【京都市伏見区】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【京都市伏見区】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

京都

京都市伏見区 専門 エリアガイド

京都市伏見区で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

2,200万円の物件なら 79万2,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている京都市伏見区の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

京都市伏見区の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
京都市伏見区の人口
269,060人137,199世帯/2026年9月1日現在(京都市伏見区役所ホームページ)
住宅地 公示価格
16.65万円/㎡前年比 +2.9%/36地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
770件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建471件・中古マンション299件
買主様の仲介手数料
0円2,200万円なら79万2,000円の削減

大手筋・京町・両替町・南浜・中書島/桃山町・桃山◯◯町(桃山の丘)/深草(稲荷・藤森・墨染・大亀谷)/醍醐・日野・石田・小栗栖/向島/淀・納所/久我・羽束師・横大路・下鳥羽・竹田・中島ほか/京阪本線 淀・中書島・伏見桃山・丹波橋・墨染・藤森・龍谷大前深草・伏見稲荷/京阪宇治線 観月橋・桃山南口・六地蔵

京都市伏見区で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。家タダは、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てることで、買主様の仲介手数料を0円にしています。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。国土交通省の成約価格情報で、京都市伏見区の直近4四半期の成約は770件(戸建471件・中古マンション299件。国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。新築戸建て89件は2,900万円〜4,200万円(下位25%〜上位10%・中央値3,300万円)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は102万3,000円〜145万2,000円。中古戸建て369件は880万円〜3,600万円(中央値1,800万円)で35万6,400円〜125万4,000円、中古マンション299件は1,300万円〜4,000万円(中央値1,900万円)で49万5,000円〜138万6,000円です。対象になる物件なら、この金額が0円になります。気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、対象かどうかをその場で無料でお答えします。

  • 伏見区で実際に成約しているのは、戸建が6割、中古マンションが4割です。直近4四半期の成約770件のうち戸建が471件(成約中央値2,200万円・土地面積の中央値85㎡)、中古マンションが299件(1,900万円・専有面積の中央値70㎡)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。戸建のうち新築戸建ては89件・中央値3,300万円、中古戸建ては369件・中央値1,800万円で、同じ戸建でも2倍近くちがいます。
  • この価格帯にかかる仲介手数料の上限額は、新築戸建ての2,900万〜4,200万円で102万3,000円〜145万2,000円、中古戸建ての880万〜3,600万円で35万6,400円〜125万4,000円、中古マンションの1,300万〜4,000万円で49万5,000円〜138万6,000円。戸建全体の中央値2,200万円なら79万2,000円です。家タダで対象になる物件なら、この金額が0円になります。ただし印紙代・登記費用・火災保険料・固定資産税の精算金などの実費は別にかかります。
  • 伏見区の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均166,508円(36地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+2.9%。京都府内29市区町村で12位、京都市の11区のなかでは10位です。前年と比べられる35地点は、すべて上昇しました。最高は桃山井伊掃部東町の329,000円/㎡(+4.8%)、最安は深草谷口町の95,300円/㎡(+1.9%)で、3.5倍の開きがあります。
  • 伏見区は、京都市の11区のなかで人口がいちばん多い区です。令和7年国勢調査の速報(京都市独自集計)で270,182人・135,991世帯。京都市1,431,713人の18.9%(当方算出)にあたります。区役所(本所)・深草支所・醍醐支所の3つの区域に分かれ、5年間の人口は本所−2.6%、深草+1.0%、醍醐−7.9%。同じ伏見区でも、区域によって動きがちがいます。
  • 駅がとても多い区です。京阪電鉄の公式駅情報で所在地が伏見区と確認できた駅だけで11駅(京阪本線の淀・中書島・伏見桃山・丹波橋・墨染・藤森・龍谷大前深草・伏見稲荷、宇治線の観月橋・桃山南口・六地蔵)。成約データの最寄駅は28駅に分かれ、駅別の成約中央値は915万円〜3,500万円。「藤森」と「JR藤森」、「丹波橋」と「近鉄丹波橋」、「六地蔵(京阪)」と「六地蔵(京都市営)」のように、似た名前の駅が別の路線にあります。
  • 伏見区は「水」の区です。区の公式ページは「区内には,桂川,宇治川など主要な河川が流れ」と説明し、区の最低標高は9.2m(向島新田)。京都市の被害報告によると、平成25年台風18号では市全体の床上浸水625のうち、伏見131・深草1・醍醐189でした。東側の丘陵(稲荷・深草・桃山・醍醐・日野・小栗栖)には京都府の土砂災害警戒区域等があります。洪水・内水・土砂災害のどれに当たる住所かを、物件ごとに確認する必要があります。
  • 固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%(合計1.7%)。都市計画税がかかるのは市街化区域内の土地・家屋だけです。京都市は学校選択制を実施していません(住所で学校が決まります)。子ども医療費は中学3年生まで・所得制限なしで、0歳〜小学生は1医療機関につき月200円。第2子以降の保育料は無料(令和7年度から)。中学校給食は現在は選択制で、全員制は令和10年8月末からの予定です。
  • 建物の高さとデザインにルールがあります。京都市は建物の高さの上限を10m・12m・15m・20m・25m・31mの6段階で定めており(高度地区は市街化区域の95.3%)、新景観政策では伏見旧市街地に美観地区が、伏見区などに建造物修景地区が広げられました。令和5年には竹田駅周辺・外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅)・淀駅周辺で用途地域・容積率・高度地区が見直されています。城下町の町割りが残る地域では、道の幅と再建築の可否も確認が必要です。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

京都市伏見区で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、京都市伏見区で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税京都府(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(京都市伏見区内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(京都市伏見区内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03京都市伏見区で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

京都市伏見区の価格帯で、いくら得になるか

京都市伏見区の住宅地は1㎡あたり平均166,508円(36地点の単純平均)。区内の標準地は最高329,000円/㎡(桃山井伊掃部東町44番1)から最低95,300円/㎡(深草谷口町70番5)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が3.5倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
880万円35万6,400円0円▲35万6,400円
1,800万円66万円0円▲66万円
2,200万円79万2,000円0円▲79万2,000円
3,300万円115万5,000円0円▲115万5,000円
4,200万円145万2,000円0円▲145万2,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。

伏見区の成約価格帯だと、いくら変わるか

伏見区の直近4四半期の成約は770件。戸建471件の成約中央値は2,200万円(土地面積の中央値85㎡・建築年の中央値2001年)、中古マンション299件は1,900万円(専有面積の中央値70㎡・建築年の中央値1995年)です。2,200万円なら仲介手数料の上限額は79万2,000円、1,900万円なら69万3,000円で、家タダで対象になる物件ならこれがまるごと0円になります。

種別ごとに、実際に成約している帯(下位25%〜上位10%)で見ると、次のとおりです。新築戸建て(89件)は2,900万〜4,200万円で、上限額は102万3,000円〜145万2,000円。中古戸建て(369件)は880万〜3,600万円で35万6,400円〜125万4,000円。中古マンション(299件)は1,300万〜4,000万円で49万5,000円〜138万6,000円。

最寄駅別では淀が83件・中央値1,400万円(上限額52万8,000円)で最多。伏見(京都)57件・2,200万円(79万2,000円)、石田(京都市営)57件・1,400万円(52万8,000円)、向島52件・1,500万円(56万1,000円)、醍醐(京都)47件・2,100万円(75万9,000円)、中書島46件・1,800万円(66万円)、竹田(京都)45件・1,800万円(66万円)、JR藤森38件・3,000万円(105万6,000円)。中央値が最も高いのは桃山11件・3,500万円(122万1,000円)、最も低いのは小野(京都)10件・915万円(36万7,950円)です。

ここで知っておいていただきたいのは、物件価格が安いほど、仲介手数料の「割合」は大きくなるということです。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1ですから、「+6万円」の部分は価格が下がっても変わりません。3,300万円の物件なら上限額115万5,000円で価格の約3.5%、1,800万円なら66万円で約3.7%、880万円なら35万6,400円で約4.1%になります(割合は当方算出)。さらに400万円以下の物件は別区分で、200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円(いずれも×1.1)。伏見区の中古戸建ての成約には最小120万円、中古マンションには最小250万円という例があり、120万円なら上限額は6万6,000円、250万円なら13万2,000円です。

※戸建の「土地面積の中央値85㎡」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄(戸建は土地面積)の中央値、種別3区分の戸建ての面積は延床面積の中央値(新築95㎡・中古90㎡)です。新築戸建ては建築年が2025年以降のもの、中古戸建ては2024年以前のものとして当方が区分しました(戸建471件のうち建築年が分かる458件を区分。残り13件は建築年が不明です)。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW京都市伏見区の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市伏見区の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は89件。成約価格の中央値は3,300万円、真ん中の半数は2,900万円〜3,600万円に収まっています。延床面積の中央値は95㎡。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
淀下津町10件3,150万円

最寄駅で多いのは淀駅(14件)、石田(京都市営)駅(10件)、JR藤森駅(10件)。

中央値の3,300万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は115万5,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。

京都市伏見区で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED京都市伏見区の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市伏見区の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は369件。成約価格の中央値は1,800万円、真ん中の半数は880万円〜2,800万円に収まっています。延床面積の中央値は90㎡。建築年の中央値は1996年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
淀下津町17件2,700万円
久我森の宮町13件2,000万円
向島二ノ丸町13件1,900万円
羽束師菱川町13件1,600万円
深草大亀谷万帖敷町11件3,300万円

最寄駅で多いのは淀駅(40件)、石田(京都市営)駅(35件)、JR藤森駅(28件)。

中央値の1,800万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は66万円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

建築年が分かる369件のうち、1981年以前に建てられたものは104件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。

京都市伏見区の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION京都市伏見区の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市伏見区の中古マンションは299件。成約価格の中央値は1,900万円、真ん中の半数は1,300万円〜3,000万円に収まっています。専有面積の中央値は70㎡。建築年の中央値は1995年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
南浜学区33件2,800万円
向島二ノ丸町22件1,250万円
板橋学区18件3,350万円
住吉学区17件2,200万円
深草西浦町14件1,650万円

最寄駅で多いのは伏見(京都)駅(34件)、淀駅(27件)、竹田(京都)駅(24件)。

中央値の1,900万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は69万3,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 京都市伏見区で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る京都市伏見区 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて京都市伏見区・京都府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 京都市で最も人口が多い区。27万人が3つの区域に分かれて住む

伏見区の人口は269,060人(男129,025人/女140,035人)、世帯数は137,199世帯です(2026年9月1日現在・京都市伏見区役所ホームページ)。面積は61.68km²(京都市情報館「京都市の地理」)で、人口密度は約4,362人/km²(当方算出)。1世帯あたりの人数は約1.96人(当方算出)です。

令和7年国勢調査の速報(京都市独自集計・令和7年10月1日現在)では、伏見区は270,182人・135,991世帯。京都市全体の1,431,713人のうち18.9%(当方算出)を占め、11区のなかで最多です(2番目は右京区の196,376人)。令和2年国勢調査は277,858人・131,284世帯でしたから、人口は5年間で7,676人減(−2.8%)、世帯数は4,707世帯増(+3.6%)。人口は減っているのに世帯は増えている=1世帯あたりの人数が小さくなっている、という動きです。なおこの数値は速報で、京都市は「総務省統計局が後日公表する速報値とは異なる場合があります」と注記しています。確報は本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。

伏見区には、区役所(本所)のほかに深草支所と醍醐支所があり、国勢調査の速報もこの3つの区域で集計されています。本所の区域が161,093人(区の59.6%)、深草支所の区域が62,317人(23.1%)、醍醐支所の区域が46,772人(17.3%)(構成比は当方算出)。5年間の増減率は、本所−2.6%、深草+1.0%、醍醐−7.9%です。深草は増え、醍醐は区全体の3倍近いペースで減っている。「伏見区の人口は減っている」と一言でまとめると、この差が見えなくなります。

人口が減っている区域で家を買うことの意味は、正直に考えておく必要があります。買う側にとっては、価格が急に上がりにくく選択肢が多いという利点があります。実際、令和8年地価公示で醍醐の名がつく住宅地4地点の変動率は+0.8〜+1.3%で、深草の名がつく9地点(+1.9〜+6.2%)より小さい動きでした。一方で、将来売るときに買い手がつきやすい立地かどうかは、いまより慎重に見る必要があります。「伏見区だから」ではなく「どの区域の、どの駅の物件か」で選ぶのが、この区では特に重要です。

区の広がりについて、区役所の「伏見区の地勢」のページ(資料:京都市統計書)は、東西16.06km(醍醐三ノ切〜淀美豆町)・南北11.26km(淀生津町〜深草車阪町)、最高標高602m(陀羅谷・醍醐山地)、最低標高9.2m(向島新田)としています(同ページの面積は61.62km²で、現行の61.68km²とは少し違います。本ページは現行の値を使っています)。京都市の東端(伏見区醍醐三ノ切)と南端(伏見区淀生津町)は、どちらも伏見区です(京都市の地理)。東の端は標高600mの山、西と南の端は標高10m前後の川沿いの低地。1つの区のなかに、これだけ地形のちがう土地が入っています。

項目値備考
区の人口269,060人(男129,025/女140,035)2026年9月1日現在・伏見区役所ホームページ
世帯数137,199世帯同上
1世帯当たり人員約1.96人269,060÷137,199で当方が算出
令和7年国勢調査(速報)270,182人・135,991世帯(男129,465/女140,717)令和7年10月1日現在・京都市独自集計の速報値
令和2年国勢調査277,858人・131,284世帯令和2年10月1日現在
2020→2025の増減人口−7,676人(−2.8%)/世帯+4,707世帯(+3.6%)京都市の報道発表資料の値
京都市全体(速報)1,431,713人・754,432世帯(人口−2.2%)伏見区は市の18.9%(当方算出)で11区最多
本所の区域161,093人(79,640世帯)令和7年国勢調査速報。令和2年は165,394人、−2.6%
深草支所の区域62,317人(34,269世帯)同。令和2年は61,672人、+1.0%
醍醐支所の区域46,772人(22,082世帯)同。令和2年は50,792人、−7.9%
区の面積61.68km²京都市情報館「京都市の地理」。区役所「伏見区の地勢」のページは61.62km²(全市の7.4%)
人口密度約4,362人/km²269,060人÷61.68km²で当方が算出
東西・南北東西16.06km(醍醐三ノ切〜淀美豆町)/南北11.26km(淀生津町〜深草車阪町)伏見区役所「伏見区の地勢」(資料:京都市統計書)
最高標高/最低標高602m(陀羅谷・醍醐山地)/9.2m(向島新田)同上
区の誕生昭和6年(1931年)4月(伏見市・深草町・醍醐村など9市町村と京都市の合併・編入)伏見区役所「伏見区の沿革・特長・文化」「年表」
その後の編入昭和25年12月 久我村・羽束師村/昭和32年 淀町同上
区の役所伏見区役所(本所)/深草支所/醍醐支所伏見区役所ホームページ

市街化区域と市街化調整区域

京都市は、都市計画区域のなかを市街化区域と市街化調整区域に分けています(線引きあり)。京都市の都市計画総括表(令和8年4月23日現在)によると、市全体では都市計画区域が48,051ha、そのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)です。京都市の都市計画区域は「京都市域のうち、左京区及び右京区の一部を除いた区域」とされていますので、伏見区は全域が都市計画区域のなかにあります。

ただし、伏見区だけの市街化区域・市街化調整区域の面積は、公表資料で確認できませんでした(未取得)。区ごとの内訳は京都市統計書に表がありますが、表計算ファイルでの公開のため本ページでは読み取れておらず、伏見区のどこが市街化調整区域なのかも、本ページでは区域として示すことができません。「伏見区は全域が市街化区域」とも「ここからここまでが調整区域」とも書けない、というのが正直なところです。

手がかりになる公的な事実を2つだけ挙げておきます。第一に、区役所の公式ページは、伏見区について「農業も耕地面積市内第1位を誇り,米,野菜,花き等が生産され」と書いています。区内には、住宅地だけでなく農地がまとまって残っているということです。第二に、区内の向島には、令和6年4月8日に決定された向島国道1号周辺地区地区計画(約13.9ha)があり、計画書はその目標を「農地など周辺環境や営農環境との調和を図りつつ、産業分野において地域経済を牽引する事業の用に供する施設を誘導」としています。農地のそばの物件、川沿いの低地の物件、山ぎわの物件は、市街化区域かどうかを必ず個別に確認してください。確認の方法は、この章の後半と「買う前に確認したい点」の章にまとめています。

地価公示 ― 36地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、京都市伏見区の住宅地の標準地は36地点。 単純平均は1㎡あたり166,508円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+2.9%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
京都伏見-8桃山井伊掃部東町44番1329,000+4.8%
京都伏見-28銀座町4丁目288番1321,000+6.3%
京都伏見-1桃山毛利長門東町34番56303,000+4.5%
京都伏見-27桃山町島津58番20286,000+2.9%
京都伏見-9深草柴田屋敷町23番74256,000+4.5%
…(中略・全36地点)
京都伏見-33深草谷口町70番595,300+1.9%
京都伏見-7深草大亀谷古御香町128番2100,000+2.2%
京都伏見-20日野岡西町4番86101,000+1.0%
京都伏見-17横大路中ノ庄町5番1105,000+1.9%
京都伏見-26久我本町4番45106,000—

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ京都市伏見区内で、住宅地の地価は3.5倍ちがいます

最も高いのは桃山井伊掃部東町44番1の1㎡あたり329,000円(+4.8%)。最も安いのは深草谷口町70番5の95,300円(+1.9%)。その差は3.5倍です。「京都市伏見区の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

京都市伏見区は京都府内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある京都府内の29市区町村のうち、 京都市伏見区の住宅地の平均価格は12位。 京都市の11区のなかで見ると第10位です。

区分京都市伏見区の位置母数
住宅地の平均価格(府内・区を含む)12位29市区町村
住宅地の平均価格(京都市の区のみ)10位11区
前年比の変動率(府内・区を含む)10位29市区町村
前年比の変動率(京都市の区のみ)9位11区

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

京都市伏見区の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地36地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ区内で3.5倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

公園・緑地

伏見区の公園について、区役所の年表で開園の時期を確認できるのは次のとおりです。伏見港運動公園(昭和43年8月開園)、向島運動公園(昭和54年10月・向島ニュータウンに開園)、横大路運動公園(昭和57年3月開設)、伏見桃山城運動公園(平成19年4月オープン)。平成15年3月には三栖閘門・伏見みなと広場が整備されています。区内の都市公園の箇所数・面積、1人当たりの公園面積は、本ページでは確認できていません(未取得)。京都市全体では、風致地区が17地区・約17,943ha、生産緑地地区が457.24ha・1,844地区あります(都市計画総括表・令和8年4月23日現在)

※伏見区役所「伏見区の歴史 年表/伏見区の歩み」、京都市「都市計画総括表」。

05京都市伏見区の特徴 ― 27万人・28の最寄駅・3つの区域。「伏見区の相場」は1つではない

伏見区を一言で表すと、「1つの区のなかに、いくつもの町が入っている区」です。 人口は京都市の11区で最多の27万人。区役所のほかに深草支所と醍醐支所があり、成約データの最寄駅は28駅に分かれます。 城下町、門前町、港町、丘の上の住宅地、ニュータウン、干拓地、工業地。 区の公式ページも「かつての城下町、門前町、港町としての風情を残した町並み」と書いています。 この章では、地価公示52地点と成約770件から、伏見区のなかの違いを読んでいきます。

3つの区域で、人口の動きがちがう

令和7年国勢調査の速報(京都市独自集計)は、伏見区を本所・深草支所・醍醐支所の3つの区域に分けて集計しています。

区域令和7年の人口世帯数令和2年の人口5年間の増減率
本所161,093人79,640世帯165,394人−2.6%
深草支所62,317人34,269世帯61,672人+1.0%
醍醐支所46,772人22,082世帯50,792人−7.9%
伏見区 計270,182人135,991世帯277,858人−2.8%

深草は増え、醍醐は大きく減っています。 京都市全体は−2.2%ですから、本所の区域は市の平均に近く、醍醐の区域は市の平均の3倍以上のペースで減っていることになります。 この差は、次に見る地価の動きにもそのまま表れています。

出典:京都市「令和7年国勢調査」報道発表資料(速報・京都市独自集計) https://www2.city.kyoto.lg.jp/sogo/toukei/Population/Census/2025/2025sokuhou.pdf ※速報値であり、京都市は「総務省統計局が後日公表する速報値とは異なる場合があります」と注記しています。 3つの区域の合計は区の合計と一致します。

地価公示52地点 ― 住宅地は35地点すべて上昇。ただし上がり方は+0.8%から+6.3%まで

令和8年地価公示で、伏見区の標準地は住宅地36地点・商業地12地点・工業地4地点の計52地点です。

用途地点数平均価格(円/㎡) 平均変動率上昇・下落
住宅地36166,508 +2.9%上昇35/前年比なし1
商業地12320,833 +9.1%上昇12
工業地4159,750 +11.5%上昇4

下がった地点は1つもありません。 ただし上がり方は用途でまったくちがい、住宅地+2.9%、商業地+9.1%、工業地+11.5%。 住む土地より、商売の土地・働く土地のほうが大きく上がっています。

住宅地36地点をすべて、価格の高い順に並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
京都伏見-8桃山井伊掃部東町44番1329,000+4.8%210㎡
京都伏見-28銀座町4丁目288番1321,000+6.3%58㎡
京都伏見-1桃山毛利長門東町34番56303,000+4.5%250㎡
京都伏見-27桃山町島津58番20286,000+2.9%262㎡
京都伏見-9深草柴田屋敷町23番74256,000+4.5%100㎡
京都伏見-6桃山町泰長老31番29219,000+4.3%231㎡
京都伏見-25深草仙石屋敷町6番14219,000+5.3%66㎡
京都伏見-15深草西浦町3丁目26番207,000+6.2%210㎡
京都伏見-24深草川久保町8番15204,000+5.2%107㎡
京都伏見-18桃山町大島25番111195,000+2.6%99㎡
京都伏見-32竹田田中宮町47番7192,000+4.3%86㎡
京都伏見-35深草野手町37番4外180,000+4.0%156㎡
京都伏見-34桃山与五郎町1番96178,000+2.9%284㎡
京都伏見-22問屋町752番外175,000+6.1%559㎡
京都伏見-5深草大亀谷西寺町39番28171,000+3.0%82㎡
京都伏見-2醍醐新開3番21155,000+1.3%69㎡
京都伏見-29桃山町和泉2番25150,000+1.4%63㎡
京都伏見-36中島堀端町54番148,000+3.5%204㎡
京都伏見-19下鳥羽西柳長町93番141,000+2.2%136㎡
京都伏見-13小栗栖森本町20番37140,000+1.4%193㎡
京都伏見-16醍醐大高町4番13132,000+0.8%194㎡
京都伏見-23淀新町610番4129,000+1.6%160㎡
京都伏見-21深草大亀谷大山町53番25128,000+2.4%189㎡
京都伏見-10向島中島町21番22外122,000+1.7%83㎡
京都伏見-3納所町586番10外121,000+1.7%67㎡
京都伏見-4醍醐落保町64番120,000+0.8%274㎡
京都伏見-12桃山紅雪町109番117,000+2.6%225㎡
京都伏見-31淀下津町189番8114,000+1.8%94㎡
京都伏見-37羽束師志水町165番149113,000+2.7%76㎡
京都伏見-30醍醐勝口町3番117112,000+0.9%144㎡
京都伏見-14向島上林町9番15110,000+1.9%81㎡
京都伏見-26久我本町4番45106,000—100㎡
京都伏見-17横大路中ノ庄町5番1105,000+1.9%244㎡
京都伏見-20日野岡西町4番86101,000+1.0%130㎡
京都伏見-7深草大亀谷古御香町128番2100,000+2.2%142㎡
京都伏見-33深草谷口町70番595,300+1.9%165㎡

読み取れることが4つあります。

  • 200,000円/㎡以上が9地点、130,000円/㎡未満が15地点。 その間の130,000〜200,000円/㎡が12地点です。 「伏見区の住宅地は1㎡あたり16万円台」という平均は、20万〜30万円台の地点と10万円前後の地点を足して割った数字で、 平均に近い地点のほうが少数派です。
  • 200,000円/㎡以上の9地点は、桃山(4地点)・深草(4地点)・銀座町(1地点)。 区の北東の、京阪・近鉄・JRの駅が集まる側にあります。
  • 上がり方が大きいのも同じ地域。 +4.0%以上の地点は11あり、すべて桃山・深草・銀座町・問屋町・竹田の標準地です。 一方、+2.0%未満の14地点は、醍醐・日野・小栗栖・向島・淀・納所・横大路・深草谷口町・桃山町和泉に並びます。
  • もともと高い地点ほど大きく上がり、安い地点は小さくしか上がっていない。 区のなかの差は、1年前より広がったということです。 これから買う方にとっては、高い地域はさらに買いにくくなり、安い地域は値ごろなままだが値上がりも小さい、という選択になります。

商業地12地点と工業地4地点は次のとおりです。

用途所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
商業地東大手町750番外730,000+15.9%215㎡
商業地深草稲荷御前町89番724,000+14.9%195㎡
商業地両替町11丁目255番外332,000+6.8%133㎡
商業地桃山町西尾10番1325,000+7.6%1,314㎡
商業地毛利町89番315,000+7.1%907㎡
商業地深草西浦町4丁目82番277,000+9.9%334㎡
商業地表町590番1外266,000+12.2%191㎡
商業地深草直違橋2丁目429番229,000+7.5%257㎡
商業地桃山町和泉23番3190,000+5.6%459㎡
商業地豊後橋町74番188,000+5.0%232㎡
商業地羽束師菱川町189番5外156,000+8.3%1,628㎡
商業地納所和泉屋7番118,000+8.3%489㎡
工業地南寝小屋町69番230,000+10.6%883㎡
工業地横大路下三栖宮ノ後41番外149,000+11.2%1,139㎡
工業地久我石原町6番14外131,000+12.9%5,471㎡
工業地横大路千両松町146番1外129,000+11.2%1,492㎡

商業地の上位2地点(東大手町・深草稲荷御前町)だけが70万円台で、3位(332,000円)の2倍以上。 この2地点は上昇率も+15.9%・+14.9%で突出しています。 商業地12地点の平均320,833円/㎡は、この2地点が引き上げている数字で、残る10地点の平均は239,600円/㎡(当方算出)です。 工業地は4地点すべてが+10%を超えました。 区の公式ページが「京都の新しい活力を創造していく地域」と書いている、油小路通の沿道や高速道路に近い地域の土地が、強く評価されています。 ただし、それが住宅地の値上がりにそのままつながっているわけではありません。 同じ横大路の住宅地(横大路中ノ庄町)は+1.9%、久我の商業地・工業地に近い羽束師志水町の住宅地は+2.7%です。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。 「—」は前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)で、上昇・下落の数には入れていません。

実際の成約770件 ― 戸建471件・中古マンション299件

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 伏見区の成約は770件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 下位25%〜上位10%最小〜最大面積の中央値 建築年の中央値中央値にかかる仲介手数料の上限額
新築戸建て(建築年2025年以降)89件 3,300万円2,900万〜4,200万円2,000万〜6,200万円 延床95㎡2025年115万5,000円
中古戸建て(建築年2024年以前)369件 1,800万円880万〜3,600万円120万〜7,200万円 延床90㎡1996年66万円
中古マンション299件 1,900万円1,300万〜4,000万円250万〜5,500万円 専有70㎡1995年69万3,000円
(参考)戸建 全体471件 2,200万円1,100万〜3,800万円120万〜7,200万円 土地85㎡2001年79万2,000円

新築戸建ては3,300万円、中古戸建ては1,800万円、中古マンションは1,900万円。 この3つが、公的データに出ている伏見区の「真ん中」です。

  • 新築戸建て(89件)は、価格の幅が狭い。 半分が2,900万〜3,600万円(下位25%〜上位25%)に収まっています。延床面積の中央値は95㎡。 戸建全体の土地面積の中央値が85㎡ですから、80〜90㎡前後の土地に、延床95㎡前後の家を建てた物件が中心だと読めます。 新築戸建て(建売)は、家タダで仲介手数料0円の対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。 3,300万円なら上限額115万5,000円の差になります。
  • 中古戸建て(369件)は、価格の幅がとても広い。 120万円から7,200万円まで。下位25%が880万円、上位25%が2,800万円です。 建築年が1981年以前のものが104件(28%・当方算出)あります。 中古戸建ては、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み物件は対象になりやすい物件です。
  • 中古マンション(299件)は、建築年の中央値が1995年。 築30年前後が真ん中で、1981年以前の建築が77件(26%・当方算出)。 価格は250万円から5,500万円まで。中古マンションも、対象になる物件とならない物件があります。

中古の戸建てとマンションをあわせると、建築年が1981年以前の成約が181件あります(668件のうち27%・当方算出)。 京都市の耐震診断・耐震改修の支援は「昭和56年(1981年)5月31日以前に着工」された木造住宅を対象にしており、この日付が古い耐震基準で建てられた建物かどうかの目安になります (建築年が1981年の物件には、この日付より後に着工されたものも含まれます)。 伏見区で中古を買うなら、4件に1件はこの年代に当たると考えて、耐震診断・耐震改修の履歴と、住宅ローン・住宅ローン減税の条件を先に確認してください。 京都市には、昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅の耐震診断士の派遣(木造住宅は無料)と、 耐震改修の支援(「まちの匠・ぷらす」本格耐震改修は木造住宅で最大200万円)があります。 いずれも工事着工前の申請が必要です。

最寄駅別の成約(3件以上の28駅・計741件)

最寄駅(データの表記)件数成約中央値 平均徒歩仲介手数料の上限額所在地の確認
淀83件1,400万円12分52万8,000円京阪本線・伏見区(京阪公式)
伏見(京都)57件2,200万円8分79万2,000円未確認
石田(京都市営)57件1,400万円13分52万8,000円地下鉄東西線(所在地は未確認)
向島52件1,500万円10分56万1,000円未確認(区の年表に近鉄向島駅開業の記載)
醍醐(京都)47件2,100万円11分75万9,000円地下鉄東西線(所在地は未確認)
中書島46件1,800万円12分66万円京阪本線・宇治線・伏見区(京阪公式)
竹田(京都)45件1,800万円13分66万円地下鉄烏丸線(所在地は未確認)
JR藤森38件3,000万円11分105万6,000円未確認
藤森31件2,400万円9分85万8,000円京阪本線・伏見区(京阪公式)
長岡京31件1,700万円25分62万7,000円未確認(駅名から区外と考えられる)
桃山南口29件2,600万円7分92万4,000円京阪宇治線・伏見区(京阪公式)
丹波橋27件3,300万円11分115万5,000円京阪本線・伏見区(京阪公式)
伏見桃山27件3,200万円8分112万2,000円京阪本線・伏見区(京阪公式)
六地蔵(京都市営)22件2,950万円12分103万9,500円地下鉄東西線。宇治市の資料は宇治市内の駅とする
墨染16件1,950万円7分70万9,500円京阪本線・伏見区(京阪公式)
観月橋16件1,750万円12分64万3,500円京阪宇治線・伏見区(京阪公式)
伏見稲荷14件1,900万円8分69万3,000円京阪本線・伏見区(京阪公式)
西向日13件1,500万円25分56万1,000円未確認(駅名から区外と考えられる)
桃山11件3,500万円5分122万1,000円未確認
龍谷大前深草11件2,900万円9分102万3,000円京阪本線・伏見区(京阪公式)
向日町11件1,500万円28分56万1,000円未確認(駅名から区外と考えられる)
桃山御陵前10件3,400万円7分118万8,000円未確認
近鉄丹波橋10件1,245万円6分47万6,850円未確認(京阪丹波橋駅の乗換路線に近鉄京都線)
小野(京都)10件915万円14分36万7,950円地下鉄東西線(所在地は未確認)
くいな橋9件1,900万円8分69万3,000円地下鉄烏丸線(所在地は未確認)
六地蔵(京阪)8件2,200万円11分79万2,000円京阪宇治線・伏見区(京阪公式)
鳥羽街道7件2,100万円6分75万9,000円京阪本線・東山区(京阪公式)
桂川(京都)3件1,800万円—66万円未確認(駅からの分数はデータ上0)

28駅の成約中央値は、915万円(小野)から3,500万円(桃山)まで、3.8倍(当方算出)。 3,000万円以上の駅は桃山・桃山御陵前・丹波橋・伏見桃山・JR藤森の5つで、いずれも「桃山」「丹波橋」「藤森」の名がつく駅です。 1,500万円以下の駅は淀・石田(京都市営)・向島・西向日・向日町・近鉄丹波橋・小野(京都)の7つ。 件数が多い上位4駅(淀・伏見(京都)・石田・向島)のうち3駅が1,400万〜1,500万円ですから、 件数で見れば、伏見区でいちばん多く取引されているのは1,000万円台半ばの物件だということになります。

似た名前の駅を、もう一度並べておきます。

まぎらわしい組み合わせ成約データの件数・中央値
藤森(京阪)とJR藤森31件・2,400万円/38件・3,000万円
丹波橋(京阪)と近鉄丹波橋27件・3,300万円/10件・1,245万円
六地蔵(京阪)と六地蔵(京都市営)8件・2,200万円/22件・2,950万円
伏見桃山・桃山・桃山御陵前・桃山南口27件・3,200万円/11件・3,500万円/10件・3,400万円/29件・2,600万円
伏見(京都)・伏見桃山・伏見稲荷57件・2,200万円/27件・3,200万円/14件・1,900万円

物件広告に「藤森駅 徒歩◯分」「丹波橋駅 徒歩◯分」とだけ書かれている場合は、どの事業者の駅なのかを確認してください。 乗り換えの便利な地域だという見方もできますが、通勤経路が変われば、毎日の所要時間が変わります。

町丁目別の成約(3件以上の79町丁目・計612件から、件数の多い16)

町丁目(データの表記)件数成約中央値 仲介手数料の上限額
南浜学区46件2,400万円85万8,000円
向島二ノ丸町38件1,500万円56万1,000円
淀下津町27件2,900万円102万3,000円
住吉学区27件2,100万円75万9,000円
板橋学区26件3,250万円113万8,500円
羽束師菱川町17件1,500万円56万1,000円
深草西浦町17件1,500万円56万1,000円
深草大亀谷万帖敷町15件3,400万円118万8,000円
久我本町14件1,450万円54万4,500円
久我森の宮町13件2,000万円72万6,000円
中島河原田町13件1,700万円62万7,000円
久我御旅町13件1,500万円56万1,000円
向島津田町13件1,200万円46万2,000円
石田大山町11件1,700万円62万7,000円
淀木津町11件1,100万円42万9,000円
淀際目町10件990万円39万2,700円

79の町丁目の中央値は、510万円(醍醐外山街道町・4件)から5,200万円(醍醐西大路町・5件)まで。 最高と最低が、どちらも「醍醐」の名がつく町です。 中央値が3,700万円以上の町丁目は8つ(醍醐西大路町、桃山町安芸山、桃山町西尾、深草池ノ内町、桃山町正宗、深草大亀谷東寺町、桃山町松平筑前、深草キトロ町)、 780万円以下の町丁目も8つ(醍醐外山街道町、向島庚申町、醍醐御陵西裏町、深草泓ノ壺町、醍醐上ノ山町、醍醐御園尾町、醍醐岸ノ上町、桃山筒井伊賀東町)あります。 「桃山」「深草」「醍醐」は、高い側にも安い側にも顔を出します。 町名の冠だけで相場を判断することはできません。 (件数が3〜9件の町丁目が多く、中央値は数件の成約で大きく動きます。参考値としてお読みください。 国土交通省のデータは町丁目ごとの平均面積も公表していますが、マンションの専有面積と戸建の土地面積が混ざった平均のため、本ページでは使っていません。)

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格面積 間取建築年構造最寄駅・徒歩時期 仲介手数料の上限額
中古マンション竹田七瀬川町1,900万円専有65㎡3LDK1980年RC竹田(京都) 7分2025Q269万3,000円
中古マンション中島河原田町1,900万円専有105㎡4LDK1994年SRC竹田(京都)(分数は0と記録)2025Q269万3,000円
中古マンション南浜学区1,900万円専有65㎡2LDK1981年RC中書島 13分2025Q269万3,000円
中古マンション桃山町鍋島1,900万円専有70㎡3LDK1979年RC桃山 5分2025Q469万3,000円
戸建住吉学区2,200万円土地45㎡/延床95㎡—1995年木造伏見(京都) 10分2025Q279万2,000円
戸建桃山町正宗2,200万円土地110㎡/延床85㎡—2000年木造JR藤森 15分2025Q479万2,000円
戸建醍醐新町裏町2,200万円土地115㎡/延床90㎡—2005年木造醍醐(京都) 15分2025Q279万2,000円
戸建久我森の宮町2,200万円土地120㎡/延床125㎡—1993年木造(最寄駅の記録なし)2025Q279万2,000円

同じ1,900万円の中古マンションでも、1979年築・専有70㎡・駅5分(桃山町鍋島)から、1994年築・専有105㎡(中島河原田町)まで。 同じ2,200万円の戸建でも、土地45㎡・延床95㎡(住吉学区)から、土地120㎡・延床125㎡で最寄駅の記録がないもの(久我森の宮町)まで。 伏見区では、同じ値段で「駅に近くて小さい・古い」と「駅から遠くて広い」のどちらも買えるということです。 ご自身が何を優先するのかを決めてから探すと、物件の比較がしやすくなります。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・京都市伏見区770件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。 新築戸建て・中古戸建ての区分は、建築年(2025年以降/2024年以前)による当方の区分で、戸建471件のうち建築年が分かる458件を分けています。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。 戸建の間取りは個票に記録がないため「—」としています。

水の区 ― 川・港・干拓地、そして平成25年台風18号

伏見は、水とともにできた町です。 区の公式ページは「区内には,桂川,宇治川など主要な河川が流れ,古くから伏見港などを中心に水運の拠点として栄え,発展してきました」と書き、 「かつて『伏水』と表されたように、良質な地下水が豊富なところとして知られ,この地下水を活かして酒造業が発達し」と続けています。 区の歴史のページは、伏見を「木津川・宇治川・桂川・鴨川の流れ込む,水路,陸路ともに交通の要所」と説明しています。

川が集まる場所は、水害のリスクも集まる場所です。 区の年表と市の記録から、水に関わるできごとを拾うと次のようになります。

時期できごと出典
文禄3年(1594年)伏見港を開き、巨椋池と宇治川を分離させる大規模な工事。太閤堤・槙島堤を築く区の歴史
慶長元年(1596年)大地震で指月の伏見城が倒壊。その後、木幡山に築城区の歴史
昭和6年3月伏見閘門・新放水路の完成式区の年表
昭和8年6月〜昭和16年11月巨椋池干拓事業(起工〜竣工)区の年表
昭和39年6月淀ポンプ場完成区の年表
昭和40年9月台風24号、桃山秦長老一帯330世帯軒下まで濁流につかる区の年表
昭和46年4月伏見新放水路法面(堤外地)補修区の年表
平成15年3月三栖閘門・伏見みなと広場整備区の年表
平成25年9月台風18号。市の被害報告(第55報)の区別の表で、床上浸水は市計625のうち伏見131・深草1・醍醐189、 床下浸水は市計810のうち伏見238・深草5・醍醐118京都市の被害報告

平成25年台風18号の数字は、伏見区の水害リスクを考えるうえでいちばん重い事実です。 被害報告の表の「伏見」「深草」「醍醐」の3行を足すと、床上浸水は321、床下浸水は361(当方合算)。 京都市全体の床上浸水の約51%、床下浸水の約45%が、伏見区の3つの行に集中していました(割合は当方算出)。 とくに「醍醐」の行の床上浸水189は、市内のどの行よりも多い数字です。 京都市は、この台風と平成26年8月豪雨による被害を受けて浸水対策を強化したと説明しており、 「雨に強いまちづくり」推進行動計画(平成27年3月)は全50事業のうち46事業で目標を達成したとしています。

対策が進んだからといって、同じ場所が二度と浸からないとは言えません。 検討中の物件の住所について、次の3つを確認してください。

  • 京都市防災情報マップで、洪水・内水の浸水深、家屋倒壊等氾濫想定区域、浸水継続時間を河川ごとに確認する。
  • 国(淀川河川事務所)の洪水浸水想定区域は、淀川・宇治川・木津川・桂川を対象に平成29年6月14日に公表されています。 京都府は鴨川・桂川などを洪水予報河川、山科川などを水位周知河川としています。どの川の想定なのかまで見てください。
  • 売主・近隣に、過去の浸水の有無を聞く。平成25年に浸水した建物かどうかは、重要事項説明の前に確認しておきたい事実です。

※平成25年台風18号で浸水した町名・原因、浸水深は、被害報告に記載を確認できず未取得です。 被害報告の区別の表は「伏見」「深草」「醍醐」の行に分かれており、本ページでは区役所(本所)・深草支所・醍醐支所の区域と読んでいます。 出典:伏見区役所「伏見区の沿革・特長・文化」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013282.html / 伏見区役所「安土桃山時代 秀吉が開いた城下町」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013318.html / 伏見区役所「年表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013333.html ほか / 京都市「平成25年台風18号に伴う被害状況及び対応状況(第55報)」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/cmsfiles/library/2013/H250915saigai.pdf / 京都市「雨に強いまちづくり」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000458.html / 国土交通省 淀川河川事務所「洪水浸水想定区域図」 https://www.yodogawa.kkr.mlit.go.jp/activity/maintenance/possess/sim/bosai_sonae_01hyo.html

まとめ:伏見区は「区域・駅・築年・ハザード」の4つで選ぶ区

伏見区の住宅地の平均価格は、京都府内で住宅地の標準地が3地点以上ある29市区町村のうち12位、 京都市の11区のなかでは10位。 変動率(+2.9%)は29市区町村中10位、11区のなかでは9位です。 京都市のなかでは、土地の値段が低いほうから2番目の区ということになります。 京都市内で、価格を抑えて家を持ちたい方にとって、現実的な選択肢の多い区です。

確認すべきことは、次の5点です。

  • どの区域か。旧市街地・桃山・深草・醍醐・向島・淀・西部(久我・羽束師・横大路・竹田)。地価も、人口の動きも、成約の価格帯もちがいます。
  • どの事業者の、どの駅か。京阪・近鉄・JR・地下鉄。似た名前の駅が多く、平均徒歩が25〜28分の駅(長岡京・西向日・向日町)を最寄りとする成約が55件あります。
  • 築年と建物の状態。中古の成約668件のうち181件は建築年が1981年以前です。
  • 洪水・内水・土砂災害のどれに当たる住所か。平成25年台風18号では、市全体の床上浸水の半分が伏見区の3つの行に集中しました。
  • 高さ・景観・道路の制限と、市街化区域かどうか。城下町の町割りが残る地域の細い道、令和5年に高さの上限が変わった駅周辺、農地に近い物件。

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 対象になる物件については買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。

空から見た、この50年の京都市伏見区

伏見区が誕生したのは昭和6年(1931年)4月。伏見市・深草町・醍醐村など9市町村が京都市と合併・編入し、昭和25年12月に久我村・羽束師村を、昭和32年に淀町を編入して、いまの区域になりました。
左が1974〜78年、右が現在の、京阪伏見桃山駅のある京町3丁目を含む同じ範囲です。区の年表によると、この時期の伏見区では、向島ニュータウンの造成(昭和47年3月開始)、伏見西部第二地区の区画整理(昭和47年4月着工)、新観月橋の完成(昭和50年3月)、万帖敷の区画整理の完了(昭和51年7月)、近鉄向島駅の開業(昭和54年3月)と、まちづくりの事業が続いていました。左の写真は、その工事が進んでいた時期にあたります。2枚を見比べるときは、川と堀の位置、田畑だったところ、古い町割りがそのまま残っているところに注目してください。城下町の細かい町割りと、あとから開かれた大きな区画の住宅地のちがいが、写真から読み取れます。(写真の範囲は、国土地理院の住所検索で得た「京都府京都市伏見区京町三丁目」の座標から算出したタイルによるものです。)

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28740〜28742・y12985〜12986)で切り出しています。

06京都市伏見区を7に分けて考える(エリアガイド)

伏見区は、昭和6年から昭和32年にかけて、14の町村が合わさってできた区です。昭和6年4月に伏見市・深草町・醍醐村など9市町村が京都市と合併・編入して伏見区が生まれ、昭和25年12月に久我村・羽束師村、昭和32年に淀町が加わりました(区役所は「14の町村が合併・編入して昭和32年に現在の伏見区の姿になりました」と説明しています)。いまも住所には「深草◯◯町」「桃山町◯◯」「醍醐◯◯町」「向島◯◯町」「淀◯◯町」「久我◯◯町」「羽束師◯◯町」と、もとの町村や地域の名前が残っています。

ここでは、令和8年地価公示の全52地点(住宅地36・商業地12・工業地4)と、国土交通省の成約価格情報770件の駅別・町丁目別を、住所の町名を手がかりに7つのまとまりに整理します。

先にお断りしておきます。この7つのまとまりは、住所の町名(深草・桃山・醍醐・向島・淀など)をもとにした当方の整理であり、区役所(本所)・深草支所・醍醐支所の管轄区域や、学区の区分と一致するものではありません(どの町がどの支所の管轄かの対応は、本ページでは確認できていません)。また、成約の町丁目別は3件以上あった79の町丁目(計612件)だけの集計で、件数が3〜5件の町丁目も多くあります。件数を必ずあわせてご覧ください。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

伏見の旧市街地(大手筋・京町・両替町・南浜・中書島のまとまり)(最寄駅:伏見桃山/中書島/丹波橋)

秀吉の城下町の町割りが、いまの町の原型になっている地域です。区の歴史のページは、文禄3年(1594年)から城下町の町割が進められ、「武家屋敷,寺社,町家,道路などの区画整理が行われ,現在の町の原型が形づくられました」と説明しています。南北に通る京町通と両替町通が町人居住区の中核でした。
区の商業地の最高地点がここにあります。「東大手町750番外」が730,000円/㎡(+15.9%)で、商業地12地点のなかで価格も上昇率も最大。ほかに「両替町11丁目255番外」332,000円/㎡(+6.8%)、「毛利町89番」315,000円/㎡(+7.1%)、「表町590番1外」266,000円/㎡(+12.2%)、「豊後橋町74番」188,000円/㎡(+5.0%)。住宅地の標準地では「銀座町4丁目288番1」が321,000円/㎡(+6.3%)で、住宅地36地点のなかで2番目に高く、上昇率は最大です(地積58㎡)。「問屋町752番外」は175,000円/㎡(+6.1%)。住宅地のこの2地点(銀座町・問屋町)はどちらも+6%台で、区の住宅地36地点の上昇率の上位3地点に入っています。
成約データでは、この地域の成約の一部が町名ではなく学区名で集計されています(国土交通省のデータの表記)。南浜学区46件・中央値2,400万円(町丁目別で区内最多)、住吉学区27件・2,100万円、板橋学区26件・3,250万円。個票では、南浜学区の中古マンション(1,900万円・専有65㎡・2LDK・1981年築・RC)が中書島駅徒歩13分、住吉学区の戸建(2,200万円・土地45㎡/延床95㎡・1995年築・木造)が伏見(京都)駅徒歩10分でした。土地45㎡に延床95㎡という戸建は、敷地いっぱいに2階建て・3階建てを建てた形で、古い町割りの地域らしい物件です。
この地域で確認すべきことは3つあります。(1)道の幅と再建築。京都市全体で幅員4m未満の細街路は約941km・約12,960本あり、市は「幅員1.8メートル未満の路地は沿道建物の再建築や大規模改修が困難」と説明しています。(2)景観の規制。区の年表によると、平成9年3月に伏見南浜界隈が「界わい景観整備地区」に指定されています。新景観政策(平成19年)では「伏見旧市街地」が美観地区の指定を拡大する重点のひとつになりました。平成12年7月には伏見桃山・中書島地域に中心市街地活性化法が適用されています。納屋町商店街地区(1.0ha)には地区計画があります。(3)水。伏見港・濠川・宇治川に近い地域です。区の年表には伏見閘門・新放水路の完成(昭和6年3月)、三栖閘門・伏見みなと広場の整備(平成15年3月)が載っています。

桃山(町名に「桃山」がつく、丘の上の住宅地)(最寄駅:丹波橋/伏見桃山/桃山南口/桃山・桃山御陵前(データ上の駅名))

区の住宅地の最高地点がここにあります。「桃山井伊掃部東町44番1」が329,000円/㎡(+4.8%・地積210㎡)。「桃山毛利長門東町34番56」303,000円/㎡(+4.5%・250㎡)、「桃山町島津58番20」286,000円/㎡(+2.9%・262㎡)と続き、住宅地36地点の上位4地点のうち3地点が桃山です(残る1地点は銀座町4丁目)。地積が210〜262㎡と大きいのも特徴で、区画の大きい住宅地が、区でいちばん高いということになります。
ただし「桃山」とつけばどこも高いわけではありません。桃山の名がつく住宅地の標準地は8地点あり、最高329,000円から、「桃山町和泉2番25」150,000円/㎡(+1.4%)、「桃山紅雪町109番」117,000円/㎡(+2.6%)まで、2.8倍(当方算出)の幅があります。成約も15町・80件で、町ごとの中央値は桃山筒井伊賀東町の780万円(6件)から桃山町安芸山の4,900万円(3件)まで。桃山町正宗(7件・3,900万円)、桃山町西尾(5件・4,000万円)、桃山町松平筑前(7件・3,700万円)は3,000万円台後半〜4,000万円、桃山町丹後(6件・1,550万円)、桃山町泰長老(5件・1,700万円)は1,000万円台です。町名だけで相場を判断しないでください。
井伊掃部・毛利長門・島津・松平筑前・鍋島・安芸山・筒井伊賀。大名の名前のような町名が並んでいるのは、ここが伏見城の城下だったからです。区の歴史のページは、『豊公伏見城ノ図』に石田三成・浅野長政などの武将の屋敷が記されているとし、「全国各地から有力大名が集められ」たと説明しています(個々の町名と大名屋敷の対応は、区の公式ページでは確認していませんので、町名の紹介にとどめます)。
最寄駅別の成約は、桃山11件・3,500万円(平均徒歩5分・区内28駅で中央値が最高)、桃山御陵前10件・3,400万円(7分)、丹波橋27件・3,300万円、伏見桃山27件・3,200万円、桃山南口29件・2,600万円。商業地の「桃山町西尾10番1」は325,000円/㎡(+7.6%・地積1,314㎡)です。成約個票では、桃山町鍋島の中古マンション(1,900万円・専有70㎡・3LDK・1979年築・RC)が桃山駅徒歩5分、桃山町正宗の戸建(2,200万円・土地110㎡/延床85㎡・2000年築・木造)がJR藤森駅徒歩15分。丘の住宅地ですので、土砂災害警戒区域等(京都府の一覧に桃山地区・桃山東地区があります)と、坂道・擁壁の状態を確認してください。区の年表には、昭和40年9月の台風24号で「桃山秦長老一帯330世帯軒下まで濁流につかる」という記録もあります。風致地区にも「伏見桃山」という名前の地区(約165ha)があります。

深草(町名に「深草」がつく町。稲荷・藤森・墨染・大亀谷)(最寄駅:伏見稲荷/龍谷大前深草/藤森/墨染/JR藤森(データ上の駅名))

伏見区のなかで、人口が増えている区域です。令和7年国勢調査の速報で、深草支所の区域は62,317人・34,269世帯。令和2年から+1.0%で、区の3つの区域のなかで唯一の増加でした。
深草の名がつく住宅地の標準地は9地点で、区内で最も多い。最高は「深草柴田屋敷町23番74」256,000円/㎡(+4.5%)、次いで「深草仙石屋敷町6番14」219,000円/㎡(+5.3%)、「深草西浦町3丁目26番」207,000円/㎡(+6.2%)、「深草川久保町8番15」204,000円/㎡(+5.2%)。上位4地点はすべて+4.5%以上です。一方、大亀谷と谷口町の標準地は「深草大亀谷西寺町」171,000円(+3.0%)、「深草大亀谷大山町」128,000円(+2.4%)、「深草大亀谷古御香町」100,000円(+2.2%)、「深草谷口町70番5」95,300円/㎡(+1.9%)。深草谷口町は区の住宅地36地点の最安で、同じ深草のなかで2.7倍(当方算出)の差があります。駅に近い平地の深草と、丘の上の深草では、土地の値段も値動きもちがいます。
商業地は「深草稲荷御前町89番」724,000円/㎡(+14.9%)、「深草西浦町4丁目82番」277,000円/㎡(+9.9%)、「深草直違橋2丁目429番」229,000円/㎡(+7.5%)。成約は18町・107件で、町ごとの中央値は深草泓ノ壺町の640万円(6件)から深草池ノ内町の3,900万円(9件)まで。深草大亀谷万帖敷町が15件・3,400万円、深草西浦町が17件・1,500万円です。区の年表によると、万帖敷の区画整理事業は昭和51年7月に完了しています。最寄駅別ではJR藤森が38件・3,000万円、藤森31件・2,400万円、墨染16件・1,950万円、伏見稲荷14件・1,900万円、龍谷大前深草11件・2,900万円。
区の歴史のページによると、深草には明治31年に歩兵38連隊などが、明治41年に第16師団司令部が置かれ、京都駅と司令部を結ぶ師団街道と、これと交差する第一軍道・第2軍道・第3軍道がつくられました。京都府の土砂災害警戒区域等の一覧には、稲荷地区・深草地区・藤森地区・藤城地区の名前があります。東側の山ぎわの物件は、警戒区域か特別警戒区域かまで確認してください。

醍醐・日野・石田・小栗栖(区の東部。山科川の流域と醍醐の山すそ)(最寄駅:醍醐(京都)/石田(京都市営)/六地蔵(京都市営)・小野(京都)(データ上の駅名))

伏見区のなかで、人口の減り方がいちばん大きい区域です。醍醐支所の区域は令和7年国勢調査の速報で46,772人・22,082世帯。令和2年の50,792人から−7.9%で、区全体(−2.8%)の3倍近い減少です。
地価の動きも、区のなかでいちばん小さい。醍醐の名がつく住宅地の標準地は4地点で、「醍醐新開3番21」155,000円/㎡(+1.3%)、「醍醐大高町4番13」132,000円/㎡(+0.8%)、「醍醐落保町64番」120,000円/㎡(+0.8%)、「醍醐勝口町3番117」112,000円/㎡(+0.9%)。「小栗栖森本町20番37」は140,000円/㎡(+1.4%)、「日野岡西町4番86」は101,000円/㎡(+1.0%)。6地点の上昇率は+0.8〜+1.4%で、区の平均+2.9%の半分以下です。下がってはいませんが、上がり方は小さい。
成約の価格の幅は、区内でいちばん大きい地域です。醍醐の名がつく町は12町・46件で、町ごとの中央値は醍醐外山街道町の510万円(4件)から醍醐西大路町の5,200万円(5件)まで、約10倍。醍醐御陵西裏町590万円(3件)、醍醐上ノ山町680万円(7件)、醍醐御園尾町720万円(3件)、醍醐岸ノ上町750万円(3件)と、1,000万円を下回る町が5つある一方、醍醐新開3,650万円(4件)、醍醐柏森町3,200万円(3件)という町もあります。石田大山町は11件・1,700万円、石田内里町は5件・1,100万円、日野の3町は1,600万〜2,700万円。最寄駅別では石田(京都市営)57件・1,400万円、醍醐(京都)47件・2,100万円、六地蔵(京都市営)22件・2,950万円、小野(京都)10件・915万円。個票では、醍醐新町裏町の戸建(2,200万円・土地115㎡/延床90㎡・2005年築・木造)が醍醐駅徒歩15分でした。学校は再編されました。小栗栖小学校・小栗栖宮山小学校・石田小学校と小栗栖中学校を統合した栄桜小中学校が、令和7年4月に開校しています(校舎は小栗栖小学校の敷地)。
1,000万円を下回る中古の物件は、建物の築年と状態、管理の状況(マンションの場合)を必ず確認してください。区の年表によると、醍醐北団地の区画整理は昭和41年8月、醍醐南団地は昭和47年8月に完了しており、造成から50年以上たった住宅地があります。地下鉄東西線は平成9年10月に醍醐〜二条間が、平成16年11月に醍醐〜六地蔵間が開通し、令和5年には外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅)が商業地域・容積率400%・高度地区31m第8種に見直されました。醍醐センター地区(4.1ha)・醍醐坂地区(1.5ha)には地区計画があります。
水と土砂の両方を確認する地域です。京都市の平成25年台風18号の被害報告では、区別の表の「醍醐」の行が床上浸水189・床下浸水118で、床上浸水は市内の行のなかで最多でした。京都府の土砂災害警戒区域等の一覧には「日野地区、北醍醐地区、醍醐地区」「醍醐西地区」「小栗栖宮山地区」の名前があります。区の公式ページは、世界文化遺産の醍醐寺(区の年表では平成6年12月に登録)、国宝の阿弥陀堂のある法界寺(日野)を区の文化として紹介しています。風致地区にも「醍醐」という名前の地区(約1,072ha)があります。

向島(宇治川の南。ニュータウンと干拓地のまとまり)(最寄駅:向島/観月橋(データ上の駅名))

区でいちばん低い土地があるのが向島です。区役所の「伏見区の地勢」のページによると、区の最低標高は9.2m(向島新田)。区の年表には「昭和8年6月 巨椋池干拓事業起工」「昭和16年11月 巨椋池干拓事業竣工」とあり、区の歴史のページは、秀吉が伏見城の築城にあたって「巨椋池と宇治川を分離させるための大規模な工事」を行い、太閤堤・槙島堤と呼ばれる堤防を築いたと説明しています。池と川を堤防で分け、池を干拓してできた土地が、いまの向島の一部だということです。
向島ニュータウンは昭和47年3月に造成が始まり、昭和54年3月に近鉄向島駅が開業しました。令和4年6月24日には向島ニュータウン地区地区計画(74.1ha)が決定され、駅前商業・センター商業・高層住宅・低層住宅の4地区に区分されました(高層住宅地区が約59.9ha)。成約は向島の名がつく町が5町・60件で、向島二ノ丸町が38件・中央値1,500万円(町丁目別で区内2番目の件数)、向島津田町13件・1,200万円、向島庚申町3件・540万円、向島上林町3件・3,200万円、向島中島町3件・2,400万円。最寄駅別では向島が52件・1,500万円・平均徒歩10分です。住宅地の標準地は「向島中島町21番22外」122,000円/㎡(+1.7%)、「向島上林町9番15」110,000円/㎡(+1.9%)。
「本丸町」「二ノ丸町」という町名は、区の歴史のページによると向島城の名残です(「向島城は城跡もなく『本丸町』『二ノ丸町』の町名を残すのみ」)。学校は再編が進んでいます。向島南小学校・向島二の丸小学校・二の丸北小学校と向島中学校を統合した向島秀蓮小中学校が平成31年4月に開校し(校舎は二の丸北小学校の敷地)、向島東中学校区でも小中一貫教育校の創設が進められています(市のページは2026年7月10日掲載)。国道1号の周辺には、物流・ものづくり分野の企業を誘導する地区計画(約13.9ha・敷地面積の最低限度10,000㎡)が令和6年4月に決定されました。
向島で物件を検討するときは、(1)洪水・内水の浸水想定と浸水継続時間、(2)市街化区域かどうか、(3)お子さんが通う学校と校舎の場所、の3つを必ず確認してください。区の公式ページが「農業も耕地面積市内第1位」と書いているとおり、区内には農地が広く残っており、農地に近い物件は区域区分の確認が欠かせません。

淀・納所(桂川と宇治川にはさまれた、区の南西の端)(最寄駅:淀)

最寄駅別の成約が区内で最も多いのが淀です(83件・中央値1,400万円・平均徒歩12分)。京阪淀駅の所在地は淀池上町。淀の名がつく町の成約は7町・65件で、淀下津町が27件・中央値2,900万円と件数・価格とも突出しています。一方、淀木津町は11件・1,100万円、淀際目町は10件・990万円、淀美豆町は6件・1,140万円、淀本町は4件・810万円、淀新町は3件・1,100万円。淀下津町だけが2,900万円で、ほかの町の多くは1,000万円前後です(淀樋爪町は4件・1,865万円)。納所町は9件・1,400万円。同じ駅を最寄りとする地域のなかに、新しい物件の帯と、築年数の経った物件の帯が同居していると読めます(町丁目ごとの築年は公表データにないため、断定はできません)。
住宅地の標準地は「淀新町610番4」129,000円/㎡(+1.6%)、「納所町586番10外」121,000円/㎡(+1.7%)、「淀下津町189番8」114,000円/㎡(+1.8%)。商業地の「納所和泉屋7番」は118,000円/㎡(+8.3%)です。住宅地は+1%台、商業地は+8%台と、ここでも動きが分かれています。
淀は、区のなかで最後に京都市に加わった地域です。区の年表には「昭和10年4月 淀町が綴喜郡美豆村と合併」「昭和11年2月 淀町が乙訓郡淀村と合併」「昭和13年11月 淀競馬場竣工」とあり、昭和32年に淀町が伏見区に編入されました。市の南端は伏見区淀生津町(北緯34度52分)です。淀娯楽・レクリエーション地区地区計画(83.1ha)は区内最大の地区計画で、令和5年の都市計画見直しでは「淀駅周辺」が対象になりました。市のパンフレットは、ねらいを「娯楽・レクリエーション機能や、大阪方面への利便性をいかしつつ、駅周辺の土地区画整理事業や、隣接市町における職住近接などの新しいまちづくりの進展に合わせて」と説明しています。区の年表には「平成19年2月 淀水垂町まちびらき記念式典」も載っています。
川にはさまれた地域ですので、洪水の浸水想定は必ず確認してください。国の淀川河川事務所は、淀川・宇治川・木津川・桂川の洪水浸水想定区域を平成29年6月14日に公表しています。区の公式ページは淀城址を区の文化として紹介しています。

久我・羽束師・横大路・下鳥羽・竹田・中島(区の西部。桂川の流域と油小路通の沿道)(最寄駅:竹田(京都)/くいな橋/長岡京・西向日・向日町(いずれもデータ上の駅名))

工業地の標準地が集まり、区内でいちばん地価の上昇率が高い用途がある地域です。区の工業地の標準地4地点のうち3地点は横大路と久我にあります。4地点を並べると、「南寝小屋町69番」230,000円/㎡(+10.6%)、「横大路下三栖宮ノ後41番外」149,000円/㎡(+11.2%)、「久我石原町6番14外」131,000円/㎡(+12.9%)、「横大路千両松町146番1外」129,000円/㎡(+11.2%)。4地点すべてが+10%を超え、平均は+11.5%です。区の公式ページは、「油小路通り沿道を中心とする『らくなん進都(高度集積地区)』における先端的な創造都市づくり」を区の特長に挙げており、京都市全体の特別用途地区には「らくなん進都産業集積地区」(466ha)があります。
住宅地の値動きは、それほど大きくありません。「竹田田中宮町47番7」192,000円/㎡(+4.3%)、「中島堀端町54番」148,000円/㎡(+3.5%)、「下鳥羽西柳長町93番」141,000円/㎡(+2.2%)、「羽束師志水町165番149」113,000円/㎡(+2.7%)、「横大路中ノ庄町5番1」105,000円/㎡(+1.9%)。「久我本町4番45」106,000円/㎡は、前年と比べられない地点です。工業地は+11%台、住宅地は+2〜4%台。働く土地のほうが大きく動いています。商業地の「羽束師菱川町189番5外」は156,000円/㎡(+8.3%・地積1,628㎡)。
成約は、久我の名がつく町が6町・59件(久我本町14件・1,450万円、久我森の宮町13件・2,000万円、久我御旅町13件・1,500万円、久我東町8件・2,750万円ほか)、羽束師が3町・32件(羽束師菱川町17件・1,500万円、羽束師鴨川町9件・1,400万円、羽束師志水町6件・1,100万円)、中島河原田町13件・1,700万円、竹田七瀬川町9件・3,200万円、下鳥羽南円面田町4件・2,050万円。最寄駅別では竹田(京都)が45件・1,800万円、くいな橋9件・1,900万円。
この地域でいちばん大事なのは、駅までの距離です。成約データには、最寄駅が長岡京(31件・1,700万円)、西向日(13件・1,500万円)、向日町(11件・1,500万円)という成約があり、平均徒歩は25〜28分。駅名から、区の外の駅を最寄りとしている地域と考えられます。個票の久我森の宮町の戸建(2,200万円・土地120㎡/延床125㎡・1993年築・木造)は、最寄駅の欄が空欄でした。久我村・羽束師村が伏見区に編入されたのは昭和25年12月。区の年表には羽束師小学校・神川中学校の開校(昭和53年4月)、久我橋の開通(平成15年12月)、久我の杜児童館の開館(平成19年9月)が載っています。車・自転車・バスでの移動を前提に、日常の経路を具体的に想定して検討してください。
竹田は、令和5年の見直しで駅周辺が近隣商業地域・容積率400%・高度地区31m第1種になった地域です。市は「地下鉄、近鉄が結節するターミナル機能をいかし」「南部創造の新たな拠点づくりを進めます」としています。区の年表には、地下鉄烏丸線の竹田〜京都間の開通(昭和63年6月)、近鉄京都線竹田〜東寺間の高架開通(平成11年11月)、油小路通の油掛通〜外環状線間の開通(平成13年3月)が載っています。竹田藁屋町油小路通沿道街区地区(2.0ha)には地区計画があります。名神高速道路の京都南インターチェンジ(昭和38年7月営業開始)、阪神高速道路8号京都線、第二京阪道路と、高速道路が集まる地域でもあります。川に近い低地が含まれますので、洪水・内水のハザードを確認し、工業系の用途地域のなかの住宅は、周辺に工場や倉庫が建つ可能性を見ておいてください。

※エリア区分と各エリアの記述は、京都市伏見区・京都府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07京都市伏見区の交通

鉄道

伏見区には、京阪電鉄・近鉄・JR・京都市営地下鉄の4つの事業者の路線が通っています。このうち京阪電鉄については、公式の駅情報で11駅の所在地が伏見区であることを確認しました(本線の淀・中書島・伏見桃山・丹波橋・墨染・藤森・龍谷大前深草・伏見稲荷、宇治線の観月橋・桃山南口・六地蔵)。下の表はこの11駅です。

伏見区で必ず確認していただきたいのは、「似た名前の駅」です。成約データの駅名を並べると、藤森とJR藤森、丹波橋と近鉄丹波橋、六地蔵(京阪)と六地蔵(京都市営)、そして伏見桃山・桃山・桃山御陵前・桃山南口、伏見(京都)・伏見桃山・伏見稲荷。名前は似ていても別の駅で、路線も行き先もちがいます。成約の中央値も、藤森2,400万円/JR藤森3,000万円、丹波橋3,300万円/近鉄丹波橋1,245万円、六地蔵(京阪)2,200万円/六地蔵(京都市営)2,950万円と、駅ごとにちがいます。

物件広告の駅名は、事業者名・路線名とあわせて確認してください。通勤先が京阪沿線(大阪・京都市中心部の鴨川沿い)なのか、近鉄・地下鉄烏丸線沿線なのか、JR沿線なのかで、選ぶべき駅が変わります。所要時間や本数は各社の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません)。

駅路線1日平均乗降人員特徴
淀京阪本線—成約データの最寄駅として区内で最も件数が多い駅(83件・中央値1,400万円・平均徒歩12分)。京阪電鉄の駅情報による所在地は京都市伏見区淀池上町14番地2(〒613-0904)。淀の名がつく町の成約は7町・65件で、淀下津町が27件・中央値2,900万円、淀木津町が11件・1,100万円、淀際目町が10件・990万円と、同じ淀のなかで3倍前後の幅があります。住宅地の標準地は淀新町129,000円/㎡(+1.6%)、淀下津町114,000円/㎡(+1.8%)。令和5年の都市計画見直しで「淀駅周辺」の用途地域・容積率・高度地区が変わりました。淀町が京都市伏見区に編入されたのは昭和32年で、区内では最も新しい地域です
中書島京阪本線・宇治線—京阪本線と宇治線が分かれる駅。所在地は京都市伏見区葭島矢倉町59番地(〒612-8224)。成約は46件・中央値1,800万円・平均徒歩12分。成約個票では南浜学区の中古マンション(1,900万円・専有65㎡・2LDK・1981年築・RC)が中書島駅徒歩13分。区の公式ページが「南浜界わいの酒蔵の町並み」と紹介する地域の最寄駅で、区の年表には三栖閘門・伏見みなと広場の整備(平成15年3月)、伏見港公園バス乗り場の整備(平成17年3月)が載っています。宇治川に近い駅ですので、洪水・内水のハザードは必ず確認してください
伏見桃山京阪本線—所在地は京都市伏見区京町3丁目173番地(〒612-8083)。成約は27件・中央値3,200万円・平均徒歩8分で、区内の京阪の駅のなかでは丹波橋に次いで高い水準です。商業地の最高地点「東大手町750番外」(730,000円/㎡・+15.9%)は、区の商業地12地点のなかで価格も上昇率も最大。区の歴史のページによると、京町通と両替町通は、秀吉の城下町で「町人居住区の中核」だった通りです。成約データには「伏見桃山」のほかに「桃山」「桃山御陵前」「桃山南口」「伏見(京都)」という駅名が出てきます。すべて別の駅です
丹波橋京阪本線—所在地は京都市伏見区桃山筒井伊賀西町15番地(〒612-0073)。京阪電鉄の駅情報は、乗換路線として近鉄京都線を挙げています。成約は27件・中央値3,300万円・平均徒歩11分で、京阪の11駅のなかで中央値が最も高い駅です。成約データには「近鉄丹波橋」(10件・1,245万円・平均徒歩6分)も別の駅として出てきます。同じ「丹波橋」でも、データ上の中央値は2.7倍ちがいます(近鉄丹波橋は10件と少ないので参考値です)。区の年表には「昭和20年12月 京阪丹波橋駅を奈良電気鉄道と共用使用駅とする」という記録があります
墨染京阪本線—所在地は京都市伏見区墨染町691番地(〒612-0051)。成約は16件・中央値1,950万円・平均徒歩7分。区の歴史のページによると、明治28年に墨染インクラインが完成し、高低差のある鴨川運河と伏見城の外堀(濠川)を結びました。年表には、昭和41年に伏見インクライン跡地を国道24号線の用地として使うことが決まった、とあります
藤森京阪本線—所在地は京都市伏見区深草極楽町764番地(〒612-0027)。成約は31件・中央値2,400万円・平均徒歩9分。成約データには「JR藤森」(38件・3,000万円・平均徒歩11分)も別の駅として出てきます。区の年表によると、JR藤森駅は平成9年3月に開業した駅です。物件広告の「藤森駅」が京阪の駅なのか、JRの駅なのかを必ず確認してください。住宅地の標準地「深草大亀谷西寺町39番28」(171,000円/㎡・+3.0%)など、大亀谷の名がつく標準地が3地点あります
龍谷大前深草京阪本線—所在地は京都市伏見区深草ススハキ町38番地(〒612-0015)。成約は11件・中央値2,900万円・平均徒歩9分。商業地の標準地「深草西浦町4丁目82番」(277,000円/㎡・+9.9%)、住宅地の「深草西浦町3丁目26番」(207,000円/㎡・+6.2%)があり、深草西浦町は成約も17件(中央値1,500万円)あります。区の年表によると、深草西浦地区の区画整理事業は昭和45年3月に完了しています
伏見稲荷京阪本線—所在地は京都市伏見区深草一ノ坪町33番地(〒612-0012)。成約は14件・中央値1,900万円・平均徒歩8分。商業地の標準地「深草稲荷御前町89番」は724,000円/㎡・+14.9%で、区の商業地12地点のなかで2番目に高く、上昇率も2番目です。区の公式ページは伏見稲荷大社を「商売繁盛・五穀豊穣の神で知られる」と紹介しています。京阪本線で伏見稲荷駅の隣にある鳥羽街道駅は、京阪電鉄の駅情報で所在地が東山区です(成約データでは鳥羽街道が最寄駅の成約が7件あります)
観月橋京阪宇治線—所在地は京都市伏見区豊後橋町761番地(〒612-8106)。成約は16件・中央値1,750万円・平均徒歩12分。商業地の標準地「豊後橋町74番」は188,000円/㎡(+5.0%)。区の年表には「昭和11年6月 宇治川観月橋完工」「昭和50年3月 新観月橋完成」とあり、宇治川を渡る橋のたもとの駅です。外環状線の観月橋〜旧京阪国道の区間は昭和45年3月に完成しています
桃山南口京阪宇治線—所在地は京都市伏見区桃山町丹後11番地(〒612-8018)。成約は29件・中央値2,600万円・平均徒歩7分。町丁目別では桃山町丹後が6件・1,550万円、桃山南大島町が6件・2,700万円、桃山町大島が7件・2,600万円。住宅地の標準地「桃山町大島25番111」は195,000円/㎡(+2.6%)です。区の年表によると、外環状線の国道1号線〜桃山南口の区間は昭和41年11月に開通しています
六地蔵京阪宇治線—京阪の六地蔵駅の所在地は、京都市伏見区桃山町中島町2番地(〒612-8005)です。成約データでは「六地蔵(京阪)」と表記され、8件・中央値2,200万円・平均徒歩11分。「六地蔵」という駅は、京阪のほかにJRと京都市営地下鉄にもあります。成約データの「六地蔵(京都市営)」は22件・中央値2,950万円。隣の宇治市の資料「宇治市の都市計画2026」は、JR奈良線の六地蔵駅と京都市営地下鉄東西線の六地蔵駅を「宇治市内の駅」に数えています。同じ駅名でも、京阪は伏見区、JRと地下鉄は宇治市の資料が宇治市内としているということです。区内には「JR六地蔵駅北周辺地区地区計画」(0.8ha)があり、令和5年の見直しで外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅)の高さの上限などが変わりました

※この表に載せているのは、京阪電鉄の公式駅情報で、所在地が「京都市伏見区」と確認できた11駅だけです。路線名は京阪本線(駅情報の表記は「京阪本線・鴨東線」)と宇治線です。

伏見区の成約データには、このほかにも多くの駅名が最寄駅として出てきます。伏見(京都)、向島、竹田(京都)、近鉄丹波橋、桃山御陵前、JR藤森、桃山、石田(京都市営)、醍醐(京都)、六地蔵(京都市営)、小野(京都)、くいな橋、長岡京、西向日、向日町、桂川(京都)、鳥羽街道です。これらの駅は、鉄道事業者の公式情報で所在地を確認できていないため、表には載せていません(鳥羽街道は京阪の駅情報で東山区と確認。JR・地下鉄の六地蔵は宇治市の資料が宇治市内の駅としています)。区役所の年表には、伏見区の動きとして、「昭和54年3月 近鉄向島駅開業」「昭和63年6月 地下鉄烏丸線の竹田〜京都間開通」「平成4年10月 JR奈良線六地蔵駅開業」「平成9年3月 JR藤森駅開業」「平成9年10月 地下鉄東西線の醍醐〜二条間開通」「平成11年11月 近鉄京都線竹田〜東寺間高架開通」「平成13年3月 JR奈良線(京都〜藤森)複線化開業」「平成16年11月 地下鉄東西線醍醐〜六地蔵間開通」が載っています(年表の記載は、駅の所在地を示すものではありません。JR・地下鉄の六地蔵駅は、宇治市の資料が宇治市内の駅としています)。京都市交通局の案内では、地下鉄烏丸線にくいな橋・竹田、東西線に六地蔵・石田・醍醐・小野の各駅があります。成約データに出てくる駅の件数と中央値は、「この区の特徴」の章に一覧にしています。

表の「1日平均乗降人員」欄が「—」なのは、駅別の乗降人員の公表値を確認できていないためです(未取得)。京都市統計書に駅別の表がありますが、表計算ファイルでの公開のため本ページでは読み取れていません。

成約データの駅名表記について。国土交通省の成約価格情報では、同名の駅と区別するために「伏見(京都)」「竹田(京都)」「醍醐(京都)」「小野(京都)」「桂川(京都)」、「六地蔵(京阪)」「六地蔵(京都市営)」「石田(京都市営)」と表記されています。駅別の集計は成約が3件以上あった28駅のもので、合計は741件(770件中)です。京阪の11駅の合計は308件(当方算出)で、区の成約のおよそ4割が京阪の駅を最寄駅にしています。

平均徒歩の読み方。京阪の11駅は7〜12分。一方、長岡京(31件)・西向日(13件)・向日町(11件)を最寄駅とする成約は、平均徒歩が25〜28分です。駅名から、これらは伏見区の外の駅と考えられます(所在地は本ページでは未確認)。伏見区の西部には、歩いて行ける駅が区内に無い住宅地があるということで、その地域ではバスの系統・自転車・車での移動手段が物件選びの基本条件になります。

道路

区役所の年表と公式ページで名称を確認できる幹線道路は、次のとおりです。名神高速道路(昭和38年7月に尼崎〜栗東間が開通し、京都南インターチェンジが営業を開始)、京阪国道(昭和8年5月完成)、国道24号(昭和41年に伏見インクライン跡地を用地として使うことが決定)、外環状線(昭和41年11月に国道1号線〜桃山南口、昭和45年3月に観月橋〜旧京阪国道が開通・完成)、第二京阪道路・京滋バイパス(平成15年3月開通)、油小路通(平成13年3月に油掛通〜外環状線間が開通)、阪神高速道路8号京都線(平成20年1月に上鳥羽〜第二京阪間、同年6月に稲荷山トンネルが開通。名称は年表の表記)。区の公式ページも「京都高速道路,第二京阪道路の全線開通など」を区の特長として挙げています。

伏見区は、京都市のなかで高速道路と幹線国道が集まっている区です。車で大阪・滋賀・奈良方面へ出やすいという利点がある一方で、高速道路・国道1号・国道24号・外環状線の近くの物件は、交通の便と引き換えに音と振動、大型車の通行の確認が必要です。時間帯を変えて現地で確かめることをおすすめします。向島の国道1号の周辺には、物流・ものづくり分野の企業の立地を誘導する地区計画(約13.9ha)が令和6年に決定されています。

川を渡る橋も、物件選びに関係します。区の年表には、宇治川の観月橋(昭和11年6月完工)・新観月橋(昭和50年3月完成)、宮前橋(昭和45年3月架け替え完了)、羽束師橋(平成9年4月開通)、大宮大橋(平成14年3月開通)、久我橋(平成15年12月開通)が載っています。桂川・宇治川で区が分けられているため、川の向こう側へ行く経路は橋に限られます。向島・淀・久我・羽束師で物件を探す方は、通勤・通学の経路がどの橋を通るのか、朝の混み具合を含めて確認してください。

バスについては、区の年表に醍醐コミュニティバスの運行開始(平成16年2月)、利用者100万人の突破(平成19年5月)、京都市敬老乗車証・福祉乗車証の適用(平成18年10月)が載っています。市バスは昭和48年11月に横大路営業所が開所しています。駅から離れた地域のバスの系統・便数・運賃は、本ページでは確認できていません(未取得)。バス便の物件は、現在の時刻表と、自転車・車での代わりの手段をあわせて確認してください。

※駅別の乗降人員、JR・近鉄・地下鉄の駅の所在地、バスの系統・便数、国道・府道の路線名の一覧は、本ページでは確認できていません(未取得)。出典:京阪電気鉄道 駅情報(淀駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/120/info.html /同(中書島駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/130/info.html /同(伏見桃山駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/131/info.html /同(丹波橋駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/140/info.html /同(墨染駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/141/info.html /同(藤森駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/142/info.html /同(龍谷大前深草駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/150/info.html /同(伏見稲荷駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/151/info.html /同(鳥羽街道駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/152/info.html /同(観月橋駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/316/info.html /同(桃山南口駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/315/info.html /同(六地蔵駅) https://www.keihan.co.jp/traffic/station/314/info.html /京都市交通局「地下鉄駅施設等のご案内」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000009295.html /宇治市「宇治市の都市計画2026」 https://www.city.uji.kyoto.jp/uploaded/attachment/51489.pdf /伏見区役所「伏見区の歴史 年表」(昭和6年〜15年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013333.html /同(昭和36年〜45年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013406.html /同(昭和46年〜55年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013450.html /同(昭和56年〜平成2年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013454.html /同(平成3年〜13年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013458.html /同(平成13年〜20年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013468.html

08京都市伏見区で家を買う前に必ず確認する「市街化区域と市街化調整区域」

京都府で家を探すとき、最初につまずきやすいのがこの区分です。 同じ市・同じ区の中に市街化区域と市街化調整区域の両方があるところでは、どちらに入るかで建て替えや住宅ローンの条件が変わります。 京都市は、都市計画区域のなかを市街化区域と市街化調整区域に分けています(線引きあり)。京都市の都市計画総括表(令和8年4月23日現在)によると、市全体では都市計画区域が48,051ha、そのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)です。京都市の都市計画区域は「京都市域のうち、左京区及び右京区の一部を除いた区域」とされていますので、伏見区は全域が都市計画区域のなかにあります。

ただし、伏見区だけの市街化区域・市街化調整区域の面積は、公表資料で確認できませんでした(未取得)。区ごとの内訳は京都市統計書に表がありますが、表計算ファイルでの公開のため本ページでは読み取れておらず、伏見区のどこが市街化調整区域なのかも、本ページでは区域として示すことができません。「伏見区は全域が市街化区域」とも「ここからここまでが調整区域」とも書けない、というのが正直なところです。

手がかりになる公的な事実を2つだけ挙げておきます。第一に、区役所の公式ページは、伏見区について「農業も耕地面積市内第1位を誇り,米,野菜,花き等が生産され」と書いています。区内には、住宅地だけでなく農地がまとまって残っているということです。第二に、区内の向島には、令和6年4月8日に決定された向島国道1号周辺地区地区計画(約13.9ha)があり、計画書はその目標を「農地など周辺環境や営農環境との調和を図りつつ、産業分野において地域経済を牽引する事業の用に供する施設を誘導」としています。農地のそばの物件、川沿いの低地の物件、山ぎわの物件は、市街化区域かどうかを必ず個別に確認してください。確認の方法は、この章の後半と「買う前に確認したい点」の章にまとめています。

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、京都市の税率は0.3%です。京都市は課税の対象を「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」と説明しており、市街化調整区域の土地・家屋にはかかりません。市街化区域なら固定資産税1.4%と合わせて1.7%、市街化調整区域なら1.4%のみです。逆にいえば、売主の固定資産税の課税明細書で都市計画税が課されているかどうかを見れば、その物件が市街化区域にあるかどうかの手がかりになります。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

伏見区で効いてくるのは「調整区域かどうか」だけではありません

市街化区域のなかの物件でも、京都市ではさらにいくつかの制限が重なります。伏見区に関係するものを、公式資料で確認できた範囲で整理します。

制限の種類京都市全体の数字(令和8年4月23日現在)伏見区との関係(公式資料で確認できたこと)
高度地区(建物の高さの上限)14,274ha=市街化区域の95.3%。上限は10m・12m・15m・20m・25m・31mの6段階令和5年の見直しで、竹田駅周辺が31m第1種、外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅)が31m第8種に変更
景観地区(美観地区・美観形成地区)3,431ha・8地区新景観政策で「伏見旧市街地」を重点のひとつとして指定を拡大
建造物修景地区—新景観政策で「山科区・南区・伏見区等」に指定を拡大
界わい景観整備地区—区の年表に「平成9年3月 伏見南浜界隈が『界わい景観整備地区』に指定」
風致地区17,943ha・17地区17地区のなかに「伏見桃山」(約165ha)と「醍醐」(約1,072ha)という名前の地区がある(区域の範囲は計画書に区名の記載がなく未確認)
特別用途地区1,628ha・13地区「らくなん進都産業集積地区」(466ha)、「外環状線等沿道特別用途地区」(63ha)、「娯楽・レクリエーション地区」(3地区・118ha)など
地区計画72地区・842.1ha伏見区に9地区(下の表)

※出典:京都市「都市計画総括表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000019433.html /京都市「新景観政策 10年とこれから」第1章 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000281/281299/report_1.pdf /京都市 風致地区計画書(平成28年12月22日現在) https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000023/23109/fuuti_keikakusyo281222.pdf
特別用途地区・風致地区・景観地区のうち、どれだけの面積が伏見区にかかっているかは未取得です。個別の住所にどの指定がかかるかは、京都市地図情報提供サービス・景観情報共有システムで確認できます。

伏見区の地区計画は9地区 ― 向島ニュータウンと淀が大きい

京都市の「地区計画の決定状況一覧表」(令和8年8月10日現在)で、行政区が伏見区となっている地区計画は次の9地区です。

No地区計画の名称面積決定年月日(かっこ内は当初)
12醍醐センター地区4.1ha平成12年3月14日(平成4年12月11日)
13京都ファッション産業団地10.5ha平成4年10月20日
24淀娯楽・レクリエーション地区83.1ha平成31年4月5日(平成8年5月24日)
27JR六地蔵駅北周辺地区0.8ha平成12年3月14日(平成8年5月24日)
38竹田藁屋町油小路通沿道街区地区2.0ha平成15年7月25日
43醍醐坂地区1.5ha平成17年7月14日
47納屋町商店街地区1.0ha平成19年8月6日
69向島ニュータウン地区74.1ha令和4年6月24日
71向島国道1号周辺地区13.9ha令和8年4月7日(令和6年4月8日)

9地区の合計は191.0ha(当方算出)で、そのうち淀娯楽・レクリエーション地区(83.1ha)と向島ニュータウン地区(74.1ha)の2つで8割以上を占めます。地区計画の区域内で建築や土地の区画形質の変更を行うときは、都市計画法第58条の2にもとづく届出が必要になる地区があります(地区ごとの要否は市の一覧表でご確認ください)。

住宅を買う方に関係が深いのは、向島ニュータウン地区です。区の年表によると、向島ニュータウンは昭和47年3月に造成が始まり、昭和54年3月に近鉄向島駅が開業、同年10月に向島運動公園が開園しました。成約データでも向島二ノ丸町が38件(中央値1,500万円)で、町丁目別では区内で2番目に件数が多い町です。造成から50年近くたったまちに、令和4年になって地区計画が定められた、という順番になります。計画書は目標を、ニュータウンの開設から50年近くが経過し人口減少や老朽化が進むなかで、「ゆとりある緑豊かな居住環境の魅力を継承しつつ、職と住が近接した、身近な地域で暮らしと営みを支える多様な機能の誘導を図り、持続可能なまちの実現を目指す」としています。位置は向島渡シ場町・向島清水町・向島鷹場町・向島藤ノ木町・向島丸町・向島二ノ丸町・向島四ツ谷池の各一部で、駅前商業地区(約1.2ha)・センター商業地区(約7.8ha)・高層住宅地区(約59.9ha)・低層住宅地区(約5.2ha)の4つに区分されています。74.1haのうち約8割が高層住宅地区(当方算出)で、成約データの向島二ノ丸町(38件)もこの計画の区域にかかる町です。市のページによると、制限項目は地区施設・用途の制限・容積率・高さで、地区ごとの数値は計画書でご確認ください(本ページでは数値の掲載を見送っています)。「人口減少や老朽化」を市の計画書自身が書いている地域ですから、マンションを検討される方は、管理組合の長期修繕計画と修繕積立金、建て替えや大規模修繕の議論の状況を確認してください。

向島国道1号周辺地区(約13.9ha)は、住宅を建てる地区ではありません。位置は「京都市伏見区向島上五反田、向島大黒、向島新大河原の各一部」。計画書は、建築できる用途を事務所・倉庫・工場・附属建築物・バス停留所の上屋に限り、敷地面積の最低限度を10,000㎡と定めています(A〜D地区共通)。土地利用の方針は「物流関連分野、飲食料品分野、成長ものづくり分野」などの企業の立地を優先的に誘導する、というものです。向島の国道1号の近くで物件を検討する方は、近くに物流施設や工場が建つ計画があることを知っておいてください。働く場所が増える利点と、大型車の交通が増える可能性の両方があります。

※出典:京都市「地区計画の決定状況一覧表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154220.html /京都市「71 向島国道1号周辺地区地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000324808.html /同 計画書 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000324/324808/71mukaizimakokudou-R0804.pdf /京都市「69 向島ニュータウン地区地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000299705.html /同 計画書 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000299/299705/69_mukaijima.pdf
向島国道1号周辺地区・向島ニュータウン地区以外の7地区の制限内容は、計画書を確認しておらず未取得です。

令和5年の都市計画見直し ― 竹田・醍醐〜六地蔵・淀で、建てられる建物が変わった

京都市は、令和5年4月25日(一部は令和5年9月25日施行)に、「みんなが暮らしやすい魅力と活力のあるまちの実現に向けた都市計画の見直し」を行いました。市のエリア別説明のページには、らくなん進都(鴨川以北/中央部地区)・竹田駅周辺・東部方面の外環状線沿道・淀駅周辺など10のエリアが並んでいます。パンフレットから、伏見区の駅名がついたエリアについて読み取れた内容は次のとおりです。

エリア市のパンフレットが書いている「ねらい」変更後(読み取れた範囲)
竹田駅周辺「地下鉄、近鉄が結節するターミナル機能をいかし、近隣のくいな橋駅周辺のまちづくりとも連携しながら、商業・業務機能などを集積する」「南部創造の新たな拠点づくり」近隣商業地域・容積率400%・高度地区31m第1種
東部方面の外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅の範囲)「地下鉄東西線や新十条通の整備などにより高まった市内中心部や南部方面、近隣都市などへのアクセス性をいかし」「若年・子育て世代のニーズに合った居住環境を創出する」商業地域・容積率400%・高度地区31m第8種
淀駅周辺「娯楽・レクリエーション機能や、大阪方面への利便性をいかしつつ」「駅周辺の商店街などの商業機能が充実し、住環境とも調和しながら働く場の立地を促進する」区域ごとに用途地域・容積率・高度地区を変更(区域ごとの数値は本ページでは掲載を見送り)

買う側にとっての意味は、「駅の近くに、いまより高い建物が建つ可能性がある」ということです。竹田駅周辺と、外環状線沿道の醍醐駅〜六地蔵駅の範囲では、高さの上限が31mの区分になりました。駅に近いマンションを探している方には、新しい供給が出てくる可能性があり、駅の近くの戸建や低層のマンションを買う方は、隣に高い建物が建つ可能性を考えておく必要があります。変更の対象になった正確な範囲は、京都市地図情報提供サービスで住所ごとに確認できます。

※出典:京都市「(令和5年4月・11月 都市計画変更)みんなが暮らしやすい魅力と活力のあるまちの実現に向けた都市計画の見直しについて」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000310821.html /同パンフレット https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000310/310821/minaoshisyousaipannhuretto.pdf /京都市「(5)竹田駅周辺<R5都計見直しエリア別説明>」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000319635.html
エリア別説明のページは図が中心で、変更の対象範囲(町名)と変更前の数値は本ページでは確認できていません(未取得)。淀駅周辺は区域が複数に分かれており、2回の読み取りで区域ごとの数値が一致しなかったため掲載していません。

立地適正化計画 ― 居住誘導区域は「市街化区域から工業地域などを除いた区域」

京都市で立地適正化計画に当たるのは「京都市持続可能な都市構築プラン」(2019年3月28日策定)です。市の区域図の説明によると、居住誘導区域は、市街化区域の全域から、工業地域・工業専用地域・土砂災害特別警戒区域・急傾斜地崩壊危険区域を除いた区域です。

  • 居住誘導区域の外で、3戸以上の住宅の建築や、1,000㎡以上の住宅目的の開発などを行う場合は、着手の30日前までに届出が必要です(要件の細部は市のページでご確認ください)。
  • 戸建を1軒買う・建てるだけなら、この届出の対象にはなりません。
  • ただし、検討中の物件が居住誘導区域の内か外かは、市がその場所に今後も人に住んでもらいたいと考えているかどうかの目安になります。伏見区は工業地の標準地が4地点ある区で、東側の丘陵には土砂災害警戒区域等もあります。工業地域のなかの住宅、がけに近い住宅は、居住誘導区域の外にあたる可能性があります。

※出典:京都市「京都市持続可能な都市構築プラン」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000249400.html /京都市「立地適正化計画の区域図」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000256463.html /京都市「都市再生特別措置法に基づく届出制度」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000256570.html
伏見区内の居住誘導区域の範囲・面積は未取得です。

市街化調整区域の物件について、確認できていること・いないこと

ここは正直に書きます。京都市には「京都市市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例」があり、指定された区域では市街化調整区域でも一定の条件で住宅を建てられます。ただし、市のページに載っている指定区域は西京区大原野の6つの地域だけで、伏見区の地域は載っていません(2026年9月10日更新のページ)。また京都市は「京都市市街化調整区域における地区計画運用基準」を平成20年7月1日から運用しており、令和3年12月27日の改正で、高速道路インターチェンジに近い市街化調整区域での産業用地の創出を支援するとしています。

伏見区内のどこが市街化調整区域かは、本ページでは示せていません。そのうえで、調整区域の物件に出会ったときに確認すべきことは変わりません。その土地で建て替えができるか、誰が建てられるのか、住宅ローンが使えるのかです。「いま家が建っているから建て替えもできる」とは限りません。家タダでは、この確認を契約前に無料で行います。

※出典:京都市「京都市市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000295041.html /京都市「『京都市市街化調整区域における地区計画運用基準』の策定について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000035046.html

09京都市伏見区の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

京都市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です。市街化区域の物件なら合計1.7%、市街化調整区域の物件なら固定資産税の1.4%のみになります。税率は京都市内のどの区でも同じで、伏見区だけの税率があるわけではありません。

都市計画税の課税対象について、京都市は「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」と説明しています(償却資産は対象外)。伏見区のなかでも、都市計画税がかかる物件とかからない物件がありえます。課税標準額1,000万円なら年3万円の差です(当方算出)。

年の途中で売買した場合、固定資産税・都市計画税の日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

令和8年度の納期限は第1期 4月30日、第2期 7月31日、第3期 12月28日、第4期 令和9年3月1日(土日祝・年末年始に当たる場合は翌開庁日)。免税点は、同一人が所有する資産の課税標準額の合計が土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円に満たない場合です。

★京都市には、もうひとつ知っておくべき税があります。「非居住住宅利活用促進税」です。京都市の市街化区域内にある非居住住宅(その所在地に住所を有する者がいない住宅)の所有者にかかる税で、市のページは「令和12年度(令和12年1月1日の利用状況によるもの)から課税開始予定」としています(システム開発の影響で、令和11年度の予定から1年延期)。税額は、家屋の固定資産評価額×0.7%(家屋価値割)と、立地床面積割(敷地の土地の1㎡当たり固定資産評価額×延べ床面積×0.15〜0.6%)の合計です。自分が住む家は対象外で、2026年10月時点ではまだ課税は始まっていません。セカンドハウスとして買う方、将来だれも住まなくなる可能性がある方は、家屋の評価額が30万円(導入当初5年間は100万円)未満の場合の免除、賃貸・売却予定の場合の免除、転勤・入院などによる減免といった規定を、市のページで確認しておいてください。

住宅用地の特例は、京都市も地方税法どおりです。小規模住宅用地(1戸あたり200㎡までの部分)は、固定資産税が価格×1/6、都市計画税が価格×1/3。一般住宅用地(200㎡を超える部分)は、固定資産税が価格×1/3、都市計画税が価格×2/3です。

伏見区の成約データでは、戸建471件の土地面積の中央値は85㎡です。伏見区で流通している戸建の多くは、200㎡以下=土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだということになります。

新築住宅には固定資産税の減額措置があります。京都市のページによると、令和13年3月31日までに新築された住宅で、居住部分の割合が2分の1以上などの要件を満たすものは、床面積120㎡相当分までの固定資産税額が2分の1に減額されます。期間は一般の住宅が3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅が5年度分。床面積の要件は、令和8年3月31日までの新築が50㎡以上280㎡以下、それ以降の新築が40㎡以上240㎡以下と、時期で変わっています。伏見区の新築戸建ての成約は延床面積の中央値が95㎡ですから、多くは面積の要件に収まると考えられますが、個別の物件が対象になるかは、市の固定資産税の担当でご確認ください。市のページでは、この減額は固定資産税について書かれており、都市計画税に適用する旨の記載は確認できませんでした。

このほか、認定長期優良住宅(5年度分・中高層耐火住宅は7年度分)、耐震改修(昭和57年1月1日以前から所在する住宅・工事費50万円超・1年度分)、バリアフリー改修、省エネ改修の減額措置があります。伏見区の中古戸建ての成約は369件のうち104件が1981年以前の建築です。古い住宅を買って耐震改修をする方は、減額措置の対象になるかを工事前に確認しておくと、申告の漏れを防げます(多くの減額は工事完了後3か月以内などの申告が必要です)。

免税点

同一人が京都市伏見区内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:第1期 令和8年4月30日/第2期 令和8年7月31日/第3期 令和8年12月28日/第4期 令和9年3月1日(令和8年度)/賦課期日は毎年1月1日

※税率・免税点は京都市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10京都市伏見区の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

京都市伏見区は学校選択制を実施していません(指定校制)。住所地によって通う小学校・中学校が決まります。京都市伏見区では住所そのものが学校を決めるため、物件選びの段階で通学区域を確認しておく重要度が上がります。京都市教育委員会は、市立小・中学校の通学区域について、「居住地の住所地(町及び地番)による通学区域に基づいて指定」するとし、「いわゆる『学校選択制』は実施していません」と明記しています。1つの町が複数の通学区域に分かれる場合があるため、その場合は教育委員会の調査課(075-334-9222)に問い合わせるよう案内されています。伏見区の町名ごとの通学区域は、市の「京都市通学区町名一覧(伏見区)」(令和7年4月1日版)で確認できます。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
学年途中の転居学年の途中にほかの通学区域へ転居したが、いまの学校に通い続けたい場合。学年末まで認められます。
小学5年・中学2年での転居小学5年または中学2年で転居し、いまの学校に通い続けたい場合は卒業まで。引越しの時期を決めるときの材料になります。
先行就学家を買う方に最も直接関係する事由です。転居が確実で、転居先の学校に先に通いたい場合に、学年末まで認められます。申請には賃貸借契約書・建築確認通知書などの書類が求められます。引渡しが学期の途中になる場合でも、学年の始めから新居の校区の学校に通わせられる可能性があるということです。
一時転居新築・増改築や災害による1年以内の一時転居の場合、1年以内の期間、もとの学校に通えます。建て替えを伴う購入を考えている方に関係します。
住宅融資関係融資の手続きのために住民票を先に移し、実際の転居が後になる場合、転居日まで認められます。住宅ローンの手続きで住民票を先に動かす方に関係する事由です。
難聴学級難聴学級への入級。卒業まで。
昼間留守家庭保護者の勤務で放課後に自宅が不在になり、親類宅などで預かる場合(小学生のみ)。事由がなくなるまで。就労証明書などが必要です。
兄弟姉妹同じ住所の兄弟姉妹が区域外就学をしている場合。その兄弟姉妹の許可の終期まで。
事由解消後の継続年度の途中に事由が解消した場合。学年末まで(小学5年・中学2年は卒業まで)。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は京都市教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ京都府内でも、市町村が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象中学校3年生まで(15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)。高校生世代は対象外
所得制限所得制限なし(京都市「所得制限はありません」)
一部自己負担0歳〜小学生:入院・通院とも1医療機関につき月200円/中学生:入院は1医療機関につき月200円、通院は月1,500円まで(複数の医療機関の合計で1,500円を超えた分を支給)

伏見区では、小中一貫教育校への再編が進んでいます

京都市の学校統合のページによると、市全体では令和8年4月時点で小・中学校94校が26校になる統合が実現しています。児童数は昭和33年度の154,815人から令和8年度の53,642人へ、約65%減りました。市は、小規模校の問題は「教育問題であると同時に地元問題」であるとして、「地元主導」の学校統合を方針にしています。

このページに掲載されている案件のうち、タイトルに伏見区の名前や伏見区の地名が入っているものは4つあります。

案件(市のページのタイトル)タイトルから分かること
向島秀蓮小中学校の創設平成31年4月開校。向島南小学校・向島二の丸小学校・二の丸北小学校と向島中学校を統合。校舎は二の丸北小学校の敷地。施設一体型の小中一貫教育校(義務教育学校)
栄桜小中学校の創設(伏見区小栗栖中学校区)令和7年4月開校。小栗栖小学校・小栗栖宮山小学校・石田小学校と小栗栖中学校を統合。校舎は小栗栖小学校の敷地に建設。施設一体型の小中一貫教育校
伏見区洛水中学校区 小中一貫教育校の創設市のページは2026年7月17日掲載(内容は未取得)
伏見区向島東中学校区 小中一貫教育校の創設市のページは2026年7月10日掲載(内容は未取得)

買う側にとっての意味は、「いまの指定校が、数年後も同じ学校とは限らない」ということです。洛水中学校区と向島東中学校区の2件は、2026年7月に市のページが掲載・更新されたばかりの、いま動いている案件です。この2件の開校の時期、校舎の場所、通学区域の扱いは、本ページでは確認できていません(未取得)。すでに開校した2校を見ると、3つの小学校と1つの中学校が、1つの敷地の学校にまとまっています。栄桜小中学校では、要望書の提出(令和元年12月)から開校(令和7年4月)まで5年あまり、向島秀蓮小中学校では要望書の提出(平成26年7月)から開校(平成31年4月)まで5年近くかかっており、途中で小学校どうしの一次統合も行われました。向島・小栗栖・石田・洛水中学校区の物件を検討される方は、お子さんの入学の年に、どの学校に、どの校舎へ通うことになるのかを、教育委員会に確認してください。通学距離が変わる可能性があるからです。小中一貫教育校は、9年間を同じ学校で過ごせる利点がある一方で、通学区域が広がることがあります。

区の年表を見ると、伏見区では昭和40年代の終わりから50年代にかけて、学校が次々に開校しています。昭和48年 春日野小学校、昭和49年 小栗栖小学校・池田小学校・栗陵中学校、昭和50年 大淀中学校、昭和51年 石田小学校・向島南小学校・小栗栖中学校、昭和52年 北醍醐小学校、昭和53年 羽束師小学校・神川中学校、昭和54年 向島二の丸小学校・桃山南小学校、昭和55年 向島中学校。向島ニュータウンの造成(昭和47年3月開始)や醍醐の区画整理(醍醐南団地は昭和47年8月完了)で人口が急に増えた時代に開いた学校が、いま再編の時期を迎えている、という流れです。(このうち向島南小学校・向島二の丸小学校・向島中学校は向島秀蓮小中学校に、小栗栖小学校・石田小学校・小栗栖中学校は栄桜小中学校に統合されました。ほかの学校が現在も同じ名前で存続しているかどうかは、本ページでは確認していません。)

家を買う人に効く3つの事由 ― 先行就学・一時転居・住宅融資関係

京都市の「通学区域外就学」の事由は9つあります(通学区域外就学事務取扱要綱)。そのうち、住宅の購入に直接関係するのは次の3つです。

事由内容期間
先行就学転居が確実で、転居先の学校に先に通いたい学年末まで
一時転居新築・増改築や災害による1年以内の一時転居1年以内
住宅融資関係融資手続のため住民票を先に移し、実際の転居が後になる転居日まで

引渡しが4月を過ぎる場合でも、転居が確実であれば、先に転居先の学校に通わせられる可能性があります。逆に、小学5年・中学2年で転居する場合は、卒業までもとの学校に通い続けることが認められます。申請先は各小・中学校です。市は注意書きとして、小学校で許可を受けても、中学校への進学のときは指定された学校が原則としています。

中学校給食 ― 現在は選択制。全員制は令和10年8月末から

京都市の中学校給食は、家庭弁当か給食かを選ぶ選択制で実施されています(施設一体型の小中一貫校は全員給食)。市は全員制の中学校給食を令和10年8月末(夏休み明け)から開始する予定で、給食センター方式を中心に一部で民間調理場も活用し、給食センターは南区吉祥院観音堂町に整備するとしています。給食費は「食材費相当額とし、詳細は今後検討」。お子さんの年齢によっては、中学校に入学する時点でまだ選択制ということになります。小学校の給食費の額、中学校給食の現在の単価は、本ページでは確認できていません(未取得)。

子ども医療費と保育料 ― 京都市内は同じ制度

年齢入院通院
0歳〜小学生1医療機関につき月200円1医療機関につき月200円
中学生1医療機関につき月200円月1,500円まで(複数の医療機関の合計で1,500円を超えた分を支給)

対象は中学校3年生まで、所得制限はありません。高校生世代は対象外です。こうした制度は市町村ごとに決められていますので、ほかの市町から伏見区に移る方、市の境に近い地域でほかの市の物件と比べている方は、転居前後の条件を見比べてください。保育料は、令和7年度から第2子以降が無料です。市は「同時入所要件・所得要件はありません。無償化のための手続きも不要」としています。

住宅の取得を応援する制度として、京都市には「京都安心すまい応援金(京都市子育て世帯既存住宅取得応援金)」があります。未就学の子ども(妊娠中を含む)がいる世帯が、築5年以上・購入価格500万円(税抜)以上の既存住宅(中古の戸建て・マンション)を買い、市内の事業者が施工するリフォーム工事を行う場合に、基本100万円、加算を含めて最大200万円が交付されます。新築は対象外です。新築戸建てを買う方には使えない制度であることを、正直にお伝えしておきます。伏見区の中古戸建ての成約369件・中古マンション299件は、価格と築年の条件を満たせば対象になりうる物件です。事前申出(エントリー)や交付申請の期限がありますので、申請前に必ず市のページで要件をご確認ください。

出典:京都市「京都市立小・中・小中学校の通学区域」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000246308.html /京都市「『通学区域外就学』について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000189089.html /京都市「京都市の学校統合」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000260701.html /京都市 学校統合のページ一覧 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/category/179-18-1-0-0-0-0-0-0-0.html /京都市「全員制中学校給食の実施状況の進ちょくについて」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000347372.html /京都市「子ども医療費支給制度」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000067393.html /京都市「利用者負担額(保育料)の軽減・免除について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000179571.html /京都市「京都安心すまい応援金」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000330039.html /京都市「向島秀蓮小中学校の創設について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000203631.html /京都市「栄桜小中学校の創設について(伏見区小栗栖中学校区)」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000288950.html /伏見区役所「伏見区の歴史 年表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013450.html

11京都市伏見区で家を買う前に必ず確認したい点

1|洪水・内水は「どの川の図か」まで。平成25年に浸かった場所かどうかも

伏見区で家を買う前に、最初に確認していただきたいのが水害のハザードです。 区の公式ページが「桂川,宇治川など主要な河川が流れ」と書いているとおり、伏見区は大きな川が集まる区で、 区の最低標高は9.2m(向島新田)です。

確認するもの内容どこで見るか
洪水の浸水想定国(淀川河川事務所)が淀川・宇治川・木津川・桂川の洪水浸水想定区域を公表(平成29年6月14日)。 京都府は鴨川・高野川・桂川・園部川を洪水予報河川、山科川などを水位周知河川としている 京都市防災情報マップ/国・府の浸水想定区域図
内水の浸水想定京都市Web版ハザードマップは洪水・内水について、河川ごとに「浸水深」「家屋倒壊(氾濫流)」「家屋倒壊(河岸浸食)」「浸水継続時間」を表示 京都市防災情報マップ
過去の浸水平成25年台風18号の市の被害報告で、床上浸水は市計625のうち伏見131・深草1・醍醐189 売主・近隣への確認、重要事項説明
地震京都市は区ごとの地震ハザードマップ(地図面・情報面)を公開。第4次地震被害想定は令和5年3月に最終報告 京都市「地震ハザードマップ」伏見区版
ため池京都市の防災重点農業用ため池17箇所の一覧に、伏見区のため池は載っていない 京都市「ため池ハザードマップ」

「ハザードマップを見ました」だけでは足りません。 伏見区のように川が複数ある区では、宇治川の想定では浸からないが、桂川の想定では浸かる、 洪水では浸からないが内水では浸かる、という場所がありえます。 どの川の、どの図を見たのかまで確認してください。 浸水深だけでなく、浸水継続時間(水が引くまでの時間)と家屋倒壊等氾濫想定区域も、住み続けられるかどうかに関わります。

契約時の重要事項説明を待たずに、物件を見に行く前の段階で、 ご自身でも京都市防災情報マップで住所を確認しておくことをおすすめします。 家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。

※伏見区内の浸水深・浸水継続時間の具体値、想定最大規模の降雨条件、地震の震度・被害想定の数値は、 地図・PDFの図面のため本ページでは取得できていません(未取得)。 出典:京都市「京都市防災情報マップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000794.html / 京都市「京都市Web版ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000146.html / 京都市「地震ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000196.html / 京都市「ため池ハザードマップ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000284639.html / 京都府「洪水浸水想定区域」 https://www.pref.kyoto.jp/sabo/1170048959713.html

2|東の丘陵は土砂災害。稲荷・深草・桃山・小栗栖・醍醐・日野

京都府の「土砂災害警戒区域等指定箇所情報」には、京都市伏見区のページがあり、次の地区が挙げられています。

京都府のページに載っている地区本ページのエリア区分でいうと
日野地区、北醍醐地区、醍醐地区/醍醐西地区/小栗栖宮山地区醍醐・日野・石田・小栗栖
稲荷地区/深草地区/藤森地区/藤城地区深草
桃山地区/桃山東地区桃山

地区の名前は、すべて区の東側、稲荷山から桃山・醍醐にかけての丘陵と山すそのものです。 向島・淀・久我・羽束師・横大路といった川沿いの低地の地区名は、この一覧にありません。 伏見区は「西と南は水、東は土砂」と覚えておくと、物件ごとに見るべき図が分かりやすくなります。

特別警戒区域(レッドゾーン)は、実務上たいへん重い意味を持ちます。 レッドゾーンに指定されると、居室を有する建築物には構造規制がかかり、住宅分譲などの開発行為には許可が必要になります。 担保評価が下がり、住宅ローンの条件が厳しくなることもあります。 京都市の居住誘導区域も、土砂災害特別警戒区域と急傾斜地崩壊危険区域を除いて設定されています。 山ぎわ・がけ下の物件は、警戒区域(イエロー)か特別警戒区域(レッド)かまで必ず確認してください。

※伏見区の指定箇所の合計は、本ページには載せていません。 京都府のトップページは伏見区を「11地区208箇所」としていますが、 区別ページ(2018年10月2日更新)の地区ごとの箇所数を足すと216になり、一致しないためです。 警戒区域と特別警戒区域の内訳も、これらのページには記載がありません(未取得)。 出典:京都府「土砂災害警戒区域等指定箇所情報」 https://www.pref.kyoto.jp/dosyashitei/shiteitop.html / 京都府「京都市伏見区の指定状況」 https://www.pref.kyoto.jp/dosyashitei/husimiku.html

3|高さ・景観・風致 ― 建て替えで同じ大きさの家が建つとは限らない

京都市は、平成19年(2007年)9月1日に新景観政策を実施しました。 建物の高さの上限を10m・12m・15m・20m・25m・31mの6段階に改め(それまでの45mの区分を廃止)、 市街地の約3割で上限を引き下げています。高度地区は市街化区域の95.3%(14,274ha)にかかっています。

制限伏見区について公式資料で確認できたこと買う側の確認事項
高度地区令和5年の見直しで竹田駅周辺が31m第1種、外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅)が31m第8種に 検討中のマンション・土地の高度地区の種別。隣地に建つ可能性のある建物の高さ
景観地区(美観地区・美観形成地区)新景観政策で「伏見旧市街地」を重点のひとつとして指定を拡大 外壁・屋根の色や形の基準。建て替え・外観の改修に認定などの手続きが要るか
建造物修景地区「山科区・南区・伏見区等」で指定を拡大同上
界わい景観整備地区区の年表に「平成9年3月 伏見南浜界隈が『界わい景観整備地区』に指定」 南浜の酒蔵の町並みの周辺で外観を変える・建て替える場合の基準と手続き
風致地区市の17地区のなかに「伏見桃山」(約165ha)・「醍醐」(約1,072ha)という名前の地区がある 区域内かどうか。建ぺい率・高さ・緑地などの基準、許可の要否
屋外広告物屋上の屋外広告物と点滅式・可動式の屋外広告物は市内全域で規制店舗併用住宅を考える方

中古の戸建・マンションで特に注意が要るのは、「いま建っている建物と同じものが、建て替えのときに建てられるか」です。 高さの上限が引き下げられた地域では、いまの建物が上限を超えている(既存不適格)場合があります。 マンションなら将来の建て替えの計画に、戸建なら3階建てが建つかどうかに関わります。 伏見区のどの範囲にどの指定がかかっているかは、本ページでは面積・区域として示せていません(未取得)。 住所ごとの指定は、京都市地図情報提供サービス(用途地域・高度地区・指定道路)と景観情報共有システムで確認できます。

出典:京都市「京都の景観政策」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281600.html / 京都市「新景観政策 10年とこれから」第1章 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000281/281299/report_1.pdf / 京都市 高度地区計画書 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000023/23106/keikakusyo02.pdf / 京都市「京都市地図情報提供サービス」の案内 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000278444.html / 京都市「景観情報共有システム」の案内 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281540.html

4|細い道・路地・京町家 ― 城下町の町割りが残る地域で

伏見の旧市街地は、区の歴史のページによると、文禄3年(1594年)からの城下町の町割りが「現在の町の原型」になっています。 400年前の町割りが残っているということは、道が細い場所があるということです。

京都市全体の細街路(幅員4m未満の道。平成23年調査)延長本数
幅員1.8m以上4m未満・通り抜け約674km約6,900本
幅員1.8m以上4m未満・袋路約100km約2,650本
幅員1.8m未満・通り抜け約105km約1,730本
幅員1.8m未満・袋路約62km約1,680本
合計約941km約12,960本

これは京都市全体の数字で、伏見区だけの本数は確認できていません(未取得)。 そのうえで、古い町割りの地域で戸建を買う方に知っておいていただきたいことを整理します。

  • 建築基準法上の道路に接していない敷地は、原則として建築ができません。 京都市は「幅員1.8メートル未満の路地は沿道建物の再建築や大規模改修が困難」と説明しています。
  • 幅員1.8m以上4m未満の道(2項道路)に面する敷地は、建て替えのときに道路の中心線から2m後退(セットバック)します。 京都市では、建築確認申請の前に狭あい道路整備の申出または協議が必要です。 土地45㎡のような小さな敷地では、後退した分だけ建てられる面積が減ります。
  • 一方で京都市には、路地のある町並みを再生するための道路指定制度、建築基準法第43条第2項の許可、連担建築物設計制度といった、 路地の奥でも建て替えを可能にするための制度があります。使えるかどうかは敷地ごとの判断です。
  • 京町家(建築基準法の施行=昭和25年より前に建てられた、伝統的な構造・意匠を持つ木造建築物)は、 解体に着手する1年前までに届出が必要です(個別指定京町家・指定地区内の京町家は義務、それ以外は努力義務)。 古家つきの土地を買って建て替えるつもりの方は、その建物が京町家に当たるかどうかを先に確認してください。 京都市は令和8年7月24日〜8月24日に条例改正案の意見募集を行っており、制度が変わる可能性があります。

道路の種別は、京都市地図情報提供サービスの「指定道路図」で確認できます。 「安いのには理由がある」物件が、この論点に当たることがあります。 成約データの中古戸建ての最小は120万円、下位25%は880万円です。 極端に安い戸建に出会ったら、まず接道と再建築の可否を確認してください。家タダでは契約前に無料で調査します。

出典:京都市「歴史都市京都における密集市街地対策等の取組方針」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000185/185042/torikumihousinkaitei.pdf / 京都市「建築基準法上の道路種別と手続」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000328986.html / 京都市「狭あい道路等整備事業」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000180433.html / 京都市「前の道が狭すぎて建替えも売却もできない・・密集市街地でお困りのみなさんへ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000337478.html / 京都市「京町家を未来へ」(条例について) https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/about/ / 同(解体の届出) https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/kaitai/ / 京都市 条例改正案の意見募集 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000355412.html

5|中古の4件に1件は1981年以前の建築。耐震の支援は「着工前の申請」

伏見区の成約データでは、中古戸建て369件のうち104件、中古マンション299件のうち77件が、建築年1981年以前です。 京都市の耐震の支援制度は、次のとおりです。

制度対象内容
木造住宅・京町家の耐震診断士派遣 木造住宅:昭和56年5月31日以前着工・3階建以下/京町家:昭和25年11月22日以前着工・2階建以下。一戸建て・長屋 木造住宅は無料。京町家は診断無料・基本計画作成2万円
「まちの匠・ぷらす」京町家・木造住宅 耐震・防火改修支援事業 同上。所有者または居住者(予定を含む) 本格耐震改修:木造住宅 最大200万円/京町家 最大300万円。簡易耐震改修:木造住宅 最大40万円/京町家 最大60万円

令和8年度の受付は2026年4月13日〜12月25日(予算がなくなり次第終了)です。 いちばん大事なのは順番です。「まちの匠・ぷらす」は工事着工前の申請が必須とされています。 古い戸建を買ってすぐリフォームの工事を始めてしまうと、支援が受けられなくなります。 購入 → 耐震診断 → 申請 → 工事、という順番を守ってください。 対象者に「居住者(予定を含む)」が入っているので、これから買って住む方も使える可能性があります。 補助率や細かい要件は本ページでは確認できていません(上限額のみ)。窓口は京(みやこ)安心すまいセンターです。

この2つの制度の対象は木造の一戸建て・長屋で、マンションは対象に含まれていません。 1981年以前の建築のマンションを検討する方は、耐震診断の実施の有無、耐震改修の履歴、長期修繕計画と修繕積立金の残高を、 管理組合の資料で確認してください。住宅ローンの取扱いも金融機関によって分かれます。

出典:京都市「木造住宅・京町家の耐震診断士派遣」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000119039.html / 京都市「『まちの匠・ぷらす』京町家・木造住宅 耐震・防火改修支援事業」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000235294.html

6|駅名の取り違えと、駅から遠い地域の移動手段

物件広告の駅名は、事業者名・路線名とあわせて確認してください。 伏見区の成約データには、次のように似た名前の駅が出てきます。

駅名(データの表記)確認できた所在地・路線成約
藤森京阪本線・伏見区深草極楽町764番地31件・2,400万円・平均徒歩9分
JR藤森(所在地は未確認)38件・3,000万円・平均徒歩11分
丹波橋京阪本線・伏見区桃山筒井伊賀西町15番地27件・3,300万円・平均徒歩11分
近鉄丹波橋(所在地は未確認。京阪の駅情報は丹波橋駅の乗換路線に近鉄京都線を挙げる)10件・1,245万円・平均徒歩6分
六地蔵(京阪)京阪宇治線・伏見区桃山町中島町2番地8件・2,200万円・平均徒歩11分
六地蔵(京都市営)地下鉄東西線。宇治市の資料は宇治市内の駅とする22件・2,950万円・平均徒歩12分

六地蔵は、駅によって所在する市がちがいます。 京阪の六地蔵駅は伏見区、JR奈良線と地下鉄東西線の六地蔵駅は、宇治市の資料「宇治市の都市計画2026」が宇治市内の駅に数えています。 「六地蔵駅 徒歩◯分」の物件は、伏見区の物件なのか宇治市の物件なのかを、住所で確認してください。 市が変われば、都市計画税の税率、子どもの医療費の制度、学校、ごみの出し方まで変わります。

もうひとつは駅までの距離です。 成約データでは、長岡京・西向日・向日町を最寄駅とする成約が55件あり、平均徒歩は25〜28分。 最寄駅の記録がない成約もあります。区の西部(久我・羽束師など)で物件を探す方は、次の点を確認してください。

  • 駐車場は何台分あるか。前面道路の幅と、車の出し入れのしやすさ。
  • バスの系統と、現在の時刻表。どの駅へ出るバスなのか、朝と夜の本数。
  • 川を渡る橋。通勤・通学の経路がどの橋を通るのか、朝の混み具合。
  • 高速道路・幹線国道からの距離。名神高速道路・第二京阪道路・国道1号などが通る区です。音と振動は時間帯を変えて現地で確認してください。

7|住まない家にかかる新しい税(令和12年度から課税開始予定)

京都市には、非居住住宅利活用促進税という新しい税があります。 条例は2022年3月25日に可決、2023年3月24日に総務大臣が同意し、 市は「令和12年度(令和12年1月1日の利用状況によるもの)から課税開始予定」としています。2026年10月時点では、まだ課税は始まっていません。

項目市のページの内容
課税対象京都市の市街化区域内に所在する非居住住宅(その所在地に住所を有する者がいない住宅)の所有者
判定住民票の有無ではなく居住実態(生活の本拠)で判定。分譲マンションは戸(専有部分)単位
税額家屋価値割(家屋の固定資産評価額×0.7%)+立地床面積割(敷地の土地の1㎡当たり固定資産評価額×延べ床面積×0.15〜0.6%)
課税免除の例家屋の固定資産評価額が30万円(導入当初5年間は100万円)未満/事業の用に供しているもの/賃貸・売却予定(条件あり)など
減免・猶予の例転勤・入院・介護・工事などによる一時的な非居住/所有者または居住者の死亡で非居住になった場合の徴収猶予(3年間)

自分が住むために買う家は、対象外です。 関係があるのは、セカンドハウスとして買う方、親の家として買って将来だれも住まなくなる可能性がある方、相続で空き家になりそうな家を持つ方です。 成約データの下位25%が880万円という伏見区の中古戸建ては、セカンドハウスや親族用として検討されることもあるでしょう。 その場合は、この税の対象になるかどうかを先に確認してください。

出典:京都市「非居住住宅利活用促進税について<令和12年度課税開始予定>」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000296672.html / 京都市「非居住住宅利活用促進税の課税対象」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000305758.html

8|人口が減っている区域で買う、ということ

これは正直に書いておくべき点です。 伏見区の人口は、国勢調査で令和2年の277,858人から令和7年(速報)の270,182人へ、5年間で7,676人(2.8%)減りました。 区域別では、本所−2.6%、深草+1.0%、醍醐−7.9%です。

  • 買うときの利点:京都市の11区のなかで住宅地の平均価格が10位。京都市内で価格を抑えて買える区です。 醍醐・向島・淀などの標準地は、上昇率が+1〜2%前後にとどまっています。
  • 持っているあいだの注意点:区のなかの差が広がっています。価格の高い桃山・深草・旧市街地の標準地には+4〜6%台の地点が並び、醍醐の標準地は+0.8〜1.3%でした。
  • 売るときの注意点:買い手がつきやすい立地かどうかの差が、いまより大きくなる可能性があります。 駅からの距離、災害リスク、学校の再編、居住誘導区域の内外は、将来の売りやすさに関わります。

「長く住むための家」として買うなら、伏見区は選択肢の多い区です。 一方、「数年で買い替える前提」の方は、立地の条件を厳しめに見ておくことをおすすめします。

9|伏見区で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

#確認することなぜ効くか
1洪水・内水の浸水想定(どの川の図か)と浸水継続時間 桂川・宇治川などが集まる区。区の最低標高は9.2m。平成25年台風18号では市全体の床上浸水の約半分が伏見区の3つの行に集中
2土砂災害警戒区域・特別警戒区域 稲荷・深草・藤森・藤城・桃山・桃山東・小栗栖宮山・醍醐・醍醐西・北醍醐・日野の各地区に指定箇所。レッドゾーンは構造規制・ローンに影響
3市街化区域か、市街化調整区域か 区ごとの内訳は公表資料で確認できていません。農地・川沿い・山ぎわの物件は必ず個別に確認。都市計画税(0.3%)の有無も変わります
4用途地域・高度地区 高さの上限は10〜31mの6段階。竹田駅周辺・外環状線沿道(醍醐駅〜六地蔵駅)・淀駅周辺は令和5年に見直し。工業系の用途地域のなかの住宅は周辺に工場・倉庫が建つ可能性
5景観地区・建造物修景地区・風致地区・地区計画 伏見旧市街地は美観地区の重点。区内に地区計画が9地区。外観の変更や建て替えに手続きが要る場合があります
6前面道路の種別と幅、再建築の可否 城下町の町割りが残る地域。幅員1.8m未満の路地は再建築が困難。2項道路はセットバックと事前の協議
7築年と耐震 中古の成約668件のうち181件が建築年1981年以前。耐震の支援は工事着工前の申請が必須
8最寄駅はどの事業者のどの駅か 藤森/JR藤森、丹波橋/近鉄丹波橋、六地蔵(京阪)は伏見区・JRと地下鉄の六地蔵は宇治市の資料が宇治市内とする
9指定校と、学校の再編 学校選択制なし。向島秀蓮小中(平成31年4月)・栄桜小中(令和7年4月)が開校。洛水中学校区・向島東中学校区でも創設の動き
10住まない期間が出る可能性 非居住住宅利活用促進税が令和12年度から課税開始予定(市街化区域内の非居住住宅)

家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・用途地域・道路・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12京都市伏見区の成り立ち ― 城下町・港町から「伏見市」へ、そして14の町村が合わさった区へ

伏見区は、昭和6年(1931年)4月に誕生しました。 区役所の公式ページは、区の沿革を次のように説明しています。

「京都市の南東部に位置する伏見区は、昭和6年に伏見市、深草町、醍醐村など9市町村と京都市との合併・編入によって誕生し、 昭和25年に羽束師村、久我村を、昭和32年に淀町を編入し、現在に至っています。」

区役所は別のページで「14の町村が合併・編入して昭和32年に現在の伏見区の姿になりました」とも書いています。 成約データの町名に「深草」「桃山」「醍醐」「向島」「淀」「久我」「羽束師」「横大路」「下鳥羽」「竹田」「納所」と、 さまざまな地域の名前が並ぶのは、この成り立ちによるものです。

「伏水」― 地下水と酒のまち

区の公式ページは、伏見という名前と水の関係を次のように書いています。

「かつて『伏水』と表されたように、良質な地下水が豊富なところとして知られ, この地下水を活かして酒造業が発達し,全国有数の生産量を誇る伏見の代表的産業となっています。」

区の文化の紹介には、環境省の名水百選に選ばれた水が湧く御香宮、南浜界わいの酒蔵の町並みが挙げられ、 区の年表には平成13年10月に「伏見の酒蔵(新酒のかおり)」が環境省の「かおり風景100選」に選ばれたことが載っています。

地下水は、鉄道の形まで変えました。 区の歴史のページによると、昭和2年に奈良電鉄を地下に通す計画がもちあがったとき、 「伏見の地場産業である酒造りに必要な地下水が出なくなると伏見の酒造家が猛反対し,高架にしたと伝えられています」。 (「伏水」という表記以外の、地名「伏見」の語源・由来についての説明は、区の公式ページでは確認できませんでした。本ページでは推測による由来は載せていません。)

秀吉が開いた城下町と港

区の歴史のページによると、いまの伏見の町の原型は、豊臣秀吉の伏見城の築城にさかのぼります。

時期区の歴史のページの内容
文禄元年(1592年)秀吉が指月の丘に屋敷をつくり、すぐに本格的な城郭へつくりかえる
文禄3年(1594年)建築資材を運ぶため伏見港を開く。巨椋池と宇治川を分離させる大規模な工事を行い、太閤堤・槙島堤を築く。 城下町の町割や開発が急速に進められる
慶長元年(1596年)大地震で城が倒壊。その10日後、木幡山に築城を始める
慶長3年(1598年)8月、秀吉が世を去る
慶長4年(1599年)家康が向島に城構えの屋敷を与えられる(向島城)

城下町について、区の歴史のページはこう書いています。 「武家屋敷,寺社,町家,道路などの区画整理が行われ,現在の町の原型が形づくられました。 外堀が城郭の西側に流れ,町の中心部を囲むように掘られ,掘り上げられた土砂でさらに西部の低湿地帯を埋立ました。 南北に縦貫する京町通と両替町通が町人居住区の中核を成していました。」

買う側にとって、この歴史は3つの意味を持ちます。

  • 町割りが古い。京阪伏見桃山駅の所在地は「京町3丁目」、商業地の標準地は「両替町11丁目」。 400年前の通りの名前が、いまも住所として使われています。道の幅と接道の確認が欠かせない地域です。
  • 「西部の低湿地帯を埋立」とある。外堀(濠川)の西側には、掘った土で埋め立てた土地があると、区の歴史のページ自身が書いています。 低い土地・埋め立てた土地は、浸水と地盤の確認が必要です。
  • 大名の名前のような町名が残っている。桃山井伊掃部東町、桃山毛利長門東町、桃山町島津、桃山町松平筑前、桃山町鍋島、桃山筒井伊賀東町。 区の歴史のページは「全国各地から有力大名が集められ」と説明しています。 向島の「本丸町」「二ノ丸町」は向島城の名残です。

疏水・インクライン・日本で最初の電車、そして陸軍

明治以降の伏見について、区の歴史のページは次のように書いています。

年できごと
明治27年(1894年)鴨川運河が完成。伏見堀詰町で伏見城の外堀(濠川)とつながる
明治28年(1895年)墨染インクラインが完成。京都・伏見間の鉄道が完成し、「油掛町から京都七条までチンチン電車で運びました。 これが日本でいちばん最初に走った電車といわれています」
明治31年(1898年)歩兵38連隊、第19旅団司令部、京都連隊区司令部が深草に進出
明治41年(1908年)第16師団司令部がおかれる。師団街道と第一軍道・第2軍道・第3軍道がつくられる
大正7年(1918年)深草村と上鳥羽村の一部が京都市と合併
大正11年(1922年)深草村が町制施行

深草について、区の歴史のページは「のどかな田園地帯は兵舎や連兵場に変わっていきました」と書いています。 「師団街道」「第一軍道」という道路の名前は、物件広告の所在地の説明にもよく出てきます。 その由来は、この時代にあります。

「伏見市」は2年間だけ存在した

伏見区の成り立ちで特徴的なのは、京都市と合併する前に、いちど「伏見市」になっていることです。 区の歴史のページの説明はこうです。

「昭和4年(1929)4月,伏見町が市政施行を京都府に申請し,京都府もこれを受け入れ,内務大臣の認可を経て伏見市が誕生しました。 しかし,この伏見市誕生には京都市への合併を認めるという条件がついていました。 伏見市側は京都市との合併にも有利であるとの認識から,市となる道を選んだのでした。 2年後の昭和6年4月伏見市は京都市と合併,深草町,醍醐村なども同時に合併し,京都市最大の行政区である現在の伏見区が産声を上げたのでした。」

独立した市だったまちが、京都市の区になった。 区役所のほかに深草支所と醍醐支所があり、大手筋の商店街があり、鉄道の駅が集まり、商業地の最高地点が70万円/㎡を超える。 伏見区が「京都市の南のはずれ」ではなく「ひとつのまち」としてのまとまりを持っているのは、この経緯によるものです。 区の年表には、昭和36年6月に「京都市・伏見市合併30周年式を御香宮など3カ所で挙行」とあります。

年表

年できごと
文禄3年(1594年)伏見港を開く。城下町の町割が進められる
明治28年(1895年)墨染インクライン完成。京都・伏見間に「日本でいちばん最初に走った電車」
明治41年(1908年)深草に第16師団司令部
昭和4年(1929年)4月伏見町が市制施行を申請、伏見市が誕生
昭和6年(1931年)4月伏見区誕生(伏見市・深草町・醍醐村など9市町村と京都市の合併・編入)。3月に伏見閘門・新放水路の完成式
昭和8年(1933年)京阪国道完成(5月)/巨椋池干拓事業起工(6月)
昭和10〜11年淀町が綴喜郡美豆村(昭和10年4月)・乙訓郡淀村(昭和11年2月)と合併/宇治川観月橋完工(昭和11年6月)
昭和13年(1938年)11月淀競馬場竣工
昭和16年(1941年)11月巨椋池干拓事業竣工
昭和20年(1945年)12月京阪丹波橋駅を奈良電気鉄道と共用使用駅とする
昭和25年(1950年)12月久我村・羽束師村が京都市伏見区に編入
昭和32年(1957年)淀町を編入。現在の区域に
昭和38年(1963年)7月名神高速道路 尼崎〜栗東間開通、京都南インターチェンジ営業開始
昭和39年(1964年)3月伏見桃山城完成
昭和40年(1965年)9月台風24号。桃山秦長老一帯330世帯が軒下まで濁流につかる
昭和41年(1966年)醍醐北団地区画整理事業完了(8月)/外環状線(国道1号線〜桃山南口)開通(11月)
昭和45年(1970年)3月市電伏見稲荷線を営業廃止/外環状線(観月橋〜旧京阪国道)完成/深草西浦地区区画整理事業完了
昭和46年(1971年)7月伏見大手筋商店街に開閉式アーケードが完成
昭和47年(1972年)向島ニュータウン造成開始(3月)/伏見西部第二地区区画整理事業着工(4月)/醍醐南団地区画整理事業完了(8月)
昭和51年(1976年)7月万帖敷区画整理事業完了
昭和54年(1979年)近鉄向島駅開業(3月)/向島運動公園開園(10月)
平成13年(2001年)伏見の酒蔵が「かおり風景100選」に(10月)/伏見区誕生70周年記念式典(11月)
昭和63年(1988年)6月地下鉄烏丸線の竹田〜京都間開通
平成6年(1994年)伏見開港400年祭(7月)/醍醐寺、世界文化遺産に登録(12月)
平成9年(1997年)伏見南浜界隈が「界わい景観整備地区」に指定(3月)/JR藤森駅開業(3月)/羽束師橋開通(4月)/地下鉄東西線の醍醐〜二条間開通(10月)
平成11年(1999年)11月近鉄京都線竹田〜東寺間高架開通
平成13年(2001年)3月JR奈良線(京都〜藤森)複線化開業/油小路通(油掛通〜外環状線間)開通
平成15年(2003年)3月三栖閘門・伏見みなと広場整備/第二京阪道路・京滋バイパス開通
平成16年(2004年)醍醐コミュニティバス運行開始(2月)/地下鉄東西線 醍醐〜六地蔵間開通(11月)
平成19年(2007年)伏見桃山城運動公園オープン(4月)/京都市の新景観政策(9月)
平成20年(2008年)阪神高速道路8号京都線 上鳥羽〜第二京阪間開通(1月)、稲荷山トンネル開通(6月)
平成25年(2013年)9月台風18号。市の被害報告で床上浸水625のうち伏見131・深草1・醍醐189
平成31年(2019年)4月向島秀蓮小中学校 開校
令和4年(2022年)6月24日向島ニュータウン地区地区計画(74.1ha)
令和5年(2023年)4月25日都市計画の見直し(竹田駅周辺・外環状線沿道・淀駅周辺ほか)
令和6年(2024年)4月8日向島国道1号周辺地区地区計画(約13.9ha)
令和7年(2025年)栄桜小中学校 開校(4月)/国勢調査(速報)270,182人・135,991世帯(10月1日)
令和8年(2026年)地価公示 住宅地36地点 平均166,508円/㎡・+2.9%(1月1日)/ 洛水中学校区・向島東中学校区の小中一貫教育校の創設のページを市が掲載(7月)/区の人口269,060人(9月1日)

※淀町の編入の月日、昭和6年に合併・編入した9市町村すべての名前、区役所の「合併・編入の変遷経過」の図(画像)の内容、 地名「伏見」の語源・由来は確認できていません(未取得)。 出典:伏見区役所「伏見区の沿革・特長・文化」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013282.html / 伏見区役所「伏見区の合併・編入の変遷経過」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013286.html / 伏見区役所「安土桃山時代 秀吉が開いた城下町」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013318.html / 伏見区役所「近代産業への飛躍/明治・大正・昭和へ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013327.html / 伏見区役所「年表/伏見区の歩み」(昭和6年〜15年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013333.html / 同(昭和16年〜25年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013370.html / 同(昭和36年〜45年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013406.html / 同(昭和46年〜55年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013450.html / 同(昭和56年〜平成2年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013454.html / 同(平成3年〜13年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013458.html / 同(平成13年〜20年) https://www.city.kyoto.lg.jp/fushimi/page/0000013468.html

13京都市伏見区の物件を探す・相談する

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※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

14京都市伏見区の不動産購入に関する記事

15京都市伏見区の不動産購入 よくある質問

京都市伏見区で本当に仲介手数料は0円になりますか?

対象になる物件なら、0円になります。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。伏見区の新築戸建ての成約中央値3,300万円で計算すると、仲介手数料の上限額は115万5,000円。中古戸建ての中央値1,800万円なら66万円、中古マンションの中央値1,900万円なら69万3,000円です。売主が仲介手数料を支払わない取引など、物件や取引条件によっては0円の対象外になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

京都市伏見区の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、伏見区の成約は770件です。新築戸建てが89件で成約中央値3,300万円(下位25%〜上位10%は2,900万〜4,200万円・延床面積の中央値95㎡)、中古戸建てが369件で1,800万円(880万〜3,600万円・延床90㎡・建築年の中央値1996年)、中古マンションが299件で1,900万円(1,300万〜4,000万円・専有70㎡・建築年の中央値1995年)。最寄駅別では淀83件(1,400万円)、伏見(京都)57件(2,200万円)、石田(京都市営)57件(1,400万円)、向島52件(1,500万円)、醍醐(京都)47件(2,100万円)、中書島46件(1,800万円)、竹田(京都)45件(1,800万円)、JR藤森38件(3,000万円)。28駅の中央値は915万円(小野)から3,500万円(桃山)まであります。「伏見区の相場」という1つの数字ではなく、区域と駅ごとに見ることをおすすめします。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地36地点の平均が1㎡あたり166,508円、前年比+2.9%。最高は桃山井伊掃部東町の329,000円、最安は深草谷口町の95,300円で3.5倍の開きがあります。商業地は12地点平均320,833円(+9.1%)、工業地は4地点平均159,750円(+11.5%)です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

伏見区のなかで、地価が高い地域と安い地域はどこですか?

令和8年地価公示の住宅地36地点で見ると、1㎡あたり200,000円以上の9地点は、桃山(4地点)・深草(4地点)・銀座町(1地点)です。最高は桃山井伊掃部東町の329,000円(+4.8%)、次いで銀座町4丁目の321,000円(+6.3%)、桃山毛利長門東町の303,000円(+4.5%)。130,000円未満の15地点は、深草大亀谷・深草谷口町、醍醐、日野、向島、淀、納所、羽束師、久我、横大路、桃山紅雪町の標準地です。最安は深草谷口町の95,300円(+1.9%)。上がり方もちがいます。+4.0%以上の11地点はすべて桃山・深草・銀座町・問屋町・竹田の標準地で、醍醐の名がつく4地点は+0.8〜1.3%でした。ただし「桃山」「深草」とつけばどこも高いわけではなく、桃山の8地点は117,000〜329,000円、深草の9地点は95,300〜256,000円と幅があります。成約の町丁目別でも、中央値が最も高い町(醍醐西大路町・5件・5,200万円)と最も低い町(醍醐外山街道町・4件・510万円)が、どちらも醍醐の名がつく町です。町名の冠だけで判断せず、標準地・駅・個別の物件で確認してください。(平均・順位・変動率は国土交通省の公示価格をもとにした当方の集計です。)

京都市伏見区に市街化調整区域はありますか?

正直にお答えすると、伏見区だけの市街化区域・市街化調整区域の面積や範囲は、公表資料で確認できていません(未取得)。京都市全体では、都市計画区域48,051haのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)です(都市計画総括表・令和8年4月23日現在)。京都市の都市計画区域は左京区・右京区の一部を除いた区域ですので、伏見区は全域が都市計画区域のなかにあります。区ごとの内訳は京都市統計書に表がありますが、本ページでは読み取れていません。手がかりとして、区の公式ページは伏見区について「農業も耕地面積市内第1位」と書いており、区内には農地がまとまって残っています。農地のそば・川沿い・山ぎわの物件は、市街化区域かどうかを必ず個別に確認してください。確認の方法は、(1)京都市地図情報提供サービスで住所を調べる、(2)売主の固定資産税の課税明細書で都市計画税(0.3%)が課されているかを見る、(3)重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を見る、の3つです。市街化調整区域の物件は、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いを契約前に確認する必要があります。京都市の「市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例」の指定区域は、市のページでは西京区大原野の地域だけで、伏見区の地域は載っていません。

「藤森」「丹波橋」「六地蔵」は、同じ名前の駅がいくつもあるのですか?

はい。成約データには、似た名前の駅が別々に出てきます。藤森は京阪本線の駅で、京阪電鉄の駅情報による所在地は伏見区深草極楽町764番地(成約31件・中央値2,400万円)。これとは別にJR藤森(38件・3,000万円)があります。丹波橋は京阪本線の駅で伏見区桃山筒井伊賀西町15番地(27件・3,300万円)。別に近鉄丹波橋(10件・1,245万円)があり、京阪の駅情報は丹波橋駅の乗換路線として近鉄京都線を挙げています。六地蔵は3つの事業者にあります。京阪宇治線の六地蔵駅は伏見区桃山町中島町2番地(成約データの表記は「六地蔵(京阪)」・8件・2,200万円)。JR奈良線と京都市営地下鉄東西線の六地蔵駅は、隣の宇治市の資料「宇治市の都市計画2026」が宇治市内の駅に数えています(「六地蔵(京都市営)」は22件・2,950万円)。このほか「伏見桃山」「桃山」「桃山御陵前」「桃山南口」、「伏見(京都)」「伏見稲荷」も別の駅です。物件広告の駅名は、事業者名・路線名とあわせて確認してください。また京阪本線の鳥羽街道駅は、京阪の駅情報で所在地が東山区です。JR・近鉄・地下鉄の各駅の所在地は、本ページでは事業者の公式情報で確認できていません。

伏見区で家を買うとき、水害のリスクは何を確認すればよいですか?

洪水・内水の浸水想定を、川ごとに確認してください。区の公式ページは「区内には,桂川,宇治川など主要な河川が流れ」と説明しており、区の最低標高は9.2m(向島新田)です。国の淀川河川事務所は淀川・宇治川・木津川・桂川の洪水浸水想定区域を平成29年6月14日に公表しており、京都府は鴨川・桂川などを洪水予報河川、山科川などを水位周知河川としています。京都市防災情報マップでは、河川ごとに浸水深・家屋倒壊等氾濫想定区域・浸水継続時間を確認できます。過去の実績として、京都市の平成25年台風18号の被害報告(第55報)の区別の表では、床上浸水が市全体625のうち伏見131・深草1・醍醐189、床下浸水が810のうち伏見238・深草5・醍醐118でした。3つの行を足すと床上321・床下361で、市全体の床上浸水の約半分にあたります(合算と割合は当方算出)。区の年表には、昭和40年9月の台風24号で桃山秦長老一帯の330世帯が軒下まで濁流につかった記録もあります。京都市はその後、浸水対策を強化したと説明していますが、同じ場所が二度と浸からないとは言えません。東側の丘陵(稲荷・深草・桃山・小栗栖・醍醐・日野)は、土砂災害警戒区域等の確認が必要です。浸水深などの具体値は本ページでは取得できていませんので、必ず防災情報マップでご確認ください。家タダでも契約前に無料で確認します。

京都市伏見区の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。京都市内はどの区も同じ税率です。都市計画税は市街化区域内の土地・家屋にかかる税ですので、市街化区域の物件は合計1.7%、市街化調整区域の物件は1.4%のみになります。令和8年度の納期限は第1期4月30日、第2期7月31日、第3期12月28日、第4期が令和9年3月1日。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。住宅用地の特例は、1戸あたり200㎡までの小規模住宅用地で固定資産税が価格×1/6・都市計画税が価格×1/3、200㎡を超える部分(一般住宅用地)で固定資産税1/3・都市計画税2/3。伏見区の戸建の成約は土地面積の中央値が85㎡ですから、多くの物件は土地の全部が小規模住宅用地に収まります。新築住宅の減額措置は、床面積120㎡相当分までの固定資産税額が2分の1になるもので、一般の住宅は3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅は5年度分。床面積の要件は、令和8年3月31日までの新築が50㎡以上280㎡以下、それ以降は40㎡以上240㎡以下です。京都市には、これとは別に「非居住住宅利活用促進税」があります。市街化区域内の、住所を有する者がいない住宅の所有者にかかる税で、令和12年度から課税開始予定です(2026年10月時点では未開始)。自分が住む家は対象外です。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、市の固定資産税の担当または納税通知書でご確認ください。

伏見区の学校は選べますか?引っ越す前から新居の校区の学校に通わせることはできますか?

京都市は学校選択制を実施していません。市教育委員会は、通学区域を「居住地の住所地(町及び地番)による通学区域に基づいて指定」するとし、「いわゆる『学校選択制』は実施していません」と明記しています。1つの町が複数の通学区域に分かれる場合もあります。伏見区の町名ごとの通学区域は、市の「京都市通学区町名一覧(伏見区)」(令和7年4月1日版)で確認できます。引っ越す前から新居の校区の学校に通わせることは、できる場合があります。通学区域外就学の事由に「先行就学」(転居が確実で、転居先の学校に先に通いたい場合。学年末まで)があり、賃貸借契約書・建築確認通知書などの書類で申請します。ほかに「一時転居」(新築・増改築などによる1年以内の一時転居)、「住宅融資関係」(融資手続のため住民票を先に移す場合)、「学年途中の転居」(学年末まで)、「小学5年・中学2年での転居」(卒業まで)などがあります。伏見区では小中一貫教育校への再編が進んでいます。向島秀蓮小中学校(平成31年4月開校。向島南小・向島二の丸小・二の丸北小と向島中を統合)、栄桜小中学校(令和7年4月開校。小栗栖小・小栗栖宮山小・石田小と小栗栖中を統合)があり、洛水中学校区と向島東中学校区でも創設が進められています(市のページは2026年7月掲載)。この2件の開校の時期や校舎の場所は本ページでは確認できていませんので、該当する地域の物件を検討される方は教育委員会にご確認ください。

古い戸建や京町家を買って建て替えることはできますか?

できる場合と、できない場合があります。先に確認すべきことが3つあります。(1)接道。建築基準法上の道路に接していない敷地は、原則として建築ができません。京都市は「幅員1.8メートル未満の路地は沿道建物の再建築や大規模改修が困難」と説明しています。京都市全体で幅員4m未満の細街路は約941km・約12,960本(平成23年調査)。伏見区だけの本数は確認できていません。幅員1.8m以上4m未満の道(2項道路)に面する敷地は、道路の中心線から2m後退し、建築確認申請の前に市との協議が必要です。路地の奥でも建て替えを可能にする制度(道路指定制度、建築基準法第43条第2項の許可、連担建築物設計制度)もあります。(2)京町家かどうか。京町家(昭和25年より前に建てられた、伝統的な構造・意匠を持つ木造建築物)は、解体に着手する1年前までに届出が必要です(個別指定京町家・指定地区内は義務、それ以外は努力義務)。(3)高さ・景観の制限。高度地区の上限(10〜31mの6段階)、景観地区・風致地区の基準によって、いまと同じ大きさ・形の建物が建てられない場合があります。伏見南浜界隈は平成9年に界わい景観整備地区に指定され、伏見旧市街地は新景観政策で美観地区の重点のひとつになりました。建て替えずに改修して住む場合は、昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅なら耐震診断士の派遣(無料)、「まちの匠・ぷらす」の耐震改修支援(本格耐震改修は木造住宅で最大200万円、京町家で最大300万円)があります。工事着工前の申請が必須です。家タダでは、接道・再建築の可否を契約前に無料で調査します。

京都市伏見区で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。新築戸建て(建売)は対象になりやすい一方、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。伏見区の成約は770件のうち668件が中古で、中古戸建ての下位25%は880万円、最小は120万円です。価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、対象になるかどうかは物件ごとの確認が必要です。第二に、仲介手数料が0円でも、印紙代・登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。年の途中の売買では固定資産税・都市計画税の日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。物件価格が低いほど、こうした金額の決まった実費の割合は相対的に大きくなります。第三に、伏見区固有の事情を正直に書いておきます。伏見区の中古の成約は、668件のうち181件が建築年1981年以前です。仲介手数料が0円になっても、古い建物には耐震改修・リフォーム・修繕の費用がかかります。京都市の耐震改修の支援は工事着工前の申請が必須で、順番をまちがえると受けられません。水害のハザードの確認は欠かせません。平成25年台風18号では、市全体の床上浸水の約半分が伏見区の3つの行に集中していました。浸水想定区域の物件は、火災保険の水災補償の保険料も家計に関わります。城下町の町割りが残る地域では、前面道路が細く、建て替えにセットバックや許可が必要になることがあります。高さ・景観の制限で、いまと同じ大きさの建物が建てられない場合もあります。市街化区域かどうかは、区ごとの内訳が公表資料で確認できていないため、物件ごとに調べる必要があります。区の西部には、最寄駅まで平均徒歩25〜28分という成約が55件あり、車やバスの費用も見込んでおく必要があります。醍醐支所の区域は5年間で人口が7.9%減っており、値上がりを期待して買う地域ではありません。家タダは区域区分・用途地域・道路・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

京都市伏見区の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

京都市伏見区は、1つの区のなかに、いくつもの町が入っている区です。城下町の町割りが残る旧市街地、住宅地の最高地点がある桃山の丘、人口が増えている深草、成約の価格の幅が10倍ある醍醐、干拓地とニュータウンの向島、川にはさまれた淀、駅まで遠い住宅地のある西部。だからまず、その物件がどの区域の、どの事業者のどの駅の物件かを確かめる必要があります。「藤森」と「JR藤森」、「丹波橋」と「近鉄丹波橋」は別の駅で、京阪の六地蔵駅は伏見区、JRと地下鉄の六地蔵駅は宇治市の資料が宇治市内としています。次にハザード。西と南は洪水・内水、東の丘陵は土砂災害。平成25年台風18号では、市全体の床上浸水の約半分が伏見区の3つの行に集中しました。そして建物と道路。中古の成約668件のうち181件は建築年1981年以前で、古い町割りの地域には細い道があります。公的データに出ている伏見区の成約は770件。新築戸建て89件は中央値3,300万円、中古戸建て369件は1,800万円、中古マンション299件は1,900万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。家タダでは、区域区分・道路・ハザードの調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、対象になる物件については買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。3,300万円の物件なら115万5,000円、1,800万円なら66万円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月7日

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