梅町(地名検索で北区26101)、丸太町(同・中京区26104)は区の外の駅です。駅の所在区は、国土地理院の地名検索が返す市区町村コード(駅の代表点)で判定したもので、京都市交通局の駅ページには住所の記載がありません。「上京区の駅」ではなく「上京区の物件の最寄駅」としてお読みください。

表の「1日平均乗降人員」欄が「—」なのは、公表値を確認できていないためです(未取得)。京都市統計書に駅別の表がありますが、表計算ファイルのみの公開で、本ページでは読み取れていません。

成約データには、この表に載せていない駅名もあります。二条城前(9件)、神宮丸太町(8件)、円町(5件)です。10件未満の駅は、1〜2件の入れ替わりで中央値が大きく動くため、件数だけを載せています。国土地理院の地名検索が返す市区町村コードは、二条城前駅が中京区(26104)、神宮丸太町駅が左京区(26103)、円町駅が中京区(26104)。いずれも区の外の駅です。

駅別の集計は、成約が3件以上あった9駅・計221件(225件中)です。駅からの平均は8〜15分。件数の多い6駅では、出町柳が10分、丸太町が11分、今出川・鞍馬口・北野白梅町が13分、二条が15分。上京区の成約は、駅から10分以上歩く物件が中心です。地下鉄の駅は区の東寄りの烏丸通に2つあるだけで、区は東西に長い「横長の長方形」(区役所)。区の西側の物件は、二条・北野白梅町・円町といった区の外の駅か、バス・自転車が日常の足になります。国土交通省の成約価格情報では、同名の駅と区別するために「丸太町(京都市営)」と表記されています。

道路

区役所の資料で名前を確認できる上京区の主な通りは、東西の鞍馬口通・寺之内通・上立売通・今出川通・一条通・中立売通・下長者町通・下立売通・丸太町通、南北の烏丸通・新町通・堀川通・智恵光院通・浄福寺通・千本通などです(区役所「上京区について」と学区紹介)。区の北の境が鞍馬口通、南の境が丸太町通。学区の境にも通りが使われていて、たとえば中立学区は「東は烏丸通,西は堀川通,南は下長者町通,北は一条通」、嘉楽学区は「東は智恵光院通,西は千本通,南は一条通,北は五辻通」と説明されています。上京区では、通りの名前がそのまま「どのあたりか」を表します。

市バスが、鉄道の駅から離れた場所の足になっています。区役所は、最寄りのバス停を「市バス 51・59・102・201・203系統『上京区総合庁舎前』下車 すぐ」と案内しています。区役所のある今出川通は、区を東西に横切る通りです。バスの本数・所要時間・最終の時刻は、本ページでは確認していません(未取得)。駅から15分以上歩く物件を検討するときは、京都市交通局の「地下鉄・バスなび」などで、通勤・通学の時間帯の便を確かめてください。

車を使う方へ。区役所は、来庁者用駐車場について「人と公共交通優先の『歩くまち・京都』の実現のため,車イス使用者等のご利用を除き,終日有料コインパーキング」としています。区役所でも駐車場は有料、というのが京都市の都心部の前提です。成約した戸建81件の土地面積の中央値は70㎡。小さな敷地に建つ戸建が多く、駐車スペースのない家もあります。車を持つ方は、敷地内に駐車できるか、前面道路から出し入れできる幅があるかを現地で確認してください。

幹線道路から1本入ると、道の幅が大きく変わります。京都市が平成23年に行った調査では、幅員4m未満の「細街路」が市内(都市計画区域内で建物の立ち並びがあるもの)に約941km・約12,960本。そのうち袋路が約4,330本、幅員1.8m未満の道が約3,410本あります(区ごとの内訳は未取得)。区の基本計画も「密集市街地・細街路が多い上京区の特性」と書いています。前面道路の幅と建築基準法上の種別は、交通の便と同じくらい大事な確認事項です(「買う前に確認したい点」の章で扱います)。

国道・高速道路の路線名は、本ページでは公式資料で確認できていません(未取得)。

※駅別の乗降人員、出町柳駅の所在区と事業者、JR二条駅の路線名、嵐電の路線名、市バスの本数、国道・高速道路の名称は、本ページでは確認できていません(未取得)。出典:京都市交通局「地下鉄駅施設等のご案内」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000009295.html /国土地理院 地名検索(住所検索API) https://msearch.gsi.go.jp/address-search/AddressSearch?q=今出川駅 ほか/上京区役所 学区紹介(室町学区) https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/cmsfiles/contents/0000216/216021/02muromachi.pdf /JR西日本 駅情報(二条駅) https://eki.jr-odekake.net/top?id=0610702 /上京区役所「区役所へのアクセス」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000128726.html /上京区役所「上京区について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012686.html /京都市「京都市のあゆみ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000015599.html /京都市「歴史都市京都における密集市街地対策等の取組方針」https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000185042.html

08京都市上京区で家を買う前に必ず確認する「市街化区域と市街化調整区域」

京都府で家を探すとき、最初につまずきやすいのがこの区分です。 同じ市・同じ区の中に市街化区域と市街化調整区域の両方があるところでは、どちらに入るかで建て替えや住宅ローンの条件が変わります。 京都市は、市街化区域と市街化調整区域を分けている市です(線引きあり)。京都市「都市計画総括表」(令和8年4月23日現在)によると、市域82,783haのうち都市計画区域は48,051ha、そのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)。都市計画区域の外は左京区と右京区の一部だけで、上京区は都市計画区域の中にあります。

ただし、上京区の中の内訳(区ごとの市街化区域・市街化調整区域の面積)は、公表資料で確認できませんでした。京都市統計書の「都市計画区域面積」の表は市全体の値だけで、行政区別の内訳が載っておらず、都市計画の冊子にも行政区別の表がありません。このページでは「上京区は全域が市街化区域」とは書いていません。推測で書かない方針のためです。検討中の物件がどちらの区域にあるかは、京都市地図情報提供サービス(下の「調べ方」)で住所ごとに確認できます。

上京区の物件で実際に効いてくるのは、区域区分よりも、その先の制限です。建物の高さの上限(高度地区)、外観のデザインや色の基準(景観地区・風致地区など)、地区計画(3地区)、建築協定、そして前面道路の幅と種別。これらは下の表と「買う前に確認したい点」の章で整理します。

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、京都市の税率は0.3%です(固定資産税は1.4%)。市公式の説明では、都市計画税がかかるのは「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」で、償却資産は対象外です。市街化区域の物件なら合計1.7%。物件が市街化区域にあるかどうかは、売主の固定資産税の課税明細書に都市計画税の課税標準額が入っているかで確かめられます。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

上京区で先に見ておくべきは「高さ・景観・道路の制限」です

ここまでは市街化調整区域の一般的な注意点ですが、上京区の区ごとの区域区分の内訳は、公表資料で確認できていません(統計書の表は市全体の値のみ)。一方、京都市が市街化区域にかけている制限は、資料ではっきり確認できます。上京区で物件を検討するときに、実際に建て替えや外観の変更に効いてくるのはこちらです。

制限の種類京都市全体の面積など買う立場からの意味
高度地区(建物の高さの上限)14,274ha(市街化区域の95.3%)上限は10・12・15・20・25・31mの6段階(高度地区がかかる区域の上限)
景観地区(美観地区・美観形成地区)3,431ha・8地区屋根・外壁・色などのデザイン基準。建て替え・外観の変更に認定などの手続きが要る場合がある
風致地区17,943ha・17地区建物の高さ・建ぺい率・緑地などの基準。17地区のなかに「相国寺」(約12ha)・「北野」(約12ha)・「鴨川」(約217ha)という名前の地区がある
防火地域/準防火地域183ha/7,199ha建物の構造・窓などの仕様に制限。建築費に関わる
地区計画842.1ha・72地区(うち上京区にかかるもの3地区)地区ごとに用途・高さ・壁面の位置などを上乗せで制限。届出が必要
建築協定—住民どうしの取り決め。区域内の土地を買うと買主にも効力が及ぶ。上京区には区域がある(件数と場所は未取得)

※面積・地区数は京都市「都市計画総括表」(令和8年4月23日現在)、風致地区の名前と面積は京都市「風致地区」のページ。京都市全体の数字で、このうち上京区にかかる面積は公表資料で確認できていません(未取得)。「相国寺」「北野」「鴨川」の風致地区がどの区のどの範囲にかかるかは、市のページ・計画書に区名の記載がなく、本ページでは確認していません。区役所は相国寺・北野天満宮を区内の歴史的遺産として挙げ、区の東の境を鴨川と説明していますので、その周辺の物件は景観情報共有システムで確認してください。地区計画の「上京区にかかるもの3地区」は、京都市の地区計画一覧(令和8年8月10日現在)の行政区の欄による。出典:https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000019433.html /https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281780.html /https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154220.html

高さの上限は6段階。45mの区分は廃止されています

京都市は平成19年(2007年)9月1日に「新景観政策」を実施し、建物の高さの上限を見直しました。市の資料は「新景観政策実施以前の高度地区で定めていた高さの最高限度は、10m、15m、20m、31m、45mの5段階でしたが、見直しにより、45mの最高限度を廃止し、新たに12m、25mを加えて6段階」としたと説明しています。基本方針は、都心部から三方の山すそに向かって次第に建物が低くなる構成です。

高度地区京都市全体の面積高さの最高限度
10m3,554 ha10m
12m(第1種〜第4種)767 ha12m
15m(第1種〜第4種)4,694 ha15m
20m(第1種〜第4種)3,755 ha20m
25m61 ha25m
31m(第1種〜第11種・空間創出型)1,443.2 ha31m(種別によっては条件を満たさない場合20mまたは25m)

※京都市「高度地区計画書」の種類別面積を、高さごとに当方が合計したものです(12m=396+234+63+74、15m=1,954+1,360+923+457、20m=816+1,362+998+579、31m=549+856.2+38)。合計は14,274.2haで、都市計画総括表の高度地区14,274haと一致します。上京区のどこが何mかは、この表からは分かりません。住所ごとに京都市地図情報提供サービスで確認してください。出典:https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000023106.html

買う側にとって大事なのは、「いま建っている高さ」と「建て替えるときに建てられる高さ」が同じとは限らない、という点です。高さの上限は平成19年に引き下げられた地域があり(市は「市街地の約3割」で最高限度を引き下げたとしています)、それより前に建った建物のなかには、いまの上限を超えているものがありえます。そうした建物を建て替えるときは、原則として現在の上限に合わせることになります。上京区で成約した中古マンション144件の建築年の中央値は1992年。半分以上が、新景観政策より15年以上前に建った建物です。中古マンションを検討するときは、その建物が現在の高度地区の上限に収まっているかを確認しておくと、将来の建て替えの話が出たときに慌てずに済みます(個別の建物が上限を超えているかどうかは、公表資料からは分かりません。管理組合の資料や重要事項説明で確認します)。

地区計画は3地区。府庁のまわりと、御苑の東

京都市の地区計画一覧(令和8年8月10日現在・全72地区)で、行政区の欄に上京区が入っているのは次の3地区です。

地区計画の名称面積行政区の欄決定年月日定めている制限の項目
府庁地区官庁街地区計画6.6 ha上京区昭和63年4月22日容積率の最低・最高限度/建ぺい率の最高限度/壁面の位置の制限/高さの最低・最高限度/かき又はさくの制限
京都御苑東地区地区計画約2.9 ha上京区平成26年11月26日用途の制限/その他土地利用の制限/高さの最低・最高限度
京都第二赤十字病院・梅屋小学校跡地地区地区計画—上京区・中京区——

※府庁地区官庁街・京都御苑東地区は、一覧表と各地区のページの両方で面積・決定年月日が一致したものを載せています。2つの区にまたがる1地区の面積と決定年月日は、個別のページで照合していないため「—」としています(未取得)。制限の具体的な数値(何mまで、など)は、地区ごとの計画書で確認が必要です。出典:京都市「地区計画一覧」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154220.html /「府庁地区官庁街地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154260.html /「京都御苑東地区地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000175279.html

中京区(10地区)や下京区(7地区)と比べると、上京区の地区計画は少なく、官庁街と御苑のまわりに限られています。どちらも「都市計画法第58条の2の規定に基づく届出が必要な地区」です。府庁や御苑の近くで土地・古家つきの土地を買って建てる方、マンションの建て替えの話がある方は、区域に入るかどうかを確認してください。裏を返すと、上京区の大半の住宅地では、地区計画ではなく、市全体の高さ・景観のルールと、前面道路の条件が効いてくるということです。

このほか、京都市の建築協定の一覧ページは、建築協定区域が「北区、下京区及び山科区には」無いとしており、上京区には建築協定区域があります(件数と場所は未取得)。建築協定は住民どうしの取り決めで、区域内の土地を買うと買主にも効力が及びます。重要事項説明書の「その他の法令にもとづく制限」の欄で確認できます。

居住誘導区域と届出(京都市持続可能な都市構築プラン)

京都市で立地適正化計画に当たるのは「京都市持続可能な都市構築プラン」(2019年3月28日策定)です。居住誘導区域は、市の区域図の説明によると「市街化区域の全域から、工業地域・工業専用地域・土砂災害特別警戒区域・急傾斜地崩壊危険区域を除いた区域」。居住誘導区域の外で3戸以上の住宅を建てる場合などには、着手の30日前までの届出制度があります。戸建を1軒買う・建てるだけなら、この届出の対象にはなりません。上京区のどの範囲が居住誘導区域かは、区別の資料を確認できていません(未取得)。

出典:京都市「都市計画総括表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000019433.html /京都市「新景観政策 10年とこれから」第1章 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000281/281299/report_1.pdf /京都市「京都市内の建築協定」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000021235.html /京都市「京都市持続可能な都市構築プラン」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000249400.html /京都市「立地適正化計画の区域図」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000256463.html /京都市「京都市地図情報提供サービス」の案内 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000278444.html

09京都市上京区の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

京都市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です。上京区も同じです。都市計画税がかかるのは、市公式の説明では「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」。市街化区域の物件なら合計1.7%になります(償却資産は都市計画税の対象外)。

納期が4月から始まる点に注意してください。令和8年度の納期は第1期 4月30日、第2期 7月31日、第3期 12月28日、第4期 令和9年3月1日。固定資産税・都市計画税は毎年1月1日(賦課期日)の所有者に1年分がかかる税で、年の途中で売買した場合の日割りの精算は、売主・買主の合意で行う商慣習です。市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

免税点は、同一人が市内に所有する資産の課税標準額の合計が土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円に満たない場合です。

上京区の物件で税額を考えるときに効くのは、土地の値段の高さと、場所による差です。令和8年地価公示で住宅地の平均は458,923円/㎡と府内で最も高く、13地点の幅は266,000円〜800,000円/㎡。固定資産税の評価額は公示価格そのものではありませんが、同じ広さの土地でも、区内のどこにあるかで税額が大きく変わりうる区です。売主の納税通知書(課税明細書)の実額を見せてもらうのが確実です。古い木造の家は建物の評価が低く、税額のほとんどが土地、という物件もあります。

★京都市には、これとは別の新しい税が予定されています。「非居住住宅利活用促進税」です。市の説明では「令和12年度(令和12年1月1日の利用状況によるもの)から課税開始予定」で、システム開発の影響で当初の予定から1年延期されています。本ページ作成時点で、まだ課税は始まっていません。対象は「京都市の市街化区域内に所在する非居住住宅(その所在地に住所を有する者がいない住宅)の所有者」。住民票の有無ではなく居住実態で判定され、分譲マンションは戸(専有部分)単位です。税額は、家屋価値割(家屋の固定資産評価額×0.7%)と、立地床面積割(敷地の1㎡あたり固定資産評価額×延べ床面積×税率。家屋価値割の課税標準が700万円未満0.15%、700万円以上900万円未満0.3%、900万円以上0.6%)の合計。家屋の評価額が30万円未満(導入当初5年間は100万円未満)のもの、事業の用に供しているもの、賃貸・販売の募集中で一定の条件を満たすものなどは課税が免除され、転勤・入院・介護などによる一時的な非居住には減免があります。自分が住む家は対象外です。区の基本計画が「空き家が約1割存在」と書く上京区では、相続した家・買ったあと住まなくなった家がこの税の対象になりうることを知っておいてください。セカンドハウスとして買う方、お子さんの進学にあわせて一時的に使う住戸を買う方、将来住まなくなる可能性のある方は、制度を確認しておいてください。

住宅用地の特例は、京都市も地方税法どおりです。小規模住宅用地(1戸あたり200㎡までの部分)は、固定資産税が価格×1/6、都市計画税が価格×1/3。一般住宅用地(200㎡を超える部分)は、固定資産税が価格×1/3、都市計画税が価格×2/3です。

上京区の成約データでは、戸建81件の土地面積の中央値は70㎡です。上京区で流通している戸建の多くは、土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだと言えます。

新築住宅には固定資産税の減額措置があります。市のページによると、減額の対象になる居住部分の床面積は、令和8年3月31日までの新築は50㎡以上280㎡以下、それ以降の新築は40㎡以上240㎡以下。床面積120㎡相当分までの固定資産税額が2分の1になり、期間は一般の住宅が3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅が5年度分です(令和13年3月31日までの新築が対象)。上京区の新築戸建ての成約10件は、延床面積の中央値が95㎡でした。この広さなら床面積の要件には収まります。単身向けのコンパクトな新築住戸は、床面積の下限に届くかどうかを確認してください。中古の住戸には、この新築の減額はありません。なお、市のページではこの減額は固定資産税について説明されており、都市計画税に適用するという記載は確認できませんでした。

このほか、認定長期優良住宅(5年度分、3階建以上の中高層耐火住宅は7年度分)、耐震改修(昭和57年1月1日以前から所在する住宅・工事費50万円超・税額の2分の1・1年度分)、バリアフリー改修、省エネ改修の減額措置があります。上京区は中古戸建ての成約44件のうち17件が1981年以前の建築です。古い戸建や京町家を買って改修する方は、工事の前に対象になるかを確認し、工事完了後3か月以内などの申告期限を逃さないようにしてください。

免税点

同一人が京都市上京区内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:第1期 令和8年4月30日/第2期 令和8年7月31日/第3期 令和8年12月28日/第4期 令和9年3月1日(令和8年度)/賦課期日は毎年1月1日。納期限が土日祝・年末年始に当たる場合は翌開庁日

※税率・免税点は京都市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10京都市上京区の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

京都市上京区は学校選択制を実施していません(指定校制)。住所地によって通う小学校・中学校が決まります。京都市上京区では住所そのものが学校を決めるため、物件選びの段階で通学区域を確認しておく重要度が上がります。京都市教育委員会は、通学区域のページで「いわゆる『学校選択制』は実施していません」と明記しています。通学する学校は「居住地の住所地(町及び地番)による通学区域に基づいて指定」されます。上京区では、これが特に重要です。区には17の学区(元学区)がありますが、京都市通学区町名一覧(上京区)に出てくる小学校区は10。「◯◯学区」という地域の呼び名と、通う小学校の名前が一致しない住所が多いためです。一覧には「番地等によって学校が異なりますので、教育委員会調査課へお問合せください」という注記もついています。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
先行就学(転居が確実な場合)家を買う方に最も直接関係する事由です。転居が確実で、転居先の学校に先に通いたい場合に、学年末まで認められます。市のページは、賃貸借契約書・建築確認通知書などを必要書類の例に挙げています。引渡しが新学期に間に合わない場合でも、学年の途中で転校させずに済む可能性があるということです。
住宅融資関係融資の手続きのために住民票を先に移し、実際の転居が後になる場合。転居日まで、いまの学校に通えます。住宅ローンの手続きで住民票の異動を先に求められる方に関係します。
一時転居(新築・増改築・災害)新築・増改築や災害による1年以内の一時転居の場合。古い家を買って建て替える・大がかりに改修するあいだ仮住まいをする方は、もとの学校に通い続けられます。
学年途中の転居学年の途中にほかの通学区域へ転居したが、いまの学校に通い続けたい場合。学年末まで。
小学5年・中学2年での転居小学5年生または中学2年生で転居し、いまの学校に通い続けたい場合は卒業まで認められます。引越しの時期を決めるときの材料になります。
昼間留守家庭(小学生のみ)保護者の勤務で放課後に自宅が不在になり、親類宅などで預かる場合。事由がなくなるまで。就労証明書などが必要です。
兄弟姉妹同じ住所の兄弟姉妹が通学区域外就学をしている場合、その兄弟姉妹の許可の終期まで。
難聴学級難聴学級へ入級する場合。卒業まで。
事由が解消したあとの継続年度の途中で事由が解消した場合、学年末まで(小学5年・中学2年は卒業まで)。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は京都市教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ京都府内でも、市町村が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象中学校3年生まで(15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)
所得制限所得制限なし(市公式「所得制限はありません」)
一部自己負担0歳〜小学生:入院・通院とも1医療機関につき月200円/中学生:入院は1医療機関につき月200円、通院は月1,500円(複数の医療機関の合計で1,500円を超えた分を支給)

17の学区に、小学校区は10、中学校区は7。「学区」の名前と学校の名前は別ものです

上京区には、成逸・室町・乾隆・西陣・翔鸞・嘉楽・桃薗・小川・京極・仁和・正親・聚楽・中立・出水・待賢・滋野・春日の17学区があります(区役所「学区案内」)。区役所はこの学区を「明治の番組小学校の開設以来150年を超える学区単位の住民自治の歴史」があり、小学校が統合されたあともコミュニティの単位として続いている、と説明しています。

一方、いま子どもが通う学校は、これとは別に決まっています。区役所の「上京区内の市立学校・幼稚園一覧」に載っている区内の市立小学校は10校、中学校は4校です。

種別学校名所在地(区役所の一覧による)
小学校室町小学校室町通上立売上る室町頭町261
小学校京極小学校寺町通石薬師下る西側染殿町658
小学校新町小学校中立売通室町西入三丁町457
小学校西陣中央小学校大宮通今出川上る観世町135-1
小学校乾隆小学校寺之内通千本東入1丁目下る姥ヶ寺之前町919-3
小学校翔鸞小学校御前通今出川上る鳥居前町671
小学校仁和小学校御前通一条下る東竪町132-1
小学校正親小学校浄福寺通中立売下る菱丸町173
小学校二条城北小学校浄福寺通下立売下る中務町487
小学校御所東小学校新烏丸通丸太町上る錦砂町290-2
中学校烏丸中学校烏丸通上立売上る相国寺門前町647-23
中学校上京中学校一条通室町西入東日野殿町395・396
中学校嘉楽中学校今出川通千本東入般舟院前町148
中学校二条中学校竹屋町通千本東入主税町911

※上京区役所「上京区内の市立学校・幼稚園一覧」(2024年6月24日更新)。出典:https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000201255.html

京都市教育委員会の「京都市通学区町名一覧(上京区)」は、町名ごとに小学校区と中学校区を並べた表です。この表に出てくる小学校区は10、中学校区は7。小学校区と中学校区の組み合わせは次のとおりです。

小学校区中学校区備考
室町烏丸
京極上京
新町上京
西陣中央上京 または 烏丸町によって中学校が分かれる
乾隆嘉楽
翔鸞衣笠令和7年4月に北区の柏野小学校を統合。衣笠中学校は区内の学校一覧に載っていない
仁和北野北野中学校は区内の学校一覧に載っていない
正親二条
二条城北二条
御所東京都御池京都御池中学校は区内の学校一覧に載っていない

※京都市通学区町名一覧(上京区)を複数回読み取り、結果が一致した組み合わせだけを載せています(二条城北・翔鸞の2つの小学校区は、読み取りのうち1回だけ別の中学校区も出てきたため、一致した中学校区だけを載せました。町によって違う可能性があります)。町名ごとの対応は本ページには載せていません(表の行の読み違いのおそれがあるため。正確な指定校は教育委員会にご確認ください)。出典:https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000246/246308/02kamigyou060701.pdf

読み取れることが3つあります。

  • 17学区に対して、小学校は10校。桃薗・小川・聚楽・中立・出水・待賢・滋野・春日・成逸・嘉楽・西陣という名前の小学校は、いまの区内の学校一覧にありません。物件広告や成約データに出てくる「桃薗学区」「中立学区」は元学区(地域の単位)の名前で、小学校の名前ではありません。指定校は別に確認してください。
  • 区の外の中学校に進む住所があります。一覧に出てくる7つの中学校区のうち、区内の学校一覧に載っているのは烏丸・上京・嘉楽・二条の4校。仁和小学校区は北野、翔鸞小学校区は衣笠、御所東小学校区は京都御池の各中学校区です。小学校は近くても、中学校は区の境を越えて通うことになる住所があるということです。通学の道のりを地図で確認してください。
  • 同じ小学校でも、町によって進学する中学校が分かれる場合があります。西陣中央小学校区は、一覧で上京・烏丸の2つの中学校区に分かれていました。一覧の注記は「番地等によって学校が異なりますので、教育委員会調査課へお問合せください。(075-334-9222)※予め番地・地図等をご確認のうえお問合せください。」。上京区の住所は「◯◯通◯◯上る(下る・東入・西入)◯◯町」という形で、同じ読みの町名が離れた場所にあることもあります。契約の前に、物件の正確な所在(通り名つきの住所と地番)で指定校を確認してください。

学校の統合は、上京区でも実際に起きています。京都市教育委員会によると、令和7年4月に北区の柏野小学校が、隣接する上京区の翔鸞小学校へ統合されました(校名は翔鸞小学校のまま。市は両校とも衣笠中学校区と説明しています)。京都市全体では、令和8年4月時点で小・中学校94校が26校になる統合が実現しています。指定校が今後も同じとは限りません。長く住む前提の方は、いまの指定校だけでなく、統合や通学区域の見直しの予定がないかも教育委員会に確認しておくと安心です(上京区に関する今後の統合の予定は、本ページでは確認できていません)。

家を買う人に効く3つの事由 ― 先行就学・住宅融資関係・一時転居

京都市の「通学区域外就学」の事由は9つあります。そのうち、住宅の購入に直接関係するのは次の3つです。

事由内容期間
先行就学転居が確実で、転居先の学校に先に通いたい学年末まで
住宅融資関係融資手続のため住民票を先に移し、実際の転居が後になる転居日まで
一時転居新築・増改築や災害による1年以内の一時転居1年以内
小5・中2での転居小学5年または中学2年で転居し、現在校に通い続けたい卒業まで

契約してから引渡しまで時間が空く場合でも、先行就学で4月から転居先の学校に通わせられる可能性があります。上京区では、古い戸建や京町家を買って改修してから住む、という買い方も多くなります。工事のあいだ別の場所に仮住まいをする場合は、一時転居(1年以内)の事由が使えるかを確認してください。申請先は各小・中学校です。注意点として、市は「小学校で許可を受けても中学校進学時は指定学校が原則」としています。小学校のあいだだけ区域外の学校に通い、中学校は指定校に戻る、ということが起こりえます。

中学校給食 ― いまは選択制、全員制は令和10年8月末から

京都市立中学校の給食は、現在は家庭からの弁当か給食かを選ぶ選択制です。市は全員制の中学校給食を令和10年8月末(夏休み明け)から開始する予定と公表しており、給食センター方式を中心に一部で民間の調理場も活用する、給食費は「食材費相当額とし、詳細は今後検討」としています。お子さんの年齢によっては、入学の時点ではまだ選択制です。小学校の給食費の額、中学校の選択制給食の現在の単価は、市のページで確認できませんでした(未取得)。

子ども医療費と保育料

年齢入院通院
0歳〜小学生1医療機関につき月200円1医療機関につき月200円
中学生1医療機関につき月200円月1,500円(複数の医療機関の合計で1,500円を超えた分を支給)

対象は中学校3年生まで、所得制限はありません。高校生世代は対象外です。京都府外で受診した場合は、あとから申請して払い戻しを受ける形になります。保育料は、令和7年度から第2子以降が無料です(認可保育施設を利用する世帯。市は「同時入所要件・所得要件はありません。無償化のための手続きも不要」としています)。こうした制度は市町村ごとに違います。京都市の外から上京区に移る方は、いまお住まいの市町村の条件と見比べてください。高校生世代まで医療費を助成している市町村から移る場合は、対象が狭くなります。

子育て世帯の住宅取得支援は「中古+リフォーム」が条件。新築は対象外です

京都市には「京都安心すまい応援金」(京都市子育て世帯既存住宅取得応援金)があります。

項目市公式の内容
対象者未就学の子ども(妊娠中を含む)がいる世帯
対象住宅既存住宅(中古の戸建て・マンション)。築5年以上(令和8年度は令和4年3月31日までに建築)。購入価格500万円(税抜)以上。新築は対象外
必須条件市内事業者が施工するリフォーム工事を実施
交付額基本100万円。加算は各50万円で最大100万円まで(子ども2人以上/子ども3人以上/世帯が市外から転入/京町家または管理計画認定マンションを購入)。最大200万円
受付(令和8年度)事前申出(エントリー)令和8年4月1日〜令和9年3月31日/交付申請 令和8年4月1日〜令和9年12月31日
窓口京(みやこ)安心すまいセンター 075-744-1670

正直に書いておくと、新築戸建て・新築マンションを買う方は、この制度を使えません。一方、上京区の成約225件のうち、新築戸建ては10件。残りは中古マンション144件と、中古または建築年の分からない戸建71件です。未就学のお子さんがいて、中古の住戸を買って市内の業者でリフォームする計画なら、対象になる可能性があります。加算の条件に「京町家または管理計画認定マンションを購入」が入っている点は、区の基本計画が「京町家や路地が数多く存在」と書く上京区の物件と相性がよい部分です。事前申出(エントリー)が必要ですので、契約の前に窓口で手順を確認してください。

出典:京都市「京都市立小・中・小中学校の通学区域」https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000246308.html /京都市「京都市通学区町名一覧(上京区)」https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000246/246308/02kamigyou060701.pdf /上京区役所「上京区内の市立学校・幼稚園一覧」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000201255.html /上京区役所「学区案内トップページ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000029004.html /京都市「柏野小・翔鸞小学校の統合」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000307804.html /京都市「『通学区域外就学』について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000189089.html /京都市「京都市の学校統合」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000260701.html /京都市「全員制中学校給食の実施状況の進ちょくについて」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000347372.html /京都市「子ども医療費支給制度」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000067393.html /京都市「利用者負担額(保育料)の軽減・免除について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000179571.html /京都市「京都安心すまい応援金」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000330039.html

11京都市上京区で家を買う前に必ず確認したい点

1|前面道路の幅と種別 ― 細い道・路地に面した家は、建て替えに条件がつきます

上京区で戸建や古家つきの土地を検討するとき、最初に確認していただきたいのが前面道路です。 区の基本計画は「密集市街地・細街路が多い上京区の特性」「区内の7学区が木造密集市街地に指定」と書いています。 京都市は、幅員4m未満の道を「細街路」と呼び、平成23年の調査結果を公表しています。

区分(京都市全体)延長本数
幅員1.8m以上4m未満・通り抜け約674km約6,900本
幅員1.8m以上4m未満・袋路約100km約2,650本
幅員1.8m未満・通り抜け約105km約1,730本
幅員1.8m未満・袋路約62km約1,680本
合計約941km約12,960本

※京都市「歴史都市京都における密集市街地対策等の取組方針」(平成24年7月策定・令和3年3月改定)。 都市計画区域内で建物の立ち並びのあるものの数です。上京区の内訳は公表資料で確認できていません(未取得)。

道の幅によって、家の扱いが変わります。

前面道路建て替えるとき
幅員4m以上の建築基準法上の道路接道の条件を満たせば建て替えできます
幅員1.8m以上4m未満(2項道路) 建て替えのときに道路の中心線から2m後退(セットバック)します。敷地が小さくなるぶん、建てられる床面積も減ります。 京都市では、建築確認申請の前に狭あい道路整備の申出書または協議書を提出し、後退杭を設置する手順が決められています
幅員1.8m未満の路地・袋路 市は「幅員1.8メートル未満の路地は沿道建物の再建築や大規模改修が困難」と説明しています。 建築基準法上の道路に接していない敷地は、原則として建築できません

上京区の戸建は、敷地が小さいぶん、セットバックの影響が大きく出ます。 成約した戸建81件の土地面積の中央値は70㎡。個票の4件は土地55〜90㎡に延床80〜95㎡で、4件とも延床面積が土地面積を上回っていました。 70㎡の敷地で道路側を数十cm下げるだけでも、建て替え後の床面積は目に見えて減ります。 「いまの家と同じ広さに建て替えられるか」は、道路の幅と、建ぺい率・容積率・高さの上限をあわせて確かめる必要があります。

京都市には「建て替えできない」で終わらせないための制度があります。

  • 路地のある町並みを再生するための道路指定制度(平成26年度創設):袋路や幅員1.8m未満の道に面する建物について、 地域の合意のもとで一定の条件を満たす場合に、道路後退距離の緩和や建て替えを可能にする制度。
  • 建築基準法43条2項の許可・認定:接道の長さが2m未満の路地状の敷地や、トンネル路地の奥での建て替えの許可(平成25年度に基準見直し、その後も改正)。
  • 連担建築物設計制度:路地全体をひとつの敷地とみなして接道の規定などを適用する制度(平成29年度に要件を柔軟化)。

これらは「申請すれば必ず通る」制度ではありません。地域の合意や個別の審査が前提です。 相場より大きく安い戸建・古家つきの土地は、前面道路が理由であることが少なくありません。 道路の種別は、京都市地図情報提供サービスの「指定道路図」で確認できます。 京都市の基準時(2項道路かどうかの判断の基準になる日)は、原則として昭和25年11月23日です。 成約データでも、中古戸建て44件の最小は350万円、戸建全体の最小は200万円でした。 こうした価格の物件を見つけたら、まず接道を確認してください。 建て替えができない、または条件つきの物件は、住宅ローンの審査にも影響します。

「優先的に防災まちづくりを進める地区」6学区のうち、4学区が上京区です

京都市は、密集市街地のなかで地域と市が重点的に防災まちづくりに取り組む地区の町名を公表しています(令和8年4月21日更新)。 市内で6学区。北区の柏野学区、上京区の翔鸞学区・仁和学区・正親学区・出水学区、東山区の六原学区です。 市のページには、学区ごとに対象の公称町(町名)が載っています。

これは、その学区で地域と市が防災の取組を先に進めている、という意味です。 避難の経路になる路地の整備、古い建物の耐震・防火の改修、感震ブレーカーの設置などが、地域ぐるみで進められています。 買う側にとっては、(1)前面道路と再建築の条件を必ず確認する、(2)耐震・防火の改修の補助(下の4)が使えるかを確かめる、 (3)地域の防災訓練・まちづくりの活動に参加することになる、という3点を知っておけば十分です。 検討中の物件の町が該当するかどうかは、市のページの町名一覧で確認できます。

出典:京都市「歴史都市京都における密集市街地対策等の取組方針」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000185042.html / 京都市「建築基準法上の道路種別と手続」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000328986.html / 京都市「狭あい道路等整備事業」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000180433.html / 京都市「前の道が狭すぎて建替えも売却もできない・・密集市街地でお困りのみなさんへ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000337478.html / 京都市「優先的に防災まちづくりを進める地区の区域」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000201107.html / 上京区役所「上京区基本計画2025」(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000288726.html ※区の基本計画がいう「木造密集市街地に指定」された7学区の名前は、本ページでは確認できていません(未取得)。

2|京町家 ― 解体は1年前までに届出。買う前に「指定」の有無を確認

区の基本計画は、上京区に「風情のある京町家や路地が数多く存在」すると書いています(区内の軒数は未取得)。 京都市には「京都市京町家の保全及び継承に関する条例」(平成29年11月制定)があります。

項目市公式の内容
京町家の定義建築基準法の施行(昭和25年)以前に建築された木造建築物で、 「伝統的な構造及び都市生活の中から生み出された形態又は意匠を有するもの」
解体の届出解体に着手する1年前までに届出
義務か努力義務か個別指定京町家・指定地区内の京町家は義務(違反は5万円以下の過料)。それ以外のすべての京町家は努力義務
不動産事業者の役割「保全・継承に関する情報の提供・助言を行うように努める」
京都市全体の軒数平成20・21年度 47,735軒 → 平成28年度 40,146軒 → 令和6年度 34,580軒
いまの動き令和8年4月に第2次「京町家保全・継承推進計画」を策定。 条例改正案(解体届出制度の実効性を高める仕組み等)の市民意見募集を令和8年7月24日〜8月24日に実施

買う側にとっての意味は、買う目的で変わります。

  • 古家を壊して新築するつもりで買う方:建物が京町家にあたる場合、解体の1年前までの届出が求められます。 個別指定・指定地区内なら義務です。「買ってすぐ解体して着工」という工程が組めない可能性がありますので、契約の前に、指定の有無を確認してください。 条例の改正が検討されていますので、制度が変わる可能性もあります(改正の中身と施行時期は、本ページでは確認できていません)。
  • 京町家を直して住むつもりで買う方:耐震改修の補助(下の4)や、京町家改修補助金(個別指定京町家・指定地区内の京町家が対象。 外観工事は補助率3分の1・上限200万円)があります。 未就学のお子さんがいる世帯なら、京都安心すまい応援金の加算(京町家の購入で50万円)の対象にもなりえます。
  • 成約データとの関係:上京区の中古戸建て44件のうち17件は1981年以前の建築でした。 このうち昭和25年以前の建物がどれだけあるかは公表データからは分かりませんが、 築年が「不詳」「昭和初期」「戦前」と書かれた木造の戸建は、京町家にあたる可能性を考えて確認してください。

出典:京都市「京町家を未来へ」 https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/about/ / 同「解体の届出」 https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/kaitai/ / 同「京町家改修補助金」 https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/repair/ / 京都市 条例改正案の市民意見募集 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000355412.html ※京町家改修補助金の内部工事・設備工事の上限額は読み取りを照合できず、本ページには載せていません(未取得)。

3|高さ・景観の制限 ― 「いまと同じ建物」を建てられるとは限りません

京都市の建物の高さの上限は10・12・15・20・25・31mの6段階。 平成19年9月1日の新景観政策で45mの区分が廃止され、市街地の約3割で上限が引き下げられました。 あわせて、次の規制があります。

規制内容(京都市全体)
景観地区(美観地区・美観形成地区)3,431ha・8地区。屋根・外壁・色などのデザイン基準。 市は、北大路通・東大路通・九条通・西大路通に囲まれた地域などを重点に指定を拡大したと説明しています
風致地区17,943ha・17地区。「相国寺」約12ha、「北野」約12ha、「鴨川」約217ha という名前の地区がある
眺望景観京都市眺望景観創生条例。眺望空間保全区域(建物の最高部が超えてはならない標高を定める)、 近景デザイン保全区域(形態・意匠の基準)、遠景デザイン保全区域(外壁・屋根等の色彩の基準)の3種類
屋外広告物屋上の屋外広告物と、点滅式・可動式の屋外広告物を市内全域で規制
地区計画上京区にかかるもの3地区(府庁地区官庁街6.6ha/京都御苑東地区 約2.9ha/京都第二赤十字病院・梅屋小学校跡地地区)
建築協定上京区に区域あり(件数と場所は未取得)

上京区のどの住所にどの規制がかかるかは、区ごとの資料では確認できていません(未取得)。 区役所は、区内の歴史的遺産として千本釈迦堂・相国寺・北野天満宮を挙げ(平成19年4月現在で国宝12・重要文化財232・史跡名所6)、 茶道の家元三千家(表千家・裏千家・武者小路千家)があると紹介しています。京都御苑も区内にあります。 社寺・御苑・鴨川の近くでは、景観や眺望のルールが重なっている可能性があります。 物件ごとに、京都市地図情報提供サービスと景観情報共有システムで確認してください。

  • 中古マンション:その建物が、現在の高さの上限に収まっているか。 上京区の成約では建築年の中央値が1992年で、多くが新景観政策(平成19年)より前の建物です。 収まっていない場合、将来の建て替えで同じ階数・同じ戸数を確保できない可能性があります。
  • 戸建・土地:屋根の形、外壁の色、軒の出などに基準がある区域かどうか。 建て替え・外観の改修の計画がある方は、設計の自由度と費用に関わります。
  • 眺望や日当たりを重視する方:高さの上限があるぶん、周りに極端に高い建物が建つおそれは小さくなります。 規制は、買う側にとって守られる面もあります。

出典:京都市「新景観政策」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281600.html / 京都市「新景観政策 10年とこれから」第1章 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000281/281299/report_1.pdf / 京都市「京都市景観計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281258.html / 京都市「風致地区」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281780.html / 京都市「景観情報共有システム」の案内 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281540.html / 上京区役所「上京区について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012686.html ※景観地区の種別、界わい景観整備地区・歴史的景観保全修景地区などの上京区内の指定状況は、景観計画のPDFを本文として読み取れず、本ページには載せていません(未取得)。

4|地震 ― 1981年以前の建物が多い区。耐震の確認と補助の順番

京都市は区ごとに地震ハザードマップを公開しており、 「被害が一番大きくなると想定される地震(断層)の震度階を表しています」と説明しています。 上京区のマップがどの地震を想定しているかは、本ページでは確認できていません (市のページの例示は「左京区・中京区:花折断層地震、西京区:樫原から水尾断層地震」で、上京区は例示に出てきません。 上京区の地図面のPDFは本文として読み取れませんでした)。 京都市は令和5年3月に第4次地震被害想定の最終報告をまとめています。

上京区の成約データには、古い建物が多く含まれています。

種別件数建築年の中央値うち1981年以前の建築
中古マンション144件1992年20件
中古戸建て44件1992年17件
新築戸建て10件2025年0件

中古戸建ては44件のうち17件、約39%(当方算出)が1981年以前の建築です。中古マンションも144件のうち20件、約14%(同)。 となりの中京区(中古戸建て64件のうち12件、中古マンション338件のうち15件)と比べても、古い建物の割合が高い区です。 京都市の耐震の補助制度は、昭和56年(1981年)5月31日以前に着工された木造住宅を対象にしています。

制度対象内容
耐震診断士派遣 木造住宅:昭和56年5月31日以前着工・3階建以下/京町家:昭和25年11月22日以前着工・2階建以下・伝統構法 木造住宅は無料。京町家は診断無料・基本計画作成2万円
「まちの匠・ぷらす」耐震・防火改修支援 同上。所有者または居住者(予定を含む) 本格耐震改修:京町家 最大300万円/木造住宅 最大200万円。簡易耐震改修:京町家 最大60万円/木造住宅 最大40万円。 感震ブレーカー:密集市街地 最大7万円/その他 最大5万円

令和8年度の受付は2026年4月13日〜12月25日(予算がなくなり次第終了)。 いちばん大事なのは順番で、工事の着工前に申請が必要です。 買ってすぐに改修工事を始めてしまうと、補助が受けられません。 購入 → 耐震診断 → 補助の申請 → 工事の順番を守ってください。 対象者に「居住者(予定を含む)」が入っていますので、買主の立場でも相談できます。 1981年以前に建った中古マンション(成約20件)は、この木造住宅向けの制度の対象ではありません。 耐震診断・耐震改修を行っているかどうかを、管理組合の資料で確認してください。

※上京区の地震ハザードマップが想定する地震の名前・想定震度・被害想定の数字、液状化の想定は、PDFから本文として読み取れず、本ページには載せていません(未取得)。 出典:京都市「地震ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000196.html / 京都市「京都市第4次地震被害想定」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000668.html / 京都市「木造住宅・京町家の耐震診断士派遣」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000119039.html / 京都市「まちの匠・ぷらす」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000235294.html

5|水害と土砂災害 ― 土砂は「指定予定の箇所なし」。東は鴨川、西は紙屋川

土砂災害について。京都府の「土砂災害警戒区域等指定箇所情報」で、 京都市の11区のうち指定箇所があるのは北・左京・東山・山科・右京・西京・伏見の7区(計2,545箇所)。 上京区は、中京区・下京区・南区とともに「指定予定の箇所なし」とされています。 防災重点農業用ため池(市内17箇所)の一覧にも、上京区のため池は載っていません。

水害について。区役所は、上京区の範囲を 「東は鴨川(賀茂川)、西は紙屋川(天神川)」と説明しています。区の東西の境が、どちらも川です。

  • 京都府は、鴨川・高野川などを洪水予報河川に、天神川などを水位周知河川にしています(府内全体の一覧)。
  • 京都市防災情報マップは、洪水・内水・土砂災害・地震の4種類を表示します。 洪水・内水は河川ごとに「浸水深」「家屋倒壊(氾濫流)」「家屋倒壊(河岸浸食)」「浸水継続時間」を見ることができます。
  • 京都市は、「平成25年台風第18号および平成26年8月豪雨」による市域の被害を受けて浸水対策を強化したと説明しており、 「雨に強いまちづくり」推進計画を進めています。

正直に書くと、上京区のどの住所に、どの川の、何mの浸水想定がかかるかは、本ページでは確認できていません(未取得)。 地図の形で公開されている情報のため、数値として取得できていないためです。 鴨川に近い側(京極学区のあたり)と、紙屋川に近い側(翔鸞・仁和の各学区のあたり)の物件は、必ず住所で確認してください。 川から離れた場所でも、地面の多くが舗装された市街地では、大雨のときに下水道や水路があふれる内水氾濫に注意が必要です。 マンションの場合は、地下・半地下に電気室や機械式駐車場がないか、1階の住戸の床の高さを、 戸建の場合は道路より敷地が低くないか、路地の奥で水の逃げ場があるかを確認してください。 契約時の重要事項説明でも、水害ハザードマップ上の所在地が説明されます。

避難所などの施設も、京都市防災情報マップに表示されます。 物件を見に行くときに、近くの避難所の場所と、そこまでの道を歩いてみることをおすすめします。 細い道が多い区ですので、夜や雨の日に通れる道かどうかも見ておくと安心です (上京区の避難所・広域避難場所の一覧は、本ページでは取得できていません)。

出典:京都府「土砂災害警戒区域等指定箇所情報」 https://www.pref.kyoto.jp/dosyashitei/shiteitop.html / 上京区役所「上京区について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012686.html / 京都市「京都市Web版ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000146.html / 京都市防災情報マップ https://www.bousaimap.city.kyoto.lg.jp/ / 京都府「洪水浸水想定区域図」 https://www.pref.kyoto.jp/sabo/1170048959713.html / 京都市「雨に強いまちづくり」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000458.html / 京都市「防災重点農業用ため池」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000284639.html

6|住まない住戸には新しい税 ― 非居住住宅利活用促進税(令和12年度から課税開始予定)

京都市独自の、これから始まる税です。

項目市公式の内容
開始時期「令和12年度(令和12年1月1日の利用状況によるもの)から課税開始予定」。システム開発の影響で1年延期
対象「京都市の市街化区域内に所在する非居住住宅(その所在地に住所を有する者がいない住宅)の所有者」
判定住民票の有無ではなく居住実態。分譲マンションは戸(専有部分)単位
税額①家屋価値割:家屋の固定資産評価額×0.7% + ②立地床面積割:敷地の土地の1㎡当たり固定資産評価額×延べ床面積×税率 (家屋価値割の課税標準が700万円未満0.15%/700万円以上900万円未満0.3%/900万円以上0.6%)
課税されない場合家屋の評価額が30万円未満(導入当初5年間は100万円未満)/事業の用に供しているもの/ 賃貸・販売の募集中で一定の条件を満たすもの/歴史的な価値を有する建築物として定めるもの など
減免・猶予転勤・入院・介護・工事などによる一時的な非居住は減免。所有者・居住者の死亡で非居住になった場合は3年間の徴収猶予

自分が住む家には関係のない税です。 関係があるのは、(1)セカンドハウスとして上京区の住戸を買う方、(2)将来、転勤や住み替えで住まなくなる可能性のある方、 (3)親御さんのために買う・相続で受け継ぐ予定のある方、(4)お子さんの進学にあわせて住戸を買い、卒業後に空く可能性のある方です。 ②の立地床面積割は、土地の評価額が高いほど大きくなります。 住宅地の平均価格が府内で最も高い上京区は、この税の負担が相対的に重くなりやすい区だと考えられます(個別の税額は評価額によります)。 古い木造の家は、家屋の評価額が低ければ課税されない場合もあります(30万円未満。導入当初5年間は100万円未満)。 まだ始まっていない税ですから、開始時期や内容が変わる可能性もあります。 該当しそうな方は、市の税制課(075-222-3155)の最新の案内をご確認ください。

出典:京都市「非居住住宅利活用促進税について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000296672.html / 同「課税対象」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000305758.html

7|中古マンションを買うなら ― 築年・広さ・管理・駅までの道

上京区の成約の64%は中古マンションです。公的データと市の制度から、確認しておきたい点を整理します。

  • 建築年。144件の建築年の中央値は1992年。20件は1981年以前です。 個票の4件(2,800万〜2,900万円)は、すべて1975〜1985年の建築でした。 築40年前後のマンションが、成約のまんなかの価格帯にあるということです。 耐震診断・耐震改修の有無、修繕積立金の額と残高、大規模修繕の履歴と今後の計画を、管理組合の資料で確認してください。
  • 広さ。専有面積の中央値は60㎡。1世帯あたり約1.63人、人口の約1割が20〜24歳という区で、小さな住戸が多く流通しています。 新築住宅の固定資産税の減額は床面積の下限(令和8年4月以降の新築は40㎡以上)があるので、小さな新築住戸は対象になるかを確認してください。 小さな住戸は、住宅ローンの取扱いの基準が金融機関によって違うことがありますので、事前審査で確かめておくと安心です。
  • 高さ。平成19年9月より前に建った建物は、新景観政策より前の高さの上限のもとで建てられています(上の3)。
  • 管理。京都安心すまい応援金の加算の条件に「管理計画認定マンション」が入っています。 管理計画の認定を受けているかどうかは、管理の状態を知る手がかりにもなります。
  • 駅までの道。成約の駅からの平均は、今出川・鞍馬口が13分、二条が15分。 広告の「徒歩◯分」を、朝と夜に実際に歩いて確かめてください。バス停の位置と本数もあわせて。
  • 住戸の使われ方。学生や単身の方が多く住む区です。 同じ建物のなかの賃貸の割合、管理規約で民泊や事務所利用がどう扱われているかは、住み心地と将来の売りやすさに関わります。

8|京都市上京区で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

#確認することなぜ効くか
1前面道路の幅と、建築基準法上の種別 幅員4m未満ならセットバック、1.8m未満の路地は再建築が困難。区の基本計画は「密集市街地・細街路が多い」と書いています。 京都市地図情報提供サービスの指定道路図で確認できます
2建築年と耐震 中古戸建て44件のうち17件、中古マンション144件のうち20件が1981年以前。木造住宅の耐震改修は最大200万円(京町家は最大300万円)の補助。 着工前に申請
3建物が京町家にあたるか、指定の有無 解体は1年前までに届出(指定されたものは義務)。直すなら補助の対象になりえます
4高度地区(高さの上限) 上限は10〜31mの6段階。いまの建物が上限を超えていないか、建て替えで同じ大きさを建てられるか
5景観の規制・風致地区・地区計画(3地区)・建築協定 屋根・外壁・色のデザイン基準、用途・高さ・壁面の位置の制限。景観情報共有システムで確認できます
6浸水の想定 区の東は鴨川、西は紙屋川(天神川)。京都市防災情報マップで住所ごとに確認。土砂災害警戒区域等は「指定予定の箇所なし」
7駅までの実際の道のりと、バスの便 区内の駅は今出川・鞍馬口の2つ。成約の駅からの平均は8〜15分。区の外の駅が最寄りになる物件が4割あまり
8指定校(小学校区と中学校区の両方) 学校選択制なし。17学区に対して小学校区は10・中学校区は7。区の外の中学校に進む住所があります
9固定資産税・都市計画税の実額 1.4%+0.3%。住宅地の平均価格が府内1位で、区内の差は3.0倍。売主の課税明細書で確認します
10住まなくなる可能性 非居住住宅利活用促進税(令和12年度から課税開始予定)。自分が住む家は対象外

家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、道路・高さ・景観・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12京都市上京区の成り立ち ― 京都でいちばん古い2つの区のひとつ。「上京」は中世からの呼び名

上京区は、下京区とともに、京都市でいちばん古い区です。 上京区役所は、区の変遷を次のように説明しています。

「上京区の歴史は古く、平安時代末期頃から京都の町を南北に分けた上辺(かみわたり)、下辺(しもわたり)の表現が用いられるようになり、 それが中世になって、おおむね二条通を境として上町(かみのまち)、下町(しものまち)、あるいは上京、下京と呼ばれるようになったといわれています。」

「明治12年、『郡区町村編成法』によって京都を2区に分けて上京区、下京区が編成され、 昭和4年には上京、下京の2区から左京、中京、東山が分区し、昭和30年には上京区から北区が分区し、現在の上京区(17学区)が構成されました。」 (上京区役所「上京区について」)

「上京」という名前は、区ができるずっと前から、まちの北半分を指す呼び名として使われていたということです。 明治元年には上京・下京を上大組・下大組と称し、翌2年には三条通を境として上京33番組・下京32番組とした、とも書かれています。

広がって、分かれて、いまの形になった区

京都市統計書の「京都市・行政区の区域及び面積の変遷一覧」から、上京区に関係するできごとを抜き出すと、次のようになります。

年月日できごと
明治22年4月1日市制施行。京都市の区は上京区・下京区の2つ
大正7年4月1日愛宕郡の白川村・田中村・下鴨村・鞍馬口村・野口村・上賀茂村の一部・大宮村の一部ほかを上京区に編入
昭和4年4月1日上京区と下京区の区域の一部を分合して左京区・中京区・東山区を新設
昭和6年4月1日愛宕郡の上賀茂村・大宮村・鷹ヶ峰村を上京区に編入
昭和23年4月1日中川村・小野郷村を上京区に編入
昭和24年4月1日愛宕郡の雲ケ畑村を上京区に編入
昭和30年9月1日上京区を分区して北区を新設(同じ日に、下京区を分区して南区を新設)
昭和35年1月1日上京区と中京区のそれぞれ一部をもって京都御苑(上京区)を設置

大正7年から昭和24年にかけて、上京区はまわりの村を編入して大きく広がりました。 そのあいだの昭和4年に左京区・中京区が分かれ(中京区は、上京区の南部と下京区の北部を区域として生まれた区です)、昭和30年に北区が分かれました。 広がった部分を新しい区として分けていった結果、もとからの市街地が「上京区」として残ったと読むことができます。 区役所は、いまの上京区を「東は鴨川(賀茂川)、西は紙屋川(天神川)」「北は鞍馬口通、南は丸太町通」で 左京区・北区・中京区に接する「横長の長方形をなす面積7.03平方キロメートルの地域」と説明しています。

買う側にとっての意味。 いまの上京区は、あとから編入した村の側を新しい区として分けたあとに残った、古くからの市街地にあたります。 区の基本計画が「京町家や路地が数多く存在」「密集市街地・細街路が多い」と書き、 成約した戸建の土地面積の中央値が70㎡、中古戸建ての4割近くが1981年以前の建築、という数字は、この成り立ちと重ねて読むことができます。 同時に、住宅地の平均価格が府内で最も高いのも、この場所が長いあいだ「住む場所」として選ばれてきた結果だと言えます。

平安京の宮殿、聚楽第、そして西陣 ― 学区紹介に書かれている土地の歴史

区役所は、17の学区それぞれについて、平成12年の区の120周年記念誌をもとにした学区紹介を公開しています。 そこから、土地の成り立ちに関わる部分を拾います。

時代学区紹介の記述学区
平安京 「大内裏の中心に位置」し、内裏や中務省など多くの官庁があった。火災のあと再建されず「内野」と呼ばれた出水
平安京平安京の中枢部に位置し、図書寮・右近衛府などの役所があった仁和
平安〜室町大内裏に近い官衙町・貴族の邸地。応仁の乱で景観が失われた滋野
応仁の乱 応仁元年(1467年)、山名宗全の邸宅が「東方の細川方に対する西の陣」という意味で呼ばれ、 「室町時代の終わり頃『西陣』が地名として使われ定着した」。焼け跡が復興し「西陣・機織の町」として成長西陣
豊臣秀吉 天正15年(1587年)に聚楽第が建設され大きく変わった/「聚楽第がこの地にあり,周辺には諸侯の邸宅が建ち並びました」/ 聚楽第がなくなったあと「急速に町家が建設され」た仁和/正親/聚楽
豊臣秀吉北野大茶湯のときにできた七軒の茶屋が上七軒の起こり。北野天満宮は天暦元年(947年)創建翔鸞
江戸時代 「糸屋八町」と呼ばれた糸問屋の町/中立売に糸・呉服商、堀川沿いに染色業/禁裏・公家町に近い町人街で、両替商や御用町人が軒を並べた/ 寺町通の東側に多くの寺院が集まった桃薗/中立/滋野/京極
明治 公家屋敷がなくなり、官庁や教育機関ができて「文化の香り高い静かな住宅地」へ/明治33年(1900年)に京都電気鉄道が開通中立/仁和
昭和40年学区の中央を南北に流れていた小川が埋め立てられた(1965年)小川

丸太町通から一条通にかけての側は平安京の宮殿(大内裏)のあった場所、そこに聚楽第が建ち、その北の側には応仁の乱の「西の陣」から西陣が生まれた。 これが、学区紹介から読める上京区の土地の重なりです。 「西陣」の歴史的な範囲について、西陣学区の紹介は 「南北は中立売通から鞍馬口通まで、東西は室町通から千本通まで」の「一辺が約1キロメートルのほぼ正方形」と説明しています。 「西陣」は町名ではなく、いくつもの学区にまたがる地域の呼び名です(区の基本計画は、西陣地域を「上京区域と重なる部分が多い」と書いています)。 区役所は、西陣織を「平安京の頃から宮中や公家、社寺、幕府等の庇護を受けて発展」した京都を代表する産業と紹介し、 区の基本計画は、その出荷額が24年間で約9割減少したと書いています。

家を買う方にとっては、次の2点がこの歴史とつながります。

  • 古い建物の使われ方。学区紹介は、成逸学区について「下請け関連の家内工業に従事する者が多く,準商工業地帯として今日に至」ると書いています。 仕事場を兼ねていた家は、間取りがふつうの住宅と違うことがありますので、古い戸建を検討するときは、 改修にどれだけ費用がかかるかを、建物を見たうえで見積もってください(個々の建物のつくりは、公表資料からは分かりません)。
  • 土地を買って建てる・建て替えるとき。平安京の宮殿や聚楽第があったとされる場所です。 工事の前に文化財に関する手続きが必要かどうかは、本ページでは確認できていません(未取得)ので、 契約の前に、重要事項説明の「その他の法令にもとづく制限」の欄と、京都市の窓口で確認してください。

17の学区 ― 成約データも、区の案内も、この単位

上京区の学区は17。区役所の学区案内に出てくる順に並べると、次のとおりです。

学区学区紹介による範囲・位置成約件数
成逸(せいいつ)「上京区の北端に位置し,北区と接しています」14件
室町(むろまち)鞍馬口駅と今出川駅があり、室町小学校(烏丸通寺之内)がほぼ中心。東西・南北約1キロ16件
乾隆(けんりゅう)(範囲は読み取れず。校名は「京都御所の乾(西北)の方向で隆昌に」の意味と紹介)6件
西陣(にしじん)堀川通以西・浄福寺通以東・五辻通以北・寺之内通以南7件
翔鸞(しょうらん)北は芦山寺通、南は一条通、東は千本通、西は天神川10件
嘉楽(からく)東は智恵光院通、西は千本通、南は一条通、北は五辻通。面積0.209km²18件
桃薗(とうえん)東は堀川通、西は智恵光院通、南は一条通、北は五辻通22件
小川(おがわ)北は上立売通のやや北、南は一条通、東は新町通(今出川以北)・烏丸通(今出川以南)、西は堀川通12件
京極(きょうごく)北はほぼ上御霊前通、南は広小路通、東は鴨川、西は相国寺東通。南北に細長い12件
仁和(にんな)最北部は今出川通、南は丸太町通の一部、東は千本通の一部、西は紙屋川29件
正親(せいしん)おおよそ北は一条通、南は下長者町通、東は松屋町通、西は千本通5件
聚楽(じゅらく)堀川通以西、松屋町通以東6件
中立(ちゅうりつ)東は烏丸通、西は堀川通、南は下長者町通、北は一条通。「上京区のほぼ中央に位置」18件
出水(でみず)北は下長者町通、南は丸太町通、東は松屋町通、西は千本通24件
待賢(たいけん)(学区紹介は未取得)4件
滋野(しげの)下長者町通・烏丸通・丸太町通・堀川通に囲まれた地域14件
春日(かすが)(範囲は読み取れず)8件

※学区名の読みは上京区役所「学区案内トップページ」、範囲は同「上京区内の学区紹介」の各学区の資料による。 成約件数は国土交通省 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・計225件。家タダの成約実績ではありません)。

区役所は学区を「明治の番組小学校の開設以来150年を超える学区単位の住民自治の歴史」のある単位と説明しています。 京都市のあゆみには明治2年(1869年)に日本最初の小学校が開校したことが記され、 学区紹介にも、桃薗小学校が明治2年開校、中立学区に明治2年「上京第十六番組小学校」が建設された、と書かれています。 小川小学校は平成7年(1995年)に閉校しました。 小学校としての役目を終えたあとも、学区という地域の単位は残り、町内会・防災・福祉の単位として使われているということです。

ただし、通う小学校はこの単位では決まりません。 17学区に対して、通学区町名一覧に出てくる小学校区は10。 物件広告の「◯◯学区」は地域の名前として受け取り、指定校は通り名つきの住所で確認してください。

通りの名前で場所を言う ― 上京区の住所の読み方

上京区の住所は、「◯◯通◯◯上る(下る・東入・西入)◯◯町」という形をしています。 区役所は「今出川通室町西入堀出シ町」、上京中学校は「一条通室町西入東日野殿町」、 地価公示の標準地も「室町通下立売上る勘解由小路町」「元誓願寺通智恵光院西入元中之町」のように書かれています。

  • 通りの名前が、そのまま場所を表します。はじめの通りが物件の面する通り、次の通りが近くで交わる通り、 「上る・下る・東入・西入」がそこからの方向です。 学区の範囲も「東は烏丸通,西は堀川通」のように通りで説明されますから、住所を読めば、どの学区のあたりか、おおよその見当がつきます。
  • 通りが変わると、土地の値段が変わります。住宅地の標準地は、室町通下立売上るが800,000円/㎡、下長者町通七本松西入が266,000円/㎡。 どちらも住所に「下立売」「下長者町」という東西の通りの名前が入りますが、南北の通りが変わると3.0倍の差になります。
  • 登記上の所在(地番)と、ふだん使う住所の書き方が違います。 契約書・重要事項説明書では地番で表示されますので、広告の住所と同じ物件かどうかを、地図で確かめてください。
  • 町の数が多い区です。通学区町名一覧(上京区)には、町名が五十音順に数多く並んでいます。 町名だけでは場所が分かりにくいので、物件の所在は必ず通り名つきで確認してください。

区役所は、「上京区の町名は、由来が容易に想像の付くもの(神社仏閣、昔の役所や職業に因んだものなど)から 名前を見てもよく分からないものまでバラエティに富んでいます」として、町名の由来を紹介する連載を公開しています (個々の町名の由来は、本ページでは確認していません)。

年表

年できごと
947年(天暦元年)北野天満宮の創建(翔鸞学区の紹介)
1467年(応仁元年)応仁の乱。山名宗全の邸宅が「西の陣」と呼ばれる(西陣学区の紹介)
1587年(天正15年)聚楽第の建設(仁和学区の紹介)
1869年(明治2年)日本最初の小学校が開校(京都市のあゆみ)/三条通を境に上京33番組・下京32番組
1879年(明治12年)郡区町村編成法により上京区・下京区を編成
1889年(明治22年)4月1日市制施行により京都市が誕生(上京区・下京区の2区)
1895年(明治28年)日本最初の市街電車が開業
1900年(明治33年)京都電気鉄道が開通(仁和学区の紹介)
1918年(大正7年)4月1日愛宕郡の村々を上京区に編入
1929年(昭和4年)4月1日左京区・中京区・東山区を新設(上京区・下京区の区域の一部を分合)
1931年(昭和6年)4月1日上賀茂村・大宮村・鷹ヶ峰村を上京区に編入
1955年(昭和30年)9月1日上京区から北区を分区。現在の上京区(17学区)に
1956年(昭和31年)9月1日京都市が政令指定都市に移行
1960年(昭和35年)1月1日京都御苑(上京区)を設置
1971年(昭和46年)12月京都市の都市計画区域を決定
1978年市電全線廃止
1981年地下鉄烏丸線開通
1988年(昭和63年)4月22日府庁地区官庁街地区計画を決定
2007年(平成19年)9月1日新景観政策を実施。高さの上限を6段階に見直し、45mの区分を廃止
2014年(平成26年)11月26日京都御苑東地区地区計画を決定
2017年(平成29年)11月京都市京町家の保全及び継承に関する条例を制定
2019年(平成31年)1月「西陣を中心とした地域活性化ビジョン」を策定
2021年(令和3年)「上京区基本計画2025」(令和3年度〜7年度)を策定
2025年(令和7年)4月 北区の柏野小学校を翔鸞小学校へ統合/10月1日 国勢調査(速報)83,091人・50,397世帯。令和2年から−0.9%
2026年(令和8年)地価公示:住宅地13地点・商業地5地点のすべてが上昇(1月1日)/人口82,590人(9月1日)
2030年(令和12年度)非居住住宅利活用促進税の課税開始予定

※17学区それぞれの正確な境界、春日・乾隆・待賢の各学区の範囲、個々の町名の由来、 埋蔵文化財の届出が必要な範囲、令和7年国勢調査の確報は確認できていません(未取得)。 出典:上京区役所「上京区について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012686.html / 上京区役所「学区案内トップページ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000029004.html / 上京区役所「上京区内の学区紹介」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000216021.html / 上京区役所「思いっきり上京 地名・町名の由来」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000065620.html / 京都市統計書「京都市・行政区の区域及び面積の変遷一覧」 https://www2.city.kyoto.lg.jp/sogo/toukei/Publish/YearBook/ / 京都市「京都市のあゆみ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000015599.html / 総務省「指定都市一覧」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/bunken/shitei_toshi-ichiran.html / 上京区役所「上京区基本計画2025」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000288395.html

13京都市上京区の物件を探す・相談する

ネットで見つけた京都市上京区の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧京都市上京区内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

14京都市上京区の不動産購入に関する記事

15京都市上京区の不動産購入 よくある質問

京都市上京区で本当に仲介手数料は0円になりますか?

対象になる物件なら、0円になります。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。上京区の中古マンションの成約中央値2,850万円で計算すると、仲介手数料の上限額は100万6,500円。戸建の中央値3,400万円なら118万8,000円、新築戸建ての中央値5,750万円なら196万3,500円です。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

京都市上京区の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、上京区の成約は225件です。中古マンションが144件で成約中央値2,850万円(専有面積の中央値60㎡・建築年の中央値1992年)。実際に動いている帯は1,500万〜7,100万円(下位25%〜上位10%)で、最小は470万円と幅があります。新築戸建ては10件で5,750万円(帯は5,000万〜8,800万円・延床面積の中央値95㎡)、中古戸建ては44件で3,350万円(帯は2,000万〜7,300万円・延床面積の中央値90㎡・建築年の中央値1992年)。最寄駅別では今出川96件(2,950万円)、二条30件(3,000万円)、北野白梅町26件(1,950万円)、鞍馬口21件(3,200万円)、丸太町16件(3,350万円)、出町柳10件(5,950万円)。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地13地点の平均が1㎡あたり458,923円(+5.4%)で京都府内1位、商業地5地点の平均が584,600円(+10.1%)です。住宅地の標準地は266,000円〜800,000円/㎡で、区内で3.0倍の差があります。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

上京区は地価が京都府で1位なのに、なぜ3,000万円前後の成約が多いのですか?

データから言えるのは、建物が古く、住戸が小さいものが多いからです。上京区の住宅地の平均価格(458,923円/㎡)は、府内29市区町村の1位・京都市11区の1位です(当方の集計)。一方で、成約した中古マンション144件の建築年の中央値は1992年、専有面積の中央値は60㎡。となりの中京区(建築年の中央値2003年・専有面積65㎡・成約中央値5,100万円)より、11年古く、5㎡小さい水準です。個票でも、2,800万〜2,900万円で成約した中古マンション4件は、すべて1975〜1985年の建築でした。中古戸建ても44件のうち17件が1981年以前の建築です。また、住宅地の平均価格は高い5地点(53万〜80万円/㎡)が引き上げた数字で、13地点のうち8地点は平均より下にあります。「地価が高い区」と「成約価格が手ごろに見える物件」は、矛盾しません。ただし、手ごろに見える物件ほど、築年・耐震・管理の状態・前面道路を確認する必要があります。住戸の広さ別・築年別の件数までは集計していませんので、個別の物件は近い条件の成約事例と比べてください。

上京区で新築戸建ては買えますか?いくらくらいですか?

成約データでは、直近4四半期に10件あります。建築年が2025年以降の戸建を新築戸建てとして数えたもので、成約中央値は5,750万円、下位25%が5,000万円、上位25%が6,900万円、上位10%と最大がともに8,800万円、最小は3,800万円。延床面積の中央値は95㎡です。5,000万〜8,800万円にかかる仲介手数料の上限額は171万6,000円〜297万円。新築戸建て(建売)は、家タダで仲介手数料0円の対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。件数が少なく、価格は中京区の新築戸建て(中央値4,600万円)より1,000万円以上高いのが上京区の新築戸建てです。上京区の戸建は土地面積の中央値が70㎡(戸建81件全体)と小さく、小さな敷地の3階建などでは、前面道路の幅、駐車スペース、隣の建物との距離を現地で確認してください。新築10件が区内のどのあたりにあるかは、公表データを集計しておらず、本ページでは分かりません。なお、子育て世帯向けの京都安心すまい応援金は既存住宅(中古)が対象で、新築は対象外です。

上京区には駅が少ないと聞きました。通勤・通学は大丈夫ですか?

区内にあると確認できた鉄道駅は、地下鉄烏丸線の今出川駅と鞍馬口駅の2つです(国土地理院の地名検索が返す市区町村コードと、区役所の学区紹介による)。どちらも区の東寄りの烏丸通にあります。成約225件のうち96件が今出川を最寄駅としていて、駅からの平均は13分。区の外の駅では、二条(中京区・30件・平均15分)、北野白梅町(北区・26件・13分)、丸太町(中京区・16件・11分)、出町柳(10件・10分)が最寄りになっています。成約の駅からの平均は8〜15分で、駅から10分以上歩く物件が中心です。区役所は、最寄りのバス停を「市バス 51・59・102・201・203系統『上京区総合庁舎前』下車 すぐ」と案内しており、区を東西に通る今出川通などでバスが使われています(本数・所要時間は本ページでは確認していません)。物件を決める前に、朝の時間帯に駅またはバス停まで実際に歩き、通勤・通学先までの所要時間を確かめてください。自転車を使う方は、建物の駐輪場の有無と台数も確認しておきましょう。

上京区に市街化調整区域はありますか?

区ごとの内訳は、公表資料で確認できませんでした。京都市全体では、都市計画区域48,051haのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)です(都市計画総括表・令和8年4月23日現在)。京都市統計書の表は市全体の値だけで、行政区別の内訳が載っていません。このページでは、推測で「上京区は全域が市街化区域」とは書いていません。個別の物件は、京都市地図情報提供サービスで住所を入れて確認できます。売主の固定資産税の課税明細書に都市計画税の課税標準額が入っていれば、市街化区域内の物件です。上京区の物件で実際に効いてくるのは、区域区分よりも、高さの上限(高度地区)、景観の規制、地区計画(3地区)、建築協定、そして前面道路の幅と種別です。家タダでは、これらを契約前に無料で調査します。

路地の奥の古い家が安く出ています。買っても大丈夫ですか?

前面道路の幅と種別を、必ず先に確認してください。区の基本計画は「密集市街地・細街路が多い上京区の特性」「区内の7学区が木造密集市街地に指定」と書いています。京都市には幅員4m未満の「細街路」が約941km・約12,960本あり、そのうち幅員1.8m未満の道が約3,410本、袋路が約4,330本あります(平成23年調査・市全体。上京区の内訳は未取得)。市は「幅員1.8メートル未満の路地は沿道建物の再建築や大規模改修が困難」と説明しています。幅員1.8m以上4m未満の2項道路に面している場合は、建て替えのときに道路の中心線から2m後退する必要があり、京都市では建築確認申請の前に狭あい道路整備の申出・協議が必要です。一方で、京都市には救済の制度があります。路地のある町並みを再生するための道路指定制度、建築基準法43条2項の許可・認定、連担建築物設計制度です。ただし、いずれも地域の合意や個別の審査が前提で、必ず認められるものではありません。建て替えができない、または条件つきの物件は、住宅ローンの審査にも影響します。また、建物が京町家にあたる場合は、解体の1年前までの届出が求められます。成約データでは、中古戸建ての最小は350万円、戸建全体の最小は200万円でした。家タダでは、道路の種別・再建築の可否・ローンの取扱いを契約前に無料で調査します。調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

京都は建物の高さに制限があると聞きました。上京区でマンションを買うときに関係ありますか?

関係があります。京都市の高度地区は市街化区域の95.3%(14,274ha)にかかり、高さの上限は高度地区で10・12・15・20・25・31mの6段階です。平成19年(2007年)9月1日の新景観政策で、それまでの45mの区分が廃止され、市街地の約3割で上限が引き下げられました。買う側にとっての意味は2つあります。(1)周りに高い建物が建ちにくい。上限があるぶん、眺望や日当たりが将来大きく変わるおそれは、上限のない都市より小さくなります。(2)いま建っている建物が、現在の上限を超えている場合がありうる。上京区で成約した中古マンション144件の建築年の中央値は1992年で、多くが新景観政策より前の建物です。上限が引き下げられる前に建った建物を建て替えるときは、原則として現在の上限に合わせることになります。個別のマンションが上限に収まっているかどうかは公表資料からは分かりませんので、管理組合の資料や重要事項説明で確認してください。上京区のどの住所が何mの区域かは、京都市地図情報提供サービスで調べられます。

上京区の小学校・中学校は選べますか?

選べません。京都市教育委員会は「いわゆる『学校選択制』は実施していません」と明記しており、通学する学校は住所(町と地番)で決まります。京都市通学区町名一覧(上京区)に出てくる小学校区は、室町・京極・新町・西陣中央・乾隆・翔鸞・仁和・正親・二条城北・御所東の10、中学校区は烏丸・上京・嘉楽・二条・京都御池・北野・衣笠の7です。注意点が3つあります。(1)区の17学区(元学区)の名前と、通う小学校の名前は別ものです。物件広告の「桃薗学区」「中立学区」などは地域の単位の名前で、小学校の名前ではありません。(2)区の外の中学校に進む住所があります。仁和小学校区は北野、翔鸞小学校区は衣笠、御所東小学校区は京都御池の各中学校区で、この3校は区役所の「上京区内の市立学校」の一覧に載っていません。(3)番地等で学校が変わる町があります。一覧には「番地等によって学校が異なりますので、教育委員会調査課へお問合せください(075-334-9222)」という注記があります。なお、購入にともなう「先行就学」(転居が確実で、転居先の学校に先に通う。学年末まで)、「住宅融資関係」「一時転居」は、通学区域外就学の事由として認められています。

京都市上京区の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。京都市内は同じ税率です。都市計画税は市街化区域内の土地・家屋にかかり、市街化区域の物件は合計1.7%になります。令和8年度の納期は第1期4月30日、第2期7月31日、第3期12月28日、第4期が令和9年3月1日。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。住宅用地の特例は、1戸あたり200㎡までの小規模住宅用地で固定資産税が価格×1/6・都市計画税が価格×1/3、200㎡を超える部分で固定資産税1/3・都市計画税2/3。上京区の戸建の成約は土地面積の中央値が70㎡ですから、多くの戸建は土地の全部が小規模住宅用地に収まります。新築住宅の減額は、床面積120㎡相当分までの固定資産税額が2分の1になるもので、一般の住宅は3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅は5年度分。対象になる居住部分の床面積は、令和8年4月以降の新築で40㎡以上240㎡以下です。京都市には、これとは別に「非居住住宅利活用促進税」が令和12年度から課税開始予定です。市街化区域内の、住んでいる人がいない住宅が対象で、自分が住む家は対象外です。上京区は住宅地の標準地が266,000円〜800,000円/㎡と場所による差が大きい区ですので、正確な税額は売主の課税明細書でご確認ください。

上京区で家を買うとき、災害リスクは何を確認すればよいですか?

地震と浸水の2つを、住所ごとに確認してください。地震について、京都市は区ごとに「被害が一番大きくなると想定される地震(断層)の震度階」を表した地震ハザードマップを公開しています(上京区のマップが想定する地震の名前と震度は、PDFを本文として読み取れず、本ページでは確認できていません)。成約データでは、中古戸建て44件のうち17件、中古マンション144件のうち20件が1981年以前の建築です。昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅は耐震診断士の派遣が無料、本格的な耐震改修には木造住宅で最大200万円・京町家で最大300万円の補助があります(工事の着工前に申請が必要)。区の基本計画は「区内の7学区が木造密集市街地に指定」と書いており、市が「優先的に防災まちづくりを進める地区」として町名を公表している6学区のうち4学区(翔鸞・仁和・正親・出水)が上京区です。浸水については、区の東の境が鴨川、西の境が紙屋川(天神川)。京都市防災情報マップで、洪水・内水の浸水深や浸水継続時間を住所ごとに調べられます。上京区の住所に何mの想定がかかるかは、本ページでは確認できていません(未取得)ので、必ず地図でご確認ください。土砂災害警戒区域等は、京都府の一覧で上京区は「指定予定の箇所なし」です。家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。

京都市上京区で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります。新築戸建て(建売)は対象になりやすい一方、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。上京区は成約の64%が中古マンションで、新築戸建ては225件のうち10件だけです。中古の物件には売主が個人の方のものも多く、売主側から仲介会社に報酬が支払われない形の取引などは、対象外になります。すべての物件で0円になるとお約束はできません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料・マンションの管理費や修繕積立金の精算などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、上京区固有の事情を正直に書いておきます。上京区は、買ったあとにお金と手間がかかりやすい区です。中古マンションの建築年の中央値は1992年、中古戸建ては44件のうち17件が1981年以前の建築。古い建物には耐震・改修の費用がかかり、補助は工事の着工前に申請しないと受けられません。細い道に面した敷地は、建て替えのときにセットバックで敷地が小さくなったり、再建築に条件がついたりします。京町家にあたる建物は、解体の1年前までに届出が必要です。高さの上限・景観の基準があり、建て替えで同じ大きさの建物を建てられるとは限りません。区内の駅は2つで、駅から10分以上歩く物件が成約の中心です。住宅地の平均価格は府内で最も高く、固定資産税の負担も場所によって大きく変わります。住まない住戸には、令和12年度から非居住住宅利活用促進税がかかる予定です。仲介手数料が0円になっても、こうした費用と制約は変わりません。家タダは道路・高さ・景観・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

京都市上京区の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

京都市上京区は、住宅地の平均価格が京都府内で1位(458,923円/㎡・当方の集計)の区です。直近4四半期の成約225件のうち、中古マンションが144件・中央値2,850万円、新築戸建てが10件・5,750万円、中古戸建てが44件・3,350万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。まず、どの通りの物件か。住宅地の標準地は266,000円〜800,000円/㎡で、区内に3.0倍の差があります。次に、駅までの距離。区内の駅は今出川・鞍馬口の2つで、成約の駅からの平均は8〜15分。そして建物と道路。中古マンションの建築年の中央値は1992年、中古戸建ての4割近くが1981年以前。細い道・路地に面していないか、京町家にあたらないか、建て替えで同じ大きさが建てられるか。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、対象になる物件については買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。2,850万円の物件なら100万6,500円、5,750万円なら196万3,500円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月7日

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