【大津市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建ての画像

【大津市】で仲介手数料無料で家を買う方法|新築戸建て・中古マンション・中古戸建て

滋賀

滋賀県大津市 専門 エリアガイド

大津市で 仲介手数料無料 で家を買う方法。

2,300万円の物件なら 82万5,000円 おトク/仲介手数料の上限額との差

ネットに掲載されている大津市の物件は、原則どこの会社の物件でも
買主様の仲介手数料0円でご購入いただけます。

大津市の相場データを確認する新居奉行 家タダ
  • 大阪府知事(1)第66296号
  • 個人情報の入力は不要
  • しつこい営業は一切なし
  • 相談・物件案内・内覧はすべて無料
大津市の人口
342,694人161,482世帯/令和8年8月31日現在(大津市「男女別・学区別人口統計表」)
住宅地 公示価格
8.23万円/㎡前年比 +1.9%/58地点の単純平均(自算)
直近4四半期の成約
877件国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報/戸建482件・マンション395件
買主様の仲介手数料
0円2,300万円なら82万5,000円の削減

におの浜・浜大津・中央・京町・梅林・皇子が丘・茶が崎・柳が崎/膳所・石山・晴嵐・南郷・大石・田上/瀬田・大江・一里山・大萱・青山/唐崎・下阪本・坂本・雄琴・仰木の里・堅田・真野/和邇・木戸・小松ほか/JR琵琶湖線 大津・膳所・石山・瀬田/JR湖西線 大津京〜北小松/京阪 石山坂本線・京津線

大津市で、仲介手数料無料(0円)で家を買うことはできますか?

できます。ネットに掲載されている大津市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です(売主が仲介手数料を支払わない取引など、対象外になる場合があります)。国土交通省の成約価格情報で、大津市の直近4四半期の成約は877件。戸建が482件で成約中央値2,300万円、マンションが395件で2,500万円です(国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません)。2,300万円にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円、2,500万円なら89万1,000円。件数の多い最寄駅・町丁目の中央値は1,800万円〜3,900万円に散らばっていて、この帯の上限額は66万円〜135万3,000円です。大津市は南北に約46kmある細長い市で、住宅地の公示価格は市内で17.7倍の開きがあります。家タダならどの価格帯でも買主様は0円です。

  • 大津市は、マンションと戸建がほぼ半々で成約している市です。直近4四半期の成約877件のうち戸建が482件(成約中央値2,300万円・中央の面積162㎡・中央の築年2001年)、マンションが395件(2,500万円・76㎡・2002年)(国土交通省 成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。どちらも中央の築年は2000年代はじめです。
  • 2,300万円の物件にかかる仲介手数料の上限額は82万5,000円、2,500万円なら89万1,000円。町丁目別で中央値が最も高い茶が崎(26件・3,900万円)なら135万3,000円、最寄駅別で最も高い大津(56件・3,050万円)なら107万2,500円、最も低い石山(125件・1,800万円)でも66万円です。家タダを通して買えばこの金額が0円になります。
  • 大津市の住宅地の公示価格は1㎡あたり平均82,291円(58地点の単純平均・令和8年地価公示)。前年比+1.9%。58地点のうち上昇が39地点、横ばいが3地点、下落が14地点(残る2地点は前年と比べられない地点)。最高は京町1丁目の273,000円/㎡(+5.0%)、最安は北小松の15,400円/㎡(−1.9%)で、17.7倍の開きがあります。
  • 大津市の都市計画区域32,910haのうち、市街化区域は5,883.5ha(17.9%)だけです。残る27,026.5ha(82.1%)は市街化調整区域(大津市統計年鑑・令和3年3月30日の変更時点)。さらに都市計画区域の外の土地もあります。市は「市街化調整区域で土地・建物の購入や譲渡をご計画のみなさまへ」という注意喚起のページを公開しています。
  • 駅の多い市です。市の統計年鑑に載っている市内の駅は、JR琵琶湖線が大津・膳所・石山・瀬田の4駅、JR湖西線が大津京から北小松まで12駅、京阪は石山坂本線21駅と京津線の上栄町・大谷・追分。JRと京阪で名前の似た駅(膳所と京阪膳所、石山と京阪石山、大津京と京阪大津京、比叡山坂本と坂本比叡山口)があるので、物件広告の駅名は路線とあわせて確認してください。
  • 税率は固定資産税1.4%・都市計画税0.3%。都市計画税がかかるのは市街化区域内の土地・家屋だけです。令和8年度の納期限は6月1日・7月31日・12月15日・翌年3月1日の4期。新築住宅の減額は、令和8年4月1日以降の新築から床面積の要件が「40㎡以上240㎡以下」に変わっています(市公式)。
  • 大津市には学校選択制(隣接校選択)があります。ただし「施設に余裕がある場合に限り」の制度で、令和9年4月入学では小学校9校(葛川・坂本・下阪本・志賀・中央・平野・瀬田・瀬田東・瀬田北)と中学校5校(葛川・打出・粟津・瀬田・瀬田北)が受入れを停止しています。市立小学校は37校、中学校は18校。令和8年4月から小学校の給食費は自己負担0、こどもの医療費助成は18歳の年度末までです。
  • 水害の地図が2種類あります。琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川と土砂災害を載せた「土砂・洪水ハザードマップ」と、滋賀県の「地先の安全度マップ」にもとづき中小河川や水路の氾濫を載せた「水害ハザードマップ」です。滋賀県指定の土砂災害警戒区域は1,423区域、うち特別警戒区域1,020区域(令和8年8月25日現在)。大石富川地区の一部は県条例の浸水警戒区域に指定されています。

01「仲介手数料無料」は怪しくないのか ― 法律の条文で説明します

大津市で家を探していて「仲介手数料無料」という広告を見たとき、 多くの方がまず思うのは「なぜタダなのか」「どこかで取られるのではないか」ということだと思います。 この章では、その疑問に法律の条文と当社の免許情報で正面からお答えします。 納得いただけなければ、ご相談いただく必要はありません。

疑問1:そもそも仲介手数料を0円にしていいのか?

結論から言うと、合法です。むしろ、法律は「上限」しか定めていません。

不動産会社が受け取れる仲介手数料は、宅地建物取引業法第46条と、それに基づく国土交通省の告示 (「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」昭和45年建設省告示第1552号(最終改正 令和6年6月21日 国土交通省告示第949号))で決められています。 この告示が定めているのは受け取ってよい金額の上限であって、 「いくら以上もらわなければならない」という下限は、条文のどこにも存在しません。

売買価格法律が定める報酬の上限(税抜)法律が定める下限
400万円超の部分代金額 × 3%定めなし
200万円超400万円以下の部分代金額 × 4%
200万円以下の部分代金額 × 5%

※実務では速算式(代金額×3%+6万円)×1.1で計算します。これに消費税が加わります。 ※令和6年の改正で、800万円以下の物件(低廉な空家等)は特例として33万円(30万円の1.1倍)まで受け取れるようになりました。

つまり「仲介手数料をもらわない」という選択は、法律上まったく問題がありません。 0円は違法でも例外でもなく、上限を定めた法律の内側にある、ごく普通の選択です。

疑問2:では、家タダはどこから利益を得ているのか?

不動産の売買には、必ず売主様と買主様の2者がいます。 そして仲介会社は、その両方から手数料を受け取ることができます。 家タダと一般的な不動産会社の違いを、図で比べてみます。

一般的な不動産会社買主様売主様他社仲介手数料仲介手数料買主様・売主様の両方から仲介手数料をいただきます家タダ買主様売主様家タダ仲介手数料仲介手数料0円売主様からのみ仲介手数料をいただきます

※一般的な仲介でも、売主様側と買主様側を別々の会社が担当する「片手」の場合は 自社の取り分は1件分になります。上の図は、1社が売主様・買主様の両方を担当する「両手」仲介との比較です。

家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てます。 買主様からいただかないぶん、会社の受け取りは、両方から受け取る場合の半分(1件分)になります。 無理な仕組みでも、どこかにしわ寄せをする仕組みでもなく、 単に「2件分もらうところを1件分にしている」だけです。

だからこそ、売主様側の不動産会社が「買主からも手数料を取ること」を前提にしている物件では、 0円にできません。そういう物件は正直にそうお伝えします。 「どんな物件でも必ず0円」とは申し上げません。

疑問3:手数料が0円でも、別の名目で請求されないか?

ここが一番気になるところだと思います。結論は請求しません。 そして、そもそも法律で禁止されています。

国土交通省の告示は、報酬の上限を定めたうえで、 依頼者の依頼によって行う特別の広告費用などを除き、報酬以外の名目で金銭を受け取ってはならないと定めています。 「コンサルティング料」「書類作成料」「事務手数料」といった名目で別途請求することは、 そもそも宅建業者に認められていません。

下表は、大津市で中古住宅を購入するときに実際にかかるお金の全項目です。 家タダに支払っていただくものが1つもないことを確認してください。

費用支払先目安家タダの取り分
仲介手数料不動産会社通常は(価格×3%+6万円)×1.10円
印紙税国(契約書に貼付)1,000万円超5,000万円以下で1万円(軽減措置適用時)0円
登録免許税国(法務局)所有権移転・抵当権設定にかかる0円
司法書士報酬司法書士5万〜10万円程度0円
固定資産税・都市計画税の精算金売主様引渡日で日割り0円
住宅ローン事務手数料・保証料金融機関借入額により変動0円
火災保険・地震保険料保険会社建物・期間により変動0円
不動産取得税滋賀県(都道府県税)取得後に納税通知。軽減措置あり0円

仲介手数料以外の費用は、すべて国・自治体・司法書士・金融機関・保険会社に支払うもので、 不動産会社を通さずに発生します。家タダがこれらに上乗せすることはありません。

※諸費用の合計は物件価格の6〜10%が一般的な目安です。 このうち最大の項目が仲介手数料であり、そこが0円になります。 物件ごとの概算は、無料でお出しします。

疑問4:安いぶん、サービスが削られていないか?

業務内容は通常の仲介と変わりません。宅建業法上、 仲介会社が行うべき業務(調査・重要事項説明・契約書作成)は手数料の額にかかわらず同じです。

  • 現地内覧への同行(大津市内の物件)
  • 役所調査(都市計画・道路・上下水道・建築確認)
  • 法務局調査(登記・権利関係・越境)
  • 成約事例にもとづく価格の妥当性チェックと価格交渉
  • 宅地建物取引士による重要事項説明
  • 契約書・重要事項説明書の作成
  • 引渡し・決済の立会い

むしろ当社は買主様側だけに立つため、 売主様と買主様の両方から手数料を受け取る会社と違って、 「値下げ交渉をすると自社の売上が減る」という利益相反が起きません。 成約価格が下がれば当社の報酬も下がりますが、それでも交渉します。

02ご相談から引渡しまで ― いつ、何を、いくら払うか

「相談したら最後まで断れないのではないか」という不安もよく聞きます。 どの段階で何の費用が発生するかを、先に全部お伝えします。

段階内容この時点で支払うもの
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLを送っていただくなし
2. 無料診断仲介手数料0円の対象か/相場と比べて妥当かを回答なし
3. 内覧担当者が現地まで同行(大津市内)なし
4. 調査役所・法務局調査、区域区分の確認、成約データの確認なし
5. 価格交渉成約事例を根拠に売主様と交渉なし
6. 購入申込買付証明書の提出なし(申込金は原則不要)
7. 売買契約重要事項説明・契約書への署名押印手付金(売主様へ・売買代金の一部)/印紙税
8. 住宅ローン本申込金融機関の審査なし(事務手数料は実行時)
9. 決済・引渡し残代金の支払いと所有権移転登記残代金/登録免許税/司法書士報酬/ローン事務手数料/保険料/税の精算金
―家タダへの仲介手数料0円(全段階を通じて)

1〜6の段階では、一切お金がかかりません。 途中でやめていただいても費用は発生しませんし、違約金もありません。 「この物件はやめたほうがいい」と当社から申し上げることもあります。

※手付金は当社が受け取るものではなく、売主様へ支払う売買代金の一部です。 契約後に買主様の都合で解約する場合、手付金は放棄することになります(手付解除)。 この点は契約前に必ずご説明します。

03大津市で仲介手数料が0円になる仕組み

売主様側からのみ報酬をいただく「片手仲介」

不動産の売買では、売主側と買主側それぞれに仲介会社が入ります。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に 取引を組み立てるため、買主様からは仲介手数料をいただきません。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示 (昭和45年建設省告示第1552号)は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。

大津市の価格帯で、いくら得になるか

大津市の住宅地は1㎡あたり平均82,291円(58地点の単純平均)。市内の標準地は最高273,000円/㎡(京町1丁目408番)から最低15,400円/㎡(北小松字村屋敷414番)まであり、どのエリアを選ぶかで土地の値段が17.7倍変わります。

物件価格(税抜)仲介手数料の上限額(税込)家タダの場合削減額
1,800万円66万円0円▲66万円
2,300万円82万5,000円0円▲82万5,000円
2,500万円89万1,000円0円▲89万1,000円
3,100万円108万9,000円0円▲108万9,000円
3,900万円135万3,000円0円▲135万3,000円

※速算式(物件価格×3%+6万円)×1.1 で算出。400万円以下は別区分。なお、800万円以下の物件は、令和6年7月からの特例で、あらかじめ説明と合意があれば仲介会社が33万円(税込)まで受け取れることになっています。このページの上限額は、特例ではなく原則の式で計算しています。

大津市の成約価格帯だと、いくら変わるか

大津市の直近4四半期の成約は877件。戸建482件の成約中央値は2,300万円(中央の面積162㎡・中央の築年2001年)、マンション395件は2,500万円(76㎡・2002年)です。2,300万円なら仲介手数料の上限額は82万5,000円、2,500万円なら89万1,000円で、これがまるごと0円になります。

最寄駅別(件数の多い6駅)では石山が125件・中央値1,800万円(66万円)で最多。大津京118件・2,950万円(103万9,500円)、瀬田(滋賀)99件・2,700万円(95万7,000円)、膳所98件・2,400万円(85万8,000円)、大津56件・3,050万円(107万2,500円)、比叡山坂本51件・2,400万円(85万8,000円)。町丁目別(件数の多い8町丁目)ではにおの浜43件・3,100万円(108万9,000円)、大江34件・2,450万円(87万4,500円)、坂本27件・2,600万円(92万4,000円)、茶が崎26件・3,900万円(135万3,000円)、皇子が丘24件・2,800万円(99万円)、浜大津22件・2,350万円(84万1,500円)、柳が崎21件・3,700万円(128万7,000円)、中央20件・3,250万円(113万8,500円)です。

大津市では、仲介手数料の上限額が100万円を超える価格帯の成約が珍しくありません。速算式は(価格×3%+6万円)×1.1ですから、3,000万円なら105万6,000円、4,000万円なら138万6,000円。大津京駅・大津駅の中央値や、茶が崎・柳が崎・中央・におの浜の中央値は、いずれも上限額が100万円を超える水準です。諸費用のなかで、金額がまとまっていて、しかも0円にできる可能性がある費目は仲介手数料くらいです。

※「中央の面積」は国土交通省の成約価格情報の「面積」欄の中央値で、戸建は土地面積、マンションは専有面積です。(成約価格情報は国土交通省が公表しているデータで、家タダ自身の成約実績ではありません。また成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。駅別・町丁目別は件数の多い順に上位だけを集計したもので、6駅の合計は547件、8町丁目の合計は217件です。)

仲介手数料以外に0円にできる費用

  • ローン事務手数料
  • 引越し代金
  • 購入時の申込金

※適用条件は物件・時期により異なります。対象になるかは物件URLをお送りいただければその場で無料診断します。

NEW大津市の新築戸建てを仲介手数料無料で買う

新築戸建て(建売住宅)は、家タダで仲介手数料が0円の対象になりやすい種別です。 売主が不動産会社(分譲会社)であることが多く、売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てやすいためです。 ただし、すべての新築戸建てが対象になるわけではありません。売主が仲介会社に報酬を支払わない物件などは対象外になります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大津市の新築戸建て(建築年が2025年以降の土地付き建物)は58件。成約価格の中央値は3,200万円、真ん中の半数は2,900万円〜3,500万円に収まっています。延床面積の中央値は102㎡。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
大平8件3,000万円
坂本6件2,600万円
瀬田5件2,800万円
桜野町4件3,350万円
下阪本3件3,500万円

最寄駅で多いのは瀬田(滋賀)駅(9件)、比叡山坂本駅(8件)、大津京駅(6件)。

中央値の3,200万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は112万2,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。「新築戸建て」は建築年が2025年以降のものを当方で区分しています。

大津市で気になる新築戸建てがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかを無料で診断します。

USED大津市の中古戸建てを仲介手数料無料で買う

中古戸建ては、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が個人の方で、別の不動産会社が売主側の窓口になっている物件が多いためです。 売主様側からの報酬で成立する形に組み立てられるかどうかは、物件ごとに違います。 売主が不動産会社のリフォーム済み物件は、対象になりやすい傾向があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大津市の中古戸建て(建築年が2024年以前の土地付き建物)は418件。成約価格の中央値は2,100万円、真ん中の半数は1,200万円〜2,800万円に収まっています。延床面積の中央値は110㎡。建築年の中央値は1997年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
大江24件2,650万円
坂本16件2,150万円
月輪14件2,700万円
青山14件3,000万円
下阪本11件2,400万円

最寄駅で多いのは石山駅(69件)、瀬田(滋賀)駅(60件)、比叡山坂本駅(37件)。

中央値の2,100万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は75万9,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

建築年が分かる418件のうち、1981年以前に建てられたものは68件です。1981年6月より前に建築確認を受けた建物は旧耐震基準の可能性があるため、中古戸建てでは建築確認の時期と耐震診断の有無を必ず確認します。

大津市の中古戸建ては、物件のURLを送っていただければ、0円の対象かどうかを契約の前にお伝えします。対象外の場合も、その理由を正直にお伝えします。

MANSION大津市の中古マンションを仲介手数料無料で買う

中古マンションも、仲介手数料が0円になる物件と、ならない物件があります。 売主が不動産会社のリノベーション済み物件は対象になりやすく、 売主が個人の方で別の不動産会社が窓口になっている物件は、取引の組み立てによって対象外になる場合があります。

国土交通省の成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大津市の中古マンションは395件。成約価格の中央値は2,500万円、真ん中の半数は1,500万円〜3,400万円に収まっています。専有面積の中央値は75㎡。建築年の中央値は2002年です。

町名(地区)成約件数成約価格の中央値
におの浜43件3,100万円
茶が崎26件3,900万円
皇子が丘23件2,800万円
浜大津22件2,350万円
柳が崎21件3,700万円

最寄駅で多いのは大津京駅(95件)、膳所駅(68件)、石山駅(54件)。

中央値の2,500万円の物件を買う場合、仲介手数料の上限は89万1,000円(税込)です。家タダで0円の対象になれば、この金額がかかりません。

※出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ「成約価格情報」(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)。市場全体の成約データであり、家タダの成約実績ではありません。

中古マンションでは、仲介手数料が0円でも、管理費・修繕積立金の精算金、登記費用、ローン関連費用などの実費はかかります。 大津市で気になる中古マンションがあれば、物件のURLをLINEで送ってください。0円の対象かどうかと、諸費用の概算を無料でお出しします。

04数字で見る大津市 ― 公的統計でわかる街の実力

掲載している数値はすべて大津市・滋賀県・国土交通省の公表資料にもとづく実データです。

人口 ― 34万人が、南北約46kmの細長い市域に住む

大津市の人口は342,694人(男164,643人/女178,051人)、世帯数は161,482世帯です(令和8年8月31日現在・大津市「男女別・学区別人口統計表」)。滋賀県の県庁所在地で、平成21年4月に中核市へ移行しています。

令和7年国勢調査の結果も、市が公表しています。大津市の人口は342,879人(男164,751人/女178,128人)、世帯数は150,932世帯(令和7年10月1日現在。市のページは「確定値」として掲載)。令和2年国勢調査の345,070人から2,191人減(0.63%減)、世帯数は4,844世帯増(3.31%増)、1世帯当たり人員は2.27人で0.09人の減少です。人口はわずかに減り、世帯は増えている。都市計画マスタープランも「順調に人口増加を続けてきた大津市も、いよいよ人口減少局面を迎えつつあり」と書いています。

ただし、市のなかで一様に減っているわけではありません。市は人口を37の学区で集計しており、都市計画マスタープランはその学区を7つの地域にまとめています。令和8年8月31日現在の学区別人口を7地域に足し上げると(足し上げは当方)、東部(瀬田・青山など)77,484人、中部(大津駅・びわ湖浜大津・大津京の周辺)72,357人の2地域で市の4割強。以下、中北部49,831人、西北部48,641人、中南部41,035人、南部32,957人、北部20,389人です。学区で最も多いのは瀬田北の20,090人、次いで平野の19,416人、堅田の17,945人、滋賀の17,722人、晴嵐の17,489人。最も少ないのは葛川の236人です。

人口の動き方は地域で違います。都市計画マスタープラン(平成29年運用開始)は、北部・南部で人口減少が進んでいることを課題に挙げています(計画書の数値は平成28年時点のものです)。地価公示でも、令和8年に下落した住宅地14地点は、北小松・木戸・和邇高城・伊香立下在地町・真野大野1丁目・千野1丁目・千石台・稲葉台・大谷町・大平1丁目・南郷4丁目・千町3丁目・関津5丁目・平野1丁目。1㎡あたり3万円に届かない9地点のうち8地点が下落(残る比叡平1丁目は横ばい)で、価格の低い地点ほど下がっているという形になっています。「大津市の相場」という一つの数字ではなく、「どの地域の、どの駅の物件か」で考えるのが、大津市では特に重要です。

面積について。大津市の面積は464.51km²です。市の「市域の変遷」によると、平成18年3月20日の志賀町合併で374.06km²になり、平成19年9月28日の「琵琶湖境界確定」で464.10km²、平成26年10月1日の計測方法変更で464.51km²になりました。いまの面積には琵琶湖の水面が含まれています。人口密度(約738人/km²・当方算出)が低く見えるのはそのためです。

項目値備考
住民基本台帳人口342,694人(男164,643/女178,051)令和8年8月31日現在・大津市「男女別・学区別人口統計表」
世帯数161,482世帯同上
1世帯当たり人員(住基)約2.12人342,694÷161,482で当方が算出
令和7年国勢調査342,879人・150,932世帯令和7年10月1日現在。市のページは「確定値」として掲載
令和2年国勢調査345,070人令和2年10月1日現在(市の比較表)
2020→2025の増減人口−2,191人(−0.63%)/世帯+4,844世帯(+3.31%)市公表
1世帯当たり人員(国勢調査)2.27人(令和2年比0.09人減)市公表
市域面積464.51km²大津市「市域の変遷」。平成19年9月28日の琵琶湖境界確定で水面を含む
人口密度(住基ベース)約738人/km²342,694人÷464.51km²で当方が算出。水面を含む面積のため参考値
東部地域77,484人(34,886世帯)上田上・青山・瀬田・瀬田南・瀬田東・瀬田北の6学区。市全体の22.6%(足し上げと構成比は当方)
中部地域72,357人(35,512世帯)滋賀・山中比叡平・藤尾・長等・逢坂・中央・平野の7学区。21.1%
中北部地域49,831人(23,285世帯)雄琴・日吉台・坂本・下阪本・唐崎の5学区。14.5%
西北部地域48,641人(22,419世帯)葛川・伊香立・真野・真野北・堅田・仰木・仰木の里・仰木の里東の8学区。14.2%
中南部地域41,035人(19,990世帯)膳所・富士見・晴嵐の3学区。12.0%
南部地域32,957人(15,624世帯)石山・南郷・大石・田上の4学区。9.6%
北部地域20,389人(9,766世帯)小松・木戸・和邇・小野の4学区。5.9%
人口の多い学区瀬田北20,090人/平野19,416人/堅田17,945人/滋賀17,722人/晴嵐17,489人令和8年8月31日現在
市制施行明治31年(1898年)10月1日大津市「市域の変遷」。当時の面積14.20km²
中核市移行平成21年(2009年)4月大津市「大津の歴史」
市の花/木/鳥叡山すみれ/山桜/ゆりかもめ大津市「大津市の花・木・鳥」

土地の使われ方

大津市の土地を理解するうえで、いちばん効く数字は「市街化区域5,883.5ha」です。市域は46,451ha(464.51km²。琵琶湖の水面を含みます)。このうち都市計画区域(大津湖南都市計画区域の大津市分)は、市街化区域5,883.5haと市街化調整区域27,026.5haを合わせた32,910ha(合計は当方算出)。住宅を建てることを前提にした市街化区域は、市域の12.7%、都市計画区域の17.9%にとどまります。

市街化区域の内訳は、住居系の用途地域(7種類の合計)が4,594.8ha、商業系(近隣商業・商業)が686.8ha、工業系(準工業・工業・工業専用)が586.0ha(合計は当方算出)。工業専用地域は2.5haしかなく、住宅を建てられない用途地域はごくわずかです。大津市の市街化区域は、ほぼ全部が「住宅を建てられる土地」だと言えます。

裏を返すと、大津市では「市街化区域の外」に出たとたんに条件が大きく変わります。市街化調整区域は市街化区域の4.6倍(当方算出)の広さがあり、さらに都市計画マスタープランは「都市計画区域外を含めた市全域を計画対象区域とします」と書いていて、都市計画区域の外の土地も市内にあります(下の表の「都市計画区域外」は市域面積から都市計画区域を引いた当方の算出値で、琵琶湖の水面を含みます。どの地区が区域外にあたるかは、市の資料から確認できていません)。

区分面積構成比
市街化区域のうち住居系の用途地域(7種)4,594.8 ha9.9%
市街化区域のうち商業系(近隣商業・商業)686.8 ha1.5%
市街化区域のうち工業系(準工業・工業・工業専用)586.0 ha1.3%
市街化区域のうち用途地域の未指定地15.9 ha0.0%
市街化調整区域27,026.5 ha58.2%
都市計画区域外(琵琶湖の水面を含む・当方算出)13,541.0 ha29.2%
合計(市域)46,451.0 ha100.0%

※大津市統計年鑑(令和7年版)「A-3 都市計画区域」令和3年3月30日の変更時点、および「A-2 市域の変遷」。系統別の合計・未指定地・都市計画区域外の面積と構成比は当方の算出。統計年鑑の注記は「市街化区域の総面積と用途地域の内訳が一致しないのは、一部用途地域に未指定地があるため」。

市街化区域と市街化調整区域

大津市は「大津湖南都市計画区域」に属し、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。大津市統計年鑑(令和7年版)によると、令和3年3月30日の変更時点で市街化区域は5,883.5ha、市街化調整区域は27,026.5ha。都市計画区域の17.9%が市街化区域、82.1%が市街化調整区域(構成比は当方算出)です。平成30年8月28日の時点では市街化区域5,936.0ha・調整区域26,974.0haでしたから、令和3年の変更で市街化区域は52.5ha減っています(差は当方算出)。

市街化区域のなかは、ほとんどが住宅を建てられる用途地域です。下の表のとおり、最も広いのは第一種住居地域の2,064.2ha(35.1%)、次が第一種中高層住居専用地域の1,282.3ha(21.8%)、第一種低層住居専用地域の785.3ha(13.3%)。工業専用地域は2.5haだけです。

もうひとつ、大津市には都市計画区域の外の土地もあります。都市計画マスタープランは「都市計画区域外を含めた市全域を計画対象区域とします」としています。どの地区が都市計画区域外にあたるかは、市公式のテキストから確認できませんでした(未取得)。市域面積46,451haと都市計画区域32,910haの差は13,541ha(当方算出)ですが、市域面積には琵琶湖の水面が含まれるため、陸地のうちどれだけが区域外かはこの数字からは分かりません。

区分面積構成比
市街化区域5,883.5 ha17.9%
市街化調整区域27,026.5 ha82.1%
合計(都市計画区域)32,910.0 ha100.0%

市街化区域5,883.5haの用途地域の内訳は次のとおりです。面積が最大なのは第一種住居地域(2,064.2ha・35.1%)。住居系7種類の合計は4,594.8ha(78.1%)、商業系2種類は686.8ha(11.7%)、工業系3種類は586.0ha(10.0%)になります(合計と割合は当方算出)。平成30年8月28日の変更では第一種低層住居専用地域が923.8haから837.8haへ、第二種住居地域が213.9haから299.9haへ変わっており、用途地域は固定されたものではありません。

用途地域面積市街化区域に占める割合
第一種低層住居専用地域785.3 ha13.3%
第二種低層住居専用地域21.0 ha0.4%
第一種中高層住居専用地域1,282.3 ha21.8%
第二種中高層住居専用地域127.4 ha2.2%
第一種住居地域2,064.2 ha35.1%
第二種住居地域299.9 ha5.1%
準住居地域14.7 ha0.2%
近隣商業地域208.6 ha3.5%
商業地域478.2 ha8.1%
準工業地域296.4 ha5.0%
工業地域287.1 ha4.9%
工業専用地域2.5 ha0.0%

※大津市統計年鑑(令和7年版)「A-3 都市計画区域」(資料:都市計画部都市計画課)。令和3年3月30日の変更時点。割合は当方の算出で、用途地域の未指定地(15.9ha・当方算出)があるため合計は100%になりません。近隣商業地域と商業地域の面積は、統計年鑑PDFの行の読み取りによるもので、2つの行の対応に取り違えがないかは別の資料で照合できていません(合計686.8haは変わりません)。区域区分の当初決定日は未取得です。

地価公示 ― 58地点の実データ

令和8年地価公示(価格時点:令和8年1月1日)で、大津市の住宅地の標準地は58地点。 単純平均は1㎡あたり82,291円、前年の同一地点と比べた変動率の平均は+1.9%です。 上位・下位それぞれ5地点を所在地つきで掲載します。

標準地所在地番価格(円/㎡)前年比
大津-48京町1丁目408番273,000+5.0%
大津-14梅林1丁目字月見坂910番19200,000+8.1%
大津-45京町2丁目407番173,000+8.1%
大津-41石場字後田28番9169,000+5.6%
大津-16朝日が丘1丁目字梅林838番28162,000+3.2%
…(中略・全58地点)
大津-5北小松字村屋敷414番15,400−1.9%
大津-50伊香立下在地町字上出917番17,000−1.7%
大津-35木戸字北出畑270番18,800−2.1%
大津-51千野1丁目字内畑1153番1外18,800−2.6%
大津-54関津5丁目字馬場崎933番1外21,400−3.2%

※各標準地の価格は、国土交通省が公表した令和8年地価公示の公示価格です。 変動率は、前年(令和7年)の同じ標準地の公示価格と比べて当方が算出しました。 前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)は「—」とし、平均の母数から除いています。 所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」(市名は省略表記)です。

同じ大津市内で、住宅地の地価は17.7倍ちがいます

最も高いのは京町1丁目408番の1㎡あたり273,000円(+5.0%)。最も安いのは北小松字村屋敷414番の15,400円(−1.9%)。その差は17.7倍です。「大津市の相場」という一つの数字で考えると、実際の物件価格とのズレが大きくなります。

大津市は滋賀県内で何番目に地価が高いか

令和8年地価公示で住宅地の標準地が3地点以上ある滋賀県内の17市町のうち、 大津市の住宅地の平均価格は4位。 町を除いた「市」だけで見ると、13市のなかで第4位です。

区分大津市の位置母数
住宅地の平均価格(県内・町を含む)4位17市町
住宅地の平均価格(市のみ)4位13市
前年比の変動率(県内・町を含む)4位17市町
前年比の変動率(市のみ)4位13市

※国土交通省の令和8年地価公示の公示価格をもとに、当方が全地点を集計して算出した平均と順位です。 国土交通省が順位として公表しているものではありません。

大津市の地価マップ(令和8年地価公示・住宅地58地点)

標準地の所在地を丁目単位でまとめ、1㎡あたりの価格が高い順に並べました。 同じ市内で17.7倍の開きがあります。

※所在地は国土交通省の鑑定評価書情報にある「所在地番」を丁目までで表記したものです。 同一の丁目に複数の標準地がある場合は、価格の高いほうを採用しています。

公園・緑地

大津市の都市公園は233箇所・345.61ha(令和7年4月1日現在・大津市統計年鑑)。種別では、街区公園が142箇所、近隣公園が39箇所、都市緑地が29箇所、総合公園が7箇所、地区公園が6箇所などです。令和8年8月末の住民基本台帳人口342,694人で割ると、1人当たり約10.1㎡(当方算出。市の公表値ではありません)。市は「なぎさ公園周辺魅力向上プロジェクト」のページも設けています。個々の公園の名称・所在地・面積は、本ページでは確認していません(未取得)。

※大津市統計年鑑(令和7年版)「F-8 公園の現況」令和7年4月1日現在。1人当たり面積は当方の算出。

05大津市の特徴 ― 南北46km、地価は17.7倍。マンションと戸建が半々で動く県都

大津市を一言で表すと、「一つの市のなかに、いくつもの市がある」です。 県庁のある中心部の住宅地は1㎡あたり27万円、北の端の北小松は1万5千円。 成約は877件あり、マンションが395件、戸建が482件。 この章では、公的データに出ている数字で、大津市の「幅」を読んでいきます。

市が自分で分けている「7つの地域」

大津市の都市計画マスタープラン(2017-2031・平成29年4月1日運用開始)は、 市の形を「南北約46kmに及ぶ細長い」と表現し、37の学区を7つの地域にまとめています。 各地域の将来像と拠点は、市の計画書に書かれているものです。

地域学区人口(令和8年8月末)マスタープランの将来像拠点
北部小松、木戸、和邇、小野20,389人 比良山や湖畔の自然の美しさを追求するまち近江舞子駅、志賀駅、和邇駅
西北部葛川、伊香立、真野、真野北、堅田、仰木、仰木の里(仰木の里東)48,641人 比良と比叡が連なる山並みと琵琶湖の原風景を守り育てるまち堅田駅
中北部雄琴、日吉台、坂本、下阪本、唐崎49,831人 比叡山と世界遺産の織りなす歴史的まち並みを創造するまちおごと温泉駅、比叡山坂本駅、唐崎駅
中部滋賀、山中比叡平、藤尾、長等、逢坂、中央、平野72,357人 街道となぎさを育む都心の魅力とにぎわいのまち大津駅・浜大津駅、膳所駅、大津京駅
中南部膳所、富士見、晴嵐41,035人 膳所城跡と旧東海道のまち並みの歴史が漂うまち石山駅
南部石山、南郷、大石、田上32,957人 古典に詠われた美しい大津の原風景のまち南郷市民センター、大石市民センター周辺
東部上田上、青山、瀬田、瀬田南、瀬田東、瀬田北77,484人 びわこ文化公園都市を中心とした健康科学創造のまち瀬田駅周辺、草津田上IC周辺

人口が多いのは東部(77,484人)と中部(72,357人)。この2地域で市の43.7%(当方算出)です。 中部は県庁所在地の中心部、東部は瀬田駅を中心とした地域。 大津市の成約877件のうち、件数の多い6駅の547件は、すべてこの2地域と中南部・中北部のJRの駅です。 北部・西北部・南部の3地域は、成約データの上位の駅・町丁目には出てきません。 「大津市の相場」として出回っている数字は、実質的には中部・中南部・東部・中北部の数字だと考えてください。

※人口は大津市「男女別・学区別人口統計表」(令和8年8月31日現在)の学区別人口を、マスタープランの地域区分に沿って当方が足し上げたものです。 仰木の里東学区はマスタープランの学区一覧に名前がないため、西北部に含めています。 浜大津駅は現在の統計年鑑では「びわ湖浜大津」と表記されています。 出典:大津市都市計画マスタープラン2017-2031 第2章 地域別構想 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/53/toshimasu_06.pdf / 大津市「最新の人口統計表」 https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/t/tokein/jinkot/74526.html

地価公示82地点 ― 住宅地は39地点が上昇、14地点が下落

令和8年地価公示で、大津市の標準地は住宅地58地点・商業地22地点・工業地2地点の計82地点です。

用途地点数平均価格(円/㎡) 平均変動率上昇・横ばい・下落
住宅地5882,291+1.9%上昇39/横ばい3/下落14/前年比なし2
商業地22179,490+5.0%上昇22/横ばい0/下落0
工業地251,500+12.8%上昇2/横ばい0/下落0

商業地は22地点すべてが上昇、工業地も2地点とも上昇。住宅地だけが、上がる地点と下がる地点に分かれています。 住宅地の平均は+1.9%ですが、これは「市内のどこでも2%ほど上がった」という意味ではありません。 +8.1%の地点から−3.5%の地点まであります。

住宅地58地点をすべて、価格の高い順に並べます。

標準地所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
大津-48京町1丁目408番273,000+5.0%1,288㎡
大津-14梅林1丁目字月見坂910番19200,000+8.1%158㎡
大津-45京町2丁目407番173,000+8.1%150㎡
大津-41石場字後田28番9169,000+5.6%213㎡
大津-16朝日が丘1丁目字梅林838番28162,000+3.2%140㎡
大津-27大萱5丁目字田葭2772番47131,000+3.1%128㎡
大津-15大門通228番128,000+6.7%150㎡
大津-13竜が丘字大岩469番7127,000+3.3%218㎡
大津-10一里山5丁目字小松原765番109126,000+5.0%129㎡
大津-49一里山7丁目字石拾2105番54126,000+5.9%172㎡
大津-18大江1丁目字権現公1484番25123,000—145㎡
大津-25一里山2丁目字往還浦1331番121,000—219㎡
大津-31青山7丁目11番4109,000+5.8%193㎡
大津-11横木1丁目字北上ケ田704番18106,000+3.9%118㎡
大津-2真野2丁目字甲田100番9105,000+5.1%134㎡
大津-30瀬田1丁目字蛸田948番56104,000+3.0%149㎡
大津-58唐崎3丁目27番24104,000+3.0%239㎡
大津-8勧学2丁目字上水ノ渕185番25102,000+2.5%126㎡
大津-7神宮町字上河原761番16外101,000+2.9%139㎡
大津-59本堅田6丁目字豊国2276番10外99,800+4.4%123㎡
大津-32別保2丁目字別保1045番199,400+1.7%251㎡
大津-24瀬田3丁目字山添417番2497,200+2.9%160㎡
大津-29国分1丁目字畑ケ山139番2995,500+3.5%158㎡
大津-44神領3丁目字光来676番591,100+2.7%127㎡
大津-6下阪本1丁目字寺田756番3089,800+2.7%129㎡
大津-23瀬田2丁目字市ノ辺811番2988,500+1.7%228㎡
大津-34仰木の里東1丁目11番787,200+4.1%199㎡
大津-17秋葉台字山ノ防835番3986,400+1.2%122㎡
大津-4坂本7丁目字九条2527番2882,000+3.8%148㎡
大津-38螢谷702番579,100+2.7%119㎡
大津-9尾花川37番78,000+3.9%310㎡
大津-39仰木の里6丁目12番1171,900+2.0%237㎡
大津-42千石台9番267,500−1.0%211㎡
大津-1堅田1丁目字上濱入1105番566,700+3.4%113㎡
大津-43瀬田5丁目字篠部121番9外65,700+0.5%230㎡
大津-21南郷2丁目字田中133番664,200+1.9%203㎡
大津-37稲葉台字十二盃357番17860,700−0.8%121㎡
大津-22千町1丁目字岩崎46番957,900+1.2%223㎡
大津-36下阪本1丁目字南川原1043番1外52,100+1.8%327㎡
大津-12本堅田1丁目字ハし爪527番51,500+3.0%200㎡
大津-20大平1丁目字大平山972番51,400−0.4%174㎡
大津-19水明2丁目17番1145,4000.0%199㎡
大津-26黒津2丁目字横園228番2544,800+0.7%223㎡
大津-28里6丁目字池ケ谷808番8044,500+0.5%183㎡
大津-3雄琴3丁目字鳩806番141,3000.0%241㎡
大津-56大谷町37番10外40,700−1.5%182㎡
大津-47和邇高城字竹ケ花34番3外35,300−0.3%251㎡
大津-57和邇高城字願成寺248番2531,300+0.6%201㎡
大津-46南郷4丁目字上山508番5430,600−1.3%199㎡
大津-52真野大野1丁目字長路山610番2526,500−1.1%166㎡
大津-40比叡平1丁目字広小場1070番3823,5000.0%330㎡
大津-55平野1丁目字里ノ内265番122,100−1.3%390㎡
大津-53千町3丁目字坂口577番121,900−3.5%583㎡
大津-54関津5丁目字馬場崎933番1外21,400−3.2%595㎡
大津-35木戸字北出畑270番18,800−2.1%525㎡
大津-51千野1丁目字内畑1153番1外18,800−2.6%583㎡
大津-50伊香立下在地町字上出917番17,000−1.7%502㎡
大津-5北小松字村屋敷414番15,400−1.9%383㎡

読み取れることが4つあります。

  • 1㎡あたり10万円以上が19地点、5万円未満が17地点。 58地点の3分の1が10万円以上、3割が5万円未満で、真ん中の層より「高い帯」と「安い帯」がはっきりあります。
  • 下落した14地点のうち8地点は、3万円に届かない地点。 3万円未満の9地点は、比叡平1丁目(横ばい)を除いてすべて下落しました。 下落率が大きいのは千町3丁目(−3.5%)、関津5丁目(−3.2%)、千野1丁目(−2.6%)、木戸(−2.1%)。 いずれも地積が500㎡を超える標準地(583㎡・595㎡・583㎡・525㎡)で、昔からの集落の宅地と考えられます(周辺の状況は鑑定評価書の本文を確認しておらず、地積からの推測です)。
  • 上昇率が大きいのは、もともと高い地点。 梅林1丁目と京町2丁目が+8.1%、大門通+6.7%、一里山7丁目+5.9%、青山7丁目+5.8%、石場+5.6%、真野2丁目+5.1%。 高い地点がさらに上がり、安い地点がさらに下がるという動きです。
  • 最高地点の京町1丁目(273,000円)は地積1,288㎡。 戸建の区画ではなく、まとまった広さの住宅地の標準地です。 一般的な広さの標準地で最も高いのは梅林1丁目(200,000円・158㎡)と京町2丁目(173,000円・150㎡)。

買う側にとっての意味は、「大津市なら値上がりする」とも「下がる」とも言えない、ということです。 中心部の駅に近い住宅地は上がっており、買うなら価格は高い。 郊外の集落や山ぎわの住宅地は下がっており、安く買えるが、将来手放すときに買い手がつきにくい可能性がある。 検討中の物件がどちらの帯にあるのかを、この表で確かめてから価格を判断してください。

商業地22地点と工業地2地点は次のとおりです。

用途所在地番価格(円/㎡) 前年比地積
商業地梅林1丁目167番外394,000+4.5%516㎡
商業地大萱1丁目3460番外289,000+3.6%931㎡
商業地におの浜2丁目1番36289,000+3.6%1,900㎡
商業地粟津町184番3外285,000+4.0%219㎡
商業地馬場2丁目字西柳川252番8276,000+3.0%83㎡
商業地中央3丁目310番1外270,000+13.9%87㎡
商業地京町4丁目字松ケ枝1078番17238,000+9.7%165㎡
商業地皇子が丘2丁目字中ノ田233番1196,000+3.7%648㎡
商業地栄町198番15外183,000+4.0%128㎡
商業地一里山1丁目字西野2552番4外176,000+5.4%991㎡
商業地松原町129番8外172,000+4.2%417㎡
商業地松山町字一丁田1121番1外150,000+11.1%1,029㎡
商業地玉野浦字玉野浦2392番39146,000+3.5%3,019㎡
商業地湖城が丘字石神649番127,000+9.5%1,211㎡
商業地長等2丁目6番126,000+2.4%80㎡
商業地大萱7丁目字菖蒲796番2外113,000+2.7%1,086㎡
商業地唐崎3丁目458番9112,000+2.8%131㎡
商業地瀬田2丁目字市ノ辺874番109,000+6.9%448㎡
商業地本堅田4丁目19番4外99,500+5.1%2,352㎡
商業地真野5丁目字須原1779番571,800+2.6%1,004㎡
商業地衣川1丁目字斧研1378番1766,400+4.2%1,380㎡
商業地和邇中浜字下梶原444番1外60,100+0.2%500㎡
工業地晴嵐2丁目字堂ノ前241番6外65,000+9.6%3,745㎡
工業地関津4丁目字栂谷705番外38,000+15.9%15,346㎡

商業地で上昇が目立つのは、中央3丁目(+13.9%)、松山町(+11.1%)、京町4丁目(+9.7%)、湖城が丘(+9.5%)。 工業地は関津4丁目が+15.9%、晴嵐2丁目が+9.6%で、82地点のなかで最も上昇率が高いのは工業地の関津4丁目です。 同じ関津でも、住宅地の関津5丁目は−3.2%。 同じ町名のなかで、工業地は+15.9%、住宅地は−3.2%。用途によって土地の評価がまったく違う動きをしています。

出典:国土交通省 地価公示 鑑定評価書情報(令和8年・令和7年)。価格時点は令和8年1月1日。 平均・変動率・順位は当方の集計であり、国土交通省が公表している順位ではありません。 「—」は前年と比べられない地点(新規選定・選定替え)です。

実際の成約877件 ― マンション395件・戸建482件

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、 大津市の成約は877件です。 これは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

種別件数成約中央値 中央の面積中央の築年 仲介手数料の上限額
戸建(土地と建物)482件2,300万円162㎡(土地)2001年82万5,000円
中古マンション等395件2,500万円76㎡(専有)2002年89万1,000円

戸建55%、マンション45%(当方算出)。 どちらを選んでも、十分な数の取引事例がある市です。 中央値はマンション2,500万円のほうが戸建2,300万円より高く、中央の築年はどちらも2001〜2002年。 「築25年前後のマンション76㎡が2,500万円」「築25年前後の戸建が土地162㎡つきで2,300万円」というのが、 公的データに出ている大津市の真ん中の姿です。

戸建の2,300万円を、土地の値段と比べてみます。 住宅地の平均価格82,291円/㎡に162㎡を掛けると約1,333万円(当方算出)。 中央値2,300万円との差は約1,000万円で、建物にもそれなりの値段がついていることが分かります。 ただしこれは市全体の平均どうしの計算です。 1㎡あたり13万円の大萱や一里山で162㎡なら土地だけで2,000万円を超えますし、 3万円の地域なら500万円に届きません。同じ2,300万円でも、中身は地域によってまったく違います。

最寄駅別の成約(件数の多い6駅・877件中547件)

最寄駅路線件数成約中央値 平均徒歩仲介手数料の上限額
石山JR琵琶湖線125件1,800万円12分66万円
大津京JR湖西線118件2,950万円10分103万9,500円
瀬田(滋賀)JR琵琶湖線99件2,700万円18分95万7,000円
膳所JR琵琶湖線98件2,400万円11分85万8,000円
大津JR琵琶湖線56件3,050万円9分107万2,500円
比叡山坂本JR湖西線51件2,400万円16分85万8,000円

件数が最も多い石山駅が、中央値は最も低い(1,800万円)。 最も高い大津駅(3,050万円)とは1.7倍(当方算出)の差があります。 琵琶湖線で隣り合う駅を順に並べると、大津3,050万円、膳所2,400万円、石山1,800万円、瀬田2,700万円。 大津から石山へ向かって下がり、瀬田でまた上がるという形です。 石山駅は南部地域や瀬田の一部の物件の最寄駅にもなっていて、 駅前のマンションから、バスで通う郊外の戸建まで、幅広い物件が「石山」に数えられていると考えられます (駅ごとの種別の内訳は公表データにないため、断定はできません)。

大津京駅の118件・2,950万円は、JR湖西線の駅です。 琵琶湖線の大津駅(56件)の2倍以上の件数があり、中央値もほぼ並びます。 大津市の中心部の住宅の取引は、いまは大津京駅の周辺が最も厚いと読めます。

町丁目別の成約(件数の多い8町丁目・計217件)

町丁目件数成約中央値 中央の面積仲介手数料の上限額
におの浜43件3,100万円72㎡108万9,000円
大江34件2,450万円118㎡87万4,500円
坂本27件2,600万円133㎡92万4,000円
茶が崎26件3,900万円83㎡135万3,000円
皇子が丘24件2,800万円82㎡99万円
浜大津22件2,350万円67㎡84万1,500円
柳が崎21件3,700万円81㎡128万7,000円
中央20件3,250万円71㎡113万8,500円

8つのうち6つ(におの浜・茶が崎・皇子が丘・浜大津・柳が崎・中央)は、中央の面積が67〜83㎡。 戸建の土地としては小さすぎますから、マンションの成約が中心の町と読めます。 残る2つ(大江118㎡・坂本133㎡)は戸建が中心と読めます(いずれも面積からの推測で、町丁目ごとの種別の内訳は公表データにありません)。

マンションの町のなかでも、価格は2,350万円から3,900万円まで1.7倍ちがいます。 茶が崎3,900万円・柳が崎3,700万円が高く、浜大津2,350万円・皇子が丘2,800万円が低い。 面積はどれも70〜80㎡台で大きな差がありませんから、価格の差は建物の新しさや立地によるものと考えられます (町丁目ごとの築年は公表データにないため、断定はできません)。 「大津のマンションは2,500万円」と一括りにせず、町ごとの水準を見てください。

実際の成約は、こんな中身です

種別所在成約価格面積 間取築年構造最寄駅・徒歩時期 仲介手数料の上限額
マンション瀬田2,500万円75㎡3LDK2008年 RC石山 17分2025Q489万1,000円
マンション皇子が丘2,500万円85㎡3LDK2002年 SRC大津京 2分2025Q289万1,000円
マンション大萱2,500万円75㎡3LDK2000年 RC瀬田(滋賀) 6分2025Q389万1,000円
マンション鳥居川町2,500万円80㎡3LDK2000年 SRC唐橋前 3分2025Q489万1,000円
戸建南郷上山町2,300万円土地175㎡/建物125㎡—2024年 木造石山寺(徒歩分数の記載なし)2025Q282万5,000円
戸建大江2,300万円土地55㎡/建物90㎡—2024年 木造瀬田(滋賀) 20分2025Q482万5,000円
戸建野郷原2,300万円土地140㎡/建物190㎡—2006年 木造石山(徒歩分数の記載なし)2025Q482万5,000円
戸建池の里2,300万円土地170㎡/建物120㎡—2003年 軽量鉄骨造膳所 20分2025Q282万5,000円

マンション4件は、どれも2,500万円・75〜85㎡・3LDK・2000〜2008年築。 違うのは駅からの距離で、大津京駅徒歩2分(皇子が丘・85㎡・2002年築)から石山駅徒歩17分(瀬田・75㎡・2008年築)まであります。 同じ2,500万円で「駅2分・築24年・85㎡」と「駅17分・築18年・75㎡」のどちらも買えるということです。

戸建4件は、同じ2,300万円でも中身がまったく違います。 2024年築の新しい戸建が2件ありますが、大江は土地55㎡、南郷上山町は土地175㎡。 2003年築・2006年築の2件は、土地140〜170㎡に建物120〜190㎡。 「駅に歩ける場所の小さな新築」「駅から離れた広い新築」「築20年の広い家」が同じ値段で並んでいます。 大津市の2,300万円は、何を優先するかで買えるものが変わる価格帯です。

出典:国土交通省 不動産情報ライブラリ 成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期・大津市877件)。 これらは公的に公表された取引データであり、家タダの成約実績ではありません。 価格・面積は国土交通省が個人を特定できないよう丸めて公表している値です。 戸建の「土地」は成約価格情報の面積欄、「建物」は延床面積欄の値です。戸建の間取りは公表データに入っていません。 最寄駅までの徒歩分数が0となっている個票は「記載なし」としました。 仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法の報酬額告示の上限(税込)を成約価格にあてはめた試算です。 成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は載せていません。

都市計画区域の82%が市街化調整区域

大津市統計年鑑(令和7年版)によると、令和3年3月30日の変更時点で、 市街化区域は5,883.5ha(17.9%)、市街化調整区域は27,026.5ha(82.1%)です。都市計画区域の外の土地も市内にあります(範囲・面積は未取得)。

市街化区域から一歩外に出ると市街化調整区域で、面積は市街化区域の4.6倍(当方算出)あります。 市が「市街化調整区域で土地・建物の購入や譲渡をご計画のみなさまへ」というページをわざわざ出しているのは、 調整区域の物件を知らずに買ってしまう人がいる、ということの裏返しです。 詳しくは「市街化調整区域」の章で扱いますが、ここでは3点だけ挙げておきます。

  • 農家住宅など「建てた人」を理由に許可された家は、別の人が住むことが認められない場合がある。
  • 北部(旧志賀町)の住宅団地のなかには、市街化調整区域の「旧認定団地」(22地区)がある。基準は「自己居住用住宅」。
  • 大石富川地区の一部は、県条例の浸水警戒区域。住居の新築・改築に知事の許可が必要。

出典:大津市統計年鑑(令和7年版)「土地・気象」 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/109/R7toukeinenkanA.pdf / 大津市「市街化調整区域で土地・建物の購入や譲渡をご計画のみなさまへ」 https://www.city.otsu.lg.jp/b/kk/tk/p/51028.html

まとめ:大津市は「地域・駅・区域・ハザード・学区」の5つで選ぶ市

大津市の住宅地の平均価格(82,291円/㎡)は、滋賀県内で住宅地の標準地が3地点以上ある 17市町のうち4位、町を除いた13市のなかでも4位。 変動率(+1.9%)も17市町中4位、13市のなかで4位です。 県庁所在地ですが、平均では県内1位ではありません。 北部や山あいの低い地点まで含めて58地点を平均しているためで、 中心部だけを見れば1㎡あたり16万〜27万円の水準です。

確認すべきことは、次の5点です。

  • 7地域のどこか。北部・西北部・中北部・中部・中南部・南部・東部で、地価も交通も学校の状況もちがいます。
  • どの路線のどの駅か。JR琵琶湖線・JR湖西線・京阪石山坂本線・京阪京津線。JRと京阪で似た名前の駅があります。
  • 市街化区域か、市街化調整区域か、都市計画区域外か。調整区域なら、建物が建てられた経過と、自分が使えるかどうか。
  • ハザードマップは2種類とも。土砂・洪水ハザードマップ(琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川と土砂災害)と、 水害ハザードマップ(中小河川・水路)。ため池のマップがある学区は21あります。
  • 学区。学校選択制はありますが、小学校9校・中学校5校は受入れ停止。志賀・中央・晴嵐の3小学校は進学先の中学校が住所で分かれます。

この5点は、すべて契約前に調べられます。 家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行ったうえで、 買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます (物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります)。

空から見た、この50年の大津市

大津市が市制を施行したのは明治31年(1898年)10月1日。当時の面積は14.20km²でした。その後、昭和7年に滋賀村、昭和8年に膳所町・石山町、昭和26年に雄琴村・坂本村・下阪本村・大石村・下田上村、昭和42年に瀬田町・堅田町、平成18年に志賀町と合併し、いまの市域になりました。
左が1974〜78年、右が現在の、市役所(御陵町3-1)を含む同じ範囲です。市役所は、京阪石山坂本線の大津市役所前駅から徒歩約1分、JR湖西線の大津京駅から徒歩約15分(いずれも市公式の案内)。左の写真は、昭和42年に瀬田町・堅田町と合併して市域が154.50km²から303.68km²へほぼ倍になった、その7〜11年後にあたります。現在、この写真の周辺は、成約データで件数が2番目に多い大津京駅(118件・中央値2,950万円)の圏内で、皇子が丘(24件・2,800万円)・茶が崎(26件・3,900万円)・柳が崎(21件・3,700万円)といった、マンションの成約が中心と読める町名が集まっています。2枚を見比べるときは、建物の密度と、湖岸の形に注目してください。(写真の範囲と市役所の位置は、国土地理院の住所検索で得た座標から算出したタイルによるものです。写真に写っている個々の建物・施設が何であるかは確認していません。)

1974〜1978年(国土地理院 国土画像情報 第1期)
現在(国土地理院 全国最新写真)

出典:国土地理院 地理院タイル(国土画像情報 第1期/全国最新写真)。同一のタイル座標(ズーム15・x28748〜28750・y12977〜12978)で切り出しています。

06大津市を7に分けて考える(エリアガイド)

大津市は、明治31年の市制施行から平成18年の志賀町合併まで、6回の合併で広がってきた市です。南北は約46km。北の小松から南の大石まで、同じ市内でも景色も相場もまったく違います。

市の都市計画マスタープラン(2017-2031)は、37の学区を北部・西北部・中北部・中部・中南部・南部・東部の7地域にまとめて地域別構想を描いています。ここでもその7地域に沿って、令和8年地価公示の標準地(住宅地58・商業地22・工業地2)と、国土交通省の成約価格情報877件の駅別・町丁目別を整理します。

先にお断りしておきます。7地域と学区の対応は市のマスタープランによるものですが、個々の標準地・成約の町名をどの地域に置くかは、町名・学区名・小学校の所在地・成約個票の最寄駅を手がかりにした当方の整理です。地域の境目に近い町名や、学区との対応を確かめられなかった町名は、ここでは取り上げず、「大津市の特徴」の章に全58地点の一覧として掲載しています。また、仰木の里東学区はマスタープラン策定時の学区一覧に名前がないため、仰木の里と同じ西北部に含めて集計しました。成約の駅別は件数の多い6駅(計547件)、町丁目別は件数の多い8町丁目(計217件)だけの集計です。ここに出てこない駅・町にも成約はあります。成約価格情報は国土交通省の公表データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

中部地域(滋賀・山中比叡平・藤尾・長等・逢坂・中央・平野の7学区)(最寄駅:大津/大津京/びわ湖浜大津ほか京阪各駅)

県庁所在地の中心部です。地価も成約価格も、市内で最も高い数字がここに集まっています。住宅地の標準地は京町1丁目273,000円/㎡(+5.0%・地積1,288㎡)が市内最高。以下、梅林1丁目200,000円/㎡(+8.1%)、京町2丁目173,000円/㎡(+8.1%)、朝日が丘1丁目162,000円/㎡(+3.2%)、大門通128,000円/㎡(+6.7%)。+8.1%は住宅地58地点のなかで最大の上昇率で、梅林1丁目と京町2丁目の2地点が並んでいます。商業地も、市内最高の梅林1丁目394,000円/㎡(+4.5%)、中央3丁目270,000円/㎡(+13.9%・商業地22地点で最大の上昇)、京町4丁目238,000円/㎡(+9.7%)、におの浜2丁目289,000円/㎡(+3.6%)、馬場2丁目276,000円/㎡(+3.0%)、皇子が丘2丁目196,000円/㎡(+3.7%)。
成約は、最寄駅別で大津京118件・2,950万円、大津56件・3,050万円。町丁目別の上位8つのうち6つがこの地域の町名です:におの浜(43件・3,100万円・72㎡)、茶が崎(26件・3,900万円・83㎡)、皇子が丘(24件・2,800万円・82㎡)、浜大津(22件・2,350万円・67㎡)、柳が崎(21件・3,700万円・81㎡)、中央(20件・3,250万円・71㎡)。6つとも中央の面積が67〜83㎡で、マンションの成約が中心と読めます(面積からの推測です)。茶が崎3,900万円なら仲介手数料の上限額は135万3,000円、柳が崎3,700万円なら128万7,000円。上限額が100万円を超える取引が普通にある地域です。
注意点は2つあります。第一に、高さと景観のルール。この地域には景観重点地区「大津百町」があり、高度地区・景観計画の眺望景観のルールもかかります。湖の見えるマンションを買う方は、手前の土地に建てられる高さを確認してください。第二に、同じ中部地域でも山の上は別世界だということ。山中比叡平学区の標準地「比叡平1丁目」は23,500円/㎡(0.0%・地積330㎡)で、京町1丁目の11分の1以下(当方算出)です。大谷町(40,700円/㎡・−1.5%)も令和8年に下落しています。人口は7学区で72,357人。平野学区(19,416人)と滋賀学区(17,722人)が多く、小学校の学校選択制では志賀・中央・平野の3校が受入れ停止、中学校は打出が受入れ停止です。

中南部地域(膳所・富士見・晴嵐の3学区)(最寄駅:石山/膳所)

JR石山駅が拠点の地域です(膳所駅は、都市計画マスタープランでは中部地域の拠点に挙げられています。膳所学区の物件がどちらの駅を使うかは、物件ごとに確認してください)。成約は最寄駅別で石山が125件・中央値1,800万円(市内最多・6駅で最も低い中央値)、膳所が98件・2,400万円。石山駅は南部地域や瀬田の一部の物件の最寄駅にもなり、膳所駅は中部地域の物件の最寄駅にもなるため、この件数すべてがこの地域の成約というわけではありません。1,800万円という中央値は、マンションと戸建、駅前と郊外が混ざった数字としてお読みください。1,800万円にかかる仲介手数料の上限額は66万円、2,400万円なら85万8,000円です。
標準地で町名から確かにこの地域と言えるのは、工業地の「晴嵐2丁目」65,000円/㎡(+9.6%・地積3,745㎡)。住宅地が平均+1.9%のなかで、工業地は2地点の平均が+12.8%と、大きく上がっています。成約個票では「池の里」の戸建(2,300万円・土地170㎡/建物120㎡・2003年築・軽量鉄骨造)が膳所駅徒歩20分。駅から20分の戸建が2,300万円という個票は、この地域の戸建の価格帯の目安になります(1件の個票です)。
都市計画マスタープランは、この地域の将来像を「膳所城跡と旧東海道のまち並みの歴史が漂うまち」とし、石山駅周辺を拠点に位置づけています。立地適正化計画の都市機能誘導区域にも、石山駅周辺と膳所駅周辺が挙げられています。人口は3学区で41,035人。晴嵐学区が17,489人、膳所学区が15,049人です。晴嵐小学校は、住所によって進学先が粟津中学校と北大路中学校に分かれます。粟津中学校は学校選択制での受入れを停止しています。防災重点農業用ため池のハザードマップは膳所・富士見・晴嵐の3学区とも作成されていますので、丘陵側の物件は、ため池の下流にあたらないかを確認してください。

東部地域(上田上・青山・瀬田・瀬田南・瀬田東・瀬田北の6学区)(最寄駅:瀬田(滋賀)/石山)

大津市で人口が最も多い地域です(77,484人・市の22.6%)。瀬田北学区の20,090人は37学区で最多。瀬田東15,503人、瀬田15,012人、瀬田南14,956人、青山10,200人と、1万人を超える学区が5つあります。成約は最寄駅別で瀬田(滋賀)が99件・中央値2,700万円・平均徒歩18分、町丁目別で大江が34件・2,450万円・中央の面積118㎡。大江の118㎡は、件数の多い8町丁目のなかで戸建が中心と読める2つ(大江・坂本)のうちの小さいほうで、コンパクトな敷地の戸建が多く流通していると読めます。成約個票にも、大江の戸建(2,300万円・土地55㎡/建物90㎡・2024年築・木造・瀬田駅徒歩20分)があります。土地55㎡に建物90㎡ですから、3階建てなど敷地を目いっぱい使った新しい戸建と考えられます(階数は公表データにありません)。
住宅地の標準地は、大萱5丁目131,000円/㎡(+3.1%)、一里山5丁目126,000円/㎡(+5.0%)、一里山7丁目126,000円/㎡(+5.9%)、大江1丁目123,000円/㎡、一里山2丁目121,000円/㎡(この2地点は前年と比べられない地点)、青山7丁目109,000円/㎡(+5.8%)、瀬田1丁目104,000円/㎡(+3.0%)、瀬田3丁目97,200円/㎡(+2.9%)、瀬田2丁目88,500円/㎡(+1.7%)、瀬田5丁目65,700円/㎡(+0.5%)。10万円を超える地点が7つあり、中部地域に次いで高い水準です。商業地は大萱1丁目289,000円/㎡(+3.6%)、一里山1丁目176,000円/㎡(+5.4%)、瀬田2丁目109,000円/㎡(+6.9%)。
一方、同じ東部地域でも上田上学区は様子が違います。上田上小学校のある「平野1丁目」の標準地は22,100円/㎡(−1.3%・地積390㎡)。大萱5丁目の約6分の1(当方算出)です。上田上は市のデマンド型のりあいタクシーの運行地域でもあります。
校区は必ず確認してください。学校選択制では、小学校は瀬田・瀬田東・瀬田北、中学校は瀬田・瀬田北が受入れを停止しています。瀬田の学校に通わせたいなら、その学区に住む必要があるということです。高速道路のインターチェンジは瀬田西・瀬田東・草津田上が統計年鑑に載っています。防災重点農業用ため池のハザードマップは上田上・青山・瀬田南・瀬田・瀬田北・瀬田東の6学区すべてで作成されています。

南部地域(石山・南郷・大石・田上の4学区)(最寄駅:石山/石山寺(京阪))

都市計画マスタープランは、この地域の拠点を「南郷市民センター、大石市民センター周辺」としています。ほかの6地域の拠点が鉄道駅なのに対し、南部地域の拠点は市民センターです。鉄道から離れた住宅地が多いということで、マスタープランは人口減少への対応と交通基盤の整備を課題に挙げています。人口は4学区で32,957人(石山10,071人、田上9,269人、南郷9,214人、大石4,403人)。
住宅地の標準地は、南郷2丁目64,200円/㎡(+1.9%)、里6丁目44,500円/㎡(+0.5%)、南郷4丁目30,600円/㎡(−1.3%)。同じ南郷でも2丁目と4丁目で2.1倍(当方算出)の差があり、上昇と下落に分かれています。成約個票では、南郷上山町の戸建(2,300万円・土地175㎡/建物125㎡・2024年築・木造)の最寄駅が京阪の石山寺。新しい戸建が土地175㎡つきで2,300万円という個票で、同じ2,300万円の大江の戸建(土地55㎡)と比べると、土地は3倍以上の広さです。駅から離れるかわりに、広さが手に入る地域だと読めます(個票1件どうしの比較です)。
水害については、県の指定があります。大石富川地区の一部は、滋賀県流域治水の推進に関する条例にもとづく「浸水警戒区域」(令和3年8月24日指定)で、住居を新築・改築するには知事の許可が必要です。市の土砂・洪水ハザードマップは瀬田川・大戸川を対象河川にしており、立地適正化計画も浸水想定区域の一部を居住誘導区域に含めない考え方をとっています。防災重点農業用ため池のハザードマップは石山・南郷・大石・田上の4学区すべてで作成されています。川沿い・谷沿いの物件は、ハザードマップを学区の分冊で必ず確認してください。

中北部地域(雄琴・日吉台・坂本・下阪本・唐崎の5学区)(最寄駅:唐崎/比叡山坂本/おごと温泉/京阪 坂本比叡山口ほか)

唐崎・比叡山坂本・おごと温泉の3駅が拠点の地域です。成約は最寄駅別で比叡山坂本が51件・中央値2,400万円・平均徒歩16分、町丁目別で坂本が27件・2,600万円・中央の面積133㎡。坂本は、件数の多い8町丁目のなかで中央の面積が最も広い町で、戸建の成約が中心と読めます。2,600万円にかかる仲介手数料の上限額は92万4,000円です。
住宅地の標準地は、唐崎3丁目104,000円/㎡(+3.0%)、下阪本1丁目89,800円/㎡(+2.7%)、坂本7丁目82,000円/㎡(+3.8%)、下阪本1丁目のもう1地点が52,100円/㎡(+1.8%・地積327㎡)、雄琴3丁目41,300円/㎡(0.0%)。下阪本1丁目には標準地が2つあり、89,800円と52,100円。同じ丁目のなかで1.7倍(当方算出)ちがいます。町名・丁目が同じでも、土地の値段は場所ごとに違うという例です。商業地は唐崎3丁目112,000円/㎡(+2.8%)。
この地域は、まち並みのルールが効いてきます。坂本は第2次大津市景観計画の景観重点地区で、市は「門前町坂本まちなみ整備事業補助金」を設けています。歴史的風土特別保存地区(平成18年6月に都市計画決定)や風致地区にかかる土地では、建築などに許可が必要です。古い町並みのなかの物件を買って建て替え・外観の改修をする場合は、形や色に制約があります。山ぎわの物件は土砂災害警戒区域も確認してください。人口は5学区で49,831人(唐崎16,598人、下阪本12,159人、坂本11,276人)。小学校4校(雄琴・日吉台・坂本・下阪本)は日吉中学校に進みます。学校選択制では坂本小学校・下阪本小学校が受入れを停止しています。

西北部地域(葛川・伊香立・真野・真野北・堅田・仰木・仰木の里・仰木の里東の8学区)(最寄駅:堅田/おごと温泉)

堅田駅が拠点の地域です。住宅地の標準地は、真野2丁目105,000円/㎡(+5.1%)、本堅田6丁目99,800円/㎡(+4.4%)、仰木の里東1丁目87,200円/㎡(+4.1%)、仰木の里6丁目71,900円/㎡(+2.0%)、堅田1丁目66,700円/㎡(+3.4%)、本堅田1丁目51,500円/㎡(+3.0%)。ここまでの6地点はすべて上昇です。一方、真野大野1丁目26,500円/㎡(−1.1%)、伊香立下在地町17,000円/㎡(−1.7%・地積502㎡)は下落。真野2丁目と真野大野1丁目は、どちらも「真野」の名がつきますが4.0倍(当方算出)ちがい、上昇と下落に分かれています。商業地は本堅田4丁目99,500円/㎡(+5.1%)、真野5丁目71,800円/㎡(+2.6%)。
成約データについては、正直に書いておきます。駅別(件数の多い6駅)・町丁目別(件数の多い8町丁目)のどちらにも、この地域の駅・町名は入っていません。堅田駅などの成約の中央値は、本ページには載せていません。物件のURLを送っていただければ、近隣の事例を個別に調べてお伝えします。この地域の相場は、上の標準地の価格と、検討中の物件の周辺の個別の事例から判断することになります。
堅田駅周辺は立地適正化計画の都市機能誘導区域の拠点で、都市計画マスタープランは堅田駅の拠点機能の強化を課題に挙げています。堅田は景観重点地区で、市には「堅田千軒まちなみ整備事業補助金」があります。地区計画の一覧には「仰木地区(22.3ha・平成3年3月15日決定)」があり、地区計画の区域では着工の30日前までに届出が必要です。人口は8学区で48,641人。堅田学区が17,945人で最も多く、葛川学区は236人で市内最少です。葛川小学校・中学校は小規模特認校として学区外から児童生徒を募集しています。葛川・伊香立・仰木は市のデマンド型のりあいタクシーの運行地域です。

北部地域(小松・木戸・和邇・小野の4学区)(最寄駅:小野/和邇/蓬莱/志賀/比良/近江舞子/北小松)

平成18年3月20日に大津市と合併した、旧志賀町の区域です(合併時の面積は71.73km²・市の「市域の変遷」)。都市計画マスタープランは将来像を「比良山や湖畔の自然の美しさを追求するまち」とし、公共交通ネットワークと土砂災害対策を課題に挙げています。人口は4学区で20,389人(和邇7,974人、木戸4,370人、小野4,076人、小松3,969人)。7地域で最も少ない地域です。
住宅地の標準地は、水明2丁目45,400円/㎡(0.0%)、和邇高城字竹ケ花35,300円/㎡(−0.3%)、和邇高城字願成寺31,300円/㎡(+0.6%)、木戸18,800円/㎡(−2.1%・地積525㎡)、北小松15,400円/㎡(−1.9%・地積383㎡)。北小松は市内58地点の最安で、最高の京町1丁目の17.7分の1です。商業地の和邇中浜は60,100円/㎡(+0.2%)で、商業地22地点のなかで上昇率が最も小さい地点です。1㎡あたり1万円台ということは、200㎡の土地が300万〜400万円(当方算出)。土地の値段だけを見れば、市の中心部とは桁がちがいます。
ただし、この地域で家を買うときは、土地の値段より先に確認することがあります。第一に区域。市街化調整区域のなかに「旧認定団地」が22地区あり(高城台・虹ヶ丘、住吉台、北住吉、大将軍、ビワコバレイビラほか)、適用される基準は「自己居住用住宅」です。団地の区域の外では、建築できる人・できる建物がさらに限られます。農家住宅など、使う人が限られる建物を買ってしまうと、自分では使えないことがあります。第二に交通。JR湖西線の駅は7つありますが、駅から離れた物件では、市のデマンド型のりあいタクシー(志賀地域)と自家用車が移動の中心になります。第三に学校。4つの小学校はすべて志賀中学校(南船路)に進みます。成約データの駅別・町丁目別(上位)にこの地域は入っておらず、成約の中央値は本ページには載せていません。物件のURLを送っていただければ、近隣の事例を個別に調べてお伝えします。価格が低い物件は、仲介手数料の区分(400万円以下は別の率)にも関わりますので、対象になるかどうかを含めて物件ごとにご相談ください。

※エリア区分と各エリアの記述は、大津市・滋賀県・関係機関の公表資料にもとづいて作成しています。

07大津市の交通

鉄道

大津市にはJRと京阪の4路線が通っています。JR琵琶湖線(大津・膳所・石山・瀬田の4駅)、JR湖西線(大津京から北小松まで12駅)、京阪石山坂本線(21駅)、京阪京津線(市内は上栄町・大谷・追分)です。JRだけで16駅あります。

大津市で必ず確認していただきたいのは、JRと京阪の「似た名前の駅」です。膳所(JR)と京阪膳所、石山(JR)と京阪石山、大津京(JR)と京阪大津京、比叡山坂本(JR)と坂本比叡山口(京阪)。名前は似ていますが別の駅で、路線も行き先も違います。物件広告に「膳所駅 徒歩◯分」「石山駅 徒歩◯分」とある場合は、JRなのか京阪なのかを確認してください。

どの路線の駅かで、通勤の経路が変わります。湖西線の駅を使う物件か、琵琶湖線の駅を使う物件か、京阪の駅が最寄りでJRの駅まで乗り継ぐ物件か。成約データを見ても、琵琶湖線の4駅(石山125件・瀬田99件・膳所98件・大津56件)で378件、湖西線の2駅(大津京118件・比叡山坂本51件)で169件と、件数の多い6駅はすべてJRの駅です(合計は当方算出)。

駅路線1日平均乗降人員特徴
石山JR琵琶湖線—成約データの最寄駅として市内で最も件数が多い駅(125件・中央値1,800万円・平均徒歩12分)。件数の多い6駅のなかで中央値は最も低く、1,800万円にかかる仲介手数料の上限額は66万円です。都市計画マスタープランは石山駅周辺を中南部地域の拠点とし、立地適正化計画も都市機能誘導区域の拠点に挙げています。町名が「瀬田」でも、最寄駅がこの駅になる物件があります。成約個票では「瀬田」のマンション(2,500万円・75㎡・3LDK・2008年築・RC)が石山駅徒歩17分。「野郷原」の戸建(2,300万円・土地140㎡/建物190㎡・2006年築・木造)も最寄駅は石山です(徒歩分数は公表データに入っていません)。京阪石山坂本線の「京阪石山」は別の駅名です
大津京JR湖西線—成約118件・中央値2,950万円・平均徒歩10分。件数は石山に次いで2番目、中央値は大津に次いで2番目です。2,950万円にかかる仲介手数料の上限額は103万9,500円。町丁目別で中央値が最も高い茶が崎(26件・3,900万円・中央の面積83㎡)、柳が崎(21件・3,700万円・81㎡)、皇子が丘(24件・2,800万円・82㎡)は、成約個票や町名から見てこの駅の周辺にあたります(皇子が丘のマンション=2,500万円・85㎡・3LDK・2002年築・SRC が大津京駅徒歩2分)。市役所(御陵町3-1)へは、市公式の案内でこの駅から徒歩約15分。立地適正化計画の都市機能誘導区域の拠点のひとつです。京阪石山坂本線の「京阪大津京」は別の駅名です
瀬田JR琵琶湖線—成約99件・中央値2,700万円・平均徒歩18分(成約データでは「瀬田(滋賀)」と表記)。平均徒歩18分は6駅のなかで最も長く、駅から離れた住宅地の成約が多いことを示しています。町丁目別で2番目に件数の多い大江(34件・2,450万円・中央の面積118㎡)はこの駅の圏内で、成約個票の大江の戸建(2,300万円・土地55㎡/建物90㎡・2024年築・木造)は瀬田駅徒歩20分。大萱のマンション(2,500万円・75㎡・3LDK・2000年築・RC)は徒歩6分です。住宅地の標準地は大萱5丁目131,000円/㎡(+3.1%)、一里山5丁目・7丁目が126,000円/㎡(+5.0%・+5.9%)。人口の最も多い東部地域(77,484人)の拠点駅です
膳所JR琵琶湖線—成約98件・中央値2,400万円・平均徒歩11分。2,400万円にかかる仲介手数料の上限額は85万8,000円。成約個票では「池の里」の戸建(2,300万円・土地170㎡/建物120㎡・2003年築・軽量鉄骨造)が膳所駅徒歩20分。市は「膳所駅周辺整備推進事業」のページを設けており、立地適正化計画でも都市機能誘導区域の拠点に挙げられています。京阪石山坂本線の「京阪膳所」「膳所本町」は別の駅名ですので、広告の「膳所」がどの駅かを確認してください
大津JR琵琶湖線—成約56件・中央値3,050万円・平均徒歩9分。中央値は6駅のなかで最も高く、平均徒歩は最も短い駅です。3,050万円にかかる仲介手数料の上限額は107万2,500円。住宅地の最高地点「京町1丁目408番」(273,000円/㎡・+5.0%)と、商業地の最高地点「梅林1丁目167番外」(394,000円/㎡・+4.5%)は、どちらも県庁所在地の中心部の町名です。町丁目別では中央(20件・3,250万円・71㎡)、浜大津(22件・2,350万円・67㎡)、におの浜(43件・3,100万円・72㎡)。中央の面積が70㎡前後ですから、マンションの成約が中心と読めます(面積からの推測です)
比叡山坂本JR湖西線—成約51件・中央値2,400万円・平均徒歩16分。町丁目別では坂本が27件・中央値2,600万円・中央の面積133㎡で、面積から見て戸建の成約が中心と読めます。住宅地の標準地は坂本7丁目82,000円/㎡(+3.8%)。坂本は第2次大津市景観計画の景観重点地区のひとつで、市には「門前町坂本まちなみ整備事業補助金」があります。京阪石山坂本線の終点は「坂本比叡山口」で、JRの比叡山坂本とは別の駅です
唐崎・おごと温泉・堅田JR湖西線—大津京の北に並ぶ駅です。成約データの駅別(件数の多い6駅)には入っていないため、駅ごとの件数・中央値は本ページには載せていません。物件のURLを送っていただければ、近隣の事例を個別に調べてお伝えします。住宅地の標準地は、唐崎3丁目104,000円/㎡(+3.0%)、雄琴3丁目41,300円/㎡(0.0%)、本堅田6丁目99,800円/㎡(+4.4%)、堅田1丁目66,700円/㎡(+3.4%)、真野2丁目105,000円/㎡(+5.1%)。堅田駅周辺は立地適正化計画の都市機能誘導区域の拠点で、都市計画マスタープランでも西北部地域の拠点です。堅田は景観重点地区のひとつで、市には「堅田千軒まちなみ整備事業補助金」があります
小野・和邇・蓬莱・志賀・比良・近江舞子・北小松JR湖西線—平成18年3月20日に合併した旧志賀町の区域に並ぶ7駅です(駅と旧町域の対応は、学区名・町名からの当方の整理です)。住宅地の標準地は、水明2丁目45,400円/㎡(0.0%)、和邇高城の2地点が35,300円/㎡(−0.3%)と31,300円/㎡(+0.6%)、木戸18,800円/㎡(−2.1%)、北小松15,400円/㎡(−1.9%・市内58地点の最安)。市街化調整区域のなかに「旧認定団地」が22地区あり、建築の基準が市街地とは違います。市のデマンド型のりあいタクシー「光ルくん号」の志賀地域の運行区域でもあります
京阪 石山坂本線(21駅)京阪電気鉄道—市の統計年鑑に載っている駅は、坂本比叡山口・松ノ馬場・穴太・滋賀里・南滋賀・近江神宮前・京阪大津京・大津市役所前・三井寺・びわ湖浜大津・島ノ関・石場・京阪膳所・錦・膳所本町・中ノ庄・瓦ヶ浜・粟津・京阪石山・唐橋前・石山寺の21駅。市の北寄りの坂本から南の石山寺まで、JRとは別に市街地を縦に結んでいます。市役所は「大津市役所前」駅から徒歩約1分(市公式の案内)。成約個票では、鳥居川町のマンション(2,500万円・80㎡・3LDK・2000年築・SRC)が唐橋前駅徒歩3分、南郷上山町の戸建(2,300万円・土地175㎡/建物125㎡・2024年築・木造)の最寄駅が石山寺です(後者の徒歩分数は公表データに入っていません)
京阪 京津線(上栄町・大谷・追分)京阪電気鉄道—市の統計年鑑の「京阪電車市内各駅」の表には、京津線の駅として上栄町・大谷・追分が載っています(同じ表にある四宮・京阪山科は京都市の駅として注記されています)。住宅地の標準地「大谷町37番10外」は40,700円/㎡(−1.5%)で、令和8年に下落した14地点のひとつです

※市内にどの駅があるかは、大津市統計年鑑(令和7年版)の「G-4 JR市内各駅の乗車人員」「G-5 京阪電車市内各駅の乗車人員」に載っている駅名で確認しています。JRは琵琶湖線が大津・膳所・石山・瀬田の4駅、湖西線が大津京・唐崎・比叡山坂本・おごと温泉・堅田・小野・和邇・蓬莱・志賀・比良・近江舞子・北小松の12駅です。

表の「1日平均乗降人員」欄が「—」なのは、駅ごとの数値を本ページで確定できていないためです(未取得)。統計年鑑には駅別の年間乗車人員(単位:千人。1日平均に365日を乗じた値)が載っていますが、PDFの表から駅名と数値の対応を正確に読み取れなかったため、掲載を見送りました。

成約データの駅名表記について。国土交通省の成約価格情報では、JR瀬田駅が「瀬田(滋賀)」と表記されています。駅別の集計は件数の多い6駅(石山・大津京・瀬田・膳所・大津・比叡山坂本)のもので、6駅の合計は547件(877件中)。残る330件は、これ以外の駅を最寄りとする成約です(内訳は本ページには載せていません)。

平均徒歩の読み方。大津9分、大津京10分、膳所11分、石山12分、比叡山坂本16分、瀬田18分。大津・大津京・膳所・石山は駅から10分前後、瀬田と比叡山坂本は15分を超えます。瀬田駅・比叡山坂本駅の物件は、駅までの道のり(坂・バス・自転車)と駐車場をあわせて確認することをおすすめします。所要時間や本数は各社の時刻表でご確認ください(本ページには掲載していません)。

道路

市の統計年鑑の「道路の現況」に載っている国道は、国道1号・161号・367号・422号・477号です。高速道路のインターチェンジは、名神・新名神高速道路の大津・瀬田西・瀬田東・草津田上の4つが統計年鑑の表に載っています。市役所への車でのアクセスについて、市は「西大津バイパスの皇子山ランプから約10分」と案内しています。また統計年鑑には「琵琶湖大橋利用状況」の表があり、琵琶湖大橋が市の交通の一部になっていることが分かります(資料元は滋賀県道路公社)。

都市計画マスタープランは、中北部・中部の課題として交通渋滞を挙げています。車通勤を前提に物件を選ぶ方は、通勤する時間帯に実際に走ってみることをおすすめします。国道・バイパス・高速道路の近くの物件は、交通の便と引き換えに音と振動の確認が必要です。

バスについては、市自身が厳しい現状を書いています。市公式の「公共交通について知ろう」は、「公共交通は通学や買い物、友達との外出など日常生活に欠かせない移動手段です。しかし、利用者の減少や運転手の担い手不足により、路線の廃止や減便が引き起っています」と説明しています。バス便の物件は、いまの時刻表が将来も続く前提で選ばないほうが安全です。現在の本数と、自家用車・自転車での代替手段をあわせて確認してください。

鉄道やバスが届きにくい地域では、市がデマンド型のりあいタクシー「光ルくん号」を運行しています。市のページには「志賀地域」と「葛川・伊香立・仰木・上田上・晴嵐台地域」の2つの利用ガイドがあります。これらの地域の物件を検討される方は、日常の移動が予約制の乗り合い交通と自家用車になることを前提に、運行日・時間帯・予約方法を市の利用ガイドで確認してください(運賃・運行時間は本ページでは確認できていません)。市は「大津市バス&電車乗り換えマップ」(北部版・南部版)も公開しています。

※駅別の乗車人員、国道・県道ごとの延長、バス路線ごとの経路・本数・運賃、「光ルくん号」の運賃と運行時間は、本ページでは確認できていません(未取得)。駅の所在地(住所)も、鉄道事業者の駅情報ページでは個別に確認していません(市の統計年鑑の「市内各駅」の表による確認です)。出典:大津市統計年鑑(令和7年版)「運輸・通信」https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/109/R7toukeinenkanG.pdf /同「建築・建設」 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/109/R7toukeinenkanF.pdf /大津市「市役所へのアクセス」 https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/c/access.html /大津市「公共交通について知ろう」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/kp/k/tb/75806.html /大津市「デマンド型のりあいタクシー『光ルくん号』」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/kp/k/t/index.html /大津市「大津市バス・電車乗り換えマップ」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/kp/k/tb/4608.html

08大津市で家を買う前に必ず確認する「市街化調整区域」

滋賀県で家を探すとき、駅の近くの市街地しか見ていなかった方が最初につまずくのがこれです。 同じ市の中でも、駅周辺の市街地と、郊外の農地や山あいとで市街化区域と市街化調整区域が分かれています。 大津市は「大津湖南都市計画区域」に属し、市街化区域と市街化調整区域に分かれています(線引きあり)。大津市統計年鑑(令和7年版)によると、令和3年3月30日の変更時点で市街化区域は5,883.5ha、市街化調整区域は27,026.5ha。都市計画区域の17.9%が市街化区域、82.1%が市街化調整区域(構成比は当方算出)です。平成30年8月28日の時点では市街化区域5,936.0ha・調整区域26,974.0haでしたから、令和3年の変更で市街化区域は52.5ha減っています(差は当方算出)。

市街化区域のなかは、ほとんどが住宅を建てられる用途地域です。下の表のとおり、最も広いのは第一種住居地域の2,064.2ha(35.1%)、次が第一種中高層住居専用地域の1,282.3ha(21.8%)、第一種低層住居専用地域の785.3ha(13.3%)。工業専用地域は2.5haだけです。

もうひとつ、大津市には都市計画区域の外の土地もあります。都市計画マスタープランは「都市計画区域外を含めた市全域を計画対象区域とします」としています。どの地区が都市計画区域外にあたるかは、市公式のテキストから確認できませんでした(未取得)。市域面積46,451haと都市計画区域32,910haの差は13,541ha(当方算出)ですが、市域面積には琵琶湖の水面が含まれるため、陸地のうちどれだけが区域外かはこの数字からは分かりません。

区分面積構成比
市街化区域5,883.5 ha17.9%
市街化調整区域27,026.5 ha82.1%
合計(都市計画区域)32,910.0 ha100.0%

※区域区分の決定・変更:大津市統計年鑑は、直近の変更日として令和3年3月30日(その前は平成30年8月28日、平成29年11月29日、平成28年10月12日、平成25年4月26日)を挙げています。当初決定日は未取得です

市街化調整区域だと何が起きるか

  • 原則として建築を目的とした開発ができない=将来の建て替えに許可が要る、あるいはできない場合がある
  • 住宅ローンの審査が通りにくい金融機関がある。取扱不可・融資比率を下げるなどの扱いになることがある
  • 再建築不可・接道条件・既存宅地の扱いなど、物件ごとに個別確認が必須
  • 一方で都市計画税がかからない=毎年のランニングコストは市街化区域より低い

都市計画税について、大津市の税率は0.3%です。市公式は、課税の対象を「市街化区域内に所在する土地又は家屋」とし、計算を「課税標準額×0.3%=税額」と説明しています。市街化調整区域の土地・家屋にはかかりません。市街化区域なら固定資産税とあわせて1.7%、市街化調整区域なら1.4%のみです。都市計画区域の82.1%は市街化調整区域ですから、検討中の物件がどちらにあるかで、毎年の税額が変わります。詳しくは「固定資産税・都市計画税」の章で扱います。

調べ方(ご自身でも確認できます)

  • 市の都市計画情報(Web GIS)で住所を入力して区域を確認する
  • 固定資産税の納税通知書を見る。都市計画税が課されていれば市街化区域、課されていなければ市街化調整区域の可能性が高い
  • 重要事項説明書の「都市計画法にもとづく制限」欄を確認する

※家タダでは、ご検討中の物件が調整区域かどうか、再建築の可否、ローンが通る金融機関があるかを契約前に無料で調査します。物件URLをお送りください。

市が出している注意喚起 ―「違反建築物を入手すると最後に困るのは持ち主です」

大津市は、都市計画部 開発調整課の名前で「市街化調整区域で土地・建物の購入や譲渡をご計画のみなさまへ」というページを公開しています。買う側に向けて、市がここまで直接的に書いている例は多くありません。要点は次のとおりです。

項目市公式の内容
基本のルール市街化調整区域では「市街化を抑制するために建築行為(新築、増築、改築)、開発行為及び用途の変更を制限」しており、これらには市長の事前の許可が必要
使う人が限られる建物「農家住宅を、農業者(農業者証明を受けることができる者)以外が使用すること」、「許可を受けた者のみが使用できる建築物を、許可を受けた者以外の者が使用すること」は認められない
買う前に確かめること建物が建築された経過。都市計画法の許認可(開発行為許可通知書、開発登録簿など)と、建築基準法の建築確認(建築確認済証、検査済証など)
確かめずに買った場合「違反建築物を入手すると最後に困るのは持ち主です」。増改築ができない、建物を使用できないといったトラブルになりうる
相談先都市計画部 開発調整課(市役所本館3階・077-528-2876)

つまり、市街化調整区域の中古住宅は「いま建っているから大丈夫」ではありません。農家住宅や分家住宅のように、建てた人の立場を理由に許可された家は、別の人が買って住むことに許可が要る、あるいは認められない場合があります。相場より目立って安い戸建が調整区域にあったら、安い理由がここにある可能性をまず考えてください。市は別のページ「市街化調整区域における空き家・空地の利活用について」でも、「確かめずに物件を入手してしまうと、『建物を使用できない』、『新築できない』などのトラブルが発生する可能性があります」と書いています。

旧志賀町の「旧認定団地」22地区 ― 調整区域のなかの住宅団地

大津市の北部(平成18年3月20日に合併した旧志賀町)には、「旧認定団地」と呼ばれる区域があります。市の説明は、旧「大津市旧志賀町の区域における都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例」によって市長が認めた土地の区域(区域区分の見直しで市街化区域に編入された土地を除く)で、「提案基準5-3 旧認定団地内の自己居住用住宅」を適用する区域、というものです。

#団地名地名(市の一覧による)
1高城台、虹ヶ丘高城字願成寺、字大谷、字池ノ坊他、字打越
2住吉台北浜字住吉、字山ノ神、字殿畑
3北住吉北浜字見々、字穴谷
4大将軍八屋戸字大将軍、字久川原、字下巻
5ビワコバレイビラ八屋戸字頓狩石、木戸字寄人山
6猿子田木戸字猿子田、松本林
7連歌山木戸字連歌山、字中ノ澤
8山ノ神荒川字山ノ神、木戸字小川原
9北畑荒川字北畑、字北堀、字湯島
10青柳リッチランド大物字青柳
11大野大物字大野
12馬殿若大物字馬殿若、字大野
13尾所北比良字尾所、字岩倉
14天神山南比良字天神山、北比良字岩倉
15野北比良字野
16せんど北比良字せんど
17菖蒲谷北比良字川原、南小松字菖蒲谷
18四分一南小松字四分一、字野際、北比良字灰田
19宮ノ上南小松字宮ノ上、字立山、字北千堂
20流山南小松字流山、字中地間、北小松字北山
21狼谷北小松字狼谷、字大澤
22大門北小松字大門、字後出、字明庵

買う側にとっての意味は2つあります。第一に、これらの団地は市街化調整区域のなかにあるということ。住宅地として造成され家が並んでいても、区域としては調整区域で、都市計画税(0.3%)はかかりませんが、建築には基準があります。第二に、基準の名前が「自己居住用住宅」だということ。自分で住むための家を前提にした基準ですから、貸すための家、別荘として使う家、事業に使う建物を考えている方は、同じ扱いにならない可能性があります。提案基準5-3の具体的な要件(敷地面積、建物の規模、対象者の条件など)は、本ページでは基準書を確認できていません(未取得)。和邇・木戸・八屋戸・荒川・大物・比良・小松の物件を検討される方は、その土地が団地認定図の区域に入っているか、自分の使い方で建築・建て替えができるかを、契約前に開発調整課で確認してください。家タダでも契約前に無料で調査します。

なお、令和8年地価公示の住宅地の標準地に「和邇高城字願成寺248番25」(31,300円/㎡・+0.6%)があります。字名は旧認定団地1番の「高城字願成寺」と重なりますが、この標準地が団地認定図の区域内かどうかは確認していません。字名が同じでも区域の内外は図面で決まります。

調整区域でも「地区計画」で住宅地になる場合がある

大津市は「市街化調整区域における地区計画ガイドライン」を定めています。趣旨は「周辺環境との調和を図りながら、良好な居住環境を形成し、集落等のコミュニティを維持、改善するため、市街化を促進せず秩序ある土地利用を図る」こと。調整区域のなかでも、地区計画が定められた区域では、その計画に合う建築ができるという仕組みです。市内の地区計画は37地区(市街化区域内のものを含む。最も古いものは平成3年、新しいものは令和3年の決定)。区域内で建築などを行う場合は着工予定日の30日前までに届出が必要で、市は外壁の塗装やフェンスの設置も対象になるとしています。ガイドラインが対象とする区域の類型や面積の要件は、PDFを確認できておらず未取得です。

立地適正化計画 ― 居住誘導区域の外で3戸以上建てるなら届出

大津市は令和3年4月1日に「大津市立地適正化計画」を策定しています(計画年次は令和3年から令和13年)。対象区域は市の都市計画区域。考え方は都市計画マスタープランと同じ「コンパクト+ネットワーク」です。

項目概要版の内容
居住誘導区域に含める考え方「地域拠点及び生活拠点の中心からの徒歩圏(800m)」、「2040年推計の人口密度が40人/ha以上の区域」など
居住誘導区域に含めない区域土砂災害特別警戒区域、地すべり防止区域、急傾斜地崩壊危険区域。浸水想定区域についても、浸水深3m以上の区域などを含めない考え方
都市機能誘導区域の拠点石山駅周辺、瀬田駅周辺、大津京駅周辺、大津駅・びわ湖浜大津駅周辺、膳所駅周辺、堅田駅周辺
届出が必要な行為(居住誘導区域の外)「3戸以上の住宅の建築目的の開発行為」、「1戸又は2戸の住宅の建築目的の開発行為で、その規模が1,000㎡以上のもの」など
目標値居住誘導区域の人口密度73.9人/ha以上、公共交通による人口カバー率93%以上 ほか

戸建を1軒買う・建てるだけなら、この届出の対象にはなりません。ただし、居住誘導区域は「災害リスクの高い区域を外して線を引いた区域」です。検討中の物件がその内か外かは、市がその場所に今後も人に住んでもらいたいと考えているかどうかの目安になります。居住誘導区域・都市機能誘導区域の面積と正確な範囲は、概要版に数値の記載がなく未取得です。区域は都市計画課(077-528-2770)でご確認ください。

高度地区は7種類。マンションの眺望に関わります

大津市は「住環境や景観を保護するため」として、用途地域の一部に高度地区を定めています。第1種から第7種まであり、市の高度地区規定書に書かれている建築物の高さの最高限度は、10メートル・12メートル・15メートル・20メートル・31メートル・45メートルのいずれかです(第1種10m、第2種15m、第3種20m、第4種15m、第5種12m、第6種31m、第7種45m。種別ごとの斜線制限や適用除外は規定書本文でご確認ください)。琵琶湖が見えるマンションを買う方にとっては、「自分の建物と湖のあいだの土地に、将来どの高さまで建てられるか」を知る手がかりになります。逆に、建て替えのときにいまと同じ高さ・階数で建てられないマンションが出てくる可能性もあります。高度地区の区域は、市の都市計画図・地図情報システムで確認できます。

※旧認定団地の提案基準5-3の要件、市街化調整区域の地区計画ガイドラインの詳細、居住誘導区域の面積、高度地区ごとの指定面積は未取得です。出典:大津市「市街化調整区域で土地・建物の購入や譲渡をご計画のみなさまへ」https://www.city.otsu.lg.jp/b/kk/tk/p/51028.html /大津市「旧認定団地・団地認定図について」https://www.city.otsu.lg.jp/b/kk/tk/p/1389243412633.html /大津市「市街化調整区域における空き家・空地の利活用について」https://www.city.otsu.lg.jp/b/kk/tk/p/61828.html /大津市「市街化調整区域における地区計画ガイドライン」https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/mp/tk/c/1390461603437.html /大津市「地区計画の決定状況」https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/mp/tk/c/21349.html /大津市「大津市立地適正化計画(令和3年4月1日策定)」https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/mp/rt/40773.html /同 概要版 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/16/rittekigaiyouban.pdf /大津市「大津市の高度地区」https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/mp/tk/c/1390523291490.html /都市計画高度地区規定書 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/16/koudotiteisho.pdf

09大津市の固定資産税・都市計画税(毎年かかるコスト)

購入時の諸費用だけでなく、買ったあと毎年かかる税金も判断材料です。 仲介手数料は1回きりですが、固定資産税・都市計画税は所有している限り毎年発生します。

税目税率課税対象
固定資産税1.4%市街化区域・市街化調整区域を問わず課税
都市計画税0.3%市街化区域内の土地・家屋のみ
合計(市街化区域)1.7%課税標準額に対して

大津市の税率は、固定資産税1.4%・都市計画税0.3%です。市公式は、固定資産税を「課税標準額×税率(1.4%)=税額」、都市計画税を「課税標準額×0.3%=税額」と説明しています。市街化区域の物件なら合計1.7%、市街化調整区域の物件なら固定資産税の1.4%のみになります。

都市計画税の対象は「市街化区域内に所在する土地又は家屋」。使いみちは「道路、公園などの都市計画施設の整備に関する事業や、土地区画整理事業に要する費用」です。大津市は都市計画区域の82.1%が市街化調整区域ですから、同じ大津市内でも、都市計画税がかかる物件とかからない物件があります。課税標準額1,000万円なら年3万円の差です(当方算出)。北部の旧認定団地のように、住宅団地でも市街化調整区域にあれば都市計画税はかかりません。

固定資産税は、1月1日時点で土地・家屋・償却資産を所有している人が納める税金です。年の途中で売買した場合、日割りの精算は売主・買主の合意で行う商慣習であって、市が按分して課税してくれるわけではありません。決済時の固定資産税・都市計画税の精算金は、仲介手数料とは別にかかる実費です。

令和8年度の納期限は第1期 6月1日、第2期 7月31日、第3期 12月15日、第4期 令和9年3月1日。第3期が12月15日である点は、12月下旬を納期限にしている市から移る方はご注意ください。

免税点は、市内に同一人が所有する土地・家屋・償却資産それぞれの課税標準額の合計が土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円に満たない場合です(地方税法第351条)。

住宅用地の特例は、大津市も地方税法どおりです。市公式の「税額の算定(宅地)について」によると、小規模住宅用地(200㎡以下の部分)は、固定資産税が価格の6分の1、都市計画税が3分の1。一般住宅用地(200㎡を超える部分)は、固定資産税が価格の3分の1、都市計画税が3分の2です。住宅用地の面積は「家屋の敷地面積に住宅用地の率を乗じて」求めるとされています。

大津市の成約データでは、戸建482件の中央の面積(土地)は162㎡です。大津市で流通している戸建の多くは、200㎡以下=土地の全部が小規模住宅用地の特例に収まる広さだということになります。町丁目別でも、大江118㎡・坂本133㎡と、戸建が中心と見られる町丁目はいずれも200㎡を下回っています。一方、地価公示の標準地を見ると、北小松383㎡・木戸525㎡・伊香立下在地町502㎡・千町3丁目583㎡・関津5丁目595㎡・千野1丁目583㎡と、郊外の集落では200㎡を大きく超える宅地があります。200㎡を超えた部分は特例の率が変わりますので、広い敷地の物件は税額を個別に確認してください。

新築住宅には固定資産税の減額措置があります。居住部分の120㎡までの固定資産税が2分の1に減額されます。期間は一般の住宅が新築後3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅等が5年度分(認定長期優良住宅はそれぞれ5年度分・7年度分)。床面積の要件は、令和8年3月31日までの新築が「50㎡以上280㎡以下」、令和8年4月1日以降の新築は「40㎡以上240㎡以下」と、市のページに書かれています。これから新築を買う方は、新しい要件のほうが適用されます。床面積が240㎡を超える大きな家は対象から外れますのでご注意ください。なお市は「都市計画税については減額されません」と明記しています。

このほか、認定長期優良住宅、耐震改修、バリアフリー改修、省エネ改修の各減額措置のページと、「マンションの固定資産税について」「マンション大規模修繕」のページがあります。中古住宅を買ってリフォームする方は、改修の減額措置の対象になるかを工事前に確認しておくと、申告の漏れを防げます。

免税点

同一人が大津市内に所有する資産の課税標準額の合計が次の額に満たない場合は課税されません。

区分免税点
土地300,000円
家屋200,000円
償却資産1,500,000円

※納期:第1期 令和8年6月1日/第2期 令和8年7月31日/第3期 令和8年12月15日/第4期 令和9年3月1日(令和8年度)/賦課期日は毎年1月1日。市は「納期変更により上記以外の日が設定されている場合があります」と注記

※税率・免税点は大津市の公表資料にもとづく最新値です。税額は物件ごとの課税標準額により異なります。正確な税額は市の資産税課または納税通知書でご確認ください。

10大津市の学区・子育て支援(住所で決まるもの)

大津市には学校選択制があります。市公式の説明は次のとおりです。「本市では市立の小・中学校に入学される場合、『大津市立学校の通学区域に関する規則』に基づき、お住まいの住所によって通う学校を指定していますが、通いやすい学校やより望ましい学校を選択できる制度として、指定される学校以外で希望される学校施設に余裕がある場合に限り、選択範囲の中から学校を選ぶことができる『学校選択制』を実施しています。」選べるのは基本的に隣接する中学校区内の学校で、指定校ごとの選択範囲は市の一覧表に載っています。ただし、どの学校でも選べるわけではありません。令和9年4月入学について、市は小学校9校(葛川、坂本、下阪本、志賀、中央、平野、瀬田、瀬田東、瀬田北)と中学校5校(葛川、打出、粟津、瀬田、瀬田北)で選択制による受入れを停止しています(葛川小・中学校は小規模特認校として別に募集)。申請期間は令和8年9月10日から9月30日まででした。原則は「住所で学校が決まる」で、選択制は施設に余裕がある学校に限った例外と考えておくのが安全です。

指定された学校以外に通えるケース(指定校変更)

指定校制でも、次の事由に当てはまれば指定校以外への就学が認められる場合があります。 「入学前に転居予定」「建て替え中の仮住まい」は多くの市で認められるため、 購入と入学のタイミングが重なる方は事前に教育委員会へ確認してください。

許可される事由内容
市内で転居したあとも、いまの学校に通い続ける転居で指定校が変わる場合でも、いまの学校に引き続き通うことを希望すれば卒業まで認められます(市の一覧では添付書類なし)。大津市内で住み替える方にとって、いちばん使いやすい事由です。
転居予定先の学校に、あらかじめ通う家を買う方に最も直接関係する事由です。学区外への転居を予定していて、転居先の学校にあらかじめ就学を希望する場合。期間は転居が完了するまで。転居が確認できる書類が必要です。引渡しが新学期に間に合わない場合に、4月から新居の学区の学校に通わせられる可能性があります。
住民票だけ先に移した場合住宅ローンなどの都合で住民票を先に異動したあと、実際に転居するまでいまの学校に通い続ける場合。転居が完了するまで。契約書の写し・居住証明書が必要です。
新築・改築中の仮住まい家の新築・改築のあいだ、学区外の仮住まいから通う場合。仮住まいの期間。契約書の写し・居住証明書が必要です。建て替えを伴う購入を考えている方に関係します。
保護者の勤務(預け先の学区の学校へ)保護者の勤務で帰宅時に家に誰もいない場合に、預け先(祖父母宅など)の学区の学校に就学する場合。年度末まで(年度ごとの扱い)。勤務先の証明・預け先の証明が必要です。
兄・姉が在籍する学校への入学兄・姉が在籍する学校へ入学を希望する場合。卒業まで。
事情により住民票を移せない場合事情があっていま住んでいる所に住民登録ができず、居住地の学区の学校に就学する場合。年度末まで。居住証明書が必要です。
部活動(中学校)学校選択制の選択範囲のなかに希望する部活動がない場合に、その部活動のある学校へ入学を希望する場合。卒業まで。入部確約書が必要です。
その他、教育的配慮が必要な場合指定校以外への就学が必要と認められる特別な事情がある場合。個別に相談。

※許可基準・受付時期は毎年変わります。最終判断は大津市の教育委員会です。必ず一次情報でご確認ください。

子育て支援は「市町村ごとに」違う

こども医療費助成や待機児童数は市町村が独自に決めているため、 隣の市に移るだけで条件が変わります。同じ滋賀県内でも、市が変われば条件が変わります。

項目内容
こども医療費助成の対象18歳に達する日以後の最初の3月31日まで(未就学児は「乳幼児の医療費助成」、小学1年生から高校生世代は「子どもの医療費助成」)
所得制限所得制限なし(子どもの医療費助成。市公式)
一部自己負担未就学児は自己負担なし(保険診療の自己負担分を全額助成)。小学1年生〜18歳年度末は、通院が1医療機関1か月あたり500円、入院が1日あたり1,000円(1医療機関ごとに1か月14,000円が限度)。院外の調剤薬局は自己負担なし

小学校37校・中学校18校。「学区」は大津市の暮らしの単位です

大津市では、「学区」という言葉が学校だけでなく、人口統計・ハザードマップ・まちづくりの単位として使われています。市の人口統計は37の学区別、土砂・洪水ハザードマップも37の学区別の分冊、都市計画マスタープランの7地域も学区の組み合わせです。物件を探すときに「この住所は何学区か」を押さえておくと、市の資料が格段に読みやすくなります。

市の「通学区域一覧表(令和8年4月1日現在)」から読み取れる、中学校と小学校の対応は次のとおりです。

中学校小学校
志賀中学校小松/木戸/和邇/小野
葛川中学校葛川
伊香立中学校伊香立
真野中学校真野/真野北
堅田中学校堅田
仰木中学校仰木/仰木の里/仰木の里東
日吉中学校雄琴/日吉台/坂本/下阪本
唐崎中学校唐崎/志賀(一部)
皇子山中学校志賀(一部)/比叡平/長等/藤尾/中央(一部)
打出中学校逢坂/中央(一部)/平野
粟津中学校膳所/晴嵐(一部)
北大路中学校晴嵐(一部)/富士見
石山中学校石山
南郷中学校南郷/大石
田上中学校田上/上田上
青山中学校青山
瀬田中学校・瀬田北中学校瀬田/瀬田南/瀬田東/瀬田北(どの小学校がどちらの中学校かは一覧表でご確認ください)

注意していただきたいのは、志賀小学校・中央小学校・晴嵐小学校です。一覧表では、この3校が2つの中学校の欄に出てきます。同じ小学校でも、住所によって進学する中学校が違うということです。晴嵐学区は人口17,489人と市内で5番目に多い学区、滋賀学区(志賀小学校)は17,722人で4番目に多い学区です。町名だけで校区を判断せず、契約前に教育委員会 学校教育課(077-528-2633)で指定校を確認してください。市も「通学区域は、学校の新設や校区の再編、住居表示の実施等で随時変更されることがあります」と注意書きをしています。

名前の紛らわしさにも注意が必要です。「志賀小学校」は南志賀1丁目にあり、人口統計の「滋賀学区」にあたる学校です。一方、「志賀中学校」は南船路にあり、北部の小松・木戸・和邇・小野の4小学校から進む中学校です。同じ「志賀」でも、場所は市の中部と北部で離れています。また「上田上小学校」の所在地は平野1丁目で、市の中部にある「平野小学校」(馬場1丁目)・平野学区とは別の場所です。(町名と小学校の対応表は掲載していません。正確な校区は市の一覧表でご確認ください。)

学校選択制 ― 人気のある学校ほど「選べない」

大津市の学校選択制は、隣接する中学校区内の学校のなかから、施設に余裕のある学校を選べる制度です。令和9年4月入学で受入れを停止している学校は次のとおりです。

区分選択制での受入れを停止している学校(令和9年4月入学)
小学校(9校)葛川、坂本、下阪本、志賀、中央、平野、瀬田、瀬田東、瀬田北
中学校(5校)葛川、打出、粟津、瀬田、瀬田北

この一覧は、成約データと重ねて読むと意味が見えてきます。受入れを停止している小学校のうち、平野(19,416人)・瀬田北(20,090人)・瀬田東(15,503人)・瀬田(15,012人)は人口の多い学区。坂本は町丁目別の成約が27件、中央は20件と、取引の多い地名と重なります(葛川は小規模特認校のため選択制の対象外です)。児童数の多い学区の学校は、学区の外からは入れない。入りたければ、その学区に住むしかない、ということです。逆に、いま検討している物件の指定校が希望と違う場合に、「選択制があるから隣の学校に行ける」と決めつけるのは危険です。受入れ停止校は年度ごとに変わる可能性がありますので、必ず最新の一覧を確認してください。

  • 選択制で入学したあとは、転居などのやむを得ない事情がある場合を除き、原則として途中で学校を変えられません。
  • すでに選択制で学区外の幼稚園・小学校に通っていても、小学校・中学校への入学時にはあらためて申請が必要です。
  • 選択制で学区外の学校に通う場合、公共交通機関を利用する遠距離通学費の補助は対象外です。

家を買う人に効く「学区外通学」の事由

学校選択制とは別に、市は「学区外通学」が認められる場合を9つ挙げています。そのうち、住宅の購入に直接関係するのは次の4つです。

事由内容期間必要書類
市内転居後の継続転居で指定校が変わるが、いまの学校に引き続き通いたい卒業までなし
転居予定先への事前就学学区外へ転居する予定で、転居先の学校にあらかじめ通いたい転居完了まで転居が確認できる書類
住民票の先行異動住宅ローンの関係で住民票を先に移し、転居までいまの学校に通いたい転居完了まで契約書(写)、居住証明書
仮住まい新築・改築のあいだ、学区外の仮住まいから通いたい仮住まいの期間契約書(写)、居住証明書

大津市内で住み替える場合、転居後も「卒業まで」いまの学校に通えるというのは、学年を問わない扱いで、買う側にとって使いやすい条件です。ただし南北に長い大津市では、住み替え先から元の学校まで現実に通えるかを先に確かめてください。申請の前に、学校教育課への相談をおすすめします。

給食費 ― 令和8年4月から小学校は自己負担0

区分1食単価年間備考
小学校自己負担0—令和8年4月から。市立小学校の全児童が対象、所得制限なし。転入生も対象
中学校290円51,330円(予定177回)原則口座振替。第3子以降の免除制度は継続

市の説明では、小学校の自己負担0は国の「学校給食費の抜本的な負担軽減」にもとづくもので、これに伴い、小学校の第3子以降の給食費免除制度は廃止(全員が0になったため)、中学校の第3子以降の免除は継続です。この内容は令和8年度のものです。市のページは制度の期限を明記していませんので、長期の家計を考えるときは「令和8年度時点では」という前提でお読みください。

こどもの医療費 ― 18歳の年度末まで。小学生からは定額の自己負担あり

制度対象自己負担
乳幼児の医療費助成6歳に達する日以後最初の3月31日を経過していない未就学児なし(保険診療の自己負担分を全額助成)
子どもの医療費助成小学1年生から18歳に達する日以後最初の3月31日まで。所得制限なし通院:1医療機関1か月あたり500円/入院:1日あたり1,000円(1医療機関ごとに1か月14,000円が限度)。院外の調剤薬局は自己負担なし

「完全に無料」ではない点は、正直に書いておきます。小学生以上は、通院1医療機関につき月500円、入院1日1,000円の自己負担があります。健康保険が適用されない費用(予防接種、健診、診断書など)は対象外です。こうした制度は市町村ごとに違います。隣の市から大津市に移る方、大津市から出る方は、転居前後の条件を見比べてください。(乳幼児の医療費助成のページには、所得制限についての記載を確認できませんでした。)

なお待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。保育の入りやすさを重視される方は、市の担当課に直接お問い合わせください。

出典:大津市「小学校、中学校の学校選択制について」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/n/s/7259.html /大津市「大津市立学校及び幼稚園通学区域一覧表(令和8年4月1日現在)」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/n/g/23374.html /大津市「学区外通学について」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/n/g/4476.html /大津市「市立小学校」 https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/st/1381.html /大津市「市立中学校」 https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/st/1382.html /大津市「小学校の学校給食費の自己負担0について」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/k/p/73081.html /大津市「中学校の学校給食費の納入について」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/sc/k/p/43953.html /大津市「子どもの医療費助成について」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/te/ir/7660.html /大津市「乳幼児の医療費助成について」https://www.city.otsu.lg.jp/kosodate/te/ir/6076.html

11大津市で家を買う前に必ず確認したい点

1|水害の地図は2種類。両方を見てください

大津市で家を買う前に、最初に確認していただきたいのがハザードマップです。 大津市の水害のハザードマップは、対象のちがう2種類に分かれています。

地図載っているものもとになるデータとくに確認が必要な物件
土砂・洪水ハザードマップ琵琶湖、瀬田川、大戸川、草津川の洪水浸水想定区域と、 土砂災害警戒区域・特別警戒区域。37の学区別の分冊(令和4年3月作成)法令にもとづく浸水想定・区域指定 湖岸・瀬田川沿い・大戸川沿いの物件、山ぎわの物件
水害ハザードマップ中小河川の氾濫や、身近な水路などの内水氾濫による危険箇所。 「200年に1度程度の降雨の浸水を反映」滋賀県の「地先の安全度マップ」(滋賀県流域治水の推進に関する条例にもとづく) 大きな川から離れていても、小さな川・水路の近くや周囲より低い土地の物件
防災重点農業用ため池ハザードマップ満水のため池が地震などで決壊した場合の浸水想定区域。 対象は21学区市内の農業用ため池288箇所のうち防災重点農業用ため池115箇所(令和8年4月1日現在) ため池の下流側の物件

「大きな川から離れているから大丈夫」とは言えないのが、大津市(滋賀県)の特徴です。 滋賀県は、大きな川だけでなく中小河川や水路があふれた場合まで考えた「地先の安全度マップ」を作っており、 大津市の水害ハザードマップはそれをもとにしています。 琵琶湖や瀬田川の浸水想定区域に入っていない物件でも、水害ハザードマップでは色がついていることがあります。 必ず2種類とも確認してください。

もうひとつ大事なのは、地図が更新の途中だということです。 市のページは、令和8年3月末日に滋賀県の洪水浸水想定区域が更新されたこと、 現在公開している土砂・洪水ハザードマップは更新前の令和4年3月版であること、 令和8年度中に新しい版を作成する予定であることを知らせています。 いま手元で見られる市のマップは、最新の県の想定を反映していない可能性があります。 検討中の物件については、県の最新の洪水浸水想定区域図もあわせて確認することをおすすめします。 家タダでは、契約前の調査で最新の想定を確認します。

※浸水深・浸水継続時間の具体値、琵琶湖の水位と浸水範囲の関係、学区ごとの浸水想定の範囲は、 ハザードマップが図面(PDF・地図システム)のため本ページでは数値として取得できていません(未取得)。 ため池ハザードマップの対象学区は、木戸・和邇・伊香立・真野・堅田・仰木・雄琴・唐崎・膳所・富士見・晴嵐・石山・南郷・大石・田上・ 上田上・青山・瀬田南・瀬田・瀬田北・瀬田東です。 出典:大津市「ハザードマップ・防災カルテ」 https://www.city.otsu.lg.jp/bosai/b/h/map/index.html / 大津市「土砂・洪水ハザードマップ」 https://www.city.otsu.lg.jp/bosai/b/h/map/48521.html / 大津市「水害ハザードマップ」 https://www.city.otsu.lg.jp/bosai/b/h/map/48523.html / 大津市「防災重点農業用ため池ハザードマップ」 https://www.city.otsu.lg.jp/bosai/b/h/map/33482.html

2|浸水警戒区域 ― 大石富川地区の一部は、家を建てるのに知事の許可が要ります

滋賀県には、ほかの多くの県にない制度があります。 「滋賀県流域治水の推進に関する条例」(平成26年条例第55号)第13条にもとづく「浸水警戒区域」です。

項目県公式の内容
指定の基準200年確率の降雨のときに「想定浸水深がおおむね3mを超える土地の区域」
理由浸水深が3mを超えると平屋の住宅は天井より上まで水没し、人命に被害のおそれがあるため
建築の制限区域内で住居の用に供する建築物、社会福祉施設・学校・医療施設を新築・改築するときは知事の許可が必要
法律上の位置づけ建築基準法の災害危険区域に指定される。土地の取引では重要事項説明の対象
大津市内の指定大津市大石富川地区の一部地域(令和3年8月24日指定)

大石富川地区で物件を検討される方は、その土地が浸水警戒区域に入っているかを必ず確認してください。 県の説明では、許可にあたって「2階が浸水しないか」といった安全性の確認が行われます。 建て替えのときの建築費や間取りの自由度に影響します。 県は宅地建物取引業者に向けて、取引のときの水害リスク情報の提供についてのページも設けています。 県のページには、県内で指定された区域が20箇所挙げられています。 大津市内の指定がいまは大石富川地区だけでも、今後ほかの地区が指定される可能性はあります。

出典:滋賀県「浸水警戒区域」 https://www.pref.shiga.lg.jp/menu/25841.html / 滋賀県「浸水警戒区域の指定について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/947.html / 滋賀県「宅地建物取引業者の皆様へ」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/1207.html

3|土砂災害警戒区域1,423区域・特別警戒区域1,020区域

滋賀県が公表している市町別の指定状況(令和8年8月25日現在)で、 大津市の土砂災害警戒区域は1,423区域、うち特別警戒区域は1,020区域です。

現象の種類警戒区域(イエローゾーン) うち特別警戒区域(レッドゾーン)
土石流402238
急傾斜地の崩壊978782
地すべり430
合計1,4231,020

1,423区域のうち1,020区域、7割(当方算出で72%)が特別警戒区域(レッドゾーン)です。 大津市は、比良山系・比叡山・音羽山・田上山と、山に囲まれた市です。 山ぎわ・がけ下・谷の出口の物件は、イエローかレッドかまで必ず確認してください。

特別警戒区域(レッドゾーン)は、実務上たいへん重い意味を持ちます。 レッドゾーンに指定されると、居室を有する建築物には構造規制がかかり、 住宅分譲などの開発行為には許可が必要になります。 担保評価が下がり、住宅ローンの条件が厳しくなることもあります。 大津市の立地適正化計画は、土砂災害特別警戒区域を居住誘導区域に含めない考え方をとっており、 市としても「これから人に住んでもらう場所」とは位置づけていません。 土砂災害警戒区域は、市の土砂・洪水ハザードマップ(学区別)に掲載されています。

出典:滋賀県「土砂災害警戒区域等の指定状況(市町別)」 https://www.pref.shiga.lg.jp/documents/1237/20260907093852.pdf (令和8年8月25日現在)/ 滋賀県「土砂災害警戒区域について」 https://www.pref.shiga.lg.jp/ha04/1237.html 。 学区ごと・町ごとの内訳は未取得です。山の名前は大津市都市計画マスタープラン序章の記述によります。

4|市街化区域か、調整区域か、区域外か

大津市の都市計画区域は17.9%(5,883.5ha)が市街化区域、82.1%(27,026.5ha)が市街化調整区域です。 都市計画区域の外の土地も市内にあります。

物件の場所確認すべきこと
市街化区域(5,883.5ha) 用途地域、建ぺい率・容積率、高度地区(7種類)、地区計画・風致地区・景観重点地区の有無。都市計画税0.3%がかかります
市街化調整区域(27,026.5ha) 建物が建てられた経過(許可・建築確認)、自分が使える建物か、建て替えができるか、住宅ローンが使えるか。 都市計画税はかかりません
うち旧認定団地(北部の22地区) 団地認定図の区域内か。基準は「自己居住用住宅」。自分の使い方が基準に合うか
都市計画区域外 範囲は市の都市計画課で確認。区域区分・用途地域の規制はかかりませんが、 盛土規制法・土砂災害・自然公園などほかの法令の制限は別にあります

調整区域の物件でいちばん怖いのは、「買えたけれど使えない」ことです。 市が挙げている違反の例は、「農家住宅を、農業者以外が使用すること」 「許可を受けた者のみが使用できる建築物を、許可を受けた者以外の者が使用すること」。 売買そのものは成立してしまうため、買ったあとで増改築ができない・使用できないと分かることがあります。 市の言葉を借りれば「違反建築物を入手すると最後に困るのは持ち主です」。 開発行為許可通知書・開発登録簿・建築確認済証・検査済証があるかどうかを、契約前に確認してください。 家タダでは、開発調整課での確認を契約前に無料で行います。

5|景観・高さ・風致・歴史的風土 ― 大津市はルールの多い市です

大津市は、建物の高さ・色・形にかかわるルールが多い市です。 買ってから「思った建物が建てられない」とならないよう、該当するものを確認してください。

制度内容(市公式)買う側への影響
第2次大津市景観計画令和7年11月1日施行。計画区域は大津市全域。 外壁の色彩基準(景観重点地区以外)は明度3〜8・彩度3以下。太陽光発電設備等も届出の対象に追加 一定規模以上の建築・外観の変更は届出が必要。外壁の色に基準があります
景観重点地区堅田・坂本・大津百町の3地区 地区ごとの基準がかかります。古い町並みのなかの物件の建て替え・改修に関係
対岸眺望景観保全地域31メートルを超える建築物等を建てる場合、草津市内の対岸重要眺望点からの景観シミュレーションが必要 高層の建物の計画に関係。眺望の将来を考える手がかり
高度地区第1種〜第7種。高さの最高限度は10m〜45m 建てられる高さの上限。マンションの建て替え・眺望に関係
風致地区「大津市風致地区内における建築等の規制に関する条例」。区域内の建築行為等は事前に許可が必要 建ぺい率・高さ・壁面の位置・緑化などに独自の基準(数値は未取得)
歴史的風土特別保存地区古都保存法にもとづく。平成18年6月に都市計画決定。区域内の建築行為等は許可が必要 現状を変える行為が強く制限されます
地区計画37地区。着工予定日の30日前までに届出。外壁塗装・フェンスの設置も対象 敷地・建物の用途や形のルールが地区ごとに決まっています

これらは「悪い条件」とは限りません。 高さや色のルールがあるから、まち並みや湖の眺めが守られている面があります。 ただ、建て替え・増築・外壁の塗り替え・太陽光パネルの設置を考えている方にとっては、費用と自由度に直接関わります。 風致地区・高度地区・景観重点地区の区域は、都市計画課(077-528-2770)の都市計画図や市の地図情報システムで確認できます。

※風致地区の名称・面積・種別ごとの基準、歴史的風土保存区域・特別保存地区の名称と面積、 景観計画の届出対象となる行為の規模(景観重点地区内)は、本ページでは取得できていません(未取得)。 出典:大津市「第2次大津市景観計画の策定について」 https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/kr/koto/l/p/66137.html / 大津市「景観法に基づく届出について」 https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/kr/koto/l/p/1521533402485.html / 大津市「風致地区内行為の許可について」 https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/kr/koto/l/f/1521533509606.html / 大津市「歴史的風土特別保存地区内行為の許可について」 https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/kr/koto/l/h/1521533659336.html / 大津市「大津市の高度地区」 https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/mp/tk/c/1390523291490.html

6|盛土規制法は市全域。造成地・擁壁のある物件

大津市は令和7年4月1日に、盛土規制法(宅地造成及び特定盛土等規制法)にもとづく規制を開始しました。 「宅地造成等工事規制区域」と「特定盛土等規制区域」の2つの指定で、市全域が規制の対象になっています。 中核市である大津市では、許可を行うのは市長です。

擁壁のある物件、ひな壇状の造成地の物件を買う場合は、次の点を確認してください。

  • 造成されたときの許可・検査の記録があるか。市は開発登録簿を備えています。
  • 擁壁の状態。市には「宅地擁壁の安全性について」のページがあります。古い擁壁は、建て替えのときに造り直しを求められることがあり、費用は数百万円単位になりえます。
  • 購入後に庭や駐車場を造成する場合、規模によっては許可・届出が必要です。許可・届出の対象となる規模は区域によって違います(数値は未取得)。

出典:大津市「盛土規制法について」 https://www.city.otsu.lg.jp/machi/c/mp/tk/m/55813.html / 大津市「宅地開発」 https://www.city.otsu.lg.jp/b/kk/tk/index.html / 大津市「住宅の安全性・耐震」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/j/at/index.html

7|古い戸建・リフォームの補助は「交付決定の前に契約しない」

大津市には、住宅に関する補助制度がいくつかあります。共通して大事なのは順番です。

制度市公式の内容
建築物の耐震補助制度主な対象は昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅(延べ床面積300㎡以下、平屋または2階建て)。 メニューは木造住宅耐震診断員派遣、耐震補強案作成、耐震改修等事業補助、耐震シェルター等設置補助など。 令和8年度は、耐震改修等事業補助と耐震シェルター等設置補助が受付中、診断員派遣と補強案作成は受付終了(キャンセル待ち可)。 申込みは事前連絡が必要
定住促進リフォーム補助金主な対象は市外から転入する世帯、または子・孫世帯が転入して親世帯と同居する世帯。 対象工事費の10%(限度額30万円)。転入世帯に15歳未満の子どもまたは出産予定者がいる場合は20%(限度額60万円)。 令和8年度の受付は4月20日から12月28日まで(予算の範囲内)。工事完了期限は令和9年2月末日
まちなみ整備の補助門前町坂本まちなみ整備事業補助金/堅田千軒まちなみ整備事業補助金
その他ブロック塀等の撤去等促進事業費補助

定住促進リフォーム補助金について、市は次のように明記しています。

「必ず、交付決定後に工事に着手してください。交付決定前にされた工事は対象になりません。」

中古住宅を買ってすぐリフォームを始めてしまうと、補助が受けられなくなります。 購入 → 補助の申請 → 交付決定 → 工事の着手、という順番を守ってください。 市外から大津市に移ってくる子育て世帯なら、リフォーム費用の20%・最大60万円。 仲介手数料が0円になる分とあわせると、中古住宅を買ってリフォームする場合の負担はかなり変わります。 ただし対象になる住宅・工事・世帯の要件は細かく決まっており、予算にも限りがあります。 要件の詳細と、耐震補助の補助率・上限額は、本ページでは確認できていません(未取得)ので、 定住促進リフォーム補助金は住宅政策課、耐震補助は建築指導課(077-528-2774)にご確認ください。

大津市の成約データでは、戸建482件の中央の築年は2001年、マンション395件は2002年です。 真ん中の物件は新耐震基準の建物ですが、中央値より古い物件も同じ数だけあります。 昭和56年5月以前に着工された木造住宅を検討する場合は、耐震診断と補助制度の確認を、契約の前に行うことをおすすめします。

出典:大津市「建築物の耐震補助制度について」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/j/at/21055.html / 大津市「大津市定住促進リフォーム補助金のご案内」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/j/r/h/7846.html / 大津市「補助制度」 https://www.city.otsu.lg.jp/kurashi/j/r/h/index.html

8|駅名・学区名・町名の「似た名前」に注意

大津市には、似た名前・同じ名前で別のものを指す地名がいくつもあります。 物件広告を読むときに取り違えやすいものを挙げておきます。

名前別のもの
膳所(JR琵琶湖線)京阪膳所・膳所本町(京阪石山坂本線)
石山(JR琵琶湖線)京阪石山・石山寺(京阪石山坂本線)
大津京(JR湖西線)京阪大津京(京阪石山坂本線)
比叡山坂本(JR湖西線)坂本比叡山口(京阪石山坂本線)
志賀小学校(南志賀1丁目・滋賀学区)志賀中学校(南船路・北部の4小学校が進学)/JR志賀駅(湖西線)
平野学区・平野小学校(馬場1丁目)平野1丁目(上田上小学校の所在地。標準地は22,100円/㎡)
瀬田(町名)成約個票には、町名が「瀬田」で最寄駅が「石山」(徒歩17分)のマンションがあります

「◯◯駅 徒歩◯分」「◯◯学区」という言葉だけで判断せず、路線名・学校名・住所の3つをセットで確認してください。 家タダにお送りいただいた物件は、最寄駅の路線、指定校、学区を確認したうえでお答えします。

9|大津市で契約前に確認すべきこと(チェックリスト)

#確認することなぜ効くか
1市街化区域か、市街化調整区域か、都市計画区域外か 都市計画区域の82.1%は調整区域。建て替えの可否、住宅ローン、都市計画税(0.3%)の有無が変わります
2調整区域なら、建物が建てられた経過 農家住宅など、使う人が限られる建物があります。許可通知書・開発登録簿・建築確認済証・検査済証を確認
3土砂・洪水ハザードマップ(学区別) 対象は琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川と土砂災害。市のマップは令和4年3月版で、県の想定は令和8年3月末に更新済み
4水害ハザードマップ(地先の安全度マップ) 中小河川・水路の氾濫。大きな川から離れた物件でも色がつくことがあります
5土砂災害警戒区域(1,423)・特別警戒区域(1,020) 警戒区域の72%がレッドゾーン。構造規制・ローン・居住誘導区域に影響します
6浸水警戒区域・ため池 大石富川地区の一部は浸水警戒区域(住居の新築・改築に知事の許可)。ため池マップは21学区
7高度地区・景観・風致・歴史的風土・地区計画 高さ・色・形のルール。建て替え・外壁の塗り替え・太陽光パネルに関係します
8最寄駅の路線 JRと京阪で似た名前の駅があります。瀬田駅・比叡山坂本駅は成約の平均徒歩が16〜18分
9指定校と学校選択制の受入れ状況 小学校9校・中学校5校は選択制の受入れを停止。志賀・中央・晴嵐の3小学校は進学先の中学校が分かれます
10補助金を使うなら申請の順番 定住促進リフォーム補助金は交付決定の前に着工すると対象外。耐震補助は事前連絡が必要

家タダでは、これらの調査を契約前に無料で行います。 物件URLをLINEでお送りいただければ、 「仲介手数料0円の対象か」とあわせて、区域区分・用途地域・ハザードの確認結果をお伝えします。 調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。

12大津市の成り立ち ― 6回の合併で、14km²から464km²へ

大津市は、明治31年(1898年)10月1日に市制を施行しました。 当時の面積は14.20km²。いまの面積464.51km²の3%ほどしかありません(当方算出)。 そこから昭和と平成の合併を重ねて、北は小松から南は大石まで、南北約46kmの市になりました。

市域の変遷 ― いつ、どこが大津市になったか

年月日できごと合併した町村の面積市の面積
明治31年(1898年)10月1日市制施行—14.20km²
昭和7年(1932年)5月10日滋賀村と合併滋賀村14.19km²28.39km²
昭和8年(1933年)4月1日膳所町・石山町と合併膳所町9.26km²/石山町24.83km²62.48km²
昭和26年(1951年)4月1日雄琴村・坂本村・下阪本村・大石村・下田上村と合併雄琴5.01/坂本19.70/下阪本3.70/大石36.91/下田上26.70km²154.50km²
昭和42年(1967年)4月1日瀬田町・堅田町と合併瀬田町52.16km²/堅田町96.64km²303.68km²
平成15年(2003年)4月1日(面積の変更)—302.33km²
平成18年(2006年)3月20日志賀町と合併志賀町71.73km²374.06km²
平成19年(2007年)9月28日琵琶湖の境界確定—464.10km²
平成26年(2014年)10月1日計測方法の変更—464.51km²

この表は、いまの大津市の「地域ごとのちがい」をそのまま説明しています。

  • 膳所・石山・瀬田・堅田・坂本・雄琴・大石・志賀は、もとは別の町や村でした。 いまも駅名・学区名・学校名として残っていて、それぞれに中心となる市街地があります。
  • 昭和42年の合併で、市の面積は154.50km²から303.68km²へ、ほぼ2倍になりました。 このとき加わった瀬田は、いま人口が最も多い東部地域(77,484人)の中心。 堅田は西北部地域の拠点で、合併時の面積96.64km²は一度に加わった町村のなかで最大です。
  • 平成18年に加わった旧志賀町が、いまの北部地域です。 合併から20年。市街化調整区域のなかの「旧認定団地」は、旧志賀町の区域を対象にした市の条例に由来する区域です。
  • 平成19年の「琵琶湖の境界確定」で、面積が約90km²増えました(374.06km²→464.10km²。差は当方算出)。 土地が増えたのではなく、琵琶湖の水面のうち大津市に属する範囲が確定したものと読めます。

大津市で物件を探すときは、「大津市のどこか」ではなく「もとはどの町・村だったところか」で考えると、整理がつきやすくなります。 駅も、学区も、地価も、成約の価格帯も、この単位でまとまっているからです。

都(みやこ)と港と宿場 ― 市公式「大津の歴史」から

市公式の「大津の歴史」は、旧石器時代から現代までを時代ごとに紹介しています。 住まい探しに関係する地名が出てくる部分を抜き出します。

時代市公式の内容
縄文時代瀬田川河口の石山寺近くに石山貝塚。7〜8000年前のセタシジミを中心とした、日本最大級の淡水産貝塚
弥生時代稲作文化が錦織から滋賀里付近に定着
古墳時代皇子山1号墳、和邇大塚山古墳、膳所茶臼山古墳など。坂本から南志賀にかけて群集墳
飛鳥・白鳳時代「7世紀代は大津京の時代」。衣川廃寺、崇福寺などの寺院が建立された
奈良時代瀬田に国府が置かれた。田上・大石の山々は平城京と東大寺建立の用材の供給地。石山寺が建立された
平安時代延暦13年(794)の平安京遷都に伴い、大津は外港として栄えた。最澄が比叡山に開いた寺院は延暦寺に、円珍の園城寺とともに大きな勢力に
安土桃山時代元亀2年(1571)織田信長が延暦寺を焼き打ちし、坂本城を築く。天正14年(1586)頃、豊臣秀吉が大津城を築き、 水運を整備して大津を東国・北国の物資の大集散地に
江戸時代慶長5年(1600)の関ヶ原合戦後、徳川家康が大津を幕府直轄の港町・宿場町として復興。城は膳所に移された
近代明治維新後、滋賀県の行政の中心となり県庁が置かれた。汽船の就航、鉄道の敷設、琵琶湖疏水の開削、瀬田川洗堰の建設
現代レーヨン工場に象徴される工業都市化。昭和42年4月に瀬田・堅田両町と合併、平成18年3月に旧志賀町と合併、平成21年4月に中核市へ移行

都が置かれ、京の外港になり、城下町と宿場町と門前町が並び立った。 大津市の市街地が一つの中心にまとまらず、大津・膳所・石山・瀬田・坂本・堅田といくつもの核を持っているのは、こうした歴史の積み重ねです。 JR湖西線の「大津京」という駅名、景観重点地区の「大津百町」「坂本」「堅田」という名前も、この歴史と重なります (駅名や「大津百町」の名前の由来そのものを説明した市のページは確認していませんので、関連づけにとどめます)。

歴史のある町で家を買うことには、実務上の意味があります。

  • 古い町割りの区域では、前面道路が狭い・敷地が細長いといった条件の物件があります。 再建築のときに道路後退(セットバック)が必要になるか、接道の条件を必ず確認してください。
  • 町家を買って直す場合、市には「町家建物の改修・補強方法について」のページがあります。
  • 景観重点地区・歴史的風土特別保存地区・風致地区では、建物の外観や現状の変更にルールがあります。
  • 遺跡の多い市です。埋蔵文化財の包蔵地にあたる土地では、建築の前に届出や調査が必要になることがあります (大津市内の包蔵地の範囲は本ページでは確認していません)。

「大津」という地名そのものの語源・由来を説明した記述は、市公式のページでは確認できませんでした(未取得)。 このページでは、推測による地名の由来は載せていません。

市のシンボルと、市域の地理

項目内容
市の花叡山すみれ(「叡山」という市内の地名に由来。芭蕉の「山路きて 何やらゆかし すみれ草」にちなむ)
市の木山桜(長等山は古くからの桜の名所)
市の鳥ゆりかもめ(「都鳥」と呼ばれる。「国際文化観光都市・大津」の国際性を象徴)
市の形・山南北約46kmに及ぶ細長い形。比良山系・比叡山・音羽山・田上山(都市計画マスタープラン)
琵琶湖湖面積669.26km²、湖周235.20km、最大水深103.58m(大津市統計年鑑「琵琶湖と大津」)
市役所所在地〒520-8575 大津市御陵町3-1(京阪石山坂本線「大津市役所前」駅から徒歩約1分、JR湖西線「大津京」駅から徒歩約15分)

年表

年できごと
7世紀大津京の時代
延暦13年(794年)平安京遷都。大津は外港として栄える
元亀2年(1571年)織田信長が延暦寺を焼き打ち。坂本城を築く
天正14年(1586年)頃豊臣秀吉が大津城を築く
慶長5年(1600年)関ヶ原合戦。その後、幕府直轄の港町・宿場町として復興。城は膳所へ
明治31年(1898年)10月1日市制施行。面積14.20km²
昭和7〜26年滋賀村、膳所町・石山町、雄琴村ほか4村と合併。154.50km²へ
昭和42年(1967年)4月1日瀬田町・堅田町と合併。303.68km²
平成3年(1991年)3月15日仰木地区・青山地区の地区計画を決定
平成18年(2006年)志賀町と合併(3月20日)。374.06km²/歴史的風土特別保存地区を都市計画決定(6月)
平成19年(2007年)9月28日琵琶湖の境界確定。464.10km²
平成21年(2009年)4月中核市へ移行
平成29年(2017年)4月1日都市計画マスタープラン2017-2031 運用開始
令和3年(2021年)市街化区域・市街化調整区域の変更(3月30日)/立地適正化計画を策定(4月1日)/大石富川地区の一部を県が浸水警戒区域に指定(8月24日)
令和4年(2022年)3月土砂・洪水ハザードマップ(学区別)を作成
令和7年(2025年)盛土規制法にもとづく規制を開始(4月1日・市全域)/国勢調査 342,879人・150,932世帯(10月1日)/第2次大津市景観計画を施行(11月1日)
令和8年(2026年)県の洪水浸水想定区域が更新(3月末)/小学校の給食費が自己負担0に(4月)/ 新築住宅の固定資産税減額の床面積要件が「40㎡以上240㎡以下」に(4月1日以降の新築)/住民基本台帳人口342,694人(8月31日)

※地名「大津」の語源・由来、市の位置(経緯度・東西の距離)、最高地点・最低地点、隣接する市町の一覧、 古都保存法にもとづく古都の指定年月日は、市公式のテキストから確認できていません(未取得)。 出典:大津市「市域の変遷」 https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/c/p/11455.html / 大津市「大津の歴史」 https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/c/p/11454.html / 大津市「大津市の花・木・鳥」 https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/c/p/11452.html / 大津市「市役所へのアクセス」 https://www.city.otsu.lg.jp/shisei/c/access.html / 大津市統計年鑑(令和7年版)「土地・気象」 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/109/R7toukeinenkanA.pdf / 大津市都市計画マスタープラン2017-2031 序章 https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/53/toshimasu_04.pdf

13大津市の物件を探す・相談する

ネットで見つけた大津市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダでご購入いただけます。 SUUMO・アットホーム・ホームズ・各社ホームページ、どこで見つけた物件でも構いません。 物件URLをLINEで送っていただければ、その場で「仲介手数料0円の対象か」を無料でお答えします。

ご相談から引渡しまでの流れ

ステップ内容費用
1. ご相談LINE・電話・メールで物件URLをお送りください無料
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お問い合わせ

項目内容
会社名株式会社MILLIONS(家タダ)
所在地大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702
免許番号大阪府知事(1)第66296号
電話06-4256-4106
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※掲載の数値は令和8年地価公示、国勢調査、国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報ほか公的資料にもとづきます。基準日は出典欄をご確認ください。

14大津市の不動産購入に関する記事

15大津市の不動産購入 よくある質問

大津市で本当に仲介手数料は0円になりますか?

はい。ネットに掲載されている大津市の物件は、原則どこの会社が広告しているものでも、家タダを通してご購入いただければ買主様の仲介手数料は0円です。宅地建物取引業法第46条にもとづく報酬額告示は報酬の上限を定めたもので、下限の定めはありません。家タダは売主様側からの報酬だけで成立する形に取引を組み立てているため、買主様からいただかなくても事業として成り立ちます。大津市の戸建の成約中央値2,300万円で計算すると、仲介手数料の上限額は82万5,000円、マンションの成約中央値2,500万円なら89万1,000円。町丁目別で最も高い茶が崎の3,900万円なら135万3,000円、最寄駅別で最も低い石山の1,800万円でも66万円です。ただし、すべての物件が対象になるわけではありません。売主が仲介手数料を支払わない取引など、物件や取引条件によっては0円の対象外になる場合があります。物件URLをLINEでお送りいただければ、その場で対象かどうかを無料でお答えします。

大津市の住宅の相場はいくらくらいですか?

国土交通省 不動産情報ライブラリの成約価格情報(2025年第2四半期〜2026年第1四半期)で、大津市の成約は877件です。戸建が482件で成約中央値2,300万円(中央の面積162㎡・中央の築年2001年)、マンションが395件で2,500万円(76㎡・2002年)。最寄駅別(件数の多い6駅)では石山125件(1,800万円)、大津京118件(2,950万円)、瀬田(滋賀)99件(2,700万円)、膳所98件(2,400万円)、大津56件(3,050万円)、比叡山坂本51件(2,400万円)。町丁目別(件数の多い8町丁目)ではにおの浜43件(3,100万円)、大江34件(2,450万円)、坂本27件(2,600万円)、茶が崎26件(3,900万円)、皇子が丘24件(2,800万円)、浜大津22件(2,350万円)、柳が崎21件(3,700万円)、中央20件(3,250万円)です。駅では1,800万円から3,050万円、町では2,350万円から3,900万円と、同じ市内でも幅があります。土地の値段は、令和8年地価公示の住宅地58地点の平均が1㎡あたり82,291円、前年比+1.9%。最高は京町1丁目の273,000円、最安は北小松の15,400円で17.7倍の差があり、58地点のうち上昇が39地点、下落が14地点です。商業地は22地点平均179,490円(+5.0%)、工業地は2地点平均51,500円(+12.8%)。成約価格情報には「土地のみ」という区分が存在しないため、土地単独の成約中央値は本ページには載せていません。これらは国土交通省が公表している公的データであり、家タダ自身の成約実績ではありません。

大津市に市街化調整区域はありますか?

あります。都市計画区域の82.1%が市街化調整区域です。大津市統計年鑑(令和7年版)によると、令和3年3月30日の変更時点で、市街化区域が5,883.5ha、市街化調整区域が27,026.5ha(割合は当方算出)。都市計画区域の外の土地も市内にあります。市街化調整区域では、建築・開発・用途の変更に市長の許可が必要です。大津市は「市街化調整区域で土地・建物の購入や譲渡をご計画のみなさまへ」というページを公開しており、「農家住宅を、農業者以外が使用すること」「許可を受けた者のみが使用できる建築物を、許可を受けた者以外の者が使用すること」は認められないと説明しています。買う前に確認すべきものとして市が挙げているのは、建物が建築された経過、都市計画法の許認可(開発行為許可通知書、開発登録簿など)と建築確認(建築確認済証、検査済証など)です。北部の旧志賀町の区域には、市街化調整区域のなかに「旧認定団地」が22地区あり、「提案基準5-3 旧認定団地内の自己居住用住宅」が適用されます。一方で、市街化調整区域の物件には都市計画税(0.3%)がかかりません。提案基準の具体的な要件、都市計画区域外の範囲は、本ページでは確認できていません(未取得)。検討中の物件がどの区域かは、都市計画課(077-528-2770)・開発調整課(077-528-2876)または重要事項説明書でご確認ください。

大津市で琵琶湖の見えるマンションを買うとき、何を確認すればよいですか?

高さのルールと、水害の想定の2つです。まず高さ。大津市は用途地域の一部に高度地区を定めており、第1種から第7種まで、建築物の高さの最高限度は10メートルから45メートルです。令和7年11月1日に施行された第2次大津市景観計画(計画区域は市全域)には、眺望景観保全地域に加えて「対岸眺望景観保全地域」があり、31メートルを超える建築物等を建てる場合は、草津市内の対岸重要眺望点からの景観シミュレーションが必要とされています。自分の部屋と湖のあいだの土地に、将来どの高さまで建てられるかは、この2つで見当がつきます。逆に、いまのマンションが建て替えのときに同じ高さで建てられるかどうかも、高度地区で決まります。次に水害。市の「土砂・洪水ハザードマップ」は琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川の浸水想定を載せています。滋賀県の洪水浸水想定区域は令和8年3月末に更新されましたが、市のマップは令和4年3月版で、令和8年度中に新しい版が作成される予定です。中小河川や水路の氾濫は、別の「水害ハザードマップ」(滋賀県の地先の安全度マップにもとづく)に載っています。マンションの場合は、住戸の階だけでなく、電気設備・機械式駐車場・エントランスがどの高さにあるかも確認してください。成約データでは、におの浜(43件・3,100万円)、茶が崎(26件・3,900万円)、柳が崎(21件・3,700万円)、浜大津(22件・2,350万円)など、中央の面積が70〜80㎡前後でマンションの成約が中心と読める町が上位に並んでいます(国土交通省の公表データで、家タダ自身の成約実績ではありません)。高度地区ごとの区域、浸水深の具体値は本ページでは取得できていません(未取得)ので、市の都市計画図とハザードマップでご確認ください。

JR膳所駅と京阪膳所駅、JR石山駅と京阪石山駅は同じ駅ですか?

いいえ、別の駅です。大津市統計年鑑の「市内各駅」の表でも、JR琵琶湖線の「膳所」「石山」と、京阪石山坂本線の「京阪膳所」「京阪石山」は別々の駅として載っています。同じように、JR湖西線の「大津京」と京阪の「京阪大津京」、JR湖西線の「比叡山坂本」と京阪の「坂本比叡山口」も別の駅です。物件広告に「膳所駅 徒歩◯分」とある場合は、JRなのか京阪なのかを必ず確認してください。国土交通省の成約価格情報では、JRの駅が「石山」「膳所」「大津京」「大津」「比叡山坂本」「瀬田(滋賀)」と表記され、件数の多い6駅はすべてJRの駅です(石山125件・1,800万円、大津京118件・2,950万円、瀬田99件・2,700万円、膳所98件・2,400万円、大津56件・3,050万円、比叡山坂本51件・2,400万円)。京阪の駅を最寄りとする成約もあり、成約個票には唐橋前駅徒歩3分のマンション(鳥居川町・2,500万円・80㎡・2000年築)や、最寄駅が石山寺の戸建(南郷上山町・2,300万円・2024年築)があります。市内の駅は、JR琵琶湖線が4駅(大津・膳所・石山・瀬田)、JR湖西線が12駅(大津京〜北小松)、京阪石山坂本線が21駅(坂本比叡山口〜石山寺)、京阪京津線が上栄町・大谷・追分です。駅どうしの位置関係や乗り換えのしやすさは、本ページでは確認していませんので、地図と各社の案内でご確認ください。

大津市の固定資産税・都市計画税はいくらですか?

固定資産税が1.4%、都市計画税が0.3%です。都市計画税の対象は「市街化区域内に所在する土地又は家屋」ですので、市街化区域の物件は合計1.7%、市街化調整区域の物件は1.4%のみになります。固定資産税は1月1日時点の所有者に課税されます。令和8年度の納期限は第1期6月1日、第2期7月31日、第3期12月15日、第4期が令和9年3月1日。免税点は土地30万円・家屋20万円・償却資産150万円です。住宅用地の特例は、200㎡以下の小規模住宅用地で固定資産税が価格の6分の1・都市計画税が3分の1、200㎡を超える部分(一般住宅用地)で固定資産税3分の1・都市計画税3分の2。大津市の戸建の成約は中央の面積(土地)が162㎡ですから、多くの物件は土地の全部が小規模住宅用地に収まります。新築住宅の減額措置は、居住部分の120㎡までの固定資産税が2分の1になるもので、一般の住宅は新築後3年度分、3階建以上の中高層耐火住宅等は5年度分。床面積の要件は、令和8年4月1日以降の新築から「40㎡以上240㎡以下」(それまでは50㎡以上280㎡以下)と市のページに書かれています。市は「都市計画税については減額されません」と明記しています。正確な税額は物件ごとの課税標準額によりますので、市の資産税課(077-528-2723〜2725)または納税通知書でご確認ください。

大津市には学校選択制がありますか?

あります。ただし、どの学校でも選べるわけではありません。大津市の学校選択制は、住所で決まる指定校のほかに、「指定される学校以外で希望される学校施設に余裕がある場合に限り、選択範囲の中から学校を選ぶことができる」制度です。選べる範囲は基本的に隣接する中学校区内の学校。令和9年4月入学では、小学校9校(葛川、坂本、下阪本、志賀、中央、平野、瀬田、瀬田東、瀬田北)と中学校5校(葛川、打出、粟津、瀬田、瀬田北)が選択制での受入れを停止しています。葛川小・中学校は小規模特認校として別に募集しています。令和9年4月入学の申請期間は令和8年9月10日から9月30日まででした。児童数の多い学区の学校ほど受入れを停止しているため、「選択制があるから、学区の外に家を買っても希望の学校に通える」とは考えないでください。選択制で学区外の学校に通う場合、公共交通機関を使う遠距離通学費の補助は対象外です。選択制とは別に「学区外通学」の制度があり、市内で転居したあともいまの学校に卒業まで通う、転居予定先の学校にあらかじめ通う(転居が確認できる書類が必要)といった事由が認められています。市立小学校は37校、中学校は18校。志賀・中央・晴嵐の3小学校は、住所によって進学する中学校が分かれます。指定校は教育委員会 学校教育課(077-528-2633)でご確認ください。

大津市の給食費やこどもの医療費はどうなっていますか?

令和8年4月から、大津市立小学校の給食費は自己負担0です。市の説明は「大津市立の小学校に通う全児童が対象です。保護者の方の所得制限はありません」。中学校は1食290円・年間予定177回・年間納入額51,330円で、第3子以降の免除制度があります。これは令和8年度の内容です。市のページは制度の期限を明記していません。こどもの医療費は、未就学児が「乳幼児の医療費助成」で保険診療の自己負担分を全額助成(自己負担なし)。小学1年生から18歳に達する日以後最初の3月31日までが「子どもの医療費助成」で、所得制限はなく、通院は1医療機関1か月あたり500円、入院は1日あたり1,000円(1医療機関ごとに1か月14,000円が限度)の自己負担があります。院外の調剤薬局は自己負担なしです。健康保険が適用されない費用は対象外です。「18歳まで助成はあるが、小学生からは定額の自己負担がある」というのが大津市の制度です。なお待機児童数は市公式で確認できませんでした(未取得)。

大津市で家を買うとき、災害リスクは何を確認すればよいですか?

水害の地図2種類と、土砂災害、ため池の4つです。(1)土砂・洪水ハザードマップ:琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川の浸水想定と、土砂災害警戒区域・特別警戒区域。37の学区別の分冊です。令和4年3月作成で、滋賀県の洪水浸水想定区域が令和8年3月末に更新されたため、市は令和8年度中に新しい版を作成する予定としています。(2)水害ハザードマップ:滋賀県の「地先の安全度マップ」にもとづき、中小河川の氾濫や水路などの内水氾濫を、200年に1度程度の降雨で想定したもの。大きな川から離れた物件でも色がつくことがあります。(3)土砂災害:滋賀県の指定状況(令和8年8月25日現在)で、大津市は警戒区域1,423区域、うち特別警戒区域1,020区域(土石流402/238、急傾斜地の崩壊978/782、地すべり43/0)。(4)ため池:市内の農業用ため池288箇所のうち115箇所が防災重点農業用ため池(令和8年4月1日現在)で、21学区にハザードマップがあります。このほか、大石富川地区の一部は、滋賀県流域治水の推進に関する条例にもとづく浸水警戒区域(令和3年8月24日指定)で、住居を新築・改築するには知事の許可が必要です。盛土規制法の規制は令和7年4月1日から市全域にかかっています。湖岸・川沿いの物件は洪水、小さな川や水路の近くは水害ハザードマップ、山ぎわは土砂災害、ため池の下流はため池マップと、住所によって見るべき図が変わります。浸水深などの具体値は、本ページでは取得できていません(未取得)ので、市のハザードマップで必ずご確認ください。家タダでは、検討中の物件について契約前に無料で確認します。

大津市で買うとき、家タダに頼むデメリットはありますか?

正直にお伝えすると、あります。第一に、売主様側からの報酬だけで成立する形に組み立てるため、物件や取引条件によっては対象外になる場合があります(売主が仲介手数料を支払わない取引など)。すべての物件で0円になるとお約束はできません。大津市の北部や山あいには、1㎡あたり1万円台〜2万円台の土地があり、価格の低い物件も流通しています。価格の低い物件は売主側の報酬も小さくなるため、対象になるかどうかは物件ごとの確認が必要です。第二に、仲介手数料が0円でも、登記費用・ローン関連費用・固定資産税および都市計画税の精算金・火災保険料・マンションの管理費や修繕積立金の精算金などの実費はかかります。固定資産税・都市計画税は賦課期日(毎年1月1日)現在の所有者に1年分が課税される税で、年の途中の売買では日割り精算が商慣習となっており、これは決済時に必要な実費です。第三に、大津市固有の事情を正直に書いておきます。大津市は、買う前に確認すべきルールが多い市です。都市計画区域の82.1%が市街化調整区域で、農家住宅のように使う人が限られる建物があります。北部には市街化調整区域のなかの旧認定団地が22地区あります。高度地区(7種類)、景観計画(市全域)、景観重点地区、風致地区、歴史的風土特別保存地区、地区計画(37地区)と、建物の高さ・色・形にかかわる制度が重なっています。水害の地図は2種類あり、土砂災害警戒区域は1,423区域(うち特別警戒区域1,020)、大石富川地区の一部は浸水警戒区域です。仲介手数料が0円になっても、こうした条件に合わない物件を買ってしまえば、その損失のほうがはるかに大きくなります。住宅地の公示価格は58地点のうち14地点が下落しており、地域によっては値上がりを期待して買う場所ではありません。家タダは区域区分・用途地域・ハザードの調査を契約前に無料で行いますが、調査の結果、購入をおすすめしないという結論になることもあります。対象になるかどうかは物件URLをお送りいただければその場で無料で診断しますので、まずはご相談ください。

大津市の物件、その価格で買って大丈夫ですか?

大津市は、南北約46km、住宅地の公示価格が17.7倍ちがう市です。だからまず、7つの地域のどこにある物件か、どの路線のどの駅の物件かを確かめる必要があります。JR琵琶湖線の大津・膳所・石山・瀬田か、JR湖西線の大津京から北小松までか、京阪の石山坂本線・京津線か。JRと京阪には、膳所と京阪膳所、石山と京阪石山のように似た名前の駅があります。次に、市街化区域か、市街化調整区域か。都市計画区域の82.1%は調整区域で、市みずから「違反建築物を入手すると最後に困るのは持ち主です」と注意を呼びかけています。そしてハザード。琵琶湖・瀬田川・大戸川・草津川の洪水、中小河川や水路の氾濫(水害ハザードマップ)、土砂災害警戒区域1,423区域・特別警戒区域1,020区域、ため池、大石富川地区の浸水警戒区域。住所によって見るべき図が変わります。公的データに出ている大津市の成約は877件。戸建482件の中央値は2,300万円、マンション395件は2,500万円(国土交通省の成約価格情報。家タダ自身の成約実績ではありません)。家タダでは、こうした調査をすべて契約前に無料で行ったうえで、買主様の仲介手数料0円でお引き渡しまで進めます(対象外になる取引もあります)。2,300万円の物件なら82万5,000円、3,900万円なら135万3,000円の差です。気になる物件のURLをLINEでお送りください。

16本ページで使用した出典(すべて公的一次情報)

当ページに掲載した数値は、すべて以下の公的機関の公表資料にもとづいています。基準日も併せてご確認ください。

運営:株式会社MILLIONS(大阪府知事(1)第66296号)

所在地:大阪市中央区西心斎橋 おおきに心斎橋Landmarkビル702

加盟:国土交通大臣指定 不動産流通機構/全国宅地建物取引業協会/不動産公正取引協議会

最終更新:2026年10月8日

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