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【明石市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説

兵庫

兵庫県明石市 専門 エリアガイド

明石市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

2,000万円の物件なら 72万6,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている明石市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

明石市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
明石市の人口
307,048138,070世帯/令和8年9月1日現在(明石市 推計人口。令和7年国勢調査の速報値にもとづく)
住宅地 公示価格
11.64万円/㎡前年比 +5.0%/35地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
732国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/マンション410件・戸建322件
買主様の仲介手数料
02,000万円なら72万6,000円の削減

明石・山陽明石・西明石・大久保・魚住・朝霧・土山/東二見・西二見・山陽魚住・江井ヶ島・西江井ヶ島・中八木・藤江・林崎松江海岸・西新町・人丸前・大蔵谷/大久保町・魚住町・二見町・東野町・大久保町高丘・西新町・藤江・松が丘/太寺・山下町・人丸町・野々上・朝霧町・王子・材木町・大蔵町・東朝霧丘・朝霧北町・東藤江・港町・林崎町・立石・沢野・大道町・貴崎 ほか

明石市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている明石市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。明石市の成約中央値は戸建が2,800万円(322件)、中古マンションが1,300万円(410件)(直近4四半期・国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。実際に成約している価格帯は900万円〜4,100万円(下位25%〜上位10%)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は36万3,000円〜141万9,000円価格が上がるほど手数料も上がりますが、家タダならどの価格帯でも買主様は0円です。成約件数が市内で最も多い大久保駅の中央値2,700万円なら95万7,000円明石市は、戸建とマンションで価格帯が2倍以上ちがう市です。

  • 明石市で実際に成約している価格帯は900万円〜4,100万円(下位25%〜上位10%・直近4四半期・国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。この帯にかかる仲介手数料の上限額は36万3,000円〜141万9,000円で、家タダを通して買えばその全額が0円になります。1,700万円なら62万7,000円、2,500万円なら89万1,000円、4,100万円なら141万9,000円。高い物件ほど、0円にできる金額は大きくなります。
  • 明石市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均116,391円(35地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+5.0%で、当方が同じ方法で集計した兵庫県内40市区町村のうち変動率は2位。芦屋市・西宮市・伊丹市の+3.9%、神戸市全体の+2.9%を上回ります。
  • 令和7年国勢調査(速報値)で兵庫県内の人口が増えたのは、中央区・明石市・兵庫区・灘区の4市区だけ。このうち「市」は明石市ただ1つです(+3,442人・+1.13%)。兵庫県全体は▲141,177人・▲2.58%でした。
  • ただし、増えているのは転入であって出生ではありません。令和7年中の人口動態は、人口増加+252人に対して自然増加は▲707人(出生2,668人・死亡3,375人)、社会増加が+959人(転入11,372人・転出10,413人)。市公式は「人口は13年連続の増加となった」「社会動態は13年連続の転入超過となった」と記しています。
  • 地区別に見ると、令和7年中の増減は大久保+420人・本庁+71人・二見▲25人・魚住▲214人市全体の+252人は、実質「大久保地区の増加」で成り立っています。
  • 市内で最も高い標準地(太寺四丁目52番・211,000円/㎡)と最も安い標準地(魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10・29,000円/㎡)の差は7.3倍。市域の78.9%が市街化区域(3,896ha)で、市街化調整区域は1,045ha(21.1%)です。
  • 市内の地区計画32地区のうち21地区が「大久保町〜」または「大久保駅南地区」(市公表の一覧から当方が集計)。事業中の土地区画整理も大久保駅前(東西工区)と西明石(鳥羽新田)の2地区だけです。一方で明石駅前の市街地再開発は、市公式が「全ての地区で事業を完了しています」と明記しています。
  • 兵庫県指定の土砂災害警戒区域は市内29箇所で、すべて急傾斜地の崩壊土石流・地すべりはゼロです(令和8年6月30日現在)。兵庫県全体は21,553箇所、隣の加古川市は85箇所(うち土石流56箇所)ですから、兵庫県の市のなかでは極端に少ない水準です。
  • 固定資産税1.4%+都市計画税0.3%。市は都市計画税の対象を「都市計画法による市街化区域内の土地・家屋」と明記しています。市街化調整区域(市域の21.1%)の物件には都市計画税がかかりません。

01明石市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

明石市の価格帯で、いくら得になるか

明石市の住宅地は1㎡あたり平均116,391円(35地点の単純平均)。市内の標準地は最高211,000円/㎡(太寺4丁目52番)から最低29,000円/㎡(魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が7.3倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
900万円36万3,000円0円▲36万3,000円
1,700万円62万7,000円0円▲62万7,000円
2,500万円89万1,000円0円▲89万1,000円
3,300万円115万5,000円0円▲115万5,000円
4,100万円141万9,000円0円▲141万9,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。

明石市の成約価格帯だと、いくら変わるか

直近4四半期の成約中央値は、戸建が2,800万円(322件・平均面積122㎡・平均築2006年)、中古マンションが1,300万円(410件・平均専有70㎡・平均築1994年)。戸建2,800万円なら仲介手数料の上限額は99万円、マンション1,300万円なら49万5,000円。これがまるごと0円になります。成約データの最寄駅別で最も件数が多いのは大久保駅の117件で中央値2,700万円、この価格帯だと95万7,000円の差。次いで西明石113件・2,400万円なら85万8,000円明石91件・2,500万円なら89万1,000円です。逆に市内で中央値がいちばん低い土山駅の1,100万円(61件)でも42万9,000円明石市の特徴は、戸建とマンションで価格帯が2倍以上ちがうことです。戸建322件の中央値2,800万円に対し、マンション410件は1,300万円。同じ「明石市の相場」という言葉でも、どちらを探しているかで、0円にできる金額がほぼ倍ちがいます。※「平均面積」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄の平均で、マンションは専有面積、戸建(宅地=土地と建物)は土地面積です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

02数字で見る明石市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて明石市・兵庫県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 兵庫県で人口が増えている、唯一の「市」

令和7年国勢調査(速報値)で明石市の人口は307,043人、世帯数は137,035世帯です(令和7年10月1日現在)。前回(令和2年)からの増減は+3,442人・+1.13%。同じ調査で兵庫県全体は5,323,825人で、前回から▲141,177人・▲2.58%でした。

ここが明石市を理解するうえでの出発点になります。兵庫県が公表した令和7年国勢調査の速報の概要には、次の2つの文があります。

前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。
人口が増加した市区町は、前回の8市区から4市区に減少。

中央区・兵庫区・灘区は神戸市の区ですから、兵庫県内で人口が増えた「市」は、明石市ただ1つということになります。増加数では県内2位、増加率では県内3位です。前回は8市区が増えていたものが4市区に半減したなかで、明石市は2回続けて増加した側に残りました。

ただし、ここから先を正確に書かなければなりません。「子育て支援が手厚いから子どもが増えて人口が増えた」という説明を見かけますが、明石市が公表している数字は、そうはなっていません。市が公表した令和7年中の人口動態(住民基本台帳ベース)は次のとおりです。

人口増加数 +252人(増加率0.8‰)。その内訳は、自然増加数 ▲707人(出生2,668人・死亡3,375人)と、社会増加数 +959人(転入11,372人・転出10,413人)。出生が死亡を上回っているわけではありません。死亡が出生を707人上回っており、それを転入超過959人が打ち消して、差し引き+252人になっているという構造です。市公式の表現も「人口は13年連続の増加となった」「社会動態は13年連続の転入超過となった」の2つで、自然動態については「前年と比べ増加した」(=マイナス幅が縮んだ)としています。

つまり明石市は「子どもがたくさん生まれている市」ではなく、「よそから人が移ってきている市」です。この区別は、住宅を買う側にとって実務的な意味を持ちます。転入超過で成り立っている需要は、住宅の供給と価格に直接ぶつかります。令和8年地価公示で明石市の住宅地が前年比+5.0%(35地点・当方集計)と、兵庫県内40市区町村のうち変動率2位まで上がっているのは、この需要の形と無関係ではありません。

そしてもう一段、正確に書きます。増えているのは市全体ではありません。市が公表している令和7年中の地区別の増減は、本庁+71人/大久保+420人/魚住▲214人/二見▲25人市全体の+252人は、実質的に大久保地区の+420人で成り立っています。魚住地区は214人減っており、二見地区も減っています。「明石市は人口が増えている」という一文で物件を選ぶと、実際には人口が減っている地区の物件を選んでしまう可能性があります。04章では、この大久保への集中が、地区計画・土地区画整理・地価・成約件数とどう重なっているかを具体的に見ていきます。

なお住民基本台帳にもとづく推計人口は、令和8年9月1日現在で307,048人・138,070世帯。地区別では本庁140,255人/大久保88,671人/魚住48,286人/二見29,836人です。市域は49.41km²で、周囲60.9km・東西15.6km・南北9.4km・海岸線15.9km。市公式は「市の東と北は神戸市と接し、西は加古川市、稲美町、播磨町と接しています」「東経135度の日本標準時子午線上にあります」「瀬戸内海に面しており、明石海峡をはさんで淡路島を眼前に臨むことができます」と記しています。

項目備考
令和7年国勢調査(速報値)307,043人令和7年10月1日現在。男147,926/女159,117
前回(令和2年)比+3,442人(+1.13%)兵庫県全体は▲141,177人(▲2.58%)
国勢調査の世帯数137,035世帯同上
県内で人口が増えた市区町中央区・明石市・兵庫区・灘区の4市区兵庫県の逐語「前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。」=市は明石市だけ
推計人口307,048人(男147,957/女159,091)令和8年9月1日現在
世帯数138,070世帯同上
 うち本庁地区140,255人同上
 うち大久保地区88,671人同上
 うち魚住地区48,286人同上
 うち二見地区29,836人同上
令和7年中の人口増加数+252人住民基本台帳ベース。増加率0.8‰
 うち自然増加数▲707人出生2,668人(8.7‰)・死亡3,375人(11.0‰)
 うち社会増加数+959人転入11,372人・転出10,413人
令和7年中の地区別増減本庁+71/大久保+420/魚住▲214/二見▲25同上
市域面積49.41km²周囲60.9km・東西15.6km・南北9.4km・海岸線15.9km
人口密度約6,214人/km²推計人口307,048人÷49.41km²で当方が算出
隣接する市町神戸市・加古川市・稲美町・播磨町市公式逐語「市の東と北は神戸市と接し、西は加古川市、稲美町、播磨町と接しています」
気候年間の日照時間2,196.1時間市公式逐語「温暖で雨が少なく」。平均気温14〜15度・年降水量1,000mm程度

市街化区域と市街化調整区域

明石市は「明石都市計画区域」ではなく「東播都市計画区域」に属します。隣の加古川市も同じ東播都市計画区域です。明石市分の都市計画区域の総面積は4,941haで、これは市域49.41km²=4,941haと一致します。つまり市域の全部が都市計画区域です。その内訳は市街化区域3,896ha(78.9%)/市街化調整区域1,045ha(21.1%)兵庫県内では「市域のほとんどが市街化区域」に近い、めずらしい構造です。参考までに、同じ東播都市計画区域の加古川市は市街化調整区域が市域の70.9%を占めており、明石市とはほぼ正反対の構成になっています。明石市で物件を探すとき、「調整区域かどうか」でつまずく確率は、兵庫県内の他市より低いと言えます。ただしゼロではありません。

区分面積構成比
市街化区域3,896 ha78.9%
市街化調整区域1,045 ha21.1%
合計(都市計画区域)4,941 ha100.0%

明石市の用途地域は全11種類で、市公式は「13種類の用途地域のうち11種類(第二種低層住居専用地域・田園住居地域を除く)を使用」と記しています。市街化区域3,896haの内訳の上位5種は上の表のとおりで、最大は第一種住居地域の1,126ha(28.9%)、次いで第一種中高層住居専用地域997ha(25.6%)、第一種低層住居専用地域516ha(13.2%)です。上位5種のほかは、近隣商業地域208ha(5.3%)・準工業地域180ha(4.6%)・準住居地域94ha(2.4%)・商業地域94ha(2.4%)・第二種住居地域68ha(1.7%)・第二種中高層住居専用地域56ha(1.4%)。住居系(第一種住居・第一種中高層・第一種低層・第二種住居・第二種中高層・準住居)を合計すると2,857ha=市街化区域の73.3%(当方算出)。明石市は用途地域の構成からしても「住宅の市」だということが読み取れます。ただし同時に工業地域291ha+工業専用地域266ha+準工業地域180ha=737ha(18.9%)が二見・貴崎などの臨海部にあり、令和8年地価公示の工業地3地点は前年比+6.9%(当方集計)。住宅地の+5.0%を上回る上がり方をしています。とくに注目したいのが第一種低層住居専用地域が516ha・13.2%あることです。大阪府下の門真市では第一種低層住居専用地域が10ha(市街化区域の0.8%)しかありませんが、明石市にはその50倍以上の面積があります。「戸建だけの閑静な住宅地」という用途規制が、制度として実際に広く存在する市です。

用途地域面積市街化区域に占める割合
第一種住居地域1,126.0 ha28.9%
第一種中高層住居専用地域997.0 ha25.6%
第一種低層住居専用地域516.0 ha13.2%
工業地域291.0 ha7.5%
工業専用地域266.0 ha6.8%

※明石市「都市計画の概要(資料)」。用途地域11種の合計3,896haが市街化区域の面積と一致することを当方で検算しています。建ぺい率・容積率は同資料に併記されたものです。

地価公示 ― 35地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、明石市の住宅地の標準地は35地点。 単純平均は1㎡あたり116,391円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+5.0%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
明石-6太寺4丁目52番211,000+2.4%
明石-25山下町943番8205,000+1.5%
明石-7人丸町291番8167,000+3.1%
明石-5大久保町ゆりのき通2丁目15番1165,000+7.1%
明石-13野々上2丁目7番5157,000+6.1%
(中略・全35地点)
明石-26魚住町長坂寺字新池ノ内1380番1029,000+0.0%
明石-22魚住町清水字西宿1902番271,700+2.4%
明石-1大久保町西嶋字大歳937番281,500+4.5%
明石-32二見町東二見字城ノ上1459番782,000+7.9%
明石-8二見町福里字池之下563番4582,500+7.4%

※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ明石市内で、住宅地の地価は7.3倍ちがいます

最も高いのは太寺4丁目52番の1㎡あたり211,000円(+2.4%)。最も安いのは魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10の29,000円(+0.0%)。その差は7.3倍です。「明石市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

明石市は兵庫県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある兵庫県内の40市区町村のうち、 明石市の住宅地の平均価格は13位神戸市の9区と町を除いた「市」だけで見ると、25市のなかで第6位です。

区分明石市の位置母数
住宅地の平均価格(県内・区を含む)13位40市区町村
住宅地の平均価格(市のみ)6位25市
前年比の変動率(県内・区を含む)2位40市区町村
前年比の変動率(市のみ)2位25市

※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

明石市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地35地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で7.3倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

03明石市の特徴 ― 兵庫県で人口が増えている唯一の「市」。ただし増えているのは転入であって出生ではない

明石市を数字で見ると、兵庫県のなかで完全に例外的な位置にいます。 令和7年国勢調査(速報値)で、兵庫県全体の人口は▲141,177人・▲2.58%。 そのなかで人口が増えたのは中央区・明石市・兵庫区・灘区の4市区だけでした。 中央区・兵庫区・灘区は神戸市の区ですから、 兵庫県内で人口が増えた「市」は、明石市ただ1つということになります。 兵庫県の公表資料の逐語は次のとおりです。

前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。
人口が増加した市区町は、前回の8市区から4市区に減少。

明石市の増加は+3,442人・+1.13%で、増加数は県内2位、増加率は県内3位。 前回は8市区が増えていたものが4市区に半減したなかで、明石市は2回続けて増加側に残りました。 そして令和8年地価公示の住宅地は、35地点の単純平均で前年比+5.0%(当方集計)。 当方が同じ方法で集計した兵庫県内40市区町村のうち、変動率は2位です。

市区住宅地の平均価格前年比 地点数
高砂市61,183円/㎡+5.8%
明石市116,391円/㎡ +5.0%35地点
神戸市東灘区354,575円/㎡+4.7%
神戸市中央区363,538円/㎡+4.6%
芦屋市394,736円/㎡+3.9% 19地点
西宮市293,355円/㎡+3.9% 93地点
伊丹市200,194円/㎡+3.9% 36地点
神戸市(市全体)172,201円/㎡+2.9% 280地点
加古川市74,821円/㎡+2.9% 23地点

芦屋・西宮・伊丹の+3.9%、神戸市全体の+2.9%を、明石市の+5.0%が上回っています。 価格の絶対水準では芦屋市の3分の1以下、西宮市の4割ほどですが、 動いている速さでは阪神間の高級住宅地を上回るというのが、いまの明石市です。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点を集計した自算値。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。 県内の順位は住宅地の標準地が3地点以上ある40市区町村を母数としています。

ここから先が、いちばん大事な部分です ― 増えているのは「転入」であって「出生」ではない

「明石市は子育て支援が手厚いから、子どもが増えて人口が増えた」という説明を 見かけることがあります。明石市自身が公表している数字は、そうなっていません。 市が公表した令和7年中の人口動態(住民基本台帳ベース)を、そのまま並べます。

区分数値内訳・前年比
人口増加数+252人増加率 0.8‰
自然増加数▲707人 前年比で247人増(マイナス幅が縮小)
 出生数2,668人出生率8.7‰。前年比 +106人
 死亡数3,375人死亡率11.0‰。前年比 ▲141人
社会増加数+959人前年比 ▲470人
 転入数11,372人前年比 ▲593人
 転出数10,413人前年比 ▲123人

死亡3,375人が出生2,668人を707人上回っています。 それを転入超過の959人が打ち消して、差し引き+252人になっている。 これが明石市の人口増加の中身です。市公式の表現も次の2つです。

人口は13年連続の増加となった
社会動態は13年連続の転入超過となった

自然動態については「前年と比べ増加した」という表現になっていますが、 これはマイナス幅が707人まで縮んだという意味であって、 出生が死亡を上回ったという意味ではありません。

では、なぜこの区別が住宅を買う人にとって重要なのか。 理由は3つあります。

  • 転入超過による需要は、住宅市場に直接ぶつかる。 出生で増える人口は、住宅を買うまでに20年以上かかります。 転入で増える人口は、その年のうちに住まいを探します。 明石市の転入は年間11,372人。この人たちが賃貸と売買の両方で住まいを探すので、 需要は短期で価格に反映されます。住宅地+5.0%という数字は、この構造と整合します。
  • 転入は、条件が変われば止まりうる。 出生で増えた人口は減りませんが、転入超過は他の市との相対的な条件で決まります。 13年連続という実績は重いものの、 「人口が増え続ける市だから値下がりしない」と読むのは危険です。 現に社会増加数は前年比▲470人、転入数も前年比▲593人と、 増加の勢いそのものは前年より落ちています
  • 自然減▲707人は、確実に続く。 出生2,668人・死亡3,375人という構造は、 今後さらに死亡が増える方向にあります。 転入超過がいまの水準を保てなくなった時点で、市全体の人口は減少に転じます。 この2つの力の綱引きが、明石市の不動産の長期の前提です。

そして、増えているのは市全体ではありません ― 実質「大久保だけ」

市が公表している令和7年中の地区別の人口増減は、次のとおりです。

地区令和7年中の増減 推計人口(令和8年9月1日)
本庁地区+71人140,255人
大久保地区+420人88,671人
魚住地区▲214人48,286人
二見地区▲25人29,836人
市全体+252人307,048人

大久保地区の+420人だけで、市全体の+252人を超えています。 本庁地区は+71人、二見地区は▲25人、そして魚住地区は▲214人。 「明石市は人口が増えている」という一文だけで物件を選ぶと、 実際には人口が減っている地区の物件を選ぶことになりかねません。

ここで押さえておきたいのが、魚住地区が市の立地適正化計画で 「主要地域拠点」に位置づけられていることです。 市が拠点として都市機能と居住を誘導しようとしている地域が、 市内でいちばん人口を減らしている。 これは矛盾ではなく、だからこそ拠点に指定されていると読むべき数字です。 立地適正化計画の目標指標も、居住誘導区域内の人口密度を 現況(2020年)78.6人/ha → 目標(2040年)78.6人/ha、 つまり「現在の居住誘導区域内の人口を維持すること」に置いています。 増やすのではなく、維持する。これが明石市の公式な目標です。

出典:明石市「令和7年中の人口動態」 //www.city.akashi.lg.jp/documents/24445/nenkan_r7.pdf / 明石市「明石市の人口(推計人口)」 //www.city.akashi.lg.jp/soumu/j_kanri_ka/shise/toke/akashinojinko/index.html / 兵庫県「令和7年国勢調査 速報値の概要」 //web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/jinkou-tochitoukei/documents/r7kensokugaiyou.pdf / 明石市「立地適正化計画(概要版)」 //www.city.akashi.lg.jp/documents/34078/ritteki_gaiyouban_240531.pdf (地区別の増減は市公表PDFからの抽出で、確度は中としています)

その大久保に、制度と事業が集中している

ここからが、明石市のページでいちばん書きたかった部分です。 人口が増えている大久保地区に、市の制度と事業も集中しています。 まず地区計画です。明石市には32地区の地区計画があり、そのうち21地区が 「大久保町〜」または「大久保駅南地区」という名前です(市が公表している一覧から当方が数えた自算値。 内訳は「大久保町〜」が20地区、「大久保駅南地区」が1地区)。

地区名面積決定年月日(変更年月日)
大久保町八木地区36.0ha 令和2年8月31日(市内最大
大久保駅南地区31.0ha 平成6年11月4日(平成30年5月14日)(令和4年2月7日)
大久保町西脇地区26.9ha平成24年3月12日
二見町西二見地区24.1ha 平成13年12月13日(平成16年9月16日)(平成30年3月23日)
大道町地区15.0ha平成25年2月12日(平成30年4月1日)
大久保町緑が丘地区10.5ha平成11年3月1日
大蔵海岸通地区9.7ha 平成10年5月29日(平成13年・平成25年・平成30年・令和元年に変更)
大久保町松陰地区8.6ha平成14年8月29日
大久保町谷八木地区8.3ha平成16年7月8日
大久保町奥北野地区7.0ha平成14年2月21日
江井ヶ島駅北地区6.8ha令和6年5月31日
大久保町大久保北地区6.2ha平成17年7月25日
大久保町福田地区6.1ha平成16年9月16日
大久保町松陰山手地区6.1ha平成27年3月9日
大久保町谷八木北地区4.3ha平成23年7月25日
大久保町中之番地区4.4ha平成20年9月22日
大久保町高丘5丁目南地区3.8ha平成14年8月29日
大久保町福田西地区3.4ha平成17年3月3日
大久保町南高丘地区3.4ha令和元年8月8日
大久保町カスケディア地区3.0ha平成17年3月3日
大久保町諸池地区2.6ha平成7年3月24日
本町2丁目地区2.7ha平成18年12月25日(平成20年9月22日)
明石駅前南地区2.2ha平成25年5月13日
松が丘5丁目地区2.2ha令和5年11月17日
大久保町上野地区2.1ha平成24年3月12日
大久保町高丘3丁目東地区1.9ha平成13年10月1日
宮の上地区1.7ha平成17年11月17日
明南町2丁目地区1.6ha平成26年3月3日(平成28年2月22日)
大久保町丁田地区1.5ha令和5年2月17日
藤江出ノ上地区1.4ha平成25年5月13日
大久保町高丘2丁目南地区1.1ha平成19年3月26日
藤江中畑地区1.1ha令和8年2月24日(市内で最新)

32地区のうち21地区が大久保。しかも最大の36.0ha(大久保町八木地区)が令和2年決定と 新しい。 明石市の住宅地の地区計画は、平成6年の大久保駅南地区から令和5年の大久保町丁田地区まで 30年にわたって大久保に積み上がり続けてきたことになります。

さらに、市街地開発事業で見ても同じ方向です。市公式の逐語を2つ引きます。

「本市では、10地区を都市計画決定し、このうち、8地区が整備済2地区(大久保駅前(東西工区)、西明石(鳥羽新田))が事業中です」(土地区画整理事業)
東仲ノ町地区と明石駅前南地区を都市計画決定しており、 全ての地区で事業を完了しています」(市街地再開発事業)

いま明石市で面的に土地の基盤が新しくなっているのは、 大久保駅前(東西工区)と西明石(鳥羽新田)の2か所だけです。 そして明石駅前の市街地再開発は、市自身が「全ての地区で事業を完了しています」と はっきり書いています。

事業名区域面積着工完了施設
明石駅前南地区 第一種市街地再開発事業約2.19ha 平成26年6月平成29年(2017年)3月 商業・業務施設、公益・行政サービス施設、共同住宅216戸地下2階地上34階建 (明石市大明石町1丁目)
東仲ノ町地区 第一種市街地再開発事業約1.6ha 平成10年1月平成13年(2001年)11月店舗(アスピア明石)ほか

制度・事業・人口・地価が、同じ場所で一致している

ここまでの事実を、大久保という1か所に並べ直してみます。

項目大久保での数字市内での位置
令和7年中の人口増減+420人市内4地区で最大(市全体は+252人)
地区計画32地区のうち21地区最大の大久保町八木地区36.0haを含む
土地区画整理(事業中)大久保駅前(東西工区)市内で事業中の2地区のうちの1つ
成約件数(駅別)117件市内最多
成約中央値(駅別)2,700万円市内最高
成約件数(町丁目別)大久保町104件魚住町104件と並んで市内最多
地価の上昇率大久保町大窪+7.8%/大久保町ゆりのき通+7.1%/ 大久保町谷八木+7.1%市平均+5.0%を大きく上回る
商業地大久保町駅前2丁目 275,000円/㎡(+6.6%)市内商業地13地点で6位

人口が増えている場所と、地区計画が集中している場所と、 土地区画整理が動いている場所と、地価が最も上がっている場所と、 物件が最も多く売買されている場所が、すべて同じ「大久保」です。

ただし、ここで因果を断定するのは正確ではありません。 「地区計画をたくさん作ったから人口が増えた」のか、 「人口が増えたから地区計画が必要になった」のか、 あるいは両方が別の要因の結果なのか。 明石市が公式にその因果を説明している資料は、本ページ作成時点で確認できていません。 本ページでは「同じ場所で一致している」という事実の指摘にとどめます。 そのうえで、買う側にとって実務的に意味があるのは次の点です。

  • 大久保で物件を探すと、地区計画の区域に当たる確率が市内で最も高い。 地区計画の区域では、建ぺい率・容積率とは別の、その区域だけのルール (壁面の位置、最低敷地面積、建物の形態や用途の制限など)が定められていることがあります。 明石市の各地区計画の制限内容は、本ページでは確認できていません(未取得)。 必ず市のまちづくり担当で制限内容をご確認ください。
  • 大久保駅前(東西工区)は土地区画整理が事業中。 区画整理の区域内では、換地・仮換地の状況によって 登記上の地番と実際の位置が一致しない期間があります。 区域内かどうか、換地処分が済んでいるかどうかを確認してください。 各事業の区域面積・施行期間・保留地の有無は未取得です。
  • 大久保は「駅近」を買うエリアではない。 成約117件の平均徒歩は15分で、市内の駅別で最も長い数字です。 明石駅・西明石駅の平均徒歩11分と比べると、駅勢圏の性格が違います。

出典:明石市「地区計画」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/chikukeikaku/chikukeikaku-04.html / 明石市「市街地再開発事業」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/shigaichi/saikaihatsu.html / 明石市「市街地開発事業(土地区画整理事業)」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/shigaichi/kaihatsu.html / 国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・明石市732件)

子育て支援は、制度名と開始年度で見る

明石市の人口の話をすると必ず出てくるのが子育て支援です。 ここでは市公式に制度名・対象・開始年度が明記されているものだけを挙げます。

制度名対象・内容(市公式の逐語)開始
こども医療費助成 対象は「0歳~18歳到達後最初の3月末の間」。 「保険適用分の医療費については、外来・入院とも負担なしとなります。」 所得制限は「明石市の制度に所得制限はありませんが、兵庫県制度の所得要件を満たすかどうかの判定のため、 保護者の所得を確認させていただきます。 市公式に開始年度の記載なし(未取得)
第2子以降の保育料無料 第2子以降の児童が保育所や幼稚園を利用する場合の保育料を、 平成28年(2016年)9月から無料にしています。」 国制度にあった所得制限・年齢制限についても 「平成28年(2016年)9月分の保育料からこれらの制限をなくしました 平成28年(2016年)9月
0歳児見守り訪問おむつ定期便 対象は「令和2年4月1日以降に生まれた明石市民の乳児(0歳児)」。 「見守り支援員(配達員)が赤ちゃんと保護者にお会いし、 紙おむつなどの赤ちゃん用品を毎月無料でお届けします 配達は、令和2年10月から始まります
子育て応援給付金 子育て応援給付金(5万円)は、訪問時に面談を受けた方が対象となります (里帰り先で新生児訪問を受けた方も対象)

ここまでが、市公式で確認できた範囲です。 よく「明石市の5つの無料化」という言い方を見かけますが、 そのパッケージ名を使って説明している市公式ページを特定できませんでした(未取得)。 とくに中学校給食費の無償化については、 市公式からリンクされている教育委員会の「中学校給食への取り組み」ページが robots.txt により取得できず、本ページでは中学校給食費の金額も実施方式も書けていません。 小学校については月額4,340円、 「週5日間の完全給食を、それぞれ各校単独調理方式で実施」、献立は「全市統一献立」 というところまで確認できています。

そして、いちばん大事な留保です。 明石市が13年連続で人口を増やしていることと、これらの制度との因果関係を、 明石市自身が公式に説明した資料は確認できていません。 本ページでは「制度がある」「人口が増えている」「その増加は転入超過による」という 3つの事実を並べるだけにとどめ、 「子育て支援があるから人が集まり、地価が上がった」という因果は断定していません。 判断材料としてご自身でお考えください。

なお、実務的に効いてくる数字として待機児童も挙げておきます。 2018年度の571人をピークに、2023年度は44人まで減りました。 ただし2024年度50人・2025年度56人と直近3年は微増しています。 2025年度の内訳は0歳1人・1歳15人2歳22人・3歳16人・4歳2人・5歳0人で、 1〜2歳で全体の66%を占めます。「待機児童ゼロ」ではありません。

令和8年地価公示 ― 住宅地35地点を全部並べる

ここからは土地の値段そのものを見ます。 明石市には令和8年地価公示の標準地が住宅地35地点・商業地13地点・工業地3地点の合計51地点 あります。まず住宅地35地点を、価格の高い順に全部並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
明石-6太寺4丁目52番211,000+2.4%219㎡
明石-25山下町943番8205,000+1.5%112㎡
明石-7人丸町291番8167,000+3.1%171㎡
明石-5大久保町ゆりのき通2丁目15番1165,000+7.1%144㎡
明石-13野々上2丁目7番5157,000+6.1%197㎡
明石-20松が丘5丁目155番155,000+5.4%208㎡
明石-4朝霧町1丁目28番6148,000+5.7%137㎡
明石-11王子2丁目15番3142,000+5.2%165㎡
明石-16藤江字中尾890番38140,000+7.7%156㎡
明石-2材木町14番19130,000+4.0%165㎡
明石-29東野町2167番4130,000+4.8%165㎡
明石-9東朝霧丘17番9129,000+4.0%215㎡
明石-30大蔵町3658番2127,000+4.1%116㎡
明石-33朝霧北町3777番231125,000+4.2%120㎡
明石-31東藤江2丁目2064番12121,000+7.1%103㎡
明石-34港町5番17120,000−1.6%97㎡
明石-23魚住町錦が丘2丁目14番38114,000+3.6%129㎡
明石-10大久保町大窪字北開知448番6111,000+7.8%155㎡
明石-18大久保町八木字道重105番4106,000+6.0%221㎡
明石-28林崎町3丁目542番11103,000+5.1%162㎡
明石-35立石2丁目803番8101,000+3.6%147㎡
明石-14魚住町住吉3丁目722番1698,000+7.1%100㎡
明石-27沢野2丁目1974番9996,500+6.0%181㎡
明石-12二見町東二見字松ノ本839番496,000+5.3%132㎡
明石-17大久保町高丘3丁目5番992,000+5.7%264㎡
明石-3二見町西二見字山中157番6091,000+6.2%141㎡
明石-21大久保町山手台2丁目64番90,000208㎡
明石-19魚住町西岡字坂ノ下2172番3789,000+6.0%72㎡
明石-24二見町西二見字町ノ坪661番4584,500+6.4%80㎡
明石-15大久保町谷八木字道屋634番783,000+7.1%105㎡
明石-8二見町福里字池之下563番4582,500+7.4%99㎡
明石-32二見町東二見字城ノ上1459番782,000+7.9%176㎡
明石-1大久保町西嶋字大歳937番281,500+4.5%247㎡
明石-22魚住町清水字西宿1902番271,700+2.4%143㎡
明石-26魚住町長坂寺字新池ノ内1380番1029,0000.0%271㎡

35地点のうち、前年比がマイナスなのは港町5番17(▲1.6%)の1地点だけです。 横ばいが魚住町長坂寺(0.0%)、前年に同一番号がなく前年比を出せないのが大久保町山手台2丁目。 残る32地点はすべてプラスで、しかもそのうち13地点が+6.0%以上です。 最大は二見町東二見字城ノ上の+7.9%、次いで大久保町大窪の+7.8%、藤江字中尾の+7.7%。

ここで気づいていただきたいのが、上昇率と価格水準の関係です。 価格上位の太寺4丁目(211,000円/㎡)は+2.4%、山下町(205,000円/㎡)は+1.5%。 一方、価格下位の二見町東二見字城ノ上(82,000円/㎡)は+7.9%、 大久保町谷八木(83,000円/㎡)は+7.1%。 明石市では、価格の低いエリアほど上昇率が高いという傾向がはっきり出ています。 市全体の+5.0%という数字は、中心部が引っ張っているのではなく、 大久保・二見・藤江といった西側が押し上げている結果です。

地積(標準地の面積)も見ておきます。 35地点のうち最小は魚住町西岡の72㎡、最大は魚住町長坂寺の271㎡。 100㎡台〜200㎡台が中心で、大久保町高丘3丁目264㎡・大久保町西嶋247㎡のように 200㎡を超える区画も市内にあります。 これは成約データとも整合していて、 戸建322件の平均面積(土地)は122㎡、マンション410件の平均専有は70㎡です。 門真市(戸建の平均延床63㎡)のような狭小の市とは、土地の作りが違います。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。 前年比は前年の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 所在地番は鑑定評価書情報にある表記(市名は省略)です。

商業地13地点・工業地3地点 ― 住宅地より動いているのは工業地

区分地点数平均価格 前年比
住宅地35地点116,391円/㎡ +5.0%
商業地13地点240,538円/㎡ +5.4%
工業地3地点66,500円/㎡ +6.9%

商業地13地点を個別に見ると、次のとおりです。

所在地番価格(円/㎡)前年比 地積
本町1丁目1番29外550,000+1.5%272㎡
小久保1丁目4番3外325,000+8.3%657㎡
大明石町1丁目1291番2305,000+5.9%383㎡
朝霧南町1丁目165番5300,000+3.4%287㎡
樽屋町8番4外295,000+6.1%722㎡
大久保町駅前2丁目1番4275,000+6.6%217㎡
本町1丁目9番12206,000+5.6%152㎡
桜町2番5175,000+6.7%139㎡
明南町1丁目3番7175,000+6.7%384㎡
西新町2丁目7番4170,000+6.2%99㎡
魚住町錦が丘3丁目8番11外150,000+4.9%162㎡
魚住町清水字井桶田2164番3外105,000+2.9%432㎡
魚住町金ヶ崎字佃316番1外96,000+5.5%1,611㎡

商業地の最高は本町1丁目の550,000円/㎡ですが、上昇率は+1.5%と市内商業地で最も低い水準です。 逆に上昇率が最も高いのは小久保1丁目の+8.3%住宅地と同じく、商業地でも「高いところは動かず、安めのところが上がっている」という 構図になっています。

工業地は3地点で、大道町2丁目11番2が89,000円/㎡(+4.1%)、 二見町南二見17番12外が62,500円/㎡(+9.6%)、 貴崎5丁目89番5外が48,000円/㎡(+6.9%・地積40,970㎡)。 平均+6.9%は住宅地の+5.0%を上回ります。 明石市の市街化区域には工業地域291ha・工業専用地域266ha・準工業地域180haの計737ha(18.9%)が あり、その多くが二見・貴崎などの臨海部にあります。 住宅地を探す場合でも、隣接する用途地域が何かは必ず確認してください。

実際に売買されている価格 ― 戸建2,800万円とマンション1,300万円

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報で、 直近4四半期(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)の明石市の成約は732件です。 これは国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 平均面積平均築年
戸建(宅地=土地と建物)322件 2,800万円122㎡(土地)2006年
中古マンション410件 1,300万円70㎡(専有)1994年

明石市の最大の特徴は、戸建とマンションで価格帯が2倍以上ちがうことです。 戸建2,800万円に対してマンション1,300万円。 しかも件数はマンションのほうが多く、732件のうち410件(56%)がマンションです。 平均築年を見ると、戸建が2006年、マンションが1994年マンションのほうが12年古い。 この築年差が、価格差のかなりの部分を説明しています。 「明石市の相場はいくら」という一つの数字で考えると、実際の物件価格と大きくずれます。

仲介手数料の上限額で言うと、戸建2,800万円なら99万円、 マンション1,300万円なら49万5,000円どちらを探すかで、0円にできる金額がほぼ倍ちがいます。

最寄駅別の成約

最寄駅件数成約中央値 平均徒歩備考
大久保117件2,700万円 15分件数・中央値とも市内トップ。主要地域拠点
西明石113件2,400万円 11分主要地域拠点。土地区画整理が事業中
明石91件2,500万円 11分中心拠点。再開発は完了済み
魚住71件1,600万円 12分主要地域拠点。地区の人口は▲214人
朝霧71件1,200万円 14分主要地域拠点。神戸市に接する東端
土山61件1,100万円 14分駅の所在市は未確認。加古川市側でも28件

大久保の2,700万円と土山の1,100万円で2.5倍です。 ただし、この差を「駅の格の差」と読むのは正確ではありません。 明石市はマンションが56%を占める市ですから、 駅別の中央値はその駅圏でマンションと戸建のどちらが多く出ているかに強く引っ張られます。 大久保の2,700万円は戸建中央値2,800万円に近く、 土山の1,100万円はマンション中央値1,300万円に近い。 「安い駅」ではなく「マンションがよく出ている駅」だと読むほうが実態に合います。

町丁目別の成約 ― 藤江2,800万円と松が丘980万円で2.9倍

町丁目件数成約中央値 平均面積
藤江21件2,800万円102㎡
西新町22件2,600万円72㎡
大久保町104件2,100万円108㎡
大久保町高丘30件1,625万円106㎡
東野町31件1,500万円79㎡
魚住町104件1,400万円108㎡
二見町65件1,200万円84㎡
松が丘21件980万円70㎡

最高の藤江2,800万円と最安の松が丘980万円で2.9倍。 地価公示の7.3倍より小さくなっています。理由は面積です。 藤江の平均102㎡に対して松が丘は70㎡。 松が丘の地価公示(松が丘5丁目155番)は155,000円/㎡で、市内35地点のうち6位という高さです。 土地の単価は市内上位なのに、成約中央値は市内最安。 これは「松が丘が安い街」なのではなく、 松が丘では70㎡クラスの物件(マンション中心)がよく流通しているということです。

明石市のデータでいちばん誤解されやすいのがここです。 大久保町と魚住町はどちらも平均108㎡で件数も同じ104件ですが、 中央値は2,100万円と1,400万円で700万円の差があります。 面積が同じなら、この差は土地の単価と建物の築年で説明されます。 実際、大久保町の標準地は81,500〜165,000円/㎡、 魚住町の標準地は29,000〜114,000円/㎡でした。 町名で相場を決めつけず、必ず面積あたりで比較してください。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格専有・延床 間取築年構造最寄駅・徒歩時期
戸建魚住町2,800万円80㎡(土地80㎡) 3LDK2024年木造山陽魚住 10分2025Q2
戸建魚住町住吉2,800万円125㎡(土地105㎡) 4LDK2014年木造魚住 15分2025Q2
戸建大久保町高丘2,800万円220㎡(土地120㎡) 4LDK1987年木造大久保 —2025Q2
戸建二見町2,800万円100㎡(土地130㎡) 3LDK+S2010年鉄骨造土山 20分2025Q2
マンション人丸町1,300万円75㎡ 3LDK1987年RC明石 10分2025Q4
マンション中朝霧丘1,300万円70㎡ 3LDK1999年RC明石 —2025Q4
マンション中崎1,300万円70㎡ 3LDK1982年SRC山陽明石 9分2025Q3
マンション二見町1,300万円65㎡ 2LDK+S1983年土山 4分2025Q2

この表から読み取れることが3つあります。

  • 戸建は土地80〜130㎡が中心。地価公示の標準地が72〜271㎡だったことと合わせると、 明石市の住宅の敷地は「狭小ではないが、広大でもない」水準です。 戸建322件の平均土地面積122㎡は、約37坪にあたります。
  • マンションは築1982〜1999年が中心で、1,300万円前後に集まっている。 築年が20年以上ちがっても価格が同じという例(中朝霧丘1999年築と中崎1982年築が同じ1,300万円)もあります。 築年だけで判断せず、管理組合の運営状況・修繕積立金の水準・ 長期修繕計画と大規模修繕の履歴を必ず確認してください。
  • 最寄駅に「山陽魚住」「山陽明石」「土山」が出てくる。 JR魚住駅と山陽魚住駅、JR明石駅と山陽明石駅はそれぞれ別の駅です。 そして土山駅の所在市は、明石市・加古川市のどちらの公式ページでも確認できていません(未取得)。 広告の「最寄駅」と「住所」は別物として確認してください。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・明石市732件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 面積・築年は公表値を四捨五入した区分値です。徒歩分数が公表されていないものは「—」としています。 また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、 土地単独の成約中央値は掲載していません。

まとめ:明石市は「県内で唯一人口が増えている市」。ただし中身を見て選ぶ

明石市の住宅地の平均価格116,391円/㎡は、 当方の集計で兵庫県内40市区町村のうち13位、 神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは6位。 変動率+5.0%は県内2位、25市のなかでも2位です。 「価格の水準は県内の真ん中よりやや上、上がり方は県内トップクラス」というのが、 数字で見た明石市の位置です。

そしてその内側では、次のことが起きています。

  • 兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市だけ。ただし増えているのは転入であって出生ではない。 自然増加は▲707人、社会増加が+959人。
  • 市全体の+252人は、実質「大久保地区の+420人」。魚住地区は▲214人、二見地区は▲25人。
  • その大久保に、地区計画・土地区画整理・成約件数・地価上昇率が集中している。 ただし因果は市公式に書かれていないので、本ページでは断定しない。
  • 明石駅前の市街地再開発は完了している。市公式が「全ての地区で事業を完了しています」と明記。
  • 価格が低いエリアほど上昇率が高い。市内最高の太寺4丁目は+2.4%、 市内最安層の二見町東二見字城ノ上は+7.9%。

明石市で物件を選ぶときに確認していただきたいのは、次の5点です。

  • その物件の地区は、人口が増えている地区か減っている地区か (大久保+420/本庁+71/二見▲25/魚住▲214)
  • 地区計画の区域内か(市内32地区。大久保に集中。制限内容は市で要確認)
  • 土地区画整理の区域内か(事業中は大久保駅前 東西工区/西明石 鳥羽新田の2地区)
  • 市街化区域か市街化調整区域か(市域の78.9%が市街化区域。都市計画税0.3%の有無に直結)
  • 最寄駅はJRか山陽電鉄か、そして土山駅なら住所はどちらの市か

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。

空から見た、この50年の明石市

明石市が市制を施行したのは大正8年(1919年)11月1日。市公式は「当時の明石町が市となり、兵庫県では4番目の市として明石市が誕生しました。人口は約3万2千人、面積は7.7平方キロメートルでした。」と記しています。いまの市域49.41km²に対して、市制当時はわずか7.7km²。その後「昭和17年(1942年)に林崎村を、26年(1951年)には大久保町、魚住村、二見町を合併して、今の明石市の形となりました」とあるとおり、市域の約84%は、戦中・戦後の2度の合併で加わった土地です。左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲です。左の写真は、大久保町・魚住村・二見町が明石市になってから20数年後の姿にあたります。右の写真では、地区計画32地区のうち21地区が置かれた大久保の市街地が広がり、明石駅前には平成29年3月に完了した地下2階地上34階建(共同住宅216戸)が建ち、臨海部の工業地が埋まっています。そして、いま地価が最も上がっているのも、最も安いのも、どちらも1951年に合併で加わった西側の地域です。大久保町大窪の+7.8%も、二見町東二見字城ノ上の+7.9%も、市内最安の魚住町長坂寺の29,000円/㎡も、すべて戦後編入の地域にあります。

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28670〜28672・y13017〜13018)で切り出しています。

04明石市を6に分けて考える(エリアガイド)

明石市の公式資料には2系統の地域区分があります。1つは推計人口の集計に使われる4地区(本庁・大久保・魚住・二見)、もう1つが立地適正化計画の拠点区分です。立地適正化計画(2023年〈令和5年〉4月1日公表)は、中心拠点=JR・山陽明石駅周辺と、主要地域拠点5つ=JR朝霧駅周辺区域(明石東部地域)/JR西明石駅周辺区域(西明石地域)/JR大久保駅周辺区域(大久保地域)/JR魚住駅周辺区域(魚住地域)/山陽東二見駅・山陽西二見駅周辺区域(二見地域)を定めています。本ページのエリアガイドは、この立地適正化計画の拠点区分(中心+5地域)を使います。市が「ここに都市機能と居住を誘導する」と公式に決めた区分だからです。ここに、令和8年地価公示の全51地点(住宅地35・商業地13・工業地3)、国土交通省の成約価格情報(駅別・町丁目別・個票)、市の地区計画32地区、令和7年中の地区別人口増減を重ねて整理します。なお、各町丁目がどの拠点区分に属するかを町名単位で示した公表資料は確認できていないため、以下は駅名・成約データの最寄駅・地価公示の所在地番にもとづく整理である点をお断りしておきます。また立地適正化計画の居住誘導区域・都市機能誘導区域の面積も未取得で、区域図は市の「あかし地図情報」上でのみ確認できます。

明石駅周辺(中心拠点・再開発は完了している)(最寄駅:明石/山陽明石)

立地適正化計画が唯一の「中心拠点」と位置づけた区域で、市公式の表記は「JR・山陽明石駅周辺」。JR明石駅と山陽明石駅は隣接していますが別の駅です。

このエリアで最も重要な事実は、再開発がすでに終わっていることです。市公式は市街地再開発事業について「東仲ノ町地区と明石駅前南地区を都市計画決定しており、全ての地区で事業を完了しています」と明記しています。明石駅前南地区 第一種市街地再開発事業は区域面積約2.19ha、平成26年6月着工・平成29年(2017年)3月完了。施設は商業・業務施設、公益・行政サービス施設、共同住宅216戸で、地下2階地上34階建(所在は明石市大明石町1丁目)。もう1つの東仲ノ町地区は約1.6ha、平成10年1月着工・平成13年11月完了で、店舗(アスピア明石)などが入っています。駅前には地区計画「明石駅前南地区」(2.2ha・平成25年5月13日決定)もあります。

つまりこのエリアで今後「新しい大規模再開発が始まる」という材料は、市公式には見当たりません。地価もそれを裏づけていて、住宅地の標準地は太寺4丁目52番が211,000円/㎡(+2.4%)で市内最高、山下町943番8が205,000円/㎡(+1.5%)、人丸町291番8が167,000円/㎡(+3.1%)。価格水準は市内で最も高い一方、上昇率は市平均の+5.0%を下回っています。商業地では本町1丁目1番29外が550,000円/㎡(+1.5%)で市内最高、大明石町1丁目1291番2が305,000円/㎡(+5.9%)、樽屋町8番4外が295,000円/㎡(+6.1%)。市内でただ1つの前年比マイナス地点(港町5番17・120,000円/㎡・▲1.6%)もこのエリアにあります。

成約は91件・中央値2,500万円・平均徒歩11分。個票では人丸町のマンション(RC・1987年築・専有75㎡・3LDK)が1,300万円、中崎のマンション(SRC・1982年築・専有70㎡・3LDK)が「山陽明石 徒歩9分」で1,300万円、中朝霧丘のマンション(RC・1999年築・専有70㎡・3LDK)が1,300万円で成約しています。市内で土地の単価が最も高いエリアでありながら、築40年前後のマンションは1,300万円台で流通しているというのが実態です。

大久保地域(市の人口増加は、実質ここだけ)(最寄駅:大久保)

本ページで最も強調したいエリアです。令和7年中の地区別の人口増減は、大久保地区+420人。本庁+71人・二見▲25人・魚住▲214人ですから、市全体の+252人は、実質的に大久保の増加で成り立っています。推計人口でも大久保地区は88,671人(令和8年9月1日現在)で、本庁地区に次ぐ規模です。

そして、制度と事業も大久保に集中しています。明石市の地区計画32地区のうち21地区が「大久保町〜」または「大久保駅南地区」(当方集計)。主なものを挙げると、大久保駅南地区31.0ha(平成6年11月4日決定/平成30年・令和4年変更)、大久保町八木地区36.0ha(令和2年8月31日決定・市内最大)、大久保町西脇地区26.9ha(平成24年3月12日決定)、大久保町緑が丘地区10.5ha、大久保町松陰地区8.6ha、大久保町谷八木地区8.3ha、大久保町奥北野地区7.0ha、大久保町大久保北地区6.2ha、大久保町福田地区6.1ha、大久保町松陰山手地区6.1ha ほか。さらに市内で事業中の土地区画整理2地区のうち1つが「大久保駅前(東西工区)」です。

地価も同じ方向を向いています。大久保町ゆりのき通2丁目15番1が165,000円/㎡(+7.1%)、大久保町大窪字北開知448番6が111,000円/㎡(+7.8%)、大久保町八木字道重105番4が106,000円/㎡(+6.0%)、大久保町高丘3丁目5番9が92,000円/㎡(+5.7%)、大久保町谷八木字道屋634番7が83,000円/㎡(+7.1%)、大久保町西嶋字大歳937番2が81,500円/㎡(+4.5%)。大久保町の標準地は、市平均の+5.0%を軒並み上回っています。商業地の大久保町駅前2丁目1番4も275,000円/㎡(+6.6%)。

成約も大久保駅が117件・中央値2,700万円で市内最多かつ最高、町丁目別でも大久保町が104件・中央値2,100万円・平均108㎡で市内最多、大久保町高丘が30件・中央値1,625万円・平均106㎡。個票では大久保町高丘の戸建(木造・1987年築・延床220㎡/土地120㎡・4LDK)が2,800万円で成約。制度・事業・人口・地価・成約件数が、すべて大久保という同じ場所で一致しています。ただしこの一致に因果関係があるかどうかを、明石市が公式に説明しているわけではありません。本ページでは「同じ場所で一致している」という事実の指摘にとどめます。

買う側にとっての実務的な意味は2つ。1つは、大久保は地区計画の区域に当たる確率が市内で最も高いということ。地区計画の区域では、建ぺい率・容積率とは別に、その区域だけの建築ルール(壁面の位置、最低敷地面積、建物の用途や形態の制限など)が定められていることがあります。明石市の各地区計画の制限内容は本ページでは確認していません(未取得)ので、該当しそうな物件は市のまちづくり担当で必ず制限内容をご確認ください。もう1つは、平均徒歩15分という数字です。大久保は成約117件の平均徒歩が市内で最も長く、駅近の物件を探すエリアというより、駅勢圏の広いエリアだと読むのが正確です。

西明石地域(事業中の土地区画整理がある)(最寄駅:西明石)

立地適正化計画の主要地域拠点(西明石地域)。成約は113件・中央値2,400万円・平均徒歩11分で、件数は市内2位、平均徒歩は明石駅と並んで市内で最も短い水準です。

このエリアの論点は土地区画整理事業「西明石(鳥羽新田)」が事業中であることです。市公式は「10地区を都市計画決定し、このうち8地区が整備済、2地区(大久保駅前(東西工区)、西明石(鳥羽新田))が事業中です」と記しています。明石市で、いま面的に土地の基盤が新しくなっている場所は、大久保駅前とここの2か所だけです。ただし各事業の区域面積・施行期間・保留地の有無は市公式で確認できていません(未取得)。土地区画整理事業の区域内では、換地や仮換地の状況によって登記上の地番と実際の位置が一致しない期間があります。このエリアで土地や古家付き土地を検討される場合は、区画整理の区域内かどうか、換地処分が済んでいるかどうかを必ずご確認ください。

地価では、野々上2丁目7番5が157,000円/㎡(+6.1%)、松が丘5丁目155番が155,000円/㎡(+5.4%)、王子2丁目15番3が142,000円/㎡(+5.2%)、材木町14番19が130,000円/㎡(+4.0%)、沢野2丁目1974番99が96,500円/㎡(+6.0%)、立石2丁目803番8が101,000円/㎡(+3.6%)。市平均を上回る水準と上昇率が並びます。

ここで1つ、データの読み方の注意があります。町丁目別の成約を見ると、松が丘は21件・中央値980万円・平均70㎡で市内最安です。ところが地価公示の松が丘5丁目155番は155,000円/㎡で、市内35地点のうち6位土地の単価は市内でも上位なのに、成約中央値は市内最安という逆転が起きています。理由は平均面積で、松が丘の成約物件の平均は70㎡。一方で藤江は102㎡で中央値2,800万円、大久保町は108㎡で2,100万円です。松が丘の980万円は「土地が安い」のではなく「流通している物件が小さい」と読むのが正確です。町名で相場を決めつけず、必ず面積あたりで比較してください。

明石東部地域(朝霧駅周辺・神戸市に接する東端)(最寄駅:朝霧)

立地適正化計画の主要地域拠点(明石東部地域)。市公式は「市の東と北は神戸市と接し」と記しており、このエリアが市の東端です。成約は71件・中央値1,200万円・平均徒歩14分中央値1,200万円は、土山(1,100万円)に次いで市内で低い水準です。

ところが地価は違います。朝霧町1丁目28番6が148,000円/㎡(+5.7%)、東朝霧丘17番9が129,000円/㎡(+4.0%)、朝霧北町3777番231が125,000円/㎡(+4.2%)。商業地の朝霧南町1丁目165番5は300,000円/㎡(+3.4%)で、市内の商業地13地点のうち4位です。土地の単価は市内でも高いほうなのに、成約中央値は市内下位という、松が丘と同じ構図がここでも見られます。

この地域を検討するうえで押さえておきたいのが、明石市の土砂災害警戒区域の性格です。兵庫県が指定している明石市内の土砂災害警戒区域は29箇所で、すべて急傾斜地の崩壊。土石流・地すべりはゼロです(令和8年6月30日現在)。急傾斜地ということは、斜面のある場所にリスクが集中しているということです。「東朝霧丘」「朝霧北町」という地名からも分かるとおり、このエリアには高低差のある住宅地があります。具体的な指定箇所の位置は、必ず明石市ハザードマップと兵庫県の指定状況でご確認ください。擁壁のある敷地では、築造年・構造・水抜き穴の状態を見て、将来の更新費用を見込んでおく必要があります。

魚住地域(拠点なのに、人口が最も減っている)(最寄駅:魚住/山陽魚住)

立地適正化計画の主要地域拠点(魚住地域)でありながら、令和7年中の人口動態では魚住地区が▲214人と市内で最も減っている地域です。推計人口は48,286人(令和8年9月1日現在)。「市が拠点に位置づけている地域が、市内でいちばん人口を減らしている」というねじれが、この地域の出発点になります。

そして、市内の地価の幅をつくっているのもこの地域です。市内で最も安い標準地は魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10の29,000円/㎡(0.0%・横ばい)。市内最高の太寺4丁目211,000円/㎡との差が7.3倍です。ところが同じ魚住町でも、魚住町錦が丘2丁目14番38は114,000円/㎡(+3.6%)で、市平均116,391円/㎡とほぼ同じ水準。魚住町住吉3丁目722番16は98,000円/㎡(+7.1%)、魚住町西岡字坂ノ下2172番37は89,000円/㎡(+6.0%)、魚住町清水字西宿1902番2は71,700円/㎡(+2.4%)。「魚住は安い」と一括りにするのは誤りです。同じ魚住町のなかに、114,000円/㎡から29,000円/㎡まで3.9倍の開きがあります。

成約は魚住駅が71件・中央値1,600万円・平均徒歩12分、町丁目別では魚住町が104件・中央値1,400万円・平均108㎡で、大久保町と並んで市内最多の件数です。個票では魚住町の戸建(木造・2024年築・延床80㎡/土地80㎡・3LDK)が「山陽魚住 徒歩10分」で2,800万円、魚住町住吉の戸建(木造・2014年築・延床125㎡/土地105㎡・4LDK)が「魚住 徒歩15分」で2,800万円で成約しています。人口が減っている地域でも、新しい戸建は市の中央値どおりの価格で動いているということです。

JR魚住駅と山陽魚住駅は別の駅である点も、このエリアでは実務的に重要です。広告の「魚住駅徒歩◯分」がどちらの駅を指しているかで、通勤の所要時間も、駅前の環境も変わります。

二見地域(市内で最も上昇率が高い地点がある)(最寄駅:東二見/西二見)

立地適正化計画の主要地域拠点(二見地域)で、市公式の表記は「山陽東二見駅・山陽西二見駅周辺区域」。2つの駅がセットで1つの拠点として位置づけられています。推計人口は29,836人(令和8年9月1日現在)で、4地区のなかで最も小さい地区です。令和7年中の人口増減は▲25人。

ところが地価の上がり方は市内で最も強い地域です。二見町東二見字城ノ上1459番7が82,000円/㎡(+7.9%=市内35地点で最大の上昇率)、二見町福里字池之下563番45が82,500円/㎡(+7.4%)、二見町西二見字町ノ坪661番45が84,500円/㎡(+6.4%)、二見町西二見字山中157番60が91,000円/㎡(+6.2%)、二見町東二見字松ノ本839番4が96,000円/㎡(+5.3%)。二見町の住宅地5地点すべてが市平均の+5.0%以上で上がっています。価格の絶対水準は市内で低いほう(82,000〜96,000円/㎡)ですが、上がり方は市内で最も速いというのがこの地域の性格です。

地区計画は二見町西二見地区(24.1ha・平成13年12月13日決定/平成16年・平成30年変更)があり、市内32地区のなかでも大きいほうです。成約は二見町が65件・中央値1,200万円・平均84㎡。個票では二見町のマンション(1983年築・専有65㎡・2LDK+S)が「土山 徒歩4分」で1,300万円、二見町の戸建(鉄骨造・2010年築・延床100㎡/土地130㎡・3LDK+S)が「土山 徒歩20分」で2,800万円で成約しています。二見町の物件の最寄駅として土山駅が出てくる点に注意してください。土山駅の所在市は明石市・加古川市のどちらの公式ページでも確認できていません(未取得)

もう1つ、この地域には工業地があります。令和8年地価公示の工業地3地点のうち、二見町南二見17番12外が62,500円/㎡(+9.6%)。貴崎5丁目89番5外は48,000円/㎡(+6.9%・地積40,970㎡)、大道町2丁目11番2が89,000円/㎡(+4.1%)で、工業地3地点の平均は66,500円/㎡・前年比+6.9%(当方集計)。住宅地の+5.0%を上回る上昇率です。明石市の市街化区域には工業専用地域266ha・工業地域291haがあり、その多くが二見・貴崎などの臨海部にあります。住宅地を探す場合でも、隣接する用途地域が何かは必ず確認してください。

※エリア区分と各エリアの記述は、明石市・兵庫県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

05明石市の交通

鉄道

明石市は東西15.6km・南北9.4km・海岸線15.9kmという、東西に細長く海沿いに伸びた市です。その細長い市域に、JRと山陽電鉄の2本の鉄道がほぼ並行して東西に走っています。市公式の自転車等放置禁止区域・駐輪場の一覧から整理すると、JR側が朝霧・明石・西明石・大久保・魚住の5駅(+所在市が確認できない土山駅)、山陽電鉄側が12駅東西方向の移動は鉄道が2本あるぶん選択肢が多く、南北方向は9.4kmしかないというのが、この市の交通の骨格です。立地適正化計画も、中心拠点=JR・山陽明石駅周辺、主要地域拠点=朝霧・西明石・大久保・魚住・二見(東二見/西二見)と、すべて鉄道駅を軸に設定されています。

路線1日平均乗降人員特徴
明石(JR)JR市の中心拠点。市の立地適正化計画は中心拠点を「JR・山陽明石駅周辺」としています。JR明石駅と山陽明石駅は、隣り合っていますが別の駅です。市公式は自転車等放置禁止区域・駐輪場の案内を「JR・山電明石駅周辺」と一体で表記しています。成約は91件・中央値2,500万円・平均徒歩11分。駅前では明石駅前南地区 第一種市街地再開発事業(約2.19ha・平成26年6月着工・平成29年3月完了・地下2階地上34階建・共同住宅216戸)が完了しています
山陽明石山陽電鉄JR明石駅とは別の駅です。山陽電鉄の駅のうち、市公式が無料駐輪場の対象から明示的に除いているのが「山陽明石駅、東二見駅」の2駅で、この2駅は有料駐輪場・放置禁止区域の対象になっています。成約の個票でも、中崎のマンション(SRC・1982年築・専有70㎡・3LDK)が「山陽明石 徒歩9分」として1,300万円で成約しています。物件広告の「明石駅」がJRか山陽電鉄かは、必ず確認してください
西明石JR成約113件・中央値2,400万円・平均徒歩11分で、件数は市内2位。立地適正化計画の主要地域拠点(西明石地域)です。市内で事業中の土地区画整理2地区のうちの1つ「西明石(鳥羽新田)」がこのエリアにあります(もう1つは大久保駅前 東西工区)。市公式は市街地開発事業について「10地区を都市計画決定し、このうち8地区が整備済、2地区(大久保駅前(東西工区)、西明石(鳥羽新田))が事業中です」と記しています
大久保JR成約117件・中央値2,700万円・平均徒歩15分で、件数・中央値とも市内最多/最高。立地適正化計画の主要地域拠点(大久保地域)。令和7年中の人口動態で大久保地区は+420人と市内で突出しています。市内の地区計画32地区のうち21地区が「大久保町〜」または「大久保駅南地区」で(当方集計)、最大の大久保町八木地区(36.0ha・令和2年8月31日決定)もここ。事業中の土地区画整理「大久保駅前(東西工区)」もこの駅です。商業地の標準地「大久保町駅前2丁目1番4」は275,000円/㎡(+6.6%)
魚住(JR)JR成約71件・中央値1,600万円・平均徒歩12分。立地適正化計画の主要地域拠点(魚住地域)です。ただし令和7年中の人口動態では魚住地区が▲214人と市内で最も減っています。「拠点でありながら人口が減っている地区」という点は押さえておいてください。山陽電鉄の山陽魚住駅とは別の駅です
朝霧JR成約71件・中央値1,200万円・平均徒歩14分。立地適正化計画の主要地域拠点(明石東部地域)で、神戸市に接する市の東端。住宅地の標準地は朝霧町1丁目28番6が148,000円/㎡(+5.7%)、朝霧北町3777番231が125,000円/㎡(+4.2%)、東朝霧丘17番9が129,000円/㎡(+4.0%)。商業地の朝霧南町1丁目165番5は300,000円/㎡(+3.4%)
土山JR★この駅の所在市は、明石市・加古川市のどちらの公式ページでも確認できませんでした(未取得)。明石市は「JR土山駅周辺」を自転車等放置禁止区域に指定し、有料駐輪場「土山駅東自転車駐車場」「土山駅東第2自転車駐車場」を運営しています(=駅の東側に明石市域がある)。一方、加古川市の都市計画マスタープランも「土山駅」を市内の鉄道駅周辺として記載しています。本ページでは所在市を断定しません。明石市の成約では61件・中央値1,100万円・平均徒歩14分で市内最安の駅圏、加古川市側でも28件の成約があります
東二見山陽電鉄立地適正化計画の主要地域拠点(二見地域)を構成する2駅のうちの1つ。山陽電鉄の駅では山陽明石駅とこの東二見駅だけが有料駐輪場・放置禁止区域の対象です。地区計画「二見町西二見地区」(24.1ha・平成13年12月13日決定)が近接します。住宅地の標準地は二見町東二見字松ノ本839番4が96,000円/㎡(+5.3%)、二見町東二見字城ノ上1459番7が82,000円/㎡(+7.9%で市内最大の上昇率
西二見山陽電鉄主要地域拠点(二見地域)を構成するもう1つの駅。住宅地の標準地は二見町西二見字山中157番60が91,000円/㎡(+6.2%)、二見町西二見字町ノ坪661番45が84,500円/㎡(+6.4%)。二見町全体の成約は65件・中央値1,200万円・平均面積84㎡です
山陽魚住山陽電鉄JR魚住駅とは別の駅です。成約の個票では、魚住町の戸建(木造・2024年築・延床80㎡/土地80㎡・3LDK)が「山陽魚住 徒歩10分」として2,800万円で成約しています。築2年の新しい戸建が、市の戸建中央値ちょうどの価格で流通している例です
江井ヶ島山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅。地区計画「江井ヶ島駅北地区」(6.8ha)が令和6年5月31日に決定されており、市内32地区の地区計画のなかでは新しいほうです
西江井ヶ島山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅
中八木山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅
藤江山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅。住宅地の標準地「藤江字中尾890番38」は140,000円/㎡(+7.7%)、「東藤江2丁目2064番12」は121,000円/㎡(+7.1%)。町丁目別の成約では藤江が21件・中央値2,800万円・平均102㎡で市内最高水準です。地区計画「藤江出ノ上地区」(1.4ha・平成25年5月13日決定)、「藤江中畑地区」(1.1ha・令和8年2月24日決定=市内で最新)があります
林崎松江海岸山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅。市の由来のひとつとして、市公式は「林崎松江海岸の沖に沈んでいる『赤石(あかいし)』という岩の呼び名から『あかし』へと変化した」という説を挙げています。住宅地の標準地「林崎町3丁目542番11」は103,000円/㎡(+5.1%)
西新町山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅。町丁目別の成約では西新町が22件・中央値2,600万円・平均72㎡。商業地の標準地「西新町2丁目7番4」は170,000円/㎡(+6.2%)
人丸前山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅。住宅地の標準地「人丸町291番8」は167,000円/㎡(+3.1%)で市内3位。成約の個票では人丸町のマンション(RC・1987年築・専有75㎡・3LDK)が「明石 徒歩10分」として1,300万円で成約しています
大蔵谷山陽電鉄市公式の無料駐輪場の対象駅。住宅地の標準地「大蔵町3658番2」は127,000円/㎡(+4.1%)。地区計画「大蔵海岸通地区」(9.7ha・平成10年5月29日決定/平成13年・平成25年・平成30年・令和元年に変更)が海側にあります

乗降人員・乗車人員は、JR・山陽電鉄とも本ページでは記載していません(未取得)。明石市統計書で駅別の乗降人員を掲載した表を特定できなかったためです。推測で数字を置かない方針のため、表の人員欄はすべて「—」としています。

路線名についても、明石市の公表資料に正式な路線名の記載を確認できていません。本ページの「JR」「山陽電鉄」という表記は、市公式が自転車等放置禁止区域・駐輪場の案内で用いている呼び方(「JR朝霧駅」「JR・山電明石駅」「山陽電鉄各駅周辺」など)に合わせたものです。

駅の数え方についても、市公式に「市内の駅は◯駅」という記載はありません。上の表は、市公式の自転車等放置禁止区域と公共有料駐輪場・無料駐輪場の対象駅から当方が整理したもので、JR側が朝霧・明石・西明石・大久保・魚住の5駅(+土山駅)、山陽電鉄側が山陽明石・大蔵谷・人丸前・西新町・林崎松江海岸・藤江・中八木・江井ヶ島・西江井ヶ島・山陽魚住・東二見・西二見の12駅という内訳です(当方集計)。

とくに注意していただきたいのが、同じ地名で事業者の違う駅が3組あることです。JR明石駅と山陽明石駅は別の駅JR魚住駅と山陽魚住駅も別の駅東二見・西二見は山陽電鉄の駅です。物件広告で「明石駅徒歩◯分」「魚住駅徒歩◯分」と書かれていても、どちらの駅かで所要時間も生活動線も変わります。国土交通省の成約価格情報でも、明石市の物件の最寄駅として「明石」「山陽明石」「魚住」「山陽魚住」がそれぞれ別に記録されています。

そして最も慎重に扱うべきなのが土山駅です。明石市は「JR土山駅周辺」を自転車等放置禁止区域に指定し、有料駐輪場を2か所運営していますが、駅そのものの所在市を明記した公式ページは、明石市・加古川市のどちらでも特定できませんでした(未取得)。国土交通省の成約価格情報では、土山駅を最寄りとする物件が明石市で61件、加古川市で28件記録されています。本ページでは土山駅の所在市を断定しません。土山駅徒歩圏の物件を検討される場合は、住所が明石市か加古川市かを必ず登記簿・重要事項説明書でご確認ください。固定資産税・都市計画税の税率、学区、こども医療費助成、給食費はすべて住所地の市の制度が適用されます。明石市と加古川市では、これらの条件が実際に異なります。

道路

正直にお断りしておきます。明石市内を通る国道・高速道路の路線名やインターチェンジ名について、明石市公式での記載を確認できませんでした(未取得)。本ページは推測で数字や固有名詞を書かない方針のため、道路の個別名称は記載していません。検討中の物件の前面道路や周辺の幹線道路については、現地の確認と市の担当課へのお問い合わせをおすすめします。

市公式から確認できる地理の条件は次のとおりです。市域面積は49.41km²、周囲60.9km、東西15.6km、南北9.4km、海岸線15.9km。市公式は「東経135度の日本標準時子午線上にあります」「瀬戸内海に面しており、明石海峡をはさんで淡路島を眼前に臨むことができます」と記しています。南北9.4kmという幅は、自転車で端から端まで動ける距離です。実際、明石市は自転車等放置禁止区域と駐輪場の整備に独立したページ群を割いており、JR5駅・山陽電鉄12駅のほぼすべてに駐輪場を用意しています(山陽電鉄は山陽明石・東二見を除く各駅が無料駐輪場の対象)。駅から少し離れた物件でも、自転車を前提にすれば生活動線が成立する市だと言えます。

市のコミュニティバスはTaco(たこ)バスです。鉄道が東西2本という構造上、南北方向の公共交通をどう確保するかが市の課題になりますが、Tacoバスの路線・本数・運賃の詳細は本ページでは確認していません。駅から遠い物件を検討される場合は、Tacoバスの路線図と時刻表を必ず現物でご確認ください。成約データを見ると、明石市の駅別の平均徒歩分数は大久保15分・朝霧14分・土山14分・魚住12分と、10分を超える駅が多くなっています。「駅徒歩15分」が標準的な市だという前提で、現地の坂・歩道・夜間の明るさを確認する価値があります。

土地の基盤整備という点では、市街地開発事業のうち事業中なのは土地区画整理の2地区(大久保駅前(東西工区)/西明石(鳥羽新田))だけです。市公式は「10地区を都市計画決定し、このうち8地区が整備済、2地区が事業中です」と記しています。一方、市街地再開発事業については「東仲ノ町地区と明石駅前南地区を都市計画決定しており、全ての地区で事業を完了しています」と明記されています。明石市の面的整備は、駅前再開発のフェーズを終えて、大久保と西明石の区画整理に移っていると読むことができます。

※明石市内の国道・県道・高速道路の路線名、インターチェンジ名、駅別の乗降人員、Tacoバスの路線・運賃は、本ページ作成時点で明石市公式からの取得ができていません(未取得)。出典:明石市「明石市のあらまし」//www.city.akashi.lg.jp/seisaku/kouhou_ka/shise/gaiyo/aramashi/index.html /明石市「自転車等放置禁止区域」//www.city.akashi.lg.jp/doboku/kouan_ka/jitensya/kinshi-top.html /明石市「自転車駐車場(駐輪場)」//www.city.akashi.lg.jp/doboku/kouan_ka/jitensya/tyuurin-top.html /明石市「山陽電鉄各駅周辺の駐輪場」//www.city.akashi.lg.jp/doboku/kouan_ka/jitensya/tyuuirin/sanden/tyuurin-sanden-top.html /明石市「Tacoバス」//www.city.akashi.lg.jp/machizukuri/kotsu/kokyo/taco-bus/index.html /明石市「市街地開発事業」//www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/shigaichi/kaihatsu.html

06明石市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

兵庫県で家を探すとき、阪神間の平地しか見ていなかった方が最初につまずくのがこれです。 同じ市の中でも、駅前の市街地と山手・北部とで市街化区域と市街化調整区域が分かれています。 明石市は「明石都市計画区域」ではなく「東播都市計画区域」に属します。隣の加古川市も同じ東播都市計画区域です。明石市分の都市計画区域の総面積は4,941haで、これは市域49.41km²=4,941haと一致します。つまり市域の全部が都市計画区域です。その内訳は市街化区域3,896ha(78.9%)/市街化調整区域1,045ha(21.1%)兵庫県内では「市域のほとんどが市街化区域」に近い、めずらしい構造です。参考までに、同じ東播都市計画区域の加古川市は市街化調整区域が市域の70.9%を占めており、明石市とはほぼ正反対の構成になっています。明石市で物件を探すとき、「調整区域かどうか」でつまずく確率は、兵庫県内の他市より低いと言えます。ただしゼロではありません。

区分面積構成比
市街化区域3,896 ha78.9%
市街化調整区域1,045 ha21.1%
合計(都市計画区域)4,941 ha100.0%

※区域区分の決定・変更:当初決定 昭和46年3月16日(兵庫県告示第361号の5)/最終変更 令和6年5月31日(兵庫県告示第515号)。市公式も「本市では昭和46年3月に市街化区域及び市街化調整区域の最初の決定がなされ、現在に至っています」と記しています

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税(税率0.3%)が課されるのは、市の公式表現で「都市計画法による市街化区域内の土地・家屋」です。明石市は市域の78.9%が市街化区域なので、大半の物件が課税対象になります。固定資産税1.4%と合わせて1.7%です(明石市「都市計画税」)。逆に言えば、市域の21.1%にあたる市街化調整区域の物件には都市計画税がかかりません。税の詳細は08章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

明石市の市街化調整区域1,045ha(21.1%)はどこにあるか

結論から書くと、市街化調整区域の具体的な町名を一覧にした明石市の公表資料は、本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。確認できているのは面積と比率(1,045ha・21.1%)だけです。個別の物件がどちらの区域かは、市の「あかし地図情報」(Web GIS)、または重要事項説明書でご確認ください。

ただし、地価公示のデータからある程度の見当はつきます。令和8年地価公示の住宅地35地点のうち、最も安い魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10は29,000円/㎡で、2番目に安い魚住町清水字西宿1902番2の71,700円/㎡と比べても2.5分の1以下です。35地点のうち34地点が71,700円/㎡以上に収まっているなかで、この1地点だけが29,000円/㎡という断絶した水準にあります。明石市の市内格差7.3倍は、実質的にこの1地点が作っていると言ってよい構造です。(この地点が市街化調整区域にあるかどうかを市公式で確認したわけではありませんので、断定はしていません。)

市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域」と定義され、建築物の新築・改築・用途変更、特定工作物の新設が制限されます。つまり「土地は買えるが、建てられない・建て替えられない」という事態が起こりえます。住宅ローンの審査で取扱不可になったり、融資比率を下げられたりする金融機関もあります。価格が周辺より極端に安い土地を見つけたときは、まず区域区分を確認してください。安いのには理由があることが多く、その理由が制度上のものであれば、買ったあとで変えることはできません。

明石市は「市街化区域が広い」ことのコストも負っている

市域の78.9%が市街化区域だということは、明石市で家を買うと、高い確率で都市計画税0.3%が毎年かかるということでもあります。固定資産税1.4%と合わせて合計1.7%。市街化調整区域が市域の7割を占める加古川市のような市では「調整区域なら都市計画税がかからない」という選択肢が現実的に成立しますが、明石市でその選択肢を取れる物件は限られます。これは明石市を検討するうえでのコスト面のデメリットとして、正直に書いておきます。

もっとも、市街化区域が広いことは、住宅を買う側にとってメリットのほうが大きいのも事実です。上下水道・道路・学校といった都市基盤が面的に整っている前提で物件を探せますし、再建築や増改築の自由度も調整区域より高い。毎年0.3%のコストと引き換えに、制度上のリスクをほぼ外せる市だと理解してください。

区域区分は昭和46年から一度も「最初の決定」をやり直していない

明石市の区域区分(線引き)は、昭和46年(1971年)3月16日に兵庫県告示第361号の5で当初決定され、直近の変更は令和6年(2024年)5月31日(兵庫県告示第515号)です。市公式も「本市では昭和46年3月に市街化区域及び市街化調整区域の最初の決定がなされ、現在に至っています」と記しています。50年以上にわたって、市街化区域と市街化調整区域という枠組みそのものは動いていないということです。その間に大久保町・魚住町・二見町の市街地が広がり、人口は増え続けてきました。明石市の住宅供給は「調整区域を新しく市街化区域に編入する」形ではなく、既存の市街化区域3,896haのなかで、地区計画と土地区画整理を使って進んできたと読むことができます。その地区計画が、どこに集中しているか。それが04章の中心の論点です。

出典:明石市「都市計画の概要(資料)」//www.city.akashi.lg.jp/documents/2898/2026tosikeikaku_siryou_2.pdf /明石市「市街化区域と市街化調整区域」//www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/toshikeikaku/shigaika.html /明石市「地域地区(用途地域)」//www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/toshikeikaku/chiikichiku.html

07明石市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

明石市の固定資産税の税率は1.4%、都市計画税の税率は0.3%で、いずれも市公式の「都市計画税」のページに明記されています(当方確認済み)。都市計画税の課税対象は市の公式表現で「都市計画法による市街化区域内の土地・家屋」です。明石市は市域の78.9%(3,896ha)が市街化区域なので、大半の物件が都市計画税の対象になります。合計すると課税標準額の1.7%が毎年かかる計算です。なお都市計画税の税率0.3%は、地方税法が定める制限税率いっぱいの水準です。

賦課期日は毎年1月1日で、その日現在の所有者に1年分が課税されます。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。明石市の戸建の成約中央値は2,800万円ですから、この精算金も相応の額になります。

納期は市公式の表現で「5月、7月、12月、2月の4回」。納税通知書は「毎年5月中旬に発送」されます。4月に引き渡しを受けた場合、最初の納税通知書は翌年の5月まで届きませんので、初年度の負担がいつから発生するのかは、精算書で確認してください

課税標準は、原則として固定資産課税台帳に登録された価格(評価額)です。住宅用地には課税標準の特例(小規模住宅用地は固定資産税で評価額の6分の1、都市計画税で3分の1)が地方税法で定められていますが、明石市の公表資料でこの特例の記載を確認できていません(未取得)。同様に新築住宅の減額措置についても、明石市公式での記載を確認できていません。全国共通の制度ではありますが、本ページでは推測で数字を書かない方針のため、明石市の名では断定していません。適用の有無と内容は、必ず明石市の税務担当または納税通知書でご確認ください。

なお明石市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均116,391円で、当方の集計では兵庫県内40市区町村のうち13位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは6位という水準です。芦屋市394,736円/㎡・西宮市293,355円/㎡といった阪神間の市と比べれば、毎年の保有コストの絶対額は軽い部類に入ります。ただし明石市の戸建の成約は平均土地面積122㎡で、小規模住宅用地の特例(一般に200㎡まで)の範囲に収まる物件が多い一方、大久保町高丘の標準地264㎡・大久保町西嶋247㎡のように、200㎡を超える区画も市内には相応にあります。土地が広い物件では、固定資産税の計算が「200㎡まで」と「200㎡超」の二段構えになる点にご注意ください。

免税点

同一人が明石市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:年4期。納税通知書は市公式の表現で「毎年5月中旬に発送」され、「5月、7月、12月、2月の4回」に分けて納付します。第3期が12月、第4期が翌年2月という並びで、年内最後の納付が12月に来ます/賦課期日(毎年1月1日)現在の所有状況で課税

※税率・免税点は明石市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

08明石市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

明石市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。明石市の公式サイト・明石市教育委員会のサイトのいずれにも、「学校選択制」という語の記載を特定できませんでした(未取得)。確認できたのは「指定校の変更の要件に該当し、変更を希望する場合は、指定した学校の変更を申請することができます。」という指定学校変更の制度で、6つの事由が公表されています(次の表)。制度の構成からは指定校制の運用と考えられますが、「学校選択制を実施していない」と明記した公式本文は確認できていませんので、本ページでは断定していません。学区を理由に物件を選ぶ場合は、明石市教育委員会へ直接ご確認ください。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
①転居予定転居予定であり、学年の当初から転居予定地の学校へ就学したい場合。」明石市で住宅を購入し、入学のタイミングと引渡しが前後するご家庭が最も使う可能性の高い事由です。
②保護者の就労による留守家庭保護者の就労により留守家庭となるため、親戚等の預け先の学校に就学したい場合。
③自営業自営業者で、営業地の学校へ就学したい場合。
④学年途中の転居学年の途中で転居したが、引き続き前の学校へ就学したい場合。」年度の途中で引き渡しを受ける場合に、その年度は転校しないという選択ができます。
⑤身体的・精神的な理由児童生徒の身体的・精神的な理由から就学校を変更する必要があると認められる場合。
⑥中学校入学時の部活動中学校入学時に、指定された中学校に小学校在学中にしていた運動部活動がなく、近隣の中学校で実施している場合に、その部活動に入部することを前提として近隣中学校へ通学するという事由です。(この⑥については、教育委員会サイトからの抽出で一部が要約されているため、正確な条件は必ず原本と窓口でご確認ください。)

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は明石市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ兵庫県内でも、市が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象市公式の逐語で「0歳~18歳到達後最初の3月末の間
所得制限市公式の逐語で「明石市の制度に所得制限はありませんが、兵庫県制度の所得要件を満たすかどうかの判定のため、保護者の所得を確認させていただきます。
一部自己負担市公式の逐語で「保険適用分の医療費については、外来・入院とも負担なしとなります。
保育所等の待機児童数56人(2025年度(明石市「児童数・待機児童数」。ページ更新日2025年10月1日。データの基準日そのものはページに明記されていません))

明石市の子育て支援を、制度名・対象・開始年度で正確に並べる

明石市は「子育て支援の市」として語られることの多い市です。ただ、ネット上の説明には市公式で裏づけの取れない表現も混じっています。ここでは市公式ページに制度名・対象・開始年度が明記されているものだけを、そのまま並べます。

制度名(市公式の表記)対象内容開始
こども医療費助成0歳~18歳到達後最初の3月末の間保険適用分の医療費については、外来・入院とも負担なしとなります。明石市の制度に所得制限なし(兵庫県制度の所得要件の判定のため保護者の所得は確認)市公式に開始年度の記載なし(未取得)
第2子以降の保育料無料第2子以降の児童が保育所や幼稚園を利用する場合第2子以降の児童が保育所や幼稚園を利用する場合の保育料を、平成28年(2016年)9月から無料にしています。」国制度にあった所得制限・年齢制限も同時に撤廃平成28年(2016年)9月
0歳児見守り訪問おむつ定期便令和2年4月1日以降に生まれた明石市民の乳児(0歳児)見守り支援員(配達員)が赤ちゃんと保護者にお会いし、紙おむつなどの赤ちゃん用品を毎月無料でお届けします配達開始は令和2年10月
子育て応援給付金新生児訪問で面談を受けた方子育て応援給付金(5万円)は、訪問時に面談を受けた方が対象となります(里帰り先で新生児訪問を受けた方も対象)

ここまでが、市公式で名称・対象・内容まで確認できたものです。よく「明石市の5つの無料化」という言い方を見かけますが、そのパッケージ名で説明している市公式ページを、本ページ作成時点で特定できませんでした(未取得)。とくに中学校給食費の無償化と公共施設入場料の無料化については、市公式での裏づけが取れていませんので、本ページでは書いていません。中学校給食のページは市公式からリンクされている教育委員会サイトにありますが、robots.txt により3回とも取得できませんでした。

そして、いちばん大事な留保を書いておきます。明石市の人口が13年連続で増えていることと、これらの子育て支援制度との因果関係を、明石市自身が公式に書いているわけではありません。本ページでは「制度がある」「人口が増えている」「その増加は転入超過による」という3つの事実を並べるにとどめ、「子育て支援があるから人口が増えた」という因果は断定していません。そこは判断材料としてご自身でお考えください。

待機児童の10年 ― 571人から44人へ、そしてまた56人へ

子育て世帯にとって、制度の名前より実務的に効いてくるのが待機児童です。明石市は年度ごとの人数を公表しています。

年度待機児童数備考
2016年度295人
2017年度547人
2018年度571人ピーク
2019年度412人
2020年度365人
2021年度149人
2022年度100人
2023年度44人この10年で最少
2024年度50人
2025年度56人0歳1/1歳15/2歳22/3歳16/4歳2/5歳0

読み方は2つあります。

  • 長期では劇的に改善している。2018年度の571人から2023年度の44人へ、10分の1以下になりました。人口が増え続けている市で待機児童がここまで減ったということは、保育定員の拡大が人口増に追いついた期間があったということです。
  • 直近3年は微増している。2023年度44人 → 2024年度50人 → 2025年度56人。「明石市は待機児童ゼロ」というのは誤りです。2025年度の内訳を見ると1歳15人・2歳22人で、この2学年だけで37人(全体の66%)0〜2歳の入りづらさが、いまの明石市の実態です。

住宅を買うタイミングと保育所の申込みが重なるご家庭は、この2点を前提に動いてください。明石市の人口増加は転入超過によるものですから、あなたと同じように市外から移ってくる世帯が、同じ年に同じ保育所を申し込みます。地区別の増減で見れば大久保地区が+420人と突出しており、需要がどこに集中しているかも読み取れます。入所可否は住所と年齢と申込時期で決まりますので、購入の前に市のこども育成担当へ具体的にご相談ください。

学区で物件を選ぶときの注意点

正直に書いておきます。明石市について、本ページで確認できなかった学校関係の情報が3つあります。

  • 学校選択制の有無。市公式・教育委員会サイトのいずれにも「学校選択制」という語の記載を特定できませんでした。確認できたのは「指定校の変更」の制度(6事由)だけです。「実施していない」とも断定できません。
  • 市立小学校・中学校の校数と一覧。市公式で一覧ページを特定できませんでした。このため本ページでは学校名を列挙していません。
  • 中学校の給食費と実施方式。教育委員会サイトの該当ページがrobots.txt により取得できませんでした。小学校は月額4,340円・各校単独調理方式・全市統一献立まで確認できています。

この3つは、いずれも買う前に電話1本で確認できることです。推測で書かれた情報を根拠に数千万円の判断をするより、明石市教育委員会に直接お聞きになるほうが確実です。家タダでも、ご検討中の物件の通学区域は契約前にお調べします。

出典:明石市「入園・入学・転校」//www.city.akashi.lg.jp/kyouiku/ed_gakuji_ka/kodomo-kyoiku/kyoiku/nyuen.html /明石市教育委員会「指定学校の変更」http://www.edi.akashi.hyogo.jp/kyoiku/soudan/nyuen/shiteigakkou.php /明石市教育委員会「学校給食」http://www.edi.akashi.hyogo.jp/kyoiku/gakkou_kyouiku/kyushoku/index.php /明石市「こども医療費助成」//www.city.akashi.lg.jp/kodomo/jidou_fu_ka/kodomo-kyoiku/kosodate/jose.html /明石市「保育料(利用者負担額)」//www.city.akashi.lg.jp/kodomo/ikusei_shitsu/kodomo-kyoiku/kosodate/hoikujo/kijungaku.html /明石市「0歳児見守り訪問おむつ定期便」//www.city.akashi.lg.jp/kodomo/kosodatesien/omutu.html /明石市「児童数・待機児童数」//www.city.akashi.lg.jp/kodomo/ikusei_shitsu/kodomo-kyoiku/kosodate/hoikujo/jidosu.html

09明石市で家を買う前に必ず確認したい点

1|土砂災害警戒区域は29箇所。すべて急傾斜地で、土石流・地すべりはゼロ

兵庫県が公表している土砂災害警戒区域等の指定状況(令和8年6月30日時点)で、 明石市の数字は次のとおりです。

区分明石市加古川市 兵庫県全体
急傾斜地の崩壊29箇所29箇所
土石流0箇所56箇所
地すべり0箇所0箇所
合計29箇所85箇所 21,553箇所

明石市の土砂災害警戒区域は29箇所で、すべて急傾斜地の崩壊です。 土石流と地すべりの指定はゼロ。 兵庫県全体で21,553箇所という規模のなかで、29箇所というのは極端に少ない水準です。 参考までに、西宮市は土砂災害警戒区域261箇所・特別警戒区域132箇所(同じ令和8年6月30日現在)。 隣の加古川市は85箇所で、そのうち56箇所が土石流です。 同じ東播都市計画区域にありながら、明石市と加古川市では災害の型がまったく違います。

この違いは、住宅を買う側にとって実務的な意味を持ちます。 土石流の警戒区域は谷筋に沿って指定されるので、 北部に山地を抱える市では、まとまった区域が生じます。 明石市は市域49.41km²・南北9.4km・海岸線15.9kmという東西に細長い海沿いの市で、 谷筋そのものが少ない。 残る29箇所の急傾斜地は、朝霧・大蔵谷など高低差のある住宅地に点在していると考えられますが、 具体的な指定箇所の位置は、必ず明石市ハザードマップと兵庫県の指定状況でご確認ください。

ただし「災害リスクが低い市」と単純化してはいけません。 土砂災害の指定が少ないぶん、明石市のリスクは別の方向に集中しています。 次の項で扱います。

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の市内箇所数は確認できていません(未取得)。 兵庫県の指定状況PDFは警戒区域(イエロー)の集計のみを掲載しています。 出典:兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks15/documents/0630shiteijoukyou.pdf (令和8年6月30日時点)

2|明石市のリスクは「津波・高潮」の側にある

明石市は市公式が「瀬戸内海に面しており、明石海峡をはさんで淡路島を眼前に臨むことができます」 と記す市で、海岸線は15.9kmあります。 市域の南辺がまるごと海に面しているということです。

市は明石市ハザードマップ(2022年改訂・冊子版38ページ)を公表しており、 その構成は次のとおりです。

収録されている図
風水害ハザードマップ
(河川・高潮浸水の想定)
洪水浸水想定図(二見・魚住/魚住・大久保/大久保・西明石/西明石・明石/明石の5エリア)/ 浸水継続時間図/高潮浸水想定区域図(二見・魚住/大久保・西明石/明石の3エリア
地震災害ハザードマップ
(南海トラフ巨大地震の想定)
震度・津波液状化等の想定。津波ハザードマップは (二見・魚住・大久保/大久保・西明石・明石の2エリア

洪水が5面、高潮が3面、津波が2面。 市域を東西に分割して、これだけの図面が作られているということ自体が、 明石市のリスクが海側にあることを示しています。 とくに高潮と津波の想定区域図が別々に作られている点は見落とされがちです。 高潮は台風など気象によるもの、津波は南海トラフ巨大地震によるもので、 浸水する範囲も深さも別に想定されています

物件の住所で、この4種類(洪水・浸水継続時間・高潮・津波)と液状化を すべて確認してください。 ハザードマップの区分は「地震編/風水害編」に分かれているので、 片方だけ見て安心しないことが大切です。

想定浸水深の具体値と、対象河川名は確認できていません(未取得)。 市の公表PDFが地図面で、文字として取得できなかったためです。 また内水(雨水出水)浸水想定区域の公表の有無も確認できていません。 浸水深は物件の住所ごとに必ず現物のハザードマップでご確認ください。 出典:明石市「明石市ハザードマップ(2022年改訂)」 //www.city.akashi.lg.jp/anzen/anshin/bosai/hazardmap/hazardmap2022.html / //www.city.akashi.lg.jp/anzen/anshin/bosai/hazardmap/hazardmap202203.html

3|地区計画32地区 ― 大久保で物件を探すなら、まずここを確認する

明石市には地区計画が32地区あります。 そのうち21地区が「大久保町〜」または「大久保駅南地区」という名前です (市が公表している一覧から当方が数えた自算値)。 最大は大久保町八木地区の36.0ha(令和2年8月31日決定)、 次いで大久保駅南地区31.0ha、大久保町西脇地区26.9ha。 全32地区の一覧は04章に掲載しています。

地区計画の区域内では、建ぺい率・容積率とは別に、 その区域だけの建築ルールがかかります。 一般には建築物の用途の制限、壁面の位置の制限、最低敷地面積、 建築物の高さや形態意匠の制限などが定められますが、 明石市の各地区計画の制限内容は、本ページ作成時点で確認できていません(未取得)ので、 本文では「制限がかかっている可能性がある」という以上のことは書いていません。

実務的に効いてくるのは、次の3点です。

  • 建て替えのときに効く。いま建っている家がルールに適合していても、 建て替えの計画がルールに合わなければ建てられません。 中古戸建を買って将来建て替えるつもりなら、購入前に確認が必要です。
  • 最低敷地面積が定められていると、土地の分割ができない。 広い土地を買って半分売る、二世帯で分けるといった選択肢が制度上ふさがることがあります。
  • 大久保では、当たる確率が市内で最も高い。 大久保町の広い範囲が地区計画の区域に入っています。 大久保で物件を探すなら、地区計画の有無は最初に確認する項目だと考えてください。

出典:明石市「地区計画」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/chikukeikaku/chikukeikaku-04.html

4|用途地域は11種類。第一種低層住居専用地域が516haある

明石市の用途地域は全11種類で、市公式は 「13種類の用途地域のうち11種類(第二種低層住居専用地域・田園住居地域を除く)を使用」と記しています。 市街化区域3,896haの内訳は次のとおりです。

用途地域面積市街化区域比 建ぺい率容積率
第一種住居地域1,126 ha28.9% 60%200%
第一種中高層住居専用地域997 ha25.6% 60%200%
第一種低層住居専用地域516 ha13.2% 50〜60%100%
工業地域291 ha7.5% 60%200%
工業専用地域266 ha6.8% 60%200%
近隣商業地域208 ha5.3% 80%200〜300%
準工業地域180 ha4.6% 60%200%
準住居地域94 ha2.4% 60%200%
商業地域94 ha2.4% 80%300〜600%
第二種住居地域68 ha1.7% 60%200%
第二種中高層住居専用地域56 ha1.4% 60%200%
第二種低層住居専用地域指定なし
田園住居地域指定なし

住居系(第一種住居・第一種中高層・第一種低層・第二種住居・第二種中高層・準住居)の合計は 2,857ha=市街化区域の73.3%(当方算出)。 明石市は、用途地域の構成からしても「住宅の市」です。

とくに注目していただきたいのが、第一種低層住居専用地域が516ha・13.2%あることです。 第一種低層住居専用地域は、原則として低層住宅のための地域で、 工場・倉庫・大きな店舗などが建てられません。 「静かな戸建の街」という条件を、用途地域という制度で担保できる区域です。 建ぺい率50〜60%・容積率100%という数字も、この性格を示しています。 大阪府の門真市では第一種低層住居専用地域が10ha(市街化区域の0.8%)しかなく、 第二種低層住居専用地域は指定ゼロでしたから、明石市にはその50倍以上の面積があることになります。

一方で、工業系も737ha(18.9%)あります。 工業地域291ha・工業専用地域266ha・準工業地域180ha。 工業専用地域は住宅が建てられない地域で、二見・貴崎などの臨海部に広がっています。 令和8年地価公示の工業地3地点(大道町・二見町南二見・貴崎)は前年比+6.9%で、 住宅地の+5.0%を上回る上がり方をしています。 住宅地を探す場合でも、検討中の敷地の隣や向かいが何の用途地域かを、 市の「あかし地図情報」で面として確認しておくことをおすすめします。

出典:明石市「都市計画の概要(資料)」 //www.city.akashi.lg.jp/documents/2898/2026tosikeikaku_siryou_2.pdf / 明石市「地域地区」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/toshikeikaku/chiikichiku.html (用途地域11種の合計3,896haが市街化区域の面積と一致することを当方で検算しています)

5|盛土規制法 ― 明石市は「県が指定しない市」の1つ

盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)について、兵庫県は次のように記しています。

「盛土等の崩落により人家等に被害を及ぼしうる区域を規制区域として指定するための 基礎調査を実施し、県内全域(神戸市、姫路市、尼崎市、明石市及び西宮市を除く)を 規制区域に指定しています

明石市は、兵庫県が規制区域を指定する対象から外れています。 これは「規制がない」という意味ではなく、明石市が自ら規制区域を指定する立場にある ということです(神戸市・姫路市・尼崎市・西宮市と同じ扱い)。 ただし、明石市側の規制区域の種類・範囲・指定年月日を記載した市公式ページを、 本ページ作成時点で特定できませんでした(未取得)。

推測で書かない方針のため、本ページでは区域の内容に踏み込んでいません。 古家を解体して地盤を触る、駐車場のために擁壁や土留めを設ける、 隣地との段差を処理するといった造成を伴う購入を検討される場合は、 必ず明石市の担当課で手続の要否をご確認ください。 明石市の土砂災害警戒区域29箇所がすべて急傾斜地であることを考えると、 高低差のある敷地では、この確認の重要度が上がります

出典:兵庫県「盛土規制法」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/moridokiseihou.html / 兵庫県「盛土規制法に基づく基礎調査」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/moridokisocyousa.html

6|景観計画は2026年4月策定。ただし重点地区名は未取得

明石市は景観法に基づく景観計画を2026年(令和8年)4月に策定しています。 それ以前は「都市景観条例に基づく都市景観形成基本計画」でした。 策定されたばかりの計画だということになります。

ただし、景観形成重点地区・地域の名称の一覧は市公式ページに記載がなく、 本ページでは確認できていません(未取得)。 景観条例の正式名称と施行年も同様です。 景観の重点地区に指定されている区域では、 建築物の色彩・形態・高さ・屋外広告物などに届出や制限がかかることがあります。 該当するかどうかは、市の景観担当にご確認ください。 なお市は屋外広告物のページも公開しています。

出典:明石市「景観条例・景観計画」 //www.city.akashi.lg.jp/machizukuri/toshi/keikan/kekanjore/keikan_jyourei.html / 明石市「屋外広告物」 //www.city.akashi.lg.jp/machizukuri/toshi/keikan/koukoku/index.html

7|明石市固有の規制 ― 教育環境保全のための建築規制

明石市には「教育環境保全のためのラブホテルの建築等の規制」という ページが市公式にあります。 これは他市のページではあまり見かけない、明石市固有の規制の枠組みです。

ただし、条例の正式名称・規制の内容・対象区域は確認できていません(未取得)。 本ページでは「そういう規制の枠組みが市にある」という事実のみを記載しています。 住宅地を検討される側にとっては、 用途地域の指定だけでは読めない立地規制が市独自に存在するという点で、 確認の価値がある項目です。詳細は市の都市計画担当にご確認ください。

出典:明石市「教育環境保全のためのラブホテルの建築等の規制」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/kyoikukankyo/index.html

8|マンションを買う場合 ― 明石市は成約の56%がマンション

明石市の成約732件のうち410件(56%)がマンションで、 中央値1,300万円・平均専有70㎡・平均築年1994年です。 平均で築30年を超えているということになります。

成約個票を見ても、人丸町(1987年築・専有75㎡)1,300万円、 中崎(1982年築・専有70㎡・山陽明石徒歩9分)1,300万円、 中朝霧丘(1999年築・専有70㎡)1,300万円、 二見町(1983年築・専有65㎡・土山徒歩4分)1,300万円。 築年が17年ちがっても、同じ1,300万円で成約している例が並びます。

これは、築年が価格にほとんど織り込まれていない価格帯だということです。 言い換えると、価格ではなく管理の状態で資産価値が分かれるということになります。 確認すべきは次の項目です。

  • 修繕積立金の水準と、積立金の総額(月額が安いマンションは、将来の一時金のリスクがあります)
  • 長期修繕計画の有無と、直近の大規模修繕の実施時期・内容
  • 管理組合の運営状況(理事会が機能しているか、総会が成立しているか、管理費の滞納状況)
  • 旧耐震か新耐震か(1981年以前の建築確認は旧耐震基準。1982年築・1983年築の物件は要確認)

なお、明石市のマンション管理適正化推進計画の有無については、 本ページでは確認していません(未取得)。 重要事項調査報告書は管理会社に依頼すれば取得できますので、 契約前に必ず内容をご確認ください。家タダではこの取得と読み合わせも無料で行います。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・明石市732件)。 公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。

9|立地適正化計画の拠点区分を確認する ― 市の目標は「増やす」ではなく「維持」

明石市は2023年(令和5年)4月1日付けで明石市立地適正化計画を公表しています (最新PDFは2024年5月31日版)。 市が定めた拠点は次のとおりです。

区分市公式の表記成約データ(直近4四半期)
中心拠点JR・山陽明石駅周辺 明石 91件・中央値2,500万円・平均徒歩11分
主要地域拠点 JR朝霧駅周辺区域(明石東部地域 朝霧 71件・中央値1,200万円・平均徒歩14分
JR西明石駅周辺区域(西明石地域 西明石 113件・中央値2,400万円・平均徒歩11分
JR大久保駅周辺区域(大久保地域 大久保 117件・中央値2,700万円・平均徒歩15分
JR魚住駅周辺区域(魚住地域 魚住 71件・中央値1,600万円・平均徒歩12分
山陽東二見駅・山陽西二見駅周辺区域(二見地域 二見町 65件・中央値1,200万円・平均84㎡

ここで注目していただきたいのが、市が掲げている目標指標です。 明石市は居住誘導区域内の人口密度について、 現況(2020年)78.6人/ha → 目標(2040年)78.6人/haと設定しています。 つまり市の目標は「現在の居住誘導区域内の人口を維持すること」です。

これは、明石市の人口動態と突き合わせると意味が見えてきます。 明石市は兵庫県内で唯一人口が増えている「市」ですが、 その増加は転入超過によるもので、自然増加は▲707人。 そして地区別では大久保+420人・本庁+71人に対し、魚住▲214人・二見▲25人。 市が「増やす」ではなく「維持する」という目標を置いているのは、 自然減が確実に続くことを前提にしているからだと読むことができます。

買う側にとっての実務は、次のとおりです。

  • 検討中の物件が居住誘導区域の内か外かを確認する。 居住誘導区域は、市が長期にわたって生活サービスとコミュニティを維持しようとしている区域です。 区域外だからすぐ不便になるという話ではありませんが、 20年・30年先の見通しが変わるのはたしかです。
  • ただし、区域の面積も範囲も本ページでは書けていません(未取得)。 概要版に面積の記載がなく、区域図は市の「あかし地図情報」(Web GIS)上でのみ確認できます。 //webgis.alandis.jp/akashi-cp28/portal/ で住所を入力してご確認ください。
  • 拠点の格と、いまの価格は一致していません。 中心拠点の明石駅(成約中央値2,500万円)より、 主要地域拠点の大久保駅(2,700万円)のほうが高い。 一方で同じ主要地域拠点の朝霧駅は1,200万円です。 「拠点だから高い」わけでも「拠点でないから安い」わけでもありません。

出典:明石市「立地適正化計画」 //www.city.akashi.lg.jp/seisaku/toshikaihatsu_shitsu/ritchitekiseikakeikaku/ritchitekiseikakeikaku.html / 明石市 立地適正化計画 概要版(PDF) //www.city.akashi.lg.jp/documents/34078/ritteki_gaiyouban_240531.pdf / あかし地図情報 //webgis.alandis.jp/akashi-cp28/portal/

10|市内格差7.3倍の中身 ― 実質1地点が作っている数字です

明石市の住宅地35地点で、最高は太寺4丁目の211,000円/㎡、 最安は魚住町長坂寺字新池ノ内の29,000円/㎡。差は7.3倍です。 ただし、この数字の読み方には注意が必要です。

順位標準地価格 最高値との倍率
1位太寺4丁目52番211,000円/㎡1.0倍
33位大久保町西嶋字大歳937番281,500円/㎡2.6倍
34位魚住町清水字西宿1902番271,700円/㎡2.9倍
35位魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10 29,000円/㎡7.3倍

34位の魚住町清水でも71,700円/㎡で、最高値との差は2.9倍にとどまります。 35地点のうち34地点が71,700円/㎡以上に収まっているなかで、 最安の1地点だけが29,000円/㎡という断絶した水準にある。 つまり明石市の「市内格差7.3倍」は、実質的にこの1地点が作っている数字です。

言い換えると、明石市は「市内の土地値がかなり揃っている市」だということになります。 西宮市は市内40.4倍、神戸市北区は11.7倍、加古川市は8.6倍。 明石市の7.3倍は、この1地点を除けば実質2.9倍です。 市域の78.9%が市街化区域で、市域全体が平坦な海沿いに広がっているという 土地のつくりが、この揃い方の背景にあります。

そして、同じ魚住町のなかにも大きな幅があります。 魚住町錦が丘2丁目は114,000円/㎡(市平均116,391円/㎡とほぼ同じ)、 魚住町住吉3丁目は98,000円/㎡(+7.1%)、魚住町西岡は89,000円/㎡(+6.0%)、 魚住町清水は71,700円/㎡、そして魚住町長坂寺が29,000円/㎡。 同じ「魚住町」のなかで3.9倍の開きがあります。 「魚住は安い」と一括りにするのは、データの読み方として誤りです。

買う側の実務としては、次の順で見てください。市街化区域か市街化調整区域か(価格が周辺と断絶して安い土地は、まずここを疑う)、 ②地区計画の区域か(市内32地区。大久保に21地区が集中)、 ③用途地域は何か(第一種低層住居専用地域が516ha・13.2%ある一方、 工業系も737ha・18.9%ある市です)、 ④土砂災害警戒区域か(29箇所すべて急傾斜地)、 ⑤洪水・高潮・津波・液状化のハザードマップ

11|明石市は「駅徒歩11〜15分」が標準的な市です

成約データの駅別の平均徒歩分数を並べると、明石市の住まい方が見えてきます。

最寄駅件数平均徒歩 成約中央値
明石91件11分2,500万円
西明石113件11分2,400万円
魚住71件12分1,600万円
朝霧71件14分1,200万円
土山61件14分1,100万円
大久保117件15分 2,700万円

興味深いのは、いちばん徒歩が長い大久保が、いちばん中央値が高いことです。 門真市のように「駅からどれだけ近いか」で価格が決まる市とは、構造が違います。 明石市では、駅からの距離より「どの地区か」で価格が決まっていると読めます。

実務的には、徒歩15分を前提に現地を歩いてみてください。 明石市は市域が東西15.6km・南北9.4kmと東西に細長く、平坦な海沿いの市です。 市はJR5駅・山陽電鉄12駅のほぼすべてに駐輪場を整備しており (山陽電鉄は山陽明石・東二見を除く各駅が無料駐輪場の対象)、 自転車を前提にすれば生活動線が成立する市だと言えます。 一方で、朝霧・大蔵谷のように高低差のあるエリアもあります (土砂災害警戒区域29箇所はすべて急傾斜地です)。 自転車で通えるかどうかは、地図の距離だけでは判断できません。 坂の有無、歩道の幅、夜間の明るさ、踏切の待ち時間まで、 現地を実際に歩いて(あるいは自転車で走って)ご確認ください。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・明石市732件)/ 明石市「自転車駐車場(駐輪場)」 //www.city.akashi.lg.jp/doboku/kouan_ka/jitensya/tyuurin-top.html

12|買う前に確認することの一覧

最後に、明石市で物件を検討するときの確認項目をまとめます。 すべて契約前に調べられる項目です。

確認項目なぜ重要かどこで調べるか
市街化区域か市街化調整区域か 市域の78.9%が市街化区域だが、21.1%(1,045ha)は調整区域。 建て替え・住宅ローン・都市計画税0.3%の有無に直結 あかし地図情報/重要事項説明書
地区計画の区域か 市内32地区。21地区が大久保に集中。 建ぺい率・容積率とは別の建築制限がかかる可能性がある(制限内容は未取得 市のまちづくり担当
土地区画整理の区域か 事業中は大久保駅前(東西工区)と西明石(鳥羽新田)の2地区。 換地の状況によって登記上の地番と実際の位置が一致しない期間がある 市のまちづくり担当
用途地域は何か。隣地は何か 第一種低層住居専用地域が516ha(13.2%)ある一方、 工業系も737ha(18.9%)。二見・貴崎の臨海部には工業専用地域266ha あかし地図情報(半径100mを面で見る)
土砂災害警戒区域か 市内29箇所ですべて急傾斜地。土石流・地すべりはゼロ。 高低差のある敷地では擁壁の状態と更新費用も確認 明石市ハザードマップ/兵庫県の指定状況
洪水・高潮・津波・液状化 海岸線15.9km。高潮と津波は別々に想定されている。 浸水継続時間図もある(浸水深の具体値は未取得 明石市ハザードマップ(2022年改訂)
居住誘導区域の内か外か 市の目標は「現在の居住誘導区域内の人口を維持すること」(78.6人/ha)。 区域の面積・範囲は未取得 あかし地図情報
最寄駅はJRか山陽電鉄か JR明石と山陽明石は別の駅。JR魚住と山陽魚住も別の駅。 土山駅は所在市そのものが未確認 物件資料と登記簿で住所を確認
通学区域と学校 学校選択制の有無・市立小中学校の一覧・中学校給食費はいずれも未取得。 小学校給食は月額4,340円 明石市教育委員会に直接
保育所に入れるか 待機児童は2025年度56人(1〜2歳で37人=66%)。 2018年度571人がピーク、2023年度44人。ゼロではない 市のこども育成担当に地区と年齢で相談
毎年の税額 固定資産税1.4%+都市計画税0.3%=1.7%(市公式で確認済み)。 住宅用地特例・新築住宅減額の明石市公式の記載は未取得 売主側の納税通知書の実額を確認するのが確実

家タダでは、この11項目の調査を契約前にすべて無料で行います。 そのうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。 まずは気になる物件のURLをLINEでお送りください。

10明石市の成り立ち ― 日本書紀の「赤石の櫛淵」から、兵庫県4番目の市へ

明石という地名は、奈良時代にはすでにありました。 市の公式資料は、市名の由来について次のように記しています。

西暦720年に作られた日本書紀の中に、『645年の大化の改新の時に、 畿内の西の端を赤石の櫛淵(あかしのくしぶち=今の明石あたり)に定めた』との内容が書かれており、 奈良時代には「あかし」の地名があったことがわかります。

「畿内の西の端」という位置づけが、明石という土地の性格をそのまま表しています。 都のある畿内と、その西に広がる播磨との境目。 東経135度の日本標準時子午線が通り、明石海峡をはさんで淡路島と向かい合う。 明石市は、いまも昔も「境目」にある市です。

市公式はもう1つ、別の説も併記しています。

林崎松江海岸の沖に沈んでいる『赤石(あかいし)』という岩の呼び名から 『あかし』へと変化した

林崎松江海岸は、いまも山陽電鉄の駅名として生きています。 市名の由来の候補になっている岩が沖に沈んでいる海岸に、駅があるということです。 住宅地の標準地「林崎町3丁目542番11」は103,000円/㎡(前年比+5.1%)。 1,300年以上前の地名が、いまの駅名・町名・地価公示の標準地名として使われているのが明石市です。

大正8年、兵庫県で4番目の市として誕生。人口3万2千人・面積7.7km²

明石市が市制を施行したのは大正8年(1919年)11月1日。市公式の逐語です。

大正8年(1919年)11月1日、当時の明石町が市となり、 兵庫県では4番目の市として明石市が誕生しました。 人口は約3万2千人、面積は7.7平方キロメートルでした。

面積7.7km²、人口約32,000人。 いまの明石市は面積49.41km²・人口307,048人ですから、 面積で6.4倍、人口で約9.6倍になった計算です。 そしてこの拡大の大部分は、2度の合併によるものでした。

1942年に林崎村、1951年に大久保町・魚住村・二見町 ― 市域の8割以上は合併で加わった

市公式はこう記しています。

その後、昭和17年(1942年)に林崎村を、26年(1951年)には大久保町、魚住村、二見町を合併して、 今の明石市の形となりました。

これは、このページで書いてきたすべての話の土台になる事実です。 市制当時の明石市は7.7km²でした。いまは49.41km²。 差し引き41.71km²=市域の約84%は、1942年と1951年の合併で加わった土地だということになります。

そして、その合併で加わった地域の名前を見てください。 大久保町・魚住村・二見町。 本ページで繰り返し出てきた地名がそのまま並んでいます。

旧町村編入年現在の姿(本ページで扱ったデータ)
(市制当時の明石町)大正8年(1919年)市制 面積7.7km²・人口約32,000人。いまの本庁地区(推計人口140,255人)の中核。 住宅地の最高地点 太寺4丁目211,000円/㎡はこの範囲
林崎村昭和17年(1942年) 山陽電鉄 林崎松江海岸駅。標準地「林崎町3丁目」103,000円/㎡(+5.1%)
大久保町昭和26年(1951年) 推計人口88,671人。令和7年中の人口増減+420人で市内最大。 地区計画32地区のうち21地区。成約117件・中央値2,700万円で市内最多・最高。 土地区画整理「大久保駅前(東西工区)」が事業中
魚住村昭和26年(1951年) 推計人口48,286人。令和7年中の人口増減▲214人で市内最大の減少。 市内最安の標準地「魚住町長坂寺字新池ノ内」29,000円/㎡。 一方で魚住町錦が丘2丁目は114,000円/㎡と市平均並み
二見町昭和26年(1951年) 推計人口29,836人。市内最大の上昇率(二見町東二見字城ノ上+7.9%)。 臨海部に工業地。工業専用地域266haの主要な立地

いま明石市で地価が最も上がっている場所も、最も安い場所も、 どちらも1951年に合併で加わった西側の地域です。 大久保町大窪の+7.8%も、二見町東二見字城ノ上の+7.9%も、 そして市内最安の魚住町長坂寺29,000円/㎡も、すべて戦後編入の地域にあります。 市制100年を超えた明石市の不動産市場は、いま「合併で加わった側」で動いている ということになります。

昭和46年の線引き ― 市域全域が都市計画区域になる

1951年に現在の市域が確定してから20年後の昭和46年(1971年)3月16日、 兵庫県告示第361号の5により、明石市の市街化区域と市街化調整区域が当初決定されます。 市公式も「本市では昭和46年3月に市街化区域及び市街化調整区域の最初の決定がなされ、 現在に至っています」と記しています。

この線引きで、市域4,941ha=49.41km²の全部が東播都市計画区域となり、 市街化区域3,896ha(78.9%)/市街化調整区域1,045ha(21.1%)に分けられました。 直近の変更は令和6年(2024年)5月31日(兵庫県告示第515号)です。

つまり明石市の都市の骨格は、1951年の合併と1971年の線引きの2つで決まっています。 その後の50年余りで起きたことは、既存の市街化区域3,896haのなかで、 地区計画32地区と土地区画整理10地区を使って住宅地を整えてきたということ。 そしてその地区計画の21地区が大久保に集中していることが、 いまの人口動態と地価の動きに対応しています。

年表

できごと
645年(大化元年)大化の改新のとき、畿内の西の端を「赤石の櫛淵」に定めたと日本書紀に記される
720年(養老4年)日本書紀が作られる(上記の記述の出典)
大正8年(1919年)11月1日 市制施行。明石町が市となり、兵庫県で4番目の市に。人口約3万2千人・面積7.7km²
昭和17年(1942年)林崎村を合併
昭和26年(1951年)大久保町・魚住村・二見町を合併し、今の明石市の形になる
昭和46年(1971年)3月16日 市街化区域・市街化調整区域を当初決定(兵庫県告示第361号の5)
平成6年(1994年)11月4日地区計画「大久保駅南地区」(31.0ha)を決定。 以後、大久保に地区計画が積み上がっていく
平成10年(1998年)1月東仲ノ町地区 第一種市街地再開発事業 着工(約1.6ha)
平成13年(2001年)11月東仲ノ町地区の再開発が完了(アスピア明石ほか)
平成13年(2001年)12月13日地区計画「二見町西二見地区」(24.1ha)を決定
平成25年(2013年)5月13日地区計画「明石駅前南地区」(2.2ha)を決定
平成26年(2014年)6月明石駅前南地区 第一種市街地再開発事業 着工(約2.19ha)
平成28年(2016年)9月 第2子以降の保育料を無料化。同時に国制度にあった所得制限・年齢制限を撤廃
平成29年(2017年)3月 明石駅前南地区の再開発が完了(地下2階地上34階建・共同住宅216戸)。 市公式は市街地再開発事業について「全ての地区で事業を完了しています」と記す
平成30年度(2018年度)保育所等の待機児童が571人でピーク
令和2年(2020年)4月1日 0歳児見守り訪問おむつ定期便の対象開始(同年10月から配達開始)
令和2年(2020年)8月31日地区計画「大久保町八木地区」(36.0ha・市内最大)を決定
令和5年(2023年)3月都市計画マスタープランを改定(目標年次 令和14年度)
令和5年(2023年)4月1日明石市立地適正化計画を公表 (中心拠点=JR・山陽明石駅周辺/主要地域拠点5つ)
令和5年度(2023年度)待機児童が44人まで減少(ピークの10分の1以下)
令和6年(2024年)5月31日区域区分の最終変更(兵庫県告示第515号)
令和7年(2025年)10月1日 令和7年国勢調査。人口307,043人(前回比+3,442人・+1.13%)。 兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市だけ
令和7年(2025年)中 人口動態は+252人(自然▲707人・社会+959人)。 13年連続の人口増加・13年連続の転入超過。地区別は大久保+420/本庁+71/二見▲25/魚住▲214
令和7年度(2025年度)待機児童は56人(0歳1/1歳15/2歳22/3歳16/4歳2/5歳0)
令和8年(2026年)2月24日地区計画「藤江中畑地区」(1.1ha)を決定=市内で最新の地区計画
令和8年(2026年)4月景観法に基づく景観計画を策定

明石市の詳細な年表ページは市公式で特定できませんでした(未取得)。 上の年表は、市公式の「明石市のあらまし」「地区計画」「市街地再開発事業」「立地適正化計画」 「都市計画の概要(資料)」「令和7年中の人口動態」「児童数・待機児童数」 および兵庫県の公表資料から、当方が確認できた事実だけを並べたものです。 各市街地再開発事業・土地区画整理事業の都市計画決定年月日は市公式に記載がなく未取得です。 出典:明石市「明石市のあらまし」 //www.city.akashi.lg.jp/seisaku/kouhou_ka/shise/gaiyo/aramashi/index.html / 明石市「市街化区域と市街化調整区域」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/toshikeikaku/shigaika.html / 明石市「市街地再開発事業」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/shigaichi/saikaihatsu.html

11明石市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた明石市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧明石市内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、令和7年国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

12明石市の不動産購入に関する記事

13明石市の不動産購入 よくある質問

明石市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている明石市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。つまり「これ以上もらってはいけない」という天井は法律で決まっていますが、「これだけはもらわなければならない」という床は決まっていない、ということです。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。明石市の成約中央値(戸建2,800万円・マンション1,300万円)で計算すると、仲介手数料の上限額は99万円・49万5,000円。成約件数が市内で最も多い大久保駅の中央値2,700万円なら95万7,000円です。これがまるごと0円になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

明石市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期・732件)では、戸建の成約中央値が2,800万円(322件・平均土地面積122㎡・平均築2006年)、中古マンションが1,300万円(410件・平均専有70㎡・平均築1994年)です。明石市の特徴は、戸建とマンションで価格帯が2倍以上ちがうことで、件数では732件のうち410件(56%)がマンションです。駅別では大久保2,700万円(117件)、明石2,500万円(91件)、西明石2,400万円(113件)、魚住1,600万円(71件)、朝霧1,200万円(71件)、土山1,100万円(61件)。町丁目別では藤江2,800万円(21件・平均102㎡)が最も高く、松が丘980万円(21件・平均70㎡)が最も安くなっています。ただし松が丘の地価公示は155,000円/㎡で市内35地点のうち6位という高さですから、価格差の大半は土地の安さではなく物件の小ささによるものです。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均116,391円(住宅地35地点)、前年比+5.0%。商業地は13地点平均240,538円(+5.4%)、工業地は3地点平均66,500円(+6.9%)です。なお成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。

なぜ明石市だけ地価が上がっているのですか?

当方が国土交通省の鑑定評価書情報から集計した自算値で、明石市の住宅地は前年比+5.0%。兵庫県内40市区町村のうち変動率2位で、芦屋市・西宮市・伊丹市の+3.9%、神戸市全体の+2.9%を上回ります。背景として公的資料で確認できる事実は3つです。1つめは人口。令和7年国勢調査(速報値)で兵庫県全体は▲141,177人・▲2.58%でしたが、明石市は+3,442人・+1.13%。兵庫県が「前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。」と記しており、県内で人口が増えた「市」は明石市だけです。2つめはその増加の中身。令和7年中の人口動態は+252人で、内訳は自然増加▲707人・社会増加+959人出生が死亡を上回っているのではなく、転入超過で増えています。市公式も「社会動態は13年連続の転入超過となった」と記しています。3つめは場所の偏り。地区別では大久保+420人・本庁+71人・二見▲25人・魚住▲214人で、市全体の増加は実質「大久保だけ」です。その大久保に地区計画32地区のうち21地区が集中し、土地区画整理も大久保駅前が事業中。制度・事業・人口・地価が同じ場所で一致しています。ただしこの一致に因果関係があるかどうかを明石市が公式に説明した資料は確認できていませんので、本ページでは因果を断定していません。

明石市で地価がいちばん高いエリアと安いエリアはどこですか?

令和8年地価公示の住宅地35地点で見ると、最も高い標準地は太寺四丁目52番の211,000円/㎡(前年比+2.4%)、最も安い標準地は魚住町長坂寺字新池ノ内1380番10の29,000円/㎡(0.0%・横ばい)です。差は7.3倍。ただしこの7.3倍は、実質的に最安の1地点が作っています。2番目に安い魚住町清水字西宿でも71,700円/㎡で、35地点のうち34地点が71,700円/㎡以上に収まっているからです。また上昇率は価格の低いエリアほど高いという傾向がはっきり出ています。最大は二見町東二見字城ノ上の+7.9%(82,000円/㎡)、次いで大久保町大窪+7.8%、藤江字中尾+7.7%。一方、最高値の太寺四丁目は+2.4%、2位の山下町は+1.5%です。35地点のうちマイナスは港町五番17の1地点(▲1.6%)だけで、残る32地点がプラス、うち13地点が+6.0%以上でした。

明石市は子育て支援が手厚いと聞きました。何が無料ですか?

市公式で制度名・対象・内容が確認できたものを挙げます。①こども医療費助成=対象は「0歳~18歳到達後最初の3月末の間」で、「保険適用分の医療費については、外来・入院とも負担なしとなります。」明石市の制度に所得制限はありません(兵庫県制度の所得要件の判定のため保護者の所得は確認します)。②第2子以降の保育料無料=「平成28年(2016年)9月から無料にしています。」同時に国制度にあった所得制限・年齢制限も撤廃されています。③0歳児見守り訪問おむつ定期便=「令和2年4月1日以降に生まれた明石市民の乳児(0歳児)」を対象に、見守り支援員が紙おむつなどを毎月無料で配達(配達開始は令和2年10月)。④子育て応援給付金5万円(新生児訪問で面談を受けた方が対象)。「5つの無料化」というパッケージ名で説明している市公式ページは特定できませんでした(未取得)。とくに中学校給食費の無償化については裏づけが取れていませんので、本ページでは書いていません(後述)。また待機児童はゼロではありません。2025年度は56人(0歳1/1歳15/2歳22/3歳16/4歳2/5歳0)。2018年度の571人がピークで2023年度は44人まで減りましたが、直近3年は微増しています。

明石市の給食費は無料ですか?学校選択制はありますか?

どちらも、本ページでは断定できません。正直にお伝えします。給食費については、小学校が月額4,340円(明石市教育委員会)で、実施方式は「週5日間の完全給食を、それぞれ各校単独調理方式で実施」、献立は「全市統一献立」。このページに無償化の記述は確認できませんでした。そして中学校の給食費と実施方式は取得できていません(未取得)。市公式からリンクされている教育委員会の「中学校給食への取り組み」ページが、robots.txt により3回とも取得できなかったためです。学校選択制については、市公式・教育委員会サイトのいずれにも「学校選択制」という語の記載を特定できませんでした(未取得)。「実施していない」とも断定できません。確認できたのは「指定校の変更の要件に該当し、変更を希望する場合は、指定した学校の変更を申請することができます。」という指定学校変更の制度で、①転居予定 ②保護者の就労による留守家庭 ③自営業 ④学年途中の転居 ⑤身体的・精神的な理由 ⑥中学校入学時の部活動、という6つの事由が公表されています。市立小学校・中学校の校数と一覧も市公式で特定できませんでした。学区を理由に物件を選ぶ場合は、明石市教育委員会へ直接ご確認ください。

明石市に市街化調整区域の物件はありますか?都市計画税はかかりますか?

明石市は「東播都市計画区域」に属し、市域49.41km²=4,941haの全部が都市計画区域です。その内訳は市街化区域3,896ha(78.9%)/市街化調整区域1,045ha(21.1%)兵庫県内では「市域のほとんどが市街化区域」に近い、めずらしい構造です。同じ東播都市計画区域の加古川市は市街化調整区域が市域の70.9%を占めており、ほぼ正反対です。したがって明石市では「調整区域かどうか」でつまずく確率は他市より低いのですが、ゼロではありません。市街化調整区域の具体的な町名を一覧にした市公表資料は確認できていません(未取得)ので、個別の物件は市の「あかし地図情報」または重要事項説明書でご確認ください。都市計画税については、市が課税対象を「都市計画法による市街化区域内の土地・家屋」と明記しています。税率は固定資産税1.4%+都市計画税0.3%=合計1.7%(いずれも市公式で確認済み)。市域の78.9%が市街化区域ですから、大半の物件に都市計画税がかかります。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円、賦課期日は毎年1月1日、納期は「5月、7月、12月、2月の4回」で納税通知書は「毎年5月中旬に発送」されます。

明石市の災害リスクはどうですか?

兵庫県の指定状況(令和8年6月30日時点)で、明石市内の土砂災害警戒区域は29箇所。その内訳は急傾斜地の崩壊が29箇所、土石流が0箇所、地すべりが0箇所です。兵庫県全体が21,553箇所、隣の加古川市が85箇所(うち土石流56箇所)ですから、明石市は兵庫県の市のなかで極端に少ない水準です。ただし「災害リスクが低い市」と単純化はできません。明石市は海岸線15.9kmが瀬戸内海に面しており、リスクは津波・高潮の側にあります。市の明石市ハザードマップ(2022年改訂・冊子版38ページ)は、風水害編に洪水浸水想定図5エリア・浸水継続時間図・高潮浸水想定区域図3エリア、地震災害編に南海トラフ巨大地震の震度・津波・液状化等の想定(津波ハザードマップは2エリア)を収録しています。高潮と津波は別々に想定されている点にご注意ください。なお想定浸水深の具体値・対象河川名・土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の箇所数・内水浸水想定区域の公表の有無は、いずれも確認できていません(未取得)。物件の住所で、必ず現物のハザードマップをご確認ください。

「明石駅」と「山陽明石駅」は同じ駅ですか?土山駅は明石市ですか?

JR明石駅と山陽明石駅は、隣り合っていますが別の駅です。同じことがJR魚住駅と山陽魚住駅にも当てはまります。また東二見駅・西二見駅は山陽電鉄の駅です。市公式は自転車等放置禁止区域・駐輪場の案内を「JR・山電明石駅周辺」と一体で表記していますが、物件広告で「明石駅徒歩◯分」「魚住駅徒歩◯分」と書かれていた場合は、どちらの事業者の駅かを必ず確認してください。国土交通省の成約価格情報でも「明石」「山陽明石」「魚住」「山陽魚住」は別に記録されています。土山駅については、駅そのものの所在市を明記した公式ページを、明石市・加古川市のどちらでも特定できませんでした(未取得)。本ページでは所在市を断定しません。明石市は「JR土山駅周辺」を自転車等放置禁止区域に指定し、有料駐輪場(土山駅東・土山駅東第2)を運営しています。一方、加古川市の都市計画マスタープランも「土山駅」を市内の鉄道駅周辺として記載しています。成約価格情報では土山駅を最寄りとする物件が明石市で61件、加古川市で28件あります。固定資産税・都市計画税、学区、こども医療費助成、給食費は、すべて住所地の市の制度が適用されますので、土山駅徒歩圏の物件は住所を必ず登記簿・重要事項説明書でご確認ください。

明石市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。明石市の戸建の成約中央値は2,800万円ですから、この精算金も相応の額になります。第三に、明石市固有のコスト・リスクです。毎年の固定資産税・都市計画税は合計1.7%で、市域の78.9%が市街化区域のため大半の物件が都市計画税の対象になります。また明石市は地区計画が32地区あり、そのうち21地区が大久保に集中しています。地区計画の区域では建ぺい率・容積率とは別の建築制限がかかることがあり、その制限内容は本ページでは確認できていません(未取得)。市街地開発事業も大久保駅前(東西工区)と西明石(鳥羽新田)の2地区が事業中で、区画整理の区域内では換地の状況の確認が必要になります。家タダはこうした調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

明石市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

明石市は、兵庫県内で人口が増えている唯一の「市」です(令和7年国勢調査 速報値・+3,442人・+1.13%。県全体は▲141,177人・▲2.58%)。ただし増えているのは転入であって出生ではありません。令和7年中の人口動態は+252人で、自然増加は▲707人、社会増加が+959人。さらに地区別では大久保+420人・本庁+71人・二見▲25人・魚住▲214人で、市全体の増加は実質「大久保だけ」です。住宅地の地価は35地点の平均で116,391円/㎡・前年比+5.0%(県内2位)。市内で最高の太寺四丁目211,000円/㎡と最安の魚住町長坂寺29,000円/㎡の差は7.3倍ですが、上昇率は価格の低いエリアほど高いという傾向がはっきり出ています。地区計画32地区のうち21地区が大久保に集中し、土地区画整理も大久保駅前が事業中。明石市は「市の平均」ではなく「どの地区か」で判断する市です。家タダでは、地区の人口動向・地区計画の有無・区域区分・ハザードマップ・最寄駅の事業者と住所地の市まで、契約前にすべて無料でお調べしたうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。明石市の成約中央値(戸建2,800万円・マンション1,300万円)なら、1件あたり49万5,000円〜99万円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

14本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年9月18日

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