
【加西市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て
兵庫県加西市 専門 エリアガイド
加西市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。
2,300万円の物件なら 82万5,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差
ネットに掲載されている加西市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。
加西市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?
できます。ネットに掲載されている加西市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。ただし最初に正直に書いておきます。加西市で公的データとして捕捉できた直近4四半期の成約は17件しかなく、しかも全件が戸建です(マンションの成約は0件)。その17件の成約中央値は2,300万円(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。2,300万円の物件にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円。町丁目別に見ると北条町古坂の中央値1,700万円なら62万7,000円、北条町の2,400万円なら85万8,000円です。価格が上がるほど手数料も上がりますが、家タダならどの価格帯でも買主様は0円です(売主が仲介手数料を支払わない取引など、0円の対象外になる場合があります)。
- 加西市の成約中央値は2,300万円(戸建17件・直近4四半期・国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。この価格にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円で、家タダを通して買えばその全額が0円になります。最寄駅別では北条町駅が16件・中央値2,350万円(上限額84万1,500円)、町丁目別では北条町古坂8件・1,700万円(62万7,000円)、北条町7件・2,400万円(85万8,000円)です。
- ただし、加西市のデータは薄いということを先に書いておきます。直近4四半期の成約は17件・全件が戸建で、マンションの成約は0件。令和8年地価公示の標準地も住宅地7地点・商業地1地点・工業地1地点しかありません。このページの相場の数字は、件数が少ないので参考値としてお読みください。
- 加西市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均27,285円(7地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比−0.3%。兵庫県内40市区町村で35位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは21位です。最高は北条町横尾の53,400円、最安は西野々町の10,400円で、同じ市内で5.1倍の開きがあります。
- 加西市でいちばん重要なのは、「線引きがもう無い」ということです。加西市は令和8年4月1日に区域区分(線引き)が廃止され、東播都市計画区域から分離して単独の加西都市計画区域(非線引き都市計画区域)になりました。いまの加西市には、市街化区域・市街化調整区域という区分がありません。古い資料や古い物件広告に「市街化調整区域」と書かれていても、それは令和8年3月までの区分です。
- 線引きの代わりに入ったのが特定用途制限地域です。市の条例は集落活力維持地区・集落活力再生地区・集落産業共生地区・農業保全地区・山林保全地区など10の地区を定めており、地区ごとに建てられる建物の種類が違います。市は「土地利用や建築の規制がすべてなくなるわけではない」と注意を促しています。規制が無くなったのではなく、規制の種類が変わったということです。
- 加西市には都市計画税がありません。市公式は「令和6年度以降の都市計画税は廃止となりました」と明記しています。毎年かかるのは固定資産税1.4%だけです。都市計画税0.3%の市と比べると、課税標準額1,000万円あたり年3万円の差になります(当方算出)。
- 子育て支援は「子育て応援5つの無料化」。0〜5歳児の保育料、保育所・こども園・小学校・中学校・特別支援学校の給食費、高校3年生までの医療費、おむつ等の配達、病児病後児保育の5つが、所得制限なしで無料です。学校給食費の無償化は令和4年4月から続いています。
- 学校は再編の途中です。現在は市立小学校8校・中学校4校・特別支援学校1校。令和8年4月1日に泉小学校が統合校として開校し、令和10年4月には統合中学校「加西中学校」と、善防中学校区の統合小学校「善防小学校」が開校予定です。お子さんの入学時期と、学校の統合時期を重ねて確認する必要があります。
- 兵庫県指定の土砂災害警戒区域は市内219箇所、特別警戒区域は140箇所(令和8年6月30日時点)。洪水は加古川水系万願寺川と支川(下里川・善防川・賀茂川・南村川ほか)計13河川が対象で、令和8年3月に想定最大規模降雨版のハザードマップが作成されています。津波・高潮について、市は「加西市は海に面しておりませんので、関係ありません」と明記しています。
01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します
加西市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。
疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?
結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。
不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。
| 売買価格 | 法律が定める報酬の上限(税抜) | 法律が定める下限 |
|---|---|---|
| 400万円超の部分 | 代金額 × 3% | 定めなし |
| 200万円超400万円以下の部分 | 代金額 × 4% | |
| 200万円以下の部分 | 代金額 × 5% |
※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。
つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。
疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?
不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。
※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。
家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。
だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。
疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?
ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。
国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。
下表は、加西市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。
| 費用 | 支払先 | 目安 | 家タダの取り分 |
|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産会社 | 通常は(価格×3%+6万円)×1.1 | 0円 |
| 印紙税 | 国(契約書に貼付) | 1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時) | 0円 |
| 登録免許税 | 国(法務局) | 所有権移転・抵当権設定にかかる | 0円 |
| 司法書士報酬 | 司法書士 | 5万〜10万円程度 | 0円 |
| 固定資産税・都市計画税の精算金 | 売主様 | 引渡日で日割り | 0円 |
| 住宅ローン事務手数料・保証料 | 金融機関 | 借入額により変動 | 0円 |
| 火災保険・地震保険料 | 保険会社 | 建物・期間により変動 | 0円 |
| 不動産取得税 | 加西市(都道府県税) | 取得後に納税通知。軽減措置あり | 0円 |
仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。
※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。
疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?
業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。
- 現地内覧への同行(加西市内の物件)
- 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
- 法務局調査(登記・権利関係・越境)
- 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
- 宅地建物取引士による重要事項説明
- 契約書・重要事項説明書の作成
- 引渡し・決済の立会い
むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。
02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか
「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。
| 段階 | 内容 | この時点で支払うもの |
|---|---|---|
| 1. ご相談 | LINE・電話・メールで物件URLを送っていただく | なし |
| 2. 無料診断 | 仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答 | なし |
| 3. 内覧 | 担当者が現地まで同行(加西市内) | なし |
| 4. 調査 | 役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認 | なし |
| 5. 価格交渉 | 成約事例を根拠に売主様と交渉 | なし |
| 6. 購入申込 | 買付証明書の提出 | なし(申込金は原則不要) |
| 7. 売買契約 | 重要事項説明・契約書への署名押印 | 手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税 |
| 8. 住宅ローン本申込 | 金融機関の審査 | なし(事務手数料は実行時) |
| 9. 決済・引渡し | 残代金の支払いと所有権移転登記 | 残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金 |
| ― | 家タダへの仲介手数料 | 0円(全段階を通じて) |
1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。
※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。
03加西市で仲介手数料が0円になる仕組み
売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」
不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。
加西市の価格帯で、いくら得になるか
加西市の住宅地は1㎡あたり平均27,285円(7地点の単純平均)。市内の標準地は最高53,400円/㎡(北条町横尾字大坪1273番1)から最低10,400円/㎡(西野々町字内端267番3)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が5.1倍変わります。
| 物件価格(税抜) | 仲介手数料の上限額(税込) | 家タダの場合 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 1,700万円 | 62万7,000円 | 0円 | ▲62万7,000円 |
| 2,300万円 | 82万5,000円 | 0円 | ▲82万5,000円 |
| 2,350万円 | 84万1,500円 | 0円 | ▲84万1,500円 |
| 2,400万円 | 85万8,000円 | 0円 | ▲85万8,000円 |
| 2,600万円 | 92万4,000円 | 0円 | ▲92万4,000円 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。
加西市の成約価格だと、いくら変わるか
先に前提をお断りします。加西市の成約データは17件しかありません。しかも全17件が戸建で、マンションの成約は0件です。件数が少ないので、以下の数字は参考値としてお読みください。
その17件の成約中央値は2,300万円(平均の面積217㎡・平均の築年2003年)。2,300万円なら仲介手数料の上限額は82万5,000円で、これがまるごと0円になります。最寄駅別では北条町駅が16件・中央値2,350万円(84万1,500円)。17件のうち16件が北条町駅を最寄りとしています。町丁目別では北条町古坂8件・1,700万円(62万7,000円)、北条町7件・2,400万円(85万8,000円)です。
個別の成約例を見ると、2021〜2026年築の木造4LDKが2,300万〜2,600万円で成約しています(手数料の上限額は82万5,000円〜92万4,000円)。一方で、中野町の木造戸建(土地510㎡・延床185㎡・築年不詳)が280万円という例もあります。280万円の場合は400万円以下の別区分になり、上限額は14万5,200円です。築浅の4LDKと、古い家つきの広い土地。加西市の戸建は、この両極が同じ市内で流通しています。
※種別集計の「面積」「築年」は平均値で、戸建の面積は土地面積です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。)
仲介手数料以外に0円にできる費用
- ローン事務手数料
- 引越し代金
- 購入時の申込金
※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。
NEW加西市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う
新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、加西市の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は5件。成約価格の中央値は2,500万円、真ん中の半数は2,400万円〜2,600万円に収まっています。延床面積の中央値は100㎡。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 北条町古坂 | 3件 | 2,500万円 |
| 北条町 | 1件 | 2,400万円 |
| 西上野町 | 1件 | 2,600万円 |
最寄駅で多いのは北条町駅(5件)。
中央値の2,500万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は89万1,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。
加西市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。
USED加西市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う
中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、加西市の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は11件。成約価格の中央値は980万円、真ん中の半数は380万円〜2,700万円に収まっています。延床面積の中央値は115㎡。建築年の中央値は1987年です。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 北条町 | 6件 | 1,390万円 |
| 北条町古坂 | 5件 | 980万円 |
最寄駅で多いのは北条町駅(11件)。
中央値の980万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は38万9,400円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。
建築年が分かる11件のうち、1981年以前に建てられたものは2件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。
加西市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。
MANSION加西市の中古マンションを仲介手数料無料で買う
中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)には、加西市の中古マンションに当たる取引は載っていませんでした。取引がないという意味ではなく、公表データに出ていないということです。実際に売り出されている物件は、URLを送っていただければ個別に確認します。
中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 加西市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。
04数字で見る加西市 ― 公的統計でわかる街の実力
掲載している数値はすべて加西市・兵庫県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。
人口 ― 4万人の市と、「加西郡は一つ」で合併した3つの町
加西市の人口は40,630人(男20,039人/女20,591人)、世帯数は18,842世帯です(8月31日現在・市トップページ掲載。前月比は人口−17人・世帯+16)。面積は150.22km²、人口密度は約270人/km²(当方算出)、1世帯あたりの人数は約2.16人(当方算出)です。
まず正直に書いておきます。令和7年国勢調査の加西市の人口は確認できていません(未取得)。市の統計書(令和7年度版・令和8年3月作成)の国勢調査の章から読み取れたのは令和2年までです。このページの国勢調査の数値は、すべて令和2年国勢調査のものです。
その国勢調査が、加西市の人口の動きをはっきり示しています。平成22年が47,993人、平成27年が44,313人、令和2年が42,700人。平成27年から令和2年の5年間で−1,613人(−3.6%)です(当方算出)。一方で世帯数は平成27年の15,343世帯から令和2年の16,222世帯へ、+879世帯(+5.7%)と増えています(当方算出)。人口は減り、世帯は増えている。1世帯あたりの人数が減った、つまり世帯の小規模化が進んでいるということです。令和2年の65歳以上人口は14,366人(33.8%)、15歳未満は4,596人(10.8%)でした。
もうひとつ、加西市の性格を表す数字があります。昼間人口です。令和2年国勢調査の昼間人口は45,882人、昼間人口率は107.5%。夜の人口より昼の人口のほうが多い=市外から働きに来る人のほうが多い市だということです。用途地域583haのうち工業地域が203ha・工業専用地域が21ha・準工業地域が28haを占め、地区計画にも加西南産業団地・加西東産業団地・加西インター産業団地などの名前が並びます。加西市は、住宅都市というより「働く場所のある市」です。
人口減少は、市自身が正面から認めている課題です。線引き廃止の理由として、市は「移住者の受け入れや人口流出の抑制など、人口減少、地域活力にきめ細やかに対応するため」と説明しています。このあと出てくる線引きの廃止、都市計画税の廃止、5つの無料化、若者定住促進住宅補助は、どれも同じ課題に対する打ち手として読むことができます。
加西市は昭和42年4月1日に北条町・泉町・加西町の3町が「加西郡は一つ」という理念のもとに合併して誕生し、県下で21番目に市制を施行しました。位置は「兵庫県南部、播州平野中央」。東は小野市・加東市、西は姫路市・福崎町、南は加古川市、北は西脇市・多可町・市川町に接しています。海には接していません。
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 住民基本台帳人口 | 40,630人(男20,039/女20,591) | 8月31日現在・市トップページ掲載 |
| 世帯数 | 18,842世帯 | 同上 |
| 1世帯当たり人員 | 約2.16人 | 40,630÷18,842で当方が算出 |
| 令和2年国勢調査 | 42,700人・16,222世帯 | 令和2年10月1日現在・加西市統計書 |
| 平成27年国勢調査 | 44,313人・15,343世帯 | 平成27年10月1日現在 |
| 平成22年国勢調査 | 47,993人・15,168世帯 | 平成22年10月1日現在 |
| 2015→2020の増減 | 人口−3.6%/世帯+5.7% | 当方が算出。世帯の小規模化が進行 |
| 年齢3区分(令和2年) | 15歳未満10.8%/15〜64歳55.3%/65歳以上33.8% | 加西市統計書 |
| 昼間人口(令和2年) | 45,882人(昼間人口率107.5%) | 加西市統計書 |
| 令和7年国勢調査 | 未取得 | 統計書から読み取れず |
| 市域面積 | 150.22km² | 東西12.4km・南北19.8km |
| 人口密度 | 約270人/km² | 40,630人÷150.22km²で当方が算出 |
| 市制施行 | 昭和42年4月1日(北条町・泉町・加西町の合併) | 加西市「市の紹介」 |
| 隣接市町 | 小野市・加東市(東)/姫路市・福崎町(西)/加古川市(南)/西脇市・多可町・市川町(北) | 加西市「市の紹介」 |
| 経緯度 | 東経134°51′、北緯34°56′ | 加西市「市の紹介」 |
| 標高 | 最高491.01m/最低25.0m | 加西市統計書 |
| 市木/市花 | カシ/サルビア(いずれも昭和50年11月13日制定) | 加西市「市の紹介」 |
土地の使われ方
加西市の土地を理解するうえで、まず見ておきたいのがこの内訳です。市の「都市計画の概要」(令和8年2月28日現在)によると、市域15,019haのうち都市計画区域は11,802ha(78.6%)。そのなかで用途地域が指定されているのは583ha=市域のわずか3.9%です。用途地域の指定がない区域が11,219ha(74.7%)、都市計画区域外が3,217ha(21.4%)。
人口で見ると、市全体40,900人のうち用途地域内に12,910人、用途地域の指定がない都市計画区域内に24,959人、都市計画区域外に3,031人です。市民の約68%(当方算出)は、用途地域の外に住んでいます。用途地域583ha=市域の3.9%という数字は、市が線引き廃止前に説明していた「市街化区域が市域面積の約3.9%」と一致します。用途地域の指定がない都市計画区域(74.7%)は、同じく「市街化調整区域が約75%」に対応すると読めます(対応関係は当方の読み取りです)。この区域がいまは特定用途制限地域でコントロールされています。
なお地目別では、田33.94km²・畑4.69km²・宅地12.15km²・山林42.43km²・原野5.51km²・その他51.50km²(令和7年1月1日現在・加西市統計書)。宅地は市域の約8%(当方算出)です。
| 区分 | 面積 | 構成比 |
|---|---|---|
| 都市計画区域内・用途地域の指定あり | 583 ha | 3.9% |
| 都市計画区域内・用途地域の指定なし | 11,219 ha | 74.7% |
| 都市計画区域外 | 3,217 ha | 21.4% |
| 合計(市域) | 15,019 ha | 100.0% |
※加西市「加西市都市計画の概要」(令和8年2月28日現在)。同ページの市域面積は15,019haで、「市の紹介」の150.22km²とは端数の扱いが異なります。
都市計画区域と土地利用の区分
★最初に、いちばん大事なことを書きます。加西市には、いま「市街化調整区域」がありません。市公式は「加西市では令和8年4月1日に区域区分が廃止され、非線引き都市計画区域へ移行しました」と明記しています。この章の見出しや、下にある「市街化調整区域だと何が起きるか」「調べ方」の説明は、線引きのある市に共通の一般論です。加西市の物件には、そのままは当てはまりません。加西市で確認すべきなのは「市街化調整区域かどうか」ではなく、「用途地域の中か、特定用途制限地域のどの地区か、都市計画区域の外か」です。
市の「都市計画の概要」(令和8年2月28日現在)によると、都市計画区域は11,802ha(市域の78.6%)。そのうち用途地域が指定されているのは583ha(市域の3.9%)で、残りの11,219ha(74.7%)は用途地域の指定がない区域です。都市計画区域外が3,217ha(21.4%)あります。
線引きの廃止前について、市は「市街化区域が市域面積の約3.9%」「市街化調整区域が約75%」「人口の約65%が市街化調整区域に居住」と説明していました。市域の4分の3・人口の3分の2が調整区域にあった市が、その区分をやめたということです。
地価公示 ― 7地点の実データ
令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、加西市の住宅地の標準地は7地点。 単純平均は1㎡あたり27,285円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は−0.3%です。 全7地点を、価格の高い順に所在地つきで掲載します。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 加西-2 | 北条町横尾字大坪1273番1 | 53,400 | +0.2% |
| 加西-3 | 北条町古坂2丁目155番 | 51,100 | −0.4% |
| 加西-1 | 北条町北条字岡西781番4 | 36,800 | −0.3% |
| 加西-7 | 東笠原町字前514番1 | 15,200 | +0.0% |
| 加西-5 | 鴨谷町字中垣内1154番1 | 12,900 | −0.8% |
| 加西-8 | 両月町字高町369番 | 11,200 | +0.0% |
| 加西-6 | 西野々町字内端267番3 | 10,400 | −1.0% |
※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。
同じ加西市内で、住宅地の地価は5.1倍ちがいます
最も高いのは北条町横尾字大坪1273番1の1㎡あたり53,400円(+0.2%)。最も安いのは西野々町字内端267番3の10,400円(−1.0%)。その差は5.1倍です。「加西市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。
加西市は兵庫県内で何番目に地価が高いか
令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある兵庫県内の40市区町村のうち、 加西市の住宅地の平均価格は35位。 神戸市の9区と町を除いた「市」だけで見ると、25市のなかで第21位です。
| 区分 | 加西市の位置 | 母数 |
|---|---|---|
| 住宅地の平均価格(県内・区を含む) | 35位 | 40市区町村 |
| 住宅地の平均価格(市のみ) | 21位 | 25市 |
| 前年比の変動率(県内・区を含む) | 33位 | 40市区町村 |
| 前年比の変動率(市のみ) | 20位 | 25市 |
※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。
加西市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地7地点)
標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で5.1倍の開きがあります。
※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。
公園・緑地
加西市の都市計画公園・緑地は10箇所です(加西市都市計画の概要・令和8年2月28日現在)。内訳は街区公園6箇所(1.98ha)、近隣公園2箇所(4.60ha)、総合公園1箇所(17.30ha)、都市緑地1箇所(0.87ha)で、合計は24.75ha(当方算出)。総合公園は丸山総合公園(約17.3ha)で、グラウンド、テニスコート、子どもの遊び場などが整備されています。10箇所という数は、市域150.22km²に対して多くはありません。都市計画公園は用途地域のある市街地を中心に配置されるもので、集落部では公園よりも周囲の農地・里山が身近な環境になります。公園ごとの所在地・面積の一覧は、本文としては取得できていません
※加西市「加西市都市計画の概要」(令和8年2月28日現在)/加西市「都市計画公園一覧」。
05加西市の特徴 ― 線引きも都市計画税も、もう無い市
この章は、加西市で家を買う前にいちばん知っておくべきことから始めます。 それは価格でも駅でもなく、制度です。加西市は、この数年で土地と税のルールを大きく変えました。
令和6年度:都市計画税を廃止。
令和8年4月1日:区域区分(線引き)を廃止。東播都市計画区域から分離し、単独の加西都市計画区域(非線引き)へ。
同日、特定用途制限地域(10地区)を導入。特別指定区域制度は廃止。
「市街化調整区域だから建てられない」「市街化区域だから都市計画税がかかる」。 兵庫県の多くの市で物件選びの前提になっているこの2つが、加西市ではどちらも当てはまりません。 ただし、規制が無くなったわけではありません。規制の種類が変わりました。 この章では、変わったことと、変わっていないことを分けて書きます。
その前に ― このページのデータは薄いです。正直に書きます
加西市について、公的データで分かることには限界があります。 まずその限界をはっきりさせておきます。
| データ | 加西市 | 内容 |
|---|---|---|
| 直近4四半期の成約件数 | 17件 | 2025年第2四半期〜2026年第1四半期 |
| うち戸建 | 17件(全件) | 中央値2,300万円 |
| うちマンション | 0件 | — |
| 町丁目別の集計に出る町 | 2町 | 北条町古坂8件・北条町7件(計15件) |
| 駅別の集計に出る駅 | 1駅 | 北条町16件 |
| 住宅地の標準地 | 7地点 | うち3地点が北条町 |
| 商業地の標準地 | 1地点 | 北条町横尾 |
| 工業地の標準地 | 1地点 | 網引町 |
結論から言うと、次の3つは書けません。
- 「加西市のマンション相場」は書けません。マンションの成約が0件だからです。 中古マンションを検討されている方には、このページの成約の数字は当てはまりません。
- 「北条以外の地域の戸建相場」は書けません。17件のうち15件が北条町古坂と北条町で、 ほかの町は集計に出てこないからです。
- 「加西市の商業地の相場」「工業地の相場」も書けません。標準地がそれぞれ1地点しかないからです。 1地点は相場ではありません。
そして書ける数字も、件数が少ないので参考値です。 成約17件の中央値2,300万円という数字は、17件を価格順に並べた真ん中の1件の価格にすぎません。 このページでは、件数を必ず併記しています。件数を見ずに中央値だけを信じないでください。
それでも、加西市について確かに書けることがあります。制度です。 加西市の都市計画・税・子育て支援・学校再編は、市公式から具体的な内容が取れていますし、 しかもここ数年で大きく動いています。ここから先がその話です。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加西市17件)/ 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年)。 これらは公的に公表されたデータであり、家タダ自身の成約実績ではありません。 なお成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。
★令和8年4月1日、線引きが無くなりました
ここが、この章の中心です。市公式の記述は次のとおりです。
「加西市の都市計画区域は令和8年4月1日に東播都市計画区域から分離し、
単独の加西都市計画区域となっています」
「加西市では令和8年4月1日に区域区分が廃止され、非線引き都市計画区域へ移行しました」
区域区分(線引き)とは、都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域に分けることです。 市街化調整区域は都市計画法で「市街化を抑制すべき区域」と位置づけられ、 原則として建築を目的とした開発ができません。その区分が、加西市では廃止されました。
廃止前の加西市がどういう状態だったか。市の説明を表にします。
| 項目 | 廃止前の状況(市の説明) |
|---|---|
| 市街化区域 | 市域面積の約3.9%(「非常に小さい」) |
| 市街化調整区域 | 約75% |
| 市街化調整区域に住む人 | 人口の約65% |
| 市の認識 | 厳しい建築制限が「多くの集落で活力の低下を招く一因」 |
市域の4分の3、人口の3分の2が「原則として建てられない区域」にあった。 生まれ育った集落に家を建てたい人、空き家を買って移り住みたい人が、制度のうえで入りにくかったということです。 市は廃止の目的を、次のように説明しています。
「移住者の受け入れや人口流出の抑制など、人口減少、地域活力にきめ細やかに対応するため、
市街化調整区域の厳しい規制から緩やかな規制へ緩和」
「県主体の土地利用コントロールから市主体の土地利用コントロールに変更」
手続きの経過としては、令和6年12月17日〜25日に住民説明会(計5回)、 令和7年2月に事業者向け説明会(計7回・184名参加)が開かれ、 令和8年4月1日付で決定、4月6日に兵庫県と共同で記者発表が行われています。
買う側にとって、何が変わったか
| 論点 | 令和8年3月まで | 令和8年4月1日から |
|---|---|---|
| 用途地域の外で家を建てる | 市街化調整区域の規制。原則不可で、特別指定区域などの例外に該当する必要があった | 特定用途制限地域の地区ごとのルールによる。 一戸建ての住宅が条例別表に掲げられている地区がある(当方の読み取り・確度中) |
| 敷地の広さ | — | 特定用途制限地域内の一戸建て専用住宅に、町ごとに130/150/180㎡の最低限度 |
| 建築の手続き | — | 特定用途制限地域内では「建築確認申請事前届出書」を市に提出。 災害ハザードエリアを含む場合は追加の届出書 |
| 開発許可の対象面積 | 1,000㎡ | 3,000㎡。1,000〜3,000㎡未満は市の条例で事業調整 |
| 特別指定区域 | あり | 廃止 |
| 農地 | 農振法・農地法の規制 | 変わらず残る(転用しやすくなるわけではない) |
| 用途地域(583ha) | あり | 変わらず残る |
| 地区計画(25地区) | あり | 名称が「東播都市計画」→「加西都市計画」に。内容は変わらず |
よくある誤解を2つ、先に潰しておきます。
| よくある誤解 | 正しい理解 |
|---|---|
| 「線引きが無くなったから、どこでも何でも建てられる」 | 誤り。市は「土地利用や建築の規制がすべてなくなるわけではない」と明記しています。 特定用途制限地域は10地区に分かれ、地区ごとに建てられる用途が決まっています。 違反には50万円以下の罰金の規定があります |
| 「田んぼも宅地にしやすくなった」 | 誤り。市は「農振法、農地法の規制が残るため、農地が転用しやすくなるわけではない」と明記しています。 地目が田・畑の土地は、都市計画とは別に、農地転用の手続きが必要です |
そして、もう一つ大事な注意があります。情報の「時点」です。 線引きの廃止は令和8年4月1日。まだ日が浅い制度です。 物件広告・古い重要事項説明書・過去の固定資産税の資料・不動産会社の担当者の記憶に、 「市街化調整区域」という言葉が残っている可能性があります。 「調整区域だから安い」「調整区域だから再建築不可」という説明を受けたら、 それが令和8年4月1日より前の区分にもとづく話ではないかを確認してください。 逆に、旧調整区域で以前の許可条件(たとえば特定の人しか住めないという条件)のもとで建てられた家が いまどう扱われるかは、物件ごとに市への確認が必要です。 この点は市のページの本文からは読み取れておらず、本ページでは断定していません。
出典:加西市「都市計画について」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1870.html / 加西市「区域区分(線引き)廃止に向けた取り組み」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kuikikubun/ / 加西市「加西市特定用途制限地域」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/62972.html / 加西市「特別指定区域制度」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1884.html / 加西市「加西市まちづくりと開発調整に関する条例」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/55551.html
都市計画税がありません。かかるのは固定資産税1.4%だけです
市公式の記述をそのまま引きます。
「「加西市税条例の一部を改正する条例」が可決され、 令和6年度以降の都市計画税は廃止となりました」
廃止前の都市計画税は税率0.3%で、 「都市計画法による都市計画地域のうち、原則として市街化区域内に所在する土地及び家屋」が課税対象でした。 いまは、市内のどこの土地・家屋にも都市計画税はかかりません。
| 課税標準額 | 都市計画税0.3%の市 | 加西市 | 30年間の差(当方算出) |
|---|---|---|---|
| 500万円 | 年1万5,000円 | 0円 | 45万円 |
| 1,000万円 | 年3万円 | 0円 | 90万円 |
| 1,500万円 | 年4万5,000円 | 0円 | 135万円 |
※課税標準額に0.3%を掛けただけの単純な試算です(当方算出)。 実際の課税標準額は住宅用地の特例や負担調整措置で評価額より低くなり、家屋は年数とともに下がります。 30年間同じ額が続くわけではありませんので、規模感の目安としてお読みください。
仲介手数料は買うときの1回きり、都市計画税は持っている限り毎年。 加西市では、家タダを使えば前者が0円になり、後者はそもそも制度として存在しません。 「買うときのコスト」と「持ち続けるコスト」の両方が軽いというのは、加西市の条件のひとつです。 固定資産税(1.4%)、登記費用、ローン関連費用、火災保険料などは通常どおりかかります。
出典:加西市「固定資産税・都市計画税の概要」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/13/1124.html (廃止の理由は同ページに記載がありません)
住宅地7地点 ― 北条町の3地点と、それ以外の4地点
令和8年地価公示で、加西市の住宅地の標準地は7地点。 平均は1㎡あたり27,285円、前年比−0.3%です。 7地点しかありませんので、以下は参考値としてお読みください。 全7地点を価格の高い順に並べます。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 | 地積 |
|---|---|---|---|---|
| 加西-2 | 北条町横尾字大坪1273番1 | 53,400 | +0.2% | 147㎡ |
| 加西-3 | 北条町古坂2丁目155番 | 51,100 | −0.4% | 271㎡ |
| 加西-1 | 北条町北条字岡西781番4 | 36,800 | −0.3% | 113㎡ |
| ― ここに2.4倍の段差があります ― | ||||
| 加西-7 | 東笠原町字前514番1 | 15,200 | 0.0% | 451㎡ |
| 加西-5 | 鴨谷町字中垣内1154番1 | 12,900 | −0.8% | 380㎡ |
| 加西-8 | 両月町字高町369番 | 11,200 | 0.0% | 337㎡ |
| 加西-6 | 西野々町字内端267番3 | 10,400 | −1.0% | 321㎡ |
上位3地点はすべて北条町で36,800〜53,400円、下位4地点は10,400〜15,200円。 そのあいだに何もありません。 上位の最下位(北条町北条36,800円)と下位の最上位(東笠原町15,200円)の差は2.4倍です。 加西市の住宅地は、「北条町」と「それ以外」の二層に分かれています。 市内格差5.1倍(最高53,400円/最安10,400円)という数字は、中間がない二層構造の結果です。
前年比を見ると、上昇は北条町横尾の1地点だけ(+0.2%)、横ばいが2地点(東笠原町・両月町)、 下落が4地点です。 下落幅が大きいのは西野々町(−1.0%)と鴨谷町(−0.8%)で、どちらも価格の低い側の地点。 ただし下落といっても最大で−1.0%ですから、大きく動いているわけではありません。 変動率の順位は兵庫県内40市区町村で33位、25市のなかでは20位です。
地積にも注目してください。 上位3地点は113〜271㎡、下位4地点は321〜451㎡。 安い地点ほど土地が広いという関係がはっきり出ています。 単価が5分の1でも面積が3倍あれば、総額の差は縮まります。 加西市では、単価ではなく総額で比べてください。
商業地は1地点(北条町横尾字池田341番1・71,000円/㎡・横ばい・地積357㎡)、 工業地は1地点(網引町字丸山2001番36・31,100円/㎡・+5.4%・地積9,548㎡)。 工業地の+5.4%は、加西市の全9地点のなかで飛び抜けています。 住宅地が−0.3%、商業地が横ばいのなかで、工業地だけが5%を超えて上がっている。 1地点だけですので相場とは言えませんが、加西市でいま値が動いているのは住宅地ではなく産業用地だ、 ということは読み取れます。昼間人口率107.5%、用途地域の4割強が工業系という数字とも整合します。
出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。 平均・順位・倍率は当方が全地点を集計した自算値で、国土交通省が公表している順位ではありません。
実際の成約17件 ― 全部が戸建で、9割が北条町駅
国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、加西市は17件。 全17件が戸建で、マンションの成約は0件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
| 種別 | 件数 | 成約中央値 | 平均の面積 | 平均の築年 |
|---|---|---|---|---|
| 戸建(土地と建物) | 17件 | 2,300万円 | 217㎡ | 2003年 |
| 中古マンション | 0件 | — | — | — |
平均の築年が2003年で、中央値が2,300万円。 この2つを並べると、少し不思議に見えます。築20年を超える戸建の平均的な価格としては高いからです。 個別の成約例を見ると、理由の見当がつきます。 2021〜2026年築の新しい戸建(2,300万〜2,600万円)と、築年の古い安い戸建(280万円の例)が混ざっている。 平均の築年は古い物件に引っ張られ、中央値は新しい物件の価格帯に乗っている、と考えられます (17件という件数ですので、断定はできません)。
最寄駅別・町丁目別の成約
| 区分 | 件数 | 成約中央値 | 面積/平均徒歩 | 手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|
| 最寄駅:北条町 | 16件 | 2,350万円 | 平均徒歩19分 | 84万1,500円 |
| 町丁目:北条町古坂 | 8件 | 1,700万円 | 214㎡ | 62万7,000円 |
| 町丁目:北条町 | 7件 | 2,400万円 | 181㎡ | 85万8,000円 |
17件のうち16件が北条町駅、15件が北条町古坂と北条町。 加西市の成約データは、ほぼ「北条」のデータです。 北条以外の地域で家を探している方は、この中央値をそのまま当てはめないでください。
古坂と北条町で、中央値に700万円の差があります。 古坂は1,700万円・面積214㎡、北条町は2,400万円・面積181㎡。 土地が広い古坂のほうが安いという関係です。 地価公示では古坂(51,100円/㎡)のほうが北条(36,800円/㎡)より高いのに、成約の中央値は逆。 これは、流通している建物の新しさの違いだと考えられます (面積の数字は成約価格情報の面積欄の集計値で、戸建は土地面積です)。
平均徒歩19分という数字も見逃せません。 北条町駅が最寄りといっても、歩いて19分。 個別例でも徒歩25分・15分という物件が並びます。 「駅が最寄り」と「駅に近い」は別のことです。
実際の成約は、こんな中身です
| 種別 | 所在 | 成約価格 | 土地/延床 | 間取 | 築年 | 構造 | 最寄駅・徒歩 | 時期 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 戸建 | 西上野町 | 2,600万円 | 土地210㎡/延床110㎡ | 4LDK | 2026年 | 木造 | 北条町(徒歩分数は0と公表) | 2026Q1 |
| 戸建 | 北条町 | 2,400万円 | 土地180㎡/延床110㎡ | 4LDK | 2021年 | 木造 | 北条町 15分 | 2025Q4 |
| 戸建 | 北条町古坂 | 2,300万円 | 土地145㎡/延床100㎡ | 4LDK | 2025年 | 木造 | 北条町 25分 | 2025Q3 |
| 戸建 | 中野町 | 280万円 | 土地510㎡/延床185㎡ | — | 不詳 | 木造 | 法華口(徒歩分数は0と公表) | 2025Q2 |
上の3件は、2021〜2026年築の木造4LDK。 土地145〜210㎡・延床100〜110㎡で、2,300万〜2,600万円。 成約の時期と築年がほぼ同じですから、新築またはそれに近い戸建だと考えられます。 この帯にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円〜92万4,000円です。
4件目は性格がまったく違います。 中野町で土地510㎡(約154坪)・延床185㎡の木造戸建が280万円。 築年は公表データに入っていません。 建物の価値がほとんど見られていない、古い家つきの広い土地だと考えられます。 280万円にかかる仲介手数料の上限額は14万5,200円。 こうした物件は手数料よりも、買ったあとの改修費・解体費、接道、上下水道、 そして特定用途制限地域のどの地区にあたるかのほうがはるかに大きな論点になります。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(直近4四半期・加西市17件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 面積は公表値を丸めた区分値です。「徒歩分数は0と公表」とした2件は、 公表データ上の値が0であることをそのまま記したもので、駅のすぐ前にあるという意味とは限りません。 17件という件数ですので、相場としては参考値です。
「働く場所のある市」― 昼間人口率107.5%
令和2年国勢調査で、加西市の常住人口は42,700人、昼間人口は45,882人。 昼間人口率は107.5%です(加西市統計書)。 昼のほうが人が多い=市外から働きに来る人が、市外へ働きに出る人より多いということです。
それは都市計画にも表れています。
- 用途地域583haのうち、工業地域203ha・工業専用地域21ha・準工業地域28ha=計252ha(43.2%・当方算出)。
- 地区計画25地区のうち、名称に産業団地・工業団地・産業などを含むものが11地区(当方の分類)。 加西南産業団地、加西東産業団地、鎮岩工業団地、加西工業団地、加西インター産業団地(第1期・第2期3工区・第2期5工区)ほか。
- 工業地の標準地(網引町)は+5.4%。
- 市は「加西インター地区農村地域産業導入実施計画」を定め、インター周辺への産業の導入を進めています。
買う側にとっての意味は2つあります。 ひとつは、市内に勤め先がある人にとっては、職場の近くに戸建を持てる市だということ。 築浅の4LDKが2,300万〜2,600万円で成約しているのは、そうした需要の表れだと考えられます。 もうひとつは、産業団地や幹線道路の近くでは、周辺に工場・物流施設が増える可能性があるということ。 線引き廃止の説明で、市自身が「幹線道路沿道では企業誘致を図る」と書いています。 検討中の物件の周りが、特定用途制限地域のどの地区にあたるかまで見ておくと安心です。
子育てと学校 ― 5つの無料化と、令和10年の学校統合
加西市の子育て支援は「子育て応援5つの無料化」。 0〜5歳児の保育料、保育所から中学校までの給食費、高校3年生までの医療費、おむつ等の配達、病児病後児保育が、 所得制限なしで無料です。市は経済的支援の総額を1人あたり約250万円としています。
一方で、学校は再編の途中です。 令和8年4月1日に泉小学校が統合開校し、 令和10年4月には統合中学校「加西中学校」と統合小学校「善防小学校」の開校が予定されています。 支援は手厚く、学校は集約されていく。 この2つは、どちらも人口減少への対応として読むことができます。 詳しくは「学区・子育て支援」の章で扱います。
まとめ:加西市は「新しいルール」で判断する市
加西市の住宅地の平均価格は、兵庫県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 40市区町村のうち35位、神戸市の9区と町を除いた25市のなかでは21位。 変動率(−0.3%)で見ると40市区町村中33位、25市のなかでは20位です。
ただし、加西市で本当に重要なのは順位ではありません。 確認すべきことは、次の6点です。
- その物件は用途地域の中か、特定用途制限地域のどの地区か、都市計画区域の外か。 「市街化調整区域」という説明を受けたら、それは令和8年3月までの区分です。
- 特定用途制限地域内なら、一戸建ての敷地面積の最低限度(130/150/180㎡)と、 建築確認申請事前届出書の手続き。
- 地目が田・畑なら、農振法・農地法の規制。線引きが無くなっても、ここは変わっていません。
- 都市計画税はかからない(令和6年度以降廃止)。固定資産税は1.4%。 住宅用地の特例は200㎡が境目です。
- お子さんがいるなら、令和10年4月の学校統合と、そのときの学年・通学手段。
- 土砂災害警戒区域(219箇所)・特別警戒区域(140箇所)、万願寺川水系の洪水、山崎断層。
この6点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(0円の対象外になる取引もあります)。 そして最後にもう一度書きます。 加西市の成約データは17件、全件が戸建、マンションは0件、15件は北条です。 このページの数字は、件数を見たうえでお使いください。
空から見た、この50年の加西市
加西市が誕生したのは昭和42年(1967年)4月1日です。北条町・泉町・加西町の3町が「加西郡は一つ」という理念のもとに合併し、県下で21番目に市制を施行しました。
左が1974〜78年、右が現在の同じ範囲で、加西市役所(北条町横尾1000番地)の周辺を切り出しています(座標は国土地理院の住所検索で確認)。左の写真は、市制施行から10年ほどが経った時期です。北条東土地区画整理事業(19.6ha)の都市計画決定が昭和46年ですから、その事業の時期にあたります。一方、横尾・古坂土地区画整理事業(39.8ha)の都市計画決定は昭和61年で、左の写真よりあとです。事業の名称からみて、いま成約が最も多い北条町古坂(8件)と、住宅地の最高地点がある北条町横尾は、この半世紀のあいだに整備が進んだ区域と重なると考えられます(区域の範囲は未確認)。
右側は、それから半世紀が経ち、都市計画税が廃止され(令和6年度)、線引きが廃止されて(令和8年4月1日)、加西市が単独の非線引き都市計画区域になったあとの姿です。左の写真の時代に引かれた「市街化区域と市街化調整区域の線」は、いまの加西市にはもうありません。












出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28656〜28658・y12987〜12988)で切り出しています。
06加西市を4に分けて考える(エリアガイド)
加西市を分ける単位として、このページでは市立中学校の4つの校区を使います。北条・善防・加西・泉の4校区は、市公式の校区表に町名つきで示されており、買う人にとって「どの学校に通うか」と直結するからです。市の防災ハザードマップ(想定最大規模降雨版)は北条・富田・賀茂・下里・九会・富合・日吉・宇仁・西在田・在田の10地区で作られていて、こちらはおおむね小学校区(旧小学校区)の単位です。
ここでは4つの中学校区に、令和8年地価公示の全9地点(住宅地7・商業地1・工業地1)、国土交通省の成約価格情報17件の駅別・町丁目別、特定用途制限地域内の一戸建ての敷地面積の最低限度(130/150/180㎡)を重ねて整理します。
ただし、先に前提をお断りします。加西市の成約データは17件しかなく、全件が戸建です(マンションは0件)。しかも17件のうち15件が北条町古坂と北条町に集中しており、北条以外の地域の相場は、成約データからはほとんど分かりません。住宅地の標準地も7地点だけです。以下の数字は、件数が少ないので参考値としてお読みください。また令和10年4月には中学校の統合が予定されており、この4校区という区分そのものが変わります。
北条中学校区(北条町横尾・古坂・北条・西高室、西上野町、窪田町 ほか)(最寄駅:北条町)
市役所(北条町横尾1000番地)と北条町駅がある、市の中心です。加西市の成約データ17件のうち、15件がここに集中しています。北条町古坂が8件・中央値1,700万円・面積214㎡、北条町が7件・中央値2,400万円・面積181㎡。個別の成約例では、北条町古坂の4LDK(木造・2025年築・土地145㎡・延床100㎡)が2,300万円、北条町の4LDK(木造・2021年築・土地180㎡・延床110㎡)が2,400万円、西上野町の4LDK(木造・2026年築・土地210㎡・延床110㎡)が2,600万円。築浅の木造4LDKが2,300万〜2,600万円という価格帯が見えます。
住宅地の地価は、市内の上位3地点がすべてこの校区にあります。北条町横尾字大坪1273番1が53,400円/㎡(+0.2%・市内最高・7地点で唯一の上昇)、北条町古坂2丁目155番が51,100円/㎡(−0.4%)、北条町北条字岡西781番4が36,800円/㎡(−0.3%)。市内唯一の商業地の標準地も北条町横尾字池田341番1で71,000円/㎡(横ばい)です。
古坂の中央値が1,700万円で、北条町の2,400万円より低い点には注意してください。古坂は地価では市内2番目に高い町ですが、成約の中央値は低い。2025年築の2,300万円という例がある一方で、中央値が1,700万円ということは、それより安い戸建が半数を占めているということです。横尾・古坂土地区画整理事業の都市計画決定は昭和61年ですから、築年の経った住宅と新しい住宅が混ざって流通していると考えられます(8件という件数ですので断定はできません)。
このほか、北条町の旧市街地(福吉町・御幸町・住屋町・本町・笠屋町・栄町・南町・宮前町・栗田・御旅町・江ノ木町・横尾の一部または全域)は兵庫県歴史的景観形成地区(北条地区)で、建物の新築・増改築や外観の変更に届出が必要です。小学校は北条・北条東・富田の3校。横尾と古坂は町のなかで小学校が分かれます。
善防中学校区(福住町・山下町・王子町・両月町・東笠原町・西笠原町・倉谷町 ほか)(最寄駅:北条鉄道(駅は現地でご確認ください))
賀茂小学校・下里小学校の校区にあたります。住宅地の標準地は2地点。東笠原町字前514番1が15,200円/㎡(横ばい・地積451㎡)、両月町字高町369番が11,200円/㎡(横ばい・地積337㎡)です。北条町横尾の53,400円と比べると、3分の1以下〜5分の1という水準になります。2地点とも前年比は横ばいで、下がってはいません。
成約データには、この校区の町名が町丁目別の集計に出てきません。集計に出ているのは北条町古坂と北条町だけですので、「善防中学校区の戸建の相場」は、公的データからは書けません。
この校区でいちばん大きな論点は、学校の統合です。令和10年4月に、善防中学校区の統合小学校「善防小学校」が開校する予定です(校名は令和8年3月16日に決定)。中学校も同じ令和10年4月に統合中学校へ移行する予定です。お子さんの学年によっては、在学中に小学校も中学校も変わります。一戸建ての敷地面積の最低限度は、東笠原町が150㎡、両月町・西笠原町・王子町・福住町・山下町・倉谷町などが180㎡(特定用途制限地域内・当方の読み取り)。町名を冠した地区計画として、倉谷町産業公園地区・西笠原町地区があります。加西特別支援学校は西笠原町です。
加西中学校区(中野町・田原町・網引町・繁昌町・上宮木町・鶉野町・都染町・別府町・玉丘町 ほか)(最寄駅:法華口)
九会小学校・富合小学校の校区です。加西市のなかで、産業の集積がいちばん目立つ地域です。市内唯一の工業地の標準地は網引町字丸山2001番36で31,100円/㎡(+5.4%・地積9,548㎡)。+5.4%は、加西市の全9地点のなかで飛び抜けて高い上昇率です(住宅地7地点の平均は−0.3%)。ただし工業地は1地点しかありませんので、「加西市の工業地の相場」とは言えません。地区計画には、鶉野飛行場跡地東部産業拠点地区、鶉野上町産業集積地区、繁昌町国道372号沿線地区(第1期・第2期)など、この校区の町名を冠した産業系の地区が並びます。
住宅の面でも、新しい動きがあります。地区計画に「サスティナブルタウン九会地区」「中野地区」「玉丘地区」があり、「鶉野飛行場跡地地域資源活用地区」もこの地域です。住宅地の標準地はこの校区に1地点もありませんので、土地の公的な価格水準は示せません。
成約の個別例として、中野町の木造戸建(土地510㎡・延床185㎡・築年不詳・法華口駅が最寄り)が280万円で成約しています(2025年第2四半期)。510㎡の土地と185㎡の家で280万円というのは、建物の価値がほぼ見られていない取引だと考えられます。280万円にかかる仲介手数料の上限額は14万5,200円です。こうした物件は、買ったあとの改修費・解体費のほうが大きくなりえます。中野町の敷地面積の最低限度は130㎡(特定用途制限地域内・当方の読み取り)ですが、実際に分割できるかどうかは接道や地区の区分にもよります。現在の加西中学校は上宮木町にあります。
泉中学校区(泉小学校の校区)(最寄駅:—(鉄道の最寄駅は物件ごとにご確認ください))
令和8年4月1日に、旧日吉・旧宇仁・旧西在田・旧泉の各小学校を統合した「泉小学校」(殿原町)が開校した地域です。泉中学校は満久町にあります。市内の移動手段として「宇仁ふれあいバス」が市公式に掲載されており、都市計画課のページには「宇仁地区まちづくり」や、旧西在田小学校跡地の利活用についての市場調査のページがあります。地区計画には「殿原地区」があります。
この校区は、公的データがいちばん少ない地域です。成約データの町丁目別・駅別の集計には出てこず、校区の町名も、市の校区表からは個別に読み取れませんでした。住宅地の標準地のうち鴨谷町字中垣内1154番1(12,900円/㎡・−0.8%・地積380㎡)と西野々町字内端267番3(10,400円/㎡・−1.0%・市内最安・地積321㎡)の2地点は、校区表に町名の記載がなく、どの校区にあたるかを当方では特定できていません(上の3校区の町名一覧にはいずれも含まれていないため、ここに併記しています。確度は低)。
西野々町の10,400円/㎡は、北条町横尾の約5分の1。そして前年比−1.0%は7地点で最大の下落です。下落幅が大きい2地点(西野々町−1.0%・鴨谷町−0.8%)は、どちらも価格の低い側の地点です。一戸建ての敷地面積の最低限度は鴨谷町150㎡、西野々町・殿原町・満久町などが180㎡(当方の読み取り)。土地が安く広い一方で、学校・買い物・医療への距離と交通手段を、現地で必ず確かめていただきたい地域です。
※エリア区分と各エリアの記述は、加西市・兵庫県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。
07加西市の交通
鉄道
加西市の鉄道は北条鉄道(粟生〜北条町)です。成約データ17件のうち16件が北条町駅を最寄りとしており、平均徒歩は19分。駅から歩いて19分という平均は、車を前提にした住宅が多いことを示しています。
加西市で押さえておくべきなのは、「鉄道」より「高速道路と高速バス」です。市の交通アクセスのページは、車について「中国縦貫自動車道「加西IC」より市街地まで5分」「山陽自動車道「加古川北IC」より市街地まで10分」と案内しています。バスについては「大阪駅-(中国ハイウェイバス/1時間30分)-北条」。大阪駅からは、鉄道を乗り継ぐより高速バスのほうが所要時間が短いということになります。
| 駅 | 路線 | 1日平均乗降人員 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 北条町 | 北条鉄道 | — | 北条鉄道の終点で、加西市の玄関口にあたる駅です。成約データでは17件のうち16件がこの駅を最寄りとしています(中央値2,350万円・平均徒歩19分)。市の交通アクセスのページによると、粟生駅から北条鉄道で22分。地区計画に「北条町駅西部地区」があります。平均徒歩19分という数字は、駅前の物件が中心ではないことを示しています。個別の成約例でも、北条町古坂の4LDK(2025年築)が徒歩25分、北条町の4LDK(2021年築)が徒歩15分でした |
| 法華口 | 北条鉄道 | — | 市の地域公共交通計画(概要版)に駅名が出てくる駅です。成約データの個別例では、中野町の木造戸建(土地510㎡・延床185㎡・築年不詳)が法華口駅を最寄りとして280万円で成約しています(2025年第2四半期)。駅別の集計には出てこない(集計に出ているのは北条町駅の16件だけ)ため、件数はごく少ないと考えられます |
※加西市の鉄道は北条鉄道です。北条鉄道の公式サイトに掲載されている駅は、粟生・網引・田原・法華口・播磨下里・長・播磨横田・北条町の8駅。区間は粟生駅(小野市)から北条町駅(加西市)までです。上の表には、市公式の資料と成約データで確認できた2駅だけを載せています。途中の駅(網引・田原・播磨下里・長・播磨横田)については、それぞれの駅がどの市のどの町にあるかを公式資料で個別に確認できていないため、表には載せていません(未取得)。
駅別の乗車人員は未取得です。市の地域公共交通計画(概要版)から読み取れたのは、北条鉄道全体の利用者数338,782人/年(2021年度)と、2027年度の目標430,000人/年までです。表の人員欄が「—」なのはそのためで、数字が無いことを推測で埋めていません。
北条鉄道は、粟生駅で乗り換える路線です。市の交通アクセスのページは、大阪方面からは「大阪-(JR/50分)-加古川-(JR/25分)-粟生」、神戸方面からは「神戸高速新開地-(神戸電鉄/60分)-粟生」で乗り換え、そこから「北条鉄道/22分」で北条町駅、と案内しています。乗り換えの待ち時間を含まない単純な合計でも、大阪から1時間37分、新開地から1時間22分です(当方算出)。鉄道で大阪・神戸へ毎日通勤する前提の方には、正直に言って向きません。
道路
加西市の道路の骨格は、高速道路のインターチェンジです。市公式が挙げているのは中国縦貫自動車道の加西IC(市街地まで5分)と、山陽自動車道の加古川北IC(市街地まで10分)。2本の高速道路のICが、どちらも市街地から10分以内という位置関係です。地区計画の名称にも「加西インター産業団地」(第1期/第2期3工区/第2期5工区)があり、市は「加西インター地区農村地域産業導入実施計画」を定めて(令和7年12月に変更)、インター周辺に産業を誘導しています。
国道については、地区計画の名称に「繁昌町国道372号沿線地区」「繁昌町国道372号沿線第2期地区」があり、国道372号が市内(繁昌町)を通っていることが市公式から確認できます。線引き廃止の説明で市が「幹線道路沿道では企業誘致を図る」と書いているのは、こうした沿道のことだと読めます。幹線道路沿いの土地は、住宅ではなく事業所が建つことを市が想定している区域でありうるという点は、買う側も知っておく価値があります。
都市計画道路は12路線・16.8km(加西市都市計画の概要)。北条栗田線、三木山崎線、高砂北条線、豊富北条線、東南古坂線、東南線、中北条線、北条谷線、駅裏線、古坂線、高室古坂線、古坂谷線の12路線で、幅員は12〜20mです。12路線のうち4路線に「古坂」の名前が入っています。成約が最も多い北条町古坂(8件)は、事業の名称からみて、横尾・古坂土地区画整理事業(39.8ha・都市計画決定 昭和61年)と関係の深い町だと考えられます(区域の範囲は未確認)。都市計画道路の区域にかかる敷地は、建築に制限がかかることがあります。検討中の物件の前面道路と都市計画道路の関係は、重要事項説明書で必ずご確認ください。
市内の移動はコミュニティバスが担っています。市公式に掲載されているのは「KASAIねっぴ~号」「はっぴーバス」「宇仁ふれあいバス」と、地域主体型交通、民間の路線バスです。総合時刻表「かさい おでかけ ナビ」や公共交通の総合ホームページ「NAVIGOかさい」も用意されています。一方で、福崎町・加西市連携コミュニティバスは廃止されています(市公式のお知らせ・2024年3月1日)。市の地域公共交通計画(令和5〜9年度)は課題として、クルマへの依存、公共交通の収益悪化とサービス低下、交通弱者の移動困難などを挙げています。路線バスの利用者数は123,805人/年(2021年度)です。加西市での暮らしは、車を持つことが前提になると考えておくのが現実的です。家族の人数分の車と駐車スペース、その維持費は、住居費と一緒に計算に入れてください。
※北条鉄道の駅別乗車人員、途中駅の所在地、路線バスの系統と本数、高速バスの便数は、いずれも市公式の本文として確認できませんでした(未取得)。所要時間は市の交通アクセスのページ(2021年2月27日更新)に書かれている目安で、現在の時刻表とは異なる可能性があります。出典:加西市「交通アクセス」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/3/10649.html /北条鉄道 公式サイト http://www.hojorailway.jp/ /加西市「市内の公共交通機関」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/life/1/6/23/ /加西市地域公共交通計画(概要版) https://www.city.kasai.hyogo.jp/uploaded/attachment/22192.pdf /加西市「都市計画道路一覧」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1878.html /加西市「加西インター地区農村地域産業導入実施計画」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/27/32135.html
08加西市で家を買う前に必ず確認する「土地利用のルール」
★最初に、いちばん大事なことを書きます。加西市には、いま「市街化調整区域」がありません。市公式は「加西市では令和8年4月1日に区域区分が廃止され、非線引き都市計画区域へ移行しました」と明記しています。この章の見出しや、下にある「市街化調整区域だと何が起きるか」「調べ方」の説明は、線引きのある市に共通の一般論です。加西市の物件には、そのままは当てはまりません。加西市で確認すべきなのは「市街化調整区域かどうか」ではなく、「用途地域の中か、特定用途制限地域のどの地区か、都市計画区域の外か」です。
市の「都市計画の概要」(令和8年2月28日現在)によると、都市計画区域は11,802ha(市域の78.6%)。そのうち用途地域が指定されているのは583ha(市域の3.9%)で、残りの11,219ha(74.7%)は用途地域の指定がない区域です。都市計画区域外が3,217ha(21.4%)あります。
線引きの廃止前について、市は「市街化区域が市域面積の約3.9%」「市街化調整区域が約75%」「人口の約65%が市街化調整区域に居住」と説明していました。市域の4分の3・人口の3分の2が調整区域にあった市が、その区分をやめたということです。
※令和8年4月1日に区域区分(線引き)を廃止。東播都市計画区域(線引き都市計画区域)から分離し、単独の加西都市計画区域(非線引き都市計画区域)へ移行(加西市公式)
都市計画税について。加西市には都市計画税がありません。市公式は「「加西市税条例の一部を改正する条例」が可決され、令和6年度以降の都市計画税は廃止となりました」と明記しています。廃止前は税率0.3%で、「都市計画法による都市計画地域のうち、原則として市街化区域内に所在する土地及び家屋」が課税対象でした。したがって上の一般論にある「調整区域なら都市計画税がかからない」「納税通知書で都市計画税の有無を見れば区域が分かる」という見分け方は、加西市では使えません。加西市ではどの区域でも、かかるのは固定資産税1.4%だけです。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。
調べ方(ご自身でも確認できます)
- 市の都市計画の窓口・都市計画図で、物件の所在地が都市計画区域の内か外か、用途地域などの指定があるかを確認する
- 建て替え・増築ができるか(接道、建築確認の要否、農地・自然公園・景観などほかの法令の制限)を確認する
- 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」「その他の法令にもとづく制限」欄を確認する
※家タダでは、ご検討中の物件にどの制限がかかるか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。
★加西市は令和8年4月1日に線引きを廃止しました
この章の上半分は、線引き(区域区分)のある市に共通する一般的な説明です。加西市については、ここから下をお読みください。
「加西市の都市計画区域は令和8年4月1日に東播都市計画区域から分離し、単独の加西都市計画区域となっています」
「加西市では令和8年4月1日に区域区分が廃止され、非線引き都市計画区域へ移行しました」(いずれも加西市「都市計画について」)
| 項目 | 令和8年3月まで | 令和8年4月1日から |
|---|---|---|
| 都市計画区域 | 東播都市計画区域(線引き都市計画区域)の一部 | 加西都市計画区域(単独・非線引き都市計画区域) |
| 市街化区域/市街化調整区域 | あり(市街化区域は市域の約3.9%、市街化調整区域は約75%) | 区分そのものが無い |
| 用途地域の外の土地利用ルール | 市街化調整区域の規制(原則として建築・開発不可)+特別指定区域制度 | 特定用途制限地域(10地区)。特別指定区域は廃止 |
| 開発許可の対象面積 | 1,000㎡ | 3,000㎡(1,000〜3,000㎡未満は市の条例で事業調整) |
| 土地利用コントロールの主体 | 県主体 | 市主体 |
廃止の目的について、市は次のように説明しています。
「移住者の受け入れや人口流出の抑制など、人口減少、地域活力にきめ細やかに対応するため、市街化調整区域の厳しい規制から緩やかな規制へ緩和」
「県主体の土地利用コントロールから市主体の土地利用コントロールに変更」
背景として市が挙げているのは、市街化区域が市域面積の約3.9%と非常に小さく、市街化調整区域が約75%を占め、人口の約65%が市街化調整区域に居住していたという事実です。市は、厳しい建築制限が「多くの集落で活力の低下を招く一因」になっていたとしています。
「規制が無くなった」わけではありません。特定用途制限地域が入りました
ここを誤解すると、買ったあとで困ります。市は注意事項として、次の3点を挙げています。
- 土地利用や建築の規制がすべてなくなるわけではない。
- 農振法、農地法の規制は残る。農地が転用しやすくなるわけではありません。
- 特定用途制限地域内での建築は、確認申請時に届出が必要。
特定用途制限地域について、市は「無秩序な開発行為を抑制しつつ、例えば集落では活性化と環境維持の両立を図る、幹線道路沿道では企業誘致を図る、大規模な優良農地や森林資源は保全を図るなど、地域特性に応じたきめ細やかな土地利用を進める」と説明しています。「加西市特定用途制限地域に関する条例」(令和8年4月1日施行)が定める地区は、次の10種類です。
| # | 地区の名称(条例の区分) | 住宅についての読み取り(確度:中) |
|---|---|---|
| 1 | 集落活力維持地区 | 条例別表に「一戸建ての住宅」の記載あり |
| 2 | 集落活力再生地区 | 「一戸建ての住宅」の記載あり。長屋等は床面積500㎡以内の条件つきで記載 |
| 3 | 集落産業共生地区 | 「一戸建ての住宅」の記載あり。長屋等は床面積500㎡以内の条件つきで記載 |
| 4 | 農業保全地区 | 「一戸建ての住宅」の記載あり |
| 5 | 山林保全地区 | 住宅についての記載を読み取れず(未確認) |
| 6 | 既存事業所等周辺地区 | 住宅についての記載を読み取れず(未確認) |
| 7 | 産業施設等周辺地区 | 住宅についての記載を読み取れず(未確認) |
| 8 | 地域資源活用地区 | 住宅についての記載を読み取れず(未確認) |
| 9 | 公共公益施設等周辺地区 | 住宅についての記載を読み取れず(未確認) |
| 10 | 地域拠点形成地区 | 住宅についての記載を読み取れず(未確認) |
※地区の名称10種類と施行日(令和8年4月1日)は条例の本文から確認しました。右列の「住宅についての読み取り」は、条例PDFの別表を当方が読み取ったもので、確度は中です。別表は建築基準法別表第2の各号を引用する形で書かれており、条例だけでは建築の可否を判定しきれません。各地区の面積、区域の位置、建築できる用途の正確な一覧は、計画書とパンフレットのPDFが文字として読み取れず、未取得です。区域図は総括図のほか61の個別区域図に分かれて公開されています。検討中の物件がどの地区にあたるか、何が建てられるかは、必ず加西市 都市計画課(0790-42-8753)でご確認ください。
違反には罰則があります。条例第12条は「50万円以下の罰金」を定めています。また、条例の施行前から建っていて新しい用途制限に合わない建物(既存不適格)については、用途の変更を伴わない修繕・模様替や、「基準時における床面積の合計の1.2倍を超えない」範囲の増築・改築などは適用除外とする規定があります(第5条)。中古戸建を買って増築や用途変更を考えている方は、ここが論点になります。
一戸建ての敷地には、町ごとに最低面積があります(130/150/180㎡)
線引きの廃止に合わせて、「加西市まちづくりと開発調整に関する条例」も令和8年4月1日に改正されました。市はこの条例(第45条関係)にもとづいて、特定用途制限地域内における一戸建て専用住宅の敷地面積の最低限度を町ごとに定めています。
| 最低限度 | 町名(市の一覧表より。当方の読み取り) |
|---|---|
| 130㎡ | 北条町小谷、北条町栗田、北条町古坂、北条町東高室、北条町西高室、北条町東南、北条町西南、中野町、網引町、繁昌町、上宮木町、下宮木町、鶉野町、常吉町、朝妻町、鎮岩町、段下町、新生町 |
| 150㎡ | 北条町黒駒、谷町、西谷町、窪田町、吸谷町、市村町、坂元町、西上野町、西横田町、東横田町、岸呂町、大村町、尾崎町、中西町、琵琶甲町、野条町、東笠原町、田原町、栄町、桑原田町、別府町、豊倉町、玉野町、山枝町、玉丘町、鴨谷町、笹倉町 |
| 180㎡ | 畑町、福居町、谷口町、吉野町、福住町、山下町、東長町、西長町、東剣坂町、西剣坂町、中山町、大柳町、王子町、戸田井町、両月町、牛居町、野田町、西笠原町、三口町、坂本町、倉谷町、都染町、青野原町、和泉町、山田町、野上町、池上町、西野々町、島町、満久町、馬渡谷町、大工町、鍛治屋町、油谷町、田谷町、国正町、小印南町、青野町、殿原町、中富町、越水町、北町、別所町、上野町 |
※市の一覧表PDFを当方が読み取ったもので、町名の抜け・読み違いがありうるため確度は中です。太字は、このページの地価公示の標準地・成約データに出てくる町名です。この最低限度は特定用途制限地域内の一戸建て専用住宅についてのもので、用途地域内には当てはまりません。同じ町名でも用途地域内の土地と特定用途制限地域内の土地がありえます。例外規定や既存の宅地の扱いは一覧表からは読み取れず、未取得です。
これは、土地を買って分けて建てる・分けて売るという考え方に直接効きます。たとえば360㎡の土地を2区画に分けて2棟建てることは、最低限度180㎡の町なら面積のうえでは収まりますが、300㎡の土地を2区画に分けることはできません。広い土地が安く出ていても、「分割して使える」とは限らないということです。逆に言えば、隣に小さく刻んだ家が建て込む可能性が低いということでもあります。
建築確認の前に、市への届出が必要です
特定用途制限地域内で建築をする場合、「建築確認申請事前届出書」を加西市に提出する必要があります。災害ハザードエリアを含む場合は、あわせて「災害ハザードエリア建築事前届出書」の提出が必要です。新築だけでなく、中古戸建を買って建て替える場合にも関係しますので、スケジュールにはこの届出の期間を見込んでください。
また、開発許可の対象面積が1,000㎡から3,000㎡に変わったことに伴い、市の条例には1,000〜3,000㎡未満の小規模開発と災害区域での建築についての規定が新たに置かれました。条例の目的は「開発事業に関して開発事業者及び市民の相互の理解と協力により事前に事業調整(事業内容の周知等)を行うことで、関係住民とのトラブルを防止し、適正な土地利用の推進と良好な地域環境の形成」を図ることとされています。
用途地域は583ha。その4割強が工業系です
線引きが無くなっても、用途地域はそのまま残っています。市の「都市計画の概要」(令和8年2月28日現在)による内訳は次のとおりです。
| 用途地域 | 面積 | 用途地域全体に占める割合(当方算出) |
|---|---|---|
| 第1種低層住居専用地域 | 31 ha | 5.3% |
| 第2種低層住居専用地域 | 35 ha | 6.0% |
| 第1種中高層住居専用地域 | 60 ha | 10.3% |
| 第2種中高層住居専用地域 | 26 ha | 4.5% |
| 第1種住居地域 | 74 ha | 12.7% |
| 第2種住居地域 | 75 ha | 12.9% |
| 近隣商業地域 | 30 ha | 5.1% |
| 準工業地域 | 28 ha | 4.8% |
| 工業地域 | 203 ha | 34.8% |
| 工業専用地域 | 21 ha | 3.6% |
| 合計 | 583 ha | 100.0% |
住居系の6種類を合わせて301ha(51.6%)、工業系の3種類を合わせて252ha(43.2%)(いずれも当方算出)。工業地域だけで203haあり、用途地域の3分の1を超えています。商業系は近隣商業地域の30haだけです。「用途地域の中だから住宅地」とは限りません。用途地域内の物件でも、それが住居系なのか工業系なのかを必ず確認してください。工業地域には住宅も建てられますが、隣に工場が建つことも制度上は想定されている区域です。
地区計画は25地区。多くは産業団地です
市公式の地区計画のページには25地区が掲載されています。区域区分の廃止に伴い、都市計画の名称は「東播都市計画」から「加西都市計画」に変わりましたが、地区計画の内容そのものは変わっていません。
| 名称から読み取れる性格(当方の分類) | 地区計画の名称 |
|---|---|
| 産業団地・工業団地・産業系 | 加西南産業団地地区/加西東産業団地地区/鎮岩工業団地地区/倉谷町産業公園地区/鶉野飛行場跡地東部産業拠点地区/東高室次世代へのまちづくり産業立地促進地区/鶉野上町産業集積地区/加西工業団地地区/加西インター産業団地第1期地区/同 第2期3工区地区/同 第2期5工区地区 |
| 国道372号の沿線 | 繁昌町国道372号沿線地区/繁昌町国道372号沿線第2期地区 |
| その他(住宅地・拠点など) | 北条町駅西部地区/中野地区/玉丘地区/横尾地区/西高室地区/鶉野飛行場跡地地域資源活用地区/横尾南部地区/東高室地区/西笠原町地区/サスティナブルタウン九会地区/殿原地区/統合中学校・北条高等学校周辺地区 |
地区計画の区域内で建築などを行う場合は、「行為に着手する日の30日前までに届出が必要」です。地区計画の区域では、建物の用途・高さ・壁面の位置・敷地面積の最低限度などが個別に定められていることがあります。該当しそうな地区の物件は、契約前に制限の内容を確認してください。
※25地区それぞれの面積・決定年月日・建築制限の具体的な内容は、各地区のPDFのみで一覧ページに記載がなく、未取得です。上の分類は名称からの当方の整理です。出典:加西市「都市計画について」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1870.html /加西市「区域区分(線引き)廃止に向けた取り組み」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kuikikubun/ /加西市「加西市特定用途制限地域」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/62972.html /加西市特定用途制限地域に関する条例 https://www.city.kasai.hyogo.jp/uploaded/attachment/33061.pdf /特定用途制限地域内における一戸建て専用住宅の敷地面積の最低限度 https://www.city.kasai.hyogo.jp/uploaded/attachment/34767.pdf /加西市「加西市まちづくりと開発調整に関する条例」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/55551.html /加西市「特別指定区域制度」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1884.html /加西市「加西市都市計画の概要」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1876.html /加西市「地区計画」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/8138.html
09加西市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)
購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。
| 税目 | 税率 | 課税対象 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% | 市内の土地・家屋に課税 |
| 都市計画税 | — | 令和6年度以降は廃止(加西市公式) |
| 合計 | 1.4% | 課税標準額に対して |
★上の表の「都市計画税 0.0%」は誤記ではありません。加西市には都市計画税がありません。市公式は「「加西市税条例の一部を改正する条例」が可決され、令和6年度以降の都市計画税は廃止となりました」と明記しています。表の課税対象欄にある「市街化区域内の土地・家屋のみ」は他市と共通の説明で、加西市では、どの区域の土地・家屋にも都市計画税はかかりません(そもそも令和8年4月1日以降、加西市には市街化区域という区分がありません)。
固定資産税は「税額=課税標準額×税率(1.4%)」。加西市で毎年かかるのは、この1.4%だけです。廃止前の都市計画税は税率0.3%で、「都市計画法による都市計画地域のうち、原則として市街化区域内に所在する土地及び家屋」が対象でした。都市計画税0.3%の市で課税標準額1,000万円の物件を持つと年3万円、30年で90万円(当方算出)。加西市では、これがかかりません。廃止の理由は、市の当該ページには書かれていません。
ここで、時系列を整理しておきます。都市計画税の廃止が令和6年度、線引きの廃止が令和8年4月1日です。先に税を無くし、そのあとで線引きを無くしたという順番になります。「旧市街化区域だった土地は税金が高い」という関係は、加西市ではすでにありません。
納税義務者は「1月1日現在において、加西市において固定資産を所有している人」です。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。納税通知書は「毎年5月にお送りします。(令和7年度までは4月に、令和8年度からは5月にお送りします。)」とされています。各期の納期(納付月)は、市の当該ページに記載がなく未取得です。
免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。
住宅用地には課税標準の特例があります。加西市の「土地に対する課税」のページによると、小規模住宅用地(住宅1戸につき200㎡以下の部分)は固定資産税の課税標準額が6分の1、その他の住宅用地(200㎡を超える部分)は3分の1。市は、300㎡の敷地に専用住宅が1戸ある場合、200㎡までが小規模住宅用地、残り100㎡がその他の住宅用地になるという例を挙げています。
この「200㎡」という境目が、加西市では実際に効いてきます。成約17件の平均の面積は217㎡、北条町古坂8件の面積(集計値)は214㎡。住宅地の標準地は下位4地点の地積が321〜451㎡です。加西市で流通している戸建の土地は、200㎡を超えるものが珍しくありません。超えた部分は軽減が6分の1ではなく3分の1になりますので、広い土地ほど、面積あたりの軽減は薄くなります。
新築住宅には固定資産税の減額措置があります。市の「家屋に対する課税」のページによると、要件を満たす新築住宅は居住部分の120㎡分までの固定資産税が2分の1になり、期間は一般の住宅で3年間、3階建て以上の中高層耐火住宅等で5年間。認定長期優良住宅は5年間(中高層は7年間)で、適用を受けるには翌年の1月31日までに申告が必要です。このほか耐震改修・バリアフリー改修・省エネ改修の減額措置があります。床面積の要件などの細かい条件は、市のページまたは税務課(0790-42-8713)でご確認ください(床面積要件の数値は当方で読み取りに確信が持てなかったため、本ページには載せていません)。
免税点
同一人が加西市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。
| 区分 | 免税点 |
|---|---|
| 土地 | 300,000円 |
| 家屋 | 200,000円 |
| 償却資産 | 1,500,000円 |
※税率・免税点は加西市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。
10加西市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)
加西市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。加西市公式の説明は、教育委員会が住所にもとづいて就学する学校を指定するというものです。市の就学関係のページに、学校選択制についての記述は見当たりませんでした。指定校以外に通うには、指定変更(学区外就学)の承認を受ける必要があり、市は14の承認事由を公表しています。そして加西市では、学校そのものが再編の途中です。令和10年4月には統合中学校と統合小学校の開校が予定されていますので、「いまの校区」だけでなく「数年後の校区」も確認してください。
指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)
指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。
| 許可される事由 | 内容 |
|---|---|
| 学年途中の転居 | 年度の途中で転居した場合。学年末まで、転居前の学校に通い続けることができます。 |
| 最終学年 | 小学6年生または中学3年生の場合。卒業まで。 |
| 自治会所属の相違 | 住所地と異なる校区の自治会に加入している場合。卒業まで。町内会に加入していることが確認できる書類が必要です。校区の境目にある物件では、どの自治会に入るかが通学先に関係しうるということです。 |
| 転居予定地への就学 | 家を買う方に最も直接関係する事由です。転居が確実な場合に、転居日まで、転居予定地の校区の学校に先に通うことができます。必要書類は「建築確認申請書(写)、工事請負契約書(写)等」。入学・新学期と引渡しの時期がずれる場合に使えます。 |
| 住宅建築による先行転居 | 住宅の建築に伴い、住民票を先に異動した場合。転居日まで。必要書類は「建築確認申請書(写)、工事請負契約書(写)等」。 |
| 一時的な住民票の異動 | 建替えや被災などで一時的に住民票を異動した場合。仮住所に居住する期間。「罹災証明、建築確認申請書(写)等」が必要です。建て替え中の仮住まいはこの事由にあたります。 |
| 住民票を異動できない事情 | 特別な理由で住民票を異動できない場合。学年末まで。居住の事実を確認できる書類が必要です。 |
| 保護者の就労(小学生のみ) | 保護者の就労のため、下校後に親類宅などへ帰宅する場合。学年末まで。「在職証明書、申立書、承諾書等」が必要です。 |
| 障害等 | 指定校への就学が困難な場合。卒業まで。 |
| 部活動(中学生のみ) | 市のガイドラインに適合する場合。卒業まで。 |
| 家庭環境の変化による精神的負担 | 離婚等による環境の変化への配慮が必要な場合。学年末まで。学校長等の副申書が必要です。 |
| いじめ・不登校等 | 指定校では問題の解決が困難な場合。学年末まで。学校長等の副申書が必要です。 |
| 兄弟姉妹の先行認可 | すでに指定変更を認められている兄弟姉妹がいる場合。学年末まで。 |
| その他特別な事情 | 教育委員会が特に必要と認めた場合。学年末まで。 |
※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は加西市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。
子育て支援は「市町村ごとに」違う
こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ兵庫県内でも、市が変われば条件が変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| こども医療費助成の対象 | 0歳から18歳に達した年度末(3月31日)まで(乳幼児等医療:0歳〜小学3年生/こども医療:小学4年生〜18歳に達した年度末) |
| 所得制限 | 所得制限なし(「所得制限はありません。(令和2年7月1日より)」) |
| 一部自己負担 | 外来・入院とも保険診療の自己負担額が無料(入院時の食事代は対象外) |
市立学校は小学校8校・中学校4校。ただし再編の途中です
市公式の「学校案内」に掲載されている市立学校は次のとおりです。
| 中学校区 | 中学校(所在地) | 小学校(所在地) |
|---|---|---|
| 北条中学校区 | 北条中学校(北条町北条) | 北条小学校(北条町北条)/北条東小学校(北条町西高室)/富田小学校(窪田町) |
| 善防中学校区 | 善防中学校(両月町) | 賀茂小学校(福住町)/下里小学校(西笠原町) |
| 加西中学校区 | 加西中学校(上宮木町) | 九会小学校(中野町)/富合小学校(別府町) |
| 泉中学校区 | 泉中学校(満久町) | 泉小学校(殿原町) |
このほか加西特別支援学校(西笠原町)があります。小学校8校・中学校4校・特別支援学校1校の計13校です。
校区は町名で決まります(市公式の校区表)
| 小学校 | 校区の町名(市公式「小学校・中学校の校区」より) |
|---|---|
| 北条小学校 | 北条町(北、小谷、栗田、横尾の一部、古坂の一部、西南)、市村町の一部、西上野町の一部 |
| 北条東小学校 | 北条町(横尾の一部、東南、西高室、東高室)、鎮岩町の一部、尾崎町の一部、段下町の一部、中西町の一部 |
| 富田小学校 | 谷町、畑町、窪田町、吸谷町、西上野町の一部、市村町の一部、坂元町、福居町、谷口町、吉野町 |
| 賀茂小学校 | 福住町、山下町、横田町(西・東)、鎮岩町の一部、岸呂町、長町(東・西)、剣坂町(東・西)、中山町、大柳町 |
| 下里小学校 | 王子町、戸田井町、両月町、大村町、尾崎町の一部、段下町の一部、中西町の一部、琵琶甲町、野条町、牛居町、野田町、笠原町(東・西)、三口町、坂本町、倉谷町、新生町 |
| 九会小学校 | 中野町、田原町、網引町、栄町、桑原田町、繁昌町、宮木町(上・下)、鶉野町 |
| 富合小学校 | 都染町、別府町、常吉町、朝妻町、豊倉町、玉野町、山枝町、玉丘町、青野原町 |
| 泉小学校 | 旧日吉・旧宇仁・旧西在田・旧泉の各小学校を統合(令和8年4月1日〜)。町名の列挙は校区表から読み取れず |
注目していただきたいのは「一部」という言葉です。北条町横尾・北条町古坂・市村町・西上野町・鎮岩町・尾崎町・段下町・中西町は、同じ町名のなかで小学校が分かれています。とくに北条町古坂は、成約データで市内最多の8件が集まっている町で、校区表には北条小学校の校区として「古坂の一部」と書かれています(残りの部分の指定校は、校区表の当方の読み取りでは特定できていません)。町名だけでは通う学校が決まりませんので、番地単位で教育委員会にご確認ください。
★令和10年4月に、中学校と小学校が統合されます
加西市で子育て世帯が家を買うなら、ここは必ず押さえてください。市は令和5年12月25日に「加西市立小中学校の再編方針」を公表し、学校の統合を進めています(その前段として、令和4年9月26日に「加西市未来の学校構想検討委員会」が市長に答申)。
| 学校 | 時期 | 市公式で確認できたこと |
|---|---|---|
| 泉小学校 | 令和8年4月1日(開校済み) | 旧日吉・旧宇仁・旧西在田・旧泉の各小学校を統合。新しい校章・体操服を決定。スクールバスを運行 |
| 統合中学校「加西中学校」 | 令和10年4月(開校予定) | 校名は令和7年1月30日に決定(開校準備委員会の投票)。校章・制服も決定済み。建設工事が進行中 |
| 善防中学校区の統合小学校「善防小学校」 | 令和10年4月(開校予定) | 校名は令和8年3月16日に決定。校章デザインを募集 |
まぎらわしい点を一つ。現在すでに「加西中学校」(上宮木町)という学校があり、令和10年4月に開校する統合中学校の校名も「加西中学校」です。同じ名前でも、いまの加西中学校と統合後の加西中学校は別の話ですので、資料を読むときは時点にご注意ください。地区計画に「統合中学校・北条高等学校周辺地区」という名称の地区があり、都市計画マスタープランのページには、新病院の移転候補地と統合中学校の建設候補地が同じエリア内にあると書かれています。
買う側の実務として、確認すべきことは3つです。
- お子さんが令和10年4月時点で何年生か。在学中に学校が変わる学年かどうか。
- 統合後の通学手段。学校再編室のページには、スクールバスの計画・運行についての項目があります。バスの乗り場と時刻は、物件の立地と直接関係します。
- 統合後に使われなくなる校舎の周辺。市は旧西在田小学校の跡地について利活用のサウンディング型市場調査を行っています。跡地の使われ方は、周辺の環境に影響します。
※統合中学校に統合される中学校の範囲、統合小学校「善防小学校」に統合される小学校名、各校の設置場所の地番、統合後の校区は、市公式の本文として確認できておらず未取得です(再編方針の本体はPDF)。必ず加西市教育委員会 学校再編室(0790-27-8240)にご確認ください。
「子育て応援5つの無料化」― 所得制限なし
加西市の子育て支援は、制度としてはっきり手厚い部類に入ります。市はこれを「子育て応援5つの無料化」と呼んでいます。
| # | 無料になるもの | 対象と内容 |
|---|---|---|
| 1 | 保育料 | 0〜5歳児。認可外施設は3〜5歳児が月37,000円、0〜2歳児が月42,000円を上限に補助(県に届出をしている施設に限る) |
| 2 | 給食費 | 保育所・こども園・小学校・中学校・特別支援学校のすべての給食費を市が全額負担。学校給食費は令和4年4月から |
| 3 | 医療費 | 高校3年生(18歳に達した年度末)まで。外来・入院とも保険診療の自己負担額が無料。所得制限なし(令和2年7月1日より) |
| 4 | おむつ等の配達 | 生後3か月〜満1歳。月1回、3,500円相当の子育て用品を配達 |
| 5 | 病児病後児保育 | 病気で学校・こども園に通えない子どもを、クリニック併設の保育室で一時預かり |
市は、出生から高校3年生までの経済的支援の総額を1人あたり約250万円としています。仲介手数料は1回きりですが、保育料と給食費は毎月の話です。0歳から中学校卒業まで15年間、これらがかからないという条件は、住宅ローンの返済計画を立てるうえで実際に効いてきます。ただし、制度は毎年度の予算で決まります。10年後も同じ条件が続く保証はありませんので、最新の内容は市のページでご確認ください。
医療費については細かい点が一つあります。受給者証の有効期間は7月1日から翌年6月30日までで、所得制限はありませんが、中学校卒業までは保護者の所得の確認が必要とされています。入院時の食事代は助成の対象外です。
なお待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。保育料が無料でも、希望する園に入れるかどうかは別の問題です。保育園の入りやすさを重視される方は、市の担当課に直接お問い合わせください。
出典:加西市「学校案内」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/32/29998.html /加西市「小学校・中学校の校区」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kyoiku/1575.html /加西市「就学指定校の変更について」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kyoiku/1565.html /加西市「加西市立小中学校の再編方針」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/60/42951.html /加西市「統合中学校の「学校名」決定」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/60/49694.html /加西市「善防中学校区統合小学校の「学校名」決定」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/60/61177.html /加西市「子育て・教育」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kosodate-kyoiku/ /加西市「学校給食費の無償化」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kyoiku/30422.html /加西市「乳幼児等・こども医療費助成制度」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/sukusuku/1062.html
11加西市で家を買う前に必ず確認したい点
1|まず、データが薄いという前提を共有させてください
このページでいちばん誠実に書くべきなのは、ここです。 加西市について、公的データで分かることには限界があります。
| 項目 | 加西市の状況 |
|---|---|
| 直近4四半期の成約 | 17件・全件が戸建。マンションは0件。うち15件が北条町古坂・北条町 |
| 住宅地の標準地 | 7地点(うち3地点が北条町) |
| 商業地・工業地の標準地 | 各1地点(相場とは言えません) |
| 特定用途制限地域10地区の面積・区域・建築制限の詳細 | 未取得(計画書・パンフレットのPDFが文字として読み取れない) |
| 令和7年国勢調査 | 未取得 |
| 待機児童数 | 未取得 |
| 固定資産税の各期の納期 | 未取得(納税通知書の発送が5月であることまで) |
| 北条鉄道の駅別乗車人員・途中駅の所在地 | 未取得 |
| 統合後の学校の校区・設置場所の地番 | 未取得(再編方針の本体はPDF) |
| ため池の数・ため池のハザード情報 | 未取得 |
| 洪水の浸水深・浸水継続時間 | 未取得(ハザードマップは図面) |
これらを「だいたいこのくらい」と推測で埋めることはしていません。 他市の数字を当てはめることもしていません。 分からないことは分からないと書くというのが、このページの方針です。 以下、契約前に確認すべき点を順に整理します。
2|★「市街化調整区域」という言葉が出てきたら、時点を確認する
加西市で家を買う前に、いちばん確認すべきことです。
加西市は令和8年4月1日に区域区分(線引き)を廃止し、
単独の加西都市計画区域(非線引き都市計画区域)になりました。
いまの加西市には、市街化区域・市街化調整区域という区分がありません。
決まっていること(市公式で確認できたこと)は、次のとおりです。
- 区域区分は令和8年4月1日に廃止済みであること
- 代わりに特定用途制限地域(条例上10地区)が導入されたこと
- 特別指定区域制度は同日に廃止されたこと
- 特定用途制限地域内の建築には建築確認申請事前届出書が必要なこと
- 開発許可の対象面積が1,000㎡から3,000㎡に変わったこと
- 農振法・農地法の規制は残ること
本ページで確認できていないことは、次のとおりです。
- 10地区それぞれの区域の位置と面積(区域図は61の個別図に分かれたPDF)
- 各地区で建てられる用途の正確な一覧(条例別表の当方の読み取りは確度中)
- 旧市街化調整区域で、以前の許可条件のもとで建てられた住宅の現在の扱い
- 建ぺい率・容積率など、用途地域の指定がない区域の形態規制
家タダの考え方をはっきり書いておきます。 「線引きが無くなったから大丈夫」という説明だけで買わないでください。 その物件が特定用途制限地域のどの地区にあり、いま何が建てられ、 将来の建て替えのときに同じものが建てられるのか。 これは物件ごとに、市の都市計画課(0790-42-8753)で確認できます。 一方で、「昔は調整区域だったから再建築できない」という古い説明も、そのまま信じないでください。 制度が変わった直後の時期ですので、売る側・仲介する側の説明が古いままになっていることがありえます。
出典:加西市「都市計画について」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1870.html / 加西市「区域区分(線引き)廃止に向けた取り組み」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/kuikikubun/ / 加西市「加西市特定用途制限地域」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/62972.html
3|敷地面積の最低限度(130/150/180㎡)を、買う前に確かめる
特定用途制限地域内の一戸建て専用住宅には、 町ごとに敷地面積の最低限度があります(加西市まちづくりと開発調整に関する条例 第45条関係)。
| 最低限度 | このページに出てくる町(当方の読み取り) |
|---|---|
| 130㎡ | 北条町古坂、北条町西高室、北条町東高室、北条町栗田、北条町小谷、中野町、網引町、繁昌町、鶉野町 ほか |
| 150㎡ | 西上野町、東笠原町、鴨谷町、谷町、窪田町、田原町、別府町、玉丘町 ほか |
| 180㎡ | 両月町、西野々町、西笠原町、福住町、山下町、王子町、倉谷町、都染町、殿原町、満久町 ほか |
これが効いてくる場面は3つあります。
- 狭い土地を買う場合。最低限度に満たない土地に一戸建てを新築できるのか。 既存の宅地についての経過措置や例外があるかどうかは、一覧表からは読み取れず未取得です。必ず市に確認してください。
- 広い土地を買って、将来分けたい場合。分けたあとの各区画が最低限度を下回ると、一戸建てを建てられません。 成約の個別例にあった中野町の510㎡の土地は、最低限度130㎡の町です。
- 隣地の将来を考える場合。最低限度があるということは、周りの土地が細かく分割されにくいということでもあります。
※町名の一覧は市のPDFを当方が読み取ったもので、確度は中です。 最低限度は特定用途制限地域内についてのもので、用途地域内には当てはまりません。 出典:特定用途制限地域内における一戸建て専用住宅の敷地面積の最低限度 https://www.city.kasai.hyogo.jp/uploaded/attachment/34767.pdf
4|農地は、線引きが無くなっても農地です
市は線引き廃止の注意事項として、 「農振法、農地法の規制が残るため、農地が転用しやすくなるわけではない」と明記しています。
加西市の地目別面積は、田が33.94km²、畑が4.69km²、宅地が12.15km² (令和7年1月1日現在・加西市統計書)。 田と畑を合わせると38.63km²で、宅地の3倍以上あります(当方算出)。 特定用途制限地域にも農業保全地区という区分があります。 「家が建てられそうな広い土地が安く出ている」と思ったら、まず地目を確認してください。 地目が田・畑であれば、農地転用の許可または届出が必要で、 農用地区域(農振農用地)に入っていれば、まずその除外の手続きが必要になります。 市の固定資産税のカテゴリにも「農用地区域の除外申請書」のページがあります。
5|土砂災害警戒区域219箇所・特別警戒区域140箇所
兵庫県が公表している市町別の指定状況(令和8年6月30日時点)で、 加西市の土砂災害警戒区域は219箇所、特別警戒区域は140箇所です。
| 現象の種類 | 警戒区域(イエローゾーン) | 特別警戒区域(レッドゾーン) |
|---|---|---|
| 急傾斜地の崩壊 | 138 | 117 |
| 土石流 | 80 | 23 |
| 地すべり | 1 | 0 |
| 合計 | 219 | 140 |
市域150.22km²で割ると、警戒区域は約1.46箇所/km²(当方算出)。 急傾斜地の崩壊は、警戒区域138箇所のうち117箇所が特別警戒区域にも指定されています。 急傾斜の警戒区域は、その大半にレッドゾーンが含まれているということです。
特別警戒区域(レッドゾーン)は、実務上たいへん重い意味を持ちます。 居室を有する建築物には構造規制がかかり、開発行為には許可が必要になります。 担保評価が下がり、住宅ローンの条件が厳しくなることもあります。 加西市は市公式の説明で、北部に標高300〜500mの古生層の山地、 南部に標高200〜250mの凝灰岩・流紋岩の低山地があるとされる市です。 山際の集落の物件を検討する場合は、必ず確認してください。 線引きが無くなって集落で家を建てやすくなった分、ハザードの確認は買う側の責任として重くなっています。 市の条例も、災害ハザードエリアでの建築に事前の届出を求めています。
出典:兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」 https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks15/documents/0630shiteijoukyou.pdf (令和8年6月30日時点)/ 加西市「市の紹介」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/3/1976.html
6|洪水は万願寺川水系の13河川。令和8年3月に新しいマップが出ています
加西市は加西市防災ハザードマップを公開しています。
| 版 | 作成 | 想定している雨 | 地区の分け方 |
|---|---|---|---|
| 想定最大規模降雨版 | 令和8年3月 | 「48時間に750mmの降雨で、1,000年1回の確率規模」 | 北条・富田・賀茂・下里・九会・富合・日吉・宇仁・西在田・在田の10地区 |
| 計画降雨版 | 令和3年3月 | 「48時間に288mmの降雨で、30年に1回から100年に1回」 | 14の地区別地図 |
対象河川は加古川水系万願寺川および支川(下里川、善防川、賀茂川、南村川ほか)の計13河川。 市の紹介ページは、北部の山地から「普光寺川、万願寺川、下里川」が流れ、 中央に青野ケ原台地と鶉野台地の広大な平坦地を形成していると説明しています。 台地の上と、川沿いの低地とで、水害の条件が大きく違うということです。 マップには洪水浸水想定区域のほか、地震の震度想定、土砂災害警戒区域も載っています。
確認の仕方としては、物件の住所がどの地区の図に含まれるかを特定し、 想定最大規模と計画規模の両方を見ることになります。 想定最大規模降雨版は令和8年3月作成ですので、古いマップで説明を受けた場合は、新しい版で見直してください。
津波・高潮について、市ははっきり書いています。 「加西市は海に面しておりませんので、関係ありません」。
※洪水浸水想定区域の浸水深・浸水継続時間の具体値は、ハザードマップが図面のため数値として取得できませんでした(未取得)。 ため池の数や、ため池が決壊した場合の浸水想定についても、市公式の本文として確認できておらず未取得です。 出典:加西市「加西市防災ハザードマップ」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/10/1619.html
7|山崎断層 ― 市が専用のページを設けています
加西市の防災のページには、「山崎断層」という独立したページがあります。 市の説明を整理すると次のとおりです。
| 項目 | 市公式の内容 |
|---|---|
| 断層帯 | 山崎断層帯主部は岡山県から兵庫県三木市まで約80km。左横ずれ断層 |
| 加西市との関係 | 加西市は「山崎断層帯主部南東部に位置」。琵琶甲断層・三木断層に言及 |
| 兵庫県の被害想定 | 最大震度7 |
| 活動 | 南東部は「2千年前頃に最新の大地震を起こしたと推測」。活動の間隔は約3,000年程度 |
| 過去の地震 | 868年の播磨地震(断層帯の北西部) |
発生確率の数字は、市のページには書かれていません。 このページでも確率は載せていません。 買う側ができることは、建物の耐震性を確認することです。 成約17件の平均の築年は2003年ですが、280万円の例のように築年の分からない古い戸建も流通しています。 建物がいつの耐震基準で建てられたかは、古い戸建を買うときの基本の確認事項です。 市の家屋の課税のページには、古い住宅を耐震改修した場合の固定資産税の減額措置も載っています。
出典:加西市「山崎断層」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/10/1614.html (2021年6月14日更新)
8|北条の旧市街地は、歴史的景観形成地区です
北条町の旧市街地は、兵庫県歴史的景観形成地区(北条地区)に指定されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 北条町の福吉町・御幸町・住屋町・本町・笠屋町・栄町・南町・宮前町・栗田・御旅町・江ノ木町・横尾の 一部または全域(12地区) |
| 根拠 | 兵庫県「景観の形成等に関する条例」 |
| 届出が必要な行為 | 「建築物または工作物(広告物含む)の新築・改築・増築・移転、大規模な修繕・大規模な模様替え、 外観の過半にわたる色彩または意匠の変更、屋外における自動販売機の設置」 |
この区域の中古戸建を買ってリフォームする場合、外観を大きく変える工事には届出が必要です。 外壁の色を変える、屋根を葺き替えるといった工事が該当しうるので、 リフォーム前提で買う方は、工事の内容が届出の対象になるかを先に確認してください。 市は移住定住のページに「北条旧市街地の活性化に向けて」という項目を設けており、 空き家バンクや空き家改修の補助制度もあります。
※指定年月日・区域の面積・景観形成基準の内容(高さ・色彩など)は、市のページ本文に記載がなく未取得です。 出典:加西市「兵庫県歴史的景観形成地区(北条地区)」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1900.html
9|車が前提の暮らしになります
加西市で流通している戸建は、駅から歩く距離ではないものが中心です。
| データ | 内容 |
|---|---|
| 北条町駅が最寄りの成約16件 | 平均徒歩19分 |
| 鉄道 | 北条鉄道(粟生〜北条町・22分)。大阪・神戸へは粟生駅で乗り換え |
| 高速バス | 大阪駅〜北条 中国ハイウェイバス 1時間30分 |
| 高速道路 | 中国縦貫自動車道 加西ICから市街地まで5分/山陽自動車道 加古川北ICから10分 |
| 市の計画が挙げる課題 | クルマへの依存、公共交通の収益悪化・サービス低下、交通弱者の移動困難 |
これが意味することは3つあります。
- 車の台数分の駐車スペースと維持費。夫婦それぞれに1台、という前提で住居費を組んでください。 成約の平均の面積が217㎡と広いのは、駐車スペースを取れるという意味では利点です。
- 子どもの通学・通塾・通院の足。学校統合でスクールバスが関係する地域もあります。
- 将来、車を運転できなくなったときのこと。 コミュニティバス(KASAIねっぴ~号・はっぴーバス・宇仁ふれあいバス)や地域主体型交通の路線が、 その物件から使えるかどうかは、長く住むほど効いてきます。
10|加西市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)
ここまでの内容を、実際に使える形に整理します。 加西市の物件を買う前に、次の8点を確認してください。
| # | 確認すること | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 1 | 用途地域の中か、特定用途制限地域のどの地区か、都市計画区域の外か | 建てられるもの・手続きがここで決まります。用途地域は583ha=市域の3.9%だけです |
| 2 | 「市街化調整区域」という説明の時点 | 線引きは令和8年4月1日に廃止済み。古い区分にもとづく説明が残っていることがあります |
| 3 | 敷地面積の最低限度(130/150/180㎡) | 特定用途制限地域内の一戸建て専用住宅に適用。分割・建て替えに関係します |
| 4 | 地目(田・畑でないか)と農用地区域 | 農振法・農地法の規制は線引き廃止後も残っています |
| 5 | 用途地域内なら、住居系か工業系か | 用途地域の43.2%が工業系(当方算出)。周辺に何が建ちうるかが変わります |
| 6 | 土砂災害(警戒219・特別警戒140)と洪水(万願寺川水系13河川) | レッドゾーンは構造規制・担保評価に影響。災害ハザードエリアの建築には追加の届出 |
| 7 | 学校:いまの校区と、令和10年4月の統合後 | 横尾・古坂などは町のなかで小学校が分かれます。統合で通学先・通学手段が変わります |
| 8 | 北条の歴史的景観形成地区にかかるか/地区計画25地区にかかるか | 外観の変更や建築に届出が必要になります |
家タダでは、これら8点の調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、特定用途制限地域の区分・敷地面積の最低限度・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。
12加西市の成り立ち ― 「加西郡は一つ」で3町が合併した、昭和42年生まれの市
加西市は、昭和42年(1967年)4月1日に市制を施行しました。 市公式の説明は次のとおりです。
「昭和42年4月1日に、北条町、泉町、加西町の3町は、『加西郡は一つ』という理念のもとに合併し、 現在の加西市が誕生し、県下で21番目に市制を施行しました。」
「加西郡は一つ」という言葉が、市の成り立ちをそのまま表しています。 北条町・泉町・加西町という3つの町が、郡の名前を市の名前として一つになった、ということです。 なお「加西」という地名そのものの由来(なぜ加西と呼ぶのか)は、 市の紹介ページには書かれておらず、本ページでは推測による説明を載せていません(未取得)。
3つの町の名前は、いまも学校と駅に残っています
合併から半世紀以上が経ちますが、3町の名前は市内のあちこちに残っています。
| 合併前の町 | いまに残る名前(市公式で確認できるもの) |
|---|---|
| 北条町 | 町名「北条町◯◯」(横尾・古坂・北条・栗田・小谷・西高室・東高室 ほか)/北条小学校・北条東小学校・北条中学校/ 北条鉄道・北条町駅/高速バスの停留所「北条」 |
| 泉町 | 泉小学校(殿原町・令和8年4月1日に統合開校)/泉中学校(満久町) |
| 加西町 | 加西中学校(上宮木町)。令和10年4月開校予定の統合中学校の校名も「加西中学校」 |
※この対応は、校名・駅名と旧町名が一致していることを示したもので、 各校の校区が旧町の区域と一致するかどうかは、市公式で確認できていません。
住所の書き方にも特徴があります。 市の中心部は「加西市北条町横尾」「加西市北条町古坂」のように、旧北条町の名前を冠した二段の町名です。 一方、それ以外の地域は「加西市中野町」「加西市西野々町」のように一段です。 国土交通省の成約価格情報で、町丁目が「北条町古坂」(8件)と「北条町」(7件)に分かれて集計されているのは、 この住所の構造によるものです。
地形 ― 北の山地、中央の台地、南の低山地
市公式は、加西市の地勢を次のように説明しています。
| 位置 | 地形(市公式の説明) |
|---|---|
| 北部 | 古生層の山地(標高300〜500m)。ここから普光寺川・万願寺川・下里川が流れる |
| 中央 | 青野ケ原台地と鶉野台地の広大な平坦地 |
| 南部 | 火山活動に由来する凝灰岩・流紋岩の低山地(標高200〜250m) |
市域は東西12.4km・南北19.8kmの南北に長い形で、面積は150.22km²。 標高は最高491.01m、最低25.0mです(加西市統計書)。 この地形が、そのまま買う前の確認事項に対応しています。
- 北部・南部の山際=土砂災害警戒区域(市内219箇所)の確認
- 川沿いの低地=万願寺川水系13河川の洪水浸水想定の確認
- 中央の台地=鶉野台地には、地区計画「鶉野飛行場跡地東部産業拠点地区」「鶉野飛行場跡地地域資源活用地区」 「鶉野上町産業集積地区」があり、産業と地域資源の活用が計画されています
地目別の面積(令和7年1月1日現在)は、 山林42.43km²(28.2%)、田33.94km²(22.6%)、宅地12.15km²(8.1%)、原野5.51km²、畑4.69km²、その他51.50km² (構成比は当方算出)。 山林と田で市域の半分を占めます。
都市計画の歩み ― 区画整理から、線引きの廃止まで
加西市の市街地は、土地区画整理事業でつくられてきました。
| 事業 | 面積 | 都市計画決定 |
|---|---|---|
| 北条東土地区画整理事業 | 19.6 ha | 昭和46年 |
| 横尾・古坂土地区画整理事業 | 39.8 ha | 昭和61年 |
| その他(都市計画決定されていない事業・4地区) | 27.8 ha | — |
「横尾」と「古坂」は、このページで何度も出てきた町名です。 住宅地の最高地点は北条町横尾(53,400円/㎡)、2番目は北条町古坂(51,100円/㎡)。 成約がいちばん多い町は北条町古坂(8件)。市役所の所在地は北条町横尾1000番地。 都市計画道路12路線のうち4路線に「古坂」の名前が入っています。 事業の名称からみて、いまの加西市の住宅市場の中心は、昭和61年に都市計画決定された区画整理の区域と重なっている と考えられます(区域の範囲は市公式の本文では確認できていないため、断定はしません)。
都市計画マスタープランは平成24年3月に策定され、 平成30年3月の中間見直し、令和5年3月の改定、令和7年3月の一部見直しを経ています。 まちづくりのテーマは「『地域の絆』と『活力・交流』に満ちたふるさと『加西』」。 そして令和8年4月1日、加西市は東播都市計画区域から分離して、単独の加西都市計画区域になりました。
年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 昭和42年(1967年)4月1日 | 市制施行。北条町・泉町・加西町の3町が合併して加西市が誕生(県下で21番目) |
| 昭和42年5月6日 | 市章を制定 |
| 昭和46年 | 北条東土地区画整理事業(19.6ha)を都市計画決定 |
| 昭和50年11月13日 | 市木「カシ」・市花「サルビア」を制定 |
| 昭和61年 | 横尾・古坂土地区画整理事業(39.8ha)を都市計画決定 |
| 平成22年10月1日 | 国勢調査 人口47,993人・15,168世帯 |
| 平成24年3月 | 都市計画マスタープランを策定 |
| 平成27年10月1日 | 国勢調査 人口44,313人・15,343世帯 |
| 令和2年7月1日 | 乳幼児等・こども医療費助成の所得制限をなくす |
| 令和2年10月1日 | 国勢調査 人口42,700人・16,222世帯(平成27年比 人口−3.6%・世帯+5.7%/当方算出) |
| 令和4年4月 | 市立小学校・中学校・特別支援学校の給食費を無償化 |
| 令和5年3月 | 都市計画マスタープランを改定/地域公共交通計画(令和5〜9年度)を策定 |
| 令和5年12月25日 | 「加西市立小中学校の再編方針」を公表 |
| 令和6年度 | 都市計画税を廃止 |
| 令和7年1月30日 | 統合中学校の校名を「加西中学校」に決定 |
| 令和8年3月 | 防災ハザードマップ(想定最大規模降雨版)を作成 |
| 令和8年(2026年)4月1日 | 区域区分(線引き)を廃止。東播都市計画区域から分離し、単独の加西都市計画区域(非線引き)へ。 特定用途制限地域を導入、特別指定区域制度を廃止。泉小学校が統合開校 |
| 令和8年6月30日 | 兵庫県の土砂災害警戒区域 219箇所・特別警戒区域 140箇所(基準日) |
| 令和10年4月(予定) | 統合中学校「加西中学校」、善防中学校区の統合小学校「善防小学校」が開校予定 |
年表の下半分に、この数年の動きが集中しています。 給食費の無償化(令和4年)、都市計画税の廃止(令和6年度)、線引きの廃止(令和8年)、学校の統合(令和8年・令和10年)。 加西市は、人口減少に対して制度を大きく動かしている最中の市です。 買う側から見れば、コストの面では有利な変更が続いている一方で、 学校や土地利用のルールが数年単位で変わるということでもあります。 契約の前に、その時点の最新の情報を確認してください。
※地名「加西」の由来、市章のデザインの意味、合併前の3町それぞれの区域は、 市の紹介ページの本文に記載がなく未取得です。 出典:加西市「市の紹介」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/3/1976.html / 加西市「加西市都市計画の概要」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/26/1876.html / 加西市「加西市都市計画マスタープラン」 https://www.city.kasai.hyogo.jp/site/keikaku-sesaku/2010.html / 加西市統計書(令和7年度版) https://www.city.kasai.hyogo.jp/soshiki/8/1982.html
13加西市の物件を探す・相談する
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ご相談から引渡しまでの流れ
| ステップ | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1. ご相談 | LINE・電話・メールで物件URLをお送りください | 無料 |
| 2. 無料診断 | 仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答 | 無料 |
| 3. 内覧 | 加西市内の物件は担当者が現地までご同行します | 無料 |
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| 5. 価格交渉 | 成約事例を根拠に交渉を代行します | 無料 |
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※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。
お問い合わせ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社MILLIONS(家タダ) |
| 所在地 | 大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702 |
| 免許番号 | 大阪府知事(1)第66296号 |
| 電話 | 06-4256-4106 |
| LINE | LINEで相談する |
※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。
14加西市の不動産購入に関する記事
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堺市7区のエリア別ページ
大阪府下の市のエリア別ページ
岸和田市豊中市池田市吹田市泉大津市高槻市貝塚市守口市枚方市茨木市八尾市泉佐野市富田林市寝屋川市河内長野市松原市大東市和泉市箕面市柏原市羽曳野市門真市摂津市高石市藤井寺市東大阪市泉南市四條畷市交野市大阪狭山市阪南市
区ごとの地価・人口・制度を横並びで比較したい方は【大阪市24区】エリア比較ハブ/【神戸市】9区の比較ページをご覧ください。
15加西市の不動産購入 よくある質問
加西市で本当に仲介手数料は0円になりますか?
はい。ネットに掲載されている加西市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。つまり「これ以上もらってはいけない」という天井は法律で決まっていますが、「これだけはもらわなければならない」という床は決まっていない、ということです。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。加西市の成約中央値(戸建2,300万円)で計算すると、仲介手数料の上限額は82万5,000円。北条町の中央値2,400万円なら85万8,000円、北条町古坂の1,700万円なら62万7,000円です。これがまるごと0円になります。ただし、売主が仲介手数料を支払わない取引など、0円の対象外になる場合があります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。
加西市の住宅の相場はいくらくらいですか?
先に正直に書きます。加西市の成約データは17件しかありません。しかも全件が戸建です。国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、加西市は17件。戸建の成約中央値は2,300万円(平均の面積217㎡・平均の築年2003年)で、マンションの成約は0件です。最寄駅別では北条町駅が16件(中央値2,350万円・平均徒歩19分)。町丁目別では北条町古坂8件(1,700万円)、北条町7件(2,400万円)です。17件のうち15件が北条に集中しており、ほかの地域の相場は成約データからは分かりません。個別の成約例では、2021〜2026年築の木造4LDKが2,300万〜2,600万円、中野町の古い戸建(土地510㎡・延床185㎡)が280万円でした。土地の値段は令和8年地価公示で1㎡あたり平均27,285円(住宅地7地点)、前年比−0.3%。最高は北条町横尾の53,400円、最安は西野々町の10,400円で、5.1倍の開きがあります。商業地は1地点(71,000円・横ばい)、工業地は1地点(31,100円・+5.4%)。件数が少ないので、これらはあくまで参考値としてお読みください。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
加西市は市街化調整区域が多いと聞きました。いまもそうですか?
いいえ。加西市には、いま市街化調整区域がありません。市公式は「加西市では令和8年4月1日に区域区分が廃止され、非線引き都市計画区域へ移行しました」と明記しています。同じ日に、東播都市計画区域から分離して単独の加西都市計画区域になりました。廃止前は、市街化区域が市域面積の約3.9%、市街化調整区域が約75%で、人口の約65%が市街化調整区域に住んでいました(市の説明)。「市街化調整区域が多い」というのは令和8年3月までの話です。ただし、規制が無くなったわけではありません。代わりに特定用途制限地域が導入され、条例は10の地区(集落活力維持地区・集落活力再生地区・集落産業共生地区・農業保全地区・山林保全地区・既存事業所等周辺地区・産業施設等周辺地区・地域資源活用地区・公共公益施設等周辺地区・地域拠点形成地区)を定めています。地区ごとに建てられる建物の種類が違い、違反には50万円以下の罰金の規定があります。物件広告や古い資料に「市街化調整区域」と書かれていたら、それが古い区分にもとづくものでないかを確認してください。検討中の物件がどの地区にあたるかは、加西市 都市計画課(0790-42-8753)で確認できます。
線引きが廃止されたなら、加西市ではどこにでも家を建てられますか?
いいえ。市は「土地利用や建築の規制がすべてなくなるわけではない」と明記しています。確認すべき点は4つあります。(1)特定用途制限地域の地区。10地区のうち、条例の別表に「一戸建ての住宅」が掲げられているのは集落活力維持地区・集落活力再生地区・集落産業共生地区・農業保全地区です(条例PDFの当方の読み取りで、確度は中)。山林保全地区などほかの地区については、住宅についての記載を読み取れていません。(2)敷地面積の最低限度。特定用途制限地域内の一戸建て専用住宅には、町ごとに130㎡・150㎡・180㎡の最低限度があります。(3)農地の規制。市は「農振法、農地法の規制が残るため、農地が転用しやすくなるわけではない」としています。地目が田・畑の土地は、別に農地転用の手続きが必要です。(4)届出。特定用途制限地域内での建築には「建築確認申請事前届出書」、災害ハザードエリアを含む場合は「災害ハザードエリア建築事前届出書」の提出が必要です。各地区の区域・面積・建てられる用途の正確な一覧は、市のPDFが文字として読み取れず、本ページでは未取得です。必ず市の都市計画課でご確認ください。
加西市の都市計画税はいくらですか?
加西市には都市計画税がありません。市公式は「「加西市税条例の一部を改正する条例」が可決され、令和6年度以降の都市計画税は廃止となりました」と明記しています。廃止前は税率0.3%で、原則として市街化区域内の土地・家屋が課税対象でした。毎年かかるのは固定資産税(税率1.4%)だけです。都市計画税0.3%の市と比べると、課税標準額1,000万円あたり年3万円の差になります(当方算出)。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。住宅用地の特例は、小規模住宅用地(1戸につき200㎡以下の部分)が課税標準6分の1、それを超える部分が3分の1です。加西市の成約17件の平均の面積は217㎡ですので、200㎡を超える部分が出る物件が珍しくありません。新築住宅には、居住部分120㎡分までの固定資産税が2分の1になる減額措置があります(一般の住宅は3年間)。納税通知書は令和8年度から毎年5月に送付されます。各期の納期と、廃止の理由は、市の当該ページに記載がなく未取得です。正確な税額は加西市 税務課(0790-42-8713)にご確認ください。
加西市の子育て支援は手厚いですか?保育料や給食費はかかりますか?
制度としては手厚い部類です。市は「子育て応援5つの無料化」を掲げています。(1)保育料:0〜5歳児が無料。認可外施設は3〜5歳児が月37,000円、0〜2歳児が月42,000円を上限に補助。(2)給食費:保育所・こども園・小学校・中学校・特別支援学校の給食費を市が全額負担。学校給食費の無償化は令和4年4月から。(3)医療費:高校3年生(18歳に達した年度末)まで、外来・入院とも保険診療の自己負担額が無料。所得制限なし(令和2年7月1日より)。(4)おむつ等の配達:生後3か月〜満1歳、月1回3,500円相当。(5)病児病後児保育。いずれも所得制限なしで、市は出生から高校3年生までの経済的支援の総額を1人あたり約250万円としています。住宅については若者定住促進住宅補助があり、夫婦の合計年齢が80歳以下(独身は40歳以下)などの要件を満たして住宅を新築・購入すると、借入額の5%(上限50万円)が補助されます。ただし、制度は毎年度の予算で決まるもので、将来も同じ条件が続く保証はありません。また待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。
加西市の学校は統合されると聞きました。どうなりますか?
加西市の学校は、再編の途中です。現在の市立学校は小学校8校(北条・北条東・富田・賀茂・下里・九会・富合・泉)、中学校4校(北条・善防・加西・泉)、特別支援学校1校です。市は令和5年12月25日に「加西市立小中学校の再編方針」を公表しました。泉小学校は、旧日吉・旧宇仁・旧西在田・旧泉の各小学校を統合して令和8年4月1日に開校済みです。令和10年4月には、統合中学校「加西中学校」(校名は令和7年1月30日に決定)と、善防中学校区の統合小学校「善防小学校」(校名は令和8年3月16日に決定)が開校する予定です。現在の加西中学校(上宮木町)と、統合後の加西中学校は校名が同じですのでご注意ください。お子さんが令和10年4月に何年生になるか、統合後の通学手段(スクールバス)がどうなるかを、物件選びの段階で確認してください。統合される学校の範囲、統合後の校区、設置場所の地番は、市公式の本文として確認できておらず未取得です。加西市教育委員会 学校再編室(0790-27-8240)にご確認ください。なお指定校変更の承認事由は14あり、「転居予定地への就学」(転居が確実な場合・転居日まで)が含まれています。
加西市から大阪・神戸へ通勤できますか?
鉄道での毎日の通勤は、正直に言って楽ではありません。加西市の鉄道は北条鉄道(粟生〜北条町・22分)で、大阪・神戸へは粟生駅での乗り換えが必要です。市の交通アクセスのページは、大阪方面を「大阪-(JR/50分)-加古川-(JR/25分)-粟生」、神戸方面を「神戸高速新開地-(神戸電鉄/60分)-粟生」と案内しています。乗り換えの待ち時間を含まない合計でも、大阪から1時間37分、新開地から1時間22分です(当方算出)。大阪へは高速バスのほうが所要時間は短く、市は「大阪駅-(中国ハイウェイバス/1時間30分)-北条」と案内しています。車は「中国縦貫自動車道「加西IC」より市街地まで5分」「山陽自動車道「加古川北IC」より市街地まで10分」。成約データで北条町駅が最寄りの16件は、平均徒歩19分ですので、駅やバス停までも車や自転車が前提になる物件が多いと考えられます。一方で加西市は昼間人口率107.5%(令和2年国勢調査)と、市外から働きに来る人のほうが多い市です。市内や近隣に勤め先がある方にとっては、職場の近くに戸建を持てる市という見方ができます。所要時間は市のページ(2021年2月27日更新)の目安で、現在の時刻表とは異なる可能性があります。
加西市の災害リスクはどうですか?
公的データで確認できるのは、土砂災害・洪水・地震の3つです。土砂災害:兵庫県の指定状況(令和8年6月30日時点)で、警戒区域219箇所(急傾斜138・土石流80・地すべり1)、特別警戒区域140箇所(急傾斜117・土石流23)。洪水:対象は加古川水系万願寺川および支川(下里川・善防川・賀茂川・南村川ほか)の計13河川。市は令和8年3月に想定最大規模降雨版(48時間に750mm)の防災ハザードマップを作成しており、北条・富田・賀茂・下里・九会・富合・日吉・宇仁・西在田・在田の10地区に分かれています。地震:市は「山崎断層」の専用ページを設けており、加西市は山崎断層帯主部南東部に位置し、兵庫県の被害想定では最大震度7とされています。津波・高潮:市は「加西市は海に面しておりませんので、関係ありません」と明記しています。浸水深の具体値と、ため池に関するハザード情報は、本ページでは未取得です。線引きの廃止に伴い、災害ハザードエリアを含む敷地での建築には「災害ハザードエリア建築事前届出書」の提出が必要になっています。
加西市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?
正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です(加西市には都市計画税がありませんので、精算の対象は固定資産税です)。第三に、加西市固有の事情を正直に書いておきます。加西市は、公的データそのものが薄い市です。直近4四半期の成約は17件・全件が戸建でマンションは0件、うち15件が北条町古坂と北条町。住宅地の標準地は7地点、商業地・工業地は各1地点。北条以外の地域の相場を、公的データで裏づけることがほとんどできません。さらに線引きの廃止(令和8年4月1日)からまだ日が浅く、特定用途制限地域の各地区の区域・面積・建てられる用途の正確な一覧は、本ページでは市のPDFから読み取れておらず未取得です。新しい制度のもとでの取引の積み重ねが、まだ少ない時期だということです。物件ごとに市の都市計画課へ確認する手間がかかり、確認に時間を要することもあります。加えて、車が前提の暮らしになること(北条町駅が最寄りの成約16件の平均徒歩は19分)、令和10年4月に学校の統合が予定されていること、古い戸建では改修費・解体費が物件価格を上回りうること(280万円の成約例があります)も、買う前に織り込んでおくべきコストです。家タダはこうした調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。
加西市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?
加西市は、土地と税のルールを変えたばかりの市です。令和6年度に都市計画税を廃止し、令和8年4月1日に区域区分(線引き)を廃止して、単独の非線引き都市計画区域になりました。いまの加西市には、市街化調整区域も都市計画税もありません。ただし、規制が無くなったわけではありません。その物件は用途地域の中か、特定用途制限地域のどの地区か。一戸建ての敷地面積の最低限度(130/150/180㎡)を満たしているか。地目は田・畑ではないか。土砂災害警戒区域219箇所・特別警戒区域140箇所にかかっていないか。万願寺川水系の洪水の想定はどうか。お子さんがいるなら、令和10年4月の学校統合のときに何年生か。そして最後にもう一度、正直に書きます。加西市の成約データは17件、全件が戸建、マンションは0件、15件は北条です。このページの相場の数字は、件数を見たうえでお使いください。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。加西市の成約中央値(戸建2,300万円)なら、1件あたり82万5,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。
16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)
当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。
- 加西市「市の紹介」(市制施行 昭和42年4月1日(北条町・泉町・加西町の合併)/面積150.22km²/位置・隣接市町/地勢/市章・市木・市花)
- 加西市 トップページ(人口)(40,630人・18,842世帯(8月31日現在))
- 加西市「統計情報」/加西市統計書(令和7年度版・令和8年3月作成)(国勢調査(平成22年47,993人/平成27年44,313人/令和2年42,700人・16,222世帯)/年齢3区分/昼間人口45,882人・昼間人口率107.5%/地目別面積(令和7年1月1日)/標高)
- 加西市統計書「3. 国勢調査結果」(PDF)(令和7年国勢調査の数値は読み取れず)
- 加西市統計書「1. 土地・気象」(PDF)(田33.94/畑4.69/宅地12.15/山林42.43/原野5.51/その他51.50(km²))
- 加西市「交通アクセス」(中国縦貫自動車道 加西IC・山陽自動車道 加古川北IC/粟生駅乗り換え・北条鉄道22分/大阪駅から中国ハイウェイバス1時間30分(2021年2月27日更新))
- 加西市「都市計画について」(令和8年4月1日に東播都市計画区域から分離・単独の加西都市計画区域/区域区分廃止・非線引き都市計画区域へ移行(2026年4月1日更新))
- 加西市「区域区分(線引き)廃止に向けた取り組み」(廃止前:市街化区域 約3.9%・市街化調整区域 約75%・人口の約65%が調整区域/廃止の目的/注意事項/説明会の経過)
- 加西市「加西市特定用途制限地域」(令和8年4月1日決定/建築確認申請事前届出書・災害ハザードエリア建築事前届出書/区域図(総括図・61の個別区域図))
- 加西市特定用途制限地域に関する条例(PDF)(10地区の名称/別表第1/第5条(既存建築物の緩和)/第12条(50万円以下の罰金)/令和8年4月1日施行。別表の読み取りは確度中)
- 特定用途制限地域内における一戸建て専用住宅の敷地面積の最低限度(PDF)(町ごとに130㎡・150㎡・180㎡。町名の読み取りは確度中)
- 加西市「加西市まちづくりと開発調整に関する条例」(令和8年4月1日施行/開発許可対象面積1,000㎡→3,000㎡/敷地面積の最低限度 一覧表(条例第45条関係))
- 加西市「特別指定区域制度」(令和8年4月1日の区域区分廃止に伴い廃止)
- 加西市「加西市都市計画の概要」(令和8年2月28日現在/市域15,019ha・都市計画区域11,802ha・用途地域583ha/用途地域別面積/都市計画道路12路線16.8km/公園・緑地10箇所/土地区画整理事業)
- 加西市「地区計画」(25地区/着手の30日前までに届出。面積・決定日は未取得)
- 加西市「都市計画道路一覧」(12路線の名称・幅員)
- 加西市「都市計画公園一覧」(丸山総合公園 約17.3ha ほか)
- 加西市「加西市都市計画マスタープラン」(平成24年3月策定・平成30年3月中間見直し・令和5年3月改定・令和7年3月一部見直し。本編PDFは未取得)
- 加西市「都市計画課」(0790-42-8753/旧西在田小学校跡地のサウンディング型市場調査ほか)
- 加西市「兵庫県歴史的景観形成地区(北条地区)」(北条町の12地区/届出が必要な行為。指定日・面積は未取得)
- 加西市「固定資産税・都市計画税の概要」(固定資産税1.4%/令和6年度以降の都市計画税は廃止/免税点/納税通知書は令和8年度から5月送付)
- 加西市「土地に対する課税」(住宅用地の特例(200㎡以下6分の1/超える部分3分の1))
- 加西市「家屋に対する課税」(新築住宅の減額(120㎡分まで2分の1・3年/5年)/認定長期優良住宅/改修の減額)
- 加西市「学校案内」(市立小学校8校・中学校4校・特別支援学校1校)
- 加西市「小学校・中学校の校区」(校区の町名/泉小学校は令和8年4月1日から統合)
- 加西市「就学指定校の変更について」(学校教育課 0790-42-8772)
- 加西市立学校 指定変更・区域外就学承認基準(PDF)(承認事由14)
- 加西市「学校再編室」(統合中学校の建設状況/スクールバス/開校準備委員会)
- 加西市「加西市立小中学校の再編方針」(令和5年12月25日公表。方針の本体(PDF)は未取得)
- 加西市「統合中学校の「学校名」決定」(加西中学校/令和10年4月開校予定/令和7年1月30日決定)
- 加西市「善防中学校区統合小学校の「学校名」決定」(善防小学校/令和10年4月開校予定/令和8年3月16日決定)
- 加西市「子育て・教育」(子育て応援5つの無料化)(保育料・給食費・医療費・おむつ等配達・病児病後児保育/1人あたり約250万円)
- 加西市「保育料無償化」(0〜5歳児/認可外の上限額。待機児童数の記載なし)
- 加西市「学校給食費の無償化」(令和4年4月から/2センター方式/市外通学者への補助)
- 加西市「乳幼児等・こども医療費助成制度」(18歳に達した年度末まで・所得制限なし(令和2年7月1日より)・外来入院とも無料)
- 加西市 移住・定住サイト「イーナカサイ」(空き家バンク/空き家改修補助/北条旧市街地の活性化)
- 加西市「若者定住促進住宅補助制度」(借入額の5%(上限50万円))
- 加西市「市内の公共交通機関」(KASAIねっぴ~号/はっぴーバス/宇仁ふれあいバス/福崎町・加西市連携コミュニティバスの廃止)
- 加西市公共交通活性化協議会(地域公共交通計画(令和5〜9年度)/NAVIGOかさい)
- 加西市地域公共交通計画 概要版(PDF)(北条鉄道338,782人/年・路線バス123,805人/年(2021年度)/課題)
- 北条鉄道株式会社 公式サイト(粟生〜北条町/8駅(粟生・網引・田原・法華口・播磨下里・長・播磨横田・北条町))
- 加西市「加西インター地区農村地域産業導入実施計画」(令和7年12月変更)
- 加西市「加西市防災ハザードマップ」(想定最大規模降雨版(令和8年3月)・計画降雨版(令和3年3月)/万願寺川ほか13河川/津波・高潮は「関係ありません」)
- 加西市「山崎断層」(山崎断層帯主部南東部/最大震度7の被害想定(2021年6月14日更新))
- 加西市「防災」(一覧)(土砂災害警戒区域等の指定/避難施設一覧ほか)
- 兵庫県「土砂災害警戒区域等の指定状況」(令和8年6月30日時点/加西市 警戒219箇所・特別140箇所)
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ(成約価格情報・不動産取引価格情報)(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・加西市17件(全件が戸建・マンション0件))
- 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)(価格時点 令和8年1月1日/住宅地7地点・商業地1地点・工業地1地点)
- 国土交通省「令和8年地価公示 標準地の単位面積当たりの価格等」(兵庫県)(各標準地の公示価格・価格時点 令和8年1月1日)
- 国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)
- 国土地理院 住所検索(加西市役所の座標)(経度134.841949・緯度34.927921)