
【富田林市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説
大阪府富田林市 専門 エリアガイド
富田林市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。
1,800万円の物件なら 66万円 おトク/仲介手数料の上限額との差
ネットに掲載されている富田林市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。
富田林市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?
できます。ネットに掲載されている富田林市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。富田林市の戸建の成約中央値は1,800万円、マンションは1,150万円(直近4四半期・国土交通省 成約価格情報)。この価格帯なら、仲介手数料の上限額との差は1件あたり44万〜66万円になります。町丁目別で最も高い廿山(成約中央値3,000万円)なら105万6,000円の差です。
- 富田林市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均79,677円(26地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+0.6%。
- 市内で最も高い標準地(久野喜台二丁目・150,000円/㎡)と最も安い標準地(大字佐備・20,200円/㎡)の差は7.4倍。大阪府下でも市内の土地値の格差が大きい市です。
- 市域3,972haのうち2,384ha(60.0%)が市街化調整区域。市街化区域は1,588ha(40.0%)しかありません。「調整区域かどうか」が最初の関門になる市です。
- 富田林寺内町は国の重要伝統的建造物群保存地区(平成9年10月31日選定・約12.9ha)。道路から見える外観の変更は市の許可制です。
- 市街化区域の全域(第一種低層住居専用地域および工業地域を除く)が準防火地域(平成30年10月1日から・約1,162ha)。防火地域はありません。
01富田林市で仲介手数料が0円になる仕組み
売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」
不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。
富田林市の価格帯で、いくら得になるか
富田林市の住宅地は1㎡あたり平均79,677円(26地点の単純平均)。市内の標準地は最高150,000円/㎡(久野喜台2丁目14番16)から最低20,200円/㎡(大字佐備406番1)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が7.4倍変わります。
| 物件価格(税抜) | 仲介手数料の上限額(税込) | 家タダの場合 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 800万円 | 33万円 | 0円 | ▲33万円 |
| 1,200万円 | 46万2,000円 | 0円 | ▲46万2,000円 |
| 1,800万円 | 66万円 | 0円 | ▲66万円 |
| 2,400万円 | 85万8,000円 | 0円 | ▲85万8,000円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 | ▲105万6,000円 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。
富田林市の成約価格帯だと、いくら変わるか
国土交通省の成約価格情報(直近4四半期・158件)による成約中央値は、戸建が1,800万円(104件・平均146㎡・平均築1997年)、マンションが1,150万円(54件・平均79㎡・平均築1990年)。戸建1,800万円なら仲介手数料の上限額は66万円、マンション1,150万円なら44万5,500円。これがまるごと0円になります。駅別に見ると金剛駅の中央値は1,700万円(55件)で62万7,000円、喜志駅は1,850万円(10件)で67万6,500円の差です。
仲介手数料以外に0円にできる費用
- ローン事務手数料
- 引越し代金
- 購入時の申込金
※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。
02数字で見る富田林市 ― 公的統計でわかる街の実力
掲載している数値はすべて富田林市・大阪府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。
人口 ― 令和7年国勢調査で見る
富田林市については、令和7年国勢調査の市別の数値を市の公表資料で確認できていません(未取得)。このページでは推計値を置かず、市が公表している住民基本台帳の実数で人口を見ます。令和8年8月31日現在で103,879人(男48,960人/女54,919人)・52,258世帯。いっぽう市の人口推移ページに掲載されている直近の3月末値は令和6年3月末の106,580人・52,220世帯です。この2時点を並べると、人口は約2年5か月で2,701人減っているのに、世帯数は38世帯増えています。1世帯あたりの人員に直すと2.04人→1.99人(いずれも当方算出)。世帯の数は減らず、世帯の中身だけが小さくなっているという、大規模住宅団地を抱える市に典型的な動き方です。これは住宅の需要という意味では重要で、人口が減っても「住まいの数」の需要はすぐには減らないことを示しています。なお市は昭和25年(1950年)4月に人口約3万人余で大阪府下16番目の市として市制を施行しました。現在はその3倍以上の規模です。
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 住民基本台帳人口 | 103,879人(男48,960/女54,919) | 令和8年8月31日現在 |
| 世帯数 | 52,258世帯 | 同上 |
| 直近の3月末公表値 | 106,580人/52,220世帯 | 令和6年3月末(市の人口推移ページ) |
| この間の増減 | 人口−2,701人/世帯+38世帯 | 上記2時点から当方が算出 |
| 1世帯あたり人員 | 2.04人 → 1.99人 | 同上(当方算出) |
| 市域面積 | 39.72km² | 市「統計について」。「市の概要」には39.66km²の記載もあり2表記が併存 |
| 人口密度 | 約2,615人/km² | 103,879÷39.72で当方が算出(市の公表値ではない) |
| 市役所の位置 | 東経135度36分/北緯34度30分 | 常盤町1番1号 |
| 市制施行 | 昭和25年(1950年)4月 | 人口約3万人余・大阪府下16番目の市 |
| 金剛ニュータウンの現況 | 15,860人/8,371世帯 | 令和4年3月現在。計画人口31,000人の約51% |
| 令和7年国勢調査 | 未取得 | 市公式での掲載を確認できていません |
市街化区域と市街化調整区域
富田林市は、市域3,972haのうち2,384ha(60.0%)が市街化調整区域です。市街化区域は1,588ha(40.0%)しかありません。つまり市域の6割は、原則として建築を目的とした開発ができない区域です。都市計画区域名は南部大阪都市計画で、市内の地区計画がいずれも「南部大阪都市計画○○地区地区計画」という名称で決定されていることから確認できます。大阪府下には門真市(市街化区域97.5%)のようにほぼ全域が市街化区域の市もありますが、富田林市はその反対側にあります。富田林市で物件を探すとき、最初に確認すべきなのは「市街化区域か、市街化調整区域か」です。市の都市計画マスタープランの地域別構想からは、東部(楠風台・かがり台周辺)、東南部(農業公園・総合スポーツ公園周辺)、中南部(石川沿岸)が農地・自然地を主体とする区域として読み取れます。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 1,588 ha | 40.0% |
| 市街化調整区域 | 2,384 ha | 60.0% |
| 合計(都市計画区域) | 3,972 ha | 100.0% |
富田林市の用途地域は、上位4種がすべて住居系です。第一種住居地域498.5ha(30.9%)、第一種低層住居専用地域416.9ha(25.8%)、第二種中高層住居専用地域324.4ha(20.1%)、第一種中高層住居専用地域190.1ha(11.8%)。この4種だけで1,429.9ha=用途地域全体の88.5%を占めます(当方算出)。準工業地域は54.0ha(3.3%)にとどまり、マスタープランの用途地域内訳に工業地域の記載はありません。住居系に振り切った用途構成で、これは門真市(準工業地域が36.9%)と正反対です。とくに第一種低層住居専用地域が416.9haもあることは、後述する準防火地域の指定範囲(市街化区域のうち第一種低層住居専用地域および工業地域を除く区域)と直結します。上位5種のほかは、近隣商業地域42.3ha・第二種住居地域30.0ha・準住居地域28.0ha・工業専用地域27.0ha・商業地域4.0ha。
| 用途地域 | 面積 | 市街化区域に占める割合 |
|---|---|---|
| 第一種住居地域 | 498.5 ha | 30.9% |
| 第一種低層住居専用地域 | 416.9 ha | 25.8% |
| 第二種中高層住居専用地域 | 324.4 ha | 20.1% |
| 第一種中高層住居専用地域 | 190.1 ha | 11.8% |
| 準工業地域 | 54.0 ha | 3.3% |
※富田林市都市計画マスタープラン 第1章(用途地域の面積は2018年4月現在)。なお用途地域の合計は1,615.2haで、市街化区域1,588haをやや上回ります。基準時点の違いによるものと思われますが、原文のまま掲載しています。市街化区域・市街化調整区域の面積は、市の都市計画情報ページでも市街化区域1,588ha/市街化調整区域2,384haと一致しています。
地価公示 ― 26地点の実データ
令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、富田林市の住宅地の標準地は26地点。 単純平均は1㎡あたり79,677円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+0.6%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 富田林-18 | 久野喜台2丁目14番16 | 150,000 | +2.0% |
| 富田林-27 | 寿町2丁目555番41 | 112,000 | +1.8% |
| 富田林-9 | 向陽台2丁目265番 | 111,000 | +3.7% |
| 富田林-1 | 新青葉丘町3102番32 | 107,000 | +1.9% |
| 富田林-17 | 寺池台3丁目22番18 | 106,000 | +1.0% |
| … | (中略・全26地点) | ||
| 富田林-14 | 大字佐備406番1 | 20,200 | −0.5% |
| 富田林-11 | 北大伴町3丁目170番10 | 41,500 | −0.5% |
| 富田林-26 | 東板持町3丁目501番132 | 44,000 | −0.7% |
| 富田林-25 | 廿山1丁目2325番甲2外 | 54,900 | +0.0% |
| 富田林-23 | 西板持町7丁目672番19外 | 55,500 | −0.9% |
※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。
同じ富田林市内で、住宅地の地価は7.4倍ちがいます
最も高いのは久野喜台2丁目14番16の1㎡あたり150,000円(+2.0%)。最も安いのは大字佐備406番1の20,200円(−0.5%)。その差は7.4倍です。「富田林市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。
富田林市は大阪府内で何番目に地価が高いか
令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある大阪府内の69市区町村のうち、 富田林市の住宅地の平均価格は56位。 大阪市24区と堺市7区を除いた「市」だけで見ると、38市のなかで第28位です。
| 区分 | 富田林市の位置 | 母数 |
|---|---|---|
| 住宅地の平均価格(府内・区を含む) | 56位 | 69市区町村 |
| 住宅地の平均価格(市のみ) | 28位 | 38市 |
| 前年比の変動率(府内・区を含む) | 53位 | 69市区町村 |
| 前年比の変動率(市のみ) | 24位 | 38市 |
※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。
富田林市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地26地点)
標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で7.4倍の開きがあります。
※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。
03富田林市で、実際はいくらで成約しているか
ここまでの地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点で評価した「土地の価格」です。
実際に人が家を買ったときの値段ではありません。
この章では、公益社団法人 近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)が公表している「実際に成約報告された取引」の集計を掲載します。
不動産会社が売買を成立させたときにレインズへ報告した実績で、「このエリアで、実際にいくらで売れたか」を示す数字です。
中古マンションの成約(大阪府南部・2026年8月度)
| 項目 | 大阪府南部 | 前年同月比 | 近畿圏 |
|---|---|---|---|
| 成約件数 | 64件 | +48.8% | 1,374件 |
| 成約価格 | 1,402万円 | +24.8% | 3,087万円 |
| 成約㎡単価 | 18.99万円/㎡ | +15.6% | 45.33万円/㎡ |
| 専有面積 | 73.82㎡ | +8.0% | 68.10㎡ |
| 築年数 | 32年4か月 | — | 29年10か月 |
※大阪府南部の範囲:高石市・河内長野市・松原市・羽曳野市・藤井寺市・富田林市・大阪狭山市・南河内郡・岸和田市・泉大津市・貝塚市・泉佐野市・和泉市・泉南市・阪南市・泉北郡・泉南郡
出典:公益社団法人近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)/マンスリーレポート No.165 2026年9月号。2026年8月度の集計
富田林市で、実際に成約した物件(町丁目まで公表されています)
国土交通省「不動産情報ライブラリ」が公表する成約価格情報。宅地建物取引業者が指定流通機構(レインズ)へ成約報告した実際の取引価格を、個人が特定されないよう町丁目までの表示・価格と面積を丸めた形で公表しているものです。
下の数字は2025年第2四半期〜2026年第1四半期(直近4四半期)に富田林市内で成約した158件を集計したものです。
レインズの地域別平均と違い、町丁目まで分かるのがこのデータの強みです。
| 種別 | 件数 | 成約価格の中央値 | 平均面積 | 平均築年 |
|---|---|---|---|---|
| 戸建(土地と建物) | 104件 | 1,800万円 | 146㎡ | 1997年 |
| 中古マンション等 | 54件 | 1,150万円 | 79㎡ | 1990年 |
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API(2026年9月21日時点)。中央値は当社で算出。
成約事例と、そのとき本来かかっていた仲介手数料
下表は富田林市で実際に成約した物件のうち、価格が中央値に近い=そのエリアの典型例を抜き出したものです。 いちばん右の2列が要点で、同じ物件を家タダで買っていれば、仲介手数料の欄の金額がまるごと手元に残ります。
| 種別 | 所在(町丁目) | 最寄駅 | 成約価格 | 面積 | 間取り | 築年 | 成約時期 | 仲介手数料の上限 | 家タダなら |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中古マンション | 津々山台 | 金剛 徒歩0分 | 1,200万円 | 90㎡ | 3LDK | 1993年 | 2025年10〜12月 | 46万2,000円 | 0円 |
| 中古マンション | 須賀 | 滝谷(大阪) 徒歩7分 | 1,200万円 | 105㎡ | 4LDK | 1991年 | 2025年10〜12月 | 46万2,000円 | 0円 |
| 中古マンション | 桜ケ丘町 | 川西(大阪) 徒歩9分 | 1,100万円 | 75㎡ | 4LDK | 1997年 | 2025年4〜6月 | 42万9,000円 | 0円 |
| 中古マンション | 寿町 | 富田林西口 徒歩9分 | 1,100万円 | 70㎡ | 3LDK | 1997年 | 2025年4〜6月 | 42万9,000円 | 0円 |
| 戸建 | 北大伴町 | 富田林 徒歩25分 | 1,800万円 | 土地105/建物175㎡ | 7LDK | 1991年 | 2025年7〜9月 | 66万円 | 0円 |
| 戸建 | 寺池台 | 金剛 徒歩0分 | 1,800万円 | 土地285/建物140㎡ | 6LDK+S | 1972年 | 2025年4〜6月 | 66万円 | 0円 |
| 戸建 | 錦織南 | 滝谷不動 徒歩15分 | 1,900万円 | 土地180/建物155㎡ | 5LDK | 1998年 | 2025年10〜12月 | 69万3,000円 | 0円 |
| 戸建 | 西板持町 | 川西(大阪) 徒歩20分 | 1,900万円 | 土地155/建物105㎡ | 4LDK | 2019年 | 2025年4〜6月 | 69万3,000円 | 0円 |
※仲介手数料は宅地建物取引業法の報酬額上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。※価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。※戸建の面積は「土地面積/建物面積」です。
富田林市の町丁目別 成約価格(中央値)
同じ富田林市内でも、町丁目が変わると成約価格は大きく変わります。件数が3件以上あった町丁目を、件数の多い順に並べました。
| 町丁目 | 件数 | 成約価格の中央値 | 平均面積 |
|---|---|---|---|
| 寺池台 | 14件 | 925万円 | 145㎡ |
| 藤沢台 | 11件 | 1,300万円 | 146㎡ |
| 廿山 | 9件 | 3,000万円 | 118㎡ |
| 津々山台 | 9件 | 2,400万円 | 111㎡ |
| 須賀 | 8件 | 765万円 | 107㎡ |
| 向陽台 | 7件 | 1,600万円 | 110㎡ |
| 美山台 | 7件 | 980万円 | 76㎡ |
| 久野喜台 | 7件 | 850万円 | 164㎡ |
同じ富田林市内で、町丁目が変わると成約価格は3.9倍ちがいます
上表で最も高いのは廿山(9件・中央値3,000万円)、最も低いのは須賀(8件・中央値765万円)。その差は3.9倍です。
「富田林市の相場」というひとつの数字で物件を判断すると、この差が見えません。検討中の物件がどの町丁目にあるのか、その町丁目の成約水準はいくらなのか——ここまで見て初めて「この価格は妥当か」が判断できます。家タダでは、物件URLをお送りいただければその物件の町丁目の成約事例と照らして妥当性を無料で診断します。
富田林市は「どの駅か」で価格が変わる
同じ富田林市内でも、最寄駅が変わると成約価格の中央値は大きく動きます。成約が3件以上あった駅を、件数の多い順に並べました。
| 最寄駅 | 成約件数 | 成約価格の中央値 | 平均徒歩 |
|---|---|---|---|
| 金剛駅 | 55件 | 1,700万円 | 徒歩15分 |
| 富田林駅 | 33件 | 1,200万円 | 徒歩17分 |
| 川西(大阪)駅 | 17件 | 1,100万円 | 徒歩12分 |
| 富田林西口駅 | 16件 | 1,450万円 | 徒歩11分 |
| 大阪狭山市駅 | 12件 | 1,450万円 | 徒歩16分 |
| 喜志駅 | 10件 | 1,850万円 | 徒歩14分 |
※国土交通省の成約価格情報に記録された最寄駅名・徒歩分にもとづく集計です。徒歩分は各駅の平均値。件数が3件未満の駅は除いています。
最も高い駅と最も安い駅で1.7倍の差
喜志駅が中央値1,850万円で最も高く、川西(大阪)駅が1,100万円で最も低い。その差は1.7倍です。「富田林市の相場」とひとくくりにせず、どの駅を使う物件かで見る必要があります。
富田林市の買主が、この1年で払った仲介手数料の試算
富田林市では直近4四半期に158件が成約しています。種別ごとの成約価格の中央値に宅建業法の報酬額上限をあてはめると、買主側が支払った仲介手数料の合計は、およそ0.93億円という計算になります。
この全部が、家タダで買えば0円だった金額です。
※あくまで試算です。中央値=全件の代表値とみなし、全件が報酬額の上限で取引されたと仮定しています。実際には上限より低い手数料の取引や、売主が宅建業者で買主側に手数料が発生しない取引も含まれます。金額の大きさより「1件あたり100万円前後が動いている」という規模感の目安としてご覧ください。
※件数の少ない町丁目は、中央値が1〜2件の特殊な取引に引っ張られます。必ず件数の列と併せてご覧ください。
この成約価格なら、仲介手数料はいくらかかるか
大阪府南部の中古マンションの平均成約価格は1,402万円。
この価格で買うと、仲介手数料は上限で52万8,660円かかります。家タダならこれが0円です。
下表は、実際の成約価格帯に宅建業法の報酬額上限(税込)をあてはめたものです。
| 成約価格 | 仲介手数料の上限(税込) | 家タダの場合 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 800万円 | 33万円 | 0円 | 33万円 の削減 |
| 1,100万円 | 42万9,000円 | 0円 | 42万9,000円 の削減 |
| 1,400万円 | 52万8,000円 | 0円 | 52万8,000円 の削減 |
| 1,700万円 | 62万7,000円 | 0円 | 62万7,000円 の削減 |
| 2,100万円 | 75万9,000円 | 0円 | 75万9,000円 の削減 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。実際の手数料額は物件・媒介形態により異なります。
いまの市況(2026年8月度・近畿圏)
- 中古マンション:成約件数は7ヶ月連続で減少。成約㎡単価は7ヶ月ぶりに下落
- 中古戸建住宅:成約件数は2ヶ月連続で増加。在庫件数は50ヶ月連続で増加
買う側から見ると、いまは交渉余地が出てきている局面です
近畿圏の中古マンションは成約件数が7か月連続で減少し、成約㎡単価も7か月ぶりに下落しました。
件数が落ちて単価も下がるのは、売り手が強気の価格を維持できなくなってきているサインです。
一方で中古戸建は成約件数が2か月連続で増加しており、マンションと戸建で需給の向きが逆になっています。
買う人にとっての意味:売り出し価格がそのまま通る局面ではないということです。
成約データを根拠に指値を入れる余地があります。家タダでは、レインズの成約事例をお見せしたうえで、
価格交渉まで無料で代行します。仲介手数料0円と価格交渉は別の話で、両方やって初めて手取りの差が出ます。
この数字の読み方(必ずお読みください)
・これは近畿レインズが公表している地域全体の集計値であり、家タダ(株式会社MILLIONS)自身の成約実績ではありません。
・レインズの定義では「成約物件 = 当月に成約報告されたもの」です。成約報告があったものの集計であり、市場のすべての取引を網羅したものではありません。
・平均値なので、同じ地域でも駅距離・築年数・面積・階数によって実際の成約価格は大きく上下します。 ご検討中の物件が相場に対して妥当かどうかは、物件URLをお送りいただければ個別にお調べします(無料)。
04富田林市の特徴 ― 重伝建12.9haと、計画人口の51%で止まったニュータウン
富田林市は、性格のまったく違う3つの市街地を1つの市に抱えています。 江戸期の町割りがそのまま残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された寺内町(約12.9ha)。 昭和40年代に日本住宅公団が216.4haを一気に造成した金剛ニュータウン。 そして市域の60.0%を占める市街化調整区域2,384ha。 住宅地の地価が市内で7.4倍開いているのは、この3つが同居しているからです。
1|富田林寺内町は「国の重要伝統的建造物群保存地区」
富田林寺内町は、平成9年10月31日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 市の保存計画(令和8年8月20日改正)の原文は 「平成9年10月31日には、国の重要伝統的建造物群保存地区(以下「重伝建地区」という。)に選定」。 市の「市の概要」の年表にも「平成9年10月 寺内町が重要伝統的建造物群保存地区に選定」とあり、整合しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 選定年月日 | 平成9年10月31日 |
| 区域 | 「保存地区の範囲は、富田林町の一部、本町の一部で、約12.9ha」(保存計画の原文) |
| 面積の別表記 | 市の都市計画情報ページでは「約13ha」 |
| 特定された伝統的建造物 | 建築物216件・工作物39件 |
| 保存地区の都市計画決定年月日 | 未取得(市の公表資料で確認できていません) |
約12.9haは、市街化区域1,588haの0.8%にあたります(当方算出)。 面積としては小さいのですが、ここに家を買うかどうかで、できることが根本的に変わります。
2|寺内町では、道路から見える外観の変更が「市の許可制」
重伝建地区内では、道路から見える建築物の外観の変更 (増築・改築・修繕・模様替え・新築)は、事前に市の許可が必要です。 逆に言えば内部改装や、外から見えない変更は許可不要です。ここは誤解されやすい点です。
許可基準は市の保存計画に書かれています。主なものを原文で挙げます。
| 項目 | 許可基準(保存計画の原文) |
|---|---|
| 高さ | 「全高は10m以下とし、軒線は付近の軒線と調和のとれたものとする」 |
| 階数 | 「2階建以下とする。やむをえず3階建とする場合は、3階部分は道路より後退」 |
| 屋根の形式 | 「切妻平入り、又は入母屋平入り」 |
| 屋根の勾配 | 「屋根勾配は概ね4.5〜5.5寸」 |
| 屋根の材料 | 「日本瓦(いぶし銀又は黒色つや消し)銅板」 |
| 外壁 | 「伝統的町並みと調和のとれたもの。色彩は白を基調とする」 |
| 建具 | 「木製については生地仕上げ又は茶褐色系統、アルミ製等は黒褐色系統」 |
| 構造 | 「主要構造は、原則として木造とする」 |
この基準は、いわゆる建売住宅の標準仕様とは相容れません。 屋根の勾配が決められ、瓦の色が決められ、外壁の色が決められ、サッシの色まで決められています。 主要構造は原則として木造です。 手続きも、許可申請書に位置図・付近見取図・配置図・設計図・現況カラー写真(各2部)を添えて提出し、 許可を得てから着工、完了後に完了届と写真(1部)を出す、という流れになります。
いっぽうで、市は修理・修景に対する補助金制度と技術的助言を用意しています。 「規制だけがある」のではなく、「規制と支援がセットで用意されている」区域です。 寺内町の町家をリノベーションして住みたい、という買い方をする方にとっては、 この補助金の有無が資金計画を左右します。 着工前に必ず市の文化財課にご相談ください。
数字の上で興味深いのは、規制が最も厳しいはずの富田林町の標準地 (富田林町111番・89,800円/㎡)の前年比が+2.6%で、住宅地26地点中2番目に高いことです。 ただしこの変動率と重伝建の指定との因果関係は、公表資料からは確認できません。 標準地は1地点であり、ここでは事実の並記にとどめます。
出典:富田林市富田林伝統的建造物群保存地区保存計画(令和8年8月20日改正) //www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/115895.pdf / 富田林市「伝統的建造物群保存地区内の建築行為等について」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/2478.html / 同「保存地区における修理・修景の補助」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/114306.html
3|市街化区域のほぼ全域が準防火地域。これは工事費に直接効く
富田林市は、市街化区域の全域(第一種低層住居専用地域および工業地域を除く)を 準防火地域に指定しています。平成30年10月1日から。指定面積は約1,162ha。 防火地域はありません。
| 区分 | 面積 | 備考 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 1,588 ha | 市域3,972haの40.0% |
| 準防火地域 | 約1,162 ha | 市街化区域の全域(第一種低層住居専用地域および工業地域を除く)/平成30年10月1日から |
| 防火地域 | なし | 市の都市計画情報ページに「なし」と記載 |
| (参考)第一種低層住居専用地域 | 416.9 ha | 用途地域内訳・2018年4月現在 |
市街化区域1,588haから準防火地域1,162haを引くと426ha。 用途地域内訳の第一種低層住居専用地域416.9haにほぼ対応します (基準時点が異なるため、これは当方の対照であり市が示した対応関係ではありません)。 つまり実務的には、「第一種低層住居専用地域でなければ、市街化区域の物件はまず準防火地域」 と考えて建築計画を立てることになります。
準防火地域かどうかは、建替え・新築の工事費にそのまま跳ね返ります。 外壁・軒裏・開口部の仕様に制限がかかるためです。 中古戸建を買って建て替える前提の方、古家付き土地を検討している方は、 「この土地は準防火地域か」を購入前に必ず確認してください。 市の都市計画情報ページ、または地理情報ポータル「とんだばやしマップ」で確認できます。 なお建築基準法関係の所管は大阪府建築指導室(06-6210-9724)、 都市計画法にもとづく市街化区域等の確認は市の広域まちづくり課(0721-20-1198)と 市が明示しています。窓口が分かれている点に注意してください。
出典:富田林市「防火・準防火地域」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/1002.html / 富田林市「都市計画情報」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/119621.html / 同「建築物の形態規制の概要」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/100557.html
4|金剛ニュータウン ― 計画人口31,000人に対し、現況15,860人
富田林市の住宅ストックを語るうえで、金剛ニュータウンは避けて通れません。 市の「金剛地区の概要」に書かれている数字を、そのまま並べます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 事業手法 | 土地区画整理事業 |
| 施行期間 | 昭和40年10月〜昭和44年4月(1965〜1969年) |
| 施行者 | 日本住宅公団(現 UR都市機構) |
| 面積 | 216.4 ha |
| 計画人口 | 31,000人 |
| 計画戸数 | 7,740戸 |
| 現況人口(令和4年3月) | 15,860人/8,371世帯=計画人口の約51% |
| 住宅構成 | 戸建て約2,400戸/UR賃貸5,000戸超/その他民間住宅約800戸 |
| 市が挙げる課題 | 「人口減少、少子・高齢、施設の老朽化等」(原文) |
216.4haは市街化区域1,588haの13.6%にあたります(当方算出)。 市街化区域の7分の1が、1つの土地区画整理事業でできた街です。 世帯数は8,371世帯と計画戸数7,740戸を上回っていますが、 人口は計画の約51%にとどまっています。 1世帯あたりに直すと約1.89人です(当方算出)。
5|市が「金剛地区再生室」という専任部署を置いている
ここが、大阪府下のニュータウンを抱える市のなかでも富田林市が際立っている点です。 富田林市は、まちづくり部の中に「金剛地区再生室」という専任部署を置いています。 大規模住宅団地の再生に、市が独立した組織で当たっているということです。
- 金剛地区再生室(まちづくり部内の独立部署) //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/
- 金剛地区再生指針(平成29年3月策定) //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/1041.html
- 金剛地区再生指針推進協議会 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/43938.html
- 金剛中央公園・多機能複合施設等整備運営事業 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/145047.html (令和8年8月時点で公募は一時停止中との記載があります)
- 金剛駅周辺のウォーカブルな空間づくり //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/104501.html
- 4者連携(KLLP)=大阪大谷大学・阪南大学・UR都市機構・富田林市 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/103478.html
ニュータウンの中古戸建を検討する方にとって、これは非常に強い判断材料です。 「住民が減っていく団地」なのか「行政が予算と組織を割いて手を入れている団地」なのかで、 20年後の姿は変わります。 富田林市の場合、専任部署・再生指針・推進協議会・公園と複合施設の整備運営事業・ 大学2校とUR都市機構を含む4者連携という、行政側の打ち手が一次情報として公表されています。 都市計画マスタープランの「金剛」地域の方針も「古い住宅地の再生」「公共空間の魅力化」「地域活力の維持」で一貫しています。
ただし、事業が予定どおり進むとは限りません。 金剛中央公園・多機能複合施設等整備運営事業については、 令和8年8月時点で公募が一時停止中との記載が市のページにあります。 このページでは「再整備が確定している」とは書きません。 最新の進捗は必ず市の金剛地区再生室のページでご確認ください。
出典:富田林市「金剛地区の概要」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/1038.html / 富田林市 金剛地区再生室 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/ / 都市計画マスタープラン 第3章 地域別構想
6|同じエリアに「市内最高の地価」と「市内最安級の成約」が同居する
金剛・金剛東エリアの数字を並べると、一見ちぐはぐに見えます。
| 町名 | 成約件数 | 成約中央値 | 平均面積 | 令和8年地価公示の標準地 |
|---|---|---|---|---|
| 久野喜台 | 7件 | 850万円 | 164㎡ | 久野喜台二丁目 150,000円/㎡(+2.0%)=市内最高 |
| 寺池台 | 14件 | 925万円 | 145㎡ | 寺池台三丁目 106,000円/㎡(+1.0%) |
| 美山台 | 7件 | 980万円 | 76㎡ | — |
| 藤沢台 | 11件 | 1,300万円 | 146㎡ | 藤沢台三丁目 104,000円/㎡(+2.0%) |
| 向陽台 | 7件 | 1,600万円 | 110㎡ | 向陽台二丁目 111,000円/㎡(+3.7%)=住宅地で変動率最高 |
| 津々山台 | 9件 | 2,400万円 | 111㎡ | — |
久野喜台は、土地の公示価格が市内で最も高いのに、成約中央値が850万円で市内最安級です。 平均面積は164㎡と町丁目別で最も広い。 公示価格と成約価格は測っているものが違うので単純比較はできませんが、 建物の築年数・状態が価格を強く支配していることは読み取れます。 実際、成約の個票には寺池台の戸建(1,800万円・285㎡・1972年築・軽量鉄骨造・金剛駅)という 事例が載っています。1972年築=金剛ニュータウンの造成(昭和40〜44年)の直後に建った家です。
この市のニュータウンで物件を見るときの実務的な結論はシンプルです。 「土地値は高い、建物値はほぼ残っていない」という物件が多く出てきます。 取り壊して建て替える前提なら、その土地が準防火地域かどうか (第一種低層住居専用地域なら準防火地域から外れる)、 開発指導要綱の最低敷地面積を割らないかを先に確認してください。 リフォームして住む前提なら、給排水管・基礎・構造の状態が価格に直結します。 家タダでは、こうした調査を契約前に無料で行います。
7|廿山3,000万円と須賀765万円 ― 事実だけを並べる
町丁目別の成約中央値で、最も高いのは廿山(9件・3,000万円・平均118㎡)、 最も安いのは須賀(8件・765万円・平均107㎡)です。 平均面積はほぼ同じなのに、中央値は約3.9倍開いています(当方算出)。 地価公示の標準地で見ると、最高の久野喜台二丁目150,000円/㎡と最安の大字佐備20,200円/㎡で7.4倍です。
それぞれについて、市の公表資料から拾える事実は次のとおりです。
| 廿山 | 須賀 | |
|---|---|---|
| 成約(直近4四半期) | 9件・中央値3,000万円・平均118㎡ | 8件・中央値765万円・平均107㎡ |
| 令和8年地価公示 | 廿山一丁目2325番甲2外 54,900円/㎡(±0.0%) | 須賀一丁目179番80 69,700円/㎡(±0.0%) |
| 地形 | 丘陵部 | — |
| 市公表資料から拾える事実 | 令和6年3月26日、廿山二丁目の一部区域について土砂災害警戒区域等の指定解除が告示 (市の洪水・土砂災害ハザードマップのページに記載) | 錦織小学校区にあたり、市のため池ハザードマップの対象池として 須賀小池・須賀大池が挙げられている |
ここで重要なのは、価格差の原因をこれらの事実に求めないことです。 成約中央値は廿山のほうが高く、地価公示の標準地は須賀のほうが高い。 方向が逆になっています。 標準地はそれぞれ1地点、成約は9件と8件で、測っている対象も範囲も違います。 土砂災害警戒区域の指定解除が価格に影響したという資料も、 ため池が価格に影響したという資料も、市は公表していません。 このページでは因果を断定せず、事実を並べるにとどめます。
実務的に言えることは1つだけです。 富田林市は、同じ市内でも町丁目ごとにハザードの前提が違う市だということ。 洪水(石川とその支川・東除川)、内水、土砂災害、そしてため池。 ため池ハザードマップを小学校区9区分で整理して公開している市は多くありません。 物件の住所が決まったら、この4種類すべてを確認してください。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・富田林市158件)/ 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)/ 富田林市「洪水・土砂災害ハザードマップ」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/7/32388.html / 富田林市「ため池ハザードマップ」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/34/56319.html
8|地価の全体像 ― 府内56位、住宅地の平均79,677円/㎡
令和8年地価公示で、富田林市の住宅地の標準地は26地点。 単純平均は1㎡あたり79,677円、前年比+0.6%です。 住宅地の標準地が3地点以上ある大阪府内69市区町村のうち56位、 大阪市24区と堺市7区を除いた38市のなかでは28位。 変動率は府内53位(市のみでは24位)です。
用途別に見ると、対照的な数字が出ています。
| 用途 | 地点数 | 平均価格 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 住宅地 | 26地点 | 79,677円/㎡ | +0.6% |
| 商業地 | 4地点 | 146,250円/㎡ | +3.0% |
| 工業地 | 1地点 | 96,500円/㎡ | +12.9% |
工業地の1地点(中野町東二丁目155番7)が+12.9%と突出しています。 ただし1地点のみの数字ですので、市全体の傾向として扱うことはできません。 商業地4地点は喜志町五丁目168,000円(+3.1%)、若松町西一丁目153,000円(+2.7%)、 常盤町212番14が143,000円(+2.9%)、昭和町二丁目121,000円(+3.4%)で、 4地点すべてが住宅地の平均上昇率(+0.6%)を大きく上回っています。
住宅地26地点のうち前年比がマイナスだったのは5地点 (西板持町七丁目−0.9%、東板持町三丁目−0.7%、北大伴町三丁目−0.5%、大字佐備−0.5%、桜ケ丘町−0.1%)。 下落したのは、いずれも市の南部・東部側の標準地です。 いっぽう上昇率の上位は向陽台二丁目+3.7%、富田林町111番+2.6%、 久野喜台二丁目と藤沢台三丁目が+2.0%、新青葉丘町+1.9%。 同じ市内で、上がっているところと下がっているところがはっきり分かれています。 「富田林市の相場」という1つの数字では、実際の物件価格とのズレが大きくなります。
出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。 順位・平均・変動率は当方が全地点の価格を集計して算出した自算値で、 国土交通省が順位として公表しているものではありません。
空から見た、この50年の富田林市
金剛ニュータウンは、昭和40年10月から昭和44年4月にかけての土地区画整理事業でつくられました。施行者は日本住宅公団(現 UR都市機構)、面積216.4ha、計画人口31,000人、計画戸数7,740戸。左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲です。左の写真は、まちびらきから数年後の姿にあたります。造成された区画がそのまま残っていること、周囲の丘陵地・農地との境目がどこにあるかを見比べてみてください。現況人口は令和4年3月で15,860人・8,371世帯=計画人口の約51%です。












出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28720〜28722・y13033〜13034)で切り出しています。
05富田林市を6に分けて考える(エリアガイド)
富田林市の都市計画マスタープラン第3章(地域別構想)は、市域を北部・中部・東部・中南部・東南部・西南部・金剛・金剛東の8地域に区分しています。(平成31年3月全面改定/令和7年1月時点修正版)ここでは公式の8地域区分をベースに、国土交通省の成約データ(直近4四半期158件)と令和8年地価公示の標準地26地点を重ねて6つのまとまりで整理します。なお、個々の町丁目がどの地域区分に属するかを示す市の一覧は取得できていません。このページでは、市が地域名とともに明示している駅名・施設名の範囲でエリアを説明し、成約データの町丁目名は「そこに含まれると断定せず」並記しています。
中部 ― 富田林駅・富田林西口駅と寺内町(最寄駅:富田林・富田林西口)
マスタープランが中心市街地機能の強化・観光振興・産業活性化を方針に掲げる市の中心です。市役所(常盤町1番1号)があり、立地適正化計画の都市機能誘導区域3拠点のひとつ。ここに富田林寺内町の重要伝統的建造物群保存地区(約12.9ha・富田林町の一部と本町の一部)が含まれます。成約中央値は富田林駅1,200万円(33件・平均徒歩17分)、富田林西口駅1,450万円(16件・平均徒歩11分)。地価公示では住宅地の富田林町111番が89,800円/㎡で前年比+2.6%。この+2.6%は住宅地26地点のなかで2番目に高い変動率です(1位は向陽台二丁目の+3.7%)。商業地では常盤町212番14が143,000円/㎡(+2.9%)、昭和町二丁目が121,000円/㎡(+3.4%)。重伝建地区の物件は、道路から見える外観の変更に市の許可が必要ですので、リフォーム前提で買う場合は第10章を必ずお読みください。
北部 ― 喜志駅・梅の里(最寄駅:喜志)
マスタープランの方針は駅周辺の利便性向上・歴史資源の保全・良好な住環境の維持。立地適正化計画の都市機能誘導区域3拠点のひとつでもあります。成約中央値は1,850万円(10件・平均徒歩14分)で駅別では市内最高。地価公示では商業地の喜志町五丁目4252番5外が168,000円/㎡(+3.1%)で市内の商業地4地点の最高値、住宅地では梅の里二丁目が94,700円/㎡(+0.7%)、寿町二丁目が112,000円/㎡(+1.8%)、寿町四丁目が90,800円/㎡(+0.2%)です。成約の個票では寿町のマンション(1,100万円・70㎡・1997年築・富田林西口駅徒歩9分)が拾えています。駅別中央値と商業地地価の両方で上位という、市内では珍しい組み合わせのエリアです。
金剛・金剛東 ― 昭和40年代のニュータウン(最寄駅:金剛)
市内で最も成約が多いエリアです。金剛駅を最寄りとする成約は55件・中央値1,700万円(平均徒歩15分)で、市内の成約158件の約3分の1を占めます。マスタープランは「金剛」地域の方針を「古い住宅地の再生」「公共空間の魅力化」「地域活力の維持」、「金剛東」地域を商業・医療の集積エリアと記しています。町丁目別の成約は寺池台14件・925万円(平均145㎡)、藤沢台11件・1,300万円(平均146㎡)、津々山台9件・2,400万円(平均111㎡)、向陽台7件・1,600万円(平均110㎡)、美山台7件・980万円(平均76㎡)、久野喜台7件・850万円(平均164㎡)。地価公示では久野喜台二丁目14番16が150,000円/㎡(+2.0%)で市内住宅地の最高値、向陽台二丁目265番が111,000円/㎡(+3.7%/変動率は住宅地で最高)、新青葉丘町3102番32が107,000円/㎡、寺池台三丁目22番18が106,000円/㎡、藤沢台三丁目43番27が104,000円/㎡。「地価の最高地点」と「成約中央値の安い町」が同じエリアに同居しているのが最大の特徴で、この理由は第4章で詳しく扱います。
中南部 ― 川西駅・滝谷不動駅と石川沿岸(最寄駅:川西・滝谷不動)
マスタープランの方針は駅周辺の拠点化・石川沿岸の自然活用・防災強化。川西駅の成約中央値は1,100万円(17件・平均徒歩12分)で駅別では市内最安です。成約の個票では西板持町の戸建(1,900万円・155㎡・2019年築・川西駅徒歩20分)、桜ケ丘町のマンション(1,100万円・75㎡・1997年築・川西駅徒歩9分)が拾えます。地価公示では桜ケ丘町234番21が67,900円/㎡(−0.1%)、桜井町一丁目1800番が63,100円/㎡(±0.0%)、西板持町七丁目672番19外が55,500円/㎡(−0.9%)、東板持町三丁目501番132が44,000円/㎡(−0.7%)。このエリアの標準地は下落または横ばいが中心です。石川は大阪府管理の河川で、洪水浸水想定区域の対象になっています。
西南部 ― 南海滝谷駅・錦織公園と須賀(最寄駅:滝谷(南海高野線))
マスタープランの方針は駅周辺の拠点化・みどり資源の活用・防災機能の充実。錦織公園を含む地域です。須賀はこの圏域にあり、成約は8件・中央値765万円(平均107㎡)で町丁目別では市内最安。地価公示でも須賀一丁目179番80が69,700円/㎡(±0.0%)です。なお須賀は錦織小学校区にあたり、市のため池ハザードマップでは同校区の対象池として須賀小池・須賀大池が挙げられています(ほかに上之池・中之池・奥の池・赤穂池・寺池)。価格との因果関係は公表資料からは確認できませんので断定しませんが、物件を見るときにハザードマップで確認すべき項目であることは確かです。錦織中二丁目263番6は71,200円/㎡(+0.3%)、成約の個票では錦織南の戸建(1,900万円・180㎡・1998年築・滝谷不動駅徒歩15分)があります。
東部・東南部 ― 楠風台・かがり台と農地の広がる区域(最寄駅:(バス・自動車))
マスタープランは「東部」(楠風台・かがり台周辺)の方針を産業活性化・公共交通の充実・快適な交通環境の形成、「東南部」(農業公園・総合スポーツ公園周辺)の方針を公園施設の活用・グリーンツーリズムの推進・交通環境の整備としています。市域の60.0%(2,384ha)を占める市街化調整区域の多くはこちら側です。地価公示では大字佐備406番1が20,200円/㎡(−0.5%・地積648㎡)で市内住宅地の最安値、北大伴町三丁目170番10が41,500円/㎡(−0.5%)。成約の個票では北大伴町の戸建(1,800万円・105㎡・1991年築・富田林駅徒歩25分)が拾えます。なお、町丁目別の成約中央値で市内最高の廿山(9件・3,000万円・平均118㎡)は丘陵部にありますが、8地域区分のどこに属するかは市の公表資料で確認できていませんので断定していません。
※エリア区分と各エリアの記述は、富田林市・大阪府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。
06富田林市の交通
鉄道
富田林市内の鉄道駅は近鉄長野線の5駅(喜志・富田林・富田林西口・川西・滝谷不動)です。市の立地適正化計画は、このうち富田林駅・喜志駅と、南海高野線の金剛駅を加えた3拠点を都市機能誘導区域に設定しています。金剛駅には病院・商業・子育て支援センターが集積すると市は記しています。市域の東西で、向いている路線が違う市だと理解すると分かりやすくなります。近鉄長野線側(喜志・富田林・富田林西口・川西・滝谷不動)は石川沿いの旧市街と中心市街地、南海高野線側(金剛駅)は金剛ニュータウンです。国土交通省の成約データでも、金剛駅を最寄りとする成約が55件で市内最多、次いで富田林33件、川西17件、富田林西口16件、大阪狭山市12件、喜志10件となっています。
| 駅 | 路線 | 1日平均乗降人員 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 富田林 | 近鉄長野線 | — | 市の中心駅。市役所(常盤町1番1号)の最寄りで、立地適正化計画の都市機能誘導区域3拠点のひとつ(市役所・図書館・商業が集積)。都市計画マスタープランの「中部」地域にあたり、富田林寺内町(重要伝統的建造物群保存地区・約12.9ha)も同じ地域です。成約中央値は1,200万円(33件・平均徒歩17分) |
| 喜志 | 近鉄長野線 | — | 市北部の駅。立地適正化計画の都市機能誘導区域3拠点のひとつ。マスタープランの「北部」地域で、梅の里を含みます。成約中央値は1,850万円(10件・平均徒歩14分)で駅別で市内最高。商業地の標準地「喜志町五丁目」は168,000円/㎡(前年比+3.1%)で市内の商業地4地点の最高値 |
| 富田林西口 | 近鉄長野線 | — | 富田林駅の西隣。成約中央値は1,450万円(16件)で、成約の平均徒歩分数が11分と、市内の駅のなかで最も短いのが特徴です。なおこの駅のみ、今回取得した市公式文書内での明示を確認できていません(未取得) |
| 川西 | 近鉄長野線 | — | マスタープランの「中南部」地域。石川沿岸に近く、方針として駅周辺の拠点化・石川沿岸の自然活用・防災強化が挙げられています。成約中央値は1,100万円(17件・平均徒歩12分)で駅別では市内で最も安い水準。川西小学校の教育歴史資料室は国登録有形文化財です |
| 滝谷不動 | 近鉄長野線 | — | 市南部の駅。川西駅とともにマスタープランの「中南部」地域に位置づけられています。成約の個票では錦織南の戸建(1,900万円・180㎡・1998年築)が滝谷不動を最寄りとしています |
| 金剛 | 南海高野線 | — | 成約件数が市内で最も多い駅(55件・中央値1,700万円・平均徒歩15分)。市の立地適正化計画は金剛駅を都市機能誘導区域の3拠点のひとつとし、病院・商業・子育て支援センターが集積すると記しています。金剛ニュータウン(216.4ha)の玄関口。ただし駅の所在地がどの市かを示す市公式の記載は確認できていません(未取得) |
※乗降人員は全駅とも「—」です。近鉄公式の駅別乗降人員に到達できず、市の公表資料にも駅別の数値が見当たらないため、推測値を置かずに空欄としています(未取得)。市が公表している公共交通の参考値は、立地適正化計画 概要版の年間利用者数1,429万人(2019年)→2043年の目標1,100万人です。市内の鉄道駅は近鉄長野線の喜志・富田林・富田林西口・川西・滝谷不動の5駅で、都市計画マスタープラン第3章では「近鉄喜志駅」「近鉄富田林駅」「近鉄川西駅、滝谷不動駅」の記載が確認できます(富田林西口駅のみ明示を確認できていません)。同じく第3章は「南海滝谷駅」「南海金剛駅」にも言及しており、市域の西部が南海高野線の駅勢圏であることが読み取れます。金剛駅・滝谷駅がどの市に所在するかは市公式では未確認ですので、このページでは断定していません。なお成約データでは大阪狭山市駅を最寄りとする富田林市内の成約が12件(中央値1,450万円)あり、「最寄駅の名前」と「住所の市」は別物として確認する必要があります。
道路
主要道路については、市の公表資料での記載を確認できていません(未取得)。国道170号や南阪奈道路のインターチェンジについて、市公式に記載のあるページに到達できなかったため、このページでは推測による道路の説明を載せていません。幹線道路へのアクセスを重視される場合は、現地と地図でご確認ください。
地勢については市の「市の概要」に記載があります。富田林市は大阪府の南東部に位置し、北東部は石川沿いの平坦地で歴史的な町並み、南部は金剛・葛城山系の丘陵地と農地、西部は計画的に開発されたニュータウンという構成です。市役所の位置は東経135度36分・北緯34度30分(常盤町1番1号)。市域面積は市の統計ページで39.72km²、「市の概要」では平成元年11月の測定方法の見直しにより39.66km²とされており、2つの表記が市公式内に併存しています。
交通というより地形の話ですが、富田林市は平坦地(石川沿い)と丘陵地(南部・西部)が同じ市の中に同居している市です。これは自転車移動のしやすさ、造成地かどうか、土砂災害警戒区域の有無にそのまま効いてきます。市の立地適正化計画が居住誘導区域から浸水深3m以上の洪水リスク区域・土砂災害区域・大規模盛土造成地を除外していることからも、この地形の幅の広さが読み取れます。
※市内の鉄道駅・道路に関する記述は、富田林市都市計画マスタープラン第1章・第3章、立地適正化計画(概要版)、市「市の概要」にもとづきます。駅別乗降人員、主要道路名、金剛駅・滝谷駅の所在自治体は、いずれも市公式での確認ができていません(未取得)。
07富田林市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」
大阪市内の物件を探していた方が、府下の市に範囲を広げたときに最初につまずくのがこれです。 大阪市はほぼ全域が市街化区域ですが、府下の市には市街化調整区域が広く残っています。 富田林市は、市域3,972haのうち2,384ha(60.0%)が市街化調整区域です。市街化区域は1,588ha(40.0%)しかありません。つまり市域の6割は、原則として建築を目的とした開発ができない区域です。都市計画区域名は南部大阪都市計画で、市内の地区計画がいずれも「南部大阪都市計画○○地区地区計画」という名称で決定されていることから確認できます。大阪府下には門真市(市街化区域97.5%)のようにほぼ全域が市街化区域の市もありますが、富田林市はその反対側にあります。富田林市で物件を探すとき、最初に確認すべきなのは「市街化区域か、市街化調整区域か」です。市の都市計画マスタープランの地域別構想からは、東部(楠風台・かがり台周辺)、東南部(農業公園・総合スポーツ公園周辺)、中南部(石川沿岸)が農地・自然地を主体とする区域として読み取れます。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 市街化区域 | 1,588 ha | 40.0% |
| 市街化調整区域 | 2,384 ha | 60.0% |
| 合計(都市計画区域) | 3,972 ha | 100.0% |
※区域区分の決定・変更:区域区分(線引き)の当初決定年月日・最終変更年月日は、市の公表資料で確認できていません(未取得)
市街化調整区域だと何が起きるか
- 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
- 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
- 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
- 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い
都市計画税(税率0.3%)が課されるのは市街化区域内の土地・家屋のみです。富田林市は市域の60.0%が市街化調整区域なので、「調整区域なら毎年の都市計画税がかからない」という選択肢が現実に存在する市です。ただし、そのぶん建て替えの可否・住宅ローンの取扱いという別のコストが発生します。市街化区域なら固定資産税1.4%+都市計画税0.3%の合計1.7%です(富田林市 課税課「固定資産税」「都市計画税」)。
調べ方(ご自身でも確認できます)
- 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
- 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
- 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する
※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。
市街化調整区域2,384haは、地価にそのまま出ている
令和8年地価公示の住宅地26地点のうち、最も安いのは大字佐備406番1の20,200円/㎡(前年比−0.5%・地積648㎡)です。住宅地の標準地で「大字」表記が残っているのはこの1地点だけで、地積も648㎡と、ほかの標準地(100〜313㎡)と比べて桁が違います。市内最高の久野喜台二丁目(150,000円/㎡)との差は7.4倍。これが「市域の6割が市街化調整区域」という土地のつくりが、価格に現れたかたちです。
ただし、個々の標準地がどの区域区分・どの用途地域にあるかは、市の公表資料からは確認できていません(未取得)。「大字だから調整区域」と決めつけることはできません。物件単位の区域区分は、市の地理情報ポータル「とんだばやしマップ」、広域まちづくり課(0721-20-1198)、または重要事項説明書でご確認ください。
立地適正化計画の「誘導区域の外」も、届出が要る
富田林市は令和5年3月31日に立地適正化計画を策定しています(目標年次は令和25年=2043年、概ね5年ごとに見直し)。居住誘導区域は市街化区域のうち、鉄道駅から半径800m/バス停から半径300mの圏内を基本とし、浸水深3m以上の洪水リスク区域、土砂災害区域、大規模盛土造成地は除外されています。都市機能誘導区域は富田林駅・喜志駅・金剛駅の3拠点です。
実務上の注意は、誘導区域の外で一定の開発等を行う場合、着手の30日前までに市への届出が必要という点です。市街化区域の物件であっても、居住誘導区域の内か外かで手続きが変わります。居住誘導区域内の人口密度は2020年で57.0人/haで、市はこれを76.6人/haに引き上げる目標を置いています。
出典:富田林市「都市計画情報」//www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/119621.html /富田林市「立地適正化計画」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/63279.html /同「届出制度」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/88159.html /都市計画マスタープラン 第1章・第3章
08富田林市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)
購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。
| 税目 | 税率 | 課税対象 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% | 市街化区域・市街化調整区域を問わず課税 |
| 都市計画税 | 0.3% | 市街化区域内の土地・家屋のみ |
| 合計(市街化区域) | 1.7% | 課税標準額に対して |
都市計画税の課税対象は市街化区域内に所在する土地と家屋のみで、税額は「課税標準額×税率(0.3%)」で計算されます。富田林市は市域の60.0%が市街化調整区域ですから、ほぼ全域が市街化区域の市(たとえば門真市は市街化区域が97.5%)とは前提が違います。調整区域の物件であれば毎年のランニングコストは市街化区域より低くなりますが、建て替えの許可・住宅ローンの取扱いという別の論点が必ずついてきます。都市計画税がかからないことは、そのまま「お得」を意味しません。なお市は、新築住宅の軽減措置は都市計画税には適用されないと明記しています。固定資産税と都市計画税は1枚の納税通知書でまとめて課税されます。
免税点は同一納税義務者が市内に所有する資産の課税標準額の合計で判定され、固定資産税・都市計画税で共通です(土地30万円未満/家屋20万円未満)。なお住宅用地の課税標準の特例の適用内容については、市の公表資料から逐語で確認できていません(未取得)。実際の税額は物件ごとの課税標準額によりますので、納税通知書または市の課税課でご確認ください。
免税点
同一人が富田林市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。
| 区分 | 免税点 |
|---|---|
| 土地 | 300,000円 |
| 家屋 | 200,000円 |
| 償却資産 | 1,500,000円 |
※納期:年4期。第1期(全期前納)5月31日/第2期7月31日/第3期9月30日/第4期 翌年1月4日(いずれも土曜・日曜・祝日にあたる場合は翌開庁日)/市は「毎年1月1日(賦課期日)現在で、富田林市内に固定資産を所有している人」に課税すると明記しています
※税率・免税点は富田林市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。
09富田林市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)
富田林市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。ただし、この点は正確に書いておく必要があります。富田林市の公式サイトに「学校選択制」という語句は見当たらず、「学校選択制を実施していない」と明記した公式の文も確認できていません(未取得)。市が公式に記しているのは、次の一文までです。「学校教育法施行令第5条に基づき、市立小・中学校ごとに通学区域を定め、お住いの住所により就学する学校を指定しています」。このページではこの原文引用にとどめ、それ以上の断定はしていません。つまり確実に言えるのは「住所が決まれば就学する学校が指定される」ということだけです。学区を理由に物件を選ぶ場合は、必ず市教育委員会にご確認ください。なお通学区域の一覧はPDFで公表されています。
指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)
指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。
| 許可される事由 | 内容 |
|---|---|
| 最終学年での転居 | 中学3年生・小学6年生が前年度の3学期修了式以降に転居した場合、卒業まで従前の学校に就学できます。市は学校教育法施行令第8条にもとづく区域外就学(指定校変更)として案内しています。 |
| 学期途中の転居 | 学期の途中に転居した場合、その学期末まで従前の学校に就学できます。学年の切れ目とタイミングが合わない引越しでは、この扱いが効いてきます。 |
| 6か月以内に転居予定 | 6か月以内に転居する予定がある場合、学期当初から新しい通学区域の学校に就学できます。契約から引渡しまでの期間が読める購入では、入学のタイミングに合わせて先に新しい学校へ通わせることができる、という意味です。新築・建売の購入では実務上いちばん使う事由です。 |
| 住居の改築期間中の仮住まい・教育的配慮 | 住居改築期間中の仮住まい、および教育的配慮が必要な場合も事由として挙げられています。建て替えのあいだだけ市内の別の場所に住む、というケースが想定されています。 |
※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は富田林市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。
子育て支援は「市町村ごとに」違う
こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。大阪市内での区選びには無かった比較軸です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| こども医療費助成の対象 | 0歳〜18歳(18歳に達する日以後最初の3月31日まで。4月1日生まれの人は17歳の3月31日まで) |
| 所得制限 | 所得制限なし(市が公式に明記) |
| 一部自己負担 | 市の表現で「ひとつの医療機関あたり、入院・通院とも1日につき各500円(月2日限度)」。複数の医療機関を受診しても一人につき1か月2,500円が上限で、超えた分は自動償還されます。対象は保険診療の医療費および訪問看護利用料の自己負担の一部で、予防接種・健診・院外処方の薬局利用料などは対象外です |
富田林市で学区を見るときの注意点
富田林市の学区で意識したいのは、市域が「近鉄沿線の旧市街」と「南海金剛駅を向いた大規模ニュータウン」という、成り立ちの違う2つの市街地で構成されていることです。国土交通省の成約データでも、金剛駅を最寄りとする成約が55件(市内最多)で、町丁目別の上位も寺池台14件・藤沢台11件・津々山台9件・向陽台7件・美山台7件・久野喜台7件と、ニュータウン側の町名が並びます。
いっぽうで金剛ニュータウンの現況人口は令和4年3月で15,860人。計画人口31,000人の約51%にとどまっており、市は課題として「人口減少、少子・高齢、施設の老朽化等」を挙げています。学校ごとの在籍数には差が出ている可能性が高いので、市が公開している学級数・在籍数一覧(令和2〜8年度)で実数を確認することをおすすめします。なお統廃合・学校再編計画そのものは市の公表資料で確認できていません(未取得)ですので、このページでは推測による記述をしていません。
通学区域はPDFの一覧で公表されています。市は「学校教育法施行令第5条に基づき、市立小・中学校ごとに通学区域を定め、お住いの住所により就学する学校を指定しています」と記していますので、住所が決まった時点で学校も決まります。物件を決める前にご確認ください。
出典:富田林市「小・中学校への就学について」//www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/52/1230.html /通学区域一覧PDF //www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/71832.pdf /「市立学校園 学級数・在籍数一覧」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/52/46880.html /「金剛地区の概要」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/1038.html
10富田林市で家を買う前に必ず確認したい点
1|寺内町(約12.9ha)の物件は、外観の変更に市の許可が要る
富田林寺内町は平成9年10月31日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 区域は富田林町の一部、本町の一部で約12.9ha(市の都市計画情報ページでは「約13ha」表記)。 特定された伝統的建造物は建築物216件・工作物39件です。
この区域内では、道路から見える建築物の外観の変更 (増築・改築・修繕・模様替え・新築)に、事前に市の許可が必要です。 逆に、内部の改装や、外から見えない部分の変更は許可不要です。 「重伝建だから何もできない」ではありませんので、そこは正確に理解してください。
許可基準の主なものは次のとおりです(保存計画の原文)。
- 高さ:「全高は10m以下とし、軒線は付近の軒線と調和のとれたものとする」
- 階数:「2階建以下とする。やむをえず3階建とする場合は、3階部分は道路より後退」
- 屋根:「切妻平入り、又は入母屋平入り」「屋根勾配は概ね4.5〜5.5寸」 「日本瓦(いぶし銀又は黒色つや消し)銅板」
- 外壁:「伝統的町並みと調和のとれたもの。色彩は白を基調とする」
- 建具:「木製については生地仕上げ又は茶褐色系統、アルミ製等は黒褐色系統」
- 構造:「主要構造は、原則として木造とする」
手続きは、許可申請書+位置図・付近見取図・配置図・設計図・現況カラー写真(各2部)を 提出して許可を受け、着工。完了後に完了届+写真(1部)を提出します。 設計と工期に、通常の住宅より余裕を見ておく必要があります。
いっぽうで、市は修理・修景に対する補助金制度と技術的助言を用意しています。 町家を買ってリノベーションする計画なら、この制度の適用可否が資金計画の中心になります。 契約前に市の文化財課へ相談してください。 また、寺内町には撮影・写生のルールや保全に関する連携協定も定められています。
※保存地区の都市計画決定年月日は確認できていません(未取得)。 根拠条例である富田林市文化財保護条例の条文も、例規集サイトが403で取得できませんでした。 出典:富田林市富田林伝統的建造物群保存地区保存計画(令和8年8月20日改正) //www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/115895.pdf / 富田林市「伝統的建造物群保存地区」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/2467.html / 同「建築行為等の手続き」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/2478.html / 同「修理・修景の補助」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/114306.html
2|市街化区域のほぼ全域が準防火地域(約1,162ha・平成30年10月1日から)
富田林市は、市街化区域の全域(第一種低層住居専用地域および工業地域を除く)を 準防火地域に指定しています。平成30年10月1日から。指定面積は約1,162ha。防火地域はありません。
これは建替え・新築の工事費に直接効く指定です。 準防火地域では外壁・軒裏・開口部などの仕様に制限がかかり、 同じ間取り・同じ面積でも工事費が変わります。 中古戸建を買って建て替える、古家付き土地を買って新築する、という買い方をする方は、 契約前に「この土地は準防火地域か」を必ず確認してください。
確認の順序は次のとおりです。
- まず市街化区域か市街化調整区域かを確認する(市域の60.0%は市街化調整区域)
- 市街化区域なら用途地域を確認する。第一種低層住居専用地域なら準防火地域から外れます (用途地域内訳では416.9ha=市街化区域の相当部分を占めます)
- それ以外の用途地域なら準防火地域として建築計画を立てる
- 確認先は市の都市計画情報ページ、または地理情報ポータル「とんだばやしマップ」
窓口が分かれている点にも注意が必要です。 市は建築基準法関係の所管は大阪府建築指導室(06-6210-9724)、 都市計画法にもとづく市街化区域等の確認は市の広域まちづくり課(0721-20-1198)と 明示しています。 なお「建築物の形態規制の概要」(宅建業法の重要事項説明用)のPDF本体の数値 (用途地域別の建ぺい率・容積率、日影規制など)は取得できていません(未取得)。 このページに数値を載せていないのはそのためです。
出典:富田林市「防火・準防火地域」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/1002.html / 富田林市「都市計画情報」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/119621.html / 同「建築物の形態規制の概要」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/100557.html
3|開発指導要綱に「敷地面積の最低限度」がある
富田林市の開発指導要綱(細則第4条)には、住宅敷地面積の最低限度が定められています。 大阪府下の市でも明文の最低限度を置いている市は限られるので、必ず押さえてください。
| 用途地域 | 一戸建住宅 | 長屋建(重層長屋を除く) |
|---|---|---|
| 第一種低層住居専用地域 | 150㎡以上 | 120㎡以上 |
| 第一種・第二種中高層住居専用地域 | 90㎡以上 | 90㎡以上 |
| その他の地域 | 80㎡以上 | 80㎡以上 |
第一種低層住居専用地域で一戸建150㎡以上というのは、約45坪です。 富田林市は第一種低層住居専用地域が416.9haあり、用途地域の25.8%を占めます。 「土地を2つに割って2棟建てる」という出口が、この区域では取りにくいということでもあります。 金剛ニュータウンの中古戸建は平均敷地が広い(久野喜台の成約平均164㎡、寺池台145㎡、藤沢台146㎡)ので、 分割を前提に検討される方は必ず確認してください。
要綱のその他の主な基準は次のとおりです。
- 適用対象:都市計画法第29条の開発許可を要する開発行為/300㎡を超える建築(一戸建て専用住宅を除く)/ 2戸以上の共同住宅等/中高層建築物/道路拡幅・セットバックを伴い公共施設の帰属が生じるもの 等、計6区分
- 街区規模(細則第3条):短辺30〜50m、長辺80〜120mを標準
- 道路幅員(細則第22条第2項):区画道路4.9〜6.0m、主要区画道路9.0m、幹線道路12.0m
- 公園(細則第23条):3,000㎡以上の開発で開発面積の3%以上(最低100㎡)
- 令和7年4月1日から手続きに変更があります
出典:富田林市開発指導要綱 //www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/105570.pdf / 富田林市「開発行為の手続き」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/35216.html
4|埋蔵文化財包蔵地 ― 着工60日前までの届出。照会は来庁かファクスのみ
周知の埋蔵文化財包蔵地の区域内で工事を行う場合、文化財保護法にもとづき 着工の60日前までに届出が必要です。 包蔵地の外で開発を行う場合は「試掘調査依頼書」で対応することになっています。
ここで実務上いちばん効くのは、照会の方法です。 富田林市は埋蔵文化財包蔵地の照会を「来庁またはファクス(0721-20-2072)」に限定しており、 電話での照会を受け付けていません。 つまり「電話で1本聞いて終わり」ができない市です。 60日前という期限と、照会が電話でできないことを合わせると、 土地を買って着工するまでのスケジュールは、他市より前倒しで組む必要があります。
市は遺跡分布図のPDF(令和8年3月現在・3.07MB)を公開しており、 A0判の紙図面は文化財課で900円で販売されています。 まずはPDFで位置関係を確認したうえで、必要なら来庁またはファクスで照会するのが現実的な順序です。
※市内の遺跡数・主要遺跡名は取得できていません(未取得)。 出典:富田林市「埋蔵文化財の取り扱いについて」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/2477.html
5|ハザードは4種類。ため池を「小学校区」で公開している市
富田林市が公開しているハザード情報は、大きく4種類です。 物件の住所が決まったら、この4つをすべて確認してください。
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| 洪水 | 対象河川は大阪府管理の石川およびその支川(佐備川・宇奈田川・千早川・梅川・太井川)、 ならびに東除川。想定規模は「最大規模の降雨によって堤防が複数箇所で決壊し、水があふれたものと仮定した 浸水深および家屋倒壊想定区域」。大阪府の想定結果にもとづき市が作成。 |
| 内水はん濫 | 市内全域を対象に147mm/h(1,000年確率)の想定最大規模降雨で浸水シミュレーション。 令和元年度作成、2024年7月1日更新。洪水ハザードマップとは別物です。 |
| 土砂災害 | 警戒区域・特別警戒区域を洪水・土砂災害ハザードマップ上に表示(指定は大阪府)。 令和6年3月26日、廿山二丁目の一部区域について指定解除の告示あり。 箇所数は未取得。 |
| ため池 | 「一定規模以上で、かつ、下流に人家等が存在するため池」を対象に、小学校区9区分で整理して公開。 掲載内容は「浸水想定区域や歩行困難度、避難場所等」。 2024年8月に隣接3市町(大阪狭山市・河南町・河内長野市)のため池5池分を追記。 |
ため池ハザードマップを小学校区単位で公開している市は多くありません。 市が公表している対象池のうち、資料から確認できたものを挙げます。
- 喜志西小学校区:七廻り池、ウサイ谷池、喜志真池、星ヶ池、辰池、神楽池
- 喜志小学校区:粟ヶ池、摺鉢池、上ノ池、下ノ池
- 富田林小学校区:新池、妙楽池、六反池
- 錦織小学校区:上之池、中之池、奥の池、赤穂池、須賀小池、須賀大池、寺池
関連して、市はため池の耐震診断やため池所有者向けの通知についても情報を公開しています。 市内のため池の総数は取得できていません(未取得)。
高潮については注意が必要です。 市の洪水・土砂災害ハザードマップ本文に高潮の記載はなく、 「高潮浸水想定区域の指定なし」と明記した公式の文言も取得できていません(未取得)。 このページでは「指定なし」と断定していません。 確認が必要な方は市の危機管理室にお問い合わせください。
出典:富田林市「ハザードマップ一覧」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/life/6/40/140/ / 同「洪水・土砂災害ハザードマップ」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/7/32388.html / 同「内水はん濫ハザードマップ」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/49/28786.html / 同「ため池ハザードマップ」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/34/56319.html / 同「地域防災計画」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/7/1597.html
6|立地適正化計画の誘導区域 ― 外なら着手30日前までの届出
富田林市は令和5年3月31日に立地適正化計画を策定しています (目標年次は令和25年=2043年、概ね5年ごとに見直し)。 居住誘導区域の設定基準は、市街化区域のうち鉄道駅から半径800m/バス停から半径300mの圏内。 ただし浸水深3m以上の洪水リスク区域、土砂災害区域、大規模盛土造成地は除外されています。
この除外基準そのものが、買い手にとっての目安になります。 市が「居住を誘導しない」と判断した条件が、公表資料で明示されているということだからです。 都市機能誘導区域は富田林駅・喜志駅・金剛駅の3拠点。 生活圏は喜志・富田林・金剛の3圏域で整理され、 市は2045年推計で40%超の人口減となる地区もあるとしています。
実務上の手続きとして、誘導区域の外で一定の開発等を行う場合は、 着手の30日前までに市への届出が必要です。 市街化区域内であっても、居住誘導区域の内か外かで手続きが変わりますので、 造成や分譲を伴う購入では事前にご確認ください。
出典:富田林市「立地適正化計画」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/63279.html / 同 概要版PDF //www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/87864.pdf / 同「届出制度」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/88159.html
7|地区計画・建築協定・生産緑地。そして「未取得」の項目
富田林市内には複数の地区計画があります。市が公表しているのは 旭ケ丘町、伏山二・三丁目、中野町一丁目、中野町西二丁目、錦織北二丁目、錦織北二丁目第2、 宮町二丁目、西板持町四丁目、彼方、大阪狭山市東茱萸木・富田林市伏山の各地区です (いずれも「南部大阪都市計画○○地区地区計画」として決定)。 地区計画の区域内では、建築物の用途・高さ・壁面位置などに独自の制限がかかることがあります。 上記の町名の物件を検討する場合は、必ず内容をご確認ください。 このほか建築協定、生産緑地・特定生産緑地の制度も市が案内しています。
最後に、このページで「確認できていない」項目を正直に挙げます。 不動産の広告では触れられないことが多い部分ですが、購入判断には効きます。
- 盛土規制法の規制区域の指定状況・指定年月日。市は「宅地造成等工事許可・道路位置指定は 大阪府の所管」と案内していますが、規制区域の指定状況そのものは確認できていません。 「指定なし」とも「指定あり」とも断定できません。
- 風致地区の有無・面積/景観計画・景観地区の有無/高度地区の有無。 市の都市計画情報ページに記載を確認できませんでした。「指定なし」とは断定できません。
- 区域区分(線引き)の当初決定年月日・最終変更年月日、用途地域の決定年月日。
- 用途地域別の建ぺい率・容積率、日影規制の数値(「建築物の形態規制の概要」PDF本体)。
- 重伝建保存地区の都市計画決定年月日。
- 土砂災害警戒区域・特別警戒区域の箇所数、市内のため池の総数、 高潮浸水想定区域の該否を示す公式文言。
推測で埋めるより、空欄のまま示すほうが、買い手にとって安全だと考えています。 家タダでは、ご検討中の物件について区域区分・用途地域・準防火地域の該否・接道・再建築の可否・ 地区計画の有無・重伝建地区の該否・埋蔵文化財包蔵地の該否を、契約前に無料で調査します。 物件URLをLINEでお送りください。
出典:富田林市「地区計画」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/43104.html / 同「建築協定」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/1103.html / 同「生産緑地地区」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/13062.html / 同「盛土規制法」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/35237.html / 同「宅地防災に関する情報」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/30/1095.html
11富田林市の成り立ち ― 「荒芝地」を銭百貫文で買って始まった町
富田林という町の始まりは、はっきりした売買の記録から始まります。 市の文化財課の資料には、こうあります。 「証秀上人が、南河内一帯を支配していた守護代の美作守安見直政から富田の『荒芝地』を 銭百貫文で購入」。永禄年間、16世紀半ばのことです。
興正寺別院を中心とする寺内町
購入した荒芝地に、興正寺別院を中心とする寺内町がつくられました。 当初の計画規模は「東西約400メートル、南北約350メートル」。 この範囲が、現在の富田林町にあたります。
つまり富田林市の中心市街地は、自然発生的にできた集落ではなく、 16世紀に設計されてつくられた計画都市です。 碁盤目状の町割りがいまも残っているのはそのためで、 これが平成9年10月31日の重要伝統的建造物群保存地区(約12.9ha)への選定につながります。 保存地区の範囲が「富田林町の一部、本町の一部」とされているのも、この成り立ちに対応しています。
昭和25年、大阪府下16番目の市として
市の「市の概要」には、こう記されています。 「昭和25年(1950年)4月に人口約3万人余で、大阪府下16番目の市として産声を上げた本市」。 市のあゆみ表にも「昭和25年 4月 市制を施行」とあります。 (市制施行の日付が4月何日かまでは、同ページで確認できていません。)
人口約3万人余から始まった市は、令和8年8月31日現在で103,879人。 3倍以上になりました。その最大の要因が、昭和40年代のニュータウン開発です。
昭和40年10月、金剛ニュータウンの着工
昭和40年10月から昭和44年4月にかけて、日本住宅公団(現 UR都市機構)が 216.4haの土地区画整理事業を行いました。 計画人口31,000人、計画戸数7,740戸。 これが金剛ニュータウンです。 市街化区域1,588haの13.6%にあたる面積が、4年足らずで市街地に変わりました。
半世紀以上が過ぎた令和4年3月現在、この地区の人口は15,860人・8,371世帯。 計画人口の約51%です。 市は課題として「人口減少、少子・高齢、施設の老朽化等」を挙げ、 平成29年3月に金剛地区再生指針を策定、 まちづくり部内に金剛地区再生室を置いて対応しています。
地勢 ― 石川の平坦地、金剛・葛城の丘陵、そしてニュータウン
市の「市の概要」は、富田林市の地勢を次のように整理しています。 大阪府南東部に位置し、北東部は石川沿いの平坦地で歴史的町並み、 南部は金剛・葛城山系の丘陵・農地、西部は計画的ニュータウン。 市役所の位置は東経135度36分・北緯34度30分(常盤町1番1号)です。
市の概要には錦織神社(御舟形みたま神社、佐備神社とともに)の記載があります。 錦織公園は都市計画マスタープランの「西南部」地域に位置づけられています。
なお市域面積は、市の統計ページで39.72km²、「市の概要」で39.66km²と、 2つの表記が市公式内に併存しています。 「市の概要」には「測定方法の見直しにより市の面積が39.66平方キロメートルに」(平成元年11月)とあり、 このページでは両方を併記しています。 また接する市町村名は、市の公表資料で確認できていません(未取得)。
文化財 ― 国重文2件、国登録7件、府指定8件、市指定5件
市が公表している指定・登録文化財は次のとおりです。
- 龍泉寺仁王門(国の重要文化財・1961年指定)
- 旧杉山家住宅(国の重要文化財・1983年指定)
- 国登録有形文化財7件(葛原家住宅主屋・倉庫、富田林市立川西小学校教育歴史資料室ほか)
- 大阪府指定8件、富田林市指定5件
旧杉山家住宅は寺内町の中にあります。 川西小学校の教育歴史資料室が国の登録有形文化財という点は、 学区としての川西エリアを見るときの、ひとつの手がかりになるかもしれません。
市のあゆみ(公表資料で確認できた年表)
| 年 | できごと |
|---|---|
| 永禄年間(16世紀半ば) | 証秀上人が「荒芝地」を銭百貫文で購入。興正寺別院を中心に寺内町が成立 (当初の計画規模 東西約400m×南北約350m) |
| 昭和25年(1950年)4月 | 市制施行。人口約3万人余。大阪府下16番目の市 |
| 昭和36年(1961年) | 龍泉寺仁王門が国の重要文化財に指定 |
| 昭和40年(1965年)10月 | 金剛ニュータウンの土地区画整理事業に着手(施行者:日本住宅公団/216.4ha) |
| 昭和44年(1969年)4月 | 同事業の施行期間が終了(計画人口31,000人・計画戸数7,740戸) |
| 昭和58年(1983年) | 旧杉山家住宅が国の重要文化財に指定 |
| 平成元年(1989年)11月 | 測定方法の見直しにより市の面積が39.66km²に |
| 平成9年(1997年)10月31日 | 富田林寺内町が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定(約12.9ha) |
| 平成29年(2017年)3月 | 金剛地区再生指針を策定 |
| 平成30年(2018年)10月1日 | 準防火地域を指定(市街化区域の全域。第一種低層住居専用地域および工業地域を除く/約1,162ha) |
| 平成31年(2019年)3月 | 都市計画マスタープランを全面改定(令和7年1月時点修正版) |
| 令和5年(2023年)3月31日 | 立地適正化計画を策定(目標年次 令和25年=2043年) |
| 令和6年(2024年)3月26日 | 廿山二丁目の一部区域について土砂災害警戒区域等の指定解除を告示 |
| 令和7年(2025年)4月1日 | 開発指導要綱の手続きを変更 |
| 令和8年(2026年)4月 | 小学校給食を無償化(給食費負担軽減交付金を活用) |
| 令和8年(2026年)8月20日 | 富田林伝統的建造物群保存地区保存計画を改正 |
| 令和8年(2026年)9月 | 中学校が全員給食を開始(デリバリー方式「HOTランチボックス」)。この1カ月分を無償提供 |
※市名「富田林」の由来については、市の「市の概要」に記載を確認できませんでした(未取得)。 本ページでは推測による説明を載せていません。 また市制施行の正確な日付(4月何日か)も確認できていません。 出典:富田林市「市の概要」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/6/1835.html / 富田林市「富田林寺内町のなりたち」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/2501.html / 富田林市「指定・登録文化財」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/site/bunkazai/2503.html / 富田林市「金剛地区の概要」 //www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/104/1038.html
12富田林市の物件を探す・相談する
ネットで見つけた富田林市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。
ご相談から引渡しまでの流れ
| ステップ | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1. ご相談 | LINE・電話・メールで物件URLをお送りください | 無料 |
| 2. 無料診断 | 仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答 | 無料 |
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お問い合わせ
| 項目 | 内容 |
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| 会社名 | 株式会社MILLIONS(家タダ) |
| 所在地 | 大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702 |
| 免許番号 | 大阪府知事(1)第66296号 |
| 電話 | 06-4256-4106 |
| LINE | LINEで相談する |
※掲載の数値は令和8年地価公示、令和7年国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。
13富田林市の不動産購入に関する記事
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14富田林市の不動産購入 よくある質問
富田林市で本当に仲介手数料は0円になりますか?
はい。ネットに掲載されている富田林市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てています。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。
富田林市の住宅の相場はいくらくらいですか?
国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期・158件)では、戸建の成約中央値が1,800万円(104件・平均146㎡・平均築1997年)、マンションが1,150万円(54件・平均79㎡・平均築1990年)です。駅別では喜志駅1,850万円(10件)、金剛駅1,700万円(55件)、富田林西口駅1,450万円(16件)、富田林駅1,200万円(33件)、川西駅1,100万円(17件)。大阪狭山市駅を最寄りとする富田林市内の成約も12件(1,450万円)あります。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均79,677円(住宅地26地点)、前年比+0.6%です。
富田林市で地価がいちばん高いエリアと安いエリアはどこですか?
令和8年地価公示の住宅地26地点で見ると、最も高い標準地は久野喜台二丁目の150,000円/㎡(前年比+2.0%)、最も安い標準地は大字佐備の20,200円/㎡(−0.5%)です。差は7.4倍。大阪府下でも市内格差が大きいほうです。成約ベースの町丁目別では廿山が3,000万円(9件・平均118㎡)で最高、須賀が765万円(8件・平均107㎡)で最安で、こちらは約3.9倍の差です。地価公示と成約で順位が一致しない点に注意してください。標準地は1地点ずつ、成約は複数件の中央値で、測っている対象が違います。
富田林市に市街化調整区域の物件はありますか?
たくさんあります。市域3,972haのうち2,384ha(60.0%)が市街化調整区域で、市街化区域は1,588ha(40.0%)です。都市計画マスタープランの地域別構想からは、東部(楠風台・かがり台周辺)、東南部(農業公園・総合スポーツ公園周辺)、中南部(石川沿岸)が農地・自然地主体と読み取れます。調整区域なら都市計画税(0.3%)はかかりませんが、原則として建築を目的とした開発ができないため、建て替えの許可や住宅ローンの取扱いで個別の確認が必須になります。富田林市で物件を探すときは、まず区域区分を確認してください。なお個々の標準地・町丁目がどの区域かを示す市の一覧は確認できていません(未取得)。
寺内町の町家を買って、自由にリフォームできますか?
内部の改装や、外から見えない部分の変更は市の許可は不要です。ただし道路から見える建築物の外観の変更(増築・改築・修繕・模様替え・新築)には、事前に市の許可が必要です。富田林寺内町は平成9年10月31日に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、区域は富田林町の一部・本町の一部で約12.9ha、特定された伝統的建造物は建築物216件・工作物39件です。許可基準は「全高は10m以下」「2階建以下(やむをえず3階建とする場合は3階部分は道路より後退)」「切妻平入り、又は入母屋平入り」「屋根勾配は概ね4.5〜5.5寸」「日本瓦(いぶし銀又は黒色つや消し)銅板」「色彩は白を基調とする」「主要構造は、原則として木造とする」など。いっぽうで市は修理・修景の補助金制度と技術的助言を用意しています。購入前に市の文化財課にご相談ください。
「準防火地域」と言われました。何が変わりますか?
富田林市は、市街化区域の全域(第一種低層住居専用地域および工業地域を除く)を準防火地域に指定しています。平成30年10月1日から、約1,162haです。防火地域はありません。準防火地域では外壁・軒裏・開口部などの仕様に制限がかかるため、建て替え・新築の工事費がその分変わります。中古戸建を壊して建てる、古家付き土地に新築する、という買い方をされる方には直接効く条件です。逆に言えば第一種低層住居専用地域(用途地域の25.8%・416.9ha)なら準防火地域から外れます。確認は市の都市計画情報ページ、または地理情報ポータル「とんだばやしマップ」で。なお建築基準法関係の所管は大阪府建築指導室(06-6210-9724)、都市計画法にもとづく確認は市の広域まちづくり課(0721-20-1198)と窓口が分かれています。
金剛ニュータウンの中古戸建は、買っても大丈夫でしょうか?
判断材料になる一次情報を挙げます。金剛ニュータウンは昭和40年10月〜昭和44年4月の土地区画整理事業(施行者:日本住宅公団、現UR都市機構)で、面積216.4ha・計画人口31,000人・計画戸数7,740戸。現況は令和4年3月で15,860人・8,371世帯=計画人口の約51%です。住宅構成は戸建て約2,400戸・UR賃貸5,000戸超・その他民間約800戸。市は課題として「人口減少、少子・高齢、施設の老朽化等」を挙げています。いっぽうで市は「金剛地区再生室」という専任部署を置き、金剛地区再生指針(平成29年3月策定)、推進協議会、金剛中央公園・多機能複合施設等整備運営事業、大阪大谷大学・阪南大学・UR都市機構・富田林市の4者連携(KLLP)まで公表しています。ただし、複合施設の整備運営事業については令和8年8月時点で公募が一時停止中との記載があり、再整備が確定しているとは書けません。最新の進捗は市の金剛地区再生室のページでご確認ください。
富田林市の災害リスクはどう確認すればいいですか?
4種類あります。洪水・内水・土砂災害・ため池です。洪水は大阪府管理の石川およびその支川(佐備川・宇奈田川・千早川・梅川・太井川)、ならびに東除川が対象。内水は市内全域を対象に147mm/h(1,000年確率)の想定最大規模降雨でシミュレーションしています。土砂災害の警戒区域・特別警戒区域は大阪府が指定し、市のハザードマップ上に表示されています(令和6年3月26日に廿山二丁目の一部区域で指定解除の告示あり/箇所数は未取得)。ため池は小学校区9区分で整理して公開されており、錦織小学校区の須賀小池・須賀大池、喜志小学校区の粟ヶ池などが対象です。高潮については、市の資料に「指定なし」と明記した文言を確認できていないため、このページでは断定していません。なお市の立地適正化計画は、居住誘導区域から浸水深3m以上の洪水リスク区域・土砂災害区域・大規模盛土造成地を除外しています。この除外基準も目安になります。
富田林市の学校選択制と、給食費はどうなっていますか?
学校について、市が公式に記しているのは次の一文です。「学校教育法施行令第5条に基づき、市立小・中学校ごとに通学区域を定め、お住いの住所により就学する学校を指定しています」。同ページ本文に「学校選択制」という語句の記載はなく、「実施していない」と明記した公式の文も確認できていません。このページでは原文の引用にとどめています。市立小学校は16校・中学校は8校(うち彩和学園は小金台小・明治池中の一貫校)です。給食費は小学校と中学校で内容が違います。小学校は「給食費負担軽減交付金を活用し、令和8年4月から無償化します」。中学校は「全員給食を開始する令和8年9月(1カ月分)の中学校給食を無償提供します」。中学校は1カ月分のみの無償提供で、恒久的な無償化ではありません。なお、こども医療費助成は0歳〜18歳の年度末まで、所得制限なし、自己負担は1医療機関1日500円(月2日限度)、月額上限2,500円です。
富田林市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?
正直にお伝えすると、あります。売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。また、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。富田林市に固有のコストとしては、市街化区域の物件なら固定資産税1.4%+都市計画税0.3%の合計1.7%が毎年かかります。寺内町(重伝建地区)の物件なら、外観の変更に市の許可が必要で、設計・工期・費用が通常より増えます。市街化区域(第一種低層住居専用地域および工業地域を除く)は準防火地域なので、建て替え時の工事費も上がります。埋蔵文化財包蔵地なら着工60日前までの届出が必要で、照会は来庁かファクスのみ(電話不可)のため、スケジュールに余裕が要ります。これらはすべて、家タダが契約前に無料で調査してお伝えする内容です。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。
富田林市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?
富田林市は、市域の60.0%が市街化調整区域で、住宅地の標準地は最高150,000円/㎡(久野喜台二丁目)から最低20,200円/㎡(大字佐備)まで7.4倍の開きがあります。中心市街地には国の重要伝統的建造物群保存地区(約12.9ha)があって外観の変更は市の許可制、市街化区域のほとんどは準防火地域、開発指導要綱には敷地面積の最低限度があり、埋蔵文化財包蔵地なら着工60日前までの届出が要ります。「いくらで買うか」の前に、「その土地で何ができるか」を確かめる必要がある市です。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。気になる物件のURLをLINEでお送りください。
15本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)
当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。
- 富田林市「町丁別人口・世帯数」(CSV)(令和8年8月31日現在)
- 富田林市「人口の推移」(令和6年3月末の掲載値)
- 富田林市「統計について(市域面積・市役所の位置)」(39.72km²)
- 富田林市「市の概要」(市制施行 昭和25年4月/面積39.66km²(平成元年11月の測定方法見直し))
- 富田林市都市計画マスタープラン 第1章(区域区分・用途地域)(用途地域は2018年4月現在/市街化区域1,588ha・市街化調整区域2,384ha)
- 富田林市都市計画マスタープラン 第3章(地域別構想・8地域区分)(平成31年3月全面改定/令和7年1月時点修正版)
- 富田林市「都市計画情報」(準防火地域 約1,162ha/防火地域なし/伝統的建造物群保存地区 約13ha)
- 富田林市「防火地域・準防火地域」(平成30年10月1日から)
- 富田林市「建築物の形態規制の概要(重要事項説明用)」(建築基準法関係は大阪府建築指導室(06-6210-9724)/市は広域まちづくり課(0721-20-1198))
- 富田林市「立地適正化計画」(令和5年3月31日策定/目標年次 令和25年)
- 富田林市 立地適正化計画 概要版(都市機能誘導区域3拠点(富田林・喜志・金剛))
- 富田林市「立地適正化計画にもとづく届出制度」(着手30日前までの届出)
- 富田林市「固定資産税」(税率1.4%/免税点)
- 富田林市「都市計画税」(税率0.3%/市街化区域内のみ)
- 富田林市「小・中学校への就学について」(通学区域・指定校変更)
- 富田林市 通学区域一覧(PDF)
- 富田林市「市立小・中学校一覧」(小学校16校・中学校8校/2024年12月2日更新)
- 富田林市「市立学校園 学級数・在籍数一覧」(令和2〜8年度)
- 富田林市「子ども医療費助成制度」(2026年7月13日更新/所得制限なし)
- 富田林市「学校給食費について」(2026年4月21日更新/小学校は令和8年4月から無償化・中学校は令和8年9月の1カ月分を無償提供)
- 富田林市「中学校給食(全員給食)について」(令和8年度2学期から/デリバリー方式「HOTランチボックス」)
- 富田林市「市立幼稚園・保育所のあり方基本方針【認定こども園化計画】」
- 富田林市「ハザードマップ一覧」
- 富田林市「洪水・土砂災害ハザードマップ」(石川およびその支川・東除川(大阪府管理)/廿山二丁目の一部は令和6年3月26日に指定解除)
- 富田林市「内水はん濫ハザードマップ」(147mm/h(1,000年確率)/令和元年度作成・2024年7月1日更新)
- 富田林市「ため池ハザードマップ」(小学校区9区分で公開)
- 富田林市「地域防災計画」(本編・資料編・概要版)
- 富田林市富田林伝統的建造物群保存地区保存計画(PDF)(令和8年8月20日改正/約12.9ha・建築物216件・工作物39件)
- 富田林市「伝統的建造物群保存地区」(平成9年10月31日選定)
- 富田林市「保存地区内の建築行為等の手続き」(外観の変更は市の許可制)
- 富田林市「保存地区の修理・修景に対する補助」
- 富田林市「埋蔵文化財の取り扱いについて」(着工60日前までの届出/照会は来庁またはファクス(0721-20-2072)のみ)
- 富田林市「指定・登録文化財」(龍泉寺仁王門(1961年)・旧杉山家住宅(1983年)ほか)
- 富田林市「富田林寺内町のなりたち」(永禄年間/銭百貫文)
- 富田林市開発指導要綱(PDF)(住宅敷地面積の最低限度(細則第4条)ほか)
- 富田林市「開発行為の手続き」(令和7年4月1日から手続き変更)
- 富田林市「地区計画」(南部大阪都市計画○○地区地区計画)
- 富田林市「建築協定」
- 富田林市「生産緑地地区」
- 富田林市「盛土規制法について」(宅地造成等工事許可は大阪府の所管)
- 富田林市「金剛地区の概要」(216.4ha/計画人口31,000人・計画戸数7,740戸/現況15,860人(令和4年3月))
- 富田林市 金剛地区再生室(まちづくり部内の専任部署)
- 富田林市「金剛地区再生指針」(平成29年3月策定)
- 富田林市「金剛中央公園・多機能複合施設等整備運営事業」(令和8年8月時点で公募は一時停止中)
- 富田林市「4者連携(KLLP)」(大阪大谷大学・阪南大学・UR都市機構・富田林市)
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ(成約価格情報・不動産取引価格情報)(直近4四半期・富田林市158件)
- 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)(価格時点 令和8年1月1日/住宅地26地点・商業地4地点・工業地1地点)
- 国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)
- 近畿レインズ マンスリーレポート一覧
- マンスリーレポート No.165(2026年9月号)集計表〈中古マンションの地域別成約データ・地域区分の凡例・成約の定義〉(PDF)
- マンスリーレポート No.165(2026年9月号)ダイジェスト〈中古戸建住宅の地域別成約データ・市況コメント・発行日〉(PDF)
- 公益社団法人近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)
- 不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API(XIT001)操作説明
- 不動産情報ライブラリ 利用規約