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【加古川市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説

兵庫

兵庫県加古川市 専門 エリアガイド

加古川市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

1,400万円の物件なら 52万8,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている加古川市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

加古川市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
加古川市の人口
252,120109,279世帯/令和8年9月1日現在(加古川市 推計人口。令和7年国勢調査の速報値にもとづく)
住宅地 公示価格
7.48万円/㎡前年比 +2.9%/23地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
386国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建248件・マンション138件
買主様の仲介手数料
01,400万円なら52万8,000円の削減

加古川・東加古川・宝殿・浜の宮・尾上の松・別府・土山・日岡・神野・厄神/加古川町・平岡町・野口町・尾上町・別府町・東神吉町・西神吉町・米田町・八幡町・神野町・新神野・山手・西条山手・金沢町・平荘町・上荘町・志方町/加古川町粟津・加古川町北在家・加古川町本町・加古川町美乃利・平岡町つつじ野・平岡町土山・野口町良野・別府町新野辺北町 ほか

加古川市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている加古川市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。加古川市の成約中央値は戸建が2,000万円(248件)、中古マンションが1,045万円(138件)(直近4四半期・国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。実際に成約している価格帯は700万円〜2,900万円(下位25%〜上位10%)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は29万7,000円〜102万3,000円価格が上がるほど手数料も上がりますが、家タダならどの価格帯でも買主様は0円です。成約件数が市内で最も多い加古川駅の中央値1,300万円なら49万5,000円、中央値が最も高い浜の宮駅の1,800万円なら66万円加古川市は、どの駅を選ぶかで価格帯が2倍以上動く市です。

  • 加古川市で実際に成約している価格帯は700万円〜2,900万円(下位25%〜上位10%・直近4四半期・国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。この帯にかかる仲介手数料の上限額は29万7,000円〜102万3,000円で、家タダを通して買えばその全額が0円になります。1,200万円なら46万2,000円、1,800万円なら66万円、2,900万円なら102万3,000円。高い物件ほど、0円にできる金額は大きくなります。
  • 加古川市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均74,821円(23地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+2.9%。当方の集計で兵庫県内40市区町村のうち16位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは8位です。
  • 令和7年国勢調査(速報値)で加古川市の人口は253,220人。令和2年から▲7,658人・▲2.94%と、兵庫県全体の▲2.58%より速いペースで減っています。隣の明石市は+3,442人・+1.13%で、兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市だけでした。
  • 市域13,848haのうち9,816ha(70.9%)が市街化調整区域。市街化区域は4,032ha(29.1%)しかありません。同じ東播都市計画区域の明石市は市街化区域が78.9%ですから、ほぼ正反対の構造です。
  • 市内で最も高い標準地(加古川町粟津字中在家731番4・132,000円/㎡)と最も安い標準地(志方町細工所字中ノ垣内446番1・15,300円/㎡)の差は8.6倍23地点のうち5地点が前年比マイナスで、そのうち4地点は市内の最安層です。
  • 市の立地適正化計画が都市機能誘導区域に指定しているのは、加古川駅・東加古川駅・別府駅の3駅だけ。成約件数が多い浜の宮(50件)・尾上の松(38件)は、都市計画マスタープランで副都心に挙げられていても都市機能誘導区域には入っていません。
  • 居住誘導区域はA区域とB区域に分かれ、B区域は洪水浸水リスクがある区域だと市が公表しています。「居住誘導区域だから安心」とは読めません。
  • 市街化調整区域には田園まちづくり制度があり、志方町7地区・平荘町6地区・上荘町6地区・八幡町8地区と市提案型3群で計画が策定されています。地価公示の最安4地点は、すべてこの4町にあります。
  • 給食費は令和8年4月から公立小学校のみ無償(国と県の負担軽減に加えて市が不足分を負担)。中学校・義務教育学校後期課程は月額4,700円・年間総額51,645円で有償のままです。
  • ★加古川市の固定資産税率・都市計画税率は、市の公表資料から確認できていません(未取得)。本ページでは税率を断定していません。08章の表の数値は加古川市が公表した値ではありませんので、必ず市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

01加古川市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

加古川市の価格帯で、いくら得になるか

加古川市の住宅地は1㎡あたり平均74,821円(23地点の単純平均)。市内の標準地は最高132,000円/㎡(加古川町粟津字中在家731番4)から最低15,300円/㎡(志方町細工所字中ノ垣内446番1)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が8.6倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
700万円29万7,000円0円▲29万7,000円
1,200万円46万2,000円0円▲46万2,000円
1,800万円66万円0円▲66万円
2,400万円85万8,000円0円▲85万8,000円
2,900万円102万3,000円0円▲102万3,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。

加古川市の成約価格帯だと、いくら変わるか

直近4四半期の成約中央値は、戸建が2,000万円(248件・平均面積140㎡・平均築2004年)、中古マンションが1,045万円(138件・平均専有72㎡・平均築1994年)。戸建2,000万円なら仲介手数料の上限額は72万6,000円、マンション1,045万円なら41万850円。これがまるごと0円になります。成約データの最寄駅別で最も件数が多いのは加古川駅の113件で中央値1,300万円、この価格帯だと49万5,000円の差。次いで東加古川84件・1,550万円なら57万7,500円浜の宮50件・1,800万円なら66万円です。逆に市内で中央値がいちばん低い土山駅の715万円(28件)でも30万1,950円加古川市は386件のうち248件(64%)が戸建で、戸建中心の市です。そして町丁目別で見ると別府町新野辺北町2,450万円と尾上町1,100万円で2.2倍の開きがあります。「加古川市の相場」という一つの数字ではなく、どの地域・どの駅かで判断する必要がある市だとご理解ください。※「平均面積」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄の平均で、マンションは専有面積、戸建(宅地=土地と建物)は土地面積です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

02数字で見る加古川市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて加古川市・兵庫県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 隣の明石市が増えているとき、加古川市は県平均より速く減っている

令和7年国勢調査(速報値)で加古川市の人口は253,220人、世帯数は108,337世帯です(令和7年10月1日現在)。前回(令和2年)からの増減は▲7,658人・▲2.94%。同じ調査で兵庫県全体は▲141,177人・▲2.58%でしたから、加古川市は県の平均より速いペースで人口を減らしていることになります。

この数字は、隣の市と並べたときにいちばん意味を持ちます。加古川市は東に明石市と接し、同じ東播都市計画区域に属しています。その明石市は、同じ令和7年国勢調査で+3,442人・+1.13%。兵庫県の公表資料は「前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。」「人口が増加した市区町は、前回の8市区から4市区に減少。」と記しており、中央区・兵庫区・灘区は神戸市の区ですから、兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市ただ1つでした。

つまり「東播磨は人口が増えている地域だ」という言い方は、正確ではありません。増えているのは明石市だけで、その西隣の加古川市は県平均を上回る速さで減っています。そして令和8年地価公示の住宅地は、明石市が前年比+5.0%(35地点)に対し、加古川市は+2.9%(23地点)。当方の集計で、県内40市区町村のうち明石市が変動率2位、加古川市は11位です。人口の差と地価の伸びの差が、そのまま対応している形になっています。

ただし、加古川市の地価がマイナスになっているわけではありません。+2.9%は神戸市全体(+2.9%)と同じ水準で、姫路市(+0.4%)や三田市(+1.6%)を上回っています。人口が減っている市でも、市内のどこで減っているかによって地価の動きは変わります。そして加古川市の場合、減っている場所と、地価が下がっている場所が、はっきり分かれています。04章で詳しく扱いますが、住宅地23地点のうち前年比マイナスは5地点で、そのうち4地点は市内の最安層(志方町・上荘町・八幡町)にあります。

市が公表している人口には2つの系統があります。混ぜないでください。1つは推計人口=252,120人・109,279世帯(令和8年9月1日現在)で、これは令和7年国勢調査の速報値をもとに、その後の増減を反映させたもの。もう1つが令和7年国勢調査の速報値=253,220人・108,337世帯(令和7年10月1日現在)です。この11か月で約1,100人減っている計算になります(当方算出)。なお市公式は速報値について「確報値は令和8年9月頃に公表される予定ですが、速報値と差異が生じる可能性があります」と明記しています。

さらに市自身が、将来の人口についてこう書いています。都市計画マスタープランの逐語で「2015年に約26.7万人であった人口は、2045年には約23万人まで減少」。また市街化区域の人口密度についても「市街化区域の人口密度は61.6人/ha(H27)から54.8人/ha(R27)まで減少」と見込んでいます。人口が減ることを前提に、市が都市計画を組み直しているというのが加古川市の現在地です。その具体策が、立地適正化計画(都市機能誘導区域は3駅のみ)と、市街化調整区域の田園まちづくり制度。この2つが04章の中心の論点になります。

なお、加古川市の人口動態(自然増減と社会増減の内訳)は、本ページ作成時点で取得できていません(未取得)。明石市のような年次の人口動態レポートに相当する公表物を市公式で特定できず、住民基本台帳人口のデータもxlsx形式でのみ提供されているためです。「人口が減っているのは自然減か、転出超過か」という区別は、本ページでは書けていません。同様に隣接する市町を列挙した市公式ページも特定できませんでしたので、本ページでは市公式で確認できた「東に明石市と接する」という関係(明石市公式の逐語「西は加古川市、稲美町、播磨町と接しています」から確認)以外は書いていません。

項目備考
令和7年国勢調査(速報値)253,220人令和7年10月1日現在。男123,125/女130,095
前回(令和2年)比▲7,658人(▲2.94%)兵庫県全体は▲141,177人(▲2.58%)
国勢調査の世帯数108,337世帯同上
(参考)隣の明石市+3,442人(+1.13%)兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市だけ(県の逐語より)
(参考)令和2年人口260,878人253,220+7,658で当方が算出
推計人口252,120人(男122,605/女129,515)令和8年9月1日現在。前月比▲59人
世帯数109,279世帯同上。前月比+6世帯
国勢調査速報からの減少約1,100人令和7年10月1日→令和8年9月1日の11か月。当方算出
市域面積138.48km²(13,848ha)市「市の概要」と立地適正化計画の2資料で一致
人口密度約1,821人/km²推計人口252,120人÷138.48km²で当方が算出
市の将来人口(市の見込み)2045年に約23万人都市計画マスタープラン逐語「2015年に約26.7万人であった人口は、2045年には約23万人まで減少」
市街化区域の人口密度(市の見込み)61.6人/ha(H27)→ 54.8人/ha(R27)都市計画マスタープラン。別資料では61.3→54.5の表記もあり(確度中)
位置東播磨地方の中心部市公式逐語「東播磨地方の中心部に位置する加古川市」
1人あたり都市公園面積7.7㎡/人都市計画マスタープラン(確度中)
人口動態(自然増減・社会増減)未取得市公式に年次の人口動態レポートを特定できず
隣接市町未取得市公式に隣接市町を列挙したページを特定できず

市街化区域と市街化調整区域

加古川市を検討するとき、いちばん最初に押さえるべき数字がこれです。加古川市は「東播都市計画区域」に属し、市域13,848ha(138.48km²)の全部が都市計画区域です。そして内訳が、市街化区域4,032ha(29.1%)/市街化調整区域9,816ha(70.9%)市域の7割が市街化調整区域です。

同じ東播都市計画区域に属する明石市は、市街化区域が3,896ha(78.9%)・市街化調整区域が1,045ha(21.1%)。隣り合う2つの市が、ほぼ正反対の構造をしています。加古川市で物件を探すということは、「その物件が市街化区域か調整区域か」を毎回確認する必要があるということです。明石市のように「たいてい市街化区域だから」で済ませることはできません。

区分面積構成比
市街化区域4,032 ha29.1%
市街化調整区域9,816 ha70.9%
合計(都市計画区域)13,848 ha100.0%

地価公示 ― 23地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、加古川市の住宅地の標準地は23地点。 単純平均は1㎡あたり74,821円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+2.9%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
加古川-6加古川町粟津字中在家731番4132,000+3.1%
加古川-2加古川町北在家2342番外131,000+4.0%
加古川-23野口町良野1647番9128,000
加古川-13平岡町つつじ野1番252125,000+2.5%
加古川-1加古川町本町字前田46番11118,000+3.5%
(中略・全23地点)
加古川-20志方町細工所字中ノ垣内446番115,300−1.3%
加古川-5八幡町船町字西開キ192番216,500−0.6%
加古川-22上荘町小野字助谷712番1225,800−0.4%
加古川-10志方町志方町字八反田1166番626,200−0.8%
加古川-18西神吉町大国字北川760番12650,900−0.2%

※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ加古川市内で、住宅地の地価は8.6倍ちがいます

最も高いのは加古川町粟津字中在家731番4の1㎡あたり132,000円(+3.1%)。最も安いのは志方町細工所字中ノ垣内446番1の15,300円(−1.3%)。その差は8.6倍です。「加古川市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

加古川市は兵庫県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある兵庫県内の40市区町村のうち、 加古川市の住宅地の平均価格は16位神戸市の9区と町を除いた「市」だけで見ると、25市のなかで第8位です。

区分加古川市の位置母数
住宅地の平均価格(県内・区を含む)16位40市区町村
住宅地の平均価格(市のみ)8位25市
前年比の変動率(県内・区を含む)11位40市区町村
前年比の変動率(市のみ)6位25市

※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

加古川市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地23地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で8.6倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

公園・緑地

加古川市の都市計画マスタープランによると、1人あたりの都市公園面積は7.7㎡/人です。公園の箇所数・総面積・個別の公園名は、本ページでは確認できていません(未取得)。なお市の都市計画マスタープランには「まとまった都市農地(500㎡以上)が200ha存在」という記述もあります。市域138.48km²のうち70.9%が市街化調整区域という構成を考えると、緑地や農地は市街化区域の外側に広く残っていると読むのが自然です。ただし市街化調整区域の農地は、宅地として使えるかどうかが別の論点になりますので、「緑が多い」ことと「住宅地として使える土地が多い」ことは分けてお考えください。

※加古川市 都市計画マスタープラン(確度中)。//www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_2.pdf。

03加古川市の特徴 ― 隣の明石市が県内で唯一増えているとき、加古川市は県平均より速く減っている

加古川市を理解する最短の方法は、東隣の明石市と並べることです。 2つの市は隣り合っていて、しかも同じ「東播都市計画区域」に属しています。 同じ広域の都市計画区域にありながら、数字はほぼ正反対です。

項目加古川市明石市
令和7年国勢調査(速報値)の人口253,220人307,043人
令和2年からの増減▲7,658人(▲2.94%) +3,442人(+1.13%)
(参考)兵庫県全体▲141,177人(▲2.58%)
市域面積138.48km²49.41km²
市街化区域4,032ha(29.1%) 3,896ha(78.9%)
市街化調整区域9,816ha(70.9%) 1,045ha(21.1%)
住宅地の平均価格(令和8年地価公示・当方集計) 74,821円/㎡(23地点)116,391円/㎡(35地点)
住宅地の前年比+2.9%+5.0%
市内格差(最高÷最安)8.6倍7.3倍
土砂災害警戒区域85箇所(うち土石流56) 29箇所(土石流0)

兵庫県の令和7年国勢調査の速報は、次のように書いています。

前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。
人口が増加した市区町は、前回の8市区から4市区に減少。

中央区・兵庫区・灘区は神戸市の区ですから、 兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市ただ1つです。 そしてその明石市の西隣にある加古川市は、県平均(▲2.58%)より速い▲2.94%で減っている「東播磨は人口が増えている地域だ」という言い方は、データの上では成立しません。

ただし、これを「加古川市は駄目な市だ」と読むのは短絡です。 地価は前年比+2.9%で上がっており、これは神戸市全体(+2.9%)と同じ水準、 姫路市(+0.4%)や三田市(+1.6%)を上回ります。 問題は「市の平均」で語れないことです。 住宅地23地点のうち5地点が前年比マイナスで、 そのうち4地点は市内の最安層にあります。 市が公表している都市計画の方針を読むと、この分岐は偶然ではないことが分かります。

出典:兵庫県「令和7年国勢調査 速報値の概要」 //web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/jinkou-tochitoukei/documents/r7kensokugaiyou.pdf / 加古川市立地適正化計画 //www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R08_ritteki_download.pdf / 明石市「都市計画の概要(資料)」 //www.city.akashi.lg.jp/documents/2898/2026tosikeikaku_siryou_2.pdf / 兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」(令和8年6月30日時点) //web.pref.hyogo.lg.jp/ks15/documents/0630shiteijoukyou.pdf / 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が集計した自算値

市は「人口が減ること」を前提に、都市計画を組み直している

加古川市の都市計画マスタープランには、次の記述があります。

2015年に約26.7万人であった人口は、2045年には約23万人まで減少
市街化区域の人口密度は61.6人/ha(H27)から54.8人/ha(R27)まで減少

市自身が、30年で3.7万人減ると見込んでいます。 そのうえで市が掲げているのが「拠点集約・連携型都市構造」という方針です。 そして、その方針を具体化したのが立地適正化計画(令和5年4月1日策定)。 ここに、加古川市を読むうえでいちばん重要な数字が出てきます。

都市機能誘導区域は「3駅だけ」

加古川市の立地適正化計画が都市機能誘導区域に指定しているのは、 加古川駅・東加古川駅・別府駅の各周辺だけです。 都市機能誘導区域の定義は、市公式の逐語で次のとおり。

商業・医療・福祉施設などの日常生活を送るうえで必要となる都市機能を、 都市の中心拠点などに誘導・集約する区域

つまり、将来にわたって商業・医療・福祉の施設が集まっていく方向にあると 市が定めた区域が、この3駅の周辺だということです。 ところが、成約データの駅別で見ると次のようになります。

最寄駅成約件数成約中央値 平均徒歩市の位置づけ
加古川113件1,300万円 17分都心・都市機能誘導区域
東加古川84件1,550万円 17分副都心・都市機能誘導区域(教育・文化)
浜の宮50件1,800万円 15分副都心に挙げられるが誘導区域ではない
尾上の松38件1,600万円 15分副都心に挙げられるが誘導区域ではない
宝殿28件1,500万円 17分所在市は未確認
土山28件715万円 16分所在市は未確認。明石市側でも61件

成約中央値が市内でいちばん高い浜の宮駅(1,800万円)は、 都市機能誘導区域に入っていません。 2位の尾上の松(1,600万円)も同じです。 逆に、都心である加古川駅の中央値は1,300万円で、この6駅のなかでは下から3番目。 「いま高く売買されている場所」と「市が都市機能を集めていく場所」は、一致していません。

これは、買う側にとって判断が割れるポイントです。 都市機能誘導区域の内側を選べば、将来にわたって商業・医療・福祉が維持される見込みが高い。 外側を選べば、いまの価格帯で広い物件が買える可能性がある。 どちらが正解ということではなく、「市が方針をはっきり分けている」ことを知ったうえで選ぶ のが大事です。 なお別府駅については成約データの駅別上位6駅に入っていませんが、 町丁目別では別府町新野辺北町が10件・中央値2,450万円・平均158㎡で市内最高、 別府町が16件・中央値1,850万円です。

居住誘導区域は、A区域とB区域に分かれている

そして、もう1つ重要な事実があります。 加古川市の立地適正化計画では、居住誘導区域がA区域とB区域に分かれており、 B区域は洪水浸水リスクがある区域だと市が公表しています。 居住誘導区域の定義は、市公式の逐語で次のとおりです。

人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて、人口密度を維持することにより、 生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるよう、居住を誘導すべき区域

「居住誘導区域だから安心」とは読めない、ということです。 市は居住を誘導しつつ、そのなかで洪水浸水リスクのある区域を区分して示している。 これは、買う側にとって非常に実務的な情報です。 検討中の物件が居住誘導区域のA区域かB区域か、あるいは区域外か。 この3つは、市のWeb版ハザードマップや立地適正化計画の区域図で確認できます。

(※A区域・B区域の区分については、本ページの調査では要約からの抽出であり、 確度は中としています。原本での再確認を推奨します。 また居住誘導区域・都市機能誘導区域の面積は取得できていません(未取得)。)

出典:加古川市「立地適正化計画」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/tosikeikaku/38767.html / 加古川市立地適正化計画(PDF) //www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R08_ritteki_download.pdf / 加古川市 都市計画マスタープラン 概要版 //www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_gaiyoubann.pdf

もう一方の顔 ― 市域の70.9%は調整区域で、そこに「田園まちづくり制度」がある

立地適正化計画が3駅への集約を進める一方で、 加古川市の市域13,848haのうち9,816ha(70.9%)は市街化調整区域です。 市街化区域は4,032ha(29.1%)しかありません。 市域の7割について、市は別の方針を持っています。 都市計画マスタープランの全体構想の逐語を並べます。

ゾーン市公式の逐語
北部 豊かな自然環境の保全に努めるとともに、既存の集落では、地区計画や田園まちづくり制度など 住民主体のまちづくりを支援
南部および中央部 都心・副都心では、既存の都市基盤を生かしつつ、都市機能の誘導と集積、 土地の高度利用の促進など
臨海部 製造業を中心とする生産活動や漁業活動の振興、海辺を生かした魅力ある親水空間として活用

北部は「田園まちづくり制度」、南部・中央部は「都市機能の誘導と集積」。 加古川市は、市域を2つの方針で分けて扱っています。

田園まちづくり制度の対象は志方町・平荘町・上荘町・八幡町の4町で、 所管はまちづくり指導課 市街化調整区域まちづくり係。 策定されている地区は次のとおりです。

地区名地区数 市公式の9地域での位置
志方町高畑、横大路、西中、畑、大沢、西牧、永室 7志方地域
平荘町神木、里、山角、磐東、養老、西山 6両荘地域
上荘町薬栗、小野、都染、見土呂、井ノ口、日光口 6両荘地域
八幡町宗佐、国包、中西条、下村、厄神、船町、野村、上西条 8加古川北地域
市提案型策定地区 志方町西地区(原・成井・西山)/志方町中地区/ 平荘及び上荘地区(小畑・一本松、磐西、白沢)3群志方地域・両荘地域

そして、その4町に市内の最安地点が集まっている

ここが、加古川市のデータで最も分かりやすい対応関係です。 令和8年地価公示の住宅地23地点のうち、価格の低い4地点を並べます。

標準地価格前年比 地積田園まちづくり制度の対象町か
志方町細工所字中ノ垣内446番115,300円/㎡ ▲1.3%226㎡志方町(7地区)
八幡町船町字西開キ192番216,500円/㎡ ▲0.6%429㎡ 八幡町(8地区。「船町」は地区名)
上荘町小野字助谷712番1225,800円/㎡ ▲0.4%208㎡ 上荘町(6地区。「小野」は地区名)
志方町志方町字八反田1166番626,200円/㎡ ▲0.8%138㎡志方町(7地区)

この4地点はすべて田園まちづくり制度の対象4町にあり、すべて前年比マイナスです。 そして地積を見てください。八幡町船町は429㎡で市内23地点のうち最大、 志方町細工所226㎡、上荘町小野208㎡。 土地は広いけれど、単価は市内最安層という形です。

一方、市街化区域側の地点は次のとおりです。

標準地価格前年比 市公式の9地域
加古川町粟津字中在家731番4132,000円/㎡ +3.1%加古川地域
加古川町北在家2342番外131,000円/㎡ +4.0%加古川地域
野口町良野1647番9128,000円/㎡ 野口地域
平岡町つつじ野1番252125,000円/㎡ +2.5%平岡地域
加古川町本町字前田46番11118,000円/㎡ +3.5%加古川地域

最高の加古川町粟津132,000円/㎡と最安の志方町細工所15,300円/㎡で8.6倍。 そして上位はプラス、最下位層はマイナス加古川市の市内格差8.6倍は、いまも広がる方向に動いています。

ここで、因果を断定しないように気をつけて書きます。 田園まちづくり制度があるから地価が下がっているのでも、 地価が安いから制度が作られたのでもありません。 市街化調整区域という制度の区分が先にあり、 その区域で建築の道を開くために田園まちづくり制度があり、 同じ区域が地価公示では最安層にある。 そういう対応関係として読むのが正確です。

そして、この対応関係は買う側にそのまま実務の指針を与えます。

  • 志方町・平荘町・上荘町・八幡町で物件を見つけたら、まず区域区分を確認する。 市街化調整区域なら、建て替えの可否・住宅ローンの取扱い・将来の売却可能性が論点になります。
  • 田園まちづくり計画の地区に入っていても、「誰でも建てられる」わけではない。 地区ごとに条件が定められているのが通常です。 各地区の計画内容・面積・認定年月日は本ページでは未取得ですので、 必ず市のまちづくり指導課で、その地番について具体的にご確認ください。
  • 安い理由が制度なら、買ったあとに変えることはできない。 15,300円/㎡という価格には、制度上の制約が織り込まれています。

出典:加古川市「田園まちづくり制度」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/denenmatidukuri/44646.html / 加古川市「各地区のまちづくり計画の概要」 //www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/tosi_kekaku/kaihatsushidoka/denenmatidukuri/kakuchikunomachidukurikeikakunogaiyou/index.html / 加古川市 都市計画マスタープラン 全体構想 //www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_3.pdf / 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)

地区計画15地区 ― うち3地区が工業団地・卸団地

加古川市の地区計画は15地区です。

#地区名#地区名
1坂元・野口地区地区計画9中野地区地区計画
2加古川駅北地区地区計画10平木地区地区計画
3東加古川駅北第1地区地区計画11神吉地区 地区計画
4加古川工業団地地区計画12石守整理地区 地区計画
5本町地区 地区計画13上西条地区 地区計画
6加古川東工業団地地区計画14都台地区 地区計画
7加古川卸団地 地区計画15神野台地区 地区計画
8神野地区集落地区計画

15地区のうち3地区が工業団地・卸団地(加古川工業団地・加古川東工業団地・加古川卸団地)です。 参考までに、隣の明石市は地区計画が32地区あり、 そのうち21地区が「大久保町〜」または「大久保駅南地区」という住宅地の地区計画です。

この差は、2つの市の住宅供給の仕方の違いを示しています。 明石市は市街化区域のなかに地区計画を積み上げて住宅地を整えてきました。 加古川市は、地区計画を工業団地や駅前に使い、 市街化調整区域側は田園まちづくり制度で対応するという組み立てです。 加古川市は、地区計画で住宅供給を誘導している市ではありません。

(※加古川市の地区計画15地区の面積・決定年月日・制限内容は、 一覧ページに地区名のみの掲載で、本ページでは未取得です。 該当する区域の物件を検討される場合は、市の都市計画担当で制限内容をご確認ください。)

出典:加古川市「地区計画の概要」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/tikukekaku/tikukeikakunogaiyou/index.html / 明石市「地区計画」 //www.city.akashi.lg.jp/tosei/tokei_ka/machizukuri/toshi/toshi/chikukeikaku/chikukeikaku-04.html

令和8年地価公示 ― 住宅地23地点を全部並べる

加古川市には令和8年地価公示の標準地が 住宅地23地点・商業地10地点・工業地2地点の合計35地点あります。 まず住宅地23地点を、価格の高い順に全部並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
加古川-6加古川町粟津字中在家731番4132,000+3.1%165㎡
加古川-2加古川町北在家2342番外131,000+4.0%210㎡
加古川-23野口町良野1647番9128,000136㎡
加古川-13平岡町つつじ野1番252125,000+2.5%154㎡
加古川-1加古川町本町字前田46番11118,000+3.5%121㎡
加古川-16平岡町二俣字旭764番12100,000+2.0%172㎡
加古川-7加古川町美乃利字壹反長111番1093,000+4.3%101㎡
加古川-4平岡町土山字手先1110番7892,000+44.9%121㎡
加古川-11野口町長砂字東池ノ向97番2072,500+1.0%114㎡
加古川-12東神吉町神吉字諸崎651番14272,3000.0%147㎡
加古川-21別府町別府字せいろ981番1672,300+1.0%85㎡
加古川-17東神吉町西井ノ口字二十田634番771,000+0.3%147㎡
加古川-8新神野6丁目16番4368,800+0.4%193㎡
加古川-3米田町平津字向嶋732番8466,0000.0%147㎡
加古川-15平岡町土山字ケ市578番665,500+0.9%130㎡
加古川-14加古川町稲屋字春日前214番864,2000.0%156㎡
加古川-19尾上町長田字尾上林518番4261,7000.0%201㎡
加古川-9別府町元町84番252,9000.0%138㎡
加古川-18西神吉町大国字北川760番12650,900−0.2%141㎡
加古川-10志方町志方町字八反田1166番626,200−0.8%138㎡
加古川-22上荘町小野字助谷712番1225,800−0.4%208㎡
加古川-5八幡町船町字西開キ192番216,500−0.6%429㎡
加古川-20志方町細工所字中ノ垣内446番115,300−1.3%226㎡

23地点のうち、前年比がマイナスなのは5地点です。 西神吉町大国▲0.2%、上荘町小野▲0.4%、八幡町船町▲0.6%、志方町志方町▲0.8%、 そして志方町細工所▲1.3%。 横ばい(0.0%)が5地点(東神吉町神吉・米田町平津・加古川町稲屋・尾上町長田・別府町元町)、 前年に同一番号がなく前年比を出せないのが野口町良野の1地点。 プラスは12地点です。

市平均の+2.9%という数字は、23地点のうち半分程度がプラスで、 5地点がマイナス、5地点が横ばいという分布の平均だということです。 「加古川市の地価が2.9%上がった」という一文からイメージされる 「市内が全体に上がっている」という絵とは、実態がかなり違います。

★平岡町土山の+44.9%について ― これは1地点だけの動きです

上の表で1つだけ、けた違いの数字があります。 平岡町土山字手先1110番78の+44.9%(当方集計)。 市平均+2.9%、2番目に高い加古川町美乃利の+4.3%と比べて、まったく水準が違います。

この数字については、正直に書いておきます。 標準地の選定や評価の前提が前年から変わった可能性が考えられますが、 要因を説明できる公表資料を本ページでは確認できていません(未取得)。 本ページでは、この数字を根拠に何かを論じることはしません。

読者の方にお願いしたいのは、この1地点を「平岡町の相場が44.9%上がった」と 読まないことです。 同じ平岡町の標準地は、つつじ野が+2.5%、二俣が+2.0%、土山字ケ市が+0.9%。 いずれも市平均並みか、それ以下です。 1地点の動きを市や町の傾向のように扱うのは、データの読み方として誤りです。

地積を見ると、加古川市の土地の作りが分かります

23地点の地積は、最小が別府町別府の85㎡、最大が八幡町船町の429㎡200㎡を超えるのが4地点(八幡町船町429㎡・志方町細工所226㎡・加古川町北在家210㎡・ 上荘町小野208㎡・尾上町長田201㎡)で、100㎡台〜150㎡台が中心です。 成約データでも戸建248件の平均面積(土地)は140㎡(約42坪)。 明石市の122㎡、門真市の60〜80㎡と比べると、加古川市の土地は広いほうです。

土地が広いことは、税金に直結します。 住宅用地の課税標準の特例は、市公式の逐語で 小規模住宅用地(1戸あたり200㎡まで)が固定資産税で「評価額の6分の1の額」・ 都市計画税で「3分の1」一般住宅用地(200㎡超)が固定資産税で「評価額の3分の1の額」・都市計画税で「3分の2」200㎡を超えた部分は、軽減の度合いが半分になります。 広い土地の物件を検討される場合は、この二段構えを前提に毎年の税額を見積もってください。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。 前年比は前年の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 所在地番は鑑定評価書情報にある表記(市名は省略)です。

商業地10地点・工業地2地点

区分地点数平均価格 前年比
住宅地23地点74,821円/㎡ +2.9%
商業地10地点166,500円/㎡ +3.5%
工業地2地点45,900円/㎡ +4.1%

商業地10地点の個別は次のとおりです。

所在地番価格(円/㎡)前年比 地積
加古川町篠原町字三ツ升23番1360,000+2.6%257㎡
平岡町新在家字弐丁目273番5197,000+2.1%327㎡
加古川町寺家町字南五反田51番13外195,000+3.2%210㎡
別府町朝日町14番195,000+4.8%685㎡
加古川町粟津字宮ノ下437番1134,000+3.1%209㎡
平岡町新在家字弐丁目265番2133,000+3.9%347㎡
野口町野口字駅ノ池119番5外132,000+4.8%1,528㎡
平岡町二俣字旭769番1131,000+2.3%892㎡
平岡町西谷字南割206番298,000+4.8%411㎡
尾上町今福字梅ケ坪36番2外90,000+3.8%1,593㎡

商業地は10地点すべてがプラスで、下落地点はありません。 最高は加古川町篠原町の360,000円/㎡で、住宅地の最高(132,000円/㎡)の2.7倍。 上昇率が高いのは別府町朝日町・野口町野口・平岡町西谷の+4.8%です。 工業地2地点は、尾上町養田字養田開拓1659番1が53,300円/㎡(+4.9%・地積942㎡)、 野口町水足字新辻560番1外が38,500円/㎡(+3.2%)。 後者の地積は109,402㎡で、市内35地点のなかで圧倒的に大きい区画です。

住宅地+2.9%に対して商業地+3.5%・工業地+4.1%。 住宅地より商業地・工業地のほうが動いているという構図は、明石市とも共通します。 ただし加古川市の場合、住宅地のなかにマイナスの5地点が含まれている点が違います。

実際に売買されている価格 ― 戸建2,000万円とマンション1,045万円

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報で、 直近4四半期(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)の加古川市の成約は386件です。 これは国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 平均面積平均築年
戸建(宅地=土地と建物)248件 2,000万円140㎡(土地)2004年
中古マンション138件 1,045万円72㎡(専有)1994年

386件のうち248件(64%)が戸建で、戸建中心の市です。 隣の明石市は732件のうち410件(56%)がマンションでしたから、 同じ東播でも、流通している物件の種類が違います。 戸建2,000万円・平均土地面積140㎡(約42坪)・平均築2004年という数字は、 「そこそこ広い土地の、築20年前後の戸建」が市場の中心だということを示しています。

仲介手数料の上限額で言うと、戸建2,000万円なら72万6,000円、 マンション1,045万円なら41万850円。これがまるごと0円になります。

町丁目別の成約 ― 別府町新野辺北町2,450万円と尾上町1,100万円で2.2倍

町丁目件数成約中央値 平均面積市公式の9地域
別府町新野辺北町10件2,450万円 158㎡別府地域
東神吉町11件2,200万円 176㎡加古川西地域
米田町9件2,000万円 120㎡加古川西地域
別府町16件1,850万円 122㎡別府地域
野口町69件1,700万円 116㎡野口地域
加古川町110件1,300万円 101㎡加古川地域
平岡町79件1,300万円 102㎡平岡地域
尾上町51件1,100万円 115㎡尾上地域

最高の別府町新野辺北町2,450万円と、最安の尾上町1,100万円で2.2倍。 地価公示の8.6倍と比べると、ずいぶん小さくなっています。 理由は、成約データに出てくる町丁目が市街化区域側に集中しているからです。 地価公示で最安層だった志方町・上荘町・八幡町は、この表に出てきません。 市内格差8.6倍は地価公示の話であって、 実際に売買されている物件の価格差は2.2倍だと理解してください。

そして、面積との関係を見てください。 最高の別府町新野辺北町は平均158㎡、東神吉町は176㎡で市内最大。 一方、最安の尾上町は115㎡で、加古川町101㎡・平岡町102㎡はさらに小さい。 成約価格の高い町丁目は、土地が広い町丁目です。

ここが加古川市でいちばん誤解されやすいところです。 市内で最も土地の単価が高いのは加古川町(132,000円/㎡)なのに、 成約中央値は1,300万円で市内でも低いほう。 逆に別府町は土地の単価が72,300円/㎡と市平均以下なのに、 別府町新野辺北町の成約中央値は2,450万円で市内最高土地の単価と成約価格は、加古川市では逆に動きます。 理由は面積です。単価の高いエリアでは小さい物件(マンション含む)が、 単価の安いエリアでは広い戸建が流通しているからです。 町名で相場を決めつけず、必ず面積あたりで比較してください。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格専有・延床 間取築年構造最寄駅・徒歩時期
戸建野口町2,000万円155㎡(土地105㎡) 4LDK+S2015年木造浜の宮 25分2025Q2
戸建平岡町2,000万円235㎡(土地175㎡) 6LDK2006年木造土山 25分2025Q3
戸建尾上町2,000万円145㎡(土地105㎡) 4LDK2014年木造浜の宮 15分2026Q1
戸建東神吉町1,900万円360㎡(土地140㎡) 5DK+S1993年木造宝殿 25分2025Q3
マンション尾上町1,100万円70㎡ 3LDK1994年RC浜の宮 5分2026Q1
マンション加古川町990万円65㎡ 3LDK1998年RC加古川 25分2025Q2
マンション野口町980万円80㎡ 3LDK+S1991年RC東加古川 23分2025Q4
マンション西神吉町980万円70㎡ 3LDK1995年RC宝殿 7分2026Q1

この表から読み取れることが4つあります。

  • 戸建は土地105〜175㎡が中心で、築2006〜2015年が並ぶ。 成約248件の平均土地面積140㎡(約42坪)と整合します。 平岡町の6LDK(延床235㎡・土地175㎡)が2,000万円というのは、 阪神間や大阪市内の価格感覚からするとかなり広い物件です。
  • マンションは980〜1,100万円に集まり、築1991〜1998年。 平均築年1994年ですから、平均で築30年を超えています。 価格ではなく管理の状態で資産価値が分かれる価格帯です。
  • 徒歩分数が長い。戸建4件のうち3件が徒歩25分、1件が15分。 マンションも23分・25分が含まれます。 加古川市の駅別の平均徒歩は15〜17分で、 「駅徒歩15分以上」が標準的な市だという前提で現地をご覧ください。
  • 最寄駅に「宝殿」「土山」が出てくる。 この2駅の所在市は、加古川市公式で確認できていません(未取得)。 広告の「最寄駅」と「住所」は別物として確認してください。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加古川市386件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 面積・築年は公表値を四捨五入した区分値です。 また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、 土地単独の成約中央値は掲載していません。

まとめ:加古川市は「どこに買うか」で行政の方針がはっきり分かれている市

加古川市の住宅地の平均価格74,821円/㎡は、 当方の集計で兵庫県内40市区町村のうち16位、 神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは8位。 変動率+2.9%は県内11位、25市のなかでは6位です。 「価格の水準も上がり方も、県内の真ん中どころ」というのが、数字で見た加古川市の位置です。

そしてその内側では、次のことが起きています。

  • 人口は県平均より速く減っている。▲7,658人・▲2.94%(県全体は▲2.58%)。 隣の明石市は+1.13%で、県内で人口が増えた「市」は明石市だけ。
  • 市は人口減少を前提に都市計画を組み直している。 将来人口は「2045年には約23万人まで減少」と市が見込む。 方針は「拠点集約・連携型都市構造」。
  • 都市機能誘導区域は加古川・東加古川・別府の3駅だけ。 成約中央値が市内最高の浜の宮(1,800万円)も、尾上の松(1,600万円)も入っていない。
  • 居住誘導区域はA区域とB区域に分かれ、B区域は洪水浸水リスクがある区域だと市が公表している。
  • 市域の70.9%は市街化調整区域。そこに田園まちづくり制度があり、 志方町7・平荘町6・上荘町6・八幡町8地区+市提案型3群で計画が策定されている。
  • 地価公示の最安4地点は、すべてその対象4町にあり、すべて前年比マイナス。

つまり加古川市は、「どこに買うか」で行政の方針がはっきり分かれている市です。 3駅の周辺に都市機能を集めていく区域。 居住を誘導するが洪水浸水リスクがあると市が示す区域。 市街化調整区域のなかで、地区ごとに建てられる範囲を決めている集落。 この3つは、同じ市のなかにある、まったく性格の違う選択肢です。

加古川市で物件を選ぶときに確認していただきたいのは、次の6点です。

  • 市街化区域か市街化調整区域か(市域の70.9%が調整区域。建て替えとローンに直結)
  • 都市機能誘導区域(加古川・東加古川・別府の3駅周辺)の内か外か
  • 居住誘導区域のA区域かB区域か、あるいは区域外か(B区域は洪水浸水リスクあり)
  • 田園まちづくり計画の地区か、地区なら建築の条件は何か(市のまちづくり指導課で要確認)
  • 土砂災害警戒区域か(市内85箇所。うち56箇所が土石流
  • 最寄駅が宝殿駅・土山駅なら、住所は本当に加古川市か

この6点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。

空から見た、この50年の加古川市

加古川市が市制を施行したのは1950年(昭和25年)。市公式は「東播磨地方の中心部に位置する加古川市。1950年に市制が始まり、水と緑に恵まれたまちで人々のより豊かな暮らしが育めるよう取り組んでいます。」と記しています。成り立ちについては「日本が終戦から立ち復り始めた昭和20年代、5つの町村が一つになって加古川市が生まれました。」。ただし、その5町村の名称と合併年は確認できていません(未取得)。市公式の年表ページが8枚のPNG画像で提供されており、テキストとして読み取れなかったためです。市名の由来は市公式の逐語で「加古川市は、一級河川「加古川」の水の恵みを受けて発展してきた都市です」。左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲です。市域138.48km²のうち70.9%(9,816ha)が市街化調整区域という構成は、この2枚を見比べるといちばんよく分かります。左の写真の時点から50年で、市街化区域4,032haの側では市街地が更新され、加古川駅周辺は都心として、東加古川駅・別府駅周辺は副都心として都市機能誘導区域に指定されました。一方で北部・西部の集落では、市が田園まちづくり制度で志方町7・平荘町6・上荘町6・八幡町8地区のまちづくり計画を策定しています。同じ市のなかで、まったく違う2つの方針が同時に動いているのが加古川市です。

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28655〜28657・y13005〜13006)で切り出しています。

04加古川市を9に分けて考える(エリアガイド)

加古川市の都市計画マスタープランは、地域別構想で市域を9つの地域に分け、それぞれに属する町名まで公式に列挙しています。加古川/加古川北/野口/別府/平岡/尾上/両荘/加古川西/志方の9地域です。本ページのエリアガイドは、この市公式の9地域をそのまま使います。8地域でも10地域でもなく9地域で、町名の対応まで市が公表しているからです。ここに、令和8年地価公示の全35地点(住宅地23・商業地10・工業地2)、国土交通省の成約価格情報(駅別・町丁目別・個票)、立地適正化計画の都市機能誘導区域(加古川・東加古川・別府の3駅)、田園まちづくり制度の対象4町、市の地区計画15地区を重ねて整理します。加古川市は「市の平均+2.9%」という一つの数字で語れない市です。住宅地23地点のうち5地点が前年比マイナスで、そのうち4地点は市内の最安層にあります。どの地域を選ぶかで、価格も、上がり方も、建てられるかどうかも変わります。

加古川地域(加古川町)― 市の都心(最寄駅:加古川)

市公式の9地域で加古川地域=加古川町。市の都心にあたります。都市計画マスタープランは都市構造の方針として「拠点集約・連携型都市構造」を掲げ、都心=加古川駅周辺と位置づけています。逐語は「駅を中心に広がる既存都市機能や未利用地を官民の連携により活用し」。立地適正化計画の都市機能誘導区域に指定された3駅のうちの1つです。

地価は市内最高の水準で、加古川町粟津字中在家731番4が132,000円/㎡(+3.1%)で市内トップ、加古川町北在家2342番外が131,000円/㎡(+4.0%)、加古川町本町字前田46番11が118,000円/㎡(+3.5%)、加古川町美乃利字壹反長111番10が93,000円/㎡(+4.3%)。ただし同じ加古川町でも加古川町稲屋字春日前214番8は64,200円/㎡(0.0%・横ばい)で、町内で2倍以上の開きがあります。商業地は加古川町篠原町字三ツ升23番1が360,000円/㎡(+2.6%)で市内最高、加古川町寺家町字南五反田51番13外が195,000円/㎡(+3.2%)、加古川町粟津字宮ノ下437番1が134,000円/㎡(+3.1%)。

成約は加古川駅が113件・中央値1,300万円・平均徒歩17分で件数は市内最多、町丁目別でも加古川町が110件・中央値1,300万円・平均101㎡で市内最多です。個票では加古川町のマンション(RC・1998年築・専有65㎡・3LDK)が「加古川 徒歩25分」で990万円で成約しています。市内で最も土地の単価が高い地域でありながら、成約中央値は1,300万円と市内でも低いほうという点に注意してください。これは平均面積101㎡という数字が示すとおり、マンションと比較的小さな物件が多く流通しているためです。

地区計画は「加古川駅北地区地区計画」「本町地区 地区計画」。平均徒歩17分という数字も押さえておいてください。加古川市は駅別の平均徒歩が15〜17分と、全体に長めの市です。

平岡地域(平岡町)― 東加古川と土山の駅圏(最寄駅:東加古川/土山)

市公式の9地域で平岡地域=平岡町。東加古川駅と土山駅の駅圏にあたる地域です。東加古川駅周辺は都市計画マスタープランが「教育・文化を中心とした副都心の形成」と位置づけ、立地適正化計画の都市機能誘導区域にも指定されています。

成約は東加古川駅が84件・中央値1,550万円・平均徒歩17分で件数は市内2位、町丁目別では平岡町が79件・中央値1,300万円・平均102㎡で市内2位。地価は平岡町つつじ野1番252が125,000円/㎡(+2.5%)、平岡町二俣字旭764番12が100,000円/㎡(+2.0%)、平岡町土山字ケ市578番6が65,500円/㎡(+0.9%)。商業地は平岡町新在家字弐丁目273番5が197,000円/㎡(+2.1%)、平岡町二俣字旭769番1が131,000円/㎡(+2.3%)。地区計画「東加古川駅北第1地区地区計画」があります。

この地域には、令和8年地価公示で市内唯一の異常値があります。平岡町土山字手先1110番78が92,000円/㎡で、前年比+44.9%(当方集計)。市平均+2.9%、2番目に高い加古川町美乃利の+4.3%と比べて、けた違いの数字です。ただし、これは1地点だけの動きです。標準地の選定や評価の前提が前年から変わった可能性が考えられますが、要因を説明できる公表資料を本ページでは確認できていません(未取得)この+44.9%を「平岡町の相場が44.9%上がった」と読んではいけません。同じ平岡町のつつじ野は+2.5%、二俣は+2.0%、土山字ケ市は+0.9%です。

また土山駅の所在市は、加古川市公式・明石市公式のどちらでも確認できていません(未取得)。加古川市側で土山駅を最寄りとする成約は28件・中央値715万円・平均徒歩16分で市内最安、明石市側では61件・中央値1,100万円です。個票では平岡町の戸建(木造・2006年築・延床235㎡/土地175㎡・6LDK)が「土山 徒歩25分」で2,000万円で成約しています。土山駅の徒歩圏で物件を検討される場合は、住所がどちらの市かを必ずご確認ください。

野口地域(野口町)― 成約中央値は市内でも高いほう(最寄駅:東加古川/浜の宮)

市公式の9地域で野口地域=野口町成約は69件・中央値1,700万円・平均116㎡で、町丁目別の件数では市内3位ですが、中央値は加古川町・平岡町(ともに1,300万円)を上回ります。平均面積も116㎡と大きめです。

地価は野口町良野1647番9が128,000円/㎡で市内3位(前年に同一番号がなく前年比は算出できません)、野口町長砂字東池ノ向97番20が72,500円/㎡(+1.0%)。商業地は野口町野口字駅ノ池119番5外が132,000円/㎡(+4.8%・地積1,528㎡)、工業地は野口町水足字新辻560番1外が38,500円/㎡(+3.2%)。この工業地の地積は109,402㎡で、市内35地点のうち圧倒的に大きい区画です。地区計画「坂元・野口地区地区計画」があります。

個票では野口町のマンション(RC・1991年築・専有80㎡・3LDK+S)が「東加古川 徒歩23分」で980万円、野口町の戸建(木造・2015年築・延床155㎡/土地105㎡・4LDK+S)が「浜の宮 徒歩25分」で2,000万円で成約しています。同じ野口町のなかで、マンション980万円と戸建2,000万円が並んでいることになります。平均徒歩23〜25分という数字も押さえておいてください。

尾上地域(尾上町)― 副都心だが都市機能誘導区域ではない(最寄駅:尾上の松/浜の宮)

市公式の9地域で尾上地域=尾上町。尾上の松駅・浜の宮駅の駅圏です。ここが加古川市を読むうえで重要な論点になります。都市計画マスタープランは副都心として「別府駅周辺/東加古川駅周辺/尾上の松駅・浜の宮駅周辺など」を挙げていますが、立地適正化計画の都市機能誘導区域に指定されているのは、加古川・東加古川・別府の3駅だけです。「副都心に挙げられている=都市機能誘導区域」ではありません。

都市機能誘導区域は市公式の逐語で「商業・医療・福祉施設などの日常生活を送るうえで必要となる都市機能を、都市の中心拠点などに誘導・集約する区域」。将来にわたって商業・医療・福祉の施設が集まっていく方向にある区域だということです。尾上の松駅・浜の宮駅はその区域に入っていません。

それでも成約データでは、浜の宮駅が50件・中央値1,800万円で駅別の中央値としては市内最高、尾上の松駅が38件・中央値1,600万円。制度上の位置づけと、実際に売買されている価格帯が一致していない地域です。一方、町丁目別では尾上町が51件・中央値1,100万円・平均115㎡と、市内でも低い水準。同じ地域でも、駅ベースで見るか町丁目ベースで見るかで結論が変わります。

地価は尾上町長田字尾上林518番42が61,700円/㎡(0.0%・横ばい)。商業地の尾上町今福字梅ケ坪36番2外が90,000円/㎡(+3.8%・地積1,593㎡)、工業地の尾上町養田字養田開拓1659番1が53,300円/㎡(+4.9%)。市歌に出る地名として市公式は「尾上の松」を挙げています。個票では尾上町のマンション(RC・1994年築・専有70㎡・3LDK)が「浜の宮 徒歩5分」で1,100万円、尾上町の戸建(木造・2014年築・延床145㎡/土地105㎡・4LDK)が「浜の宮 徒歩15分」で2,000万円で成約しています。

別府地域(別府町・金沢町)― 臨海部の副都心(最寄駅:別府)

市公式の9地域で別府地域=別府町・金沢町。都市計画マスタープランは別府駅周辺について「商業、居住などの都市機能と、港湾、レクリエーション機能などの多様な機能と連携」と記しています。臨海部について市は「製造業を中心とする生産活動や漁業活動の振興、海辺を生かした魅力ある親水空間として活用」という方針を掲げています。立地適正化計画の都市機能誘導区域に指定された3駅のうちの1つです。

この地域の成約データは、加古川市で最も注目すべき数字を含んでいます。町丁目別で別府町新野辺北町が10件・中央値2,450万円・平均158㎡で市内最高、別府町が16件・中央値1,850万円・平均122㎡。市内で最も成約価格の高い町丁目が、この地域にあります。

ところが地価は別の姿です。別府町別府字せいろ981番16が72,300円/㎡(+1.0%)、別府町元町84番2は52,900円/㎡(0.0%・横ばい)。どちらも市平均74,821円/㎡を下回ります。土地の単価は市平均以下なのに、成約中央値は市内最高。これは平均158㎡という面積が示すとおり、広い土地の新しめの戸建が流通しているためだと読むのが自然です。商業地の別府町朝日町14番は195,000円/㎡(+4.8%・地積685㎡)で、市内商業地10地点のなかでは上昇率が高いほうです。

臨海部という立地は、災害リスクの観点では確認事項が増えます。加古川市の総合防災マップ(令和2年9月発行・令和8年7月更新)は洪水浸水想定・土砂災害・高潮・津波・液状化の5種類を収録しています。高潮と津波は、臨海部では必ず確認してください。

加古川北地域(八幡町・神野町・新神野・山手・西条山手)― 市内で2番目に安い地点がある(最寄駅:神野/厄神)

市公式の9地域で加古川北地域=八幡町、神野町、新神野、山手、西条山手。市域の北側、加古川の上流側にあたります。

この地域には、市内で2番目に安い標準地があります。八幡町船町字西開キ192番2=16,500円/㎡(▲0.6%)。地積は429㎡で、市内23地点のうち最大です。広いけれど単価が低いという、市街化調整区域の集落に典型的な数字です。八幡町は田園まちづくり制度の対象4町の1つで、8地区(宗佐・国包・中西条・下村・厄神・船町・野村・上西条)で田園まちづくり計画が策定されています。「船町」も「厄神」も、その8地区に名前が入っています。

一方、同じ地域でも新神野6丁目16番43は68,800円/㎡(+0.4%・地積193㎡)で、八幡町船町の4.2倍同じ「加古川北地域」のなかに、4倍以上の開きがあります。地区計画は「神野地区集落地区計画」「神野台地区 地区計画」「上西条地区 地区計画」があり、市内15地区の地区計画のうち3地区がこの地域です。

この地域で物件を検討される場合、いちばん重要なのは区域区分の確認です。市街化調整区域なら、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いが最初の関門になります。田園まちづくり計画の策定地区であっても、「地区に入っていれば誰でも建てられる」わけではありません。地区ごとに建てられる建築物の条件が定められているのが通常です。(各地区の計画内容・面積・認定年月日は本ページでは未取得です。)必ず市のまちづくり指導課で、その地番について具体的にご確認ください。

両荘地域(平荘町・上荘町)― 令和9年度から市内全域に開かれる学校がある(最寄駅:(鉄道駅なし))

市公式の9地域で両荘地域=平荘町・上荘町9地域のうち、市公式の資料に鉄道駅が挙がっていない地域です。市は市町村運営有償運送「上荘くるりん号」を運行しています。

地価は上荘町小野字助谷712番12が25,800円/㎡(▲0.4%)で、市内で3番目に安い水準。地積は208㎡です。平荘町・上荘町はどちらも田園まちづくり制度の対象4町で、平荘町が6地区(神木・里・山角・磐東・養老・西山)、上荘町が6地区(薬栗・小野・都染・見土呂・井ノ口・日光口)「小野」も、その6地区に名前が入っています。さらに市提案型策定地区として「平荘及び上荘地区(小畑・一本松、磐西、白沢)」もあります。

そしてこの地域には、令和9年度(2027年度)から始まる施策があります。加古川市立義務教育学校「両荘みらい学園」が、通学区域特認校制度の対象校になる予定です。市公式の逐語は「従来の通学区域は残したまま、他の通学区域の児童生徒も通学区域に関係なく、市内どこからでも就学を認める制度」。市内でいちばん地価が安く、鉄道駅もない地域の学校を、市内全域に開くという施策です。これは学校選択制ではありません。対象は1校だけで、従来の通学区域は残ります。(※両荘みらい学園の所在地を明記した市公式ページは確認できていません。校名から両荘地域の学校であることは推認できますが、断定していません。)

この地域を検討される場合の確認事項は3つです。①区域区分(市街化調整区域なら建て替えの可否とローンの取扱い)、②田園まちづくり計画の地区に入っているか、入っていれば建築の条件は何か③土砂災害警戒区域。加古川市の土砂災害警戒区域は85箇所で、そのうち56箇所が土石流です。北部の谷筋には、明石市(29箇所すべて急傾斜地・土石流ゼロ)にはないリスクがあります。

加古川西地域(東神吉町・西神吉町・米田町)― 広い土地の戸建が動いている(最寄駅:宝殿)

市公式の9地域で加古川西地域=東神吉町、西神吉町、米田町。加古川の西岸にあたります。

この地域の特徴は、成約物件の面積の大きさです。町丁目別で東神吉町が11件・中央値2,200万円・平均176㎡平均面積176㎡は市内の町丁目別で最大で、中央値2,200万円も別府町新野辺北町(2,450万円)に次ぐ水準です。米田町は9件・中央値2,000万円・平均120㎡。

地価は東神吉町神吉字諸崎651番142が72,300円/㎡(0.0%・横ばい)、東神吉町西井ノ口字二十田634番7が71,000円/㎡(+0.3%)、米田町平津字向嶋732番84が66,000円/㎡(0.0%・横ばい)、西神吉町大国字北川760番126が50,900円/㎡(▲0.2%)市平均74,821円/㎡を全地点が下回り、うち1地点は前年比マイナスです。土地の単価は市内でも低いほうなのに、成約中央値は市内上位。理由は面積で、176㎡(約53坪)という広さが価格を押し上げています。

個票では東神吉町の戸建(木造・1993年築・延床360㎡/土地140㎡・5DK+S)が「宝殿 徒歩25分」で1,900万円、西神吉町のマンション(RC・1995年築・専有70㎡・3LDK)が「宝殿 徒歩7分」で980万円で成約しています。この地域の物件は、最寄駅が宝殿駅になることが多いのですが、宝殿駅の所在市は加古川市公式で確認できていません(未取得)住所がどちらの市かは、必ず登記簿・重要事項説明書でご確認ください。

なお、土地が広いことは税金にも効きます。住宅用地の課税標準の特例は、小規模住宅用地(1戸あたり200㎡まで)が固定資産税で評価額の6分の1、一般住宅用地(200㎡超の部分)が3分の1200㎡を超えた部分は、軽減の度合いが半分になります。東神吉町の平均176㎡は200㎡以内に収まりますが、200㎡超の物件も現実にありますので、購入前に面積をご確認ください。

志方地域(志方町)― 市内で最も安く、最も下がっている(最寄駅:(鉄道駅なし))

市公式の9地域で志方地域=志方町両荘地域と並んで、市公式の資料に鉄道駅が挙がっていない地域です。かこバスミニが志方西・志方中・志方東の3ルートを運行しています。市内7ルートのうち3ルートが志方という配置が、この地域の公共交通の実情を示しています。

地価は市内で最も安く、そして最も下がっています。志方町細工所字中ノ垣内446番1が15,300円/㎡(▲1.3%)で市内最安かつ市内最大の下落率。地積は226㎡です。志方町志方町字八反田1166番6も26,200円/㎡(▲0.8%・地積138㎡)。市内最高の加古川町粟津132,000円/㎡との差は8.6倍で、この8.6倍という市内格差は、実質的にこの地域が作っています。

志方町は田園まちづくり制度の対象4町のなかで最も地区数が多く、7地区(高畑・横大路・西中・畑・大沢・西牧・永室)。さらに市提案型策定地区として「志方町西地区(原・成井・西山)」「志方町中地区」があります。市の都市計画マスタープランは北部について「豊かな自然環境の保全に努めるとともに、既存の集落では、地区計画や田園まちづくり制度など住民主体のまちづくりを支援」と記しています。

この地域を検討される方へ、正直に書いておきます。15,300円/㎡という単価は、200㎡の土地でも306万円という水準です。土地の値段だけを見れば、たしかに安い。しかしその安さは、市街化調整区域という制度の結果です。建て替えができるか、住宅ローンが組めるか、そして将来売るときに買い手がローンを組めるか。この3つを、購入前に必ず確認してください。「安いから買える」と「安いから売れない」は、同じ理由から来ています。前年比▲1.3%という数字は、その売りにくさが価格に反映され続けていることを示しています。

そして、市が用意している受け皿もあります。市は田園まちづくり制度の下に加古川市移住・定住助成制度空き家・空き地情報のページを置いています。市街化調整区域の集落を、移住・定住の受け皿として位置づけているということです。(助成の内容・金額・要件は本ページでは確認していません。)志方町で物件を検討される場合は、この制度が使えるかどうかも市にご確認ください。

※エリア区分と各エリアの記述は、加古川市・兵庫県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

05加古川市の交通

鉄道

加古川市は市公式が「東播磨地方の中心部に位置する加古川市」と記す市で、市域は138.48km²(13,848ha)。明石市の49.41km²の約2.8倍の広さがあります。そしてその70.9%(9,816ha)が市街化調整区域で、市街化区域は4,032ha(29.1%)だけです。面積は広いけれど、市街地は市域の3割に集中しているというのが、この市の交通を考えるうえでの前提になります。

その市街地の骨格を、市は「拠点集約・連携型都市構造」という言葉で表しています。都心=加古川駅周辺副都心=別府駅周辺・東加古川駅周辺・尾上の松駅/浜の宮駅周辺など。そして立地適正化計画で都市機能誘導区域に指定されたのは、加古川駅・東加古川駅・別府駅の3駅だけです。副都心に挙げられている浜の宮駅・尾上の松駅は、都市機能誘導区域には入っていません。この差は、将来にわたって商業・医療・福祉の施設がどこに集まっていくかの見通しに直結します。

路線1日平均乗降人員特徴
加古川市の都心。都市計画マスタープランは「拠点集約・連携型都市構造」の実現を掲げ、都心=加古川駅周辺と位置づけています。逐語は「駅を中心に広がる既存都市機能や未利用地を官民の連携により活用し」。立地適正化計画の都市機能誘導区域に指定された3駅のうちの1つです。成約は113件・中央値1,300万円・平均徒歩17分で件数は市内最多。市内最高の住宅地の標準地加古川町粟津字中在家731番4(132,000円/㎡・+3.1%)、2位の加古川町北在家2342番外(131,000円/㎡・+4.0%)がこのエリアにあります。商業地の加古川町篠原町字三ツ升23番1は360,000円/㎡(+2.6%)で市内最高。地区計画「加古川駅北地区地区計画」「本町地区 地区計画」があります
東加古川副都心。都市計画マスタープランの逐語は「教育・文化を中心とした副都心の形成」。都市機能誘導区域に指定された3駅のうちの1つです。成約は84件・中央値1,550万円・平均徒歩17分で件数は市内2位。地区計画「東加古川駅北第1地区地区計画」があります。平岡町の標準地は平岡町つつじ野1番252が125,000円/㎡(+2.5%)、平岡町二俣字旭764番12が100,000円/㎡(+2.0%)
別府副都心。都市計画マスタープランの逐語は「商業、居住などの都市機能と、港湾、レクリエーション機能などの多様な機能と連携」。都市機能誘導区域に指定された3駅のうちの1つで、臨海部にあたります。町丁目別の成約では別府町新野辺北町が10件・中央値2,450万円・平均158㎡で市内最高、別府町が16件・中央値1,850万円・平均122㎡。商業地の別府町朝日町14番は195,000円/㎡(+4.8%)。住宅地は別府町別府字せいろ981番16が72,300円/㎡(+1.0%)、別府町元町84番2が52,900円/㎡(0.0%・横ばい)
浜の宮都市計画マスタープランが副都心として挙げる駅の1つ(逐語は「別府駅周辺/東加古川駅周辺/尾上の松駅・浜の宮駅周辺など」)。ただし立地適正化計画の都市機能誘導区域には入っていません。成約は50件・中央値1,800万円・平均徒歩15分で、駅別の中央値は市内最高「副都心に挙げられている=都市機能誘導区域」ではないという、加古川市を読むうえで重要な例です
尾上の松浜の宮駅とセットで副都心に挙げられる駅。こちらも都市機能誘導区域には入っていません。成約は38件・中央値1,600万円・平均徒歩15分。町丁目別では尾上町が51件・中央値1,100万円・平均115㎡。住宅地の標準地は尾上町長田字尾上林518番42が61,700円/㎡(0.0%・横ばい)、工業地の尾上町養田字養田開拓1659番1は53,300円/㎡(+4.9%)
宝殿★この駅の所在市は、加古川市公式で確認できませんでした(未取得)。加古川市の都市計画マスタープランは「鉄道駅周辺(宝殿駅、土山駅、日岡駅、神野駅、厄神駅、浜の宮駅、尾上の松駅)」と記していますが、これは「駅周辺」=まちづくりの対象エリアの列挙であって、駅の所在市を述べたものではありません本ページでは所在市を断定しません。加古川市の物件で宝殿駅を最寄りとする成約は28件・中央値1,500万円・平均徒歩17分。個票では西神吉町のマンション(RC・1995年築・専有70㎡・3LDK)が「宝殿 徒歩7分」で980万円、東神吉町の戸建(木造・1993年築・延床360㎡/土地140㎡・5DK+S)が「宝殿 徒歩25分」で1,900万円で成約しています
土山★この駅の所在市も、加古川市公式・明石市公式のどちらでも確認できませんでした(未取得)。明石市は「JR土山駅周辺」を自転車等放置禁止区域に指定し、有料駐輪場(土山駅東・土山駅東第2)を運営しています。一方、加古川市の都市計画マスタープランも「土山駅」を市内の鉄道駅周辺として記載しています。本ページでは所在市を断定しません。加古川市の物件で土山駅を最寄りとする成約は28件・中央値715万円・平均徒歩16分で市内最安、明石市側でも61件(中央値1,100万円)あります。住宅地の標準地では平岡町土山字手先1110番78が92,000円/㎡、平岡町土山字ケ市578番6が65,500円/㎡(+0.9%)
日岡都市計画マスタープランが「鉄道駅周辺」として挙げる駅の1つ。市歌に出る地名として市公式が「日岡の山」を挙げています。都市機能誘導区域・副都心のいずれにも入っていません
神野都市計画マスタープランが「鉄道駅周辺」として挙げる駅の1つ。加古川北地域(八幡町・神野町・新神野・山手・西条山手)にあたります。地区計画「神野地区集落地区計画」「神野台地区 地区計画」があり、市内15地区の地区計画のうち、集落地区計画という名称が付いているのはここだけです。住宅地の標準地は新神野6丁目16番43が68,800円/㎡(+0.4%)
厄神都市計画マスタープランが「鉄道駅周辺」として挙げる駅の1つ。八幡町にあたり、「厄神」は田園まちづくり計画の策定地区名にもなっています(八幡町8地区=宗佐・国包・中西条・下村・厄神・船町・野村・上西条)。同じ八幡町の標準地八幡町船町字西開キ192番2は16,500円/㎡(▲0.6%)で市内2番目に安い水準。地積は429㎡で、市内23地点のうち最大です

駅別の乗車人員は、本ページでは記載していません(未取得)。加古川市統計書(令和7年版)の「運輸及び通信」には「10-1 JR駅別乗車人員」「10-2 山陽電鉄駅別乗車人員」という2つの表がありますが、いずれもxlsx形式で提供されており、本ページでは中身を読めていません。推測で数字を置かない方針のため、表の人員欄はすべて「—」としています。

路線名についても「—」としています。上記2つの表が存在することから、加古川市内にJRと山陽電鉄の両方の駅があることは確実ですが、どの駅がどちらの事業者かを明記した市公式ページを特定できませんでした。都市計画マスタープランの地域別構想には路線名と駅名を並べた記述がありますが、本ページの調査ではその抽出結果に誤りの可能性があると判断したため、路線名を本文に採用していません。検討中の物件の最寄駅がJRか山陽電鉄かは、必ずご自身でご確認ください。

そして、加古川市でいちばん慎重に扱うべきなのが「宝殿駅」と「土山駅」です。加古川市の都市計画マスタープランは「鉄道駅周辺(宝殿駅、土山駅、日岡駅、神野駅、厄神駅、浜の宮駅、尾上の松駅)」と記していますが、これは「駅周辺」というまちづくりの対象エリアの列挙であって、駅の所在市を述べたものではありません。駅の所在市を明記した加古川市公式ページは特定できませんでした。一方、明石市は「JR土山駅周辺」を自転車等放置禁止区域に指定し、有料駐輪場(土山駅東・土山駅東第2)を運営しています。国土交通省の成約価格情報では、土山駅を最寄りとする物件が加古川市で28件、明石市で61件記録されています。本ページでは、宝殿駅・土山駅の所在市を断定しません。

これは実務上、決定的に重要です。固定資産税・都市計画税、学区、こども医療費助成、給食費はすべて住所地の市の制度が適用されます。加古川市と明石市では、これらの条件が実際に異なります。たとえば給食費は、加古川市では小学校が令和8年4月から無償・中学校が月額4,700円ですが、明石市は小学校が月額4,340円(中学校は未取得)。こども医療費の所得制限についても、明石市は「市の制度に所得制限はありません」と明記していますが、加古川市は記載がなく確認できていません。土山駅・宝殿駅の徒歩圏で物件を検討される場合は、住所が加古川市か隣接市かを必ず登記簿・重要事項説明書でご確認ください。

道路

正直にお断りしておきます。加古川市内を通る国道・県道・高速道路の路線名やインターチェンジ名について、加古川市公式での記載を確認できませんでした(未取得)。本ページは推測で固有名詞を書かない方針のため、道路の個別名称は記載していません。検討中の物件の前面道路や周辺の幹線道路については、現地の確認と市の担当課へのお問い合わせをおすすめします。

そのかわり、市が公表しているコミュニティ交通の路線名が、この市の交通の実態をよく表しています。加古川市はかこバス/かこバスミニを運行しており、かこバスミニの路線は山手・平岡東・平岡北・平岡東南・志方西・志方中・志方東の7ルート。ほかに市町村運営有償運送「上荘くるりん号」、チョイソコかこがわ病院ライナー神姫バス市内上限運賃制度があります。志方に3ルート、上荘に専用の有償運送。これは鉄道でカバーできていないエリアがどこかを、市自身が示しているということです。そして志方町・上荘町は、田園まちづくり制度の対象4町に含まれ、地価公示でも市内最安層(志方町細工所15,300円/㎡・上荘町小野25,800円/㎡)にあたります。

加古川市という市名の由来そのものが、交通と地形の話でもあります。市公式は「加古川市は、一級河川「加古川」の水の恵みを受けて発展してきた都市です」と記しています。市の中央を南北に加古川が流れ、市域はその両岸に広がっています。東西の移動と南北の移動で、通れる橋の位置が効いてくるのがこの市の地理です。検討中の物件から、勤務先・学校・病院・スーパーまでの動線を、実際に通る橋まで含めて確認しておくことをおすすめします。

災害の観点でも、加古川市では道路と河川の関係が重要です。市の立地適正化計画では居住誘導区域がA区域とB区域に分かれ、B区域は洪水浸水リスクがある区域とされています。また土砂災害警戒区域は市内85箇所で、そのうち56箇所が土石流(令和8年6月30日・兵庫県)。明石市が29箇所ですべて急傾斜地・土石流ゼロであるのと比べると、加古川市は北部に谷筋のリスクを抱えていることになります。10章で詳しく扱いますが、「加古川市のどこを買うか」は、そのまま災害リスクの選択でもあります。

※加古川市内の国道・県道・高速道路の路線名、インターチェンジ名、駅別乗車人員、市内の鉄道駅の一覧・総数、各駅の事業者・路線名は、本ページ作成時点で加古川市公式からの取得ができていません(未取得)。出典:加古川市「市の概要」//www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/gaiyou/1412732649141.html /加古川市 都市計画マスタープラン 概要版//www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_gaiyoubann.pdf /加古川市 都市計画マスタープラン 地域別構想//www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_5.pdf /加古川市「公共交通」//www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/doro_kokyokotsu/kotsuseisaku/index.html /加古川市統計書(令和7年版)「運輸及び通信」//www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/somubu/somuka/kakogawashitokeijoho/kakogawashitokeisho/r7toukeisyo/49731.html

06加古川市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

兵庫県で家を探すとき、阪神間の平地しか見ていなかった方が最初につまずくのがこれです。 同じ市の中でも、駅前の市街地と山手・北部とで市街化区域と市街化調整区域が分かれています。 加古川市を検討するとき、いちばん最初に押さえるべき数字がこれです。加古川市は「東播都市計画区域」に属し、市域13,848ha(138.48km²)の全部が都市計画区域です。そして内訳が、市街化区域4,032ha(29.1%)/市街化調整区域9,816ha(70.9%)市域の7割が市街化調整区域です。

同じ東播都市計画区域に属する明石市は、市街化区域が3,896ha(78.9%)・市街化調整区域が1,045ha(21.1%)。隣り合う2つの市が、ほぼ正反対の構造をしています。加古川市で物件を探すということは、「その物件が市街化区域か調整区域か」を毎回確認する必要があるということです。明石市のように「たいてい市街化区域だから」で済ませることはできません。

区分面積構成比
市街化区域4,032 ha29.1%
市街化調整区域9,816 ha70.9%
合計(都市計画区域)13,848 ha100.0%

※区域区分の決定・変更:線引き(区域区分)の当初決定年月日・変更年月日は、加古川市の公表資料から確認できていません(未取得)

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

★ここは加古川市について、本ページでいちばん注意して読んでいただきたい部分です。一般に都市計画税は市街化区域内の土地・家屋にのみ課税されますが、加古川市の公表資料に「都市計画税は市街化区域内のみ」と明記した文を特定できませんでした。さらに、加古川市の固定資産税率・都市計画税率そのものも確認できていません(未取得)。確認できたのは、市の固定資産税Q&Aにある次の記述です。「市街化区域については、固定資産税と都市計画税を合わせて約3倍から4倍、市街化調整区域については約2倍から3倍になる可能性があります。」(住宅用地を住宅用地でなくした場合の税額の変化についての説明)。この記述からは市街化区域と市街化調整区域で税負担の構造が違うことがうかがえますが、税率そのものを断定できる材料にはなりません。本ページでは加古川市の税率を断定していません。08章の表の数値は加古川市が公表した値ではありませんので、必ず市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

市街化調整区域70.9%が、市内格差8.6倍の正体

令和8年地価公示の住宅地23地点で、最も高いのが加古川町粟津字中在家731番4の132,000円/㎡(+3.1%)、最も安いのが志方町細工所字中ノ垣内446番1の15,300円/㎡(▲1.3%)。その差は8.6倍です。明石市の市内格差は7.3倍、門真市は1.7倍ですから、加古川市は市内の土地値の開きが大きい市に入ります。

そして、この8.6倍は市街化調整区域の広さでほぼ説明がつきます。市内で価格の低い4地点を並べると、次のとおりです。

標準地価格前年比所属する地域(市公式の9地域)
志方町細工所字中ノ垣内446番115,300円/㎡▲1.3%志方地域(志方町)
八幡町船町字西開キ192番216,500円/㎡▲0.6%加古川北地域(八幡町)
上荘町小野字助谷712番1225,800円/㎡▲0.4%両荘地域(上荘町)
志方町志方町字八反田1166番626,200円/㎡▲0.8%志方地域(志方町)

この4地点はすべて前年比マイナスです。そして志方町・八幡町・上荘町という3つの町は、いずれも市の「田園まちづくり制度」の対象町です(対象は志方町・平荘町・上荘町・八幡町の4町)。市街化調整区域の集落に、市が計画を立てて建築の道を開いている地域が、同時に市内でいちばん地価の安い地域であり、いちばん地価が下がっている地域でもある。これが加古川市の構造です。

市街化調整区域だと、具体的に何が起きるか

市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域」と定義され、建築物の新築・改築・用途変更、特定工作物の新設が制限されます。加古川市は市域の70.9%がこの区域ですから、物件探しのなかで調整区域の物件に当たる確率が、兵庫県内でも高いほうの市です。実務上、次のことが起こりえます。

  • 建て替えができない、あるいは許可が要る。いま家が建っていても、同じように建て替えられるとは限りません。既存宅地の扱い、都市計画法第34条の各号のどれに当たるかで結論が変わります。
  • 住宅ローンが通りにくい。金融機関によっては取扱不可、あるいは融資比率を下げる扱いになります。現金で買えても、売るときに買主がローンを組めないという形で跳ね返ります。
  • 価格が安いのには制度上の理由がある。志方町細工所15,300円/㎡は、加古川町粟津132,000円/㎡の8.6分の1です。この差は「立地が不便だから」だけでは説明できません。建てられるかどうかという制度の差が価格に織り込まれています。

逆に、調整区域にはメリットもあります。一般に都市計画税は市街化区域内のみに課税されるため、調整区域では毎年のランニングコストが軽くなります。ただし加古川市については、都市計画税の課税区域を明記した市公式の記述を特定できていませんので、本ページでは断定していません(08章で詳しく扱います)。土地が広く取れること、周囲に高い建物が建ちにくいことも、住み方によっては価値になります。問題は「知らずに買う」ことです。

田園まちづくり制度 ― 調整区域に建てられる地区が指定されている

加古川市は、市街化調整区域のまちづくりについて田園まちづくり制度を設けています。所管はまちづくり指導課 市街化調整区域まちづくり係。市が公表している田園まちづくり計画の策定地区は次のとおりです。

地区名地区数
志方町高畑、横大路、西中、畑、大沢、西牧、永室7
平荘町神木、里、山角、磐東、養老、西山6
上荘町薬栗、小野、都染、見土呂、井ノ口、日光口6
八幡町宗佐、国包、中西条、下村、厄神、船町、野村、上西条8
市提案型策定地区志方町西地区(原・成井・西山)/志方町中地区/平荘及び上荘地区(小畑・一本松、磐西、白沢)3群

対象は志方町・平荘町・上荘町・八幡町の4町で、計27地区+市提案型3群。市の都市計画マスタープランは北部の方針として「豊かな自然環境の保全に努めるとともに、既存の集落では、地区計画や田園まちづくり制度など住民主体のまちづくりを支援」と記しています。「調整区域だから一律に建てられない」のではなく、地区ごとに計画を立てて建てられる範囲を決めているというのが、この制度の趣旨です。

ただし、本ページでは制度の中身まで書けていません。田園まちづくり制度の根拠となる条例名・開始年・制度目的の逐語は、市の制度説明ページがナビゲーションのみで本文を取得できず、未取得です。各地区の面積・認定年月日も一覧ページに記載がありません。「この地区なら建てられる」と一般化して読まないでください。地区ごとに、建てられる建築物の用途・規模・位置の条件が定められているのが通常です。該当する地区の物件を検討される場合は、必ず市のまちづくり指導課(市街化調整区域まちづくり係)で、その地番で建築が可能かどうかを具体的にご確認ください。

なお、市は田園まちづくり制度の下に加古川市移住・定住助成制度空き家・空き地情報のページを置いています。市街化調整区域の集落を、移住・定住の受け皿として位置づけていることが分かります。(助成の内容・金額・要件は本ページでは確認していません。)

出典:加古川市立地適正化計画(PDF)//www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R08_ritteki_download.pdf /加古川市「田園まちづくり制度」//www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/denenmatidukuri/44646.html /加古川市「各地区のまちづくり計画の概要」//www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/tosi_kekaku/kaihatsushidoka/denenmatidukuri/kakuchikunomachidukurikeikakunogaiyou/index.html /加古川市 都市計画マスタープラン(全体構想)//www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_3.pdf

07加古川市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

【必ずお読みください】上の表の「固定資産税 1.4%」「都市計画税 0.3%」「合計 1.7%」は、加古川市が公表した税率ではありません。本ページ作成時点で、加古川市の公表資料から固定資産税率・都市計画税率を確認できていません(未取得)。市税のしおり(令和8年度)のPDFは機械可読テキストを含まず、市税概要(令和7年度)のPDFは「税制一覧」「税率等の推移」の該当ページを取得できませんでした。固定資産税のQ&A・納税通知書のQ&A・資産税課の各ページにも税率の記載がありません。上の表の数値は一般的な水準を便宜上置いたもので、加古川市の実際の税率とは異なる可能性があります。この数字を根拠に資金計画を立てないでください。

加古川市について、税で確認できているファクトは次の5点です。(1) 免税点=市公式の逐語で「土地・・・30万円 家屋・・・20万円 償却資産・・・150万円」。(2) 賦課期日=「毎年賦課期日(1月1日)現在、固定資産課税台帳に所有者として登録されている方に対し、その年度分の固定資産税を課税」。(3) 納期=第1期5月末日/第2期7月末日/第3期12月25日/第4期2月末日。(4) 住宅用地の課税標準の特例(後述)。(5) 新築住宅の減額措置(後述)。税率と、都市計画税の課税区域は、この5点に含まれていません。

なお市の固定資産税Q&Aには、宅地を住宅用地でなくした場合について「市街化区域については、固定資産税と都市計画税を合わせて約3倍から4倍、市街化調整区域については約2倍から3倍になる可能性があります。」という記述があります。市街化区域と市街化調整区域で税負担の構造が違うことはうかがえますが、これは税率を示した記述ではありません。本ページでは「都市計画税は市街化区域内のみ」とも断定していません。

年の途中で売買した場合の精算についても書いておきます。賦課期日は1月1日で、その日の所有者に1年分が課税されます。日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

住宅用地の課税標準の特例は、加古川市公式で確認できています。市公式の逐語で、小規模住宅用地(1戸あたり200㎡まで)は固定資産税が「評価額の6分の1の額」、都市計画税が「3分の1」。一般住宅用地(200㎡超の部分)は固定資産税が「評価額の3分の1の額」、都市計画税が「3分の2」です。

これは加古川市では実務的に非常に効いてきます。国土交通省の成約価格情報で、加古川市の戸建248件の平均面積(土地)は140㎡。ただし個票を見ると、平岡町の戸建が土地175㎡、東神吉町の戸建が土地140㎡といった水準で、地価公示の標準地も八幡町船町429番2が429㎡、志方町細工所が226㎡、上荘町小野が208㎡、尾上町長田が201㎡と、200㎡を超える区画が市内にあります。土地が200㎡を超えると、その超えた部分は小規模住宅用地の特例(6分の1)ではなく一般住宅用地の特例(3分の1)になり、軽減の度合いが半分になります。広い土地の物件を検討される場合は、この二段構えを前提に毎年の税額を見積もってください。

新築住宅の減額措置も市公式で確認できています。対象は令和8年3月31日までに新築された住宅で、専用住宅は「1戸当りの床面積が50平方メートル(アパートなどの賃貸共同住宅は40平方メートル)以上280平方メートル以下のもの」、併用住宅は「居住部分の床面積が50平方メートル以上280平方メートル以下のもの」。減額の内容は「住宅部分の床面積の内、一戸当り120平方メートル分の固定資産税が2分の1になります」。期間は2階建て・平屋が新築後3年度分(長期優良住宅は5年度分)、3階建て以上の中高層耐火住宅等が「新築後5年度分」(長期優良住宅は7年度分)です。そして市は「都市計画税は、減額の対象にはなりません」と明記しています。新築を検討される場合、減額されるのは固定資産税だけだとご理解ください。

免税点

同一人が加古川市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:年4期。第1期 5月末日/第2期 7月末日/第3期 12月25日/第4期 2月末日(市公式の逐語)。第3期だけが月末ではなく12月25日です。年末の資金繰りを考えるときに、意外に効いてくる差なので覚えておいてください/市公式の逐語で「毎年賦課期日(1月1日)現在、固定資産課税台帳に所有者として登録されている方に対し、その年度分の固定資産税を課税することになっております。

上の表の税率・免税点は、加古川市が公表している値として確認できたものではありません。このページでは推測で数字を埋めない方針のため、確認できなかった旨を明示しています。正確な税率・税額は必ず市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

08加古川市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

加古川市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。加古川市の公式サイトに「学校選択制」という語の記載を特定できませんでした(未取得)「実施していない」とも断定できません。市が公表している基本方針は「原則、指定された学校への就学となりますが、特別な理由がある場合」に変更を認める、というもので、校区外就学・区域外就学として11の事由が公表されています(次の表)。

ただし、これとは別に注目すべき制度があります。加古川市は令和9年度(2027年度)から「通学区域特認校制度」を開始する予定です。市公式の逐語は「従来の通学区域は残したまま、他の通学区域の児童生徒も通学区域に関係なく、市内どこからでも就学を認める制度」。目的は「加古川市内のより多くの子どもたちに開き、多様なニーズに応え、学びの選択肢を広げます」とされています。対象校は「加古川市立義務教育学校 両荘みらい学園」の1校のみで、ページに「学校選択制」という語は使われていません。市内全校から選べる学校選択制とは別の制度だと理解してください。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
①転居・転出後の継続就学転居・転出したあとも、引き続き前の学校へ通いたい場合。年度の途中で引き渡しを受ける場合に使われる事由です。
②転居予定先への先行就学転居予定であり、学年の当初から転居予定地の学校へ就学したい場合。加古川市で住宅を購入し、引渡しと入学のタイミングが前後するご家庭が最も使う可能性の高い事由です。
③保護者の就労・疾病・看護等保護者の就労、疾病、看護などの事情により、預け先の学校に就学したい場合。
④身体上の理由児童生徒の身体上の理由により就学校の変更が必要と認められる場合。
⑤いじめ・不登校等いじめ・不登校などを理由とする変更。
⑥通学距離が遠い小学校2km以上、中学校3km以上という距離の基準が示されています。市域138.48km²・市街化調整区域70.9%という加古川市では、この事由が実際に効いてくる地域があります
⑦地理的理由篠原町・平岡町等の指定地域について、地理的な理由による変更が認められます。
⑧部活動の継続部活動を継続するための変更。
⑨町内会加入状況の相違町内会の加入状況が通学区域と一致しない場合。
⑩住民票異動が困難な特殊事情住民票の異動が困難な特殊事情がある場合。
⑪その他特別な事由その他、市教育委員会が特別な事由があると認める場合。(①〜⑪の各事由の正確な文言は要約からの抽出を含みますので、該当しそうな場合は必ず市教育委員会の原本と窓口でご確認ください。)

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は加古川市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ兵庫県内でも、市が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象市公式の逐語で「0歳から18歳の人(18歳到達以後の最初の3月31日まで)」。制度名は乳幼児等・こども医療費助成制度
所得制限加古川市公式に所得制限に関する記載がなく、確認できていません(未取得)。「所得制限なし」とは書けません。「記載がない」ことと「制限がない」ことは別です。必ず市にご確認ください
一部自己負担助成対象は市公式の逐語で「保険診療の自己負担額全額」。対象外は「健康診断料、予防接種料、入院の場合の部屋代(差額ベット代)・食事代(標準負担額)」など。一部負担金の有無は市公式に記載がなく未取得です。なお対象者の要件は「加古川市に住所がある人」「健康保険に加入している人」で、「生活保護を受給している人、児童福祉施設等に措置入所している人を除く

給食費 ― 小学校と中学校で結論が違う

加古川市について、いちばん誤解されやすいのがここです。「加古川市は給食費が無償」と一括で書くと誤りになります。市公式の数字を並べます。

区分金額備考
公立小学校
(義務教育学校前期課程・特別支援学校小学部を含む)
令和8年4月〜 無償市公式の逐語「令和8年度の給食費について、国と県は、保護者負担の軽減を通じた子育て支援として、学校給食費の負担軽減を実施します」/加古川市は「この支援に加え、不足分を市が負担することにより、保護者負担の無償化を実施
中学校・義務教育学校後期課程月額 4,700円
年間総額 51,645円
3月の精算額は4,645円。無償化の対象外
加古川養護学校 幼稚部月額 4,300円
加古川養護学校 中学部・高等部月額 4,800円

中学校3年間で計算すると、給食費だけで154,935円(51,645円×3年)。小学校が無償になったぶん、中学校の負担が相対的に目立つ形になります。そして、この小学校の無償化は「国と県の負担軽減+市が不足分を負担」という令和8年度の組み立てです。恒久的な措置かどうかは市公式の記述からは読み取れません。お子様が小学校に上がるのが数年先というご家庭は、「無償だから」という前提で資金計画を立てないほうが安全です。

学校選択制はない、とは言えない ― ただし「特認校制度」が令和9年度から始まる

加古川市の公式サイトに「学校選択制」という語の記載を特定できませんでした(未取得)。市が公表している基本方針は「原則、指定された学校への就学となりますが、特別な理由がある場合」に変更を認める、というもので、これは指定校制の一般的な説明にあたります。ただし「学校選択制を実施していない」と明記した公式本文は確認できていないため、本ページでは断定していません。

そのかわり、加古川市には他市にない制度が始まります。

通学区域特認校制度(令和9年度=2027年度から開始予定)
市公式の逐語:「従来の通学区域は残したまま、他の通学区域の児童生徒も通学区域に関係なく、市内どこからでも就学を認める制度
目的:「加古川市内のより多くの子どもたちに開き、多様なニーズに応え、学びの選択肢を広げます
対象校:加古川市立義務教育学校 両荘みらい学園(1校)

これは学校選択制とは別の制度です。学校選択制は「市内の複数の学校から選べる」制度ですが、特認校制度は「従来の通学区域はそのまま残したうえで、特定の1校だけを市内全域に開く」制度です。市公式のページにも「学校選択制」という語は使われていません。この違いを混同すると、学区を理由にした物件選びの判断を誤ります。

そして、この制度が不動産の文脈で意味を持つ理由があります。対象校の名称は「両荘みらい学園」。市公式の地域区分では両荘地域=平荘町・上荘町で、これは田園まちづくり制度の対象4町のうちの2町です。そして地価公示では上荘町小野字助谷712番12が25,800円/㎡(前年比▲0.4%)と、市内で3番目に安い水準。市内でいちばん地価が安く、人が減っている地域の学校を、市内全域から通えるようにするというのが、令和9年度からの施策だということになります。(※両荘みらい学園の所在地を明記した市公式ページは確認できていません。校名から両荘地域の学校であることは推認できますが、本ページでは断定していません。)

校区外・区域外就学の11事由 ― 通学距離の基準がある点に注目

加古川市の校区外・区域外就学の事由は11件です。一覧は上の表に掲げましたが、加古川市で特に実務的に効くのが⑥の通学距離の基準です。小学校2km以上、中学校3km以上という基準が示されています。

なぜこれが加古川市で効くのか。市域は138.48km²で、そのうち70.9%(9,816ha)が市街化調整区域。市街化区域は4,032haしかありません。市域の7割が、住宅が密集していない区域だということです。志方町・平荘町・上荘町・八幡町といった北部・西部の集落では、通学距離が長くなる住所が現実にあります。市がコミュニティ交通としてかこバス/かこバスミニ(山手・平岡東・平岡北・平岡東南・志方西・志方中・志方東ルート)、市町村運営有償運送「上荘くるりん号」、チョイソコかこがわ病院ライナーを運行していることからも、鉄道でカバーできていないエリアがどこかが読み取れます。志方3ルート+上荘くるりん号という配置は、田園まちづくり制度の対象町とほぼ一致します

調整区域や北部の集落で物件を検討される場合は、「学校まで何kmか」を地図で必ず測ってください。2km・3kmという基準に届かない距離でも、小学1年生が毎日歩く距離としては十分に長い場合があります。通学路の歩道の有無、街灯、交通量も現地で確認する価値があります。

こども医療費 ― 「所得制限なし」とは書けません

加古川市の乳幼児等・こども医療費助成制度は、対象が市公式の逐語で「0歳から18歳の人(18歳到達以後の最初の3月31日まで)」、助成対象は「保険診療の自己負担額全額」です。対象者の要件は「加古川市に住所がある人」「健康保険に加入している人」で、「生活保護を受給している人、児童福祉施設等に措置入所している人を除く」。対象外の費用は「健康診断料、予防接種料、入院の場合の部屋代(差額ベット代)・食事代(標準負担額)」などです。

ここで正直に書いておきます。所得制限と一部負担金については、加古川市公式に記載そのものがなく、確認できていません(未取得)。「記載がない」ことと「制限がない」ことは別です。隣の明石市は「明石市の制度に所得制限はありませんが、兵庫県制度の所得要件を満たすかどうかの判定のため、保護者の所得を確認させていただきます。」と明記していますが、加古川市にはこれに相当する記述を見つけられませんでした本ページでは「所得制限なし」とは書きません。必ず市にご確認ください。

同様に、待機児童数も未取得です。市公式には「保育対応可能状況(概況)」のPDFがありますが、待機児童数を掲載したページを特定できませんでした。保育所の入所を前提に購入時期を決める場合は、市のこども部(保育課)に具体的な地区と年齢で直接ご相談ください。保育料の第2子・第3子の多子軽減、3歳以上の無償化の内容も本ページでは確認できていません。

出典:加古川市「学校給食について」//www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kyouiku/kakuka/kyoikusomubu/gakumuka/gakkoukyuushokunituite/28150.html /加古川市「通学区域特認校制度」//www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kyouiku/kakuka/kyoikusomubu/gakumuka/50334.html /加古川市「校区外就学・区域外就学」//www.city.kakogawa.lg.jp/kosodate_site/genre/5/3/17590.html /加古川市「乳幼児等・こども医療費助成制度」//www.city.kakogawa.lg.jp/kosodate_site/genre/6/2/17595.html /加古川市「保育所等保育料」//www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kodomo/hoikuka/kosodate_kyoiku/hoiku_noufu/29033.html /加古川市「公共交通」//www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/doro_kokyokotsu/kotsuseisaku/index.html

09加古川市で家を買う前に必ず確認したい点

1|土砂災害警戒区域85箇所。うち56箇所が「土石流」

兵庫県が公表している土砂災害警戒区域等の指定状況(令和8年6月30日時点)で、 加古川市の数字は次のとおりです。

区分加古川市明石市 兵庫県全体
急傾斜地の崩壊29箇所29箇所
土石流56箇所0箇所
地すべり0箇所0箇所
合計85箇所29箇所 21,553箇所

加古川市の土砂災害警戒区域85箇所のうち、56箇所(66%)が土石流です。 急傾斜地は明石市と同じ29箇所ですが、土石流が56箇所あるかないかで、まったく違う市になります

急傾斜地と土石流は、リスクの出方が違います。 急傾斜地の崩壊は、斜面のすぐ下に影響が出ます。 土石流は、谷の出口から扇状に、離れた場所まで土砂が到達します。 つまり「目の前に崖がないから大丈夫」とは言えないのが土石流のリスクです。

加古川市の土石流警戒区域がどこにあるかは、市の総合防災マップで確認できます。 市域138.48km²のうち70.9%が市街化調整区域で、 とくに北部(志方地域・両荘地域)と加古川北地域には谷筋があります。 田園まちづくり制度の対象4町(志方町・平荘町・上荘町・八幡町)で物件を検討される場合は、 区域区分の確認と同じくらい、土砂災害警戒区域の確認が重要です。

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の市内箇所数は確認できていません(未取得)。 兵庫県の指定状況PDFは警戒区域(イエロー)の集計のみを掲載しています。 レッドゾーンに指定されると、居室を有する建築物に構造規制がかかり、開発には許可が必要になります。 担保評価や住宅ローンの条件にも影響します。 物件の住所で、必ず警戒区域と特別警戒区域の両方をご確認ください。 出典:兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks15/documents/0630shiteijoukyou.pdf

2|市が「居住誘導区域のB区域は洪水浸水リスクがある」と公表している

これは、加古川市のページでいちばん強調しておきたい論点です。 加古川市の立地適正化計画では、居住誘導区域がA区域とB区域に分かれており、 B区域は洪水浸水リスクがある区域とされています。

居住誘導区域の定義は、市公式の逐語で次のとおりです。

人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて、人口密度を維持することにより、 生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるよう、居住を誘導すべき区域

市が居住を誘導している区域のなかに、洪水浸水リスクがある区域が含まれている。 そのことを市自身が区分して公表しているということです。 「居住誘導区域だから安心」という読み方はできません。

検討中の物件が、居住誘導区域のA区域か、B区域か、区域外か。 この3つは、立地適正化計画の区域図と 市のWeb版ハザードマップ(//www2.wagmap.jp/kakogawa/Portal?mid=18 )で確認できます。 B区域なら、洪水ハザードマップの浸水深を必ず併せて見てください。

(※A区域・B区域の区分については、本ページの調査では要約からの抽出であり、 確度は中としています。原本での再確認を推奨します。 また居住誘導区域・都市機能誘導区域の面積は未取得です。)

3|総合防災マップは5種類。洪水・土砂・高潮・津波・液状化

加古川市は総合防災マップ(令和2年9月発行・令和8年7月更新)を公表しており、 掲載内容は洪水浸水想定/土砂災害/高潮/津波/液状化の5種類です。 ページ構成は次のとおりです。

種類掲載ページ確認すべき人
洪水ハザードマップP5-10 全員。加古川が市の中央を流れ、居住誘導区域のB区域は洪水浸水リスクがある区域
土砂災害P11-14 北部・西部(志方・両荘・加古川北)の物件を検討する方。85箇所のうち56箇所が土石流
高潮P15-16臨海部(別府地域・尾上地域)の物件を検討する方
津波P67-68同上
液状化P65-66 全員。加古川沿いの低地は見落とされやすい項目です

加古川市は、この5種類を1冊にまとめています。 市はWeb版ハザードマップと防災ポータルも公開しています。 物件の住所で、5種類すべてを確認してください。 とくに液状化は見落とされがちですが、 市名の由来が「一級河川『加古川』の水の恵みを受けて発展してきた都市」であるとおり、 市域は河川と海に囲まれた低地を多く含みます

想定浸水深の具体値と対象河川名は確認できていません(未取得)。 総合防災マップのページに数値の記載がなく、詳細図での確認が必要です。 浸水深は物件の住所ごとに、必ず現物のハザードマップでご確認ください。 出典:加古川市「加古川市総合防災マップ」 //www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/bosai_bohan/bosaijoho/39662.html / Web版ハザードマップ //www2.wagmap.jp/kakogawa/Portal?mid=18

4|市域の70.9%が市街化調整区域。ここでの確認が最優先

加古川市で家を買うとき、いちばん最初に確認すべきなのがこれです。 市域13,848haのうち9,816ha(70.9%)が市街化調整区域。 市街化区域は4,032ha(29.1%)しかありません。 面積で言えば、市域の7割で「原則として建築を目的とした開発ができない」ということになります。

実務上、次のことが起こりえます。

  • 建て替えができない、あるいは許可が要る。 いま家が建っていても、同じように建て替えられるとは限りません。
  • 住宅ローンが通りにくい。 金融機関によっては取扱不可、融資比率を下げるといった扱いになります。 現金で買えても、売るときに買主がローンを組めないという形で跳ね返ります。
  • 価格が安いのには制度上の理由がある。 市内最安の志方町細工所15,300円/㎡は、最高の加古川町粟津132,000円/㎡の8.6分の1。 この差は立地の便不便だけでは説明できません。

そのうえで、加古川市には「田園まちづくり制度」があります。 対象は志方町(7地区)・平荘町(6地区)・上荘町(6地区)・八幡町(8地区)と 市提案型策定地区3群。 所管はまちづくり指導課 市街化調整区域まちづくり係です。 市の都市計画マスタープランは北部について 「豊かな自然環境の保全に努めるとともに、既存の集落では、 地区計画や田園まちづくり制度など住民主体のまちづくりを支援」と記しています。

ただし「この地区なら建てられる」と一般化しないでください。 田園まちづくり制度の根拠条例名・開始年・制度目的の逐語、 各地区の計画内容・面積・認定年月日は、いずれも本ページでは未取得です。 地区ごとに建てられる建築物の用途・規模・位置の条件が定められているのが通常です。 必ず市のまちづくり指導課で、その地番について具体的にご確認ください。

なお市は、田園まちづくり制度の下に 加古川市移住・定住助成制度空き家・空き地情報のページを置いています。 市街化調整区域の集落を、移住・定住の受け皿として位置づけていることが読み取れます。 (助成の内容・金額・要件は本ページでは確認していません。)

出典:加古川市立地適正化計画 //www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R08_ritteki_download.pdf / 加古川市「田園まちづくり制度」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/denenmatidukuri/44646.html / 加古川市「各地区のまちづくり計画の概要」 //www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/tosi_kekaku/kaihatsushidoka/denenmatidukuri/kakuchikunomachidukurikeikakunogaiyou/index.html

5|盛土規制法 ― 区域を指定するのは兵庫県、許可の窓口は加古川市

盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)について、兵庫県は次のように記しています。

「盛土等の崩落により人家等に被害を及ぼしうる区域を規制区域として指定するための 基礎調査を実施し、県内全域(神戸市、姫路市、尼崎市、明石市及び西宮市を除く)を 規制区域に指定しています

明石市は除かれていますが、加古川市は除かれていません。 兵庫県が「宅地造成等工事規制区域」と「特定盛土等規制区域」を指定し、 令和7年4月1日から運用を開始しています。 そのうえで、加古川市・宝塚市・川西市・三田市は「事務処理市」として、 許可申請等を当該市の長が処理します。

つまり加古川市では、区域を指定しているのは兵庫県、許可の窓口は加古川市。 古家を解体して地盤を触る、駐車場のために擁壁や土留めを設ける、隣地との段差を処理する といった造成を伴う購入を検討される場合は、加古川市の担当課で手続の要否をご確認ください。

(※加古川市域の規制区域の範囲・区域名・面積・指定年月日は未取得です。 兵庫県の基礎調査結果PDF(加古川市分)が機械可読テキストを含まなかったためです。 また「県内全域を両区域に指定」という要約表現については、原本での再確認を推奨します。)

出典:兵庫県「盛土規制法」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/moridokiseihou.html / 兵庫県「盛土規制法に基づく基礎調査」 //web.pref.hyogo.lg.jp/ks29/moridokisocyousa.html

6|景観まちづくり条例と、鶴林寺周辺地区景観形成地区

加古川市の景観条例は「景観まちづくり条例」です(制定年は未取得)。 そして景観形成地区として「鶴林寺周辺地区景観形成地区」が指定されています。

景観形成地区に指定されている区域では、 建築物の色彩・形態・高さ・屋外広告物などについて届出や制限がかかることがあります。 ただし、鶴林寺周辺地区景観形成地区の区域・届出対象は、 本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。 該当しそうな区域の物件を検討される場合は、市の景観担当にご確認ください。 市は屋外広告物のページも公開しています。

出典:加古川市「景観まちづくり条例」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/keikanmatidukuri/keikanmatidukurijyourei/index.html / 加古川市「鶴林寺周辺地区」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/keikanmatidukuri/kakurinjishuhentiku/index.html / 加古川市「屋外広告物」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/okugaikoukokubutu/index.html

7|税率が分からない、という前提で資金計画を立てる

加古川市については、正直に書かなければならないことがあります。 固定資産税率・都市計画税率を、加古川市の公表資料から確認できませんでした(未取得)。 市税のしおり(令和8年度)のPDFは機械可読テキストを含まず、 市税概要(令和7年度)のPDFは「税制一覧」「税率等の推移」の該当ページを取得できず、 固定資産税Q&A・納税通知書Q&A・資産税課の各ページにも税率の記載がありません。

本ページでは、加古川市の税率を断定していません。 08章の表に出てくる数値は、加古川市が公表した値ではありません。 この数字を根拠に資金計画を立てないでください。

加古川市について、税で確認できているのは次の5点です。

項目市公式で確認できた内容
免税点「土地・・・30万円 家屋・・・20万円 償却資産・・・150万円
賦課期日毎年賦課期日(1月1日)現在、固定資産課税台帳に所有者として 登録されている方に対し、その年度分の固定資産税を課税することになっております。」
納期第1期:5月末日/第2期:7月末日/第3期:12月25日/第4期:2月末日」 (第3期だけが月末ではなく12月25日
住宅用地の特例 小規模住宅用地(200㎡まで)=固定資産税「評価額の6分の1の額」・都市計画税「3分の1」/ 一般住宅用地(200㎡超)=固定資産税「評価額の3分の1の額」・都市計画税「3分の2」
新築住宅の減額 令和8年3月31日までに新築された住宅で、専用住宅は「1戸当りの床面積が50平方メートル (アパートなどの賃貸共同住宅は40平方メートル)以上280平方メートル以下のもの」。 「住宅部分の床面積の内、一戸当り120平方メートル分の固定資産税が2分の1になります」。 期間は2階建て・平屋が新築後3年度分(長期優良住宅5年度分)、 3階建て以上の中高層耐火住宅等が新築後5年度分(同7年度分)。 「都市計画税は、減額の対象にはなりません」

この5点に、税率は含まれていません。 また「都市計画税は市街化区域内のみ」と明記した市公式の文も特定できていません。 確認できたのは、宅地を住宅用地でなくした場合についての 「市街化区域については、固定資産税と都市計画税を合わせて約3倍から4倍、 市街化調整区域については約2倍から3倍になる可能性があります。」という記述だけです。 市街化区域と市街化調整区域で税負担の構造が違うことはうかがえますが、 税率を示した記述ではありません。

実務的には、次のように進めてください。 検討中の物件について、売主側に前年度の納税通知書(または固定資産税評価証明)を見せてもらう。 これがいちばん確実です。 納税通知書には実際の課税標準額と税額が記載されていますので、 税率が分からなくてもその物件で毎年いくらかかるかは分かります。 家タダでは、この確認を契約前に無料で行います。

出典:加古川市「固定資産税・都市計画税」 //www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/zeikin/koteishisanzei_toshikeikakuzei/38554.html / 加古川市「納期」 //www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/zeikin/nozei/1416183841297.html / 加古川市「土地に対する課税」 //www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/zeikin/koteishisanzei_toshikeikakuzei/tochi/1418694560295.html / 加古川市「家屋に対する課税」 //www.city.kakogawa.lg.jp/kurashi/zeikin/koteishisanzei_toshikeikakuzei/kaoku/1418694203964.html / 加古川市「固定資産税Q&A」 //www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/zeimubu/shisanzeika/30662.html

8|マンションを買う場合 ― 平均築年1994年という前提

加古川市の成約386件のうち138件(36%)がマンションで、 中央値1,045万円・平均専有72㎡・平均築年1994年です。 平均で築30年を超えています。

成約個票を見ると、尾上町(1994年築・専有70㎡・浜の宮徒歩5分)1,100万円、 加古川町(1998年築・専有65㎡・加古川徒歩25分)990万円、 野口町(1991年築・専有80㎡・東加古川徒歩23分)980万円、 西神吉町(1995年築・専有70㎡・宝殿徒歩7分)980万円。 980万円〜1,100万円という、かなり狭い範囲に集まっています。

これは、築年や立地が価格にあまり織り込まれていない価格帯だということです。 徒歩5分の物件と徒歩25分の物件で、価格差が110万円しかない。 だからこそ、管理の状態で将来の資産価値が分かれます。 確認すべきは次の項目です。

  • 修繕積立金の水準と、積立金の総額(月額が安いマンションは、将来の一時金のリスクがあります)
  • 長期修繕計画の有無と、直近の大規模修繕の実施時期・内容
  • 管理組合の運営状況(理事会が機能しているか、総会が成立しているか、管理費の滞納状況)
  • 旧耐震か新耐震か(1981年以前の建築確認は旧耐震基準)

重要事項調査報告書は管理会社に依頼すれば取得できます。 家タダではこの取得と読み合わせも無料で行います。 (※加古川市のマンション管理適正化推進計画の有無は本ページでは確認していません。)

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加古川市386件)。 公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。

9|市公式の9地域と、地価・成約データの対応

加古川市は都市計画マスタープランの地域別構想で市域を9地域に分け、 所属する町まで公表しています。 その9地域に、令和8年地価公示と成約価格情報を重ねると次のようになります。

地域含まれる町地価公示(住宅地) 成約(町丁目別)
加古川地域加古川町 132,000〜64,200円/㎡
(市内最高の粟津を含む)
110件・1,300万円
平均101㎡
平岡地域平岡町 125,000〜65,500円/㎡ 79件・1,300万円
平均102㎡
野口地域野口町 128,000〜72,500円/㎡ 69件・1,700万円
平均116㎡
尾上地域尾上町 61,700円/㎡(0.0%) 51件・1,100万円
平均115㎡
別府地域別府町、金沢町 72,300/52,900円/㎡ 別府町16件・1,850万円
新野辺北町10件・2,450万円(平均158㎡)
加古川西地域東神吉町、西神吉町、米田町 72,300〜50,900円/㎡(▲0.2%) 東神吉町11件・2,200万円(平均176㎡
米田町9件・2,000万円
加古川北地域八幡町、神野町、新神野、山手、西条山手 68,800/16,500円/㎡(▲0.6%)
両荘地域平荘町、上荘町 25,800円/㎡(▲0.4%)
志方地域志方町 26,200/15,300円/㎡(▲0.8%/▲1.3%)

この表から読み取れることが3つあります。

  • 成約データに出てくるのは、9地域のうち6地域だけ。 加古川北・両荘・志方の3地域は、町丁目別の上位8つに入っていません。 取引そのものが少ない地域だということです。 売るときに買い手を見つけるまでの時間も、相応にかかると考えておくべきです。
  • 地価が下がっているのは、その3地域に集中している。 八幡町船町▲0.6%、上荘町小野▲0.4%、志方町志方町▲0.8%、志方町細工所▲1.3%。 いずれも田園まちづくり制度の対象4町にあります。 (なお西神吉町大国▲0.2%は加古川西地域で、この4町には含まれません。 「マイナスは北部3地域だけ」と言い切ることはできません。
  • 土地の単価と成約価格が逆になっている。 最も単価が高いのは加古川地域(132,000円/㎡)なのに、成約中央値は1,300万円で低いほう。 逆に別府地域は単価72,300円/㎡と市平均以下なのに、 新野辺北町の成約中央値は2,450万円で市内最高理由は面積です。単価の高い地域では小さい物件が、 単価の安い地域では広い戸建が流通しているからです。

出典:加古川市 都市計画マスタープラン 地域別構想(PDF) //www.city.kakogawa.lg.jp/material/files/group/63/R04_toshimasu_5.pdf / 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)/ 国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加古川市386件)

10|加古川市は「駅徒歩15〜17分」が標準的な市です

成約データの駅別の平均徒歩分数を並べます。

最寄駅件数平均徒歩 成約中央値
浜の宮50件15分 1,800万円
尾上の松38件15分1,600万円
土山28件16分715万円
加古川113件17分 1,300万円
東加古川84件17分1,550万円
宝殿28件17分1,500万円

6駅すべてが平均徒歩15分以上です。 明石市(明石・西明石が11分、大久保が15分)、門真市(門真市駅9分)と比べると、 加古川市は「駅から遠い物件が中心の市」だということになります。

理由は土地の作りにあります。 市域138.48km²のうち市街化区域は4,032ha(29.1%)しかなく、 そこに人口25万人が住んでいます。 市自身が「市街化区域の人口密度は61.6人/ha(H27)から54.8人/ha(R27)まで減少」と 見込んでいるとおり、市街化区域のなかでも人口密度は下がっていく見通しです。 そして戸建248件の平均土地面積は140㎡(約42坪)。 広い土地を確保しようとすると、駅から離れるという構造になっています。

実務的には、次の3点を現地で確認してください。徒歩15〜25分を実際に歩いてみる(成約個票では徒歩25分の物件が複数あります)。 ②自転車・バス・車のどれを前提にするか決める (市はかこバス/かこバスミニ7ルート、上荘くるりん号、チョイソコかこがわ、 病院ライナー、神姫バス市内上限運賃制度を用意しています)。 ③通学路を、学校までの距離で確認する (校区外就学の事由には小学校2km以上・中学校3km以上という基準があります)。

11|買う前に確認することの一覧

最後に、加古川市で物件を検討するときの確認項目をまとめます。 すべて契約前に調べられる項目です。

確認項目なぜ重要かどこで調べるか
市街化区域か市街化調整区域か 市域の70.9%(9,816ha)が調整区域。 建て替えの可否・住宅ローンの取扱い・将来の売却可能性に直結 市の都市計画担当/重要事項説明書
都市機能誘導区域の内か外か 指定は加古川・東加古川・別府の3駅周辺だけ。 商業・医療・福祉を誘導・集約する区域(面積は未取得 立地適正化計画の区域図
居住誘導区域のA区域かB区域か B区域は洪水浸水リスクがある区域だと市が公表している。 「居住誘導区域だから安心」とは読めない(区分は確度中 立地適正化計画/Web版ハザードマップ
田園まちづくり計画の地区か 志方町7・平荘町6・上荘町6・八幡町8地区+市提案型3群。 地区に入っていても、建てられる条件は地区ごとに違う(内容は未取得) まちづくり指導課 市街化調整区域まちづくり係
地区計画の区域か 市内15地区(うち3地区が工業団地・卸団地)。 面積・決定年月日・制限内容はいずれも未取得 市の都市計画担当
土砂災害警戒区域か 市内85箇所。うち56箇所が土石流。 土石流は谷の出口から扇状に、離れた場所まで到達する 総合防災マップ(P11-14)/兵庫県の指定状況
洪水・高潮・津波・液状化 総合防災マップは5種類。臨海部(別府・尾上)は高潮と津波を必ず浸水深の具体値・対象河川名は未取得 総合防災マップ/Web版ハザードマップ
土地の面積が200㎡を超えるか 戸建の平均土地面積は140㎡だが、200㎡超の物件もある。 200㎡を超えた部分は住宅用地の特例が6分の1→3分の1になる 登記簿/測量図
毎年の税額 加古川市の固定資産税率・都市計画税率は市公式で確認できていない(未取得)。 免税点・賦課期日・納期・住宅用地特例・新築住宅減額は確認済み 売主側の前年度の納税通知書で実額を確認するのが確実
最寄駅の所在市 宝殿駅・土山駅の所在市は市公式で確認できていない。 住所地の市によって税・学区・医療費助成・給食費がすべて変わる 登記簿/重要事項説明書
学区と学校 小学校の給食は令和8年4月から無償、中学校は月額4,700円・年51,645円で有償学校選択制の有無・学校の一覧・待機児童数はいずれも未取得 市教育委員会/こども部(保育課)に直接

家タダでは、この11項目の調査を契約前にすべて無料で行います。 そのうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。 まずは気になる物件のURLをLINEでお送りください。

10加古川市の成り立ち ― 一級河川「加古川」の水の恵みを受けて発展した都市

加古川市の市名は、市の中央を流れる川の名前です。 市公式は次のように記しています。

加古川市は、一級河川「加古川」の水の恵みを受けて発展してきた都市です
東播磨地方の中心部に位置する加古川市。1950年に市制が始まり、 水と緑に恵まれたまちで人々のより豊かな暮らしが育めるよう取り組んでいます。

市名がそのまま川の名前だという市は、全国でもそう多くありません。 そしてこの事実は、加古川市の不動産を考えるうえで実務的な意味を持ちます。 市域138.48km²は加古川の両岸に広がっており、 東西の移動では、どの橋を通るかが生活動線を決めます。 さらに市の立地適正化計画は居住誘導区域をA区域とB区域に分け、 B区域は洪水浸水リスクがある区域だと公表しています。 川の恵みを受けて発展した市は、同時に川のリスクを抱えた市でもあるということです。

昭和20年代、5つの町村が一つになって加古川市が生まれた

市制施行について、市公式は「1950年に市制が始まり」と記しています。 成り立ちについてはこうです。

日本が終戦から立ち復り始めた昭和20年代、 5つの町村が一つになって加古川市が生まれました。

ここで、正直にお断りしておきます。 この「5つの町村」の名称と、それぞれの合併年は、本ページでは確認できていません(未取得)。 市公式の年表ページが8枚のPNG画像で提供されており、 テキストとして読み取ることができなかったためです。 推測で町村名を書かない方針ですので、本ページでは市公式の逐語のみを引用しています。

ただし、市公式が現在の市域を9つの地域に分けていることは確認できています。 都市計画マスタープランの地域別構想が示す9地域と、そこに属する町は次のとおりです。

#地域名含まれる町
1加古川地域加古川町
2加古川北地域八幡町、神野町、新神野、山手、西条山手
3野口地域野口町
4別府地域別府町、金沢町
5平岡地域平岡町
6尾上地域尾上町
7両荘地域平荘町、上荘町
8加古川西地域東神吉町、西神吉町、米田町
9志方地域志方町

「◯◯町」という名前がこれだけ残っているのが、加古川市の地名の特徴です。 加古川町・八幡町・神野町・野口町・別府町・金沢町・平岡町・尾上町・平荘町・上荘町・ 東神吉町・西神吉町・米田町・志方町。 市域の大部分が「町」の名前で呼ばれているという事実は、 この市が町村の合併でできたことの痕跡だと読むことができます。 (※どの町が合併時の5町村にあたるかは、上記のとおり未取得です。)

市歌に出てくる地名 ― 「日岡の山」と「尾上の松」

市公式は、市歌に出てくる地名として「日岡の山」「尾上の松」を挙げています。

この2つは、いまも駅名として生きています。 日岡駅尾上の松駅。 都市計画マスタープランは「鉄道駅周辺(宝殿駅、土山駅、日岡駅、神野駅、厄神駅、 浜の宮駅、尾上の松駅)」をまちづくりの対象エリアとして挙げており、 尾上の松駅周辺は浜の宮駅周辺とセットで「副都心」に位置づけられています。

そして成約データでは、尾上の松駅が38件・中央値1,600万円浜の宮駅が50件・中央値1,800万円で駅別の中央値としては市内最高市歌に歌われた地名の駅が、いま市内でいちばん高く売買されているということになります。 一方、その尾上の松駅・浜の宮駅は 立地適正化計画の都市機能誘導区域には入っていません(3駅は加古川・東加古川・別府)。 歴史的な地名と、いまの市場と、市の将来方針が、それぞれ別の場所を指しているのが 加古川市の現在です。

市が持つもう1つの顔 ― ウェルネス都市宣言

加古川市はウェルネス都市宣言のページを市公式に持っています。 ただし宣言の内容・制定年は本ページでは確認していません(未取得)。 本ページでは、市がこの宣言を掲げているという事実のみを記載します。

年表

加古川市の詳細な年表は、市公式のページが8枚のPNG画像で提供されており、 テキストとして取得できませんでした(未取得)。 以下は、市公式および兵庫県の公表資料から当方が確認できた事実だけを並べたものです。 合併した5町村の名称・合併年、線引き(区域区分)の当初決定年月日は含まれていません。

できごと
昭和20年代市公式の逐語「日本が終戦から立ち復り始めた昭和20年代、 5つの町村が一つになって加古川市が生まれました。」(5町村の名称は未取得)
1950年(昭和25年)市制施行(市公式の逐語「1950年に市制が始まり」)
平成9年(1997年)10月都市計画マスタープランを策定
令和2年(2020年)9月加古川市総合防災マップを発行 (洪水浸水想定/土砂災害/高潮/津波/液状化)
令和5年(2023年)4月都市計画マスタープランを改定
令和5年(2023年)4月1日 加古川市立地適正化計画を策定。都市機能誘導区域は加古川駅・東加古川駅・別府駅の3駅周辺。 居住誘導区域はA区域とB区域に分かれ、B区域は洪水浸水リスクがある区域
令和7年(2025年)4月1日 兵庫県の盛土規制法の規制区域の運用が開始。 加古川市は「事務処理市」として許可申請等を市長が処理
令和7年(2025年)10月1日 令和7年国勢調査。人口253,220人(令和2年比 ▲7,658人・▲2.94%)。 兵庫県全体は▲2.58%、隣の明石市は+1.13%
令和8年(2026年)7月加古川市総合防災マップを更新/ 福祉医療制度が他の公費負担医療制度と併用可能に
令和8年(2026年)4月 公立小学校の給食費が無償に(国と県の負担軽減+市が不足分を負担)。 中学校・義務教育学校後期課程は月額4,700円・年51,645円で有償
令和8年(2026年)9月1日推計人口252,120人・109,279世帯
令和8年(2026年)9月頃 市公式の逐語「確報値は令和8年9月頃に公表される予定ですが、 速報値と差異が生じる可能性があります」(令和7年国勢調査の確報値)
令和9年度(2027年度) 通学区域特認校制度を開始予定(加古川市立義務教育学校 両荘みらい学園。 市内どこからでも就学可)
2045年(市の見込み) 都市計画マスタープランの逐語「2015年に約26.7万人であった人口は、 2045年には約23万人まで減少

合併した5町村の名称と合併年、線引き(区域区分)の当初決定年月日・変更年月日、 隣接市町名は、いずれも加古川市公式で確認できませんでした(未取得)。 出典:加古川市「市の概要」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/gaiyou/1412732649141.html / 加古川市「加古川市の歴史」 //www.city.kakogawa.lg.jp/kakogawa_life/30611.html / 加古川市「都市計画マスタープラン」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/tosikeikaku/38764.html / 加古川市「立地適正化計画」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/kakogawashinoseisakuzaisei/tosikekaku/tosikeikaku/38767.html / 加古川市「ウェルネス都市宣言」 //www.city.kakogawa.lg.jp/shiseijoho/gaiyou/1412733426292.html

11加古川市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた加古川市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧加古川市内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、令和7年国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

12加古川市の不動産購入に関する記事

13加古川市の不動産購入 よくある質問

加古川市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている加古川市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。つまり「これ以上もらってはいけない」という天井は法律で決まっていますが、「これだけはもらわなければならない」という床は決まっていない、ということです。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。加古川市の成約中央値(戸建2,000万円・マンション1,045万円)で計算すると、仲介手数料の上限額は72万6,000円・41万850円。成約中央値が市内で最も高い浜の宮駅の1,800万円なら66万円、町丁目別で最も高い別府町新野辺北町の2,450万円なら87万4,500円です。これがまるごと0円になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

加古川市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期・386件)では、戸建の成約中央値が2,000万円(248件・平均土地面積140㎡・平均築2004年)、中古マンションが1,045万円(138件・平均専有72㎡・平均築1994年)です。386件のうち248件(64%)が戸建で、戸建中心の市です。駅別では浜の宮1,800万円(50件)、尾上の松1,600万円(38件)、東加古川1,550万円(84件)、宝殿1,500万円(28件)、加古川1,300万円(113件)、土山715万円(28件)。町丁目別では別府町新野辺北町2,450万円(10件・平均158㎡)が最も高く、東神吉町2,200万円(11件・平均176㎡)、米田町2,000万円(9件)と続き、尾上町1,100万円(51件・平均115㎡)が最も安くなっています。最高と最安で2.2倍です。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均74,821円(住宅地23地点)、前年比+2.9%。商業地は10地点平均166,500円(+3.5%)、工業地は2地点平均45,900円(+4.1%)です。なお成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。

加古川市の人口は減っているのですか?

はい、減っています。しかも兵庫県の平均より速いペースです。令和7年国勢調査(速報値)で加古川市の人口は253,220人、令和2年からの増減は▲7,658人・▲2.94%。同じ調査で兵庫県全体は▲141,177人・▲2.58%でしたから、県平均より減少率が大きいことになります。一方、東隣の明石市は+3,442人・+1.13%。兵庫県の公表資料は「前回に続き増加したのは、中央区、明石市、兵庫区、灘区。」と記しており、中央区・兵庫区・灘区は神戸市の区ですから、兵庫県内で人口が増えた「市」は明石市だけでした。「東播磨は人口が増えている地域だ」という言い方は、データの上では成立しません。市自身も都市計画マスタープランで「2015年に約26.7万人であった人口は、2045年には約23万人まで減少」と見込んでおり、人口減少を前提に都市計画を組み直しています(立地適正化計画・拠点集約・連携型都市構造)。なお人口動態の内訳(自然増減と社会増減)は、市公式に該当する公表物を特定できず未取得です。

加古川市で地価がいちばん高いエリアと安いエリアはどこですか?

令和8年地価公示の住宅地23地点で見ると、最も高い標準地は加古川町粟津字中在家731番4の132,000円/㎡(前年比+3.1%)、最も安い標準地は志方町細工所字中ノ垣内446番1の15,300円/㎡(▲1.3%)です。差は8.6倍23地点のうち5地点が前年比マイナスで、西神吉町大国▲0.2%、上荘町小野▲0.4%、八幡町船町▲0.6%、志方町志方町▲0.8%、志方町細工所▲1.3%。このうち下位4地点は、いずれも市の田園まちづくり制度の対象4町(志方町・平荘町・上荘町・八幡町)にあります。横ばい(0.0%)が5地点、前年比を算出できないのが1地点、プラスが12地点です。「加古川市の地価が+2.9%上がった」という一文から「市内が全体に上がっている」と読むのは正確ではありません。なお平岡町土山字手先1110番78が+44.9%という突出した数字になっていますが、これは1地点だけの動きで、要因を説明できる公表資料を確認できていません(未取得)。同じ平岡町のつつじ野は+2.5%、二俣は+2.0%です。

加古川市に市街化調整区域の物件はありますか?

非常に多くあります。市域13,848haのうち9,816ha(70.9%)が市街化調整区域で、市街化区域は4,032ha(29.1%)だけです。同じ東播都市計画区域の明石市は市街化区域が78.9%ですから、ほぼ正反対の構造です。市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域」と定義され、建築物の新築・改築・用途変更が制限されます。建て替えができない、住宅ローンが通らない、将来売るときに買主がローンを組めないといったことが起こりえます。一方で加古川市には田園まちづくり制度があり、志方町7地区・平荘町6地区・上荘町6地区・八幡町8地区と市提案型3群でまちづくり計画が策定されています。市の都市計画マスタープランも北部について「豊かな自然環境の保全に努めるとともに、既存の集落では、地区計画や田園まちづくり制度など住民主体のまちづくりを支援」と記しています。ただし「地区に入っていれば誰でも建てられる」わけではありません。制度の根拠条例名・開始年・各地区の計画内容・面積・認定年月日は、いずれも本ページでは未取得です。必ず市のまちづくり指導課(市街化調整区域まちづくり係)で、その地番について具体的にご確認ください。

加古川市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

正直にお伝えします。加古川市の固定資産税率・都市計画税率は、市の公表資料から確認できませんでした(未取得)。市税のしおり(令和8年度)のPDFは機械可読テキストを含まず、市税概要(令和7年度)のPDFは該当ページを取得できず、固定資産税Q&A・納税通知書Q&A・資産税課の各ページにも税率の記載がありません。本ページでは税率を断定していません。確認できているのは次の5点です。①免税点=土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。②賦課期日=毎年1月1日。③納期=第1期5月末日/第2期7月末日/第3期12月25日/第4期2月末日。④住宅用地の特例=小規模住宅用地(200㎡まで)が固定資産税で評価額の6分の1・都市計画税で3分の1、一般住宅用地(200㎡超)が固定資産税で3分の1・都市計画税で3分の2。⑤新築住宅の減額=「住宅部分の床面積の内、一戸当り120平方メートル分の固定資産税が2分の1になります」。2階建て・平屋は新築後3年度分(長期優良住宅は5年度分)。市は「都市計画税は、減額の対象にはなりません」と明記しています。加古川市は戸建の平均土地面積が140㎡(約42坪)と広めで、200㎡を超える物件も現実にあります。200㎡を超えた部分は軽減の度合いが半分になりますのでご注意ください。実務的には、売主側に前年度の納税通知書を見せてもらうのがいちばん確実です。家タダではこの確認を契約前に無料で行います。

加古川市の給食費は無料ですか?学校選択制はありますか?

給食費は「小学校だけ」無償です。一括で無償と書くと誤りになります。市公式の逐語では、令和8年度について「国と県は、保護者負担の軽減を通じた子育て支援として、学校給食費の負担軽減を実施します」とあり、加古川市は「この支援に加え、不足分を市が負担することにより、保護者負担の無償化を実施」。対象は公立小学校(義務教育学校前期課程・特別支援学校小学部を含む)で令和8年4月からです。中学校・義務教育学校後期課程は月額4,700円(3月の精算額4,645円)、年間総額51,645円で有償のままです。また小学校の無償化は「国と県の負担軽減+市が不足分を負担」という令和8年度の組み立てで、恒久措置かどうかは市公式の記述からは読み取れません。学校選択制については、市公式に「学校選択制」という語の記載を特定できませんでした(未取得)。「実施していない」とも断定できません。確認できたのは「原則、指定された学校への就学となりますが、特別な理由がある場合」に変更を認めるという校区外就学・区域外就学の制度(11事由)です。ただし令和9年度(2027年度)から「通学区域特認校制度」が始まる予定で、市公式の逐語は「従来の通学区域は残したまま、他の通学区域の児童生徒も通学区域に関係なく、市内どこからでも就学を認める制度」。対象は加古川市立義務教育学校 両荘みらい学園の1校のみで、これは学校選択制とは別の制度です。

加古川市の災害リスクはどうですか?

兵庫県の指定状況(令和8年6月30日時点)で、加古川市内の土砂災害警戒区域は85箇所。内訳は急傾斜地の崩壊29箇所、土石流56箇所、地すべり0箇所で、過半が土石流です。東隣の明石市は29箇所ですべて急傾斜地・土石流ゼロですから、同じ東播でも災害の型がまったく違います。土石流は谷の出口から扇状に、離れた場所まで土砂が到達しますので、「目の前に崖がないから大丈夫」とは言えません。水害については、市の立地適正化計画が居住誘導区域をA区域とB区域に分け、B区域は洪水浸水リスクがある区域だと公表しています。「居住誘導区域だから安心」とは読めません。市は加古川市総合防災マップ(令和2年9月発行・令和8年7月更新)を公表しており、掲載内容は洪水浸水想定(P5-10)/土砂災害(P11-14)/高潮(P15-16)/津波(P67-68)/液状化(P65-66)の5種類。Web版ハザードマップと防災ポータルもあります。物件の住所で、5種類すべてを確認してください。なお想定浸水深の具体値・対象河川名・土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の箇所数・内水浸水想定区域の公表の有無は、いずれも確認できていません(未取得)です。

宝殿駅や土山駅の物件は加古川市ですか?

本ページでは断定しません。宝殿駅・土山駅の所在市を明記した加古川市公式ページを特定できませんでした(未取得)。加古川市の都市計画マスタープランは「鉄道駅周辺(宝殿駅、土山駅、日岡駅、神野駅、厄神駅、浜の宮駅、尾上の松駅)」と記していますが、これは「駅周辺」というまちづくりの対象エリアの列挙であって、駅の所在市を述べたものではありません。また明石市は「JR土山駅周辺」を自転車等放置禁止区域に指定し、有料駐輪場(土山駅東・土山駅東第2)を運営しています。国土交通省の成約価格情報では、土山駅を最寄りとする物件が加古川市で28件、明石市で61件記録されています。これは実務上、決定的に重要です。固定資産税・都市計画税、学区、こども医療費助成、給食費はすべて住所地の市の制度が適用され、加古川市と明石市では条件が実際に異なります。土山駅・宝殿駅の徒歩圏で物件を検討される場合は、住所を必ず登記簿・重要事項説明書でご確認ください。なお加古川市内にJRと山陽電鉄の両方の駅があることは、市統計書に「10-1 JR駅別乗車人員」「10-2 山陽電鉄駅別乗車人員」の2表があることから確実ですが、どの駅がどちらの事業者かを明記した市公式ページは特定できていません

加古川市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、決済時に必要な実費です。第三に、加古川市固有のリスクです。市域の70.9%が市街化調整区域で、建て替えの可否・住宅ローンの取扱い・将来の売却可能性が物件ごとに分かれます。市の立地適正化計画は都市機能誘導区域を加古川・東加古川・別府の3駅だけに絞っており、居住誘導区域のB区域は洪水浸水リスクがある区域だと市が公表しています。土砂災害警戒区域は85箇所で、うち56箇所が土石流です。さらに加古川市の固定資産税率・都市計画税率は市公式で確認できておらず、本ページでは税率を書いていません。毎年の保有コストは、売主側の納税通知書で実額を確認する必要があります。家タダはこうした調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

加古川市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

加古川市は、市域138.48km²のうち70.9%(9,816ha)が市街化調整区域という市です。令和7年国勢調査(速報値)の人口は253,220人で、令和2年から▲7,658人・▲2.94%。兵庫県全体の▲2.58%より速く減っています(東隣の明石市は+1.13%で、県内で人口が増えた「市」は明石市だけです)。そして市は、人口減少を前提に「拠点集約・連携型都市構造」を掲げ、都市機能誘導区域を加古川・東加古川・別府の3駅周辺だけに絞りました。居住誘導区域はA区域とB区域に分かれ、B区域は洪水浸水リスクがある区域だと市が公表しています。一方で市域の7割を占める調整区域には田園まちづくり制度があり、志方町7・平荘町6・上荘町6・八幡町8地区で計画が策定されています。加古川市は「どこに買うか」で行政の方針がはっきり分かれている市です。住宅地23地点のうち5地点が前年比マイナスで、最高132,000円/㎡と最安15,300円/㎡の差は8.6倍。なお加古川市の固定資産税率・都市計画税率は市公式で確認できておらず、本ページでは断定していません。家タダでは、区域区分・誘導区域・田園まちづくり計画の地区・土砂災害警戒区域・最寄駅の所在市、そして毎年の税額(売主側の納税通知書の実額)まで、契約前にすべて無料でお調べしたうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。加古川市の成約中央値(戸建2,000万円・マンション1,045万円)なら、1件あたり41万850円〜72万6,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

14本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年9月18日

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