
【大和郡山市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て
奈良県大和郡山市 専門 エリアガイド
大和郡山市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。
1,100万円の物件なら 42万9,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差
ネットに掲載されている大和郡山市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。
大和郡山市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?
できます。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。家タダは、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てることで、買主様の仲介手数料を0円にしています。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。国土交通省の成約価格情報で、大和郡山市の直近4四半期の成約は107件(戸建73件・中古マンション34件。国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。中古戸建て66件は500万円〜2,500万円(下位25%〜上位10%・中央値990万円)で、この帯にかかる仲介手数料の上限額は23万1,000円〜89万1,000円。中古マンション34件は850万円〜2,700万円(中央値1,300万円)で34万6,500円〜95万7,000円。新築戸建ては6件だけで、2,500万円〜3,000万円(中央値2,700万円)、上限額は89万1,000円〜105万6,000円です。対象になる物件なら、この金額が0円になります。気になる物件のURLをLINEで送っていただければ、対象かどうかをその場で無料でお答えします。
- 大和郡山市で実際に成約しているのは、6割が中古戸建て、3割が中古マンションです。直近4四半期の成約107件のうち戸建が73件(成約中央値1,100万円)、中古マンションが34件(1,300万円・専有面積の中央値75㎡)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。戸建を建築年で分けると、新築戸建て(2025年以降の建築)は6件・中央値2,700万円、中古戸建てが66件・990万円。実際に動いている価格帯は、中古戸建てが500万〜2,500万円、中古マンションが850万〜2,700万円(いずれも下位25%〜上位10%)です。
- この価格帯にかかる仲介手数料の上限額は、中古戸建ての500万〜2,500万円で23万1,000円〜89万1,000円、中古マンションの850万〜2,700万円で34万6,500円〜95万7,000円。戸建全体の中央値1,100万円なら42万9,000円です。家タダで対象になる物件なら、この金額が0円になります(対象外になる取引もあります)。
- 中古戸建て66件のうち19件が、1981年以前の建築です。建築年の中央値は1987年。市の住民基本台帳人口は昭和40年の45,462人から昭和60年の89,051人へ、20年でほぼ2倍になっており、その時代の戸建がいまも流通しています。市の耐震改修工事補助金は工事費の3分の1・上限50万円ですが、令和8年度の予定件数は3件・先着順。補助をあてにした資金計画は立てにくい市です。
- 大和郡山市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均73,153円(13地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+0.2%で、13地点のうち上昇5地点、横ばい6地点、下落2地点。奈良県内28市町村で7位、町村を除いた12市のなかでは5位です。最高は城南町の107,000円/㎡(+1.9%)、最安は小林町の42,200円/㎡(0.0%)で、2.5倍の開きがあります。
- 市の全域が都市計画区域で、市街化区域は「約3割」です(市の立地適正化計画)。そのなかで市が住宅を誘導する居住誘導区域は約532ha(中心市街地地区 約302ha+西部住宅地区 約230ha)。市域42.69km²の12.5%にあたります(当方算出)。市街化区域・市街化調整区域の面積(ha)そのものは、市の公表資料で確認できませんでした(未取得)。
- 城下町の市で、風致地区が2つあります。郡山城跡風致地区と矢田山風致地区。市の条例の基準は種別によって高さ8〜15m以下、建ぺい率10分の2〜10分の4以下で、道路からの後退距離や緑地率も決まっています。古都保存法の区域は大和郡山市にはありません(奈良県の一覧)。埋蔵文化財包蔵地で工事をするときは、工事着手の60日前までに届出が必要です。
- 金魚池とため池の市です。市は防災重点ため池のハザードマップを60件公開しています。川は佐保川と富雄川が市内を縦断。昭和57年8月の大和川大水害では、市内で床上浸水46棟・床下浸水1,665棟の被害がありました(市の国土強靭化地域計画)。物件ごとに、洪水とため池の両方の図を見る必要があります。
- 駅は7つ、路線は2つ。ただし2つの路線は市内で乗り換えができません。近鉄橿原線が九条・近鉄郡山・筒井・平端・ファミリー公園前、JR大和路線が郡山・大和小泉。成約は大和小泉38件・965万円、近鉄郡山22件・1,950万円、筒井19件・1,700万円、九条15件・660万円、JR郡山12件・1,500万円。固定資産税は1.4%、都市計画税は0.3%。子ども医療費助成は18歳到達後最初の3月31日まで、市立小学校11校の給食費は令和8年度から無償です。
01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します
大和郡山市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。
疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?
結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。
不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。
| 売買価格 | 法律が定める報酬の上限(税抜) | 法律が定める下限 |
|---|---|---|
| 400万円超の部分 | 代金額 × 3% | 定めなし |
| 200万円超400万円以下の部分 | 代金額 × 4% | |
| 200万円以下の部分 | 代金額 × 5% |
※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。
つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。
疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?
不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。
※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。
家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。
だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。
疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?
ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。
国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。
下表は、大和郡山市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。
| 費用 | 支払先 | 目安 | 家タダの取り分 |
|---|---|---|---|
| 仲介手数料 | 不動産会社 | 通常は(価格×3%+6万円)×1.1 | 0円 |
| 印紙税 | 国(契約書に貼付) | 1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時) | 0円 |
| 登録免許税 | 国(法務局) | 所有権移転・抵当権設定にかかる | 0円 |
| 司法書士報酬 | 司法書士 | 5万〜10万円程度 | 0円 |
| 固定資産税・都市計画税の精算金 | 売主様 | 引渡日で日割り | 0円 |
| 住宅ローン事務手数料・保証料 | 金融機関 | 借入額により変動 | 0円 |
| 火災保険・地震保険料 | 保険会社 | 建物・期間により変動 | 0円 |
| 不動産取得税 | 奈良県(都道府県税) | 取得後に納税通知。軽減措置あり | 0円 |
仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。
※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。
疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?
業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。
- 現地内覧への同行(大和郡山市内の物件)
- 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
- 法務局調査(登記・権利関係・越境)
- 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
- 宅地建物取引士による重要事項説明
- 契約書・重要事項説明書の作成
- 引渡し・決済の立会い
むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。
02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか
「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。
| 段階 | 内容 | この時点で支払うもの |
|---|---|---|
| 1. ご相談 | LINE・電話・メールで物件URLを送っていただく | なし |
| 2. 無料診断 | 仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答 | なし |
| 3. 内覧 | 担当者が現地まで同行(大和郡山市内) | なし |
| 4. 調査 | 役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認 | なし |
| 5. 価格交渉 | 成約事例を根拠に売主様と交渉 | なし |
| 6. 購入申込 | 買付証明書の提出 | なし(申込金は原則不要) |
| 7. 売買契約 | 重要事項説明・契約書への署名押印 | 手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税 |
| 8. 住宅ローン本申込 | 金融機関の審査 | なし(事務手数料は実行時) |
| 9. 決済・引渡し | 残代金の支払いと所有権移転登記 | 残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金 |
| ― | 家タダへの仲介手数料 | 0円(全段階を通じて) |
1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。
※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。
03大和郡山市で仲介手数料が0円になる仕組み
売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」
不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。
大和郡山市の価格帯で、いくら得になるか
大和郡山市の住宅地は1㎡あたり平均73,153円(13地点の単純平均)。市内の標準地は最高107,000円/㎡(城南町256番14)から最低42,200円/㎡(小林町190番2)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が2.5倍変わります。
| 物件価格(税抜) | 仲介手数料の上限額(税込) | 家タダの場合 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 500万円 | 23万1,000円 | 0円 | ▲23万1,000円 |
| 990万円 | 39万2,700円 | 0円 | ▲39万2,700円 |
| 1,100万円 | 42万9,000円 | 0円 | ▲42万9,000円 |
| 1,300万円 | 49万5,000円 | 0円 | ▲49万5,000円 |
| 1,800万円 | 66万円 | 0円 | ▲66万円 |
| 2,700万円 | 95万7,000円 | 0円 | ▲95万7,000円 |
| 3,000万円 | 105万6,000円 | 0円 | ▲105万6,000円 |
※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。
大和郡山市の成約価格帯だと、いくら変わるか
大和郡山市の直近4四半期の成約は107件。中古戸建て66件の成約中央値は990万円(下位25%〜上位25%は500万〜1,800万円・上位10%は2,500万円)、中古マンション34件は1,300万円(850万〜2,100万円・上位10%は2,700万円)、新築戸建て6件は2,700万円(2,500万〜2,800万円・上位10%は3,000万円)です。990万円なら仲介手数料の上限額は39万2,700円、1,300万円なら49万5,000円、2,700万円なら95万7,000円で、対象になる物件ならこれがまるごと0円になります。
最寄駅別では大和小泉が38件・中央値965万円(38万4,450円)で最多。近鉄郡山22件・1,950万円(70万9,500円)、筒井19件・1,700万円(62万7,000円)、九条15件・660万円(28万3,800円)、JR郡山12件・1,500万円(56万1,000円)。町別では小泉町16件・725万円(30万5,250円)、九条町11件・850万円(34万6,500円)、矢田山町10件・1,250万円(47万8,500円)、筒井町8件・520万円(23万7,600円)、朝日町6件・2,550万円(90万7,500円)です。
大和郡山市の中古戸建ては、価格の幅がとても広い種別です。66件の最小は100万円、最大は4,900万円。100万円の上限額は5万5,000円、4,900万円なら168万3,000円です。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1で、400万円以下の物件は別区分(200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円、いずれも×1.1)になります。上限額に頭打ちはありませんので、価格が上がるほど手数料も上がります。中古戸建ての下位25%は500万円ですから、大和郡山市では「400万円以下の区分」に入る物件も珍しくありません。
どの種別が0円の対象になりやすいか。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。大和郡山市の成約は中古戸建てと中古マンションで107件中100件を占めますので、「この物件は対象か」を1件ずつ確かめることが、大和郡山市では特に大事になります。
※新築戸建て・中古戸建ての区分は、国土交通省の成約価格情報の建築年で当方が分けたものです(2025年以降を新築としています)。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。新築戸建ては6件、町別の多くは3〜8件しかありませんので、これらの中央値は参考値としてお読みください。)
仲介手数料以外に0円にできる費用
- ローン事務手数料
- 引越し代金
- 購入時の申込金
※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。
NEW大和郡山市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う
新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和郡山市の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は6件。成約価格の中央値は2,700万円、真ん中の半数は2,500万円〜2,800万円に収まっています。延床面積の中央値は100㎡。
中央値の2,700万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は95万7,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。
大和郡山市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。
USED大和郡山市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う
中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和郡山市の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は66件。成約価格の中央値は990万円、真ん中の半数は500万円〜1,800万円に収まっています。延床面積の中央値は100㎡。建築年の中央値は1987年です。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 小泉町 | 11件 | 680万円 |
| 矢田山町 | 10件 | 1,250万円 |
| 筒井町 | 7件 | 500万円 |
| 新町 | 5件 | 630万円 |
| 城北町 | 4件 | 430万円 |
最寄駅で多いのは大和小泉駅(30件)、筒井(奈良)駅(14件)、近鉄郡山駅(12件)。
中央値の990万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は39万2,700円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。
建築年が分かる66件のうち、1981年以前に建てられたものは19件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。
大和郡山市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。
MANSION大和郡山市の中古マンションを仲介手数料無料で買う
中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。
国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和郡山市の中古マンションは34件。成約価格の中央値は1,300万円、真ん中の半数は850万円〜2,100万円に収まっています。専有面積の中央値は75㎡。建築年の中央値は1998年です。
| 町名(地区) | 成約件数 | 成約価格の中央値 |
|---|---|---|
| 九条町 | 8件 | 755万円 |
| 朝日町 | 6件 | 2,550万円 |
| 小泉町 | 4件 | 985万円 |
| 材木町 | 3件 | 1,400万円 |
最寄駅で多いのは郡山(奈良)駅(9件)、近鉄郡山駅(9件)、九条(奈良)駅(8件)。
中央値の1,300万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は49万5,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。
※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。
中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 大和郡山市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。
04数字で見る大和郡山市 ― 公的統計でわかる街の実力
掲載している数値はすべて大和郡山市・奈良県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。
人口 ― 8万1千人。平成7〜8年の約9万5,700人をピークに、30年かけて減ってきた市
大和郡山市の人口は81,240人、世帯数は40,043世帯です(令和8年9月30日現在・住民基本台帳・外国人を含む。前月比は人口−49人、世帯数+10世帯)。面積は42.69km²で、東西約9km・南北約7km。人口密度は約1,903人/km²(当方算出)です。
まず正直に書いておきます。国勢調査(令和2年・令和7年)の大和郡山市の人口は確認できていません(未取得)。市公式の「数字で見る大和郡山市」に載っているのは、各年1月1日現在の住民基本台帳の人口です。このページの人口は、すべて住民基本台帳の数字です。
その住民基本台帳で見ると、人口が最も多かったのは平成8年1月1日の95,762人(平成7年は95,761人で、ほぼ同じ)。市の立地適正化計画も「平成7年(1995年)に人口のピーク」と書いています。令和8年9月30日の81,240人は、平成8年より14,522人、15.2%少ない数字です(当方算出)。一方、世帯数は平成8年の32,043世帯から40,043世帯へ、ちょうど8,000世帯増えました(当方算出)。人は減り、世帯は増えている。1世帯当たりの人数は約2.03人(当方算出)です。立地適正化計画(令和6年3月改定)は、令和17年(2035年)の人口を7.2万人と推計しています。
大和郡山市の人口の歩みは、20年の急な上り坂と、30年の下り坂でできています。住民基本台帳の人口は、昭和40年が45,462人、昭和45年が54,346人、昭和50年が69,932人、昭和55年が80,341人、昭和60年が89,051人。昭和40年から昭和60年までの20年間で、人口はほぼ2倍になりました(当方算出で1.96倍)。いま大和郡山市で流通している中古戸建ての多くは、この時代とそのあとに建った家です。成約データでも、中古戸建て66件の建築年の中央値は1987年(昭和62年)です。
高齢者人口の比率は33.47%(令和5年10月1日現在)。奈良県の32.66%、全国の29.1%より高い数字です。平成20年に県の比率を上回ってから、その差が少しずつ開いています(市公式「数字で見る大和郡山市」)。
人口が減っている市で家を買うことの意味は、正直に考えておく必要があります。大和郡山市の場合、令和8年地価公示の住宅地13地点は、上昇5・横ばい6・下落2で、平均は+0.2%。上がっている地点と下がっている地点が、同じ市のなかに並んでいます。市はみずから立地適正化計画をつくり、住宅を誘導する区域(居住誘導区域)を約532haに絞っています。将来も人が住み続けると市が見込んでいる場所かどうかは、長く住むうえでも、将来手放すときにも効いてきます。
もうひとつ、この市の性格を表す数字があります。工業です。令和3年経済センサス活動調査で、従業員4人以上の製造業の事業所は154、従業員は11,490人、製造品出荷額等は4,704億5,532万円(47,045,532万円)。立地適正化計画は、昭和工業団地を中心に「製造品出荷額等が県内で最も多く、県内の約1/4を占める」と書いています。住宅地の市であると同時に、働く場所のある市です。そして金魚。市の統計では、令和5年の金魚の販売量は43,300千尾(4,330万尾)。平成5年の84,127千尾からは、ほぼ半分になっています。
市の位置は、東経135度46分57秒・北緯34度38分57秒(市役所付近)。海抜は市役所が54m、最低42m、最高340mです。隣り合う市町は、奈良市・天理市・生駒市・斑鳩町・安堵町・川西町です。
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| 人口(住民基本台帳) | 81,240人 | 令和8年9月30日現在・大和郡山市「市の人口」(外国人を含む) |
| 世帯数 | 40,043世帯 | 同上 |
| 1世帯当たり人員 | 約2.03人 | 81,240÷40,043で当方が算出 |
| 令和6年1月1日 | 83,255人(男39,395/女43,860)・39,287世帯 | 大和郡山市「数字で見る大和郡山市」・住民基本台帳 |
| 令和2年1月1日 | 85,871人・38,212世帯 | 同上 |
| 人口の最多 | 95,762人(平成8年1月1日)・32,043世帯 | 同上。平成7年1月1日は95,761人 |
| 最多からの増減 | 人口−14,522人(−15.2%)/世帯+8,000世帯 | 平成8年1月1日と令和8年9月30日を比べて当方が算出 |
| 昭和40年→昭和60年 | 45,462人→89,051人(1.96倍) | 住民基本台帳・各年1月1日。倍率は当方算出 |
| 将来推計 | 令和17年(2035年)7.2万人 | 大和郡山市立地適正化計画(令和6年3月改定) |
| 高齢者人口比率 | 33.47%(奈良県32.66%・全国29.1%) | 令和5年10月1日現在・「数字で見る大和郡山市」 |
| 国勢調査の人口 | 未取得 | 市公式の統計ページに掲載なし |
| 市域面積 | 42.69km²(東西約9km・南北約7km) | 大和郡山市「数字で見る大和郡山市」 |
| 人口密度 | 約1,903人/km² | 81,240人÷42.69km²で当方が算出 |
| 海抜 | 市役所54m/最低42m/最高340m | 同上 |
| 隣接する市町 | 奈良市・天理市・生駒市・斑鳩町・安堵町・川西町 | 同上 |
| 製造業(従業員4人以上) | 事業所154/従業員11,490人/製造品出荷額等 4,704億5,532万円 | 令和3年経済センサス活動調査・同上 |
| 金魚の販売量 | 43,300千尾(令和5年)/84,127千尾(平成5年) | 同上 |
| 市制施行 | 昭和29年(1954年)1月 | 大和郡山市「大和郡山市のあゆみ」。日は年表に記載が無く未取得 |
| 合併 | 昭和28年12月 矢田・昭和・平和・治道の各村を郡山町に編入/昭和32年3月 片桐町を編入 | 同上 |
| 市役所の位置 | 北郡山町248-4(東経135度46分57秒・北緯34度38分57秒) | 大和郡山市「市役所所在地」「数字で見る大和郡山市」 |
| 都市計画区域 | 大和都市計画区域(市域全体が都市計画区域) | 大和郡山市立地適正化計画・都市計画の告示ページ |
市街化区域と市街化調整区域
大和郡山市には、市街化区域と市街化調整区域の両方があります(線引きあり)。都市計画の名称は「大和都市計画」。市の立地適正化計画(令和6年3月改定)は、「大和郡山市は、市域全体が都市計画区域であり、その中で市街化区域が約3割を占めています」と書いています。
ただし、市街化区域と市街化調整区域の面積(ha)の内訳は、市の公表資料で確認できませんでした(未取得)。確認できたのは「約3割」という表現だけです。このページでは推測で面積を入れていません。市の都市計画マスタープラン(第3次・令和3年3月)は、市街化調整区域について「自然的土地利用が約7割を占めているが、商業用地や工業用地が市街化区域と同程度の面積」と書いています。大和郡山市の市街化調整区域は、田畑と金魚池だけの区域ではなく、工場や店舗も立っている区域だということです。
地区ごとの違いも、マスタープランに書かれています。市域を5つに分けた地域別構想では、北地区が「地区のほとんどが市街化区域」、中央地区が「全域が市街化調整区域となっており、農地が広がり、金魚池が点在」、東地区が「ほぼ全域が市街化調整区域であり、農用地の中に既存集落が点在」。近鉄郡山駅・JR郡山駅のある北側は市街化区域、市の中央部と東部は市街化調整区域が中心という並びです。検討中の物件がどちらの区域かは、市の公開型GIS「やまとこおりやまデジタルなび」で地番を入れて確認できます。
地価公示 ― 13地点の実データ
令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、大和郡山市の住宅地の標準地は13地点。 単純平均は1㎡あたり73,153円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+0.2%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 大和郡山-5 | 城南町256番14 | 107,000 | +1.9% |
| 大和郡山-12 | 高田町43番52 | 96,500 | +1.2% |
| 大和郡山-2 | 北郡山町160番25 | 77,500 | +0.6% |
| 大和郡山-8 | 馬司町50番32 | 77,400 | +0.0% |
| 大和郡山-3 | 下三橋町508番13 | 74,700 | +0.0% |
| … | (中略・全13地点) | ||
| 大和郡山-11 | 小林町190番2 | 42,200 | +0.0% |
| 大和郡山-1 | 九条町970番25 | 61,800 | +0.0% |
| 大和郡山-10 | 満願寺町530番15外 | 62,400 | −0.8% |
| 大和郡山-6 | 泉原町54番11 | 65,100 | −0.8% |
| 大和郡山-7 | 小泉町2234番15 | 69,400 | +0.0% |
※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。
同じ大和郡山市内で、住宅地の地価は2.5倍ちがいます
最も高いのは城南町256番14の1㎡あたり107,000円(+1.9%)。最も安いのは小林町190番2の42,200円(+0.0%)。その差は2.5倍です。「大和郡山市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。
大和郡山市は奈良県内で何番目に地価が高いか
令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある奈良県内の28市町村のうち、 大和郡山市の住宅地の平均価格は7位。 町村を除いた「市」だけで見ると、12市のなかで第5位です。
| 区分 | 大和郡山市の位置 | 母数 |
|---|---|---|
| 住宅地の平均価格(県内の市町村) | 7位 | 28市町村 |
| 住宅地の平均価格(市のみ) | 5位 | 12市 |
| 前年比の変動率(県内の市町村) | 6位 | 28市町村 |
| 前年比の変動率(市のみ) | 5位 | 12市 |
※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。
大和郡山市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地13地点)
標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で2.5倍の開きがあります。
※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。
公園・緑地
公園の数・面積は、市公式の統計ページに掲載が無く、本ページでは取得できていません(未取得)。都市計画マスタープランの地域別構想に名前が出てくるのは、北地区の郡山城跡公園・外堀緑地、西地区の県立矢田自然公園・大和郡山市総合公園・大和民俗公園と里山の駅「風とんぼ」です。マスタープランは西地区について「矢田丘陵や富雄川等の自然環境を保全するとともに、公園・緑地等の整備により、有効に活用することが必要」と書いています。大きな公園は、城跡のまわりと矢田丘陵の側にまとまっていると読めます。
※大和郡山市都市計画マスタープラン(第3次・令和3年3月)地域別構想。公園の箇所数・面積は未取得。
05大和郡山市の特徴 ― 城下町と風致地区、金魚池とため池、県内一の工業団地。住宅地は市域の約3割に絞られる市
大和郡山市を一言で表すと、「城下町と工業団地が同じ市にあり、住宅地はそのあいだの約3割に絞られている市」です。北に郡山城跡と城下町、西に矢田丘陵、中央と東に金魚池と田園、南に県内一の工業団地。市の全域が都市計画区域で、市街化区域は約3割。市が住宅を誘導する区域は、さらに絞って約532haです。そして公的データに出てくる成約は、107件のうち66件が中古戸建て、その中央値は990万円。この章では、数字と、この市に固有の4つの条件(風致地区と埋蔵文化財/金魚池・ため池と水/工業/乗り換えのできない2路線)から、大和郡山市を読んでいきます。
市街化区域は「約3割」、居住誘導区域は約532ha
大和郡山市立地適正化計画(令和6年3月改定)による区域です。
| 区域 | 面積 | 市域に占める割合 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 市域(=都市計画区域) | 4,269 ha(42.69km²) | 100.0% | 大和都市計画区域。市域全体が都市計画区域 |
| 市街化区域 | 面積は未取得 | 「約3割」 | 立地適正化計画の表現。haの数字は公表資料で確認できず |
| うち居住誘導区域 | 約532 ha | 12.5% | 中心市街地地区 約302ha+西部住宅地区 約230ha |
| うち都市機能誘導区域 | 約140 ha | 3.3% | 近鉄郡山駅及びJR郡山駅を含む中心市街地 |
市街化区域が約3割、そのなかで市が住宅を誘導する区域は市域の12.5%。大和郡山市で「市が将来も住宅地として維持していく」と決めた土地は、地図で見る市の広さの8分の1ほどです。
買う側にとっての意味は、3つあります。
- 「大和郡山市の物件」のなかに、市街化調整区域の物件が混ざる。マスタープランは、中央地区を「全域が市街化調整区域」、東地区を「ほぼ全域が市街化調整区域」と書いています。価格が周辺より目立って安い物件、敷地が広い物件は、まず区域区分を確認してください。
- 調整区域の相談先は県。開発・建築の許可は奈良県の建築安全課 開発審査係、建築確認も県(郡山土木事務所建築課)または指定確認検査機関です。市役所だけでは答えが出ません。
- 市街化区域のなかでも、居住誘導区域に入る場所と入らない場所がある。居住誘導区域は、近鉄郡山駅・JR郡山駅のまわりと、矢田丘陵の住宅地・JR大和小泉駅のまわりの2か所です。
出典:大和郡山市立地適正化計画(令和6年3月改定) https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /同 概要版 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/202403rittekigaiyou.pdf /大和郡山市都市計画マスタープラン 地域別構想 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_4.pdf ※割合は当方算出です(4,269haは42.69km²を換算したもの)。
地価公示23地点 ― 住宅地は上昇5・横ばい6・下落2
令和8年地価公示で、大和郡山市の標準地は住宅地13地点・商業地8地点・工業地2地点の計23地点です。
| 用途 | 地点数 | 平均価格(円/㎡) | 平均変動率 | 上昇・横ばい・下落 |
|---|---|---|---|---|
| 住宅地 | 13 | 73,153 | +0.2% | 上昇5/横ばい6/下落2 |
| 商業地 | 8 | 124,975 | +0.8% | 上昇6/横ばい2/下落0 |
| 工業地 | 2 | 67,550 | +2.8% | 上昇2 |
住宅地は平均+0.2%。13地点のうち6地点が横ばいで、上がった地点と下がった地点が両方あります。いちばん上がっているのは工業地(+2.8%)で、次が商業地(+0.8%)、住宅地は最後です。工業地は2地点だけですので市全体の傾向とは言い切れませんが、県内一の工業団地のある市で、産業用地の評価が住宅地より上がっていることは読み取れます。
住宅地13地点をすべて、価格の高い順に並べます。
| 標準地 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 | 地積 |
|---|---|---|---|---|
| 大和郡山-5 | 城南町256番14 | 107,000 | +1.9% | 390㎡ |
| 大和郡山-12 | 高田町43番52 | 96,500 | +1.2% | 82㎡ |
| 大和郡山-2 | 北郡山町160番25 | 77,500 | +0.6% | 135㎡ |
| 大和郡山-8 | 馬司町50番32 | 77,400 | 0.0% | 185㎡ |
| 大和郡山-3 | 下三橋町508番13 | 74,700 | 0.0% | 263㎡ |
| 大和郡山-9 | 北郡山町528番40 | 73,900 | +0.1% | 164㎡ |
| 大和郡山-4 | 小南町488番88 | 71,800 | 0.0% | 204㎡ |
| 大和郡山-13 | 柳6丁目42番 | 71,300 | +0.3% | 130㎡ |
| 大和郡山-7 | 小泉町2234番15 | 69,400 | 0.0% | 141㎡ |
| 大和郡山-6 | 泉原町54番11 | 65,100 | −0.8% | 192㎡ |
| 大和郡山-10 | 満願寺町530番15外 | 62,400 | −0.8% | 166㎡ |
| 大和郡山-1 | 九条町970番25 | 61,800 | 0.0% | 281㎡ |
| 大和郡山-11 | 小林町190番2 | 42,200 | 0.0% | 217㎡ |
読み取れることが3つあります。
- 10万円を超えるのは城南町の1地点だけ。107,000円は坪に直すと約35万円(当方算出)。ただしこの標準地は地積390㎡で、13地点のなかで最も広い区画です。2番目の高田町(96,500円)は地積82㎡で、最も狭い区画。上位2地点は、区画の性格がまったく違います。
- 3番目から12番目までの10地点は、61,800〜77,500円に収まる。大和郡山市の住宅地の「ふつうの値段」は、1㎡あたり6万〜7万円台です。坪に直すと約20万〜26万円(当方算出)。
- 上がったのは中心部、下がったのは西の丘陵側。上昇5地点は城南町・高田町・北郡山町(2地点)・柳6丁目で、すべて郡山中学校区の住所。下落2地点は泉原町と満願寺町(どちらも−0.8%)です。同じ市のなかで、中心部と郊外の住宅地の動きが分かれています。
商業地8地点と工業地2地点です。
| 用途 | 所在地番 | 価格(円/㎡) | 前年比 | 地積 |
|---|---|---|---|---|
| 商業地 | 南郡山町529番3 | 234,000 | +3.5% | 1,291㎡ |
| 商業地 | 小泉町東1丁目7番4 | 135,000 | 0.0% | 837㎡ |
| 商業地 | 高田町2番1外 | 134,000 | 0.0% | 1,554㎡ |
| 商業地 | 柳町128番9外 | 125,000 | +0.8% | 271㎡ |
| 商業地 | 北郡山町145番2 | 96,200 | +0.3% | 948㎡ |
| 商業地 | 小林町西3丁目1番2 | 92,900 | +0.4% | 1,417㎡ |
| 商業地 | 筒井町531番7外 | 92,200 | +0.4% | 1,773㎡ |
| 商業地 | 堺町28番2 | 90,500 | +0.9% | 152㎡ |
| 工業地 | 横田町347番1 | 84,800 | +0.7% | 16,617㎡ |
| 工業地 | 西町159番6外 | 50,300 | +4.8% | 47,324㎡ |
商業地の最高は南郡山町の234,000円(+3.5%)で、2番目(小泉町東・135,000円)の1.7倍(当方算出)。近鉄郡山駅のまわりだけが、市内で頭ひとつ抜けています。一方、堺町(90,500円)・筒井町(92,200円)・小林町西(92,900円)・北郡山町(96,200円)の商業地は、住宅地の最高地点(城南町・107,000円)より安い値段です。工業地の西町は+4.8%で、23地点のなかで最大の上昇率。横田町の工業地(84,800円)は、住宅地13地点のうち11地点より高い値がついています。
出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。
実際の成約107件 ― 中古戸建て66件、中古マンション34件、新築戸建て6件
国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和郡山市の成約は107件です。これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
| 種別 | 件数 | 成約中央値 | 下位25%〜上位25% | 上位10% | 面積の中央値 | 建築年の中央値 | 中央値の仲介手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中古戸建て(建築年2024年以前) | 66件 | 990万円 | 500万〜1,800万円 | 2,500万円 | 延床100㎡ | 1987年 | 39万2,700円 |
| 中古マンション | 34件 | 1,300万円 | 850万〜2,100万円 | 2,700万円 | 専有75㎡ | 1998年 | 49万5,000円 |
| 新築戸建て(建築年2025年以降) | 6件 | 2,700万円 | 2,500万〜2,800万円 | 3,000万円 | 延床100㎡ | 2025年 | 95万7,000円 |
※戸建73件のうち1件は建築年が分からないため、新築・中古の区分には入っていません(66件+6件=72件)。
中古戸建てが66件で、全体の6割(当方算出で62%)。その中央値が990万円です。最小100万円から最大4,900万円まであり、下位25%は500万円、上位10%は2,500万円。建築年の中央値は1987年で、66件のうち19件(当方算出で29%)が1981年以前の建築です。築45年を超える戸建と、築浅の戸建が、同じ「中古戸建て」として並んでいます。
990万円という中央値は、ほぼ土地の値段です。戸建73件の土地面積の中央値は135㎡。住宅地の平均価格73,153円/㎡を掛けると約988万円になります(当方算出)。大和郡山市の中古戸建ての真ん中あたりの物件は、建物にほとんど値段がついていないと読めます。言いかえると、買ったあとに建物にかけるお金(耐震・リフォーム、あるいは建て替え)を、最初から総額に入れて考える市です。
中古マンションは34件。全体の3割(当方算出で32%)あります。中央値1,300万円、専有面積の中央値75㎡、建築年の中央値1998年。1981年以前の建築は34件のなかにありません。価格の幅は480万〜3,900万円です。中古戸建て(990万円)より中古マンション(1,300万円)のほうが中央値が高いのは、大和郡山市の特徴です。戸建のほうが古く(1987年と1998年)、建物の値段が残っていないことが効いています。
新築戸建ては6件だけです。中央値2,700万円、幅は2,300万〜3,000万円、延床面積の中央値は100㎡。6件では「大和郡山市の新築相場」とは言えませんが、中古戸建ての中央値(990万円)との差は1,710万円あります。仲介手数料の上限額で言えば、2,700万円は95万7,000円、990万円は39万2,700円です。
買う側の確認事項は、種別ごとに違います。
- 中古戸建て:まず建築年。1981年以前の建築なら耐震診断を。市の耐震改修工事補助金は工事費の3分の1・上限50万円ですが、令和8年度の予定は3件・先着順です。次に区域区分、風致地区、埋蔵文化財包蔵地。中古戸建ては、仲介手数料0円の対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み物件は対象になりやすい物件です。
- 中古マンション:管理費・修繕積立金の額と長期修繕計画、駅からの距離。建築年の中央値は1998年で、築30年前後の物件が中心です。中古マンションも、0円の対象になる物件とならない物件があります。
- 新築戸建て:そもそも成約が少ない市です(6件)。土地の面積と形、前面道路の幅、区域区分。新築戸建て(建売)は仲介手数料0円の対象になりやすい種別ですが、対象外の物件もあります。
最寄駅別の成約(107件中106件)
| 最寄駅(成約データの表記) | 路線 | 件数 | 成約中央値 | 駅からの平均 | 仲介手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大和小泉 | JR大和路線 | 38件 | 965万円 | 14分 | 38万4,450円 |
| 近鉄郡山 | 近鉄橿原線 | 22件 | 1,950万円 | 9分 | 70万9,500円 |
| 筒井(奈良) | 近鉄橿原線 | 19件 | 1,700万円 | 13分 | 62万7,000円 |
| 九条(奈良) | 近鉄橿原線 | 15件 | 660万円 | 8分 | 28万3,800円 |
| 郡山(奈良) | JR大和路線 | 12件 | 1,500万円 | 7分 | 56万1,000円 |
大和小泉が38件で最多、中央値は965万円。近鉄郡山は22件で1,950万円。件数が最も多い駅の中央値が、近鉄郡山の半分です。九条は15件・660万円で、5駅のなかで最も低い中央値。JR郡山は12件・1,500万円で、駅からの平均7分は5駅で最も短い数字です。駅別の中央値は新築戸建て・中古戸建て・中古マンションが混ざった値ですので、どの種別が多いかで数字は動きます。「近鉄郡山は高い、九条は安い」と単純には言えませんが、物件を見比べるときは、同じ駅の、同じ種別の成約と比べることをおすすめします。
町別の成約(3件以上あった15町・計85件)
| 町 | 件数 | 成約中央値 | 仲介手数料の上限額 | 中学校区 |
|---|---|---|---|---|
| 小泉町 | 16件 | 725万円 | 30万5,250円 | 郡山西/片桐 |
| 九条町 | 11件 | 850万円 | 34万6,500円 | 郡山 |
| 矢田山町 | 10件 | 1,250万円 | 47万8,500円 | 郡山西 |
| 筒井町 | 8件 | 520万円 | 23万7,600円 | 郡山南 |
| 朝日町 | 6件 | 2,550万円 | 90万7,500円 | 郡山 |
| 新町 | 5件 | 630万円 | 27万3,900円 | 郡山西/片桐 |
| 高田町 | 4件 | 1,690万円 | 62万3,700円 | 郡山 |
| 城北町 | 4件 | 430万円 | 20万7,900円 | 郡山 |
| 北西町 | 3件 | 2,700万円 | 95万7,000円 | 郡山南 |
| 小南町 | 3件 | 2,300万円 | 82万5,000円 | 郡山南 |
| 南井町 | 3件 | 2,100万円 | 75万9,000円 | 郡山南 |
| 小泉町東 | 3件 | 1,900万円 | 69万3,000円 | 片桐 |
| 箕山町 | 3件 | 1,600万円 | 59万4,000円 | 郡山 |
| 泉原町 | 3件 | 1,400万円 | 52万8,000円 | 郡山西 |
| 材木町 | 3件 | 1,400万円 | 52万8,000円 | 郡山 |
件数が10件以上あるのは、小泉町(16件・725万円)、九条町(11件・850万円)、矢田山町(10件・1,250万円)の3つの町だけです。この3町の中央値は、どれも市全体の戸建の中央値(1,100万円)の前後か、それより下。大和郡山市で成約が多い場所は、1,000万円前後の物件が動いている場所だということになります。
最も高い北西町2,700万円と、最も低い城北町430万円で6.3倍(当方算出)。ただし北西町は3件、城北町は4件です。この件数では、新築が1件入るか、古い戸建が1件入るかで中央値が大きく動きます。町ごとの建築年は公表データにありませんので、「北西町は高い町」「城北町は安い町」と決めつけず、参考値としてお読みください。430万円の物件の仲介手数料の上限額は20万7,900円で、400万円を少し超えたところから速算式(3%+6万円)の区分に入ります。
実際の成約は、こんな中身です
| 種別 | 所在 | 成約価格 | 面積 | 間取 | 建築年 | 構造 | 最寄駅・分 | 時期 | 仲介手数料の上限額 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マンション | 材木町 | 1,200万円 | 専有75㎡ | 3LDK | 1997年 | RC | 郡山(奈良) 7分 | 2025Q2 | 46万2,000円 |
| マンション | 九条町 | 1,200万円 | 専有80㎡ | 3LDK | 1991年 | RC | 九条(奈良) 1分 | 2025Q3 | 46万2,000円 |
| マンション | 小泉町 | 1,200万円 | 専有75㎡ | 3LDK | 1990年 | RC | 大和小泉 5分 | 2025Q2 | 46万2,000円 |
| マンション | 野垣内町 | 1,200万円 | 専有75㎡ | 3LDK | 1998年 | RC | 郡山(奈良) 7分 | 2025Q4 | 46万2,000円 |
| 戸建 | 小泉町 | 1,100万円 | 土地110㎡/延床110㎡ | — | 2000年 | 木造 | 大和小泉 20分 | 2025Q2 | 42万9,000円 |
| 戸建 | 新町 | 1,100万円 | 土地110㎡/延床100㎡ | — | 1993年 | 木造 | 大和小泉(データ上0分) | 2025Q4 | 42万9,000円 |
| 戸建 | 泉原町 | 1,100万円 | 土地180㎡/延床140㎡ | — | 1982年 | RC | 大和小泉(データ上0分) | 2026Q1 | 42万9,000円 |
| 戸建 | 矢田山町 | 1,200万円 | 土地245㎡/延床145㎡ | — | 1989年 | 軽量鉄骨造 | 近鉄郡山(データ上0分) | 2025Q2 | 46万2,000円 |
8件とも、1,100万〜1,200万円。戸建全体の中央値(1,100万円)と、中古マンションの中央値(1,300万円)のあたりです。マンション4件は、どれも1,200万円・3LDK・専有75〜80㎡・1990年代の建築。大和郡山市の1,200万円は、「築30年前後・75㎡・3LDKのマンション」が買える値段だということです。駅からは1分・5分・7分・7分で、4件とも駅に近い物件でした。
同じ1,100万〜1,200万円で、戸建も買えています。小泉町・新町の戸建は土地110㎡で、延床は100〜110㎡。泉原町・矢田山町の戸建は土地が180㎡・245㎡と広く、延床も140㎡台です。同じ予算で、「駅に近い75㎡のマンション」「土地110㎡の平成築の木造戸建」「土地が200㎡前後ある昭和50〜60年代の戸建」の3つが並んでいる。どれを選ぶかで、買ったあとの暮らし方と、かかる費用の種類(管理費・修繕積立金か、リフォーム費か、車の維持費か)が変わります。
出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・大和郡山市107件)。これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。新築戸建て・中古戸建ての「面積の中央値」は延床面積、中古マンションは専有面積です。「データ上0分」は成約データに記録されている駅からの分数が0のもので、駅前の物件という意味とは限りません。仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。
固有の条件1:城下町と2つの風致地区、そして埋蔵文化財
大和郡山市には風致地区が2つあります。郡山城跡風致地区と、矢田山風致地区です。市公式によると、平成25年4月1日から許可をするのは市長で、根拠は大和郡山市風致地区条例。区域のなかで建物を建てる、宅地を造成する、木を切るといった行為には、あらかじめ市長の許可が要ります。
市の審査指針に載っている、種別ごとの基準です。
| 基準 | 第1種 | 第2種 | 第3種 | 第4種 | 第5種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 建築物の高さ | 8m以下 | 10m以下 | 10m以下 | 12m以下 | 15m以下 |
| 建ぺい率 | 10分の2以下 | 10分の3以下 | 10分の4以下 | 10分の4以下 | 10分の4以下 |
| 道路側の後退距離 | 3m以上 | 2m以上 | 2m以上 | 2m以上 | 2m以上 |
| 隣地側の後退距離 | 1.5m以上 | 1m以上 | 1m以上 | 1m以上 | 1m以上 |
| 緑地率 | 10分の4以上 | 10分の3以上 | 10分の2以上 | 10分の2以上 | 10分の2以上 |
| 緑地率(森林の区域) | 10分の6以上 | 10分の5以上 | 10分の4以上 | 10分の4以上 | 10分の4以上 |
| 切土・盛土の法の高さ | 2m以下 | 3m以下 | 4m以下 | 4m以下 | 4m以下 |
住宅を買う立場から、この表の意味を言いかえます。
- 建ぺい率が10分の2〜10分の4。敷地100㎡なら、建物が建てられるのは20〜40㎡分です。一般的な住宅地の建ぺい率より低いので、古い家を買って建て替えるとき、いまと同じ大きさの家が建たないことがあります。
- 道路から2〜3m、隣地から1〜1.5m下げる。間口の狭い敷地では、建てられる幅がかなり削られます。
- 敷地の10分の2〜10分の4以上を緑地に。駐車場を広く取りたい方は、緑地率と両立するかを確認する必要があります。
- 許可が要るので、日数がかかる。建て替え・増築・外構の工事の前に、申請と許可の期間を見込んでください。
風致保全方針は、2つの地区の性格を次のように書いています。郡山城跡風致地区は「歴史保全+市街地育成型」で、「郡山城跡を中心として残る堀、石垣等の遺構や道路パターン等城下町独特の街並みを維持・保全するとともに、城跡より望む奈良盆地や矢田丘陵、大和青垣の山並みへの眺望を確保する」。矢田山風致地区は「自然保全型」で、「奈良盆地から矢田丘陵への眺望を確保するとともに、丘陵の尾根線の保全を図る」。城跡のまわりの市街地と、西の丘陵。どちらも住宅地のすぐそばです。
2つの地区の面積、指定された年月日、どの場所が第何種にあたるかは、市のページと方針・指針からは確認できませんでした(未取得)。検討中の物件が風致地区に入るかどうか、入るなら第何種かは、市の公開型GIS「やまとこおりやまデジタルなび」か、市の担当課でご確認ください。
「奈良だから古都の規制がある」と思われがちですが、大和郡山市は違います。奈良県のページによると、古都保存法の歴史的風土保存区域・特別保存地区があるのは、奈良市・天理市・橿原市・桜井市・斑鳩町・明日香村の6市町村。大和郡山市は含まれていません。景観についても、県内で独自の景観計画を持つ景観行政団体は奈良市・橿原市・桜井市・生駒市・葛城市・斑鳩町・明日香村の7市町村で、大和郡山市は奈良県景観計画の区域です(一定の規模を超える建築などは県に届出、届出後30日間は着手できません。規模の基準は未取得)。大和郡山市で物件ごとに確認するのは、「風致地区」と「埋蔵文化財」の2つと整理できます。
埋蔵文化財。市公式によると、埋蔵文化財包蔵地の範囲内で建築・土木工事を行う場合は、「工事着手の60日前までに」届出書を提出します(3部=正1・副2。窓口はまちづくり戦略課 文化財保存活用室・内線733)。遺跡の範囲は「やまとこおりやまデジタルなび」で確認できます。買ってすぐ建て替えたい方にとって、60日は小さくない日数です。届出のあと、工事の内容によっては立会いや調査が必要になることもあります。城下町の区域や古い集落のなかで土地・古家を買う方は、契約の前に、包蔵地かどうかを確認してください。史跡郡山城跡については、現状変更等の許可申請の案内ページが別に設けられています。
出典:大和郡山市「風致地区」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/keikan/6872.html /大和郡山市風致地区条例 審査指針 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/fuuti_shishinR5.pdf /大和郡山市風致保全方針 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/fuuti_hozen.pdf /大和郡山市「埋蔵文化財の取扱い」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kanko_bunka_sports/rekishi_bunkazai/bunkazaigo_goannai/16467.html /奈良県「古都保存法」 https://www.pref.nara.lg.jp/n094/12757.html /奈良県「景観法に基づく届出制度」 https://www.pref.nara.lg.jp/n094/22485.html
固有の条件2:金魚池・ため池と、水
大和郡山市は金魚の産地です。市の統計では、令和5年の金魚の販売量は43,300千尾(4,330万尾)。都市計画マスタープランは、北地区・中央地区・東地区に金魚池があると書き、中央地区を「農地が広がり、金魚池が点在」と表現しています。そしてもうひとつ、ため池があります。
市は「ため池マップ・ため池ハザードマップ」を公開しています。防災重点ため池とは「万が一決壊した場合の浸水想定区域に家屋や公共施設が存在し、人的被害を与える恐れのあるため池」。ため池ハザードマップは「万が一ため池が決壊した場合にどこまで浸水区域が広がるのかを想定し示したもの」です。市の「防災重点ため池一覧」のページには、ハザードマップが60件並んでいます(「峠池上池・峠池下池」のように複数の池をまとめた図があるため、池の数は60より多くなります。池の正式な総数は未取得)。池の名前には、矢田新池・山田新池・九条新池・田中上池・池之内古池・小南新池・本庄池・杉古池・椎木上池・小林上池・筒井新池・発志院南池・白土上池・井戸野古池・横田新池・櫟枝池・八条南池など、市内の町名と同じ語が並びます。丘陵の矢田から、中央・東・南の平地まで、広い範囲に池があるということです。隣の奈良市(5件)・天理市(5件)・安堵町(7件)のため池ハザードマップも、あわせて案内されています。
川の洪水も確認が必要です。立地適正化計画は「一級河川である佐保川と富雄川が縦断」と書き、防災指針で、西側の土砂災害警戒区域、河川沿いの浸水想定区域、家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)に触れています。国土強靭化地域計画(令和8年3月更新)には、過去の被害が数字で残っています。
| 災害 | 市内の被害(市の国土強靭化地域計画) |
|---|---|
| 大和川大水害(昭和57年8月) | 死者1名、全壊1棟、床上浸水46棟、床下浸水1,665棟 |
| 紀伊半島大水害(平成23年9月) | 市内では大きな被害は発生していない |
床下浸水1,665棟という数字は、想定ではなく実績です。昭和57年は、市の人口が8万人を超えて伸びていた時期。成約データで中古戸建ての建築年の中央値が1987年ですから、いま流通している戸建の半分は、この水害より前か、その数年後までに建った家ということになります。どの町でどれだけ浸水したかは、計画には書かれていません(未取得)。
市のハザードマップ(総合防災マップ・令和2年3月作成)は、水害編と地震編に分かれています。水害ハザードマップは市域を9つの図に分けたもの。想定最大規模の雨量、町ごとの浸水深、家屋倒壊等氾濫想定区域の位置は、図がテキストを含まないPDFのため、本ページでは数値として取得できていません(未取得)。物件の住所で、洪水の図と、ため池の図の両方を見てください。家タダでも契約前に確認します。
出典:大和郡山市「ため池マップ・ため池ハザードマップ」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/bosai/manual_chizujoho/5873.html /「防災重点ため池一覧」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/nogyosuisanka/totikairyo/10265.html /「総合防災マップ」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/bosai/manual_chizujoho/5886.html /大和郡山市国土強靭化地域計画(令和8年3月更新) https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/65/yamatokoriyamasikokudokyoujinnkar0803.pdf /大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /「数字で見る大和郡山市」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/shinoshokai/tokei/5533.html
固有の条件3:県内一の工業都市 ― 昭和工業団地
立地適正化計画は、昭和工業団地についてこう書いています。「昭和42年(1967年)3月に団地面積約108万5,000㎡の造成を完了」。そして「製造品出荷額等が県内で最も多く、県内の約1/4を占める出荷額」。市の統計(令和3年経済センサス活動調査)では、製造業の事業所154・従業員11,490人・製造品出荷額等4,704億5,532万円です。
住宅を買う立場からの意味は、良い面と注意点の両方があります。
- 市内に働く場所がある。マスタープランは「昭和工業団地の従業員を新規住民として獲得するなど、若者層の移住・定住の促進を図る」と書いています。職場の近くに住みたい方にとっては、選ぶ理由になります。
- 工業地の地価が上がっている。令和8年地価公示で、工業地2地点は+4.8%と+0.7%。住宅地の平均(+0.2%)を上回りました。
- 住宅と工場が近い場所がある。マスタープランは南地区の課題に「住工混在の解消」を挙げています。音・におい・大型車の通行は、平日の昼間に現地で確かめてください。
- 市街化調整区域にも事業所が立っている。マスタープランは市街化調整区域について「商業用地や工業用地が市街化区域と同程度の面積」と書いています。隣が田んぼでも、将来そのままとは限りません。
出典:大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /大和郡山市都市計画マスタープラン https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_1.pdf /同 地域別構想 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_4.pdf /「数字で見る大和郡山市」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/shinoshokai/tokei/5533.html
固有の条件4:2路線7駅。ただし乗り換えはできない
市の都市計画マスタープラン(第3次)は、交通の課題をこう書いています。
「市内2路線の鉄道路線があるが、乗り換えができない」
近鉄橿原線に5駅(九条・近鉄郡山・筒井・平端・ファミリー公園前)、JR大和路線に2駅(郡山・大和小泉)。東西約9km・南北約7kmの市に7つの駅があるのは恵まれた条件ですが、2つの路線は市内でつながっていません。「駅が7つある市」ではなく、「近鉄の市」と「JRの市」が重なっている、と考えたほうが実態に近いと言えます。
- 通勤先の路線で、選ぶ駅が決まる。物件を見る前に、どちらの路線を使うのかを決めてください。
- 共働きで勤め先の路線が違う場合は、2つの駅の両方に行ける場所か、車・自転車・バスで補えるかを確認してください。コミュニティバスは3路線とも近鉄郡山駅とJR郡山駅を通りますが、運行は平日だけです。
- 将来手放すときの買い手も、路線で絞られる。どちらの路線の駅にも遠い物件は、買い手が限られることを見込んでおく必要があります。
出典:大和郡山市都市計画マスタープラン(第3次) https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_1.pdf /大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /大和郡山市「大和郡山市コミュニティバス」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/doro/kotsu_bus/7828.html
まとめ:大和郡山市は「区域・路線・建築年・水」の4つで選ぶ市
大和郡山市の住宅地の平均価格は、奈良県内で住宅地の標準地が3地点以上ある28市町村のうち7位、町村を除いた12市のなかでは5位。変動率(+0.2%)で見ると28市町村中6位、12市のなかでは5位です。価格も値動きも、県内の市のなかでは真ん中より少し上、という位置になります。
確認すべきことは、次の5点です。
- 市街化区域か市街化調整区域か。市街化区域は約3割。市街化区域なら、居住誘導区域(約532ha)の内か外か。調整区域の相談先は県です。
- 風致地区と埋蔵文化財。郡山城跡・矢田山の風致地区なら高さ・建ぺい率・緑地率の基準。包蔵地なら工事着手の60日前までに届出。
- どの路線のどの駅か。近鉄橿原線とJR大和路線は市内で乗り換えできません。成約の中央値は九条660万円〜近鉄郡山1,950万円。
- 建築年。中古戸建て66件のうち19件が1981年以前。市の耐震改修補助は令和8年度3件・先着順。
- 水。洪水(佐保川・富雄川など)と、ため池(ハザードマップ60件)の両方。昭和57年には床下浸水1,665棟の実績。
この5点は、すべて契約前に調べられます。家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、対象になる物件は買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。
空から見た、この50年の大和郡山市
大和郡山市の住民基本台帳の人口は、昭和50年が69,932人、昭和55年が80,341人。5年で1万人あまり増えました。
左が1974〜78年、右が現在の、市役所(北郡山町)を含む同じ範囲です。左の写真は、大和郡山市の人口がいちばん速く増えていた時期にあたります。昭和40年の45,462人が昭和60年には89,051人と、20年でほぼ2倍。昭和42年3月には昭和工業団地の造成が完了し、市の年表には昭和52年に郡山西小学校、昭和57年に矢田南小学校、昭和58年に郡山東中学校、昭和61年に片桐中学校の完成が並びます。学校を次々に建てなければならないほど、子どもの数が増えていた時代です。いま成約データに出てくる中古戸建て66件のうち19件は1981年以前の建築で、左の写真の時代に建った家が、いまも取引されています。2枚を見比べるときは、田や池だった場所がどこで住宅地に変わったかに注目してください。右の写真で住宅に埋まっている区画のなかにも、左の写真では農地や水面のままのところがあるはずです。そうした場所は、道路や区画の形が整っていることが多い一方、もともと低い土地だった可能性もあります。水害とため池の想定とあわせて見てください。(写真の範囲と市役所の位置は、国土地理院の住所検索で得た「奈良県大和郡山市北郡山町248番地」の座標から算出したタイルによるものです。写真の中身を当方が読み取って書いたものではありません。)












出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28742〜28744・y13017〜13018)で切り出しています。
06大和郡山市を5に分けて考える(エリアガイド)
大和郡山市は、昭和28年から32年にかけて、郡山町に5つの町村が加わってできたまちです。矢田・昭和・平和・治道の各村と、片桐町。いまも支所や小学校の名前に、その名前が残っています。
ここでは、令和8年地価公示の全23地点(住宅地13・商業地8・工業地2)と、国土交通省の成約価格情報107件の駅別・町別を、市が町名つきで公開している5つの中学校区に沿って整理します。
先にお断りしておきます。市の都市計画マスタープランは市域を別の5つの地区(北・中央・東・西・南)に分けていますが、どの町がどの地区に入るかは、本ページでは確認できていません。そこで、町名の裏づけが取れる中学校区をものさしに使い、マスタープランの記述は地区の名前を挙げて引用する形にしています。小泉町・新町・満願寺町・小林町など、2つの中学校区に分かれる町がありますので、該当する地点はその旨を書いています。見出しの駅名は目安です。成約の町別は3件以上あった15の町(計85件)だけの集計で、多くは3〜8件です。件数を必ずあわせてご覧ください。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
郡山中学校区(北郡山町・城南町・高田町・九条町・朝日町・柳ほか/城下町と2つの郡山駅)(最寄駅:近鉄郡山/JR郡山/九条(目安))
市役所と郡山城跡があり、近鉄郡山駅・JR郡山駅を使う物件が中心のまとまりです。市の通学区域の一覧には、北郡山町・南郡山町・城内町・城南町・城北町・高田町・九条町・朝日町・柳・堺町・材木町・野垣内町・箕山町など、50を超える町名が並びます。魚町・塩町・茶町・豆腐町・紺屋町・綿町・材木町・雑穀町・鍛冶町・大工町といった、城下町の町割りを思わせる町名もこの校区です。
住宅地の標準地は13地点のうち6地点がここにあります。「城南町256番14」107,000円/㎡(+1.9%・市内の最高で、上昇率も住宅地で最大)、「高田町43番52」96,500円/㎡(+1.2%)、「北郡山町160番25」77,500円/㎡(+0.6%)、「北郡山町528番40」73,900円/㎡(+0.1%)、「柳6丁目42番」71,300円/㎡(+0.3%)、「九条町970番25」61,800円/㎡(0.0%)。住宅地で上昇した5地点は、すべてこの校区です。商業地も8地点のうち5地点がここで、「南郡山町529番3」234,000円/㎡(+3.5%)は市内全23地点の最高。「高田町2番1外」134,000円/㎡(0.0%)、「柳町128番9外」125,000円/㎡(+0.8%)、「北郡山町145番2」96,200円/㎡(+0.3%)、「堺町28番2」90,500円/㎡(+0.9%)です。
成約は町別で九条町11件・中央値850万円、朝日町6件・2,550万円、高田町4件・1,690万円、城北町4件・430万円、箕山町3件・1,600万円、材木町3件・1,400万円。朝日町の2,550万円と城北町の430万円で約6倍(当方算出)。同じ校区のなかで、これだけ開きます。どの町も件数が少ないので、町の「相場」としてではなく、この校区には数百万円の物件から2,000万円台の物件まで混ざっているという読み方をしてください。成約個票では、材木町と野垣内町の中古マンション(どちらも1,200万円・専有75㎡・3LDK・1997年築と1998年築)がJR郡山駅から7分、九条町の中古マンション(1,200万円・専有80㎡・1991年築)が九条駅から1分でした。
このまとまりで必ず確認していただきたいのは3つです。(1)郡山城跡風致地区と埋蔵文化財。城跡のまわりには風致地区がかかり、建物の高さ・建ぺい率・後退距離・緑地率に基準があります。風致保全方針は、城下町について「堀、石垣等の遺構や道路パターン等城下町独特の街並みを維持・保全する」と書いています。(2)道の細さ。マスタープランは北地区の課題に「道路が狭く建築物が密集している」を挙げています。前面道路の幅と再建築の条件を確認してください。(3)居住誘導区域の内か外か。中心市街地地区(約302ha)は市が住宅を誘導する区域ですが、校区の全部が入っているわけではありません。令和3年10月には、城内町・城見町・北郡山町の各一部で用途地域・高度地区が変更され、「郡山城跡公園地区」の地区計画が決まっています。
郡山南中学校区(筒井町・小南町・馬司町・南井町・北西町・西町・昭和町・額田部ほか/筒井駅と工業団地の側)(最寄駅:筒井/平端(目安))
市の南側、近鉄の筒井駅を使う物件が多いまとまりです。通学区域の一覧には、筒井町・小南町・馬司町・南井町・北西町・西町・昭和町・今国府町・椎木町・額田部北町・額田部寺町・額田部南町・八条町・本庄町などが並びます。池之内町・小林町・小林町西は、片桐中学校区と分かれる町です。
住宅地の標準地は「馬司町50番32」77,400円/㎡(0.0%)と「小南町488番88」71,800円/㎡(0.0%)。どちらも横ばいで、市の平均(73,153円)の前後です。市内の最安地点「小林町190番2」42,200円/㎡(0.0%)は小林町の住所で、小林町は郡山南中学校区と片桐中学校区に分かれます(この標準地がどちらの校区かは確認していません)。商業地は「筒井町531番7外」92,200円/㎡(+0.4%)。「小林町西3丁目1番2」92,900円/㎡(+0.4%)も、2つの校区に分かれる町の地点です。
工業地の標準地「西町159番6外」は50,300円/㎡で、前年比+4.8%。市内全23地点で最も大きい上昇率です(地積47,324㎡)。住宅地の平均(+0.2%)とは桁の違う上がり方で、この校区は、住宅地の地価は横ばい、工業地の地価は上昇という組み合わせになっています。マスタープランは南地区について「西側に昭和工業団地があり、東側に奈良県食肉流通センター、奈良県中央卸売市場等の流通施設が立地」と書き、課題に「住工混在の解消を図るなど、住環境の改善と、工場等の操業環境の向上を図ることが必要」を挙げています。住宅と工場が近い場所があると、市の計画が認めているということです。物件のまわりの用途地域と、平日の昼間のトラックの通行は、現地で確認してください。
成約は町別で筒井町8件・中央値520万円、北西町3件・2,700万円、小南町3件・2,300万円、南井町3件・2,100万円。最寄駅別では筒井が19件・1,700万円・駅からの平均13分です。筒井町の520万円と、北西町・小南町・南井町の2,100万〜2,700万円で、4〜5倍の開きがあります(当方算出)。3件ずつの町は、新しい戸建が1件入るだけで中央値が大きく動きますので、参考値としてお読みください。520万円の仲介手数料の上限額は23万7,600円、2,700万円なら95万7,000円です。令和3年10月には、筒井町・馬司町の各一部で用途地域・高度地区が変更され、「奈良県中央卸売市場地区」の地区計画が決まりました。マスタープランは中央卸売市場の再整備と、近鉄平端駅周辺のまちづくり基本構想に触れています。
郡山西中学校区(矢田町・矢田山町・山田町・泉原町・千日町・外川町ほか/矢田丘陵の住宅地)(最寄駅:大和小泉/近鉄郡山(バス・車の物件が多い))
市の西側、矢田丘陵のふもとの住宅地です。通学区域の一覧は、矢田町・矢田山町・山田町・泉原町・千日町・外川町と、小泉町・城町・新町・田中町・西田中町・満願寺町の各一部。マスタープランは西地区を「矢田丘陵の東に位置し、緑に囲まれた良好な住宅地が形成」と書き、立地適正化計画の居住誘導区域「西部住宅地区」(約230ha)は「矢田丘陵の宅地開発が行われた住宅地の区域及びJR大和小泉駅の周辺の区域」です。
住宅地で下落した2地点は、どちらもこのあたりの住所です。「泉原町54番11」65,100円/㎡(−0.8%)と、「満願寺町530番15外」62,400円/㎡(−0.8%)(満願寺町は郡山西中学校区と片桐中学校区に分かれる町です)。「小泉町2234番15」69,400円/㎡(0.0%)も、2つの校区に分かれる小泉町の地点です。市の中心部(城南町+1.9%・高田町+1.2%)が上がり、西の丘陵の住宅地が下がっている。令和8年の大和郡山市の地価は、この対比がはっきりしています。
成約は町別で矢田山町が10件・中央値1,250万円、泉原町が3件・1,400万円。成約個票では、矢田山町の戸建(1,200万円・土地245㎡/延床145㎡・1989年築・軽量鉄骨造)と、泉原町の戸建(1,100万円・土地180㎡/延床140㎡・1982年築・RC)があります。土地245㎡・180㎡という広さは、小泉町・新町の戸建(土地110㎡)の1.6〜2.2倍(当方算出)。1,100万〜1,200万円台で、広い敷地の昭和50〜60年代の戸建が買えているのが、この校区の成約の姿です。2件とも駅からの分数はデータ上「0分」ですが、駅前という意味ではないと読むのが安全で、実際の交通手段は物件ごとに確認が必要です。
このまとまりで確認していただきたいのは3つです。(1)矢田山風致地区。風致保全方針は「丘陵の尾根線の保全」「豊かな森林と田園の緑の保全」を掲げており、区域内では建築に市長の許可が要ります。(2)土砂災害。市の国土強靭化地域計画は「矢田丘陵の一部地域にて土砂災害特別警戒区域に指定されている地域は存在」と書いています。(3)交通と年数。駅から離れた丘陵の住宅地で、建物は築35〜45年。車の維持費と、耐震・リフォームの費用を総額に入れてください。マスタープランには、矢田寺・松尾寺・県立矢田自然公園・大和郡山市総合公園・大和民俗公園・富雄川の名前が挙がっています。
片桐中学校区(小泉町東と、小泉町・新町・池之内町・小林町・満願寺町・西田中町の各一部/JR大和小泉駅)(最寄駅:大和小泉)
JR大和小泉駅のまとまりで、市内で最も成約が多い場所です。最寄駅別で大和小泉は38件・中央値965万円・駅からの平均14分。107件の36%を占めます。通学区域の一覧では、小泉町東一〜三丁目の全部と、小泉町・新町・池之内町・小林町・小林町西・満願寺町・西田中町の各一部が片桐中学校区です。「一部」のつく町ばかりですので、ここで物件を探す方は、番地で校区を確認してください。昭和32年3月に編入された片桐町の名前が、中学校と支所に残っています。
成約は町別で小泉町16件・中央値725万円(郡山西中学校区と分かれる町)、新町5件・630万円(同)、小泉町東3件・1,900万円。小泉町の725万円は、16件という件数のある数字です。仲介手数料の上限額は30万5,250円になります。成約個票では、小泉町の中古マンション(1,200万円・専有75㎡・3LDK・1990年築・RC)が大和小泉駅から5分、小泉町の戸建(1,100万円・土地110㎡/延床110㎡・2000年築・木造)が駅から20分、新町の戸建(1,100万円・土地110㎡/延床100㎡・1993年築・木造)が大和小泉駅を最寄りとしています。1,100万円で、土地110㎡・延床100〜110㎡・平成築の木造戸建。これが大和小泉の戸建の、真ん中あたりの姿です。
商業地の標準地「小泉町東1丁目7番4」は135,000円/㎡(0.0%)で、市内の商業地で2番目に高い地点です。マスタープランは「南地区との境界にあるJR大和小泉駅周辺には商業施設の集積」と書いています。駅前の商業地は13万円台、住宅地の標準地(小泉町2234番15)は69,400円、そして成約の中央値は965万円。土地の単価は市の平均に近いのに成約価格が低いのは、築年の経った戸建と中古マンションが多く取引されているためと考えられます(駅ごとの建築年は公表データに無く、断定はできません)。
立地適正化計画は、大和小泉駅の駅勢圏人口を令和17年に8,300人とする指標を置いています。市が将来も拠点として数えている駅です。一方で、駅から20分の物件も成約しています。駅からの距離と、建物の年数の2つで、同じ「大和小泉」でも物件の性格は大きく変わります。マスタープランは昭和工業団地について「従業員を新規住民として獲得する」という方針を書いており、工業団地は南地区の西側とされています。働く場所に近い住宅地、という見方もできるまとまりです。
郡山東中学校区(下三橋町・横田町・白土町・稗田町・美濃庄町・若槻町ほか/東部の集落と田園)(最寄駅:物件ごとに確認)
市の東側です。成約データに、3件以上の町がひとつも出てきません。通学区域の一覧は、下三橋町・上三橋町・横田町・白土町・稗田町・美濃庄町・若槻町・石川町・発志院町・井戸野町・番条町・櫟枝町・伊豆七条町など。物件の数そのものが少ないエリアだということを、最初に知っておいてください。
マスタープランは東地区を「ほぼ全域が市街化調整区域であり、農用地の中に既存集落が点在」と書き、「地区の北部には団地や大規模な工場が立地」「複数存在する環濠集落は、地域固有の資源」としています。地区内に鉄道の駅は挙がっていません。市街化調整区域が中心で、駅が無い。ここで物件が出たときは、区域区分と再建築の条件を、ほかのエリア以上に慎重に確認する必要があります。
住宅地の標準地は「下三橋町508番13」74,700円/㎡(0.0%・地積263㎡)。市の平均(73,153円)をわずかに上回る単価です。工業地の標準地「横田町347番1」は84,800円/㎡(+0.7%・地積16,617㎡)で、住宅地の下三橋町より高い値がついています。マスタープランは「国道24、25号や県道木津横田線等の沿道において、交通利便性を活かした企業等の立地を許容する」と書き、京奈和自動車道が整備中としています。住宅地としてより、事業用地としての評価が先に立っている場所がある、と読めます。
防災の面でも、市の計画はこの方面に触れています。マスタープランは市全体の課題として「洪水や地震の被害予測では、東部をはじめ被害の大きい地域が存在する」と書いています。東地区の河川として挙がっているのは佐保川と地蔵院川。金魚池も点在しています。市が公開しているため池ハザードマップ60件のなかにも、白土上池・白土下池・横田新池・横田下池・井戸野古池・井戸野新池・発志院南池・櫟枝池など、この校区の町名と同じ名前のついた池があります。小規模特認校の治道小学校(横田町254)はこの校区にあり、市内のどこからでも通える制度があります。コミュニティバスは「元気治道号」「元気平和号」が平日に走っています。
※エリア区分と各エリアの記述は、大和郡山市・奈良県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。
07大和郡山市の交通
鉄道
大和郡山市には鉄道が2路線、駅が7つあります。近鉄橿原線(九条駅・近鉄郡山駅・筒井駅・平端駅・ファミリー公園前駅)と、JR大和路線(郡山駅・大和小泉駅)です。市の立地適正化計画は「JR西日本と近畿日本鉄道が南北に縦断」と書いています。
大和郡山市で最初に決めていただきたいのは「近鉄か、JRか」です。市の都市計画マスタープランは、課題として「市内2路線の鉄道路線があるが、乗り換えができない」と書いています。2つの路線はどちらも南北に走っていて、市内で交わる駅がありません。「近鉄郡山駅」と「JR郡山駅」は名前が似ていますが、別の場所にある別の駅です。通勤・通学先がどちらの路線の沿線かで、選ぶ駅が決まります。
成約は近鉄の3駅(近鉄郡山・筒井・九条)で56件、JRの2駅(大和小泉・郡山)で50件。件数はほぼ半々です。ただし中身は違います。JRの50件のうち38件は大和小泉駅で、中央値は965万円。近鉄郡山駅は22件で1,950万円。同じ市のなかで、最寄駅によって成約の中央値が約3倍違います(九条660万円〜近鉄郡山1,950万円・当方算出)。所要時間や本数は各社の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません。市の移住のページは「大阪から1時間」と紹介しています)。
| 駅 | 路線 | 1日平均乗降人員 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 近鉄郡山 | 近鉄橿原線 | 15,929人 | 成約は22件・中央値1,950万円・駅からの平均9分。5つの駅のなかで中央値が最も高い駅です。市の立地適正化計画は、都市機能誘導区域(約140ha)を「近鉄郡山駅及びJR郡山駅を含む中心市街地」とし、令和17年の駅勢圏人口の指標を12,400人と置いています。都市計画マスタープランは北地区について「近鉄郡山駅、JR郡山駅周辺には商業・業務機能が集積し、市の中心的な市街地を形成」と書き、「近鉄郡山駅周辺地区まちづくり」と都市計画道路 城廻り線の事業を進めるとしています。商業地の最高地点「南郡山町529番3」(234,000円/㎡・+3.5%)は南郡山町の住所です。市のコミュニティバス3路線は、すべてこの駅を通ります。駅の周辺は放置自転車の禁止区域です |
| 九条 | 近鉄橿原線 | 3,954人 | 成約は15件・中央値660万円・駅からの平均8分(成約データでは「九条(奈良)」と表記)。中央値は5つの駅のなかで最も低い数字です。町別でも九条町は11件・850万円。成約個票では、九条町の中古マンション(1,200万円・専有80㎡・3LDK・1991年築・RC)が九条駅から1分でした。住宅地の標準地「九条町970番25」は61,800円/㎡(0.0%)。マスタープランは北地区の駅として近鉄郡山駅・JR郡山駅・近鉄九条駅を挙げています。コミュニティバス「元気平和号」が近鉄九条駅を通ります |
| 筒井 | 近鉄橿原線 | 7,362人 | 成約は19件・中央値1,700万円・駅からの平均13分(成約データでは「筒井(奈良)」と表記)。町別の筒井町は8件・520万円で、駅別の中央値(1,700万円)と町別の中央値(520万円)に大きな差があります。筒井駅を最寄りとする成約には、筒井町以外の町(小南町2,300万円・南井町2,100万円・北西町2,700万円など)の物件が含まれるためと考えられます。商業地の標準地「筒井町531番7外」は92,200円/㎡(+0.4%)。マスタープランは南地区の駅として近鉄筒井駅を挙げています |
| 平端 | 近鉄橿原線・天理線 | 3,855人 | 成約データの駅別集計(3件以上)には出てこない駅です。マスタープランは南地区について「近鉄平端駅周辺においても、まちづくり基本構想を策定し、地域拠点としてにぎわいの創出を図る」としています。近畿日本鉄道の駅別乗降人員の表では、橿原線と天理線の両方に載っている駅です。所在地は未取得です |
| ファミリー公園前 | 近鉄橿原線 | 473人 | 成約データの駅別集計(3件以上)には出てこない駅です。市の立地適正化計画に、市内の駅として名前が載っています。所在地は未取得です |
| 郡山 | JR大和路線 | — | 成約は12件・中央値1,500万円・駅からの平均7分(成約データでは「郡山(奈良)」と表記)。駅からの平均7分は5つの駅のなかで最も短い数字です。成約個票では、材木町の中古マンション(1,200万円・専有75㎡・3LDK・1997年築・RC)と、野垣内町の中古マンション(1,200万円・専有75㎡・3LDK・1998年築・RC)が、どちらもJR郡山駅から7分でした。都市機能誘導区域に含まれる駅です。コミュニティバスは3路線ともJR郡山駅を通ります。近鉄郡山駅とは別の駅で、乗り換えはできません |
| 大和小泉 | JR大和路線 | — | 成約は38件・中央値965万円・駅からの平均14分。市内で最も成約件数が多い駅で、107件の36%(当方算出)を占めます。駅からの平均14分は5つの駅で最も長く、駅から離れた住宅地の成約が多いことを示しています。成約個票では、小泉町の中古マンション(1,200万円・専有75㎡・1990年築)が駅から5分、小泉町の戸建(1,100万円・土地110㎡/延床110㎡・2000年築・木造)が駅から20分。居住誘導区域の「西部住宅地区」(約230ha)は「矢田丘陵の宅地開発が行われた住宅地の区域及びJR大和小泉駅の周辺の区域」で、令和17年の駅勢圏人口の指標は8,300人。商業地の標準地「小泉町東1丁目7番4」は135,000円/㎡(0.0%)です |
※市内の駅が7つであることは、市の計画で確認しています。大和郡山市立地適正化計画(令和6年3月改定)に、市内の駅として近鉄郡山駅・JR郡山駅・JR大和小泉駅・筒井駅・平端駅・九条駅・ファミリー公園前駅の名前が載っており、路線名は同計画の表記(近鉄橿原線・JR大和路線)によります。平端駅だけは、近畿日本鉄道の「駅別乗降人員」の表で橿原線と天理線の両方に載っているため、表の路線欄に両方を書いています。各駅の所在地(どの町にあるか)は、鉄道事業者の駅情報のページを取得していないため、本ページには載せていません(未取得)。
近鉄の5駅の乗降人員は、近畿日本鉄道が公表している「駅別乗降人員」の値で、令和7年11月11日(火)の1日の調査値です。年間の平均ではありません。表の見出しは「1日平均乗降人員」となっていますが、近鉄の駅はこの1日だけの数字としてお読みください。近鉄郡山駅15,929人、筒井駅7,362人、九条駅3,954人、平端駅3,855人、ファミリー公園前駅473人です。JRの郡山駅・大和小泉駅が「—」なのは、数値を公式資料で取得できていないためです(未取得)。JRの2駅の数字が無いので、市内の7駅を通した順位は本ページでは書いていません。
成約データの駅名表記について。国土交通省の成約価格情報では、JR郡山駅が「郡山(奈良)」、近鉄の筒井駅が「筒井(奈良)」、九条駅が「九条(奈良)」と表記されています。駅別の集計は成約が3件以上あった駅のもので、5駅の合計は106件(107件中)です。平端駅・ファミリー公園前駅は、この集計に出てきません。
駅からの平均の読み方。大和小泉14分、筒井13分、近鉄郡山9分、九条8分、JR郡山7分。成約個票には、駅からの分数が「0分」と記録されている戸建が3件(新町・泉原町・矢田山町)あります。矢田山町は丘陵の住宅地の町名ですので、この「0分」は駅前という意味ではなく、データ上の表記と読むのが安全です。駅から離れた物件では、駐車場の有無と台数、バスの便が物件選びの基本条件になります。
道路
道路では、京奈和自動車道がいま動いている計画です。都市計画マスタープラン(第3次・令和3年3月)は、南地区について「郡山インターチェンジが立地し、広域道路網に優れている」「京奈和自動車道が通り」と書き、東地区については「京奈和自動車道が整備中」「京奈和自動車道については、早期整備に向け、関係機関へ働きかけを行う」としています。市のバスのページには、京奈和自動車道(大和北道路)の建設工事に伴うバス停の移動の告知も出ています。開通の時期・区間は、本ページでは確認できていません(未取得)。幹線道路や工事区間の近くで物件を検討する方は、完成後の交通量と、その土地が道路の計画区域にかかっていないかを確認してください。
マスタープランは、東地区について「国道24、25号や県道木津横田線等の沿道において、交通利便性を活かした企業等の立地を許容するなど計画的な土地利用を行うことが必要」と書いています。幹線道路の沿道は、これから事業所が増える可能性のある場所として位置づけられている、ということです。北地区では都市計画道路 城廻り線の事業が進められており、マスタープランは「道路が狭く建築物が密集している」ことを課題に挙げています。城下町の区域は道が細い。前面道路の幅と、建て替えのときに敷地を下げる必要があるかどうか(セットバック)は、契約前に必ず確認してください。
市のコミュニティバスは3路線です。元気城下町号(近鉄郡山駅・市役所・やまと郡山城ホール・JR郡山駅・平和団地など)、元気平和号(近鉄郡山駅・近鉄九条駅・JR郡山駅東口・郡山ニュータウン・平和公民館など)、元気治道号(近鉄郡山駅・JR郡山駅東口・治道公民館など)。運行はエヌシーバスです(2026年6月25日更新)。運行は月曜から金曜だけで、土日祝日と12月29日〜1月3日は運休。運賃は大人200円・小学生100円・未就学児無料、回数券は11枚2,000円。現金か回数券だけで、ICカードは使えません。平日だけの運行ですから、毎日の通勤・通学の足というより、通院や買い物のための便です。
予約制の「きんぎょたくしー」(デマンドタクシー)が、令和8年4月21日から本格運行しています。A地区(城町・新町・小泉町を中心とする地域・居住地乗降所22か所)と、B地区(小林町・今国府町・額田部北町を中心とする地域・18か所)。運行は月曜から金曜の午前9時〜午後5時(正午〜午後1時を除く)で、運賃は一般400円。使えるのは会員登録をした65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方、妊産婦、18歳以上で普通自動車免許を持っていない方です。子育て世帯がふだんの足として使える制度ではありません。路線バスは、立地適正化計画に奈良法隆寺線・郡山小泉線・郡山イオンモール線の名前が載っています(便数は未取得)。駅から離れた物件では、自家用車を前提にした暮らしになると考えておくのが現実的です。
※JRの2駅(郡山駅・大和小泉駅)の乗降人員、各駅の所在地、京奈和自動車道(大和北道路)の開通時期、路線バスの便数は、本ページでは確認できていません(未取得)。近鉄の5駅の乗降人員は令和7年11月11日(火)の1日の調査値です。出典:近畿日本鉄道「駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線」 https://www.kintetsu.co.jp/tetsudo/c.html /大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /同 概要版 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/202403rittekigaiyou.pdf /大和郡山市都市計画マスタープラン https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_1.pdf /同 地域別構想 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_4.pdf /大和郡山市「大和郡山市コミュニティバス」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/doro/kotsu_bus/7828.html /「きんぎょたくしー(大和郡山市デマンドタクシー)」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/doro/kotsu_bus/16174.html /「放置自転車の禁止区域」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/doro/kotsuanzen/5893.html
08大和郡山市で家を買う前に必ず確認する「市街化区域と市街化調整区域」
奈良県で家を探すとき、最初につまずきやすいのがこの区分です。
同じ市の中に市街化区域と市街化調整区域の両方があるところでは、どちらに入るかで建て替えや住宅ローンの条件が変わります。
大和郡山市には、市街化区域と市街化調整区域の両方があります(線引きあり)。都市計画の名称は「大和都市計画」。市の立地適正化計画(令和6年3月改定)は、「大和郡山市は、市域全体が都市計画区域であり、その中で市街化区域が約3割を占めています」と書いています。
ただし、市街化区域と市街化調整区域の面積(ha)の内訳は、市の公表資料で確認できませんでした(未取得)。確認できたのは「約3割」という表現だけです。このページでは推測で面積を入れていません。市の都市計画マスタープラン(第3次・令和3年3月)は、市街化調整区域について「自然的土地利用が約7割を占めているが、商業用地や工業用地が市街化区域と同程度の面積」と書いています。大和郡山市の市街化調整区域は、田畑と金魚池だけの区域ではなく、工場や店舗も立っている区域だということです。
地区ごとの違いも、マスタープランに書かれています。市域を5つに分けた地域別構想では、北地区が「地区のほとんどが市街化区域」、中央地区が「全域が市街化調整区域となっており、農地が広がり、金魚池が点在」、東地区が「ほぼ全域が市街化調整区域であり、農用地の中に既存集落が点在」。近鉄郡山駅・JR郡山駅のある北側は市街化区域、市の中央部と東部は市街化調整区域が中心という並びです。検討中の物件がどちらの区域かは、市の公開型GIS「やまとこおりやまデジタルなび」で地番を入れて確認できます。
市街化調整区域だと何が起きるか
- 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
- 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
- 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
- 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い
都市計画税について、大和郡山市の税率は0.3%です(市公式「固定資産税・都市計画税」)。課税される区域についての記述は、市の税のページにはありませんでした(未確認)。都市計画税は、地方税法のうえでは原則として市街化区域内の土地・家屋にかかる税ですが、検討中の物件にかかっているかどうかは、売主の納税通知書か、市の税務課でご確認ください。かかる物件なら固定資産税1.4%と合わせて1.7%です。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。
調べ方(ご自身でも確認できます)
- 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
- 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
- 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する
※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。
市街化調整区域での建築は、窓口が市ではなく奈良県です
大和郡山市の都市計画図のページは、市街化調整区域内での開発・建築などの許可について、奈良県の建築安全課 開発審査係を問い合わせ先として案内しています。建築確認についても、市公式は「大和郡山市では取り扱っていないため、奈良県建築課、奈良県郡山土木事務所建築課または指定確認検査機関へ」としています(郡山土木事務所建築課 0743-51-0209)。奈良県のページによると、県内で特定行政庁になっているのは奈良県知事・奈良市長・橿原市長・生駒市長で、大和郡山市は県が担当です。
買う側にとっての意味はこうです。市街化調整区域の物件で「建て替えができるか」「誰が建てられるか」を確かめるとき、相談先は市役所ではなく県になります。確認に日数がかかることがありますので、調整区域の物件は、契約の前に時間の余裕を見てください。市街化調整区域のなかで住宅を建てられる区域を個別に指定する制度が大和郡山市域にあるかどうかは、市公式のページからは確認できませんでした(未取得)。「無い」という意味ではありません。
立地適正化計画(令和6年3月改定)― 市が住宅を誘導する区域は約532ha
大和郡山市は平成30年3月に立地適正化計画を策定し、令和6年3月に改定しました(改定で防災指針を追加)。計画の目標年次は令和17年度(2035年度)です。
| 区域 | 面積 | 内容 |
|---|---|---|
| 居住誘導区域 | 約532 ha | 市域(4,269ha)の12.5%(当方算出)。中心市街地地区と西部住宅地区の2つ |
| 中心市街地地区 | 約302 ha | 「中心市街地を中心に指定されている都市機能誘導区域周辺部の住宅地の区域」 |
| 西部住宅地区 | 約230 ha | 「矢田丘陵の宅地開発が行われた住宅地の区域及びJR大和小泉駅の周辺の区域」 |
| 都市機能誘導区域 | 約140 ha | 「近鉄郡山駅及びJR郡山駅を含む中心市街地」 |
大事なのは、この2つの地区に入っていない場所です。居住誘導区域は、近鉄郡山駅・JR郡山駅のまわりと、矢田丘陵の住宅地・JR大和小泉駅のまわりの2か所。近鉄の筒井駅・平端駅・ファミリー公園前駅の名前は、居住誘導区域の説明には出てきません(各駅のまわりが区域の内か外かは、計画書の図でしか示されておらず、本ページでは確認できていません)。計画は、区域に含めないものとして、市街化調整区域、農用地区域、自然公園法の特別地域、保安林、急傾斜地崩壊危険区域を挙げ、「土砂災害特別警戒区域など自然災害の危険度が高い地域は、居住を抑制するものとします」と書いています。
居住誘導区域の外は、住んではいけない場所ではありません。戸建を1軒買う・建てるだけなら、届出も要りません。概要版が届出の対象として挙げているのは、「3戸以上の住宅の建築目的の開発行為」と、「1戸又は2戸の住宅の建築目的の開発行為で、その規模が1,000㎡以上のもの」です(届出の時期は本ページでは確認できていません)。ただ、市が「ここに住宅を集めていく」と決めた区域が、市域の8分の1ほどに絞られていることは、物件を選ぶ前に知っておく価値があります。計画は指標として、令和17年の駅勢圏人口を近鉄郡山駅12,400人、大和小泉駅8,300人と置いています。市が将来の拠点として数字を置いているのは、この2つの駅です。
令和3年10月14日の変更 ― 郡山城跡公園と中央卸売市場
市は令和3年10月14日に、大和都市計画の用途地域・高度地区を変更し、地区計画を決定しています。対象は城内町・城見町・北郡山町・筒井町・馬司町の各一部。地区計画の名称は「郡山城跡公園地区」「奈良県中央卸売市場地区」です。大和郡山市には高度地区の指定があることが、この告示から分かります。高度地区の種類ごとの高さの数値、用途地域ごとの面積、ほかの地区計画・建築協定の一覧は、本ページでは取得できていません(未取得)。検討中の物件にかかる制限は、「やまとこおりやまデジタルなび」または重要事項説明書でご確認ください。
出典:大和郡山市立地適正化計画(令和6年3月改定) https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /同 概要版 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/202403rittekigaiyou.pdf /大和郡山市「立地適正化計画」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/toshikeikaku/rittitekisei/9903.html /大和郡山市都市計画マスタープラン(第3次) https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_1.pdf /同 地域別構想 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_4.pdf /大和郡山市「都市計画一般図(用途地域図)」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/toshikeikaku/9832.html /大和郡山市「用途地域・高度地区の変更、地区計画の決定(令和3年10月14日)」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/toshikeikaku/yamatotoshikeikaku/10747.html /大和郡山市「建築に関する手続き」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/keikan/6210.html /奈良県「特定行政庁」 https://www.pref.nara.lg.jp/n155/3958.html
09大和郡山市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)
購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。
| 税目 | 税率 | 課税対象 |
|---|---|---|
| 固定資産税 | 1.4% | 市内の土地・家屋に課税 |
| 都市計画税 | 0.3% | 課税される区域は市の税のページに記載が無く未確認(地方税法のうえでは原則として市街化区域内の土地・家屋。下の注記を参照) |
| 合計(都市計画税がかかる物件) | 1.7% | 課税標準額に対して |
大和郡山市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です(市公式「固定資産税・都市計画税」)。都市計画税がかかる物件なら合計1.7%、かからない物件なら固定資産税の1.4%のみになります。
都市計画税の0.3%は、地方税法が定める制限税率(上限)と同じ税率です。課税標準額1,000万円なら年3万円です(当方算出)。どの区域の土地・家屋に課税されるかは、市の税のページには書かれていませんでした(未確認)。大和郡山市は市街化区域が市域の約3割で、残りは市街化調整区域です。検討中の物件に都市計画税がかかっているかどうかは、売主の納税通知書を見せてもらうのが確実です。
納期は年4回(4月末・7月末・11月末・2月末)。納税通知書は毎年4月10日前後に送られます。年の途中で売買した場合、固定資産税・都市計画税の日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習で、決済時の精算金は仲介手数料とは別にかかる実費です。
免税点は、土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。
新築住宅の減額は、大和郡山市のページで次のように説明されています。固定資産税が2分の1に減額され、期間は一般の住宅で3年度分、3階建て以上の耐火住宅で5年度分。居住部分が2分の1以上であること、床面積が40㎡以上280㎡以下であること(建築時期で異なります)が要件です。認定長期優良住宅は2分の1の減額が一般で5年度分、3階建て以上の耐火住宅で7年度分に延びます。
気をつけていただきたいのは、この減額が固定資産税だけのもので、都市計画税には適用されないことです(市のページの説明)。新築戸建てを買っても、都市計画税0.3%は最初の年から満額です。そして減額の期間が終わると、建物の固定資産税は本来の額に戻ります。築浅の中古戸建てを買う方は、いまの税額が減額中のものかどうかを売主側に確認しておくと、買ったあとの負担を読み違えずに済みます。
市のページには、耐震改修・バリアフリー改修・省エネ改修・マンションの大規模修繕についての減額制度も載っています。要件の細かい数字は、本ページでは再確認できていないため載せていません。古い戸建を買って改修する方は、工事の前に税務課にご確認ください。住宅用地の特例(小規模住宅用地など)の説明は、今回確認した市のページからは取得していません(未取得)。
免税点
同一人が大和郡山市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。
| 区分 | 免税点 |
|---|---|
| 土地 | 300,000円 |
| 家屋 | 200,000円 |
| 償却資産 | 1,500,000円 |
※納期:第1期 4月末/第2期 7月末/第3期 11月末/第4期 2月末(年4回)/納税通知書は毎年4月10日前後に発送
※税率・免税点は大和郡山市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。
10大和郡山市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)
大和郡山市が学校選択制を実施しているかどうかは、本ページ作成時点で公表資料から確認できていません。このページでは推測で書かない方針のため、断定していません。市が公表している範囲では、住所地によって通う小学校・中学校が定められています。物件選びの段階で通学区域を確認し、最終的な判断は市の教育委員会にご確認ください。市公式の「校区外就学・区域外就学について」のページは、「大和郡山市では校区制を実施」と書いています。住所によって通う小学校・中学校が決まり、新1年生には1月末頃に就学通知書が送られます。例外がひとつあります。小規模特認校の治道小学校(横田町254)です。市内に住んでいれば校区を越えて入学でき、募集は若干名。通学は保護者の負担と責任で、卒業まで通うこと、学校見学会への参加が条件です。令和9年度入学分の申請期間は令和8年9月10日〜30日でした。「学校選択制」という名前の制度についての記述は、市公式のこれらのページにはありません。運用としては住所で学校が決まる仕組みですが、市が「学校選択制は実施していない」と明記しているわけではないため、本ページでは断定を避けています。
指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)
指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。
| 許可される事由 | 内容 |
|---|---|
| 学期途中での転居 | 市公式が認められる例として挙げているのは「学期途中での転居の場合」で、期間はその学期末までです。学年末までではなく学期末まで、という点にご注意ください。 |
| 最終学年での転居 | 「最終学年での転居の場合」は、卒業までいまの学校に通い続けられます。小学6年生・中学3年生で引っ越す方に関係します。 |
| そのほかの事情 | 市のページに載っている例は上の2つです。手続きは、相談→申請→必要に応じて書類の添付→審査委員会での審議、という流れです。「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」が認められるかどうかは、市のページには書かれていません(未確認)。購入と入学の時期が重なる方は、学校教育課 学務係(0743-53-1151・内線724)に事前にご相談ください。 |
| 小規模特認校(治道小学校) | 校区外就学とは別の制度です。市内在住なら校区を越えて治道小学校に入学できます(若干名・学校見学会への参加が必須・通学は保護者の負担と責任・卒業まで通学)。 |
※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は大和郡山市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。
子育て支援は「市町村ごとに」違う
こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ奈良県内でも、市町村が変われば条件が変わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| こども医療費助成の対象 | 18歳到達後最初の3月31日まで(「子ども医療費助成」) |
| 所得制限 | 市のページに所得制限についての記載は確認できず |
| 一部自己負担 | 1医療機関につきひと月500円(入院が14日以上の月は1,000円)。調剤薬局は自己負担なし。未就学児の負担額はこのページでは未確認 |
市立小学校11校・中学校5校。中学校区は町名で決まっています
大和郡山市は、中学校の通学区域を町名の一覧で公開しています(2025年8月6日更新)。このページのエリアガイドは、この5つの中学校区をそのまま使っています。
| 中学校 | 通学区域に出てくる主な町名(市の一覧から抜粋) |
|---|---|
| 郡山中学校 | 北郡山町・南郡山町・城内町・城南町・城北町・城見町・高田町・九条町・朝日町・柳一〜六丁目・柳町・堺町・材木町・野垣内町・箕山町・観音寺町 ほか(城町・田中町は一部) |
| 郡山南中学校 | 筒井町・小南町・馬司町・南井町・北西町・西町・昭和町・今国府町・椎木町・額田部北町・額田部寺町・額田部南町・八条町・本庄町 ほか(池之内町・小林町・小林町西一〜三丁目は一部) |
| 郡山西中学校 | 矢田町・矢田山町・山田町・泉原町・千日町・外川町(小泉町・城町・新町・田中町・西田中町・満願寺町は一部) |
| 郡山東中学校 | 下三橋町・上三橋町・横田町・白土町・稗田町・美濃庄町・若槻町・石川町・発志院町・井戸野町・番条町 ほか |
| 片桐中学校 | 小泉町東一〜三丁目(小泉町・池之内町・小林町・小林町西一〜三丁目・新町・西田中町・満願寺町は一部) |
注意していただきたいのは「一部」のつく町です。小泉町・新町・満願寺町・西田中町は、郡山西中学校区と片桐中学校区に分かれています。小林町・小林町西・池之内町は郡山南中学校区と片桐中学校区に、城町・田中町は郡山中学校区と郡山西中学校区に分かれます。成約データで最も件数が多い小泉町(16件)は、町名だけでは進む中学校が決まりません。契約前に、番地まで含めた住所で、学校教育課 学務係(0743-53-1151・内線724)に指定校を確認してください。(本ページでは、町の「一部」の境界は掲載していません。正確な校区は市の一覧と学務係でご確認ください。)
引っ越しと学校 ― 「学期末まで」と「卒業まで」
市公式は「大和郡山市では校区制を実施」と書いたうえで、指定された学校を変える手続きを、市内での変更=校区外就学、市外との変更=区域外就学と呼び分けています。認められる例として挙がっているのは2つです。
| 場合 | 期間 |
|---|---|
| 学期途中での転居 | その学期末まで |
| 最終学年での転居 | 卒業まで |
「学年末まで」ではなく「学期末まで」です。たとえば2学期の途中に引き渡しを受けて引っ越すと、3学期からは新しい校区の学校に通うのが原則になります。最終学年(小学6年生・中学3年生)なら卒業まで元の学校に通えます。引渡しの時期を学期の変わり目に合わせるかどうかは、大和郡山市では検討する価値があります。「入学前に転居が決まっている場合に、新居の校区の学校へ先に入学できるか」は、市のページには書かれていません(未確認)。該当する方は、売買契約の前に学務係へご相談ください。
小規模特認校 ― 治道小学校は、市内のどこからでも通える
大和郡山市には小規模特認校制度があり、対象は治道小学校(横田町254)です。市内に住んでいれば、校区を越えて入学できます。条件は次のとおりです(2026年8月1日更新)。
- 募集は若干名
- 通学は保護者の負担と責任で行う
- 卒業まで通学することが条件
- 学校見学会への参加が必須
- 令和9年度入学分の申請期間は令和8年9月10日〜30日(来年度以降の日程は市にご確認ください)
子ども医療費 ― 18歳の年度末まで、1医療機関につき月500円
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 18歳到達後最初の3月31日まで |
| 自己負担 | 1医療機関につきひと月500円。入院が14日以上の月は1,000円。調剤薬局は自己負担なし |
| 受け方 | 令和6年8月診療分から、窓口で助成後の額だけを払う方式(現物給付)を18歳まで拡大 |
| 所得制限 | 市のページに記載は確認できず |
未就学児については「変更なし」とされており、負担額はこのページでは確認できていません(未取得)。奈良県内でも、自己負担や受け方は市町村ごとに違います。隣の市町から移る方は、転居前後の条件を見比べてください。
給食 ― 令和8年度から小学校は無償
市公式によると、令和8年度から市立小学校11校の給食費が無償になりました。所得に関係なく一律で、申請は不要です(2026年3月27日更新)。給食は2つのセンターでつくられています。小学校給食センター「あすなろ」(高田町347-1)と、中学校給食センター「おおぞら」(矢田町4563-1)。中学校にも給食センターがあります。中学校の給食費の金額と、無償化の有無は、市のページから確認できませんでした(未取得)。
保育 ― 待機児童は「いる」。数字は議事録に2つ
保育施設は18施設(公立8・民間10)です。待機児童について、市の子ども・子育て会議(令和7年度第1回・令和8年3月23日開催)の議事録には、事務局の次の発言が載っています。
「保育園の待機児童が令和7年度4月時点で6名です。(中略)この4名という数字は、国の基準に基づいた表現です。ご自身の都合により入園せずに待機されている方のことを特に「隠れ待機児童」と申しますが、こちらは78名発生しています。」
同じ発言のなかに「6名」と「4名」があり、どちらが正しいのかは議事録からは分かりません。このページでは、どちらかに決めて書くことはしていません。はっきりしているのは、待機児童がゼロではないこと、希望の園に入れず待っている方が78名いたこと(令和7年4月時点)です。令和8年4月時点の数字は未取得です。保育料の金額表と多子軽減の内容も、本ページでは取得していません。共働きで購入を考えている方は、物件を決める前に、希望する園の空き状況を市に確認してください。
出典:大和郡山市「小学校・中学校」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/16869.html /「中学校の通学区域」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/8409.html /「校区外就学・区域外就学について」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/8406.html /「小規模特認校制度」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/16686.html /「子ども医療費助成」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/15284.html /「小学校給食費の無償化」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/14188.html /「学校給食センター」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/gakkokyoiku/kyushoku/7063.html /「保育園」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kosodate_kyoiku/hoikuen_yochien_ninteikodomoen/hoiku/5834.html /大和郡山市子ども・子育て会議 令和7年度第1回会議 議事録 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/56/09gijiroku.pdf
11大和郡山市で家を買う前に必ず確認したい点
1|洪水とため池 ― 2種類の図を、両方見る
大和郡山市で家を買う前に、最初に確認していただきたいのがハザードマップです。市は「大和郡山市総合防災マップ」(令和2年3月作成)を公開しており、水害編・水害ハザードマップ(市域を1〜9の図に分割)・地震編・地震ハザードマップがあります。これとは別に、ため池のハザードマップがあります。
| 確認する図 | 市の資料に書かれている内容 | とくに確認が必要な物件 |
|---|---|---|
| 洪水(水害ハザードマップ1〜9) | 立地適正化計画は「一級河川である佐保川と富雄川が縦断」。河川沿いに浸水想定区域と家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食) | 佐保川・富雄川・地蔵院川に近い物件、周囲より低い土地の物件 |
| ため池(ため池ハザードマップ) | 防災重点ため池のハザードマップが60件。隣接する奈良市5件・天理市5件・安堵町7件も案内 | 池の下流側・池より低い側にある物件 |
| 過去の水害 | 昭和57年8月の大和川大水害で、市内は床上浸水46棟・床下浸水1,665棟 | 昭和57年より前からある住宅地の物件 |
| 土砂災害 | 矢田丘陵の一部地域に土砂災害特別警戒区域 | 矢田丘陵のふもと・斜面に近い物件 |
洪水の図とため池の図は、別のものです。洪水の図は川があふれた場合、ため池の図は池の堤が切れた場合の想定。川から離れていても、ため池の浸水想定に入る場所があります。市のページは、ため池ハザードマップについて「実際の災害時には想定を上回る可能性がある」ことにも触れています。家屋倒壊等氾濫想定区域は、「2階に逃げれば足りる」とは言えない区域です。河岸が削られて家そのものが壊れるおそれがあるとされる区域で、早めに区域の外へ逃げることが前提になります。川沿いの物件は、浸水深だけでなく、この区域に入っているかどうかまで見てください。
浸水の想定がある区域では、火災保険の水災補償の保険料も、買ったあとの費用に入ってきます。仲介手数料が0円になっても、この費用は変わりません。
※想定最大規模の雨量、町ごとの浸水深・浸水継続時間、家屋倒壊等氾濫想定区域の位置、昭和57年の水害で浸水した町名は、本ページでは取得できていません(未取得)。出典:大和郡山市「総合防災マップ」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/bosai/manual_chizujoho/5886.html /「ため池マップ・ため池ハザードマップ」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/bosai/manual_chizujoho/5873.html /「防災重点ため池一覧」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/nogyosuisanka/totikairyo/10265.html /大和郡山市国土強靭化地域計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/65/yamatokoriyamasikokudokyoujinnkar0803.pdf /大和郡山市立地適正化計画 概要版 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/202403rittekigaiyou.pdf
2|地震 ― 奈良盆地東縁断層帯で、市内は震度7の想定
市の国土強靭化地域計画(令和2年度策定・令和8年3月更新)に載っている被害想定です。
| 想定する地震 | 市内の最大震度 | 市内の被害想定 |
|---|---|---|
| 奈良盆地東縁断層帯(内陸型) | 震度7 | 死者 約460人/負傷者 約1,210人/全壊 約10,400棟/半壊 約6,000棟 |
| 南海トラフ巨大地震(海溝型) | 基本ケース 震度6弱/陸側ケース 震度6強 | (計画から数値を取得していません) |
全壊 約10,400棟という想定は、世帯数(40,043世帯)と見比べると、その大きさが分かります。この数字は市全体の想定で、どの町で被害が大きいかは本ページでは取得できていません。マスタープランは「洪水や地震の被害予測では、東部をはじめ被害の大きい地域が存在する」と書いています。物件の住所で、地震ハザードマップ(揺れやすさ・建物の被害の想定)を確認してください。古い戸建を検討する方は、次の5番(建築年と耐震)とあわせてお読みください。
出典:大和郡山市「国土強靭化地域計画」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/bosai/keikaku_hoshin/7128.html /同 計画書 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/65/yamatokoriyamasikokudokyoujinnkar0803.pdf /大和郡山市都市計画マスタープラン https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_1.pdf
3|市街化区域か調整区域か。市街化区域なら居住誘導区域の内か外か
大和郡山市は市域全体が都市計画区域で、市街化区域は約3割です。検討中の物件がどちらの区域かは、市の公開型GIS「やまとこおりやまデジタルなび」で、地番を入れて確認できます(高機能版で地番を検索し、地点をクリックすると用途地域の情報が出ます)。
- 市街化調整区域の物件:建て替えができるか、誰が建てられるか、住宅ローンが使えるか。許可の相談先は奈良県の建築安全課 開発審査係です。答えが出るまでの日数を見込んでください。
- 市街化区域の物件:用途地域・高度地区と、居住誘導区域(中心市街地地区 約302ha・西部住宅地区 約230ha)の内か外か。
- どちらの場合も:都市計画税(0.3%)がかかっているかどうかを、売主の納税通知書で確認する。
※市街化区域・市街化調整区域の面積、用途地域ごとの面積、高度地区の高さ、居住誘導区域の境界(町名)は、本ページでは取得できていません(未取得)。出典:大和郡山市「都市計画一般図(用途地域図)」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/toshikeikaku/9832.html /やまとこおりやまデジタルなび https://yamatokoriyama.geocloud.jp/ /大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf
4|風致地区・景観・埋蔵文化財 ― 建て替えで同じ大きさが建つか
大和郡山市で、建物の大きさや工事の時期に直接かかわる制度を並べます。
| 制度 | 対象 | 手続き | 買う側への影響 |
|---|---|---|---|
| 風致地区 | 郡山城跡風致地区・矢田山風致地区 | 市長の許可 | 高さ8〜15m以下、建ぺい率10分の2〜10分の4以下、後退距離、緑地率(種別による) |
| 埋蔵文化財包蔵地 | 遺跡地図(デジタルなび)の範囲 | 工事着手の60日前までに届出 | 建て替え・新築の着工までの日数 |
| 史跡郡山城跡 | 史跡の区域 | 現状変更等の許可申請 | 区域内・隣接地での工事 |
| 奈良県景観計画 | 市の全域(県計画の区域) | 一定規模超は県に届出。届出後30日間は着手不可 | 大きな建物・工作物(規模の基準は未取得) |
| 地区計画 | 郡山城跡公園地区・奈良県中央卸売市場地区ほか | (内容は未取得) | 区域内の建築の用途・形 |
| 古都保存法 | 大和郡山市に区域なし | — | — |
いちばん効くのは風致地区です。建ぺい率10分の2〜10分の4は、一般的な住宅地より厳しい数字で、いまの家が基準より大きく建っている場合、建て替えると小さくなります。風致地区の中古戸建てを買う方は、「いまの建物の建ぺい率」と「その土地の種別の基準」を、契約前に並べて確認してください。風致地区に入っているかどうかで、同じ広さの土地でも建てられる家の大きさが変わるため、土地の値段の見方も変わります。
※風致地区2地区の面積・区域の町名・種別の割り当て、景観計画の届出規模、地区計画の制限内容は未取得です。出典:大和郡山市「風致地区」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/keikan/6872.html /審査指針 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/fuuti_shishinR5.pdf /風致保全方針 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/fuuti_hozen.pdf /「埋蔵文化財の取扱い」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kanko_bunka_sports/rekishi_bunkazai/bunkazaigo_goannai/16467.html /奈良県「古都保存法」 https://www.pref.nara.lg.jp/n094/12757.html /奈良県「景観法に基づく届出制度」 https://www.pref.nara.lg.jp/n094/22485.html /大和郡山市「用途地域・高度地区の変更、地区計画の決定(令和3年10月14日)」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/toshikeikaku/yamatotoshikeikaku/10747.html
5|1981年以前の戸建 ― 市の耐震改修補助は、令和8年度3件
成約データで、中古戸建て66件のうち19件が1981年以前の建築です。昭和56年6月に建築基準法の耐震基準が改められ、それより前に建築確認を受けた建物は「旧耐震」と呼ばれます。大和郡山市には、旧耐震の木造住宅のための補助があります。
| 制度 | 内容 | 買う側が知っておくこと |
|---|---|---|
| 住宅の耐震改修工事補助金 | 昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅(現に居住・3階建以下)。工事費の3分の1・上限50万円 | 令和8年度の予定件数は3件・先着順。受付は6月1日〜11月30日。交付決定のあとに着手し、令和8年12月末までに完了 |
| 住宅エコリフォーム助成商品券 | 市内共通商品券5万円分。工事費40万円以上で、窓・ドアの断熱、外壁・屋根の断熱、節水型トイレのいずれかを含み、市内の事業者が施工。30件・先着順 | 申請時に、その住宅に1年以上住民登録があることが要件。着工前に申請 |
| 無料耐震診断・耐震シェルター設置補助・ブロック塀撤去補助 | 市に案内ページあり | 金額・要件は本ページでは未取得 |
買ってすぐ使える補助は、多くありません。耐震改修の補助は年3件。「現に居住」が要件ですので、買って入居してからの申請になり、その年度の枠が残っているかは分かりません。エコリフォームの商品券は1年以上の住民登録が要件で、転入したばかりの買主は使えません。古い戸建を安く買って、補助を使って直す、という計画は、大和郡山市では補助を前提にしないほうが安全です。
- 建築年を、登記や建築確認の記録で確かめる。広告の「築年」だけでなく、いつ建築確認を受けた建物なのかを確認してください。
- 耐震診断と改修の費用を、購入の総額に入れておく。中古戸建ての下位25%は500万円です。安い物件ほど、買ったあとにかかる費用の割合が大きくなります。
- 耐震改修をすると固定資産税の減額がある。市のページに制度が載っています(要件は工事の前に税務課へ)。
空き家については、「大和郡山市空き家バンク」があります(市内全域。相談窓口はNPO法人空き家コンシェルジュ)。市の調査では空き家が1,000件を超え(平成28年度)、立地適正化計画によると空き家率は平成30年に12.5%。空き家バンクの物件は、家タダの仲介手数料0円の対象になるとは限りません。買主向けの補助の記載も、市のページにはありませんでした。
出典:大和郡山市「住宅の耐震改修工事補助金」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/sumai/taishinjosei_hojo/6250.html /「住宅エコリフォーム助成商品券」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/sumai/taishinjosei_hojo/6149.html /「空き家バンク」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/sumai/akiya/8074.html /「住宅の減額制度」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/soshiki/zeimuka/zeikin/2/8549.html /大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf
6|近鉄かJRか。駅からの距離と、平日だけのバス
大和郡山市の2つの路線は、市内で乗り換えができません(都市計画マスタープラン)。成約データの駅別です。
| 最寄駅 | 路線 | 件数 | 成約中央値 | 駅からの平均 |
|---|---|---|---|---|
| 大和小泉 | JR大和路線 | 38件 | 965万円 | 14分 |
| 近鉄郡山 | 近鉄橿原線 | 22件 | 1,950万円 | 9分 |
| 筒井(奈良) | 近鉄橿原線 | 19件 | 1,700万円 | 13分 |
| 九条(奈良) | 近鉄橿原線 | 15件 | 660万円 | 8分 |
| 郡山(奈良) | JR大和路線 | 12件 | 1,500万円 | 7分 |
大和小泉(14分)と筒井(13分)は、駅からの平均が長い駅です。成約個票には大和小泉駅から20分の戸建もあります。コミュニティバス(元気城下町号・元気平和号・元気治道号)は月曜から金曜だけの運行で、現金か回数券のみ。きんぎょたくしーは、65歳以上の方などの会員制です。土日の移動と、毎日の通勤・通学は、徒歩・自転車・車で成り立つかどうかを、物件ごとに確かめてください。近鉄郡山駅・JR郡山駅・JR大和小泉駅の周辺は放置自転車の禁止区域ですので、自転車で駅まで行く方は駐輪場も確認が必要です。
7|細い道と再建築 ― 城下町と古い集落
都市計画マスタープランは、道の細さを3つの地区で課題に挙げています。北地区は「道路が狭く建築物が密集している」、中央地区は「既存集落においては狭隘な道路等が多く、災害発生時の被害が大きくなることが想定される」、南地区は「地域内や駅周辺の狭隘な道路」。
- 前面道路の幅が4m未満なら、建て替えのときに敷地を下げる(セットバック)必要があるのが一般的です。使える敷地が減ります。
- 道路に2m以上接していない敷地は、原則として建て替えができません。価格が安い理由が「再建築不可」であることがあります。
- 建築確認の窓口は県(郡山土木事務所建築課 0743-51-0209)または指定確認検査機関です。道路の種別は、契約前に必ず確認してください。
- 車を使う暮らしになる物件では、車が入れる道か、すれ違えるかを現地で確かめてください。
出典:大和郡山市都市計画マスタープラン 地域別構想 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_4.pdf /大和郡山市「建築に関する手続き」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/machizukuri/keikan/6210.html
8|人口が減っている市で買う、ということ
大和郡山市の人口は、平成8年の95,762人から、令和8年9月の81,240人へ。30年で15.2%減りました。立地適正化計画は令和17年を7.2万人と推計しています。高齢者人口の比率は33.47%(令和5年)で、県・全国より高い数字です。
それでも、令和8年の住宅地の地価は平均+0.2%で、下がってはいません。ただし中身は、中心部の上昇(城南町+1.9%・高田町+1.2%)と、西の丘陵側の下落(泉原町・満願寺町−0.8%)に分かれています。人口が減る市では、「どこでも同じように下がる」のではなく、「場所によって差がつく」。大和郡山市の数字は、それを示しています。長く住み続ける前提の方は、暮らしやすさと災害の想定を優先して選べばよいと考えます。一方、「数年で買い替える前提」の方は、居住誘導区域の内か外か、駅からの距離を、厳しめに見ておくことをおすすめします。
9|大和郡山市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)
| # | 確認すること | なぜ効くか |
|---|---|---|
| 1 | 市街化区域か、市街化調整区域か | 市街化区域は約3割。建て替えの可否、住宅ローン、都市計画税(0.3%)が変わります。調整区域の相談先は県 |
| 2 | 居住誘導区域の内か外か | 約532ha(中心市街地地区・西部住宅地区)。市が将来も住宅地として維持すると決めた区域 |
| 3 | 風致地区か(第何種か) | 高さ8〜15m以下、建ぺい率10分の2〜10分の4以下、後退距離、緑地率。建て替えで同じ大きさが建たないことがあります |
| 4 | 埋蔵文化財包蔵地か | 工事着手の60日前までに届出。着工までの日数に効きます |
| 5 | 洪水ハザードマップ | 佐保川・富雄川など。家屋倒壊等氾濫想定区域。昭和57年8月に床上46棟・床下1,665棟の浸水 |
| 6 | ため池ハザードマップ | 市内60件+隣接市町17件。洪水の図とは別の図です |
| 7 | 土砂災害・地震 | 矢田丘陵の一部に土砂災害特別警戒区域。奈良盆地東縁断層帯で市内震度7・全壊約10,400棟の想定 |
| 8 | 建築年と耐震 | 中古戸建て66件のうち19件が1981年以前。市の耐震改修補助は令和8年度3件・先着順 |
| 9 | 最寄駅はどの路線か | 近鉄橿原線とJR大和路線は市内で乗り換え不可。コミュニティバスは平日のみ |
| 10 | 前面道路と再建築 | 城下町・古い集落は道が細い。建築確認の窓口は県 |
| 11 | 指定校 | 小泉町・新町・満願寺町・小林町などは2つの中学校区に分かれます。転居は「学期末まで」「最終学年は卒業まで」 |
家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。物件URLをLINEでお送りいただければ、「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・風致地区・ハザードの確認結果をお伝えします。調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。
12大和郡山市の成り立ち ― 郡山町と5つの町村、城下町、金魚、そして工業団地
大和郡山市は、昭和29年(1954年)1月に市制を施行しました。市公式の年表「大和郡山市のあゆみ」によると、その直前の昭和28年12月に矢田・昭和・平和・治道の各村が郡山町に編入され、翌月に「大和郡山市制施行」。昭和32年3月には片桐町が編入されて、いまの市域になりました。(市制施行の日が1月の何日かは、年表に月までしか記載が無く、本ページでは確認できていません。)
郡山町に、5つの町村が加わった
| 年月 | できごと(市公式「大和郡山市のあゆみ」) |
|---|---|
| 昭和28年(1953年)12月 | 矢田・昭和・平和・治道各村、郡山町に編入 |
| 昭和29年(1954年)1月 | 大和郡山市制施行。水田孝夫氏が初代市長に就任 |
| 昭和32年(1957年)3月 | 片桐町、大和郡山市に編入 |
合併前の町村の名前は、いまも暮らしのなかに残っています。市立小学校11校には、矢田小・昭和小・平和小・治道小・片桐小の名前があり、中学校にも片桐中学校があります。支所は平和支所・治道支所・昭和支所・片桐支所。コミュニティバスの路線名にも「元気平和号」「元気治道号」があります。住所は「大和郡山市矢田町」「大和郡山市小泉町」のように町名で書かれるため、合併前の村の名前は住所には出てきませんが、学校・支所・公民館の名前から、その物件がどの旧町村のまとまりにあるかが読み取れます。(合併前の町村の範囲と、いまの町名との正確な対応は、公的資料で確認していません。)
城下町 ― 堀と石垣と、道のかたち
市の風致保全方針は、郡山城跡のまわりを「郡山城跡を中心として残る堀、石垣等の遺構や道路パターン等城下町独特の街並み」と表現しています。都市計画マスタープランも「郡山城周辺には旧城下町の歴史的なまちなみが残っている」と書いています。城下町の「道路パターン」が残っているということは、道の幅や曲がり方が、車の時代より前のままの場所があるということでもあります。中学校の通学区域の一覧に並ぶ魚町・塩町・茶町・豆腐町・紺屋町・綿町・材木町・雑穀町・鍛冶町・大工町・車町といった町名は、いまも住所として使われています。
年表には、城にかかわる出来事が続きます。昭和35年8月に郡山城址が県の史蹟に指定。昭和36年5月にお城まつり第1回開催。昭和58年11月に郡山城追手門の復元工事が完成、昭和59年11月に追手東隅櫓・多聞櫓、昭和62年3月に追手向櫓・多聞櫓が完成。昭和60年11月には「築城400年記念親子まつり」が開かれています。令和3年10月には「郡山城跡公園地区」の地区計画が決まり、マスタープランは「郡山城跡公園基本計画に基づき、歴史公園にふさわしい公園空間の創出に向けた整備」が進められているとしています。市公式には「秀長さんプロジェクト」のページもあります。城跡は、過去のものではなく、いまも整備が続いている場所です。そのまわりに風致地区がかかっているのは、この景色を守るためです。
金魚 ― 販売量は30年で半分に
市の統計ページ「数字で見る大和郡山市」は、人口や工業と並べて、金魚の販売量を載せています。平成5年は84,127千尾、令和5年は43,300千尾。30年でほぼ半分になりました(令和5年の内訳は和金27,300千尾など)。マスタープランは、中央地区を「農地が広がり、金魚池が点在」「集落と農地、金魚池が広がる、うるおいのある景観」と書いています。金魚池のある風景は、市街化調整区域の景色です(中央地区は「全域が市街化調整区域」)。販売量が減っているなかで、金魚池がこの先どうなっていくかは、市の計画からは読み取れませんでした。池のそばの土地を検討する方は、その池がいま使われているか、区域区分はどうかを確認してください。
昭和の人口増と、工業団地
住民基本台帳の人口は、昭和40年の45,462人から、昭和50年の69,932人、昭和60年の89,051人へ。昭和42年3月に昭和工業団地(約108万5,000㎡)の造成が完了し、年表には昭和40年8月に「県下初の住居表示実施」とあります。人口が増えるのにあわせて、学校と保育所が次々に建ちました。年表から拾うと、昭和52年4月に郡山西小学校、昭和57年3月に郡山中学校の新築移転、同年4月に矢田南小学校、昭和58年4月に郡山東中学校、昭和61年4月に片桐中学校。保育所も昭和51年から63年のあいだに10か所以上が完成・新築移転しています。いま大和郡山市で流通している中古戸建ての建築年の中央値が1987年(昭和62年)なのは、この時代に住宅地が広がったからです。
人口は平成8年の95,762人で頭を打ち、そのあとは減り続けています。昭和の後半に一気に建った家が、同じ時期に年数を重ねている。中古戸建ての中央値が990万円で、ほぼ土地の値段になっているのは、その結果です。
年表
| 年 | できごと |
|---|---|
| 昭和28年(1953年)12月 | 矢田・昭和・平和・治道各村、郡山町に編入 |
| 昭和29年(1954年)1月 | 大和郡山市制施行 |
| 昭和32年(1957年)3月 | 片桐町、大和郡山市に編入 |
| 昭和35年(1960年) | 郡山城址の県史蹟指定(8月)/柳澤文庫復活開設許可(10月) |
| 昭和36年(1961年)5月 | お城まつり第1回開催、市庁舎完成 |
| 昭和40年(1965年) | 住民基本台帳人口45,462人(1月1日)/県下初の住居表示実施(8月) |
| 昭和42年(1967年)3月 | 昭和工業団地の造成完了(約108万5,000㎡) |
| 昭和49年(1974年)1月 | 市制20周年記念式典 |
| 昭和52年(1977年) | 郡山西小学校完成(4月)/市庁舎増築完成(6月) |
| 昭和55年(1980年) | 住民基本台帳人口80,341人(1月1日) |
| 昭和57年(1982年) | 郡山中学校新築移転(3月)/矢田南小・幼稚園完成(4月)/大和川大水害(8月)。市内で床上浸水46棟・床下浸水1,665棟/文化センターオープン(11月) |
| 昭和58年(1983年) | 郡山東中学校完成(4月)/郡山城追手門復元工事完成(11月) |
| 昭和59年(1984年) | 市制30周年記念式典(1月)/追手東隅櫓、多聞櫓完成(11月) |
| 昭和60年(1985年)11月 | 築城400年記念親子まつり |
| 昭和61年(1986年) | 片桐中学校完成(4月)/昭和支所新築移転(8月) |
| 昭和62年(1987年) | 追手向櫓、多聞櫓完成(3月)/総合公園多目的体育館完成(7月) |
| 昭和63年(1988年)10月 | 片桐支所新築移転 |
| 平成8年(1996年) | 住民基本台帳人口95,762人(1月1日)。この表で最多 |
| 平成25年(2013年)4月1日 | 風致地区の許可権者が市長に |
| 平成30年(2018年)3月 | 立地適正化計画を策定 |
| 令和3年(2021年) | 都市計画マスタープラン(第3次)策定(3月)/用途地域・高度地区の変更、地区計画(郡山城跡公園地区・奈良県中央卸売市場地区)の決定(10月14日) |
| 令和6年(2024年) | 立地適正化計画を改定・防災指針を追加(3月)/子ども医療費の現物給付を18歳まで拡大(8月診療分から) |
| 令和8年(2026年) | 国土強靭化地域計画を更新(3月)/市立小学校11校の給食費を無償化(4月)/きんぎょたくしー本格運行(4月21日)/人口81,240人(9月30日) |
※市制施行の日、「郡山」という地名の由来、郡山城の築城・歴代城主の経緯、平成以降の年表、合併前の町村の範囲は、本ページでは市公式から確認できていません(未取得)。出典:大和郡山市「大和郡山市のあゆみ 昭和28年〜50年」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/shinoshokai/sinoayumi/14035.html /「大和郡山市のあゆみ 昭和51年〜63年」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/shinoshokai/sinoayumi/14034.html /「数字で見る大和郡山市」 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/shiseijoho/shinoshokai/tokei/5533.html /大和郡山市立地適正化計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/ritteki202403.pdf /大和郡山市風致保全方針 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/63/fuuti_hozen.pdf /大和郡山市都市計画マスタープラン 地域別構想 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/27/HP_honpen_4.pdf /大和郡山市国土強靭化地域計画 https://www.city.yamatokoriyama.lg.jp/material/files/group/65/yamatokoriyamasikokudokyoujinnkar0803.pdf
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14大和郡山市の不動産購入に関する記事
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15大和郡山市の不動産購入 よくある質問
大和郡山市で本当に仲介手数料は0円になりますか?
対象になる物件なら、0円になります。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい物件です。大和郡山市の成約データで計算すると、中古戸建ての中央値990万円なら仲介手数料の上限額は39万2,700円、中古マンションの中央値1,300万円なら49万5,000円、新築戸建ての中央値2,700万円なら95万7,000円です。売主が仲介手数料を支払わない取引など、物件や取引条件によっては0円の対象外になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。
大和郡山市の住宅の相場はいくらくらいですか?
国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大和郡山市の成約は107件です。中古戸建てが66件で成約中央値990万円(下位25%500万円・上位25%1,800万円・上位10%2,500万円、延床面積の中央値100㎡、建築年の中央値1987年)。中古マンションが34件で1,300万円(850万円・2,100万円・2,700万円、専有面積の中央値75㎡、建築年の中央値1998年)。新築戸建て(建築年2025年以降)は6件で2,700万円(2,500万円〜2,800万円・上位10%3,000万円)。新築は6件しかありませんので、参考値です。最寄駅別では大和小泉38件(965万円)、近鉄郡山22件(1,950万円)、筒井19件(1,700万円)、九条15件(660万円)、JR郡山12件(1,500万円)。町別では小泉町16件(725万円)、九条町11件(850万円)、矢田山町10件(1,250万円)、筒井町8件(520万円)、朝日町6件(2,550万円)などです。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地13地点の平均が1㎡あたり73,153円、前年比+0.2%。上昇5地点、横ばい6地点、下落2地点です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。
大和郡山市に市街化調整区域はありますか?
あります。市の立地適正化計画(令和6年3月改定)は「大和郡山市は、市域全体が都市計画区域であり、その中で市街化区域が約3割を占めています」と書いています。市街化区域・市街化調整区域の面積(ha)の内訳は、市の公表資料で確認できませんでした(未取得)。都市計画マスタープランの地域別構想は、中央地区を「全域が市街化調整区域」、東地区を「ほぼ全域が市街化調整区域」、北地区を「地区のほとんどが市街化区域」と説明しています。市街化調整区域では、建て替えに許可が必要だったり、住宅ローンの取扱いが金融機関によって分かれたりします。大和郡山市の場合、市街化調整区域内の開発・建築の許可の相談先は、市ではなく奈良県の建築安全課 開発審査係です。検討中の物件がどちらの区域かは、市の公開型GIS「やまとこおりやまデジタルなび」で地番を入れて確認できます。市街化区域の物件は、もうひとつ、居住誘導区域(約532ha=中心市街地地区 約302ha+西部住宅地区 約230ha)の内か外かも確認してください。家タダでは契約前に無料で確認します。
大和郡山市は奈良県ですが、古都保存法や景観の規制で家が建てにくいことはありますか?
古都保存法の区域は、大和郡山市にはありません。奈良県のページによると、歴史的風土保存区域・特別保存地区があるのは奈良市・天理市・橿原市・桜井市・斑鳩町・明日香村の6市町村です。大和郡山市で建物の大きさに直接かかわるのは、風致地区です。郡山城跡風致地区と矢田山風致地区の2つがあり、区域内での建築などには市長の許可が要ります。市の条例の基準は第1種から第5種まであり、高さは8m・10m・10m・12m・15m以下、建ぺい率は10分の2・10分の3・10分の4・10分の4・10分の4以下。道路側は2〜3m以上、隣地側は1〜1.5m以上の後退、敷地の10分の2〜10分の4以上の緑地も求められます。風致地区の古い家を買って建て替えると、いまより小さい家しか建たないことがあります。もうひとつが埋蔵文化財で、包蔵地の範囲内で工事をする場合は工事着手の60日前までに届出が必要です。景観については、大和郡山市は奈良県景観計画の区域で、一定の規模を超える建築などは県への届出が必要です(規模の基準は未取得)。2つの風致地区の面積と、どの場所が第何種にあたるかは、本ページでは確認できていません(未取得)ので、「やまとこおりやまデジタルなび」または市の担当課でご確認ください。
大和郡山市で家を買うとき、水害のリスクは何を確認すればよいですか?
洪水ハザードマップと、ため池ハザードマップの2種類を、物件の住所で確認してください。市の立地適正化計画は「一級河川である佐保川と富雄川が縦断」と書き、防災指針で河川沿いの浸水想定区域と家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)に触れています。市の国土強靭化地域計画によると、昭和57年8月の大和川大水害で、市内は死者1名・全壊1棟・床上浸水46棟・床下浸水1,665棟の被害がありました。平成23年9月の紀伊半島大水害では、市内に大きな被害は発生していません。ため池については、市が防災重点ため池のハザードマップを60件公開しています(隣接する奈良市5件・天理市5件・安堵町7件も案内)。ため池ハザードマップは、池の堤が切れた場合の浸水の想定で、洪水の図とは別のものです。川から離れていても確認が必要です。土砂災害は、矢田丘陵の一部地域に土砂災害特別警戒区域があります。想定最大規模の雨量、町ごとの浸水深、昭和57年に浸水した町名は、本ページでは取得できていません(未取得)ので、市の総合防災マップ(水害ハザードマップ1〜9)で必ずご確認ください。家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。
大和郡山市で古い戸建を買う場合、耐震の補助は使えますか?
制度はありますが、件数が少なく、買ってすぐ使えるとは限りません。市の「住宅の耐震改修工事補助金」は、昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅(現に居住・3階建以下)が対象で、工事費の3分の1・上限50万円。令和8年度の予定件数は3件・先着順で、受付は6月1日〜11月30日、交付決定のあとに着手して12月末までに完了することが条件です。「住宅エコリフォーム助成商品券」(市内共通商品券5万円分・30件)は、申請時にその住宅に1年以上住民登録があることが要件ですので、転入したばかりの方は使えません。大和郡山市の成約データでは、中古戸建て66件のうち19件が1981年以前の建築で、建築年の中央値は1987年です。市の国土強靭化地域計画は、奈良盆地東縁断層帯の地震で市内の最大震度7、全壊約10,400棟と想定しています。古い戸建を検討する場合は、次の順番で確認してください。(1)建築年(建築確認を受けた時期)を記録で確かめる。(2)耐震診断の費用と日程を見込む。(3)改修が必要になった場合の費用を、補助なしの前提で物件価格に足して考える。(4)その年度の補助の枠が残っているかを、市の入札検査課 施設整備室に確認する。無料耐震診断・耐震シェルター設置補助・ブロック塀撤去補助の案内ページもありますが、金額・要件は本ページでは取得していません。
大和郡山市の駅はいくつありますか。近鉄とJRのどちらが便利ですか?
駅は7つです。市の立地適正化計画に、近鉄橿原線の九条駅・近鉄郡山駅・筒井駅・平端駅・ファミリー公園前駅と、JR大和路線の郡山駅・大和小泉駅が載っています。どちらが便利かは、通勤・通学先の路線によりますので、本ページでは優劣をつけていません。知っておいていただきたいのは、2つの路線が市内で乗り換えできないことです。都市計画マスタープランは課題として「市内2路線の鉄道路線があるが、乗り換えができない」と書いています。近鉄郡山駅とJR郡山駅は別の駅です。成約データで見ると、近鉄の3駅が56件(近鉄郡山22件・1,950万円/筒井19件・1,700万円/九条15件・660万円)、JRの2駅が50件(大和小泉38件・965万円/郡山12件・1,500万円)。件数は大和小泉が最多、中央値は近鉄郡山が最も高くなっています。平端駅・ファミリー公園前駅は、3件以上の集計には出てきません。市のコミュニティバス(元気城下町号・元気平和号・元気治道号)は月曜から金曜だけの運行で、運賃は大人200円、現金か回数券のみです。近鉄の5駅の乗降人員(近畿日本鉄道の公表値・令和7年11月11日(火)の1日の調査値)は、近鉄郡山15,929人、筒井7,362人、九条3,954人、平端3,855人、ファミリー公園前473人です。JRの2駅の乗降人員、各駅の所在地、大阪・京都方面への所要時間は、本ページでは確認できていません(未取得)。
大和郡山市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?
固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です(市公式「固定資産税・都市計画税」)。都市計画税がかかる物件は合計1.7%になります。都市計画税がどの区域の土地・家屋に課税されるかは、市の税のページには書かれていませんでした(未確認)。地方税法のうえでは原則として市街化区域内の土地・家屋にかかる税ですが、検討中の物件にかかっているかは、売主の納税通知書か市の税務課でご確認ください。納期は年4回(4月末・7月末・11月末・2月末)で、納税通知書は毎年4月10日前後に送られます。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円。新築住宅の減額は、固定資産税が2分の1で、一般の住宅は3年度分、3階建て以上の耐火住宅は5年度分(認定長期優良住宅は5年度分・7年度分)。居住部分が2分の1以上、床面積40㎡以上280㎡以下が要件です。この減額は固定資産税だけのもので、都市計画税には適用されません。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、市の税務課または納税通知書でご確認ください。
引っ越したあとも、いまの学校に通い続けることはできますか?
できる場合があります。市公式は「大和郡山市では校区制を実施」と書いたうえで、市内での就学校の変更を「校区外就学」として案内しています。認められる例として挙がっているのは、「学期途中での転居の場合(その学期末まで)」と「最終学年での転居の場合(卒業まで)」の2つです。学年末までではなく学期末までですので、学期の途中に引っ越すと、次の学期からは新しい校区の学校に通うのが原則になります。手続きは、相談・申請のあと、審査委員会で審議されます。「入学前に転居が決まっている場合に、新居の校区の学校へ先に入学できるか」は市のページに書かれていませんので、学校教育課 学務係(0743-53-1151・内線724)に事前にご相談ください。校区は町名で決まっていますが、小泉町・新町・満願寺町・西田中町(郡山西中学校区と片桐中学校区)、小林町・池之内町(郡山南中学校区と片桐中学校区)などは、ひとつの町が2つの中学校区に分かれます。市立小学校は11校、中学校は5校。治道小学校は小規模特認校で、市内在住なら校区を越えて入学できます(若干名・学校見学会への参加が必須)。
大和郡山市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?
正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。大和郡山市の成約は107件のうち66件が中古戸建て、34件が中古マンションです。中古戸建て・中古マンションは、対象になる物件とならない物件があります。新築戸建て(建売)は対象になりやすい種別ですが、大和郡山市の成約では6件だけで、対象外の物件もあります。中古戸建ての中央値は990万円、下位25%は500万円、最小は100万円で、価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、対象になるかどうかは物件ごとの確認が必要です。空き家バンクの物件や、個人どうしで直接やり取りする取引も、対象になるとは限りません。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税の日割り精算は商慣習で、決済時に必要な実費です。第三に、大和郡山市固有の事情を正直に書いておきます。大和郡山市の中古戸建ては、66件のうち19件が1981年以前の建築です。仲介手数料が0円になっても、古い建物には耐震診断・耐震改修・リフォームの費用がかかります。市の耐震改修補助は令和8年度3件・先着順で、あてにしにくい件数です。風致地区の物件は、建て替えのときに高さ・建ぺい率・緑地率の基準がかかり、許可の手続きに日数が要ります。埋蔵文化財包蔵地なら、工事着手の60日前までの届出が必要で、調査が入れば費用と時間がさらにかかることがあります。洪水とため池の浸水想定がある区域では、火災保険の水災補償の保険料も見込んでおく必要があります。市街化調整区域の物件は、許可の相談先が県になり、建て替えの可否と住宅ローンの取扱いが論点になります。駅から離れた物件が多く、コミュニティバスは平日だけですので、車の維持費も暮らしのコストに入ってきます。家タダは区域区分・風致地区・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。
大和郡山市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?
大和郡山市は、市街化区域が市域の約3割、市が住宅を誘導する区域は約532haという市です。だからまず、その物件が市街化区域か調整区域か、居住誘導区域の内か外かを確かめる必要があります。次に、風致地区と埋蔵文化財。郡山城跡と矢田山の2つの風致地区では、高さ・建ぺい率・緑地率に基準があり、包蔵地では工事着手の60日前までに届出が要ります。そしてどの路線の駅か。近鉄橿原線とJR大和路線は、市内で乗り換えができません。水については、洪水の図と、60件あるため池の図の両方を見てください。公的データに出ている大和郡山市の成約は107件、うち66件が中古戸建てで、中央値は990万円、建築年の中央値は1987年(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。19件は1981年以前の建築で、市の耐震改修補助は令和8年度3件です。建物の状態と、買ったあとにかかる費用まで含めた総額で判断することが大切です。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、対象になる物件は買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。990万円の物件なら39万2,700円、1,300万円なら49万5,000円、2,700万円なら95万7,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。
16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)
当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。
- 大和郡山市「市の人口」(令和8年9月30日現在 81,240人・40,043世帯(住民基本台帳・外国人を含む)/前月比 人口−49・世帯+10)
- 大和郡山市「数字で見る大和郡山市」(面積42.69km²/東西約9km・南北約7km/海抜/隣接市町/住民基本台帳人口の推移(昭和40年〜令和6年)/高齢者人口比率/金魚販売量/工業の概要(令和3年経済センサス活動調査))
- 大和郡山市「市役所所在地」(北郡山町248-4)
- 大和郡山市「大和郡山市のあゆみ 昭和28年〜50年」(昭和28年12月 4村編入/昭和29年1月 市制施行/昭和32年3月 片桐町編入/郡山城址の県史蹟指定/お城まつり/住居表示)
- 大和郡山市「大和郡山市のあゆみ 昭和51年〜63年」(学校・保育所の完成/郡山城追手門復元(昭和58年11月)/築城400年記念親子まつり(昭和60年11月))
- 大和郡山市「立地適正化計画」(平成30年3月策定・令和6年3月改定(防災指針を追加)/目標年次 令和17年度)
- 大和郡山市立地適正化計画(令和6年3月改定)(市域全体が都市計画区域・市街化区域が約3割/市内の駅(7駅)/人口のピーク平成7年・令和17年7.2万人/昭和工業団地(昭和42年3月・約108万5,000㎡・県内の約1/4)/空き家率12.5%(平成30年)/居住誘導区域 約532ha・都市機能誘導区域 約140ha)
- 大和郡山市立地適正化計画 概要版(令和6年3月改定)(中心市街地地区 約302ha・西部住宅地区 約230ha/佐保川と富雄川が縦断/届出の対象/駅勢圏人口(近鉄郡山駅12,400人・大和小泉駅8,300人)/路線バス3路線)
- 大和郡山市都市計画マスタープラン(第3次・令和3年3月)序章・現況と課題(概ね20年後(令和22年)を見据え概ね10年後の整備目標/「市内2路線の鉄道路線があるが、乗り換えができない」/市街化調整区域の土地利用/東部の被害予測)
- 大和郡山市都市計画マスタープラン 地域別構想(北・中央・東・西・南の5地区/各地区の駅・施設・河川・金魚池/市街化調整区域についての記述/狭い道路の課題/京奈和自動車道・郡山インターチェンジ/昭和工業団地・中央卸売市場)
- 大和郡山市「都市計画一般図(用途地域図)」(公開型GIS「やまとこおりやまデジタルなび」での確認方法/市街化調整区域内の開発・建築等の許可は奈良県 建築安全課 開発審査係)
- やまとこおりやまデジタルなび(公開型GIS)(用途地域・遺跡地図などの確認)
- 大和郡山市「用途地域・高度地区の変更、地区計画の決定(令和3年10月14日)」(城内町・城見町・北郡山町・筒井町・馬司町の各一部/郡山城跡公園地区・奈良県中央卸売市場地区)
- 大和郡山市「固定資産税・都市計画税」(固定資産税1.4%/都市計画税0.3%/免税点 土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円/納期 4月末・7月末・11月末・2月末)
- 大和郡山市「住宅の減額制度」(新築住宅 2分の1(3年度分・3階建以上の耐火住宅5年度分)/認定長期優良住宅(5年度分・7年度分)/都市計画税には適用されない)
- 大和郡山市「小学校・中学校」(市立小学校11校・市立中学校5校)
- 大和郡山市「中学校の通学区域」(5中学校区の町名(2025年8月6日更新))
- 大和郡山市「校区外就学・区域外就学について」(校区制を実施/学期途中での転居はその学期末まで・最終学年での転居は卒業まで/学校教育課 学務係 内線724)
- 大和郡山市「小規模特認校制度」(治道小学校(横田町254)/若干名/学校見学会への参加必須)
- 大和郡山市「子ども医療費助成」(18歳到達後最初の3月31日まで/1医療機関ひと月500円・入院14日以上は1,000円/令和6年8月診療分から現物給付を拡大)
- 大和郡山市「小学校給食費の無償化」(令和8年度から市立小学校11校/申請不要)
- 大和郡山市「学校給食センター」(小学校給食センターあすなろ(高田町347-1)/中学校給食センターおおぞら(矢田町4563-1))
- 大和郡山市「保育園」(保育施設18施設(公立8・民間10))
- 大和郡山市子ども・子育て会議 令和7年度第1回会議 議事録(令和8年3月23日開催/待機児童(令和7年度4月時点)についての発言/隠れ待機児童78名)
- 大和郡山市「総合防災マップ」(令和2年3月作成/水害編・水害ハザードマップ1〜9・地震編・地震ハザードマップ)
- 大和郡山市「ため池マップ・ため池ハザードマップ」(防災重点ため池・ため池ハザードマップの説明/奈良市5件・天理市5件・安堵町7件(2026年8月18日更新))
- 大和郡山市「防災重点ため池一覧」(ため池ハザードマップ60件(2024年12月18日更新))
- 大和郡山市「国土強靭化地域計画」(令和2年度策定・令和8年3月更新)
- 大和郡山市国土強靭化地域計画(計画書)(大和川大水害(昭和57年8月)の市内被害/紀伊半島大水害/奈良盆地東縁断層帯・南海トラフ巨大地震の想定/矢田丘陵の土砂災害特別警戒区域)
- 大和郡山市「風致地区」(郡山城跡風致地区・矢田山風致地区/平成25年4月1日から許可権者は市長)
- 大和郡山市風致地区条例 審査指針(第1種〜第5種の高さ・建ぺい率・後退距離・緑地率・切土盛土の基準)
- 大和郡山市風致保全方針(郡山城跡風致地区(歴史保全+市街地育成型)/矢田山風致地区(自然保全型)の保全方針)
- 大和郡山市「建築に関する手続き」(建築確認は市では取り扱わない/奈良県郡山土木事務所建築課 0743-51-0209/屋外広告物は市長の許可)
- 大和郡山市「埋蔵文化財の取扱い」(包蔵地内の工事は工事着手の60日前までに届出/まちづくり戦略課 文化財保存活用室)
- 大和郡山市「住宅の耐震改修工事補助金」(工事費の3分の1・上限50万円/令和8年度 予定3件・先着順/6月1日〜11月30日受付)
- 大和郡山市「住宅エコリフォーム助成商品券」(市内共通商品券5万円分・30件/1年以上の住民登録が要件)
- 大和郡山市「空き家バンク」(市内全域/相談窓口はNPO法人空き家コンシェルジュ/平成28年度調査で空き家1,000件超)
- 大和郡山市「大和郡山市コミュニティバス」(元気城下町号・元気平和号・元気治道号/月〜金運行/大人200円/現金・回数券のみ/エヌシーバス(2026年6月25日更新))
- 大和郡山市「きんぎょたくしー(大和郡山市デマンドタクシー)」(令和8年4月21日から本格運行/A地区・B地区/会員制/一般400円(2026年9月28日更新))
- 大和郡山市「放置自転車の禁止区域」(近鉄郡山駅・JR郡山駅・JR大和小泉駅の周辺)
- 大和郡山市「移住・定住」(「大阪から1時間」)
- 奈良県「古都保存法」(歴史的風土保存区域・特別保存地区は奈良市・天理市・橿原市・桜井市・斑鳩町・明日香村の6市町村)
- 奈良県「景観法に基づく届出制度」(景観行政団体(奈良市・橿原市・桜井市・生駒市・葛城市・斑鳩町・明日香村)を除く県全域が奈良県景観計画の区域/届出後30日間は着手不可)
- 奈良県「特定行政庁」(奈良県知事・奈良市長・橿原市長・生駒市長)
- 国土交通省 不動産情報ライブラリ(成約価格情報・不動産取引価格情報)(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・大和郡山市107件(戸建73件・中古マンション34件))
- 国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)(価格時点 令和8年1月1日/住宅地13地点・商業地8地点・工業地2地点)
- 国土交通省「令和8年地価公示 標準地の単位面積当たりの価格等」(奈良県)(各標準地の公示価格・価格時点 令和8年1月1日)
- 国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)
- 国土地理院 住所検索(アドレスサーチ)(奈良県大和郡山市北郡山町248番地 経度135.782455・緯度34.650028(航空写真の範囲の算出に使用))
- 近畿日本鉄道「駅別乗降人員 奈良線 橿原線 天理線」(令和7年11月11日(火)の1日の乗降人員(年間の平均ではない)/橿原線:九条3,954人・近鉄郡山15,929人・筒井7,362人・平端3,855人・ファミリー公園前473人/平端駅は天理線の表にも掲載(3,855人))