【京都市西京区】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【京都市西京区】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

京都

京都市西京区 専門 エリアガイド

京都市西京区で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

3,450万円の物件なら 120万4,500円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている京都市西京区の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

京都市西京区の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
京都市西京区の人口
142,386人65,885世帯/2026年8月1日現在(京都市西京区役所ホームページ「区の基本情報」)
住宅地 公示価格
22.78万円/㎡前年比 +2.9%/23地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
272件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建216件・マンション56件
買主様の仲介手数料
0円3,450万円なら120万4,500円の削減

桂・川島・下津林・牛ケ瀬・樫原/上桂・山田・松尾・松室・嵐山/御陵・大枝(桂坂・沓掛・塚原)/洛西ニュータウン(新林・境谷・福西・竹の里)/大原野(上里・石見・小塩・灰方ほか)/成約データの最寄駅:桂・上桂・洛西口・松尾大社・東向日・嵐山(阪急)・桂川

京都市西京区で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている京都市西京区の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です(売主が仲介手数料を支払わない取引など、対象外になる場合があります)。国土交通省の成約価格情報で、西京区の直近4四半期の成約は272件。戸建が216件で成約中央値3,450万円、中古マンションが56件で1,650万円です(国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。戸建を分けると、新築戸建て50件は3,700万円〜6,800万円(下位25%〜上位10%・中央値4,500万円)、中古戸建て165件は1,700万円〜5,000万円(中央値3,100万円)、中古マンションは1,100万円〜4,900万円。この帯にかかる仲介手数料の上限額は42万9,000円〜231万円です。新築戸建て(建売)は0円の対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。家タダならどの価格帯でも、対象の物件は買主様0円です。

  • 西京区で実際に成約している価格帯は、種別で大きく違います。直近4四半期の成約272件のうち、新築戸建て(建築年2025年以降)が50件・中央値4,500万円(3,700万円〜6,800万円・延床面積の中央値95㎡)、中古戸建てが165件・3,100万円(1,700万円〜5,000万円・延床90㎡・建築年の中央値1996年)、中古マンションが56件・1,650万円(1,100万円〜4,900万円・専有80㎡・建築年の中央値1992年)です(価格帯は下位25%〜上位10%。国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。
  • 4,500万円の新築戸建てにかかる仲介手数料の上限額は155万1,000円。3,450万円(戸建全体の中央値)なら120万4,500円、3,100万円(中古戸建ての中央値)なら108万9,000円、1,650万円(中古マンションの中央値)でも61万500円です。上限額は価格に比例して上がり、頭打ちはありません。家タダを通して買えば、対象の物件はこの金額が0円になります。
  • 西京区は「戸建の区」です。成約272件のうち戸建が216件(約79%・当方算出)、マンションは56件。最寄駅は桂が135件(中央値3,300万円)で全体の約半分を占め、上桂58件(2,700万円)、洛西口21件(2,800万円)、松尾大社13件(3,500万円)、東向日12件(3,700万円)、嵐山(阪急)10件(3,350万円)、桂川10件(2,450万円)と続きます。
  • 西京区の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均227,847円(23地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+2.9%。京都府内29市区町村で8位、京都市の11区のなかでも8位です。最高は桂南巽町の424,000円/㎡(+2.7%)、最安は大原野上里南ノ町の84,500円/㎡(+0.5%)で、5.0倍の開きがあります。前年と比べられる22地点はすべて上昇でした。
  • 西京区は、区域の約75%が市街化調整区域です。第3期西京区基本計画(概要版)が「区域の約75%が開発行為が厳しく制限されている市街化調整区域」と明記しています。西山の山林と大原野の田園がその中心で、大原野には、移り住む人が一戸建てを建てられる「指定区域」が6つ定められています(敷地120㎡以上・高さ10m以下などの条件つき)。
  • 区役所(本所)の管内と、洛西支所の管内で、街の性格が分かれます。令和7年国勢調査の速報では、本所管内が97,110人(5年前から−2.9%)、洛西支所管内が46,008人(−7.6%)。区の基本計画は洛西ニュータウンの高齢化率が25.1%から42.8%に上がった(平成22年→令和2年)と記しています。洛西支所の最寄りとして区役所が案内しているのはバス停だけです。
  • 京都市の税率は固定資産税1.4%・都市計画税0.3%。都市計画税がかかるのは市街化区域内の土地・家屋だけです。京都市は学校選択制を実施していません。住所の町名と番地で通う学校が決まり、西京区では令和7年4月に洛西陵明小中学校(竹の里小・福西小・西陵中を統合)が開校しました。子ども医療費は中学3年生まで・所得制限なし、保育料は第2子以降が無料です。
  • 災害は、山ぎわの土砂と、桂川・小畑川の水、そして「ため池」を確かめます。京都府が指定する土砂災害警戒区域等は西京区で9地区168箇所(大原野64・大枝33・桂坂20・嵐山東14・松尾13・松陽11・樫原10・新林2・福西1)。京都市の防災重点農業用ため池17か所のうち9か所が西京区にあります。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

京都市西京区で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、京都市西京区で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税京都府(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(京都市西京区内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(京都市西京区内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03京都市西京区で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

京都市西京区の価格帯で、いくら得になるか

京都市西京区の住宅地は1㎡あたり平均227,847円(23地点の単純平均)。区内の標準地は最高424,000円/㎡(桂南巽町121番2)から最低84,500円/㎡(大原野上里南ノ町48番8)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が5.0倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,650万円61万500円0円▲61万500円
3,100万円108万9,000円0円▲108万9,000円
3,450万円120万4,500円0円▲120万4,500円
4,500万円155万1,000円0円▲155万1,000円
6,800万円231万円0円▲231万円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。

西京区の成約価格帯だと、いくら変わるか

西京区の直近4四半期の成約は272件。戸建216件の成約中央値は3,450万円、中古マンション56件は1,650万円です。3,450万円なら仲介手数料の上限額は120万4,500円、1,650万円なら61万500円で、対象の物件はこれがまるごと0円になります。

戸建は「新築」と「中古」で価格帯が分かれます。新築戸建て(建築年2025年以降)は50件・中央値4,500万円(155万1,000円)で、下位25%が3,700万円(128万7,000円)、上位25%が5,100万円(174万9,000円)、上位10%が6,800万円(231万円)。最小は2,400万円、最大は8,600万円(290万4,000円)です。中古戸建て(建築年2024年以前)は165件・中央値3,100万円(108万9,000円)で、下位25%が1,700万円(62万7,000円)、上位25%が4,000万円(138万6,000円)、上位10%が5,000万円(171万6,000円)。最小は350万円、最大は1億4,000万円(468万6,000円)と、幅がたいへん広いのが中古戸建てです。

中古マンションは56件・中央値1,650万円で、下位25%が1,100万円(42万9,000円)、上位25%が2,800万円(99万円)、上位10%が4,900万円(168万3,000円)。マンションの件数は戸建の約4分の1で、西京区は戸建の取引が中心の区です。

最寄駅別では桂が135件・中央値3,300万円(115万5,000円)で最多。上桂58件・2,700万円(95万7,000円)、洛西口21件・2,800万円(99万円)、松尾大社13件・3,500万円(122万1,000円)、東向日12件・3,700万円(128万7,000円)、嵐山(阪急)10件・3,350万円(117万1,500円)、桂川10件・2,450万円(87万4,500円)です。

仲介手数料の上限額に頭打ちはありません。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1で、価格が上がればそのぶん上がります。400万円以下の物件は別区分で、200万円以下の部分は5%、200万円超〜400万円以下は4%+2万円(いずれも×1.1)。西京区の中古戸建ての最小350万円なら上限額は17万6,000円、中古マンションの最小250万円なら13万2,000円です。

※新築戸建て・中古戸建ての「延床面積」、マンションの「専有面積」、戸建全体の「土地面積」は、いずれも国土交通省の成約価格情報の欄の中央値です。本ページでは必ず面積の種類を付けて書いています。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。戸建216件のうち1件は建築年が分からないため、新築50件+中古165件=215件とは一致しません。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW京都市西京区の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市西京区の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は50件。成約価格の中央値は4,500万円、真ん中の半数は3,700万円〜5,100万円に収まっています。延床面積の中央値は95㎡。

中央値の4,500万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は155万1,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。

京都市西京区で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED京都市西京区の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市西京区の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は165件。成約価格の中央値は3,100万円、真ん中の半数は1,700万円〜4,000万円に収まっています。延床面積の中央値は90㎡。建築年の中央値は1996年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
御陵峰ケ堂町9件4,000万円
大枝北沓掛町7件3,400万円
上桂前田町5件1,200万円
御陵大枝山町5件5,600万円

最寄駅で多いのは桂駅(86件)、上桂駅(34件)、松尾大社駅(12件)。

中央値の3,100万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は108万9,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

建築年が分かる165件のうち、1981年以前に建てられたものは40件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。

京都市西京区の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION京都市西京区の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、京都市西京区の中古マンションは56件。成約価格の中央値は1,650万円、真ん中の半数は1,100万円〜2,800万円に収まっています。専有面積の中央値は80㎡。建築年の中央値は1992年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
大原野西境谷町14件915万円
大枝沓掛町6件1,400万円
大枝北沓掛町5件1,300万円
桂御所町5件4,900万円

最寄駅で多いのは桂駅(32件)、上桂駅(11件)、洛西口駅(6件)。

中央値の1,650万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は61万500円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 京都市西京区で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る京都市西京区 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて京都市西京区・京都府・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 14万2千人。区役所の管内と洛西支所の管内で動きが違う

京都市西京区の人口は142,386人(男67,377人/女75,009人)、世帯数は65,885世帯です(2026年8月1日現在・西京区役所ホームページ「区の基本情報」)。面積は59.24km²(京都市「京都市の地理」)。人口密度は約2,404人/km²、1世帯あたり約2.16人です(いずれも当方算出)。ただし、この人口密度は区の実感とは合いません。第3期西京区基本計画(概要版)が「区域の約75%が開発行為が厳しく制限されている市街化調整区域」と書いているとおり、西京区は西側に西山の山林と大原野の田園が広がり、住宅は東側の桂川に近い市街地と、洛西ニュータウン・桂坂などの計画的な住宅地に集まっています。

令和7年国勢調査の速報では、西京区は143,118人・65,423世帯(令和7年10月1日現在・京都市の独自集計。確報ではありません)。令和2年国勢調査は149,837人・65,082世帯でしたから、人口は5年間で6,719人減(−4.5%)、世帯数は341世帯増(+0.5%)です。京都市全体は−2.2%。11区のなかでは山科区(−5.0%)に次いで2番目に減り方が大きい区にあたります。人口の規模は伏見区・右京区・左京区に次いで4番目です(同じ速報の値で当方が比較)。

区のなかで、動きは一様ではありません。京都市の報道発表資料は、西京区を区役所(本所)と洛西支所に分けた数字も載せています。本所管内は97,110人(令和2年の100,045人から−2.9%)、洛西支所管内は46,008人(49,792人から−7.6%)。洛西支所の管内は、5年間で人口の13分の1ほどが減った計算です。区の基本計画(概要版)は、平成22年と令和2年を比べて「区全体で人口が3,110人減少」し、「洛西ニュータウンの高齢化率は,25.1%から42.8%と急激に高まっています」と記しています。買う立場から見ると、洛西支所の管内は「値段が抑えられている理由」と「これからの街の動き」をあわせて確かめる場所です(洛西ニュータウンについては「この区の特徴」の章で扱います)。

西京区は、昭和51年(1976年)10月に、桂川を境界として右京区から分かれてできた区です(西京区役所「西京区の概要」)。分区のときの人口は約9万人。区役所は、その後の発展の理由として「桂駅中心の市街化、洛西ニュータウン建設、桂坂住宅開発、桂川右岸区画整理」を挙げています。区の「西京区まちづくり運営方針」(令和8年6月)は、令和8年度を「区制50周年」、洛西ニュータウンを「誕生から50年の節目」としています。

西京区に接しているのは、東側が右京区・南区、西側が亀岡市・大阪府高槻市、南側が向日市・長岡京市・大阪府三島郡島本町です(西京区役所「西京区の概要」)。区の最高地はポンポン山(678.9m)、最低地は牛ケ瀬山柿町(18.4m)。東西11.16km・南北11.46kmの区域に、約660mの高低差があります(差は当方算出)。

項目値備考
人口142,386人(男67,377/女75,009)2026年8月1日現在・西京区役所ホームページ「区の基本情報」
世帯数65,885世帯同上
1世帯当たり人員約2.16人142,386÷65,885で当方が算出
令和7年国勢調査(速報)143,118人・65,423世帯(男67,814/女75,304)令和7年10月1日現在・京都市の独自集計。確報ではない
令和2年国勢調査149,837人・65,082世帯令和2年10月1日現在
2020→2025の増減人口−6,719人(−4.5%)/世帯+341世帯(+0.5%)京都市の報道発表資料の値
うち区役所(本所)管内97,110人・45,034世帯(人口−2.9%)同上。令和2年は100,045人
うち洛西支所管内46,008人・20,389世帯(人口−7.6%)同上。令和2年は49,792人
京都市全体の増減人口−32,010人(−2.2%)/世帯+24,908世帯(+3.4%)同上。市計1,431,713人
区の面積59.24km²京都市「京都市の地理」。市域827.83km²の約7%(当方算出)
人口密度約2,404人/km²142,386人÷59.24km²で当方が算出。山林・田園を含む数字
区域区分区域の約75%が市街化調整区域第3期西京区基本計画(概要版)。面積(ha)は未取得
分区昭和51年(1976年)10月に右京区から分区(桂川が境界)。分区時は約9万人西京区役所「西京区の概要」
区制50周年令和8年度西京区まちづくり運営方針(令和8年6月)
東西・南北東西11.16km/南北11.46km西京区役所「西京区の概要」
最高地・最低地ポンポン山 678.9m/牛ケ瀬山柿町 18.4m同上
区役所上桂森下町25-1(阪急 上桂駅から徒歩約10分・桂駅から徒歩約20分)西京区役所「区役所へのアクセス」
洛西支所大原野東境谷町二丁目1-2(市バス「境谷大橋」から徒歩約3分)同上
接する区・市町右京区・南区/亀岡市・高槻市/向日市・長岡京市・島本町西京区役所「西京区の概要」

市街化区域と市街化調整区域

西京区は、区域の約4分の3が市街化調整区域です。第3期西京区基本計画(概要版)は、区の土地利用を次のように説明しています。「区域の約75%が開発行為が厳しく制限されている市街化調整区域となっています。」「市街化区域のうち,約8割が住居専用地域であり,良好な居住環境が保全されている反面,店舗,飲食店などの立地には規模による制限があります。」

京都市全体では、都市計画区域48,051haのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)です(令和8年4月23日現在・都市計画総括表)。京都市は都市計画区域を「京都市域のうち、左京区及び右京区の一部を除いた区域」と説明しており、西京区は全域が都市計画区域のなかにあります。そのうえで、西京区の調整区域の割合(約75%)は、市全体(68.8%)より高いことになります。

ここは正直に書きます。西京区だけの市街化区域・市街化調整区域の面積(ヘクタール)は、公表資料で確認できませんでした(未取得)。区の基本計画にある「約75%」という割合だけが、公式に確認できた数字です。そのため、このページには区ごとの面積の表を載せていません。個別の土地がどちらの区域にあたるかは、京都市の「京都市地図情報提供サービス」で住所から確認できます。

地価公示 ― 23地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、京都市西京区の住宅地の標準地は23地点。 単純平均は1㎡あたり227,847円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+2.9%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
京都西京-12桂南巽町121番2424,000+2.7%
京都西京-3桂木ノ下町1番6391,000+2.1%
京都西京-16桂坤町28番13外360,000+3.4%
京都西京-6川島権田町17番5289,000+4.0%
京都西京-14川島東代町38番38286,000+4.8%
…(中略・全23地点)
京都西京-20大原野上里南ノ町48番884,500+0.5%
京都西京-15大枝北沓掛町4丁目2番9126,000+1.6%
京都西京-5大原野西竹の里町1丁目4番8146,000+1.4%
京都西京-22大枝北福西町2丁目11番4148,000+1.4%
京都西京-9大枝西新林町5丁目19番8153,000—

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ京都市西京区内で、住宅地の地価は5.0倍ちがいます

最も高いのは桂南巽町121番2の1㎡あたり424,000円(+2.7%)。最も安いのは大原野上里南ノ町48番8の84,500円(+0.5%)。その差は5.0倍です。「京都市西京区の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

京都市西京区は京都府内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある京都府内の29市区町村のうち、 京都市西京区の住宅地の平均価格は8位。 京都市の11区のなかで見ると第8位です。

区分京都市西京区の位置母数
住宅地の平均価格(府内・区を含む)8位29市区町村
住宅地の平均価格(京都市の区のみ)8位11区
前年比の変動率(府内・区を含む)11位29市区町村
前年比の変動率(京都市の区のみ)10位11区

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

京都市西京区の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地23地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ区内で5.0倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

05京都市西京区の特徴 ― 戸建の区。桂の市街地と、洛西・大原野で条件がまったく違う

西京区を一言で表すと、「東の桂と、西の洛西・大原野で、値段も交通も土地のルールも違う区」です。 昭和51年(1976年)10月に桂川を境に右京区から分かれ、令和8年度が区制50周年にあたります。 この章では、(1)区の成り立ちと2つの管内、(2)地価公示27地点、(3)成約272件、(4)洛西ニュータウン、(5)景観と地区計画、(6)災害の順に、西京区を読んでいきます。

区役所の管内と洛西支所の管内 ― 「西京区」は2つの顔を持つ

管内町(区役所「所管区域」)公式資料で確認できたことこのページの数字
区役所(本所)
上桂森下町25-1
上桂・桂・川島・下津林・牛ケ瀬・樫原・松室・松尾・山田・下山田・嵐山と、御陵の町 令和7年国勢調査(速報)97,110人・45,034世帯(5年前から−2.9%)。阪急の5駅(桂・上桂・松尾大社・嵐山・洛西口)は国土地理院の地名検索で西京区にある。 区役所は阪急 上桂駅から徒歩約10分 住宅地の標準地で175,000〜424,000円/㎡。成約の町丁目別(3件以上)は桂・上桂・川島・山田・御陵・松尾・嵐山・樫原の計91件
洛西支所
大原野東境谷町二丁目1-2
大枝・大原野と、御陵大枝山の町 令和7年国勢調査(速報)46,008人・20,389世帯(5年前から−7.6%)。支所の最寄りは市バス「境谷大橋」。 洛西ニュータウンの高齢化率は25.1%→42.8%(平成22年→令和2年) 大枝・大原野の名のつく標準地6地点は84,500〜161,000円/㎡。成約の町丁目別は大枝6町丁目35件・大原野3町丁目30件の計65件

人口は本所の管内が約3分の2、洛西支所の管内が約3分の1(令和7年国勢調査の速報で68%と32%・当方算出)。 ところが成約の町丁目別(3件以上あった29町丁目・156件)では、大枝・大原野が65件で約42%を占めます(当方算出)。 洛西支所の管内は、人口の割に取引が多い=家が動いている地域です。 5年間で人口が7.6%減っていることとあわせて考えると、住み替え・相続などで売りに出る家が多く、買う側には選択肢があると読めます。 (御陵の町は、本所の管内と洛西支所の管内の両方にあります。上の表の標準地・成約の区分は町名の頭の文字によるもので、管内の境とは一致しません。)

区役所の「西京区の概要」は、分区のとき約9万人だった人口が増えた理由として 「桂駅中心の市街化、洛西ニュータウン建設、桂坂住宅開発、桂川右岸区画整理」の4つを挙げています。 西京区の住宅地は、古くからの駅前の市街地に、計画的に造られた3つの住宅地が加わってできたということです。 どの成り立ちの住宅地かによって、道の幅・敷地の広さ・街のルール(地区計画・建築協定)がまったく違います。

出典:西京区役所「区役所・洛西支所の所管区域」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000126672.html / 西京区役所「区役所へのアクセス」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000034734.html / 西京区役所「西京区の概要」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000270247.html / 京都市統計ポータル「令和7年国勢調査」報道発表資料 https://www2.city.kyoto.lg.jp/sogo/toukei/Population/Census/2025/2025sokuhou.pdf / 第3期西京区基本計画(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html

地価公示27地点 ― 住宅地は5.0倍の開き、比べられる22地点はすべて上昇

令和8年地価公示で、西京区の標準地は住宅地23地点・商業地4地点の計27地点です(工業地の標準地はありません)。

用途地点数平均価格(円/㎡) 平均変動率上昇・横ばい・下落
住宅地23227,847 +2.9%上昇22/横ばい0/下落0/前年比なし1
商業地4332,500 +3.8%上昇4/横ばい0/下落0

住宅地の平均は227,847円/㎡。京都府内で住宅地の標準地が3地点以上ある29市区町村のなかで8位、京都市の11区のなかでも8位です。 変動率+2.9%は29市区町村で11位、11区のなかでは10位。 京都市内では、土地の値段は低いほうから4番目・値上がりは下から2番目という位置になります。 ただし、前年と比べられる22地点はすべて上昇していて、下がった地点はありません。 「大きくは上がらないが、どこも下がっていない」のが、令和8年時点の西京区です。

住宅地23地点をすべて、価格の高い順に並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
京都西京-12桂南巽町121番2424,000+2.7%170㎡
京都西京-3桂木ノ下町1番6391,000+2.1%198㎡
京都西京-16桂坤町28番13外360,000+3.4%123㎡
京都西京-6川島権田町17番5289,000+4.0%101㎡
京都西京-14川島東代町38番38286,000+4.8%118㎡
京都西京-11上桂三ノ宮町100番3272,000+4.6%165㎡
京都西京-13樫原山路14番7269,000+4.3%90㎡
京都西京-7松尾大利町20番54261,000+3.6%134㎡
京都西京-10桂春日町21番15251,000+4.1%101㎡
京都西京-1下津林佃5番142241,000+1.7%189㎡
京都西京-17下津林中島町1番253218,000+6.3%64㎡
京都西京-19桂上野西町225番213,000+3.9%102㎡
京都西京-2牛ケ瀬奥ノ防町86番205,000+3.5%128㎡
京都西京-23樫原蛸田町31番30192,000+3.8%86㎡
京都西京-4松室追上ゲ町18番18外190,000+0.5%325㎡
京都西京-18嵐山茶尻町33番6185,000+1.1%168㎡
京都西京-21御陵北山町28番7外175,000+1.7%153㎡
京都西京-8大原野上里紅葉町14番18161,000+3.2%202㎡
京都西京-9大枝西新林町5丁目19番8153,000—112㎡
京都西京-22大枝北福西町2丁目11番4148,000+1.4%204㎡
京都西京-5大原野西竹の里町1丁目4番8146,000+1.4%176㎡
京都西京-15大枝北沓掛町4丁目2番9126,000+1.6%432㎡
京都西京-20大原野上里南ノ町48番884,500+0.5%264㎡

読み取れることが4つあります。

  • 上位3地点はすべて「桂」。桂南巽町424,000円、桂木ノ下町391,000円、桂坤町360,000円。 4位の川島権田町(289,000円)とは7万円以上の差があります。
  • 4位から13位までの10地点は、205,000〜289,000円に収まっている。 川島・上桂・樫原・松尾・下津林・牛ケ瀬と桂の2地点で、区役所の管内の「ふつうの値段」は1㎡あたり20万円台です。 坪に直すと約68万〜96万円(当方算出)。
  • 18位から23位までの6地点は、すべて大枝・大原野。大原野上里紅葉町161,000円、大枝西新林町5丁目153,000円、大枝北福西町2丁目148,000円、 大原野西竹の里町1丁目146,000円、大枝北沓掛町4丁目126,000円、大原野上里南ノ町84,500円。 洛西・大原野は、桂の上位3地点(360,000〜424,000円)の半分以下の単価です。 最安の大原野上里南ノ町を除いた22地点の最高と最低の差は約3.4倍(当方算出)です。
  • 上がり方は、桂駅の南で大きく、北と西でゆるやか。 4%以上上がったのは下津林中島町(+6.3%)、川島東代町(+4.8%)、上桂三ノ宮町(+4.6%)、樫原山路(+4.3%)、桂春日町(+4.1%)、川島権田町(+4.0%)の6地点。 2%に届かなかったのは下津林佃・御陵北山町(+1.7%)、大枝北沓掛町4丁目(+1.6%)、大枝北福西町2丁目・大原野西竹の里町1丁目(+1.4%)、 嵐山茶尻町(+1.1%)、松室追上ゲ町・大原野上里南ノ町(+0.5%)の8地点です。

地積にも注目してください。標準地の地積が100㎡に満たないのは下津林中島町64㎡、樫原蛸田町86㎡、樫原山路90㎡の3地点だけ。 桂南巽町170㎡、桂木ノ下町198㎡、大原野上里紅葉町202㎡、大枝北福西町2丁目204㎡、松室追上ゲ町325㎡、大枝北沓掛町4丁目432㎡と、 100㎡を超える標準地が23地点のうち20地点あります。 成約データでも戸建の土地面積の中央値は105㎡。 となりの右京区は戸建の土地面積の中央値が75㎡ですから、西京区は、それより敷地にゆとりのある戸建が多い区だと分かります。

商業地4地点は次のとおりです。

用途所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
商業地川島有栖川町50番1640,000+6.7%304㎡
商業地下津林南大般若町89番272,000+3.8%648㎡
商業地桂畑ケ田町51番外270,000+3.8%5,218㎡
商業地大枝塚原町3番142外148,000+0.7%1,266㎡

商業地の「川島有栖川町50番1」は640,000円/㎡・+6.7%。 西京区の27地点のなかで、価格も上昇率も最大です。 ほかの3地点は148,000〜272,000円/㎡で、川島有栖川町だけが飛び抜けています。 区の運営方針が「西京区の玄関口である阪急桂駅前」と書いていることとあわせると、区の商業の中心は桂駅の周辺だと考えられます (川島有栖川町の標準地と桂駅との位置関係は、鑑定評価書の本文を確認しておらず、推測です)。 大枝塚原町の商業地は148,000円/㎡(+0.7%)で、洛西・大原野の住宅地と同じ水準です。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。 「—」は前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)です。

実際の成約272件 ― 戸建216件・マンション56件。8割が戸建

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 西京区の成約は272件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 下位25%〜上位25%上位10%面積の中央値 建築年の中央値中央値にかかる仲介手数料の上限額
新築戸建て(建築年2025年以降)50件4,500万円 3,700万〜5,100万円6,800万円延床95㎡ 2025年155万1,000円
中古戸建て(建築年2024年以前)165件3,100万円 1,700万〜4,000万円5,000万円延床90㎡ 1996年108万9,000円
中古マンション56件1,650万円 1,100万〜2,800万円4,900万円専有80㎡ 1992年61万500円
(参考)戸建て全体216件3,450万円 2,200万〜4,500万円5,500万円土地105㎡ 2004年120万4,500円

西京区は、戸建が中心の区です。272件のうち戸建が216件(約79%)、マンションが56件(約21%・割合は当方算出)。 そして戸建は、新築50件の中央値が4,500万円、中古165件の中央値が3,100万円と、1,400万円の差があります (戸建216件のうち1件は建築年が分からないため、50件+165件は216件になりません)。

  • 新築戸建ては4,000万円台が中心。50件の半分が3,700万〜5,100万円に入り、最小2,400万円・最大8,600万円。 延床面積の中央値は95㎡です。 新築戸建て(建売)は仲介手数料0円の対象になりやすい種別です(対象外の物件もあります)。 4,500万円にかかる仲介手数料の上限額は155万1,000円で、この金額がまるごと変わる可能性があります。
  • 中古戸建ては幅がたいへん広い。下位25%が1,700万円、上位25%が4,000万円、最小350万円・最大1億4,000万円。 建築年の中央値は1996年で、165件のうち40件(約24%・当方算出)は1981年以前の建築です。 延床面積の中央値は90㎡と、新築(95㎡)とほとんど変わりません。 「築30年前後で、新築より1,400万円安い」のが、西京区の中古戸建ての真ん中の姿です。
  • 中古マンションは件数が少なく、広めで、安い。56件・中央値1,650万円・専有面積の中央値80㎡・建築年の中央値1992年。 56件のうち16件(約29%・当方算出)が1981年以前の建築です。 専有80㎡という広さは家族向けの間取りで、成約個票にも専有90㎡・105㎡の部屋があります。 管理の状態・修繕積立金・建て替えのときの高さ制限(高度地区)を確かめる必要があります。

築年には制度上の境目があります。昭和56年(1981年)5月31日です。 京都市の耐震診断士派遣(木造住宅は無料)や「まちの匠・ぷらす」の耐震改修の補助は、 これ以前に着工された木造住宅が対象です(京町家は昭和25年11月22日以前の着工)。 西京区の成約では、中古戸建ての約4分の1がこの年代にあたります(建築年と着工日は別ですので、個別に確認が必要です)。

最寄駅別の成約(7駅・計259件)

最寄駅(成約データの表記)路線駅の所在(国土地理院の地名検索)件数成約中央値 駅からの平均仲介手数料の上限額
桂阪急 京都線(嵐山線に乗り換え)西京区135件3,300万円13分115万5,000円
上桂阪急(区役所の表記は「阪急電車」)西京区58件2,700万円13分95万7,000円
洛西口阪急 京都線西京区21件2,800万円17分99万円
松尾大社阪急西京区13件3,500万円9分122万1,000円
東向日阪急 京都線未確認12件3,700万円24分128万7,000円
嵐山(阪急)阪急 嵐山線西京区10件3,350万円9分117万1,500円
桂川(京都)JR(区役所の表記は「JR桂川駅」)南区10件2,450万円15分87万4,500円

桂が135件で、7駅の合計259件の半分以上。上桂の58件を足すと193件で、4分の3になります(当方算出)。 西京区の取引は、桂と上桂の2駅に集まっています。 中央値が最も高いのは東向日の3,700万円(12件)、最も低いのは桂川の2,450万円(10件)で、約1.5倍の開きです。 右京区(23駅・1,300万〜4,200万円)と比べると、駅による差は小さい区だと言えます。 差が出るのは「駅」より「町」と「種別」です(次の表)。

※この表は「西京区の物件の最寄駅」の一覧で、駅が西京区にあるとは限りません。 桂川駅は国土地理院の地名検索で南区、東向日駅は所在の市区を確認していません。 東向日の「駅からの平均24分」は、大原野など駅から遠い物件が含まれるためです。 件数の少ない駅(10〜13件)の中央値は、数件の取引で大きく変わります。

町丁目別の成約 ― 件数の多い15町丁目

町丁目件数成約中央値 仲介手数料の上限額
大原野西境谷町19件1,000万円39万6,000円
大枝北沓掛町12件2,300万円82万5,000円
御陵峰ケ堂町9件4,000万円138万6,000円
大枝沓掛町9件1,400万円52万8,000円
山田南山田町6件4,500万円155万1,000円
川島権田町6件4,450万円153万4,500円
大原野上里紅葉町6件3,750万円130万3,500円
桂池尻町6件3,650万円127万500円
上桂前田町6件1,150万円44万5,500円
桂坤町5件6,800万円231万円
御陵大枝山町5件5,600万円191万4,000円
桂稲荷山町5件5,000万円171万6,000円
桂御所町5件4,900万円168万3,000円
上桂御正町5件4,600万円158万4,000円
大原野上里鳥見町5件3,300万円115万5,000円

3件以上の成約があった町丁目は29町丁目・計156件。 町名の頭の文字でまとめると、大枝35件(6町丁目)、大原野30件(3町丁目)、桂24件(5町丁目)、御陵18件(3町丁目)、 上桂15件(3町丁目)、山田13件(3町丁目)、川島9件(2町丁目)、嵐山6件(2町丁目)、松尾3件、樫原3件です(当方合算)。 件数の上位2つ(大原野西境谷町19件・大枝北沓掛町12件)は、どちらも洛西支所の管内の町名です。 最寄駅別では桂が半分を占めるのに、町丁目別では大枝・大原野が上位に来る。 「最寄駅は桂だが、駅からは遠い」物件が多いことが、2つの表を見比べると分かります。

中央値が高い8町丁目と、低い8町丁目

高い町丁目件数成約中央値 低い町丁目件数成約中央値
桂坤町5件6,800万円大原野西境谷町19件1,000万円
御陵大枝山町5件5,600万円上桂前田町6件1,150万円
桂稲荷山町5件5,000万円桂乾町3件1,300万円
桂御所町5件4,900万円大枝沓掛町9件1,400万円
川島三重町3件4,800万円山田平尾町3件2,000万円
御陵内町4件4,650万円大枝北福西町3件2,100万円
上桂御正町5件4,600万円大枝北沓掛町12件2,300万円
松尾上ノ山町3件4,600万円上桂三ノ宮町4件2,300万円

最高は桂坤町の6,800万円(5件)、最低は大原野西境谷町の1,000万円(19件)。6.8倍(当方算出)です。 6,800万円にかかる仲介手数料の上限額は231万円、1,000万円なら39万6,000円。 高い側は桂・御陵・川島・上桂、低い側は大原野西境谷町・大枝沓掛町・上桂前田町・桂乾町。 高い側にも低い側にも「桂」「上桂」の町名が入っていて、「桂は高い」「洛西は安い」と地名だけでは言い切れません。 同じ地名のなかに、新しい戸建の帯と、築年数の経ったマンションの帯が混ざっていると読むのが妥当です (町丁目ごとの種別・建築年は公表データになく、断定はできません。19件の大原野西境谷町と12件の大枝北沓掛町を除けば、いずれも3〜9件の参考値です)。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格面積 間取建築年構造最寄駅・駅からの分時期 仲介手数料の上限額
中古マンション大枝沓掛町1,700万円 専有65㎡3LDK1996年 RC桂(分数は不明)2025Q262万7,000円
中古マンション大枝北沓掛町1,700万円 専有105㎡4LDK1991年 RC桂(分数は不明)2025Q262万7,000円
中古マンション山田平尾町1,600万円 専有90㎡1LDK1992年 RC上桂 27分2025Q259万4,000円
中古マンション嵐山中尾下町1,500万円 専有70㎡2LDK1974年 RC嵐山(阪急) 5分2025Q256万1,000円
戸建桂池尻町3,500万円 土地75㎡/延床105㎡—2010年 木造桂 15分2025Q2122万1,000円
戸建(新築)大原野上里鳥見町3,500万円 土地115㎡/延床95㎡—2025年 木造東向日 25分2025Q4122万1,000円
戸建(新築)大原野上里紅葉町3,400万円 土地110㎡/延床90㎡—2025年 木造向日町(分数は不明)2025Q4118万8,000円
戸建(新築)樫原蛸田町3,500万円 土地85㎡/延床70㎡—2025年 木造—(記載なし)2025Q2122万1,000円

マンション4件は1,500万〜1,700万円、戸建4件は3,400万〜3,500万円(それぞれの中央値に近い個票です)。 同じ1,700万円のマンションでも、専有65㎡の3LDKと専有105㎡の4LDKがあります。 嵐山中尾下町の部屋は駅から5分ですが1974年築。山田平尾町の部屋は専有90㎡と広いかわりに駅から27分。 「広さ」「築年」「駅からの距離」のどれを取るかが、西京区の1,500万〜1,700万円の選択です。

戸建4件のうち3件は2025年築の新築です。 樫原蛸田町は土地85㎡・延床70㎡、大原野上里鳥見町は土地115㎡・延床95㎡、大原野上里紅葉町は土地110㎡・延床90㎡。 3件とも土地面積のほうが延床面積より大きい家で、2階建てと考えられます(階数は公表データにありません)。 桂池尻町(2010年築)だけが土地75㎡・延床105㎡と、延床のほうが大きい家です。 同じ3,500万円前後で、桂の近くなら「築15年・土地75㎡」、大原野なら「新築・土地110㎡以上」。 駅への近さを取るか、新しさと敷地の広さを取るかを、先に決めておくと物件を絞りやすくなります。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・京都市西京区272件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。 戸建の個票の間取りは公表データに無いため「—」としています。駅からの分数が公表データで0の個票は「分数は不明」としています。

洛西ニュータウン ― 誕生から50年。安さの理由と、いま起きていること

西京区で家を探すと、必ず「洛西ニュータウン」の物件に出会います。 成約の町丁目別で件数がいちばん多い大原野西境谷町(19件・中央値1,000万円)は、地区計画の名前に「大原野西境谷町」が3つ出てくる町です。 公式資料で確認できたことを、良い面もそうでない面も並べます。

項目公式資料に書かれていること出どころ
節目「令和8、洛西ニュータウンは誕生から50年の節目を迎えます」「洛西ニュータウンまちびらき50周年」西京区まちづくり運営方針(令和8年6月)
高齢化「洛西ニュータウンの高齢化率は,25.1%から42.8%と急激に高まっています」(平成22年→令和2年)第3期西京区基本計画(概要版)
人口洛西支所の管内(大枝・大原野)は令和2年49,792人→令和7年46,008人(−7.6%)令和7年国勢調査 速報(京都市)
再整備「洛西ニュータウン・タウンセンターの再整備を控える」。区の基本計画の重点に「芸大跡地・洛西ニュータウン再生」運営方針/基本計画
交通洛西支所の最寄りは市バス「境谷大橋」(徒歩約3分)。「自動運転バスの社会実装に向けた取組」区役所へのアクセス/運営方針
学校令和7年4月、竹の里小・福西小・西陵中を統合した洛西陵明小中学校が開校京都市教育委員会
街のルール地区計画「洛西ニュータウン・タウンセンター地区」(8.4ha)ほか、大枝・大原野の町名のつく地区計画が多数。建築協定2地区京都市「地区計画」「建築協定」

買う立場で整理すると、こうなります。

  • 安い。住宅地の公示価格は146,000〜153,000円/㎡で、桂の上位3地点の半分以下。成約では大原野西境谷町が中央値1,000万円(19件)。 1,000万円の物件なら、仲介手数料の上限額は39万6,000円です。
  • 広い。中古マンション56件の専有面積の中央値は80㎡。標準地の地積も176〜204㎡あります。
  • 駅が無い。鉄道の駅まではバス・自転車・車です。朝のバスの本数と所要時間、夜の最終便を、いまの時刻表で確かめてください。
  • 人が減り、高齢化している。5年で人口が7.6%減り、高齢化率は42.8%(令和2年)。 将来売るときに、買い手が見つかりやすいかどうかは、駅前の市街地とは条件が違います。
  • 市と区が手を入れている最中。新しい小中一貫の学校、タウンセンターの再整備、交通の取組。 再整備の中身と時期は、本ページでは確認できていません(未取得)ので、「これから便利になる」と決めつけずに、区の最新の発表を確かめてください。

「京都市内で、広い家を、予算を抑えて買い、長く住む」という目的には合います。 「値上がりを期待する」「駅近で通勤時間を短くする」という目的には合いません。 京都市の都市計画総括表には「新住宅市街地開発事業 260.7ha・1地区」とありますが、 この表に名称の記載はなく、洛西ニュータウンを指すかどうかは本ページでは確認していません。 洛西ニュータウンの面積・計画人口・入居開始の年月日、ニュータウンに含まれる町名の一覧は、公式資料で確認できていません(未取得)。

出典:西京区「西京区まちづくり運営方針の策定について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000355039.html / 同 方針PDF https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/cmsfiles/contents/0000355/355039/nishikyou.pdf / 第3期西京区基本計画(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html / 京都市「洛西ニュータウン・タウンセンター地区地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154913.html / 京都市「都市計画総括表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000019433.html

景観と街のルール ― 嵐山・松尾は歴史的風土、洛西・桂坂は地区計画

京都市は、建物の高さとデザインの規制が全国でも特に細かい都市です。 平成19年(2007年)9月1日の新景観政策で、高さの上限は10m・12m・15m・20m・25m・31mの6段階になりました。 西京区は、そのうえに歴史的風土・風致地区と、計画的な住宅地の地区計画・建築協定が重なります。

制度西京区に関係する区域(市公式)買う立場から
歴史的風土特別保存地区「嵐山」約180ha(西京区嵐山・松室の各一部) 建物の新築・宅地の造成は原則として認められない。行為は市長の許可
歴史的風土保存区域「嵯峨嵐山」約1,396ha(西京区嵐山・松尾・松室の各一部を含む)、「桂」約30ha(西京区桂・徳大寺の各一部を含む) 区域内の行為は市長への届出
風致地区一覧に「西山」約1,717ha、「大枝大原野」約1,596ha、「嵯峨嵐山」約3,989ha(かかる町名は未取得) 高さ8〜15m、建ぺい率2/10〜4/10。新築・増改築・色の変更に市長の許可
地区計画西京桂坂142.9ha、洛西ニュータウン・タウンセンター地区8.4haなど、一覧で15地区を確認 建物の用途・敷地・高さなどに、用途地域より細かい決まりがある場合がある
建築協定4地区(下津林、大原野東境谷町3丁目、大原野西竹の里町2丁目、上桂今井町) 住民どうしで決めた上乗せのルール
界わい景観整備地区「西京樫原界わい景観整備地区」(区役所「西京区の概要」)基準の中身は未取得
高度地区市街化区域の95.3%(市全体)10〜31mの6段階。建て替えで同じ高さを建てられない場合がある

これらは「街並みが守られる」という価値と、「自由に建てられない」という制約の両面を持ちます。 区の基本計画(概要版)は、市街化区域の約8割が住居専用地域で「良好な居住環境が保全されている反面,店舗,飲食店などの立地には規模による制限があります」と書いています。 静かな住宅地であることと、歩いて行ける店が少ないことは、同じ理由から来ているということです。 物件を検討するときは、(1)どの制度の区域か、(2)いまの建物と同じ大きさを建て直せるか、(3)近くに日常の買い物ができる場所があるかを確かめてください。

災害 ― 山ぎわの土砂、桂川・小畑川の水、9つのため池

京都府の「土砂災害警戒区域等指定箇所情報」で、西京区は9地区・168箇所です。

地区(京都府の区分)箇所数地区箇所数
大原野地区64松陽地区11
大枝地区33樫原地区10
桂坂地区20新林地区2
嵐山東地区14福西地区1
松尾地区13合計168

168箇所のうち、大原野と大枝で97箇所(約58%・当方算出)。 桂坂・嵐山東・松尾・松陽・樫原と、西山のふもとに沿って指定が並びます。 区役所の「西京区の学区・地域紹介」にある17の学区・地域のうち、京都府の一覧に名前が無いのは、 桂・桂川・桂東・桂徳・川岡・川岡東・境谷・竹の里の8つです(当方が2つの一覧を照らし合わせた結果で、 「名前が無い=区域が無い」と公式に書かれているわけではありません)。 桂川に近い桂駅の周辺では、土砂災害の確認とあわせて、水害を必ず確かめてください。

水害について。 京都市の水害ハザードマップは、洪水予報河川(宇治川、桂川、木津川下流、鴨川・高野川)と 水位周知河川(弓削川、桂川(周山)、山科川、天神川、小畑川)を対象にしています(市全体の一覧です)。 西京区版は令和3年5月発行。 西京区は桂川を東の境とする区で、区の最低地は牛ケ瀬山柿町の標高18.4m。 桂・川島・下津林・牛ケ瀬など桂川に近い町の物件は、浸水の深さを必ず確認してください。

ため池について。 京都市の防災重点農業用ため池は17か所。そのうち9か所が西京区で、市内でいちばん多い区です(北区1・左京区3・右京区4)。 市の一覧にある名前は、樫原弁天池/樫原新池/紅葉池/上ノ池・下ノ池/宮池・南春日ノ新池・射場ノ池/千原池・米谷池/薬師谷池/三田戸中池・三田戸下池/地蔵池。 ため池の下流側にあたる物件は、ため池ハザードマップで浸水の想定を確認してください。

※浸水の深さ・浸水継続時間・想定震度の具体値、土砂災害の警戒区域と特別警戒区域の内訳、ため池それぞれの所在地、 西京区に最大の被害をもたらす想定地震の名前は、本ページでは取得できていません(未取得)。 京都府の箇所数は「警戒区域等」の合計で、ページの更新日は2021年4月27日です。 出典:京都府「土砂災害警戒区域等指定箇所情報(西京区)」 https://www.pref.kyoto.jp/dosyashitei/1300060963668.html / 京都市「水害ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000143.html / 西京区役所「京都市水害ハザードマップ【西京区】」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000324123.html / 京都市「ため池ハザードマップ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000284639.html

まとめ:西京区は「区域・管内・種別と築年・駅までの足・ハザード」で選ぶ区

西京区の住宅地の平均価格は、京都府内で住宅地の標準地が3地点以上ある29市区町村のうち8位、京都市の11区のなかでも8位。 変動率(+2.9%)は29市区町村中11位、11区のなかでは10位です。 京都市内では価格が低めで、値上がりはゆるやか。ただし下がった地点は無い。 買う側から見れば、京都市内で、100㎡前後の敷地の戸建を探しやすい区ということになります。

確認すべきことは、次の5点です。

  • 市街化区域か、市街化調整区域か。区域の約75%が調整区域。大原野には、移り住む人が一戸建てを建てられる指定区域が6つあります。
  • 本所の管内か、洛西支所の管内か。公示価格は桂36万〜42万円/㎡、洛西・大原野8万〜16万円/㎡。人口の動きも交通も違います。
  • 種別と築年。新築戸建て4,500万円、中古戸建て3,100万円、中古マンション1,650万円。中古戸建ての約24%、中古マンションの約29%は1981年以前の建築です。
  • 駅までの足。成約の半分は桂が最寄りですが、駅からの平均は13分。洛西・桂坂・大原野はバス・車が前提です。
  • ハザードと規制。土砂災害(9地区168箇所)、桂川・小畑川の水害、ため池9か所。嵐山・松室には新築が原則認められない特別保存地区があります。

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。

空から見た、この50年の京都市西京区

西京区は昭和51年(1976年)10月に右京区から分かれてできた区で、令和8年度が区制50周年にあたります。区の運営方針は、同じ令和8年を「洛西ニュータウンは誕生から50年の節目」としています。
左が1974〜78年、右が現在の、洛西支所(大原野東境谷町二丁目)を含む同じ範囲です。左の写真は、西京区ができ、洛西ニュータウンが生まれた、ちょうどその時期にあたります。2枚を見比べるときは、造成された土地と、もとの田畑・竹林・山との境目に注目してください。区役所は、分区のとき約9万人だった人口が増えた理由として「桂駅中心の市街化、洛西ニュータウン建設、桂坂住宅開発、桂川右岸区画整理」を挙げています。いまこの範囲には、「洛西ニュータウン・タウンセンター地区」(8.4ha)をはじめ、大原野西境谷町・西竹の里町、大枝西新林町・福西町の名のつく地区計画が定められています。計画的に造られた街は、道が広く区画が整っている一方で、建物が同じ時期に建ち、同じ時期に古くなります。区の基本計画が洛西ニュータウンの高齢化率(25.1%→42.8%)を挙げているのは、その表れです。(写真の範囲は、国土地理院の住所検索で得た大原野東境谷町二丁目の座標から算出したタイルによるものです。写真に何が写っているかの説明は、画像を確認していないため書いていません。)

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28732〜28734・y12982〜12983)で切り出しています。

06京都市西京区を6に分けて考える(エリアガイド)

西京区は、区役所(本所)の管内と、洛西支所の管内に分かれます。区役所の「所管区域」のページによると、本所の管内は上桂・桂・川島・下津林・牛ケ瀬・樫原・松室・松尾・山田・下山田・嵐山と御陵の町、洛西支所の管内は大枝・大原野と御陵大枝山の町です。

ここでは、令和8年地価公示の全27地点(住宅地23・商業地4)と、国土交通省の成約価格情報272件の駅別・町丁目別を、住所の町名を手がかりに6つのまとまりに整理します。

先にお断りしておきます。この6つのまとまりは、住所の町名の頭の文字(桂・川島・上桂・山田・御陵・大枝・大原野など)をもとにした当方の整理であり、京都市や西京区が定めた区分ではありません。学区の境とも一致しません。また、成約の町丁目別は3件以上あった29町丁目(計156件)だけの集計で、3件・4件の町丁目が多くあります。件数を必ずあわせてご覧ください。町丁目別の平均面積は、マンションの専有面積と戸建の土地面積が混ざった数字のため、本ページでは広さの比較に使っていません。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

桂(阪急桂駅のまとまり・公示価格が区内でいちばん高い)(最寄駅:桂)

西京区の住宅地で、公示価格の上位3地点がここにあります。「桂南巽町121番2」424,000円/㎡(+2.7%)、「桂木ノ下町1番6」391,000円/㎡(+2.1%)、「桂坤町28番13外」360,000円/㎡(+3.4%)。4位の川島権田町(289,000円/㎡)とは7万円以上の差があり、桂の上位3地点だけが一段高い形です。同じ桂でも、「桂春日町21番15」は251,000円/㎡(+4.1%)、「桂上野西町225番」は213,000円/㎡(+3.9%)。「桂」という名前のなかで、1㎡あたり21万円から42万円まで2倍の幅があります。商業地は「桂畑ケ田町51番外」270,000円/㎡(+3.8%・地積5,218㎡)です。
成約は、最寄駅別で桂が135件・中央値3,300万円・平均13分(272件の約半分)。町丁目別では桂の名のつく5町丁目で24件。桂坤町5件・6,800万円(29町丁目で最高)、桂稲荷山町5件・5,000万円、桂御所町5件・4,900万円、桂池尻町6件・3,650万円、そして桂乾町3件・1,300万円。6,800万円にかかる仲介手数料の上限額は231万円、1,300万円なら49万5,000円です。同じ桂のなかで中央値が5倍以上ちがいます(当方算出。いずれも3〜6件で参考値です)。町丁目ごとの種別・建築年は公表データになく、差の理由を断定することはできません。
成約個票では、桂池尻町の戸建(3,500万円・土地75㎡/延床105㎡・2010年築・木造)が桂駅から15分。土地より延床が大きい=2階建て・3階建てで床をかせぐ家で、桂の市街地の戸建の一つの形です。
このまとまりの注意点は3つあります。(1)歴史的風土保存区域「桂」(約30ha)が、西京区桂・徳大寺の各一部にかかっています。区域のなかの行為は市長への届出が必要です。(2)駅からの平均が13分で、「桂駅最寄り」でも徒歩15分以上の物件が珍しくありません。(3)桂川に近い低い土地があります。区の最低地は牛ケ瀬山柿町の標高18.4mで、水害ハザードマップの対象河川に桂川が入っています。区の運営方針は桂駅前を「西京区の玄関口」と位置づけており、区のなかで最も利便性の評価が高い場所であることは、公示価格にも表れています。

川島・下津林・牛ケ瀬・樫原(桂駅の南〜洛西口駅のまとまり)(最寄駅:桂/洛西口/桂川(JR・南区))

公示価格の上がり方が、区内でいちばん大きいまとまりです。住宅地の標準地は7地点。「川島権田町17番5」289,000円/㎡(+4.0%)、「川島東代町38番38」286,000円/㎡(+4.8%)、「樫原山路14番7」269,000円/㎡(+4.3%)、「下津林佃5番142」241,000円/㎡(+1.7%)、「下津林中島町1番253」218,000円/㎡(+6.3%・住宅地23地点で最大の上昇)、「牛ケ瀬奥ノ防町86番」205,000円/㎡(+3.5%)、「樫原蛸田町31番30」192,000円/㎡(+3.8%)。7地点のうち6地点が3.5%以上の上昇です。商業地は「川島有栖川町50番1」640,000円/㎡(+6.7%)で、西京区の全27地点のなかで価格も上昇率も最大。住宅地の最高(桂南巽町424,000円)の約1.5倍です(当方算出)。「下津林南大般若町89番」は272,000円/㎡(+3.8%)。
成約は、町丁目別で川島権田町6件・4,450万円、川島三重町3件・4,800万円、樫原蛸田町3件・2,600万円。最寄駅別では洛西口が21件・中央値2,800万円・平均17分、桂川(京都)が10件・2,450万円・平均15分です。成約個票には、樫原蛸田町の新築戸建て(3,500万円・土地85㎡/延床70㎡・2025年築・木造)があります(最寄駅は公表データに記載なし)。標準地の地積も小さめで、下津林中島町64㎡、樫原蛸田町86㎡、樫原山路90㎡。西京区で地積100㎡未満の標準地は23地点のうちこの3地点だけで、すべてこのまとまりにあります。小さめの敷地の戸建が動いていて、土地の値段が上がっている場所だと読めます。
買う側の注意点。(1)区役所は、区の発展の理由に「桂川右岸区画整理」と「阪急洛西口駅・JR桂川駅開設」を挙げています。このまとまりのどこが区画整理の区域にあたるかは本ページでは確認していませんが、成約データでは洛西口・桂川(JR)が最寄駅として出てきます。公示価格が毎年動いている場所ですから、相場は古い事例ではなく直近の事例で確かめてください。(2)下津林六反田・下津林佃には建築協定(阪急桂南住宅地区)があります。(3)樫原には「西京樫原界わい景観整備地区」があり、区役所は歴史的な町並みとして紹介しています。外観に関する基準があるかを確認してください(基準の中身は未取得)。(4)京都府の指定箇所情報で、樫原地区に10箇所の土砂災害警戒区域等があります。(5)物集女街道を境に通学区域が分かれる町があります。(6)防災重点農業用ため池の一覧に「樫原弁天池」「樫原新池」の名前があります。

上桂・山田・松尾・松室・嵐山(阪急嵐山線の沿線・区役所のあるまとまり)(最寄駅:上桂/松尾大社/嵐山(阪急))

西京区役所があるまとまりです。区役所の所在地は上桂森下町25-1で、阪急の上桂駅から徒歩約10分。最寄駅別で上桂が58件・中央値2,700万円・平均13分(区内2番目の件数)、松尾大社が13件・3,500万円・9分、嵐山(阪急)が10件・3,350万円・9分。
町丁目別では、上桂の3町丁目で15件、山田の3町丁目で13件、嵐山の2町丁目で6件、松尾の1町丁目で3件。上桂御正町5件・4,600万円、松尾上ノ山町3件・4,600万円、山田南山田町6件・4,500万円、嵐山谷ケ辻子町3件・4,200万円がある一方、上桂三ノ宮町4件・2,300万円、山田平尾町3件・2,000万円、上桂前田町6件・1,150万円があります。1,150万円にかかる仲介手数料の上限額は44万5,500円、4,600万円なら158万4,000円。同じ上桂で4倍の開きです(当方算出)。中古マンションの下位25%が1,100万円、新築戸建ての中央値が4,500万円ですから、低い帯は築年数の経ったマンション、高い帯は新しい戸建という可能性が考えられますが、町丁目ごとの種別・建築年は公表データになく、断定はできません。
住宅地の標準地は4地点。「上桂三ノ宮町100番3」272,000円/㎡(+4.6%)、「松尾大利町20番54」261,000円/㎡(+3.6%)、「松室追上ゲ町18番18外」190,000円/㎡(+0.5%・地積325㎡)、「嵐山茶尻町33番6」185,000円/㎡(+1.1%)。上桂・松尾は3〜4%台、松室・嵐山は1%前後と、同じ沿線でも北へ行くほど上がり方がゆるやかです。
成約個票では、山田平尾町のマンション(1,600万円・専有90㎡・1LDK・1992年築・RC)が上桂駅から27分、嵐山中尾下町のマンション(1,500万円・専有70㎡・2LDK・1974年築・RC)が嵐山(阪急)駅から5分。
このまとまりは、西京区で景観の規制がいちばん重なる場所です。歴史的風土特別保存地区「嵐山」(西京区嵐山・松室の各一部・約180ha)では、建物の新築が原則として認められません。歴史的風土保存区域「嵯峨嵐山」の区域にも西京区嵐山・松尾・松室の各一部が含まれます。区役所は区内の寺社として法輪寺・松尾大社・華厳寺(鈴虫寺)・西芳寺(苔寺)を挙げています。京都府の指定箇所情報では、嵐山東地区に14箇所、松尾地区に13箇所、松陽地区に11箇所の土砂災害警戒区域等があります。建築協定は上桂今井町に「K-City桂川そよぎ野地区」。山に近い町の物件は、(1)歴史的風土・風致の区域か、(2)土砂災害の区域か、(3)建て直せる大きさ、の3つを契約の前に確かめてください。

御陵・大枝(国道9号に沿うまとまり・桂坂と沓掛)(最寄駅:桂(バス・車))

計画的に開発された住宅地と、古くからの大枝の町が並ぶまとまりです。地区計画の一覧には、西京区で最大の「西京桂坂」(142.9ha・当初 昭和61年5月1日)と「桂坂さくら地区」(3.9ha)、「京都大学桂キャンパス地区」(26.3ha)、「桂イノベーションパーク地区」(9.6ha)があります。区役所は、分区後の発展の理由のひとつに「桂坂住宅開発」を挙げ、京都大学桂キャンパスの中にローム記念館(平成17年5月開業)と京大桂ベンチャープラザが整備され、「桂イノベーションパーク構想」が進められていると紹介しています。
成約は、町丁目別で御陵峰ケ堂町9件・4,000万円、御陵大枝山町5件・5,600万円、御陵内町4件・4,650万円。御陵の3町丁目18件は、いずれも中央値が4,000万円以上です。5,600万円にかかる仲介手数料の上限額は191万4,000円。大枝は、大枝北沓掛町12件・2,300万円、大枝沓掛町9件・1,400万円、大枝塚原町4件・2,800万円、大枝東長町3件・3,000万円。成約個票では、大枝沓掛町のマンション(1,700万円・専有65㎡・3LDK・1996年築・RC)、大枝北沓掛町のマンション(1,700万円・専有105㎡・4LDK・1991年築・RC)がどちらも最寄駅「桂」で、駅からの分数は公表データで0(不明)です。同じ1,700万円で専有65㎡と105㎡。沓掛のマンションは、駅から離れているぶん、広さに対して価格が抑えられていると読めます。
住宅地の標準地は「御陵北山町28番7外」175,000円/㎡(+1.7%)、「大枝北沓掛町4丁目2番9」126,000円/㎡(+1.6%・地積432㎡)。商業地は「大枝塚原町3番142外」148,000円/㎡(+0.7%)。上がり方は1%台で、桂・川島(3〜6%)よりゆるやかです。
買う側の注意点。(1)鉄道の駅が遠い。成約の最寄駅は「桂」でも、バス・車が前提です。(2)地区計画のある住宅地では、敷地の分割や建物の用途・高さに決まりがあります(西京桂坂地区計画は令和6年11月15日に変更されています。中身は未取得)。(3)京都府の指定箇所情報で、大枝地区に33箇所、桂坂地区に20箇所の土砂災害警戒区域等があります。丘陵を造成した住宅地では、がけ・擁壁の状態を確かめてください。(4)区の基本計画(概要版)は「京都市立芸術大学(芸大)は令和5年度に京都駅東部エリアへ移転を控えています」と記し、重点に「芸大跡地・洛西ニュータウン再生」を挙げています。大学が移ったあとの土地の使い方は、周辺の住環境に関わります(跡地の現在の計画は本ページでは確認していません)。(5)国道9号線を境に通学区域が分かれる町があります。(「桂坂」の住宅地がどの町名にあたるかは、本ページでは公式の一覧として確認していません。地区計画・学区・土砂災害の指定箇所情報に「桂坂」の名前があることをもとに、このまとまりで扱っています。)

洛西ニュータウン(新林・境谷・福西・竹の里)(最寄駅:鉄道の駅なし(市バス。成約データの最寄駅は桂・洛西口など))

西京区のなかで、成約の件数がいちばん多い町丁目と、中央値がいちばん低い町丁目が、同じ町です。大原野西境谷町が19件・成約中央値1,000万円。29町丁目のなかで件数は最多、中央値は最低です。1,000万円にかかる仲介手数料の上限額は39万6,000円。中古マンションの成約56件の中央値は1,650万円、下位25%は1,100万円ですから、大原野西境谷町の取引は、築年数の経った集合住宅が中心である可能性が高いと考えられます(町丁目ごとの種別は公表データになく、断定はできません)。ほかに大枝南福西町4件・3,200万円、大枝北福西町3件・2,100万円。
住宅地の標準地は3地点。「大枝西新林町5丁目19番8」153,000円/㎡(前年と比べられない地点)、「大枝北福西町2丁目11番4」148,000円/㎡(+1.4%・地積204㎡)、「大原野西竹の里町1丁目4番8」146,000円/㎡(+1.4%・地積176㎡)。桂(36万〜42万円/㎡)の半分以下の単価で、敷地は桂より広めです。146,000円/㎡で176㎡の土地なら、単純計算で約2,570万円(当方算出・公示価格ベースの目安で、実際の取引価格ではありません)。
洛西ニュータウンは、公式資料にこう書かれています。区の「西京区まちづくり運営方針」(令和8年6月)は「令和8、洛西ニュータウンは誕生から50年の節目を迎えます」とし、「洛西ニュータウン・タウンセンターの再整備を控える」「自動運転バスの社会実装に向けた取組」を挙げています。区の基本計画(概要版)は「洛西ニュータウンの高齢化率は,25.1%から42.8%と急激に高まっています」(平成22年→令和2年)と記し、重点に「芸大跡地・洛西ニュータウン再生」を掲げています。令和7年国勢調査の速報で、洛西支所の管内は46,008人・5年前から−7.6%(大枝・大原野の全体の数字)。学校は、令和7年4月に竹の里小・福西小・西陵中を統合した洛西陵明小中学校が開校しました。
地区計画と建築協定が多いのも、このまとまりの特徴です。「洛西ニュータウン・タウンセンター地区」(8.4ha)、「大枝南福西町二丁目・三丁目」(20.6ha)、「大枝北福西町二丁目」(14.2ha)、大原野西竹の里町・西境谷町・大枝西新林町の各地区。建築協定は「ガーデンハウス洛西境谷公園住宅地区」(大原野東境谷町3丁目)と「洛西ニュータウン西竹の里タウンハウス地区」(大原野西竹の里町2丁目)。街並みのルールがはっきりしている反面、建て替え・増築・敷地の分割には制約があると考えてください。
正直に書いておきます。洛西ニュータウンは、京都市内で、広めの住宅を低い予算で買える場所です。その理由は、鉄道の駅が無いこと、人口が減り高齢化が進んでいること、建物の築年数が経っていることにあります。一方で、新しい小中一貫の学校、タウンセンターの再整備、交通の取組と、市と区が手を入れている最中の街でもあります。買う前に、(1)バスの本数と所要時間(朝・夜)、(2)マンションなら管理の状態・修繕積立金・建て替えの見通し、(3)戸建なら地区計画・建築協定の中身、(4)1981年以前の建物かどうか、を確かめてください。(洛西ニュータウンの面積・計画人口・入居開始の年月日、どの町がニュータウンに含まれるかの一覧は、公式資料で確認できていません。町名は、地区計画・建築協定・学校の名前に出てくるものをもとに整理しています。京都府の指定箇所情報では、新林地区に2箇所、福西地区に1箇所の土砂災害警戒区域等があります。)

大原野(上里・石見・小塩・灰方ほか・田園と集落のまとまり)(最寄駅:東向日/向日町(区の外の駅が最寄りになる物件がある))

西京区の南西部、田園と山が広がるまとまりです。区役所は「大原野の広大な田園風景」(基本計画)、「大原野では花き団地で花苗生産が行われています」(西京区の概要)と紹介し、全国的に知られるたけのこ・柿、市内で収穫量がいちばん多いなすを区の特産に挙げています。勝持寺(花の寺)・大原野神社・善峯寺もこの地域の寺社として名前が挙がっています。
住宅地の標準地は2地点で、同じ「大原野上里」で2倍近くちがいます。「大原野上里紅葉町14番18」161,000円/㎡(+3.2%・地積202㎡)と、「大原野上里南ノ町48番8」84,500円/㎡(+0.5%・地積264㎡・区内の最安)。84,500円/㎡は、区内最高の桂南巽町(424,000円/㎡)の約5分の1です。2地点がどの区域区分にあたるかは本ページでは確認していませんが、大原野は、市街化区域の住宅地と、市街化調整区域の集落・農地が隣り合う地域です。
成約は、町丁目別で大原野上里紅葉町6件・3,750万円、大原野上里鳥見町5件・3,300万円。最寄駅別では東向日が12件・中央値3,700万円・駅からの平均24分。成約個票には新築戸建てが2件あります。大原野上里鳥見町(3,500万円・土地115㎡/延床95㎡・2025年築・木造・東向日駅から25分)と、大原野上里紅葉町(3,400万円・土地110㎡/延床90㎡・2025年築・木造・最寄駅は向日町、分数は不明)。土地が110㎡を超える新築戸建てが3,400万〜3,500万円。桂池尻町の個票(3,500万円・土地75㎡/延床105㎡・2010年築・桂駅15分)と比べると、同じ3,500万円で、「駅に近い築15年の土地75㎡」か「駅から遠い新築の土地115㎡」かという選択になります。
大原野で必ず確かめること。(1)市街化区域か、市街化調整区域か。調整区域なら、条例の「指定区域」(大原野石見町・小塩町・上里・宇ノ山・上羽町・灰方町の6区域)のなかかどうか。指定区域では、集落に新たに移り住む人が、敷地120㎡以上・高さ10m以下の一戸建て住宅を建てられます。(2)土砂災害。京都府の指定箇所情報で、大原野地区は64箇所と西京区の9地区で最多です。(3)ため池。防災重点農業用ため池は西京区に9か所あり、紅葉池・宮池・千原池・薬師谷池・地蔵池などの名前が並びます(それぞれの所在地は未取得)。(4)水害。市の水害ハザードマップの対象河川(水位周知河川)に小畑川があります。(5)交通。最寄駅が区の外(東向日・向日町)になる物件があり、駅まで20分を超えます。区の運営方針は「大原野地域における交通環境の維持・向上」を挙げています。(6)学校。大原野の山あいの一部の町は、高槻市の学校への委託通学です。家タダの0円仲介も、物件や取引条件によっては対象外になります。調整区域の物件こそ、先に物件URLを送っていただき、調べてから動くことをおすすめします。

※エリア区分と各エリアの記述は、京都市西京区・京都府・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07京都市西京区の交通

鉄道

西京区の鉄道は阪急電鉄です。京都線の桂駅・洛西口駅、嵐山線の嵐山駅、そして上桂駅・松尾大社駅の5駅が、国土地理院の地名検索で西京区にあります。区役所は「阪急電車 上桂駅から徒歩約10分」「阪急電車 桂駅から徒歩約20分」と案内しています。JRの桂川駅は南区にありますが、区役所の「西京区の概要」は、区の発展を支えたものとして「阪急洛西口駅・JR桂川駅開設」を挙げています。

西京区の特徴は、駅がすべて区の東側にあることです。洛西支所(大原野東境谷町二丁目)の最寄りとして区役所が案内しているのは、市バスの「境谷大橋」停留所(徒歩約3分)だけで、鉄道の駅の案内はありません。洛西ニュータウン、桂坂、大枝、大原野は、駅までバス・自転車・車で出ることが前提の住宅地です。区の基本計画(概要版)は重点に「公共交通」「新交通ネットワーク」を掲げ、「西京区まちづくり運営方針」(令和8年6月)には「自動運転バスの社会実装に向けた取組」「大原野地域における交通環境の維持・向上」という言葉があります。交通が、区自身も認める課題だということです。

所要時間や本数は各社の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません)。

駅路線1日平均乗降人員特徴
桂阪急電鉄 京都線(嵐山線の乗り換え駅)—成約データの最寄駅として、西京区で最も件数が多い駅(135件・中央値3,300万円・駅からの平均13分)。272件のうち約半分がこの駅です。区の「西京区まちづくり運営方針」(令和8年6月)は、桂駅前を「西京区の玄関口である阪急桂駅前」と書いています。阪急の駅一覧では京都線の駅(HK81)で、嵐山線の乗り換えができます。区役所は「阪急電車 桂駅から徒歩約20分」と案内しています。住宅地の標準地は桂南巽町424,000円/㎡(+2.7%・区内最高)、桂木ノ下町391,000円/㎡(+2.1%)、桂坤町360,000円/㎡(+3.4%)と、区内の上位3地点がすべて「桂」のつく町です。成約の町丁目別でも桂坤町が5件・中央値6,800万円で29町丁目の最高。一方で、成約個票には桂池尻町の戸建(3,500万円・土地75㎡/延床105㎡・2010年築)がこの駅から15分とあり、駅からの平均13分は「歩いて10分を超える物件が多い」ことを示しています。国土地理院の地名検索で、桂駅の所在は西京区(市区町村コード26111)です
上桂阪急電鉄(区役所の表記は「阪急電車」)—西京区役所の最寄り駅です。区役所の「区役所へのアクセス」は、所在地を上桂森下町25-1、最寄りを「阪急電車 上桂駅から徒歩約10分」と案内しています。成約データでは58件・中央値2,700万円・駅からの平均13分で、件数は桂に次いで2番目。町丁目別では上桂御正町5件・4,600万円、上桂三ノ宮町4件・2,300万円、上桂前田町6件・1,150万円と、同じ上桂のなかで中央値が4倍ちがいます。住宅地の標準地は上桂三ノ宮町272,000円/㎡(+4.6%)。成約個票では山田平尾町のマンション(1,600万円・専有90㎡・1992年築)がこの駅から27分で、上桂駅が最寄りでも、山田など西の山側まで含むことが分かります。国土地理院の地名検索で、上桂駅の所在は西京区(26111)です
松尾大社阪急電鉄(区役所の基本計画は「阪急嵐山・松尾大社地区」と表記)—成約データでは13件・中央値3,500万円・駅からの平均9分。件数は少なめですが、駅からの平均9分は、西京区の7駅のなかで嵐山(阪急)と並んで最も短い数字です。住宅地の標準地は松尾大利町261,000円/㎡(+3.6%)、町丁目別では松尾上ノ山町が3件・4,600万円。区役所の「西京区の概要」は、区内の歴史ある寺社として松尾大社・華厳寺(鈴虫寺)・西芳寺(苔寺)を挙げています。歴史的風土保存区域「嵯峨嵐山」の区域には西京区松尾・松室の各一部が含まれます。国土地理院の地名検索で、松尾大社駅の所在は西京区(26111)です。なお、右京区の梅津の物件でもこの駅が最寄りになることがあります(右京区の成約データで49件)
嵐山(阪急)阪急電鉄 嵐山線—阪急の嵐山駅(HK98)は、桂川の西京区側にあります。国土地理院の地名検索では「嵐山駅」が2つあり、1つは右京区(26108)、もう1つが西京区(26111)です。阪急の駅ページは、この駅を嵐山線の駅として「桂方面」の乗り場を案内しています(西京区側の嵐山駅が阪急の駅であることは、2つの資料を当方が照らし合わせた判断です)。成約データでは「嵐山(阪急)」として10件・中央値3,350万円・駅からの平均9分。町丁目別では嵐山谷ケ辻子町3件・4,200万円、嵐山東海道町3件・3,300万円。成約個票には嵐山中尾下町のマンション(1,500万円・専有70㎡・1974年築)がこの駅から5分とあります。住宅地の標準地は嵐山茶尻町185,000円/㎡(+1.1%)。歴史的風土特別保存地区「嵐山」(西京区嵐山・松室の各一部・約180ha)がある地域で、建て替えの制限を必ず確認する駅です
洛西口阪急電鉄 京都線—区役所の「西京区の概要」が、区の発展を支えた整備として「阪急洛西口駅・JR桂川駅開設」を挙げている駅です。阪急の駅一覧では京都線の駅(HK80)で、桂(HK81)と東向日(HK79)のあいだにあります。成約データでは21件・中央値2,800万円・駅からの平均17分。駅からの平均17分は、桂・上桂(13分)より長く、駅から離れた物件の最寄駅になっていることが分かります。「洛西口」という名前ですが、洛西ニュータウンの中にある駅ではありません。洛西支所(大原野東境谷町)の最寄りとして区役所が案内しているのは市バスの停留所だけです。国土地理院の地名検索で、洛西口駅の所在は西京区(26111)です

※上の表に載せているのは、国土地理院の地名検索で所在が「西京区(市区町村コード26111)」と確認できた5駅です。路線名は、阪急電鉄の公式ページ(駅一覧・嵐山駅のページ)と区役所の資料で確認できた範囲で書いています。上桂・松尾大社の2駅は、阪急のページから路線の駅一覧を取得できなかったため、路線名を「阪急電鉄」とだけ書いています(通学区町名一覧には「阪急嵐山線」「阪急京都線」が通学区域の境として出てきます)。

成約データの最寄駅は7駅あります(計259件)。多い順に、桂135件、上桂58件、洛西口21件、松尾大社13件、東向日12件、嵐山(阪急)10件、桂川(京都)10件。これは「西京区の物件の最寄駅」であって、「西京区にある駅」の一覧ではありません。桂川駅(JR)は、国土地理院の地名検索では南区(26107)にあります。東向日駅は阪急京都線の駅(HK79)ですが、所在の市区は本ページでは確認していません。成約個票には「向日町」を最寄駅とする大原野上里紅葉町の戸建もあります。西京区の南部(大原野・上里)は、区の外の駅が最寄りになる物件があるということです。

表の「1日平均乗降人員」欄が「—」なのは、駅別の乗降人員を確認できていないためです(未取得)。京都市統計書に駅別の表がありますが、本ページの作成時点では数値を取得できていません。

駅からの平均分数の読み方。松尾大社9分・嵐山(阪急)9分に対し、桂13分・上桂13分・桂川15分・洛西口17分・東向日24分。西京区は、駅から歩いて10分を超える物件が多い区です。東向日の24分は、徒歩では現実的でない距離の物件が含まれていることを示しています。成約個票にも、駅から25分(大原野上里鳥見町)・27分(山田平尾町)という例があり、大枝沓掛町・大枝北沓掛町のマンションのように、最寄駅は桂でも駅からの分数が公表データで0になっている(分数が分からない)例もあります。西京区で物件を見るときは、「最寄駅」より「駅までどうやって行くか(徒歩・自転車・バス・車)」を先に確かめてください。

道路

東西の軸は国道9号です。区役所の「西京区の概要」は、区内で進められてきた整備として「国道9号京都西立体交差事業」「京都第二外環状道路整備」を挙げています。通学区町名一覧でも、国道9号線が通学区域の境(以南・以北)として出てきます。国道9号は、買い物や通勤の足であると同時に、街を南北に分ける線でもあります。商業地の標準地「大枝塚原町3番142外」(148,000円/㎡・+0.7%)は、大枝の町にあります。

南北の道として、通学区町名一覧には「物集女街道」が出てきます。物集女街道の東か西かで通学区域が分かれる町があります。成約の多い樫原・川島・下津林は、古くからの道と新しい住宅地が入り組むまとまりです。区役所は、区内の歴史的な町並みとして「西京樫原界わい景観整備地区」を挙げています。

区役所と洛西支所へのバス。区役所(上桂森下町)は市バス「西京区役所前」(29・69系統)下車すぐ、「千代原口」(23・29・69系統)から徒歩約3分。洛西支所(大原野東境谷町二丁目)は市バス「境谷大橋」(29・33・特33・西1・西2・西3・西4・西5・西8・西9系統)から徒歩約3分です。洛西には「西◯」という系統番号のバスが多く走っています。バスの系統と本数は改正で変わります。バス便の物件は、いまの時刻表で、朝の通勤時間帯と夜の最終便を確かめてください。

高速道路について。区役所の資料で名前を確認できたのは「京都第二外環状道路」です。インターチェンジの名前と場所、国道・府道の路線名の一覧は、公式資料で確認できていません(未取得)ので、本ページには載せていません。

細い道について。京都市全体では、幅4m未満の細い道(細街路)が約941km・約12,960本あります(平成23年調査)。西京区の内訳は未取得ですが、桂・上桂・川島・樫原など古くからの集落がもとになった住宅地では、前の道の幅と建築基準法上の道路の種別を必ず確認してください。(確認の方法は「買う前に確認したい点」の章に書いています。)

※駅別の乗降人員、上桂駅・松尾大社駅の路線名(事業者の駅一覧)、東向日駅の所在の市区、インターチェンジの名前、国道・府道の路線名の一覧は、本ページでは確認できていません(未取得)。出典:西京区役所「区役所へのアクセス」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000034734.html /西京区役所「西京区の概要」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000270247.html /阪急電鉄「駅情報」 https://www.hankyu.co.jp/station/ /阪急電鉄「嵐山駅」 https://www.hankyu.co.jp/station/arashiyama.html /国土地理院 地名検索(桂駅・上桂駅・松尾大社駅・嵐山駅・洛西口駅・桂川駅) https://msearch.gsi.go.jp/address-search/AddressSearch?q=桂駅 /第3期西京区基本計画(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html /西京区まちづくり運営方針 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000355039.html /京都市「歴史都市京都における密集市街地対策等の取組方針」https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000185042.html

08京都市西京区で家を買う前に必ず確認する「市街化区域と市街化調整区域」

京都府で家を探すとき、最初につまずきやすいのがこの区分です。 同じ市・同じ区の中に市街化区域と市街化調整区域の両方があるところでは、どちらに入るかで建て替えや住宅ローンの条件が変わります。 西京区は、区域の約4分の3が市街化調整区域です。第3期西京区基本計画(概要版)は、区の土地利用を次のように説明しています。「区域の約75%が開発行為が厳しく制限されている市街化調整区域となっています。」「市街化区域のうち,約8割が住居専用地域であり,良好な居住環境が保全されている反面,店舗,飲食店などの立地には規模による制限があります。」

京都市全体では、都市計画区域48,051haのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)です(令和8年4月23日現在・都市計画総括表)。京都市は都市計画区域を「京都市域のうち、左京区及び右京区の一部を除いた区域」と説明しており、西京区は全域が都市計画区域のなかにあります。そのうえで、西京区の調整区域の割合(約75%)は、市全体(68.8%)より高いことになります。

ここは正直に書きます。西京区だけの市街化区域・市街化調整区域の面積(ヘクタール)は、公表資料で確認できませんでした(未取得)。区の基本計画にある「約75%」という割合だけが、公式に確認できた数字です。そのため、このページには区ごとの面積の表を載せていません。個別の土地がどちらの区域にあたるかは、京都市の「京都市地図情報提供サービス」で住所から確認できます。

※区域区分の決定・変更:京都市の都市計画区域は昭和46年12月に決定(京都市「都市計画のあらまし」)。西京区だけの面積(ha)の内訳は未取得

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、京都市の税率は0.3%です。市は課税対象を「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」と説明しています。市街化調整区域の土地・家屋には、都市計画税はかかりません。市街化区域なら固定資産税とあわせて1.7%、市街化調整区域なら固定資産税の1.4%のみです。同じ理由で、令和12年度から課税開始予定の「非居住住宅利活用促進税」も、対象は市街化区域内の住宅に限られます。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

西京区の土地は2層 ― 「市街化区域」か「市街化調整区域」か

区分西京区で公式に確認できたこと買う立場から
市街化区域区域の約25%(基本計画の「約75%が市街化調整区域」から当方が差し引いた割合)。そのうち約8割が住居専用地域。面積(ha)と町ごとの範囲は未取得用途地域・高度地区・景観の規制がかかる。都市計画税0.3%がかかる。住居専用地域が多いので、住宅地のなかに大きな店舗・工場は建ちにくい
市街化調整区域区域の約75%。大原野には、条例にもとづく「指定区域」が6つある(下記)原則として建築を目的とした開発ができない。建て替えの可否・誰が建てられるか・住宅ローンの取扱いを個別に確認する。都市計画税はかからない

桂・上桂・川島の市街地で探している方には、あまり関係がないように見えるかもしれません。けれども西京区は、市街地のすぐ西に山と田園がある区です。令和8年地価公示の住宅地23地点でも、大原野上里南ノ町(84,500円/㎡)だけが、ほかの22地点(126,000〜424,000円/㎡)から離れて安いという結果が出ています。周辺より明らかに安い土地・家を見つけたときは、価格の前に「どちらの区域の土地か」を確かめてください。(この地点がどの区域区分にあたるかは、本ページでは確認していません。価格の差の理由を区域区分だと断定するものではありません。)

大原野の「指定区域」 ― 調整区域でも、移り住む人が一戸建てを建てられる6つの区域

京都市には「京都市市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例」があります(都市計画法第34条第11号にもとづく条例・令和4年4月施行)。市が指定した区域では、市街化調整区域でも一定の住宅を建てられるようになる仕組みで、市のページに載っている指定区域は、6つとも西京区大原野です。

指定区域(市のページの表記)指定日
西京区大原野石見町令和5年2月1日
西京区大原野小塩町令和5年2月20日
西京区大原野上里自治会令和5年3月15日
西京区大原野宇ノ山自治会令和5年6月7日
西京区大原野上羽町自治会令和5年6月7日
西京区大原野灰方町自治会令和8年9月10日
項目指定区域で建てられる建物(市のページ)
用途「一戸建て住宅」または「周辺住民が使用する店舗等を兼用する住宅」
対象集落に新たに移り住む方
敷地面積120㎡以上
建物の大きさ高さ10m以下、かつ軒の高さ7m以下

「調整区域=家を建てられない」ではなく、「区域と条件によっては建てられる」のが、いまの大原野です。6つめの大原野灰方町自治会は、令和8年9月10日に指定されたばかりです。ただし、これは指定区域のなかの話で、指定区域の外の調整区域には当てはまりません。区域の正確な範囲は、市が公開している区域図で確認する必要があります(区域ごとの面積は本ページでは取得していません)。大原野の成約データには、大原野上里紅葉町6件(中央値3,750万円)・大原野上里鳥見町5件(3,300万円)があり、個票には2025年築の新築戸建て(3,400万円・3,500万円)が含まれます。これらの物件が市街化区域にあるのか、指定区域にあるのかは、公表データからは分かりません。大原野で買うときは、(1)市街化区域か調整区域か、(2)調整区域なら指定区域のなかか、(3)建て替え・売却のときに条件がつくか、(4)住宅ローンが使えるか、を契約の前に確かめてください。問い合わせ先は京都市都市計画局 開発指導課(075-222-3558)です。

歴史的風土特別保存地区「嵐山」 ― 新築が原則認められない区域が西京区にある

古都保存法にもとづく歴史的風土保存区域は、京都市で14地区・約8,513ha。そのうち西京区の名前が出てくるのは、次の2つの保存区域と1つの特別保存地区です(京都市「歴史的風土(古都)の保存」)。

種類名称市のページに書かれた区域面積
歴史的風土保存区域嵯峨嵐山右京区梅ヶ畑・北嵯峨・嵯峨・鳴滝・太秦と、西京区嵐山・松尾・松室の各一部約1,396ha
歴史的風土保存区域桂右京区西京極と、西京区桂・徳大寺の各一部約30ha
歴史的風土特別保存地区嵐山西京区嵐山・松室の各一部約180ha

特別保存地区では、「農林漁業用の小規模な建築物や地下に設ける建築物などを除いて建築物等の新築や宅地の造成,木竹の伐採,土石の堆積等の現状変更行為は原則として認められません。」(京都市「歴史的風土(古都)の保存」)

「嵐山」という名前の特別保存地区は、右京区ではなく西京区の嵐山・松室にあります。保存区域のなかでの行為は市長への届出、特別保存地区のなかでの行為は市長の許可が必要です。成約データには嵐山谷ケ辻子町3件(中央値4,200万円)・嵐山東海道町3件(3,300万円)があり、地価公示にも嵐山茶尻町(185,000円/㎡)・松室追上ゲ町(190,000円/㎡)の標準地があります。これらの町が区域にかかるかどうかは、本ページでは確認していません。嵐山・松室・松尾・桂の物件は、京都市の「景観情報共有システム」で住所から確認してください。保存区域「桂」(約30ha)の範囲と、桂離宮との位置関係も、本ページでは確認していません。

風致地区 ― 高さ8〜15m、建ぺい率2/10〜4/10

京都市の風致地区は17地区・約17,943ha。一覧には「西山」(約1,717ha)、「大枝大原野」(約1,596ha)、「嵯峨嵐山」(約3,989ha)という名前があります。風致地区計画書には区の名前が書かれていませんが、大枝・大原野は西京区の地名です(洛西支所の所管区域)。風致地区では、建物の新築・増改築、宅地の造成、木竹の伐採、建物の色や意匠の変更などに京都市長の許可が必要で、種別ごとに次の基準があります(京都市「風致景観の保全」)。

種別高さ建ぺい率後退距離(道路)後退距離(その他)緑地の規模
第1種8m2/103m2m4/10
第2種10m3/102m1.5m3/10
第3種10m4/102m1.5m2/10
第4種12m4/102m1.5m2/10
第5種15m4/102m1.5m2/10

建ぺい率2/10〜4/10は、ふつうの住宅地(5/10〜6/10)よりかなり低い数字です。同じ広さの土地でも、建てられる建物は小さくなります。中古戸建てを買って建て替える場合、いま建っている家と同じ大きさを建てられるとは限りません。市内には世界遺産や離宮の周辺などに62箇所の「特別修景地域」があり、形や意匠の基準がさらに細かくなります。各風致地区が西京区のどの町にかかるかは、本ページでは町名の一覧として確認できていません(未取得)。松尾・松室・嵐山・山田・御陵・大枝・大原野など山に近い町の物件は、景観情報共有システムで確認してください。

西京区の地区計画 ― 一覧で確認できた15地区

京都市の地区計画は72地区。一覧で行政区が西京区となっている地区のうち、2回の読み取りで名称と面積が一致した15地区は次のとおりです。

地区計画の名称面積
西京桂坂142.9ha
京都大学桂キャンパス地区26.3ha
大枝南福西町二丁目・三丁目20.6ha
大枝北福西町二丁目14.2ha
桂イノベーションパーク地区9.6ha
洛西ニュータウン・タウンセンター地区8.4ha
大原野西竹の里町一丁目西地区5.8ha
大原野西竹の里町テラスハウス地区4.6ha
大原野西境谷町四丁目西地区4.2ha
桂坂さくら地区3.9ha
大枝西新林町一丁目北地区3.2ha
大原野西境谷町一丁目北地区2.5ha
大原野西境谷町一丁目南地区2.5ha
大枝西新林町六丁目南地区2.4ha
大枝西新林町六丁目北地区1.5ha

15地区の合計は約252.6ha(当方合算)。その半分以上が「西京桂坂」の142.9haです。西京桂坂地区計画は当初の決定が昭和61年5月1日、直近の変更が令和6年11月15日と一覧にあります。残りの多くは、大枝(福西・新林)と大原野(竹の里・境谷)、つまり洛西支所の管内の町名です。西京区の計画的な住宅地は、地区計画という「街のルール」とセットになっていると考えてください。地区計画のある場所では、建物の用途・敷地の最低面積・壁面の位置・高さなどが、用途地域より細かく決められていることがあります。洛西ニュータウン・タウンセンター地区(8.4ha・当初平成21年8月21日・直近の変更 令和5年11月10日)は、市のページによると「用途の制限」を定めた地区計画です。各地区の制限の中身(計画書)は、タウンセンター地区の項目を除いて本ページでは確認していません。一覧にはもう1地区(大枝西新林町六丁目の地区)があると読める回答もあり、西京区の地区数は確定できていません。

建築協定 ― 西京区に4地区

協定地区名区域
阪急桂南住宅地区下津林六反田、下津林佃
ガーデンハウス洛西境谷公園住宅地区大原野東境谷町3丁目
洛西ニュータウン西竹の里タウンハウス地区大原野西竹の里町2丁目
K-City桂川そよぎ野地区上桂今井町

建築協定のある住宅地では、敷地の分割や建物の用途・高さなどに、住民どうしで決めた上乗せのルールがあります。地価公示の標準地「下津林佃5番142」(241,000円/㎡)は、協定の区域に名前のある下津林佃にあります(標準地が協定の区域内かどうかは確認していません)。協定の中身・有効期限は市のページに記載がなく、本ページでは確認していません。該当する町の物件は、重要事項説明で協定の有無と内容を確かめてください。

高さは6段階 ― 京都市共通のルール

京都市の高度地区は、10m・12m・15m・20m・25m・31mの6段階。平成19年(2007年)9月1日の新景観政策で45mの区分をなくし、市街地の約3割で上限を引き下げました。高度地区は市街化区域の95.3%(14,274ha)にかかっています。古いマンションや3階建ての戸建は、建て替えのときに同じ高さ・階数を建てられない場合があります。西京区のどの町がどの高さにあたるかの一覧は取得していませんので、物件ごとに地図情報提供サービスで確認してください。区役所の「西京区の概要」は、区内の歴史的な町並みとして「西京樫原界わい景観整備地区」も挙げています(区域・基準は本ページでは確認していません)。

出典:第3期西京区基本計画(概要版)(音声読上げ版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html /京都市「都市計画総括表」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000019433.html /京都市「都市計画のあらまし」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000020250.html /京都市「京都市市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000295041.html /京都市「歴史的風土(古都)の保存」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281785.html /京都市「風致景観の保全」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281780.html /京都市「地区計画」の一覧 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154220.html /京都市「洛西ニュータウン・タウンセンター地区地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154913.html /京都市「京都市内の建築協定(西京区)」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000021241.html /京都市 高度地区 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000023106.html /西京区役所「西京区の概要」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000270247.html

09京都市西京区の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

京都市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です。西京区だけの税率というものはなく、京都市の11区で共通です。市街化区域の物件なら合計1.7%、市街化調整区域の物件なら固定資産税の1.4%のみになります。

都市計画税の課税対象について、市は「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」と説明しています。西京区は区域の約75%が市街化調整区域(区の基本計画)ですから、同じ西京区内でも、都市計画税がかかる物件とかからない物件があります。課税標準額1,000万円なら年3万円の差です(当方算出)。ただし「都市計画税がかからない=得」とは限りません。調整区域は建て替えや住宅ローンに条件がつく区域で、税の差はその裏返しです。

京都市には、もうひとつ知っておくべき税があります。「非居住住宅利活用促進税」です。市街化区域内にある「その所在地に住所を有する者がいない住宅」の所有者にかかる税で、市は「令和12年度(令和12年1月1日の利用状況によるもの)から課税開始予定」としています(システム開発の影響で、当初の令和11年度から1年延期。2026年10月時点ではまだ始まっていません)。税額は、家屋の固定資産評価額×0.7%(家屋価値割)と、立地床面積割の合計です。自分が住む家は対象外ですが、親の家を相続する予定の方、将来住み替えて空き家になる可能性がある方は、いまのうちに仕組みを知っておいてください。西京区は、洛西ニュータウンの高齢化率が42.8%(令和2年)まで上がっている区です。「実家が空き家になる」という場面は、これから増えていくと考えられます。賃貸・売却の予定があるもの、事業に使っているものなどには課税免除、転勤・入院・介護などによる一時的な非居住には減免の定めがあります。

納税義務者は毎年1月1日(賦課期日)の所有者です。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

免税点は、同一人が所有する土地・家屋・償却資産それぞれの課税標準額の合計が土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円に満たない場合です。

住宅用地の特例は、京都市も地方税法どおりです。小規模住宅用地(1戸あたり200㎡までの部分)は、固定資産税が価格×1/6、都市計画税が価格×1/3。一般住宅用地(200㎡を超える部分)は、固定資産税が価格×1/3、都市計画税が価格×2/3です。

西京区の成約データでは、戸建216件の土地面積の中央値は105㎡です。個票の例でも、土地75㎡・85㎡・110㎡・115㎡といった敷地が並びます。西京区で流通している戸建の多くは、土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだということになります。一方、地価公示の標準地には大枝北沓掛町4丁目(地積432㎡)・松室追上ゲ町(325㎡)のような大きな敷地もあり、200㎡を超える部分は特例の率が変わります。

新築住宅には固定資産税の減額措置があります。令和13年3月31日までに新築された住宅で、居住部分の割合が2分の1以上、居住部分の床面積が40㎡以上240㎡以下(令和8年3月31日までの新築は50㎡以上280㎡以下)のものは、床面積120㎡相当分までの固定資産税額が2分の1に減額されます。期間は一般の住宅が3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅が5年度分。認定長期優良住宅は5年度分(中高層耐火住宅は7年度分)です。西京区の新築戸建ての成約は延床面積の中央値が95㎡ですから、多くは120㎡の枠に収まります。市のページでは、この減額は固定資産税について書かれており、都市計画税に適用するという記載は確認できませんでした。

このほか、耐震改修(昭和57年1月1日以前からある住宅・工事費50万円超)、バリアフリー改修、省エネ改修の減額措置があります。西京区の中古戸建ての成約165件のうち40件、中古マンション56件のうち16件は、建築年が1981年以前です。古い住宅を買って耐震改修をする方は、減額の対象になるかを工事の前に確認しておくと、申告の漏れを防げます(多くの減額は申告が必要で、工事完了後3か月以内などの期限があります)。

免税点

同一人が京都市西京区内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:第1期 4月30日/第2期 7月31日/第3期 12月28日/第4期 翌年(令和9年)3月1日(令和8年度。土日祝・年末年始に当たる場合は翌開庁日)/賦課期日は毎年1月1日

※税率・免税点は京都市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10京都市西京区の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

京都市西京区は学校選択制を実施していません(指定校制)。住所地によって通う小学校・中学校が決まります。京都市西京区では住所そのものが学校を決めるため、物件選びの段階で通学区域を確認しておく重要度が上がります。京都市教育委員会は、通学区域のページで「いわゆる『学校選択制』は実施していません」と明記しています。通う学校は「居住地の住所地(町及び地番)による通学区域に基づいて指定」され、西京区も同じです。1つの町が複数の通学区域に分かれている場合があるため、市は番地・地図を確認したうえで教育委員会調査課(075-334-9222)に問い合わせるよう案内しています。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
学年途中の転居学年の途中にほかの通学区域へ転居したが、いまの学校に通い続けたい場合。学年末まで認められます。
小学5年・中学2年での転居小学5年生または中学2年生で転居し、いまの学校に通い続けたい場合は卒業まで。引越しの時期を決めるときの材料になります。
先行就学家を買う方に最も直接関係する事由です。転居することが確実で、転居先の学校に先に通いたい場合。期間は学年末まで。賃貸借契約書や建築確認通知書などの書類で申請します。
一時転居新築・増改築や災害による1年以内の一時転居。建て替えのあいだ仮住まいをする方は、元の学校に通い続けられます(1年以内)。
住宅融資関係融資の手続きのために住民票を先に移し、実際の転居があとになる場合。転居日まで、いまの学校に通えます。住宅ローンを使って買う方に関係します。
難聴学級難聴学級への入級。卒業まで。
昼間留守家庭保護者の勤務のため放課後に自宅が留守になり、親類宅などで預かる場合(小学生のみ)。就労証明書などが必要で、事由がなくなるまで認められます。
兄弟姉妹同じ住所の兄弟姉妹が通学区域外就学をしている場合。その兄弟姉妹の許可の終期まで。
事由解消後の継続年度の途中で事由がなくなった場合。学年末まで(小学5年・中学2年は卒業まで)。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は京都市教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ京都府内でも、市町村が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象中学校3年生まで(15歳に達した日以後の最初の3月31日まで)
所得制限所得制限なし(京都市「子ども医療費支給制度」)
一部自己負担0歳〜小学生は入院・通院とも1医療機関 月200円。中学生は入院が1医療機関 月200円、通院は月1,500円(複数の医療機関の合計で1,500円を超えた分を支給)

西京区の小学校・中学校 ― 読み取りが一致した範囲

京都市教育委員会の「京都市通学区町名一覧(西京区)」(令和7年4月1日現在)は、町名ごとに小学校と中学校を並べた表です。2回の読み取りで名前が一致した学校は次のとおりです。

区分学校名(一覧表の表記)
小学校桂/桂東/桂徳/桂川/川岡/川岡東/樫原/松陽/松尾/嵐山東/大枝/桂坂/新林/境谷/上里
中学校桂/桂川/樫原/松尾/大枝
小中学校洛西陵明小中(令和7年4月開校)

この表は「確実に読み取れた名前」だけで、西京区の学校の全部ではありません。一覧表には、このほかに大原野・洛西などの学校名があると読める回答もありましたが、2回の読み取りで一致しなかったため載せていません。どの小学校がどの中学校に進むか、町名と学校の対応も、本ページでは一覧として載せていません。PDFの表の読み取りで行の対応を誤るおそれがあるためで、正確な学校は市の一覧表か、教育委員会調査課(075-334-9222)でご確認ください。なお、区役所の「西京区の学区・地域紹介」には、桂・桂川・桂東・桂徳・川岡・川岡東・樫原・松尾・松陽・嵐山東・大枝・桂坂・新林・境谷・福西・竹の里・大原野の17の学区・地域が並んでいます。

同じ町で学校が分かれる ― 国道9号・阪急の線路・物集女街道が境になっている

一覧表には、1つの町が2つの通学区域に分かれている行があります。2回の読み取りで、境として出てきたのは次のものです。

  • 国道9号線(以南・以北)
  • 阪急の線路(阪急京都線・阪急嵐山線の以東・以西)
  • 物集女街道(以東・以西)

国道の北か南か、線路の東か西か。同じ町名の物件でも、道1本・線路1本で通う小学校が変わります。どの町がどの境で分かれるかは、行の読み取りが確実でないため本ページには載せていません。一覧表には「番地等によって学校が異なりますので、教育委員会調査課へお問合せください」という注記が複数あります。また、大原野の山あいの一部の町には「高槻市立樫田小・第九中へ委託通学」という注記があり、京都市の学校ではなく、となりの大阪府高槻市の学校に通う区域があります。学校を理由に物件を選ぶ場合は、契約の前に、物件の番地で指定校を確認してください。

洛西陵明小中学校 ― 令和7年4月に開校した小中一貫の学校

時期内容(京都市教育委員会)
令和元年7月31日統合の要望書を教育委員会に提出
令和4年3月24日福西小学校の閉校式
令和4年4月4日竹の里小学校と福西小学校の統合式(一次統合)
令和5年5月29日京都市会で「京都市立洛西陵明小中学校」と校名を決定
令和7年3月西陵中学校・竹の里小学校の閉校式
令和7年4月4日洛西陵明小中学校の開校式

洛西陵明小中学校は、竹の里小学校・福西小学校・西陵中学校を統合した、施設一体型の小中一貫教育校です。場所は旧福西小学校の敷地で、新しい校舎が建てられました。市のページの題名は「洛西陵明小中学校の創設(西京区西陵中学校区)」。成約データにある大枝南福西町(4件・中央値3,200万円)・大枝北福西町(3件・2,100万円)、地価公示の標準地がある大枝北福西町2丁目・大原野西竹の里町1丁目は、福西・竹の里の名前のつく町です(どの町がこの学校の通学区域かは、番地を含めて市の一覧表でご確認ください)。洛西ニュータウンで家を探す子育て世帯にとって、「9年間同じ校舎に通う新しい学校がある」ことは、はっきりした材料です。一方で、これは子どもの数が減って学校が統合された結果でもあります。京都市全体でも、令和8年4月時点で小・中学校94校が26校になる統合が実現しており、指定校が将来も変わらないとは限りません。

家を買う人に効く3つの事由 ― 先行就学・一時転居・住宅融資関係

京都市の「通学区域外就学」には9つの事由があります。住宅の購入に直接関係するのは次の3つです。

事由内容期間
先行就学転居が確実で、転居先の学校に先に通いたい学年末まで
一時転居新築・増改築や災害による1年以内の一時転居1年以内
住宅融資関係融資手続きのため住民票を先に移し、実際の転居が後になる転居日まで

引渡しが新学期に間に合わなくても、転居が確実なら、先に新居の校区の学校へ通わせる道があります。西京区の成約は新築戸建てが50件あり、建物の完成・引渡しの時期が入学や進級と重なることがあります。逆に、小学5年生・中学2年生で引っ越す場合は、卒業まで元の学校に通い続けることもできます。申請先は各小・中学校です。市は「小学校で許可を受けても中学校進学時は指定学校が原則」と注意書きをしています。

給食・医療費・保育料 ― 京都市で共通の制度

項目京都市の制度
子ども医療費中学3年生まで・所得制限なし。0歳〜小学生は入院・通院とも1医療機関 月200円。中学生は入院 月200円、通院は月1,500円を超えた分を支給。高校生世代は対象外
保育料第2子以降は無料(令和7年度から。認可保育施設。同時入所の要件・所得の要件なし、手続き不要)
中学校給食現在は選択制(家庭弁当か給食か)。全員制は令和10年8月末から開始予定。給食費は「食材費相当額とし、詳細は今後検討」。施設一体型の小中一貫校は全員給食(市の2020年掲載のページ)
小学校給食市立小学校で実施。給食費の額は未取得

これらは西京区だけの制度ではなく、京都市の11区で共通です。区を移っても条件は変わりませんが、西京区は向日市・長岡京市・亀岡市、大阪府の高槻市・島本町と接している区です。成約データでも東向日(12件)が最寄駅として出てきます。市の境に近い物件を比べるときは、医療費・保育料・給食の条件が市によって変わることを頭に入れておいてください。区役所の「西京区の概要」は、15歳未満の割合を12.6%(令和2年国勢調査の速報にもとづく数字)としています。待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)ので、「待機児童ゼロ」といった書き方はしていません。保育の入りやすさを重視される方は、西京区役所・洛西支所の子どもはぐくみ室にお問い合わせください。

出典:京都市教育委員会「京都市立小・中・小中学校の通学区域」https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000246308.html /「京都市通学区町名一覧(西京区)」令和7年4月1日現在https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000246/246308/10nisikyou070401.pdf /「通学区域外就学」について https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000189089.html /「洛西陵明小中学校の創設(西京区西陵中学校区)」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000254091.html /「京都市の学校統合」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000260701.html /「全員制中学校給食の実施状況の進ちょくについて」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000347372.html /京都市「中学校給食」 https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000106581.html /京都市「子ども医療費支給制度」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000067393.html /京都市「利用者負担額(保育料)の軽減・免除について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000179571.html /西京区役所「西京区の学区・地域紹介」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000064072.html /第3期西京区基本計画(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html

11京都市西京区で家を買う前に必ず確認したい点

1|その土地は市街化区域か、市街化調整区域か ― 西京区は約75%が調整区域

西京区で家を買う前に、最初に確かめていただきたいのがこれです。 第3期西京区基本計画(概要版)は「区域の約75%が開発行為が厳しく制限されている市街化調整区域」と書いています。

土地の区分西京区で確認できたこと確認すべきこと
市街化区域区域の約25%(当方が差し引いた割合)。そのうち約8割が住居専用地域。町ごとの範囲は地図情報提供サービスで確認 用途地域、高度地区(10〜31m)、景観・風致の区域、地区計画・建築協定。都市計画税0.3%がかかる
市街化調整区域区域の約75%。面積(ha)と範囲は未取得 建て替えができるか、誰が建てられるか、住宅ローンが使えるか。都市計画税はかからない
調整区域のなかの指定区域大原野石見町・小塩町・上里自治会・宇ノ山自治会・上羽町自治会・灰方町自治会の6区域 集落に新たに移り住む人が、敷地120㎡以上・高さ10m以下(軒高7m以下)の一戸建て住宅などを建てられる。区域図で範囲を確認

大原野・大枝・山田・松尾・嵐山など、山や田畑に近い場所で、周辺より大きく安い土地・家を見つけたら、まず区域を確かめてください。 調べ方は3つあります。(1)京都市地図情報提供サービスで住所を入れる。 (2)固定資産税の課税明細書を見る(市は、家屋の「都市計画税に係る当該年度課税標準額」欄が空白なら市街化区域内に無い、と説明しています)。 (3)重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を見る。 調整区域の中古住宅は、「いま建っている」ことと「建て替えられる」ことが別です。 建てたときの許可の種類によっては、買った人が建て替えられない場合があります。 家タダでは、この確認を契約前に無料で行います。

出典:第3期西京区基本計画(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html / 京都市「京都市市街化調整区域における開発許可等の基準に関する条例」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000295041.html / 京都市「都市計画総括表」(令和8年4月23日現在) https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000019433.html / 京都市「非居住住宅利活用促進税 課税対象」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000305758.html

2|歴史的風土・風致地区 ― 嵐山・松室・松尾・桂は、建て直せる大きさを先に確かめる

嵐山・松室・松尾・桂の一部と、山に近い町の物件は、都市計画の用途地域とは別の規制がかかっている場合があります。

  • 歴史的風土特別保存地区「嵐山」(西京区嵐山・松室の各一部・約180ha):建物の新築・宅地の造成は原則として認められません。行為には市長の許可が必要です。
  • 歴史的風土保存区域「嵯峨嵐山」「桂」:西京区嵐山・松尾・松室、桂・徳大寺の各一部。区域内の行為は市長への届出が必要です。
  • 風致地区:建物の新築・増改築、宅地の造成、木竹の伐採、建物の色や意匠の変更などに京都市長の許可が必要。 高さは種別により8m・10m・12m・15m、建ぺい率は2/10・3/10・4/10。道路からの後退距離(2〜3m)と緑地の規模(2/10〜4/10)の基準もあります。
  • 特別修景地域:市内に62箇所。基準がさらに細かくなります(西京区内の地域名は未取得)。

「いま家が建っているから、同じ大きさで建て直せる」とは限りません。 規制より前に建った家は、いまの基準より大きく建っていることがあります。 建ぺい率2/10の区域で、土地200㎡なら建築面積は40㎡まで(当方算出)。 古家つきの土地を買って建て替えるつもりの方は、建てられる建物の大きさを、設計の前に確かめてください。 京都市の「景観情報共有システム」で、都市計画の規制・歴史的資産・支援制度を住所から調べられます。

出典:京都市「歴史的風土(古都)の保存」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281785.html / 京都市「風致景観の保全」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281780.html / 京都市「景観情報共有システム」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281540.html

3|地区計画・建築協定 ― 洛西ニュータウン・桂坂は「街のルール」を読んでから買う

西京区には、一覧で確認できただけで15の地区計画と、4つの建築協定があります。 計画的に造られた住宅地ほど、ルールが細かいと考えてください。

  • 西京桂坂地区計画(142.9ha):西京区で最大の地区計画。当初の決定は昭和61年5月1日、直近の変更は令和6年11月15日と一覧にあります。
  • 洛西ニュータウンの各地区:タウンセンター地区(8.4ha・用途の制限)、大枝南福西町二丁目・三丁目(20.6ha)、大枝北福西町二丁目(14.2ha)、 大原野西竹の里町・西境谷町、大枝西新林町の各地区。
  • 建築協定:阪急桂南住宅地区(下津林六反田・下津林佃)、ガーデンハウス洛西境谷公園住宅地区(大原野東境谷町3丁目)、 洛西ニュータウン西竹の里タウンハウス地区(大原野西竹の里町2丁目)、K-City桂川そよぎ野地区(上桂今井町)。

確かめることは3つです。 (1)敷地を分けて売れるか(敷地面積の最低限度があるか)。(2)二世帯住宅・店舗つき住宅・賃貸併用にできるか(用途の制限)。 (3)建て替えのときの高さ・壁の位置・外観の決まり。 「広い敷地を買って、半分を売る」「親と同居できるよう建て増す」といった計画は、ルールで止まることがあります。 計画書と協定書は、契約の前に読むことができます。各地区の制限の中身は、本ページでは確認していません。

出典:京都市「地区計画」の一覧 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154220.html / 京都市「洛西ニュータウン・タウンセンター地区地区計画」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000154913.html / 京都市「京都市内の建築協定(西京区)」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000021241.html

4|高さは6段階 ― 古いマンションは「同じ高さで建て直せるか」

京都市の高度地区は、10m・12m・15m・20m・25m・31mの6段階です。 平成19年(2007年)9月1日の新景観政策で、それまであった45mの区分をなくし、市街地の約3割で上限を引き下げました。 高度地区は市街化区域の95.3%(14,274ha)にかかっています。

高度地区市全体の面積高さの上限
10m高度地区3,554ha10m(北側斜線あり)
12m(第1種〜第4種)767ha12m
15m(第1種〜第4種)4,694ha15m
20m(第1種〜第4種)3,755ha20m
25m61ha25m
31m(第1種〜第11種・空間創出型)約1,443ha31m(条件を満たさない場合は20mまたは25mの区分あり)

西京区の中古マンションの成約は、建築年の中央値が1992年、56件のうち16件が1981年以前の建築です。 新景観政策(2007年)より前に建ったマンションは、いまの高さの上限を超えている場合があります。 その場合、建て替えるときに同じ階数・同じ戸数を建てられない可能性があり、将来の建て替えの話し合いに影響します。 西京区は市街化区域の約8割が住居専用地域ですから、高さの上限が低い区域が多いと考えられます(区ごとの高度地区の面積は未取得で、推測です)。 物件ごとに地図情報提供サービスで確認してください。 (表の面積は京都市全体の数字で、種別ごとの面積を当方が合算したものです。)

出典:京都市 高度地区(計画書) https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000023106.html / 「新景観政策 10年とこれから」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281299.html / 京都市「新景観政策」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000281600.html

5|細い道・袋路・京町家 ― 再建築できるかは「道」で決まる

京都市には、幅4m未満の細い道(細街路)が約941km・約12,960本あります(平成23年調査・都市計画区域内)。 そのうち袋路が約4,330本、幅1.8m未満の道が約3,410本(いずれも当方合算)。 市は「幅員1.8メートル未満の路地は沿道建物の再建築や大規模改修が困難」と説明しています。 西京区の内訳は未取得です。 洛西ニュータウンや桂坂のように計画的に造られた住宅地では道の心配は小さいと考えられる一方、 桂・上桂・川島・樫原・松尾・大枝・大原野の古くからの集落がもとになった住宅地では、前の道が細い物件に出会います。

  • 建築基準法上の道路に接していない敷地は、原則として建て替えができません。 道路の種別は、京都市地図情報提供サービスの指定道路図で確認できます。
  • 2項道路(幅1.8m以上4m未満のみなし道路)に面する土地は、建て替えのときに道路の中心線から2m後退(セットバック)が必要です。 京都市では建築確認申請の前に狭あい道路整備の申出・協議を行い、後退杭を設置します。
  • 救済の制度もあります。路地のある町並みを再生するための道路指定制度、連担建築物設計制度、建築基準法43条2項の許可。 使えるかどうかは路地ごとに違います。
  • 京町家(昭和25年以前に建てられた、伝統的な構造・意匠の木造建築物)は、解体に着手する1年前までに届出。 個別指定・指定地区内のものは義務(違反は5万円以下の過料)、それ以外は努力義務です。 古家つきの土地を買って建て替える方は、建物が京町家にあたるかを先に確かめてください。

相場より安い中古戸建て・古家つき土地は、価格の理由が「道」にあることが少なくありません。 西京区の中古戸建ての成約は下位25%が1,700万円、最小が350万円です。 安い物件ほど、再建築の可否・後退の要否を、契約の前に確かめる価値があります。

出典:京都市「歴史都市京都における密集市街地対策等の取組方針」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000185042.html / 京都市「建築基準法上の道路種別と手続」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000328986.html / 京都市「狭あい道路等整備事業」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000180433.html / 京都市「前の道が狭すぎて建替えも売却もできない・・密集市街地でお困りのみなさんへ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000337478.html / 京町家を未来へ「京町家条例」 https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/about/ / 「解体の届出」 https://kyomachiya.city.kyoto.lg.jp/kaitai/

6|ハザード ― 土砂は西山のふもと、水は桂川・小畑川、そしてため池

災害の種類西京区で公式に確認できたこととくに確認が必要な物件
土砂災害警戒区域等は9地区・168箇所(大原野64、大枝33、桂坂20、嵐山東14、松尾13、松陽11、樫原10、新林2、福西1) 大原野・大枝・桂坂・嵐山・松尾・山田・樫原など、西山のふもとと丘陵の住宅地
洪水・内水市の水害ハザードマップの対象河川に桂川(洪水予報河川)・小畑川(水位周知河川)。西京区版は令和3年5月発行 桂・川島・下津林・牛ケ瀬など桂川に近い町、川沿い、周囲より低い土地
ため池防災重点農業用ため池が西京区に9か所(市全体17か所のうち最多)ため池の下流側の物件(樫原・大枝・大原野など)
地震京都市の地震ハザードマップに西京区版がある。想定地震・想定震度は未取得区内全域。1981年以前の建物

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)にかかると、建物の構造に規制がかかり、住宅ローンの条件にも影響します。 京都市の居住誘導区域も、土砂災害特別警戒区域を除いて定められています。 桂坂や洛西ニュータウンの縁、山田・松尾・嵐山の山ぎわの物件は、警戒区域か特別警戒区域かまで、京都市防災情報マップで確認してください。 丘陵を造成した住宅地では、敷地のなかや隣との境にある擁壁(ようへき)の状態も、建て替えの費用に関わります。

桂川に近い物件は水害です。 京都市は「平成25年台風第18号および平成26年8月豪雨」による市域の甚大な被害を受けて浸水対策を強化した、と説明しています (西京区内の被害の数値は未取得です)。 京都市防災情報マップは、洪水・内水を河川ごとに「浸水深」「家屋倒壊(氾濫流・河岸浸食)」「浸水継続時間」で表示します。 「浸水する・しない」だけでなく、何mの深さか、家屋倒壊の区域にかかるかまで見てください。

※浸水深・想定震度の具体値、ため池9か所の所在地、警戒区域と特別警戒区域の内訳は、本ページでは取得できていません(未取得)。 出典:京都府「土砂災害警戒区域等指定箇所情報(西京区)」 https://www.pref.kyoto.jp/dosyashitei/1300060963668.html / 京都市「水害ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000143.html / 京都市「地震ハザードマップ」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000196.html / 京都市「ため池ハザードマップ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000284639.html / 京都市「京都市防災情報マップ」 https://www.bousaimap.city.kyoto.lg.jp/ / 京都市「雨に強いまちづくり」 https://www.bousai.city.kyoto.lg.jp/0000000458.html / 京都市「立地適正化計画の区域図」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000256463.html

7|築年の古い家を買うなら ― 耐震の補助と、中古+リフォームの応援金

西京区の成約は、中古戸建て165件のうち40件、中古マンション56件のうち16件が1981年以前の建築です。 古い住宅を買う方が使える京都市の制度を整理します。

制度対象内容
耐震診断士派遣昭和56年5月31日以前に着工した木造住宅(3階建以下)/昭和25年11月22日以前に着工した京町家 木造住宅は無料。京町家は診断無料・基本計画の作成2万円
「まちの匠・ぷらす」耐震・防火改修支援同上。所有者または居住者(予定を含む) 本格耐震改修:木造住宅 最大200万円/京町家 最大300万円。簡易耐震改修:木造住宅 最大40万円/京町家 最大60万円。 工事の着工前に申請が必須
京都安心すまい応援金未就学の子ども(妊娠中を含む)がいる世帯が、築5年以上・500万円(税抜)以上の中古住宅を買い、市内の事業者でリフォームする場合 基本100万円。子ども2人以上・3人以上、市外からの転入、京町家・管理計画認定マンションの購入で各50万円を加算、最大200万円。新築は対象外

いちばん大事なのは順番です。 耐震改修の補助は工事に着工する前の申請が必要で、令和8年度の受付は2026年4月13日〜12月25日(予算がなくなり次第終了)。 応援金は事前の申出(エントリー)が令和9年3月31日まで、交付申請が令和9年12月31日までです。 買ってすぐ工事の契約をしてしまうと、補助が受けられなくなることがあります。 購入 → 診断 → 申請 → 交付決定 → 工事、という順番を守ってください。

正直に書いておきます。新築戸建て・新築マンションを買う方は、京都安心すまい応援金を使えません。 この制度は中古住宅(既存住宅)とリフォームの組合せが条件です。 西京区の中古戸建ての成約中央値は3,100万円、新築戸建ては4,500万円、中古マンションは1,650万円。 子育て世帯が、洛西ニュータウンの広い中古マンションや、築30年前後の中古戸建てを買ってリフォームするなら最大200万円の応援金、という比べ方ができます。 制度の細かい条件は、申請の前に京(みやこ)安心すまいセンター(075-744-1670)でご確認ください。

出典:京都市「京都安心すまい応援金」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000330039.html / 京都市「まちの匠・ぷらす」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000235294.html / 京都市「木造住宅・京町家の耐震診断士派遣」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000119039.html

8|住まない家にかかる新しい税 ― 非居住住宅利活用促進税(令和12年度から課税開始予定)

京都市は、市街化区域内にある「その所在地に住所を有する者がいない住宅」の所有者に課す新しい税を、 令和12年度から課税開始予定としています(当初の令和11年度から1年延期。2026年10月時点ではまだ始まっていません)。

  • 税額は、家屋価値割(家屋の固定資産評価額×0.7%)と立地床面積割(敷地の1㎡あたり固定資産評価額×延べ床面積×0.15%〜0.6%)の合計
  • 住民票ではなく居住の実態で判定。分譲マンションは戸ごとに判定
  • 家屋の固定資産評価額が30万円(導入当初5年間は100万円)未満のもの、事業用、賃貸・売却の予定があるものなどは課税免除
  • 市街化区域の外(市街化調整区域)の住宅は対象外

自分が住む家を買う方には関係しません。 関係するのは、親から相続する予定の家、住み替えたあと空いたままの家、投資目的で空室のまま持つ部屋です。 西京区は、市街化区域の住宅と、市街化調整区域の住宅の両方がある区ですから、同じ空き家でも場所によって課税されるかどうかが変わります。 洛西ニュータウンのように高齢化が進んでいる住宅地で、親の家を引き継ぐことになりそうな方は、早めに仕組みを知っておいてください。

出典:京都市「非居住住宅利活用促進税について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000296672.html / 「課税対象」 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000305758.html

9|駅までの足 ― 「最寄駅は桂」でも、歩けるとは限らない

西京区の成約データの最寄駅は7駅。駅からの平均は9〜24分と幅があります。

  • 駅に近いのは松尾大社・嵐山。どちらも平均9分。ただし件数は13件・10件と少なめです。
  • 桂・上桂は平均13分。個票には桂駅から15分、上桂駅から27分の物件があります。
  • 洛西口17分、東向日24分。徒歩では現実的でない距離の物件が含まれます。大原野の新築戸建ての個票は東向日駅から25分です。
  • 洛西ニュータウン・桂坂・大枝・大原野。鉄道の駅がなく、バスが頼りです。洛西支所の最寄りは市バス「境谷大橋」。 成約データでは最寄駅が「桂」でも、駅からの分数が0(不明)の個票があります。
  • 駐車場。車を使う暮らしが前提の場所では、駐車場が何台分あるか、前の道の幅、車の出し入れを現地で確かめてください。

区自身が、交通を課題としています。 区の基本計画は重点に「公共交通」「新交通ネットワーク」を掲げ、運営方針は「自動運転バスの社会実装に向けた取組」「大原野地域における交通環境の維持・向上」を挙げています。 いまのバスの本数が将来も続くとは限りません。 車を手放したあとの暮らし(通院・買い物)まで考えて場所を選ぶことをおすすめします。

10|人口が減っている区で買う、ということ

西京区の人口は、令和2年国勢調査の149,837人から、令和7年国勢調査の速報で143,118人へ。5年間で6,719人(4.5%)減りました。 京都市の11区で、山科区に次いで2番目に大きい減り方です。世帯数は65,082世帯から65,423世帯へ341世帯増えています。

  • 買うときの利点:住宅地の値上がりは+2.9%と京都市の11区で下から2番目。京都市内で、敷地にゆとりのある戸建を予算を抑えて探しやすい区です。
  • 区のなかの差:本所の管内は−2.9%、洛西支所の管内は−7.6%。 地価公示でも、桂駅の南(川島・下津林・樫原)は4〜6%の上昇、大枝・大原野・嵐山・松室は0.5〜1.7%の上昇にとどまります。
  • 売るときの注意点:駅からの距離、バスの便、調整区域かどうか、災害リスク、建物の築年は、将来の売りやすさに関わります。

「京都市内で、長く住むための家」として探すなら、西京区は現実的な選択肢です。 一方、値上がりを期待して買う方は、区のなかで動きが分かれていることを踏まえて場所を選んでください。

11|西京区で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

#確認することなぜ効くか
1市街化区域か、市街化調整区域か(調整区域なら指定区域か) 区域の約75%が調整区域。建て替えの条件、住宅ローン、都市計画税(0.3%)の有無が変わります
2歴史的風土・風致地区の区域か 嵐山・松室の特別保存地区は新築が原則認められません。風致地区は建ぺい率2/10〜4/10・高さ8〜15m
3地区計画・建築協定があるか 桂坂・洛西ニュータウンなど。敷地の分割、用途、高さ、外観に決まりがある場合があります
4高度地区(高さの上限) 10〜31mの6段階。2007年より前のマンションは同じ高さで建て直せない場合があります
5前の道の幅と、建築基準法上の道路の種別 幅4m未満ならセットバック、1.8m未満・袋路なら再建築が難しい場合があります。確認申請の前に市と協議
6土砂災害警戒区域・特別警戒区域、擁壁 西京区は9地区・168箇所。大原野64、大枝33、桂坂20など西山のふもとに並びます
7洪水・内水の浸水深、ため池 桂川・小畑川。防災重点農業用ため池は市内17か所のうち9か所が西京区
8建築年と耐震 中古戸建ての約24%、中古マンションの約29%が1981年以前。耐震の補助は着工前の申請が必須です
9駅までの足とバス 駅からの平均は9〜24分。洛西・桂坂・大原野はバス・車が前提です
10指定校 学校選択制なし。国道9号・阪急の線路・物集女街道で通学区域が分かれる町があります。大原野の一部は高槻市の学校へ委託通学
11住まない期間ができるか 市街化区域内の非居住住宅には、令和12年度から新しい税がかかる予定です

家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域・規制・道路・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12京都市西京区の成り立ち ― 桂・松尾・川岡、大枝、大原野が順に京都市へ。そして区制50年

西京区は、昭和51年(1976年)10月1日に、右京区を分区してできた区です。 区役所の「西京区の概要」は「昭和51年10月に桂川を境界として右京区から分区されました」と書いており、 京都市統計書の「京都市・行政区の区域及び面積の変遷一覧」には、同じ日に東山区を分区して山科区、右京区を分区して西京区を新設したとあります。 京都市の11区のなかで、山科区とならんでいちばん新しい区です。 区の運営方針(令和8年6月)は、令和8年度を「区制50周年」としています。

いまの西京区ができるまで ― 3回に分けて京都市に入った

時期できごと出どころ
明治22年(1889年)4月1日市制施行により京都市が誕生(上京区・下京区の2区)京都市統計書/京都市「京都市のあゆみ」
昭和6年(1931年)4月1日花園村・太秦村・嵯峨町・梅津村・京極村・松尾村・桂村・川岡村などを京都市に編入して右京区を新設京都市統計書
昭和25年(1950年)12月1日乙訓郡大枝村を右京区に編入京都市統計書
昭和31年(1956年)9月1日京都市が政令指定都市に移行総務省「指定都市一覧」
昭和34年(1959年)11月1日乙訓郡大原野村を右京区に編入(同じ日に乙訓郡久世村を南区に編入)京都市統計書
昭和46年(1971年)12月京都市の都市計画区域を決定。市街化区域・市街化調整区域を当初指定京都市「都市計画のあらまし」/冊子「京都市の都市計画」
昭和51年(1976年)10月1日右京区を分区して西京区を新設(桂川が境界。分区時の人口は約9万人)京都市統計書/西京区役所「西京区の概要」
昭和61年(1986年)5月1日西京桂坂地区計画を当初決定京都市「地区計画」の一覧
平成17年(2005年)5月京都大学桂キャンパス内にローム記念館が開業西京区役所「西京区の概要」
平成19年(2007年)9月1日新景観政策(高さ6段階の高度地区など)京都市「新景観政策」
令和4年(2022年)4月市街化調整区域の開発許可等の基準に関する条例を施行。令和5年2月から大原野に指定区域京都市
令和7年(2025年)4月洛西陵明小中学校が開校京都市教育委員会
令和8年度(2026年度)区制50周年。洛西ニュータウンは「誕生から50年の節目」西京区まちづくり運営方針

いまの西京区の土地は、3回に分けて京都市に入りました。 昭和6年に松尾・桂・川岡、昭和25年に大枝、昭和34年に大原野。 この順番は、いまの街の姿とよく重なります。 最初に入った松尾・桂・川岡は、阪急の駅がある本所の管内。 あとから入った大枝・大原野は、洛西支所の管内で、区の基本計画が「大原野の広大な田園風景」と書く地域です。 京都市の都市計画区域が決まった昭和46年は、大原野が京都市に入ってからまだ12年。 区域の約75%が市街化調整区域という西京区の姿は、こうした成り立ちと無関係ではないと考えられます(当方の見方です)。

建築のルールにも、編入の跡が残っています。 京都市の「建築基準法上の道路種別と手続」のページは、2項道路(幅4m未満のみなし道路)の基準になる日を、 京都市の区域は昭和25年11月23日、旧大枝村の区域は昭和25年12月1日と分けて書いています (区域の書き方は市のページの読み取りによるもので、物件ごとに建築指導課でご確認ください)。 12月1日は、大枝村が京都市に入った日です。

区役所が挙げる「発展の4つの理由」

区役所の「西京区の概要」は、分区のとき約9万人だった人口が、令和2年国勢調査の速報で約14万9千人まで増えた理由を、次のように書いています。

分区時の人口は約9万人でしたが、桂駅中心の市街化、洛西ニュータウン建設、桂坂住宅開発、桂川右岸区画整理により、市内4番目の人口規模に発展しました(西京区役所「西京区の概要」の要旨)。

  • 桂駅中心の市街化:公示価格の上位3地点(36万〜42万円/㎡)がすべて桂。成約の最寄駅も桂が135件で約半分です。
  • 洛西ニュータウン建設:令和8年に誕生から50年。高齢化率は42.8%(令和2年)。タウンセンターの再整備を控えています。
  • 桂坂住宅開発:西京桂坂地区計画142.9ha(当初 昭和61年)。京都府の土砂災害の指定箇所情報には「桂坂地区」20箇所があります。
  • 桂川右岸区画整理:区役所はあわせて「阪急洛西口駅・JR桂川駅開設」を挙げています(区画整理の区域・時期は本ページでは確認していません)。

4つの住宅地は、造られた時期も、造られ方も違います。 古い市街地は道が細いかわりに駅に近く、計画的な住宅地は道が広いかわりに駅から遠い。 造られてから50年たつ住宅地と、最近の区画整理でできた住宅地では、建物の年代も住む人の年代も違います。 「西京区の物件」とひとくくりにせず、その物件がどの成り立ちの住宅地にあるかを見てください。

そのあと人口は減りに転じました。 区の基本計画(概要版)は平成22年と令和2年を比べて「区全体で人口が3,110人減少」と記し、 令和7年国勢調査の速報では、令和2年からさらに6,719人減って143,118人です。 増える時代に造られた街が、減る時代に入っている。これが、区制50年のいまの西京区です。

区の産業と、西山の寺社

区役所の「西京区の概要」は、区の農業と文化について次のように紹介しています。

  • 農業:野菜づくりが盛んで、全国的に有名なたけのこ・柿のほか、なすの収穫量が市内最多。大原野では花き団地で花苗が生産されています。
  • 学術:京都大学桂キャンパスの中にローム記念館(平成17年5月開業)と京大桂ベンチャープラザが整備され、「桂イノベーションパーク構想」が進められています。
  • 寺社:法輪寺、松尾大社、華厳寺(鈴虫寺)、西芳寺(苔寺)、勝持寺(花の寺)、大原野神社、善峯寺。
  • 離宮と町並み:桂離宮(江戸初期の造営)、「西京樫原界わい景観整備地区」の歴史的な町並み。

農地と寺社が多いことは、住まい選びでは「景色が残る」と「規制がある」の両方を意味します。 田畑の多い大原野は市街化調整区域が広く、嵐山・松尾・松室には歴史的風土の区域があり、桂には歴史的風土保存区域「桂」(約30ha)があります。 区の将来像は「西山の自然と文化かがやき 未来をひらく西京区」(第3期西京区基本計画)。 自然と歴史を残すことを区の方針にしている以上、これらの規制が今後ゆるむと期待して買うのはおすすめしません。

※地名「西京」「桂」「大枝」「大原野」の由来、松尾村・桂村・川岡村が属していた郡の名前、 洛西ニュータウン・桂坂・桂川右岸区画整理のそれぞれの事業の年月日・面積・計画人口、 阪急洛西口駅・JR桂川駅が開業した年、京都第二外環状道路が開通した年は、公式資料で確認できていません(未取得)。 推測による由来・沿革は載せていません。 出典:京都市統計書 第2章「京都市・行政区の区域及び面積の変遷一覧」 https://www2.city.kyoto.lg.jp/sogo/toukei/Publish/YearBook/Data/chap02/02_01.xlsx / 西京区役所「西京区の概要」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000270247.html / 西京区「西京区まちづくり運営方針の策定について」 https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000355039.html / 第3期西京区基本計画(概要版) https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/page/0000288010.html / 京都市「建築基準法上の道路種別と手続」 https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000328986.html / 京都市「京都市のあゆみ」 https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000015599.html / 総務省「指定都市一覧」 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/bunken/shitei_toshi-ichiran.html

13京都市西京区の物件を探す・相談する

ネットで見つけた京都市西京区の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か、相場と比べて妥当か回答無料
3. 内覧京都市西京区内の物件は担当者が現地までご同行します無料
4. 調査役所・法務局調査、区域区分(市街化調整区域か)の確認、レインズ成約データの確認無料
5. 価格交渉成約事例を根拠に交渉を代行します無料
6. 契約・決済重要事項説明、住宅ローン手続きのサポート仲介手数料0円

※物件価格・印紙税・登記費用・住宅ローン保証料など、仲介手数料以外の実費は別途必要です。

お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
LINELINEで相談する

※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

14京都市西京区の不動産購入に関する記事

15京都市西京区の不動産購入 よくある質問

京都市西京区で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている西京区の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。西京区の新築戸建ての成約中央値4,500万円で計算すると、仲介手数料の上限額は155万1,000円。中古戸建ての中央値3,100万円なら108万9,000円、中古マンションの中央値1,650万円なら61万500円です。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。新築戸建て(建売)は対象になりやすく(対象外の物件もあります)、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。売主が不動産会社のリフォーム済み・リノベーション済み物件は対象になりやすい種別です。売主が仲介手数料を支払わない取引などは対象外になります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

京都市西京区の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、西京区の成約は272件です。新築戸建て(建築年2025年以降)が50件・成約中央値4,500万円(下位25% 3,700万円〜上位10% 6,800万円・延床面積の中央値95㎡)、中古戸建てが165件・3,100万円(1,700万円〜5,000万円・延床90㎡・建築年の中央値1996年)、中古マンションが56件・1,650万円(1,100万円〜4,900万円・専有80㎡・建築年の中央値1992年)。戸建て全体(216件)の中央値は3,450万円、土地面積の中央値は105㎡です。最寄駅別では桂135件(3,300万円)、上桂58件(2,700万円)、洛西口21件(2,800万円)、松尾大社13件(3,500万円)、東向日12件(3,700万円)、嵐山(阪急)10件(3,350万円)、桂川10件(2,450万円)。町丁目別では、桂坤町5件(6,800万円)から大原野西境谷町19件(1,000万円)まで、29町丁目に分かれます。同じ「桂」「上桂」のなかに、4,000万円台後半の帯と1,000万円台前半の帯が並ぶのが西京区の特徴です。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地23地点の平均が1㎡あたり227,847円、前年比+2.9%。京都市の11区のなかで価格は8位、変動率は10位です。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

京都市西京区に市街化調整区域はありますか?

あります。しかも区域の約4分の3です。第3期西京区基本計画(概要版)は「区域の約75%が開発行為が厳しく制限されている市街化調整区域となっています」と明記しています。残りの市街化区域については「約8割が住居専用地域」とも書かれています。京都市全体では都市計画区域48,051haのうち市街化区域が14,980ha(31.2%)、市街化調整区域が33,071ha(68.8%)ですから(令和8年4月23日現在)、西京区は市全体より調整区域の割合が高い区です。西京区だけの面積(ヘクタール)と、町ごとの範囲は、公表資料で確認できませんでした(未取得)。市街化調整区域は、原則として建築を目的とした開発ができない区域で、建て替えに許可が必要だったり、住宅ローンの取扱いが金融機関によって分かれたりします。一方で都市計画税(0.3%)はかかりません。西京区に特有なのが、大原野の「指定区域」です。京都市の条例(令和4年4月施行)にもとづき、大原野石見町・小塩町・上里自治会・宇ノ山自治会・上羽町自治会・灰方町自治会の6区域が指定されており、そのなかでは、集落に新たに移り住む方が、敷地120㎡以上・高さ10m以下(軒の高さ7m以下)の一戸建て住宅などを建てられます。検討中の物件がどの区域かは、京都市地図情報提供サービスか、重要事項説明書でご確認ください。家タダでは契約前に無料で調査します。

洛西ニュータウンの物件は安いようですが、買っても大丈夫ですか?

目的によります。良い面と気をつける面を、公式資料の範囲でお伝えします。安さは数字に出ています。住宅地の公示価格は大枝北福西町2丁目148,000円/㎡、大原野西竹の里町1丁目146,000円/㎡で、桂の上位3地点(36万〜42万円/㎡)の半分以下。成約では大原野西境谷町が19件・中央値1,000万円と、西京区の29町丁目で件数は最多、中央値は最低です。中古マンション56件の専有面積の中央値は80㎡と広めです。気をつける面は3つあります。(1)鉄道の駅がありません。洛西支所の最寄りとして区役所が案内しているのは市バスの停留所(境谷大橋)です。(2)人口が減り、高齢化が進んでいます。洛西支所の管内は令和2年から令和7年の5年間で人口が7.6%減り、区の基本計画は洛西ニュータウンの高齢化率が25.1%から42.8%に上がった(平成22年→令和2年)と記しています。(3)誕生から50年がたち、建物の築年数が経っています。地区計画・建築協定のある住宅地が多く、建て替えや敷地の分割に決まりがあります。一方で、市と区が手を入れている最中の街でもあります。令和7年4月に小中一貫の洛西陵明小中学校が開校し、区の運営方針(令和8年6月)は「洛西ニュータウン・タウンセンターの再整備を控える」「自動運転バスの社会実装に向けた取組」を挙げています(再整備の中身と時期は本ページでは確認できていません)。「京都市内で、広い家を予算を抑えて買い、長く住む」方には合います。値上がりや駅の近さを求める方には合いません。マンションなら管理の状態・修繕積立金・建て替えの見通しを、戸建なら地区計画の中身を、契約の前に確かめてください。

嵐山・松尾で家を買うとき、どんな規制がありますか?

歴史的風土の区域と、風致地区を確かめてください。古都保存法にもとづく歴史的風土特別保存地区「嵐山」(約180ha)は、市のページで区域が「西京区嵐山及び松室の各一部」とされています。特別保存地区では、農林漁業用の小規模な建築物などを除いて、建築物の新築や宅地の造成、木竹の伐採などは原則として認められません。歴史的風土保存区域「嵯峨嵐山」(約1,396ha)の区域にも西京区嵐山・松尾・松室の各一部が含まれ、区域内の行為は市長への届出が必要です。桂には歴史的風土保存区域「桂」(約30ha・西京区桂・徳大寺の各一部を含む)があります。風致地区では、建物の新築・増改築、宅地の造成、木竹の伐採、建物の色や意匠の変更などに京都市長の許可が必要で、種別ごとに高さ8〜15m、建ぺい率2/10〜4/10、道路からの後退距離2〜3m、緑地の規模2/10〜4/10の基準があります。買う立場で大事なのは、いまの家と同じ大きさで建て直せるかどうかです。規制の前に建った家は、いまの基準より大きいことがあります。あわせて、京都府の指定箇所情報では嵐山東地区に14箇所、松尾地区に13箇所の土砂災害警戒区域等があります。どの町がどの区域にかかるかの一覧は本ページでは確認できていませんので、京都市の「景観情報共有システム」と「京都市防災情報マップ」で、物件の住所から確認してください。

京都市西京区の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。西京区だけの税率はなく、京都市の11区で共通です。都市計画税の課税対象は「都市計画法による市街化区域内に土地や家屋をお持ちの方」ですので、市街化区域の物件は合計1.7%、市街化調整区域の物件は1.4%のみになります。西京区は区域の約75%が市街化調整区域ですから、同じ区内でも都市計画税がかかる物件とかからない物件があります。令和8年度の納期限は第1期4月30日、第2期7月31日、第3期12月28日、第4期が令和9年3月1日。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。住宅用地の特例は、1戸あたり200㎡までの小規模住宅用地で固定資産税が価格×1/6・都市計画税が価格×1/3。西京区の戸建の成約は土地面積の中央値が105㎡ですから、多くの物件は土地の全部がこの特例に収まります。新築住宅の減額は、床面積120㎡相当分までの固定資産税額が2分の1になるもので、一般の住宅は3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅は5年度分(居住部分の床面積は40㎡以上240㎡以下。令和8年3月31日までの新築は50㎡以上280㎡以下)。京都市には「非居住住宅利活用促進税」もあります。市街化区域内の、住所を有する者がいない住宅にかかる税で、令和12年度から課税開始予定です。自分が住む家は対象外です。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、納税通知書でご確認ください。

西京区では通う小学校・中学校を選べますか?引っ越す前から新居の校区の学校に通えますか?

選べません。京都市教育委員会は「いわゆる『学校選択制』は実施していません」と明記しています。通う学校は住所の町名と番地で決まります。西京区の通学区町名一覧(令和7年4月1日現在)には、1つの町が2つの通学区域に分かれている行があり、国道9号線、阪急の線路(京都線・嵐山線)、物集女街道が境として出てきます。同じ町名の物件でも、道や線路のどちら側かで小学校が変わりますので、契約の前に番地で確認してください(教育委員会調査課 075-334-9222)。大原野の山あいの一部の町には、高槻市の学校への委託通学という注記があります。一方、家の購入に関係する「通学区域外就学」の事由があります。転居が確実で転居先の学校に先に通いたい場合の「先行就学」(学年末まで)、新築・増改築などによる1年以内の「一時転居」、融資手続きのため住民票を先に移す「住宅融資関係」(転居日まで)です。小学5年生・中学2年生で転居した場合は、卒業まで元の学校に通い続けることもできます。学校の統合も進んでおり、西京区では令和7年4月に、竹の里小学校・福西小学校・西陵中学校を統合した施設一体型の小中一貫教育校「洛西陵明小中学校」が開校しました。

京都市の子育て支援や、家を買うときの補助には何がありますか?

子ども医療費は中学3年生までが対象で、所得制限はありません。0歳〜小学生は入院・通院とも1医療機関 月200円、中学生は入院が月200円、通院は月1,500円を超えた分が支給されます。高校生世代は対象外です。保育料は、令和7年度から第2子以降が無料です(認可保育施設。同時入所の要件・所得の要件なし)。中学校給食はいまは選択制で、全員制は令和10年8月末から開始予定です。家を買うときの補助としては「京都安心すまい応援金」があります。未就学の子ども(妊娠中を含む)がいる世帯が、築5年以上・500万円(税抜)以上の中古住宅を買い、市内の事業者でリフォームする場合に、基本100万円、加算を含めて最大200万円。新築は対象外です。新築戸建てを0円仲介で買う方には使えない制度であることを、正直にお伝えしておきます。古い木造住宅には、耐震診断士の派遣(木造住宅は無料)と「まちの匠・ぷらす」の耐震改修の補助(木造住宅の本格改修は最大200万円)があり、いずれも工事の着工前に申請が必要です。待機児童数、小学校の給食費の額は、公式資料で確認できていません(未取得)。

京都市西京区で家を買うとき、災害リスクは何を確認すればよいですか?

土砂・水・ため池の3つです。京都府の指定箇所情報で、西京区の土砂災害警戒区域等は9地区・168箇所。大原野64、大枝33、桂坂20、嵐山東14、松尾13、松陽11、樫原10、新林2、福西1と、西山のふもとと丘陵の住宅地に並びます。水害は、京都市の水害ハザードマップの対象河川に桂川(洪水予報河川)と小畑川(水位周知河川)があり、西京区版は令和3年5月発行です。西京区は桂川を東の境とする区で、区の最低地は牛ケ瀬山柿町の標高18.4m。桂川に近い町の物件は浸水の深さを確認してください。ため池は、京都市の防災重点農業用ため池17か所のうち9か所が西京区にあります(樫原弁天池、樫原新池、紅葉池、上ノ池・下ノ池、宮池・南春日ノ新池・射場ノ池、千原池・米谷池、薬師谷池、三田戸中池・三田戸下池、地蔵池)。浸水の深さや想定震度の具体値、警戒区域と特別警戒区域の内訳、ため池の所在地は、本ページでは取得できていません(未取得)ので、京都市防災情報マップで、物件の住所から洪水・内水・土砂災害・地震をご確認ください。丘陵を造成した住宅地では、擁壁の状態もあわせて確かめることをおすすめします。家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。

京都市西京区で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。新築戸建て(建売)は対象になりやすい一方、中古戸建て・中古マンションは対象になる物件とならない物件があります。西京区の成約は、中古戸建て165件・中古マンション56件と、中古が8割を占めます。個人の売主が多い中古物件では、対象になるかどうかを物件ごとに確かめる必要があります。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、西京区固有の事情を正直に書いておきます。西京区は区域の約75%が市街化調整区域で、調整区域の物件は建て替えの条件や住宅ローンの取扱いに制約があり、調べた結果、購入に進めないことがあります。鉄道の駅は区の東側にしかなく、洛西ニュータウン・桂坂・大原野ではバス代・車の維持費・駐車場代が毎月のコストになります。中古戸建ての約24%、中古マンションの約29%が1981年以前の建築で、リフォーム費用・耐震改修の費用は仲介手数料とは別にかかります。中古マンションは建築年の中央値が1992年で、管理費・修繕積立金の負担も確かめる必要があります。嵐山・松室・松尾・桂の一部では歴史的風土・風致地区の規制、桂坂・洛西ニュータウンでは地区計画・建築協定で、建て直せる大きさや使い方に制約があります。西山のふもとには土砂災害警戒区域等が168箇所、桂川沿いには水害のリスクがあります。人口は5年間で4.5%減り(洛西支所の管内は7.6%減)、住宅地の公示価格の上昇は+2.9%と京都市の11区で下から2番目です。値上がりを期待して買う区ではありません。家タダは区域・規制・道路・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

京都市西京区の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

京都市西京区は、東の桂と、西の洛西・大原野で、条件がまったく違う区です。区域の約75%が市街化調整区域。だからまず、その物件がどちらの区域の土地かを確かめる必要があります。次に、種別と築年。公的データに出ている西京区の成約は272件で、新築戸建て50件が4,500万円、中古戸建て165件が3,100万円、中古マンション56件が1,650万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。中古戸建ての約24%、中古マンションの約29%は1981年以前の建築です。そして駅までの足。成約の約半分は桂が最寄りですが、駅からの平均は13分。洛西・桂坂・大原野はバスと車が前提です。規制は、高さ6段階の高度地区に、嵐山・松室の歴史的風土、洛西・桂坂の地区計画。ハザードは、西山のふもとの土砂災害(9地区・168箇所)、桂川・小畑川の水害、9つのため池。住所によって見るべきものが変わります。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。4,500万円の物件なら155万1,000円、3,100万円なら108万9,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月7日

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