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【門真市】で仲介手数料無料で家を買う方法|相場・エリア・交通を公的データで解説

大阪

大阪府門真市 専門 エリアガイド

門真市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

1,500万円の物件なら 56万1,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている門真市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

門真市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
門真市の人口
114,56065,245世帯/令和8年9月1日現在(門真市 住民基本台帳人口・日本人+外国人)
住宅地 公示価格
13.30万円/㎡前年比 +2.8%/18地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
207国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建147件・マンション60件
買主様の仲介手数料
01,500万円なら56万1,000円の削減

大和田・門真市・古川橋・門真南・萱島/三ツ島・江端町・島頭・野里町・大橋町・舟田町・本町・常称寺町/石原町・大倉町・幸福町・垣内町・中町・小路町・元町・上島町・城垣町・宮野町・岸和田 ほか

門真市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている門真市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。門真市の戸建の成約中央値は1,200万円、マンションは1,900万円(直近4四半期・国土交通省 成約価格情報)。この価格帯なら、仲介手数料の上限額との差は1件あたり46万〜69万円になります。

  • 門真市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均133,017円(18地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+2.8%
  • 市内で最も高い標準地(宮野町・165,000円/㎡)と最も安い標準地(岸和田三丁目・98,300円/㎡)の差は1.7倍。大阪府下24市のなかでも市内の土地値の格差が小さい市です。
  • 市域の97.5%が市街化区域。市街化調整区域は31ha(2.5%)しかありません。ほぼすべての物件に都市計画税(0.3%)がかかります。
  • 用途地域の36.9%(443ha)が準工業地域。第一種低層住居専用地域は10ha(0.8%)だけで、第二種低層住居専用地域と工業専用地域は指定がありません
  • 令和8年地価公示は、住宅地+2.8%に対して工業地が+12.1%(2地点・平均162,500円/㎡)。住宅地の4倍以上の勢いで上がっています。
  • 市は「津波災害警戒区域、土砂災害警戒区域に指定された区域はありません」と公式に明記しています。

01門真市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

門真市の価格帯で、いくら得になるか

門真市の住宅地は1㎡あたり平均133,017円(18地点の単純平均)。市内の標準地は最高165,000円/㎡(宮野町175番33)から最低98,300円/㎡(岸和田3丁目842番154)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が1.7倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,000万円39万6,000円0円▲39万6,000円
1,500万円56万1,000円0円▲56万1,000円
2,000万円72万6,000円0円▲72万6,000円
2,500万円89万1,000円0円▲89万1,000円
3,000万円105万6,000円0円▲105万6,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。

門真市の成約価格帯だと、いくら変わるか

直近4四半期の成約中央値は、戸建が1,200万円(147件)、マンションが1,900万円(60件)。戸建1,200万円なら仲介手数料の上限額は46万2,000円、マンション1,900万円なら69万3,000円。これがまるごと0円になります。駅別に見ると門真市駅の中央値は2,550万円で、この価格帯だと90万7,500円の差になります。逆に市内でいちばん中央値の低い島頭(580万円・9件)でも25万7,400円。門真市は成約の約7割(207件のうち147件)が戸建で、1,000万円台が中心価格帯の市です。この価格帯では、仲介手数料の有無が総支払額に占める割合が相対的に大きくなります。

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

02数字で見る門真市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて門真市・大阪府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 令和7年国勢調査で見る

令和7年国勢調査(速報)で門真市の人口は111,702人。前回(令和2年)から−8,062人・−6.7%と、大阪府内でも減少率の大きい市のひとつです。大阪府全体が−0.83%ですから、府の平均のおよそ8倍の速さで減っている計算になります。

ただし、この数字だけを見て「門真市は急に人が減りはじめた市」と読むのは正確ではありません。門真市の人口のピークは昭和50年(1975年)の143,238人です。市制を施行した昭和38年(1963年)8月1日の人口が66,582人でしたから、わずか12年で人口が2倍を超えたことになります。大阪市に隣接し、明治43年の京阪電車開通と昭和8年の松下電器製作所の誘致を経て工業都市へ転換した市に、高度経済成長期の人口が一気に流れ込んだ結果です。そして昭和50年を境に、門真市の人口は反転します。令和2年国勢調査が119,764人、令和7年国勢調査が111,702人。ピークからは約−22%、期間にして半世紀にわたる長期の減少局面にあります。

この「ピークが昭和50年」という事実は、住宅を買う側にとって重要な意味を持ちます。いまの門真市の市街地の骨格と住宅ストックの大半は、昭和40年代から50年代にかけて一気につくられたものだということです。密集市街地4地区・計137haが大阪府から「地震時等に著しく危険な密集市街地」として指定されてきたのも、この時期に建った老朽木造建築物が狭あい道路沿いに密集して残っているからです。門真市の成約物件の平均築年が戸建で1994年、マンションで1997年(国土交通省 成約価格情報・直近4四半期)というのも、その次の世代の住宅ストックが市場に出てきている段階だと読めます。

いっぽう住民基本台帳では、令和8年9月1日現在で114,560人・65,245世帯。国勢調査の111,702人より約2,800人多くなりますが、これは国勢調査が常住人口を、住民基本台帳が外国人を含む登録人口を数えているという定義の違いによるものです。そしてこの差を生んでいる要素のひとつが、門真市の世帯構成です。65,245世帯のうち、日本人単独世帯が61,626世帯、外国人単独世帯が3,121世帯、複数国籍世帯が498世帯外国人単独世帯と複数国籍世帯を合わせると3,619世帯・全世帯の約5.5%を占めており、日本人人口の減少を外国人世帯が一部補っている構造が読み取れます。20世帯に1世帯以上という比率は、住環境の面でも、賃貸・売買の需要の面でも、門真市を考えるうえで無視できない数字です。

人口が減っているのに地価が上がっている理由は04章で詳しく扱いますが、結論だけ先に書いておくと、「人口は半世紀かけて減る長期のトレンド、地価は密集市街地の更新と駅前再開発による短期の押し上げ」という時間軸の違いです。人口の減少と地価の上昇は、同じ期間を見ているわけではありません。

項目備考
令和7年国勢調査(速報)111,702人令和7年10月1日現在
前回(令和2年)比−8,062人(−6.7%)大阪府全体は −0.83%
令和2年国勢調査119,764人令和2年10月1日現在
住民基本台帳人口114,560人(男56,307/女58,253)令和8年9月1日現在
世帯数65,245世帯同上
うち日本人単独世帯61,626世帯全世帯の約94.5%
うち外国人単独世帯3,121世帯複数国籍世帯498世帯を含めて全世帯の約5.5%
人口のピーク143,238人昭和50年(1975年)。現在はピーク比 約−22%
市制施行時の人口66,582人昭和38年8月1日・府内27番目/全国556番目の市
市域面積12.30km²東西4.9km・南北4.3km。「標高は低く平坦地」(市統計書)
人口密度約9,315人/km²住民基本台帳114,560人÷12.30km²で当方が算出
隣接する市大阪市・守口市・寝屋川市・大東市門真市統計書「市の概観」。「大阪府の東北部に位置し」

市街化区域と市街化調整区域

門真市は市域1,230haのうち1,199ha(97.5%)が市街化区域で、市街化調整区域はわずか31ha(2.5%)しかありません。都市計画マスタープランも「市中央部の市街化調整区域を除き、市全域で市街地が形成されており」と記しています。大阪府下には市域の半分以上が市街化調整区域という市(箕面市58.1%、和泉市69.3%、河内長野市85.7%)がありますが、門真市はその対極にあります。「調整区域かどうか」で物件を落とす必要がほぼ無い市だと言えます。

区分面積構成比
市街化区域1,199 ha97.5%
市街化調整区域31 ha2.5%
合計(都市計画区域)1,230 ha100.0%

門真市の用途地域は準工業地域が最大で、市街化区域の36.9%(443ha)を占めます。これに対して第一種低層住居専用地域はわずか10ha(0.8%)第二種低層住居専用地域と工業専用地域は指定がゼロです。つまり門真市には「工場や倉庫が建てられない、戸建だけの閑静な住宅地」という用途規制そのものが、制度としてほぼ存在しません。隣地に何が建つかは用途地域ではなく現況で判断する必要があります。この住工混在の土地利用が、地価の絶対水準(府内41位)を抑えている一方で、市内の地価格差を1.7倍に収めている理由でもあります。上位5種のほかは、商業地域18.0ha・第一種低層住居専用地域10.0ha・工業地域6.2ha・準住居地域1.1ha。

用途地域面積市街化区域に占める割合
準工業地域443.0 ha36.9%
第二種中高層住居専用地域325.0 ha27.1%
第二種住居地域173.0 ha14.4%
第一種住居地域128.0 ha10.7%
近隣商業地域65.0 ha5.4%

※令和6年版 門真市統計書 表1-3「都市計画用途地域」(表中の基準日は令和6年11月1日現在と読み取れますが、基準日の記載そのものの確度は中です)。用途地域の合計1,199.3ha は市街化区域1,199.0ha と整合しています。

地価公示 ― 18地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、門真市の住宅地の標準地は18地点。 単純平均は1㎡あたり133,017円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+2.8%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
門真-11宮野町175番33165,000+4.4%
門真-16柳町970番3163,000+4.5%
門真-1上野口町340番22159,000+2.6%
門真-13本町234番2155,000+4.0%
門真-15元町25番9外153,000+3.4%
(中略・全18地点)
門真-2岸和田3丁目842番15498,300+2.0%
門真-14江端町903番15105,000+2.9%
門真-18島頭3丁目385番2外109,000+1.9%
門真-10北岸和田3丁目89番18111,000+2.8%
門真-9北島町131番2外121,000+2.5%

※変動率は前年(令和7年)の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。 前年に同一番号が無い地点(新規選定等)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ門真市内で、住宅地の地価は1.7倍ちがいます

最も高いのは宮野町175番33の1㎡あたり165,000円(+4.4%)。最も安いのは岸和田3丁目842番154の98,300円(+2.0%)。その差は1.7倍です。「門真市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

門真市は大阪府内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある大阪府内の69市区町村のうち、 門真市の住宅地の平均価格は41位大阪市24区と堺市7区を除いた「市」だけで見ると、38市のなかで第15位です。

区分門真市の位置母数
住宅地の平均価格(府内・区を含む)41位69市区町村
住宅地の平均価格(市のみ)15位38市
前年比の変動率(府内・区を含む)37位69市区町村
前年比の変動率(市のみ)9位38市

※国土交通省の鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)から当方が全地点の価格を集計して算出した自算値です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

門真市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地18地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で1.7倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

03門真市で、実際はいくらで成約しているか

ここまでの地価公示は、国土交通省が毎年1月1日時点で評価した「土地の価格」です。 実際に人が家を買ったときの値段ではありません。
この章では、公益社団法人 近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)が公表している「実際に成約報告された取引」の集計を掲載します。 不動産会社が売買を成立させたときにレインズへ報告した実績で、「このエリアで、実際にいくらで売れたか」を示す数字です。

中古マンションの成約(大阪府東部・2026年8月度)

項目大阪府東部前年同月比近畿圏
成約件数84件△9.7%1,374件
成約価格2,283万円+14.3%3,087万円
成約㎡単価31.64万円/㎡+7.1%45.33万円/㎡
専有面積72.15㎡+6.7%68.10㎡
築年数30年5か月29年10か月

大阪府東部の範囲:門真市・守口市・枚方市・寝屋川市・交野市・大東市・四條畷市・東大阪市・八尾市・柏原市

出典:公益社団法人近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)/マンスリーレポート No.165 2026年9月号。2026年8月度の集計

中古戸建住宅の成約(大阪府東部・2026年8月度)

項目大阪府東部前年同月比
成約件数106件△10.9%
成約価格1,994万円△1.6%
土地面積93.72㎡△2.8%
建物面積104.07㎡+5.3%
築年数30年6か月

門真市で、実際に成約した物件(町丁目まで公表されています)

国土交通省「不動産情報ライブラリ」が公表する成約価格情報。宅地建物取引業者が指定流通機構(レインズ)へ成約報告した実際の取引価格を、個人が特定されないよう町丁目までの表示・価格と面積を丸めた形で公表しているものです。
下の数字は2025年第2四半期〜2026年第1四半期(直近4四半期)に門真市内で成約した207件を集計したものです。 レインズの地域別平均と違い、町丁目まで分かるのがこのデータの強みです。

種別件数成約価格の中央値平均面積平均築年
戸建(土地と建物)147件1,200万円63㎡1994年
中古マンション等60件1,900万円68㎡1997年

出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産価格(取引価格・成約価格)情報取得API(2026年9月21日時点)。中央値は当社で算出。

成約事例と、そのとき本来かかっていた仲介手数料

下表は門真市で実際に成約した物件のうち、価格が中央値に近い=そのエリアの典型例を抜き出したものです。 いちばん右の2列が要点で、同じ物件を家タダで買っていれば、仲介手数料の欄の金額がまるごと手元に残ります。

種別所在(町丁目)最寄駅成約価格面積間取り築年成約時期仲介手数料の上限家タダなら
中古マンション本町門真市 徒歩9分1,900万円70㎡3LDK1998年2025年4〜6月69万3,000円0円
中古マンション常称寺町大和田(大阪) 徒歩4分2,000万円65㎡2LDK1983年2026年1〜3月72万6,000円0円
中古マンション江端町住道 徒歩25分1,700万円75㎡2LDK1982年2025年4〜6月62万7,000円0円
中古マンション元町西三荘 徒歩4分2,200万円70㎡1LDK2002年2025年4〜6月79万2,000円0円
戸建宮野町大和田(大阪) 徒歩10分1,200万円土地55/建物60㎡4K1983年2025年4〜6月46万2,000円0円
戸建殿島町門真市 徒歩10分1,200万円土地80/建物80㎡6DK1978年2025年10〜12月46万2,000円0円
戸建三ツ島門真南 徒歩20分1,300万円土地65/建物70㎡2LDK1975年2025年4〜6月49万5,000円0円
戸建北島町門真南 徒歩15分1,100万円土地80/建物70㎡3LDK1978年2025年7〜9月42万9,000円0円

※仲介手数料は宅地建物取引業法の報酬額上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。※価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。※戸建の面積は「土地面積/建物面積」です。

門真市の町丁目別 成約価格(中央値)

同じ門真市内でも、町丁目が変わると成約価格は大きく変わります。件数が3件以上あった町丁目を、件数の多い順に並べました。

町丁目件数成約価格の中央値平均面積
三ツ島19件1,000万円58㎡
江端町12件1,350万円73㎡
島頭9件580万円51㎡
野里町8件1,500万円60㎡
大橋町8件1,300万円60㎡
舟田町8件1,000万円56㎡
本町7件1,900万円71㎡
常称寺町7件1,500万円65㎡

同じ門真市内で、町丁目が変わると成約価格は3.3倍ちがいます

上表で最も高いのは本町(7件・中央値1,900万円)、最も低いのは島頭(9件・中央値580万円)その差は3.3倍です。
「門真市の相場」というひとつの数字で物件を判断すると、この差が見えません。検討中の物件がどの町丁目にあるのか、その町丁目の成約水準はいくらなのか——ここまで見て初めて「この価格は妥当か」が判断できます。家タダでは、物件URLをお送りいただければその物件の町丁目の成約事例と照らして妥当性を無料で診断します。

門真市は「どの駅か」で価格が変わる

同じ門真市内でも、最寄駅が変わると成約価格の中央値は大きく動きます。成約が3件以上あった駅を、件数の多い順に並べました。

最寄駅成約件数成約価格の中央値平均徒歩
大和田(大阪)駅71件1,300万円徒歩13分
門真市駅36件2,550万円徒歩9分
古川橋駅27件2,300万円徒歩13分
門真南駅27件1,100万円徒歩15分
萱島駅19件1,100万円徒歩16分
住道駅10件1,200万円徒歩25分

※国土交通省の成約価格情報に記録された最寄駅名・徒歩分にもとづく集計です。徒歩分は各駅の平均値。件数が3件未満の駅は除いています。

最も高い駅と最も安い駅で2.3倍の差

門真市駅が中央値2,550万円で最も高く、門真南駅が1,100万円で最も低い。その差は2.3倍です。「門真市の相場」とひとくくりにせず、どの駅を使う物件かで見る必要があります。

門真市の買主が、この1年で払った仲介手数料の試算

門真市では直近4四半期に207件が成約しています。種別ごとの成約価格の中央値に宅建業法の報酬額上限をあてはめると、買主側が支払った仲介手数料の合計は、およそ1.1億円という計算になります。
この全部が、家タダで買えば0円だった金額です。

※あくまで試算です。中央値=全件の代表値とみなし、全件が報酬額の上限で取引されたと仮定しています。実際には上限より低い手数料の取引や、売主が宅建業者で買主側に手数料が発生しない取引も含まれます。金額の大きさより「1件あたり100万円前後が動いている」という規模感の目安としてご覧ください。

※件数の少ない町丁目は、中央値が1〜2件の特殊な取引に引っ張られます。必ず件数の列と併せてご覧ください。

この成約価格なら、仲介手数料はいくらかかるか

大阪府東部の中古マンションの平均成約価格は2,283万円。 この価格で買うと、仲介手数料は上限で81万9,390円かかります。家タダならこれが0円です。
下表は、実際の成約価格帯に宅建業法の報酬額上限(税込)をあてはめたものです。

成約価格仲介手数料の上限(税込)家タダの場合差額
1,400万円52万8,000円0円52万8,000円 の削減
1,800万円66万円0円66万円 の削減
2,300万円82万5,000円0円82万5,000円 の削減
2,700万円95万7,000円0円95万7,000円 の削減
3,400万円118万8,000円0円118万8,000円 の削減

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。実際の手数料額は物件・媒介形態により異なります。

いまの市況(2026年8月度・近畿圏)

  • 中古マンション:成約件数は7ヶ月連続で減少。成約㎡単価は7ヶ月ぶりに下落
  • 中古戸建住宅:成約件数は2ヶ月連続で増加。在庫件数は50ヶ月連続で増加

買う側から見ると、いまは交渉余地が出てきている局面です

近畿圏の中古マンションは成約件数が7か月連続で減少し、成約㎡単価も7か月ぶりに下落しました。 件数が落ちて単価も下がるのは、売り手が強気の価格を維持できなくなってきているサインです。
一方で中古戸建は成約件数が2か月連続で増加しており、マンションと戸建で需給の向きが逆になっています。
買う人にとっての意味:売り出し価格がそのまま通る局面ではないということです。 成約データを根拠に指値を入れる余地があります。家タダでは、レインズの成約事例をお見せしたうえで、 価格交渉まで無料で代行します。仲介手数料0円と価格交渉は別の話で、両方やって初めて手取りの差が出ます。

この数字の読み方(必ずお読みください)

・これは近畿レインズが公表している地域全体の集計値であり、家タダ(株式会社MILLIONS)自身の成約実績ではありません。

・レインズの定義では「成約物件 = 当月に成約報告されたもの」です。成約報告があったものの集計であり、市場のすべての取引を網羅したものではありません。

・平均値なので、同じ地域でも駅距離・築年数・面積・階数によって実際の成約価格は大きく上下します。 ご検討中の物件が相場に対して妥当かどうかは、物件URLをお送りいただければ個別にお調べします(無料)。

04門真市の特徴 ― 人口が6.7%減っても、地価が2.8%上がっている理由

門真市のデータを並べると、一見矛盾した数字が出てきます。 令和7年国勢調査で人口は−8,062人・−6.7%。ところが令和8年地価公示の住宅地は 前年比+2.8%。人口が減っているのに土地は値上がりしている。 しかも上がり方は住宅地だけではありません。商業地4地点は+5.4%、 工業地2地点にいたっては+12.1%です。 この対照は、公的資料だけで説明がつきます。順に見ていきます。

まず、令和8年地価公示の全24地点を並べる

門真市には令和8年地価公示の標準地が、住宅地18地点・商業地4地点・工業地2地点の 合計24地点あります。まず住宅地18地点を、価格の高い順に全部並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
門真-11宮野町175番33165,000 +4.4%105㎡
門真-16柳町970番3163,000 +4.5%83㎡
門真-1上野口町340番22159,000 +2.6%140㎡
門真-13本町234番2155,000 +4.0%102㎡
門真-15元町25番9外153,000 +3.4%125㎡
門真-7月出町1358番140,000 +3.7%118㎡
門真-3大倉町249番17139,000 +2.2%86㎡
門真-8南野口町534番36外137,000 +3.0%114㎡
門真-17大池町641番39136,000 +3.8%68㎡
門真-6千石東町608番7128,000 +0.8%208㎡
門真-12島頭四丁目298番12126,000 +2.4%80㎡
門真-5柳田町981番30125,000 +1.6%85㎡
門真-4沖町502番23124,000 +2.5%102㎡
門真-9北島町131番2外121,000 +2.5%100㎡
門真-10北岸和田三丁目89番18111,000 +2.8%99㎡
門真-18島頭三丁目385番2外109,000 +1.9%92㎡
門真-14江端町903番15105,000 +2.9%73㎡
門真-2岸和田三丁目842番15498,300 +2.0%80㎡

18地点すべてがプラスです。下落地点はひとつもありません。 そして最高の宮野町165,000円/㎡と最安の岸和田三丁目98,300円/㎡の差は1.7倍18地点のうち17地点が10万円台に収まり、残る1地点(岸和田三丁目)も98,300円という、 かなり狭い分布です。 上昇率も、いちばん高い柳町の+4.5%から、いちばん低い千石東町の+0.8%までの幅に収まっています。

参考までに、地積(標準地の面積)も並べてみました。 18地点のうち16地点が68㎡〜125㎡で、200㎡を超えるのは千石東町の208㎡だけです。 門真市の住宅地は、標準地の水準でも敷地が小さいということが読み取れます。 これは成約データとも整合していて、 戸建147件の平均延床は63㎡、マンション60件の平均専有は68㎡です。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。 前年比は前年の同一標準地の価格と比較して当方が算出した自算値です。

商業地4地点・工業地2地点 ― 住宅地より、こちらが動いている

住宅地ばかり見ていると見落とすのが、商業地と工業地です。

区分地点数平均価格 前年比
住宅地18地点133,017円/㎡ +2.8%
商業地4地点219,500円/㎡ +5.4%
工業地2地点162,500円/㎡ +12.1%

工業地の+12.1%は、住宅地の+2.8%の4倍以上です。 個別に見ると次のとおりです。

区分所在地番価格(円/㎡) 前年比
商業地末広町2161番外291,000 +5.4%
商業地常称寺町2番16216,000 +5.4%
商業地打越町132番2201,000 +5.8%
商業地小路町432番6170,000 +4.9%
工業地四宮六丁目197番外165,000 +12.2%
工業地三ツ島六丁目2160番160,000 +11.9%

ここで効いてくるのが、門真市の用途地域の構成です。 市街化区域1,199haのうち443ha(36.9%)が準工業地域で、これが市内で最大の用途地域。 工業地域6.2haを足すと約449haになります。 一方で第一種低層住居専用地域は10ha(0.8%)しかなく、 第二種低層住居専用地域と工業専用地域にいたっては指定がゼロです。

つまり門真市には「工場や倉庫が建てられない、戸建だけの閑静な住宅地」という 用途規制が、制度としてほぼ存在しません。 そして、その準工業地域を主戦場とする工業用地の価格が、 いま住宅地の4倍以上の勢いで上がっている。 これは住宅を買う側にとって、2つの意味で効いてきます

  • 用途地域が住居系でも、隣地が工場・倉庫・物流施設である可能性が高い。 準工業地域では、危険性や環境悪化のおそれが大きい工場を除けば、 工場・倉庫・遊技場などが広く建てられます。 「用途地域が住居系だから静かなはず」という読み方は、門真市では通用しません。
  • 工業用地としての需要が、住宅用地の価格の下支えになっている。 近畿自動車道・第二京阪道路・府道大阪中央環状線・国道163号という幹線が集まる市で、 工業地が+12.1%で上がっているということは、 その土地の代替用途としての値段が上がっているということです。 住宅地の+2.8%は、この地面の値段の底上げと無関係ではありません。

門真市の歴史をたどると、この構図の来歴が分かります。 市の公式資料は「もともと河内蓮根を産する農業地域であったが、工業都市へと転換し、 現在は東大阪工業地帯において重要な位置を占める」と記しています。 準工業地域36.9%という現在の用途地域の構成は、この転換の直接の結果であり、 工業地の+12.1%は、その工業都市としての需要がいまも生きていることを示す数字です。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)/ 令和6年版 門真市統計書 表1-3「都市計画用途地域」/門真市「市の紹介」

理由1:新しく宅地を供給できる余地が、ほぼ無い

門真市は市域1,230haのうち1,199ha(97.5%)がすでに市街化区域です。 残る市街化調整区域は31haしかありません。 つまり「調整区域を市街化区域に編入して新しい住宅地をつくる」という供給の増やし方が、 物理的にほとんど残っていない市です。 都市計画マスタープランも「市中央部の市街化調整区域を除き、市全域で市街地が形成されており」 と記しています。

大阪府下には、市域の半分以上が市街化調整区域という市が複数あります。 そうした市では、調整区域の一部を市街化区域に編入したり、 地区計画を立てて新市街地をつくったりする余地があります。 門真市にはその余地がほぼありません。 いま供給されている新しい宅地は、市南部の北島東・北島東第2・北島西・北周辺地区の 土地区画整理事業と、既存市街地の建て替えが中心になります。

人口が減っても、供給がそれ以上に絞られていれば、価格は下がりません。 これが1つめの理由です。

理由2:密集市街地137haの「更新」そのものが、供給を生んでいる

大阪府の密集市街地整備アクションプログラムで、門真市は 4地区・計137haが対象に指定されています。 これは大阪府が「地震時等に著しく危険な密集市街地」として7市11地区・約2,248haを指定したうちの一部で、 対象市は大阪市・堺市・豊中市・守口市・門真市・寝屋川市・東大阪市です。 人口114,560人・面積12.30km²の市が、大阪市や堺市と同じリストに並んでいます。

地区評価範囲面積 想定平均焼失率目標年度解消状況
西部地区(39ha)小路町・元町25ha 19.3%令和7年度末解消済
本町14ha26.6% 令和12年度末未解消
古川橋駅北地区(54ha)石原町・大倉町24ha 63.3%令和12年度末未解消
幸福町・垣内町18ha 令和4年度末解消
中町12ha 令和2年度末解消
大和田駅南地区(17ha)野里町17ha 令和2年度末解消
北東部地区(27ha)上島町・城垣町27ha 令和4年度末解消

老朽木造が除却され、道路が広がり、敷地が共同化されて新築が建つ。 この更新の過程そのものが、地価を押し上げます。 大阪府全体では令和7年度末時点で218haまで減少しており、門真市でも4地区のうち5つの評価範囲が解消済みです。 残るのは本町14haと石原町・大倉町24haの計38ha

未解消の2範囲について、大阪府が書いていること

とくに石原町・大倉町は想定平均焼失率63.3%という数字です。 地震で火災が起きたとき、その範囲の建物のおよそ3分の2が焼けると想定されている、ということになります。 大阪府のアクションプログラムは、この範囲がなぜ解消しないのかを次のように書いています。

狭小、接道不良敷地が多い
地権者の高齢化による建替え意欲の低下
(このため民間開発が進みにくく、官民連携が重要である)

これは住宅を買う側にとって、そのまま実務上の注意書きになります。 「狭小、接道不良敷地が多い」というのは、 建築基準法上の接道義務を満たさない敷地(再建築不可)が混じっている可能性があるということです。 再建築不可の土地は、住宅ローンが組みにくく、売るときも買い手が限られます。 安く出ている物件には、安い理由があるかもしれない。 門真市の古川橋駅北・本町エリアでは、接道の確認が他市より重要です。

そして注意したいのが、「解消済み」の範囲についても府が書いていることです。 大和田駅南地区(野里町17ha)は令和2年度末の目標どおり解消済みとされていますが、 アクションプログラムの本文はこう続けています。

依然として老朽化した木造共同住宅等が建ち並ぶ箇所が残っており、 緊急時の避難や消防活動の支障となる区域が残存している

「解消」とは、大阪府の評価基準(想定平均焼失率など)を下回ったという意味であって、 「その一帯がすべて建て替わった」という意味ではありません。 北東部地区(上島町・城垣町27ha)についても、府は 狭隘道路沿道の老朽木造建築物、空き家の増加、地権者の高齢化を課題として挙げています。 解消済みの地区でも、現地で前面道路の幅と建物の状態を見る必要があります。

出典:大阪府「密集市街地整備アクションプログラム」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130040/jumachi/misshu/jisshijoukyou.html / 各地区のアクションプログラムPDF(西部 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/2291/05_1_apseibu.pdf /古川橋駅北 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/2291/05_2_apfurukawabashi.pdf /北東部 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/2291/05_3_aphokutoubu.pdf /大和田駅南 //www.pref.osaka.lg.jp/documents/2291/05_4_apowada.pdf )/ 大阪府「地震時等に著しく危険な密集市街地」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130040/jumachi/misshu/misshuichi.html

理由3:不燃化の法的な枠組みが入っている

門真市は平成29年7月1日に防災街区整備地区計画を決定しています。 対象は西部地区・古川橋駅北地区・大和田駅南地区・北東部地区の4地区で、 対象町名は次の11町名の各一部です。

対応する地区対象町名(各一部)
西部地区小路町、本町、元町
古川橋駅北地区石原町、大倉町、垣内町、幸福町、中町
大和田駅南地区野里町
北東部地区上島町、城垣町

目的は「密集市街地におけるまちの不燃化を一層促進し、安全なまちづくりを進めるため」です。 これらの町名の物件を検討する場合、地区計画による建築制限がかかっている可能性があります。 地区計画の制限は、建ぺい率・容積率とは別の、その区域だけのルールです。 一般には建築物の構造(準耐火建築物以上など)、壁面の位置、最低敷地面積といった項目が定められますが、 門真市の防災街区整備地区計画の制限の具体的内容は、 本ページ作成時点で確認できていません(未取得)ので、 本文では「制限がかかっている可能性がある」という以上のことは書いていません。 該当する町名の物件を検討する場合は、必ず市のまちづくり部で制限内容をご確認ください。

なお、門真市には防災街区整備地区計画を含めて9件の地区計画があります。 門真南駅前地区/みどりの地区計画/北島東地区/防災街区整備地区計画/北島東第2地区/ 幸福東地区/門真市駅前地区/北島西・北周辺地区。 このうち幸福東地区は、密集市街地の解消済み範囲である幸福町に対応するもので、 北島東・北島東第2・北島西・北周辺地区は市南部の土地区画整理事業の区域に対応します。 門真市は、密集市街地の更新と新市街地の形成を、 どちらも地区計画という制度で下支えしている市だと言えます。

出典:門真市「防災街区整備地区計画」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/toshikeikaku/tikukeikaku/5011.html / 門真市「地区計画一覧」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/toshikeikaku/tikukeikaku/index.html

理由4:駅前と市庁舎エリアの面的更新が、同時に走っている

3つめの押し上げ要因が、拠点の再整備です。

事業・計画内容時期
門真市駅前地区地区計画区域面積約2.0ha 令和5年10月18日決定/令和7年11月28日変更
庁舎エリア整備市庁舎エリアの再整備。市は審議会を設置進行中
立地適正化計画「住居および医療・福祉・商業などの都市機能の立地を計画的に誘導」 平成29年3月策定/令和8年1月変更
都市構造再編集中支援事業対象地区は門真市南東地区(都市再生整備計画事業)
土地区画整理事業北島東地区・北島東第2地区・北島西・北周辺地区(市南部) 進行中

門真市駅前地区の地区計画が令和7年11月28日に変更されているのは、 この駅前が「決まって終わった」のではなくいま動いていることを示しています。 立地適正化計画も令和8年1月に変更されたばかりです。 つまり門真市の地価+2.8%は、過去の実績ではなく、 現在進行中の事業を織り込んだ数字だと読むのが自然です。

ただし正直に書いておくと、 立地適正化計画の居住誘導区域・都市機能誘導区域の具体的な範囲、 届出の対象となる規模、都市構造再編集中支援事業「門真市南東地区」の区域面積・事業期間は、 本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。 「この物件は居住誘導区域の内か外か」という判断が必要な場合は、 市の公表しているPDF(立地適正化計画 本編・概要版・届出制度)を直接ご確認ください。

出典:門真市「門真市駅前地区地区計画」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/toshikeikaku/tikukeikaku/25637.html / 「立地適正化計画」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/keikaku/18630.html / 「都市構造再編集中支援事業」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/toshikeikaku/18722.html / 「庁舎エリア整備」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/keikaku/25444.html

その結果、市内の地価格差が「1.7倍」しかない

門真市の住宅地の標準地18地点は、最高が宮野町の165,000円/㎡、 最安が岸和田三丁目の98,300円/㎡。その差はわずか1.7倍です。 大阪府下の他の市を見ると、大東市は大野3,300万円に対し北条770万円、 富田林市は廿山3,000万円に対し須賀765万円と、成約ベースで4〜7倍の開きがあります。 門真市にその開きが無いのは、市域の97.5%が市街化区域で、標高が低く平坦で、 山も海も無いという土地のつくりの結果です。

市が公式に「本市は、津波災害警戒区域、土砂災害警戒区域に指定された区域はありません」 と明記しているとおり、門真市には「この区域だから安い」という災害リスクの線引きがありません。 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)があれば建築規制と開発許可がかかり、 担保評価にも将来の建替え可能性にも直接響きます。 そうした制度的な線引きが市内に1本も無いことが、1.7倍という狭さの土台にあります。

これは買い手にとって、はっきりメリットとデメリットの両面があります。 メリットは「エリア選びを外して大損する」リスクが小さいこと。 デメリットは「割安なエリアを見つけて得をする」余地も小さいことです。 門真市ではエリアより物件の個別条件(接道・敷地形状・築年・用途地域の隣地状況)で差がつきます

町丁目別の成約 ― 3.3倍の差は、どこで生まれているか

地価公示は1.7倍でしたが、実際に売買された物件の価格はもう少し開きます。 国土交通省の成約価格情報(直近4四半期・門真市207件)を町丁目別に見ると、次のとおりです。

町丁目件数成約中央値 平均面積
本町7件1,900万円 71㎡
野里町8件1,500万円 60㎡
常称寺町7件1,500万円 65㎡
江端町12件1,350万円 73㎡
大橋町8件1,300万円 60㎡
三ツ島19件1,000万円 58㎡
舟田町8件1,000万円 56㎡
島頭9件580万円 51㎡

最高の本町1,900万円と最安の島頭580万円で、3.3倍の差です。 地価公示の1.7倍より開いています。なぜかというと、面積が違うからです。 本町の平均71㎡に対して、島頭は51㎡。 土地の単価の差(1.7倍)に、建物の広さの差が上乗せされて、成約価格の差(3.3倍)になる。 これが門真市の価格差の構造です。

地価公示で確かめてみると、島頭には標準地が2つあって、 島頭四丁目が126,000円/㎡(+2.4%)、島頭三丁目が109,000円/㎡(+1.9%)。 市内平均133,017円/㎡より安いとはいえ、最安の岸和田三丁目98,300円/㎡ほどではありません。 つまり島頭の580万円という中央値は、 土地が極端に安いからではなく、流通している物件が小さいからだと読むのが正確です。 実際、島頭の平均51㎡は8町丁目のなかで最も小さい数字です。

ここが門真市でいちばん誤解されやすいところです。 「島頭は580万円だから安い街」ではなく、 「島頭では51㎡クラスの小さな物件がよく流通している」というのが、データの読み方として正しい。 逆に言えば、同じ島頭でも広い物件は相応の値段になります。 町名で相場を決めつけず、面積あたりで比較することをおすすめします。

駅別の成約 ― 2,550万円から1,100万円まで

最寄駅件数成約中央値 平均徒歩備考
門真市36件2,550万円 9分賑わい中心拠点。駅前地区計画2.0ha
古川橋27件2,300万円 13分賑わい中心拠点。市役所徒歩5分
大和田71件1,300万円 13分市内で最も取引が多い
住道10件1,200万円 25分大東市の駅。門真市の物件が10件
門真南27件1,100万円 15分南部生活拠点
萱島19件1,100万円 16分市北東部。乗車人員は市内2位

駅別で見ると門真市駅2,550万円と門真南・萱島の1,100万円で2.3倍です。 ここで気づいていただきたいのは、平均徒歩分数との関係。 中央値が最も高い門真市駅は平均徒歩9分で、市内で最も短い。 逆に中央値1,100万円の萱島は平均16分、門真南は15分です。 門真市では「どの駅か」より「駅からどれだけ近いか」で価格が決まる傾向が、 このデータから読み取れます。 市域が東西4.9km・南北4.3kmと小さく、7駅が高密度に分布している市らしい結果です。

もうひとつ。成約207件のうち10件は、大東市の住道駅が最寄りです。 門真市は大阪市・守口市・寝屋川市・大東市の4市と接しているため、 市外の駅が最寄りになる物件が一定数あります。 守口市の大日駅(Osaka Metro/大阪モノレール)も同じです。 広告の「最寄駅」と「住所」は別物として確認してください。

実際の成約は、こんな中身です

数字の話が続いたので、実際の成約事例も挙げておきます。 いずれも国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報で、 家タダ自身の取引実績ではありません。

種別所在成約価格専有・延床 間取築年構造最寄駅・徒歩時期
マンション元町2,200万円70㎡ 1LDK2002年RC西三荘 4分2025Q2
マンション常称寺町2,000万円65㎡ 2LDK1983年SRC大和田 4分2026Q1
マンション本町1,900万円70㎡ 3LDK1998年SRC門真市 9分2025Q2
マンション江端町1,700万円75㎡ 2LDK1982年SRC住道 25分2025Q2
戸建三ツ島1,300万円65㎡(土地70㎡) 2LDK1975年木造門真南 20分2025Q2
戸建宮野町1,200万円55㎡(土地60㎡) 4K1983年木造大和田 10分2025Q2
戸建殿島町1,200万円80㎡(土地80㎡) 6DK1978年木造門真市 10分2025Q4
戸建北島町1,100万円80㎡(土地70㎡) 3LDK1978年木造門真南 15分2025Q3

気づいていただきたいのは、戸建の土地面積です。 宮野町60㎡、三ツ島70㎡、北島町70㎡、殿島町80㎡。 いずれも敷地が小さい。 これは地価公示の標準地18地点のうち16地点が68〜125㎡だったことと整合しますし、 大阪府が密集市街地について書いた「狭小、接道不良敷地が多い」という指摘とも符合します。

敷地が小さいということは、実務上いくつかのことを意味します。

  • 接道の確認が重要。敷地が小さく細分化されているエリアでは、 前面道路が建築基準法上の道路でない、幅員が4m未満でセットバックが必要、 あるいは接道長が2mに満たないといったケースが混じります。 門真市は指定道路図をインターネットで公開していますので、確認は可能です。
  • 建て替えの自由度が低い。敷地60㎡・70㎡という規模では、 駐車場を取れるか、北側の採光が取れるかといった制約がきつくなります。 中古を買って建て替える前提なら、建築士に事前相談しておく価値があります
  • 築年が古い物件が多い。上の表でも戸建4件はすべて1970年代〜1980年代の築です。 成約147件の平均築年は1994年ですが、1981年以前の旧耐震基準の物件も相応に流通しています。 門真市は耐震・除却の補助制度と狭あい道路拡幅整備事業補助を設けていますので、 該当するかどうかを市の建築課に確認する価値があります。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・門真市207件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 延床・土地面積は公表値を四捨五入した区分値です。

まとめ:門真市は「エリア」ではなく「物件」で決まる市

門真市の住宅地の平均価格は、大阪府内で住宅地の標準地が3地点以上ある 69市区町村のうち41位、大阪市24区と堺市7区を除いた38市のなかでは15位です。 変動率(+2.8%)で見ると府内69市区町村中37位、38市のなかでは9位「価格の水準は府内で真ん中よりやや下、上がり方は市のなかでは上位」というのが、 数字で見た門真市の位置です。

そしてその内側は、地価公示で1.7倍、成約で3.3倍。 他市(大東市4.3倍、富田林市4〜7倍)と比べれば市内格差は小さいほうです。 言い換えると、門真市では「どのエリアを選ぶか」で勝負がつきません。 確認すべきことは、市と府の資料からはっきり決まります。

  • その物件の接道はどうか(狭小・接道不良敷地が多いと府が明記している市です)
  • 密集市街地4地区137haの区域内か、未解消の38ha(本町・石原町・大倉町)にかかるか
  • 防災街区整備地区計画の対象11町名に含まれるか、建築制限がかかるか
  • 隣地・向かい・裏の現況は何か(準工業地域36.9%で、低層住専はほぼ存在しない市です)
  • 内水・洪水・液状化のハザードマップ4種類で、その住所がどう評価されているか

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。

空から見た、この50年の門真市

門真市は、江戸後期から大正期にかけて蓮根の産地でした。市の公式資料は「大正期に蓮根栽培が最盛期を迎え、河内蓮根が全国的に認識されるように」なったと記しています。明治43年の京阪電車開通で産業が急速に発展し、昭和8年には松下電器製作所が誘致され、昭和38年の市制施行時に66,582人だった人口は、昭和50年に143,238人まで膨らみました。12年で2.15倍です。左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲です。左の写真の時点が、ちょうど人口のピーク(昭和50年=1975年)にあたります。つまり左側に写っているのが「門真市がいちばん人口を抱えていたときの市街地」で、右側はそれから半世紀が経ち、人口が111,702人(令和7年国勢調査)まで減り、密集市街地4地区137haのうち5つの評価範囲が解消され、門真市駅前に2.0haの地区計画が入り、市南部で土地区画整理事業が進んだあとの姿です。高度経済成長期に一気に埋まった市街地が、いまどう更新されつつあるかが見えます。

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28724〜28726・y13008〜13009)で切り出しています。

05門真市を6に分けて考える(エリアガイド)

門真市の都市計画マスタープラン(令和4年3月改定・計画期間 令和4〜13年度)は、市域を北西地域・北東地域・南西地域・南東地域の4地域に区分し、将来都市構造として「賑わい中心拠点」(古川橋駅・門真市駅周辺)「まちなか生活拠点」(複数駅周辺)、「南部生活拠点」を位置づけています。将来都市像は「子どもが育ち 魅力が育つまち 門真」。また密集市街地について「市北部では、密集市街地が複数箇所に分布」「『地震時等に著しく危険な密集市街地』が解消となった地域でも、引き続き、地域の実情に応じた魅力あるまちづくり」と記しています。ここでは公式の地域区分と拠点の位置づけに、国土交通省の成約価格情報(駅別・町丁目別)、令和8年地価公示の全24地点(住宅地18・商業地4・工業地2)、大阪府の密集市街地整備アクションプログラムの解消状況を重ねて、6つのまとまりに整理します。門真市は市域12.30km²に7駅がある高密度な市なので、エリアは「駅」を軸に読むのがいちばん実務的です。なお各町丁目がどの地域区分に属するかを町名単位で示した公表資料は確認できていないため、以下は駅からの距離(成約データの徒歩分)と密集市街地の地区名にもとづく整理である点をお断りしておきます。

門真市駅周辺(賑わい中心拠点・市の中心)(最寄駅:門真市)

都市計画マスタープランが「賑わい中心拠点」と位置づけた2駅のうちの1つで、京阪本線と大阪モノレールの乗換駅。京阪の乗車人員13,543人は市内最多です。成約中央値は2,550万円(36件・平均徒歩9分)で市内の駅別トップ。徒歩9分という平均は市内の6駅で最も短く、駅至近の物件が実際に流通しているエリアだと読めます。駅前約2.0haには門真市駅前地区地区計画が令和5年10月18日に決定され、令和7年11月28日に変更されています。さらに市は庁舎エリア整備審議会を設置しており、市庁舎エリアの再整備が同時進行しています。地価では住宅地の本町234番2が155,000円/㎡(+4.0%)。成約個票でも本町のマンション(門真市駅徒歩9分・SRC・1998年築・70㎡)が1,900万円で成約しています。町丁目別の成約中央値も本町1,900万円(7件・平均71㎡)で市内最高水準。一方でこの本町は密集市街地「西部地区」の未解消範囲14ha(想定平均焼失率26.6%)を含み、目標年度は令和12年度末。市内で最も高く、かつ未解消の密集市街地を抱えるエリアです。

古川橋駅周辺(賑わい中心拠点・密集市街地54ha)(最寄駅:古川橋)

もう1つの「賑わい中心拠点」。市役所へは駅から西へ徒歩5分で、門真市駅と市役所を挟んで向かい合う位置関係です。成約中央値は2,300万円(27件・平均徒歩13分)で市内2位。乗車人員9,536人、令和元年比−13.1%。このエリアの最大の論点は密集市街地「古川橋駅北地区」54haです。内訳は石原町・大倉町24ha(想定平均焼失率63.3%・令和12年度末目標・未解消)、幸福町・垣内町18ha(令和4年度末・解消)、中町12ha(令和2年度末・解消)。大阪府のアクションプログラムは未解消範囲について「狭小、接道不良敷地が多い」「地権者の高齢化による建替え意欲の低下」により民間開発が進みにくいと記しています。地価は大倉町249番17が139,000円/㎡(+2.2%)で市内平均133,017円/㎡をやや上回る水準。解消済みの幸福町には幸福東地区地区計画があります。同じ「古川橋駅徒歩圏」でも、区画整理が済んだ街区と、狭小・接道不良の敷地が残る街区が隣り合っているのがこのエリアの実態です。接道と再建築の可否は、必ず個別に調べてください。

大和田駅周辺(成約件数が市内最多)(最寄駅:大和田)

成約件数71件は市内の駅別で最多で、207件のうち3分の1がこの駅を最寄りとしています。成約中央値は1,300万円(平均徒歩13分)。乗車人員8,803人・令和元年比−20.9%。注目すべきは地価で、市内の住宅地18地点の最高値である宮野町175番33の165,000円/㎡(+4.4%)がこのエリアにあります。成約個票でも宮野町の戸建(大和田駅徒歩10分・木造・1983年築・延床55㎡/土地60㎡)が1,200万円で成約しています。町丁目別では常称寺町が1,500万円(7件・平均65㎡)野里町が1,500万円(8件・平均60㎡)。常称寺町は商業地の標準地(2番16)が216,000円/㎡(+5.4%)で、成約個票のマンション(大和田駅徒歩4分・SRC・1983年築・65㎡)は2,000万円でした。野里町17haは密集市街地「大和田駅南地区」として令和2年度末を目標に整備され解消済みですが、大阪府のアクションプログラムは「依然として老朽化した木造共同住宅等が建ち並ぶ箇所が残っており、緊急時の避難や消防活動の支障となる区域が残存している」と明記しています。「解消済み」は「すべて建て替わった」という意味ではない点に注意してください。

萱島駅・北東部(上島町・城垣町)(最寄駅:萱島)

市の北東端。萱島駅は駅施設が門真市と寝屋川市にまたがりますが、門真市公式が市内の駅として挙げている7駅の1つです。乗車人員12,557人は市内の京阪5駅で門真市駅に次ぐ2位、令和元年比−10.9%は市内で最も減少幅が小さい水準。成約は19件・中央値1,100万円で、平均徒歩は16分と長めです。駅の近さより、駅勢圏の広がりで説明されるエリアだと言えます。密集市街地「北東部地区」27ha(上島町・城垣町)は令和4年度末を目標に解消済み。大阪府のアクションプログラムはこの地区について「地区北側を東西に京阪本線が横断し、萱島駅が立地している」と位置を記したうえで、課題として狭隘道路沿道の老朽木造建築物、空き家の増加、地権者の高齢化を挙げています。解消後も空き家と高齢化という課題は残っているという前提で見るべきエリアです。上島町・城垣町は防災街区整備地区計画(平成29年7月1日決定)の対象町名にも含まれていますので、建築制限の有無を市に確認してください。

西三荘・小路町・元町(西部)(最寄駅:西三荘)

大阪市・守口市に接する市の西端で、都心にいちばん近いエリアです。一方で西三荘駅の乗車人員は令和元年11,044人→令和5年8,456人の−23.4%と市内で最大の減少。密集市街地「西部地区」39haのうち、小路町・元町の25ha(想定平均焼失率19.3%)は令和7年度末を目標に解消済みです。地価は元町25番9外が153,000円/㎡(+3.4%)で市内の住宅地5位、商業地の小路町432番6が170,000円/㎡(+4.9%)。成約個票では元町のマンション(西三荘駅徒歩4分・RC・2002年築・70㎡・1LDK)が2,200万円で成約しています。駅徒歩4分で2,200万円というのは、門真市の価格帯では上位です。小路町・元町は防災街区整備地区計画の対象町名に含まれます。また平成元年(1989年)の西三荘遺跡の発掘では縄文時代後期の土器が出土しており、約3,500年前からこの一帯に人が定住していたことが分かっています。

門真南駅周辺と市南部(南部生活拠点)(最寄駅:門真南)

Osaka Metro長堀鶴見緑地線の門真南駅を中心とする「南部生活拠点」。地下鉄で心斎橋・京橋方面へ直通します。成約中央値は駅ベースで1,100万円(27件・平均徒歩15分)。町丁目別では三ツ島が19件で市内最多(中央値1,000万円・平均58㎡)、島頭は580万円(9件・平均51㎡)で市内で最も安い水準です。地価は島頭四丁目298番12が126,000円/㎡(+2.4%)、島頭三丁目385番2外が109,000円/㎡(+1.9%)、北島町131番2外が121,000円/㎡(+2.5%)と、いずれも市内平均133,017円/㎡を下回る水準。ただし市内で最も安い標準地(岸和田三丁目842番154・98,300円/㎡)ほどではありません。島頭の成約中央値が580万円なのは土地が極端に安いからではなく、流通している物件が平均51㎡と小さいからだと読むのが正確です。同じ島頭でも広い物件は相応の値段になります。また、このエリアで押さえておきたいのが工業地の動きです。令和8年地価公示の工業地2地点のうち1つが三ツ島六丁目2160番の160,000円/㎡(+11.9%)で、もう1つの四宮六丁目197番外は165,000円/㎡(+12.2%)。住宅地の+2.8%に対して4倍以上の上昇率で、準工業地域が市街化区域の36.9%を占める門真市の性格がいちばんはっきり出ている数字です。また市南部では北島東地区・北島東第2地区・北島西・北周辺地区の土地区画整理事業が進み、新しい市街地が形成されつつあるエリアでもあります。北島東第2土地区画整理事業区域内では公共施設の利用が始まっています。学校面では、令和11年4月に開校予定の(仮称)第五中学校区小学校が四宮小学校の敷地に整備されます。三ツ島遺跡からは全長10メートルを超える巨大なくり舟が出土しており、古代からこの一帯が水郷だったことを示しています。なお成約では江端町が12件・中央値1,350万円(平均73㎡)で、個票のマンション(1982年築・SRC・75㎡)の最寄駅は大東市の住道駅で徒歩25分。門真市には市外の駅が最寄りになる物件があることを示す例です。

※エリア区分と各エリアの記述は、門真市・大阪府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

06門真市の交通

鉄道

門真市の公式資料は市内の鉄道駅として7駅を挙げています。京阪本線の西三荘・門真市・古川橋・大和田・萱島、Osaka Metro長堀鶴見緑地線の門真南、大阪モノレールの門真市です。東西4.9km・南北4.3kmという面積12.30km²の市に7駅というのは、大阪府下でもかなり高密度な鉄道アクセスです。なお大日駅(Osaka Metro/大阪モノレール)は守口市にあり、門真市内の駅ではありません。物件広告で「大日駅徒歩○分」と書かれていても、住所は門真市というケースがあります。同じことは南東側でも起こり、国土交通省の成約価格情報では門真市の物件でJR学研都市線の住道駅を最寄りとするものが10件(中央値1,200万円・平均徒歩25分)あります。住道駅は大東市の駅です。門真市は東西4.9km・南北4.3kmの小さな市で、4つの市(大阪市・守口市・寝屋川市・大東市)と接しているため、「市外の駅が最寄り」という物件が構造的に出やすい市だと理解しておいてください。

路線1日平均乗降人員特徴
門真市京阪本線/大阪モノレール13,543人市内で最も乗車人員が多い京阪の駅。大阪モノレールとの乗換駅で、駅前は約2.0haの「門真市駅前地区地区計画」(令和5年10月18日決定・令和7年11月28日変更)の区域。市役所へは駅から東へ徒歩5分。成約中央値は2,550万円(36件・平均徒歩9分)で市内最高。令和元年11月12日の乗車15,054人と比べて−10.0%で、減少率は萱島(−10.9%)と並んで市内でいちばん小さい
萱島京阪本線12,557人市公式が市内の駅として挙げている駅のひとつ(駅施設は門真市と寝屋川市にまたがる)。市北東部の駅勢圏で、大阪府の密集市街地整備アクションプログラムは北東部地区について「地区北側を東西に京阪本線が横断し、萱島駅が立地している」と記す。令和元年比−10.9%。成約中央値1,100万円(19件・平均徒歩16分)
古川橋京阪本線9,536人市役所へ駅から西へ徒歩5分。都市計画マスタープランで門真市駅とともに「賑わい中心拠点」に位置づけられている。駅北側は密集市街地54haの区域で、石原町・大倉町の24haが未解消のまま残る。令和元年比−13.1%。成約中央値2,300万円(27件・平均徒歩13分)
大和田京阪本線8,803人成約件数が市内で最も多い駅(71件)。成約中央値は1,300万円(平均徒歩13分)。駅南側17haが密集市街地「大和田駅南地区」として整備され、令和2年度末に解消済み。令和元年比−20.9%と西三荘に次ぐ減少幅。定期利用は4,557人で乗車人員の約52%を占める
西三荘京阪本線8,456人大阪市・守口市に近い市の西端。令和元年比で−23.4%と市内で最も乗車人員が減った駅(令和元年11,044人→令和5年8,456人)。平成元年の西三荘遺跡の発掘で縄文時代後期の土器が出土している
門真南Osaka Metro 長堀鶴見緑地線市南部の駅。地下鉄で心斎橋・京橋方面へ直通する。都市計画マスタープランの「南部生活拠点」にあたり、駅前に「門真南駅前地区地区計画」あり。成約中央値1,100万円(27件・平均徒歩15分)。乗降人員は市統計書の表から確度のある数値を抽出できなかったため記載していません

※乗車人員は門真市統計書(令和6年版)表7-3に掲載された京阪電気鉄道株式会社の調査値で、令和5年11月8日(水曜日)の1日の乗車人員です(降車を含む乗降合計ではありません)。比較対象の令和元年の数値は令和元年11月12日(火曜日)の調査値です。5駅の内訳は、門真市 13,543人(うち定期6,260人/令和元年15,054人・−10.0%)、萱島 12,557人(定期6,563人/14,088人・−10.9%)、古川橋 9,536人(定期4,311人/10,978人・−13.1%)、大和田 8,803人(定期4,557人/11,135人・−20.9%)、西三荘 8,456人(定期3,543人/11,044人・−23.4%)。5駅すべてが令和元年から2桁の減少で、同じ期間の国勢調査人口の減少(−6.7%)より大きく落ちています。在宅勤務の定着など鉄道利用そのものの変化を含む数字と考えられますが、要因を特定できる公表資料は確認できていません。なお市内の駅で減少率の幅が−10.0%〜−23.4%と2倍以上に開いている点は、駅ごとの駅勢圏の性格の違いを示すものとして押さえておく価値があります。大阪モノレール門真市駅は令和5年度の年間乗車3,806,711人・降車3,780,123人で、365日で割ると1日平均の乗車は約10,430人・乗降合計で約20,800人になります(当方算出)。令和元年度は乗車4,237,827人・降車4,167,187人でしたので、モノレール側も乗車で約−10.2%です(当方算出)。Osaka Metro 門真南駅は統計書の表からの抽出が安定しなかったため記載していません。なお大日駅は守口市にあり、門真市公式の市内駅リストには含まれていません。

道路

東西方向に国道163号が通り、南北方向に府道大阪中央環状線近畿自動車道が走ります。さらに第二京阪道路が2010年に完成しています(門真市「市の紹介」)。市域12.30km²という面積に対して、これだけの広域幹線が集まっている市は大阪府下でも多くありません。高速道路へのアクセスという点では有利ですが、裏を返せば幹線道路の沿道に近い住宅地が市内に相当あるということでもあります。騒音・振動・大気環境は用途地域の指定からは読めませんので、現地で時間帯を変えて確認することをおすすめします。

門真市は「大阪府の東北部に位置し」「大阪市、守口市、寝屋川市、大東市と隣接している」(門真市統計書「市の概観」)市で、市域は「標高は低く平坦地」と記されています。坂のある市(箕面市・河内長野市・大東市など)と違い、自転車での移動のしやすさは市全域でほぼ均一です。市は門真市自転車ネットワーク基本計画を策定しており、自転車の通行環境を面的に整備する方針を持っています。土砂災害警戒区域の指定がゼロで、擁壁の維持費という論点が市全体としてほとんど生じないのも、この平坦さの帰結です。

市役所へのアクセスは、市公式によると京都方面からは京阪古川橋駅から西へ徒歩5分、大阪方面からは京阪門真市駅から東へ徒歩5分2つの駅の中間に市役所があるという配置で、駐車場は2施設108台です。この2駅が都市計画マスタープランの「賑わい中心拠点」にそろって位置づけられているのは、この配置と無関係ではありません。成約中央値も門真市駅2,550万円・古川橋駅2,300万円と、市内の駅別で1位・2位を占めています。

道路については、市は「道路の整備に関するプログラム」を公表しています。個別路線の整備時期までは本ページで確認できていませんので、検討中の物件の前面道路や周辺道路に計画があるかどうかは、市のまちづくり部にご確認ください。都市計画道路の区域にかかる敷地は、建築に制限がかかることがあります。

※近畿自動車道の門真IC、第二京阪道路の門真JCTといったインターチェンジ名については、門真市の公式ページでの記載を確認できていません(未取得)。本ページでは路線名のみを記載しています。出典:門真市「市の紹介(位置・面積・交通)」//www.city.kadoma.osaka.jp/shisei/shokai/5398.html /門真市「道路の整備に関するプログラム」//www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/keikaku/5015.html /門真市「自転車ネットワーク基本計画」//www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/keikaku/7615.html

07門真市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

大阪市内の物件を探していた方が、府下の市に範囲を広げたときに最初につまずくのがこれです。 大阪市はほぼ全域が市街化区域ですが、府下の市には市街化調整区域が広く残っています。 門真市は市域1,230haのうち1,199ha(97.5%)が市街化区域で、市街化調整区域はわずか31ha(2.5%)しかありません。都市計画マスタープランも「市中央部の市街化調整区域を除き、市全域で市街地が形成されており」と記しています。大阪府下には市域の半分以上が市街化調整区域という市(箕面市58.1%、和泉市69.3%、河内長野市85.7%)がありますが、門真市はその対極にあります。「調整区域かどうか」で物件を落とす必要がほぼ無い市だと言えます。

区分面積構成比
市街化区域1,199 ha97.5%
市街化調整区域31 ha2.5%
合計(都市計画区域)1,230 ha100.0%

※区域区分の決定・変更:決定・変更年月日は市の公表資料で確認できていません(未取得)

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税(税率0.3%)が課されるのは市街化区域内の土地・家屋のみ。門真市は市域の97.5%が市街化区域なので、実質的にほぼすべての物件に都市計画税がかかります。固定資産税1.4%と合わせて1.7%です(門真市「固定資産税・都市計画税の概要」)。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

門真市の市街化調整区域(31ha)はどこにあるか

門真市の都市計画マスタープランは市街化調整区域の位置を「市中央部」と記していますが、具体的な町名の公表資料は確認できていません。個別の物件がどちらの区域かは、市の建築・都市計画情報のWeb GIS、または重要事項説明書でご確認ください。

31haという面積は、市域12.30km²=1,230haのわずか2.5%です。大阪府下には市域の半分以上が市街化調整区域という市がいくつもありますが、門真市の調整区域は東西4.9km・南北4.3kmの市域のなかに点として残っている程度の規模です。一般の住宅購入で門真市の調整区域物件に当たる確率は、統計的に見てかなり低いと言えます。ただしゼロではありませんし、当たったときの影響は大きいので、確認は必要です。

市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域」と定義され、建築物の新築・改築・用途変更、特定工作物の新設が制限されます。つまり「土地は買えるが、建てられない・建て替えられない」という事態が起こりえます。住宅ローンの審査で取扱不可になったり、融資比率を下げられたりする金融機関もあります。

なお市は市街化調整区域について「プレハブ建築物やユニットハウスも含まれ、コンテナも利用形態や設置状況から建築物と判断されることがあります」と注意喚起しており、違反には50万円以下の罰金等が科されます。「建物ではなく物置を置くだけ」「コンテナを倉庫として使うだけ」という使い方でも、利用形態や設置状況によっては建築物と判断されるという点は、調整区域の土地を検討する方が見落としやすいところです。

逆に、門真市では「都市計画税がかからない物件」がほぼ無い

市街化調整区域が広い市では、「調整区域なら都市計画税0.3%がかからない」という選択肢が実際に成立します。ところが門真市は市域の97.5%が市街化区域なので、この節税の選択肢が事実上存在しません。門真市で家を買うということは、ほぼ確実に固定資産税1.4%+都市計画税0.3%=合計1.7%を毎年払い続けるということです。これは門真市を検討するうえでのコスト面のデメリットとして、正直に書いておきます。税の詳細は08章で扱います。

生産緑地地区・高度利用地区も指定がある

門真市には生産緑地地区高度利用地区の制度ページがそれぞれ存在します。生産緑地地区は市街化区域内の農地を計画的に保全する制度で、指定されている土地には建築等の制限がかかります。指定の箇所・面積・高度利用地区の具体的な指定内容については、本ページ作成時点で確認できていません(未取得)ので、本文では制度が存在するという事実のみを記載しています。隣地が生産緑地の場合、指定が解除されたあとの土地利用が変わる可能性がありますので、購入前に市のWeb GISで周辺の指定状況をご確認ください。

出典:門真市「市街化調整区域内の建築行為等について」//www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/kenchiku/3/6705.html /門真市「生産緑地地区」//www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/toshikeikaku/seisanryokutitiku/index.html /門真市「高度利用地区」//www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/toshikeikaku/5024.html /門真市都市計画マスタープラン(令和4年3月改定)

08門真市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

都市計画税の課税対象は、市の公式表現で「都市計画法による都市計画区域のうち、原則として市街化区域内に所在する土地と家屋」です。門真市は市域の97.5%が市街化区域のため、ほぼすべての物件が課税対象になります。市街化調整区域が広い市(箕面市・和泉市・河内長野市など)では「調整区域なら都市計画税ゼロ」という選択肢がありますが、門真市には事実上ありません。なお都市計画税の税率0.3%は地方税法が定める制限税率いっぱいの水準です。納税義務者は、市の公式表現で「原則として固定資産の所有者」(登記簿または課税台帳の登記・登録名義人)で、賦課期日である毎年1月1日時点の所有者に1年分が課税されます。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

課税標準は、市の公式表現で「原則として、固定資産課税台帳に登録された価格(評価額)が課税標準額となります」。住宅用地には課税標準の特例(小規模住宅用地は固定資産税で評価額の1/6、都市計画税で1/3)が適用されます。門真市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均133,017円で、府内69市区町村のうち41位、市だけで見ると38市中15位という水準です。門真市は「毎年の保有コストの絶対額」で見ると、府内では比較的軽い部類に入る市だと言えます。ただし税率は1.7%で、市街化調整区域の広い市のような「都市計画税がかからない選択肢」はありません。

免税点

同一人が門真市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:年4期。第1期 5月1日〜31日/第2期 7月1日〜31日/第3期 9月1日〜30日/第4期 11月1日〜30日/賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に課税

※税率・免税点は門真市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

09門真市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

門真市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。門真市は町字名ごとに通学区域を指定しており、入学手続のページも「就学通知書が届いた全ての方は…同封されている就学届を就学指定の市立小学校へ提出してください」と記しています。市の「入学・転校」カテゴリに学校選択制の制度ページは存在しません。ただし「学校選択制を実施していない」と明記した公式本文は確認できていませんので、学区を理由に物件を選ぶ場合は市教育委員会(教育企画課)へ直接ご確認ください。なお通学区域は令和8年4月1日から適用される区域が公表されています。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
部活動を理由とした変更就学予定の中学校に希望する部活動がない場合」に認められます。10月上旬に小学校から6年生児童を通して通知文が配付されるので、希望する場合は在学小学校に相談します。条件として「通学途上の安全確保は保護者の責任」「通学は徒歩または公共交通機関であること。自転車通学は不可」と明記されています。
その他の事由転居予定・建替えの仮住まい・兄姉と同一校への就学など、他市で一般的に認められている事由について、門真市の公表一覧は本ページ作成時点で確認できていません(未取得)。該当しそうな方は教育委員会へ直接ご確認ください。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は門真市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。大阪市内での区選びには無かった比較軸です。

項目内容
こども医療費助成の対象18歳の年度末まで(18歳の3月31日まで。4月1日生まれの人は17歳の3月31日まで)
所得制限所得制限なし(市が公式に明記)
一部自己負担1医療機関あたり1日500円以内で月2日目まで(最高1,000円)。3日目からは自己負担なし。複数医療機関を受診した場合も1人あたり1か月2,500円が上限

門真市で学区を見るときの注意点

門真市は、学校の統廃合・再編が現在進行形で進んでいる市です。これは門真市のページで、他市より強調して書いておかなければならない論点です。理由は単純で、「いま公表されている学区」と「お子様が実際に入学する時点の学区」がずれる可能性が、他市より高いからです。

まず、いま確定している2つの再編を時系列で整理します。

時期内容影響
令和8年(2026年)4月義務教育学校「水桜学園」が開校(第四中学校区)第四中学校区では小学校6年+中学校3年ではなく、9年間を一つの学校で過ごす義務教育学校になります
令和11年(2029年)4月(予定)四宮小学校と北巣本小学校が統合し、「(仮称)門真市立第五中学校区小学校」として開校予定。市は「現在の四宮小学校の敷地に新校舎を整備することになりました」と公表北巣本小学校の校区から通う児童は、通学先そのものが変わります。通学距離・通学路が現状と異なる可能性があります

さらに、公表されている学校名そのものが再編の履歴を語っています。中学校は第二・第三・第五・第七と飛び番で、第一・第四・第六が欠けています。小学校の一覧には「門真みらい小学校」「北巣本四宮小学校」、中学校には「門真はすはな中学校」という、複数校の統合を示す校名が並んでいます。つまり門真市の学校再編は、令和8年・令和11年に始まったことではなく、長期にわたって継続してきた流れだということです。(「北巣本四宮小学校」の開校年と統合の経緯は、本ページ作成時点で確認できていません。)

購入判断にどう効くか

具体的に、住宅を買う側が気をつけるべき点は3つあります。

  • いまの通学区域の一覧だけを見て学区を決めない。門真市が公表している通学区域は令和8年4月1日から適用される区域です。0歳・1歳のお子様が小学校に入る頃には、令和11年の統合が済んでいます。中学校入学まで見るなら、さらに先の計画も視野に入れる必要があります。
  • 「校区が良いから」という理由で価格の上乗せを受け入れない。再編で校区が変わる可能性がある以上、学区プレミアムは門真市では他市より不確実です。門真市の住宅地の地価は最高165,000円/㎡・最安98,300円/㎡で差が1.7倍しかなく、そもそも学区による価格差がつきにくい構造でもあります。
  • 通学距離と通学路を、統合後の校舎位置で考える。令和11年開校予定の(仮称)第五中学校区小学校は現在の四宮小学校の敷地に整備されると市が明記しています。北巣本小学校の側から通う場合の通学路は、現状と変わります。門真市は市域が東西4.9km・南北4.3kmと小さく、標高が低く平坦なので、通学距離が極端に伸びる市ではありませんが、国道163号・府道大阪中央環状線・近畿自動車道・第二京阪道路といった大きな道路が市域を貫いている点は、通学路の確認材料になります。

結論として、門真市で学区を理由にエリアを絞るなら、通学区域の一覧(令和8年4月1日適用)と学校再編の計画の両方を、市教育委員会(教育企画課)に直接ご確認ください。Webに載っている情報だけで判断するには、変化が速すぎる市です。

なお、学校選択制の実施の有無については、門真市の公表資料から「実施していない」と明記した本文を確認できていません。通学区域が町字名ごとに指定されていること、入学手続のページが「就学指定の市立小学校へ提出してください」と記していること、「入学・転校」カテゴリに学校選択制の制度ページが存在しないことから、指定校制の運用と考えられますが、本ページでは断定していません。

出典:門真市「通学区域・町字名による学校区」//www.city.kadoma.osaka.jp/kosodate/gakko_kyoiku/shochugakko/4877.html /「(仮称)門真市立第五中学校区小学校の整備について」//www.city.kadoma.osaka.jp/kosodate/gakko_kyoiku/25927.html /「義務教育学校(水桜学園)」//www.city.kadoma.osaka.jp/kosodate/gakko_kyoiku/17510.html /「第四中学校区義務教育学校整備事業」//www.city.kadoma.osaka.jp/kosodate/gakko_kyoiku/dai4seibi/index.html

10門真市で家を買う前に必ず確認したい点

1|土砂災害・津波・高潮は「指定なし」と市が明記している

門真市の防災ページには、次の一文があります。

本市は、津波災害警戒区域、土砂災害警戒区域に指定された区域はありません。 また、高潮の災害は想定されていないため、浸水想定区域の指定はありません。

これは買い手にとって大きな情報です。 大阪府下では河内長野市が土砂災害警戒区域1,671箇所・特別警戒区域1,642箇所(府内最多)、 岸和田市が警戒177箇所・特別159箇所、大東市が警戒120箇所・特別102箇所というなかで、 門真市は土砂災害のレッドゾーン・イエローゾーンがゼロです。 標高が低く平坦な市であることの、数少ないはっきりしたメリットと言えます。

この「ゼロ」が実務上どれだけ効くかを、具体的に書いておきます。 土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されると、 居室を有する建築物には構造規制がかかり、開発には許可が必要になります。 担保評価が下がり、住宅ローンの条件が厳しくなることもあります。 将来の建て替えの自由度にも直接影響します。 門真市では、この論点そのものが市内のどこにも発生しません。 また、傾斜地の擁壁の維持管理という長期コストも、平坦な市では基本的に生じません。 坂のある市で中古戸建を買う場合、擁壁の築造年・構造・水抜き穴の状態を確認し、 更新費用を見込む必要がありますが、門真市ではその心配がほぼ不要です。

2|そのぶん、水害リスクは「洪水」と「内水」に集約される

ただし「災害リスクが低い市」と単純化してはいけません。 土砂・津波・高潮が制度上ゼロであるぶん、門真市の水害リスクは2種類に絞られ、 そのぶん一つひとつの重みが増します。

  • 淀川の外水氾濫。管理者は国土交通省近畿地方整備局 淀川河川事務所で、 想定最大規模は360mm/24時間【確率1/1000(0.1%)】。公表は平成29年6月14日。 市は「内水氾濫は含まれていないため、実際には浸水区域や浸水深はさらに拡大する可能性があります」 と注記しています。この注記は重要です。 淀川のハザードマップに描かれた浸水深は、内水を含んでいない数字だということになります。
  • 寝屋川・古川の氾濫と内水氾濫。最大規模の降雨は138.1mm/時間・683mm/24時間。 市の洪水ハザードマップは、寝屋川・古川については 「内水氾濫となった場合の浸水想定と水深を示した」と記しています。 さらに市は令和8年3月1日に水防法第14条の2にもとづく雨水出水(内水)浸水想定区域を公表しており、 「想定し得る最大規模の降雨(おおよそ1,000年以上に一度程度の確率降雨)が発生した際に、 公共下水道の能力を超えるような雨水の流入や河川等の水位上昇に伴い、 雨水が排水できないことによる浸水の発生が想定される区域」と定義しています。

※寝屋川・古川の河川管理者は市の公表資料に明記がなく、確認できていません(未取得)。 洪水ハザードマップは大阪府の洪水リスク表示図を使用していることから大阪府管理と推定されますが、 断定はしていません。また洪水ハザードマップの浸水深区分(凡例)の具体値と、 門真市域の最大浸水深も確認できていません(未取得)。 本ページでは降雨量の想定条件のみを記載しています。

内水ハザードマップは、洪水ハザードマップとは別物です。 門真市は次の6種類のPDFを別々に公開しています。

種類内容・備考
防災マップ令和7年6月修正版。避難所等の基本情報
洪水ハザードマップ令和7年6月修正版。大阪府独自の洪水リスク表示図を使用
淀川浸水想定区域図(拡大版)国土交通省の想定最大規模(360mm/24時間)に対応
液状化マップ
雨水出水(内水)浸水想定区域図・浸水深令和8年3月1日公表
同・浸水継続時間令和8年3月1日公表

物件の住所で、この6枚すべてを確認してください。 とくに液状化マップは見落とされがちですが、 門真市は市の公式資料が「標高は低く平坦地」と記す低地の市で、 歴史的にも蓮根を栽培する水郷農村として発展した土地です。 古代には仁徳天皇が「茨田堤(まんだのつつみ)」を築かせて低湿地帯を治水から守ったと 市の公式資料が記しているくらいですから、もともと水と低地の市だという前提で見るべきです。 ハザードマップは市役所本館2階の危機管理課でも配布されています(1人1部まで)。

なお、内水浸水想定区域の公表が令和8年3月1日という点は覚えておいてください。 これは比較的最近の公表です。 古い重要事項説明のひな形や、それ以前に作られた資料には反映されていない可能性があります。

出典:門真市「防災マップ・洪水ハザードマップ等」 //www.city.kadoma.osaka.jp/kurashi/anshin/4/4/4358.html / 「淀川の浸水想定区域の見直しについて」 //www.city.kadoma.osaka.jp/kurashi/anshin/4/4/4362.html / 「雨水出水浸水想定区域の公表」 //www.city.kadoma.osaka.jp/soshiki/kankyosuidobu/3/2/2/gaiyou/gesuido_jigyou/38146.html

3|1,000㎡以上の宅地化には、知事の許可が要る(特定都市河川)

門真市は寝屋川流域の特定都市河川の対象区域です。 大阪府の公式ページは「寝屋川流域内で1000平方メートル以上の雨水浸透阻害行為を行う場合には、 知事等の許可が必要」と明記し、対象市町村に門真市を挙げています。 対象は門真市のほか、大阪市、守口市、枚方市、八尾市、寝屋川市、柏原市、藤井寺市、 東大阪市、大東市、四條畷市、交野市です。

許可が必要になる「雨水浸透阻害行為」は、次の4つと定義されています。

行為大阪府の定義(本文)
宅地化 宅地等以外の土地(田畑、山地及び林地など)を宅地等にするために行う土地の形質の変更
土地の舗装宅地等以外の土地を不浸透性の材料で覆う
排水施設設置ゴルフ場・運動場等の新設・増設
土地の締固めローラー等による圧密

1,000㎡=約303坪。 門真市の住宅地の標準地の地積は68㎡〜208㎡でしたから、 戸建1棟の敷地がこの閾値に達することはまずありません。 効いてくるのは、ミニ開発・建売分譲の規模です。 1,000㎡というのは、80㎡区画なら12区画、100㎡区画なら10区画に相当します。 門真市の成約データで見た戸建の土地面積は60〜80㎡が中心でしたから、 12〜16区画規模の分譲が、この閾値に近づく計算になります。

申請先は行為地に応じて各市町村担当部局または 大阪府都市整備部河川室河川環境課です。 門真市は寝屋川流域水害対策計画を平成18年2月15日に策定し、 平成26年8月5日に変更しています。 市の公式本文は変更の理由として「流域における下水道の雨水ポンプ施設の操作に関する要綱を定めるなど」 と記しています。 なお特定都市河川・特定都市河川流域の指定年月日そのものは確認できていません(未取得)

買う側の実務としては、新築の建売・分譲地を検討する場合に 「この分譲地は雨水浸透阻害行為の許可を取っているか」「雨水貯留浸透施設の維持管理は誰がするのか」 を確認しておくと安心です。許可に伴って設置された施設には、その後の管理義務が伴います。

出典:大阪府「雨水浸透阻害行為の許可」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130110/kasenkankyo/kanri/sogaikyoka.html / 大阪府「寝屋川流域の特定都市河川指定」 //www.pref.osaka.lg.jp/o130110/kasenkankyo/kanri/neyatokutei.html / 門真市「寝屋川流域水害対策計画」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/keikaku/5028.html

4|市域全域が宅地造成等工事規制区域(盛土規制法)

令和6年4月1日から、門真市全域が盛土規制法の宅地造成等工事規制区域です。 一部ではなく全域である点が門真市の特徴で、 これは市域の97.5%が市街化区域という土地のつくりとも整合しています。

許可権者は大阪府です。 ただし都市計画法の開発許可対象工事については門真市がみなし許可を行います。 つまり工事の種類によって窓口が変わるということで、 手続の入口を間違えると時間をロスします。 施行前に着手していた工事については、令和6年4月22日までの届出が求められていました。

市は制度の背景として 「令和3年7月に静岡県熱海市で大規模な土石流災害が発生したことや現行制度上の課題を踏まえ」 と記しています。 平坦な市なので大規模な盛土は想定しにくいものの、 造成を伴う購入(古家を解体して地盤を触る、駐車場を作るために擁壁や土留めを設ける、 隣地との段差を処理する等)では手続の確認が必要です。 中古戸建を買ってリフォームする際にも、外構工事の規模によっては対象になり得ます。

出典:門真市「盛土規制法(宅地造成等工事規制区域)」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/kenchiku/3/29450.html

5|門真市まちづくり基本条例の整備基準

門真市には門真市まちづくり基本条例という市独自のルールがあります。 市は条例本文、解説付きの条文、施行規則、整備基準をそれぞれPDFで公開しています。 対象になるのは開発区域面積300㎡以上の建築物建築目的の土地利用行為で、 3,000㎡以上は大規模開発として扱われます。

300㎡=約91坪です。これはかなり小さい閾値です。 門真市の戸建の敷地が60〜80㎡中心であることを考えると、 4〜5区画の小規模な分譲でも条例の対象になる計算になります。 つまり門真市では、ごく小規模なミニ開発でも市のルールがかかってくるということです。 主な整備基準は次のとおりです。

項目基準買い手にとっての意味
対象開発区域面積300㎡以上の建築物建築目的の土地利用行為 (大規模開発は3,000㎡以上 小規模な分譲地でも市の協議対象になります
世帯向け共同住宅 「1戸当たりの専有面積は50平方メートル以上とすること」 新しいファミリー向けマンションは50㎡以上で供給されます。 成約マンションの平均専有68㎡という水準と整合します
単身者向け共同住宅目標値40㎡、最低値25㎡以上 (寄宿舎は目標値25㎡・最低18㎡以上) いわゆるワンルーム規制。投資用の検討時に効きます
接続道路幅員 1,000㎡未満:6m以上/1,000〜5,000㎡:9m以上/5,000㎡以上:9m以上 条例の対象になる新しい分譲地は、前面道路が確保されます。 逆に既存市街地の狭あい道路はこの対象外です
公園・緑地 開発面積0.3ha以上の住宅開発で「開発区域面積の3%又は計画戸数1戸当たり3㎡の どちらか多い方」、最低100㎡ 3,000㎡以上の分譲地には公園がつくられます
駐車場・自転車置場(共同住宅)駐車場 1台/2戸、自転車置場 2台/1戸 1戸あたり自転車2台分。平坦で自転車利用の多い市らしい基準です
同(単身者向け)駐車場 1台/3戸、自転車置場 1台/1戸

注目していただきたいのは、接続道路幅員の基準です。 1,000㎡未満でも6m以上の接続道路が求められます。 ところが門真市の既存市街地は、大阪府が「狭小、接道不良敷地が多い」と書くような 密集市街地を4地区137ha抱えています。 つまり門真市では「条例の対象になった新しい開発」と「既存の狭あい道路沿いの敷地」とで、 道路条件が大きく違うということです。 中古物件を検討するときは、この条例の基準を満たしている土地ではないという前提で、 前面道路の幅員と種別を個別に確認してください。 市は狭あい道路拡幅整備事業の補助も設けています。

※整備基準は要約レベルでの取得です。戸建分譲の「敷地面積の最低限度」については、 整備基準・用途地域別建築制限のいずれからも記載を確認できませんでした(未取得)。 また用途地域別の建ぺい率・容積率・高度地区・防火/準防火地域の数値も、 公表PDFからの読み取りの確度が不足したため本ページには掲載していません(未取得)。 正確な適用は市のまちづくり部にご確認ください。 出典:門真市まちづくり基本条例 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/machizukuri_kihonjorei/7601.html / 整備基準 //www.city.kadoma.osaka.jp/material/files/group/42/seibikizyun.pdf / 門真市「住宅・建築物の補助制度」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/kenchiku/7/index.html

6|隣地に何が建つか。用途地域では読めない市

繰り返しになりますが、門真市は準工業地域が市街化区域の36.9%(443ha)を占め、 第一種低層住居専用地域は10ha(0.8%)しかありません。 第二種低層住居専用地域と工業専用地域は指定そのものがゼロです。 準工業地域では、危険性や環境悪化のおそれが大きい工場を除けば、 工場・倉庫・遊技場などが広く建てられます。

数字で並べると、門真市の用途地域の構成はこうなります。

用途地域面積市街化区域比
準工業地域443.0 ha36.9%
第二種中高層住居専用地域325.0 ha27.1%
第二種住居地域173.0 ha14.4%
第一種住居地域128.0 ha10.7%
近隣商業地域65.0 ha5.4%
商業地域18.0 ha1.5%
第一種低層住居専用地域10.0 ha0.8%
工業地域6.2 ha0.5%
準住居地域1.1 ha0.1%
第二種低層住居専用地域指定なし
工業専用地域指定なし

「用途地域が住居系だから安心」という読み方が、門真市では通用しません。 第一種低層住居専用地域10haは市街化区域の0.8%。 門真市で「第一種低層住居専用地域の戸建」を探すのは、 市街化区域1,199haのうち10haを探すということです。 現実的な選択肢にはなりにくい。

やるべきことは決まっています。

  • 現地で、隣地・向かい・裏・上下の現況を見る。 平日の昼と、夜と、できれば休日。工場の稼働音や搬出入の車両は時間帯で変わります。
  • 市の建築・都市計画情報のWeb GISで、周辺の用途地域を「面」で確認する。 自分の敷地だけでなく、半径100mくらいの範囲を見てください。
  • 指定道路図で前面道路の種別と幅員を確認する。 門真市は指定道路図をインターネットで公開しています。
  • 生産緑地地区の指定があるか確認する。 隣地が生産緑地の場合、指定解除後に土地利用が変わる可能性があります。

家タダでは、ご検討中の物件について用途地域・接道・再建築の可否・地区計画の有無を 契約前に無料で調査します。 門真市は密集市街地4地区137ha・防災街区整備地区計画の対象11町名・地区計画9件という、 区域指定が重なり合う市です。 物件情報の「用途地域:準工業地域」という1行だけでは、判断材料として足りません。

出典:門真市「建築・都市計画情報の確認方法」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/kenchiku/12657.html / 門真市「指定道路図のインターネット公開」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/kenchiku/4987.html / 令和6年版 門真市統計書 表1-3「都市計画用途地域」 //www.city.kadoma.osaka.jp/material/files/group/6/2024_1-5.pdf

7|マンションを買う場合 ― 管理適正化推進計画のある市

門真市の成約207件のうち60件はマンションで、 中央値1,900万円・平均専有68㎡・平均築年1997年です。 平均で築30年近いということになります。

門真市はマンション管理適正化推進計画を公表している市です。 マンションを検討する場合、価格や専有面積と同じくらい、 管理組合の運営状況、修繕積立金の水準、長期修繕計画の有無と直近の大規模修繕の履歴が 資産価値を左右します。 本ページ作成時点で計画の具体的な内容までは確認できていませんが、 市がこの分野に計画を持っているという事実自体が、 門真市のマンションストックの築年構成を示しているとも読めます。

成約個票を見ると、常称寺町のマンション(大和田駅徒歩4分・SRC・1983年築・65㎡)が 2,000万円、江端町のマンション(住道駅徒歩25分・SRC・1982年築・75㎡)が1,700万円で 成約しています。 築40年を超える物件が、駅近であれば2,000万円で取引されているということです。 築年だけで判断せず、管理の状態を必ず確認してください。

出典:門真市「マンション管理適正化推進計画」 //www.city.kadoma.osaka.jp/machizukuri_rodo/machizukuri/keikaku/31717.html / 国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・門真市207件)

11門真市の成り立ち ― 蓮根の水郷から、工業都市へ

門真市への定住は、約3,500年前に遡ります。 12.30km²という小さな市域に、3つの遺跡が確認されています。

遺跡出土したもの時代
西三荘遺跡縄文時代後期の土器(平成元年=1989年の発掘)縄文時代後期
大和田遺跡銅鐸3個弥生時代
三ツ島遺跡全長10メートルを超える巨大なくり舟

注目したいのは三ツ島遺跡のくり舟です。 全長10メートルを超える舟が、いまは内陸である三ツ島から出土している。 これは門真市がかつて水辺の土地だったことの、いちばん分かりやすい証拠です。 そして大和田遺跡の銅鐸3個は、弥生時代にこの一帯が 祭祀の行われる相応の集落だったことを示しています。 西三荘・大和田・三ツ島という3つの地名は、いずれも現在の駅名や町名として生きています。 西三荘駅、大和田駅、そして三ツ島は成約件数が市内最多(19件)の町丁目です。

仁徳天皇の茨田堤 ― 低湿地を治水から守る

古代には、仁徳天皇が「茨田堤(まんだのつつみ)」を建設させ、 低湿地帯を治水から保護したと市の公式資料は記しています。

この一文は、門真市の土地の性格をそのまま言い表しています。 門真市は市の統計書が「標高は低く平坦地」と記す低地の市で、 古代から堤を築かなければ人が住めない土地でした。 市が公式に「津波災害警戒区域、土砂災害警戒区域に指定された区域はありません」と書けるのは、 山も海も無いからですが、そのぶん水との関係は古代から一貫して続いているということになります。 令和8年3月1日に雨水出水(内水)浸水想定区域が公表され、 市が寝屋川流域の特定都市河川として1,000㎡以上の雨水浸透阻害行為に知事許可を課しているのも、 この延長線上にあります。茨田堤から1,600年、治水は門真市のテーマであり続けています。

平安後期からは荘園となり、江戸時代には市内の約8割以上が天領でした。 天領=幕府の直轄地です。 市域の8割以上が幕府直轄というのは、かなり高い比率で、 大坂に近い低湿地の生産力が幕府にとって重要だったことをうかがわせます。

河内蓮根と、水郷の農村 ― 「段蔵」と「バッタリ」

水郷農村として発展した門真では、独特の施設が生まれます。 市の公式資料が挙げているのが「段蔵(だんぐら)」「バッタリ」です。 低湿地で水害と向き合いながら暮らすための工夫が、建築と生活の道具に残っていたということです。

江戸後期には菜種・木綿の栽培が広がり、あわせて蓮根栽培が活発化します。 そして大正期に蓮根栽培が最盛期を迎え、 「河内蓮根」が全国的に認識されるようになりました。

蓮根は、水を張った田でつくる作物です。 門真市が蓮根の一大産地だったということは、 市域に水を張れる低湿な田が広がっていたということにほかなりません。 いまの門真市は市域の97.5%が市街化区域で、 用途地域の36.9%が準工業地域という工業都市ですが、 その地面の下にあるのは蓮根を育てていた水田です。 液状化マップを市が別に公開していること、 土地の成り立ちとして低地であることは、この歴史と地続きの話です。

京阪電車と、工業都市への転換

明治43年(1910年)の京阪電車開通で産業が急速に発展します。 門真市の市街地の骨格が鉄道を軸に形づくられたのは、この時点からです。 いま市内にある7駅のうち5駅(西三荘・門真市・古川橋・大和田・萱島)が京阪本線の駅であり、 成約データを見ても207件のうち153件(約74%)が京阪本線の駅を最寄りとしています。 門真市の不動産は、いまも京阪本線を背骨にしていると言えます。

昭和8年(1933年)には松下電器製作所が誘致されました。 市の公式資料は「もともと河内蓮根を産する農業地域であったが、工業都市へと転換し、 現在は東大阪工業地帯において重要な位置を占める」と記しています。

この転換が、いまの門真市の不動産の条件をほぼ決めています。

  • 用途地域の36.9%(443ha)が準工業地域。第一種低層住居専用地域は10ha(0.8%)だけ。 第二種低層住居専用地域と工業専用地域は指定なし。
  • 令和8年地価公示で工業地2地点が+12.1%。住宅地(+2.8%)の4倍以上の上昇率。 工業都市としての需要が、いまも地面の値段を動かしています。
  • 住宅地の地価が市内で1.7倍しか開かないのも、住工混在で 「閑静な高級住宅地」という区分が市内に成立していないことの裏返しです。

市制施行、そして人口143,238人のピーク

昭和38年(1963年)8月1日、門真市が市制を施行します。 そのときの人口は66,582人大阪府内27番目、全国556番目の市で、 初代市長は中塚種夫でした。

そこからの12年が、門真市の人口史のクライマックスです。 昭和50年(1975年)、人口は143,238人でピークを迎えます。 市制施行時の2.15倍です。 高度経済成長期に、大阪市に隣接し京阪沿線で工業集積のある市へ、 人が一気に流れ込んだ結果でした。

いまの門真市の住宅ストックと市街地の骨格は、この時期にできています。 そして半世紀後のいま、その市街地の更新が課題になっている。 大阪府が門真市の4地区・137haを「地震時等に著しく危険な密集市街地」に指定し、 市が平成29年7月1日に防災街区整備地区計画を決定し、 令和5年に門真市駅前地区の地区計画を定め、令和7年に変更した。 これらはすべて、昭和40〜50年代に一気にできた市街地の更新事業です。 人口は令和7年国勢調査で111,702人(ピーク比 約−22%)まで減りましたが、 地価が+2.8%で上がっているのは、この更新が同時に走っているからです。

年表

できごと
約3,500年前門真市域への定住が始まる
縄文時代後期西三荘遺跡の年代(土器は平成元年=1989年の発掘で出土)
弥生時代大和田遺跡から銅鐸3個。三ツ島遺跡から全長10m超のくり舟
古代仁徳天皇が茨田堤(まんだのつつみ)を建設させ、低湿地帯を治水から保護
平安後期〜荘園となる
江戸時代市内の約8割以上が天領。水郷農村として発展し「段蔵」「バッタリ」が生まれる
江戸後期菜種・木綿の栽培が広がり、蓮根栽培が活発化
明治43年(1910年)京阪電車が開通し、産業が急速に発展
大正期蓮根栽培が最盛期。「河内蓮根」が全国的に認識される
昭和8年(1933年)松下電器製作所が誘致される
昭和38年(1963年)8月1日 市制施行。人口66,582人。大阪府内27番目、全国556番目の市(初代市長 中塚種夫)
昭和50年(1975年)人口が143,238人でピーク(市制施行時の2.15倍)
平成元年(1989年)西三荘遺跡の発掘で縄文時代後期の土器が出土
平成22年(2010年)第二京阪道路が完成
平成18年(2006年)2月15日寝屋川流域水害対策計画を策定(特定都市河川浸水被害対策法)
平成26年(2014年)8月5日寝屋川流域水害対策計画を変更
平成29年(2017年)3月立地適正化計画を策定
平成29年(2017年)6月14日淀川の浸水想定区域の見直しを公表(想定最大360mm/24時間)
平成29年(2017年)7月1日防災街区整備地区計画を決定(4地区・対象11町名の各一部)
平成31年(2019年)4月市が「待機児童は解消しました」と記す時点
令和2年度末密集市街地の中町12ha・野里町17ha(大和田駅南地区)が解消
令和4年(2022年)3月都市計画マスタープランを改定(計画期間 令和4〜13年度)
令和4年度末密集市街地の幸福町・垣内町18ha、上島町・城垣町27haが解消
令和5年(2023年)10月18日門真市駅前地区地区計画を決定(約2.0ha)
令和6年(2024年)4月1日市域全域が宅地造成等工事規制区域に指定(盛土規制法・大阪府)
令和7年(2025年)10月1日令和7年国勢調査。人口111,702人(前回比 −8,062人・−6.7%)
令和7年(2025年)11月28日門真市駅前地区地区計画を変更
令和7年度末密集市街地の小路町・元町25ha(西部地区)が解消
令和8年(2026年)1月立地適正化計画を変更
令和8年(2026年)3月1日雨水出水(内水)浸水想定区域を公表(水防法第14条の2)
令和8年(2026年)4月義務教育学校「水桜学園」が開校(第四中学校区)
令和8年度〜市立小・中学校の給食を無償提供(中学校は市の単独負担・自校調理方式)
令和11年(2029年)4月 (仮称)第五中学校区小学校が開校予定(四宮小・北巣本小の統合。四宮小の敷地に新校舎)
令和12年度末(目標) 密集市街地の本町14ha・石原町・大倉町24haの解消目標年度
令和13年度都市計画マスタープランの計画期間の終期

市名「門真」の由来については、市の歴史ページ・紹介ページのいずれにも 記載を確認できませんでした(未取得)。本ページでは推測による説明を載せていません。 同様に古川(河川名)の由来市制施行前の町村合併の経緯(旧町村名)についても、 市公式の記載を確認できなかったため記載していません。 松下電器製作所の誘致は市公式「門真市の歴史」に記載のある範囲でのみ触れており、 現在の企業情報には踏み込んでいません。 出典:門真市「門真市の歴史」 //www.city.kadoma.osaka.jp/shisei/shokai/5397.html / 門真市「市の紹介」 //www.city.kadoma.osaka.jp/shisei/shokai/5398.html / 令和6年版 門真市統計書「市の概観」。 なお市は「かどまの民話」「名所・史跡・文化財」のページも公開しています (//www.city.kadoma.osaka.jp/shisei/shokai/2/index.html / //www.city.kadoma.osaka.jp/shisei/shokai/5375.html )。

12門真市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた門真市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧門真市内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、令和7年国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

13門真市の不動産購入に関する記事

14門真市の不動産購入 よくある質問

門真市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている門真市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。つまり「これ以上もらってはいけない」という天井は法律で決まっていますが、「これだけはもらわなければならない」という床は決まっていない、ということです。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても 事業として成り立ちます。門真市の成約中央値(戸建1,200万円・マンション1,900万円)で計算すると、仲介手数料の上限額は46万2,000円・69万3,000円。門真市駅の中央値2,550万円なら90万7,500円です。これがまるごと0円になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

門真市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(直近4四半期・207件)では、戸建の成約中央値が1,200万円(147件・平均延床63㎡・平均築1994年)、マンションが1,900万円(60件・平均専有68㎡・平均築1997年)です。成約の約7割が戸建で、1,000万円台が中心価格帯の市だと言えます。駅別では門真市駅2,550万円(36件)、古川橋駅2,300万円(27件)、大和田駅1,300万円(71件)、門真南駅・萱島駅がいずれも1,100万円(27件・19件)。町丁目別では本町1,900万円(7件)が最も高く、島頭580万円(9件)が最も安くなっています。ただし島頭の平均面積は51㎡、本町は71㎡で、価格差の一部は土地の安さではなく物件の小ささによるものです。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均133,017円(住宅地18地点)、前年比+2.8%。商業地は4地点平均219,500円(+5.4%)、工業地は2地点平均162,500円(+12.1%)です。

門真市で地価がいちばん高いエリアと安いエリアはどこですか?

令和8年地価公示の住宅地18地点で見ると、最も高い標準地は宮野町175番33の165,000円/㎡(前年比+4.4%)、最も安い標準地は岸和田三丁目842番154の98,300円/㎡(+2.0%)です。差は1.7倍で、これは大阪府下の市のなかでも市内格差が小さいほうです。参考までに大東市は成約ベースで大野3,300万円に対し北条770万円の4.3倍、富田林市は廿山3,000万円に対し須賀765万円と4〜7倍の開きがあります。18地点すべてがプラスで、下落地点はゼロ。上昇率は柳町の+4.5%から千石東町の+0.8%までの幅に収まっています。成約ベースの町丁目別では本町1,900万円・野里町1,500万円・常称寺町1,500万円が高く、島頭580万円が最も安い水準です。門真市はエリアで大きく外すリスクが小さいぶん、割安なエリアを見つけて得をする余地も小さい市だとご理解ください。差がつくのは物件の個別条件です。

門真市に市街化調整区域の物件はありますか?

市街化調整区域は市域1,230haのうち31ha(2.5%)しかありません。都市計画マスタープランはその位置を「市中央部」と記していますが、具体的な町名の公表資料は確認できていません。市域の97.5%が市街化区域なので、門真市では「調整区域かどうか」でつまずくケースはまれです。そのぶん、ほぼすべての物件に都市計画税(0.3%)がかかり、固定資産税1.4%と合わせて毎年1.7%の負担になります。市街化調整区域が広い市にある「調整区域なら都市計画税ゼロ」という選択肢は、門真市には事実上ありません。なお市は市街化調整区域について「プレハブ建築物やユニットハウスも含まれ、コンテナも利用形態や設置状況から建築物と判断されることがあります」と注意喚起しており、違反には50万円以下の罰金等が科されます。個別の物件がどちらの区域かは、市の建築・都市計画情報のWeb GIS、または重要事項説明書でご確認ください。

門真市の土砂災害・洪水のリスクはどうですか?

門真市は公式に「津波災害警戒区域、土砂災害警戒区域に指定された区域はありません。また、高潮の災害は想定されていないため、浸水想定区域の指定はありません」と明記しています。土砂災害のレッドゾーン・イエローゾーンがゼロというのは、建築規制・開発許可・担保評価のいずれの面でもはっきりしたメリットです。傾斜地の擁壁の維持費という長期コストも、平坦な市ではほぼ生じません。ただし「災害リスクが低い市」と単純化はできません。水害リスクは淀川の外水氾濫(国土交通省近畿地方整備局 淀川河川事務所管理・想定最大360mm/24時間【確率1/1000】・平成29年6月14日公表)と、寝屋川・古川の氾濫および内水氾濫(138.1mm/時間・683mm/24時間)に集約されます。市は淀川の想定について「内水氾濫は含まれていないため、実際には浸水区域や浸水深はさらに拡大する可能性があります」と注記しています。さらに令和8年3月1日に雨水出水(内水)浸水想定区域を公表しました。市は防災マップ・洪水・淀川拡大版・液状化・内水(浸水深)・内水(浸水継続時間)の6種類のPDFを別々に公開していますので、物件の住所ですべて確認してください。なお洪水ハザードマップの浸水深区分の具体値と市域の最大浸水深は確認できていません。

門真市に学校選択制はありますか?

門真市は町字名ごとに通学区域を指定しており、入学手続も「就学通知書が届いた全ての方は…同封されている就学届を就学指定の市立小学校へ提出してください」という指定校制の運用です。市のサイトの「入学・転校」カテゴリに学校選択制の制度ページはありません。ただし「実施していない」と明記した公式本文は確認できていないため、本ページでは断定していません。学区を理由に物件を選ぶ場合は市教育委員会(教育企画課)へ直接ご確認ください。指定校変更については「就学予定の中学校に希望する部活動がない場合」に認められる制度があります。10月上旬に小学校から6年生児童を通して通知文が配付されるので、希望する場合は在学小学校に相談する流れです。条件として「通学途上の安全確保は保護者の責任」「通学は徒歩または公共交通機関であること。自転車通学は不可」と明記されています。転居予定・建替えの仮住まい・兄姉と同一校への就学といった部活動以外の事由の一覧は、本ページ作成時点で確認できていません。なお通学区域は令和8年4月1日から適用される区域が公表されています。

門真市の学校は統廃合されると聞きました。本当ですか?

はい。門真市は学校の統廃合・再編が現在進行形で進んでいる市です。令和8年4月に義務教育学校「水桜学園」(第四中学校区)が開校しました。義務教育学校は小学校6年+中学校3年ではなく、9年間を一つの学校で過ごす形態です。さらに四宮小学校と北巣本小学校が統合し、「(仮称)門真市立第五中学校区小学校」として令和11年(2029年)4月に開校予定です。市は「現在の四宮小学校の敷地に新校舎を整備することになりました」と公表しています。北巣本小学校の校区から通うご家庭は、通学先そのものと通学路が変わります。中学校名が第二・第三・第五・第七と飛び番であること、「門真みらい小学校」「北巣本四宮小学校」「門真はすはな中学校」という統合校名が並ぶことからも、過去から継続している再編の経緯がうかがえます。いまの学区と入学時の学区がずれる可能性が他市より高い市ですので、通学区域の一覧(令和8年4月1日適用)だけでなく、学校再編の計画も併せて市教育委員会に必ずご確認ください。学区を理由に価格の上乗せを受け入れるのは、門真市では慎重にお考えになることをおすすめします。

人口が減っているのに、なぜ地価が上がっているのですか?

理由は3つあります。1つめは市域の97.5%がすでに市街化区域で、新しい宅地の供給余地がほぼ無いこと。市街化調整区域は31haしか残っていません。2つめは密集市街地4地区137haの解消事業で、老朽木造が除却され道路が広がり新築が供給されるという更新の過程そのものが地価を押し上げていること。大阪府の指定は7市11地区・約2,248haで、対象市は大阪市・堺市・豊中市・守口市・門真市・寝屋川市・東大阪市。府全体では令和7年度末時点で218haまで減少しています。3つめは門真市駅前地区(約2.0ha)の地区計画(令和5年10月18日決定・令和7年11月28日変更)や市庁舎エリア整備、市南部の土地区画整理事業など、拠点の面的更新が同時進行していることです。一方で人口のピークは昭和50年の143,238人で、減少は半世紀続くトレンドです。人口は長期の減少、地価は短期の押し上げという時間軸の違いとして理解するのが正確です。なお上がっているのは住宅地(+2.8%)だけではなく、商業地+5.4%、工業地+12.1%。準工業地域が市街化区域の36.9%を占める工業都市としての需要も、地面の値段を支えています。

大日駅や住道駅の物件は門真市ですか?

大日駅は守口市、住道駅は大東市にあります。門真市の公式資料が市内の駅として挙げているのは、京阪本線の西三荘・門真市・古川橋・大和田・萱島、Osaka Metro長堀鶴見緑地線の門真南、大阪モノレールの門真市の7駅です。ただし物件の住所は門真市で最寄駅が市外、というケースは実際にあります。国土交通省の成約価格情報では、門真市の物件で住道駅(大東市)を最寄りとするものが10件(中央値1,200万円・平均徒歩25分)確認できます。門真市は東西4.9km・南北4.3kmと小さく、大阪市・守口市・寝屋川市・大東市の4市と接しているため、市外の駅が最寄りになる物件が構造的に出やすい市です。広告の「最寄駅」と「住所」は別物としてご確認ください。なお市外の駅が最寄りでも、固定資産税・都市計画税・学区・ごみ収集などの行政サービスは住所地である門真市のものが適用されます。

門真市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、門真市固有のコストとして、毎年の固定資産税・都市計画税は合計1.7%で、市域の97.5%が市街化区域のためほぼ全物件が都市計画税の対象です。市街化調整区域の広い市のような「都市計画税がかからない選択肢」はありません。さらに門真市は密集市街地4地区137ha、防災街区整備地区計画の対象11町名、地区計画9件という区域指定が重なる市で、物件によっては接道や再建築の可否に制約がある可能性があります。大阪府自身が「狭小、接道不良敷地が多い」と記している市です。家タダはこうした調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

門真市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

門真市は、市域の97.5%が市街化区域で、標高が低く平坦。住宅地の地価は市内で最高165,000円/㎡・最低98,300円/㎡と、その差はわずか1.7倍です。18地点すべてが前年比プラスで、下落地点はありません。エリア選びで大きく外すリスクが小さいぶん、物件の個別条件で差がつく市だと言えます。接道はどうか、隣地の用途地域は何か(準工業地域が市街化区域の36.9%を占める市です)、密集市街地4地区137haの区域にかかっていないか、防災街区整備地区計画の対象11町名に含まれていないか、内水・洪水・液状化のハザードマップでその住所がどう評価されているか。大阪府自身が「狭小、接道不良敷地が多い」と記している市ですから、物件情報の1行だけでは判断できません。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます。門真市の成約中央値(戸建1,200万円・マンション1,900万円)なら、1件あたり46万2,000円〜69万3,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

15本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年9月18日

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