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【加東市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説

兵庫

兵庫県加東市 専門 エリアガイド

加東市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

2,400万円の物件なら 85万8,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている加東市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

加東市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
加東市の人口
39,19017,775世帯/令和7年3月末現在(加東市統計書・住民基本台帳)。市トップページの最新値は38,975人(令和8年8月末日現在)
住宅地 公示価格
2.76万円/㎡前年比 +0.4%/10地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
27国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/全27件が戸建・マンションの成約は0件
買主様の仲介手数料
02,400万円なら85万8,000円の削減

社・上中・ひろのが丘・藤田・佐保・木梨・山国・中古瀬・沢部・東古瀬・出水/上滝野・下滝野・河高・高岡・北野・新町・光明寺・多井田・桜台/南山・天神・掎鹿谷・岡本・長貞・森・森尾・新定・東垂水 ほか/JR加古川線 滝野・社町・滝(確度中)

加東市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている加東市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。ただし最初に正直に書いておきます。加東市で公的データとして捕捉できた直近4四半期の成約は27件しかなく、しかも全件が戸建です(マンションの成約は0件)。その27件の成約中央値は2,400万円(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。実際に成約している価格帯は1,600万円〜2,800万円(下位25%〜上位10%)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は59万4,000円〜99万円価格が上がるほど手数料も上がりますが、家タダならどの価格帯でも買主様は0円です。

  • 加東市で実際に成約している価格帯は1,600万円〜2,800万円(下位25%〜上位10%・直近4四半期・国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。この帯にかかる仲介手数料の上限額は59万4,000円〜99万円で、家タダを通して買えばその全額が0円になります。1,900万円なら69万3,000円、2,200万円なら79万2,000円、2,800万円なら99万円。高い物件ほど、0円にできる金額は大きくなります。
  • ただし、加東市のデータは薄いということを先に書いておきます。直近4四半期の成約は27件・全件が戸建で、マンションの成約は0件。令和8年地価公示の標準地も住宅地10地点・商業地1地点・工業地0地点しかありません。姫路市の住宅地88地点、西宮市93地点と比べると桁が違います。このページの相場の数字は、件数が少ないので参考値としてお読みください。
  • 加東市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均27,580円(10地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+0.4%。兵庫県内40市区町村で33位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは19位です。
  • 加東市でいま最も重要なのは、価格ではなく「土地のルールが変わる途中だ」ということです。市は令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定し、「令和10年度中の区域区分廃止を目指して検討中」としています。いま市街化調整区域にある物件の制約が、数年後に変わる可能性があるということです。
  • 加東市には都市計画区域が2つあり、線引きされているのは片方だけです。東播都市計画区域(線引き)6,396ha(うち市街化区域589ha)東条都市計画区域(非線引き)5,032ha。市公式の逐語は「滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、区域区分が設定されている」。「加東市は非線引き」も「加東市は線引き」も、単独では誤りです。
  • 都市計画税は0.3%ではありません。加東市は0.2%です。しかも課税区域が独特で、市公式の逐語は「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域にある土地、家屋」。非線引きの東条側にも課税されているということです。固定資産税は1.4%。
  • 市街化調整区域には特別指定区域が5類型あります。そのうち「新規居住者の住宅区域」(高岡地区の一部)について、市は「誰でも建てることができます」と明記しています。高岡の住宅地は13,300円/㎡で市内2番目に安い水準。安いことと建てられることが、同じ場所で同居しています。
  • 市立学校は6校だけです。小学校が社学園・滝野東・滝野南の3校、中学校が社学園・滝野の2校、そして義務教育学校の東条学園小中学校が1校。こども医療費は令和4年7月1日から所得制限なし・高校生に相当する年齢まで全額助成で、姫路市の同等の拡充(令和6年7月1日)より2年早く実施されています。
  • 兵庫県指定の土砂災害警戒区域は市内206箇所、特別警戒区域は122箇所(令和8年6月30日現在)。加東市は内陸の市で、風水害ハザードマップは加古川・東条川/下川・出水川/三草川/千鳥川・鹿野川/大谷川・大畑川/鴨川の6つの水系単位・12の地域図に分かれています。

01加東市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

加東市の価格帯で、いくら得になるか

加東市の住宅地は1㎡あたり平均27,580円(10地点の単純平均)。市内の標準地は最高53,500円/㎡(ひろのが丘12番13)から最低11,300円/㎡(岡本字仲田18番外)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が4.7倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,600万円59万4,000円0円▲59万4,000円
1,900万円69万3,000円0円▲69万3,000円
2,200万円79万2,000円0円▲79万2,000円
2,500万円89万1,000円0円▲89万1,000円
2,800万円99万円0円▲99万円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。

加東市の成約価格帯だと、いくら変わるか

先に前提をお断りします。加東市の成約データは27件しかありません。しかも全27件が戸建で、マンションの成約は0件です。件数が少ないので、以下の数字は参考値としてお読みください。

その27件の成約中央値は2,400万円(中央の面積221㎡・中央の築年2013年)。2,400万円なら仲介手数料の上限額は85万8,000円で、これがまるごと0円になります。最寄駅別では滝野が11件・中央値2,600万円92万4,000円)、社町が7件・2,000万円72万6,000円)。町丁目別では南山5件・2,800万円99万円)、下滝野6件・2,650万円94万500円)、上滝野6件・2,550万円90万7,500円)、社5件・980万円38万9,400円)です。

ここで注目していただきたいのは、加東市の成約価格帯が「高い」ことです。姫路市の戸建の中央値は1,700万円、加東市は2,400万円。土地の値段は姫路市70,665円/㎡・加東市27,580円/㎡で姫路市のほうが2.6倍高いのに、成約価格は加東市のほうが高い。理由は中央の築年です。加東市の27件は中央の築年が2013年で、比較的新しい戸建が中心に取引されているということになります。土地が安く、建物が新しい。だから総額が上がる。そして総額が上がるということは、仲介手数料の上限額も上がるということです。※「中央の面積」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄の中央値で、戸建は土地面積です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

02数字で見る加東市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて加東市・兵庫県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 3万9千人の市と、社・滝野・東条という3つの地域

加東市の人口は39,190人(男19,461人/女19,729人)、世帯数は17,775世帯です(令和7年3月末現在・加東市統計書の住民基本台帳)。市のトップページに掲載されている最新の数字は38,975人(令和8年8月末日現在)で、こちらのほうが新しくなっています。面積は157.55km²、人口密度は約249人/km²(当方算出)です。

まず正直に書いておきます。令和7年国勢調査の加東市の人口は確認できていません(未取得)。市公式に令和7年国勢調査のページが存在せず、兵庫県のページも「2026年5月22日公表(県独自集計)」という公表日の記載までで、市町別のファイルを特定できませんでした。このページの国勢調査の数値は、すべて令和2年国勢調査のものです。

その令和2年国勢調査が、加東市の性格をよく表しています。人口は40,645人、世帯数は17,070世帯。平成27年国勢調査が人口40,310人・世帯数15,086世帯でしたから、人口は+335人(+0.8%)とほぼ横ばい、世帯数は+1,984世帯(+13.2%)と大きく増えているということになります(いずれも当方算出)。人口が変わらないまま世帯だけが13%増えたというのは、1世帯あたりの人数が減った、つまり世帯の小規模化が進んだということです。実際、令和7年3月末の住民基本台帳で計算すると1世帯あたり約2.20人(当方算出)になります。単身・夫婦のみ・親子2人といった小さい世帯が増えている市だという前提で、住宅の需要を考えるのが自然です。

そして、加東市を読むうえで欠かせないのが「3つの地域」です。加東市は平成18年3月20日社町・滝野町・東条町の3町が合併してできた市で、市公式はいまも一貫して社地域・滝野地域・東条地域という3区分を使っています。都市計画マスタープランも「社地域・滝野地域・東条地域の3地域による区分を設定」と明記しています。

人口の内訳は社19,726人(50.0%)/滝野12,092人(30.6%)/東条7,641人(19.4%)(令和6年3月末・構成比は当方算出)。社地域だけで市の半分で、東条地域は2割弱です。この人口比は、このあと出てくる都市計画区域の線学校の配置と、きれいに対応しています。東条地域の市立学校は東条学園小中学校(義務教育学校)1校だけですし、東条地域は非線引きの東条都市計画区域側にあたります。

市の位置について、市公式の逐語は「兵庫県中央部やや南よりに位置し、東は丹波篠山市、三田市、南は小野市、三木市、西は加西市、北は西脇市と接しており」ます。6つの市に囲まれた内陸の市で、海には接していません。地理的には「北部に御嶽山三草山などの山地があり、加古川流域に河岸段丘と沖積平野が形成されて」おり、「北東部は県立自然公園に指定」されています。県の地域区分では北播磨県民局の管轄です(西脇市・三木市・小野市・加西市・加東市・多可町)。

項目備考
住民基本台帳人口39,190人(男19,461/女19,729)令和7年3月末・加東市統計書
世帯数17,775世帯同上
1世帯当たり人員約2.20人39,190÷17,775で当方が算出
市トップページの最新値38,975人令和8年8月末日現在
令和2年国勢調査40,645人・17,070世帯令和2年10月1日現在
平成27年国勢調査40,310人・15,086世帯平成27年10月1日現在
2015→2020の増減人口+0.8%/世帯+13.2%当方が算出。世帯の小規模化が進行
令和7年国勢調査未取得市公式にページが無く、県公式も公表日のみ
市域面積157.55km²令和7年1月1日・加東市統計書
人口密度約249人/km²39,190人÷157.55km²で当方が算出
社地域19,726人(8,889世帯)令和6年3月末。市全体の50.0%(当方算出)
滝野地域12,092人(5,463世帯)同。市全体の30.6%(当方算出)
東条地域7,641人(3,319世帯)同。市全体の19.4%(当方算出)
市制施行平成18年3月20日(社町・滝野町・東条町の合併)加東市「プロフィール」
隣接市丹波篠山市・三田市(東)/小野市・三木市(南)/加西市(西)/西脇市(北)市公式の逐語
経緯度東経134°53′〜135°07′、北緯34°51′〜35°00′加東市統計書
県の地域区分北播磨県民局(西脇市・三木市・小野市・加西市・加東市・多可町)兵庫県
市花/市木/マスコットコスモス(花言葉は「調和」)/さくら/加東伝の助加東市「プロフィール」

土地の使われ方

加東市の土地を理解するうえで、面積の内訳は避けて通れません。市域15,755ha(157.55km²)のうち、都市計画区域は2つに分かれています。東播都市計画区域(線引き)が6,396ha東条都市計画区域(非線引き)が5,032ha。合計11,428haで、市域の約72.5%です(当方算出)。残る約4,327ha(約27.5%)は都市計画区域の外ということになります(この引き算は当方の算出であり、市が公表している数字ではありません)。

同じ加東市のなかに、性格の違う3種類の土地があるということです。線引きされている東播側、線引きされていない東条側、そして都市計画区域の外。このうち東播側の線引きが、令和10年度中に廃止される方向で検討されています。詳しくは「加東市の特徴」の章で扱います。

区分面積構成比
東播都市計画区域(線引き/市街化区域589haを含む)6,396 ha40.6%
東条都市計画区域(非線引き)5,032 ha31.9%
都市計画区域外(市域からの差引・当方算出)4,327 ha27.5%
合計(市域)15,755 ha100.0%

※加東市統計書(令和8年1月末の土地利用面積)/市域面積157.55km²。都市計画区域外の面積と構成比は当方の引き算による算出値(確度は中)。

市街化区域と市街化調整区域

加東市の区域区分は、他市と同じようには説明できません。加東市には都市計画区域が2つあり、線引き(区域区分)がされているのは片方だけだからです。市公式の逐語は「滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、区域区分が設定されている」。つまり社地域の北側と東条地域は線引きされていません

東播都市計画区域は6,396haで、そのうち市街化区域は589ha市街化区域は市域15,755haのわずか3.7%(当方算出)しかありません。一方、東条都市計画区域は5,032haの非線引き都市計画区域で、市街化区域・市街化調整区域という区分そのものがありません。加東市で物件を探すと、その大半は市街化区域の外にあります。なお東播都市計画区域のうち市街化調整区域の面積は、市公式に記載がなく未取得です(6,396−589=5,807haという引き算はできますが、市の公表値ではないため本ページでは数字を出していません)。

地価公示 ― 10地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、加東市の住宅地の標準地は10地点。 単純平均は1㎡あたり27,580円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+0.4%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
加東-2ひろのが丘12番1353,500+1.7%
加東-3藤田1767番246,900+2.9%
加東-5北野字神田木269番246,800+1.1%
加東-1木梨字西原1037番1633,800+1.5%
加東-4上滝野字公門前700番133,500+0.0%
(中略・全10地点)
加東-7岡本字仲田18番外11,300
加東-6長貞字深田1498番外11,400−0.9%
加東-9中古瀬字居ガイチ337番111,600−0.9%
加東-10高岡字冨家道北天神池東2195番13,300−0.7%
加東-8木梨字大井恋口31番113,700−0.7%

※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ加東市内で、住宅地の地価は4.7倍ちがいます

最も高いのはひろのが丘12番13の1㎡あたり53,500円(+1.7%)。最も安いのは岡本字仲田18番外の11,300円(—)。その差は4.7倍です。「加東市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

加東市は兵庫県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある兵庫県内の40市区町村のうち、 加東市の住宅地の平均価格は33位神戸市の9区と町を除いた「市」だけで見ると、25市のなかで第19位です。

区分加東市の位置母数
住宅地の平均価格(県内・区を含む)33位40市区町村
住宅地の平均価格(市のみ)19位25市
前年比の変動率(県内・区を含む)26位40市区町村
前年比の変動率(市のみ)14位25市

※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

加東市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地10地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で4.7倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

03加東市の特徴 ― いま、土地のルールが変わる途中の市

この章は、加東市で家を買う前にいちばん知っておくべきことから始めます。 それは価格でも駅でもなく、制度です。

加東市は令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定し、 「令和10年度中の区域区分廃止」を目指して検討しています。
市の説明は「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定めることにより、 民間活力を活用しながら、主体的にまちづくりを進めていく」というものです。

いま市街化調整区域になっている土地が、数年後には市街化調整区域ではなくなる。 その方向で手続きが進んでいる市は、そう多くありません。 市街化調整区域の物件を検討している方にとって、これは買う前に必ず知っておくべき情報です。 ただし廃止後にどうなるかは、まだ決まっていません。 この章では、決まっていることと決まっていないことを分けて書きます。

その前に ― このページのデータは薄いです。正直に書きます

加東市について、公的データで分かることには限界があります。 まずその限界をはっきりさせておきます。

データ加東市参考(同じ兵庫県)
直近4四半期の成約件数27件 姫路市620件/西宮市1,220件
うち戸建27件(全件)姫路市371件
うちマンション0件姫路市249件
住宅地の標準地10地点姫路市88地点/西宮市93地点
商業地の標準地1地点姫路市28地点
工業地の標準地0地点姫路市7地点

結論から言うと、次の3つは書けません。

  • 「加東市のマンション相場」は書けません。マンションの成約が0件だからです。 中古マンションを検討されている方は、このページの数字は当てはまりません。
  • 「加東市の工業地の相場」は書けません。工業地の標準地が0地点だからです。 市内に産業団地が4か所(社工業団地・滝野工業団地・森尾工業団地・ ひょうご東条ニュータウン インターパーク)あるにもかかわらず、です。
  • 「加東市の商業地の相場」も書けません。標準地が1地点しかないからです (上中字溝ノ内323番1外・65,800円/㎡・+1.1%)。1地点は相場ではありません。

そして書ける数字も、件数が少ないので参考値です。 成約27件の中央値2,400万円という数字は、27件の真ん中の1件の価格にすぎません。 姫路市の620件の中央値とは、数字としての重みが違います。 このページでは、件数を必ず併記しています。 件数を見ずに中央値だけを信じないでください。

それでも、加東市について確かに書けることがあります制度です。加東市の都市計画は、公的資料からはっきり読み取れますし、 しかも他のどの市とも違う構造をしています。ここから先がその話です。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加東市27件)/ 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年)。 これらは公的に公表されたデータであり、家タダ自身の成約実績ではありません。 なお成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。

加東市には都市計画区域が2つある。線引きは片方だけ

「加東市は線引きされていますか?」という質問に、一言で答えることはできません。 加東市には都市計画区域が2つあり、線引き(区域区分)がされているのは片方だけだからです。

都市計画区域区分面積 市域に占める割合対応する地域
東播都市計画区域線引き(市街化区域589 ha) 6,396 ha40.6% 滝野地域と社地域の南側
東条都市計画区域非線引き 5,032 ha31.9%東条地域
都市計画区域外(当方の引き算) 約4,327 ha約27.5%
合計(市域)15,755 ha 100.0%

市公式の逐語は、次のとおりです。

滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、 区域区分が設定されている

つまり、社地域の北側と東条地域は線引きされていません。 「加東市は非線引きの市です」も「加東市は線引きの市です」も、どちらも単独では誤りです。 市公式が用途地域証明のページで並記しているとおり、 「東播都市計画区域(線引き都市計画区域)」と 「東条都市計画区域(非線引き都市計画区域)」の2つが併存しています。

そして、いちばん効いてくるのが市街化区域の狭さです。 東播都市計画区域6,396haのうち、市街化区域は589ha。 市域15,755haで割るとわずか3.7%(当方算出)です。 加東市で物件を探すと、その大半は市街化区域の外にあります。 市街化区域の物件を条件にすると、選択肢は市域の4%弱に絞られることになります。

東播都市計画区域のうち市街化調整区域の面積は、市公式に記載がなく未取得です。 6,396−589=5,807haという引き算はできますが、市の公表値ではないため本ページでは数字を出していません。 都市計画区域外の面積と構成比も、市域15,755haからの当方の引き算です(確度は中)。 出典:加東市統計書 //www.city.kato.lg.jp/material/files/group/13/202603katoushitoukei.pdf / 加東市「用途地域証明」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1517793442083.html

★その線引きが、令和10年度中に廃止される方向です

ここが、この章の中心です。 市公式の「区域区分の見直しについて」のページには、次のことが書かれています。

項目市公式の内容
決定 令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定
時期令和10年度中の区域区分廃止を目指して検討中」
方針 区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定めることにより、 民間活力を活用しながら、主体的にまちづくりを進めていく

区域区分(線引き)の廃止とは、市街化区域と市街化調整区域の区別をなくすということです。 市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域」と位置づけられ、 原則として建築を目的とした開発ができません。 その区分が無くなる方向で、市が手続きを進めているということになります。

買う側にとって、これは次の3点で効いてきます。

  • いま「市街化調整区域だから建て替えが難しい」と言われている土地の扱いが、変わる可能性がある。 ただし「変わる」であって「自由になる」ではありません。
  • いま市街化区域にある土地の相対的な優位が、薄れる可能性もある。 市街化区域は589ha=市域の3.7%しかありませんから、 その希少性に対して価格がついている部分があるとすれば、そこが動く可能性はあります。
  • 都市計画税の課税区域が今後どうなるかも、現時点では未定です。 現在の課税区域は「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、 天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域」です。

そして、ここからが重要です。決まっていないことを書きます。

廃止後の「新たな土地利用のルール」の中身は、 本ページ作成時点で公表されていません。
どの区域に、どんな用途制限や建ぺい率・容積率がかかるのか。 いま調整区域である土地で何が建てられるようになるのか。 いずれも決まっていません。

「区域区分が廃止されるから、何でも建てられるようになる」というのは誤りです。 非線引きの都市計画区域になれば、用途地域が定められる区域もあれば、 用途地域の定めのない区域(白地地域)になる区域もあります。 白地地域でも、特定行政庁が建ぺい率・容積率を指定します。 さらに市は「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定める」と明言していますので、 何らかの新しい規制が置かれること自体は、市が予告しているとも読めます。

実務上の判断としては、次のようにお考えください。

場面どう考えるか
いま市街化調整区域の物件を買う 「いまのルール」で判断してください。 建築・建て替えの可否、住宅ローンの取扱いを、現行制度で確認する。 将来の廃止を織り込んだ価格には応じない。制度が変わる保証はまだありません
長く持つつもりで買う 廃止の検討が進んでいることは知っておく価値があります。 「一生建て替えられない土地」と決めつける必要は、加東市ではありません
いま市街化区域の物件を買う 市街化区域であることのプレミアムが将来も続くとは限らない、 という前提で価格を見てください
契約前 市の都市政策課に、検討の進捗を直接確認する。 市の担当ページは更新されますので、最新情報は市に聞くのが確実です

出典:加東市「区域区分の見直しについて」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/17243.html (同ページは2026年4月14日更新)

いまの調整区域でも建てられる「特別指定区域」が5類型ある

区域区分の廃止を待たなくても、加東市の市街化調整区域には すでに建築の道が開かれている区域があります。特別指定区域です。

類型誰が建てられるか指定されている区域
地縁者の住宅区域 建築予定地の自治会周辺に通算10年以上居住した人。自己居住用の戸建て住宅のみ (分譲・賃貸は対象外) 区域名は未取得
新規居住者の住宅区域 「誰でも建てることができます」(市公式の逐語)。自己居住用の戸建て住宅に限定 高岡地区の一部
既存事業所の拡張区域 建築後通算10年以上営まれている工場等が、延べ床面積で1.5倍以内の範囲で拡張可能 沢部・東古瀬・出水
駅・バスターミナル等周辺区域 利便性向上と地域活性化に資する建築物JR社町駅周辺
沿道施設集約誘導等区域 幹線道路沿道で一般貨物自動車運送事業や倉庫業用途の施設を誘導 木梨地区

注目すべきは2つめの「新規居住者の住宅区域」です。 市は人口減少集落における新規居住者向けの制度として、 「誰でも建てることができます」と明記しています。 地縁者の住宅区域が「通算10年以上居住した人」に限られるのとは対照的で、 加東市に縁のない人でも、自己居住用の戸建てなら建てられるということです。

そして、その区域が「高岡地区の一部」だというのが効いてきます。 高岡の住宅地の標準地(高岡字冨家道北天神池東2195番)は13,300円/㎡(▲0.7%・地積354㎡)で、 加東市の10地点のなかで2番目に安い水準です。

市内で最も安い層の土地に、「誰でも建てられる」という制度上の例外が置かれている。
安さと、建てられることが、同じ場所で同居している。

ただし、条件は3つあります。

  • 自己居住用の戸建て住宅に限定されます。分譲住宅・賃貸住宅は建てられません。
  • 指定されているのは「高岡地区の一部」であって、高岡全域ではありません。 範囲は必ず市の窓口で確認してください。
  • 市街化調整区域であることに変わりはありません。 住宅ローンの取扱いは金融機関によって分かれる可能性があります。

なお「沿道施設集約誘導等区域=木梨地区」は、 住宅を買う立場からは別の読み方もできます。 この区域は一般貨物自動車運送事業や倉庫業用途の施設を誘導する区域ですから、 近隣に物流施設が立地しうるということです。 木梨には住宅地の標準地が2地点ありますので、周辺環境は現地でご確認ください。

出典:加東市「特別指定区域」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1454475162691.html / 加東市「開発指定区域」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1523423981464.html ※「地縁者の住宅区域」の指定区域名は、市公式の当該ページに記載がなく未取得です(他の4類型は区域名あり)。

都市計画税0.2%。しかも非線引きの東条側にも課税されている

加東市の都市計画税は0.2%です。多くの市の0.3%ではありません。 市公式の逐語は「課税標準額×税率(0.2パーセント)」。 固定資産税は「課税標準額×税率(1.4パーセント)」ですから、 課税区域内なら合計1.6%(当方算出)になります。

そして、課税される区域が独特です。市公式の逐語をそのまま引きます。

市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、 天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域にある土地、家屋

南山地区と2つの土地区画整理事業の施行区域は、非線引きの東条都市計画区域側にあります。 つまり加東市では、「線引きされている東播側の市街化区域だけが課税対象」ではありません。 非線引きの東条側にも、都市計画税がかかっている区域があるということです。

区域都市計画区域都市計画税合計の税率
市街化区域(589ha)東播(線引き)0.2%がかかる 1.6%
南山地区全域東条(非線引き)0.2%がかかる 1.6%
天神西土地区画整理事業施行区域東条(非線引き) 0.2%がかかる1.6%
天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域東条(非線引き) 0.2%がかかる1.6%
上記以外(市街化調整区域・その他)かからない 1.4%

ここで、成約データを重ねてみてください。 町丁目別で中央値が最も高いのは南山(5件・2,800万円・中央の面積231㎡)。 そしてその南山は、非線引きでありながら全域が都市計画税の課税区域です。 南山はひょうご東条ニュータウン インターパークの所在地で、 市公式はひょうご東条IC・道の駅とうじょうに近接すると説明しています。 さらに地区計画も南山地区・天神東掎鹿谷地区・天神西地区の3地区が東条都市計画区域内に定められており、 都市計画税の課税区域の名前とそのまま対応しています

読み取れるのは、こういう構造です。 東条地域は非線引きで、全体としては規制の緩い区域です。 ところがそのなかで、ニュータウンと土地区画整理事業によって計画的に市街地がつくられた区域だけが、 地区計画で整備され、都市計画税の課税区域になっている「整備されたところには課税する」という線引きが、区域区分とは別に引かれているということです。 (市公式に理由の説明はありませんので、対応関係の指摘にとどめます。)

買う側の実務としては、次のことを確認してください。 「非線引きの区域だから都市計画税はかからないはず」という思い込みは、加東市では通用しません。 検討中の物件が課税区域内かどうかは、市の税務課または納税通知書でご確認ください。 課税標準額1,000万円なら、年2万円の差です。30年持てば60万円になります。

出典:加東市「固定資産税・都市計画税」 //www.city.kato.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/zeikin/koteishisanzei_toshikeikakuzei/12336.html / 加東市「地区計画」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1455781164332.html

住宅地10地点 ― 「2.5倍の壁」で二層に割れている

令和8年地価公示で、加東市の住宅地の標準地は10地点。 平均は1㎡あたり27,580円、前年比+0.4%です。 10地点しかありませんので、以下は参考値としてお読みください。 まず全10地点を価格の高い順に並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積属する地域(当方判定)
加東-2ひろのが丘12番1353,500 +1.7%202㎡
加東-3藤田1767番246,900 +2.9%202㎡
加東-5北野字神田木269番246,800 +1.1%166㎡滝野
加東-1木梨字西原1037番1633,800 +1.5%222㎡
加東-4上滝野字公門前700番133,500 0.0%253㎡滝野
― ここに2.5倍の段差があります ―
加東-8木梨字大井恋口31番113,700 ▲0.7%395㎡
加東-10高岡字冨家道北天神池東2195番13,300 ▲0.7%354㎡滝野
加東-9中古瀬字居ガイチ337番111,600 ▲0.9%351㎡
加東-6長貞字深田1498番外11,400 ▲0.9%565㎡東条
加東-7岡本字仲田18番外11,300 545㎡東条

上位5地点は33,500〜53,500円、下位5地点は11,300〜13,700円。 そのあいだに何もありません。 上位の最下位(上滝野33,500円)と下位の最上位(木梨13,700円)の差は2.5倍です。 加東市の住宅地は、この「2.5倍の壁」で二層に割れています。 市内格差4.7倍(最高53,500円/最安11,300円)という数字は、 中間がない二層構造の結果だということになります。

そして、上位5地点はすべて前年比プラスまたは横ばい、 下位5地点はすべてマイナス(または前年比なし)です。 上と下で、動く方向まで分かれています。 +0.4%という市全体の数字は、この上昇と下落が相殺された結果です。

もうひとつ、絶対に押さえておいていただきたいことがあります。 同じ「木梨」に2つの標準地があり、その差が2.5倍だということです。

木梨字西原1037番16 = 33,800円/㎡(+1.5%・222㎡)
木梨字大井恋口31番1 = 13,700円/㎡(▲0.7%・395㎡)
同じ町名のなかで2.5倍。しかも上がっている地点と下がっている地点。

町名だけで土地の値段を判断することはできません。 「木梨は安い」も「木梨は高い」も、どちらも間違いです。 加東市では、字(あざ)の単位まで見ないと価格が分かりません。

地積にも注目してください。 上位5地点は166〜253㎡、下位5地点は351〜565㎡。 安い地点ほど土地が広いという関係がはっきり出ています。 単価が4分の1でも面積が2倍あれば、総額の差は半分になります。 加東市では、単価ではなく総額で比べてください。

※地域の判定は、市公式の地名一覧(旧社町地域・旧滝野町地域・旧東条町地域の町名表)と 標準地の所在地番を突き合わせた当方の判断であり、確度は中です。 商業地は1地点(上中字溝ノ内323番1外・65,800円/㎡・+1.1%・地積4,351㎡)、工業地は0地点です。 出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)/ 加東市「地名一覧」 //www.city.kato.lg.jp/shiseijoho/about/1457747662159.html

実際の成約27件 ― 全部が戸建で、築年が新しい

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期)で、加東市は27件全27件が戸建で、マンションの成約は0件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 中央の面積中央の築年
戸建(宅地=土地と建物)27件 2,400万円221㎡ 2013年
中古マンション0件

中央の築年が2013年という点に注目してください。 同じ兵庫県の姫路市は、戸建371件の平均築年が1999年でした。 加東市で取引されている戸建は、姫路市より10年以上新しいということになります (27件という件数ですので、断定はできません)。

これが、加東市の成約中央値が姫路市より高い理由だと考えられます。 土地の値段は姫路市70,665円/㎡・加東市27,580円/㎡で姫路市のほうが2.6倍高いのに、 戸建の成約中央値は姫路市1,700万円・加東市2,400万円で加東市のほうが高い土地が安く、建物が新しい。だから総額が上がる。 そして総額が上がるということは、仲介手数料の上限額も上がるということです。 2,400万円なら85万8,000円です。

最寄駅別の成約(27件中22件)

最寄駅件数成約中央値 平均徒歩備考
滝野11件2,600万円 10分JR加古川線。駅周辺活性化エリア
社町7件2,000万円 0分JR加古川線。特別指定区域「駅・バスターミナル等周辺区域」
三田(兵庫)4件2,800万円 0分三田市の駅です。加東市内の駅ではありません

ここで必ず知っておいていただきたいのが、3行目です。 「三田(兵庫)」は三田市の駅であって、加東市内の駅ではありません。 加東市は市公式の逐語で「東は丹波篠山市、三田市、南は小野市、三木市、 西は加西市、北は西脇市と接しており」ますので、 市の東側(旧東条町地域)から三田方面が近いという位置関係によるものと考えられますが、 その理由を説明した公的資料はありませんので、ここでは事実だけをお伝えします。

物件広告に「三田駅まで◯分」と書かれていても、住所は加東市です。 固定資産税・都市計画税・学区・ごみ収集といった行政サービスは、 すべて住所地である加東市のものが適用されます。 三田市の制度を当てはめないでください。

町丁目別の成約(27件中22件)

町丁目件数成約中央値 中央の面積地域
南山5件2,800万円 231㎡東条(非線引き・都市計画税の課税区域
下滝野6件2,650万円 319㎡滝野(線引き)
上滝野6件2,550万円 207㎡滝野(線引き)
5件980万円 168㎡

27件のうち22件が、この4つの町に集中しています。 そして最高の南山2,800万円と最安の社980万円で2.9倍の差。 中央の面積は南山231㎡・社168㎡ですから、面積の差(1.4倍)だけでは説明がつきません

南山が高い理由は、制度の面から読めます。 南山はひょうご東条ニュータウン インターパークの所在地で、 地区計画が定められ、非線引きでありながら全域が都市計画税の課税区域です。 計画的に整備された住宅地だということが、価格に出ていると考えられます。 一方、社は市役所のある市の中心ですが、 成約5件の中央値は980万円。 古い市街地の物件が流通していると考えられますが、 5件という件数ですので、断定はできません。

下滝野の中央の面積319㎡は、4つの町のなかで突出しています。 約96坪です。 加東市では、都市部の感覚とはまったく違う広さの土地が普通に流通しているということになります。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格延床(土地) 間取築年構造最寄駅・徒歩時期
戸建山国2,600万円 180㎡(土地135㎡)6LDK2011年 木造滝野 0分2025Q2
戸建上滝野2,500万円 145㎡(土地100㎡)4LDK2026年 木造滝野 10分2026Q1
戸建2,400万円 170㎡(土地105㎡)4LDK2020年 木造社町 0分2026Q1
戸建天神2,300万円 200㎡(土地105㎡)4LDK2023年 木造社町 0分2026Q1

4件すべてが木造で、築2011〜2026年。 上滝野の1件は2026年築ですから、ほぼ新築です。 加東市で流通している戸建は「築浅の木造」が中心だということが、この4件からも読み取れます。 延床145〜200㎡(約44〜60坪)という広さも、都市部の感覚とは違います。

価格帯は2,300万〜2,600万円。 この帯にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円〜92万4,000円です。 加東市は、土地が安い市でありながら、仲介手数料の絶対額は決して小さくない市だということになります。 建物が新しいぶん、総額が上がるからです。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加東市27件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 延床・土地面積は公表値を四捨五入した区分値です。 27件という件数ですので、相場としては参考値です。

3つの地域と、産業の受け皿

加東市は平成18年3月20日に社町・滝野町・東条町の3町が合併してできた市で、 市公式はいまも3地域の区分を使っています。

地域人口世帯数 構成比都市計画市立学校
社地域19,726人8,889世帯 50.0%南側は東播(線引き)/北側は線引きなし 社学園小・社学園中
滝野地域12,092人5,463世帯 30.6%東播(線引き)滝野東小・滝野南小・滝野中
東条地域7,641人3,319世帯 19.4%東条(非線引き) 東条学園小中学校(義務教育学校)1校

人口・都市計画・学校が、きれいに3地域に対応しています。 社地域が市の半分、滝野地域が3割、東条地域が2割弱。 そして東条地域の市立学校は義務教育学校1校に集約されています。

雇用の受け皿としては、産業団地が4か所あり、3地域に分散しています。

名称所在地市公式の立地の説明
社工業団地加東市佐保(社地域) 国道175号線(南北)、国道372号線(東西)に近接
滝野工業団地加東市河高(滝野地域) 滝野総合公園体育館スカイピアに近接
森尾工業団地加東市森尾、新定(東条地域) 民間開発事業により造成
ひょうご東条ニュータウン インターパーク加東市南山(東条地域) ひょうご東条IC、道の駅とうじょうに近接

さらに兵庫教育大学が市内に立地しており、 都市計画マスタープラン概要版に教育・文化施設として明記されているほか、 市の統計書の行政区別人口表には兵庫教育大学の職員宿舎・学生宿舎の人口が計上されています。 人口39,190人の市に、工業団地4か所と大学がある。 通勤圏として市内で完結できる可能性がある、というのは加東市の条件のひとつです。

産業団地の面積・分譲状況・立地企業、兵庫教育大学の所在地(町名)・学生数は、 市公式に記載がなく未取得です。本ページでは名称と所在地までにとどめています。 なお工業地の地価公示の標準地は0地点ですので、工業地の相場は書けません。 出典:加東市「産業団地・工業団地」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/sangyoushinkoubu/shokokankoka/danchi/1454060520091.html / 加東市統計書 / 加東市 都市計画マスタープラン 概要版

まとめ:加東市は「いまのルール」と「これから」を分けて考える市

加東市の住宅地の平均価格は、兵庫県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 40市区町村のうち33位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは19位。 変動率(+0.4%)で見ると40市区町村中26位、25市のなかでは14位です。

ただし、加東市で本当に重要なのは順位ではありません。 確認すべきことは、次の5点です。

  • その物件は東播都市計画区域(線引き)か、東条都市計画区域(非線引き)か、区域外か。 市街化区域は589ha=市域の3.7%しかありません。
  • 都市計画税(0.2%)の課税区域内か。 市街化区域だけでなく、南山地区全域・天神西・天神東掎鹿谷の区画整理施行区域も課税区域です。
  • 市街化調整区域なら、特別指定区域5類型のどれかに該当するか。 とくに高岡地区の一部=新規居住者の住宅区域は「誰でも建てることができます」。
  • 区域区分の廃止(令和10年度中を目標)の検討状況。 ただし廃止後のルールは未定です。将来の緩和を前提にした値付けには応じないでください。
  • 土砂災害警戒区域(206箇所)・特別警戒区域(122箇所)と、6水系の風水害ハザードマップ。

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。 そして最後にもう一度書きます。 加東市の成約データは27件、全件が戸建、マンションは0件です。 このページの数字は、件数を見たうえでお使いください。

空から見た、この50年の加東市

加東市が誕生したのは平成18年(2006年)3月20日です。社町・滝野町・東条町の3町が合併して市制を施行しました。市章は「人と自然が息づくまち・加東市の頭文字「K」を、合併数を配して図案化したもの」で、田園都市を表現しているとされています。市章のデザインそのものに、3町が合併したという事実が組み込まれているということです。
左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲です。左の写真の時点は、まだ社町・滝野町・東条町という3つの町だった時代。ひょうご東条ニュータウン インターパークも、4つの産業団地も、南山地区・天神西・天神東掎鹿谷の土地区画整理事業も、この時点にはありません。右側は、それから半世紀が経ち、3町が1つの市になり、国道175号・372号の沿道とインターチェンジ周辺に産業の集積ができ、非線引きの東条側に計画的な市街地がつくられて、そこに都市計画税の課税区域が引かれたあとの姿です。そしていま、その線引きそのものを廃止する検討が進んでいます(令和7年3月6日決定・令和10年度中を目標)。加東市は、土地のルールがまだ動いている市だということが、この2枚の写真の前後に挟まれた50年から見えてきます。

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28668〜28670・y12987〜12988)で切り出しています。

04加東市を5に分けて考える(エリアガイド)

加東市の市公式は、一貫して「社地域・滝野地域・東条地域」という旧3町の区分を使っています。加東市は平成18年3月20日に社町・滝野町・東条町が合併してできた市で、都市計画マスタープランも「社地域・滝野地域・東条地域の3地域による区分を設定」と明記しています。人口は社19,726人(50.0%)/滝野12,092人(30.6%)/東条7,641人(19.4%)(令和6年3月末・構成比は当方算出)。

ここでは、この3地域の区分に、令和8年地価公示の全11地点(住宅地10・商業地1・工業地0)、国土交通省の成約価格情報27件の駅別・町丁目別、都市計画区域の線(線引きの東播側と非線引きの東条側)、市街化調整区域の特別指定区域5類型を重ねて、5つのまとまりに整理します。

ただし、先に前提をお断りします。加東市の成約データは27件しかなく、全件が戸建です(マンションは0件)。住宅地の標準地も10地点だけです。以下の数字は、件数が少ないので参考値としてお読みください。また標準地がどの地域に属するかの判定は、市公式の地名一覧と突き合わせた当方の判断(確度は中)です。都市計画マスタープランの地域別構想の詳細もPDFのみで取得できていません(未取得)。

社地域の中心部(社・上中・ひろのが丘・藤田)(最寄駅:社町)

市役所(加東市社50番地)がある市の中心です。住宅地の最高地点「ひろのが丘12番13」の53,500円/㎡(+1.7%)がここにあり、次いで藤田1767番2の46,900円/㎡(+2.9%・10地点で最大の上昇)市内唯一の商業地の標準地も、この地域の「上中字溝ノ内323番1外」で65,800円/㎡(+1.1%)です(地積4,351㎡)。ただし商業地は1地点しかありませんので、「加東市の商業地の相場」とは言えません。成約は社が5件・中央値980万円(中央の面積168㎡)で、町丁目別では最も安い水準です。最高地価の町に、最も安い成約中央値がある——これはひろのが丘・藤田といった新しい住宅地と、社の古い市街地が同じ地域に共存していることの表れだと考えられます(5件という件数ですので、断定はできません)。成約個票では社の戸建(木造・2020年築・延床170㎡/土地105㎡・4LDK)が社町駅徒歩0分で2,400万円で成約しています。市公式のまちの拠点は「やしろショッピングパーク Bio周辺」。また兵庫教育大学が市内に立地しており、統計書の行政区別人口表には職員宿舎・学生宿舎の人口が計上されています(所在地の町名は市公式で確認できず未取得)。

滝野地域(上滝野・下滝野・河高・北野)(最寄駅:滝野)

成約が最も集中しているのがこの地域です。27件のうち下滝野6件(中央値2,650万円・中央の面積319㎡)上滝野6件(2,550万円・207㎡)で、計12件=全体の44%を占めます。最寄駅別でも滝野駅が11件・中央値2,600万円・平均徒歩10分で市内最多下滝野の中央の面積319㎡というのは、加東市のなかでも突出して広い数字です。住宅地の標準地は北野字神田木269番2が46,800円/㎡(+1.1%)上滝野字公門前700番1が33,500円/㎡(横ばい)。この地域は東播都市計画区域=線引きされている側にあたり、市公式の逐語も「滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、区域区分が設定されている」としています。つまり、市街化区域と市街化調整区域の区別があるのはこの地域です。市街化区域は589ha(市域の3.7%)しかありませんので、滝野地域の物件でも、市街化区域とは限りません。必ず確認してください。地区計画は河高西地区・宮ノ下地区・矢ノ元地区・下ノ山地区などが東播都市計画区域内にあります。滝野工業団地(加東市河高)も立地しています。

高岡地区(★「誰でも建てられる」特別指定区域)(最寄駅:滝野)

加東市でいちばん制度的に面白い場所です。住宅地の標準地「高岡字冨家道北天神池東2195番」は13,300円/㎡(▲0.7%)で、市内10地点のうち2番目に安い水準(地積354㎡)。ところが、この高岡地区の一部は、市街化調整区域の特別指定区域「新規居住者の住宅区域」に指定されており、市はこの類型について「誰でも建てることができます」と明記しています。地縁者の住宅区域が「建築予定地の自治会周辺に通算10年以上居住した人」に限られるのに対し、新規居住者の住宅区域にはその条件がありません。加東市に縁のない方でも、自己居住用の戸建て住宅なら建てられるということです。市内最安層の土地に、「誰でも建てられる」という制度が置かれている。この組み合わせは、加東市で土地から家を建てることを考えている方にとって、検討する価値があります。ただし注意点が3つあります。第一に、対象は自己居住用の戸建て住宅に限定され、分譲住宅・賃貸住宅はできません。第二に、指定されているのは「高岡地区の一部」であって、高岡全域ではありません。範囲は必ず市の窓口で確認してください。第三に、市街化調整区域であることに変わりはないので、住宅ローンの取扱いは金融機関によって分かれる可能性があります。なお高岡地区には地区計画も定められています(東播都市計画区域内の6地区のひとつ)。

東条地域・南山(ひょうご東条ニュータウン インターパーク)(最寄駅:三田(兵庫))

成約データの町丁目別で、中央値が最も高いのが南山です。5件・中央値2,800万円・中央の面積231㎡。南山はひょうご東条ニュータウン インターパークの所在地で、市公式はひょうご東条IC・道の駅とうじょうに近接すると説明しています。そして南山は、制度のうえでも特別です。東条地域は非線引きの東条都市計画区域(5,032ha)にあたりますが、都市計画税の課税区域は市公式の逐語で「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域」。非線引きなのに、南山地区は全域が都市計画税(0.2%)の課税区域です。地区計画も南山地区・天神東掎鹿谷地区・天神西地区の3地区が東条都市計画区域内にあり、課税区域の名前とそのまま対応しています。成約個票では天神の戸建(木造・2023年築・延床200㎡/土地105㎡・4LDK)が社町駅徒歩0分で2,300万円なお成約データで「三田(兵庫)」を最寄駅とする4件(中央値2,800万円)がありますが、三田駅は三田市の駅であって、加東市内の駅ではありません。加東市の東側が三田市と接しているための集計です。

東条地域の周縁と、市内最安層(岡本・長貞・中古瀬・木梨)(最寄駅:社町)

加東市でいちばん土地が安いエリアです。住宅地10地点のうち下位5地点は、岡本字仲田18番外11,300円/㎡(市内最安・地積545㎡)、長貞字深田1498番外11,400円/㎡(▲0.9%・565㎡)、中古瀬字居ガイチ337番1が11,600円/㎡(▲0.9%・351㎡)、高岡13,300円/㎡(▲0.7%)、木梨字大井恋口31番1が13,700円/㎡(▲0.7%)岡本と長貞は東条地域、中古瀬と木梨は社地域です。
ここで必ず知っておいていただきたいのが、「木梨」の中身です。同じ木梨に西原1037番16の33,800円/㎡(+1.5%)大井恋口31番1の13,700円/㎡(▲0.7%)という2つの標準地があり、その差は2.5倍です。町名だけで土地の値段を判断できないという、いちばん分かりやすい例になっています。なお木梨地区は、市街化調整区域の特別指定区域「沿道施設集約誘導等区域」にも指定されており、幹線道路沿道に一般貨物自動車運送事業や倉庫業用途の施設を誘導する区域です。住宅を買う立場からは、隣接地に物流施設が立地しうる区域だという読み方もできます。また、このエリアで押さえておくべきなのが下位5地点の地積です。岡本545㎡・長貞565㎡・木梨395㎡・高岡354㎡・中古瀬351㎡と、いずれも350㎡を超える広い土地単価が安くても、面積が大きいぶん総額はそれなりになります。固定資産税の住宅用地特例も、一般に200㎡を境に扱いが変わります(ただし加東市の特例の割合は市公式で確認できず未取得)。

※エリア区分と各エリアの記述は、加東市・兵庫県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

05加東市の交通

鉄道

加東市の鉄道はJR加古川線です。市の都市計画マスタープラン概要版にはJR滝野駅・社町駅・滝駅が図示され、JR滝野駅・社町駅の周辺「駅周辺活性化エリア」として位置づけられています。

ただし、市公式に「市内の鉄道駅は○駅」と明示した記述はありません(未取得)。このページでは駅数を断定せず、市公式の資料で駅名を確認できた3駅だけを挙げています。

加東市で押さえておくべきなのは、「駅」より「道路」です。成約データ27件のうち、社町駅を最寄りとする7件の平均徒歩は0分ですが、滝野駅の11件は平均徒歩10分。そして4件は三田市の三田駅が最寄りとして集計されています。人口39,190人・面積157.55km²・人口密度約249人/km²という市ですから、日常の移動は車が中心になる前提で考えるのが現実的です。

路線1日平均乗降人員特徴
滝野JR加古川線成約データの最寄駅として市内で最も件数が多い駅(11件・中央値2,600万円・平均徒歩10分)。市の都市計画マスタープラン概要版は、JR滝野駅・社町駅の周辺「駅周辺活性化エリア」として位置づけています。周辺の上滝野・下滝野は成約が各6件(中央値2,550万円・2,650万円)で、27件のうち12件がこの2つの町に集中しています。住宅地の標準地は上滝野字公門前700番1が33,500円/㎡(横ばい)
社町JR加古川線市街化調整区域の特別指定区域「駅・バスターミナル等周辺区域」に指定されている駅。市公式の逐語では、この類型は「利便性向上と地域活性化に資する建築物を建築可能」とされています。つまりJR社町駅の周辺は、市街化調整区域でありながら建築の道が制度的に開かれている区域です。都市計画マスタープランでも滝野駅とともに「駅周辺活性化エリア」。成約は7件・中央値2,000万円で、平均徒歩は0分(=駅至近の物件が含まれる)。成約個票では社の戸建(木造・2020年築・延床170㎡/土地105㎡・4LDK)が社町駅徒歩0分で2,400万円、天神の戸建(木造・2023年築・延床200㎡/土地105㎡)が社町駅徒歩0分で2,300万円で成約しています
JR加古川線市の都市計画マスタープラン概要版に図示されている駅です。成約データには最寄駅としての集計がありません(直近4四半期)。駅の所在・駅名は概要版の図からの読み取りであり、市公式に「市内の鉄道駅は○駅」と列挙した記述がないため、確度は中です

まず、加東市の鉄道については正直に書いておかなければならないことがあります。市公式に「市内の鉄道駅は○駅」と列挙した記述を特定できませんでした(未取得)。この表に載せている滝野駅・社町駅・滝駅は、市の都市計画マスタープラン概要版の図に示されている駅名と、特別指定区域の「JR社町駅周辺」という記載から確認したものです。路線はJR加古川線で、市の統計書にも「JR加古川線乗車人数」という統計表があります(ただし表の数値そのものは本文として取得できず、駅別乗車人員は未取得)。加東市内の駅の数を、このページでは断定していません。

次に、成約データの「最寄駅」でいちばん注意すべき点です。国土交通省の成約価格情報では、加東市の物件27件のうち4件が「三田(兵庫)」を最寄駅として集計されています(中央値2,800万円)。三田駅は三田市の駅であって、加東市内の駅ではありません。加東市は「東は丹波篠山市、三田市…と接しており」(市公式の逐語)ますので、市の東側(旧東条町地域)から三田方面が近いという位置関係によるものと考えられます。ただしその理由を説明した公的資料はありませんので、ここでは「三田駅は加東市内の駅ではない」という事実だけをお伝えします。物件広告に「三田駅まで◯分」と書かれていても、住所は加東市です。固定資産税・都市計画税・学区・ごみ収集などの行政サービスは、すべて住所地である加東市のものが適用されます。

駅別の乗車人員は未取得です。市の統計書の目次に「1 JR加古川線乗車人数(44ページ)」とあるものの、PDFの表から数値を本文として取得できませんでした。このページのEKIの人員欄がすべて「—」なのはそのためで、数字が無いことを、推測で埋めていません。なおコミュニティバスなどの公共交通についても、市公式に該当ページを特定できませんでした(未取得)

道路

市公式の産業団地のページから、加東市の幹線道路として確認できるのは国道175号線(南北)国道372号線(東西)です。市は社工業団地(加東市佐保)の立地について「国道175号線(南北)、国道372号線(東西)に近接」と説明しています。南北と東西の国道が市内で交わっているというのが、加東市の道路の骨格です。

高速道路については、市公式がひょうご東条ICの名称を挙げています。「ひょうご東条ニュータウン インターパーク」(加東市南山)の立地説明としてひょうご東条IC・道の駅とうじょうに近接する旨が記されています。南山は、成約データの町丁目別で中央値が最も高い町です(5件・2,800万円・中央の面積231㎡)。そして南山は、非線引きの東条都市計画区域にありながら、都市計画税の課税区域(「南山地区全域」)に含まれています。インターチェンジと産業団地とニュータウンが同じ場所にあり、そこに都市計画税がかかっている。加東市のなかで、いちばん都市的な整備が入っている地区だと読めます。

正直にお断りしておくと、加東市の道路については、市公式で確認できた記載がこれ以上ありません。路線の延長、都市計画道路の整備状況、コミュニティバスなどの公共交通については、市公式に該当ページを特定できませんでした(未取得)。推測で書かない方針のため、このページでは路線名・IC名の存在までにとどめています。検討中の物件の前面道路の種別・幅員、都市計画道路の区域にかかるかどうかは、市の都市政策課と重要事項説明書で必ずご確認ください。都市計画道路の区域にかかる敷地は、建築に制限がかかることがあります。

加東市で車を前提に考える場合、確認しておく価値があるのが「区域区分の廃止」です。市は令和7年3月6日に東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止を決定し、令和10年度中の廃止を目指して検討しています。幹線道路の沿道で、いま市街化調整区域になっている土地の扱いは、今後変わる可能性があります。現に市は特別指定区域の一類型として「沿道施設集約誘導等区域」(木梨地区)を設け、幹線道路沿道に一般貨物自動車運送事業や倉庫業用途の施設を誘導しています。ただし廃止後にどうなるかは決まっていません。将来の規制緩和を前提にした値付けには、応じないほうが安全です。

市内の鉄道駅の正式な一覧と駅数、JR加古川線の駅別乗車人員、コミュニティバス等の公共交通、道路の整備状況は、いずれも市公式で確認できませんでした(未取得)。本ページでは、市公式の資料で名称を確認できた範囲にとどめています。また、成約データに出てくる「三田(兵庫)」は三田市の駅であり、加東市内の駅ではありません。出典:加東市 都市計画マスタープラン 概要版//www.city.kato.lg.jp/material/files/group/53/plangaiyouban.pdf /加東市「特別指定区域」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1454475162691.html /加東市「産業団地・工業団地」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/sangyoushinkoubu/shokokankoka/danchi/1454060520091.html /加東市統計書 //www.city.kato.lg.jp/material/files/group/13/202603katoushitoukei.pdf

06加東市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

兵庫県で家を探すとき、阪神間の平地しか見ていなかった方が最初につまずくのがこれです。 同じ市の中でも、駅前の市街地と山手・北部とで市街化区域と市街化調整区域が分かれています。 加東市の区域区分は、他市と同じようには説明できません。加東市には都市計画区域が2つあり、線引き(区域区分)がされているのは片方だけだからです。市公式の逐語は「滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、区域区分が設定されている」。つまり社地域の北側と東条地域は線引きされていません

東播都市計画区域は6,396haで、そのうち市街化区域は589ha市街化区域は市域15,755haのわずか3.7%(当方算出)しかありません。一方、東条都市計画区域は5,032haの非線引き都市計画区域で、市街化区域・市街化調整区域という区分そのものがありません。加東市で物件を探すと、その大半は市街化区域の外にあります。なお東播都市計画区域のうち市街化調整区域の面積は、市公式に記載がなく未取得です(6,396−589=5,807haという引き算はできますが、市の公表値ではないため本ページでは数字を出していません)。

※区域区分の決定・変更:令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定し、「令和10年度中の区域区分廃止を目指して検討中」(加東市公式)

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、加東市は税率が0.2%です。多くの市の0.3%より低いことに注意してください。そして課税区域も独特で、市公式の逐語は「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域にある土地、家屋」。南山地区と2つの土地区画整理事業の施行区域は、非線引きの東条都市計画区域側にあります。つまり加東市では「市街化区域だから課税、それ以外は非課税」という単純な線ではありません。固定資産税1.4%と合わせると、課税区域内は1.6%(当方算出)、それ以外は1.4%のみです。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

加東市の都市計画区域は2つある。まずここを整理します

「加東市は線引きされていますか?」という質問には、一言では答えられません。市公式が用途地域証明のページで並記しているとおり、加東市には次の2つの都市計画区域があります。

都市計画区域区分面積市街化区域/調整区域の区分
東播都市計画区域(加東市域)線引き都市計画区域6,396 haあり(市街化区域589 ha
東条都市計画区域非線引き都市計画区域5,032 haなし
都市計画区域外(当方の引き算)約4,327 ha
合計(市域)15,755 ha

※東播都市計画区域6,396ha・市街化区域589ha・東条都市計画区域5,032haは加東市統計書の掲載値(令和8年1月末)。都市計画区域外の面積は市域157.55km²=15,755haからの引き算で、当方の算出値です(確度は中)。また市街化調整区域の面積そのものは市公式に記載がなく、未取得です。出典:加東市統計書 //www.city.kato.lg.jp/material/files/group/13/202603katoushitoukei.pdf /加東市「用途地域証明」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1517793442083.html

市公式の逐語は「滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、区域区分が設定されている」です。この一文から読み取れるのは次の3点です。

  • 滝野地域と社地域の南側=東播都市計画区域=線引きされている。市街化区域か市街化調整区域かの区別があります。
  • 社地域の北側=線引きされていない。
  • 東条地域=東条都市計画区域=非線引き。市街化区域も市街化調整区域もありません。

非線引き都市計画区域では、市街化調整区域の「原則として建てられない」という制約がありません。ただし用途地域が定められている区域もあれば定められていない区域(白地地域)もあり、白地地域には建ぺい率・容積率の特定行政庁による指定がかかります。開発許可の規模の基準も、線引き区域と非線引き区域では異なります。検討中の物件がどちらの区域にあるかは、必ず市の用途地域証明または重要事項説明書でご確認ください。

★その線引きが、令和10年度中に廃止される方向です

これが、加東市で家を買う人にとって最も重要な事実です。市公式のページには、次のように書かれています。

令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定。
令和10年度中の区域区分廃止を目指して検討中」
区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定めることにより、民間活力を活用しながら、主体的にまちづくりを進めていく

つまり、いま市街化調整区域である土地が、令和10年度中に「市街化調整区域ではなくなる」方向で手続きが進んでいるということです。これは買う側にとって、はっきりと影響のある話です。

  • いま「市街化調整区域だから建て替えが難しい」と言われている土地の扱いが、変わる可能性がある。
  • 逆に、いま市街化区域にある土地の相対的な優位が、薄れる可能性もある。市街化区域は589ha=市域の3.7%しかありませんから、その希少性が制度の変更でどう動くかは、現時点では誰にも分かりません。
  • 都市計画税の課税区域が今後どうなるかも、現時点では未定です。現在は「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域」が課税区域です。

ただし、ここは断定を避けなければなりません。市が公表しているのは「区域区分を廃止する方向で、令和10年度中を目指して検討中」であり、「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定める」としているだけです。その新しいルールの中身は、本ページ作成時点で公表されていません(未定)。廃止後に何が建てられるようになるのか、建ぺい率・容積率がどうなるのか、どの区域にどんな制限がかかるのかは、いま決まっていません。「廃止されるから何でも建てられるようになる」と考えるのは誤りです。

実務上の対応としては、次のようにお考えください。

  • いま市街化調整区域の物件を買う場合は、「いまのルール」で判断する。将来の廃止を織り込んだ価格には応じない。制度が変わる保証はまだありません。
  • ただし、長く持つつもりなら、廃止の検討が進んでいることは知っておく価値がある。「一生建て替えられない土地」と決めつける必要は、加東市ではありません。
  • 市の都市政策課に、検討の進捗を直接確認する。市の担当ページは更新されますので、契約前の最新情報は市に聞くのが確実です。

いまの市街化調整区域でも建てられる「特別指定区域」が5類型ある

区域区分の廃止を待たなくても、加東市の市街化調整区域にはすでに建築の道が開かれている区域があります。特別指定区域という制度で、市公式が5つの類型を挙げています。

類型内容(市公式の説明)指定されている区域
地縁者の住宅区域地縁者であれば、戸建て住宅が建てられるようになる区域」。対象は建築予定地の自治会周辺に通算10年以上居住した人に限定。自己居住用の戸建て住宅のみで、分譲住宅・賃貸住宅は対象外区域名は市公式の当該ページでは未特定(未取得)
新規居住者の住宅区域人口減少集落における新規居住者向け。「誰でも建てることができます」と市が明記。自己居住用の戸建て住宅に限定高岡地区の一部
既存事業所の拡張区域建築後通算10年以上営まれている工場などが、延べ床面積で1.5倍以内の範囲で拡張可能沢部・東古瀬・出水地区
駅・バスターミナル等周辺区域利便性向上と地域活性化に資する建築物を建築可能JR社町駅周辺
沿道施設集約誘導等区域幹線道路沿道で、一般貨物自動車運送事業や倉庫業用途の施設を誘導木梨地区

このうち買う側にとって決定的なのが「新規居住者の住宅区域」です。市は「誰でも建てることができます」と書いています。地縁者の住宅区域が「通算10年以上居住した人」に限られるのとは対照的で、加東市に縁のない人でも、自己居住用の戸建てなら建てられるということになります。そして、その区域は高岡地区の一部です。

高岡は、令和8年地価公示で住宅地13,300円/㎡(前年比▲0.7%)。加東市の10地点のなかで2番目に安い水準です。市内でいちばん安い層の町に、「誰でも建てられる」という制度上の例外が置かれている。この組み合わせは、加東市で土地から家を建てることを考えている方にとって、検討する価値のある材料です。ただし区域の具体的な範囲(どこからどこまでが「高岡地区の一部」か)は市の窓口で必ず確認してください。また、あくまで自己居住用の戸建て住宅に限定されており、賃貸や分譲を目的とした建築はできません。

開発指定区域(下滝野・多井田)と、地区計画9地区

このほか、市街化調整区域には開発指定区域という制度もあります。市の説明は「その指定が行われると一定の用途の建築物であればその建築が可能となる制度」で、加東市では開発指定区域(下滝野)開発指定区域(多井田)の2区域が指定されています。建築できる用途は「第一種低層住居専用地域内に建築することができる建築物の用途」ですが、建築基準法別表第2(い)3号の共同住宅等は建築できません。戸建てはよくても、アパート・マンションはだめ、ということです。

地区計画は、市公式で確認できる範囲で9地区あります。

都市計画区域地区計画
東播都市計画区域内(6地区)河高西地区/宮ノ下地区/矢ノ元地区/高岡地区/下ノ山地区/山国地区
東条都市計画区域内(3地区)南山地区天神東掎鹿谷地区天神西地区

東条側の3地区(南山・天神東掎鹿谷・天神西)の名前に注目してください。これは、都市計画税の課税区域として市が挙げている「南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域」とそのまま対応しています非線引きの東条側で、地区計画と土地区画整理によって計画的に市街地がつくられた区域が、都市計画税の課税区域になっているという構造です。(市公式に理由の説明はありませんので、対応関係の指摘にとどめます。)

9地区それぞれの決定年月日・区域面積は市公式の一覧に記載がなく、未取得です。各地区計画の建築制限の具体的な内容も確認できていません。出典:加東市「区域区分の見直し」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/17243.html /加東市「特別指定区域」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1454475162691.html /加東市「開発指定区域」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1523423981464.html /加東市「地区計画」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1455781164332.html

07加東市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.2%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.6%課税標準額に対して

加東市の都市計画税は0.2%です。0.3%ではありません。市公式の逐語は「課税標準額×税率(0.2パーセント)」。固定資産税は「課税標準額×税率(1.4パーセント)」で、課税区域内なら合計1.6%(当方算出)になります。多くの市が都市計画税0.3%(地方税法の制限税率いっぱい)を採用しているなかで、加東市は0.2%に抑えているということです。課税標準額1,000万円なら、0.3%の市との差は年1万円になります。

そして、加東市の都市計画税は課税される区域が独特です。市公式の逐語は「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域にある土地、家屋」。南山地区と2つの土地区画整理事業の施行区域は、非線引きの東条都市計画区域側です。つまり加東市では「線引きされている東播側の市街化区域だけが課税対象」ではなく、非線引きの東条側にも課税されている区域があるということになります。

これは買う側にとって、実務的な確認事項です。「非線引きの区域だから都市計画税はかからないはず」という思い込みは、加東市では通用しません。成約データで町丁目別の中央値が最も高い南山(5件・2,800万円)は、まさにこの「南山地区全域」にあたります。南山はひょうご東条ニュータウン インターパークの所在地でもあります。検討中の物件が課税区域内かどうかは、必ず市の税務課または納税通知書でご確認ください。

納税義務者は「その年の1月1日現在」の所有者です。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。市は「固定資産税と都市計画税をあわせて納付していただきます」としています。ただし納期(納付月)は、市公式のページで「市税等の納期」が画像で掲載されており、文字情報として取得できませんでした(未取得)。納期は市の税務課または納税通知書でご確認ください。

免税点については、市が「固定資産税がかからない(免税点に満たない)固定資産には、都市計画税もかかりません。」と明記しています。土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円が基準です。

ここは正直に書きます。加東市の住宅用地の特例と新築住宅の減額措置については、市公式で内容を確認できませんでした(未取得)。

住宅用地に対する課税標準の特例(小規模住宅用地は200㎡までが固定資産税で評価額の6分の1、都市計画税で3分の1になるという制度)は地方税法にもとづく全国共通の仕組みですが、加東市の固定資産税・都市計画税のページにも資産税係のページにも、具体的な割合の記載がありませんでした。また新築住宅に対する固定資産税の減額措置についても、市の「家屋関係」のページには省エネ改修・バリアフリー改修・耐震改修の3つの減額措置しかなく、新築住宅の減額措置のページ自体が存在しません

このページでは推測で数字を書かない方針のため、「加東市では○分の1になります」という書き方をしていません。新築や土地の取得を検討されている方は、加東市 総務財政部 税務課 資産税係(0795-43-0395)に直接ご確認ください。

参考までに、加東市の成約データ27件の中央の面積は221㎡です。住宅用地の特例は一般に200㎡を境に扱いが変わりますので、加東市で流通している戸建の多くは、その境目を超える広さだということになります。固定資産税の試算は、売主側または市に確認しておく価値があります。なお市は「わがまち特例」「令和8年度税制改正」のページも公開しています。

免税点

同一人が加東市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※税率・免税点は加東市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

08加東市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

加東市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。加東市が学校選択制を実施しているかどうかは、市公式の記述を特定できませんでした(未取得)。市公式にあるのは「校区外・区域外就学の手続き」=指定校変更の許可制についての説明のみです。市の定義では、校区外就学=市内に住民登録がある人が指定校以外の加東市立学校へ就学すること区域外就学=市外に住民登録がある人が加東市立学校へ就学すること。「実施していない」とも書けないため、本ページでは断定していません。学区を理由に物件を選ぶ場合は、加東市教育委員会にご確認ください。なお加東市の市立学校は6校しかなく、そのうち1校は義務教育学校です。学校の数が少ないぶん、校区の範囲は広くなります。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
地理的理由市公式が具体的な地区名を挙げている事由です。「畑・廻渕・池之内・湖翠苑地区から東条学園小中学校への通学希望」。畑・廻渕・池之内は旧社町地域の町名ですから、社地域の一部から、東条地域の東条学園小中学校(義務教育学校)に通うことが認められる運用があるということになります。該当する地区の物件を検討されている方は、通学先の選択肢が広がる可能性があります。
転居・転出(学期途中)学期の途中で転居・転出した場合に、元の学校に通い続けられる事由です。小学5〜6年生・中学2〜3年生は卒業まで小学1〜4年生・中学1年生は学年末まで継続できます。学年によって扱いが違う点に注意してください。
転居・転入予定家を買う方に最も直接関係する事由です。市の基準は「新築・購入や公営・民間住宅入居が確実な場合」。つまり引っ越す前から、引越先の校区の学校に通わせられるということです。入学のタイミングと引渡しのタイミングがずれる場合に効いてきますので、購入を決めたら早めに教育委員会へご相談ください。
保護者就労小学校のみが対象です。児童の帰宅後に監督する人がいない場合に認められます。
部活動中学校のみが対象です。指定校に希望する部活動がない場合に認められます。
特別支援学級希望する種別の特別支援学級が指定校に設置されていない場合に認められます。
教育的配慮身体上の理由により配慮が必要」または「いじめ・不登校等により配慮が必要」と認められる場合です。
その他教育委員会が必要と認めた場合です。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は加東市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ兵庫県内でも、市が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象0歳から高校生に相当する年齢(18歳到達後の最初の年度末)まで
所得制限所得制限なし(令和4年7月1日から所得制限を設けずに拡充・市が公式に明記)
一部自己負担保険診療の自己負担額の全額を助成(入院・外来とも)

市立学校は6校。うち1校は義務教育学校です

加東市の市立学校は6校しかありません。人口39,190人の市ですから、学校の数が少ないこと自体は自然ですが、その内訳が独特です。

種別学校名対応する地域
市立小学校(3校)社学園小学校滝野東小学校滝野南小学校社地域・滝野地域
市立中学校(2校)社学園中学校滝野中学校社地域・滝野地域
市立義務教育学校(1校)東条学園小中学校東条地域

東条地域(人口7,641人)の市立学校は、東条学園小中学校の1校だけです。義務教育学校は、小学校6年+中学校3年ではなく、9年間を一つの学校で過ごす形態の学校です。市は小中一貫教育を推進しており、「令和8年度『加東の教育』」でも「小中一貫教育と令和8年度における各課の取り組み」を掲げています。「小学校◯校・中学校◯校」と数えるときに、義務教育学校を取りこぼさないでください。

校名にも注目してください。「社学園」「滝野東」「滝野南」「東条学園」という名前は、旧社町・旧滝野町・旧東条町という3つの地域の単位に対応しています。加東市の学校は、平成18年に合併した3つの町の単位で再編されていると読み取れます。学校の数が少ないぶん、一つの校区が広くなります。市域157.55km²に小学校3校+義務教育学校1校ですから、通学距離と通学路の確認は、都市部の市より重要です。

指定校変更に「畑・廻渕・池之内・湖翠苑地区から東条学園へ」という事由がある

加東市の指定校変更(校区外就学)の事由は8類型あり、そのうち第1の事由「地理的理由」に、具体的な地区名が挙がっています。

畑・廻渕・池之内・湖翠苑地区から東条学園小中学校への通学希望

畑・廻渕・池之内は、市公式の地名一覧で「旧社町地域」に分類されている町名です。つまり社地域の一部から、東条地域の東条学園小中学校に通うことが認められる運用があるということになります。市域が広く、地域の境と生活の実感がずれる場所があることへの対応だと読めます。この4地区の物件を検討されている方は、通学先の選択肢が広がる可能性があります。

そして、家を買う方にとって最も実用的なのが事由3です。

転居・転入予定:「新築・購入や公営・民間住宅入居が確実な場合

引っ越す前から、引越先の校区の学校に通わせられるという制度です。引渡しの時期と入学・新学期の時期がずれる場合に効いてきます。加東市に家を買うことが決まったら、早めに教育委員会へご相談ください。

学期の途中で転居・転出する場合の扱いも整理されていて、小学5〜6年生・中学2〜3年生は卒業まで小学1〜4年生・中学1年生は学年末まで、元の学校に通い続けられます。学年によって期間が違う点は、引越しのタイミングを考えるときの材料になります。

学校選択制については、断定していません

加東市が学校選択制を実施しているかどうかは、市公式の記述を特定できませんでした(未取得)。市公式にあるのは「校区外・区域外就学の手続き」=許可制の説明だけです。「実施していない」とも書けないため、本ページでは断定していません。学区を理由に物件を選ぶ方は、必ず加東市教育委員会にご確認ください。

給食費は、市公式で確認できませんでした

ここは正直に書きます。加東市の学校給食費は、金額も無償化の有無も、市公式で確認できませんでした(未取得)。

学校給食センターの関連ページを「給食センター → ごあんない → 加東の学校給食と献立 → かとうのこんだて」と4階層たどりましたが、金額・無償化の有無・実施方式・対象校数のいずれも市公式に記載を特定できませんでした。確認できたのは、加東市学校給食センター(電話 0795-42-0074)が存在することと、「学校給食センター施設紹介」「加東市の学校給食事業内容」「運営委員会開催状況」の各ページがあることまでです。

このページでは推測で書かない方針のため、「加東市は給食が無償です」とも「有料です」とも書いていません。給食費は毎月の家計に直接効く項目ですので、加東市学校給食センターまたは教育委員会に直接ご確認ください。(参考までに、近隣の姫路市は令和8年度、小学校が無償・中学校が1食345円/月6,200円です。市によってまったく違いますので、他市の条件を当てはめないでください。)

こども医療費は、姫路市より2年早く拡充されている

給食費が未取得である一方、こども医療費は加東市の強みです。

令和4年7月1日から、所得制限を設けず、高校生に相当する年齢のお子様まで医療費の助成を拡充しています
対象年齢は「0歳から高校生に相当する年齢(18歳到達後の最初の年度末)までのお子様
助成の内容は「保険診療の自己負担額の全額を助成する」(入院・外来とも)

令和4年7月1日という日付が効いています。同じ兵庫県の姫路市が、0歳から18歳まで所得制限なしで全額助成に拡大したのは令和6年7月1日です。加東市のほうが2年早い。人口39,190人の市が、人口516,046人の中核市より先に踏み切っているということになります。子育て世帯にとっては、市の規模ではなく制度の中身で比べる価値があるという例です。

なお待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。市が公開しているのは保育所・こども園・幼稚園の各ページ、子育て施設、アフタースクール、幼児教育・保育の無償化、子育てスマイルセンター、ひとり親世帯向けの各制度などの案内です。保育園の入りやすさを重視される方は、市の担当課に直接お問い合わせください。

出典:加東市「小・中学校・義務教育学校」//www.city.kato.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/shochugakko/16240.html /加東市「校区外・区域外就学の手続き」//www.city.kato.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/shochugakko/12252.html /加東市「こども医療費助成」//www.city.kato.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/kenkohoken_kokuminnenkin/12208.html /加東市「学校給食センター」//www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/kyouikushinkoubu/gakkoukyuusyoku-center/gakkoukyuushoku-goannnai/index.html /加東市「地名一覧」 //www.city.kato.lg.jp/shiseijoho/about/1457747662159.html

09加東市で家を買う前に必ず確認したい点

1|まず、データが薄いという前提を共有させてください

このページでいちばん誠実に書くべきなのは、ここです。 加東市について、公的データで分かることには限界があります。

項目加東市の状況
直近4四半期の成約27件・全件が戸建。マンションは0件
住宅地の標準地10地点(姫路市88地点・西宮市93地点)
商業地の標準地1地点(相場とは言えません)
工業地の標準地0地点(産業団地は4か所あるのに、です)
令和7年国勢調査未取得(市公式にページがなく、県公式も公表日のみ)
給食費・無償化の有無未取得(市公式に記載を特定できず)
待機児童数未取得(市公式に掲載ページを特定できず)
住宅用地の特例・新築住宅の減額未取得(市公式に割合・制度ページがない)
固定資産税・都市計画税の納期未取得(「市税等の納期」が画像で掲載されている)
市内の鉄道駅の一覧・駅数未取得(市公式に列挙した記述がない)
市街化調整区域の面積未取得(統計書は東播6,396ha/市街化区域589haまで)
用途地域の種類ごとの面積未取得(市公式に一覧がない)

これらを「だいたいこのくらい」と推測で埋めることはしていません。 他市の数字を当てはめることもしていません。 分からないことは分からないと書くというのが、このページの方針です。

そのうえで、加東市について確かに書けることは、制度です。 都市計画・税・学校・防災については、市公式から具体的な内容が取れています。 そして、その制度が他のどの市とも違うのが加東市の面白さでもあります。 以下、契約前に確認すべき点を順に整理します。

2|★区域区分が廃止される方向です。ただし廃止後は未定です

加東市で家を買う前に、いちばん確認すべきことです。

令和7年3月6日、市は「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定。
令和10年度中の区域区分廃止を目指して検討中」。
区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定めることにより、民間活力を活用しながら、 主体的にまちづくりを進めていく

決まっていることは、次の3つだけです。

  • 市が区域区分の廃止を決定したこと(令和7年3月6日)
  • 目標時期が令和10年度中であること
  • 区域区分に代わる新たな土地利用のルールを、市が定めると市が言っていること

決まっていないことは、次のとおりです。

  • 新しい土地利用のルールの中身(用途、建ぺい率・容積率、対象区域)
  • いま市街化調整区域である土地で、廃止後に何が建てられるようになるのか
  • 都市計画税(0.2%)の課税区域が、廃止後にどうなるのか
  • 実際に令和10年度中に廃止されるかどうか(「目指して検討中」であり、確定ではありません)

したがって、次の2つは、どちらも誤りです。

よくある誤解正しい理解
「区域区分が廃止されるから、調整区域でも何でも建てられるようになる」 誤り。市は「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定める」と明言しています。 新しい規制が置かれること自体は予告されています
「まだ先の話だから関係ない」 これも正確ではありません。令和10年度は数年先です。 いま買う物件を10年、20年と持つつもりなら、制度が変わる期間に入ります

家タダの考え方をはっきり書いておきます。 いま買うなら、いまのルールで判断してください。 市街化調整区域の物件なら、現行制度で建築・建て替えができるか、 住宅ローンが通る金融機関があるかを確認する。 「数年後に緩和されるはずだから」という前提の値付けには、応じないでください。 一方で、「市街化調整区域だから一生建て替えられない」と決めつける必要も、加東市ではありません。 検討の進捗は、市の都市政策課に直接ご確認ください。

出典:加東市「区域区分の見直しについて」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/17243.html

3|自分の物件が「どの都市計画区域か」を必ず確認する

加東市には都市計画区域が2つあり、その外側もあります。 この3つのどれにあるかで、建てられるもの・かかる税金・手続きが変わります。

区分面積確認すべきこと
東播都市計画区域(線引き)6,396 ha 市街化区域(589ha)か市街化調整区域か。 調整区域なら建築の可否、特別指定区域・開発指定区域・地区計画の該当の有無
東条都市計画区域(非線引き)5,032 ha 用途地域が定められているか、白地地域か。 南山地区全域・天神西/天神東掎鹿谷の区画整理施行区域なら都市計画税の課税区域です
都市計画区域外(当方の引き算)約4,327 ha 接道の扱い、上下水道の整備状況、住宅ローンの評価

市は用途地域証明を発行しており、市街化区域の図面も 「市街化区域 その1〜その4」というPDFで公開しています。 検討中の物件がどの区域にあるかは、用途地域証明または重要事項説明書で必ずご確認ください。

市街化調整区域の面積、用途地域の種類ごとの面積は市公式に記載がなく、未取得です。 都市計画区域外の面積は当方の引き算です(確度は中)。 出典:加東市「用途地域証明」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1517793442083.html

4|土砂災害警戒区域206箇所・特別警戒区域122箇所

兵庫県が公表している市町別の指定状況(令和8年6月30日現在)で、 加東市の土砂災害警戒区域は206箇所、特別警戒区域は122箇所です。

現象の種類警戒区域(イエローゾーン) 特別警戒区域(レッドゾーン)
急傾斜地の崩壊12389
土石流7733
地すべり60
合計206122

箇所数だけを見ると、姫路市の1,358箇所(家島町除く)より少なく見えます。 ところが面積あたりで計算すると、話が変わります。 加東市は206箇所÷157.55km²=約1.31箇所/km²、 姫路市は1,358箇所÷534.35km²=約2.54箇所/km²(いずれも当方算出)。 密度で見れば姫路市のほうが高いということになりますが、 加東市にも市域全体で206箇所あるという事実は変わりません。

特別警戒区域(レッドゾーン)122箇所は、実務上たいへん重い意味を持ちます。 レッドゾーンに指定されると、居室を有する建築物には構造規制がかかり、 開発行為には許可が必要になります。 担保評価が下がり、住宅ローンの条件が厳しくなることもあります。 将来の建て替えの自由度にも直接影響します。 加東市は市公式の逐語で「北部に御嶽山や三草山などの山地があり」と記す市ですから、 山際の土地を検討する場合は、必ず確認してください。

出典:兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks15/documents/0630shiteijoukyou.pdf (令和8年6月30日現在)

5|風水害ハザードマップは6つの水系・12の地域図に分かれている

加東市は加東市風水害ハザードマップを公開しています。 特徴は、対象河川が6つの水系に分かれていることです。

水系(地域図の単位)
加古川・東条川
下川・出水川
三草川
千鳥川・鹿野川
大谷川・大畑川
鴨川

構成は全体版(18.8MB)/12の地域図(map1〜map12)/計画規模降雨版(全域版および9地区別)/ 避難行動判定フローです。 市域157.55km²に対して、12の地域図に分けなければならないということ自体が、 加東市の水系が分散していることを示しています。 市公式は地理的特徴として「加古川流域に河岸段丘と沖積平野が形成されて」いると記しています。

確認の仕方としては、物件の住所がどの地域図に含まれるかを特定し、 その地域図で浸水想定を見ることになります。 多言語版も公開されています。

津波・高潮については、市公式にハザードマップがありません。 加東市は市公式の逐語で「東は丹波篠山市、三田市、南は小野市、三木市、西は加西市、北は西脇市と接しており」と 記されており、海に接する記述がありません。 ただし市が「津波・高潮の想定はない」と明記しているわけではないので、 このページでは「市公式に津波・高潮のハザードマップは掲載されていない」という事実だけをお伝えします。

市はこのほか、防災行政無線/土砂災害に備えましょう/指定緊急避難場所・指定避難所一覧/ 避難行動判定フロー/被災者支援制度/市内への影響が見込まれる断層の各ページを公開しています。 「市内への影響が見込まれる断層」というページがあることは、 地盤や地震のリスクを検討するうえで見ておく価値があります。

洪水浸水想定区域の浸水深・浸水継続時間の具体値は、 ハザードマップがPDF図面のため数値として取得できませんでした(未取得)。 出典:加東市「加東市風水害ハザードマップ」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/soumuzaiseibu/bosaika/bosai001/1462760729988.html

6|景観形成地区は1地区だけ(75ha)。ただし届出が要ります

加東市の景観規制は、姫路市のように市域全域にかかるものではありません。 市公式で確認できる景観形成地区は1地区だけです。

項目内容
名称加東市ヤシロメモリアルガーデン周辺地区2006年3月20日に名称変更
指定1989年3月28日
面積75ヘクタール(市域157.55km²の約0.5%・当方算出)
手続き区域内での建築物の新築・増築・改築時は、建築確認申請の前に景観形成に関する建築等(変更)届出書」の提出が必要

名称変更が2006年3月20日というのは、市制施行の日と同じです。 3町が合併して加東市になった日に、地区の名称も変わったということになります。 指定自体は1989年(平成元年)で、旧町時代からのものです。

75haという面積は、市域の0.5%程度(当方算出)です。 姫路市が「市内全域を景観計画区域とし」ているのとは対照的で、 加東市では景観規制がかかる区域は限定的だと言えます。 ただし該当する区域では、建築確認申請の前に届出が必要ですので、 この区域の土地を検討される方は必ず市にご確認ください。

このほか市には大規模建築物等届出(市公式は「景観条例に基づく届出」とのみ記載)、 景観影響評価制度屋外広告物の各ページがあります。 ただし大規模建築物等届出の根拠となる条例の正式名称と規模基準は、 市公式に記載がなく未取得です。市は詳細について兵庫県ホームページを参照するよう案内しています。 景観形成基準の内容(高さ制限・色彩など)も、PDF添付のため未取得です。

出典:加東市「景観形成地区」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1454475163480.html / 加東市「大規模建築物等届出」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1517793601408.html

7|開発指定区域と地区計画 ― 建てられる用途が決まっている区域

市街化調整区域には、特別指定区域のほかに開発指定区域という制度があります。 市の説明は「その指定が行われると一定の用途の建築物であればその建築が可能となる制度」です。

区域建築できる用途建築できないもの
開発指定区域(下滝野) 第一種低層住居専用地域内に建築することができる建築物の用途 建築基準法別表第2(い)3号の共同住宅等は建築不可
開発指定区域(多井田)

「第一種低層住居専用地域内に建築することができる建築物の用途」というのは、 戸建て住宅、小規模な兼用住宅、小中学校などに限られる、最も制限の厳しい用途区分です。 そして共同住宅(アパート・マンション)は建てられません。 戸建てを建てる分には使える制度ですが、収益物件は建てられないということになります。

地区計画は、市公式で確認できる範囲で9地区です。

都市計画区域地区計画
東播都市計画区域内(6地区) 河高西地区/宮ノ下地区/矢ノ元地区/高岡地区/下ノ山地区/山国地区
東条都市計画区域内(3地区) 南山地区天神東掎鹿谷地区天神西地区

地区計画の区域内では、建築物の用途・高さ・壁面の位置・ 敷地面積の最低限度などが定められていることがあります。 敷地面積の最低限度が定められていると、土地を分割して2棟建てることができません。 ただし、9地区それぞれの決定年月日・区域面積・建築制限の具体的な内容は、 市公式の一覧に記載がなく未取得です。 該当しそうな地区の物件を検討される場合は、必ず市の都市政策課で制限内容をご確認ください。

出典:加東市「開発指定区域」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1523423981464.html / 加東市「地区計画」 //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1455781164332.html

8|広い土地を買うことになる、という前提で考える

加東市で流通している土地は、都市部の感覚より広いです。

データ面積
成約27件の中央の面積221㎡(約67坪)
下滝野6件の中央の面積319㎡(約96坪)
南山5件の中央の面積231㎡
上滝野6件の中央の面積207㎡
社5件の中央の面積168㎡
住宅地の標準地・下位5地点の地積351〜565㎡

これが意味することは3つあります。

  • 単価が安くても、総額はそれなりになります。 加東市の住宅地の平均は27,580円/㎡で姫路市(70,665円/㎡)の4割ですが、 成約中央値は加東市2,400万円・姫路市1,700万円で加東市のほうが高い単価ではなく総額で比べてください。
  • 固定資産税の住宅用地特例は、一般に200㎡を境に扱いが変わります。 成約の中央の面積が221㎡ですから、加東市で流通している土地の多くは、その境目を超えていますただし加東市の特例の割合は市公式で確認できず、未取得ですので、 税額の試算は市の税務課(資産税係 0795-43-0395)にご確認ください。
  • 維持管理の手間とコストがかかります。 庭・外構・駐車スペースが広いということは、その分の手入れが必要だということです。 これは数字には出ませんが、実際に住むうえでは効いてきます。

9|加東市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

ここまでの内容を、実際に使える形に整理します。 加東市の物件を買う前に、次の8点を確認してください。

#確認することなぜ効くか
1東播都市計画区域(線引き)か、東条都市計画区域(非線引き)か、区域外か 建築の可否、手続き、税金がここで決まります。 市街化区域は589ha=市域の3.7%しかありません
2都市計画税(0.2%)の課税区域内か 市街化区域だけでなく、南山地区全域・天神西・天神東掎鹿谷の区画整理施行区域も課税区域。 非線引きだからかからない、とは限りません
3市街化調整区域なら、特別指定区域5類型のどれかに該当するか 高岡地区の一部=新規居住者の住宅区域は「誰でも建てることができます」。 ただし自己居住用の戸建てに限定されます
4開発指定区域(下滝野・多井田)・地区計画9地区に該当するか 建てられる用途が限定されます。共同住宅は建てられません(開発指定区域)
5区域区分廃止(令和10年度中を目標)の検討状況 いまの制約が将来そのままとは限りません。 ただし廃止後のルールは未定。将来の緩和を前提にした価格には応じないでください
6土砂災害警戒区域(206箇所)・特別警戒区域(122箇所) レッドゾーンなら構造規制・開発許可・担保評価に影響します。 北部に御嶽山・三草山などの山地があります
7風水害ハザードマップ(6水系・12地域図)のどの地域図か 加古川・東条川/下川・出水川/三草川/千鳥川・鹿野川/大谷川・大畑川/鴨川。 水系ごとに条件が違います
8敷地面積と、それに伴う税・維持費 成約の中央の面積は221㎡。広い土地が普通に流通している市です

家タダでは、これら8点の調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・特別指定区域・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

10加東市の成り立ち ― 社町・滝野町・東条町が合併した、平成18年生まれの市

加東市は、平成18年(2006年)3月20日に市制を施行しました。 社町・滝野町・東条町の3町が合併してできた市です。 市の誕生から20年ほどしか経っていない、比較的新しい市だということになります。

合併に伴って、2006年3月20日に住所表記が変更されました。 市公式は「住所表記が変わっても、郵便番号や電話番号に変更はありません。」と 明記しています。

市章に「合併数」が組み込まれている

市章について、市公式の説明は次のとおりです。

人と自然が息づくまち・加東市の頭文字「K」を、合併数を配して図案化したもの」で、 田園都市を表現している

「合併数を配して」という一文が入っているのが、加東市の市章の特徴です。 3つの町が合併したという事実そのものが、デザインに組み込まれているということになります。 市公式はいまも一貫して社地域・滝野地域・東条地域という3区分を使っており、 都市計画マスタープランも「社地域・滝野地域・東条地域の3地域による区分を設定」と明記しています。 合併から20年経っても、3つの町という単位が行政の枠組みとして生きている市です。

ただし、ここで正直に書いておきます。 「加東」という市名の由来については、市公式のどのページにも説明がありません(未取得)。 市公式のプロフィールページにあるのは市章の説明(頭文字「K」)だけで、 これは市名の由来ではありません。 このページでは、推測による説明を載せていません。

3つの町の町名が、いまも生きている

市公式は、旧3町の地域ごとに町名の一覧を公開しています。

地域町名(市公式の地名一覧より)
旧社町地域 社、ひろのが丘、山国、松尾、出水、田中、鳥居、貝原、野村、西垂水、窪田、家原、上中、梶原、 喜田、佐保、沢部、福吉、上田、大門、西古瀬、中古瀬、東古瀬、屋度、東実、畑、廻渕、池之内、 上久米、下久米、久米、上三草、下三草、木梨、藤田、山口、馬瀬、牧野、吉馬、上鴨川、下鴨川、平木
旧滝野町地域 光明寺、上滝野、下滝野、河高、高岡、新町、北野、穂積、稲尾、曽我、多井田、桜台
旧東条町地域 天神、掎鹿谷、黒谷、秋津、少分谷、長貞、永福、横谷、森、南山、岡本、岩屋、森尾、新定、 吉井、小沢、栄枝、厚利、松沢、東垂水、大畑、藪

この町名一覧は、このページのあちこちで出てきた地名と対応しています。

  • 高岡(旧滝野町)=特別指定区域「新規居住者の住宅区域」=「誰でも建てることができます」。 住宅地13,300円/㎡で市内2番目に安い
  • 南山(旧東条町)=ひょうご東条ニュータウン インターパーク。 非線引きだが都市計画税の課税区域。成約中央値2,800万円で町丁目別最高
  • 木梨(旧社町)=特別指定区域「沿道施設集約誘導等区域」。 同じ町名に33,800円/㎡と13,700円/㎡の2地点があり2.5倍の差
  • 沢部・東古瀬・出水(旧社町)=特別指定区域「既存事業所の拡張区域」
  • 畑・廻渕・池之内(旧社町)=指定校変更の「地理的理由」で 東条学園小中学校への通学希望が認められる地区
  • 上滝野・下滝野(旧滝野町)=成約27件のうち12件が集中

つまり加東市では、町名を知ることが、そのまま制度を知ることになります。 市域157.55km²に対して人口39,190人という密度の市では、 町(旧村)の単位が、生活の単位としても制度の単位としても生きているということです。

町名の総数は断定できません(確度:低)。 市公式の地名一覧からの抽出で、旧社町地域は「43」とも「42」とも読める結果が出ており、 旧滝野町地域も「17」と「12」で一致しませんでした(旧東条町地域は22で一致)。 上の表は抽出できた町名をそのまま掲載したもので、数を数える目的には使えません

北播磨なのに「東播」都市計画区域という、ねじれ

加東市を調べるときに混乱しやすいのが、地域区分の名前です。

何の区分か加東市の所属一緒に含まれる市町
兵庫県の県民局北播磨県民局 西脇市、三木市、小野市、加西市、加東市、多可町
都市計画区域の名称東播都市計画区域/東条都市計画区域
都市計画マスタープランの上位計画 「第2次加東市総合計画、兵庫県東播磨地域都市計画区域マスタープランと整合」

県の地域区分では「北播磨」、都市計画の区域名では「東播」。 市の都市計画マスタープランも「兵庫県東播磨地域都市計画区域マスタープランと整合」と書いています。 行政の分野によって、加東市がどちらの「播磨」に属するかが違うということです。 資料を調べるときは、どちらの枠組みの話なのかを意識してください。

なお、都市計画マスタープランそのものは 2009年に初版が策定され、2019年3月に見直しされています。 目標年次は2027年度。 法的根拠は「都市計画法第18条の2の規定に基づき、市町村の都市計画の基本的な方針を示す」ものです。 市公式のまちの拠点は「やしろショッピングパーク Bio周辺」、 駅周辺活性化エリアは「JR滝野駅、社町駅周辺」とされています。 ただし地域別構想(第2章)の詳細はPDFのみで、本文として取得できていません(未取得)。

市のシンボルと、市域の地理

項目内容
市制施行平成18年(2006年)3月20日(社町・滝野町・東条町の合併)
市章「人と自然が息づくまち・加東市の頭文字「K」を、合併数を配して図案化したもの
市花コスモス(花言葉は「調和」)
市木さくら
市マスコット加東伝の助
市民憲章4項目。自然愛護、文化の振興、勤労、希望と明るさを掲げる
位置(市公式の逐語) 兵庫県中央部やや南よりに位置し、東は丹波篠山市、三田市、南は小野市、三木市、 西は加西市、北は西脇市と接しており」ます
経緯度東経134°53′〜135°07′、北緯34°51′〜35°00′
地理的特徴 「北部に御嶽山三草山などの山地があり、加古川流域に河岸段丘と沖積平野が 形成されて」いる。「北東部は県立自然公園に指定
土地利用(統計書) 田 約2,707ha/畑 約183ha/山林 約3,586ha(令和7年1月1日)
市役所所在地兵庫県加東市社50番地

市花がコスモスで、花言葉が「調和」。 3つの町が合併してできた市の市花として、市公式がわざわざ花言葉まで書いているのは、 それ自体がこの市の成り立ちを語っているようにも読めます (市公式に関連づけの説明はありませんので、断定はしません)。

土地利用で見ると、田が約2,707ha(市域の約17%)、山林が約3,586ha(約23%)(当方算出)。 市域の4割が田と山林だということになります。 市が自らを「田園都市」と表現し、市章の説明にもその言葉を使っているのは、 この土地利用の実態に即しています。 なお市の企画政策課は「加東市産山田錦の日本酒」のキャンペーンページを運営しており、 酒米の産地であることが市公式で裏づけられます。 また市は「14年連続、生活系(家庭)ごみの少なさ兵庫県内第1位!」という見出しのページも公開しています。

年表

できごと
1989年(平成元年)3月28日 景観形成地区を指定(75ヘクタール。のちの「加東市ヤシロメモリアルガーデン周辺地区」)
平成18年(2006年)3月20日 市制施行。社町・滝野町・東条町の3町が合併して加東市が誕生。 同日、住所表記を変更。景観形成地区の名称も変更
2009年(平成21年)都市計画マスタープランを策定(初版)
平成27年(2015年)10月1日国勢調査 人口40,310人・15,086世帯
2019年(平成31年)3月都市計画マスタープランを見直し(目標年次は2027年度)
令和2年(2020年)10月1日 国勢調査 人口40,645人17,070世帯 (平成27年比 人口+0.8%・世帯+13.2%/当方算出)
令和4年(2022年)7月1日 こども医療費助成を所得制限なし・高校生に相当する年齢まで拡充 (姫路市の同等拡充より2年早い)
令和6年(2024年)3月末 地区別人口 社19,726人/滝野12,092人/東条7,641人
令和7年(2025年)3月6日 「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定
令和7年(2025年)3月末住民基本台帳人口 39,190人・17,775世帯
令和8年(2026年)6月30日 兵庫県の土砂災害警戒区域 206箇所・特別警戒区域 122箇所(基準日)
令和8年(2026年)8月末市トップページの人口 38,975人
令和10年度中(目標) 区域区分の廃止を目指して検討中。「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定める」

市名「加東」の由来は、市公式に記載を確認できませんでした(未取得)。 市章の説明(頭文字「K」)は市名の由来ではありません。本ページでは推測による説明を載せていません。 同様に、令和7年国勢調査の人口・世帯数都市計画マスタープランの地域別構想の詳細市要覧の内容も確認できていません。 また町名の総数は抽出結果が一致せず、断定できません(確度:低)。 出典:加東市「加東市のプロフィール」 //www.city.kato.lg.jp/shiseijoho/about/1457747662301.html / 加東市「地名一覧」 //www.city.kato.lg.jp/shiseijoho/about/1457747662159.html / 加東市統計書 //www.city.kato.lg.jp/material/files/group/13/202603katoushitoukei.pdf / 加東市 都市計画マスタープラン //www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/toshiseibibu/toshiseisakuka/toshikeikaku/1454475040063.html

11加東市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた加東市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧加東市内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、令和7年国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

12加東市の不動産購入に関する記事

13加東市の不動産購入 よくある質問

加東市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている加東市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。つまり「これ以上もらってはいけない」という天井は法律で決まっていますが、「これだけはもらわなければならない」という床は決まっていない、ということです。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。加東市の成約中央値(戸建2,400万円)で計算すると、仲介手数料の上限額は85万8,000円。町丁目別で最も高い南山の2,800万円なら99万円です。これがまるごと0円になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

加東市の住宅の相場はいくらくらいですか?

先に正直に書きます。加東市の成約データは27件しかありません。しかも全件が戸建です。国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期)で、加東市は27件。戸建の成約中央値は2,400万円(中央の面積221㎡・中央の築年2013年)で、マンションの成約は0件です。最寄駅別では滝野11件(中央値2,600万円)、社町7件(2,000万円)、三田(兵庫)4件(2,800万円/三田駅は三田市の駅です)。町丁目別では南山5件(2,800万円)、下滝野6件(2,650万円)、上滝野6件(2,550万円)、社5件(980万円)です。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均27,580円(住宅地10地点)、前年比+0.4%。商業地は1地点(65,800円・+1.1%)、工業地は0地点です。件数が少ないので、これらはあくまで参考値としてお読みください。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

加東市は市街化調整区域ですか?線引きはされていますか?

加東市には都市計画区域が2つあり、線引きされているのは片方だけです。市公式の逐語は「滝野地域と社地域の南側が属する東播都市計画区域において、区域区分が設定されている」。つまり東播都市計画区域(6,396ha)は線引き、東条都市計画区域(5,032ha)は非線引きで、社地域の北側と東条地域には市街化区域・市街化調整区域の区別がありません。「加東市は非線引き」も「加東市は線引き」も、どちらも単独では誤りです。そして市街化区域は589haしかなく、市域15,755haの3.7%(当方算出)です。加東市で物件を探すと、その大半は市街化区域の外にあります。なお市街化調整区域の面積そのものは市公式に記載がなく、未取得です。検討中の物件がどの区域かは、市の用途地域証明または重要事項説明書でご確認ください。

加東市で線引きが廃止されると聞きました。本当ですか?

本当です。ただし「廃止される」ことと「どうなるか」は分けて考えてください。市は令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定し、「令和10年度中の区域区分廃止を目指して検討中」としています。方針として「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定めることにより、民間活力を活用しながら、主体的にまちづくりを進めていく」とも明記しています。決まっているのはここまでです。新しい土地利用のルールの中身(用途、建ぺい率・容積率、対象区域)は、本ページ作成時点で公表されていません(未定)。いま市街化調整区域である土地で、廃止後に何が建てられるようになるのかも決まっていません。都市計画税の課税区域が今後どうなるかも未定です。「廃止されるから何でも建てられるようになる」というのは誤りです。市自身が「区域区分に代わる新たなルールを定める」と言っているわけですから、何らかの規制が置かれること自体は予告されています。いま買うなら、いまのルールで判断してください。将来の緩和を織り込んだ価格には応じないほうが安全です。一方で、「市街化調整区域だから一生建て替えられない」と決めつける必要も、加東市ではありません。検討の進捗は市の都市政策課に直接ご確認ください。

加東市の都市計画税は0.3%ですか?

いいえ。加東市の都市計画税は0.2%です。市公式の逐語は「課税標準額×税率(0.2パーセント)」。固定資産税は1.4%ですから、課税区域内なら合計1.6%(当方算出)になります。多くの市が0.3%(地方税法の制限税率いっぱい)を採用しているなかで、加東市は0.2%に抑えているということです。そして、課税される区域が独特です。市公式の逐語は「市街化区域、南山地区全域、天神西土地区画整理事業施行区域、天神東掎鹿谷土地区画整理事業施行区域にある土地、家屋」。南山地区と2つの土地区画整理事業の施行区域は、非線引きの東条都市計画区域側にあります。つまり「非線引きの区域だから都市計画税はかからないはず」という思い込みは、加東市では通用しません。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円で、市は「固定資産税がかからない(免税点に満たない)固定資産には、都市計画税もかかりません。」と明記しています。なお住宅用地の特例の割合、新築住宅の減額措置、納期(納付月)は、市公式で確認できませんでした(未取得)。正確な税額は加東市 税務課 資産税係(0795-43-0395)にご確認ください。

加東市の市街化調整区域でも家は建てられますか?

建てられる区域があります。「特別指定区域」という制度です。加東市は5つの類型を設けています。(1)地縁者の住宅区域=「地縁者であれば、戸建て住宅が建てられるようになる区域」。対象は建築予定地の自治会周辺に通算10年以上居住した人に限定。(2)新規居住者の住宅区域=人口減少集落における新規居住者向けで、市は「誰でも建てることができます」と明記。区域は高岡地区の一部。(3)既存事業所の拡張区域=沢部・東古瀬・出水地区。(4)駅・バスターミナル等周辺区域=JR社町駅周辺。(5)沿道施設集約誘導等区域=木梨地区とくに(2)が重要です。高岡の住宅地は13,300円/㎡で市内2番目に安い水準ですが、その一部が「誰でも建てられる」区域に指定されています。ただし対象は自己居住用の戸建て住宅に限定され、分譲住宅・賃貸住宅は建てられません。また指定されているのは「高岡地区の一部」であって高岡全域ではありませんので、範囲は必ず市の窓口で確認してください。このほか開発指定区域(下滝野・多井田)もありますが、こちらは共同住宅等は建築できません。なお「地縁者の住宅区域」の指定区域名は市公式に記載がなく、未取得です。

加東市の学校は何校ありますか?給食費はいくらですか?

市立学校は6校だけです。小学校が社学園・滝野東・滝野南の3校、中学校が社学園・滝野の2校、そして義務教育学校の東条学園小中学校が1校。義務教育学校は9年間を一つの学校で過ごす形態で、東条地域(人口7,641人)の市立学校はこの1校に集約されています。「小学校◯校・中学校◯校」と数えるときに、義務教育学校を取りこぼさないでください。給食費については、正直に書きます。金額も無償化の有無も、市公式で確認できませんでした(未取得)。学校給食センターの関連ページを4階層たどりましたが、金額・実施方式・対象校数のいずれも記載を特定できませんでした。このページでは推測で書かない方針のため、「無償」とも「有料」とも書いていません。確認できたのは加東市学校給食センター(0795-42-0074)が存在することまでです。必ず市の学校給食センターまたは教育委員会にご確認ください。一方、こども医療費は令和4年7月1日から所得制限なし・高校生に相当する年齢まで保険診療の自己負担額を全額助成と手厚く、姫路市の同等の拡充(令和6年7月1日)より2年早く実施されています。なお待機児童数も市公式で確認できませんでした(未取得)

加東市に学校選択制はありますか?指定校は変えられますか?

学校選択制を実施しているかどうかは、市公式の記述を特定できませんでした(未取得)。市公式にあるのは「校区外・区域外就学の手続き」=許可制の説明だけです。「実施していない」とも書けないため、本ページでは断定していません。必ず加東市教育委員会にご確認ください。指定校変更(校区外就学)の事由は8類型が公表されています。(1)地理的理由=「畑・廻渕・池之内・湖翠苑地区から東条学園小中学校への通学希望」。(2)転居・転出(学期途中)=小5〜6年生・中2〜3年生は卒業まで、小1〜4年生・中1年生は学年末まで。(3)転居・転入予定=「新築・購入や公営・民間住宅入居が確実な場合」。(4)保護者就労(小学校のみ)。(5)部活動(中学校のみ)。(6)特別支援学級。(7)教育的配慮(身体上の理由/いじめ・不登校等)。(8)その他(教育委員会が必要と認めた場合)。家を買う方にとって効いてくるのは(3)です。引っ越す前から、引越先の校区の学校に通わせられる制度ですので、購入を決めたら早めに教育委員会へご相談ください。また(1)は、社地域の一部から東条地域の東条学園小中学校に通える運用があることを示しています。

成約データに「三田駅」が出てきますが、加東市の駅ですか?

いいえ。三田駅は三田市の駅であって、加東市内の駅ではありません。国土交通省の成約価格情報では、加東市の物件27件のうち4件が「三田(兵庫)」を最寄駅として集計されています(中央値2,800万円)。加東市は市公式の逐語で「東は丹波篠山市、三田市、南は小野市、三木市、西は加西市、北は西脇市と接しており」ますので、市の東側(旧東条町地域)から三田方面が近いという位置関係によるものと考えられますが、その理由を説明した公的資料はありませんので、事実だけをお伝えします。物件広告に「三田駅まで◯分」と書かれていても、住所は加東市です。固定資産税・都市計画税・学区・ごみ収集などの行政サービスは、すべて住所地である加東市のものが適用されます。加東市内の鉄道駅については、市公式に「市内の鉄道駅は○駅」と列挙した記述がなく、駅数を断定できません(未取得)。このページに載せているJR加古川線の滝野駅・社町駅・滝駅は、市の都市計画マスタープラン概要版の図と、特別指定区域の「JR社町駅周辺」という記載から確認したもので、確度は中です。駅別の乗車人員も統計書の表から取得できず、未取得です。

加東市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、加東市固有の事情を正直に書いておきます。加東市は、公的データそのものが薄い市です。直近4四半期の成約は27件・全件が戸建でマンションは0件、住宅地の標準地は10地点、商業地は1地点、工業地は0地点。相場の判断材料が、姫路市や西宮市に比べて圧倒的に少ないということです。さらに給食費・待機児童数・住宅用地の特例・新築住宅の減額措置・納期・市内の鉄道駅の一覧・市街化調整区域の面積・用途地域別の面積は、いずれも市公式で確認できませんでした(未取得)。このページでは推測で埋めていませんので、その分だけ「分からない」と書いてあります。そして市域の大半が市街化区域の外(市街化区域は589ha=市域の3.7%)で、市街化調整区域なら建築・建て替えの可否と住宅ローンの取扱いが論点になります。加えて令和10年度中に区域区分が廃止される方向で検討が進んでおり、その後のルールは未定です。制度が動いている途中の市を買うということには、不確実性がついてきます。家タダはこうした調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

加東市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

加東市は、いま土地のルールが変わる途中の市です。市は令和7年3月6日に「東播都市計画区域の加東市域における区域区分廃止」を決定し、令和10年度中の廃止を目指して検討しています。「区域区分に代わる新たな土地利用のルールを市で定める」としていますが、その中身はまだ決まっていません。だからこそ、いま買うなら「いまのルール」で判断する必要があります。その物件は東播都市計画区域(線引き)か、東条都市計画区域(非線引き)か、区域外か。都市計画税(0.3%ではなく0.2%)の課税区域内か(市街化区域だけでなく南山地区全域・天神西・天神東掎鹿谷の区画整理施行区域も課税対象です)。市街化調整区域なら、特別指定区域5類型のどれかに該当するか。土砂災害警戒区域206箇所・特別警戒区域122箇所にかかっていないか。6水系12の地域図に分かれた風水害ハザードマップで、その住所がどう評価されているか。そして最後にもう一度、正直に書きます。加東市の成約データは27件、全件が戸建、マンションは0件です。このページの相場の数字は、件数を見たうえでお使いください。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。加東市の成約中央値(戸建2,400万円)なら、1件あたり85万8,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

14本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年9月18日

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