【南あわじ市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【南あわじ市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

兵庫

兵庫県南あわじ市 専門 エリアガイド

南あわじ市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

2,000万円(計算例)の物件なら 72万6,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている南あわじ市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

南あわじ市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
南あわじ市の人口
42,644人20,091世帯/令和8年8月末現在(南あわじ市「南あわじ市の人口と世帯数」・住民基本台帳)
住宅地 公示価格
2.67万円/㎡前年比 −0.4%/6地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
2件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/2件のみで、種別ごとの集計がありません
買主様の仲介手数料
0円2,000万円(計算例)なら72万6,000円の削減

広田・倭文/松帆・湊・津井・阿那賀・伊加利・志知/榎列・八木・市・神代/福良・賀集・北阿万・潮美台・阿万/灘・沼島/鉄道駅なし(陸の港西淡・福良・西淡三原IC・淡路島南IC)

南あわじ市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている南あわじ市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。ただし最初に正直に書いておきます。南あわじ市で公的データとして捕捉できた直近4四半期の成約は2件しかありません(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。2件では種別ごとの集計も出ないため、「南あわじ市の成約の相場」は公的データからは書けません。そこでこのページでは、相場の代わりに計算例でお示しします。2,000万円の物件なら仲介手数料の上限額は72万6,000円、1,000万円なら39万6,000円、3,000万円なら105万6,000円。家タダならこれが0円になります。土地の値段については、令和8年地価公示の住宅地6地点を軸に説明します。

  • 南あわじ市の成約データは2件です。直近4四半期(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)の国土交通省 成約価格情報で、南あわじ市は2件。種別ごと・町ごとの集計は出ていません。このページでは成約の相場を数字で書いていません。本文に出てくる1,000万円・2,000万円・3,000万円は相場ではなく、仲介手数料の計算例です(上限額はそれぞれ39万6,000円・72万6,000円・105万6,000円)。
  • 土地の物差しになるのは地価公示です。南あわじ市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均26,716円(6地点の単純平均・令和8年地価公示)、前年比−0.4%。6地点のうち上昇1地点(八木鳥井 +2.2%)・横ばい3地点・下落2地点です。兵庫県内40市区町村で36位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは22位。
  • 南あわじ市には鉄道の駅がありません。市の都市計画マスタープランは、洲本〜福良間の鉄道が「昭和41年9月に全線廃止」されたと書いています。本州・四国方面へは高速バスで、市は陸の港西淡(パークアンドライド型・無料駐車場約280台)を案内しています。市内はコミュニティバス「らん・らんバス」6路線が365日運行しています。
  • 南あわじ市には市街化調整区域がありません。都市計画マスタープランの逐語は「区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)は定められておらず、用途地域の指定も行っていません」。灘・沼島地域を除く市内全域が南あわじ都市計画区域(平成22年3月30日指定)で、灘・沼島は都市計画区域外です。
  • 島外から移り住んで家を買う方には、市の補助金があります。「南あわじ市マイホーム取得事業補助金」は、新築・建売住宅200万円、中古住宅100万円、中学生以下の子ども1人につき30万円を加算(実支払額の3分の1が上限)。対象は登記の受付が令和9年3月31日までのもので、転入前に3年以上続けて島外に住んでいたことなどの要件があります。
  • 固定資産税は1.4%。市公式の税のページには都市計画税の記載がありません(「課税していない」と明記した文は確認できていないため、物件ごとに納税通知書でご確認ください)。土砂災害特別警戒区域に指定された宅地は、固定資産の評価に補正率0.70が適用されます(令和4年度から)。
  • 市立は小学校14校・中学校4校。これとは別に、広田小学校・広田中学校は南あわじ市・洲本市小中学校組合立です。こども医療費は0歳から高校生世代まで外来・入院とも負担なしですが、通院には所得制限(保護者の市町村民税所得割額の合計が27万円未満)があります。入院は所得制限なしです。
  • 南海トラフの津波想定は、兵庫県内でもっとも厳しい部類です。兵庫県の想定(平成26年6月3日公表)で、福良の最高津波水位は8.1m・到達時間58分。市域の約70%が震度7・6強、建物全壊は県下最多の11,255棟とされています。土砂災害警戒区域は562箇所、特別警戒区域は396箇所(令和8年6月30日現在)です。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

南あわじ市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、南あわじ市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税南あわじ市(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(南あわじ市内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(南あわじ市内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03南あわじ市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

南あわじ市の価格帯で、いくら得になるか

南あわじ市の住宅地は1㎡あたり平均26,716円(6地点の単純平均)。市内の標準地は最高38,000円/㎡(潮美台2丁目8番4)から最低15,300円/㎡(阿那賀字伊毘799番2)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が2.5倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,000万円39万6,000円0円▲39万6,000円
2,000万円72万6,000円0円▲72万6,000円
3,000万円105万6,000円0円▲105万6,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。

上の表は「相場」ではなく「計算例」です

先に前提をお断りします。南あわじ市の成約データは2件しかありません。国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で捕捉できたのは2件で、種別ごと・町ごと・最寄駅ごとの集計は、どれも出ていません。2件では中央値に意味がありませんので、このページには成約価格の中央値を載せていません。

上の表の1,000万円・2,000万円・3,000万円は、南あわじ市の相場ではありません。仲介手数料がいくらになるかを見ていただくために、当方が置いた計算例です。1,000万円なら上限額は39万6,000円、2,000万円なら72万6,000円、3,000万円なら105万6,000円。価格が上がるほど、0円にできる金額は大きくなります。ご検討中の物件の価格で計算した金額は、物件URLをお送りいただければその場でお答えします。

土地の値段については、地価公示が物差しになります。令和8年地価公示の住宅地6地点について「1㎡あたりの価格×その標準地の地積」を計算すると、潮美台2丁目が約809万円(38,000円×213㎡)、八木鳥井が約619万円(28,400円×218㎡)、賀集福井が約585万円(30,000円×195㎡)、阿那賀が約540万円(15,300円×353㎡)、広田中筋が約476万円(31,500円×151㎡)、松帆北浜が約426万円(17,100円×249㎡)です(当方の掛け算であり、実際の取引価格ではありません。建物の価格は含みません)。

(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW南あわじ市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)には、南あわじ市の新築戸建てに当たる取引は載っていませんでした。取引がないという意味ではなく、公表データに出ていないということです。実際に売り出されている物件は、URLを送っていただければ個別に確認します。

南あわじ市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED南あわじ市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)には、南あわじ市の中古戸建てに当たる取引は載っていませんでした。取引がないという意味ではなく、公表データに出ていないということです。実際に売り出されている物件は、URLを送っていただければ個別に確認します。

南あわじ市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION南あわじ市の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、南あわじ市の中古マンションは2件。件数が少ないため参考値ですが、成約価格の中央値は910万円です。専有面積の中央値は70㎡。建築年の中央値は1992年です。

中央値の910万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は36万6,300円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 南あわじ市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る南あわじ市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて南あわじ市・兵庫県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 4万2千人。三原平野を4つの旧町が囲む、淡路島南部の市

南あわじ市の人口は42,644人(男20,545人/女22,099人)、世帯数は20,091世帯です(令和8年8月末・住民基本台帳・市公式「南あわじ市の人口と世帯数」)。65歳以上は15,868人で、全体の37.21%。面積は229.01km²(平成30年10月1日現在・国土地理院の面積調による市公式の回答)、人口密度は約186人/km²(当方算出)です。

まず正直に書いておきます。令和7年国勢調査の南あわじ市の数値は、このページでは確認できていません(未取得)。市公式の「国勢調査」のページには令和7年の人口速報集計結果がExcelファイルで置かれていますが、ページ本文に数値がなく、取得できませんでした。このページの国勢調査の数値は、すべて令和2年国勢調査までのものです。

その令和2年国勢調査が、南あわじ市の住宅事情をよく表しています。人口は44,137人、世帯数は17,047世帯。平成27年が46,912人・16,968世帯でしたから、人口は▲2,775人(▲5.92%)、世帯数は+79世帯(+0.47%)です(市公式の掲載値)。人口は5年で6%近く減ったのに、世帯数はわずかに増えた。1世帯あたりの人数が減ったということです(令和2年は2.59人/世帯)。年齢別では15歳未満が11.9%、15〜64歳が51.4%、65歳以上が36.7%でした。

長い目で見ると、市の都市計画マスタープラン(平成23年3月)に載っている国勢調査の推移は、昭和60年 57,690人 → 平成7年 56,664人 → 平成17年 52,283人。そこから令和2年の44,137人まで、35年間で約1万3,500人減ったことになります(差は当方算出)。家を買うということは、その市の将来を買うということでもあります。この数字は、隠さずにお伝えしておきます。

南あわじ市を読むうえで欠かせないのが、4つの旧町です。南あわじ市は平成17年1月11日に三原郡の緑町・西淡町・三原町・南淡町が合併してできた市で、市の人口のページはいまも緑地区・西淡地区・三原地区・南淡地区の4区分で人口を公表しています。令和8年8月末は三原14,486人(34.0%)/南淡13,990人(32.8%)/西淡8,717人(20.4%)/緑5,451人(12.8%)(構成比は当方算出)。三原と南淡で、市の人口の3分の2です。

市の位置について、市公式は「南北に長い地形の淡路島の南部に位置し、兵庫県域の約2.7%を占めています」と説明しています。南部は紀伊水道、西部は播磨灘に面し、北部の先山山地、南東部の諭鶴羽山地、西の南辺寺山塊に囲まれて、中央部に三原平野が広がっています。紀伊水道には周囲約10キロメートル・人口約400人の沼島があります。神戸淡路鳴門自動車道で神戸へ約60分、大阪へ約90分、徳島へ約40分(市公式)。県の地域区分では淡路県民局の管轄です(洲本市・南あわじ市・淡路市)。

項目値備考
住民基本台帳人口42,644人(男20,545/女22,099)令和8年8月末・南あわじ市「南あわじ市の人口と世帯数」
世帯数(住民基本台帳)20,091世帯同上
65歳以上15,868人(37.21%)同上
令和2年国勢調査44,137人・17,047世帯令和2年10月1日現在。2.59人/世帯
平成27年国勢調査46,912人・16,968世帯平成27年10月1日現在
2015→2020の増減人口▲2,775人(▲5.92%)/世帯+79世帯(+0.47%)南あわじ市「令和2年国勢調査結果が公表されました!」
令和7年国勢調査未取得市公式は速報をExcelで公開。ページ本文に数値なし
長期の推移(国勢調査)昭和60年 57,690人 → 平成17年 52,283人 → 令和2年 44,137人都市計画マスタープラン第2章/市公式
市域面積229.01km²平成30年10月1日現在・国土地理院(市公式の回答)
人口密度約186人/km²42,644人÷229.01km²で当方が算出
三原地区14,486人(6,599世帯)令和8年8月末。市全体の34.0%(当方算出)
南淡地区13,990人(6,883世帯)同。32.8%(当方算出)
西淡地区8,717人(4,176世帯)同。20.4%(当方算出)
緑地区5,451人(2,433世帯)同。12.8%(当方算出)
合併・市制施行平成17年1月11日(三原郡緑町・西淡町・三原町・南淡町)南あわじ市都市計画マスタープラン第2章
位置淡路島の南部。南は紀伊水道、西は播磨灘。中央部に三原平野南あわじ市「南あわじ市の概要」
県の地域区分淡路県民局(洲本市・南あわじ市・淡路市)兵庫県
市の花/市の木日本水仙/黒松南あわじ市「市の花・木」

土地の使われ方

南あわじ市の土地を理解するうえで、最初に押さえるべきなのはこの2行です。市の都市計画マスタープラン(平成23年3月)によれば、灘地区及び沼島地区を除く市内全域が都市計画区域で、面積は20,759.0ha(平成22年3月)。市域229.01km²(=22,901ha)から引くと、都市計画区域の外は約2,142haになります(この引き算は当方の算出であり、市が公表している数字ではありません。面積の基準年も、都市計画区域は平成22年、市域は平成30年と異なります)。

そして、この都市計画区域には線引きも用途地域もありません。マスタープランの逐語は「区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)は定められておらず、用途地域の指定も行っていません」。兵庫県の阪神間や播磨の市で出てくる「市街化区域か、市街化調整区域か」という区別が、南あわじ市にはありません。詳しくは「南あわじ市の特徴」と「市街化調整区域」の章で扱います。

区分面積構成比
南あわじ都市計画区域(非線引き・用途地域の指定なし)20,759 ha90.6%
都市計画区域外(灘・沼島地域/市域からの差引・当方算出)2,142 ha9.4%
合計(市域)22,901 ha100.0%

※都市計画区域20,759.0haは南あわじ市都市計画マスタープラン(平成23年3月)第2章の掲載値。市域は229.01km²(平成30年10月1日現在)。都市計画区域外の面積と構成比は当方の引き算による算出値(確度は中)。

都市計画区域と土地利用の区分

結論から書きます。この章の見出しにある「市街化調整区域」は、南あわじ市には当てはまりません。南あわじ市に市街化調整区域はありません。市の都市計画マスタープラン(平成23年3月)の逐語は「区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)は定められておらず、用途地域の指定も行っていません」。区域区分というのは、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分ける「線引き」のことで、南あわじ市はその線引きをしていない「非線引き」の市です。

下に共通の説明として「市街化調整区域だと何が起きるか」を載せていますが、これは兵庫県内のほかの市で物件を比べる方のための一般的な説明です。南あわじ市で確認すべきなのは、別の3点です。①その土地は南あわじ都市計画区域の内か、外(灘・沼島地域)か。②用途地域がないことを前提に、隣にどんな建物が建ちうるか。③宅地造成の規制区域・土砂災害警戒区域・津波の浸水想定にかかるか。詳しくは下の「南あわじ市で確認すべきこと」で順に説明します。

地価公示 ― 6地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、南あわじ市の住宅地の標準地は6地点。 単純平均は1㎡あたり26,716円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は−0.4%です。 全6地点を、価格の高い順に所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
南あわじ-5潮美台2丁目8番438,000+0.0%
南あわじ-2広田中筋字堂丸387番2831,500+0.0%
南あわじ-6賀集福井字弐本木2番1630,000+0.0%
南あわじ-7八木鳥井字外とイ460番1外28,400+2.2%
南あわじ-3松帆北浜字土井12番1217,100−2.3%
南あわじ-4阿那賀字伊毘799番215,300−2.5%

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ南あわじ市内で、住宅地の地価は2.5倍ちがいます

最も高いのは潮美台2丁目8番4の1㎡あたり38,000円(+0.0%)。最も安いのは阿那賀字伊毘799番2の15,300円(−2.5%)。その差は2.5倍です。「南あわじ市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

南あわじ市は兵庫県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある兵庫県内の40市区町村のうち、 南あわじ市の住宅地の平均価格は36位。 神戸市の9区と町を除いた「市」だけで見ると、25市のなかで第22位です。

区分南あわじ市の位置母数
住宅地の平均価格(県内・区を含む)36位40市区町村
住宅地の平均価格(市のみ)22位25市
前年比の変動率(県内・区を含む)35位40市区町村
前年比の変動率(市のみ)22位25市

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

南あわじ市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地6地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で2.5倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

05南あわじ市の特徴 ― 駅も線引きも用途地域もない。三原平野と3つの海の市

この章は、南あわじ市で家を買う前にいちばん知っておくべきことから始めます。 南あわじ市は、本州側の市で家を探すときの「常識」が、いくつも当てはまらない市です。

鉄道の駅がない。「駅徒歩◯分」で物件を比べることができません。
市街化区域も市街化調整区域もなく、用途地域もない。「調整区域だから安い」「住居専用地域だから静か」という物差しが使えません。
公的な取引データがほとんどない。直近4四半期の成約は2件。「相場と比べて高いか安いか」を数字で判断できません。

だからこそ、何が分かっていて、何が分かっていないかを、最初にはっきりさせます。

その前に ― このページのデータは薄いです。正直に書きます

南あわじ市について、公的データで分かることには限界があります。

データ南あわじ市中身
直近4四半期の成約件数2件 国土交通省 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)
種別ごとの集計なし 戸建・マンションとも、集計に出る件数がありません
町ごと・最寄駅ごとの集計なし同上
住宅地の標準地6地点 潮美台・広田中筋・賀集福井・八木鳥井・松帆北浜・阿那賀
商業地の標準地3地点広田広田・湊・福良
工業地の標準地0地点—

結論から言うと、次の4つは書けません。

  • 「南あわじ市の戸建の相場」は書けません。成約が2件しかなく、種別ごとの集計がないからです。
  • 「南あわじ市のマンションの相場」も書けません。同じ理由です。 そもそも公的データからは、市内でマンションがどのくらい流通しているのかも分かりません。
  • 「灘・沼島地域」の土地の値段は書けません。住宅地の標準地が1地点もありません。
  • 「南あわじ市の工業地の相場」は書けません。標準地が0地点です。

このページに出てくる1,000万円・2,000万円・3,000万円という金額は、相場ではありません。 仲介手数料がいくらになるかをお見せするための計算例です。 成約価格の中央値は、2件では意味を持たないので載せていません。

データが薄い市で家を買うときに大事なのは、「相場」ではなく「個別の物件の調査」です。 比べる相手が少ないぶん、その物件そのものを調べるしかありません。 以下では、南あわじ市について公的資料から確かに言えること=地価公示・制度・交通・災害を順に整理します。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・南あわじ市2件)/ 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年)。 これらは公的に公表されたデータであり、家タダ自身の成約実績ではありません。 なお成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。

住宅地6地点 ― 上がったのは1地点、下がったのは西淡の2地点

令和8年地価公示で、南あわじ市の住宅地の標準地は6地点。 平均は1㎡あたり26,716円、前年比−0.4%です。全地点を並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積価格×地積(当方算出)地域(当方判定)
南あわじ-5潮美台2丁目8番438,000 0.0%213㎡約809万円南淡
南あわじ-2広田中筋字堂丸387番2831,500 0.0%151㎡約476万円緑
南あわじ-6賀集福井字弐本木2番1630,000 0.0%195㎡約585万円南淡
南あわじ-7八木鳥井字外とイ460番1外28,400 +2.2%218㎡約619万円三原
南あわじ-3松帆北浜字土井12番1217,100 −2.3%249㎡約426万円西淡
南あわじ-4阿那賀字伊毘799番215,300 −2.5%353㎡約540万円西淡

6地点のうち、上昇が1地点(八木鳥井)、横ばいが3地点(潮美台・広田中筋・賀集福井)、下落が2地点(松帆北浜・阿那賀)。 最高の潮美台(38,000円)と最安の阿那賀(15,300円)の差は2.5倍です。

この表から読み取れることは3つあります。

  • 6地点は「3万円前後」と「1万円台」の2つの層に分かれています。 上の4地点は28,400〜38,000円、下の2地点は15,300円と17,100円。 下の2地点はどちらも西淡地域の海沿いの地名(松帆北浜・阿那賀字伊毘)で、下落しているのもこの2地点だけです。
  • 上がったのは、市の中央部・三原平野の八木だけ。 内陸の4地点は横ばいか上昇、海沿いの西淡の2地点は下落、という形になっています (因果関係を示す公的資料はありませんので、事実の指摘にとどめます)。
  • 「価格×地積」に直すと、差は縮まります。 1㎡あたりでは2.5倍の開きがあるのに、標準地1区画の土地の値段は約426万円〜約809万円と、1.9倍ほどの幅です。 単価の安い場所ほど、1区画が広いからです(阿那賀は353㎡、広田中筋は151㎡)。

南あわじ市では、標準的な住宅地1区画の土地は、数百万円台だということになります (当方の掛け算であり、実際の取引価格ではありません。建物の価格は含みません)。 土地が数百万円台ということは、新築戸建ての総額のうち、建物が占める割合が大きいということです。 土地の値段で差がつきにくいぶん、建物の質・築年・修繕の履歴が価格を決めます。 中古戸建てを検討される場合は、土地ではなく建物を見る目が問われる市です。

商業地は3地点。広田広田字久保ノ下373番5が56,500円/㎡(横ばい)、 湊字叶堂向268番1が37,700円/㎡(横ばい)、福良字弐丁目乙87番が31,800円/㎡(−1.9%)。 平均は42,000円/㎡、前年比−0.6%です。 商業地の最高地点は、洲本インターチェンジに近い広田。下がったのは港町の福良。 市の都市計画マスタープランが「福良地区の既存商店街では、狭隘道路で買物に不便」と課題に挙げていることと、同じ方向の数字です。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。変動率と平均は当方の算出。 地域の区分は南あわじ市都市計画マスタープランの5地域に、所在地の地名を当てはめた当方の判定です。

鉄道の駅がない ― 昭和41年9月に全線廃止

南あわじ市には鉄道の駅がありません。 ただし、昔からなかったわけではありません。市の都市計画マスタープランは、こう書いています。

「大正14年には洲本〜福良間に鉄道が開設され、昭和23年には電化されるなど島民の足として活躍しましたが… 昭和41年9月に全線廃止されました」(南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章)
「淡路島においては高速バスが鉄道のような役割を担っており、 高速バスから各地域にスムーズに乗り換えできる環境が必要です。」(淡路島地域公共交通計画)

買う側にとって、これは3つの意味を持ちます。

  • 「駅徒歩◯分」という物差しがありません。 代わりに見るべきは、陸の港西淡・福良・インターチェンジまでの距離と、駐車場の台数です。 淡路島全体で、交通手段の77.6%が自動車、バスは2.5%(2020年)。世帯あたりの自動車は2.6台です。
  • 本州側・四国側へ通うなら、高速バスが前提になります。 市が案内している陸の港西淡は、バス乗り場に無料の駐車場約280台がついたパークアンドライド型の施設です。 自宅から車で陸の港西淡まで行き、そこから高速バスに乗る、という通い方が想定されています。
  • その通勤・通学には、市の助成があります。 「通勤・通学者交通費の助成」は、本州または四国へ高速バス・船舶で通う方に、 通勤で20%、島外への通学で30%を助成する制度です (令和9年度から島外通学20%・島外通勤20%(最長36か月)に変更予定)。

便数・所要時間・定期代は、市公式のページに載っていません(未取得)。 通勤・通学を考えている方は、買う前に運行事業者の時刻表と運賃で必ず確認してください。 市公式は神戸へ約60分、大阪へ約90分、徳島へ約40分(神戸淡路鳴門自動車道経由)と案内しています。

出典:南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/attachment/5809.pdf / 淡路島地域公共交通計画 https://www.city.sumoto.lg.jp/uploaded/attachment/20280.pdf / 南あわじ市「陸の港西淡」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/koutsuu/rikunominatoseidan.html / 南あわじ市「通勤・通学者交通費の助成」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/yumerun/tsuukintsuugaku.html

線引きも用途地域もない ― 「南あわじ都市計画区域」と、区域外の灘・沼島

兵庫県の阪神間や播磨の市で家を探すと、 必ず「市街化区域か、市街化調整区域か」という話が出てきます。 南あわじ市には、その区別がありません。

「区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)は定められておらず、用途地域の指定も行っていません」
「灘地区及び沼島地区を除く市内全域で、都市地域(都市計画区域)に指定されています」(南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章)

区分面積市域に占める割合何が決まっているか
南あわじ都市計画区域(灘・沼島を除く全域)20,759 ha 約90.6%区域区分なし・用途地域なし。建築確認、建ぺい率・容積率・斜線の制限、接道義務がかかる
都市計画区域外(灘・沼島地域)約2,142 ha 約9.4%小規模な建物は建築確認申請が不要(建築工事届は必要)
合計(市域)22,901 ha100.0%—

※都市計画区域20,759.0haは南あわじ市都市計画マスタープラン(平成23年3月)第2章の掲載値。 都市計画区域外の面積と構成比は、市域229.01km²からの当方の引き算です(確度は中)。

この都市計画区域は、できてからまだ日が浅い区域です。 平成22年3月30日までは、緑・西淡・南淡の3つの都市計画区域に分かれており、 三原地域の全域と緑地域の一部は、都市計画区域の外でした。 市公式は、区域に入ると変わることを3つ挙げています。

  • 建築行為:建築確認申請書の提出が必須に。建ぺい率・容積率の制限、斜線制限が生じる。 敷地は幅4m以上の道路に2m以上接する接道義務が原則必須。
  • 開発行為:3,000平方メートル以上の開発行為に許可申請が必要。
  • 土地取引:国土利用計画法の届出対象が10,000平方メートル以上から5,000平方メートル以上へ。

これが、中古戸建てを買う人に効いてきます。 三原地域(榎列・八木・市・神代など)で平成22年3月より前に建った家は、 都市計画区域外だった時代に建っています。 その敷地が、いまの接道義務を満たしているとは限りません。 「いまの建物を壊したあと、同じ場所に同じ大きさの家を建てられるか」は、 三原地域の中古戸建てでは契約前に必ず確認すべき点です。

「調整区域がないなら、どこでも自由に建てられるのか」というと、そうではありません。

  • 用途地域がないので、隣に何が建つかが読みにくい。 市のマスタープランも「瓦工場などの工業地と住宅の混在による住環境の悪化」(西淡地域)、 「無秩序な市街化を防止」(緑地域)を課題に挙げています。
  • 宅地造成工事規制区域が4地区あります(緑町地区・三原町地区・西淡町A地区・西淡町B地区。昭和49年5月2日指定)。 盛土規制法による新しい規制については、市は「兵庫県が令和7年4月から運用開始予定」と案内しています(区域の詳細は未取得)。
  • 住宅ローンの担保評価は、接道の状況で変わることがあります。 都市計画区域外の灘・沼島では、接道義務が原則としてかかりません。

出典:南あわじ市「都市計画区域に関すること」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/tokeikuiki.html / 「都市計画区域の見直し(平成21年度)」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/tokeikuikiminaoshi.html / 南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/attachment/5809.pdf

島外から移り住む人への補助 ― 新築・建売200万円、中古100万円

南あわじ市は、島外から転入して家を取得する人に、まとまった額の補助金を出しています。 「南あわじ市マイホーム取得事業補助金」です。

項目内容(市公式・2025年4月1日更新)
事業期間令和7年度〜令和8年度(令和7年4月1日〜令和9年3月31日)
基本補助金新築・建売住宅 200万円/中古住宅 100万円
加算補助金子ども1人につき30万円(中学生以下で転入者)
上限基本+加算の合計と、申請者の実支払額の3分の1の、いずれか少ないほう
主な要件転入直前3年以上継続して島外の市区町村に住民登録/申請日前5年以内に南あわじ市に転入/ 5年以上定住する意思/住宅の所有者/世帯全員に市町村税の未納がない/過去にこの補助金を受けていない
対象の住宅新築、建売、中古。専用住宅または併用住宅(居住部分が2分の1以上)。 別荘・賃貸・販売目的は除外。土地は対象外
申請の期限所有権保存(移転)登記の受付年月日から6か月以内。登記の受付が令和9年3月31日までのもの

1,500万円の中古住宅を、子ども2人の世帯が島外から転入して買う場合で考えてみます。 基本100万円+加算60万円=160万円。実支払額の3分の1(500万円)より少ないので、補助額は160万円になる計算です (要件をすべて満たした場合の当方の試算です。交付を保証するものではありません)。 同じ1,500万円の物件にかかる仲介手数料の上限額は56万1,000円。 家タダならこれも0円ですので、補助金と合わせると、負担の差は200万円を超えます。

ただし、3つ注意があります。

  • 期限があります。いまの事業期間は令和9年3月31日まで。登記の受付日が基準ですので、 引渡し(決済)の日程を逆算する必要があります。その後も続くかどうかは、市公式には書かれていません。
  • 「島外から」が条件です。淡路島内(洲本市・淡路市)からの転入は、この補助金の対象になりません。 すでに南あわじ市に住んでいる方も対象外です。
  • 補助金は仲介手数料とは別の話です。家タダの仲介手数料0円は、補助金の有無にかかわらず、物件ごとに適用の可否を判断します。

このほか、市公式には次の制度があります。

制度内容
多世代同居・近居支援事業補助金 親世帯と同居・近居するための新築・購入・リフォームに最大100万円(対象経費の3分の1)。 令和9年3月31日まで。3年以上の同居・近居、所得の要件(18歳以上の所得合計を人数で割った額が300万円以下)などがあります
定住促進空き家活用支援事業補助金 空き家を買って(借りて)3年以上住む人に、改修工事の3分の1(上限100万円)、 家財処分の3分の1(上限5万円)、登記費用(上限10万円)、島外からの引っ越し費用(上限10万円)。 合計上限は島内在住者115万円・島外の方125万円。令和8年度〜令和10年度。工事の前に申請が必要
空き家バンク 市(都市政策課)が運営。登録は無料。物件は市の移住支援サイト「住みニコ」に掲載
耐震関係 簡易耐震診断推進事業、住まいの耐震改修促進事業、住宅・建築物土砂災害対策支援事業、老朽危険空家除却支援事業のページがあります (金額・要件は本ページでは確認していません)

空き家バンクの物件が家タダの仲介手数料0円の対象になるかどうかは、物件ごとに異なります。 物件のURLをお送りいただければ、その場でお答えします。

出典:南あわじ市「南あわじ市マイホーム取得事業補助金」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/furusato/myhome2025.html / 「南あわじ市多世代同居・近居支援事業補助金」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/furusato/tasedai.html / 「南あわじ市定住促進空き家活用支援事業補助金」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/akiyakatsuyou2020.html / 「南あわじ市空き家バンクについて」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/akiyabank.html / 南あわじ市 都市政策課 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/

3つの海に面した市 ― 津波は福良で8.1m、土砂は562箇所

南あわじ市は、西が播磨灘、南が紀伊水道、そのあいだに鳴門海峡。 南東部には諭鶴羽山地があります。海のリスクと山のリスクの両方がある市です。

地点最高津波水位津波到達時間
福良8.1 m58分
阿万5.9 m50分
灘5.8 m44分
沼島4.4 m43分
伊毘2.9 m58分
阿那賀2.8 m58分
丸山2.7 m61分
津井1.9 m69分
湊1.8 m76分
松帆1.7 m77分

※南あわじ市「最高津波水位と津波到達時間(南あわじ市)」。兵庫県が平成26年6月3日に公表した南海トラフ巨大地震の想定にもとづく。 津波水位はT.P.(東京湾平均海面)表示で小数点以下第2位を切り上げ。 到達時間は「津波水位が最高となる津波断層モデルで津波が初期水位より50cm上昇する時間」。

紀伊水道側(福良・阿万・灘・沼島)は4〜8m、播磨灘側(伊毘〜松帆)は2〜3m前後。 同じ南あわじ市でも、海によって想定がまったく違います。 市公式は、同じ県の想定について次のように書いています。

南あわじ市域の約70%が震度7、震度6強の揺れ。
建物全壊棟数は県下で最多の11,255棟、死者数は県下で4番目に多い1,473人。
防災・減災対策により、死者数を1,473人から125人に、全壊棟数を11,255棟から3,821棟に減らせる。

最後の1行が大事です。 対策をすれば、全壊は3分の1に、死者は10分の1以下に減らせる、と県と市は言っています。 家を買う側にできる対策は、耐震性のある建物を選ぶことと、逃げられる場所を選ぶことです。 1981年6月以降に建築確認を受けた建物かどうか。耐震診断・耐震改修の履歴はあるか。 物件から高台・避難場所まで、歩いて何分かかるか。 到達時間が43〜77分あるということは、逃げる時間はあるということでもあります。

山側のリスクは、兵庫県の指定状況(令和8年6月30日現在)で次のとおりです。

区分急傾斜地の崩壊土石流地すべり計
土砂災害警戒区域43710619562箇所
土砂災害特別警戒区域361350396箇所

特別警戒区域(レッドゾーン)では、建築物の構造に規制がかかり、住宅ローンの取扱いにも影響します。 南あわじ市は令和4年度から、特別警戒区域に指定された宅地などの固定資産の評価に補正率0.70を適用しています。 市が評価を3割下げている土地だということです。 ハザードマップには、洪水・土砂災害の図が18図、津波と高潮の図がそれぞれ13図あり、 「倭文土井地滑り」「灘山本地滑り」「灘黒岩地滑り」という追加の図もあります。 拡大して建物まで確認できるWeb版南あわじ市ハザードマップも公開されています。

出典:南あわじ市「南海トラフ巨大地震津波被害想定」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/bousai/nankai-trough-higai.html / 「最高津波水位と津波到達時間(南あわじ市)」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/life/30863_52053_misc.pdf / 「南あわじ市ハザードマップ」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/bousai/hazardmap.html / 兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」 https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks15/documents/0630shiteijoukyou.pdf / 南あわじ市「土砂災害特別警戒区域に指定された土地の評価」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/zeimu/dosyasaigaitokubetukeikaikuikikotei.html

人口は35年で約1万3,500人減った ― 「買ったあと」を考える

南あわじ市は、人口が減っている市です。 国勢調査で昭和60年57,690人、平成17年52,283人、令和2年44,137人。 住民基本台帳では令和8年8月末に42,644人、65歳以上が37.21%です。

これは買う側にとって、2つの面を持っています。

  • 空き家があるぶん、選べる物件はあります。 市は空き家バンクを運営し、空き家の改修に上限100万円の補助を出しています。 「南あわじ市空家等対策計画」も公表されています。
  • 将来、同じ値段で手放せるとは限らない。 人口が減り、世帯が小さくなっていく市で、30年後の買い手を見つけるのは簡単ではありません。 「資産として持つ」より「住むために買う」という考え方のほうが合っています。

一方で、南あわじ市には仕事と暮らしの土台があります。 市公式は、三原平野の三毛作、淡路島たまねぎ(北海道、佐賀県に次ぐ生産地)、レタス、 「淡路島牛乳」、淡路ビーフ、鳴門海峡の鯛、沼島の鱧、淡路島3年とらふぐ、淡路瓦を挙げ、 「京阪神への『食』の供給基地」と説明しています。 将来像は「だから住みたい 南あわじ」。 マイホーム取得への200万円・100万円の補助、通勤・通学の交通費助成は、その方針の具体策です。

出典:南あわじ市「南あわじ市の概要」(2025年10月29日更新) https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/jyouhou/gaiyou.html / 「南あわじ市の人口と世帯数」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/shimin/jinkou.html / 「南あわじ市空家等対策計画の公表について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/sougoukeikaku/akiya.html

まとめ:南あわじ市は「相場」ではなく「その物件」を調べる市

南あわじ市の住宅地の平均価格は、兵庫県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 40市区町村のうち36位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは22位。 変動率(−0.4%)で見ると40市区町村中35位、25市のなかでは22位です。

ただし、南あわじ市で本当に重要なのは順位ではありません。 確認すべきことは、次の6点です。

  • その物件は南あわじ都市計画区域の内か、都市計画区域外(灘・沼島)か。 区域内なら接道義務を満たしているか、建て替えができるか。
  • 用途地域がないことを前提に、両隣と向かいの土地が何に使われているか。
  • 津波の想定(福良8.1m・阿万5.9m・灘5.8mなど)と、土砂災害警戒区域(562箇所)・特別警戒区域(396箇所)にかかっていないか。
  • 毎年の税額。固定資産税は1.4%。都市計画税は市公式に記載がないため、納税通知書で確認する。
  • 校区はどこか。広田小学校・広田中学校は組合立。学校のあり方の検討方針(令和7年8月)がある。
  • 陸の港西淡・福良・インターチェンジまでの距離と、駐車場の台数。鉄道の駅はありません。

この6点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。 島外から転入される方には、マイホーム取得事業補助金の要件に合うかどうかの確認もお手伝いします。 そして最後にもう一度書きます。 南あわじ市の成約データは2件です。 このページに「相場」として書いた成約価格はありません。金額はすべて計算例です。

空から見た、この50年の南あわじ市

左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲です。南あわじ市役所(市善光寺22番地1)のある市地区を中心に、三原平野を切り出しています(座標は国土地理院の住所検索で「南あわじ市市善光寺」の位置を確認して決めました)。
左の写真の時点は、緑町・西淡町・三原町・南淡町という4つの町だった時代です。合併して南あわじ市になるのは、平成17年1月11日。この一帯(旧三原町)が都市計画区域に入るのは、さらにあとの平成22年3月30日です。洲本〜福良間の鉄道は昭和41年9月に廃止されていますので、左の写真の時点で、すでに鉄道はありません。
右側は、それから半世紀が経ち、神戸淡路鳴門自動車道が市の中央を通り、「高速バスが鉄道のような役割」を担うようになったあとの姿です。市公式が「同じ土地で年三回農作物を栽培する三毛作が営まれています」と紹介する三原平野の農地が、どちらの写真でも画面の大半を占めていることを見ていただければと思います。南あわじ市は、平野のまんなかに農地が広がり、そのなかに集落が点在する市です。用途地域がなく、農地と住宅が隣り合うという、このページで見てきた条件は、この風景と地続きの話です。

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28650〜28652・y13057〜13058)で切り出しています。

06南あわじ市を5に分けて考える(エリアガイド)

南あわじ市の都市計画マスタープラン(平成23年3月)は、市域を5つの地域に分けています。緑地域(広田・倭文)/西淡地域(松帆・湊・津井・阿那賀・伊加利・志知)/三原地域(榎列・八木・市・神代・倭文・志知)/南淡地域(福良・賀集・北阿万・潮美台・阿万)/灘・沼島地域(灘・沼島)です。合併前の4つの町(緑町・西淡町・三原町・南淡町)を基本に、灘・沼島を別に立てた区分です(倭文と志知は、2つの地域にまたがって出てきます)。

ここでは、この5地域に、令和8年地価公示の全9地点(住宅地6・商業地3・工業地0)、学校の所在地、津波の想定を重ねます。標準地がどの地域に属するかは、所在地の地名をマスタープランの地区名と突き合わせた当方の判定です。

ただし、先に前提をお断りします。南あわじ市の成約データは2件で、町ごとの集計はありません。5つの地域のどこにも、成約価格の数字は書いていません。灘・沼島地域には、地価公示の標準地もありません。マスタープランは平成23年の計画ですので、人口などの数字は当時のもの(平成17年国勢調査)です。数字のないところは、市の計画に書かれている事実だけを記しています。

緑地域(広田・倭文)(最寄駅:鉄道駅なし/洲本ICに近い)

市の北東部で、洲本市に接する地域です。マスタープランは「洲本インターチェンジに近い位置」にあり、(平成23年の計画時点で)「人口増加傾向」だったと書いています。5地域のなかで、増加と書かれているのはここだけです。広田地区には古くからの商店街があります。商業地の最高地点「広田広田字久保ノ下373番5」の56,500円/㎡(横ばい・地積332㎡)と、住宅地の「広田中筋字堂丸387番28」の31,500円/㎡(横ばい・地積151㎡)がここにあります。南あわじ市で商業地がいちばん高いのは、市役所のある市地区でも港町の福良でもなく、広田です。住宅地の標準地は地積151㎡と6地点でいちばん小さく、「価格×地積」は約476万円(当方算出)。このエリアでいちばん大事なのは学校です。広田小学校・広田中学校は、南あわじ市・洲本市小中学校組合立。市立ではなく、洲本市と共同で設置している学校です。もうひとつは宅地造成工事規制区域で、市公式は「山添・広田・中条・倭文地域の一部〔緑町地区〕」を挙げています。マスタープランの課題は「商業・業務施設などの立地動向を把握するとともに、無秩序な市街化を防止し、適正な施設の立地誘導が必要」。用途地域のない市で、インターチェンジに近く、建物が建ちやすい場所だということです。拠点は淡路ふれあい公園、広田梅林ふれあい公園。現在の人口は緑地区で5,451人(令和8年8月末)です。

西淡地域(松帆・湊・津井・阿那賀・伊加利・志知)(最寄駅:鉄道駅なし/陸の港西淡)

市の西部、播磨灘と鳴門海峡に面した地域です。マスタープランは「古くから瓦産業が盛ん」「慶野松原や鳴門海峡周辺は瀬戸内海国立公園に指定」と書き、一方で「人口減少率が高い」ともしています。住宅地の標準地が2つあり、どちらも下落しています。松帆北浜字土井12番12が17,100円/㎡(−2.3%・地積249㎡)、阿那賀字伊毘799番2が15,300円/㎡(−2.5%・地積353㎡)=市内最安。商業地は湊字叶堂向268番1が37,700円/㎡(横ばい・地積125㎡)です。南あわじ市で前年比がマイナスだった住宅地は、この西淡地域の2地点だけということになります。最高の潮美台(38,000円)と最安の阿那賀(15,300円)の差は2.5倍ですが、阿那賀は地積が353㎡と広いので、「価格×地積」は約540万円(当方算出)。単価が安くても、敷地が広いぶん総額は極端には下がりません。確認していただきたいのは3点です。第一に住宅と工場の混在。マスタープランは「津井地区や三原川河口では、瓦工場などの工業地と住宅の混在による住環境の悪化が懸念される」としています。第二に下水道。「本地域は公共下水道の整備率が低い」(平成23年時点)。物件が下水道につながっているか、浄化槽かを確認してください。第三に津波。兵庫県の想定では伊毘2.9m・阿那賀2.8m・丸山2.7m・津井1.9m・湊1.8m・松帆1.7m(最高津波水位)です。学校は松帆・湊・辰美・志知の4小学校と西淡中学校。高速バスの拠点陸の港西淡(志知鈩・無料駐車場約280台)もこの方面にあります。拠点は慶野松原、伊毘うずしお村の海水浴場、丸山海釣り公園。現在の人口は西淡地区で8,717人です。

三原地域(榎列・八木・市・神代ほか)(最寄駅:鉄道駅なし/西淡三原IC)

市の中央部、三原平野のまんなかにある地域で、市役所(市善光寺22番地1)があります。マスタープランは「市地区は西淡三原インターチェンジに近い」「市地区の中心部周辺は、庁舎、警察署、図書館、学校、商業施設、病院など公共公益施設等が集中」と書いています。現在の人口は三原地区で14,486人(令和8年8月末)。4地区のなかで最多です。住宅地の標準地は「八木鳥井字外とイ460番1外」の28,400円/㎡(+2.2%・地積218㎡)。南あわじ市の住宅地6地点のなかで、前年より上がったのはこの1地点だけです。「価格×地積」は約619万円(当方算出)。上がった理由を説明した公的資料はありませんので、ここでは数字だけをお伝えします。この地域は、平成22年3月30日の都市計画区域の再編で、全域が新たに都市計画区域に入ったところです。それ以前に建った建物は、都市計画区域外だった時代のものということになります。中古戸建てを検討される方は、接道(幅4m以上の道路に2m以上接しているか)と、いまの基準で建て替えができるかを必ず確認してください。八木地域の一部は宅地造成工事規制区域(三原町地区)にも入っています。マスタープランの課題は「市地区の既存商店街では、狭隘道路で買物に不便」「良好な農地の保全を図る必要」。三原平野は、市公式が「同じ土地で年三回農作物を栽培する三毛作が営まれています」と紹介する農業地帯で、住宅のすぐ隣が畑・牛舎ということが普通にあります。においや農作業の音、農薬散布の時期は、現地で確認しておくと安心です。学校は榎列・八木・市・神代の4小学校と三原中学校(市十一ヶ所)。拠点は淡路ファームパーク イングランドの丘、諭鶴羽ダム公園です。

南淡地域(福良・賀集・北阿万・潮美台・阿万)(最寄駅:鉄道駅なし/福良・淡路島南IC)

市の南部、鳴門海峡と紀伊水道に面した地域です。住宅地の標準地が2つ、商業地の標準地が1つあります。住宅地の最高地点「潮美台2丁目8番4」の38,000円/㎡(横ばい・地積213㎡)、「賀集福井字弐本木2番16」の30,000円/㎡(横ばい・地積195㎡)。商業地は「福良字弐丁目乙87番」の31,800円/㎡(−1.9%・地積181㎡)で、商業地3地点のうち、下がったのは福良だけです。同じ南淡地域のなかで、潮美台の住宅地(38,000円)のほうが、福良の商業地(31,800円)より高い。市の防災カルテ(平成20年度作成)によれば、潮美台は昭和58年に宅地開発された地区です。南淡中学校は潮美台3丁目にあります。このエリアで必ず確認していただきたいのは津波です。兵庫県の想定で、福良の最高津波水位は8.1m(到達58分)、阿万は5.9m(到達50分)。マスタープランも「東南海・南海地震などの大規模な地震に伴う津波等への災害対策が必要」とし、拠点のひとつに福良港津波防災ステーションを挙げています。福良・阿万の海に近い物件は、ハザードマップの津波の図で、浸水の深さと高台までの経路を確認してください。一方、標準地のある潮美台・賀集が津波の浸水想定に入るかどうかは、本ページでは個別に確認していません。マスタープランによれば、福良地区の臨海部には造船業を主体とした工業地があり、公共下水道の整備率は85.8%と他地域より高い(平成23年時点)とされています。課題は「福良地区の既存商店街では、狭隘道路で買物に不便」。学校は賀集・福良・北阿万・阿万の4小学校と南淡中学校。現在の人口は南淡地区で13,990人です。

灘・沼島地域(最寄駅:鉄道駅なし/土生(沼島汽船))

市の南東部、紀伊水道に面した地域で、ここだけが都市計画区域の外です。地価公示の標準地はありません。マスタープランは「最も人口が少ない地域」「沼島は灘地区から約4kmの位置にある周囲約10kmの離島」「地域の大部分が瀬戸内海国立公園に指定」と書いています。市の花である日本水仙の群生地・灘黒岩水仙郷があるのはここです。都市計画区域外ですので、「2階建て以上」「延べ面積200平方メートル超」に当たらない建物は建築確認申請が不要(建築工事届は必要)。接道義務も原則としてかかりません。自由度が高い反面、建て替えや住宅ローンで条件がつくことがあるということです。災害の条件は、市内でもっとも厳しい部類です。兵庫県の津波想定は灘で最高5.8m・到達44分、沼島で4.4m・到達43分。到達時間は市内でもっとも短い2地点です。マスタープランは「急傾斜地が多い地形から、生活の安全性確保のための適正な土地利用の規制・誘導が必要」とし、市のハザードマップには「灘山本地滑り」「灘黒岩地滑り」という追加の図があります。沼島へは沼島汽船で約10分(毎日10往復)。マスタープランは「沼島地区の地域住民の生活に不可欠な汽船航路の維持・継続が必要」としています。沼島には沼島小学校・沼島中学校があり、給食は沼島学校給食センターでつくられています。市には離島高校生修学支援費補助金のページもあります。海の近くで静かに暮らしたいという方には魅力のある地域ですが、相場の物差しになる公的データがなく、災害時の条件も厳しい。その両方を理解したうえで検討してください。拠点は灘黒岩水仙郷、おのころ神社、沼島庭園です。

※エリア区分と各エリアの記述は、南あわじ市・兵庫県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07南あわじ市の交通

鉄道

南あわじ市に鉄道はありません。この見出しは「鉄道」となっていますが、南あわじ市で鉄道の代わりを務めているのは高速バスです。淡路島地域公共交通計画の逐語は「淡路島においては高速バスが鉄道のような役割を担っており」。同計画は高速舞子バスストップを「淡路島の本州側の玄関口のひとつ」としています(高速舞子は本州側にあり、南あわじ市内ではありません)。

南あわじ市には、高速バスで島外へ通う人を支える制度があります。「通勤・通学者交通費の助成」は、市の説明によれば「定住人口の増加による活性化を図るため通勤・通学の高速バス代等、交通費の一部を助成」するもので、南あわじ市に住み、本州または四国へ高速バス・船舶を利用して通勤または通学する方などが対象です。助成率は通勤20%、島外への通学30%、島内の学校への高速バス通学20%(千円未満切り捨て。勤務先から通勤手当が出ている場合は、手当を差し引いた額に20%)。定期券の購入後1か月以内に申請が必要です。市は令和9年度から、島外通学20%・島外通勤20%(最長36か月)に変更予定と案内していますので、長く通う前提の方は、最新の条件をふるさと創生課にご確認ください。

ただし、日常の移動は車が前提です。淡路島地域公共交通計画によれば、淡路島の交通手段の分担率(2020年)は自動車77.6%、バス2.5%。世帯あたりの自動車保有台数は2.6台です(いずれも淡路島全体の数字で、南あわじ市だけの数字ではありません)。南あわじ市で家を買うなら、駐車場が何台分あるかは、間取りと同じくらい重要な条件になります。

駅路線1日平均乗降人員特徴
陸の港西淡
(鉄道の駅ではありません)
高速バスの停留所(神戸・大阪、四国方面など)—南あわじ市が案内している、高速バスの拠点です。所在地は南あわじ市志知鈩443-1。市公式の説明は「バス乗り場に駐車場が併設されたパークアンドライド型の施設」で、駐車場は約280台・無料(バス利用者・施設利用者用)。市公式に運行事業者として挙がっているのは、淡路交通、みなと観光バス、高松エクスプレス(フットバス)、そして徳島阿波おどり空港と結ぶリムジンバス「UZS BUS(ウズバス)」です。淡路島地域公共交通計画は、陸の港西淡を「広域拠点」に位置づけています。路線ごとの行先・便数・所要時間は市公式のページに載っておらず、未取得です
福良
(鉄道の駅ではありません)
高速バス 三ノ宮・福良線/舞子・福良線、路線バス 縦貫線(福良〜洲本)—市の南端の港町で、淡路島地域公共交通計画は福良も「広域拠点」に位置づけています。同計画の路線表には高速バス「三ノ宮・福良線」「舞子・福良線」、路線バス「縦貫線(福良〜洲本BC)」が載っています。市の都市計画マスタープランも「高速バスが福良から三宮間で運行されています」と書いています。かつて洲本〜福良間を結んでいた鉄道は、昭和41年9月に全線廃止されました。乗降人員は市公式で確認できておらず、未取得です
西淡三原インターチェンジ神戸淡路鳴門自動車道—市の都市計画マスタープランは、三原地域について「市地区は西淡三原インターチェンジに近い」と書いています。市地区の中心部周辺には庁舎・警察署・図書館・学校・商業施設・病院などが集まっているとされ、市役所(市善光寺22番地1)もこの地区です
淡路島南インターチェンジ神戸淡路鳴門自動車道—マスタープランは南淡地域について「淡路島南インターチェンジに近い」と書いています。大鳴門橋を渡って徳島へ約40分(市公式)という、四国側の出入口にあたります。淡路島地域公共交通計画は、淡路島南パーキングエリアについて「地域拠点化の検討」を挙げています
土生(はぶ)
(沼島汽船のりば)
沼島汽船 灘線(沼島〜土生)—離島の沼島と淡路島本島を結ぶ航路の、本島側ののりばです。市公式によると毎日運航・往路10便/復路10便・所要約10分。運賃は片道大人630円・小人320円(令和8年10月1日改正)。運航は沼島汽船株式会社です。沼島の物件を検討される方にとっては、この船が毎日の足になります

※まず、いちばん大事なことを書きます。南あわじ市内に鉄道の駅はありません。上の表は「駅」の表ではなく、バスの拠点・インターチェンジ・港を並べたものです。市の都市計画マスタープラン(平成23年3月)は、「大正14年には洲本〜福良間に鉄道が開設され、昭和23年には電化されるなど島民の足として活躍しましたが…昭和41年9月に全線廃止されました」と書いています。洲本市・南あわじ市・淡路市の3市などでつくる協議会が定めた淡路島地域公共交通計画は、「淡路島においては高速バスが鉄道のような役割を担っており、高速バスから各地域にスムーズに乗り換えできる環境が必要です」としています。

成約データに「最寄駅」は出てきません。国土交通省の成約価格情報で、南あわじ市の成約は2件。最寄駅ごとの集計はありません。物件広告の「最寄駅」欄には、本州側の駅名やバス停名が書かれていることがありますが、そこまでは明石海峡大橋または大鳴門橋を渡る必要があります。

乗降人員はすべて「—」です。陸の港西淡や福良の利用者数は市公式で確認できておらず、推測で埋めていません。高速バスの便数・所要時間・運賃も、市公式のページには載っていません(未取得)。市は公共交通の乗換検索サイト「buSmo」を案内しています。

道路

高速道路は神戸淡路鳴門自動車道です。市公式は「市の中央を走る神戸淡路鳴門自動車道によって、明石海峡大橋を経て神戸へ約60分、大阪へ約90分、大鳴門橋を経て徳島へ約40分」と説明しています。都市計画マスタープランに名前が出てくるインターチェンジは、西淡三原インターチェンジ(三原地域・市地区に近い)と淡路島南インターチェンジ(南淡地域に近い)。緑地域については「洲本インターチェンジに近い位置」と書かれています。本州と四国の両方に、橋でつながっている市です。

一般道の骨格は国道28号です。マスタープランは、市の中心部を神戸淡路鳴門自動車道と並行して国道28号が通り、「市域の外縁部を主要地方道が走っています」と説明しています。都市計画道路は6路線(福良港線、福良伊加利線、福良津井線、築地線、湊線、湊古津路線)で、改良率は約13%(平成23年3月のマスタープラン時点)。市地区と福良地区の既存商店街については、どちらも「狭隘道路で買物に不便」と課題に挙げられています。古い市街地の物件は、前面道路の幅と、車の出し入れのしやすさを現地で確認してください。

市内の足は、コミュニティバス「らん・らんバス」です。令和7年4月1日に再編され、中央循環線・南北幹線・東循環線・西循環線・南循環線・北循環線の6路線。市公式によれば「平日・土日・祝日、お正月を含む365日間を同一ダイヤで運行」しています。運賃は1路線・片道1回で一般300円、学生200円、小児100円、南あわじ市民の75歳以上は100円。1日フリーパス券は一般600円です。路線バスは、淡路島地域公共交通計画に縦貫線(福良〜洲本BC)と長田線(洲本BC〜陸の港西淡)が載っています。本数と時刻は市公式のページ本文では確認できていませんので、車を運転しないご家族がいる場合は、物件の最寄りのバス停と時刻表を必ずご確認ください。

沼島へは船です。沼島汽船の灘線(沼島〜土生)は毎日・往路10便/復路10便・約10分、片道大人630円(令和8年10月1日改正)。マスタープランは灘・沼島地域の課題として「沼島地区の地域住民の生活に不可欠な汽船航路の維持・継続が必要」を挙げています。灘・沼島は都市計画区域の外でもあり、本島側とは条件がまったく違うことを前提に検討してください。

都市計画道路にかかる敷地は、建築に制限がかかることがあります。市公式には「南あわじ都市計画道路【道路整備推進協議会通信】」というページがあり、都市計画道路の整備が続いていることが分かります。検討中の物件が都市計画道路の区域にかかるかどうかは、市の都市政策課(0799-43-5227)と重要事項説明書で必ずご確認ください。市は「都市計画総括図(令和8年2月13日現在)」をPDFで公開しています。

※高速バスの路線ごとの行先・便数・所要時間・運賃、陸の港西淡・福良の利用者数、路線バスとらん・らんバスの時刻表は、市公式のページ本文では確認できませんでした(未取得)。交通手段の分担率と自動車保有台数は淡路島全体の数値です。都市計画道路の路線数と改良率は平成23年3月時点の記載です。出典:南あわじ市「陸の港西淡」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/koutsuu/rikunominatoseidan.html /「市コミュニティバス『らん・らんバス』の運行について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/koutsuu/ranranbus.html /「沼島汽船発着時刻表」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/koutsuu/nusima1.html /「通勤・通学者交通費の助成」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/yumerun/tsuukintsuugaku.html /「淡路島地域公共交通計画の策定について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/koutsuu/koukyoukoutsukeikaku.html /淡路島地域公共交通計画 https://www.city.sumoto.lg.jp/uploaded/attachment/20280.pdf /南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/attachment/5809.pdf

08南あわじ市で家を買う前に必ず確認する「土地利用のルール」

結論から書きます。この章の見出しにある「市街化調整区域」は、南あわじ市には当てはまりません。南あわじ市に市街化調整区域はありません。市の都市計画マスタープラン(平成23年3月)の逐語は「区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)は定められておらず、用途地域の指定も行っていません」。区域区分というのは、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分ける「線引き」のことで、南あわじ市はその線引きをしていない「非線引き」の市です。

下に共通の説明として「市街化調整区域だと何が起きるか」を載せていますが、これは兵庫県内のほかの市で物件を比べる方のための一般的な説明です。南あわじ市で確認すべきなのは、別の3点です。①その土地は南あわじ都市計画区域の内か、外(灘・沼島地域)か。②用途地域がないことを前提に、隣にどんな建物が建ちうるか。③宅地造成の規制区域・土砂災害警戒区域・津波の浸水想定にかかるか。詳しくは下の「南あわじ市で確認すべきこと」で順に説明します。

都市計画税について。南あわじ市の公式サイトの税のページには、都市計画税の記載がありません。市の固定資産税のページに載っている算式は「課税標準額×税率(1.4%)=税額」だけで、税務課の業務内容も「市・県民税、国民健康保険税、固定資産税、軽自動車税、税証明など」とされています。ただし、「南あわじ市は都市計画税を課税していません」と明記した文は、市公式で確認できていません(未取得)。このページでは断定していません。すぐ下の「調べ方」にある「納税通知書に都市計画税があれば市街化区域」という一般的な見分け方は、区域区分のない南あわじ市にはそのまま当てはまりません。検討中の物件に毎年いくらの税がかかっているかは、売主側の納税通知書(課税明細書)でご確認ください。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画の窓口・都市計画図で、物件の所在地が都市計画区域の内か外か、用途地域などの指定があるかを確認する
  • 建て替え・増築ができるか(接道、建築確認の要否、農地・自然公園・景観などほかの法令の制限)を確認する
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」「その他の法令にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件にどの制限がかかるか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

南あわじ市で確認すべきこと① 都市計画区域の内か、外か

市公式の説明は次のとおりです。「平成21年度に都市計画区域の見直し(再編)を行い、灘及び沼島地域を除く市内全域が『南あわじ都市計画区域』として指定されています。(平成22年3月30日指定)」。それまでは緑都市計画区域・西淡都市計画区域・南淡都市計画区域の3つに分かれており、このときに三原地域の全域と緑地域の一部が新たに都市計画区域に入りました。

地域都市計画の扱い建築確認
灘・沼島を除く市内全域南あわじ都市計画区域(区域区分なし・用途地域の指定なし)新築・増築・改築・移転などに建築確認申請が必要。建ぺい率・容積率・斜線の制限、幅4m以上の道路に2m以上接する接道義務が原則としてかかる
灘・沼島地区都市計画区域外「2階建て以上のもの」「延べ面積200平方メートルを超えるもの」に当たらなければ建築確認申請は不要。ただし建築工事届の提出は必要

※南あわじ市「都市計画区域に関すること」「都市計画区域の見直し(平成21年度)」「建築確認に関すること」(2025年4月1日更新)による。建ぺい率・容積率の具体的な数値は市公式のページ本文に記載がなく、未取得です。

都市計画区域外というのは、「規制がない」という意味ではありません。都市計画区域の外では、接道義務などの規定が原則として適用されません。買う側にとっては、道路に接していない土地や、建て替えのしにくい土地が流通していることがあるということです。灘・沼島地区の物件を検討される方は、将来の建て替えと住宅ローンの取扱いを、契約前に必ず確認してください。マスタープランは灘・沼島地域について「急傾斜地が多い地形から、生活の安全性確保のための適正な土地利用の規制・誘導が必要」と書いています。

南あわじ市で確認すべきこと② 用途地域がない、ということの意味

南あわじ都市計画区域には、用途地域の指定がありません。用途地域というのは「ここは住宅中心」「ここは工場も可」と建てられる建物の種類を決める仕組みですが、南あわじ市にはそれがありません。住宅地だと思って買った隣に、店舗や作業場、工場が建つことを、用途地域では止められないということです。

市自身も、これを課題として書いています。都市計画マスタープランは、西淡地域について「津井地区や三原川河口では、瓦工場などの工業地と住宅の混在による住環境の悪化が懸念される」、緑地域について「無秩序な市街化を防止し、適正な施設の立地誘導が必要」としています。現地を見るときは、物件そのものだけでなく、両隣と向かいの土地が何に使われているか、空き地なら誰が持っているかまで確認しておくと安心です。

南あわじ市で確認すべきこと③ 開発・造成・景観の手続き

手続き対象根拠
市長の承認1,000平方メートル以上の宅地分譲開発南あわじ市開発指導要綱
県知事の許可等3,000平方メートル以上の開発(宅地分譲・共同住宅・店舗・工場など)都市計画法等
協議等1,000平方メートル以上の開発行為兵庫県 緑豊かな地域環境の形成に関する条例(緑条例)
届出高さ12メートル超、または延べ面積500平方メートル超の建築物・工作物兵庫県 景観の形成等に関する条例
届出都市計画区域内は5,000平方メートル以上の土地取引国土利用計画法
許可宅地造成工事規制区域内で、切土で高さ2m超のがけ、盛土で高さ1m超のがけ、面積500平方メートル超などの造成昭和49年5月2日指定の4地区(下記)

宅地造成工事規制区域として市公式に載っているのは、山添・広田・中条・倭文地域の一部〔緑町地区〕、八木地域の一部〔三原町地区〕、松帆地域の一部〔西淡町A地区〕、阿那賀地域の一部〔西淡町B地区〕の4地区です(昭和49年5月2日・建設省告示第670号)。なお市は、盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)について「兵庫県が令和7年4月から運用開始予定」と案内しています。新しい規制区域が南あわじ市のどこにどうかかっているかは、市公式のページ本文に記載がなく、未取得です。造成された土地・擁壁のある土地を検討される方は、都市政策課(0799-43-5227)にご確認ください。

1戸の家を買う・建てるだけなら、上の表の面積に届くことはまずありません。ただ、これらの手続きは「隣の広い空き地が、どういう手順を踏めば開発されるのか」を知る手がかりになります。市公式には「太陽光発電施設を建設する場合」というページもあります。郊外の土地では、隣地の使われ方も確認しておく価値があります。

出典:南あわじ市「都市計画区域に関すること」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/tokeikuiki.html /「都市計画区域の見直し(平成21年度)」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/tokeikuikiminaoshi.html /「建築確認に関すること」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/kentikukakunin.html /「開発行為の許可及び指導に関すること」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/kaihatukoui.html /「大規模建築物等の届出に関すること」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/daikibokenchikubutu.html /「宅地造成規制区域に関すること」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/takuzoukisei.html /「宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/takuchizouseioyobimoridokiseihou.html /南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/attachment/5809.pdf /第5章 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/attachment/5812.pdf

09南あわじ市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市内の土地・家屋に課税
都市計画税—市の税のページに課税の記載なし(下の注記を参照)
合計1.4%課税標準額に対して

★上の表の「都市計画税 0.0%」について、最初にお断りします。これは「市が0%と公表している」という意味ではありません。南あわじ市の公式サイトの税のページに、都市計画税という税目の記載が見当たらない、という意味です。市の固定資産税のページの算式は「課税標準額×税率(1.4%)=税額」だけで、税務課の業務内容にも固定資産税Q&Aにも、都市計画税は出てきません。表の課税対象欄にある「市街化区域内の土地・家屋のみ」は他市と共通の説明で、そもそも南あわじ市には市街化区域がありません(区域区分を定めていないため)。

ただし、「南あわじ市は都市計画税を課税していません」と明記した市公式の文は、確認できていません(未取得)。市税条例の本文も取得できませんでした。このページでは推測で「かかりません」と断定することはしていません。検討中の物件に毎年かかっている税額は、売主側の納税通知書(課税明細書)で確認するのが確実です。家タダでは、この確認を契約前に無料で行います。

確認できていることを整理します。固定資産税の納税義務者は「1月1日現在に固定資産を所有する人」。市の固定資産税Q&Aは、年の途中で売買があった場合について「賦課期日(毎年1月1日)現在、登記簿に所有者として登記されている人に対し、この年度分の固定資産税を課税する」と説明しています。年の途中で買った場合の日割りの精算は、売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。納期は5月・7月・9月・11月の4期(市の固定資産税のページ。2015年4月6日更新のため、最新の納期限は納税通知書でご確認ください)。

南あわじ市で知っておきたいのが、土砂災害特別警戒区域の評価補正です。市は令和4年度から、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定された宅地などを含む筆について、固定資産の評価に補正率0.70を適用しています。税額が下がるというのは、裏を返せば、市がその土地の価値を3割低く見ているということです。指定が解除されれば、翌年度から補正の対象外になります。

住宅用地の特例と新築住宅の減額は、市公式の「土地、家屋、償却資産の課税について」(2025年12月23日更新)に載っています。

住宅用地の特例:1画地につき1戸あたり200平方メートルまでは価格の6分の1、200平方メートルを超える部分は価格の3分の1。
新築住宅の減額:新築後一定期間(一般の住宅は3年間、長期優良住宅は5年間)、120平方メートルまでの床面積に係る固定資産税が2分の1に減額。床面積の要件は50平方メートル(賃貸住宅は40平方メートル)以上、280平方メートル以下です。このほか耐震改修・省エネ改修・バリアフリー改修の減額措置があります。

ここで、地価公示の標準地の地積を見てください。南あわじ市の住宅地6地点の地積は、151㎡・195㎡・213㎡・218㎡・249㎡・353㎡。6地点のうち4地点が200㎡を超えています。住宅用地の特例は200㎡を境に6分の1から3分の1に変わりますので、南あわじ市の標準的な住宅地は、その境目をまたぐ広さのものが多いということになります。敷地の広い中古戸建てを検討される場合は、固定資産税の年額を売主側に確認しておくと安心です。

免税点

同一人が南あわじ市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:5月、7月、9月、11月(南あわじ市「固定資産税」・2015年4月6日更新のページによる)/賦課期日は1月1日

※税率・免税点は南あわじ市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10南あわじ市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

南あわじ市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。市公式で確認できているのは、南あわじ市が指定校制であるということです。市公式の逐語は「教育委員会が住民基本台帳に基づき、お子さんの通う学校を指定しています」「保護者は、お子さんを就学指定校(教育委員会が指定した学校)へ通わせる義務があります」。「学校選択制」という言葉そのものは市公式のページに出てきません。一方で、校区外就学の許可基準のなかに「南あわじ市立小中学校小規模特別認定校に入学か転入学させたい場合」という事由があります(どの学校が小規模特別認定校なのかは、市公式のページ本文では確認できていません)。このため本ページでは「実施していません」という断定の形にはしていませんが、原則として住所で学校が決まるという理解で差し支えありません。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
転居先の学校への先行就学家を買う方に最も直接関係する事由です。市の基準は「住宅の新築などにより転居することが確実なため、あらかじめ転居先の学校への就学を希望する場合」。引っ越す前から、引越先の校区の学校に通わせられるということです。必要書類は建築確認通知書または売買契約書等の写し。
融資手続き上の住所異動「家の新築等の融資事務手続き上住居地の異動がやむを得ない場合」。住宅ローンの手続きの都合で、実際の入居より先に住所を移さざるを得ない場合を想定した事由です。必要書類は同じく建築確認通知書または売買契約書等の写し。
卒業・学年終了までの期間が短い「卒業間近又は当該学年終了までの期間が短い場合」。承認期間は当該学年終了までです。
地理的要件「地理的要件により別の学校に就学した方が適切であると考えられる場合」。理由書と、自宅から就学指定校・希望校までの地図が必要です。
保護者が自営する店舗への帰宅(小学校在籍時のみ)「自宅と、保護者が自営する店舗が異なっているため、放課後店舗等に帰宅することが適当な場合」。市は「学童保育は利用出来ません」と注記しています。
共働きで祖父母等に預ける(小学校在籍時のみ)「両親等共働きで児童が帰宅しても不在なため、管理責任能力のある祖父母・親戚等に放課後の管理監督を依頼せざるを得ない客観的な状況にある場合」。就業証明書または依頼書、児童預かり承諾書が必要。こちらも学童保育は利用できません。
部活動(中学校)「就学指定された中学校に生徒が希望する部活動が無く、近接校の部活動に入部させたい場合」。3年間継続してその部で活動することが条件で、辞めた場合は許可が取り消され、本来の就学指定校へ転校になります。
兄弟姉妹と同じ学校「校区外就学が許可された兄弟姉妹と同じ学校へ就学させたい場合」。兄弟姉妹が卒業するまで。
小規模特別認定校「南あわじ市立小中学校小規模特別認定校に入学か転入学させたい場合」。承認期間は卒業まで。小規模特別認定校の校長との面談があります。
特別支援学級「特別支援学級への入級が妥当と認められながら、就学指定校に特別支援学級がない場合」。
教育的配慮「日常的ないじめ等により就学指定校に通うことが不可能になり教育的配慮が必要な場合」。理由書と学校長の意見書が必要です。
その他「その他教育委員会が特別に認める場合」。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は南あわじ市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ兵庫県内でも、市が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象0歳から高校生世代(18歳到達日以後最初の3月31日)まで(0歳〜小学3年生は乳幼児等医療費助成、小学4年生〜高校生世代はこども医療費助成)
所得制限入院は所得制限なし。通院は所得制限あり(保護者(父・母)の市町村民税所得割額の合計額が27万円未満)
一部自己負担負担なし(外来・入院とも)

市立は小学校14校・中学校4校。広田だけは「組合立」です

市公式の学校一覧(2026年5月1日更新)を、所在地と合わせて表にします。「地域」の列は、学校の所在地の地名を、都市計画マスタープランの5地域に当てはめた当方の整理です。

地域(当方の整理)小学校(所在地)中学校(所在地)
緑広田小学校(広田中筋121)※組合立/倭文小学校(倭文庄田250)広田中学校(広田中筋107)※組合立
西淡松帆小学校(松帆江尻594)/湊小学校(湊里1502-1)/辰美小学校(津井2285-4)/志知小学校(志知南16)西淡中学校(松帆古津路577-66)
三原榎列小学校(榎列大榎列1426-1)/八木小学校(八木大久保590-1)/市小学校(市福永345-1)/神代小学校(神代富田3)三原中学校(市十一ヶ所14-12)
南淡賀集小学校(賀集1000)/福良小学校(福良乙1205)/北阿万小学校(北阿万新田中217)/阿万小学校(阿万下町420)南淡中学校(潮美台3丁目1)
沼島沼島小学校(沼島995)沼島中学校(沼島992)

※南あわじ市「学校」(2026年5月1日更新)。倭文と志知は、マスタープランでは複数の地域にまたがる地区名です。上の表は学校の所在地を便宜的に並べたもので、校区の範囲を示すものではありません。小学校ごとの通学区域と、どの小学校からどの中学校に進むかの一覧は、市のPDF「南あわじ市内学校の通学区域」に載っていますが、表を正確に読み取れなかったため、本ページには転記していません(未取得)。同PDFには例として「お子さんの住民票が南あわじ市松帆○○の場合」は松帆小学校・西淡中学校という趣旨の記載があります。

この一覧から、家を買う人が読み取るべきこと

  • 広田小学校・広田中学校は、南あわじ市立ではなく組合立です。設置しているのは「南あわじ市・洲本市小中学校組合」(地方自治法にもとづく一部事務組合)で、市公式は「両市にまたがる校区を持つ学校」と説明しています。令和8年地価公示の住宅地の標準地「広田中筋字堂丸387番28」(31,500円/㎡・6地点中2番目)と、商業地の最高地点「広田広田字久保ノ下373番5」(56,500円/㎡)は、いずれも広田です。校区外就学の申請書も、広田小中学校が関わる場合は別の様式になっています。
  • 住宅地の最高地点がある潮美台には、南淡中学校があります(潮美台3丁目1)。標準地は「潮美台2丁目8番4」(38,000円/㎡)です。
  • 市域229.01km²に、小学校は組合立を含めて15校。市の方針は、通学距離の目安を小学校「おおむね4km以内」、中学校「おおむね6km以内」としています。中学校は組合立を含めて5校ですから、中学校までの距離と通学手段は、物件ごとに確認しておく価値があります。
  • 学校の数は、これから変わる可能性があります。市は令和7年8月に「南あわじ市小中学校のあり方検討方針」を定め、小学校は「複式学級を有することとなった学校」、中学校は「各学年が1学級ずつで1学級あたり20人未満となった学校」を検討の対象にするとしています。具体的な対象校名は、市公式のページ本文には書かれていません。小規模な学校の校区で家を買う方は、教育委員会に最新の状況をご確認ください。市は9年間を見通した小中一貫教育(施設併設型・施設分離型)による「学園構想」も進めています。

「転居先の学校への先行就学」が認められています

校区外就学は「教育委員会が特別の事情があると認める場合」に就学指定校を変更できる許可制で、市は許可がありうる事由を12項目挙げています。家を買う方に関係するのは次の2つです。

「住宅の新築などにより転居することが確実なため、あらかじめ転居先の学校への就学を希望する場合」
「家の新築等の融資事務手続き上住居地の異動がやむを得ない場合」
いずれも必要書類は建築確認通知書または売買契約書等の写し。承認期間は原則として1年(年度途中の申請は年度末まで)。

売買契約書の写しが、そのまま手続きの書類になります。引渡しの時期と入学・新学期の時期がずれる場合は、契約を結んだ段階で学校教育課に相談しておくと安心です。ただし市は「上記の内容は許可が可能な事由であり、必ず許可できるものではありません」と明記しています。

こども医療費 ― 負担はなし。ただし通院には所得制限があります

南あわじ市の制度は2本立てです。乳幼児等医療費助成制度が0歳〜小学3年生、こども医療費助成制度が小学4年生〜高校生世代(18歳到達日以後最初の3月31日まで)。どちらも外来・入院とも一部負担金は「負担なし」です。

入院費:所得制限なし
通院費:保護者(父・母)の市町村民税所得割額の合計額が27万円未満(2026年7月1日更新のページによる)

「高校生まで医療費無料」という言い方は、南あわじ市では半分だけ正しいということになります。入院は誰でも対象ですが、通院は世帯の所得によって対象外になる場合があります。共働きで所得割額の合計が27万円に近い世帯は、転入の前に長寿・保険課で確認しておくと安心です。保険診療以外の費用(予防接種、診断書料など)と入院時の食事代は、助成の対象外です。

給食費と待機児童は、市公式で確認できませんでした

ここは正直に書きます。南あわじ市の学校給食費は、金額も無償化の有無も、市公式で確認できませんでした(未取得)。確認できたのは、給食が南あわじ市学校給食センターと南あわじ市沼島学校給食センターの2か所でつくられていること、市に「学校給食地場食材利用拡大事業」のページがあることまでです。このページでは推測で書かない方針のため、「無償です」とも「有料です」とも書いていません。給食費は毎月の家計に直接効く項目ですので、学校教育課にご確認ください。

保育については、市公式に次の記載があります。3歳児以上の保育料は「所得に関わらず、保育料は全員無償(0円)」。同一世帯から2人以上が同時に入所している場合は第2子が半額、第3子以降が無償。3歳以上児の副食費は別途かかり、3歳未満児の給食費は保育料に含まれます。待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。一斉申込は毎年10月、随時申込は入所希望月の前月15日までです。

出典:南あわじ市「学校」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/kyouiku/gakkou.html /「就学指定校・校区外就学・区域外就学について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/kyouiku/koukugai.html /「南あわじ市・洲本市小中学校組合」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/kyouiku/minamiawajisisumotosisyoutyuugakkoukumiai.html /「南あわじ市小中学校のあり方検討方針」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/gakkou/arikata.html /「南あわじ市の小中一貫教育」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/gakkou/gakuen.html /「こども医療費助成制度」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/yumerun/kodomoiryou1.html /「乳幼児等医療費助成制度」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/yumerun/nyujiiryohijyosei1.html /「給食献立表」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/gakkou/kyukon.html /「保育所・こども園・幼稚園等利用案内について」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/site/yumerun/hoikusyonyuusyo-3.html

11南あわじ市で家を買う前に必ず確認したい点

1|まず、データが薄いという前提を共有させてください

このページでいちばん誠実に書くべきなのは、ここです。 南あわじ市について、公的データで分かることには限界があります。

項目南あわじ市の状況
直近4四半期の成約2件。種別・町・最寄駅ごとの集計はなし
戸建・マンションの成約中央値出せません
住宅地の標準地6地点(灘・沼島地域には1地点もない)
商業地の標準地3地点
工業地の標準地0地点
都市計画税市公式の税のページに記載がない。「課税していない」と明記した文は未取得
建ぺい率・容積率未取得(市公式のページ本文に数値の記載がない)
盛土規制法の規制区域未取得(市は「県が令和7年4月から運用開始予定」と案内)
小学校ごとの通学区域の一覧未取得(市のPDFを正確に読み取れず)
学校給食費・待機児童数未取得
高速バスの便数・所要時間・運賃未取得(市公式のページ本文に記載がない)
令和7年国勢調査未取得(速報はExcelのみ)

これらを「だいたいこのくらい」と推測で埋めることはしていません。 他の市の数字を当てはめることもしていません。 分からないことは分からないと書くというのが、このページの方針です。

2|鉄道の駅がありません。交通は「陸の港とICと駐車場」で考えます

物件広告の「最寄駅」欄に何が書かれているかを、まず確認してください。 南あわじ市には鉄道の駅がないので、広告によって本州側の駅名、バス停名、「—」と書き方がまちまちです。

  • 本州・四国側へ通う方:陸の港西淡(無料駐車場約280台)や福良の高速バス乗り場までの距離。 通勤20%・島外通学30%の交通費助成があります(令和9年度から変更予定)。定期券の購入後1か月以内に申請が必要です。
  • 島内で暮らす方:家族の人数分の車を停められるか。 淡路島全体で世帯あたり2.6台という数字があります。前面道路の幅と、車の出し入れのしやすさも現地で確認してください。
  • 車を運転しない家族がいる方:らん・らんバス(6路線・365日同一ダイヤ・一般300円)の最寄りのバス停と時刻。 中学校は組合立を含めて市内に5校ですので、中学校までの通学手段も確認してください。

3|「調整区域ではない」ことを、安心材料にしすぎないでください

南あわじ市には市街化調整区域がありません。だからといって、何でも建てられるわけではありません。

確認すること南あわじ市の制度窓口
都市計画区域の内か外か 灘・沼島を除く全域=南あわじ都市計画区域(平成22年3月30日指定)/灘・沼島=区域外 都市政策課 0799-43-5227
接道と建て替え 区域内は幅4m以上の道路に2m以上接する義務が原則必須。 三原地域の全域と緑地域の一部は、平成22年3月30日に新たに区域に入った同上
用途地域指定なし。隣地の用途を用途地域で制限できない同上
都市計画道路6路線(平成23年時点・改良率約13%)。都市計画総括図(令和8年2月13日現在)で確認同上
宅地造成の規制 宅地造成工事規制区域4地区(広田・倭文ほか/八木/松帆/阿那賀の各一部)。盛土規制法の区域は未取得同上
開発の手続き 1,000㎡以上の宅地分譲は市長の承認、3,000㎡以上は県知事の許可等、1,000㎡以上は緑条例の協議等同上
下水道 マスタープラン(平成23年)は西淡地域の整備率が低く、南淡地域は85.8%と記載。物件ごとに下水道か浄化槽かを確認 下水道課

とくに中古戸建てを買う方は、「いまの建物が、いまの規制のもとで同じ大きさで建て直せるか」を確認してください。 都市計画区域に入る前に建った家は、接道の条件を満たしていないことがあります。

4|津波・土砂・洪水 ― ハザードマップで住所を確認する

南あわじ市は南あわじ市ハザードマップ(令和4年3月)を公開しており、 洪水・土砂災害、津波、高潮の図が地区ごとに分かれています。Web版では拡大して建物まで確認できます。

  • 津波:最高津波水位は福良8.1m・阿万5.9m・灘5.8m・沼島4.4m・伊毘2.9m・阿那賀2.8m・丸山2.7m・津井1.9m・湊1.8m・松帆1.7m。 到達時間は43分(沼島)〜77分(松帆)。兵庫県が平成26年6月3日に公表した想定です。
  • 揺れ:同じ想定で、市域の約70%が震度7・6強。建物全壊は県下最多の11,255棟。 1981年6月以降の建築確認かどうか、耐震診断・改修の履歴を確認してください。 市には簡易耐震診断推進事業、住まいの耐震改修促進事業のページがあります。
  • 土砂災害:警戒区域562箇所・特別警戒区域396箇所(令和8年6月30日現在)。 特別警戒区域の宅地は固定資産評価で補正率0.70。
  • 洪水・高潮:ハザードマップに洪水・土砂災害18図、高潮13図。 対象の河川名は市公式のページ本文に書かれていないため、図で直接ご確認ください。

5|島外から転入して買う方へ ― 補助金は「登記の日」から逆算する

確認することなぜ大事か
転入前の住所歴 マイホーム取得事業補助金は「転入直前3年以上継続して島外」が要件。淡路島内からの転入は対象外
登記の受付日 令和9年3月31日までの登記が対象。申請は登記から6か月以内、かつ転入後5年以内
同一年度内の完了 市は「申請から請求書提出まで、同一年度内に完了が必要」としています。年度末をまたぐ決済は要注意
実支払額の3分の1 補助額の上限。価格の低い中古住宅では、100万円満額にならないことがあります(300万円の物件なら上限100万円ちょうど)
5年以上の定住 要件に該当しなくなった場合、補助金の返還を命じられることがあります
空き家の改修補助との関係 定住促進空き家活用支援事業補助金は工事の前に申請。併用の可否は市にご確認ください(本ページでは未確認)

6|税と校区 ― 「住所で決まるもの」を契約前に確定させる

  • 毎年の税額は、売主側の納税通知書(課税明細書)で確認する。固定資産税1.4%。都市計画税は市公式に記載なし。
  • 住宅用地の特例は200㎡まで6分の1、超える部分は3分の1。南あわじ市の標準地は6地点中4地点が200㎡超です。
  • 校区は市のPDF「南あわじ市内学校の通学区域」と学校教育課で確認する。広田小学校・広田中学校は組合立。
  • こども医療費は負担なしだが、通院は所得制限あり(所得割額の合計27万円未満)。
  • 給食費は市公式で確認できていません。学校教育課にご確認ください。

7|契約前チェックリスト

No.確認すること南あわじ市での要点
1都市計画区域の内外灘・沼島だけが区域外。区域内は区域区分なし・用途地域なし
2接道と再建築三原地域・緑地域の一部は平成22年3月30日に区域編入。古い家は要確認
3隣地の用途用途地域がない。瓦工場・農地・牛舎・太陽光発電施設などとの距離
4津波・土砂・耐震福良8.1m/警戒562箇所・特別396箇所/市域の約70%が震度7・6強の想定
5毎年の税額納税通知書で確認。固定資産税1.4%
6校区広田は組合立。学校のあり方検討方針(令和7年8月)
7交通と駐車場鉄道駅なし。陸の港西淡・福良・ICまでの距離、駐車台数
8補助金の要件と期限マイホーム取得事業補助金は令和9年3月31日までの登記が対象

家タダでは、これら8点の調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、都市計画・ハザード・校区の確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12南あわじ市の成り立ち ― 三原郡の4つの町が、平成17年にひとつの市になった

南あわじ市は、平成17年1月11日に生まれた市です。 市の都市計画マスタープランは、こう書いています。

「平成17年1月11日に三原郡緑町、西淡町、三原町及び南淡町が合併し、市制施行により、 人口およそ5万5千人を有する『南あわじ市』が誕生しました」

三原郡の4つの町が、まるごとひとつの市になったということです。 市公式の「合併までのあゆみ」によれば、話し合いは平成10年4月の「郡合併問題検討委員会」の発足から始まり、 当初は ①三原郡だけの合併(3町か4町)②洲本市と三原郡を含めた合併 ③淡路1市10町を1市に、という3つの方向が検討されました。 平成12年2月には「三原1市」構想から「南淡路」構想へ転換して洲本市に参画を要請した、という経過も書かれています。 結果として、三原郡の4町で合併したのがいまの南あわじ市です。

「南あわじ」という市名の由来・選定の経緯は、市公式のページ本文から確認できていません(未取得)。 推測による説明は載せていません。

4つの町は、いまも生きています

合併から20年以上が経ちましたが、4つの旧町の単位は、いまも行政のあちこちに残っています。

場面旧町の単位の残り方
人口の公表緑地区・西淡地区・三原地区・南淡地区の4区分(令和8年8月末:5,451人/8,717人/14,486人/13,990人)
都市計画マスタープラン緑・西淡・三原・南淡の4地域に、灘・沼島を加えた5地域
中学校西淡中学校・三原中学校・南淡中学校(緑は組合立の広田中学校、沼島は沼島中学校)
宅地造成工事規制区域「緑町地区」「三原町地区」「西淡町A地区」「西淡町B地区」という名称のまま
公園の案内南淡エリア・三原エリア・西淡エリア・緑エリア
都市計画区域の再編前緑都市計画区域・西淡都市計画区域・南淡都市計画区域(三原は区域外だった)

物件の住所を見れば、どの旧町だったかが分かります。 南あわじ市の住所は「南あわじ市松帆◯◯」「南あわじ市八木◯◯」「南あわじ市賀集◯◯」のように、 市名のあとに地区名が入る形です。 マスタープランの地区名でいえば、広田・倭文が緑、松帆・湊・津井・阿那賀・伊加利が西淡、 榎列・八木・市・神代が三原、福良・賀集・北阿万・潮美台・阿万が南淡 (倭文と志知は2つの地域にまたがります)。 市役所の住所「南あわじ市市善光寺」の「市(いち)」は、三原地域の地区名です。

さらに下に、22の「旧村」がある

市は平成20年度に、大規模地震に備えた防災カルテを作っています。 市公式の説明によれば、これは「旧村範囲を単位とした地域」ごとにまとめたもので、全部で22地域。

広田、緑・倭文、松帆、湊、津井、阿那賀、丸山、伊加利、西淡・志知、榎列、八木、市、神代、 三原・倭文、三原・志知、賀集、福良、北阿万、潮美台、阿万、灘、沼島

この22の名前は、小学校の名前とよく重なります。 松帆小学校、湊小学校、志知小学校、榎列小学校、八木小学校、市小学校、神代小学校、 賀集小学校、福良小学校、北阿万小学校、阿万小学校、沼島小学校、倭文小学校、広田小学校。 南あわじ市では、旧村の名前が、学校・防災・住所の3つをつなぐ鍵になります。 22のなかで潮美台だけは性格が違い、防災カルテによれば昭和58年に宅地開発された地区です。 令和8年地価公示で住宅地の最高地点(38,000円/㎡)になっているのは、その潮美台です。

年表

年できごと
大正14年洲本〜福良間に鉄道が開設
昭和3年慶野松原が名勝に指定(約5万本の淡路黒松。市の木「黒松」の由来)
昭和23年鉄道が電化
昭和41年9月鉄道が全線廃止
昭和49年5月2日宅地造成工事規制区域を指定(現在の市内4地区)
昭和58年潮美台が宅地開発される(市の防災カルテによる)
平成10年4月「郡合併問題検討委員会」発足
平成17年1月11日三原郡緑町・西淡町・三原町・南淡町が合併し、南あわじ市が誕生
平成20年度防災カルテを作成(旧村単位の22地域)
平成22年3月30日「南あわじ都市計画区域」を指定(緑・西淡・南淡の3区域を再編。三原地域全域と緑地域の一部を編入)
平成23年3月25日南あわじ市都市計画マスタープランを策定
平成24年淡路島内3市で、うず潮の世界遺産登録に向けた活動を開始
平成26年6月3日兵庫県が南海トラフ巨大地震の被害想定を公表
平成27年4月松帆地区から銅鐸7点が発見される
平成28年「国生みの島・淡路島」が日本遺産に認定
令和4年3月南あわじ市ハザードマップ(令和3年度版)
令和7年4月1日コミュニティバス「らん・らんバス」を6路線に再編/マイホーム取得事業補助金(令和7・8年度)開始
令和7年8月南あわじ市小中学校のあり方検討方針

人形浄瑠璃とうず潮と、食のまち

市公式は南あわじ市を「兵庫県最南端のまち」と呼び、 「南に鳴門海峡、西に白砂青松の慶野松原、中心には温暖で肥沃な三原平野が広がります」と紹介しています。 鳴門海峡のうず潮は、春には「潮流は時速30キロメートルになり、うずの大きさ30メートルに達します」。 福良湾や伊毘港から観潮船が出ています。

文化の面では、約500年の歴史を誇る淡路人形浄瑠璃(国の重要無形民俗文化財)。 市公式は「大阪の文楽や徳島の阿波人形も淡路人形浄瑠璃から伝わったとされています」と書いています。 浄瑠璃の語りから発展した「だんじり唄」は、各地域の春祭りで唄われています。 地域の祭りや行事が盛んだということは、自治会とのつきあいが暮らしの一部になるということでもあります。 多世代同居・近居支援事業補助金の要件に「自治会に加入していること、または加入の意思があること」が入っているのは、その表れです。 移り住む前に、その地区の自治会の活動や費用について、聞いておくと安心です。

※市名「南あわじ」の由来・選定経緯、合併協議の平成13年以降の経過、合併の正式な方式は、市公式のページ本文から確認できていません(未取得)。 市の花・木の制定日も、市公式のページに明記がありません。 出典:南あわじ市都市計画マスタープラン 第2章 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/uploaded/attachment/5809.pdf / 南あわじ市「合併までのあゆみ」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/jyouhou/gappei1.html / 「南あわじ市の概要」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/jyouhou/gaiyou.html / 「南あわじ市防災カルテ」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/toshi/minamiawajibosaikarte.html / 「市の花・木」 https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/soumu/hanaki1.html

13南あわじ市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた南あわじ市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧南あわじ市内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

14南あわじ市の不動産購入に関する記事

15南あわじ市の不動産購入 よくある質問

南あわじ市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている南あわじ市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。つまり「これ以上もらってはいけない」という天井は法律で決まっていますが、「これだけはもらわなければならない」という床は決まっていない、ということです。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。計算例でいうと、1,000万円の物件なら仲介手数料の上限額は39万6,000円、2,000万円なら72万6,000円、3,000万円なら105万6,000円。これがまるごと0円になります(南あわじ市の相場ではなく、手数料の計算例です)。ただし、売主が手数料を支払わない取引など、対象外になる場合があります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

南あわじ市の住宅の相場はいくらくらいですか?

先に正直に書きます。南あわじ市の成約の相場は、公的データからは書けません。国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期)で、南あわじ市の成約は2件。種別ごと・町ごと・最寄駅ごとの集計は、どれも出ていません。2件の中央値には意味がないので、このページには載せていません。物差しになるのは地価公示です。令和8年地価公示で、住宅地は6地点・1㎡あたり平均26,716円・前年比−0.4%。最高は潮美台2丁目の38,000円、最安は阿那賀字伊毘の15,300円で、2.5倍の差があります。6地点のうち上昇は八木鳥井(+2.2%)の1地点、横ばいが3地点、下落が西淡地域の2地点です。商業地は3地点で平均42,000円(−0.6%)、工業地は0地点です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値も載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。ご検討中の物件が高いか安いかは、物件ごとに近い事例を調べてお答えしますので、URLをお送りください。

南あわじ市に市街化調整区域はありますか?

ありません。市の都市計画マスタープランの逐語は「区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)は定められておらず、用途地域の指定も行っていません」。灘・沼島地域を除く市内全域が「南あわじ都市計画区域」(平成22年3月30日指定・20,759.0ha)で、灘・沼島は都市計画区域外です。ただし「調整区域がない=自由に建てられる」ではありません。都市計画区域内では建築確認、建ぺい率・容積率・斜線の制限、幅4m以上の道路に2m以上接する接道義務がかかります。三原地域の全域と緑地域の一部は平成22年3月30日に新たに区域に入ったため、それ以前に建った家は、いまの接道の条件を満たしていないことがあります。また用途地域がないので、隣にどんな建物が建つかを用途地域で制限することができません。検討中の物件については、市の都市政策課(0799-43-5227)で確認できます。家タダでも契約前に無料でお調べします。

南あわじ市には鉄道の駅がないのですか?通勤はどうなりますか?

南あわじ市内に鉄道の駅はありません。市の都市計画マスタープランによれば、洲本〜福良間の鉄道は昭和41年9月に全線廃止されました。淡路島地域公共交通計画は「淡路島においては高速バスが鉄道のような役割を担っており」と書いています。市が案内している高速バスの拠点は陸の港西淡(志知鈩443-1)で、バス乗り場に無料の駐車場約280台がついたパークアンドライド型の施設です。同計画の路線表には高速バス「三ノ宮・福良線」「舞子・福良線」が載っています。便数・所要時間・運賃は市公式のページ本文に記載がなく、本ページでは未取得です。通勤・通学を考えている方は、運行事業者の時刻表と運賃を買う前に必ずご確認ください。市には「通勤・通学者交通費の助成」があり、本州・四国へ高速バス・船舶で通う方に通勤20%、島外への通学30%を助成しています(令和9年度から島外通学20%・島外通勤20%・最長36か月に変更予定)。島内の移動は車が中心で、淡路島全体の交通手段の分担率は自動車77.6%・バス2.5%(2020年)です。

島外から南あわじ市に移住して家を買う場合、補助金はありますか?

あります。「南あわじ市マイホーム取得事業補助金」です。基本補助金は新築・建売住宅200万円、中古住宅100万円。中学生以下の子ども(転入者)1人につき30万円が加算されます。上限は、基本と加算の合計と、実支払額の3分の1の、いずれか少ないほうです。主な要件は、転入直前に3年以上続けて島外の市区町村に住民登録があること、申請日前5年以内に南あわじ市に転入したこと、5年以上定住する意思があること、市町村税の未納がないことなど。土地は対象外で、別荘・賃貸・販売目的の住宅も対象外です。事業期間は令和7年4月1日〜令和9年3月31日で、所有権保存(移転)登記の受付日がこの日までのものが対象。申請は登記から6か月以内です。要件に合うかどうかは、契約の前に、ふるさと創生課で必ずご確認ください。なお、こうした補助金は仲介手数料とは別の話です。家タダの仲介手数料0円は、補助金の有無にかかわらず、物件ごとに適用の可否を判断します。

南あわじ市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税の税率は1.4%です(市公式の算式は「課税標準額×税率(1.4%)=税額」)。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。納期は5月・7月・9月・11月。納税義務者は1月1日現在の所有者です。都市計画税については、市公式の税のページに記載がありません。ただし「課税していない」と明記した文は確認できていないため、このページでは断定していません。検討中の物件に毎年かかっている税額は、売主側の納税通知書(課税明細書)でご確認ください。住宅用地の特例は、200平方メートルまでが価格の6分の1、超える部分が3分の1。新築住宅は一般の住宅で3年間(長期優良住宅は5年間)、120平方メートルまでの固定資産税が2分の1になります。また、土砂災害特別警戒区域に指定された宅地は、令和4年度から評価に補正率0.70が適用されています。

南あわじ市の学区はどう決まりますか?

市公式の逐語は「教育委員会が住民基本台帳に基づき、お子さんの通う学校を指定しています」。原則として住所で学校が決まる指定校制です。市立は小学校14校・中学校4校。これとは別に、広田小学校・広田中学校は南あわじ市・洲本市小中学校組合立です。小学校ごとの通学区域は市のPDF「南あわじ市内学校の通学区域」に載っています(本ページには転記できていませんので、学校教育課でご確認ください)。指定校以外に通う「校区外就学」は許可制で、事由のひとつに「住宅の新築などにより転居することが確実なため、あらかじめ転居先の学校への就学を希望する場合」があります(建築確認通知書または売買契約書等の写しが必要・承認期間は原則1年)。ほかに、部活動(中学校)、小規模特別認定校への入学、共働きで祖父母に預ける場合(小学校)などの事由があります。なお市は令和7年8月に「小中学校のあり方検討方針」を定めており、小規模な学校は今後、あり方の検討の対象になります。

南あわじ市の子どもの医療費や給食費はどうなっていますか?

こども医療費は、0歳から高校生世代(18歳到達日以後最初の3月31日)まで、外来・入院とも負担なしです。ただし通院には所得制限があり、保護者(父・母)の市町村民税所得割額の合計額が27万円未満であることが条件です。入院は所得制限がありません。学校給食費は、金額も無償化の有無も、市公式で確認できませんでした(未取得)。推測で書かない方針のため、「無償です」とも「有料です」とも書いていません。学校教育課にご確認ください。給食は南あわじ市学校給食センターと沼島学校給食センターの2か所でつくられています。保育料は、3歳児以上が所得に関わらず全員無償、同時入所の第2子は半額、第3子以降は無償です(3歳以上児の副食費は別途)。待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。

南あわじ市の津波や土砂災害のリスクはどのくらいですか?

兵庫県が平成26年6月3日に公表した南海トラフ巨大地震の想定で、最高津波水位は福良8.1m(到達58分)、阿万5.9m(50分)、灘5.8m(44分)、沼島4.4m(43分)。播磨灘側は伊毘2.9m、阿那賀2.8m、丸山2.7m、津井1.9m、湊1.8m、松帆1.7mです。同じ想定で、市域の約70%が震度7・震度6強、建物全壊は県下最多の11,255棟、死者数は1,473人。市は、防災・減災対策によって死者数を125人、全壊を3,821棟まで減らせるとしています。土砂災害は、兵庫県の指定で警戒区域562箇所・特別警戒区域396箇所(令和8年6月30日現在)。南あわじ市ハザードマップ(令和4年3月)で、洪水・土砂災害、津波、高潮を地区ごとに確認できます。Web版では拡大して建物まで確認できます。海に近い物件は浸水の深さと高台までの経路を、山裾の物件は土砂災害警戒区域を、古い建物は耐震性を、契約前に必ずご確認ください。

三原地域(榎列・八木・市・神代)の中古戸建てを買うときの注意点は?

三原地域は、平成22年3月30日に全域が新たに都市計画区域に入った地域です。市公式は、区域に入ると「建築確認申請書提出が必須」になり、建ぺい率・容積率・斜線の制限が生じ、「敷地は幅4m以上の道路に2m以上接する接道義務が原則必須」になると説明しています。つまり、それより前に建った家は、都市計画区域外だった時代の建物です。いまの建物を壊したあと、同じ場所に同じ大きさの家を建てられるかどうかを、契約前に確認してください。接道の条件を満たしていない土地は、住宅ローンの取扱いにも影響することがあります。また三原平野は農業の盛んな地域で、用途地域の指定もありません。隣が畑や牛舎という立地では、においや農作業の音を現地で確かめておくと安心です。八木地域の一部は宅地造成工事規制区域です。地価公示では、八木鳥井の標準地が28,400円/㎡・前年比+2.2%で、市内の住宅地6地点のうち唯一上昇しています。

灘・沼島の物件を買うときの注意点は?

灘・沼島地域は、南あわじ市でここだけが都市計画区域の外です。「2階建て以上」「延べ面積200平方メートル超」に当たらない建物は建築確認申請が不要で(建築工事届は必要)、接道義務も原則としてかかりません。道路に接していない土地や、建て替えのしにくい土地が流通していることがあります。住宅ローンや将来の建て替えに関わりますので、契約前の調査が欠かせません。災害の想定も厳しく、津波は灘で最高5.8m・到達44分、沼島で4.4m・到達43分。市のマスタープランは「急傾斜地が多い地形」としており、ハザードマップには灘山本・灘黒岩の地滑りの図があります。地価公示の標準地は1地点もなく、値段の物差しになる公的データがありません。沼島へは沼島汽船で約10分(毎日10往復・片道大人630円)。沼島小学校・沼島中学校があります。

南あわじ市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。南あわじ市空き家バンクの物件や、個人どうしの直接の取引に近い物件は、対象になるかどうかを個別に確認する必要があります。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税は毎年1月1日現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、南あわじ市固有の事情を正直に書いておきます。南あわじ市は、公的データそのものが薄い市です。直近4四半期の成約は2件で、種別ごとの集計もありません。住宅地の標準地は6地点で、灘・沼島地域には1地点もありません。「相場と比べて高いか安いか」を数字でお示しできる範囲が、ほかの市よりずっと狭いということです。価格交渉の根拠になる成約事例も少なくなります。第四に、物件の価格が低い場合、0円にできる金額そのものが小さくなります。500万円の物件で0円になるのは23万1,000円です。2,000万円の物件の72万6,000円と比べれば、差は小さい。これは隠さずにお伝えします。第五に、家タダの事務所は南あわじ市内にはありません。内覧にはご同行しますが、明石海峡大橋を渡ってうかがうため、日程の調整にお時間をいただくことがあります。第六に、補助金の申請は家タダが代わりに行うものではありません。マイホーム取得事業補助金や空き家の改修補助は、ご本人が市に申請する制度で、交付を決めるのは市です。要件の確認や日程の逆算はお手伝いしますが、交付をお約束することはできません。そして鉄道がないこと、用途地域がないこと、津波・土砂災害の想定が広いこと、都市計画区域に入る前に建った家があることなど、物件ごとに調べなければ分からない点が多い市です。家タダはこうした調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

南あわじ市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

南あわじ市は、鉄道の駅がなく、線引きも用途地域もなく、公的な取引データもほとんどない市です。本州側の市で使える「駅徒歩◯分」「市街化区域か調整区域か」「近隣の成約事例」という物差しが、そのままでは使えません。だからこそ、その物件そのものを調べる必要があります。南あわじ都市計画区域の内か、区域外の灘・沼島か。接道の条件を満たし、建て替えができるか。用途地域がないなかで、隣の土地が何に使われているか。津波の想定(福良8.1m・阿万5.9m・灘5.8m)と、土砂災害警戒区域562箇所・特別警戒区域396箇所にかかっていないか。毎年の税額はいくらか。校区はどこか(広田小学校・広田中学校は組合立です)。陸の港西淡・福良・インターチェンジまでの距離と、駐車場の台数。島外から転入される方は、マイホーム取得事業補助金(新築・建売200万円/中古100万円)の要件と、令和9年3月31日という期限も確認してください。そして最後にもう一度、正直に書きます。南あわじ市の成約データは2件です。このページに成約の相場は書いていません。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。計算例でいえば、1,000万円の物件なら39万6,000円、2,000万円の物件なら72万6,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月4日

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